JP2009033496A - 携帯通信端末装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】適切なタイミングで通信相手と通信できるようにする。
【解決手段】CPU1は、時間帯テーブルTM内の「無料/割引時間帯」、発信予定テーブルDL内の「設定時間帯」のうち、そのいずれかの時間帯に応じて通信を促す催促タイミングを検出するほか、複数の通信相手の中から通信対象候補となる通信相手を特定し、この通信相手への通信要否を催促タイミングで案内報知する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、任意の通信相手と通信が可能な携帯通信端末装置及びプログラムに関する。
近年、携帯通信端末装置としての携帯電話装置においては、通信する時間帯によって通信料金が異なるサービスが普及してきており、特に、通信料金が無料になる時間帯を含むサービスも普及してきている。このような割引時間帯になった際に、「現在通話料金は割引時間帯中です」のようなメッセージ表示によって割引時間帯になったことを報知するようにした技術が知られている(特許文献1参照)
特開平8−256229号公報
しかしながら、上述のような先行技術では、割引時間帯になったことが報知されたとしても、ユーザ自身がその必要性を特に認識していない、あるいはできていない場合には、無意味な報知となり、ユーザに対して積極的に通話を促すものではなかった。従って、ユーザが自発的に通話相手を特定して通話しようとした場合に、その時間帯では既に通信料金が高価な通話時間帯に入っていて、もう少し早ければ安価な時間帯で通話ができたのに、と悔やむ結果になることもある。また、遠方の相手(長距離電話となる相手)あるいは長時間通話の可能性がある相手の場合には、どの時間帯を利用するかで通信料金が大きく異なってしまうことになる。
ところで、通信相手によっては都合の悪い時間帯があり、この時間帯にその相手に対して電話発信を行うと、相手に迷惑をかけてしまうため、従来では相手毎に都合の悪い時間帯を覚えておくようにしているが、通信相手が大勢の場合には正確に覚えておくことは困難となり、現実的ではなかった。
この発明の課題は、適切なタイミングで通信相手と通信できるようにすることである。
請求項1記載の発明(第1の発明)は、任意の通信相手と通信が可能な携帯通信端末装置であって、予め決められた所定時間帯を記憶する時間帯記憶手段と、前記所定時間帯と現在時刻に応じて通信を促す催促タイミングを検出する検出手段と、複数の通信相手の中から通信対象候補となる通信相手を特定する特定手段と、前記検出手段によって催促タイミングが検出された場合に、前記特定手段によって特定された通信相手への通信要否を案内報知する報知手段とを具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項19記載の発明)。
なお、上述した請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
複数の通信相手の通信先情報を記憶する情報記憶手段と、前記通信要否の案内報知後にあって、ユーザから通信指示があった際に、前記通信対象候補である通信相手の通信先情報を前記情報記憶手段から読み出して当該相手に対して通信処理を行う通信制御手段とを更に備える(請求項2記載の発明)。
請求項2記載の発明において、前記特定手段によって特定された複数の通信相手の中からそのいずれかの通信相手が選択された際に、前記通信制御手段は、選択された通信相手の通信先情報を前記情報記憶手段から読み出して当該相手に対して通信処理を行うようにしてもよい(請求項3記載の発明)。
前記所定時間帯は、通話料金が安価となる時間帯あるいは通信料金が高価となる時間帯であり、前記検出手段は、通話料金が安価な時間帯から高価な時間帯に切り替わる所定時間前のタイミングを催促タイミングとして検出する(請求項4記載の発明)。
前記所定時間帯は、通話料金が安価となる時間帯あるいは通信料金が高価となる時間帯であり、前記検出手段は、通話料金が安価となる時間帯の開始直後、通信料金が高価となる時間帯が終了間際あるいはその開始直後を前記催促タイミングとして検出する(請求項5記載の発明)。
前記所定時間帯は、予め設定された時刻あるいは日時を含む時間帯であり、前記検出手段は、現在時刻が前記所定時間帯に入ったタイミングを催促タイミングとして検出する(請求項6記載の発明)。
前記所定時間帯に対応して通信相手が記憶されている状態において、前記特定手段は、前記所定時間帯と現在時刻に応じて催促タイミングが検出された場合に、当該所定時間帯に対応する通信相手を通信対象候補として特定する(請求項7記載の発明)。
複数の通信相手の通信先情報を記憶する情報記憶手段を備え、前記特定手段は、前記情報記憶手段に通信先情報が記憶されている複数の通信相手のうち、予め指定されている通信相手を通信対象候補として特定する(請求項8記載の発明)。
複数の通信相手に対応して過去の通信履歴を記憶する通信履歴記憶手段を備え、前記特定手段は、前記通信履歴を参照してその通信頻度の高い相手を通信対象候補として特定する(請求項9記載の発明)。
請求項9記載の発明において、前記通信履歴は、発信履歴と着信履歴とを含み、前記特定手段は、通信頻度の高い相手の特定する際に、直近で通信したばかりの通信相手を除いて特定するようにしてもよい(請求項10記載の発明)。
請求項11記載の発明(第2の発明)は、任意の通信相手と通信が可能な携帯通信端末装置であって、予め決められた所定時間帯を記憶する時間帯記憶手段と、通信要求を受けた際にその通信相手を特定する特定手段と、この特定手段によって特定された通信相手との通信に先立って、その通信要求されたタイミングと前記所定時間帯とに応じて当該要求の実行要否を案内報知する報知手段とを具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項11記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項20記載の発明)。
