JP2009026251A - データ転送方法、データ転送装置及び通信サービス中継装置 - Google Patents

データ転送方法、データ転送装置及び通信サービス中継装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 移動体通信端末間のデータ転送を行うデータ転送装置に読み出されたデータ読込先の移動体通信端末の通信先データを有効利用して煩雑な作業を伴うことなく通信ネットワーク上のバックアップ装置に効率よくバックアップできるデータ転送方法、データ転送装置及び通信サービス中継装置を提供する。
【解決手段】 データ転送装置1は、転送対象データの少なくとも一部を含むアップロード対象データとアップロード要求と利用者若しくは移動体通信端末の識別情報とを通信サービス中継装置200に送信する。通信サービス中継装置200は、データ転送装置10から受信したアップロード対象データとアップロード要求と識別情報とをバックアップ装置430に転送する。バックアップ装置430は、通信サービス中継装置200から受信したアップロード要求に基づいてアップロード対象データを識別情報と対応付けて保存する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データ読込先の移動体通信端末等とデータ書込先の移動体通信端末等とが装着されているデータ転送装置によりデータ読込先に保存されているデータを読み出してデータ書込先に書き込むデータ転送方法、並びに、そのデータ転送方法に用いることができるデータ転送装置及び通信サービス中継装置に関するものである。
従来、この種の情報通信端末(移動体通信端末)として、電話やメールの通信先データである電話番号やメールアドレス等のデータを、例えばメモリダイヤル(電話アドレス帳)として保存しておくことができる携帯電話機が知られている。また、携帯電話機を用いたサービスとして、電話やメールの通信サービスのほか、上記携帯電話機に保存されているメモリダイヤルのデータをインターネット等の通信ネットワークを介して所定のバックアップサーバ上のアドレスブックにアップロードしてバックアップすることができるオプションの通信サービスが知られている(非特許文献1参照)。この通信サービスにおいて上記メモリダイヤルのデータをアップロードするときは、利用者の携帯電話機から上記バックアップサーバに直接アクセスしたり、携帯電話機内のメモリダイヤルのデータをコピーして保存したパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という。)から上記バックアップサーバにアクセスしたりする。また、上記バックアップサーバ上のアドレスブックにアップロードされたメモリダイヤルのデータは、そのデータをアップロードした利用者の携帯電話機やパソコンからアクセスして閲覧したりダウンロードしたりすることもできる。
"音声/オプションサービス S!アドレスブック"、[online]、ソフトバンクモバイル株式会社、[平成19年7月8日検索]インターネット<URL:http://mb.softbank.jp/mb/service/3G/call/SAB/index.html>
しかしながら、上記従来のメモリダイヤルデータをバックアップする通信サービスでは、メモリダイヤルデータのアップロード等を行う携帯電話機からバックアップサーバにアクセスして通信するときの通信速度が、無線通信回線が介在することにより比較的低速度であるため、メモリダイヤルデータのアップロード等に時間を要してしまうという問題点がある。また、携帯電話機の利用者がパソコンを操作してメモリダイヤルデータのアップロード等を行う場合は、携帯電話機に保存されているメモリダイヤルデータをコピーしてパソコンに一旦保存するという煩雑な作業が必要になるという問題点がある。
一方、本願の出願人らは、データ読込先の携帯電話機等の情報端末機とデータ書込先の携帯電話機等の情報端末機とを接続し、データ読込先の情報端末機から読み出したデータをデータ書込先の情報端末機に転送して保存することができるデータ転送装置を提案した(特願2006−093057号)。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、移動体通信端末間のデータ転送を行うデータ転送装置に読み出されたデータ読込先の移動体通信端末の通信先データを有効利用して煩雑な作業を伴うことなく通信ネットワーク上のバックアップ装置に効率よくバックアップできるデータ転送方法、データ転送装置及び通信サービス中継装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、データ読込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体とデータ書込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体とが装着されているデータ転送装置により、該データ読込先に保存されているデータを読み出して該データ書込先に書き込むデータ転送方法であって、前記データ転送装置が、前記データ読込先から前記データ書込先への転送対象データの少なくとも一部を含むアップロード対象データと、該アップロード対象データの通信ネットワーク上のバックアップ装置へのアップロードを要求するアップロード要求と、前記データ読込先又は前記データ書込先の利用者若しくは移動体通信端末を識別する識別情報とを、通信ネットワークを介して通信サービス中継装置に送信するステップと、前記通信サービス中継装置が、前記データ転送装置から受信した前記アップロード対象データと前記アップロード要求と前記識別情報とを前記バックアップ装置に転送するステップと、前記バックアップ装置が、前記通信サービス中継装置から受信した前記アップロード要求に基づいて前記アップロード対象データを前記識別情報と対応付けて保存するステップと、を含むことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1のデータ転送方法において、前記バックアップ装置が、前記アップロード対象データの処理結果を示すアップロードステータス情報を、前記通信サービス中継装置に送信するステップと、前記通信サービス中継装置が、前記バックアップ装置から受信した前記アップロードステータス情報を、通信ネットワークを介して前記データ転送装置に転送するステップと、前記データ転送装置が、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置から前記アップロードステータス情報を受信するステップと、前記データ転送装置が、前記通信サービス中継装置から受信した前記アップロードステータス情報を出力するステップと、を更に含むことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2のデータ転送方法において、前記データ転送装置が、前記データ読込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体から読み出した前記転送対象データからアップロード対象データを抽出するステップと、前記データ転送装置が、前記抽出したアップロード対象データを圧縮してアップロード用ファイルを作成するステップと、を更に含み、前記データ転送装置は、前記アップロード対象データとして前記アップロード用ファイルを送信することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかのデータ転送方法において、前記データ転送装置が、前記アップロード要求の送信に先立って、前記データ読込先の移動体通信端末の利用者又はデータ書込先の移動体通信端末の利用者が前記バックアップ装置へのデータバックアップの通信サービスに加入しているか否かの確認を要求する加入サービス確認要求を、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置に送信するステップと、前記通信サービス中継装置が、前記データ転送装置から受信した前記加入サービス確認要求に基づいて加入者データベース装置にアクセスし、前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入しているか否かを確認するステップと、前記通信サービス中継装置が、前記確認の結果を、通信ネットワークを介して前記データ転送装置に送信するステップと、前記データ転送装置が、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置から前記確認結果を受信するステップと、前記データ転送装置が、前記通信サービス中継装置から受信した前記確認結果を出力するステップと、を更に含むことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4のデータ転送方法において、前記データ転送装置は、前記通信サービス中継装置から受信した前記確認結果に基づいて、前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入している場合のみ、前記アップロード対象データと前記アップロード要求と前記識別情報とを前記通信サービス中継装置に送信することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至3のいずれかのデータ転送方法において、前記通信サービス中継装置が、前記データ転送装置から受信した前記アップロード要求に基づいて加入者データベース装置にアクセスし、前記データ読込先の移動体通信端末又はデータ書込先の移動体通信端末の利用者が前記バックアップ装置へのデータバックアップの通信サービスに加入しているか否かを確認するステップを更に含み、前記通信サービス中継装置は、前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入している場合のみ、前記アップロード対象データと前記アップロード要求と前記識別情報とを前記バックアップ装置に転送することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6のデータ転送方法において、前記通信サービス中継装置が、前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入していないことを確認した場合に、その確認結果を、通信ネットワークを介して前記データ転送装置に送信するステップと、前記データ転送装置が、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置から前記確認結果を受信するステップと、前記データ転送装置が、前記通信サービス中継装置から受信した前記確認結果を出力するステップと、を更に含むことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、データ読込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体とデータ書込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体とが装着され、該データ読込先に保存されているデータを読み出して該データ書込先に書き込むデータ転送装置であって、前記データ読込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体から転送対象データを読み出すデータ読み出し手段と、前記データ読込先から読み出した前記転送対象データを、前記データ書込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体に書き込むデータ書き込み手段と、前記転送対象データの少なくとも一部を含むアップロード対象データと、該アップロード対象データの通信ネットワーク上のバックアップ装置へのアップロードを要求するアップロード要求と、前記データ読込先又は前記データ書込先の利用者若しくは移動体通信端末を識別する識別情報とを、通信ネットワークを介して通信サービス中継装置に送信するアップロードデータ送信手段と、を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8のデータ転送装置において、前記バックアップ装置における前記アップロード対象データの処理結果を示すアップロードステータス情報を、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置から受信するステータス情報受信手段と、前記ステータス情報受信手段で受信した前記アップロードステータス情報を出力するステータス情報出力手段と、を更に備えたことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項8又は9のデータ転送装置において、前記データ読込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体から読み出した前記転送対象データからアップロード対象データを抽出するデータ抽出手段と、前記データ抽出手段で抽出した前記アップロード対象データを圧縮してアップロード用ファイルを作成する転送ファイル作成手段と、を更に備え、前記アップロードデータ送信手段は、前記アップロード対象データとして前記アップロード用ファイルを送信することを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項8乃至10のいずれかのデータ転送装置において、前記アップロード要求の送信に先立って、前記データ読込先の移動体通信端末又はデータ書込先の移動体通信端末の利用者が、通信ネットワークを介した前記バックアップ装置へのデータバックアップの通信サービスに加入しているか否かの確認を要求する加入サービス確認要求を、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置に送信する加入サービス確認要求送信手段と、前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入しているか否かの確認結果を、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置から受信する確認結果受信手段と、前記確認結果受信手段で受信した前記確認結果を出力する確認結果出力手段と、を更に備えたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項11のデータ転送装置において、前記アップロードデータ送信手段は、前記通信サービス中継装置から受信した前記確認結果に基づいて、前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入している場合のみ、前記アップロード対象データと前記アップロード要求と前記識別情報とを前記通信サービス中継装置に送信することを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項8乃至10のいずれかのデータ転送装置において、前記アップロード要求の送信の後に、前記データ読込先の移動体通信端末又はデータ書込先の移動体通信端末の利用者が、通信ネットワークを介した前記バックアップ装置へのデータバックアップの通信サービスに加入しているか否かの確認結果を、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置から受信する確認結果受信手段と、前記確認結果受信手段で受信した前記確認結果を出力する確認結果出力手段と、を更に備えたことを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、データ読込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体とデータ書込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体とが装着され該データ読込先に保存されているデータを読み出して該データ書込先に書き込むデータ転送装置との間で、通信ネットワークを介して通信可能な通信サービス中継装置であって、前記データ読込先から前記データ書込先への転送対象データの少なくとも一部を含むアップロード対象データと、該アップロード対象データの通信ネットワーク上のバックアップ装置へのアップロードを要求するアップロード要求と、前記データ読込先又は前記データ書込先の利用者若しくは移動体通信端末を識別する識別情報とを、通信ネットワークを介して前記データ転送装置から受信するアップロードデータ受信手段と、前記データ転送装置から受信した前記アップロード対象データと前記アップロード要求と前記識別情報とを前記バックアップ装置に転送するアップロードデータ転送手段と、を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項14の通信サービス中継装置において、前記アップロード対象データの処理結果を示すアップロードステータス情報を、前記バックアップ装置から受信するステータス情報受信手段と、前記バックアップ装置から受信した前記アップロードステータス情報を、通信ネットワークを介して前記データ転送装置に転送するステータス情報転送手段と、を更に備えたことを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項14又は15の通信サービス中継装置において、前記アップロード要求の受信に先立って、前記データ読込先の移動体通信端末又はデータ書込先の移動体通信端末の利用者が前記バックアップ装置へのデータバックアップの通信サービスに加入しているか否かの確認を要求する加入サービス確認要求を、通信ネットワークを介して前記データ転送装置から受信する加入サービス確認要求受信手段と、前記データ転送装置から受信した前記加入サービス確認要求に基づいて加入者データベース装置にアクセスし、前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入しているか否かを確認する加入サービス確認手段と、前記確認の結果を、通信ネットワークを介して前記データ転送装置に送信する加入サービス確認結果送信手段と、を更に備えたことを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、請求項14又は15の通信サービス中継装置において、前記データ転送装置から受信した前記アップロード要求に基づいて加入者データベース装置にアクセスし、前記データ読込先の移動体通信端末又はデータ書込先の移動体通信端末の利用者が前記バックアップ装置へのデータバックアップの通信サービスに加入しているか否かを確認する加入サービス確認手段を更に備え、前記アップロードデータ転送手段は、前記移動体通信端末の利用者が前記バックアップ装置へのデータバックアップの通信サービスに加入している場合のみ、前記アップロード対象データと前記アップロード要求と前記識別情報とを前記バックアップ装置に転送することを特徴とするものである。
また、請求項18の発明は、請求項17の通信サービス中継装置において、前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入していないことを確認した場合に、その確認結果を、通信ネットワークを介して前記データ転送装置に送信する確認結果送信手段を更に備えたことを特徴とするものである。
請求項1、8、14の発明においては、データ読込先の移動体通信端末又はその該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体と、データ書込先の移動体通信端末又はその移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体とがデータ転送装置に装着され、そのデータ転送装置により、データ読込先に保存されているデータが読み出されデータ書込先に書き込まれる。
そして、前記データ読込先からデータ書込先への転送対象データの少なくとも一部を含むアップロード対象データが、通信ネットワーク上のバックアップ装置へのアップロードを要求するアップロード要求と、データ読込先又は前記データ書込先の利用者若しくは移動体通信端末を識別する識別情報とともに、前記データ転送装置から通信ネットワークを介して通信サービス中継装置に送信される。通信サービス中継装置が、前記データ転送装置から受信したアップロード対象データとアップロード要求と識別情報とをバックアップ装置に転送すると、バックアップ装置は、通信サービス中継装置から受信したアップロード要求に基づいてアップロード対象データを識別情報と対応付けて保存する。このように移動体通信端末間のデータ転送を行うデータ転送装置に読み出されたデータ読込先の移動体通信端末の通信先データを、バックアップ装置へアップロードするアップロード対象データとして有効利用できるため、データ読込先の移動体通信端末の通信先データを別途パソコンで読み込んでアップロードするような煩雑な作業が不要になる。しかも、そのデータ転送装置に読み出されたデータ読込先の移動体通信端末の通信先データを通信サービス中継装置に送信する通信ネットワークには、移動体通信ネットワークのような比較的低速の無線回線を含む必要がないため、バックアップ装置へ効率よくアップロードすることができる。
また、データ読込先の移動体通信端末の通信先データをバックアップ装置に直接送信せずに、通信サービス中継装置で一旦受信し、通信サービス中継装置から必要に応じてバックアップ装置に送信するように中継することができるため、バックアップ装置における外部との通信の負荷や内部データ処理の負荷の増加を抑制できる。
請求項2、9、15の発明においては、バックアップ装置から送信されるアップロード対象データの処理結果を示すアップロードステータス情報を、通信サービス中継装置を介してデータ転送装置に転送している。データ転送装置では、通信サービス中継装置から受信したアップロードステータス情報を出力することにより、データ転送装置の利用者に、バックアップ装置におけるアップロード対象データの処理結果を知らせることができる。
また、請求項3、10の発明においては、データ読込先から読み出した転送対象データから抽出したアップロード対象データを圧縮して作成したアップロード用ファイルを、データ転送装置から通信サービス中継装置に送信している。このように圧縮してアップロード用ファイルを通信サービス中継装置に送信することにより、通信サービス中継装置での転送処理を容易にするとともに、通信サービス中継装置とデータ転送装置及びバックアップ装置との間の通信負荷を低減できる。
また、請求項4、11、16の発明においては、通信サービス中継装置が、データ転送装置からアップロード要求の送信に先立って送信されてくる加入サービス確認要求に基づいて、加入者データベース装置にアクセスし、データ読込先又はデータ書込先の移動体通信端末の利用者がデータバックアップの通信サービスに加入しているか否かを確認している。この通信サービス中継装置での確認結果を、通信ネットワークを介してデータ転送装置が受信して出力することにより、データバックアップの通信サービスへの加入状況を、データ転送装置の利用者に知らせることができる。
また、請求項5、12の発明においては、移動体通信端末の利用者がデータバックアップの通信サービスに加入している場合のみ、前記アップロード対象データとアップロード要求と識別情報とをデータ転送装置から通信サービス中継装置に送信しているので、未加入の移動体通信端末の利用者によってデータバックアップの通信サービスが利用されるのを防止できる。
また、請求項6、17の発明においては、移動体通信端末の利用者がデータバックアップの通信サービスに加入している場合のみ、前記アップロード対象データとアップロード要求と識別情報とを通信サービス中継装置からバックアップ装置に転送しているので、未加入の移動体通信端末の利用者によってデータバックアップの通信サービスが利用されるのを防止できる。
