JP2009027317A - 耳穴形補聴器 - Google Patents

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敬介 綿貫
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Abstract

【課題】 断面が略楕円形状のベントの開口面積を調整する部材が脱落することなく、安心して装用することができる耳穴形補聴器を提供する。
【解決手段】 断面が略楕円形状のベントを有する耳穴形補聴器であって、ベント4の外界側開口部4aから、ベント4の開口面積を調整する部材としてシリコンチューブ7を嵌挿した。また、ベント4の鼓膜側開口部4bの短径方向の開口幅Bを、外界側開口部4aの短径方向の開口幅Aに比べて狭くした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、断面が略楕円形状のベントを有する耳穴形補聴器に関する。
従来から、耳穴形補聴器を装用した際のこもり感を解消するために、シェルにベントを設けている。そして、ベントの断面形状を略楕円形状にすることが知られている。略楕円形状にすると、断面形状が円形状の場合と比べて、シェル内部を有効に活用することができ、また断面積を大きくし易いので、こもり感を解消する効果が大きくなるからである。
しかし、ベントの断面形状を略楕円形状にすると、断面積を大きくすることができるが、音漏れが大きくなるので、ハウリングが生じ易くなる。このハウリングは、信号処理で解消することができる場合があるものの、ゲインに制限をしなければならないので、装用者の聞こえ具合によってはゲインに制限を掛けられない場合がある。
そのような場合には、ベントに詰め物をして、ベント自体の開口面積を小さくしてハウリングを解消することができる。しかし、断面形状が略楕円形状のベントの場合は、その形状が装用者によって千差万別なので、専用の詰め物を用意することができず、しかも詰めた物が鼓膜側に落下してしまう場合がある。
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、断面が略楕円形状のベントの開口面積を調整する部材が脱落することなく、安心して装用することができる耳穴形補聴器を提供しようとするものである。
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、断面が略楕円形状のベントを有する耳穴形補聴器であって、前記ベントの外界側開口部から、前記ベントの開口面積を調整する部材として弾性部材を嵌挿するものである。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の耳穴形補聴器において、前記ベントの鼓膜側開口部の短径方向の開口幅が、前記外界側開口部の短径方向の開口幅に比べて狭くしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1記載の耳穴形補聴器において、前記ベントの鼓膜側開口部に、前記弾性部材の落下防止手段を設けたものである。
請求項4に係る発明は、請求項1、2又は3記載の耳穴形補聴器において、前記弾性部材をシリコンチューブとした。
請求項1に係る発明によれば、ベントの開口面積を調整する部材として弾性部材を嵌挿するので、弾性部材の弾性力により、弾性部材が鼓膜側に脱落することがなく、安心して装用することができる。
請求項2に係る発明によれば、鼓膜側開口部の短径方向の開口幅が、外界側開口部の短径方向の開口幅に比べて狭いので、鼓膜側開口部から嵌挿された弾性部材が鼓膜側に脱落することがない。
請求項3に係る発明によれば、鼓膜側開口部に落下防止手段を設けたので、弾性部材の鼓膜側への脱落を確実に防止することができる。
請求項4に係る発明によれば、シリコンチューブを潰してベントに嵌挿するだけなので、着脱が自在で、且つベントの開口面積の調整を容易に行うことができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る耳穴形補聴器の斜視図、図2はベントの第1実施の形態の説明図、図3はベントの第2実施の形態の説明図、図4はベントの第3実施の形態の説明図である。
本発明に係る耳穴形補聴器は、図1(a)に示すように、樹脂製のシェル1とフェースプレート2でケース体3を形成し、ケース体3の内部にはボタン形の電池、マイクロホン、補聴処理部やイヤホンなどの補聴器を構成する電気部品が設置されている。また、シェル1には、断面が略楕円形状のベント4が形成されている。フェースプレート2には、各種のスイッチ類5や回動自在な電池ホルダ6などが取り付けられている。
シェル1は、光造形法で作製される。シェル1の外周に形成される断面が略楕円形状のベント4は、CAD(Computer Aided Design)により、その位置や形状が設定される。ベント4の断面形状は、装用者の外耳道の形状により様々であるからである。そして、ハウリングが生じる場合には、図1(b)に示すように、ベント4の外界側開口部4aからシリコンチューブ7を潰してベント4に嵌挿することにより、ベント4の開口面積を小さくしている。
図2はベントの第1実施の形態を示し、ベント4の鼓膜側開口部4bの短径方向の開口幅Bが、外界側開口部4aの短径方向の開口幅Aに比べて狭くなっている場合である。但し、外界側開口部4aの開口面積と鼓膜側開口部4bの開口面積は、ほぼ同じになっている。鼓膜側開口部4bの短径方向の開口幅Bが外界側開口部4aの短径方向の開口幅Aに比べて狭くなっているので、外界側開口部4aから潰されて嵌挿されたシリコンチューブ7が鼓膜側開口部4bから鼓膜側に脱落することはない。
図3はベントの第2実施の形態を示し、ベント14の鼓膜側開口部14bに、シリコンチューブ7の落下防止手段として、突起部15を設けた。外界側開口部14aと鼓膜側開口部14bの形状は、ほぼ同一である。突起部15は複数設けることもできる。突起部15を鼓膜側開口部14bに設けることにより、外界側開口部14aから潰されて嵌挿されたシリコンチューブ7が突起部15に当接するので、シリコンチューブ7が鼓膜側開口部14bから鼓膜側に脱落することはない。
図4はベントの第3実施の形態を示し、ベント24の鼓膜側開口部24bに、シリコンチューブ7の落下防止手段として、ストッパ25を設けた。外界側開口部24aと鼓膜側開口部24bの形状は、ほぼ同一である。ストッパ25は、鼓膜側開口部24bに所定の開口面積が形成されるのであれば、1つの柵でも複数の柵でもよく、また格子状であってもよい。ストッパ25を鼓膜側開口部24bに設けることにより、外界側開口部24aから潰されて嵌挿されたシリコンチューブ7がストッパ25に当接するので、シリコンチューブ7が鼓膜側開口部24bから鼓膜側に脱落することはない。
このように、鼓膜側開口部4bの開口幅Bが外界側開口部4aの開口幅Aに比べて狭くなっているベント4、鼓膜側開口部14bに突起部15を設けたベント14、または鼓膜側開口部24bに棚状や格子状などのストッパ25を設けたベント24に、シリコンチューブ7を嵌挿することにより、こもり感を解消し、且つハウリングを低減した耳穴形補聴器を構成することができる。これにより、外耳道の形状や難聴度合いの異なる各装用者にとって最良な補聴状態を実現することができる。
本発明によれば、ハウリングを低減するためのシリコンチューブが着脱自在で、且つ鼓膜側に脱落する虞がないので、安心して装用することができるため、信頼性が向上して耳穴形補聴器の需要拡大に寄与する。
本発明に係る耳穴形補聴器の斜視図で、(a)はシリコンチューブ嵌挿前、(b)はシリコンチューブ嵌挿後 ベントの第1実施の形態の説明図で、(a)は外界側開口部の概要正面図、(b)は概要側面図、(c)は鼓膜側開口部の概要正面図 ベントの第2実施の形態の説明図で、(a)は外界側開口部の概要正面図、(b)は概要側面図、(c)は鼓膜側開口部の概要正面図 ベントの第3実施の形態の説明図で、(a)は外界側開口部の概要正面図、(b)は概要側面図、(c)は鼓膜側開口部の概要正面図
符号の説明
1…シェル、2…フェースプレート、3…ケース体、4,14,24…ベント、4a,14a,24a…外界側開口部、4b,14b,24b…鼓膜側開口部、7…シリコンチューブ、15…突起部、25…ストッパ、A,B…開口幅。

Claims (4)

  1. 断面が略楕円形状のベントを有する耳穴形補聴器であって、前記ベントの外界側開口部から、前記ベントの開口面積を調整する部材として弾性部材を嵌挿することを特徴とする耳穴形補聴器。
  2. 前記ベントの鼓膜側開口部の短径方向の開口幅が、前記外界側開口部の短径方向の開口幅に比べて狭い請求項1記載の耳穴形補聴器。
  3. 前記ベントの鼓膜側開口部に、前記弾性部材の落下防止手段を設けた請求項1記載の耳穴形補聴器。
  4. 前記弾性部材は、シリコンチューブである請求項1、2又は3記載の耳穴形補聴器。
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