JP2009031470A - 画像形成装置 - Google Patents

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司 杉山
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Abstract

【課題】定着ユニットの温度状況を考慮することで、省エネモードでの節電量を最適化するとともに、省エネモードからの復帰時のダウンタイムを軽減することにある。
【解決手段】画像形成装置1は、印刷ジョブ間の時間を計時する第1計時部と、電源投入時からの経過時間を計時する第2計時部と、定着ユニット71の温度を測定する第1温度計72と、通常モード及び省エネモードを制御する制御部10とを備え、制御部10は、第1計時部の複数の計時結果に基づいて平均経過時間を算出し、第2計時部の計時結果と第1温度計72の測定結果とに基づいて定着ユニット71周辺の雰囲気温度を算出し、平均経過時間と雰囲気温度とに基づいて、通常モードから省エネモードへ移行するまでの通常モード維持時間及び省エネモードから通常モードへ復帰開始するまでの省エネモード維持時間を算出する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に一定条件下で省エネモードへ移行する画像形成装置に関する。
複写機やプリンタなどの画像形成装置は、一般に、通常の動作モードに加え、長時間使用されていない場合などに機器の消費電力を抑える省エネモードを備えている。そして、どのような条件下で省エネモードを実行すれば、省電力で使い勝手のよい画像形成装置を提供することができるのか、様々な提案がなされている。
例えば特許文献1の画像形成装置は、平均ジョブ待ち時間を読み込み、読み込んだ平均ジョブ待ち時間に基づいて、各ジョブが終了した後に通常モードから節電モード(省エネモード)に移行するまでの待機時間である節電モード時間、及び節電モードから通常モードへ復帰させるまでの待機時間である節電モード解除時間を算出する。そして、算出した節電モード時間及び節電モード解除時間を設定する。以上の処理により、ユーザが本装置を使用する毎に、画像形成装置はユーザの使用状況に適合した、節電モード時間及び節電モード解除時間を設定することになる。
特開2001−347728号公報
ところで、省エネモードから通常モードへの復帰に要する時間(ダウンタイム)は、定着ユニットの温度上昇具合によって決まるので、定着ユニットの温度状況の違い、つまり、定着ユニット周辺の雰囲気温度の違いによって異なる。したがって、定着ユニット周辺の雰囲気温度が高ければ、ダウンタイムは短く、逆に定着ユニット周辺の雰囲気温度が低ければ、ダウンタイムは長くなる。
しかしながら、特許文献1では、定着ユニットの温度状況が考慮されていない。そのため、省エネモードでの効率的な節電や、省エネモードからの復帰時のダウンタイムの軽減が十分に計られていない。
本発明は、定着ユニットの温度状況を考慮することで、省エネモードでの節電量を最適化するとともに、省エネモードからの復帰時のダウンタイムを軽減した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、印刷可能な通常モードと、少なくとも定着ユニットの温度を通常モードよりも低い状態に保つ省エネモードとを有する画像形成装置において、印刷ジョブ間の時間を計時する第1計時部と、電源投入時からの経過時間を計時する第2計時部と、定着ユニットの温度を測定する第1温度計と、通常モード及び省エネモードを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1計時部の複数の計時結果に基づいて平均経過時間を算出し、前記第2計時部の計時結果と前記第1温度計の測定結果とに基づいて前記定着ユニット周辺の雰囲気温度を算出し、前記平均経過時間と前記雰囲気温度とに基づいて、通常モードから省エネモードへ移行するまでの通常モード維持時間及び省エネモードから通常モードへ復帰開始するまでの省エネモード維持時間を算出することを特徴とする。
この構成によると、印刷ジョブ間の平均時間だけでなく定着ユニット周辺の雰囲気温度も考慮して通常モード維持時間と省エネモード維持時間とが決定され、通常モードと省エネモードとの切り換えが制御される。
また本発明は、印刷可能な通常モードと、少なくとも定着ユニットの温度を通常モードよりも低い状態に保つ省エネモードとを有する画像形成装置において、印刷ジョブ間の時間を計時する第1計時部と、定着ユニット周辺の雰囲気温度を測定する第2温度計と、通常モード及び省エネモードを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1計時部の複数の計時結果に基づいて平均経過時間を算出し、前記平均経過時間と前記雰囲気温度とに基づいて、通常モードから省エネモードへ移行するまでの通常モード維持時間及び省エネモードから通常モードへ復帰開始するまでの省エネモード維持時間を算出することを特徴とする。