また、請求項7、13、18の発明においては、通信サービス中継装置によって移動体通信端末の利用者がデータバックアップの通信サービスに加入していないことを確認した場合に、その確認結果を通信サービス中継装置からデータ転送装置に送信して出力しているので、データバックアップの通信サービスへの未加入である旨を、データ転送装置の利用者に知らせることができる。
なお、上記アップロード対象データは、前記データ転送装置に読み出された転送対象データのうち前記データ読込先の移動体通信端末の利用者が通信に使用していた通信先データを少なくとも含むものであってもよい。
本発明によれば、移動体通信端末間のデータ転送を行うデータ転送装置に読み出されたデータ読込先の移動体通信端末の通信先データを有効利用して煩雑な作業を伴うことなく通信ネットワーク上のバックアップ装置に効率よくバックアップできるという効果がある。
以下、本発明を複数の携帯電話機(移動体通信端末)間のデータ転送に使用されるデータ転送装置に用いたメッセージ配信及びデータバックアップの通信サービス提供方法及びそのシステムに適用した実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る通信サービス提供システムの全体構成の一例を示す説明図である。この通信サービス提供システムは、携帯電話機を販売する店舗600などに設置されたデータ転送装置10と、携帯電話通信網(移動体通信ネットワーク)を含む所定の通信事業者A内の通信ネットワーク(以下、「事業者内ネットワーク」という。)100に設けられた通信サービス中継装置200及び通信サービス提供用設備400とを用いて構成されている。また、事業社内ネットワーク100には、保守サーバ700及びその端末(保守端末)710も設けられている。
上記通信サービス中継装置200は、互いに連携するように通信可能な第1通信サービス中継サーバ(以下「第1中継サーバ」という。)210と第2通信サービス中継サーバ(以下「第2中継サーバ」という。)220とを用いて構成されている。第1中継サーバ210及び第2中継サーバ220はそれぞれ、専用回線500やインターネット510等の通信回線やルータ520などを介して、店舗600等で使用されているデータ転送装置10と通信することができる。インターネット510を経由する経路における通信サービス中継装置200とルータ520との間には、ファイヤーウォール530が設けられている。
上記第1中継サーバ210は、本実施形態における所定の通信事業者Aの携帯電話通信網で通信可能な携帯電話機の利用者が指定する複数の宛先に対して予め設定された所定メッセージを含むメールを一括送信する通信サービスの提供に主に用いられ、WEBサーバとしての機能と、上記メール送信を中継するメールサーバとしての機能とを備えている。更に、第1中継サーバ210は、後述の通信サービス提供用設備400のうち送信メールサーバ410及び加入者情報管理サーバ420に所定のタイミング(例えば10分間隔で)でアクセスしそれらのサーバの稼働状況を示す設備稼働情報を取得する機能と、その取得した設備稼働情報を各データ転送装置10からの要求に応じて配信する機能とを備えている。この第1中継サーバ210とデータ転送装置10との間のアプリケーション層の通信プロトコルとしては、WEBサーバとして機能する場合にHTTPS(Hyper Text Transfer Protocol over SSL)が用いられ、メールサーバとして機能する場合にSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)が用いられる。また、第1中継サーバ210と後述の加入者情報管理サーバ420との間のプロトコルとしては、例えばLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)が使用される。
上記第2中継サーバ220は、本実施形態における所定の通信事業者Aの携帯電話通信網で通信可能な携帯電話機やメモリカード等からデータ転送装置10に読みされたメモリダイヤルのデータを通信ネットワーク100上のバックアップサービス提供装置(以下「バックアップサーバ」という。)430にバックアップする通信サービスの提供に主に用いられ、WEBサーバとしての機能と、バックアップ対象のデータの転送等を行うバックアップ連携サーバとしての機能とを備えている。更に、第2中継サーバ220は、後述の通信サービス提供用設備400のうちバックアップサーバ430に所定のタイミング(例えば10分間隔で)でアクセスしそのサーバの稼働状況を示す設備稼働情報を取得する機能と、その取得した設備稼働情報を上記第1中継サーバ210に転送する機能とを備えている。としての機能も備えている。この第2中継サーバ220とデータ転送装置10との間のアプリケーション層の通信プロトコルとしては、WEBサーバとして機能する場合にHTTPS(Hyper Text Transfer Protocol over SSL)が用いられる。また、この第2中継サーバ220と第1中継サーバ210及び後述のバックアップサーバ430との間のアプリケーション層の通信プロトコルとしては、例えばHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)が用いられる。
上記第1中継サーバ210及び第2中継サーバ220は、CPUやMPU等の演算処理装置、RAM及びROM等からなる内部記憶装置、ハードディスクドライブ等からなる外部記憶装置、各種インターフェース装置、外部通信装置等のハードウェア資源を備えるとともに所定の基本ソフトやアプリケーションソフトがインストールされたコンピュータ装置で構成することができる。第1中継サーバ210及び第2中継サーバ220はそれぞれ、1台のコンピュータ装置で構成してもいいし、複数のコンピュータ装置をネットワーク接続して協働して動作するように構成してもよい。また、第1中継サーバ210及び第2中継サーバ220を1台のコンピュータ装置で兼用するように構成してもよい。
上記通信サービス提供用設備400は、送信メールサーバ410と、加入者データベース装置としての加入者情報管理サーバ420と、バックアップサーバ430とを用いて構成されている。
上記送信メールサーバ410は、事業社内ネットワーク100の第1中継サーバ210等から受けた送信対象の電子メールを外部のインターネット510にあるメールサーバに転送するものであり、MTA(Message Transfer Agent)サーバやSMTPサーバとも呼ばれる。この送信メールサーバ410で電子メールが送受信されるときのプロトコルとしてはSMTPが使用される。また、送信メールサーバ410には、インターネット510上で一意に識別可能な固定のグローバルIPアドレスが設定されている。このグローバルIPアドレスに対応付けて、携帯電話通信網の加入者用のメールアドレスと同じドメイン名を有するSMTPサーバアドレスが登録されている。これにより、送信メールサーバ410を介して送信される電子メールが、いわゆるなりすましメールとして処理されることもないので、本実施形態における変更通知メッセージを含む電子メールは、真の送信者からの電子メールとして各宛先のメールアドレスに届く。
上記加入者情報管理サーバ420は、携帯電話通信網の加入者(利用者)の情報を管理するCUR(Common User Repository)サーバであり、各加入者について、加入者ID、携帯電話機の電話番号(端末識別番号)、メールアドレス等が保存されたデータベースを備えている。この加入者情報管理サーバ420は、上記第1中継サーバ210等から、例えば携帯電話機の電話番号に基づきメールアドレスを要求する取得要求を受信すると、その電話番号に対応するメールアドレス、すなわちその電話番号の携帯電話機の利用者が使用する携帯電話通信網の加入者用のメールアドレスを返信する。この加入者情報管理サーバ420と他のサーバとの間のプロトコルとしては、例えばLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)が使用される。
上記バックアップサーバ430は、携帯電話機やメモリカード等からデータ転送装置10に読みされたバックアップ対象データとしてのメモリダイヤルのデータを、データ転送装置10から第2中継サーバ220を介して受信し、当該携帯電話機の利用者を識別する利用者識別情報又は当該情報通信端末を識別する端末識別情報(電話番号)と対応付けて保存するサーバである。
なお、バックアップサーバ430に携帯電話機のメモリダイヤルのデータが保存されたアドレスブックが既に存在した状態で新規メモリダイヤルのデータをアップロードする場合、データの整合性を確保するために、既存のアドレスブックのデータはすべて、新規アップロードされたバックアップ対象のメモリダイヤルのデータで上書きされる。
また、上記バックアップサーバ430には、インターネット510上で一意に識別可能な固定のグローバルIPアドレスが設定されている。従って、利用者の電話番号やPIN等のパスワードを入力することにより、インターネット510を介してパソコンや携帯電話機からバックアップサーバ430にアクセスし、携帯電話機で使用するメモリダイヤルのデータをバックアップサーバ430上のアドレスブックにアップロードしたり、バックアップサーバ430上のアドレスブックからダウンロードしたりすることができる。
上記第1中継サーバ210は、そのコンピュータ装置に所定のプログラムを読み込んで実行することにより、情報記憶手段、設備稼働情報取得手段、情報保存手段、情報要求受信手段、設備稼働情報送信手段及び通信制御手段として機能する。
上記情報記憶手段は、上記内部記憶装置や外部記憶装置等で構成され、各種情報を記憶するものである。
上記設備稼働情報取得手段は、上記演算処理装置や外部通信装置等で構成され、予め設定した所定のタイミングで(例えば所定の時間:10分ごとに)複数の送信メールサーバ410及び加入者情報管理サーバ420等の通信サービス提供用設備400に直接アクセスし、各サーバ410、420の稼働状況を示す設備稼働情報を収集するように取得する。また、上記設備稼働情報取得手段は、予め設定した所定のタイミングで(例えば所定の時間経過ごとあるいは所定の時刻に)第2中継サーバ220にアクセスし、バックアップサーバ430の設備稼働情報を取得する。ここで、第2中継サーバ220は、後述のように予め設定した所定のタイミングで(例えば所定の時間経過ごとあるいは所定の時刻に)バックアップサーバ430に直接アクセスし、そのバックアップサーバ430の稼働状況を示す設備稼働情報を収集するように取得する。
また、上記情報保存手段は、上記演算処理装置等で構成され、上記設備稼働情報取得手段で取得した設備稼働情報を上記情報記憶手段に保存する。上記情報要求受信手段は、上記演算処理装置や外部通信装置等で構成され、データ転送装置10から通信ネットワークを介して、前記設備稼働情報を要求する情報要求を受信する。上記設備稼働情報送信手段は、上記演算処理装置や外部通信装置等で構成され、データ転送装置10から受信した情報要求に応じて前記情報記憶手段を参照し、その情報要求で要求されている設備稼働情報を、通信ネットワークを介してデータ転送装置10に送信する。上記通信制御手段は、上記演算処理装置や外部通信装置等で構成され、前記設備稼働情報が異常を示している送信メールサーバ410及び加入者情報管理サーバ420等の通信サービス提供用設備に対応する通信サービスについて、データ転送装置10からのサービス要求の受付を停止し、前記設備稼働情報が異常から正常に切り換ったときに、その停止していたサービス要求の受付を再開するように制御する。
