JP2009028145A - コンセント可動吊り戸棚 - Google Patents

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JP2009028145A JP2007193263A JP2007193263A JP2009028145A JP 2009028145 A JP2009028145 A JP 2009028145A JP 2007193263 A JP2007193263 A JP 2007193263A JP 2007193263 A JP2007193263 A JP 2007193263A JP 2009028145 A JP2009028145 A JP 2009028145A
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Kenji Senda
賢二 千田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Abstract

【課題】ワークトップに配置される種々の電器製品を使用者の望む位置で使い勝手よく使用できるように、コンセントの位置を移動可能とされたコンセント可動吊り戸棚を提供する。
【解決手段】吊り戸棚本体3の下面31後部に下面31より突出し、下方に開口して設けられた凹溝部4にリール機構によって巻き上げ、巻き下ろし自在とされるコンセント2を有し、上記巻き上げ、巻き下ろしは電源コード1によって行われるとともに、上記電源コード1は左右に移動自在とされたコンセント可動吊り戸棚A。上記凹溝部4の開口部には密目のシール材5が植設され、シールされることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、吊り戸棚に関する。さらに詳しくは、キッチンルーム等で使用され、コンセントを備えたコンセント可動吊り戸棚に関する。
近年、生活の多様化、家族構成の変化等に対応するため、キッチンにおいて使用される電器製品の種類が増し、電源コンセントの数や設置個所についても種々のニーズが寄せられている。従来、一般的に、例えばキッチンに設けられるコンセントは本願図7に示されるように、公知の吊り戸棚Bが取着された壁面に固定して設けられている。
しかしながら、種々の電器製品が普及するとともに、上記のようにコンセント2aが固定された状態では、延長コードを使用して上記電器製品の電源プラグと接続する必要があり、使い勝手が悪いという問題がある。そこで、コンセントを移動自在に設け、使用者がより便利に上記電器製品を使えるように各種提案が開示されている。
例えば、下記特許文献1には、吊り戸棚の下面に、この吊り戸棚が設けられている壁面と平行なガイドレールと、このガイドレールに移動できるように保持したスライダとを備え、各種の形態のラックから上方に延びる金属製支持線材の上端部をスライダに嵌め合わせて着脱できるように係止することにより、各種の形態のラックをガイドレールに移動できるように吊持したことを特徴とする移動ラック装置が開示され、上記吊り戸棚の下面の前縁部に飾り縁を設け、この飾り縁の後部に、飾り縁とほぼ同じ高さのコンセントを設けた形態が示されている。
そして上記飾り縁とほぼ同じ高さのコンセントを設ける構成のものによれば、ガイドレールによるラックの支持構造部分を、飾り縁によって前面側から覆い隠して装飾でき、ガイドレールとの間のスペースを有効利用してコンセントを設けて流し台等で使用される電器製品の電源供給部とすることができ、しかも、コンセントは飾り縁とほぼ同じ高さを有していることにより、これが飾り縁によって前面側から覆われて人目につかずコンセントが局部的に突出することによって体裁が悪くなることを回避することができると述べられている。
特許第3579472号公報(第1〜2頁、第1、第2図、第6図)
しかしながら、上記特許文献1に記載のコンセントは、その第6図に示されているように、飾り縁とほぼ同じ高さの高い位置にあり、手を伸ばして電器製品の電源プラグを着脱する必要があるため、必ずしも使い勝手がよいものとはいえない。