この構成によると、印刷ジョブ間の平均時間だけでなく定着ユニット周辺の雰囲気温度も考慮して通常モード維持時間と省エネモード維持時間とが決定され、通常モードと省エネモードとの切り換えが制御される。その際、雰囲気温度は第2温度計によって直接測定される。
上記の画像形成装置において、前記平均経過時間が長い程、前記通常モード維持時間は短くなり、前記省エネモード維持時間は長くなるようにすることが望ましい。
例えば、前記通常モード維持時間の算出において、前記平均経過時間が第1閾値未満の場合は第1所定値を加算し、前記平均経過時間が第1閾値より長い第2閾値以上の場合は第1所定値を減算し、前記省エネモード維持時間の算出において、前記平均経過時間が第1閾値未満の場合は第2所定値を減算し、前記平均経過時間が第2閾値以上の場合は第2所定値を加算する。
この構成によると、平均経過時間が短い場合には通常モードを長く保ち、次の印刷ジョブに備えることができる。また、平均経過時間が長い場合には通常モードを短くして節電効率を向上させることができる。また、平均経過時間が短い場合には省エネモードを短くして次の印刷ジョブに備えることができる。また、平均経過時間が長い場合には省エネモードを長くして節電効率を向上させることができる。
上記の画像形成装置において、前記雰囲気温度が高い程、前記通常モード維持時間は短くなり、前記省エネモード維持時間は長くなるようにすることが望ましい。
例えば、前記通常モード維持時間の算出において、前記雰囲気温度が第3閾値未満の場合は第3所定値を加算し、前記雰囲気温度が第3閾値より高い第4閾値以上の場合は第3所定値を減算し、前記省エネモード維持時間の算出において、前記雰囲気温度が第3閾値未満の場合は第4所定値を減算し、前記雰囲気温度が第4閾値以上の場合は第4所定値を加算する。
この構成によると、雰囲気温度が低い場合には通常モードを長く保ち、省エネモード維持時間を相対的に短くすることにより、省エネモードの際に雰囲気温度が低くなりすぎることを防止して通常モードへの復帰に要する時間(ダウンタイム)を短くすることができる。また、雰囲気温度が高い場合には省エネモードの際に雰囲気温度が低くなりすぎることがなくダウンタイムへの影響も少ないので、通常モードを短くして節電効率を向上させることができる。また、雰囲気温度が低い場合には省エネモードを短くしてダウンタイムの影響を抑え、次の印刷ジョブに備えることができる。また、雰囲気温度が高い場合には省エネモードの際に雰囲気温度が低くなりすぎることがなくダウンタイムも短いので、省エネモードを長くして節電効率を向上させることができる。
本発明によると、定着ユニットの温度状況を考慮することで、省エネモードでの節電量を最適化するとともに、省エネモードからの復帰時のダウンタイムを軽減することができる。
本発明の画像形成装置は、電源装置から画像形成装置を構成する各部に電源を供給する電源モードとして、定着ユニットに設けられたヒータを高温にして画像記録が可能な状態で待機させる通常モードと、常時供給する必要のない部品に対して電源供給を低減又は停止した状態で待機させる省エネモードとを有する複合機である。なお、省エネモードは、少なくとも定着ユニットのヒータを通常モードよりも低い状態に保っていればよい。
図1は、本発明の画像形成装置の構成を示すブロック図であり、図2は、図1の電源制御部の構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成装置1には、パーソナルコンピュータ等の端末3a、3b、・・・(以下、略して端末3と記す)が、直接又はネットワーク2を介して接続されている。
画像形成装置1は、制御部10と、ネットワークインターフェース20と、ハードディスクドライブ(HDD)30と、表示部40と、操作部50と、スキャナ部60と、エンジン部70とを備えている。
ネットワークインターフェース20は、ネットワーク2と物理的に接続されており、端末3との間でデータを送受信するインターフェースである。
HDD30は、画像形成装置1における記憶装置であり、制御部10から画像情報を受け取ってこれを記憶する。なお、HDD30に代えて各種メモリやDVDなど他の記憶装置を用いても構わない。
表示部40は、液晶表示装置やブラウン管表示装置等からなり、制御部10から送られてきたデータを表示させる。
操作部50は、印刷処理の各種設定を行う複数の操作キー(不図示)から構成される。なお、操作部50は、表示部40にタッチパネルを採用することにより、表示部40と一体化することもできる。
スキャナ部60は、画像をスキャニングして、電子情報としての画像情報を生成し、これを制御部10へ出力するものである。
