JP2009026568A - スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】酸素およびその他の不純物との導電性流体の表面の膜状形成物による汚染に対してロバストな構成とし、集積回路サイズに適したスイッチ装置を提供する。
【解決手段】発熱手段(ヒータ)のいずれかを加熱してチャンバ内に充填された気体を膨張させ、その圧力により導電性流体を移動させることで中央部付近に配置された電極と管路の両端付近に配置された電極のうちのいずれかとを導通させるようにしたスイッチ装置において、
中央付近に配置された電極に対向して金属膜を配置するとともに、
中央付近に配置された電極と金属膜は導電性流体に対して濡れる導体材料で形成し、管路の両端側にある電極は導電性流体に対して濡れにくい導体材料で形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、導電性流体により固体電極間の開閉を機械的に行うためのスイッチ装置に関し、より詳細には、集積可能な機械接点式の超小型リレーまたは超小型スイッチで高周波信号帯域においても使用可能なスイッチ装置の構造に関する。
導電性流体を用いたスイッチ装置の従来例として下記に示す文献がある。
特開昭47−21645号公報 特開2000−195389号公報 特開2002−260499号公報
図7は上記特開昭47−21645号公報に示された従来のスイッチ装置の要部を示す構成図である。図において、1,2,3,4は制御信号の入力端子、5は鉄心、6,7は電磁コイル、8はダイヤフラム、9,9'は導電性流体に濡れにくく、かつ電気的絶縁性を有する材料(たとえばガラス)にて構成した細管である。
10は表面張力が大きく、かつ導電性を有する導電性流体(たとえば水銀やガリンスタンなどの合金)、11、12、13は導電性流体10に濡れ性を有し、かつ電気的導電性を有する金属たとえばニッケルやパラジウムや白金にて構成される導電筒、14、15は導電性流体10に濡れ性を有さず、かつ電気的絶縁性を有する材料たとえばガラスにて構成された絶縁筒である。
16,17,18は出力端子、19はガス溜などの駆動されたガスのキャビティ、20は細管9と導電筒11との接続部、21は細管9'と導電筒13との接続部、22はガス溜19の代わりに使用するダイヤフラムである。なお、ダイヤフラム8、ガス溜め19には不活性ガスが充填されている。
上述の構成において、入力端子1、2に通電すると、コイル7が励磁され、その結果、鉄心5がダイヤフラム8を押圧する。このためダイヤフラム8内部の不活性ガスの圧力が増大し、その圧力が細管9を通って接続部20に導かれ、導電性流体10を、他方の細管9'側の接続部21まで押しやる。この際、ダイヤフラム8の内部の圧力増加を特に大きくしなければ、導電性流体10は細管9'の入り口で表面張力と細管9'の半径で決まる抵抗力を受け細管9'には侵入しない。
次に、コイル7の励磁をとめると、ダイヤフラム8の内部の圧力は通常に戻るが、導電性流体10は表面張力と、導電筒12、13の濡れとの相関関係により、導電筒12、13を接続した形を維持する。これは導電性流体10の濡れない部分の面積(つまり表面エネルギーが高い部分)を最小にしようとする表面張力がガス溜め19から受ける押し戻し圧力に勝るように、すなわち導電筒12、13に濡れた形で導電性流体位置の保持が維持されるようにガス溜19の大きさや導電筒12、13の径や絶縁筒14、15の径が自己保持機能を有するように選択されているからである。
この状態では、出力端子17,18間は、導電性流体10を介して導通状態になる。
次に、入力端子3,4に通電し、コイル6を励磁すると、鉄心5がダイヤフラム8を引っ張るのでダイヤフラム8の内部の圧力が減少し、導電性流体10をダイヤフラム8側へ引っ張る。
ダイヤフラム8とガス溜め19の差圧が、導電性流体10の濡れない部分の表面積増加による導電性流体10の内圧増加に勝りだしたとき、導電性流体10は図7の右側方向へ移動を開始し、導電性流体10を、細管9側の接続部20まで押しやる。この時、導電性流体10は細管9の入り口で表面張力と細管9の半径で決まる抵抗力を受け細管9にはダイヤフラム8の内部の圧力減少を特に大きくしなければ、侵入しない。
ここで上記と同じ原理で、導電性流体10は導電筒13、14に濡れた形で導電性流体位置の保持が維持される。
