JP2009032189A - ロボットの動作経路生成装置 - Google Patents

ロボットの動作経路生成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】拘束条件を満たしかつ様々な評価条件の最適化を図ることが可能な関節ロボットの動作経路を生成することができるロボットの動作経路生成装置を提供することを課題とする。
【解決手段】力学的拘束を伴う関節ロボットの動作経路を生成するロボットの動作経路生成装置1であって、ロボットの拘束条件を取得する拘束条件取得手段3と、ロボットの評価条件を取得する評価条件取得手段3と、拘束条件を満たすロボットの姿勢を複数生成する姿勢生成手段5と、評価条件に基づいて姿勢生成手段5で生成した複数の姿勢をそれぞれ評価する姿勢評価手段6と、姿勢生成手段5で生成した複数の姿勢の中から姿勢評価手段6での評価結果に基づいて姿勢を選択する姿勢選択手段6と、姿勢選択手段6で選択した姿勢を用いてロボットの動作経路を生成する動作経路生成手段7とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、力学的拘束を伴う関節ロボットの動作経路を生成するロボットの動作経路生成装置に関する。
近年、各種産業用ロボットや人型ロボットなどの様々なロボットが開発されている。例えば、ロボットには、多数の関節を有し、関節間がリンクで連結され、各関節の動作によって多数の自由度を持つロボットがある。このようなロボットを動作させる場合、力学的な拘束条件があり、この拘束条件を満たすような動作経路を生成する必要がある。特許文献1に記載のロボットの運動制御装置では、脚式ロボットに課されるタスクや運動状態に応じて課される拘束条件を現在状態からの変化量に関する等式及び不等式で与えるとともに、冗長自由度の駆動ストラテジをエネルギ関数で規定する。これによって、拘束条件の変化に関しては、拘束条件毎に特化した制御系を構成する必要がなく、行列及びベクトルの変更のみで対応することができるので、多様かつ動的な拘束条件を扱い易い。また、冗長自由度の利用方法についても、行列及びベクトルの変更のみで対応できる。
特開2004−306231号公報 特開2006−48372号公報
ロボットの評価条件に対する最適化問題には、1次関数を扱う線形計画問題と1次関数以外(2次関数、3次関数、・・・、任意の非線形関数)を扱う非線形計画問題がある。しかし、特許文献1に記載の運動制御装置は、評価関数が2次関数である最適化問題を扱っており、2次計画問題の範囲で表現できる場合にしか適用できない。したがって、2次関数以外のより複雑な関数を評価関数とするロボットについての動作経路を生成することができない。
そこで、本発明は、拘束条件を満たしかつ様々な評価条件の最適化を図ることが可能な関節ロボットの動作経路を生成することができるロボットの動作経路生成装置を提供することを課題とする。
本発明に係るロボットの動作経路生成装置は、力学的拘束を伴う関節ロボットの動作経路を生成するロボットの動作経路生成装置であって、ロボットの動作を拘束する拘束条件を取得する拘束条件取得手段と、ロボットの動作を評価する評価条件を取得する評価条件取得手段と、拘束条件取得手段で取得した拘束条件を満たすロボットの姿勢を複数生成する姿勢生成手段と、評価条件取得手段で取得した評価条件に基づいて姿勢生成手段で生成した複数の姿勢をそれぞれ評価する姿勢評価手段と、姿勢生成手段で生成した複数の姿勢の中から姿勢評価手段での評価結果に基づいて姿勢を選択する姿勢選択手段と、姿勢選択手段で選択した姿勢を用いてロボットの動作経路を生成する動作経路生成手段とを備えることを特徴とする。
このロボットの動作経路生成装置では、拘束条件取得手段によりロボットの拘束条件を取得するとともに、評価条件取得手段によりロボットの評価条件を取得する。拘束条件は、ロボットを動作させる上で動きを拘束する力学的な条件であり、例えば、ロボットの関節の角度についての拘束条件、関節の角度の速度や加速度についての拘束条件がある。評価条件は、ロボットを動作させる際の評価条件であり、例えば、ロボットの関節で発生するトルクについての評価条件、関節のアクチュエータで消費する電気エネルギについての評価条件、ロボットの姿勢と障害物との干渉についての評価条件がある。評価条件としては、様々な条件を適用可能であり、例えば、評価条件として評価関数が用いられた場合、線形関数、様々な非線形関数が適用である。そして、動作経路生成装置では、姿勢生成手段により、拘束条件を満たすようなロボットの姿勢を複数個生成する。ここで、ロボットの時系列での次の姿勢になる候補が複数個生成され、全ての候補が拘束条件を満たしている。ロボットの姿勢を複数個生成する毎に、動作経路生成装置では、姿勢評価手段により、評価条件に基づいて複数の姿勢についてそれぞれ評価する。