エンジン部70は、制御部10から画像情報を受け取り、画像を用紙へ印刷するものであり、現像ユニット(不図示)や定着ユニット71などを含んでいる。定着ユニット71は、定着ローラ(不図示)とそれに圧設された加圧ローラ(不図示)とを有し、定着ローラ又は加圧ローラ内にはヒータ(不図示)が設けられている。また、定着ローラ又は加圧ローラの温度を測定する第1温度計72が設けられている。第1温度計72の測定結果は制御部10に送られる。第1温度計72は接触型又は非接触型のどちらを用いてもよい。
制御部10は、画像形成装置1の各種機能を統括制御するものであり、CPUやメモリにより構成される。制御部10は、画像処理部11と、電源制御部12と、画像形成装置1内における各部とのインターフェース部(不図示)とを有している。
画像処理部11は、ネットワークインターフェース20及びネットワーク2を介して端末3から画像情報が入力されたり、又はスキャナ部60から画像情報を入力されたりする。そして、画像処理部11は、入力された画像情報をHDD30に記憶し、HDD30から画像情報を読み出してエンジン部70へ出力して印刷処理を実行させる。
電源制御部12は、ヒータやモータなどの電装系の電源制御を行ったり、CPUをクロック制御することによりCPUにおける電力状態を制御したりしている。図2に示すように、電源制御部12は、第1計時部12aと、経過時間記憶部12bと、平均経過時間算出部12cと、第2計時部12dと、雰囲気温度算出部12eと、通常モード維持時間算出部12fと、省エネモード維持時間算出部12gと、第3計時部12hと、モード切換部12iとを備えている。
第1計時部12aは、時計からなり、印刷終了時から次の印刷開始操作がなされるまでの時間である印刷ジョブ間の時間を計時する。ここで印刷終了時とは、エンジン部70により画像情報が印刷された用紙を排出する時点をいう。また、印刷開始操作とは、主に操作部50におけるキー操作を指すが、ネットワーク2及びネットワークインターフェース20を介して端末3から画像情報が入力されることも含むものとする。
経過時間記憶部12bは、各種メモリからなり、第1計時部12aにより計時された過去の計時結果(印刷ジョブ間の時間)を複数記憶する。これら計時結果は後述する平均経過時間を算出する際に用いられる。どの計時結果をいくつ保持するかは、平均経過時間の算出方法により異なるので、その算出方法に必要な計時結果を保持するものとする。
平均経過時間算出部12cは、経過時間記憶部12bから第1計時部12aの複数の計時結果を読み出し、それらに基づいて印刷ジョブ間の平均時間である平均経過時間を算出する。平均経過時間の算出方法には特に限定はないが、例えば、直近数回(例えば5回)の計時結果の平均値とすればよい。また、1日毎、1週間毎、1ヶ月毎など指定期間の計時結果の平均値としてもよい。また、時間帯や曜日などで限定した計時結果の平均値としてもよい。
第2計時部12dは、時計からなり、電源投入時からの経過時間を計時する。雰囲気温度算出部12eは、第2計時部12dの計時結果と第1温度計72の測定結果とに基づいて定着ユニット71周辺の雰囲気温度を算出する。
電源が投入されると、定着ユニット71のヒータが駆動し、定着ローラ及び加圧ローラからの放熱により定着ユニット71周辺の雰囲気温度が経時的に上昇する。この温度上昇スピードは実験で求めることができる。また、電源投入直後の第1温度計72の検出温度は室温や前回の電源オフからの経過時間によって異なり、電源投入直後の第1温度計72の検出温度が高い程、その時点での定着ユニット71周辺の雰囲気温度も高いといえる。したがって、電源投入時からある時点での定着ユニット71周辺の雰囲気温度は、電源投入直後の第1温度計72の検出温度に、電源投入時から経時的に上昇したであろう温度を加算して算出される。
通常モード維持時間算出部12fは、平均経過時間算出部12cで算出した平均経過時間と雰囲気温度算出部12eで算出した定着ユニット71周辺の雰囲気温度とに基づいて、通常モードから自動的に省エネモードへ移行するまでの時間、つまり通常モードを維持する時間(通常モード維持時間)を算出する。通常モード維持時間は、平均経過時間が長い程短くなり、雰囲気温度が高い程短くなるような算出式を用いる。例えば、平均経過時間が第1閾値未満の場合は第1所定値を加算し、平均経過時間が第1閾値より長い第2閾値以上の場合は第1所定値を減算し、雰囲気温度が第3閾値未満の場合は第3所定値を加算し、雰囲気温度が第3閾値より高い第4閾値以上の場合は第3所定値を減算するような算出式を用いることができる。この算出式の具体例については後述する。
