JP2009028952A - 光学素子の製造方法 - Google Patents

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重之 荻荘
Koichi Kamiyama
浩一 神山
Shoichi Kyotani
昇一 京谷
Eiji Shinohara
英司 篠原
Shozo Takamura
章三 高村
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Abstract

【課題】遮光用被膜を有した基板に対するレンズ部の成形の自由度が高い光学素子の製造方法を提供する。
【解決手段】光を透過可能な開口部11が表面に形成された基板1にレンズ部12を形成してなる光学素子の製造方法であって、基板1の開口部11の位置に紫外線硬化樹脂からなる樹脂材31を載置し、レンズ成型面32aを有し紫外線を透過可能な材質からなる金型32によって樹脂材31を押圧し、該押圧した状態で紫外線を樹脂材31に対して金型32を透過させて照射し硬化させることで、基板1の表面にレンズ部12を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板の表面にレンズ部が形成されてなる光学素子の製造方法に関し、特に基板の表面に絞りとなる開口部も形成された光学素子の製造方法に関する。
従来、カメラ等に用いられるレンズ部を有する光学素子として、ガラスや樹脂などからなる透明基板の表面にレンズ部を形成してなるものが知られている。レンズ部は、レンズとして機能するレンズ機能面を表面に備え、光を集光する機能を有する。このレンズ部を透明基板上にアレイ状に効率よく形成するために、レンズ部の材料に紫外線硬化樹脂を用いることも知られている。
この場合、透明基板の上に未硬化の紫外線硬化樹脂を載置した後、紫外線硬化樹脂の上から透明基板の上に金型を重ね、金型を押圧して透明基板と金型の間の空間に紫外線硬化樹脂を押し広げ、次いで透明基板を通して紫外線を照射することにより、紫外線硬化樹脂を硬化させてレンズを形成する。このようなレンズ部の形成方法としては、例えば特許文献1に示すようなものがある。
特開2002−355826号公報
透明基板上にレンズ部を形成してなる光学素子においては、透明基板上にレンズの絞りとなる遮光用被膜も設けられる。遮光用被膜は、所定の径を有する円形の開口部を有するように透明基板の表面に被着され、レンズ機能面を有する部分で開口部を覆うようにレンズ部を配置することで、遮光用被膜の開口部をレンズの絞りとして機能させることができる。
ここで、レンズ部の外周面から侵入する光あるいは外周面を反射する光が開口部を通過すると、ゴーストやフレアが発生する原因となるため、レンズ部の外周面を開口部の外縁よりも外側に設けることが望ましい。しかし、遮光用被膜を透明基板に設けた場合、樹脂材を硬化させるための紫外線は透明基板を透過して照射されるため、遮光用被膜を透過することができない。したがって、レンズ部の周縁部を遮光用被膜と重なり合うようにして、レンズ部の外周面を開口部の外縁よりも外側に形成することができなかった。すなわち、遮光用被膜を有した基板に対するレンズ部の成形の自由度が低かった。
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、遮光用被膜を有した基板に対するレンズ部の成形の自由度が高い光学素子の製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る光学素子の製造方法は、光を透過可能な開口部が表面に形成された基板にレンズ部を形成してなる光学素子の製造方法において、
前記基板の開口部の位置に紫外線硬化樹脂からなる樹脂材を載置し、レンズ成型面を有し紫外線を透過可能な材質からなる金型によって前記樹脂材を押圧し、該押圧した状態で紫外線を前記樹脂材に対して前記金型を透過させて照射し硬化させることで、前記基板の表面にレンズ部を形成することを特徴として構成されている。
また、本発明に係る光学素子の製造方法は、前記開口部は前記基板の表面に被着される遮光用被膜に開口を設けることで形成され、
