JP2009026124A - ハンズフリー情報入力装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハンズフリー情報入力装置10は、被読み取り媒体からの情報100を読み取る読み取り部11と、読み取り部11により読み取られた情報100を識別する本体部20と、気体圧力の変動より情報100を本体部20に入力させるための情報入力用信号S2を形成する情報入力用信号形成手段50と、を備える。
【選択図】図1
Description
そこで、本発明は、読み取り開始を指示するに際し、操作者の両手が塞がっていてもハンズフリー状態で、被読取り媒体からの情報を読み取って入力させる操作が確実にできるハンズフリー情報入力装置を提供することを目的とする。
本発明のハンズフリー情報入力装置では、好ましくは前記情報入力用信号形成手段は、前記操作者の呼吸圧の変動を発生させる呼吸圧変動発生部と、前記本体部に設けられて前記操作者の前記呼吸圧の変動を検出する呼吸検知部と、を有する。
本発明のハンズフリー情報入力装置では、好ましくは前記呼吸圧変動発生部は、前記本体部に対して着脱可能に接続する接続具を有する。
本発明のハンズフリー情報入力装置では、好ましくは前記呼吸検知部が検出した前記呼気の情報と前記吸気の情報の少なくとも一方に基づいて、前記被読取り媒体からの前記情報を読み取る動作モードの選択と、前記動作モードの開始が指示される。
本発明のハンズフリー情報入力装置では、好ましくは前記情報入力用信号形成手段は、 押圧することで空気圧の変動を発生させる空気圧変動発生部と、前記空気圧の変動を検出する検知部と、を有する。
本発明のハンズフリー情報入力装置では、好ましくは前記本体部には、前記読み取られた前記情報を識別して識別結果を生成する識別部が配置され、前記読み取り部は、前記本体部とは別体であり、前記読み取り部は第1被装着部位に対して装着するための第1装着具を有し、前記本体部は第2被装着部位に対して装着するための第2装着具を有する。
図1は、本発明のハンズフリー情報入力装置の好ましい第1実施形態の外観を示す斜視図である。
図1に示すハンズフリー情報入力装置10は、気体圧力の変動を利用して、操作者の両手を塞がないようにハンズフリー状態で、被読取り媒体からの情報、例えばバーコードなどを読み取って入力させる操作を確実にできる装置である。
図1に示す情報入力用信号形成手段50は、本体部20に設けられて操作者の呼吸動作による圧力変動を検出する呼吸検知部46と、呼吸動作の圧力変動を呼吸検知部46に伝える呼吸圧変動発生部51と、を有する。
図1に示すハンズフリー情報入力装置10は、読み取り部11と本体部20とが分離された読み取り部分離型の情報入力装置であり、読み取り部11と、本体部20と、情報入力用信号形成手段50は、別部材である。
図1に示す本体部20は、開始スイッチ23,選択スイッチ24,表示部25,挿入接続部26,そして電気接続端子部27を有している。開始スイッチ23と選択スイッチ24と表示部25は、ケース21の正面部28に配置されている。表示部25は、例えば液晶表示装置(LCD)などを用いるが、特に限定されない。挿入接続部26と電気接続端子部27は、側面部29に配置されている。
図1に示す情報入力用信号形成手段50の呼吸圧変動発生部51は、既に述べたように操作者の呼吸時の圧力を本体部20側に伝達するためのカニューラである。操作者の呼吸時の呼気の圧力と吸気の圧力は、通常生活している際の呼吸の強さとは異なり、より強い呼気の圧力と吸気の圧力をカニューラに対して供給する。
次に、図2を参照して、読み取り部11と本体部20の各回路構成例を説明する。
CCDカメラ部40は、被読み取り媒体のエリア内の情報を読み取るエリアセンサカメラである。照明用光源42は、被読み取り媒体のエリア内の情報に対して、情報を確実に光学的に読み取れるように照明光を照射する。照明用光源42は、例えばLED(発光ダイオード)や通常のフィラメントを用いたランプなどを採用できる。
図2に示す本体部20は、読み取り識別部43,データ集積部44,通信部45,呼吸検知部46,表示部25,スイッチ部48,そしてCPU(中央処理装置)部47を有する。
