JP2009029483A - 容器蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さの低い容器蓋であっても、指先や手の平との接触性を向上させることによって、開閉性を向上させること。
【解決手段】容器の容器蓋1のスカート壁6の主部8の外周部には、突部が形成されている。突部は、高さの大きな大突部18aからなる大突部領域18と大突部18aよりも突出高さが低い小突部19a〜19cとからなる小突部領域19とを有し、これらの大突部領域18と小突部領域19とを主部8の周方向へ交互に配設するようにした。また、天面壁5にも、高さの大きな大突部38aからなる大突部領域38と、この大突部38aよりも高さの小さな小突部39a〜39cからなる小突部領域39とを形成し、これら大突部領域38と小突部領域39を周方向へ交互に配設して環状の天面周縁ナール形成領域32を形成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、飲料、洗剤、薬剤などの液体を収容する容器の口頸部に設けられ、容易に開閉することができる容器蓋に関する。
コーヒーや清涼飲料水などの容器の容器蓋には、容器蓋を開閉する際に、有底円筒体形状の周壁部に相当するいわゆるスカート壁に、上下方向に延びる線条の突部(縦リブ、業界ではナール、ローレットなどと呼ばれるが、本明細書ではナールという)が形成されている。この突部は、容器蓋を開閉するときに、指が滑らないようにするために設けられている。
また、容器蓋は省資源化、コストを下げるためにスカート壁の高さの低いものや容器蓋の径の小さいものが使用されることがある。このような場合、握りの面積が小さくなり、初期の開栓に大きな力を必要とするものは、開け難くなる傾向にある。また、径の小さい容器蓋でも力が掛かり難く、開け難くなる。そのため、容器蓋のスカート壁に特殊なナールを形成して、開栓を容易にしようとしたものがある。
下記の特許文献1の技術では、スカート壁の上下方向へ延びる線条の突部について、突出高さの大きな突部(以下、大突部という)と突出高さに小さい突部(以下小突部という)の2種の突部を形成し、これらの大突部と小突部とを容器蓋のスカート壁の全周部の周方向へ向けて互い違いに並べ、容器蓋の開閉の際に、指の引っ掛かりを良くし、容器蓋の開閉性を向上させている。
特開2001−354247号公報
特許文献1のように、大突部と小突部を交互に並べた状態では、大突部と小突部の高差が小さければ、指の引っ掛かり(開閉性)が悪くなる傾向にあり、大突部と小突部の高差が大きくなれば、容器蓋の開閉の際に、指の平に大突部の先端が食い込んで指が痛くなるような手触り感(触感性)を受けたりすることがある。特に、タンパーエビデントバンドが装着されている容器蓋は、ユーザが飲料商品などの購入後に初期に開栓するような場合、タンパーエビデントバンドの橋絡部を切断するので、通常の開栓時よりも負荷を必要とし、指先に突部が食い込むようになる。
特に、スカート壁の高さが低い容器蓋や径の小さい容器蓋では、握りの部分であるスカート壁の大きさが小さくなるので、高さの大きな容器蓋や径の大きな容器蓋よりも強い力で開栓することになる。このような高さの小さな容器蓋や径の大きな容器蓋は、特許文献1のような容器蓋では更に開け難くなる。
更に、タンパーエビデントバンド(不正開封防止バンド)が装着されている容器蓋は、ユーザが飲料商品などの購入後に初期に開栓するような場合、タンパーエビデントバンドの橋絡部を切断するので、通常の開栓時よりも負荷を必要とし、指先に突部が食い込むようになり、手触り感が悪くなる問題がある。また、開栓時にタンパーエビデントバンドを一緒に握ったまま容器蓋を開けようとすることもある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、開閉時における開閉性が良く手触り感を向上させる容器蓋を提供することを目的とする。