さらに、動作経路生成装置では、姿勢選択手段により、その複数の姿勢についての各評価結果に基づいて複数の姿勢の中から評価の高い姿勢を選択する。ここで、ロボットの時系列での次の姿勢になる複数の候補の中から、評価の高い姿勢が選択される。そして、動作経路生成装置では、動作経路生成手段により、選択した姿勢を用いてロボットの動作経路を生成してゆく。これによって、動作経路生成装置では、拘束条件を満たしつつ評価条件を考慮した動作経路を自動的に生成でき、各種非線形関数などを適用したあらゆる評価条件についての最適化を図ることができる。したがって、1次計画問題、2次計画問題のみならず、より複雑な計画問題について適用することができる。
本発明の上記ロボットの動作経路生成装置では、姿勢生成手段は、ロボットの各関節の角度をランダムに生成してロボットの姿勢を生成し、当該生成したロボットの姿勢における各関節の角度の変化に基づいて拘束条件を満たすか否かを判定する構成としてもよい。
この動作経路生成装置の姿勢生成手段では、ロボットの各関節の角度をランダムに生成し、各関節のランダムな角度からなるロボットの姿勢を複数生成する。生成した姿勢毎に、姿勢生成手段では、その生成した姿勢における各関節の角度の前回の姿勢における各関節の角度からの変化に基づいて拘束条件を満たすか否かを判定する。この拘束条件を満たす姿勢だけが姿勢評価手段で評価される。これによって、関節の個数に関係なく拘束条件を満たす姿勢の候補を簡単かつ効率良く生成することができる。
本発明の上記ロボットの動作経路生成装置では、姿勢生成手段は、ロボットの前回の姿勢に対する各関節の角度の変化をスカラ倍することによってロボットの姿勢を生成する構成としてもよい。
この動作経路生成装置の姿勢生成手段では、ロボットの各関節の角度からなる姿勢を生成すると、その生成した姿勢における各関節の角度と前回の姿勢における各関節の角度との変化をスカラ倍することにより、ロボットの姿勢を生成する。これによって、拘束条件を満たす姿勢の探索効率を高めることができる。
本発明の上記ロボットの動作経路生成装置では、評価条件は、ロボットの姿勢の各関節の角度を変数とする評価関数を用いた条件であり、姿勢評価手段は、姿勢生成手段で生成した姿勢の各関節の角度を評価関数に入力し、当該評価関数の出力値に基づいて姿勢を評価する構成としてもよい。
このロボットの動作経路生成装置では、評価条件としてロボットの姿勢の各関節角度を変数とする評価関数を用いる。この評価関数としては、線形関数である1次関数及び非線形関数である2次以上のn次関数や任意の非線形関数がある。姿勢生成手段で生成した姿勢毎に、姿勢評価手段では、生成した姿勢の各関節角度を評価関数に入力し、評価関数の出力値に基づいて姿勢を評価する。これによって、複数の姿勢について評価関数によって簡単に評価でき、複数の姿勢の中から評価関数を考慮して効率良く姿勢を選択することができる。
本発明の上記ロボットの動作経路生成装置では、評価条件は、複数個の条件がある構成としてもよい。このように評価条件を複数設定することにより、様々な評価条件(例えば、アクチュエータに負荷の少ない、消費電力が少ない、動作範囲が狭い、障害物と干渉しない)を複数考慮した動作経路を生成することができる。
本発明の上記ロボットの動作経路生成装置では、評価条件は、ロボットの姿勢が障害物と干渉しない姿勢であるという条件を含む構成としてもよい。このようにロボットの姿勢が障害物と干渉しないことを評価条件とすることにより、動作中にロボットが障害物とぶつからない動作経路を生成することができる。
本発明は、拘束条件を満たしかつ様々な評価条件の最適化を図ったロボットの動作経路を生成することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るロボットの動作経路生成装置の実施の形態を説明する。
本実施の形態では、本発明に係るロボットの動作経路生成装置を、多自由度リンク系のロボットの動作経路を作成する動作経路生成装置に適用する。本実施の形態に係る動作経路生成装置は、力学的な(運動学的な)拘束条件を満たしつつ評価条件についての最適化を図ったロボットのスタートの位置姿勢からゴールの位置姿勢まで動作するための動作経路を生成する。本実施の形態では、評価条件が複数あり、評価条件の1つがロボットの姿勢が障害物と干渉しないことであり、他の評価条件がロボットの各関節の角度(関節ベクトル)を変数とする評価関数が適用される。
図1〜図5を参照して、本実施の形態に係る動作経路生成装置1について説明する。図1は、本実施の形態に係る動作経路生成装置の構成図である。図2は、本実施の形態で適用されるロボットの一例である。図3は、本実施の形態で適用されるロボットの他の例である。図4は、2つの関節と重力バランサを持つロボットの一例である。図5は、図1の姿勢生成部で生成する関節ベクトルの候補の一例である。
