JP2009025474A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写ベルトクリーニング装置20のクリーニング性能を高めることなく、記録材Pのジャムや供給停止等が発生した際のダウンタイムを削減できる画像形成装置100を提供する。
【解決手段】中間転写ベルト11には表面トナー像と裏面トナー像とが交互に最大8枚担持される。二次転写部T2へは、給紙装置40と反転搬送路50とから交互に記録材Pが給送される。給紙装置40からの記録材Pの給送が遅延又は停止した場合、表面トナー像のトナー載り量が0.40mg/cm以上であれば二次転写ローラ15への印加電圧を反転させて、中間転写ベルト11上のすべてのトナー像をクリーニング装置20にて処分する。しかし、0.40mg/cm未満の場合は、表面トナー像を二次転写ローラ15に転写してクリーニング装置30により処分する一方で、反転搬送路50に待機している記録材Pについては、裏面トナー像の二次転写を継続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、像担持体表面の移動方向に沿って複数のトナー像を担持させる画像形成装置、詳しくは記録材のジャム等で転写不能となった像担持体表面のトナー像の処理に関する。
画像形成装置の高速化に伴って、中間転写ベルトの表面に複数のトナー像を担持させる大型の画像形成装置が実用化されている。ここでは、転写されるべき記録材の種類、サイズ、表裏等が異なる複数種類のトナー像が、中間転写ベルトの移動方向に数10mm間隔で連続的に配列して担持される。そして、配列したトナー像は、順番に転写部へ搬送され、タイミングを合わせて給送される転写されるべき記録材の転写されるべき面にそれぞれ転写される。
中間転写ベルトを用いる画像形成装置は、通常、転写部の下流側に、中間転写ベルトクリーニング装置を配置して、転写部を通過した転写残トナーを除去している。また、中間転写ベルトに記録材を介して圧接回転して転写部を形成する転写回転体(転写ローラ又は転写ベルト)には、転写回転体クリーニング装置を配置して、転写部で転写回転体に付着したトナーを除去している。
これらのクリーニング装置は、ブレード方式も採用できるが、表面に弾性を付与した中間転写ベルトや転写回転体の場合、静電ブラシ方式(例えば特許文献1、特許文献2)が好ましいとされている。
特開2001−305878号公報 特許第3236442号公報 特開2002−207403号公報
中間転写ベルトクリーニング装置は、転写部を通過した少量の転写残トナーを想定して配置されているため、転写部を素通りしたフルカラーベタ画像のようなトナー載り量の多いトナー像に対してはクリーニング性能が不足する。
そのため、記録材のジャムや供給停止等が発生して、記録材へ転写できなくなったトナー像が中間転写ベルトに発生すると、画像形成を完全に中断してクリーニングモードが実行される。クリーニングモードでは、転写時とは逆極性の電圧を転写部に印加して転写回転体への転写を阻止した状態で、中間転写ベルトを空転させて中間転写ベルト上のすべてのトナー像を中間転写ベルトクリーニング装置に複数回通過させる。これにより、中間転写ベルトに担持された大量のトナーを、転写回転体を汚染することなく、中間転写ベルトクリーニング装置に回収して、中間転写ベルトを実用レベルまでクリーニングする。
このとき、中間転写ベルトクリーニング装置が静電ブラシ方式の場合、1回の通過で除去できるトナー量が限られているため、中間転写ベルトクリーニング装置を通過させる回数が多くなって、画像形成装置のダウンタイムが長くなる。
また、クリーニングモードでは、中間転写ベルトに既に形成されていたすべてのトナー像を一律一様に除去するので、別の記録材や記録材の他の面に転写可能なトナー像も無駄になる。転写可能なトナー像を含めて処理すべきトナー量が増えて大きなクリーニング負荷がかかるため、中間転写ベルトクリーニング装置の寿命や性能が低下する可能性がある。
ところで、中間転写ベルトに沿って中間転写ベルトクリーニング装置を多段配置したり、クリーニング性能を大容量化したりすれば、トナー載り量の多いトナー像でも1回の通過で除去できる可能性はある。しかし、通常の運転状態ではクリーニング性能が大幅に余剰となり、中間転写ベルトや中間転写ベルトクリーニング装置の駆動負荷が大きくなる分、画像形成装置の省電力に反する。部品コストが確実に増大して画像形成装置の小型化も困難になる。
本発明は、中間転写ベルトクリーニング装置のクリーニング性能を高めることなく、記録材のジャムや供給停止等が発生した際のダウンタイムを削減できる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、それぞれ異なる記録材に転写される第1トナー像と第2トナー像とが移動方向に沿って担持される像担持体と、前記像担持体に記録材を介して圧接回転して転写部を形成する転写回転体と、前記転写部に転写電圧を印加して、前記像担持体から前記第1トナー像を第1記録材へ転写させた後に、前記第2トナー像を第2記録材へ転写させる電源手段と、前記像担持体に沿った前記転写部の下流側で前記像担持体からトナーを除去する像担持体クリーニング手段と、前記転写回転体に付着したトナーを除去する転写回転体クリーニング手段とを備えたものである。そして、前記転写電圧と逆極性の電圧を前記転写部に印加して前記転写部を通過させた前記像担持体のトナー像を前記像担持体クリーニング手段により除去する第1除去モードと、前記転写電圧と同極性の電圧を前記転写部に印加して前記転写回転体に転写したトナー像を前記転写回転体クリーニング手段により除去する第2除去モードとを有する。前記第1記録材を前記転写部へ供給できなくなった場合、前記第1トナー像の単位面積あたりのトナー載り量が所定量を越える場合には前記第1除去モードを実行する。しかし、前記第1トナー像の単位面積あたりのトナー載り量が所定量以下の場合には、前記第2除去モードを実行して前記第2記録材に対する前記第2トナー像の転写を継続する。