このようにして、コイル7の励磁時に形成された、出力端子17,18の導通は、コイル6の励磁にて断たれ、代わって出力端子16,17間が導電性流体10を介して導通状態となる。
以上の説明のように、コイル6、または7をいったん励磁することで、励磁を断った後においても出力端子16と17間と、出力端子17と18間にそれぞれ、導通、不導通状態が保たれるので、ラッチ型スイッチ装置機能が実現される。
ところで、導電性流体10は物理的性質として非常に反応性が高く、酸素およびその他の不純物との形成物を常温で容易に生成する。
出力端子16と17間と、出力端子17と18間にそれぞれ、導通、不導通状態を切り替えるためには、導電筒11、13表面で、導電性流体10を分離する動作が必要になるが、酸素およびその他の不純物によって導電性流体10の表面に膜状形成物が形成された場合には、導電性流体10を分離するためのエネルギーが異常に高くなる。

導電性流体10の表面に膜状形成物が形成されると、導電性流体10を分離するためのエネルギーはおよそ10〜1000倍になるため、導電性流体10を分離できず、結果として導電性流体10が移動せず、スイッチが動作しないという故障を招く。このような故障はしばらく動作をさせなかった時に頻発する故障形態である。
また、ラッチ型スイッチ機能を実現するにあたり、導電筒11、13に対する導電性流体10の濡れ性がコイル励磁後の導電性流体位置の保持機能の要になるが、酸素およびその他の不純物により形成された導電性流体10上の膜状形成物が、導電性流体10の移動に伴い、導電筒11、13の表面に付着し、導電性流体10の濡れ性を阻害するようになる。結果としてスイッチ状態の保持機能が機能しなくなることもある。
以上のように、従来技術構成では、汚染物質に対して非常に弱く、スイッチ機能の信頼性に問題がある。特に小型で集積回路クラスまで小型化を進めようとした場合に、導電性流体10の体積が小さいほど表面エネルギーが上がるため汚染の影響が顕著になる。
酸素およびその他の不純物が導電性流体10の細管に入り込まないようにスイッチ装置全体は気密封止パッケージに入れることも考えられるがコストが高くなること、導電筒11、12、13と絶縁筒14、15との固定手段も汚染物質を出さない接着方法を考えねばならずガラス溶融などとなり工法の難易度が上がると共に製造コストも高くなる。
他の問題として、従来技術では小型化に適さないという問題点もある。詳しくは、導通、不導通状態を切り替える際、導電筒11または13の内面全面の導電性流体10を露出させ、かつ絶縁筒14または15の内面全面を導電性流体10で覆うまで、表面積を増加させなければならず、内部圧力=表面積×表面エネルギーであるので、表面積を増やすエネルギーを移動距離と径の断面積で割って算出される差圧が必要になる。
例えば、導電性流体10が水銀であり、導電筒11、12,13、絶縁筒14、15の半径が0.1mm、導電筒11、12,13の長さが各0.4mm、絶縁筒14、15の長さが各0.3mmのとき、導通、不導通状態を切り替える際のダイヤフラム8とガス溜め9との差圧・Pは少なくとも、およそ20kPaにする必要がある。大きなコイル、もしくは大電流を用いてダイヤフラム8を動作させこの差圧を作るのは容易だが、集積回路サイズでこの差圧を作る機構は容易ではない。
従って本発明は、
1)酸素およびその他の不純物との導電性流体の表面の膜状形成物による汚染に対してロバストな構成とし、
2)スイッチを動作させるために必要な差圧を小さくすることにより、集積回路サイズに適した差圧発生機構でも動作するスイッチ装置を提供することを目的としている。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、請求項1記載のスイッチ装置においては、
管路の両端に第1絞りを介して連結された一対のチャンバと、
前記チャンバのそれぞれの内部に配置された発熱手段と、
前記管路内に移動可能に配置された導電性流体と、
前記管路の両端および中央付近に配置された電極と、
からなり、
前記発熱手段のいずれかを加熱して前記チャンバ内に充填された気体を膨張させ、その圧力により前記導電性流体を移動させることで前記中央部付近に配置された電極と前記管路の両端付近に配置された電極のうちのいずれかとを導通させるようにしたスイッチ装置において、
前記中央付近に配置された電極に対向して金属膜を配置するとともに、