なお、上記情報保存手段は、送信メールサーバ410、加入者情報管理サーバ420及びバックアップサーバ430から取得した複数の設備稼働情報を書き込んだファイルを生成し、その生成したファイルを情報記憶手段に保存するようにしてもよい。この場合、上記設備稼働情報送信手段は、データ転送装置10から受信した情報要求に応じて情報記憶手段を参照し、上記生成した設備稼働情報のファイルをデータ転送装置10に送信する。
更に、上記第1中継サーバ210は、そのコンピュータ装置に所定のプログラムを読み込んで実行することにより、サービス要求受信手段、サービス要求転送手段及び加入状況確認手段として機能する。
上記サービス要求受信手段は、上記演算処理装置や外部通信装置等で構成され、データ転送装置10の利用者が指定する複数の宛先に対して予め設定された所定メッセージを含むメールを一括送信する通信サービスを要求するサービス要求や、事前の加入手続が必要なアドレスブックバックアップ等の通信サービス加入状況の確認を要求するサービス要求を、通信ネットワークを介してデータ転送装置10から受信する。
上記サービス要求転送手段は、上記演算処理装置や外部通信装置等で構成され、データ転送装置10から受信した上記メール一括送信のサービス要求や上記通信サービス加入状況の確認を要求するサービス要求を送信メールサーバ410に転送する。
上記加入状況確認手段は、上記加入状況の確認を要求するサービス要求をデータ転送装置10から受け付けたとき、加入者情報管理サーバ420にアクセスし、データ転送装置10の利用者が上記通信サービスに加入しているか否かを確認する。
また、上記第1中継サーバ210は、そのコンピュータ装置に所定のプログラムを読み込んで実行することにより、メールアドレス取得手段、メールアドレス送信手段及び電子メール送信手段としても機能する。
上記第2中継サーバ220は、そのコンピュータ装置に所定のプログラムを読み込んで実行することにより、サービス要求受信手段及びサービス要求転送手段として機能する。
上記サービス要求手段は、携帯電話機等から読み込んでデータ転送装置10に保存されているメモリダイヤルのデータを通信ネットワーク100上のバックアップサーバ430にバックアップする通信サービスを要求するサービス要求を、所定の形式(例えばZIP形式)で圧縮処理されたバックアップ対象のデータとともに、通信ネットワークを介してデータ転送装置10から同期通信で受信する。
上記サービス要求転送手段は、データ転送装置10から受信したサービス要求及びバックアップ対象のデータをバックアップサーバ430に転送する。
図2はデータ転送装置10の斜視図である。本実施形態のデータ転送装置10は、電子計算機であるノートブック型のコンピュータ装置(以下、「ノートパソコン」という。)20と、そのノートパソコン20の操作部に装着するアダプター30とを備えている。アダプター30は、ケーシング部材310と、そのケーシング部材310の内部に設けた接続ケーブル分岐部とを備えている。
上記ケーシング部材310は、ノートパソコン20の表示部210を露出させるとともに操作部220(図3参照)を覆うように設けられている。また、ノートパソコン20の操作部220の上面部には、各種キーからなるキーボード部221やポインティングデバイス222等が設けられている。さらに、このノートパソコン20の例では、操作部220と表示部210とを接合するヒンジ部にほど近い操作部の上面に、電源スイッチ部223を備えている。ケーシング部材310は、上ケース320及び下ケース330を組み合わせて構成されている。上記接続ケーブル分岐部は、下ケース330の内部に設けてあり、ノートパソコン20の操作部220の外部接続インターフェースに接続された接続ケーブルを複数に分岐するものである。ノートパソコン20と接続ケーブル分岐部とは、接続インターフェースを介してケーブルやアタッチメントコネクタ等により接続され、利用者がいたずらに触れないよう、正面からは視認できない位置に配置されている。複数の接続ケーブル50は、下ケース330の正面側板330Aに形成されているケーブル通過孔331を通って外側に出すことができる。各接続ケーブル50の先端部には、外部接続インターフェースが異なる各種の携帯電話機40に対応させて専用のコネクタ51が取り付けられている。例えば、PDC(Personal Digital Cellular)携帯電話機のシリアル端子用のコネクタ、PDC携帯電話機のUSB(Universal Serial Bus)端子用のコネクタ、第3世代携帯電話機の端子用のコネクタ等が取り付けられている。更に、メーカ独自仕様の端子を有する携帯電話機に対応するコネクタも取り付けられている。なお、これらコネクタは、装置の設置後に増減設がいつでもできるよう、接続ケーブル分岐部とは汎用のコネクタで接続されるとともに、ケーブル通過孔331は複数設けられている。
上記各コネクタ51の表面には、そのコネクタに接続可能な携帯電話機の種類を示す端末識別記号と、コネクタの上下(表裏)を識別するための上下識別記号(例えば、おもてに対して「A」,裏に対して「B」)とが付されている。
また、下ケース330の正面側板330Aには、着脱自在の電子記憶媒体としての各種の外部メモリカード60を装着できるように複数のメモリカードスロット332が設けられている。このメモリカード60には、携帯電話機40から読み出したデータを保存したり、携帯電話機40へ書き込むコピー対象のデータを保存しておいたりすることができる。なお、データ転送装置10に装着可能なメモリカード60としては、SDカード、xDピクチャーカード、メモリスティック(PRO)、マルチメディアカード、スマートカード等が挙げられる。
また、データ転送装置10のノートパソコン20はLAN接続用の端子を有し、LANケーブルを介して店舗600内にあるインターネット接続用のルータに接続されている。
上記ノートパソコン20は、所定のプログラムがインストールされて実行されることにより、データ転送処理時の各種制御、利用者のサービス加入状況確認処理時の各種制御、電話番号・メールアドレスの変更通知処理時の各種制御、アドレスブックバックアップ処理時の各種制御、及びサーバ稼働状況確認処理時の各種制御を行う制御手段として用いられる。
特に、データ転送装置10のノートパソコン20は、利用者のサービス加入状況確認処理を行うときには、サービス加入確認手段及びデータ処理手段として機能する。上記サービス加入確認手段は、データ読込先及びデータ書込先の一方が携帯電話機に着脱自在の電子記憶媒体としてのメモリカードであり他方が電話番号を読み込むことができる携帯電話機である場合に、所定の通信事業者Aの加入者情報管理サーバ420にアクセスし、上記電話番号を読み込んだ携帯電話機の利用者が所定の通信事業者Aが提供する電話番号・メールアドレス変更通知サービス(以下「番号アドレス変更通知サービス」という。)及びバックアップサービスの携帯電話通信サービスの加入者か否かを確認する。上記データ処理手段は、上記確認の結果に基づいて、表1に示すように、電話番号を読み込んだ確認対象の携帯電話機の利用者が所定の通信事業者Aが提供する番号アドレス変更通知サービス及びバックアップサービスの加入者である場合にのみ、各サービスの利用を許可するように制御する。
また、上記表1に示すサービス加入状況確認処理の例において、データ読込先及びデータ書込先の一方が電話番号を読み込むことができない携帯電話機であり他方が電話番号を読み込むことができる携帯電話機である場合に、電話番号を読み込んだ確認対象の携帯電話機の利用者が、所定の通信事業者Aが提供する番号アドレス変更通知サービス及びバックアップサービスの加入者である場合にのみ、各サービスの利用を許可するように制御する。
更に、上記表1に示すサービス加入状況確認処理の例において、データ読込先が所定の通信事業者A以外の他の通信事業者の携帯電話機である場合に、データ書込先が電話番号を読み込むことができる確認対象の携帯電話機の利用者が、所定の通信事業者Aが提供する番号アドレス変更通知サービス及びバックアップサービスの加入者である場合にのみ、各サービスの利用を許可するように制御する。
また、データ転送装置10のノートパソコン20は、電話番号・メールアドレスの変更通知処理を行うときには、データ読込先が所定の通信事業者Aの携帯電話機である場合のみ、当該変更通知処理を実行するように制御する。
更に、データ転送装置10のノートパソコン20は、電話番号・メールアドレスの変更通知処理を行うときには、メールアドレスデータ読み出し手段、端末識別番号データ送信手段、電子メールデータ生成手段、電子メールデータ送信手段及びデータ削除手段として機能する。
上記メールアドレスデータ読み出し手段は、データ転送装置10に接続された図4に示す携帯電話機40A,40Bの電話番号(端末識別番号)のデータと旧携帯電話機40Aに保存されているメールアドレスのデータとを読み出す。上記端末識別番号データ送信手段は新携帯電話機40Bから読み出した電話番号のデータを、事業社内ネットワーク100を介して通信サービス中継装置200に送信する。上記電子メールデータ生成手段は、通信サービス中継装置200から受信したメールアドレスを送信元(Fromアドレス)とし、旧携帯電話機40Aから読み出した複数のメールアドレスを送信先とし、利用者が指定した配信対象のメッセージ(変更通知メッセージ)をメール本文とした、電子メールのデータを生成する。上記電子メールデータ送信手段は、前記電子メールのデータを通信サービス中継装置200に送信する。上記データ削除手段は、電子メールのデータを生成した後、旧携帯電話機40Aから読み出したデータを削除する。
また、データ転送装置10のノートパソコン20は、メモリダイヤルデータのバックアップ処理を行うときには、データ読込先が所定の通信事業者Aの携帯電話機であって且つ当該携帯電話機の利用者がアドレスブックバックアップのオプションサービスの加入者である場合のみ、当該アドレスブックバックアップ処理を実行するように制御する。
更に、データ転送装置10のノートパソコン20は、アドレスブックバックアップ処理を行うときには、加入サービス確認要求送信手段、確認結果受信手段、確認結果出力手段、データ読み出し手段、データ書き込み手段、データ抽出手段、転送ファイル作成手段、アップロードデータ送信手段、ステータス情報受信手段及びステータス情報出力手段として機能する。
上記加入サービス確認要求送信手段は、メモリダイヤルデータのアップロード要求の送信に先立って、データ読込先又はデータ書込先の携帯電話機の利用者が、通信ネットワークを介したバックアップサーバ430へのメモリダイヤルデータのバックアップの通信オプションサービスに加入しているか否かの確認を要求する加入サービス確認要求を、通信ネットワークを介して第1中継サーバ210に送信する。上記確認結果受信手段は、上記確認対象の移動体通信端末の利用者がメモリダイヤルデータのバックアップの通信オプションサービスに加入しているか否かの確認結果を、通信ネットワークを介して第1中継サーバ210から受信する。上記確認結果出力手段は、上記確認結果受信手段で受信した確認結果をディスプレイ21の所定画面上に出力する。
また、上記データ読み出し手段は、データ読込先の携帯電話機又はメモリカードから転送対象データを読み出す。上記データ書き込み手段は、データ読込先から読み出した転送対象データを、データ書込先の携帯電話機又はメモリカードに書き込む。
また、上記データ抽出手段は、上記データ読込先から読み出した転送対象データからアップロード対象データとして、通信先の氏名、電話番号、メールアドレス等からなるメモリダイヤルデータを抽出する。上記転送ファイル作成手段は、データ抽出手段で抽出したメモリダイヤルデータを、RFC4180(Common Format and MIME Type for Comma-Separated Values)に準拠し、バックアップサーバ430が指定するCSVフォーマットに加工し、所定の圧縮形式(例えばZIP形式)で圧縮してアップロード用ファイルを作成する。