本発明の容器蓋は、上記目的を達成するために、天面壁と該天面壁の周縁から垂下する筒状のスカート壁とを有し、前記スカート壁の外周壁部には、該外周壁部の外側に突出し前記スカート壁の上下方向に延在する線条の突部を、前記スカート壁の全周方向に亘って複数形成したスカート部ナール形成領域を有する容器蓋において、前記突部は、前記外周壁部の外面からの突出高さの大きな大突部と突出高さが前記大突部よりも低い小突部とを有し、前記スカート壁には前記大突部を複数形成した大突部領域と前記小突部を複数形成した小突部領域とを有し、これら大突部領域と小突部領域とを前記主部の周方向へ交互に配設するとともにこれらの大突部領域及び小突部領域が前記スカート壁の上縁から前記天面壁の内側へ向かって環状に延びて形成された天面周縁ナール形成領域を有し、該天面周縁ナール形成領域の大突部領域及び小突部領域を前記天面壁から突出させるように形成した。
上記容器蓋は、前記スカート壁に形成した前記大突部領域及び前記小突部領域における前記外周壁部の半径方向外側へ突出する各突部の突出高さと、前記天面壁に形成した前記大突部領域及び前記小突部領域における前記天面壁上方へ突出する各突部の突出高さが同じになるように形成することができる。
上記容器蓋の、前記スカート部ナール形成領域の前記大突部領域及び小突部領域は、前記スカート壁の下部よりも上部が漸次拡径するように形成した拡径部を、少なくとも前記スカート壁の上端側に形成することができる。
上記容器蓋は、前記天面周縁ナール形成領域よりも内側に位置する天面中央領域の部位を上方に突出させて形成し、前記天面周縁ナール形成領域の大突部領域の突部の高さと少なくとも前記天面中央領域の外周側の高さを一致させることができる。
上記容器蓋は、前記スカート部ナール形成領域及び前記天面周縁ナール形成領域の前記小突部領域内において、前記小突部の突出高さは外側から中間側に向かって漸次減少することができる。
本発明の容器蓋は、大突部領域及び小突部領域をスカート壁部及び天面壁の周方向に交互に形成したので、ユーザはスカート壁部のみならず、天面壁、又はスカート壁部と天面壁との境界部に指や手の平を当てることによって、大小突部で形成する波形状が指先、手の平等の引っ掛かり部となり、容易に容器蓋を開栓することができる。特に、高さの低い容器蓋や径の小さい容器蓋であっても、容易に容器蓋を開栓することができる。
上記容器蓋の前記スカート部ナール形成領域の前記大突部領域及び小突部領域は、前記スカート壁の下部よりも上部が漸次拡径するように形成した拡径部を、少なくとも前記スカート壁の上端側に形成することによって、例えば、タンパーエビデントバンドが容器蓋に形成されたような場合は、通常ユーザは拡径部を掴んで容器蓋を開栓するので、ユーザが誤って、タンパーエビデントバンドを主部と一緒になって回すことを防止する。この際、拡径部と天面周縁ナール形成領域との境界部が大突部領域と小突部領域とによる波形状であるので、握りやすくかつ指先等の引っ掛かりが良く、容器蓋を容易に開栓することができる。
上記容器蓋は、前記スカート部ナール形成領域及び前記天面周縁ナール形成領域の前記小突部領域内において、前記小突部の突出高さは外側から中間側に向かって漸次減少するようにしたので、ナール部に触れる触感がより滑らかになった。
以下、本発明の実施形態の容器蓋について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る容器蓋1の斜視図であり、図2は容器蓋1の正面図、図3は容器蓋1の天面を示す平面図、図4は容器蓋1を上下方向に切断した断面図である。
この容器蓋1は、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂などから形成されており、円板形状の天面壁5とこの天面壁5の周縁から垂下する略円筒形状のスカート壁6とを有する。容器蓋1の天面壁5は、全体が実質上ほぼ水平に延在し、スカート壁6の下部には周方向に延在する弱化ライン7が形成されている。スカート壁6には、その弱化ライン7よりも上方に主部8を設け、それよりも下方にタンパーエビデント裾部10を設けている。
図4に示すように、周方向弱化ライン7は、周方向に間隔をおいて形成されたスリット12とこれらのスリット12間に存在する複数の橋絡部14とから構成されている。橋絡部14は、主部8と裾部10を上下方向に破断可能に連結し、容器蓋1の開栓時の破断を容易にしている。