本発明の画像形成装置では、第1記録材に転写できなくなった第1トナー像を転写回転体に転写して第2トナー像の第2記録材への転写は継続するため、第2トナー像を無駄にしないで済む。第2トナー像が第2記録材に持ち去られるので、像担持体クリーニング手段のクリーニング負荷にならない。そして、第1トナー像が転写回転体クリーニング手段のクリーニング能力を越えている場合には、第1クリーニングモードを適用して転写回転体の汚染を阻止する。このため、転写回転体に付着した第1トナー像が、第2トナー像が転写される際に第2記録材を裏汚れさせない。
従って、像担持体クリーニング手段のクリーニング性能を高めることなく、記録材のジャムや供給停止等が発生した際のダウンタイムを削減できる。
以下、本発明のいくつかの実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明の画像形成装置は、転写できなくなったトナー像を処分して転写できるトナー像の転写を継続する限りにおいて、各実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、中間転写体を用いる画像形成装置に限らず、複数のトナー像を担持可能な感光ドラム、感光ベルトを備えた画像形成装置でも実施できる。
本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
なお、特許文献1〜3に示される画像形成装置の一般的な事項については、図示を省略して重複する説明を省略する。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図、図2は画像形成部の構成の説明図、図3は中間転写ベルトの構成の説明図、図4は二次転写ローラクリーニング装置の構成の説明図である。
図1に示すように、第1実施形態の画像形成装置100は、中間転写ベルト11の直線区間に4つの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを配列したタンデム型フルカラー複写機である。そして、周長2400mmで無端状に形成された中間転写ベルト11には、画像形成部Paから二次転写部T2までの区間に、A4横送りサイズのトナー像が最大で8枚担持される。
トナー像形成部の一例である画像形成部Paでは、感光ドラム1aにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト11に一次転写される。トナー像形成部の一例である画像形成部Pbでは、感光ドラム1bにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト1のイエロートナー像に重ねて一次転写される。トナー像形成部の一例である画像形成部Pc、Pdでは、それぞれ感光ドラム1c、1dにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて同様に中間転写ベルト11に順次重ねて一次転写される。
中間転写ベルト11に一次転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されて記録材Pに一括二次転写される。記録材Pは、給紙装置40又は給紙装置45から1枚ずつ取り出されて、レジストローラ43によって二次転写部T2へ給送される。
二次転写部T2でトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置17で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着された後に、排出ローラ18から下流側の後処理装置へ排出される。
給紙装置40は、A3サイズ記録材の長手方向送り、A4サイズ記録材の横送りに対応して各種サイズの記録材Pを積載可能である。
分離装置42は、給紙装置40からピックアップローラ41によって引き出された記録材Pを1枚ずつに分離して、レジストローラ43へ向かって送り出す。
レジストローラ43は、停止状態で記録材Pを受け入れて待機させ、中間転写ベルト11のトナー像にタイミングを合わせて記録材Pを挟持搬送して、二次転写部T2へ給送する。
反転搬送路50は、表面にトナー像を二次転写されて定着装置17で定着された記録材Pを、反転ローラ48で折り返して、再びレジストローラ43へ表裏反転状態で再給送する。
なお、分離装置42とレジストローラ43の間や、反転搬送路50には、記録材Pを搬送するための不図示の搬送ローラが多数配置されている。
画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、付設された現像装置4a、4b、4c、4dで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は同一に構成される。以下では、画像形成部Paについて説明し、他の画像形成部Pb、Pc、Pdについては、説明中の符号末尾のaを、b、c、dに読み替えて説明されるものとする。