なお、上述した請求項11記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記報知手段は、ユーザ操作によって任意の通信相手に対する発信要求が指示された際に、その通信相手との通信に先立って、当該要求の実行要否を案内報知する(請求項12記載の発明)。
前記所定時間帯は、通話料金が安価となる時間帯あるいは通信料金が高価となる時間帯であり、前記報知手段は、通信要求されたタイミングが通信料金が高価な時間帯に含まれる場合に、通話料金が安価となる時間帯になるまで当該通信要求の実行を保留することを促す案内報知を行う(請求項13記載の発明)。
前記報知手段は、通信要求されたタイミングが通信料金が高価な時間帯に含まれる場合に、通信料金が安価な時間帯になるまでの間が所定時間内であることを条件に当該要求の実行要否を案内報知する(請求項14記載の発明)。
通信料金が高価な時間帯であることを条件に通信要求の実行を保留した際に、前記特定手段によって特定された通信相手を保留相手として記憶する保留相手記憶手段を更に備え、前記報知手段は、通話料金が高価な時間帯から通話料金が安価な時間帯になった際に、前記保留相手への通信要否を案内報知する(請求項15記載の発明)。
前記通信相手毎にその相手が利用している通信事業者の種別を記憶する通信事業者記憶手段を更に備え、前記報知手段は、前記特定された通信相手の通信事業者の種別を参照し、割引対象となる通信相手の場合に、当該要求の実行要否を案内報知する(請求項16記載の発明)。
前記報知手段は、通信回線を介した通信相手からの着信要求を受けた際に、その通信相手との通信に先立って、当該要求に応じてその着信要否を案内報知する(請求項17記載の発明)。
請求項17記載の発明において、前記通信要否の案内報知後にあっては、着信要求の実行を保留した際に、前記特定手段によって特定された通信相手を保留相手として記憶する保留相手記憶手段を更に備え、前記報知手段は、現在時刻が前記所定時間帯以外になった際に、前記保留相手への通信要否を案内報知するようにしてもよい(請求項18記載の発明)。
第1の発明は、通信催促と共に通信相手候補を案内することができ、通信すべき適切なタイミングとそのタイミングで通信すべき通信相手候補とを同時に確認することができるほか、適切なタイミングでの通信が可能となる。
第2の発明は、通信要求時の時間帯に基づいてその要求時のタイミングの適否を案内することができ、適切なタイミングでの通信が可能となる。
以下、図1〜図12を参照して本発明の実施例を説明する。
この実施例は、携帯通信端末装置として携帯電話装置に適用した場合を例示したもので、図1は、この携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。
この携帯電話装置は、例えば、2つの筐体(操作部筐体、表示部筐体)が開閉可能に取り付けられた折り畳み自在なもので、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)などが備えられている。
CPU1は、記憶部2内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話装置の全体動作を制御する中核的な中央演算処理装置である。記憶部2は、内部メモリであり、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図7及び図8に示す動作手順に応じて本実施例を実現するためのプログラムが格納されており、また、そのデータ領域には、後述するアドレス帳AD、時間帯テーブルTM、発信予定テーブルDL、通信履歴テーブルTR、保留メモリRMなどが備えられている。記録メディア3は、着脱自在な可搬型メモリで、例えば、SDカード、ICカードなどによって構成されている。メモリ4は、ワーク領域を有する内部メモリであり、必要に応じてメモリ4内の各種のデータは、記憶部2にセーブされる。
電話通信部5は、無線部を構成するアンテナに接続された送受信部(ベースバンド部)の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調したのち、音声制御部6を介して受話スピーカSPから音声出力させる。また、電話通信部5は、送話マイクMCからの入力音声を音声制御部6から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化したのち、送受信部の送信側に与えてアンテナから発信出力させる。一方、電子メール機能、インターネット接続機能によって電話通信部5を介して受信取得した表示データは、表示制御部7を介して液晶、有機ELなどを使用した高精細なメイン表示部8に与えられて表示出力される。なお、サブ表示部9は現在日時、簡易なメッセージ、アイコンなどを表示するもので、装置本体を閉じた状態でも視認可能なものである。
操作部10は、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを行うもので、CPU1は、操作部10からのキー入力信号に応じた処理を実行する。報知部11は、サウンドスピーカ、LED(発光ダイオード)、振動モータを備え、電話・メール着信時に駆動されて着信報知を行うほか、アラーム報知時にも駆動される。RTC(リアルタイムクロックモジュール)12は、時計部を構成するもので、CPU1は、RTC12から現在時刻(日時を含む)を取得する。
図2は、アドレス帳ADを説明するための図である。
アドレス帳ADは、通信相手に関する情報を複数(例えば、500人分)記憶可能な構成となっており、その内容はユーザ操作によって任意に登録されたもので、このアドレス帳を構成する各レコードは、「相手名前」、「電話番号」、「メールアドレス」、「キャリア種」、「特定相手」の各項目を有している。「キャリア種」は、その相手が契約している通信事業者の種別(キャリア種)が設定される項目である。
