JP2009033018A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベローズの交換を容易に行うことができる搬送装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る搬送装置A1は、中央に開口132Bを有する天井壁13を備え、天井壁13が真空室に対して連結固定される固定ベース1と、筒部21を有し、筒部21が開口132Bから出没するように固定ベース1に昇降可能に支持された昇降ベース2と、昇降ベース2に搭載され、水平面内の移動行程に沿ってワークを移動させる直線移動機構6と、筒部21を取り囲むように配置され、天井壁13および昇降ベース2に対して端部が取り付けられてこれらの間を気密シールする筒状のベローズ14と、を備え、天井壁13は、第1部分131および環状の第2部分132を含み、第1部分131が上記真空室に対して連結固定される一方、第2部分132が第1部分131に対して分離可能に連結され、第2部分132にベローズ14の一端部が取り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、真空雰囲気下においてワークを搬送するための搬送装置に関する。
薄板状のワークを真空雰囲気下において搬送するための搬送装置としては、たとえば下記の特許文献1に開示されたものがある。この搬送装置は、旋回ベースに支持されたリンクアーム機構が設けられ、このリンクアーム機構の先端部に基板等の板状ワークを水平に保持可能なハンドが設けられたものである。旋回ベースは、固定ベースに対して昇降可能に支持された円筒状の昇降ベースに搭載されている。より詳細には、固定ベースは中央に開口を有する天井壁を備え、昇降ベースは、その筒部が昇降動作にともなって固定ベースの開口から出入させられる。そして、昇降ベースの昇降動作に応じて旋回ベースに支持されたハンドが所定の高さに配置される。固定ベース上で旋回ベースが鉛直状の旋回軸周りに旋回すると、それに伴ってリンクアーム機構が旋回させられ、リンクアーム機構が揺動すると、ハンドに保持された板状ワークが水平面内で直線的に移動させられる。これにより、板状ワークが所定位置から他の位置へと搬送させられる。
固定ベースと昇降ベースとの間には、筒状のベローズが設けられている(特許文献1の図21参照)。ベローズは、昇降ベースの筒部を取り囲むように配置され、上端部が固定ベースの天井壁に取り付けられる一方、下端部が昇降ベースの下部に取り付けられている。ベローズは、昇降ベースの昇降動作に追従して一定範囲内で伸縮自在となっており、固定ベースの天井壁と、昇降ベースとの間を常に気密シールする。これにより、上記搬送装置においては、昇降ベースの昇降動作にかかわらず、昇降ベースの内側空間を大気圧雰囲気とすることが可能になっている。このため、上記搬送装置を真空雰囲気下において使用する場合でも、各種動作を生じさせる駆動用のモータについては、上記の大気圧雰囲気下に配置することにより、大気圧下での使用を前提とした一般的なモータを使用することができる。
このような構成の搬送装置は、たとえば、半導体装置、あるいは液晶表示パネルの製造工程において、プロセスチャンバへワークを搬入し、あるいは搬出するために用いられ、トランスポートチャンバなどの真空室内に配置される。当該配置に際しては、固定ベースの天井壁が上記真空室の底壁に密封状態で連結固定される。搬送装置の稼動時には、昇降動作、旋回動作、直線移動動作の各動作が繰り返されることにより、板状ワークが搬送される。このような真空プロセスでは、製品の生産性向上の観点から生産サイクルタイムの短縮化が求められている。これにともない、搬送装置の各動作も高速化が要求されており、昇降動作についても高速化が進められてきた。その結果、ベローズについては、従来よりもクラック発生などの破損が起こり易くなってきている。かかる破損の原因としては、たとえば、高速での伸縮動作によって、ベローズに作用する慣性力などの荷重が大きくなっていることが考えられる。すなわち、昇降動作の高速化にともなってベローズ破損の問題が表出してきた。
ベローズが破損すると、当該破損部から真空漏れが生じることによって真空室内の真空度が低下するので、ベローズを交換しなければならない。しかしながら、ベローズは固定ベースの天井壁に取り付けられており、また、天井壁は真空室の底壁に固定されている。このため、ベローズを交換するには天井壁を真空室の底壁から取り外す必要があり、ベローズの交換作業が大掛かりで煩雑なものとなっていた。このことは、結果として、搬送装置の動作の高速化を通じて製品の生産性向上を図るうえで、阻害要因となっていた。