図2の本体部20の読み取り識別部43と、読み取り部11の読み取り制御部41とは、信号ケーブル30により接続されている。
スイッチ部48の開始スイッチ23は、被読み取り媒体からの情報の読み取り動作の開始を行うための動作開始用の押圧スイッチである。スイッチ部48の選択スイッチ24は、読み取り動作の動作モードを選択するための押圧スイッチである。
なお、開始スイッチ23による動作開始と、選択スイッチ24による動作モード選択は、開始スイッチ23と選択スイッチ24に代えて、図1に示す情報入力用信号形成手段50により行うことができる。すなわち、開始スイッチ23による動作開始と、選択スイッチ24による動作モード選択は、情報入力用信号形成手段50による指示とは別に、開始スイッチ23と選択スイッチ24を操作者の指で押すことで行えるようになっている。
図3に示すように、呼吸検知部46は、上述した圧力センサ53,増幅部54,A/D(アナログ−デジタル)変換器55,そして呼気、吸気判定部56を有している。
この圧力センサ53は、例えば株式会社フジクラ製のセンサ素子/ゲージ圧(一例として型式:FGMC−307PGSR)を用いることができるが、特に限定されない。
圧力センサ53は、操作者の呼吸動作による圧力変化を電気信号S3に変換して、この電気信号S3は増幅部54により増幅されて呼吸信号S4が生成される。この呼吸信号S4は、A/D変換器55によりアナログ−デジタル変換されて、デジタル信号S5として呼気、吸気判定部56に入力される。呼気、吸気判定部56は、デジタル信号S5に基づいて呼気なのか吸気なのかを判定して、CPU部47に対して情報入力用信号S2を与える。
図4は、本発明の好ましい実施形態における呼吸検知部46が検知した呼気と吸気による情報入力用信号S2の例を示している。図5は、呼気と吸気の少なくとも一方により構成された情報入力用信号S2の例を示している。図5(A)〜図5(D)に示す各情報入力用信号S2は、それぞれ異なる各種の動作指示内容を表している。
図5(A)では、操作者が吸気動作を1回行った時に発生するシングル吸気信号S11を表している。この1回の吸気信号S11を生成することで、図2に示す呼吸検知器46の情報入力用信号S2は、CPU部47に対して動作モードの更新指示を行う。
図5(C)では、操作者が呼気動作を1回行った時に発生するシングル呼気信号S12を表している。この1回の吸気信号S12を生成することで、図2に示す呼吸検知器46の情報入力用信号S2は、CPU部47に対して情報の読み取り開始指示を行う。
このように、呼気信号S12と吸気信号S11の少なくとも一方により構成された情報入力用信号S2は、互いに異なる動作の指示を、CPU部47に対して行うことができる。
図6と図7は、本発明のハンズフリー情報入力装置10が、実際に操作者Mに対して装着されている様子を示している。
図6と図7に示す例では、被読み取り媒体は物品101であり、情報としてのバーコード100は物品101に形成されている。読み取り部11は、操作者Mの手200の例えば人差し指201に対して、第1装着具12を用いて着脱可能に固定される。
このようなハンズフリー情報入力装置10の装着状態では、図6に示すように操作者Mは、本体部20の表示部25に表示された内容を直接目視で確認することができる。
次に、図6と図7に示す読み取り部11の図2に示すCCDカメラ部40をバーコード100に接近させて、操作者Mは図5(C)に示す1回の呼気を発生させてシングル呼気信号S12を生成すると、図2のCCDカメラ部40はバーコード100を光学的に撮像して、読み取り制御部41がCCDカメラ部40を介してバーコード100を読み取る。
図6と図7に示すように、読み取り部11は、操作者Mの手200の例えば人差し指201に対して固定され、本体部20は、操作者Mの腕202に対して固定される。このため、図示しない左の手と図6に示す右の手200と両手の指は自由に使うことができ、左の手と右の手200は、バーコード100を読み取りながら他の作業をすることができる。