前記レンズ成型面により形成されるレンズ部は、前記開口部より外周側の前記遮光用被膜と重なり合うように配置されることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係る光学素子の製造方法は、前記基板の少なくとも片面に前記開口部に相当する大きさのレジストを塗布し、前記レジストを含む前記基板の面に遮光用被膜を成膜し、前記レジストを除去することにより前記遮光用被膜に開口部を形成することを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係る光学素子の製造方法は、前記基板の前記レンズ部が形成された面と反対側の面に紫外線硬化樹脂からなる第2樹脂材を載置し、第2レンズ成型面を有し紫外線を透過可能な材質からなる第2金型によって前記第2樹脂材を押圧し、該押圧した状態で紫外線を前記第2樹脂材に対して前記第2金型を透過させて照射し硬化させることで、前記基板の前記レンズ部が形成された面と反対側の面に第2レンズ部を形成することを特徴として構成されている。
そして、本発明に係る光学素子の製造方法は、前記第2レンズ成型面により形成される第2レンズ部は、前記開口部よりも大きい外周径を有するように形成されることを特徴として構成されている。
本発明に係る光学素子の製造方法によれば、基板の開口部の位置に紫外線硬化樹脂からなる樹脂材を載置し、レンズ成型面を有し紫外線を透過可能な材質からなる金型によって樹脂材を押圧し、押圧した状態で紫外線を樹脂材に対して金型を透過させて照射し硬化させることで、基板の表面にレンズ部を形成することにより、開口部にかかわらず紫外線を樹脂材の全体に対して照射することができ、レンズ部の成形の自由度を高めることができる。
また、本発明に係る光学素子の製造方法によれば、開口部は基板の表面に被着される遮光用被膜に開口を設けることで形成され、レンズ成型面により形成されるレンズ部は、開口部より外周側の前記遮光用被膜と重なり合うように配置されることにより、遮光用被膜に影響されることなくレンズ部を紫外線により硬化させ、レンズ部の外周面から侵入する光あるいは外周面を反射する光が開口部を通過できないようにして、ゴーストやフレアを防止できる光学素子とすることができる。
さらに、本発明に係る光学素子の製造方法によれば、基板の少なくとも片面に開口部に相当する大きさのレジストを塗布し、レジストを含む基板の面に遮光用被膜を成膜し、レジストを除去することにより遮光用被膜に開口部を形成することにより、開口部を容易に形成することができる。
さらにまた、本発明に係る光学素子の製造方法によれば、基板のレンズ部が形成された面と反対側の面に紫外線硬化樹脂からなる第2樹脂材を載置し、第2レンズ成型面を有し紫外線を透過可能な材質からなる第2金型によって第2樹脂材を押圧し、押圧した状態で紫外線を前記第2樹脂材に対して第2金型を透過させて照射し硬化させることで、基板のレンズ部が形成された面と反対側の面に第2レンズ部を形成することにより、基板に対して2つのレンズ部を形成でき、かつ開口部にかかわらず紫外線を第2樹脂材の全体に対して照射することができる。
そして、本発明に係る光学素子の製造方法によれば、第2レンズ成型面により形成される第2レンズ部は、開口部よりも大きい外周径を有するように形成されることにより、遮光用被膜に影響されることなく第2レンズ部を紫外線により硬化させ、第2レンズ部の外周面から侵入する光あるいは外周面を反射する光が開口部を通過できないようにして、ゴーストやフレアを防止できる光学素子とすることができる。
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には、本実施形態における光学素子の断面図を示している。この図に示すように、本実施形態における光学素子は、透明なガラスからなり表面にレンズ部を有した第1透明基板1と第2透明基板2とが第1スペーサ3を介して対向し、さらに第2透明基板2は第2スペーサ4を介して受光部5と対向している。これにより、第1透明基板1側から入射する光が、第1透明基板1と第2透明基板2の表面にそれぞれ形成されたレンズ部によって受光部5に集光される。
第1透明基板1の第1の面10には、その表面に第1遮光用被膜11が被着されている。第1遮光用被膜11は、光を透過させない層が薄膜状に形成されており、また所定の径を有する円形の第1開口部11aが形成されている。さらに、第1の面10には第1開口部11a及び該第1開口部11aより外周側の第1遮光用被膜11を覆うように、紫外線硬化樹脂からなる第1レンズ部12が形成される。