スカート壁6の主部8は、肉厚の等しい筒状の外周壁部16と外周壁部16から半径方向外側に突出する複数の突部が形成されている。突部はスカート壁6の上下方向に直線状に延びる線条(リブ状)形状であって、主部8の全周に亘って形成される。
図2及び図3の容器蓋1に示すように、突部は半径方向外側へ突出高さの大きな大突部18aとこの大突部18aよりも突出高さの低い小突部19a〜19cが形成されている。大突部18aの先端は、横断面形状がほぼ半円形状であり、この同一形状の大突部18aが同ピッチで、本実施形態では5個が連続して配設されている。なお、この大突部が5個連続して並べられた領域を、以下大突部領域18という。この大突部領域18は、同一形状に構成されている大突部領域18が複数設けられ、主部8の周方向に等間隔に配設されている。大突部領域18の周方向角度は10度〜45度の範囲が好ましい。
主部8の各大突部領域18の間には、小突部領域19が形成されている。小突部領域19は、上述した大突部18aよりも高さの小さい小突部19a〜19cが外周壁部16から半径方向外側へ突出して形成され、小突部19a〜19cは小突部領域19内にて、最外側に位置する2個の外側小突部19aの高さが、大突部18aの突出高さよりも低く、外側小突部19aの内側に位置する2個の内側小突部19bの高さが、外側小突部19aの突出高さよりも低く、内側小突部19bのさらに内方側に位置し、小突部領域19の中央位置に1つある中央小突部19cがさらに内側小突部19bの突出高さよりも低く形成されている。これらの外側小突部19a、内側小突部19b及び中央小突部19cの周方向ピッチは、大突部18aの周方向ピッチに等しく形成されている。よって、大突部領域18の周方向角度と小突部領域19の周方向角度は、本実施形態では一致させている。なお、大突部領域18及び小突部領域19の周方向ピッチは、容器への巻締適性を考慮すると一致させることが好ましい。
上述したように、小突部領域19の突部は外側から中間位置に向かって、小突部19a、19b、19cの順に配置され、小突部19a、19b、19cの順に漸次、外周壁部16外面からの突出高さが低くなるように形成されている。また、外周壁部16の周方向における大突部領域18の大突部18aの幅は等しく、小突部領域19では、小突部領域19の外側から中間位置に向かって、漸次幅が狭くなっている。すなわち、小突部19a>19b>19cの関係にある。このように、主部8は大突部領域18の部分が、大突部18aの存在によって厚肉に形成され、小突部領域19の部分が、大突部18aよりも薄肉に形成されている。
なお、主部8に形成したスカート壁6の全周方向に亘って複数形成した突部18a、19a〜19cを、以下スカート部ナール形成領域31とする。このようなスカート部ナール形成領域31は、全体として、外周壁部16の半径方向へほぼ波打った形状に形成され、全体としては、大突部領域18が波の山側となり、小突部領域19が波の谷側となる。
天面壁5には、そのスカート部ナール形成領域31から天面壁5の中心側へ向かって、環状の天面周縁ナール形成領域32が形成されている。天面周縁ナール形成領域32は、大突部領域38と小突部領域39とを設け、大突部領域38では、スカート部ナール形成領域31の大突部18aから連続して形成された大突部38aが天面壁5の中心側へ延びている。そして、天面周縁ナール形成領域32では、大突部38aが上方へ突出する高さと、大突部18aの外周壁部16における半径方向外側へ突出する高さと一致させている。また、小突部領域39では、領域31の各対応する小突部19a、19b、19cから連続して形成された小突部39a、39b、39cが天面壁5の中心側へ向かって、天面壁5の天面中央領域33の外周部まで延びている。そして、天面周縁ナール形成領域32では、各小突部39a、39b、39cの天面壁5の上面から突出する高さと、これらに連続する小突部19a、19b、19cの外周壁部16における半径方向外側の高さと一致させている。ただし、それらの高さを一致させる必要はないが、一致させた方が均整がとれた形状になる。