図2に示すように、画像形成部Paは、感光ドラム1aの周囲に、一次帯電装置2a、露光装置3a、現像装置4a、一次転写ローラ5a、クリーニング装置6aを配置する。
感光ドラム1aは、直径80mmのアルミニウム製シリンダの外周面に、帯電極性が負極性の有機光導電体層(OPC)を塗布して構成される。感光体ドラム1aは、両端部をフランジによって回転自在に支持され、一方の端部に不図示の駆動モータから駆動力を伝達して、所定のプロセススピード(周速度:300mm/秒)で矢印方向に回転する。
一次帯電装置2aは、感光ドラム1aに帯電ローラを圧接して従動回転させ、電源D3から帯電ローラに直流電圧と交流電圧とを重畳した電圧を印加して、感光ドラム1aの表面を一様な負極性の電位に帯電する。
露光装置3aは、イエローの分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを多面体ミラーで走査して、帯電した感光ドラム1aの表面に画像の静電像を書き込む。
現像装置4aは、負極性に帯電したトナーを感光ドラム1aの静電像の露光部分に付着させて静電像を反転現像する。現像装置4aは、トナーを担持した現像スリーブ4sを回転させ、現像スリーブ4sに電源D4から負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加する。
一次転写ローラ5aは、中間転写ベルト11を介して感光ドラム1aに圧接して、感光ドラム1aと中間転写ベルト11との間に一次転写部T1を形成して、中間転写ベルト11をトナー像に重ねて挟持する。電源D1から一次転写ローラ5aに正極性の直流電圧が印加されることにより、負極性に帯電したトナー像は、感光ドラム1aから中間転写ベルト11へ一次転写される。
クリーニング装置6aは、一次転写部T1を通過して感光ドラム1aの表面に残留した転写残トナーを除去して、次回のトナー像形成に備えさせる。
像担持体の一例である中間転写体の一例である中間転写ベルト11は、一次転写部T1で一次転写されたトナー像を担持して、記録材Pへの二次転写が行われる二次転写部T2へ搬送する。
中間転写ベルト11は、テンションローラ12、駆動ローラ13、及びバックアップローラ14に支持されて、所定のプロセススピード(周速度:300mm/秒)で矢印方向に回転する。
転写回転体の一例である二次転写ローラ15は、中間転写ベルト11を介してバックアップローラ14に圧接回転して、中間転写ベルト11と二次転写ローラ15との間に二次転写部T2を形成する。
二次転写部T2では、中間転写ベルト11のトナー像に重ねて記録材Pが挟持搬送される。中間転写ベルト11の負極性に帯電したトナー像は、電源手段の一例である電源D2から二次転写ローラ15へ正極性の電圧を印加することにより、記録材Pへ二次転写される。
バックアップローラ14は、二次転写部T2の下流側で中間転写ベルト11の循環経路を折り曲げて、中間転写ベルト11に付着した記録材Pを曲率分離させる。
定着装置17は、中心にランプヒータを配置した加熱ローラ17aに加圧ローラ17bをバネ付勢により圧接して定着部T3を形成する。定着部T3は、二次転写部T2から受け入れたトナー像を二次転写された記録材Pを挟持搬送して加熱加圧し、記録材Pの表面にトナー像を定着させる。
像担持体クリーニング手段の一例であるクリーニング装置20は、二次転写部T2を通過して中間転写ベルト11に残留した転写残トナーを除去する。静電クリーニング装置の一例であるクリーニング装置20は、後述する二次転写ローラ15のクリーニング装置30と同一の機能部材を用いて構成される。
ブラシ部材の一例である導電性ファーブラシ21a、21bは、テンションローラ12に支持された中間転写ベルト11に対してカウンタ方向に回転駆動されて、中間転写ベルト11の表面を摺擦する。
金属ローラ22a、22bは、中間転写ベルト11の反対側で導電性ファーブラシ21a、21bとウイズ方向に回転駆動されて、導電性ファーブラシ21a、21bを帯電させる。
金属ローラ22aは、電源24aから負極性の電圧が印加されて、二次転写部T2に近い側に位置する導電性ファーブラシ21aを負極性に帯電させる。
金属ローラ22bは、電源24bから正極性の電圧が印加されて、画像形成部Paに近い側に位置する導電性ファーブラシ21bを正極性に帯電させる。
導電性ファーブラシ21aは、正規の帯電極性とは反対極性(正極性)に帯電したトナーを中間転写ベルト11から電気的に吸着する。電源24aに直列に接続された金属ローラ22a、導電性ファーブラシ21a、中間転写ベルト11に形成される電位差に従って、正極性に帯電したトナーは、中間転写ベルト11から導電性ファーブラシ21aを経て金属ローラ22aに吸着される。
導電性ファーブラシ21bは、正規の帯電極性と同極性(負極性)に帯電したトナーを中間転写ベルト11から電気的に吸着する。電源24bに直列に接続された金属ローラ22b、導電性ファーブラシ21b、中間転写ベルト11に形成される電位差に従って、負極性に帯電したトナーは、中間転写ベルト11から導電性ファーブラシ21bを経て金属ローラ22bに吸着される。
金属ローラ22a、22bに回収されたトナーは、クリーニングブレード23a、23bによって金属ローラ22a、22bから装置ハウジング25へ掻き落される。