本発明はこのような問題を解決するために考え出されたものであり、カウンターのワークトップに配置される種々の電器製品を使用者の望む位置で使い勝手よく使用できるように、コンセントの位置を移動可能に設けられたコンセント可動吊り戸棚を提供することを、その課題とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、吊り戸棚本体の下面後部に下面より突出し、下方に開口して設けられた凹溝部にリール機構によって巻き上げ、巻き下ろし自在とされるコンセントを有し、上記巻き上げ、巻き下ろしは電源コードによって行われるとともに、上記電源コードは左右に移動自在とされたコンセント可動吊り戸棚が提供される。上記リール機構は、例えば、家庭用電気掃除機の電源プラグの引き出し、収納に使用されているような公知のリール機構が用いられる。
請求項2に記載のコンセント可動吊り戸棚は、請求項1に記載の発明に加えて、上記凹溝部の開口部には密目のシール材が植設され、シールされる。シール材としては、とくに限定されず、例えば、合成樹脂製の剛性のある繊維類が用いられ、このシール材で上記開口部を覆うように植設し、シールされる。
請求項3に記載のコンセント可動吊り戸棚は、請求項1に記載の発明に加えて、上記吊り戸棚本体の下面前部には飾り縁が垂設される。
請求項4に記載のコンセント可動吊り戸棚は、請求項1に記載の発明に加えて、上記吊り戸棚本体がキッチンキャビネットと組み合わせて用いられる。
請求項1に記載の発明にかかるコンセント可動吊り戸棚は上記のとおりであり、吊り戸棚本体の下面後部から下方に開口した凹溝部が突設され、リール機構によって電源コードを介して巻き上げ、巻き下ろし自在とされるコンセントを有しているため、リール機構に付随するラッチを係合、解除することにより、コンセントを上下方向の所望の位置で仮止めすることができる。ラッチを解除して電源コードを上方に巻き上げれば、コンセントを凹溝部内に格納することができる。
また、上記電源コードは左右に移動自在とされているため、吊り戸棚本体の下方で、例えば、キッチンキャビネット上に電器製品を置く場合、その場所に追従するようにコンセントを任意の位置に移動させ、電器製品を使い勝手よく、使用することができる。
請求項2に記載のコンセント可動吊り戸棚は上記のとおりであり、請求項1のコンセント可動吊り戸棚の有する効果に加え、上記凹溝部の開口部には密目のシール材が植設され、シールされているため、湿気や塵、埃等が凹溝部の内部に侵入することを防止できる。
請求項3に記載のコンセント可動吊り戸棚は上記のとおりであり、請求項1のコンセント可動吊り戸棚の有する効果に加え、上記吊り戸棚本体の下面前部には飾り縁が設けられ、例えば、キッチンルーム内で使用者の目線レベルに上記飾り縁を設けることにより、吊り戸棚本体の下面後部に突設された凹溝部を目隠しすることができる。
請求項4に記載のコンセント可動吊り戸棚は上記のとおりであり、請求項1のコンセント可動吊り戸棚の有する効果に加え、吊り戸棚本体をキッチンキャビネットと組み合わせて用いることにより、デザイン性よく、また、快適に調理作業のできるシステムキッチンを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、キッチンルームに設けられ、システムキッチンのレンジフード8に並設された本発明にかかるコンセント可動吊り戸棚Aを示す外観正面図である。図1に示すように、上記コンセント可動吊り戸棚Aは、キッチンキャビネットCの上方で壁面に沿って設けられている。図2は、壁面Wに沿って設けられた上記コンセント可動吊り戸棚Aの概略構成を示す側断面図である。
図1、図2に示すように、上記コンセント可動吊り戸棚Aにおいて、電源コード1に接続されたコンセント2は、吊り戸棚本体3の下面31の後部に突設された凹溝部4に出し入れ自在に格納される。また、図2に示されているように、凹溝部4の下方に開口する開口部にはブラシ状で密目のシール材5が植設され、湿気や塵、埃等が凹溝部4の内部に侵入しないようにシールされている。なお、密目のシール材5は、柔軟なゴム或いはスポンジなどで形成されてももよい。上記吊り戸棚本体3の下面31の後部に沿って突設された凹溝部4は、戸棚本体3の下面31の前部に沿って飾り縁6を垂設することにより、外部から見えないように目隠しされている。
上記電源コード1は、例えば、家庭用電気掃除機の電源プラグの引き出し、収納に使用されているような公知のリール機構によって巻き上げ、巻き下ろし自在とされ、図外ラッチを係合、解除することにより、コンセント2を上下方向の所望の位置に仮止めすることができる。例えば、ラッチを解除してリール機構の巻き上げ力により電源コード1を上方に巻き上げれば、コンセント2を凹溝部4内に格納することができる。