前記中央付近に配置された電極と前記金属膜は導電性流体に対して濡れる導体材料で形成し、前記管路の両端側にある電極は導電性流体に対して濡れにくい導体材料で形成したことを特徴とする。
請求項2においては、請求項1に記載のスイッチ装置において、
前記管路に前記導電性流体の移動を妨げない程度の気体流通路を設けたことを特徴とする。
請求項3においては、請求項1または2に記載のスイッチ装置において、
前記流路の中央付近に配置された電極と、前記流路の両端付近に配置された電極の間のそれぞれに第2絞りを設けたことを特徴とする。
請求項4においては、請求項1乃至3のいずれかに記載のスイッチ装置において、
前記第2絞りの断面積を前記第1絞りの断面積より大きく形成したことを特徴とする。
請求項5においては、請求項1乃至4のいずれかに記載のスイッチ装置において、
前記導電性流体は、水銀、ガリウム、ナトリウムカリウム、又はガリンスタンのいずれかひとつを含むことを特徴とする。
請求項6においては、請求項1乃至5のいずれかに記載のスイッチ装置において、
前記端部側にある導電性流体に対して濡れにくい電極導体材料はクロム、チタン、酸化ニッケルまたは酸化銅のいずれかひとつを含むことを特徴とする。
請求項7においては、請求項1乃至6のいずれかに記載のスイッチ装置において、
前記中央部付近に配置された少なくとも一つの導電性流体に対し濡れる電極はプラチナ、イリジウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、金、銀、銅、ニッケル、亜鉛およびそれらの合金膜または積層膜のいずれかひとつを含むことを特徴とする。
請求項8においては、請求項1乃至7のいずれかに記載のスイッチ装置において、
前記チャンバおよび管路となる穴が形成された第1基板と、
前記第1基板を挟んで張り合わされた第2、第3基板とからなり、
前記第1、第2、第3基板のいずれかに前記第1絞りを形成したことを特徴とする。
請求項9においては、請求項1乃至8のいずれかに記載のスイッチ装置において、
前記一対のチャンバ内にある発熱手段が中空に配置された電気抵抗体であることを特徴とする。
請求項10においては、請求項1乃至9のいずれかに記載のスイッチ装置において、
前記管路の両端および中央付近に配置された電極および発熱手段から外部に対する配線を、第2、第3基板の少なくとも一方に設けられた埋め込み型貫通スルーホールで構成したことを特徴とする。
以上説明したことから明らかなように本発明によれば、次のような効果がある。
請求項1,5,6,7に記載の発明によれば、中央付近に配置された電極に対向して金属膜を配置するとともに、中央付近に配置された電極と金属膜は導電性流体に対して濡れる導体材料で形成し、管路の両端側にある電極は導電性流体に対して濡れにくい導体材料で形成したので、導電性流体10の分離、連結といった動作を利用せずに導電性流体が常に一体として移動することにより、酸素およびその他の不純物により、導電性流体の表面の膜状形成物ができた場合においても、図7に示す従来例のように導電性流体の表面状態の変化の影響を受けやすい構成に比べ、格段にスイッチ動作の信頼性をあげることができ、両端の電極は、濡れにくい材質を用いているので、常に少ないエネルギーで動作するラッチ型SPDTスイッチ装置を構成できる。
請求項2に記載の発明によれば、管路に導電性流体の移動を妨げない程度の気体流通路を設けたので、一方のチャンバ側の圧力が高くなっても、そのチャンバ側の圧力は気体流通路を通って他方のチャンバ側に抜け、圧力差が緩和されるので導電性流体が押し戻されることがなく接続状態を維持することができる。
請求項3,4に記載の発明によれば、流路の中央付近に配置された電極と、流路の両端付近に配置された電極の間のそれぞれに第1絞りの断面積より大きく形成した第2絞りを設けたので、振動や衝撃に強いスイッチ装置を実現することができる。
請求項8に記載の発明によれば、チャンバおよび管路となる穴が形成された第1基板を挟んで第2、第3基板張り合わされたので、膜質のよい電極膜や金属膜が形成できる。また、細管の細い溝を制御よく形成することが可能になる。更に、管路がレーザー加工で形成可能となり、加工工程を簡略化することができる。
請求項9によれば、一対のチャンバ内にある発熱手段を中空に配置したので、少ないエネルギーでヒータの温度上昇が可能となる。また熱容量が小さくなるため高速のスイッチ切り替えが可能になる。更に、少ないエネルギーで駆動できるので、スイッチのオンオフの繰り返しの周期を早くすることができる。