ところで、中間転写ベルト11上の帯電極性が反転した転写残トナーを導電性ファーブラシ21aが除去しても、中間転写ベルト11上には、帯電していないトナーや正規の負極性に帯電したトナーが残っている。このうち、帯電していないトナーは、静電ファーブラシ21aに印加される負極性の電圧によって、電荷注入または放電が生じて負極性に帯電される。
そして、中間転写ベルト11の移動方向の下流側に配置された導電性ファーブラシ21bは、正極性の電圧に帯電しているため、中間転写ベルト11上のこれらの負極性に帯電したトナーを除去できる。
しかし、一度に大量のトナーが搬送されて来た場合、導電性ファーブラシ21a、21bの先端に大量の電荷が供給されて帯電が失われるため、トナーの相当部分が導電性ファーブラシ21a、21bを潜り抜けて中間転写ベルト11に連れ回ってしまう。
このため、記録材Pのジャム等に起因して中間転写ベルト11に担持されたトナー像を転写できなくなると、制御部110は、新たなトナー像の形成を中止して、中間転写ベルト11を複数回空転させる。これにより、中間転写ベルト11に担持されたトナー像を複数回に分けて電気的に吸着させて、中間転写ベルト11を実用的な水準までクリーニングする。
図3に示すように、中間転写ベルト11は、樹脂層11aの上に弾性層11bを一体化して、表面に表層11cを形成した三層構造の弾性ベルトである。
樹脂層11aは、張力と剛性とを担っており、ポリイミド樹脂にカーボンブラックを分散して体積抵抗率を10Ωcmに調節した樹脂材料を用いて厚さ50μmに形成されている。
弾性層11bは、表面に弾性を付与して圧接時の圧力集中を緩和しており、中抵抗(体積抵抗率10〜1010Ωcm)の体積抵抗率を有する電解質分散型ゴム(EDPM)を用いて厚さ50μmに形成されている。
表層11cは、中間転写ベルト11表面へのトナーの付着力を小さくして二次転写性を高めており、体積抵抗率1013Ωcmのフッ素系樹脂材料を用いて厚さ20μmに形成されている。
図4に示すように、二次転写ローラ15は、中抵抗(体積抵抗率10〜1010Ωcm)の体積抵抗率を有する電解質分散型ゴム(EDPM)発泡材料の弾性層15bで芯金15aを被覆して構成される。
転写回転体クリーニング手段の一例であるクリーニング装置30は、帯電状態で高速回転する導電性ファーブラシ31a、31bによってトナー粒子の電気的な吸着と機械的な掻き落しとを行う静電式ブラシクリーニング装置である。クリーニング装置30は、二次転写部T2で二次転写ローラ15に付着したトナーを除去して、二次転写ローラ15から記録材Pの裏面に付着させない。
ブラシ部材の一例である導電性ファーブラシ31a、31bは、抵抗値10MΩ、繊維太さ6デニールのカーボン分散型ナイロン繊維を植毛密度50万本/inch2にて金属ローラ表面に植毛してある。
導電性ファーブラシ31a、31bは、二次転写ローラ15に対してカウンタ方向に回転駆動されて、二次転写ローラ15の表面を摺擦する。
導電性ファーブラシ31a、31bは、二次転写ローラ15に対して約1.0mmの侵入量を保って、50mm/秒の周速度で矢印方向へ回転する。
金属ローラ32a、32bは、表面がアルマイト処理されたアルミニウムパイプで形成され、導電性ファーブラシ31a、31bとウイズ方向に回転駆動されて、二次転写ローラ15の反対側で導電性ファーブラシ31a、31bに接触する。金属ローラ32a、32bは、導電性ファーブラシ31a、31bに対して約1.0mmの侵入量を保って、50mm/秒の周速度で矢印方向へ回転する。
金属ローラ32aは、電源34aから負極性の直流電圧−500V(対接地)が印加されて、導電性ファーブラシ31aを負極性に帯電させる。
金属ローラ32bは、電源34bから正極性の直流電圧+500V(対接地)が印加されて、導電性ファーブラシ31bを正極性に帯電させる。
これにより、導電性ファーブラシ31aは、正規の帯電極性とは反対極性(正極性)に帯電したトナーを二次転写ローラ15から電気的に吸着する。電源34aに直列に接続された金属ローラ32a、導電性ファーブラシ31a、二次転写ローラ15に形成される電位差に従って、正極性に帯電したトナーは、二次転写ローラ15から導電性ファーブラシ31aを経て金属ローラ32aに吸着される。
また、導電性ファーブラシ31bは、正規の帯電極性(負極性)に帯電したトナーを二次転写ローラ15から電気的に吸着する。電源34bに直列に接続された金属ローラ32b、導電性ファーブラシ31b、二次転写ローラ15に形成される電位差に従って、負極性に帯電したトナーは、二次転写ローラ15から導電性ファーブラシ31bを経て金属ローラ32bに吸着される。
金属ローラ32a、32bに回収されたトナーは、クリーニングブレード33a、33bによって金属ローラ32a、32bから装置ハウジング35へ掻き落される。
クリーニングブレード33a、33bは、ウレタンゴムで形成され、金属ローラ32a、32bに対して侵入量1.0mmを保って配置されている。
クリーニング装置30は、クリーニング装置20と同様に、導電性ファーブラシ31a、31bのクリーニング能力に電気的な限界がある。二次転写部T2でフルカラーのベタ画像が二次転写ローラ15に転写されて、クリーニング装置30へ一度に大量のトナーが搬送されて来た場合、導電性ファーブラシ31a、31bの先端に大量の電荷が供給されて帯電が失われる。このため、トナーの相当部分が導電性ファーブラシ31a、31bを潜り抜けて二次転写ローラ15に連れ回ってしまう。