動作経路生成装置1は、時系列で連続する一定時間毎のロボットの姿勢(各関節の角度からなる関節ベクトルによって決まる姿勢)を順次求め、この時系列で連続する姿勢を接続していくことによって動作経路を自動的に作成する。特に、動作経路生成装置1は、様々な力学的拘束条件や評価関数を適用可能とするために、力学的拘束条件を満たすロボットの姿勢の候補を複数個生成し、この姿勢の候補の中から評価関数での評価が高くかつ障害物と干渉しない姿勢を1つ選択する。
そのために、動作経路生成装置1は、データベース2、入力部3、記憶部4、姿勢生成部5、姿勢評価部6、角度接続部7、出力部8を備えている。動作経路生成装置1の主要部はコンピュータ上あるいはロボット内の電子制御ユニットなどに構成され、特に、姿勢生成部5、姿勢評価部6、角度接続部7はハードディスクあるいはROM内に格納された各アプリケーションプログラムをRAMにロードし、CPUで実行することによって構成される。
なお、本実施の形態では、入力部3が特許請求の範囲に記載する拘束条件取得手段及び評価条件取得手段に相当し、姿勢生成部5が特許請求の範囲に記載する姿勢生成手段に相当し、姿勢評価部6が特許請求の範囲に記載する姿勢評価手段及び姿勢選択手段に相当し、角度接続部7が特許請求の範囲に記載する動作経路生成手段に相当する。
まず、本実施の形態に適用されるロボットについて説明する。図2にはロボットの一例を示している。ロボットR1は、n個の関節J,・・・,Jを備えており、関節間がリンクL,・・・,Ln+1で接続されている。また、ロボットR1は、末端のリンクLの一端が固定され、先端のリンクLn+1の一端にハンドHが取り付けられている。各関節J,・・・,Jは、アクチュエータが内蔵されており、回転動作をそれぞれ行い、接続される2本のリンク間の角度q,・・・,qをそれぞれ変更する。
このように、ロボットR1は、n個の自由度を持つ。この自由度は、n個の角度に対して座標軸を持つn次元座標空間(関節空間、コンフィグレーション空間)における一点(q,・・・,q)で表される。また、ロボットR1の実際の位置姿勢は、3次元空間(作業空間)におけるロボットR1の先端部T(リンクLn+1とハンドHとの取付部)の座標位置(Y1,Y2,Y3)とハンドHの姿勢で表される。
n個の関節角度q,・・・,qによって、q=(q,・・・,qを定義し、これを関節ベクトルと呼ぶ。関節ベクトルqは、時間の関数であり、時系列で一定時間毎のq(1),・・・q(k−1),q(k),q(k+1),・・・で表される。したがって、時間tにおける関節ベクトルqは、q(t)=(q(t),・・・,q(t))となる。
また、図3にはロボットの他の例を示している。ロボットR2は、人型のロボットであり、左右一対のアーム部A1,A2とハンドH1,H2を有している。ロボットR2は、10個の関節J,・・・,J10を備えており、10個の自由度を持つ。ロボットR2は、自由度が関節空間における座標系(q,・・・,q10)で表され、実際の位置姿勢が作業空間における各先端部T1,T2の座標位置(Y11,Y12,Y13)、(Y21,Y22,Y23)と各ハンドH1,H2の姿勢で表される。
次に、ロボットの運動方程式について説明する。ロボットの運動方程式は、式(1)で表される。式(1)において、左辺の第1項が関節ベクトルの加速度の項であり、第2項が関節ベクトルの速度の項であり、第3項が重力の項であり、右辺がn個の関節にかかるトルクである。
Figure 2009032189
式(1)において、dq/dtが関節ベクトルqの2階時間微分であり、dq/dtが関節ベクトルqの1階時間微分である。また、H(q)がロボットに作用する慣性力を表す行列であり、C(dq/dt,q)がロボットに作用する遠心力とコリオリ力を表す行列であり、G(q)がロボットに作用する重力を表すベクトルである。
次に、拘束条件について説明する。拘束条件は、ロボットを動作させる上でロボットの動きを拘束する力学的な(運動学的な)条件である。拘束条件の例を、式(2)、式(3)、式(4)で示す。式(2)は、ロボットの位置姿勢についての拘束条件である。式(3)は、ロボットの位置姿勢と速度についての拘束条件であり、例えば、一定速度で動作させるという条件がある。式(4)は、ロボットの位置姿勢と速度と加速度についての拘束条件であり、例えば、一定加速度で動作させるという条件がある。
Figure 2009032189
拘束条件は、上記の条件以外にも様々な条件が適用可能である。例えば、不等式を含む条件式でもよいし、3階以上の時間微分を含む条件式でもよい。
