JP2009024887A - ペイントボールの発射用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型軽量の携帯用ペイントボールの発射用具を提供する。
【解決手段】発射用具10は、本体1、中空のシリンダー2、及び収容部3を備える。本体1はトリガー4を設ける。シリンダー2は、本体1の一方の端部に配置され、ペイントボール2pを保持している。収容部3は、本体1の他方の端部に配置され、高圧ガスが充填されたガスボンベ3gが装着されている。発射用具10は、略筒状に形成されており、トリガー4を操作して高圧ガスを噴射させてペイントボール2pを発射させる。発射用具10は、発射スイッチ41の押動操作を阻止するスライド可能な安全装置5を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ペイントボールの発射用具に関する。特に、強盗などの犯罪者が逃走したときに、逃走犯人に向けて、ペイントボールを発射するペイントボールの発射用具の構造に関する。
例えば、店舗などに押し入った強盗に対して、店員を含む一般人が過剰な威嚇行動で強盗に立ち向かうことは、被害が身体に及ぶ危険性があり避けるべきである。しかし、逃走する犯人や逃走車両に対して、ペイントボールを投げ付けて、逃走犯人の衣類や逃走車両にペイントボールに内包された塗料を付着(マーキング)できれば、その後の警察などによる犯人逮捕の手掛かりとすることができる。
一般に、ペイントボールを投げて、逃走する犯人や逃走車両に命中させることは、到達距離も限られ、容易ではないという不具合があった。このような不具合に対して、操作に不慣れな者でも容易に操作でき、咄嗟に使用する場合でも命中率の高い安価なペイントボールの発射用具が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によるペイントボールの発射用具は、ペイントボールが発射される発射シリンダー部材を発射口が前方となるように配置し、ペイントボールの発射源となるガスボンベを発射シリンダー部材の後方に配置し、トリガーを操作してペイントボールを発射させる。
特許文献1によるペイントボールの発射用具は、発射用シリンダーと平行にレーザポインターを配置し、円筒状のグリップ部材の内部にガスボンベを格納している。又、発射シリンダー部材とグリップ部材との間に、ピストン収納部材を設けている。ピストン収納部材には、トリガーを操作したときにガスボンベを破断する突先を有するピストンと、ピストンをガスボンベに衝突させるスプリングとが同軸に収納されている。そして、レーザポインターのスイッチを操作して逃走者などの目的物にレーザ光を照射して目的物に狙いを定め、その後トリガーを操作してペイントボールを発射させる。
登録実用新案第3105596号公報
特許文献1によるペイントボールの発射用具は、逃走者などの目的物にレーザ光を照射して目的物に狙いを定めることができるので、高い精度で目的物に命中させることができる。又、特許文献1によるペイントボールの発射用具は、発射シリンダー部材を一対に並行配置しており、つまり、2個のペイントボールを同時に発射でき、目的物に命中する確率を高くできる。
しかし、特許文献1によるペイントボールの発射用具は、レーザポインター、及び二つの発射シリンダー部材を備えているので、その外形を大きなものとしている。又、特許文献1によるペイントボールの発射用具は、2個のペイントボールを同時に発射するために、及び、ペイントボールの到達距離を延ばすために、トリガーを操作したときの反動を抑制するようにその重量を重くしている。
ここで、ペイントボールの発射用具を小型軽量にできれば、つまり、携帯用ペイントボールの発射用具が実現できれば、咄嗟の場合に直ちに使用できる。例えば、逃走者又は逃走車両が遠くに行かない内に、ペイントボールを発射することも可能であり、むしろ、命中率がよくなるとも考えられる。又、携帯用ということであれば、持ち運びが容易であり、不測の事態に備えてバッグなどに携帯できる。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、特許文献1によるペイントボールの発射用具が有する構造の利点を活かしつつ、小型軽量の携帯用ペイントボールの発射用具を提供することを目的とする。
本発明者は、筒形に形成される本体の一方の端部にペイントボールが発射されるシリンダーを設け、この本体の他方の端部からペイントボールを発射させるガスボンベを装着し、本体の外周に設けられたトリガーを操作してペイントボールを発射させる簡易な構造とすることにより、ペイントボールの発射用具を小型軽量にできることを見出し、これに基づいて、以下のような新たな携帯用ペイントボールの発射用具を発明するに至った。