こうして、天面周縁ナール形成領域32は、全体として、上下にかつ周方向へほぼ波打った形状に形成され、大突部領域38が波の山側となり、小突部領域39が波の谷側となる。なお、天面周縁ナール形成領域32では、各突部38a、39a〜39cを天面壁5の中心部に向けているので、それらの周方向の幅は、中心側に向かうほど細く形成されている。
天面周縁ナール形成領域32の内部に位置する天面中央領域33の高さは、本実施形態では、図4に示すように、大突部38aが天面中央領域33の高さと同じになるように形成し、小突部39a〜39cが天面中央領域33よりも、順次低くなるように形成している。大突部18a及び小突部19a〜19cについては、天面周縁ナール形成領域32の基準面の高さを天面中央領域33の面と同じ高さに形成し、天面中央領域33から大突部18a及び小突部19a〜19cを突出するように形成してもよい。
図4に示すように、天面壁5の内面側には、天面壁5から下側に突出する環状シール23が形成されている。環状シール23は、外周面が図示しない容器の口頸部の内周面に当接することによってシール性を保持する。そして、容器蓋1の内周面には、容器の雄ネジと螺着する雌ネジ21が形成されている。また、タンパーエビデント裾部10の内周面には、容器蓋1の半径方向内側に突出する内方向突起11を複数個形成している。この内方向突起11は、容器に形成された係止部に係合して開栓後のタンパーエビデント裾部10の抜け止めの役割を果たす。
このような容器蓋1は、ユーザが開栓するときには、片手で図示しない容器を握りしめて固定し、他方の手の指先によって容器蓋1を開栓する。主部8を回転させると、ネジ21の作用により、容器蓋1の全体が上方へ移動するが、タンパーエビデント裾部10の内周面に設けられているラチェット片15が図示しない容器のラチェット爪に係止されているので、タンパーエビデント裾部10の回転が阻止され、主部8の側のみが上方へ移動することとなり、弱化ライン7の橋絡部14が切断され、弱化ライン7を境界として、主部8の側が容器の口頸部から分離される。
この際、子供や老人のように力の弱い人であっても、スカート部ナール形成領域31と天面周縁ナール形成領域32との境に指の平部を引っ掛けたり(又は押し付けたり)、手の平部を天面周縁ナール形成領域32に押し付けたりして、容易に容器蓋を開栓することができる。また、容器蓋1の高さが低くて、容器蓋1の主部8の握りが狭くスカート部ナール形成領域31に力を十分にかけられないような場合であっても、上述した形状により容器蓋1に力を付加することができる。
タンパーエビデント裾部10を分離するときには、開栓後における通常の開栓時よりも負荷が大きいが、本実施形態では、容器蓋1の主部8の周囲には、大突部領域18及び小突部領域19が交互に形成されている。ユーザは主部8に指を当てて、指先が滑ることなく大きな負荷をかけることができ、大小突部領域18,19に手を触れることによって、滑らかな感触性を得ることができる。このように、本実施形態の容器蓋1は、大突部領域18の大突部18aの先端部から小突部19a〜19cの先端部の形状が緩やかな波形状の曲線を描いているので、指先を大突部領域18及び小突部領域19に押し付けても、指皮膚が食い込んで痛むような感触を防止できる。これについては、橋絡部14の切断後の容器蓋1の開閉についても、良好な容器蓋1の開栓性、触感性を得ることができる。
なお、本実施形態では、大突部18aの高さが通常の大きさであり、小突部19a〜19cの突出部は大突部18aよりも小さいので、その小突部19a〜19cの大きさが小さい分だけ、主部(スカート壁6)8を肉薄にして、容器蓋1の軽量化及び材料費の節約を図ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態の容器蓋について説明する。
図5は、容器蓋1の斜視図、図6はその正面図、図7はその平面図である。なお、上記第1の実施形態と同一の符合を付して説明する。
上記第1の実施形態では、容器蓋1のスカート壁6の大突部18a及び小突部19a、19b、19cの横断面形状を下部から上部まで実質的に同一断面としたが、本実施形態では、それらの突部の横断面形状の下部側の断面と上部側の横断面とが、図5及び図6に示すように、異なる形状に形成した。以下、これについて説明する。