「特定相手」は、適切なタイミングで通信すべき通信相手候補を特定するためのもので、図中、丸印はその特定相手を示している。すなわち、この実施例においては例えば、通信する時間帯によって通信料金が異なる場合(通信料金が無料になる時間帯や割引となる時間帯が存在する場合)に、遠方の相手(長距離電話となる相手)あるいは長時間通話の可能性がある相手に対しては、どの時間帯を利用するかで通信料金が大きく異なってしまうため、その相手を「特定相手」として予め任意に指定(設定)するようにしている。
図3は、時間帯テーブルTMを説明するための図である。
時間帯テーブルTMは、通信する時間帯によって通信料金が異なる場合に自己が契約している通信事業者と通信相手が契約している通信事業者とが同一か否かによって通信料金が無料あるいは割引となるか、有料(通常料金)となるかを設定するためのテーブルで、「無料/割引」に対応してその「時間帯」と「相手キャリア種」を記憶し、また、「有料(通常)」に対応してその「時間帯」と「相手キャリア種」を記憶する構成となっている。なお、図示の例では、「無料/割引」、「有料(通常)」に対応してその「時間帯」を記憶するようにしたが、「無料」、「割引」に分けてその「時間帯」を記憶したり、割引率が異なる毎にその「時間帯」を記憶したりするようにしてもよい。つまり、時間帯によって通信料金が異なる場合に、通信料金に応じて時間帯を詳細に区分するようにしてもよい。
図4は、発信予定テーブルDLを説明するための図である。
発信予定テーブルDLは、時間帯別に発信予定相手を記憶するテーブルで、「設定時間帯」、「発信予定相手」の項目を有している。すなわち、通信相手によっては都合の悪い時間帯がある場合に、この時間帯にその相手に対して電話発信を行うと、相手に迷惑をかけてしまうため、電話発信に適した時間帯毎にその発信予定の相手を記憶するようにしている。例えば、発信予定テーブルDLは、早朝の時間帯に対応してB氏、E氏、また、昼休みの時間帯に対応してA氏、B氏、また、深夜の時間帯に対応してF氏、G氏などのように時間帯毎にその発信予定の相手が記憶されるテーブルである。
図5は、通信履歴テーブルTRを説明するための図である。
通信履歴テーブルTRは、所定期間(例えば、1週間以内)での発信履歴及び着信履歴を記憶するもので、発信履歴情報として「発信日時」と「発信相手」とを記憶する発信履歴テーブルTR−1と、着信履歴情報として「着信日時」と「着信相手」とを記憶する着信履歴テーブルTR−2とを有している。この通信履歴テーブルTRは、アドレス帳ADの「特定相手」によって特定された通信相手候補の中から所定期間内で通信回数(発信回数/着信回数)が多かった相手に絞り込む際に参照される。なお、通信履歴テーブルTRの内容を所定期間(例えば、1週間)毎に削除するようにしてもよい。
図6は、保留メモリRMを説明するための図である。
保留メモリRMは、「着信保留時間帯」、「通信保留フラグ」、「保留相手」を記憶するものである。「着信保留時間帯」は、着信を保留したい時間帯であり、ユーザ操作によって任意に設定したもので、例えば、通信料金が高価な時間帯、つまり、「有料(通常)時間帯」に着信があった場合に、その着信を保留して相手の負担を軽減するために、この高価な時間帯を「着信保留時間帯」として設定するようにしている。この「着信保留時間帯」内に電話着信を受けた際に、CPU1は、着信保留時間帯内での着信である旨をメッセージ表示させたのち、ユーザから着信保留が指示されると、「通信保留フラグ」をセットするほか、その着信相手を「保留相手」として記憶するようにしている。
また、発信の場合も同様に、通信料金が高価な「有料(通常)時間帯」に発信操作が行われた際に、所定時間後(例えば、30分後)に通信料金が安価な「無料/割引時間帯」になるときには、そのことをメッセージ表示によって報知するようにしているが、その際、ユーザから発信保留が指定されると、「通信保留フラグ」をセットするほか、その発信相手を「保留相手」として記憶するようにしている。このようにして通信(着信あるいは発信)を保留したのちにおいて、「無料/割引時間帯」に入ると、「通信保留フラグ」がセットされていることを条件に、その「保留相手」を読み出してその相手に発信を行うようにしている。
このようにアドレス帳AD、時間帯テーブルTM、発信予定テーブルDLが設けられている状態において、CPU1は、時間帯テーブルTM内の「無料/割引時間帯」、発信予定テーブルDL内の「設定時間帯」のうち、そのいずれかの時間帯とRTC12によって得られた現在時刻に応じて通信を促す催促タイミングを検出するほか、複数の通信相手の中から通信対象候補となる通信相手を特定し、この通信相手への通信要否を上述の催促タイミングで案内報知するようにしている。
また、保留メモリRMに「着信保留時間帯」、時間帯テーブルTMに「無料/割引時間帯」が記憶されている状態において、CPU1は、着信あるいは発信の通信要求を受けた際にその通信相手を特定するほか、この通信相手との通信に先立って、その通信要求されたタイミングと「着信保留時間帯」あるいは「無料/割引時間帯」とに応じて当該要求の実行要否を案内報知するようにしている。
次に、この実施例における携帯電話装置の動作概念を図7及び図8に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施例特有の動作を実行することもできる。
図7及び図8は、電源投入に伴って実行開始される携帯電話装置の全体動作を示したフローチャートである。なお、図7は、通信要求検出時の処理を主に示し、図8は、通信を促す催促タイミング検出時の処理を主に示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、電源を投入する電源オン操作が行われると、電話通信部5を作動させて現在位置を登録する待受処理を行うと共に、所定の待受画像を読み出して表示出力させながら電話の待受状態となる(ステップS1)。この待受状態において、電話着信を検出すると(ステップS2でYES)、RTC12から現在時刻を取得すると共に、保留メモリRMから「着信保留時間帯」を取得して現在時刻と「着信保留時間帯」とを比較し(ステップS3)、現在時刻が「着信保留時間帯」内に入っているかを調べる(ステップS4)。