(1) トリガーを設ける本体と、この本体の一方の端部に配置されてペイントボールを保持する中空のシリンダーと、前記本体の他方の端部に配置されて高圧ガスが充填されたガスボンベが装着される収容部と、を備え、前記トリガーを操作して前記高圧ガスを噴射させて前記ペイントボールを発射させる略筒状に形成されたペイントボールの発射用具。
(1)の発明によるペイントボールの発射用具は、本体、中空のシリンダー、及び収容部を備えている。本体はトリガーを設けている。シリンダーは、本体の一方の端部に配置され、ペイントボールを保持している。収容部は、本体の他方の端部に配置され、高圧ガスが充填されたガスボンベが装着されている。(1)の発明によるペイントボールの発射用具は、略筒状に形成されており、トリガーを操作して高圧ガスを噴射させてペイントボールを発射させる。
例えば、ペイントボールは、直径が約17mmの市販のペイントボールを使用できる。一般に、ペイントボールは、薄いゼラチン製のカプセルの中に着色インクを充填しており、目標物にペイントボールを当てるとその衝撃で外殻のカプセルが割れて、充填された着色インクが飛散して目標物に着色ペイントを付着できる。
又、例えば、ガスボンベは、全長×胴径が約64mm×約18mmの市販のガスカートリッジを使用できる。このガスカートリッジは、液化されたCOを充填しており、頭部を封止している封板を圧壊することにより、気化された高圧ガスを噴射できる。
ここで、トリガーを外部から操作すると、本体内部のメカニズムによって、ガスボンベの高圧ガスを噴射させる。携帯用の発射用具ということであれば、トリガーは、本体から余り突出しない構造が好ましい。
例えば、(1)の発明によるペイントボールの発射用具は、トリガーを除く外径が約3cmの円筒状に形成されてよく、全長が約18cmに形成されてよく、片手で把持できる程度に小型化しているので、逃走者又は逃走車両が遠くに行かない内に、ペイントボールを発射することも可能である。
(2) 前記本体、前記シリンダー、及び前記収容部は、同軸上に直列配置されている(1)記載のペイントボールの発射用具。
(2)の発明によるペイントボールの発射用具は、本体、シリンダー、及び収容部を同軸上に直列配置した筒状に形成されているで、構成を簡易にできて、持ち運びが容易であり、不測の事態に備えてバッグなどに携帯できる。
(3) 前記本体は、前記シリンダーと前記収容部とを連通して前記高圧ガスが噴射される通路と、この通路に配置される圧縮コイルばねと、この圧縮コイルばねに付勢されて前記ガスボンベの頭部の封板を圧壊する突先を一方の端部に設ける筒状のピストン部材と、前記突先が前記ガスボンベの頭部の封板から離間した状態を維持できるように先端部が前記ピストン部材の外周に設けられた段差に係止し、基端部が前記トリガーに連結するロックピンと、を有し、前記シリンダーは、前記本体の一方の端部に着脱自在に接続する接続部と、この接続部と相反する向きに開口されて前記ペイントボールが発射される発射口と、を有し、前記収容部は、前記ガスボンベの底部側を密封可能に着脱するボンベキャップを有し、前記トリガーは、押動操作することにより前記ロックピンを前記ピストン部材の段差から解除する揺動可能な発射スイッチを有する(1)又は(2)記載のペイントボールの発射用具。
(3)の発明によるペイントボールの発射用具は、本体が、通路、圧縮コイルばね、筒状のピストン部材、及びロックピンを有している。通路は、シリンダーと収容部とを連通しており、高圧ガスが噴射される。圧縮コイルばねは、通路に配置されている。ピストン部材は、突先を一方の端部に設けており、圧縮コイルばねに付勢されて、突先がガスボンベの頭部の封板を圧壊する。ロックピンの先端部は、ピストン部材の外周に設けられた段差に係止している。そして、突先がガスボンベの頭部の封板から離間した状態を維持できる。ロックピンの基端部は、トリガーに連結している。
又、(3)の発明によるペイントボールの発射用具は、シリンダーは、接続部と発射口を有している。接続部は、本体の一方の端部に着脱自在に接続する。発射口は、接続部と相反する向きに開口されて、ペイントボールが発射される。収容部は、ボンベキャップを有している。ボンベキャップは、ガスボンベの底部側を密封可能に着脱できる。トリガーは、揺動可能な発射スイッチを有している。発射スイッチを押動操作することにより、ロックピンをピストン部材の段差から解除できる。