上記アップロードデータ送信手段は、上記アップロード対象のメモリダイヤルデータを含むアップロード用圧縮ファイルと、バックアップサーバ430へのアップロードを要求するアップロード要求と、そのアップロード対象のメモリダイヤルデータを読み込んだデータ読み込み先の携帯電話機を識別する識別情報(電話番号)とを、HTTPSのPOSTメッセージにより、通信ネットワークを介して第2中継サーバ220に送信する。POSTメッセージとするのは、利用者の個人情報である電話番号を送信データに含むためである。前記アップロード用圧縮ファイル、アップロード要求及び識別情報(電話番号)は第2中継サーバ220からバックアップサーバ430へ転送される。なお、第2中継サーバ220とバックアップサーバ430との間は通信事業者A内のネットワークとなるためSSLによる通信の秘匿化は行わず、通常のHTTP通信となる。
ここで、上記アップロードデータ送信手段は、上記第1中継サーバ210から受信したアドレスブックバックアップの通信オプションサービスの加入状況の確認結果に基づいて、メモリダイヤルデータを読み込んだデータ読み込み先の携帯電話機の利用者が上記所定の通信オプションサービスに加入している場合のみ、前記アップロード用圧縮ファイルとアップロード要求と識別情報(電話番号)とを第2中継サーバ220に送信する。
また、上記ステータス情報受信手段は、バックアップサーバ430上のアドレスブックへのメモリダイヤルデータのアップロード処理結果を示すアップロードステータス情報を、通信ネットワークを介して第2中継サーバ220から受信する。上記ステータス情報出力手段は、ステータス情報受信手段で受信したアップロードステータス情報をディスプレイ21の所定画面上に出力する。
なお、データ転送装置10のノートパソコン20は、アドレスブックバックアップ処理を行うときに、次のような確認結果受信手段及び確認結果出力手段として機能するように構成してもよい。上記確認結果受信手段は、メモリダイヤルデータのアップロード要求の送信の後に、データ読込先又はデータ書込先の携帯電話機の利用者が、バックアップサーバ430へのアドレスブックデータバックアップの通信オプションサービスに加入しているか否かの確認結果を、通信ネットワークを介して第1中継サーバ210から受信する。上記確認結果出力手段は、上記確認結果受信手段で受信した上記通信オプションサービスへの加入状況の確認結果をディスプレイ21の所定画面上に出力する。
図4は、上記構成のデータ転送装置10を使用している様子を示す斜視図である。例えば古い携帯電話機40Aから新しい携帯電話機40Bにメモリダイヤル等のデータを転送するときには、データ転送装置10の2つの載置部322上にそれぞれ、新旧の携帯電話機40A,40Bをそれぞれ載置する。そして、まず、図4に示すようにデータ読込先の旧携帯電話機40Aに所定の接続ケーブル50Aを接続する。この状態で、所定のデータ転送用ソフトウェアを起動し、初期設定、機種選択、ケーブル選択、認証処理などを実行した後、旧携帯電話機40Aから転送対象のメモリダイヤルなどのデータをノートパソコン20内のメモリに一旦読み出して保存する。次に、図5に示すように、旧携帯電話機40Aから接続ケーブル50Aを外し、データ書込先の新携帯電話機40Bに所定の接続ケーブル50Bを接続する。この状態で、ノートパソコン20内のメモリに保存していた転送対象のデータを新携帯電話機40Bに書き込む。
図6は、上記構成の通信サービス提供システムおいて、旧携帯電話機40Aから新携帯電話機40Bへのメモリコピー処理、旧携帯電話機40Aから読み出したメモリダイヤルデータのバックアップサーバ430へのアップロード処理、及びメモリダイヤルの複数のメールアドレスに対する電話番号・メールアドレス変更通知処理それぞれの流れの一例を示すシーケンス図である。
まず、データ転送装置10のディスプレイ21に表示されたトップメニュー画面で、利用者が「開始」ボタンを押すと(S1)、データ転送装置10は、「開始」ボタンの押下をトリガーとして、送信メールサーバ410、加入者情報管理サーバ420及びバックアップサーバ430の稼動状態を第1中継サーバ210に問い合わせる。第1中継サーバ210は、予め所定のタイミングで取得した各サーバ410,420,430の稼動状況に基づいて決定されたバックアップサービスのステータス情報が書き込まれたステータスファイルをデータ転送装置10に送信する。
表2は、第1中継サーバ210での自動判定に用いることができるアドレスブックバックアップサービスについてのステータス情報の判定条件の一例を示したものである。表2において「CURステータス」の欄のデータは、電話番号(MSN)に紐付くメールアドレス及びバックアップサービスレベルを加入者情報管理サーバ420に問い合わせることができるか否かを示す。また、表中の「バックアップサービス」の欄のデータは、バックアップサーバ430におけるサービス稼動状態を示す。また、表中の「バックアップサービス状態」の欄のデータは、メンテナンスサーバ700及びメンテナンス端末710を用いたメンテナンス操作で手動設定されるバックアップサービスの利用可否の状態を示す。
ここで、上記ステータス情報として「異常」を受信した場合、データ転送装置10は、該当するサービスが一時停止中であることを示す案内メッセージを表示する(S2)。例えば、加入者情報管理サーバ420又はバックアップサーバ430が異常の場合には、図7に示すようにアドレスブックバックアップサービスが一時停止中であることを示す案内メッセージを表示したり、図8のデータ書込先の選択画面や図9の終了確認画面で、アドレスブックバックアップサービスの選択を抑止するようにサービス項目選択部分を非活性表示(グレイアウト)にしたり「現在利用不可」等のメッセージを表示したりする。
一方、上記ステータス情報として「正常」を受信した場合、データ転送装置10は、案内メッセージを表示することなく、次の処理に進む。
次に、コピー元(データ読込先)の旧携帯電話機40Aをケーブル50Aに接続する(S3)。この状態で、旧携帯電話機40Aから転送対象のメモリダイヤルなどのデータがノートパソコン20内のメモリに一旦読み出されて保存される。データ転送装置10のノートパソコン20は、旧携帯電話機40Aの電話番号とともに、その電話番号に対応するメールアドレス及びバックアップサービスレベルを問い合わせる問い合わせ(加入サービス確認要求)を第1中継サーバ210に送信する。このメールアドレス問い合わせの送信には、セキュリティを担保するために、HTTPSによる暗号化通信が用いられる。
第1中継サーバ210は、データ転送装置10から受信した問い合わせに基づいて、加入者情報管理サーバ420にアクセスし、旧携帯電話機40Aの電話番号に対応するメールアドレス情報及びバックアップサービスレベルのフラグ情報を取得し、これらの取得した情報をHTTPSでデータ転送装置10に送信する。
次に、旧携帯電話機40Aから接続ケーブル50Aを外すとともに、コピー先(データ書込先)の新携帯電話機40Bに接続ケーブル50Bを接続する(S4)。この状態で、新携帯電話機40Bに保存されている携帯電話機40Bの電話番号が、ノートパソコン20内のメモリに一旦読み出されて保存される。そして、新携帯電話機40Bの電話番号とともに、その電話番号に対応するメールアドレス及びバックアップサービスレベルを問い合わせる問い合わせ(加入サービス確認要求)を第1中継サーバ210に送信する。
第1中継サーバ210は、データ転送装置10から受信した問い合わせに基づいて、加入者情報管理サーバ420にアクセスし、新携帯電話機40Bの電話番号に対応するメールアドレス情報及びバックアップサービスレベルのフラグ情報を取得し、これらの取得した情報をHTTPSでデータ転送装置10に送信する。
次に、データ転送装置10のノートパソコン20は、旧携帯電話機40Aから読み出しノートパソコン20内のメモリに保存していたリダイヤルデータ等の転送対象のデータを携帯電話機40Bの内部メモリに書き込む(S5)。また、上記メモリダイヤルデータ等の転送対象のデータは必要に応じて、利用者の指示に従い、データ転送装置10に装着されたメモリカード60にも書き込まれる(S6)。
次に、データ転送装置10のノートパソコン20は、利用者がアドレスブックバックアップサービスの実行を選択し、且つ、上記旧携帯電話機40A及び新携帯電話機40Bの利用者について取得したバックアップサービスレベルのフラグ情報に基づき、当該利用者がアドレスブックバックアップサービスの通信オプションサービスに加入しているか否かを確認する。ここで、当該利用者がアドレスブックバックアップサービスの通信オプションサービスに加入していることを確認した場合、ノートパソコン20は、旧携帯電話機40Aから読み出しノートパソコン20内のメモリに保存していたデータからアップロード対象のメモリダイヤルデータを抽出し、所定のCSVファイルを生成し、所定の圧縮形式(例えばZIP形式)で圧縮する(S7,S8)。
次に、データ転送装置10のノートパソコン20は、アップロード要求とともに、上記生成・圧縮したアップロード対象のメモリダイヤルデータのアップロードファイルと利用者識別情報である電話番号の情報とを、通信ネットワークを介してHTTPSにより第2中継サーバ220に送信する。第2中継サーバ220は、アップロード要求とアップロードファイルと電話番号の情報とを、通信事業者A内のネットワークを介してHTTPによりバックアップサーバ430に転送する。
バックアップサーバ430は、第2中継サーバ220から転送されてきたアップロード要求に基づいて、アップロードファイルを利用者識別情報である電話番号の情報に関連付けて保存し、そのアップロードファイルの処理結果を示すアップロードステータス情報としての受信ステータスを、上記アップロード要求に対する応答としてHTTPにより第2中継サーバ220に送信する。第2中継サーバ220は、バックアップサーバ430から受信した受信ステータスを、上記アップロード要求に対する応答としてHTTPSによりデータ転送装置10のノートパソコン20に転送する。ノートパソコン20は、第2中継サーバ220から受信した受信ステータスをディスプレイ21上に表示して利用者に知らせる。
次に、利用者が番号アドレス変更通知サービスの実行を選択している場合に、通知用の携帯電話機がケーブル50Aに接続されると(S9)、データ転送装置10のノートパソコン20は、通知用携帯電話機に保存されている電話番号の情報が、ノートパソコン20内のメモリに一旦読み出されて保存される。そして、通知用携帯電話機の電話番号とともに、その電話番号に対応するメールアドレス及びバックアップサービスレベルを問い合わせる問い合わせを第1中継サーバ210に送信する。
第1中継サーバ210は、データ転送装置10から受信した問い合わせに基づいて、加入者情報管理サーバ420にアクセスし、通知用携帯電話機の電話番号に対応するメールアドレス情報及びバックアップサービスレベルのフラグ情報を取得し、これらの取得した情報をHTTPSでデータ転送装置10に送信する。データ転送装置10のノートパソコン20は、第1中継サーバ210から受信したメールアドレスを電話番号とともに画面に表示する。この表示により、利用者は、電子メールで配信する変更通知メッセージに含まれる電話番号とメールアドレスの内容を確認する。
番号アドレス変更通知処理(S10)は例えば次のように行われる。まず、利用者は、データ転送装置10のノートパソコン20を操作し、電子メールの送信テンプレートのリストを表示し、そのリストから、希望の送信テンプレートを選択し、利用者の氏名、電話番号及び自分の最新メールアドレスを、メール本文の所定位置に記載するように、通知メッセージの内容を設定する。さらに、利用者は、旧携帯電話機40Aから読み出して画面に表示された複数のメールアドレスから、メッセージの一斉送信の対象にする送信先のメールアドレスを選択し、送信リストを作成する。この送信先のメールアドレスの選択は、送信先から外すメールアドレスを指定することによって行ってもよい。