請求項10によれば、管路の両端や中央付近に配置された電極および発熱手段から外部に対する配線を、埋め込み型貫通スルーホールで構成したので、高周波信号に対応でき、導電性流体の表面状態の変化の影響を受けにくく、各基板の平面度が向上し、基板間の接着性が向上するので、信頼性の向上を図ることができ、接着技術の選択範囲を広げることができる。
以下に添付図面を参照して本発明の好適実施形態となるスイッチ装置について詳細に説明する。図1(a〜c)は導電性流体を用いたスイッチ装置の構成を示すもので、図1(a)は、導電性流体が第1の状態に置かれるスイッチ装置の断面図であり、図1(b)は、図1(a)の線A−A断面図、図1(c)は、図1(a)のB−B'断面図である。
なお、図1(d)はこのスイッチが出力(入力)端子3と入力(出力)端子1または入力(出力)端子の切換えを行うSingle Pole Double Throw(SPDT)を構成している状態を示す図である。
図1(a〜c)に示すように、本実施例のスイッチ装置は、第1、第2基板51,52
を合せて形成される。このスイッチ装置は導電性流体10を含む単一の細長い管路31、ヒータ(気体加熱手段)32、33が収納された一対のチャンバ38、39、チャンバ38、39と管路31とをそれぞれ相互に連結させ、絞りとして機能する細管9、9'を有している。
管路31の長さ方向に沿って離間した4箇所には、電極41、42、43および金属膜47が形成されており、電極42と金属膜47は管路31内の中央で対向するように配置されている。
また、電極41、42、43のそれぞれは、第2基板52上に形成される導電配線44、45,46により外部の回路(図示省略)と接続される。
図1(a)に示す状態では導電性流体10を介し電極41、42間のみでの電気的な導通が実現される。
導電性流体10は、水銀、ガリウム、ガリンスタン又はナトリウムカリウム等の材料から選択される。チャンバ38、39内、細管9、9'、及び管路31の導電性流体10が占める部分以外の空間には、還元性気体で熱伝導度が高い水素、窒素、アルゴン又はヘリウム等の不活性気体又はそれらと同様に機能する非導電性流体が1〜20気圧までの間で充填されている。
管路31の断面形状は、図1(c)では四角形(台形を含む)としたが、蒲鉾型でも、三角形でも良い。
細管9、9'は管路31に比べ断面積が1/4以下の細いものであれば断面形状は、管路31同様、四角形、台形、蒲鉾型、三角形でも良い。
チャンバ38、39は、その空間体積が管路31内での導電性流体10の移動による体積変化分の10倍以上あるものとし、断面形状は四角形、台形、蒲鉾型、三角形、台形の何れでも良い。
図2は、図1のスイッチ装置10が動作することにより導電性流体10の一部が向かって右側に移動した後の第2の状態を示すスイッチ装置の断面図である。
上述の構成において、安定性の高いスイッチ動作を行なうために重要となるのが、電極41、42、43および金属膜47と導電性流体10との間での濡れの性質である。電極41と電極43においては、導電性流体10と濡れにくい導電材料で形成され、電極42および金属膜47は導電性流体10と大きく濡れる導電材料で形成されている。
また、電極42および金属膜47は管路31内で図1(b)に示すように対向して所定の間隙を置いて配置されている。なお、電極41と電極43は、クロム、チタン、酸化ニッケルまたは酸化銅で形成されており、電極42と金属膜47は、プラチナ、イリジウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、金、銀、銅、ニッケル、亜鉛およびそれらの合金膜または積層膜で形成されている。
電極41と電極43が導電性流体10と濡れにくい導電材料で形成されていることと、電極42および金属膜47とが管路の内周において連結しておらず、所定の間隙を置いて配置されていることが、図7に示す従来のスイッチ装置とは大きく異なるところである。
第1,第2基板51、52は絶縁性材料例えばガラス、セラミック(アルミナ、窒素アルミ、その他の金属酸化物の焼結物またはそれらの混合焼結物)など、もしくは半絶縁性半導体材料例えばガリウム砒素化合物単結晶、もしくは高抵抗性半導体材料例えばPドープシリコン基板で構成され、導電性流体10とは濡れない材料である。
