JP2009036935A - プロジェクタ用カラーホイール - Google Patents
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Abstract
【課題】回転を正確に検出でき、しかも製作工程を簡素化できるカラーホイールを提供する。
【解決手段】カラーホイール1は異なる色の扇形セグメント2a、2b、2cを組み合わせて1個の円板2としたものである。セグメント2aと2cの境界には、円板2の外周に接する箇所にノッチ4を形成する。反射型の光センサ13がカラーホイール1の平面に向け法線方向から光を照射し、ノッチ4の存在を検知してカラーホイール1の回転検出を行う。
【選択図】図1
【解決手段】カラーホイール1は異なる色の扇形セグメント2a、2b、2cを組み合わせて1個の円板2としたものである。セグメント2aと2cの境界には、円板2の外周に接する箇所にノッチ4を形成する。反射型の光センサ13がカラーホイール1の平面に向け法線方向から光を照射し、ノッチ4の存在を検知してカラーホイール1の回転検出を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、DLP方式のプロジェクタに使用するカラーホイールに関する。
プロジェクタの動作方式にはCRT方式や液晶方式など様々なものがあるが、最近ではDLP(Digital Light Processing)方式も多く採用されるようになっている。DLP方式ではDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を用いる。DMDに光を照射してマイクロミラーで光を反射させ、その光をレンズに通してスクリーンに投影するのである。
DMDには異なる色のカラー光を順次照射する。このカラー光を得るためにカラーホイールを用いる。カラーホイールはランプから出る白色光を色フィルタで赤、緑、青の3原色に分けるものである。特許文献1−4にカラーホイールの構造例を見ることができる。
特許文献1に記載されたカラーホイールでは、赤フィルタ、緑フィルタ、青フィルタ、及び遮光部の順で、または赤フィルタ、緑フィルタ、青フィルタ、透明部、及び遮光部の順で、色フィルタが配列されている。
特許文献2に記載されたカラーホイールは、光透過性円盤の表面に赤色、緑色、青色の各波長の光を透過する3種類のフィルタを選択的に成膜し、それらのフィルタの間にフィルタ未成膜範囲を備えている。
特許文献3に記載されたカラーホイールでは、RGBの3色に対応する3つのフィルタ領域の間に3つの同一形状の遮光部分が形成されている。
特許文献4に記載されたカラーホイールでは、2つのフィルタ部材の内、少なくとも1つのフィルタ部材に切り欠き部が形成され、2つのフィルタ部材が接合されたとき、切り欠き部によって空洞が形成される。
特開2006−254126号公報
特開2003−57424号公報
特開2004−191839号公報
特開2004−226545号公報
カラーホイールは、映像信号に合わせて所定の色の光が出るようにするため、回転を精密にコントロールしなければならない。従来は図4に示すような仕組みで回転検出を行っていた。
図4はカラーホイール及びモータの側面図である。カラーホイール1はアウターロータ型のモータ10のロータ11に取り付けられている。ロータ11の外周にシール12が貼られており、反射型の光センサ13がシール12とそれ以外の箇所の光の反射の差を読み取って回転を検出する。
上記構成では、シール12の貼付位置に誤差が生じるのを避けられない。そのため、シール検知信号と映像信号のタイミングを合わせる作業がセット毎に必要であり、製作コストの増大を招いていた。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、回転を正確に検出でき、しかも製作工程を簡素化できるカラーホイールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、異なる色の扇形セグメントを組み合わせて1個の円板とするプロジェクタ用カラーホイールにおいて、前記セグメント同士の境界の、前記円板の外周に接する箇所にノッチを形成し、このノッチの存在を光センサで検知して回転検出を行うことを特徴としている。
この構成によると、カラーホイール製造工程でセグメント同士の境界にノッチを形成すれば良く、後でシールを貼付するのに比べ工程を簡素化できる。またノッチの位置は正確であるため、ノッチ検知信号と映像信号のタイミング合わせをセット毎に行う工程を不要にできる。
本発明は、上記構成のプロジェクタ用カラーホイールにおいて、前記光センサは、カラーホイールの平面に対し法線方向から光を照射して前記ノッチの存在を検知することを特徴としている。
この構成によると、平面に対して光を照射し、光の反射の有無を見るので、あいまいな判定を排除できる。
また本発明は、上記構成のプロジェクタ用カラーホイールにおいて、回転方向前方に位置するセグメントの後縁に形成した切り欠きと、回転方向後方に位置するセグメントの、円板半径ラインに沿う前縁とにより前記ノッチを構成することを特徴としている。
この構成によると、ノッチの位置が正確に特定される。またセグメントを所望形状に加工する工程も簡単になる。
本発明によると、カラーホイールのセグメント同士の境界に形成したノッチをもってカラーホイールの回転検出を行うので、モータのアウターロータにシールを貼る方式に比べ製造工程を簡素化できる。またノッチの位置は正確であるため、ノッチ検知信号と映像信号のタイミング合わせをセット毎に行う工程を不要にできる。さらに、回転方向前方に位置するセグメントの後縁に形成した切り欠きと、回転方向後方に位置するセグメントの、円板半径ラインに沿う前縁とによりノッチを構成することにより、ノッチの形成を容易にし、且つ、ノッチの正確な位置を検知しやすくすることができる。
以下、図1、2に基づき本発明の第1実施形態を説明する。図1はカラーホイールの正面図、図2はカラーホイール及びモータの側面図で、カラーホイールの一部を断面したものである。なお図4に現れた構成要素と共通する構成要素には図4と同じ符号を使用し、説明は省略する。
カラーホイール1は、3個の扇形セグメント2a、2b、2cを組み合わせて1個の円板2としたものである。セグメント2a、2b、2cはそれぞれ透明材料(典型的にはガラス)からなり、3原色の1色ずつに着色されている。カラーホイール1は金属製のハブ3によりモータ10に取り付けられ、図1の矢印方向に回転する。
セグメント2a、2cの境界には、円板2の外周に接する箇所に三角形のノッチ4が形成される。ノッチ4は、セグメント2aにおいて回転方向に対し前側の縁に形成された三角形の切り欠きと、セグメント2cにおいて回転方向に対し後側の縁に形成された三角形の切り欠きを合わせたものであり、等角三角形を構成する。