例えば、時間tからΔt/2前の時間t−Δt/2における関節iの角度q(t−Δt/2)と時間tからΔt/2後の時間t+Δt/2における関節iの角度q(t+Δt/2)とすると、関節iの角度qの1階時間微分は、Δtが極短い時間であると、式(5)で示すようにq(t−Δt/2)とq(t+Δt/2)によって近似できる。
Figure 2009032189
そこで、関節iの角度qの時間微分を、一般化し、式(6)のように定義する。式(6)において上付き文字(m)はm階時間微分であることを示し、(m−1)はm−1階時間微分であることを示す。
Figure 2009032189
関節iの角度qの1階時間微分を、関節iの角度qの0回時間微分で表すと、式(7)で示すようになる。ここで、式(7)のq (0)は、関節の角度qの0回時間微分なので、q (0)=qとする。また、q(k)=q(t−Δt/2,Δt)/Δt、q(k+1)=q(t+Δt/2,Δt)/Δtとおく。これによって、時間t=kでの関節iの角度qの1階時間微分は、式(8)に示すように、時間kの関節iの角度q(k)とその次の時間k+1の関節iの角度q(k+1)の2項間での差分式で表すことができる。
Figure 2009032189
このように、任意の関節iの角度qのm階時間微分を、角度qのm+1項間の差分式で近似することができる。したがって、拘束条件も各関節iの角度qのm+1項間の差分式で近似することができる。これによって、拘束条件を、各関節iの角度qのm+1項間の変化に基づいて判定することができる。例えば、式(3)の場合、拘束条件式が関節ベクトルq(各関節iの角度q)の1階時間微分を変数とするので、関節ベクトルq(k)、q(k+1)(各関節iの角度q(k)、q(k+1))の2項間の関係式で表すことができる。また、式(4)の場合、拘束条件式が関節ベクトルqの2階時間微分を変数とするので、関節ベクトルq(k−1)、q(k)、q(k+1)(各関節iの角度q(k−1)、q(k)、q(k+1))の3項間の関係式で表すことができる。このように、本実施の形態では、時系列で連続する関節ベクトルqの差分式で近似して拘束条件を取り扱う。
次に、評価関数(評価指標)について説明する。評価関数は、ロボットを動作させる際の評価条件を表す関数である。評価条件としては、例えば、ロボットの関節で発生するトルクをできるだけ小さくするという条件、アクチュエータで消費する電気エネルギを少なくするという条件がある。評価関数としては、線形関数である1次関数及び非線形関数である2次以上のn次関数や任意の非線形関数が適用でき、あらゆる関数が適用可能である。
ロボットをスタートの位置姿勢からゴールの位置姿勢まで動作させる場合、ロボットの動きは無数に存在する。そこで、時系列で連続したP個の姿勢をそれぞれ定義するP個の関節ベクトルq(1),q(2),・・・,q(p)まで決定されていたとすると、このp個の関節ベクトルに対して、評価関数の値を最小(あるいは、最大)にするように(すなわち、評価が最も高くなるように)、p+1番目の関節ベクトルq(p+1)を決定する。
本実施の形態では、p+1個の連続した関節ベクトルq(k−p+1),・・・,q(k),q(k+1)の関数F(q(k−p+1),・・・,q(k),q(k+1))を評価関数とする。そして、p個の関節ベクトルq(k−p+1),・・・,q(k)を既知として、関節ベクトルq(k+1)の複数の候補(拘束条件を満たす候補)の中から、評価関数の値を最小(あるいは、最大)とする関節ベクトルを選択し、k+1番目の関節ベクトルq(k+1)を決定する。
以下に、評価関数について2つの例を示す。1つ目の例は、評価関数を各関節で発生するトルクの総和を求めるための関数とし、この評価関数の値を最小とする関節ベクトルを選択する。このように、各関節で発生するトルクの総和を最小とすることにより、各アクチュエータにかかる負荷の総和を最小とすることができ、アクチュエータにかかる負荷を抑制できる。その評価関数Cを、式(9)に示す。
Figure 2009032189
式(9)において、τは、関節i(すなわち、アクチュエータ)で発生するトルクである。ここで、説明を簡単にするために、図4に示すような、2つの関節J,Jと重力バランサG,Gを持つロボットを考える。このようなロボットの場合、重力バランサG,Gがあるので、遠心力とコリオリ力が0となり、重力が0となり、慣性力が一定値となる。したがって、式(1)に示すロボットの運動方程式から、関節iのトルクτを式(10)で表すことができる。式(10)において、Hは、時定数の慣性行列である。
Figure 2009032189
したがって、この場合の評価関数Cは、関節角度qを3階時間微分した値の2乗和で表すことができる。上記したように、関節角度qの3階時間微分は、時系列で連続した4項間q(k−2)、q(k−1)、q(k)、q(k+1)の差分式で近似することができる。したがって、評価関数Cは、2次元の関節ベクトルq(k−2)、q(k−1)、q(k)、q(k+1)の非線形関数として表すことができる。ちなみに、n個の関数を持つ場合、n次元の関節ベクトルの非線形関数となる。