図3は、上記コンセント2を凹溝部4内に格納した状態を示す外観正面図である。図3に示されているように、キッチンキャビネットCのワークトップの上に使用する電器製品がない場合は、コンセント2は、上記凹溝部4に格納され、飾り縁6で目隠しされる。このようにすることにより、目障りなコンセント2が視野の内にないため、システムキッチン全体をスッキリとしたデザインとすることができ、また、ワークトップの上で快適に調理作業をすることができる。
上記コンセント2は左右に移動自在とすることもできる。例えば、上記凹溝部4内を左右に移動するガイド機構を設け、このガイド機構によって上記コンセント2を吊り戸棚本体3の下方で左右移動自在とすることもできる。図4は、上記ガイド機構7を示す部分側断面図である。図4に示すように、ガイド機構7は、凹溝部4の長さ方向に沿って設けられたガイドレール71とガイドロール72とからなり、ガイドロール72が凹溝部4内を左右に移動してコンセント2を左右の所望の位置に仮止めすることができる。すなわち、ガイド機構7に従動する電源コード1がガイド機構7と共に左右に移動し、コンセント2も左右に移動自在とされ、コンセント2を左右の所望の位置に仮止めすることができる。
図5は、図1に示したコンセント2を左側に移動させた状態を示す正面図である。図5に示すように、吊り戸棚本体3の下方で、キッチンキャビネットC上に電器製品を置く場合、その場所に追従してコンセント2を任意の位置に移動させ、電器製品を使用することができる。図6は、電器製品としてコーヒーメーカー9をキッチンキャビネットCのワークトップの上に置いた状態を示す斜視図である。
図6に示すように、図外ガイド機構7で電源コード1を左右移動してコンセント2の位置を決め、図外リール機構のラッチの係合を解除し、コンセント2を引き下ろし、使用者の使い勝手のよい位置を選んでコンセント2を仮止めすることができる。そして、コーヒーメーカー9の電源プラグをコンセント2に挿入することにより、使用者は使い勝手よく、コーヒーメーカー9を使用することができる。
使用後はコーヒーメーカー9を片づけてリール機構のラッチを操作し、電源コード1を巻き上げることにより、キッチンキャビネットCのワークトップを図3に示す状態にもどすことができる。なお、本実施形態においては、本発明にかかるコンセント可動吊り戸棚Aをキッチンルームにおいて使用する場合について述べたが、キッチンルーム以外の場所でも使用可能である。このように、本発明は種々設計変更自在であり、特許請求の範囲を逸脱しない限り、本発明の技術的範囲に属する。
本発明にかかるコンセント可動吊り戸棚を示す外観正面図である。 上記コンセント可動吊り戸棚の概略構成を示す側断面図である。 図1に示すコンセントを格納した状態を示す外観正面図である。 ガイド機構を示す部分側断面図である。 図1に示すコンセントを左側に移動させた状態を示す正面図である。 電器製品をキッチンキャビネットの上に置いた状態を示す斜視図である。 キッチンに設けられる公知のコンセントを示す斜視図である。
符号の説明
A 本発明にかかるコンセント可動吊り戸棚
B 公知の吊り戸棚
C キッチンキャビネット
W 壁面
1 電源コード
2 コンセント
2a 公知のコンセント
3 吊り戸棚本体
31 下面
4 凹溝部
5 シール材
6 飾り縁
7 ガイド機構
71 ガイドレール
72 ガイドロール
8 レンジフード
9 コーヒーメーカー

Claims (4)

  1. 吊り戸棚本体の下面後部に下面より突出し、下方に開口して設けられた凹溝部にリール機構によって巻き上げ、巻き下ろし自在とされるコンセントを有し、上記巻き上げ、巻き下ろしは電源コードによって行われるとともに、上記電源コードは左右に移動自在とされたコンセント可動吊り戸棚。
  2. 上記凹溝部の開口部には密目のシール材が植設され、シールされてなる請求項1に記載のコンセント可動吊り戸棚。
  3. 上記吊り戸棚本体の下面前部には飾り縁を垂設してなる請求項1に記載のコンセント可動吊り戸棚。
  4. 上記吊り戸棚本体がキッチンキャビネットと組み合わせて用いられる請求項1に記載のコンセント可動吊り戸棚。
JP2007193263A 2007-07-25 2007-07-25 コンセント可動吊り戸棚 Pending JP2009028145A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101872160B1 (ko) * 2017-08-10 2018-06-27 박진호 주방가구 시공방법

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