特開2005−125479号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、ベローズの交換を容易に行うことができる搬送装置を提供することをその課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。
本発明によって提供される搬送装置は、中央に開口を有する天井壁を備え、この天井壁が真空室に対して連結固定される固定ベースと、筒部を有し、この筒部が上記開口から出没するように上記固定ベースに対して昇降可能に支持された昇降ベースと、この昇降ベースに搭載され、水平面内の所望の移動行程に沿ってワークを移動させるための直線移動機構と、上記筒部を取り囲むように配置され、上記天井壁および上記昇降ベースのそれぞれに対して端部が取り付けられることにより、上記天井壁と上記昇降ベースとの間を気密シールする筒状のベローズと、を備えた搬送装置であって、上記天井壁は、第1部分および環状を有する第2部分を含み、上記第1部分が上記真空室に対して連結固定される一方、上記第2部分が上記第1部分に対して分離可能に連結されており、上記第2部分に対して上記ベローズの一端部が取り付けられていることを特徴としている。
このような構成の搬送装置によれば、ベローズを交換する際には、天井壁のうち、真空室に連結固定される第1部分については当該連結固定状態を維持したまま、第2部分を第1部分から分離することによりベローズを抜き出すことが可能となる。したがって、ベローズの交換を容易に行うことができる。
好ましい実施の形態においては、上記第2部分は、上記第1部分に対して、上方から載置させられた状態で連結されている。
好ましい実施の形態においては、上記第1部分と上記第2部分との間には、環状のシール機構が介装されている。
図1〜図5は、本発明の実施形態に係る搬送装置を示している。搬送装置A1は、たとえば液晶表示パネル用の基板等といった薄板状のワークを搬送するためのものである。この搬送装置A1は、図1〜図3によく表れているように、固定ベース1と、昇降ベース2と、この昇降ベース2を固定ベース1に対して昇降させる昇降機構3と、昇降ベース2に搭載された旋回ベース4と、この旋回ベース4を鉛直状の旋回軸Os周りに旋回させる旋回機構5とを備えている。旋回ベース4には、直線移動機構6が支持され、この直線移動機構6には、一対のハンド7A,7Bが各別に支持されている。ハンド7A,7Bは、上記薄板状のワークWを水平姿勢で保持するためのものである。
図3によく表れているように、固定ベース1は、底壁部11と筒状の側壁部12と天井壁13とを備えた、略柱状の外形を有するハウジング1Aを備えている。底壁部11は、後述するモータM1や昇降機構3のネジ軸321を取り付けるための部分であり、適所に開口部11Aが形成されている。図3または図5に表れているように、ハウジング1Aの側壁部12には、鉛直方向に沿ってガイドレール311が2箇所に設けられている。ガイドレール311は、後述するスライドガイド機構31を構成するものである。
天井壁13は、環状の外側フランジ131と環状の内側フランジ132とを含んで構成されており、内側フランジ132は外側フランジ131に対して上下に分離可能に連結されている。より詳細には、図4によく表れているように、外側フランジ131の内周縁部には、下側位置において内周側に突出する係止鍔部131Aが形成される一方、内側フランジ132の外周縁部には、上側位置において外周側に突出する係止鍔部132Aが形成されており、外側フランジ131と内側フランジ132との連結部は、インロウ嵌め合いとされている。これにより、内側フランジ132は、外側フランジ131に対して上方から載置して連結することが可能となっており、連結時には、内側フランジ132は外側フランジ131に対して高い精度で位置決めされる。なお、外側フランジ131と内側フランジ132とは、複数のボルト133を介して連結される。係止鍔部131Aと係止鍔部132Aの当接部分には、たとえばOリングなどからなる環状のシール機構134が介装されている。このシール機構134によって、外側フランジ131と内側フランジ132との間が気密シールされる。また、外側フランジ131は側壁部12に取り付けられており、内側フランジ132の中央には中心開口132Bが形成されている。
昇降ベース2は、図3に表れているように、上下方向に所定の寸法を有する円筒状の内側筒部21と、筒状の外側筒部22と、これら筒部21,22の下端どうしをつなぐ底壁部23とを備える。内側筒部22は、固定ベース1の天井壁13の上記中心開口132Bよりも小径の外径を有する。外側筒部22の上端は内側筒部21の上端よりも低位にある。