2つ目の例は、評価関数を各アクチュエータで消費する電気エネルギの総和を求めるための関数とし、この評価関数の値を最小とする関節ベクトルを選択する。このように、アクチュエータで消費する電気エネルギの総和を最小とすることにより、ロボットの消費電力を抑制することができる。その評価関数Jを、式(11)に示す。
Figure 2009032189
(t)は、各関節iを駆動するアクチュエータのモータで消費する電流である。したがって、式(11)の電流ベクトルI(t)=(I(t),・・・,I(t))である。Rは、各関節iを駆動するモータ及びそれを制御する電力変換回路での損失などを考慮した各関節iのモータでの抵抗値である。したがって、式(11)の抵抗ベクトルR=diag(R,・・・,R)である。
トルクと電流の関係式は、式(12)で表される。式(12)のKは、トルク定数である。ここでも、上記した2つの関節J,Jと重力バランサG,Gを持つロボットを考えた場合、式(10)と式(12)から、電流ベクトルI(t)は関節ベクトルqの2階時間微分で表されることになる。したがって、この場合の評価関数Jは、2次元の関節ベクトルq(k−1),q(k),q(k+1)の非線形関数として表すことができる。
Figure 2009032189
このように、本実施の形態では、評価関数Fについても、時系列で連続する関節ベクトルqの差分式で取り扱う。なお、評価関数Fが連続であるならば、評価関数Fがどのような非線形関数であってもロボットの動作経路を生成することができる。したがって、評価関数Fとしては、連続であることが条件となる。
それでは、動作経路生成装置1の各部について説明する。データベース2は、ハードディスクあるいはRAMの所定の領域に構成される。データベース2には、ロボットの形状データ(ロボットの各部の形状、大きさなど)、構造データ(リンク長、関節の最大回転角範囲など)、ロボットが作業を行う環境データ(障害物情報、ロボットの作業対象物体情報など)などが格納される。障害物情報としては、障害物の位置、形状、大きさなどである。なお、環境データについては、データベース2に予め格納しておくのではなく、ロボットに備えられる各種センサ(ミリ波センサ、超音波センサ、レーザセンサ、レンジファインダ、カメラセンサなど)によって取得してもよい。この場合、取得した環境データは、記憶部4に記憶される。センサについては、例えば、図3に示す人型ロボットの場合、顔部の目に相当する部分にカメラなどが取り付けされる。
入力部3は、作業者が入力や選択するための手段であり、例えば、マウス、キー、タッチ式である。作業者が入力部3から入力や選択するものとしては、ロボットのスタートとゴールの位置姿勢(関節ベクトルqで規定される位置姿勢)、評価関数及びその評価方法、拘束条件及びその判定方法、拘束条件を満たす候補を探すステップサイズε(時期列で連続する関節ベクトル間のステップサイズに相当)、拘束条件を満たすか否かを判定する閾値δ、拘束条件を満たす候補数の下限値N(姿勢評価部6での評価数の下限値に相当)である。
記憶部4は、RAMの所定の領域に構成される。記憶部4には、姿勢生成部5、姿勢評価部6、角度接続部7における各処理結果などが一時記憶される。
姿勢生成部5は、拘束条件を満たす次の時間k+1での関節ベクトルq(k+1)の候補をN個以上生成する。ここでは、説明を簡単にするために、拘束条件として、式(3)の関節ベクトルの1階時間微分を2項間q(k),q(k+1)で近似した拘束条件(式(13))が入力された場合について説明する。前回の処理までで関節ベクトルq(k)まで決定されているので、姿勢生成部5では、今回の処理で新たな関節ベクトルq(k+1)の候補をN個以上生成する。図5には、関節空間を示しており、関節ベクトルq(k)を中心としている。
Figure 2009032189
まず、姿勢生成部5では、関節ベクトルq(k)を始点とした多数のベクトルqrand1,qrand2,・・・を乱数を用いてランダムに生成する。具体的には、乱数によって、各ベクトルqrandの各関節iの角度qをランダムにそれぞれ生成する。図5に示す例では、100個のベクトルqrand1,qrand2,・・・,qrand100が生成される。そして、姿勢生成部5では、関節ベクトルq(k)からの距離がステップサイズεとなる位置にベクトルqrand1,qrand2,・・・をそれぞれ射影し、候補となるベクトルqp1,qp2,・・・を生成する。例えば、ベクトルqrandjの場合、候補ベクトルqpjは、式(14)によって表される。
Figure 2009032189