図8(A)では、例えば2つの吸気信号S11が生成されているが、各吸気信号S11の波形高さが異なるようにしても良い。
また、図8(B)では、2つの吸気信号S11が生成されているが、それぞれの吸気信号S11の幅が異なる。
このように、高さや幅が異なる吸気信号や呼気信号を使用すれば、情報入力用信号S2は、各種の異なる動作指示をCPU部47に対して与えることができる。
なお、本発明の第1実施形態において、操作者の通常の呼吸動作による空気の圧力変動は、図4と図5に示すような吸気信号や呼気信号の信号レベルにはならずに、無呼吸信号のレベルで収まるので、通常の呼吸動作では吸気信号S11と呼気信号S12は形成されず、誤動作を起こすことはない。吸気信号S11と呼気信号S12は、操作者が意識して強く吸気動作を行ったり、呼気動作を行うことで生成される。
以下に説明する本発明のハンズフリー情報入力装置の別の実施形態が、図1に示すハンズフリー情報入力装置の第1実施形態と同じ箇所には同じ符号を記してその説明を用いる。
図9は、本発明のハンズフリー情報入力装置の好ましい第2実施形態の外観を示す図である。
なお、蛇腹部151を押圧して空気圧の変動を生じさせる方法としては、口で銜えて蛇腹部151を噛んでも良いし、指と指の間、或いは指と掌の間で挟んで空気圧を発生させるようにしてもよい。
図10に示す第3実施形態のハンズフリー情報入力装置10Bが、図1に示すハンズフリー情報入力装置10と異なるのは、情報入力用信号形成手段50Bである。情報入力用信号形成手段50Bは、チューブ233と、接続具234を有しており、チューブ233は、接続具134を介して、本体部20の挿入接続部26に対して着脱可能に接続されている。チューブ233は、操作者がチューブ233の一端部を口でくわえて呼気動作による圧力と吸気動作による圧力を与えることで、空気の圧力の変動を圧力センサ46に付与するための空気圧変動発生部である。
図11は、本発明のハンズフリー情報入力装置の好ましい第4実施形態の外観を示す図である。
図12は、本発明のハンズフリー情報入力装置の好ましい第5実施形態の外観を示す図である。
上述したハンズフリー情報入力装置10,10A,10B,10Cは、読み取り部11と本体部20が分離された読み取り部分離型の情報入力装置である。これに対して、図12に示すハンズフリー情報入力装置10Dは、読み取り部11と本体部20が一体化された読み取り部一体型の情報入力装置である。これにより、ハンズフリー情報入力装置の部品点数を削減することができる。
また、情報入力用信号形成手段50は、操作者の呼吸圧の変動を発生させる呼吸圧変動発生部51と、本体部20に設けられて操作者の呼吸圧の変動を検出する呼吸検知部46と、を有する。これにより、操作者が呼吸圧の変動を利用して、操作者の両手を塞がないようにハンズフリー状態で、被読取り媒体からの情報を読み取って入力させる操作が確実にできる。
呼吸検知部46は、呼気の情報と、吸気の情報と、無呼吸状態の情報とを検知する。これにより、無呼吸状態に対して呼気と吸気を区別して検知でき、操作者は呼気と吸気の少なくとも一方を用いて各種の情報入力用信号を形成できる。
呼吸圧変動発生部51は、カニューラである。これにより、一般に使用されているカニューラを用いることができ、新たに設計する必要がないのでコストダウンが図れる。
本体部20には、読み取られた情報を識別して識別結果を生成する識別部43が配置され、読み取り部11は、本体部20とは別体である。読み取り部11は第1被装着部位に対して装着するための第1装着具12を有し、本体部20は第2被装着部位に対して装着するための第2装着具22を有する。これにより、読み取り部11と本体部20は、所望の部位に対してそれぞれ装着でき、使用勝手が向上する。
例えば、図示の本発明の実施形態のハンズフリー情報入力装置は、腕と指に対して着脱可能に装着して、被読取り媒体からの情報であるバーコードを読み取って入力する例であるが、本発明のハンズフリー情報入力装置はこれに限らず、他の種類の情報を読み取るための携帯端末として適用することができる。例えば他の情報としては、被読み取り媒体に配置されたRFIDタグなどである。