省エネモード維持時間算出部12gは、平均経過時間算出部12cで算出した平均経過時間と雰囲気温度算出部12eで算出した定着ユニット71周辺の雰囲気温度とに基づいて、省エネモードから自動的に通常モードへ復帰開始するまでの時間、つまり省エネモードを維持する時間(省エネモード維持時間)を算出する。省エネモード維持時間は、平均経過時間が長い程長くなり、雰囲気温度が高い程長くなるような算出式を用いる。例えば、平均経過時間が第1閾値未満の場合は第2所定値を減算し、平均経過時間が第2閾値以上の場合は第2所定値を加算し、雰囲気温度が第3閾値未満の場合は第4所定値を減算し、雰囲気温度が第4閾値以上の場合は第4所定値を加算するような算出式を用いることができる。この算出式の具体例については後述する。
第3計時部12hは、時計からなり、通常モード維持時間算出部12fで算出された通常モード維持時間及び省エネモード維持時間算出部12gで算出された省エネモード維持時間を計時する。
モード切換部12iは、通常モード維持時間及び省エネモード維持時間にしたがって、通常モードと省エネモードとの切り換えを行うものである。また、省エネモード状態で印刷開始操作があった場合に即座に通常モードへ切り換える制御も行う。
次に、通常モードと省エネモードとの切り換えに関する画像形成装置1の動作例について説明する。図3は画像形成装置1の動作を示すフローチャートであり、図4は図3の続きを示すフローチャート、図5は図4の続きを示すフローチャートである。なお、図3と図4はAで繋がっており、図4と図5はBで繋がっている。
まず、画像形成装置1の電源が投入されると、ステップS10において、定着ユニット71の温度を第1温度計72で検出する。次にステップS11に進んで第2計時部12dの計時を開始する。次にステップS12へ進んで平均経過時間算出部12cが経過時間記憶部12bに既に保持されている複数の印刷ジョブ間の時間から平均経過時間Tavを算出する。
そしてステップS13へ進んで、平均経過時間Tavは通常モード維持時間算出部12f及び省エネモード維持時間算出部12gへそれぞれ送られ、第1閾値a(例えばa=55分)未満か、第1閾値a以上第2閾値b(例えばb=65分)未満か、第2閾値b以上かを判別される。
ステップS13において平均経過時間Tavが第1閾値a以上第2閾値b未満である場合、ステップS14へ進んで通常モード維持時間算出部12fは、通常モード維持時間T1を初期値t1(例えばt1=12分)のままとする。続いてステップS15へ進んで省エネモード維持時間算出部12gは、省エネモード維持時間T2を初期値t2(例えばt2=45分)のままとする。なお、初期値t1、t2は第1閾値a及び第2閾値bを考慮して設定される。
一方、ステップS13において平均経過時間Tavが第1閾値a未満である場合、ステップS16へ進んで通常モード維持時間算出部12fは、通常モード維持時間T1をT1=t1+αの式から算出する。ここでαは第1所定値であり、例えばα=2分とすることができる。このように、通常モード維持時間T1は第1所定値αの分だけ初期値t1よりも長くなる。したがって、平均経過時間Tavが短い場合には通常モードを長く保ち、次の印刷ジョブに備えることができる。
続いてステップS17へ進んで省エネモード維持時間算出部12gは、省エネモード維持時間T2をT2=t2−βの式から算出する。ここでβは第2所定値であり、例えばβ=5分とすることができる。このように、省エネモード維持時間T2は第2所定値の分だけ初期値t2より短くなる。したがって、平均経過時間Tavが短い場合には省エネモードを短くして次の印刷ジョブに備えることができる。
一方、ステップS13において平均経過時間Tavが第2閾値b以上である場合、ステップS18へ進んで通常モード維持時間算出部12fは、通常モード維持時間T1をT1=t1−αの式から算出する。このように、通常モード維持時間T1は第1所定値αの分だけ初期値t1よりも短くなる。したがって、平均経過時間Tavが長い場合には通常モードを短くして節電効率を向上させることができる。
続いてステップS19へ進んで省エネモード維持時間算出部12gは、省エネモード維持時間T2をT2=t2+βの式から算出する。このように、省エネモード維持時間T2は第2所定値の分だけ初期値t2より長くなる。したがって、平均経過時間Tavが長い場合には省エネモードを長くして節電効率を向上させることができる。
そしてステップS15、S17、S19からはステップS20へ進んで、雰囲気温度算出部12eは、第2計時部12dの計時結果と第1温度計72の測定結果とに基づいて定着ユニット71周辺の雰囲気温度Cを算出する。電源投入直後であれば、第2計時部12dは0なので、第1温度計72の検出温度から雰囲気温度Cが算出される。
そしてステップS21へ進んで、雰囲気温度Cは通常モード維持時間算出部12f及び省エネモード維持時間算出部12gへそれぞれ送られ、第3閾値x(例えばx=30℃)未満か、第3閾値x以上第4閾値y(例えばy=50℃)未満か、第4閾値y以上かを判別される。