式(14)で示すように、q(k)からqrandjへの単位ベクトルにステップサイズεを乗算したベクトルが候補ベクトルqpjとなる。言い換えれば、ベクトル(qrandj−q(k))に(ε/(qrandj−q(k))のノルム)をスカラ倍することによってベクトルqpjを生成する。具体的には、(ランダムに生成したベクトルqrandjの各関節iの角度q−q(k)の各関節iの角度q)にスカラ倍する。
次に、生成した候補のベクトルqp1,qp2,・・・毎に、姿勢生成部5では、関節ベクトルq(k)と候補のベクトルqpj(具体的には、q(k)の各関節iの角度qとqpjの各関節iの角度q)を式(13)に代入し、h(q(k+1),q(k))の値を算出する。そして、姿勢生成部5では、h(q(k+1),q(k))の値が閾値δ以下か否かを判定する。
ちなみに、拘束条件を厳密に満たす(すなわち、h(q(k+1),q(k))の値が0)候補ベクトルを探索するのは、処理負荷が大きく、時間を要する。そこで、閾値δによって拘束条件を必要十分に満たす候補ベクトルを探索する。閾値δは、ロボットの形状や構造、ロボットの作業精度、処理負荷などを考慮して作業者によって設定される。
姿勢生成部5では、ランダムに生成した候補ベクトルqp1,qp2,・・・のうち、h(q(k+1),q(k))の値が閾値δ以下となった候補ベクトルの数がN個以上か否かを判定する。N個未満の場合、姿勢生成部5では、上記と同様の方法により、前回までと異なる候補ベクトルqp1,qp2,・・・を生成し、その中から拘束条件を満たすものを選択する。このようにして、姿勢生成部5では、拘束条件を満たすN個以上の関節ベクトルq(k+1)の候補ベクトルqpp1,qpp2,・・・,qppMを決定するまで上記の処理を行う。
ちなみに、姿勢評価部6での評価数をN個以上とするのは、評価ができるだけ高い関節ベクトルq(k+1)を決定するためであり、Nの数が大きくするほど評価の高い関節ベクトルq(k+1)を決定できる確率が高くなる。しかし、Nの数を大きくするほど、処理負荷も増大する。したがって、Nは、ロボットの評価レベルや精度、処理負荷などを考慮して作業者によって設定される。
このように、姿勢生成部5では、δを閾値として拘束条件を満たすN個以上の候補ベクトルqpp1,qpp2,・・・,qppMを決定する。なお、例えば、拘束条件が2階時間微分を3項間q(k−1),q(k),q(k+1)の差分で近似した拘束条件の場合には既に決定されているq(k−1),q(k)を用いてq(k+1)についてのN個以上の候補ベクトルqpp1,qpp2,・・・,qppMを決定し、拘束条件が3階時間微分を4項間q(k−2),q(k−1),q(k),q(k+1)の差分で近似した拘束条件の場合には既に決定されているq(k−2),q(k―1),q(k)を用いてq(k+1)についてのN個以上の候補ベクトルqpp1,qpp2,・・・,qppMを決定する。
姿勢評価部6は、姿勢生成部5で生成された拘束条件を満たす関節ベクトルq(k+1)の候補qpp1,qpp2,・・・,qppMの中から、評価関数を使って評価が高くかつ障害物と干渉しない関節ベクトルq(k+1)を1つ決定する。ここでは、説明を簡単にするために、評価関数をF(q(k),q(k+1))とした場合について説明する。前回の処理までで関節ベクトルq(k)まで決定されているので、姿勢評価部6では、今回の処理で関節ベクトルq(k+1)の候補ベクトルqpp1,qpp2,・・・,qppMの中から1つの関節ベクトルq(k+1)を決定する。
まず、候補ベクトルqpp1,qpp2,・・・,qppM毎に、姿勢評価部6では、関節ベクトルq(k)と候補ベクトルqppj(具体的には、q(k)の各関節iの角度qとqppjの各関節iの角度q)を評価関数Fに代入し、評価関数Fの値を算出する。そして、姿勢評価部6では、全ての候補ベクトルqpp1,qpp2,・・・,qppMの評価関数Fの値を比較し、評価関数Fの値が最小(すなわち、最も評価の高い)となる候補ベクトルqopt1を選択する。但し、評価関数Fによっては、評価関数Fの値が最大のものが最も評価が高くなる場合もある。
次に、姿勢評価部6では、関節ベクトルq(k)と選択した候補ベクトルqopt1とを接続し、線分(枝)を生成する。そして、姿勢評価部6では、作業する環境において生成した線分上の各関節ベクトルによって決まる姿勢のロボットの各部が障害物と干渉するか否かを判定する。障害物と干渉する場合(つまり、ロボットが障害物とぶつかる場合)、姿勢評価部6では、全ての候補ベクトルqpp1,qpp2,・・・,qppMの評価関数Fの値を再度比較し、評価関数Fの値が次に小さい値の候補ベクトルqopt2を選択する。そして、姿勢評価部6では、上記と同様に、関節ベクトルq(k)と候補ベクトルqopt2との線分について障害物との干渉判定を行う。このようにして、姿勢評価部6では、障害物と干渉しない候補ベクトルqoptを決定するまで上記の処理を行う。