次に、データ転送装置10のノートパソコン20は、利用者が選択した複数のメールアドレスを送信先とした電子メールのデータを生成する。例えば、所定件数(例えば100件)までのメールアドレスを送信先として1通の電子メールのデータを生成する。この電子メールのメール本文に、上記設定した通知メッセージの内容が埋め込まれ、送信元のメールアドレス(Fromアドレス)には、加入者情報管理サーバ420から取得した利用者の最新メールアドレスが設定される。なお、この最新メールアドレスとしては、ドメイン名の部分だけが変更になり「@」マークよりも前の部分をそれまで使用していた変更前のメールアドレスと同じものを設定する場合が多い。このような場合は、送信元のメールアドレス(Fromアドレス)に各利用者共通のシステムのメールアドレスを設定する場合に比して、変更通知メールを受信した受信者が、その変更通知メールを不審なメールと勘違いして削除してしまう危険性が少ない。
次に、データ転送装置10のノートパソコン20は、番号・アドレス変更通知送信を確認する操作を受け付けると、上記生成された電子メールを第1中継サーバ210に送信する。第1中継サーバ210は、送信メールサーバ410における規約に則り、データ転送装置10から受信した複数宛先が設定された1通の電子メールを、1宛先(メールアドレス)1通の電子メールに分解する処理を行い、各送信先のメールアドレスごとに個別の電子メールのデータを生成する。このように生成された複数の電子メールは、第1中継サーバ210におけるメール送信待ちのキューにスタックされる。その後、第1中継サーバ210は、予め設定されているスケジューラにより、上記生成した複数の個別電子メールを順次、送信メールサーバ410にSMTPで送信するように、メールスルーを実行する。
なお、送信メールサーバ410が複数宛先(メールアドレス)の1通の電子メールの処理を許可する場合には、第1中継サーバ210は、上記電子メールの分解処理を行わずに、データ転送装置10から受信した複数宛先(メールアドレス)が設定された1通の電子メールをそのまま送信メールサーバ410に送信してもよい。
送信メールサーバ410は、第1中継サーバ210から受信した各個別電子メールを外部のメールサーバにSMTPで送信するように、メールスルーを実行する。ここで、送信メールサーバ410の送信抑止時間設定機能(スケジュール機能)により、例えば、その送信メールサーバでのメール滞留時や深夜帯には、上記外部のメールサーバへの電子メールの送信を抑止するようにしてもよい。
以上により、番号アドレス変更通知処理が終了する。
次に、データ転送装置10のノートパソコン20は、第1中継サーバ210に電子メールリクエストを送信した後、ノートパソコン20に保存されている携帯電話番号やメールアドレスのデータ等の個人情報等を含むデータをすべて削除し(S11)、その後、一連のデータ転送処理を終了し、トップメニュー画面に遷移する(S12)。これにより、ノートパソコン20を介して個人情報が漏洩するのを防止できる。
図10は、第1中継サーバ210における通信サービス提供設備の稼働情報の収集及びステータス情報の自動決定の処理例を示すフローチャートである。なお、この処理例では、アドレスブックバックアップサービスについてステータス情報を自動決定する場合について示している。まず、第1中継サーバ210は、所定のタイミングで、加入者情報管理サーバ420及びバックアップサーバ430の稼働状況を示す稼働情報をそれぞれ取得して収集する(S1)。本処理例では、毎時5分、15分、25分、35分、45分、55分の10分ごとに、上記稼働情報を収集しているが、他のタイミングに収集してもよい。この稼働情報の収集は次のように行われる。まず、第1中継サーバ210は、上記所定のタイミングに、ダミーの問い合わせを加入者情報管理サーバ420に送信し、所定の応答が戻ってくるかどうか確認することにより、加入者情報管理サーバ420の稼働状況を監視して稼働情報を取得する。この稼働情報は、前述の表2の「CURステータス」の欄の情報に該当する。また、第1中継サーバ210は、上記所定のタイミングに、バックアップサーバ430の稼働状況を監視している第2中継サーバ220にアクセスし、バックアップサーバ430の稼働情報を取得する。この稼働情報は、前述の表2の「バックアップサービス」の欄の情報に該当する。また、第1中継サーバ210は、メンテナンスサーバ700及びメンテナンス端末710を用いたメンテナンス操作で手動設定されるバックアップサービスの利用可否の状態を示す情報を取得する。この稼働情報は、前述の表2の「バックアップサービス状態」の欄の情報に該当する。
なお、番号アドレス変更通知サービスのステータス情報の判定時には、第1中継サーバ210は、送信メールサーバ410への転送待ちになっている電子メールのキュー滞留を監視することにより、送信メールサーバ410の稼働状況を監視する。
次に、第1中継サーバ210は、例えば前述の表2と同様な判定条件の下、上記収集した稼働情報等に基づいて、番号アドレス変更通知サービスについてステータス情報を自動判定する(S2)。ここで、番号アドレス変更通知サービスのステータス情報が「異常」と判定された場合、例えば加入者情報管理サーバ420の稼働状況が異常(「CURステータス」が異常)である場合は、第1中継サーバ210は、WEBサーバ機能を停止してデータ転送装置10からの番号アドレス変更通知サービスの利用要求(メール送信リクエスト)の受付を停止するとともに(S3)、番号アドレス変更通知サービスのステータス情報を「異常」に更新し(S4)、各データ転送装置10に配信されるステータスファイルを生成して所定記憶領域に保存する(S5)。なお、本処理例では、加入者情報管理サーバ420の稼働状況が正常(「CURステータス」が正常)であっても、番号アドレス変更通知サービスが「異常」での場合には、第1中継サーバ210のWEBサーバ機能を停止し、データ転送装置10からの番号アドレス変更通知サービスの利用要求(メール送信リクエスト)の受付を停止している。
一方、番号アドレス変更通知サービスのステータス情報が「正常」と判定された場合、第1中継サーバ210は、番号アドレス変更通知サービスのステータス情報を「正常」に更新し(S4)、各データ転送装置10に配信されるステータスファイルを生成して所定記憶領域に保存する(S5)。なお、番号アドレス変更通知サービスのステータス情報が「正常」のとき、第1中継サーバ210のWEBサーバ機能が停止している場合は、そのWEBサーバ機能が起動され(S6、S7)、データ転送装置10からの番号アドレス変更通知サービスの利用要求(メール送信リクエスト)の受付が再開される。
図11は、第2中継サーバ220におけるバックアップサーバ430の稼働情報の収集及びステータス情報の自動決定の処理例を示すフローチャートである。まず、第2中継サーバ220は、所定のタイミングで、ダミーのアップロード要求をバックアップサーバ430に送信し、所定の応答が戻ってくるかどうか確認することにより、バックアップサーバ430の稼働状況を監視して稼働情報を取得する。本処理例では、毎時5分、15分、25分、35分、45分、55分の10分ごとに、上記稼働情報を収集しているが、他のタイミングに収集してもよい。
次に、第2中継サーバ220は、前述の表2に示したような所定の判定条件の下、上記収集した稼働情報に基づいて、バックアップサービスのステータス情報を自動判定する(S2)。ここで、バックアップサービスのステータス情報が「異常」と判定された場合は、第2中継サーバ220は、WEBサーバ機能を停止してアップロード要求の受付を停止するとともに(S3)、バックアップサービスのステータス情報を「異常」に更新し(S4)、各データ転送装置10や第1中継サーバ210に配信されるステータスファイルを生成して所定記憶領域に保存する(S5)。
一方、ステータス情報が「正常」と判定された場合、第2中継サーバ220は、バックアップサービスのステータス情報を「正常」に更新し(S4)、各データ転送装置10や第1中継サーバ210に配信されるステータスファイルを生成して所定記憶領域に保存する(S5)。なお、バックアップサービスのステータス情報が「正常」のとき、第2中継サーバ220のWEBサーバ機能が停止している場合は、そのWEBサーバ機能が起動され(S6、S7)、アップロード要求の受付が再開される。
なお、上記実施形態の説明では、旧携帯電話機からのデータ取得を前処理として行い、新携帯電話機からの電話番号取得を後処理として説明したが、処理の手順はこれに限られない。例えば、新携帯電話機から電話番号を取得した後、データ転送装置10が第1中継サーバ210へメールアドレス等の問い合わせをするまでに、旧携帯電話機からのメールアドレス等のデータを取得するようにしてもよい。
また、上記実施形態の説明では、データ転送装置10にて変更通知メッセージの作成処理を行うようにしたが、当該変更通知メッセージの作成処理を第1中継サーバ210にて行うようにしてもよい。この場合、データ転送装置10より取得した新旧各携帯電話機の情報を第1中継サーバ210に転送するとともに、当該情報を最終処理で削除するように構成する。そして、データ転送装置10は、第1中継サーバ210のリモートコンソール端末として操作できるように構成すればよい。
また、図12に示すように、上記番号アドレス変更通知サービスに、上記新旧各携帯電話機とは異なる通知用の携帯電話機のメールアドレスを用いてもよい。この場合は、利用者が番号アドレス変更通知サービスの実行を選択している場合に、通知用の携帯電話機がケーブル50Aに接続されると(S9)、データ転送装置10のノートパソコン20は、通知用携帯電話機に保存されている電話番号の情報が、ノートパソコン20内のメモリに一旦読み出されて保存される。そして、通知用携帯電話機の電話番号とともに、その電話番号に対応するメールアドレス及びバックアップサービスレベルを問い合わせる問い合わせを第1中継サーバ210に送信する。
第1中継サーバ210は、データ転送装置10から受信した問い合わせに基づいて、加入者情報管理サーバ420にアクセスし、通知用携帯電話機の電話番号に対応するメールアドレス情報及びバックアップサービスレベルのフラグ情報を取得し、これらの取得した情報をHTTPSでデータ転送装置10に送信する。データ転送装置10のノートパソコン20は、第1中継サーバ210から受信したメールアドレスを電話番号とともに画面に表示する。この表示により、利用者は、電子メールで配信する変更通知メッセージに含まれる電話番号とメールアドレスの内容を確認する。
図12において、番号アドレス変更通知処理(S10)、ノートパソコン20に保存されている携帯電話番号やメールアドレスのデータ等の個人情報等を含むデータの削除(S11)、及びトップメニュー画面への遷移(S12)については、前記図6のステップS9、S10、S11における処理と同様な処理であるので、説明を省略する。
以上、本実施形態によれば、データ転送装置10に読み出されたデータ読込先の携帯電話機のメモリダイヤルデータを、バックアップサーバ430へアップロードするアップロード対象データとして有効利用できるため、データ読込先の携帯電話機のメモリダイヤルデータを別途パソコンで読み込んでアップロードするような煩雑な作業が不要になる。しかも、そのデータ転送装置10に読み出されたデータ読込先の携帯電話機のメモリダイヤルデータを第2中継サーバ220に送信する通信ネットワークには、移動体通信ネットワークのような比較的低速の無線回線を含む必要がないため、バックアップサーバ430へ効率よくアップロードすることができる。
また、本実施形態によれば、データ読込先の携帯電話機のメモリダイヤルデータをバックアップサーバ430に直接送信せずに、第2中継サーバ220で一旦受信し、その第2中継サーバ220から必要に応じてバックアップサーバ430に送信するように中継することができるため、バックアップサーバ430における外部との通信の負荷や内部データ処理の負荷の増加を抑制できる。