カラーホイール1の平面部に反射型の光センサ13を対峙させる。光センサ13はカラーホイール1の平面に対し法線方向から光を照射する。光の照射位置はノッチ4が通過する位置である。
光センサ13から出た光は、通常はカラーホイール1の平面で反射して光センサ13に戻る。ところがノッチ4の箇所では光がカラーホイール1の向こう側に通り抜けてしまい、戻ってこない。このような反射光の有無でノッチ4の存在を検知することができる。
ノッチ4はカラーホイール1の製造工程で形成でき、モータ10のロータ11にシールを貼るのに比べ工程を簡素化できる。またノッチ4の位置は正確であるため、ノッチ検知信号と映像信号のタイミング合わせをセット毎に行う工程を不要にできる。
さらに、光センサ13はカラーホイール1の平面に対し法線方向から光を照射し、平面からの光の反射の有無によりノッチ4の存在を検知するものであり、光が平面で反射されているときと光がノッチ4を通り抜けているときとでは信号レベルが歴然と違うから、あいまいな判定を排除できる。
ノッチ4を形成すると、それだけ質量が減少し、ホイールバランスが崩れる。このホイールバランスの崩れは、ハブ3の一部を削ったり、ハブ3に質量をつけ足したりして修正すればよい。
図3に本発明の第2実施形態を示す。図3はカラーホイールの正面図である。
第2実施形態のカラーホイール1は、ノッチ4の形成の仕方が第1実施形態と異なる。すなわち第2実施形態では、回転方向前方に位置するセグメント2cの後縁に形成した切り欠きと、回転方向後方に位置するセグメント2aの、円板2の半径ラインに沿う前縁とによりノッチ4を構成している。
上記構成によれば、セグメント2aの、円板2の半径ラインに沿う前縁が光センサ13から放たれる光束に入って行くことにより光の反射が回復するので、無反射状態から反射状態への信号の転換が明確であり、ノッチ4の位置が正確に特定される。またセグメント2aは加工不要であり、セグメント2cに対してのみ切り欠きを設ければ良いので、セグメントを所望形状に加工する工程も簡単になる。
以上本発明の実施形態につき説明したが、発明の主旨を逸脱しない範囲でさらに種々の変更を加えて実施することができる。
本発明はカラーホイールを用いるプロジェクタに広く利用可能である。
1 カラーホイール
2 円板
2a、2b、2c セグメント
3 ハブ
4 ノッチ
10 モータ
11 ロータ
13 光センサ
2 円板
2a、2b、2c セグメント
3 ハブ
4 ノッチ
10 モータ
11 ロータ
13 光センサ
Claims (3)
- 異なる色の扇形セグメントを組み合わせて1個の円板とするプロジェクタ用カラーホイールにおいて、
前記セグメント同士の境界の、前記円板の外周に接する箇所にノッチを形成し、このノッチの存在を光センサで検知して回転検出を行うことを特徴とするプロジェクタ用カラーホイール。 - 前記光センサは、カラーホイールの平面に対し法線方向から光を照射して前記ノッチの存在を検知することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ用カラーホイール。
- 回転方向前方に位置するセグメントの後縁に形成した切り欠きと、回転方向後方に位置するセグメントの、円板半径ラインに沿う前縁とにより前記ノッチを構成することを特徴とする請求項1または2に記載のプロジェクタ用カラーホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007200338A JP2009036935A (ja) | 2007-08-01 | 2007-08-01 | プロジェクタ用カラーホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007200338A JP2009036935A (ja) | 2007-08-01 | 2007-08-01 | プロジェクタ用カラーホイール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009036935A true JP2009036935A (ja) | 2009-02-19 |
Family
ID=40438917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007200338A Pending JP2009036935A (ja) | 2007-08-01 | 2007-08-01 | プロジェクタ用カラーホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009036935A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011113071A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Casio Computer Co Ltd | 回転検出装置、光源ユニット及びプロジェクタ |
JP2012137558A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Sanyo Electric Co Ltd | カラーホイールユニットおよび投写型表示装置 |
CN108475002A (zh) * | 2016-08-31 | 2018-08-31 | Nec显示器解决方案株式会社 | 投影仪和驱动控制方法 |
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2007
- 2007-08-01 JP JP2007200338A patent/JP2009036935A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012137558A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Sanyo Electric Co Ltd | カラーホイールユニットおよび投写型表示装置 |
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US10725364B2 (en) | 2016-08-31 | 2020-07-28 | Nec Display Solutions, Ltd. | Projector and drive control method |
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