第1レンズ部12の中央部には、表面に第1レンズ機能面12aが形成され、第1レンズ部12は、この第1レンズ機能面12aが形成された部分で第1開口部11aを覆っている。第1レンズ機能面12aは、凸状の非球面レンズとして形成されている。また、第1レンズ機能面12aよりも外周側は薄肉状の周縁部12bを構成している。そして第1レンズ部12は、第1レンズ機能面12aの外縁より若干内周側の位置から周縁部12bの外周面12cまでの領域が、第1遮光用被膜11と重なり合うように配置されており、第1遮光用被膜11を覆っている。
このように、第1レンズ部12の第1レンズ機能面12aの部分で覆われる第1開口部11aを有した第1遮光用被膜11が、第1の面10に形成されているので、第1開口部11aが第1レンズ機能面12aの絞りとして機能する。また、第1レンズ部12の周縁部12bが第1遮光用被膜11と重なり合うように配置されているので、周縁部12bの外周面12cは、第1開口部11aから離れた位置に配置されることとなり、したがって、外周面12cから侵入、あるいは外周面12cで反射された光が第1開口部11aに入射しないようにすることができる。これによってゴーストやフレアの発生を防止するためには、第1レンズ部12の外周径を第1開口部11aの径に対して1.95倍以上にすればよい。
第1透明基板1の第1の面10と対向する第2の面15には、その表面にフィルタ膜16が被着されている。フィルタ膜16は、赤外線を透過させない多層膜によって構成されており、第2の面15の略全面に渡って形成されている。このフィルタ膜16を覆うように紫外線硬化樹脂からなる第2レンズ部17が形成される。
第2レンズ部17の中央部には、表面に第2レンズ機能面17aが形成される。第2レンズ機能面17aは、凹状の非球面レンズとして形成されている。また、第2レンズ機能面17aよりも外周側は周縁部17bを構成している。そして第2レンズ部12は、第2レンズ機能面17aの外縁より若干内周側の位置から周縁部17bの外周面17cまでの領域が、第1遮光用被膜11と重なり合うように配置されている。第2レンズ部12についても、第1レンズ部12と同様、ゴーストやフレアの発生を防止するためには、第2レンズ部12の外周径を第1開口部11aの径に対して1.95倍以上とする必要がある。
第1透明基板1の第2の面15と対向する第2透明基板2の第3の面20には、その表面に第2遮光用被膜21が被着されている。また、第2遮光用被膜21には、所定の径を有する円形の第2開口部21aが形成されている。さらに、第3の面20には第2開口部21a及びそれより外周側の第2遮光用被膜21を覆うように、紫外線硬化樹脂からなる第3レンズ部22が形成される。
第3レンズ部22の中央部には、表面に第3レンズ機能面22aが形成され、第3レンズ部22は、第3レンズ機能面22aの外縁より若干内周側の位置から周縁部22bの外周面22cまでの領域で第2開口部21aを覆っている。第3レンズ機能面22aは、中央部が凸状で外周部が凹状の非球面レンズとして形成されている。また、第3レンズ機能面22aよりも外周側は周縁部22bを構成している。そして第3レンズ部22は、周縁部22bの領域が第2遮光用被膜21を覆っており、これと重なり合うように配置されている。第3レンズ部22においてゴーストやフレアの発生を防止するためには、第3レンズ部22の外周径を第2開口部21aの径に対して1.3倍以上とする必要がある。
第2透明基板2の第3の面20と対向する第4の面25には、紫外線硬化樹脂からなる第4レンズ部27が形成される。第4レンズ部27の中央部には、表面に第4レンズ機能面27aが形成されている。第4レンズ機能面27aは、中央部が凹状で外周部が凸状の非球面レンズとして形成されている。また、第4レンズ機能面27aよりも外周側は周縁部27bを構成している。そして、第4レンズ部27は、第4レンズ機能面27aの外縁より若干内周側の位置から周縁部27bの外周面27cまでの領域が、第2遮光用被膜21と重なり合うように配置されている。第4レンズ部27については、ゴーストやフレアの発生を防止するためには、第4レンズ部27の外周径を第2開口部21aの径に対して1.45倍以上とする必要がある。