図1に示すように、読み取り部11と本体部20は、信号ケーブル30により有線で接続されているが、読み取り部11と本体部20は、無線によって通信が行われる構成としても良い。
11 読み取り部
12 第1装着具
20 本体部
22 第2装着具
30 信号ケーブル
50 情報入力用信号形成手段
51 呼吸圧変動発生部
S10 無呼吸信号
S11 吸気信号
S12 呼気信号
Claims (11)
- 被読み取り媒体からの情報を読み取る読み取り部と、
前記読み取り部により読み取られた前記情報を識別する本体部と、
気体圧力の変動より前記情報を前記本体部に入力させるための情報入力用信号を形成する情報入力用信号形成手段と、
を備えることを特徴とするハンズフリー情報入力装置。 - 前記情報入力用信号形成手段は、
前記操作者の呼吸圧の変動を発生させる呼吸圧変動発生部と、
前記本体部に設けられて前記操作者の前記呼吸圧の変動を検出する呼吸検知部と、
を有する請求項1に記載のハンズフリー情報入力装置。 - 前記読み取り部は、前記被読み取り媒体からの前記情報を光学的に読み取るカメラ部と、前記被読み取り媒体を照明する照明用光源とを有し、
前記呼吸検知部は圧力センサを有しており、前記呼吸圧変動発生部は、前記操作者の呼気圧と吸気圧を前記呼吸検知部に付与するチューブ状部材である請求項2に記載のハンズフリー情報入力装置。 - 前記呼吸圧変動発生部は、前記本体部に対して着脱可能に接続する接続具を有する請求項3に記載のハンズフリー情報入力装置。
- 前記呼吸検知部は、前記呼気の情報と、前記吸気の情報と、無呼吸状態の情報とを検知する請求項3または請求項4に記載のハンズフリー情報入力装置。
- 前記呼吸検知部が検出した前記呼気の情報と前記吸気の情報の少なくとも一方に基づいて、前記被読取り媒体からの前記情報を読み取る動作モードの選択と、前記動作モードの開始が指示される請求項5に記載のハンズフリー情報入力装置。
- 前記呼吸圧変動発生部は、カニューラである請求項6に記載のハンズフリー情報入力装置。
- 前記情報入力用信号形成手段は、
押圧することで空気圧の変動を発生させる空気圧変動発生部と、
前記空気圧の変動を検出する検知部と、
を有する請求項1に記載のハンズフリー情報入力装置。 - 前記本体部は、前記読み取られた前記情報の識別結果を蓄積するデータ集積部と、動作の開始と動作モードの選択をするスイッチ部を有する請求項1〜8のいずれか1つの項に記載のハンズフリー情報入力装置。
- 前記本体部には、前記読み取られた前記情報を識別して識別結果を生成する識別部が配置され、前記読み取り部は、前記本体部とは別体であり、
前記読み取り部は第1被装着部位に対して装着するための第1装着具を有し、
前記本体部は第2被装着部位に対して装着するための第2装着具を有する請求項9に記載のハンズフリー情報入力装置。 - 前記本体部には、前記読み取られた情報を識別して識別結果を生成する識別部が配置され、前記読み取り部と前記識別部は、前記本体部に設けられており、
前記本体部は被装着部位に対して装着するための装着具を有する請求項9記載のハンズフリー情報入力装置。
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Cited By (1)
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US9910029B2 (en) | 2014-06-10 | 2018-03-06 | Seiko Epson Corporation | Breath detection device, mobile terminal and time display device |
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2007
- 2007-07-20 JP JP2007189495A patent/JP2009026124A/ja active Pending
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