ステップS21において雰囲気温度Cが第3閾値x以上第4閾値y未満である場合、ステップS22へ進んで通常モード維持時間算出部12fは、最終的な通常モード維持時間T3を上で算出した通常モード維持時間T1のままとする。続いてステップS23へ進んで省エネモード維持時間算出部12gは、最終的な省エネモード維持時間T4を上で算出した通常モード維持時間T2のままとする。
一方、ステップS21において雰囲気温度Cが第3閾値x未満である場合、ステップS24へ進んで通常モード維持時間算出部12fは、最終的な通常モード維持時間T3をT3=T1+γの式から算出する。ここでγは第3所定値であり、例えばγ=30秒とすることができる。このように、通常モード維持時間T3は第3所定値γの分だけステップS22での算出値より長くなる。したがって、雰囲気温度Cが低い場合には通常モードを長く保ち、省エネモード維持時間を相対的に短くすることにより、省エネモードの際に雰囲気温度Cが低くなりすぎることを防止して通常モードへの復帰に要する時間(ダウンタイム)を短くすることができる。
続いてステップS25へ進んで省エネモード維持時間算出部12gは、最終的な省エネモード維持時間T4をT4=T2−δの式から算出する。ここでδは第4所定値であり、例えばδ=30秒とすることができる。このように、省エネモード維持時間T3は第4所定値δの分だけステップS23での算出値より短くなる。したがって、雰囲気温度Cが低い場合には省エネモードを短くしてダウンタイムの影響を抑え、次の印刷ジョブに備えることができる。
一方、ステップS21において雰囲気温度Cが第4閾値y以上である場合、ステップS26へ進んで通常モード維持時間算出部12fは、最終的な通常モード維持時間T3をT3=T1−γの式から算出する。このように、通常モード維持時間T4は第3所定値γの分だけステップS22での算出値より短くなる。したがって、雰囲気温度Cが高い場合には省エネモードの際に雰囲気温度Cが低くなりすぎることがなくダウンタイムへの影響も少ないので、通常モードを短くして節電効率を向上させることができる。
続いてステップS27へ進んで省エネモード維持時間算出部12gは、最終的な省エネモード維持時間T4をT4=T2+δの式から算出する。このように、省エネモード維持時間T4は第4所定値の分だけステップS23での算出値より長くなる。したがって、雰囲気温度Cが高い場合には省エネモードの際に雰囲気温度Cが低くなりすぎることがなくダウンタイムも短いので、省エネモードを長くして節電効率を向上させることができる。
そしてステップS23、S25、S27からはステップS28へ進んで、ステップS22、ステップS24、又はステップS26で算出された通常モード維持時間T3を計時するため、第3計時部12hでの計時を開始する。
次にステップS29へ進んで印刷開始操作があったか否かを判別する。ステップS29において印刷開始操作があった場合は、ステップS30へ進んで印刷を行い、ステップS12に戻る。
一方、ステップS29において印刷開始操作がない場合は、ステップS31へ進んでモード切換部12iは通常モード維持時間T3が経過したか否かを判別する。ステップS31において時間が経過していない場合は、ステップS29に戻る。一方、ステップS31において時間が経過している場合は、ステップS32へ進んでモード切換部12iは、通常モードから省エネモードへの切り換えを行う。
そしてステップS33へ進んでステップS23、ステップS25、又はステップS27で算出された省エネモード維持時間T4を計時するため、第3計時部12hをリセットしてから計時を開始する。
次にステップS34へ進んで印刷開始操作があったか否かを判別する。ステップS34において印刷開始操作があった場合は、ステップS35へ進んでモード切換部12iは即座に通常モードへ切り換え、定着ユニット71が印刷可能温度まで上昇した後、ステップS36へ進んで印刷を行い、ステップS12に戻る。
一方、ステップS34において印刷開始操作がない場合は、ステップS37へ進んでモード切換部12iは省エネモードから通常モードへの復帰条件が整ったか否かを判別する。復帰条件とは、操作部50が操作されたときなど印刷以外の操作が行われたときのことである。
ステップS37において復帰条件が整っていない場合はステップS38へ進み、一方、復帰条件が整っている場合はステップS39へ進んでモード切換部12iは即座に通常モードへ切り換え、ステップS12に戻る。
ステップS38では、モード切換部12iは省エネモード維持時間T4が経過したか否かを判別する。ステップS38において時間が経過している場合は、ステップS39へ進み、一方、時間が経過していない場合は、ステップS34に戻る。
このように、定着ユニット71周辺の雰囲気温度を考慮して通常モード維持時間と省エネモード維持時間とを決定することにより、省エネモードでの節電量を最適化するとともに、省エネモードからの復帰時のダウンタイムを軽減することができる。