このように本実施形態の光学素子では、第1透明基板1と第2透明基板2の両面にそれぞれレンズ部が形成されるので、全体で4つのレンズが配置されることとなる。このうち、第1レンズ部12を構成する材料を低分散材料とし、第2レンズ部17を構成する材料を高分散材料とすることにより、色収差を補正することができる。また、第3レンズ部22を高分散材料とし、第4レンズ部27を低分散材料としてもよい。さらにはこれらの両方の条件、すなわち第1レンズ部12及び第4レンズ部27を低分散材料とし、第2レンズ部17及び第3レンズ部22を高分散材料としても同様に、色収差の補正を行うことができる。
次に、本実施形態の光学素子の製造工程について説明する。図2には、第1透明基板1に対して第1遮光用被膜11及びフィルタ膜16を形成するまでの工程を表した断面図を示している。図2(a)に示すように、まずガラスからなる第1透明基板1の第1の面10に対し、第1開口部11aを形成する位置にレジスト30を塗布する。レジスト30は、第1開口部11aと同じ径の円形を有するように塗布される。
次に、図2(b)に示すように、第1遮光用被膜11を構成する材料がスパッタにより第1透明基板1の第1の面10に成膜され、遮光用被膜構成膜37が形成される。次いで図2(c)に示すように、レジストが除去されることで、第1開口部11aを有した第1遮光用被膜11が形成される。さらに、図2(d)に示すように、第1透明基板1の第2の面15に対して、蒸着によりフィルタ膜16が成膜される。
ここまでの工程で、第1透明基板1に第1遮光用被膜11及びフィルタ膜16が形成される。図3には、第1遮光用被膜11及びフィルタ膜16が形成された第1透明基板1に対してレンズ部22を形成する工程を表した断面図を示している。まず図3(a)に示すように、第1透明基板1の第1開口部11aの位置に、未成形の紫外線硬化樹脂からなる樹脂材31を載置する。
次に、図3(b)に示すように、第1透明基板1の第1の面10側に対し、成形するレンズ部の形状を有したレンズ成型面32aを備える透明金型32を近接させる。透明金型32は、ガラスまたは樹脂材によって形成され、紫外線を透過させることのできる透明な金型である。この透明金型32がさらに第1の面10に近接すると、それに伴い樹脂材31は押圧され、表面にレンズ成型面32aの形状が転写されて第1レンズ機能面12aや周縁部12bを有する第1レンズ部12が形成される。
透明金型32で樹脂材31を押圧したら、図3(c)に示すように、第1の面10側に配置された紫外線源33から透明金型32を介して樹脂材31に対して紫外線が照射される。前述のように透明金型32は紫外線を透過させるので、透明金型32により樹脂材31を押圧した状態でも、透明金型32を透過させて樹脂材31に紫外線を照射することができる。なお、第1透明基板1の第1の面10には、前述のように第1遮光用被膜11が形成されており、第1レンズ部12は周縁部が第1遮光用被膜11と重なり合うように形成されるため、第2の面15側から紫外線を照射しても、当該重なり合う部分に紫外線を照射することはできない。本発明では、樹脂材31を押圧成形する金型を、透明としたことにより、金型側から紫外線を照射することができ、第1遮光用被膜11と第1レンズ部12が重なり合っていても、前面に渡って紫外線を照射し、樹脂材31を硬化させて第1レンズ部12を形成することができる。
続いて図3(d)に示すように、第1透明基板1を反転し、第2の面15に未成形の紫外線硬化樹脂からなる樹脂材35を載置する。そして図3(e)に示すように、第2の面15側に対し、成形するレンズ部の形状を有したレンズ成型面36aを備える透明金型36を近接させる。透明金型36も紫外線を透過させることのできる透明な金型であり、これによって樹脂材35は押圧され、表面にレンズ成型面36aの形状が転写されて第2レンズ機能面17aや周縁部17bを有する第2レンズ部17が形成される。
透明金型36により樹脂材35を押圧したら、図3(f)に示すように、第2の面10側に配置された紫外線源33から透明金型36を介して樹脂材35に対して紫外線が照射される。これによって樹脂材35は硬化し、第2レンズ部17が形成される。