いま、「着信保留時間帯」から外れていれば(ステップS4でNO)、電話着信の報知として着信メッセージを表示させるが(ステップS5)、現在時刻が「着信保留時間帯」内であれば(ステップS4でYES)、予め設定された保留時間帯に該当することを示す保留時間帯メッセージを表示させる(ステップS6)。つまり、着信要求を受けた際に、この通信相手との通話開始に先立って、その通信要求されたタイミング(現在時刻)と「着信保留時間帯」とに応じて当該着信要求の実行要否を案内報知する保留時間帯メッセージを表示させる。図9は、保留時間帯メッセージ画面を示したもので、このメッセージ画面には保留時間帯内での着信要否かを問い合わせるメッセージが表示されるほか、着信を指示する着信ボタン及び着信の保留を指示する保留ボタンが配置表示される。
ここで、着信ボタンの操作で着信が指示された場合には(ステップS7でYES)、その通信相手を特定して、この通信相手との回線接続の確立に応じて通話可能状態とする着信通話処理を実行したのち(ステップS8)、通信履歴テーブルTR(着信履歴テーブルTR−2)に「着信日時」及び「着信相手」を記憶する(ステップS9)。また、着信が指示されなかった場合、つまり、保留ボタンの操作で着信保留が指示された場合には(ステップS7でNO)、その着信切断を行ったのち(ステップS10)、保留メモリRMに「通信保留フラグ」をセットするほか(ステップS11)、その相手を指定する情報(例えば、アドレス帳ID)を「保留相手」として記憶しておく(ステップS12)。その後、上述の待受状態に戻る(ステップS1)。
また、待受状態において何らかの操作が行われた場合には(ステップS13でYES)、それは電話発信操作であるかを調べ(ステップS14)、それ以外の操作であれば(ステップS14でNO)、その操作に対応した処理として、例えば、メール作成処理などを実行したのち(ステップS15)、上述の待受状態に戻るが(ステップS1)、電話発信操作が行われた場合には(ステップS14でYES)、次のステップS16に移る。この場合、アドレス帳ADの内容を表示させている状態においてその中から任意の発信相手が選択されると、この発信相手の電話番号をアドレス帳ADから読み出す(ステップS17)。なお、発信相手の電話番号は、操作部10のテンキーを操作して直接入力するようにしてもよい。
そして、CPU1は、RTC12から現在時刻を取得すると共に時間帯テーブルTMから「無料/割引時間帯」を読み出し、現在時刻が「無料/割引時間帯」に入っているかを調べ(ステップS18)、「無料/割引時間帯」内であれば、ステップS23に移り、そのまま選択相手の電話番号宛に発信を行うが、「無料/割引時間帯」から外れていれば(ステップS18でNO)、現在時刻から「無料/割引時間帯」の開始時刻を減算し、その算出時間は所定時間以内(例えば、30分以内)かを調べる(ステップS19)。
つまり、通信料金が高価な時間帯に発信要求が行われた場合に、通信料金が安価な「無料/割引時間帯」になるまで30分以内であるかを調べ、30分を超えていれば(ステップS19でNO)、ステップS23に移り、そのまま選択相手の電話番号宛に発信を行うが、30分以内であれば(ステップS19でYES)、アドレス帳ADから発信相手の「キャリア種」を読み出し、ユーザ自身のキャリア種と同一か、つまり、発信相手は無料/割引対象者かを調べる(ステップS20)。ここで、無料/割引対象者でなければ、ステップS23に移り、そのまま選択相手の電話番号宛に発信を行うが、無料/割引対象者であれば(ステップS20でYES)、無料/割引時間帯確認メッセージを表示させる(ステップS21)。すなわち、発信の通信要求を受けた際にその通信相手との通信に先立って、その通信要求されたタイミングと「無料/割引時間帯」とに応じて当該発信要求の実行要否を案内報知する無料/割引時間帯確認メッセージを表示させる。
図10は、通信料金が高価な時間帯に発信要求された場合に、無料/割引時間になるまで発信要求の実行を保留することを促す無料/割引時間帯確認メッセージ画面を示した図である。
無料/割引時間帯確認メッセージ画面には、所定時間以内(例えば、30分以内)に「無料/割引時間帯」になるが、それでも発信を行うか、発信を保留するかを問い合わせるメッセージが表示されるほか、発信を指示する発信ボタン及び発信の保留を指示する保留ボタンが配置表示される。いま、発信ボタンが操作されて発信が指示された場合には(ステップS22でYES)、次のステップS23に移り、そのまま選択相手の電話番号宛に発信を行う。
そして、この発信相手との回線接続が確立すると、通話可能状態としたのち(ステップS24)、通信履歴テーブルTR(発信履歴テーブルTR−1)に「発信日時」及び「発信相手」を記憶する(ステップS25)。また、保留ボタンが操作されて発信保留が指示された場合には(ステップS22でNO)、保留メモリRMに「通信保留フラグ」をセットするほか(ステップS26)、その発信保留相手を指定する情報(例えば、アドレス帳ID)を「保留相手」に記憶する(ステップS27)。
他方、待受状態においてCPU1は、現在時刻と「無料/割引時間帯」の開始時刻とを比較して、その開始時刻の経過直後か、つまり、「無料/割引時間帯」に入ったかを調べ(図8のステップS28)、「無料/割引時間帯」に入っていれば、保留メモリRMに「通信保留フラグ」がセットされているか(着信保留あるいは発信保留の有無)を調べる(ステップS29)。いま、着信保留あるいは発信保留が存在していなければ(ステップS29でNO)、上述の待受状態に戻るが(図7のステップS1)、着信保留あるいは発信保留が存在していれば(ステップS29でYES)、保留相手への通信要否を案内報知する通信保留メッセージを表示させる(ステップS30)。図11は、通信保留メッセージ画面を示し、このメッセージ画面には着信保留あるいは発信保留が存在していることを示すメッセージが表示されるほか、発信を指示する発信ボタンが配置表示される。