また、本実施形態によれば、バックアップサーバ430から送信されるアップロード対象データの処理結果を示すアップロードステータス情報を、第2中継サーバ220を介してデータ転送装置10に転送している。データ転送装置10では、第2中継サーバ220から受信したアップロードステータス情報を出力することにより、データ転送装置10の利用者に、バックアップサーバ430におけるアップロード対象データの処理結果を知らせることができる。
また、本実施形態によれば、データ読込先から読み出した転送対象データから抽出したアップロード対象データを圧縮して作成したアップロード用CSVファイルを、データ転送装置10から第2中継サーバ220に送信している。このように圧縮してアップロード用CSVファイルを第2中継サーバ220に送信することにより、第2中継サーバ220での転送処理を容易にするとともに、第2中継サーバ220とデータ転送装置10及びバックアップサーバ430との間の通信負荷を低減できる。
また、本実施形態によれば、第1中継サーバ210が、データ転送装置10からアップロード要求の送信に先立って送信されてくる加入サービス確認要求に基づいて、加入者情報管理サーバ420にアクセスし、データ読込先又はデータ書込先の携帯電話機の利用者がデータバックアップの通信サービスに加入しているか否かを確認している。この第1中継サーバ210での確認結果を、通信ネットワークを介してデータ転送装置10が受信して出力することにより、データバックアップの通信サービスへの加入状況を、データ転送装置10の利用者に知らせることができる。
また、本実施形態によれば、携帯電話機の利用者がデータバックアップの通信サービスに加入している場合のみ、前記アップロード対象データとアップロード要求と識別情報(電話番号)とをデータ転送装置10から第2中継サーバ220に送信しているので、未加入の携帯電話機の利用者によってデータバックアップの通信サービスが利用されるのを防止できる。
また、本実施形態によれば、データ転送装置10では、第1中継サーバ210及び第2中継サーバ220から受信した設備稼働情報により、加入者情報管理サーバ420やバックアップサーバ430等の通信サービス提供用設備400の稼働状況を確認できる。
また、本実施形態によれば、前記設備稼働情報が異常を示している通信サービス提供用設備に対応するアドレスブックバックアップサービス等の通信サービスについて、第1中継サーバ210及び第2中継サーバ220におけるデータ転送装置10からのサービス要求の受付(WEBサーバ機能)を停止することにより、最終的に処理しきれないサービス要求の無駄な受付処理を回避することができる。そして、第1中継サーバ210及び第2中継サーバ220が、加入者情報管理サーバ420やバックアップサーバ430等の設備稼働情報が異常から正常に切り換ったときに、前記停止していた前記サービス要求の受付(WEBサーバ機能)を再開することにより、正常に戻った加入者情報管理サーバ420やバックアップサーバ430等に対応する通信サービスを速やかに再開することができる。しかも、前記サービス要求の受付の停止処理及び再開処理を第1中継サーバ210及び第2中継サーバ220で行っているので、加入者情報管理サーバ420やバックアップサーバ430等の通信サービス提供用設備400での処理の負荷を低減することができる。
また、本実施形態によれば、データ転送装置10が、第1中継サーバ210及び第2中継サーバ220から通信ネットワークを介して受信した前記設備稼働情報が異常を示している場合に、その設備稼働情報が異常を示している加入者情報管理サーバ420やバックアップサーバ430等の通信サービス提供用設備400に対応する通信サービスについて、サービス要求を送信するための操作を無効にする。このサービス要求の送信操作の無効処理により、加入者情報管理サーバ420やバックアップサーバ430等が異常状態にあるために最終的に通信サービスを受けることができない通信サービスについてサービス要求を送信するという無駄な通信を回避できる。
また、本実施形態によれば、第1中継サーバ210及び第2中継サーバ220が、加入者情報管理サーバ420やバックアップサーバ430等の通信サービス提供用設備400の稼働状況を示す設備稼働情報を一括して書き込んだステータスファイルを生成し、情報記憶手段に一旦保存する。そして、データ転送装置10から受信した情報要求に応じて情報記憶手段を参照し、前記設備稼働情報を一括して書き込んだファイルをデータ転送装置10に送信することにより、加入者情報管理サーバ420やバックアップサーバ430等の通信サービス提供用設備400ごとに情報要求及び設備稼働情報を送受信する場合に比して通信効率を高めることができる。
また、本実施形態によれば、データ転送装置10側で、第1中継サーバ210及び第2中継サーバ220から受信した設備稼働情報により、加入者情報管理サーバ420やバックアップサーバ430等の通信サービス提供用設備の稼働状況を確認できる。
また、本実施形態によれば、メールを一括送信する通信サービスが送信メールサーバ410を用いて提供される場合に、データ転送装置10側で、第1中継サーバ210から受信した設備稼働情報により、送信メールサーバ410の稼働状況を確認できる。
また、本実施形態によれば、事前の加入手続が必要な通信サービスが加入者情報管理サーバ420を用いて提供される場合に、データ転送装置10側で、第1中継サーバ210から受信した設備稼働情報により、加入者情報管理サーバ420の稼働状況を確認できる。
また、本実施形態によれば、データ転送装置10に保存されているデータをバックアップする通信サービスが通信ネットワーク上のバックアップサーバ430を用いて提供される場合に、データ転送装置10側で、第1中継サーバ210や第2中継サーバ220から受信した設備稼働情報により、バックアップサーバ430の稼働状況を確認できる。
また、本実施形態によれば、データ転送装置10おけるデータ読込先及びデータ書込先の一方がメモリカード60であって、その他方の携帯電話機の利用者が、予め設定した所定の通信事業者Aが提供する番号アドレス変更通知サービス及びバックアップサービスに加入している場合にのみ、各サービスを利用することができる。
また、本実施形態によれば、前記所定の通信事業者Aの通信サービスの加入者の情報が即時的に更新されている加入者情報管理サーバ420に、データ転送装置10から第1中継サーバ210を介してアクセスすることにより、前記所定の通信サービスの加入者か否かの確認をより正確に行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の範囲又は趣旨から逸脱することなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、開示した実施形態に種々の変更を加えることができる。
例えば、本発明は、携帯電話機に限定することなく様々な移動体通信端末に適用することができる。すなわち、本発明における「移動体通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、自動車電話機、固定電話機等の通話機能を有する電話機が挙げられる。また、この「移動体通信端末」としては、上記電話機のほか、通話機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末も挙げられる。
また、上記実施形態では、配信対象のメッセージが、携帯電話機の機種変更を行ったときの電話番号・メールアドレスの変更通知を行うメッセージである場合について説明したが、配信対象のメッセージはこれに限定されるものではない。また、本発明は、携帯電話機の機種変更の場合だけではなく、例えば、それまで使用していた携帯電話機を一旦解約し新しい携帯電話機を新規に契約する場合にも適用できる。
本発明の実施形態に係る通信サービス提供システムの全体構成の一例を示す説明図。 通信サービス提供システムを構成するデータ転送装置の斜視図。 データ転送装置に用いるノートパソコンの斜視図。 データ読込先の携帯電話機を接続したデータ転送装置の斜視図。 データ書込先の携帯電話機を接続したデータ転送装置の斜視図。 メモリダイヤルデータのバックアップサーバへのアップロード処理及びメモリダイヤルの複数のメールアドレスに対する電話番号・メールアドレス変更通知処理それぞれの流れの一例を示すシーケンス図。 データ転送装置のディスプレイに表示される案内メッセージの一例を示す説明図。 データ転送装置のディスプレイに表示されるデータ書込先の選択画面の一例を示す説明図。 データ転送装置のディスプレイに表示される終了確認画面の一例を示す説明図。 第1中継サーバにおける通信サービス提供設備の稼働情報の収集及びステータス情報の自動決定の処理例を示すフローチャート。 第2中継サーバにおけるバックアップサーバの稼働情報の収集及びステータス情報の自動決定の処理例を示すフローチャート。 他の実施形態に係るメモリダイヤルデータのバックアップサーバへのアップロード処理及びメモリダイヤルの複数のメールアドレスに対する電話番号・メールアドレス変更通知処理それぞれの流れの一例を示すシーケンス図。
符号の説明
10 データ転送装置
20 コンピュータ装置(ノートパソコン)
30 アダプター
40 携帯電話機
40A 旧携帯電話機
40B 新携帯電話機
100 事業社内ネットワーク
200 通信サービス中継装置
210 第1中継サーバ
220 第2中継サーバ
400 送信メールサーバ
420 加入者情報管理サーバ
430 バックアップサーバ

Claims (18)

  1. データ読込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体とデータ書込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体とが装着されているデータ転送装置により、該データ読込先に保存されているデータを読み出して該データ書込先に書き込むデータ転送方法であって、
    前記データ転送装置が、前記データ読込先から前記データ書込先への転送対象データの少なくとも一部を含むアップロード対象データと、該アップロード対象データの通信ネットワーク上のバックアップ装置へのアップロードを要求するアップロード要求と、前記データ読込先又は前記データ書込先の利用者若しくは移動体通信端末を識別する識別情報とを、通信ネットワークを介して通信サービス中継装置に送信するステップと、
    前記通信サービス中継装置が、前記データ転送装置から受信した前記アップロード対象データと前記アップロード要求と前記識別情報とを前記バックアップ装置に転送するステップと、
    前記バックアップ装置が、前記通信サービス中継装置から受信した前記アップロード要求に基づいて前記アップロード対象データを前記識別情報と対応付けて保存するステップと、
    を含むことを特徴とするデータ転送方法。
  2. 請求項1のデータ転送方法において、
    前記バックアップ装置が、前記アップロード対象データの処理結果を示すアップロードステータス情報を、前記通信サービス中継装置に送信するステップと、
    前記通信サービス中継装置が、前記バックアップ装置から受信した前記アップロードステータス情報を、通信ネットワークを介して前記データ転送装置に転送するステップと、
    前記データ転送装置が、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置から前記アップロードステータス情報を受信するステップと、
    前記データ転送装置が、前記通信サービス中継装置から受信した前記アップロードステータス情報を出力するステップと、
    を更に含むことを特徴とするデータ転送方法。
  3. 請求項1又は2のデータ転送方法において、
    前記データ転送装置が、前記データ読込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体から読み出した前記転送対象データからアップロード対象データを抽出するステップと、
    前記データ転送装置が、前記抽出したアップロード対象データを圧縮してアップロード用ファイルを作成するステップと、を更に含み、