昇降機構3は、昇降ベース2を固定ベース1に対して昇降させるためのものであり、図3または図5に表れているように、2つのスライドガイド機構31と2つのネジ送り機構32とを備えて構成されている。各スライド移動機構31は、上記したガイドレール311と、昇降ベース2に設けられた2つのガイド部材312(図3では破線ハッチングを付す)とを備え、これらガイド部材312はガイドレール311に対してスライド可能に係合されている。これにより、昇降ベース2は、固定ベース1に対し、図3の上下方向に所定範囲内で移動可能であり、このとき、昇降ベース2の内側筒部21がハウジング1Aの中心開口132Bから出没する。このような構成のスライドガイド機構31としては、たとえばリニアモーションベアリングを内蔵したリニアガイドを採用することができる。
ネジ送り機構32は、昇降ベース2に対して昇降動作の駆動力を付与するためのものであり、図3に表れているように、鉛直方向に配置されて回転するネジ軸321と、このネジ軸321に螺合されたナット部材322とからなるボールネジ機構として構成されたものである。2つのネジ送り機構32は、図5によく表れているように、旋回軸Osを挟んで対向し、かつそれぞれが旋回軸Osからほぼ同じ距離隔てた位置に設けられている。
ネジ軸321は、図3に表れているように、その両端近傍において固定ベース1に対して回転可能に支持されている。ナット部材322は、昇降ベース2の外側筒部22の外周部分に固定されている。2本のネジ軸321の下端部には、それぞれ同径のプーリ321aが設けられている。図5に表れているように、2本のネジ軸321は、これらプーリ321aに掛け回されたベルト323によってモータM1に連係されている。これにより、モータM1を駆動させると、2本のネジ軸321は正逆方向に同期して回転させられ、このようにして両ネジ軸321を回転駆動させることにより、昇降ベース2がガイドレール311に沿って昇降させられる。
図3または図4に表れているように、固定ベース1の天井壁13と昇降ベース2の底壁部23との間には、昇降ベース2の内側筒部21を取り囲むようにしてベローズ14が配置されている。ベローズ14の上端部および下端部は、固定ベース1の内側フランジ132および昇降ベース2の底壁部23に対して、複数ずつのボルト15,16を介して着脱可能に取り付けられている。これにより、ベローズ14は、昇降ベース2の上下方向の移動にかかわらず、固定ベース1の天井壁13と昇降ベース2の底壁部23との間を気密シールする。なお、図5においては、ベローズ14の記載を省略している。
旋回ベース4は、ハウジング41と、その下方につながる円筒軸42とを備えている。ハウジング41と円筒軸42とは、たとえば図示しない複数のボルトを介して連結されており、上下に分離可能となっている。ハウジング41が円筒軸42に連結された状態において、ハウジング41と円筒軸42との間は図示しないシール機構によって気密シールされている。
円筒軸42は、昇降ベース2の内側筒部21の内部にベアリング441を介して旋回軸Osを中心として回転可能に支持されている。内側筒部21と円筒軸42との間にはまた、シール機構442が設けられている。このシール機構442は、当該シール機構442よりも上位の空間と、シール機構442よりも下方の昇降ベース2の内側空間とを遮蔽して気密性を保持するものである。
旋回機構5は、昇降ベース2の上下方向の位置にかかわらず、旋回ベース4を旋回軸Os周りに旋回させるためのものであり、図3に表れているように、旋回ベース4の円筒軸42の下端に設けられたプーリ421と、このプーリ421に掛け回されたベルト451とを備えて構成されている。プーリ421は、ベルト451を介して昇降ベース2の内側筒部21内に支持されたモータM2に連係されている。これにより、モータM2を駆動させると、旋回ベース4が旋回軸Os周りに旋回する。
旋回ベース4の円筒軸42には、後述するリンクアーム機構62A,62Bに駆動力を伝達するための伝動軸46,47が旋回軸Osに沿って同軸状に挿通されている。伝動軸47は、円筒状の軸とされ、円筒軸42の内側にベアリング443を介して回転可能に支持されている。伝動軸46は、伝動軸47の内側にベアリング444を介して回転可能に支持されている。伝動軸46の下端は、昇降ベース2の内側筒部21内に支持されたモータM3の出力軸に連結されている。一方、伝動軸47の下端には、プーリ471が設けられており、このプーリ471と、内側筒部21内に支持されたモータM4の出力軸に取り付けたプーリとの間にベルト452が掛け回されている。伝動軸46,47の上端には、それぞれプーリ462,472が形成されている。