二次転写ローラ15に二次転写されるトナー像のトナー載り量を変化させて、直後に二次転写部T2を通過した記録材Pに裏汚れが発生するか否かを評価した結果を表1に示す。
表1に示すように、クリーニング装置30は、プロセススピード300mm/secにて、二次転写ローラ15に付着したトナーが0.40mg/cm以下であれば、二次転写ローラ15を十分にクリーニングできる。
Figure 2009025474
<両面印刷モード>
図5は両面印刷モードにおける表面トナー像と裏面トナー像との配置の説明図である。
図5に示すように、中間転写ベルト11の画像形成部Paから二次転写部T2までの区間には、A4横送りサイズのトナー像が最大で8枚担持される。そして、両面印刷モードで画像形成を行う場合、制御部110は、記録材の表面に転写される表面トナー像Zaと、記録材の裏面に転写される裏面トナー像Zbとを中間転写ベルト11の移動方向に交互に担持させる。第1トナー像の一例である表面トナー像Zaと第2トナー像の一例である裏面トナー像Zbとが移動方向に沿って複数担持される。
制御部110は、記録材Pへ表面トナー像Zaを転写した後に定着して反転する待ち時間を利用して、給紙装置40から給送された複数枚の記録材Pに表面トナー像Zaを転写して定着し、反転して反転搬送路50へ待機させる。
これにより、50mm〜100mmのわずかな紙間距離で連続的に画像形成を実行して、片面印刷モードとほぼ等しい生産性(毎分出力枚数)を実現できる。
制御部110は、給紙装置40から給送された記録材(第1記録材の一例)と反転搬送路50から給送された記録材(第2記録材の一例=第1記録材の裏面)とを二次転写部T2へ交互に給送させる。再給送経路の一例である反転搬送路50は、第1トナー像の一例である表面トナー像Zaが定着された第1記録材を、第2記録材として再び転写部へ供給する。
制御部110は、反転搬送路50に複数枚の記録材Pを待機させ、該当する裏面トナー像Zbが二次転写部T2へ搬送される1枚おきのタイミングで、次々に反転搬送路50から二次転写部T2へ記録材Pを給送させる。
<記録時供給停止時のクリーニング制御>
図6は両面印刷におけるクリーニング制御のフローチャートである。
図2に示すように、画像形成装置100で記録材Pのジャムが発生すると、記録材Pの追突を回避すべく、画像形成が停止されて中間転写ベルト11の回転が停止する。このとき、停止した中間転写ベルト11には、ジャムによって転写先を喪失したトナー像が残される。
その後、作業者によってジャムシートが除去されると、制御部110は、第1クリーニングモードを実行して、中間転写ベルト11に担持されたすべてのトナー像を処分する。
第1除去モードの一例である第1クリーニングモードでは、制御部110は、電源D2から二次転写ローラ15へ負極性の直流電圧を印加させて、中間転写ベルト11から二次転写ローラ15へのトナー像の転写を阻止する。すなわち、電源D2から二次転写ローラ15へ転写電圧とは逆極性の電圧を印加する。また、二次転写部T2を素通りした負極性に帯電したトナー像を優先的に吸着すべく、制御部110は、電源24a、24bの電圧極性を通常の画像形成時とは反転させる。さらに、制御部110は、電源D1から一次転写ローラ5a等へ印加する電圧の極性を反転させて、中間転写ベルト11から感光ドラム1aへトナー像を逆転写させ、クリーニング装置6aにより回収させる。
この状態で、中間転写ベルト11を複数回空転させて、中間転写ベルト11に担持されたトナー像を複数回に分けて段階的にクリーニングして、最終的に中間転写ベルト11を実用的な水準にまでクリーニングする。画像形成装置で、最初から第1クリーニングモードを実行してすべてのトナー像を処理すると、クリーニング完了までに、30秒間のダウンタイムが発生する。
しかし、制御部110は、図5に示す両面印刷モードで、表面トナー像のクリーニング負荷がクリーニング装置30のクリーニング能力を越えていなければ、反転搬送路50に待機している記録材Pへのトナー像の転写を継続する。
ビデオカウンタ107は、表面トナー像の画像データを処理して、記録材Pにおける1インチ角のブロックごとの各色合計濃度を演算する。そして、中間転写ベルト11に表面トナー像が形成されるごとに、単位面積あたりのトナー載り量が所定量を越えるブロックがあるか否かを判定して判定結果を保持し、その表面トナー像が二次転写完了すると判定結果を破棄する。本実施例では、この所定量が0.4mg/cmである。これにより、ビデオカウンタ107には、現在の中間転写ベルト11に担持されたどの表面トナー像にトナー載り量が0.4mg/cmを越えるブロックがあるかが保持される。
制御部110は、記録材Pの新たな供給が停止して表面トナー像の二次転写が不可能になると、ビデオカウンタ107の評価結果を記憶装置109に予め蓄積されたデータテーブルの評価基準と比較する。そして、評価基準と合致していれば、第2クリーニングモードを実行するが、合致していなければ第1クリーニングモードを実行する。
第2除去モードの一例である第2クリーニングモードでは、記録材Pの供給停止を無視して、反転搬送路50に待機している記録材Pへの裏面トナー像の転写を継続する。電源D2から二次転写ローラ15へ通常の転写電圧を印加させて、中間転写ベルト11の表面トナー像を二次転写ローラ15へ転写させ、二次転写ローラ15から除去してクリーニング装置30へ回収する。すなわち、電源D2から二次転写ローラ15へ転写電圧と同極性の電圧を印加して、二次転写ローラ15に転写させて二次転写ローラ15のクリーニング手段でトナーを除去する。