障害物と干渉しない候補ベクトルqoptを決定すると、姿勢評価部6では、その候補ベクトルqoptを時間k+1での関節ベクトルq(k+1)とする。つまり、候補ベクトルqpp1,qpp2,・・・,qppMの中から、評価関数Fでの評価ができるだけ高くかつロボットが障害物とぶつからない関節ベクトルq(k+1)が1つ決定される。なお、例えば、評価関数がF(q(k−1),q(k),q(k+1))の場合には既に決定されているq(k−1),q(k)を用いて候補ベクトルの中から関節ベクトルq(k+1)が1つ決定され、評価関数がF(q(k−2),q(k―1),q(k),q(k+1))の場合には既に決定されているq(k−2),q(k―1),q(k)を用いて候補ベクトルの中から関節ベクトルq(k+1)が1つ決定される。
角度接続部7は、姿勢評価部6で決定された時系列で連続する関節ベクトルqを接続し、ロボットのスタートからゴールまでの動作経路を生成する。具体的には、姿勢評価部6で関節ベクトルq(k+1)が決定されると、角度接続部7では、既に決定されている関節ベクトルq(k)と関節ベクトルq(k+1)を接続し(具体的には、関節ベクトルq(k)の各関節iの角度qと関節ベクトルq(k+1)の各関節iの角度qを接続し)、その接続した線分上に関節ベクトル(各関節iの角度q)を補間する。このようにして、角度接続部7では、スタートからゴールまでの時系列で連続する関節ベクトルによって動作経路を生成する。ちなみに、動作経路を生成する際に、スタートからゴールに向けて関節ベクトルを延ばしていってもよいし、ゴールからスタートに向けて関節ベクトルを延ばしていってもよいし、スタートとゴールの両側から関節ベクトルを延ばしていってもよい。
出力部8は、角度接続部7で作成した動作経路を出力する手段である。出力部8は、例えば、モニタ、プリンタ、ロボットを動作させる制御部との通信を行う通信装置である。また、出力部8は、ロボットを動作させる制御部としての機能を有する場合、動作経路における各関節ベクトルに従ってロボットの各関節のアクチュエータを駆動制御する。
図1を参照して、動作経路生成装置1の動作を、図6のフローチャートに沿って説明する。図6は、本実施の形態に係る動作経路生成装置での動作の流れを示すフローチャートである。
動作経路生成装置1のデータベース2には、ロボットの形状データや構造データ、環境データが予め格納される。動作経路生成装置1では、作業者によって入力部3から、ロボットのスタートとゴールの位置姿勢(関節ベクトル)、評価関数及びその評価方法、拘束条件及びその判定方法、ステップサイズε、閾値δ、候補の数Nが入力される(S1)。なお、例えば、評価関数、拘束条件において3項間の関節ベクトルを用いる場合には関節ベクトルq(1),q(2)を入力する必要があり、4項間の関節ベクトルを用いる場合には関節ベクトルq(1),q(2),q(3)を入力する必要がある。
姿勢生成部5では、乱数を用いて候補ベクトルqp1,qp2,・・・をランダムに生成し、候補ベクトルqp1,qp2,・・・の中からδを閾値として拘束条件を満たす次の関節ベクトルq(k+1)の候補ベクトルqpp1,qpp2,・・・,qppMをN個以上選択する(S2)。姿勢評価部6では、次の関節ベクトルq(k+1)の候補ベクトルqpp1,qpp2,・・・,qppMの中から、評価関数Fで評価ができるだけ高くかつ障害物と干渉しない関節ベクトルq(k+1)を1つ選択する(S3)。角度接続部7では、選択された関節ベクトルq(k+1)と前回の関節ベクトルq(k)とを接続し、その間を補間する(S4)。
そして、角度接続部7では、スタートからゴールまでの関節ベクトルqの時系列からなる動作経路が完成したか否かを判定する(S5)。S5にて動作経路が完成していないと判定した場合、動作経路生成装置1では、S2の処理に戻って、再度、S2からS4の動作を行う。S5にて動作経路が完成したと判定した場合、動作経路生成装置1では、出力部8によって、動作経路を出力する。
この動作経路生成装置1によれば、ロボットが拘束条件を満たしかつ障害物とぶつからず、評価条件を考慮した動作経路を自動的に生成できる。特に、動作経路生成装置1では、評価関数として線形関数や各種非線形関数を適用でき、あらゆる評価条件についての最適化を図ることができる。例えば、式(9)や式(11)で示すような非常に複雑な非線形関数を評価関数とした場合でも、各評価関数による評価条件を最適化した動作経路を生成することができる。これによって、ロボットの動作経路についてのあらゆる最適化問題に対応することができる。