スカート壁6の主部8は、肉厚の等しい筒状の外周壁部16と外周壁部16から半径方向外側に突出する複数の突部が形成されている。突部はスカート壁6の上下方向に延びるリブ形状であって、主部8の全周に亘って形成される。
突部は高さの大きな大突部18aを形成した大突部領域18とこの大突部18aよりも高さの低い小突部19a〜19cを形成した小突部領域19とが形成されている。これらの大突部18a及び小突部19a〜19cは、主部8の下側の同径部L1では、直線状であり、同径部L1よりも上方では、上方へ向けてかつ外周壁部16の半径方向外側へ向けて漸次拡径されたフィン状の拡径部L2を形成している。そして、天面壁5の位置手前でやや湾曲し、天面周縁ナール形成領域32の大突部38aと小突部39a〜39cに連結する。尚、大突部18a及び小突部19a〜19cの意味するところは、スカート壁6の同一高さにおける外周壁部16からの半径方向外側に突出する高さの差により区別される。
大突部領域18では、同径部L1及び拡径部L2の両者ともに、大きさの等しい大突部18aが同ピッチで、本実施形態では5個が連続して配設されている。主部8の各大突部領域18の間には、小突部領域19が形成されている。小突部領域19は、同径部L1及び拡径部L2の両者ともに、大突部18aよりも突出高さの小さい小突部19a〜19cが、外周壁部16から半径方向外側へ突出して形成されている。そして、上記第1の実施形態と同様に、外側小突部19aの内側に位置する2個の内側小突部19bの高さが、外側小突部19aよりも低く、内側小突部19bの内方側に位置し、小突部領域19の中央位置に1つある中央小突部19cがさらに内側小突部19bの高さよりも低く形成されている。また、大突部19aと各小突部19a〜19cの突出高さの差は、同径部L1から拡径部L2にわたって、同じになるように形成している。
したがって、スカート部ナール形成領域31は、同径部L1及び拡径部L2の部分が全体として、外周壁部16の半径方向の内外にほぼ波打った形状に形成され、大突部領域18が波の山側となり、小突部領域19が波の谷側となる。
また、スカート壁6の周方向における大突部領域18の大突部18aの幅は同径部L1及び拡径部L2とも等しく、小突部領域19では、小突部領域19の外側から中間位置に向かって、19a>19b>19cとなるように同径部L1及び拡径部L2ともに漸次幅が狭くなっている。
天面壁5には、スカート部ナール形成領域31の上端部から天面壁5の中心側へ向かって、環状の天面周縁ナール形成領域32が形成されている。天面周縁ナール形成領域32は、拡径部L2が外周壁部16の径方向外側に延長されたことによって、大突部領域38と小突部領域39とが共に、天面壁5の外側に延長されて、天面周縁ナール形成領域32の面積は、上記第1の実施形態よりも大きく形成されている。
本実施形態では、大突部領域38の大突部38aの天面壁5の上面から突出高さと、同径部L1における大突部18aの高さと同一となるように形成している。また、小突部領域39の天面壁5がある部分では、各小突部39a、39b、39cの天面壁5の上面から突出する高さと、これらに対応する同径部L1の小突部19a、19b、19cの外周壁部16における高さと一致させている。ただし、一致させる必要はない。
このように、環状の天面周縁ナール形成領域32は、全体として周方向に向かって、上下にほぼ波打った形状に形成され、大突部領域18が波の山側となり、小突部領域19が波の谷側となる。
なお、領域32では、各突部38a、39a〜39cを天面壁5の中心部に向けているので、それらの周方向の幅は、中心側に向かうほど細く形成されている。
その他の容器蓋1の天面壁5及びスカート壁6の形状は、上記第1の実施形態と同じであるので、その説明を省略する。
