JP2009036340A - 車両用内装品のロック装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハウジング29に組み付けられているラチェット24が、ロックノブ22の操作に連動して復帰方向への付勢力に抗してスライドすることにより、このラチェットの係合部分26と相手側部材との係合が外れてロックが解除される車両用内装品のロック装置であって、ラチェット24は、その本体部分25と比べて係合部分26の幅が小さく設定されている。この係合部分とロックノブとが、相互の凹凸形状によって嵌り合う嵌合部23,27をそれぞれ備えている。これらの嵌合部においてラチェットの幅方向に関する相互間の隙間を管理するように構成されている。
【選択図】図4
Description
なお、ロック装置の一般的な技術としては、例えば特許文献1にグローブボックスのロック装置が開示されている。
第1の発明は、ハウジングに対して往復スライド可能に組み付けられているラチェットが、ロックノブの操作に連動して復帰方向への付勢力に抗してスライドすることにより、このラチェットの係合部分と相手側部材との係合が外れてロックが解除される車両用内装品のロック装置であって、ラチェットは、ハウジングの内部に収っている本体部分と比べて係合部分の幅が小さく設定されている。この係合部分とロックノブとが、相互の凹凸形状によって嵌り合う嵌合部をそれぞれ備えている。これらの嵌合部においてラチェットの幅方向に関する相互間の隙間を管理するように構成されている。
このように、ラチェットの幅方向に関する隙間を管理するための嵌合部を、ロックノブの操作力をラチェットに伝える部材として兼用することにより、ロック装置の大幅な設計変更を回避することができる。
図1は、車両のフロア側に配置される収納ボックス10を表した外観斜視図である。この収納ボックス10は一般に樹脂製で、そのドア部12が意匠面となるように例えばセンターコンソールボックス(図示省略)の一部に組み込まれる。ドア部12の上部中央に開けられた開口部14には、ロック装置20が設けられている。
このロック装置20は、後で詳しく説明するように、ドア部12の表側に位置するロックノブ22と、ドア部12の内側に位置するラチェット24とを備えている。ラチェット24は、センターコンソールボックスに係合することで、ドア部12を閉ざした状態にロックすることができ、ロックノブ22を操作することにより、センターコンソールボックスに対するラチェット24の係合が外れてロックを解除することができる。このロック解除により、センターコンソールボックスに対してドア部12(収納ボックス10)を開くことができ、収納ボックス10の内部に対するアクセスが可能となる。
これらの図面において、ロック装置20のロックノブ22は、収納ボックス10側(ハウジング29)に対し、図5で示す支点22aを中心として実線状態から仮想線状態に回転操作することができる。また、ロックノブ22は、その上部中央からラチェット24の係合部分26に向けて突出した凸形状の嵌合部23を有する。
ラチェット24の本体部分25は、その下面に設けられた一対のバネ座28を有し、これらのバネ座28とハウジング29の内底部との間には、圧縮コイルスバネを用いたロックスプリング30がそれぞれ設けられている(図4)。これらのロックスプリング30の弾性力により、ラチェット24はハウジング29に対して常に上方へ付勢されている。また、ラチェット24の係合部分26は、ロックノブ22の側に向かって開放された凹形状の嵌合部27を有し、この嵌合部27にロックノブ22における凸形状の嵌合部23が嵌り合っている。
なお、ロックノブ22、ラチェット24およびハウジング29は、収納ボックス10と同様にそれぞれ樹脂材による一体成形品である。このため、嵌合部23,27の隙間については、特にラチェット24(ポリアセタール樹脂製)の熱膨張を考慮して設定する必要がある。しかし、嵌合部23,27においては、その幅寸法Sが小さいことから、ラチェット24の熱膨張による隙間の変化量も小さい。例えば幅寸法Sを5mmとし、車内の常温時と高温時との温度差を60℃としたとき、ポリアセタール樹脂の膨張に伴う隙間の変化は0.03mm程度である。したがって、この変化量を考慮して嵌合部23,27の隙間を管理すればよい。
既に説明してように、収納ボックス10のドア部12が閉ざされた状態では、図5の実線で示すようにラチェット24の係合部分26がセンターコンソールボックスなどの相手側部材32に係合し、ロック装置20はロック状態に保持されている。そこで、ロックノブ22を図5の仮想線で示す状態に回転操作すると、上述した凹凸形状の嵌合部23,27を通じてラチェット24が下方へ押し下げられる。これにより、ラチェット24がロックスプリング30の付勢力に抗して下方へスライドし、図5の仮想線で示すようにラチェット24の係合部分26と相手側部材32との係合が外れ、ロック装置20のロックが解除される。したがって、前述したようにドア部12(収納ボックス10)を開くことができる。
なお、嵌合部23,27は、もともとロックノブ22の操作力をラチェット24に伝えるための既製の部材であり、この嵌合部23,27の隙間を管理してラチェット24のガタツキを抑える手段として兼用しているので、ロック装置20の大幅な設計変更を避けることができる。
例えば、ロック装置20の構成部材であるロックノブ22、ラチェット24およびハウジング29は樹脂成形品に限るものではなく、ラチェット24が仮に金属製であっても、その熱膨張による影響を考慮して嵌合部23,27の隙間を管理することで、幅方向の隙間を小さく設定できることに変わりはない。
また、両嵌合部23,27の凹凸形状については、図面で示す関係とは逆にロックノブ22の嵌合部23凹形状とし、ラチェット24における係合部分26の嵌合部27を凸形状とすることも可能である。
22 ロックノブ
23 嵌合部
24 ラチェット
25 本体部分
26 係合部分
27 嵌合部
29 ハウジング
32 相手側部材
Claims (2)
- ハウジングに対して往復スライド可能に組み付けられているラチェットが、ロックノブの操作に連動して復帰方向への付勢力に抗してスライドすることにより、このラチェットの係合部分と相手側部材との係合が外れてロックが解除される車両用内装品のロック装置であって、
ラチェットは、ハウジングの内部に収っている本体部分と比べて係合部分の幅が小さく設定されているとともに、この係合部分とロックノブとが相互の凹凸形状によって嵌り合う嵌合部をそれぞれ備え、これらの嵌合部においてラチェットの幅方向に関する相互間の隙間を管理するように構成された車両用内装品のロック装置。 - 請求項1に記載された車両用内装品のロック装置であって、
ラチェットの係合部分とロックノブとの相互の嵌合部が、このロックノブの操作力をラチェットに伝えるように構成された車両用内装品のロック装置。
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JPH0647549U (ja) * | 1992-12-11 | 1994-06-28 | 加藤発条株式会社 | リッドのロック装置 |
JP3363035B2 (ja) * | 1996-07-30 | 2003-01-07 | 株式会社アルファ | リッドのロック装置 |
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