制御部110は、表面トナー像の新たなトナー像形成は停止するが、反転搬送路50に待機している記録材Pの枚数に対応する裏面トナー像の形成は、必要な紙間距離を確保(数倍に拡大)して継続する。クリーニング装置20による中間転写ベルト20のクリーニングは通常通りに継続され、電源D1から一次転写ローラ5a等へ印加する電圧も通常通りに継続される。
制御部110は、単位面積あたりのトナー載り量が所定量以下(本実施例では0.4mg/cm以下)が続く限り、第2クリーニングモードを継続する。そして、トナー載り量が0.4mg/cmを越えるブロックが有る表面トナー像が、二次転写部T2へ差し掛かると、第2クリーニングモードを第1クリーニングモードに切り替えて、画像形成を全面停止する。
すなわち、第1記録材を転写部へ供給できなくなった場合に、転写回転体クリーニング手段のクリーニング能力を越える第1トナー像に対して第1除去モードが実行されるように、第2除去モードを実行して第2記録材に対する第2トナー像の転写を継続する。
また、第1記録材を転写部へ供給できなくなった場合に、予め定めたクリーニング負荷が軽いことの評価基準に第1トナー像が合致していれば、第2除去モードを実行し、評価基準に第1トナー像が合致していなければ、第1除去モードを実行する。
これにより、記録材Pの供給停止後、反転搬送路50に待機している記録材Pへ転写できただけ、中間転写ベルト11に既に形成されていた裏面トナー像を無駄にしないで済む。
また、トナー載り量が0.4mg/cmを越えるブロックが有る表面トナー像が二次転写部T2へ差し掛かるまでの表面トナー像及び裏面トナー像は、クリーニング装置20に到達しない。このため、第1クリーニングモードにおけるクリーニング装置20のクリーニング負荷が軽減され、クリーニング完了までのダウンタイムが大幅に短縮される。
また、裏面トナー像の転写を継続している間に、新しい記録材Pの供給が再開されれば、表面トナー像の形成と転写とを直ちに再開して、第1クリーニングモードや緊急停止によるダウンタイムを発生しないで済む。
また、表面トナー像がクリーニング装置30のクリーニング能力を越えている場合には、裏面トナー像の転写を停止するので、裏面トナー像を転写された記録材Pの裏汚れを防止できる。
従って、高生産性を要する高速機において、紙無し時の生産性(毎分処理枚数)の低下を少なくすることができる。
図2を参照して図6に示すように、両面印刷のジョブを受信すると、制御部110は、表面トナー像と裏面トナー像との形成順序を決定する(S11)。
制御部110は、表面トナー像と裏面トナー像とを交互に形成して、図5に示すように中間転写ベルト11上に交互に配列する(S12)。
両面印刷のジョブが終了すると(S13のYES)、中間転写ベルト11を停止して画像形成装置100を次のジョブ入力に待機させる。
両面印刷のジョブが終了するまでに(S13のNO)、給紙装置40の紙切れや分離装置42の重送等に起因して記録材Pの供給が停止すると(S14のYES)、制御部110は、ビデオカウンタ107からデータを読み込む(S15)。
制御部110は、トナー載り量が0.4mg/cmを越えるブロックが無い表面トナー像であれば(S16のNO)、画像形成順序を再調整して(S11)、画像形成を継続する(S12)。再調整とは、表面トナー像の新たな形成を停止して、拡大した紙間距離で必要な裏面トナー像の形成を継続することである。
制御部110は、トナー載り量が0.4mg/cmを越えるブロックが有る表面トナー像であれば(S16のYES)、第1クリーニングモードを実行して、中間転写ベルト10に担持されたトナー像を処分する(S17)。
制御部110は、処分した表面トナー像、裏面トナー像の数だけ遡って画像形成を開始できるようにして(S18)、中間転写ベルト11を停止して画像形成装置100を待機させる(S19)。
制御部110は、新たな記録材Pの供給が再開されると(S20)、画像形成順序を再調整して(S11)、画像形成を再開する(S12)。
なお、第1クリーニングモードでは、二次転写ローラ15を中間転写ベルト11から離間させることにより、中間転写ベルト11から二次転写ローラ15へのトナー像の転写を阻止してもよい。
<第1実施形態の変形例>
第1実施形態では、中間転写ベルト11に既に担持された表面トナー像のクリーニング負荷を判別するために、表面トナー像の画像データをビデオカウンタで処理してトナー載り量を推定した。
しかし、第1トナー像の一例である表面トナー像のクリーニング負荷を判別する方法は、画像データの処理結果には限定されない。中間転写ベルト11上の表面トナー像の濃度やトナー載り量を実測した測定値で判別してもよい。中間転写ベルト11上の表面トナー像のトナー載り量に相関性のある画像形成条件の選択肢を判別して、推定的に判別してもよい。
例えば、第1実施形態では、表1に示すトナー載り量0.40mg/cmは、各色トナーの最大濃度に概略一致しているので、図6のS15、S16では、単色画像か否かで第2クリーニングモードを選択してもよい。
画像データを評価して、イエロー単色の画像、マゼンタ単色の画像、シアン単色の画像、ブラック単色の画像の場合に第2クリーニングモードを選択してもよい。
フルカラーモードとブラック単色モードとを実行する画像形成装置の場合、ブラック単色モードであれば、無条件で第2クリーニングモードを選択してもよい。