第2基板52の裏面には接地金属面53が形成されており、この接地金属面53と導電配線44、45,46の幅により導電配線44、45,46が所望の特性インピーダンスになるように設計されている。
図1(a)に示す状態では導電性流体10を介し電極41、42間のみでの電気的な導通が実現される。同時に、電極42、43間は、所定の間隙を置いて配置され、その間隙部分は不活性気体又は非導電性流体で占められているので、電気的な導通は無い。
この状態で、ヒータ32によりチャンバ38内の不活性気体又は非導電性流体を加熱すると、チャンバ38内の不活性気体又は非導電性流体が熱膨張して圧力が上昇する。
その上昇した圧力が細管9'を介して管路31内に及ぶ。ここで、管路31内の導電性流体10は、電極41付近または電極のない部分では壁面には濡れておらず、管路31周方向の断面としては表面張力により概円形をしており管路31の導電性流体10の間には間隙がある。
さらに電極42付近においても、電極42、金属導体47は導電性流体10に強く濡れるがそれらの間には間隙があり、濡れない基板部分が露出して図1(c)に示す間隙54乃至57が生じ、結果として、上記熱膨張における圧力上昇は管路31の端部にある間隙54乃至57を通り、チャンバ39に抜けようとする。
間隙54乃至57は電極42と金属膜47のサイズを管路31の幅に対して適切に選択することで間隙54乃至57の断面は細くなるようにし、さらに、ヒータ32による温度上昇を極めて急であるように設定しておけば、間隙54乃至57を介しての圧力抜けは制限されることとなる。
ここで間隙54乃至57を通り抜けられなかった気体による管路31での圧力上昇が、導電性流体10を押して図1(a)の管路31の長手方向に沿って移動を開始させることとなる。ここで、電極41は導電性流体に接触はしているものの濡れてないので、導電性流体10は一体のまま、右側に移動する。この時、従来例のように導電性流体10を分離せずにすむので、たとえ管路31内の不純物による反応物が導電性流体10の表面上にあったとしてもその影響は小さい。
導電性流体10の移動に必要なチャンバ38の圧力上昇は、ヒータ32を過熱する前の1.2〜1.3倍程度である。また、電極42ないし金属膜47のサイズは管路31の幅に対して、0.7〜1.0程度とする。または、管路31の壁面に対向する形で、間隙をもって配置しても良い。
導電性流体10の移動における末尾部が電極41から離れ、先頭部分が電極43に接触した状態から図2の状態に至る間で、ヒータ32の加熱は止められる。チャンバ38の余圧と導電性流体10の移動の慣性力により、導電性流体10は管路31の右側に至り、図2の状態となる。このとき、導電性流体10の移動に伴い体積減少分チャンバ39の不活性気体又は非導電性流体の圧力も上昇する。
上述の通り、チャンバ38、39はその空間体積が管路31内での導電性流体10の移動による体積変化分の10倍以上あるように設定されているので、導電性流体10の移動に伴うチャンバ39の圧力は、移動前の1.1倍以下である。
ヒータ32の加熱が止まったあとにおいては、ヒータ32の加熱時にくらべ時間をかけて除熱されるので、徐々にチャンバ38の圧力が下がる。
このとき、チャンバ39側の圧力の方は導電性流体10の移動に伴う圧力上昇なので、チャンバ39側の圧力の方が相対的に高くなろうとするが、除熱に従ってゆっくりとした変化なので、チャンバ39側の圧力は間隙54乃至57を通ってチャンバ38側に抜け、圧力差ができようとした場合にもその差が緩和され、導電性流体10が押し戻されることはなく、図2の状態を維持する。
即ち、導電性流体10を介し電極42、43間のみでの電気的な導通が実現される。
細管9は管路31に比べ断面積が1/4以下と細く、導電性流体10は表面張力が一般に高いので細管9に導電性流体10が入り込むことは通常動作ではない、仮に入ったとしてもチャンバ39に達しない限り、表面張力により管路31内に引き戻される。
逆の動作として、図2に示す第2状態でヒータ33を動作させてチャンバ39を加熱することにより、図1(a)に示す第1状態に復帰させることができる。即ち、ヒータ33によりチャンバ39内の気体を加熱すると、チャンバ39内の気体が膨張するので、これにより細管9を介し、導電性流体10の右側の管路31内空間においても圧力が上昇する。