この通信保留メッセージ画面が表示されている状態において、発信ボタンが操作されて発信が指示されると(ステップS31でYES)、保留メモリRMから「保留相手」を読み出し(ステップS32)、相手メニュー画面に一覧表示させる(ステップS33)。この状態において、任意の相手が指定されると(ステップS34)、その相手に対応する「電話番号」をアドレス帳ADから読み出してその電話番号宛に発信する発信通話処理を行う(ステップS35)。そして、通信履歴テーブルTR(発信履歴テーブルTR−1)に「発信日時」及び「発信相手」を記憶するほか(ステップS36)、保留メモリRMの「保留相手」から今回の発信相手を削除したのち(ステップS37)、保留メモリRMに他の「保留相手」が記憶されていることを条件に(ステップS38でYES)、上述のステップS33に戻り、相手メニューを表示させる。これによって各「保留相手」に対する発信通話が終わると(ステップS38でYES)、上述の待受状態に戻る(図7のステップS1)。
また、「無料/割引時間帯」の開始直後でなければ(ステップS28でNO)、その終了時刻の10分前かを調べる(ステップS39)。この場合、現在時刻と「無料/割引時間帯」の終了時刻とを比較し、その終了時刻に近づいていれば、通信を促す催促タイミングであると判断する。つまり、通話料金が安価な時間帯から高価な時間帯に切り替わる所定時間前のタイミング(「無料/割引時間帯」の終了10分前)を催促タイミングとして検出する。
いま、催促タイミング(「無料/割引時間帯」の終了10分前)であれば(ステップS39でYES)、アドレス帳ADを参照し、例えば、長距離電話となる相手あるいは長時間通話の可能性がある相手が「特定相手」として予め設定されているかを調べ(ステップS40)、「特定相手」が設定されていなければ(ステップS40でNO)、最近の通信履歴を参照して頻繁に発信した相手がいるかを調べる(ステップS41)。つまり、通信履歴テーブルTR(発信履歴テーブルTR−1)を参照し、1週間以内に発信回数が5回以上の相手が存在しているかを調べ、発信頻度が多い該当者が存在していれば、最近、頻繁に発信した相手を選択することよって相手の絞込みを行う(ステップS42)。
そして、発信回数が5回以上の相手の中に割引対象の相手が存在しているかを調べる(ステップS43)。すなわち、アドレス帳ADを参照し、発信回数が5回以上の相手の「キャリア種」を読み出し、ユーザ自身のキャリア種と同一か(発信相手は無料/割引対象者か)を調べ、無料/割引対象者であれば(ステップS43でYES)、発信回数が5回以上の相手の中から割引対象相手を選択することによって割引対象相手への絞り込みを行う(ステップS44)。
なお、発信回数が5回以上の相手が存在していない場合(ステップS41でNO)あるいは無料/割引対象者が存在していない場合には(ステップS43でNO)、上述の待受状態に戻るが(図7のステップS1)、上述のようにして相手の絞込みを行ったのちは、ステップS45に移り、発信履歴テーブルTR−1及び着信履歴テーブルTR−2を参照し、直近で通信したばかりの通信相手(1時間以内での通話相手)がいれば、その相手を除外することによって更なる絞込みを行う。
そして、相手を特定することができたか(該当者が一人以上存在しているか)を調べ(ステップS46)、該当者が一人もいなければ、上述の待受状態に戻るが(図7のステップS1)、相手を一人以上特定することができた場合には(ステップS46でYES)、特定相手に対する発信要否確認メッセージを表示させる(ステップS47)。
図12は、発信要否確認メッセージ画面を示した図である。この確認メッセージ画面は、上述した催促タイミングで通信相手への発信要否を案内報知するもので、このメッセージ画面には特定相手毎に発信を行うか否かを問い合わせるメッセージが表示されるほか、発信を指示する発信ボタンが配置表示される。ここで、発信ボタンが操作されて発信が指示されると(ステップS48でYES)、特定相手の選択メニュー(相手メニュー)を表示させる(ステップS49)。
この選択メニュー画面は、特定相手の一覧表画面であり、このメニュー画面の中からユーザ操作によって任意の相手が選択されると(ステップS50)、アドレス帳ADから当該選択相手に対応する「電話番号」を読み出してその電話番号宛に発信する発信通話処理を行う(ステップS51)。そして、通信履歴テーブルTR(発信履歴テーブルTR−1)に「発信日時」、「発信相手」を記憶したのち(ステップS52)、該当する他の相手がいることを条件に(ステップS53でYES)、上述のステップS50に戻り、以下、上述の動作を繰り返す(ステップS50〜S53)。
また、アドレス帳ADに「特定相手」が設定されている場合には(ステップS40でYES)、上述の場合と同様、上述のステップS45に移り、1時間以内に通信した相手がいれば、その相手を除外したのち、相手を特定することができたことを条件に(ステップS46でYES)、特定相手に対する発信要否確認メッセージを表示させたのち(ステップS47)、上述の動作を繰り返す(ステップS48〜S53)。
また、「無料/割引時間帯」の終了10分前ではなければ(ステップS39でNO)、現在時刻と発信予定テーブルDLの「設定時間帯」の開始時刻とを比較して、いずれかの「設定時間帯」に入ったかを調べる(ステップS54)。この場合、いずれかの「設定時間帯」の開始直後であれば、通信を促す催促タイミングであると判断する。いま、催促タイミングであれば(ステップS54でYES)、その「設定時間帯」に対応付けられている「通信予定相手」を発信予定テーブルDLから読み出して、この「発信予定相手」を通信対象候補として特定したのち(ステップS55)、上述のステップS47に移り、特定相手に対する発信要否確認メッセージを表示させたのち、上述の動作を繰り返す(ステップS48〜S53)。
