JP2009035887A - 間仕切り装置とその間仕切り装置を有する執務室 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】室内の空間を仕切るための間仕切り装置1が、その間に植物配置空間6を形成するように配置された一対の透明ガラス3,4を備え、植物配置空間6に風の流れを形成する風流形成機構10が設けられている間仕切り装置1と、その間仕切り装置1により仕切られた休息空間Bを有する執務室。
【選択図】図4
Description
そして、一対の透明パネル間に位置する植物配置空間に四季折々の木々や草花などの植物を配置することにより、透明パネルの外側、つまり、間仕切り装置によって仕切られた室や空間から植物を観賞することができ、しかも、その植物配置空間に風の流れを形成する風流形成機構が設けられているので、風流形成機構による風の流れによって木々や草花が自然に揺れるため、人に対して自然に浸っているような安らかな感じを与え、人の心を癒す効果がある。
特に、コンピュータにより照明装置を自動制御する場合には、時間に応じて刻々と雰囲気を変えることができ、さらに自然な感じを演出することができる。
そして、このブラインドによる光の変化に対して、風流形成機構による風の状態、照明装置による雰囲気の変化などを組み合わせることにより、より一層自然に近い雰囲気を演出したり、場合によっては、幻想的な雰囲気を演出するなど、室や空間の使用目的などに応じて種々の雰囲気を醸し出すことができる。
本発明の間仕切り装置1は、例えば、図1に示すように、執務室の一角に配置して、執務室内の空間を執務空間Aと休息空間Bに仕切るために使用されるもので、執務空間Aには、事務机A1などが配置され、休息空間Bには、ハイテーブルB1や自動販売機B2などが配置される。
間仕切り装置1は、図2〜図5に示すように、多数の間仕切りユニット2が並設されて構成され、この実施形態では、多数の間仕切りユニット2が平面視でほぼ部分円形に並設されている。もちろん、多数の間仕切りユニット2を平面視で直線状に並設することも、楕円形に並設することも、また、それらの各種の形状を適宜組み合わせて並設することも可能である。
そして、執務空間A側の透明ガラス3および間仕切り板5と休息空間B側の透明ガラス4が、その間に植物配置空間6を形成するように一定の間隔を置いてほぼ平行に対面配置され、それらが連結枠7で互いに一体的に連結されてユニット化されている。
そして、植物配置空間6の上方には、図4に示すように、植物配置空間6に風の流れを形成する風流形成機構としての送風機10と植物配置空間6を照明する照明装置11が、適当間隔置きに複数個設けられ、送風機10を制御する送風制御装置10aと照明装置11を制御する制御手段としての照明制御装置11aが、休息空間B側に配置されている。
なお、送風制御装置10aと照明制御装置11aは、執務空間A側に配置することも、執務空間Aと休息空間Bの両側に配置することも可能であり、さらに、両制御装置10a,11aは、手動操作式の制御装置であっても、コンピュータによる自動制御装置であってもよい。
そして、執務空間A側のブラインド12を制御する制御装置12a、ロールカーテン13を制御する制御装置13a、休息空間B側のブラインド14を制御する制御装置14aが、送風制御装置10aおよび照明制御装置11aと一体化されて休息空間B側に配置されている。
なお、各制御装置12a,13a,14aは、執務空間A側に配置することも、執務空間Aと休息空間Bの両側に配置することも可能であり、さらに、各制御装置12a,13a,14aは、手動操作式の制御装置であっても、コンピュータによる自動制御装置であってもよい。
そして、その植物が送風機10からの風によって自然に揺れ、照明装置11によって明るさや色などを適宜変化させながら照射されるので、季節や時間などに対応した雰囲気を醸し出すことができるとともに、透明ガラス3,4に設けられたブラインド12,14により透明ガラス3,4を透過する光の状態を変化させることで、幻想的な雰囲気を演出することもできる。
特に、送風機10、照明装置11、ブラインド12,14などの制御装置10a,11a,12a,14aをコンピュータによる自動制御装置にする場合には、時間に応じて刻々と雰囲気を変えることができる。
(1)先の実施形態では、間仕切り装置1によって、執務室内の空間を執務空間Aと休息空間Bに仕切った例を示したが、どのような空間に仕切るかは任意であり、例えば、執務室内の空間を2つの執務空間に仕切ることもできる。
また、多数の間仕切りユニット2を並設して間仕切り装置1を構成した例を示したが、間仕切りユニット2を使用せずに間仕切り装置1を構成することもできる。つまり、透明パネルとしての透明ガラス3,4の多数組、または、少なくとも1組を建物の壁、天井、床などに直接保持させることも可能であり、その場合には、間仕切りユニット2を使用せずに間仕切り装置1を構成することになる。
また、執務空間A側の透明ガラス3については上方にのみ配置し、休息空間B側の透明ガラス4については上下方向のほぼ全面にわたって配置した例を示したが、両ガラス3,4ともほぼ全面にわたって配置したり、両ガラス3,4とも上方にのみに配置するなど、両ガラス3,4の配置の形態については、室内の雰囲気などに応じて適宜選択することができ、さらに、両ガラス3,4の少なくとも一部を開閉自在にして、植物配置空間6内へ出入りできるように構成することもできる。
また、風流形成機構10の一例として送風機を示したが、植物配置空間6内の空気を吸引して風の流れを形成する吸気装置を設けたり、吸気装置と送風機を併設して風流形成機構とすることもできる。
3,4 透明パネル(透明ガラス)
6 植物配置空間
9 植物
10 風流形成機構
11 照明装置
11a 照明装置の制御手段
12,14 ブラインド
A 執務空間
B 休息空間
B2 自動販売機
Claims (6)
- 室内の空間を仕切るための間仕切り装置であって、
前記間仕切り装置が、その間に植物配置空間を形成するように配置された一対の透明パネルを備え、前記植物配置空間に風の流れを形成する風流形成機構が設けられている間仕切り装置。 - 前記植物配置空間を照明する照明装置とその照明装置を制御する制御手段が設けられている請求項1に記載の間仕切り装置。
- 前記透明パネルの少なくとも一部が、前記植物配置空間内へ出入りできるように開閉自在に構成されている請求項1または2に記載の間仕切り装置。
- 前記一対の透明パネルのうち、少なくとも一側方に位置する透明パネルにブラインドが設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の間仕切り装置。
- 上記請求項1〜4のいずれか1項に記載の間仕切り装置により仕切られた休息空間を有する執務室。
- 前記休息空間に自動販売機が設置されている請求項5に記載の執務室。
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JP2007199622A JP2009035887A (ja) | 2007-07-31 | 2007-07-31 | 間仕切り装置とその間仕切り装置を有する執務室 |
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2007
- 2007-07-31 JP JP2007199622A patent/JP2009035887A/ja active Pending
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