ヒータ33による温度上昇は極めて急であるように設定されるので、細い間隙54乃至57を介しての圧力抜けは制限され、導電性流体10の右側の管路31内空間においても圧力が上昇する。従って、上昇した圧力によって導電性流体10が押されて、左側へ移動し、図1(a)の状態になる。
導電性流体10の移動における末尾部が電極43から離れ、先頭部分が電極41に接触したあたりから図1(a)の状態に至る間で、ヒータ33の加熱は止められる。ヒータ33の加熱が止まったあとにおいては、ヒータ33の加熱時にくらべ時間をかけて除熱されるので、徐々にチャンバ39の圧力が下がる。
このとき、チャンバ38側の圧力の方は導電性流体10の移動に伴う圧力上昇を起こし、チャンバ38側の圧力の方が相対的に高くなろうとするが、除熱に従ったゆっくりとした温度、即ち、気圧変化なので、チャンバ38側の圧力は間隙54乃至57を通ってチャンバ39側に抜け、圧力差ができようとした場合にもその差が緩和され、導電性流体10が押し戻されることはなく、図1(a)の状態を維持する。
上述同様細管9'には導電性流体10が入り込んだ状態では安定せず図1(a)の状態となる。従って、上述の実施形態のスイッチ装置によれば、ヒータ32、33にエネルギーを与えることにより図1(d)に示すようなSPDT(Single Pole Double Throw)スイッチのスイッチング動作が実現される。
図3は第2の実施例を示す断面構成図である。この図は図1(b,c)に示すD−D’面から基板51側すなわち管路31側を見た図である。
この実施例では管路31内の長手方向の中央から等距離はなれた2箇所に基板51から第2の絞りとして機能する凸状突起物61乃至64が基板51の材料を利用して構成されている。なお、その他の部分は図1(a〜c)と同様なのでここでの説明は省略する。
図1(a〜c)に示す実施例では、導電性流体10のラッチ状態での維持保持の力が重力とわずかな摩擦力だけなので、動作時に管路31の長手方向がが水平である必要があり、使用に際し方向性が規定されてしまう。また、振動や衝撃が加わると容易にスイッチが切り替わってしまうという問題がある。
従って、図3に示すように、管路31内に基板51にて凸状突起物61乃至64を形成する。導電性流体10の移動開始は、図3に示す構成によれば、導電性流体10は凸状突起物62および64を乗り越える必要があり、乗り越える際には導電性流体10の表面積増加により余計に力を要することとなり、ラッチでの維持保持力として凸状突起物61乃至64が機能する。ラッチでの維持保力は凸状突起物61乃至64の対向対間の距離と断面積に反比例する。
導電性流体10は表面張力が大きいので、図3の構造を小さくすれば導電性流体10の容量を小さく抑えられるので、凸状突起物61乃至64の対向対間の距離を最適化することにより、導電性流体10の維持保持性能は重力はもとより例えば1m程度の高さからの落下衝撃にも耐えうる設計が可能になる。ただし、当然のことながら動作に必要な圧力即ちヒーターの温度上昇量は増大する。
図4(a〜c)は第3の実施例を示す断面構成図である。図4(a)は管路31に沿った面(図1(a)のA−A’)での断面図であり、図4(b)は図4のC−C’面から第3基板50側を見た図である。図4(c)は図4(a)のD−D’面から第1基板51側を見た図である。
なお、その他の部分は図1(a〜c)と同様なのでここでの説明は省略する。
第3の実施例では、スイッチ装置は第1乃至第3基板50,51,52の3枚の絶縁性材料もしくは半導体材料からなる基板の張り合わせで構成される。
基板50には導電性流体10に濡れる材料で構成される金属導体47および管路59、59’をC−C’面に形成した後、張り合わされる。基板51には管路31、ヒータキャビティ38、39を形成した後、張り合わされる。基板52には、ヒータ32,33、電極41,42、43、および導電配線44、45,46を形成した後、張り合わされる。張り合わせの技術としては陽極酸化接着、SiOなどの溶融接着、もしくはエポキシ樹脂、フッ素樹脂などの有機系材料を使った接着層を用いて熱圧着などで接着する。
上述の構成によれば、第3基板50の平面上に金属導体47を形成できるため、膜質のよい電極や金属膜が形成できる。また、細管59、59’と管路31、ヒータキャビティ38、39との形成工程を分けられるため、管路59、59’の浅く細い溝を制御よく形成することが可能になる。例えば、管路59、59’はレーザー加工にて形成できる。第1基板51は100μm〜200μmと薄い基板になるため、工程は単純で数少ない方がよく、管路31、ヒータキャビティ38、39の形成工程は同一とし、一回の工程で形成できる。