以上のように、この実施例においてCPU1は、時間帯テーブルTM内の「無料/割引時間帯」、発信予定テーブルDL内の「設定時間帯」のうち、そのいずれかの時間帯に応じて通信を促す催促タイミングを検出するほか、複数の通信相手の中から通信対象候補となる通信相手を特定し、この通信相手への通信要否を催促タイミングで案内報知するようにしたので、通信催促と共に通信相手候補を案内することができ、通信すべき適切なタイミングとそのタイミングで通信すべき通信相手候補とを同時に確認することができるほか、適切なタイミングでの通信が可能となる。
CPU1は、発信要否確認メッセージの表示後にあって、ユーザから発信指示があった際に、通信対象候補である通信相手の通信先情報(電話番号)をアドレス帳ADから読み出して当該相手に対して発信通話処理を行うようにしたので、ユーザにあっては発信要否を決めてから直ちに当該相手との通話か可能となる。
発信要否確認メッセージの表示後にあって、特定された複数の通信相手の中からそのいずれかの通信相手がユーザ操作によって選択された際に、この選択された通信相手の通信先情報(電話番号)をアドレス帳ADから読み出して当該相手に対して発信通話処理を行うようにしたので、自動特定された(絞り込まれた)複数の通信相手の中から所望する相手を簡単に選択して通話することができる。
時間帯テーブルTMには、通信する時間帯によって通信料金が無料あるいは割引となる時間帯(通話料金が安価となる時間帯)、有料(通常料金)となる時間帯(通信料金が高価となる時間帯)が設定されており、CPU1は、通話料金が安価な時間帯から高価な時間帯に切り替わる所定時間前のタイミング、つまり、「無料/割引時間帯」の終了10分前を催促タイミングとして検出するようにしたので、適切なタイミングでの通信が可能となる。
現在時刻と発信予定テーブルDLの「設定時間帯」の開始時刻とを比較して、いずれかの「設定時間帯」の開始直後であれば、通信を促す催促タイミングであるとして検出するようにしたので、通信相手によっては都合の良い時間帯にその相手に対して発信を行うことができ、適切なタイミングでの通信が可能となる。
現在時刻が発信予定テーブルDLの「設定時間帯」の開始直後であれば、通信を促す催促タイミングであると判断し、その「設定時間帯」に対応付けられている「通信予定相手」を発信予定テーブルDLから読み出して、この「発信予定相手」を通信対象候補として特定するようにしたので、通信相手の特定を容易かつ確実に行うことができる。
アドレス帳ADに「特定相手」として予め設定されている相手を通信対象候補として特定するようにしたので、アドレス帳ADを検索するだけで長距離電話となる相手あるいは長時間通話の可能性がある相手の特定が可能となる。
通信履歴テーブルTRを参照し、この通信履歴を参照してその通信頻度の高い相手を通信対象候補として特定するようにしたので、実情に即して特定が可能となる。また、通信履歴は、発信履歴と着信履歴とを含み、通信頻度の高い相手の特定する際に、直近で通信したばかりの通信相手(1時間以内での通話相手)を除いて特定することができ、更に実情に即したものとなる。
保留メモリRMに「着信保留時間帯」、時間帯テーブルTMに「無料/割引時間帯」が記憶されている状態において、CPU1は、発信要求などの通信要求を受けた際にその通信相手との通信に先立って、その通信要求されたタイミングと「着信保留時間帯」あるいは「無料/割引時間帯」とに応じて当該要求の実行要否を案内報知するようにしたので、通信要求時の時間帯に基づいて当該要求時のタイミングの適否を案内することができ、適切なタイミングでの通信が可能となる。
通信料金が高価な時間帯に発信要求された場合に、無料/割引時間になるまで発信要求の実行を保留することを促す無料/割引時間帯確認メッセージ画面を表示するようにしたので、長距離電話となる相手あるいは長時間通話の可能性がある相手に対して発信する場合に経済的なものとなる。
通信料金が高価な時間帯に発信要求された場合に、無料/割引時間になるまで30分以内であれば、無料/割引時間帯確認メッセージ画面を表示するようにしたので、長時間待たせることがなく、適切なタイミングでの報知が可能となる。
発信保留が指示された際に、その発信保留相手を特定する情報の「保留相手」に記憶しておき、「無料/割引時間帯」の開始直後となった際に、保留相手への通信要否を案内報知する通信保留メッセージを表示させるようにしたので、通信料金が高価な時間帯から安価な時間帯に移った時点で保留相手への通信が可能となる。
アドレス帳ADには通信相手毎にその相手が利用している通信事業者の種別(キャリア種)が記憶されている状態において、CPU1は、通信相手の「キャリア種」を参照し、割引対象となる通信相手であれば、発信要求の実行を保留することを促す無料/割引時間帯確認メッセージ画面を表示するようにしたので、通信相手が割引対象者の場合にその発信の保留を案内することができる。
着信要求を受けた際に、この通信相手との通信に先立って、その通信要求されたタイミング(現在時刻)と「着信保留時間帯」とに応じて当該着信要求の実行要否を案内報知する保留時間帯メッセージを表示させるようにしたので、例えば、通信料金が高価な時間帯を「着信保留時間帯」として設定しておけば、その着信を保留することで、相手の負担を軽減することができるなど、適切なタイミングでの通信が可能となる。