中間転写ベルト11に担持されたトナー像の濃度を検知する濃度センサを設けて、トナー載り量を実測して、実測結果に基いて第2クリーニングモードを選択してもよい。
これらの方法を複数組み合わせて、クリーニング負荷の見積り精度を高めてもよい。
これらのうち少なくとも1つを検知して、記憶装置109に予め蓄積されたデータテーブルの評価基準との合致を判別してもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態では、第1実施形態とは、制御の前提となる記録材供給上の不都合が異なる、画像形成装置100を用いた別の制御を、図1〜図6を参照して説明する。
図1に示すように、画像形成装置100は、給紙装置40の紙切れ時に給紙を給紙装置40から給紙装置45へ切り替えるオートカセットチェンジ機構を有する。
給紙装置40は、ピックアップローラ46で取り出した記録材Pを分離装置47で分離してレジストローラ43へ給送する。
しかし、給紙を給紙装置40から給紙装置45へ切り替える際に、分離装置47での分離に手間取る等して、レジストローラ43への給送が間に合わなくなる場合がある。このような場合、中間転写ベルト11に給紙を見込んで担持されたトナー像を記録材Pへ転写できなくなる。
図2に示すように、制御部110は、給紙装置40、45の搬送経路が合流する点の上流にそれぞれ配置した不図示の記録材センサの出力に基づいて記録材Pの給送が間に合わないと判断すると、第1実施形態と同様な制御を行う。
すなわち、第1記録材を転写部へ供給できなくなった場合に、転写回転体クリーニング手段のクリーニング能力を越える第1トナー像に対して第1除去モードが実行されるように、第2除去モードを実行して第2記録材に対する第2トナー像の転写を継続する。
また、第1記録材を転写部へ供給できなくなった場合に、予め定めたクリーニング負荷が軽いことの評価基準に第1トナー像が合致していれば、第2除去モードを実行し、評価基準に第1トナー像が合致していなければ、第1除去モードを実行する。
図2を参照して図6に示すように、制御部110は、ビデオカウンタ107を参照して(S15)、給紙が間に合わなかったトナー像のトナー載り量を評価する(S16)。そして、トナー載り量が0.40mg/cm以上であれば(S16のYES)、第1クリーニングモードを実行して(S17)、中間転写ベルト11に既に担持されたトナー像をすべて処分する。
しかし、トナー載り量が0.40mg/cm未満であれば(S16のNO)、第2クリーニングモードを実行して(S12)、記録材Pが間に合った中間転写ベルト11上のトナー像は記録材Pへ二次転写する。
<第3実施形態>
第3実施形態では、第1実施形態とは、制御の前提となる記録材供給上の不都合が異なる、画像形成装置100を用いた別の制御を、図1〜図6を参照して説明する。
図1に示すように、画像形成装置100は、給紙装置40からA4サイズ記録材Pを給送し、給紙装置45からA3サイズ記録材Pを給送する。中間転写ベルト11には、A4サイズ記録材Pに二次転写するA4トナー像と、A3サイズ記録材Pに二次転写するA3トナー像とが給紙を見込んで先行的に交互に形成されて担持される。レジストローラ43へは、給紙装置40と給紙装置45とからA4サイズ記録材PとA3サイズ記録材Pとが交互に給送される。
これにより、50mm〜100mmのわずかな紙間距離で連続的に画像形成を実行して、片面印刷モードとほぼ等しい生産性を実現できる。
このような場合、給紙装置40からレジストローラ43への給送が遅れた場合や、給紙装置40が紙切れとなった場合、中間転写ベルト11に給紙を見込んで担持されたA4トナー像をA4記録材Pへ転写できなくなる。
図2に示すように、制御部110は、給紙装置40、45の搬送経路が合流する点の上流にそれぞれ配置した不図示の記録材センサの出力に基づいてA4記録材Pの給送が間に合わないと判断すると、第1実施形態と同様な制御を行う。
すなわち、第1記録材を転写部へ供給できなくなった場合に、転写回転体クリーニング手段のクリーニング能力を越える第1トナー像に対して第1除去モードが実行されるように、第2除去モードを実行して第2記録材に対する第2トナー像の転写を継続する。
また、第1記録材を転写部へ供給できなくなった場合に、予め定めたクリーニング負荷が軽いことの評価基準に第1トナー像が合致していれば、第2除去モードを実行し、評価基準に第1トナー像が合致していなければ、第1除去モードを実行する。
図2を参照して図6に示すように、制御部110は、ビデオカウンタ107を参照して(S15)、給紙が間に合わなかったA4トナー像のトナー載り量を評価する(S16)。そして、トナー載り量が0.40mg/cm以上であれば(S16のYES)、第1クリーニングモードを実行して(S17)、中間転写ベルト11に既に担持されたトナー像をすべて処分する。
しかし、A4トナー像のトナー載り量が0.40mg/cm未満であれば(S16のNO)、第2クリーニングモードを実行して(S12)、中間転写ベルト11上のA3トナー像についてはA3記録材Pへ継続的に二次転写させる。
なお、給紙装置40を普通紙給紙装置、給紙装置45を厚紙給紙装置として、中間転写ベルト11に、普通紙に二次転写する普通紙トナー像と、厚紙に二次転写する厚紙トナー像とを交互に担持した場合も同様に制御する。
すなわち、普通紙の給送が遅れた場合又は停止した場合に、普通紙トナー像のトナー載り量が0.40mg/cm以上であれば第1クリーニングモードを実行する。しかし、0.40mg/cm未満であれば、第2クリーニングモードを実行する。