図5は第4の実施例を示すもので、管路31に沿った面(図1(a)のA−A’)の断面構成図である。図1(b)と異なる部分はヒータ32、33を中空構造で形成し、ヒータの下側の基板52内にもチャンバ54,55を形成したものである。
なお、その他の部分は図1(a〜c)と同様なのでここでの説明は省略する。
上述の構成によれば、ヒータ32、33が中空構造で形成されているので、少ないエネルギーでヒータの温度上昇が可能になる。また熱容量が小さくなるため高速のスイッチ切り替えが可能になる。また、少ないエネルギーで駆動できるので、スイッチのオンオフの繰り返しの周期を早くすることができる。
図6(a〜c)は第5の実施例を示すもので、図6(a)は、管路31に沿った面での(図6(b)、図6(c)のA−A’)断面図であり、図6(b)は、図5のD−D’面から第2基板52側を見た図である。図6(c)は基板52の裏面の平面図である。
第5の実施例では、電極41、42、43の引き出しを、基板52を貫通する埋め込み型のスルーホール71,72,73で形成し、基板52の裏面の電極67,68,69に半田ボール70を各々取り付け、ボールグリッドアレイ状のパッケージに導電性流体10を使用するものである。
裏面電極67,68,69の半田ブリッジを防止するため、第2基板52の裏面の接地金属53に半田ボールランドを形成するが、半田ボール70がない部分には半田レジスト74が塗布される。
ヒータ32,33の電極も同様に第2基板52を貫通する埋め込み型のスルーホール、第2基板52の裏面の電極、半田ボール70を各々介して裏面より取り出される。
接地金属53も同様に半田レジスト74によって形成されたパッドおよび半田ボール70を介し基板52裏面に取り出される。
上述の構成によれば、信号電極を接地金属で取り囲んだインピーダンス制御ができる構造なので高周波信号に対応できる。また、実装が容易なボールグリッドアレイタイプのパッケージなので導電性流体10の表面状態の変化の影響を受けにくくすることができる。
更に、基板接着部の配線導体による凸形状をなくせるため、各基板の平面度が上がり、基板間の接着性が向上し、信頼性の向上、接着技術の選択範囲を広げることができる。
上記本発明のスイッチ装置の応用範囲としては、1Gbps以上の信号を扱うシステムLSIやメモリICをテストするATEテスターの信号開閉・切り替え部分、高周波・高速信号を扱う計測器の減衰量切り替え、フィルター切り替え部分、移動体通信の基地局のアンテナ切り替えやバンド切り替え、ディジタル放送機器の回線切り替え器などがある。
なお、以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。
従って本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形を含むものである。
本発明の実施形態の一例を示すスイッチ装置の構成を示す断面図である。 スイッチが切り替わった状態を示す断面図である。 他の実施例を示すスイッチ装置の構成を示す断面図である。 他の実施例を示すスイッチ装置の構成を示す断面図である。 他の実施例を示すスイッチ装置の構成を示す断面図である。 他の実施例を示すスイッチ装置の構成を示す断面図である。 従来例を示すスイッチ装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
1,2,3,4 入力端子
5 鉄心
6,7 電磁コイル
8 第1ダイアフラム
9,9’ 細管(第1絞り)
10 導電性流体
11,12,13 第1筒体
14,15 第2筒体
16,17,18 出力端子
19 キャビティ
20,21 接続部
22 第2ダイアフラム
31 管路
32,33 発熱手段(ヒータ)
38,39,58,59 チャンバ
41,42,43 電極
44,45,46 導電配線
47 金属膜
50 第3基板
51 第1基板
52 第2基板
53 接地金属
54〜57 間隙
61〜64 突状突起物(第2絞り)
67,68,69 裏面電極
70 はんだボール
71,72,73 スルーホール
74 はんだレジスト

Claims (10)