なお、上述した実施例においては、時間帯テーブルTM内の「無料/割引時間帯」の終了10分前あるいは発信予定テーブルDL内の「設定時間帯」の開始を催促タイミングとした場合を例示したが、催促タイミングは、「有料(通常)時間帯」の終了間際、あるいは「無料/割引時間帯」の開始直後、又は「有料(通常)時間帯」の開始直後であってもよい。つまり、通話料金が安価となる時間帯の開始直後、通信料金が高価となる時間帯が終了間際あるいはその開始直後を催促タイミングとして検出するようにしてもよい。このように通話料金が安価となる時間帯の開始直後であれば、直ちに通信を開始することができ、通信料金が高価となる時間帯が終了間際であれば、しばらく待つてから通信を開始することができる。通信料金が高価となる時間帯の開始直後であれば、例えば、長距離電話となる相手、長時間通話の可能性がある相手のように、その時間帯内での発信に不適当な相手を確認することができる。
着信要求の実行を保留した際に、その着信相手を保留メモリRMの「保留相手」として記憶しておき、現在時刻が「着信保留時間帯」以外になった際に、保留メモリRMの「保留相手」への通信要否を案内報知するようにしてもよい。これによって着信保留時間帯が経過した直後に保留相手に対する通信を開始することができる。
また、上述した実施例においては、通信対象候補となる通信相手を特定する場合にアドレス帳AD、通信履歴テーブルTRのいずれかを参照するようにしたが、アドレス帳AD及び通信履歴テーブルTRの両方を参照することによって通信対象候補を特定するようにしてもよい。
また、上述した実施例においては、「無料/割引時間帯」の開始直後に「通信保留フラグ」がセットされていることを条件に、通信保留メッセージを表示したのち、発信指示に応じて保留相手を読み出して相手メニューを表示するようにしたが、通信保留メッセージ画面内に相手メニューを含めて表示するようにしてもよい。
同様に、上述した実施例においては、発信要否確認メッセージの表示後の発信指示に応じて特定相手の選択メニュー(相手メニュー)を表示するようにしたが、発信要否確認メッセージ内に(相手メニュー)を含めて表示するようにしてもよい。
また、上述した実施例においては、通信履歴を参照して通信相手を特定する場合に、1週間以内で発信回数が5回以上を通信対象候補として選択するようにしたが、このような通信頻度に限らず、今までのトータル回数、最近の回数などを基準に通信対象候補を選択するようにしてもよい。
また、上述した実施例においては、通信相手と通話する場合を例示したが、電子メールを送受信する場合でも同様に適用可能である。
その他、携帯電話装置に限らず、例えば、通信機能付きのPDA、電子カメラ、音楽再生機などの携帯通信端末装置であっても同様に適用可能である。
携帯通信端末装置として適用した携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図。 アドレス帳ADを説明するための図。 時間帯テーブルTMを説明するための図。 発信予定テーブルDLを説明するための図。 通信履歴テーブルTRを説明するための図。 保留メモリRMを説明するための図。 電源投入に伴って実行開始される携帯電話装置の全体動作を示し、通信要求検出時の処理を主に示したフローチャート。 図7に続くフローチャートで、通信を促す催促タイミング検出時の処理を主に示したフローチャート。 着信要求の実行要否を案内報知する保留時間帯メッセージ画面を示した図。 通信料金が高価な時間帯に発信要求された場合に、無料/割引時間になるまで発信要求の実行を保留することを促す無料/割引時間帯確認メッセージ画面を示した図。 保留相手への通信要否を案内報知する通信保留メッセージ画面を示した図。 通信相手への発信要否を案内報知する発信要否確認メッセージ画面を示した図。
符号の説明
1 CPU
2 記憶部
5 電話通信部
8 メイン表示部
10 操作部
11 報知部
AD アドレス帳
TM 時間帯テーブル
DL 発信予定テーブル
TR 通信履歴テーブル
TR−1 発信履歴テーブル
TR−2 着信履歴テーブル
RM 保留メモリ

Claims (20)

  1. 任意の通信相手と通信が可能な携帯通信端末装置であって、
    予め決められた所定時間帯を記憶する時間帯記憶手段と、
    前記所定時間帯と現在時刻に応じて通信を促す催促タイミングを検出する検出手段と、
    複数の通信相手の中から通信対象候補となる通信相手を特定する特定手段と、
    前記検出手段によって催促タイミングが検出された場合に、前記特定手段によって特定された通信相手への通信要否を案内報知する報知手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯通信端末装置。
  2. 複数の通信相手の通信先情報を記憶する情報記憶手段と、
    前記通信要否の案内報知後にあって、ユーザから通信指示があった際に、前記通信対象候補である通信相手の通信先情報を前記情報記憶手段から読み出して当該相手に対して通信処理を行う通信制御手段と
    を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末装置。
  3. 前記特定手段によって特定された複数の通信相手の中からそのいずれかの通信相手が選択された際に、前記通信制御手段は、選択された通信相手の通信先情報を前記情報記憶手段から読み出して当該相手に対して通信処理を行う、
    ようにしたことを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
  4. 前記所定時間帯は、通話料金が安価となる時間帯あるいは通信料金が高価となる時間帯であり、
    前記検出手段は、通話料金が安価な時間帯から高価な時間帯に切り替わる所定時間前のタイミングを催促タイミングとして検出する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末装置。
  5. 前記所定時間帯は、通話料金が安価となる時間帯あるいは通信料金が高価となる時間帯であり、
    前記検出手段は、通話料金が安価となる時間帯の開始直後、通信料金が高価となる時間帯が終了間際あるいはその開始直後を前記催促タイミングとして検出する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末装置。