複数の給紙装置を使用する画像形成においては、紙無し時の画像のトナー載り量が低いときは、二次転写ローラに対する汚れ量が低いので静電クリーニング装置でクリーニング可能である。
このため、後に続くトナー像の二次転写の継続を優先して、二次転写部の離間や電圧反転を行うことなく、二次転写ローラクリーニング装置で不要なトナーを処理する。
これにより、中間転写ベルトにクリーニングすべきトナー像がある領域が狭まり、クリーニングに要する時間を短縮できる。
また、不要になったトナー像の処分を行いながらも、使えるトナー像の二次転写を継続するので、記録材供給の不都合に伴うダウンタイムが短くなる。
特に、高生産性を要する高速機において、紙無し時のスループットの低下を少なくできる。
第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 画像形成部の構成の説明図である。 中間転写ベルトの構成の説明図である。 二次転写ローラクリーニング装置の構成の説明図である。 両面印刷モードにおける表面トナー像と裏面トナー像との配置の説明図である。 両面印刷におけるクリーニング制御のフローチャートである。
符号の説明
1a 感光ドラム
2a 一次帯電装置
3a 露光装置
4a 現像装置
5a 一次転写ローラ
6a クリーニング装置
11 像担持体、中間転写体(中間転写ベルト)
12、13、14 回転体(テンションローラ、駆動ローラ、バックアップローラ)
15 転写回転体(二次転写ローラ)
20 像担持体クリーニング手段、静電クリーニング装置(クリーニング装置)
21a、21b、31a、31b ブラシ部材(導電性ファーブラシ)
30 転写回転体クリーニング手段、静電クリーニング装置(クリーニング装置)
50 再給送経路(反転搬送路)
108 操作パネル
109 クリーニング負荷が軽いことの評価基準(記憶装置)
110 制御手段(制御部)
D2 電源手段(電源)
P 記録材
S17 第1除去モード(第1クリーニングモード)
S12 第2除去モード(第2クリーニングモード)
Pa、Pb、Pc、Pd トナー像形成部(画像形成部)
T2 転写部(二次転写部)

Claims (5)

  1. それぞれ異なる記録材に転写される第1トナー像と第2トナー像とが移動方向に沿って担持される像担持体と、
    前記像担持体に記録材を介して圧接回転して転写部を形成する転写回転体と、
    前記転写部に転写電圧を印加して、前記像担持体から前記第1トナー像を第1記録材へ転写させた後に、前記第2トナー像を第2記録材へ転写させる電源手段と、
    前記像担持体に沿った前記転写部の下流側で前記像担持体からトナーを除去する像担持体クリーニング手段と、
    前記転写回転体に付着したトナーを除去する転写回転体クリーニング手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記転写電圧と逆極性の電圧を前記転写部に印加して前記転写部を通過させた前記像担持体のトナー像を前記像担持体クリーニング手段により除去する第1除去モードと、
    前記転写電圧と同極性の電圧を前記転写部に印加して前記転写回転体に転写したトナー像を前記転写回転体クリーニング手段により除去する第2除去モードと、を有し、
    前記第1記録材を前記転写部へ供給できなくなった場合、前記第1トナー像の単位面積あたりのトナー載り量が所定量を越える場合には前記第1除去モードを実行し、前記第1トナー像の単位面積あたりのトナー載り量が所定量以下の場合には、前記第2除去モードを実行して前記第2記録材に対する前記第2トナー像の転写を継続することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1記録材を前記転写部へ供給できなくなった場合に、予め定めたクリーニング負荷が軽いことの評価基準に前記第1トナー像が合致していれば、前記第2除去モードを実行し、前記評価基準に前記第1トナー像が合致していなければ、前記第1除去モードを実行することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1トナー像のトナー載り量の測定値と前記第1トナー像の画像データの処理結果と前記第1トナー像のトナー載り量に相関性のある画像形成条件の選択肢とのうち少なくとも1つを検知して、前記評価基準との合致を判別することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記第1トナー像と前記第2トナー像とが前記像担持体の前記移動方向に沿って交互に担持され、
    前記第1トナー像が定着された第1記録材を前記第2記録材として再び前記転写部へ供給する再給送経路を備えたことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体は、前記移動方向に沿って配置された複数のトナー像形成部でそれぞれトナー像を順次重ねて一次転写される中間転写体であって、
    前記像担持体クリーニング手段及び前記転写回転体クリーニング装置は、帯電させたブラシ部材を前記像担持体に摺擦させてトナーを電気的に除去する静電クリーニング装置であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の画像形成装置。
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