動作経路生成装置1では、候補となる関節ベクトル(各関節の角度)を乱数によってランダムに生成することにより、関節の個数に関係なく候補ベクトルを簡単かつ効率良く生成することができる。また、動作経路生成装置1では、関節ベクトル間の変化(各関節の角度間の変化)をスカラ倍することによって候補となる関節ベクトルを生成することにより、候補ベクトルを簡単に生成することができ、拘束条件を満たす姿勢の探索効率を高めることができる。
動作経路生成装置1では、拘束条件を時系列で連続する関節ベクトルの差分で近似することにより、拘束条件を簡単化でき、拘束条件を効率良く判定することができる。また、動作経路生成装置1では、評価関数を時系列で連続する関節ベクトルの差分で近似することにより、評価関数を簡単化でき、複数の候補ベクトルの中から評価関数を考慮して効率良く1つの関節ベクトルを選択することができる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
例えば、本実施の形態では多数の関節を有し、関節が回転動作するロボットに適用したが、関節が伸縮動作などの他の動作を行うものでも適用可能であり、また、ロボット全体が1次元上、2次元平面内、3次元空間内を移動可能なロボットでも適用可能である。
また、本実施の形態では評価条件として障害物と干渉しないという条件と評価関数を用いた条件との2つの条件としたが、評価条件が1つだけでもよいし、あるいは、3つ以上の条件でもよい。
また、本実施の形態では拘束条件及び評価条件が入力部によって入力される構成としたが、データベースなどの記憶手段に予め格納しておくなど、他の手段でこれらの条件を取得する構成としてもよい。
本実施の形態に係る動作経路生成装置の構成図である。 本実施の形態で適用されるロボットの一例である。 本実施の形態で適用されるロボットの他の例である。 2つの関節と重力バランサを持つロボットの一例である。 図1の姿勢生成部で生成する関節ベクトルの候補の一例である。 本実施の形態に係る動作経路生成装置での動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1…動作経路生成装置、2…データベース、3…入力部、4…記憶部、5…姿勢生成部、6…姿勢評価部、7…角度接続部、8…出力部

Claims (6)

  1. 力学的拘束を伴う関節ロボットの動作経路を生成するロボットの動作経路生成装置であって、
    ロボットの動作を拘束する拘束条件を取得する拘束条件取得手段と、
    ロボットの動作を評価する評価条件を取得する評価条件取得手段と、
    前記拘束条件取得手段で取得した拘束条件を満たすロボットの姿勢を複数生成する姿勢生成手段と、
    前記評価条件取得手段で取得した評価条件に基づいて前記姿勢生成手段で生成した複数の姿勢をそれぞれ評価する姿勢評価手段と、
    前記姿勢生成手段で生成した複数の姿勢の中から前記姿勢評価手段での評価結果に基づいて姿勢を選択する姿勢選択手段と、
    前記姿勢選択手段で選択した姿勢を用いてロボットの動作経路を生成する動作経路生成手段と
    を備えることを特徴とするロボットの動作経路生成装置。
  2. 前記姿勢生成手段は、ロボットの各関節の角度をランダムに生成してロボットの姿勢を生成し、当該生成したロボットの姿勢における各関節の角度の変化に基づいて拘束条件を満たすか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載するロボットの動作経路生成装置。
  3. 前記姿勢生成手段は、ロボットの前回の姿勢に対する各関節の角度の変化をスカラ倍することによってロボットの姿勢を生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載するロボットの動作経路生成装置。
  4. 評価条件は、ロボットの姿勢の各関節の角度を変数とする評価関数を用いた条件であり、
    前記姿勢評価手段は、前記姿勢生成手段で生成した姿勢の各関節の角度を評価関数に入力し、当該評価関数の出力値に基づいて姿勢を評価することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載するロボットの動作経路生成装置。
  5. 評価条件は、複数個の条件があることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載するロボットの動作経路生成装置。
  6. 評価条件は、ロボットの姿勢が障害物と干渉しない姿勢であるという条件を含むことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載するロボットの動作経路生成装置。
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