直線移動機構6は、ハンド7A,7Bを水平直線状の移動行程GLに沿って搬送するためのものであり、図3に表れているように、ガイド部材43上に設けられたガイドレール61A,61Bと、ハンド7A,7Bに水平方向の駆動力を伝達するリンクアーム機構62A,62Bとを有する。
ガイドレール61A,61Bを支持するガイド部材43は、水平方向に長手軸線(移動行程GL)を有する平面視長矩形状をしているとともに、旋回ベース4のハウジング41に固定されている。より具体的には、図3に示すように、旋回ベース4は、ハウジング41の中央上方につながる支柱部411を有しており、この支柱部411の上部にガイド部材43が一体的に設けられている。なお、ガイド部材43の上面は、各ガイドレール61A,61Bの上方を覆うカバー431によって覆われている。
ハンド7Aは、その下部に形成された支持アーム71a、および支持アーム71aに設けられたスライダ611Aを介して、内側の一対のガイドレール61Aに支持されている。ハンド7Bは、ハンド7Aの側方を迂回するように形成された一対の支持アーム71b、および支持アーム71bに設けられたスライダ611Bを介して、外側の一対のガイドレール61Bに支持されている。
ハンド7A,7Bには、ガイド部材43の長手方向に延びる複数のホーク状の保持片72a,72bが一体的に設けられており、これらの保持片72a,72b上に上記薄板状のワークWが載置保持される。また、ハンド7Aの支持アーム71aには、延長部73aが連設されており、この延長部73aは、ガイド部材43に形成されたスリットを貫通するとともに外側のガイドレール61Bの下方を通って外側に延ばされている。延長部73aには、リンクアーム機構62Aのアーム624(図3において右側のもの)の先端部が回転可能に連結されている。一方、ハンド7Bの支持アーム71bには、軸73bが連設されており、この軸73bには、リンクアーム機構62Bのアーム624(図3において左側のもの)の先端部が回転可能に連結されている。
リンクアーム機構62A,62Bは、それぞれ、複数のアーム621〜624を連結して構成されたものである。リンクアーム機構62A,62Bの主な構成および動作については、従来のものと同様であるため、詳細な説明を省略する。アーム621の基端部621aは、旋回ベース4のハウジング41の上部に設けられた開口にベアリング445を介して回転可能に支持されている。基端部621aの下端には、減速機構625を介して回転軸620が連結されている。基端部621aとハウジング41の上部との間には、ベアリング445よりも上位において、気密性を保持するためのシール機構446が設けられている。これにより、ハウジング41の内部、およびこの内部から円筒軸42を介して連通する昇降ベース2の内側空間は、外部に対して気密シールされている。
リンクアーム機構62Aの回転軸620(図3において右側)の下端には、プーリ620aが設けられており、このプーリ620aと、伝動軸46のプーリ462との間にベルト453が掛け回されている。これにより、モータM3を駆動させると、このモータM3の回転駆動力は、伝動軸46、およびベルト453の連係によって回転軸620に伝達され、リンクアーム機構62Aが駆動させられる。一方、リンクアーム機構62Bの回転軸620(図3において左側)の下端には、プーリ620bが設けられており、このプーリ620bと、伝動軸47のプーリ472との間にベルト454が掛け回されている。これにより、モータM4を駆動させると、このモータM4の回転駆動力は、ベルト452、伝動軸47、およびベルト454の連係によって回転軸620に伝達され、リンクアーム機構62Bが駆動させられる。
一方のリンクアーム機構62Aが駆動すると、それに連動して下側のハンド7Aが内側2つのガイドレール61Aに支持されながら水平にスライドする。他方のリンクアーム機構62Bが駆動すると、上側のハンド7Bが、ハンド7Aに干渉することなく外側2つのガイドレール61Bに支持されながら水平にスライドする。その際、ハンド7Aとリンクアーム機構62Aとを連結する延長部73aは、ガイド部材43に妨げられることなくスライドする。これにより、ハンド7A,7Bの保持片72a,72bに載せられたワークWが安定した姿勢で配置される。
上記構成の搬送装置A1は、たとえば液晶表示パネルの製造工程において、プロセスチャンバへワークを搬入し、あるいは搬出するために用いられる。この場合、搬送装置A1は、たとえば、周部に複数のプロセスチャンバが配置された真空室としてのトランスポートチャンバ内に真空雰囲気下で配置される。具体的には、図3において仮想線で示すように、トランスポートチャンバの底壁Bには搬送装置A1を取り付けるための開口B1が形成されている。搬送装置A1は、固定ベース1の天井壁13の外側フランジ131を介して底壁Bに密封状態で連結固定されており、天井壁13よりも上位にある要素がトランスポートチャンバの内部空間に位置するように配置される。