本実施形態における容器蓋1は、スカート壁6の高さが低くても、拡径部L2を形成したので、ユーザが開栓するときに、拡径部L2を握ることによって、容易に容器を開栓することができる。この際、拡径部L2に大突部領域18及び小突部領域19における波形状が形成されているので、指先の引っ掛かり感がよく、併せて手触り感もよいので容易に開けることができる。さらに、天面壁5の天面周縁ナール形成領域32にも大突部領域38及び小突部領域の波形状を形成しているので、指先や手の平に波形状が引っ掛かりやすく容易に容器蓋1を開栓できる。特に、タンパーエビデントバンドを形成しているもので、スカート壁6の短いものは、タンパーエビデントバンドを掴んで容器蓋1を外すようなときに、容器蓋1が外れないようなことがあり、本実施形態のように、拡径部L2を形成したものは、そのタンパーエビデントバンドが掴みにくく、容器蓋1を容易に外すことができる効果がある。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的思想に基づいて、勿論、本発明は種々の変形又は変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、容器蓋1を樹脂製容器としたが、容器蓋については、金属製キャップであってもよく、主部に本実施形態と同様な大突部領域及び小突部領域を形成してもよい。
また、上記実施形態では、小突部領域19,39を中央側に向けて漸次、小突部19a〜19c及び39a〜39cの大きさを小さくして、容器蓋1の半径方向内側へ突出高さを小さくしたが、小突部は突出高さを同じにして、それらの先端部を同一円周上に配置するようにもできる。
本発明の第1の実施形態の容器蓋の斜視図である。 図1の容器蓋の正面図である。 図1の容器蓋の平面図である。 図3の容器蓋を垂直方向へ切断した断面図である。 本発明の第2の実施形態の容器蓋の斜視図である。 図5の容器蓋の正面図である。 図5の容器蓋の平面図である。
符号の説明
1 容器蓋
5 天面壁
6 スカート壁
7 弱化ライン
8 主部
10 裾部
16 外周壁部
17 突部
18,38 大突部領域
18a,38a 大突部
19,39 小突部領域
19a〜19c,39a〜39c 小突部

Claims (5)

  1. 天面壁と該天面壁の周縁から垂下する筒状のスカート壁とを有し、前記スカート壁の外周壁部には、該外周壁部の外側に突出し前記スカート壁の上下方向に延在する線条の突部を、前記スカート壁の全周方向に亘って複数形成したスカート部ナール形成領域を有する容器蓋において、
    前記突部は、前記外周壁部の外面からの突出高さの大きな大突部と突出高さが前記大突部よりも低い小突部とを有し、
    前記スカート壁には前記大突部を複数形成した大突部領域と前記小突部を複数形成した小突部領域とを有し、これら大突部領域と小突部領域とを前記主部の周方向へ交互に配設するとともにこれらの大突部領域及び小突部領域が前記スカート壁の上縁から前記天面壁の内側へ向かって環状に延びて形成された天面周縁ナール形成領域を有し、
    該天面周縁ナール形成領域の大突部領域及び小突部領域を前記天面壁から突出させるように形成したことを特徴とする容器蓋。
  2. 前記スカート壁に形成した前記大突部領域及び前記小突部領域における前記外周壁部の半径方向外側へ突出する各突部の突出高さと、前記天面壁に形成した前記大突部領域及び前記小突部領域における前記天面壁上方へ突出する各突部の突出高さが同じになるように形成したことを特徴とする請求項1に記載の容器蓋。
  3. 前記スカート部ナール形成領域の前記大突部領域及び小突部領域は、前記スカート壁の下部よりも上部が漸次拡径するように形成した拡径部を、少なくとも前記スカート壁の上端側に形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の容器蓋。
  4. 前記天面周縁ナール形成領域よりも内側に位置する天面中央領域の部位を上方に突出させて形成し、前記天面周縁ナール形成領域の大突部領域の突部の高さと少なくとも前記天面中央領域の外周側の高さを一致させるようにしたことを請求項1〜3のいずれか1項に記載の容器蓋。
  5. 前記スカート部ナール形成領域及び前記天面周縁ナール形成領域の前記小突部領域内において、前記小突部の突出高さは外側から中間側に向かって漸次減少していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の容器蓋。
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