ここでは説明を省略するが、第2透明基板2についても同様に、第2遮光用被膜21と第3レンズ部22及び第4レンズ部27が形成される。そして、第1透明基板1と第2透明基板2の間に第1スペーサ3が配置されて接着されると共に、第2透明基板2の第4の面25側には第2スペーサ4が接着されて、第2透明基板2と対向するように受光部5が配置される。
ここまで説明した第1透明基板1や第2透明基板2に形成されるレンズ部などの構成は、図4に示すようにいずれもアレイ状に整列するように多数が一度に形成される。第1透明基板1や第2透明基板2に各レンズ部を形成し、第1透明基板1と第2透明基板2及び受光部5をスペーサを介して接着により一体化した後に、これを切断し、個々の光学素子として完成させる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。例えば、本実施形態では第1透明基板1と第2透明基板2の両面にそれぞれレンズ部を形成し、レンズとして機能する面を4つ設けたが、少なくとも遮光用被膜とレンズ部が1つずつ以上あればよく、かつレンズ部が遮光用被膜の開口部と重なり合うように配置されていればよい。
また、レンズとして機能するレンズ機能面を、本実施形態では凸レンズや凹レンズあるいはこれらを組み合わせた形状としたが、例えば回折レンズなど他の形態であってもよい。さらには、本実施形態では透明基板をガラスからなるものとしたが、透明な材料であれば樹脂材などを用いてもよい。
本実施形態における光学素子の断面図である。 第1透明基板に対して第1遮光用被膜及びフィルタ膜を形成するまでの工程を表した断面図である。 第1遮光用被膜及びフィルタ膜が形成された第1透明基板に対してレンズ部を形成する工程を表した断面図である。 レンズ部がアレイ状に形成された透明基板の斜視図である。
符号の説明
1 第1透明基板
2 第2透明基板
5 受光部
10 第1の面
11 第1遮光用被膜
11a 第1開口部
12 第1レンズ部
12a 第1レンズ機能面
15 第2の面
16 フィルタ膜
17 第2レンズ部
17a 第2レンズ機能面
20 第3の面
21 第2遮光用被膜
21a 第2開口部
22 第3レンズ部
22a 第3レンズ機能面
25 第4の面
27 第4レンズ部
27a 第4レンズ機能面
30 レジスト
31 樹脂材
32 透明金型
33 紫外線源
35 樹脂材
36 透明金型

Claims (5)

  1. 光を透過可能な開口部が表面に形成された基板にレンズ部を形成してなる光学素子の製造方法において、
    前記基板の開口部の位置に紫外線硬化樹脂からなる樹脂材を載置し、レンズ成型面を有し紫外線を透過可能な材質からなる金型によって前記樹脂材を押圧し、該押圧した状態で紫外線を前記樹脂材に対して前記金型を透過させて照射し硬化させることで、前記基板の表面にレンズ部を形成することを特徴とする光学素子の製造方法。
  2. 前記開口部は前記基板の表面に被着される遮光用被膜に開口を設けることで形成され、
    前記レンズ成型面により形成されるレンズ部は、前記開口部より外周側の前記遮光用被膜と重なり合うように配置されることを特徴とする請求項1記載の光学素子の製造方法。
  3. 前記基板の少なくとも片面に前記開口部に相当する大きさのレジストを塗布し、該レジストを含む前記基板の面に遮光用被膜を成膜し、前記レジストを除去することにより前記遮光用被膜に開口部を形成することを特徴とする請求項2記載の光学素子の製造方法。
  4. 前記基板の前記レンズ部が形成された面と反対側の面に紫外線硬化樹脂からなる第2樹脂材を載置し、第2レンズ成型面を有し紫外線を透過可能な材質からなる第2金型によって前記第2樹脂材を押圧し、該押圧した状態で紫外線を前記第2樹脂材に対して前記第2金型を透過させて照射し硬化させることで、前記基板の前記レンズ部が形成された面と反対側の面に第2レンズ部を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
  5. 前記第2レンズ成型面により形成される第2レンズ部は、前記開口部よりも大きい外周径を有するように形成されることを特徴とする請求項4記載の光学素子の製造方法。
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