近年、真空プロセスにおいて、製品の生産性向上の観点から生産サイクルタイムの短縮化が求められており、搬送装置A1においては、各種機構の動作について高速化が図られている。昇降動作についても高速化が図られており、その結果、ベローズ14に関しては、従来に比べて破損し易くなってきている。
これに対し、本実施形態の搬送装置A1においては、天井壁13は、分離可能に連結された外側フランジ131と内側フランジ132とを含んで構成されているとともに、外側フランジ131がトランスポートチャンバの底壁Bに固定される一方、内側フランジ132にベローズ14の上端部が取り付けられている。
ベローズ14を交換する際には、まず、旋回ベース4のハウジング41を円筒軸42から分離して取り外す。次いで、昇降ベース2の底壁部23に設けられたボルト16を外し、ベローズ14の下端部を底壁部23から分離する。次いで、天井壁13の内側フランジ132と外側フランジ131とを連結するボルト15を外し、内側フランジ132を上方に引き上げることによって、この内側フランジ132に一体的に取り付けられたベローズ14を抜き出すことができる。このように、ベローズ14の交換に際しては、外側フランジ131については上記底壁Bへの連結固定状態を維持したまま、ベローズ14を抜き出すことが可能となる。したがって、当該交換作業が簡素化され、ベローズ14の交換を容易に行うことができる。
また、搬送装置A1では、内側フランジ132は、外側フランジ131に対して上方から載置するだけで連結可能な構成とされている。このため、ベローズ14の交換に際しては、内側フランジ132の取り外し、および取り付けの作業を簡便に行うことができ、かかる構成は、ベローズ14の交換作業の簡素化を図るうえで好適である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る搬送装置の各部の具体的な構成は、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。
たとえば直線移動機構としては、ハンドを案内するためのガイドレールを備えない構成を採用してもよい。また、直線移動機構として、リンクアーム機構に代えて、ガイドレール上に移動可能に支持されたハンドをベルトによって駆動させる機構を採用してもよい。
また、ワークを載置するハンドとしては、上記実施形態のように2つのハンド7A,7Bを備えるものに限定されず、たとえば、1つのハンドのみを備えたいわゆるワンハンド式の構成としてもよい。
本発明に係る搬送装置の一例を示す全体斜視図である。 図1に示す搬送装置の側面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図3の部分拡大図である。 図3のV−V線に沿う断面図である。
符号の説明
A1 搬送装置
GL 移動行程
W ワーク
1 固定ベース
2 昇降ベース
6 直線移動機構
7A,7B ハンド
13 天井壁
14 ベローズ
21 内側筒部(筒部)
131 外側フランジ(第1部分)
132 内側フランジ(第2部分)
132B 中心開口(開口)
134 シール機構

Claims (3)

  1. 中央に開口を有する天井壁を備え、この天井壁が真空室に対して連結固定される固定ベースと、筒部を有し、この筒部が上記開口から出没するように上記固定ベースに対して昇降可能に支持された昇降ベースと、この昇降ベースに搭載され、水平面内の所望の移動行程に沿ってワークを移動させるための直線移動機構と、上記筒部を取り囲むように配置され、上記天井壁および上記昇降ベースのそれぞれに対して端部が取り付けられることにより、上記天井壁と上記昇降ベースとの間を気密シールする筒状のベローズと、を備えた搬送装置であって、
    上記天井壁は、第1部分および環状を有する第2部分を含み、上記第1部分が上記真空室に対して連結固定される一方、上記第2部分が上記第1部分に対して分離可能に連結されており、
    上記第2部分に対して上記ベローズの一端部が取り付けられていることを特徴とする、搬送装置。
  2. 上記第2部分は、上記第1部分に対して、上方から載置させられた状態で連結されている、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 上記第1部分と上記第2部分との間には、環状のシール機構が介装されている、請求項2に記載の搬送装置。
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