    前記データ転送装置は、前記アップロード対象データとして前記アップロード用ファイルを送信することを特徴とするデータ転送方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかのデータ転送方法において、
    前記データ転送装置が、前記アップロード要求の送信に先立って、前記データ読込先の移動体通信端末の利用者又はデータ書込先の移動体通信端末の利用者が前記バックアップ装置へのデータバックアップの通信サービスに加入しているか否かの確認を要求する加入サービス確認要求を、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置に送信するステップと、
    前記通信サービス中継装置が、前記データ転送装置から受信した前記加入サービス確認要求に基づいて加入者データベース装置にアクセスし、前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入しているか否かを確認するステップと、
    前記通信サービス中継装置が、前記確認の結果を、通信ネットワークを介して前記データ転送装置に送信するステップと、
    前記データ転送装置が、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置から前記確認結果を受信するステップと、
    前記データ転送装置が、前記通信サービス中継装置から受信した前記確認結果を出力するステップと、
    を更に含むことを特徴とするデータ転送方法。
  5. 請求項4のデータ転送方法において、
    前記データ転送装置は、前記通信サービス中継装置から受信した前記確認結果に基づいて、前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入している場合のみ、前記アップロード対象データと前記アップロード要求と前記識別情報とを前記通信サービス中継装置に送信することを特徴とするデータ転送方法。
  6. 請求項1乃至3のいずれかのデータ転送方法において、
    前記通信サービス中継装置が、前記データ転送装置から受信した前記アップロード要求に基づいて加入者データベース装置にアクセスし、前記データ読込先の移動体通信端末又はデータ書込先の移動体通信端末の利用者が前記バックアップ装置へのデータバックアップの通信サービスに加入しているか否かを確認するステップを更に含み、
    前記通信サービス中継装置は、前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入している場合のみ、前記アップロード対象データと前記アップロード要求と前記識別情報とを前記バックアップ装置に転送することを特徴とするデータ転送方法。
  7. 請求項6のデータ転送方法において、
    前記通信サービス中継装置が、前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入していないことを確認した場合に、その確認結果を、通信ネットワークを介して前記データ転送装置に送信するステップと、
    前記データ転送装置が、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置から前記確認結果を受信するステップと、
    前記データ転送装置が、前記通信サービス中継装置から受信した前記確認結果を出力するステップと、
    を更に含むことを特徴とするデータ転送方法。
  8. データ読込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体とデータ書込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体とが装着され、該データ読込先に保存されているデータを読み出して該データ書込先に書き込むデータ転送装置であって、
    前記データ読込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体から転送対象データを読み出すデータ読み出し手段と、
    前記データ読込先から読み出した前記転送対象データを、前記データ書込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体に書き込むデータ書き込み手段と、
    前記転送対象データの少なくとも一部を含むアップロード対象データと、該アップロード対象データの通信ネットワーク上のバックアップ装置へのアップロードを要求するアップロード要求と、前記データ読込先又は前記データ書込先の利用者若しくは移動体通信端末を識別する識別情報とを、通信ネットワークを介して通信サービス中継装置に送信するアップロードデータ送信手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ転送装置。
  9. 請求項8のデータ転送装置において、
    前記バックアップ装置における前記アップロード対象データの処理結果を示すアップロードステータス情報を、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置から受信するステータス情報受信手段と、
    前記ステータス情報受信手段で受信した前記アップロードステータス情報を出力するステータス情報出力手段と、
    を更に備えたことを特徴とするデータ転送装置。
  10. 請求項8又は9のデータ転送装置において、
    前記データ読込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体から読み出した前記転送対象データからアップロード対象データを抽出するデータ抽出手段と、
    前記データ抽出手段で抽出した前記アップロード対象データを圧縮してアップロード用ファイルを作成する転送ファイル作成手段と、を更に備え、
    前記アップロードデータ送信手段は、前記アップロード対象データとして前記アップロード用ファイルを送信することを特徴とするデータ転送装置。
  11. 請求項8乃至10のいずれかのデータ転送装置において、
    前記アップロード要求の送信に先立って、前記データ読込先の移動体通信端末又はデータ書込先の移動体通信端末の利用者が、通信ネットワークを介した前記バックアップ装置へのデータバックアップの通信サービスに加入しているか否かの確認を要求する加入サービス確認要求を、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置に送信する加入サービス確認要求送信手段と、
    前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入しているか否かの確認結果を、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置から受信する確認結果受信手段と、
    前記確認結果受信手段で受信した前記確認結果を出力する確認結果出力手段と、
    を更に備えたことを特徴とするデータ転送装置。
  12. 請求項11のデータ転送装置において、
    前記アップロードデータ送信手段は、前記通信サービス中継装置から受信した前記確認結果に基づいて、前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入している場合のみ、前記アップロード対象データと前記アップロード要求と前記識別情報とを前記通信サービス中継装置に送信することを特徴とするデータ転送装置。
  13. 請求項8乃至10のいずれかのデータ転送装置において、
    前記アップロード要求の送信の後に、前記データ読込先の移動体通信端末又はデータ書込先の移動体通信端末の利用者が、通信ネットワークを介した前記バックアップ装置へのデータバックアップの通信サービスに加入しているか否かの確認結果を、通信ネットワークを介して前記通信サービス中継装置から受信する確認結果受信手段と、
    前記確認結果受信手段で受信した前記確認結果を出力する確認結果出力手段と、
    を更に備えたことを特徴とするデータ転送装置。
  14. データ読込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体とデータ書込先の移動体通信端末又は該移動体通信端末に着脱可能な電子記憶媒体とが装着され該データ読込先に保存されているデータを読み出して該データ書込先に書き込むデータ転送装置との間で、通信ネットワークを介して通信可能な通信サービス中継装置であって、
    前記データ読込先から前記データ書込先への転送対象データの少なくとも一部を含むアップロード対象データと、該アップロード対象データの通信ネットワーク上のバックアップ装置へのアップロードを要求するアップロード要求と、前記データ読込先又は前記データ書込先の利用者若しくは移動体通信端末を識別する識別情報とを、通信ネットワークを介して前記データ転送装置から受信するアップロードデータ受信手段と、
    前記データ転送装置から受信した前記アップロード対象データと前記アップロード要求と前記識別情報とを前記バックアップ装置に転送するアップロードデータ転送手段と、
    を備えたことを特徴とする通信サービス中継装置。
  15. 請求項14の通信サービス中継装置において、
    前記アップロード対象データの処理結果を示すアップロードステータス情報を、前記バックアップ装置から受信するステータス情報受信手段と、
    前記バックアップ装置から受信した前記アップロードステータス情報を、通信ネットワークを介して前記データ転送装置に転送するステータス情報転送手段と、
    を更に備えたことを特徴とする通信サービス中継装置。
  16. 請求項14又は15の通信サービス中継装置において、
    前記アップロード要求の受信に先立って、前記データ読込先の移動体通信端末又はデータ書込先の移動体通信端末の利用者が前記バックアップ装置へのデータバックアップの通信サービスに加入しているか否かの確認を要求する加入サービス確認要求を、通信ネットワークを介して前記データ転送装置から受信する加入サービス確認要求受信手段と、
    前記データ転送装置から受信した前記加入サービス確認要求に基づいて加入者データベース装置にアクセスし、前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入しているか否かを確認する加入サービス確認手段と、
    前記確認の結果を、通信ネットワークを介して前記データ転送装置に送信する加入サービス確認結果送信手段と、
    を更に備えたことを特徴とする通信サービス中継装置。
  17. 請求項14又は15の通信サービス中継装置において、
    前記データ転送装置から受信した前記アップロード要求に基づいて加入者データベース装置にアクセスし、前記データ読込先の移動体通信端末又はデータ書込先の移動体通信端末の利用者が前記バックアップ装置へのデータバックアップの通信サービスに加入しているか否かを確認する加入サービス確認手段を更に備え、
    前記アップロードデータ転送手段は、前記移動体通信端末の利用者が前記バックアップ装置へのデータバックアップの通信サービスに加入している場合のみ、前記アップロード対象データと前記アップロード要求と前記識別情報とを前記バックアップ装置に転送することを特徴とする通信サービス中継装置。
  18. 請求項17の通信サービス中継装置において、
    前記移動体通信端末の利用者が前記データバックアップの通信サービスに加入していないことを確認した場合に、その確認結果を、通信ネットワークを介して前記データ転送装置に送信する確認結果送信手段を更に備えたことを特徴とする通信サービス中継装置。
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