  6. 前記所定時間帯は、予め設定された時刻あるいは日時を含む時間帯であり、
    前記検出手段は、現在時刻が前記所定時間帯に入ったタイミングを催促タイミングとして検出する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  7. 前記所定時間帯に対応して通信相手が記憶されている状態において、前記特定手段は、前記所定時間帯と現在時刻に応じて催促タイミングが検出された場合に、当該所定時間帯に対応する通信相手を通信対象候補として特定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  8. 複数の通信相手の通信先情報を記憶する情報記憶手段を備え、
    前記特定手段は、前記情報記憶手段に通信先情報が記憶されている複数の通信相手のうち、予め指定されている通信相手を通信対象候補として特定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  9. 複数の通信相手に対応して過去の通信履歴を記憶する通信履歴記憶手段を備え、
    前記特定手段は、前記通信履歴を参照してその通信頻度の高い相手を通信対象候補として特定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  10. 前記通信履歴は、発信履歴と着信履歴とを含み、前記特定手段は、通信頻度の高い相手の特定する際に、直近で通信したばかりの通信相手を除いて特定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項9記載の携帯端末装置。
  11. 任意の通信相手と通信が可能な携帯通信端末装置であって、
    予め決められた所定時間帯を記憶する時間帯記憶手段と、
    通信要求を受けた際にその通信相手を特定する特定手段と、
    この特定手段によって特定された通信相手との通信に先立って、その通信要求されたタイミングと前記所定時間帯とに応じて当該要求の実行要否を案内報知する報知手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯通信端末装置。
  12. 前記報知手段は、ユーザ操作によって任意の通信相手に対する発信要求が指示された際に、その通信相手との通信に先立って、当該要求の実行要否を案内報知する、
    ようにしたことを特徴とする請求項11記載の携帯端末装置。
  13. 前記所定時間帯は、通話料金が安価となる時間帯あるいは通信料金が高価となる時間帯であり、
    前記報知手段は、通信要求されたタイミングが通信料金が高価な時間帯に含まれる場合に、通話料金が安価となる時間帯になるまで当該通信要求の実行を保留することを促す案内報知を行う、
    ようにしたことを特徴とする請求項11記載の携帯端末装置。
  14. 前記報知手段は、通信要求されたタイミングが通信料金が高価な時間帯に含まれる場合に、通信料金が安価な時間帯になるまでの間が所定時間内であることを条件に当該要求の実行要否を案内報知する、
    ようにしたことを特徴とする請求項13記載の携帯端末装置。
  15. 通信料金が高価な時間帯であることを条件に通信要求の実行を保留した際に、前記特定手段によって特定された通信相手を保留相手として記憶する保留相手記憶手段を更に備え、
    前記報知手段は、通話料金が高価な時間帯から通話料金が安価な時間帯になった際に、前記保留相手への通信要否を案内報知する、
    ようにしたことを特徴とする請求項13記載の携帯端末装置。
  16. 前記通信相手毎にその相手が利用している通信事業者の種別を記憶する通信事業者記憶手段を更に備え、
    前記報知手段は、前記特定された通信相手の通信事業者の種別を参照し、割引対象となる通信相手の場合に、当該要求の実行要否を案内報知する、
    ようにしたことを特徴とする請求項11記載の携帯端末装置。
  17. 前記報知手段は、通信回線を介した通信相手からの着信要求を受けた際に、その通信相手との通信に先立って、当該要求に応じてその着信要否を案内報知する、
    ようにしたことを特徴とする請求項11記載の携帯端末装置。
  18. 前記通信要否の案内報知後にあって、着信要求の実行を保留した際に、前記特定手段によって特定された通信相手を保留相手として記憶する保留相手記憶手段を更に備え、
    前記報知手段は、現在時刻が前記所定時間帯以外になった際に、前記保留相手への通信要否を案内報知する、
    ようにしたことを特徴とする請求項17記載の携帯端末装置。
  19. コンピュータに対して、
    予め決められた所定時間帯が記憶されている場合に、この所定時間帯と現在時刻に応じて通信を促す催促タイミングを検出する機能と、
    複数の通信相手の中から通信対象候補となる通信相手を特定する機能と、
    前記催促タイミングが検出された場合に、前記特定された通信相手への通信要否を案内報知する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  20. コンピュータに対して、
    通信要求を受けた際にその通信相手を特定する機能と、
    予め決められた所定時間帯が記憶されている場合に、前記特定された通信相手との通信に先立って、その通信要求されたタイミングと前記所定時間帯とに応じて当該要求の実行要否を案内報知する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103402021A (zh) * 2013-08-02 2013-11-20 珠海市魅族科技有限公司 一种调整事务安排的时间的方法及终端

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