  1. 管路の両端に第1絞りを介して連結された一対のチャンバと、
    前記チャンバのそれぞれの内部に配置された発熱手段と、
    前記管路内に移動可能に配置された導電性流体と、
    前記管路の両端および中央付近に配置された電極と、
    からなり、
    前記発熱手段のいずれかを加熱して前記チャンバ内に充填された気体を膨張させ、その圧力により前記導電性流体を移動させることで前記中央部付近に配置された電極と前記管路の両端付近に配置された電極のうちのいずれかとを導通させるようにしたスイッチ装置において、
    前記中央付近に配置された電極に対向して金属膜を配置するとともに、
    前記中央付近に配置された電極と前記金属膜は導電性流体に対して濡れる導体材料で形成し、前記管路の両端側にある電極は導電性流体に対して濡れにくい導体材料で形成したことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記管路に前記導電性流体の移動を妨げない程度の気体流通路を設けたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 前記流路の中央付近に配置された電極と、前記流路の両端付近に配置された電極の間のそれぞれに第2絞りを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記第2絞りの断面積を前記第1絞りの断面積より大きく形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスイッチ装置。
  5. 前記導電性流体は、水銀、ガリウム、ナトリウムカリウム、又はガリンスタンのいずれかひとつを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のスイッチ装置。
  6. 前記端部側にある導電性流体に対して濡れにくい電極導体材料はクロム、チタン、酸化ニッケルまたは酸化銅のいずれかひとつを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のスイッチ装置。
  7. 前記中央部付近に配置された少なくとも一つの導電性流体に対し濡れる電極はプラチナ、イリジウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、金、銀、銅、ニッケル、亜鉛およびそれらの合金膜または積層膜のいずれかひとつを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のスイッチ装置。
  8. 前記チャンバおよび管路となる穴が形成された第1基板と、
    前記第1基板を挟んで張り合わされた第2、第3基板とからなり、
    前記第1、第2、第3基板のいずれかに前記第1絞りを形成したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のスイッチ装置。
  9. 前記一対のチャンバ内にある発熱手段が中空に配置された電気抵抗体であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のスイッチ装置。
  10. 前記管路の両端および中央付近に配置された電極および発熱手段から外部に対する配線を、第2、第3基板の少なくとも一方に設けられた埋め込み型貫通スルーホールで構成したことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のスイッチ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015526643A (ja) * 2012-08-31 2015-09-10 マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテルハフツングMAHLE International GmbH 内燃機関用のピストン
CN106057574A (zh) * 2016-06-06 2016-10-26 华北电力大学 一种基于液态金属的设备限温器及设备限温方法
CN108855260A (zh) * 2018-06-16 2018-11-23 南京大学 一种石蜡微阀成型及其封装方法

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