なお、上記の実施形態では、ステップS13とステップS21でそれぞれ3つの区分に分けて判断したが、その区分の数は2つ以上であれば特に限定はない。多くの区分に分ける程、細かな制御が可能となる。
なお、上記の実施形態では、雰囲気温度算出部12eで第2計時部12dの計時結果と第1温度計72の測定結果とに基づいて定着ユニット71周辺の雰囲気温度を算出する構成としたが、その構成に代えて定着ユニット周辺の雰囲気温度を測定する第2温度計を設け、第2温度計での検出温度を通常モード維持時間及び省エネモード維持時間の算出に用いてもよい。これによれば、直接雰囲気温度を測定するので精度が向上する。
本発明の画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置やそれらの複合機に利用することができる。
本発明の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図1の電源制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 図3の続きを示すフローチャートである。 図4の続きを示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
10 制御部
12a 第1計時部
12d 第2計時部
71 定着ユニット
72 第1温度計

Claims (6)

  1. 印刷可能な通常モードと、少なくとも定着ユニットの温度を通常モードよりも低い状態に保つ省エネモードとを有する画像形成装置において、
    印刷ジョブ間の時間を計時する第1計時部と、
    電源投入時からの経過時間を計時する第2計時部と、
    定着ユニットの温度を測定する第1温度計と、
    通常モード及び省エネモードを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記第1計時部の複数の計時結果に基づいて平均経過時間を算出し、
    前記第2計時部の計時結果と前記第1温度計の測定結果とに基づいて前記定着ユニット周辺の雰囲気温度を算出し、
    前記平均経過時間と前記雰囲気温度とに基づいて、通常モードから省エネモードへ移行するまでの通常モード維持時間及び省エネモードから通常モードへ復帰開始するまでの省エネモード維持時間を算出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 印刷可能な通常モードと、少なくとも定着ユニットの温度を通常モードよりも低い状態に保つ省エネモードとを有する画像形成装置において、
    印刷ジョブ間の時間を計時する第1計時部と、
    定着ユニット周辺の雰囲気温度を測定する第2温度計と、
    通常モード及び省エネモードを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記第1計時部の複数の計時結果に基づいて平均経過時間を算出し、
    前記平均経過時間と前記雰囲気温度とに基づいて、通常モードから省エネモードへ移行するまでの通常モード維持時間及び省エネモードから通常モードへ復帰開始するまでの省エネモード維持時間を算出することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記平均経過時間が長い程、前記通常モード維持時間は短くなり、前記省エネモード維持時間は長くなることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記通常モード維持時間の算出において、前記平均経過時間が第1閾値未満の場合は第1所定値を加算し、前記平均経過時間が第1閾値より長い第2閾値以上の場合は第1所定値を減算し、
    前記省エネモード維持時間の算出において、前記平均経過時間が第1閾値未満の場合は第2所定値を減算し、前記平均経過時間が第2閾値以上の場合は第2所定値を加算することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記雰囲気温度が高い程、前記通常モード維持時間は短くなり、前記省エネモード維持時間は長くなることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 前記通常モード維持時間の算出において、前記雰囲気温度が第3閾値未満の場合は第3所定値を加算し、前記雰囲気温度が第3閾値より高い第4閾値以上の場合は第3所定値を減算し、
    前記省エネモード維持時間の算出において、前記雰囲気温度が第3閾値未満の場合は第4所定値を減算し、前記雰囲気温度が第4閾値以上の場合は第4所定値を加算することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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