ここで、通路は、本体の軸方向に貫通してよく、一方の開口がシリンダーに保持されたペイントボールで封止されてよく、他方の開口が収容部に装着されたガスボンベで封止されている。ガスボンベを開封すると、高圧ガスが通路内に噴射されて、ペイントボールを発射できる。
圧縮コイルばねは、本体の軸方向に伸縮してよく、通路に配置されている。圧縮コイルばねは、突先を設けるピストン部材をそのばね弾性力で瞬間移動させるべく機能する。線材を螺旋状に巻回した圧縮コイルばねは、内部に空洞を有し、外周に間隙を設けているので、高圧ガスの噴射力を容易に減衰させないという利点がある。
例えば、ピストン部材は、略円筒状に形成されてよく、一方の端部の中心に先端が鋭利にカットされた突先を設けている。ピストン部材の外周には、ロックピンの先端部に係止する切り欠かれた段差を設けている。ピストン部材の内部は空洞でよく、この空洞に圧縮コイルばねの一部又は大部分を収容してもよい。
軸方向に延びるレールを通路の内部に設けてよく、このレールに案内される溝をピストン部材の外周に設けてよく、ピストン部材が通路の内部で回転することを防止できる。ここで、ピストン部材は、通路に規制されて進退運動のみが許容される。
通常は、ロックピンの先端部がピストン部材の段差に係止して、突先がガスボンベの頭部の封板から離間した状態を維持している。この待機状態では、圧縮コイルばねが圧縮されている。そして、発射スイッチを押動操作すると、ロックピンがピストン部材の段差から解除されて、ピストン部材をガスボンベに向けて付勢できる。つまり、突先がガスボンベの頭部の封板を圧壊できる。
収容部には、移動したピストン部材が停止する停止壁をガスボンベの頭部の周囲に形成することが好ましく、ピストン部材の停止位置が規定される。ピストン部材が停止壁で停止されたときに、圧縮コイルばねがそのばね圧を残すように構成されることが好ましい。
例えば、シリンダーの接続部には、雄ねじ部を設けてよく、本体の一方の端部には、雌ねじ部を設けてよく、シリンダーを本体に着脱自在に螺合できる。シリンダーの外径と本体の外径とは、略一致することが好ましく、シリンダーの接続部と本体の一方の端部との間には、リング状のパッキンを設けて気密封止されることが好ましい。
同様に、ボンベキャップには、雄ねじ部を設けてよく、本体の他方の端部には、雌ねじ部を設けてよく、ボンベキャップを本体に着脱自在に螺合できる。ボンベキャップの外径と本体の外径とは、略一致することが好ましく、ボンベキャップと本体の一方の端部との間には、リング状のパッキンを設けよく、気密封止(密閉)される。ボンベキャップは、高圧ガスが噴射されたときのガスボンベの反動を抑止すべく機能する。
発射スイッチは、例えば、「てこ」の原理を応用したシーソースイッチでよく、支点を中心に揺動できる。ここで、発射スイッチの一方の端部を作用点としてよく、ロックピンの基端部と回動可能に連結している。発射スイッチの他方の端部を力点としてよく、発射スイッチの他方の端部を押動操作すると、発射スイッチの一方の端部が持ち上げられて、つまり、ロックピンの先端部がピストン部材の段差から引き上げられる(解除される)。
発射スイッチの他方の端部には、初期の状態に復帰させる圧縮コイルばねなどの付勢部材を設けてよく、滑り防止のための筋目ローレットを表面に形成してもよい。
(3)の発明によるペイントボールの発射用具は、ペイントボール及びガスボンベの装着が大変容易となっている。又、要望に応じて長さの異なるシリンダーと交換することもできる。長いシリンダーは、命中率が向上するが携帯に不便であるという点もある。
又、(3)の発明によるペイントボールの発射用具は、片手で本体を把持でき、親指で発射スイッチを押すだけで、ペイントボールを発射できるという利点がある。
(4) 前記発射スイッチの押動操作を阻止する安全装置を更に備え、この安全装置は、前記発射スイッチの両翼を囲うように配置されて前記本体の軸方向にスライド可能な解除スライダと、この解除スライダの両翼に相反する向きに配置される一対の解除ボタンと、を有し、前記一対の解除ボタンを互いに近接するように押動すると、前記解除スライダとの連結を解除して当該解除スライダを一方の方向にスライドでき、前記発射スイッチの押動操作を可能とする(3)記載のペイントボールの発射用具。
(4)の発明によるペイントボールの発射用具は、発射スイッチの押動操作を阻止する安全装置を更に備えている。安全装置は、解除スライダと一対の解除ボタンを有している。解除スライダは、発射スイッチの両翼を囲うように配置されて、本体の軸方向にスライドできる。一対の解除ボタンは、解除スライダの両翼に相反する向きに配置されている。
そして、(4)の発明によるペイントボールの発射用具は、一対の解除ボタンを互いに近接するように押動すると、解除スライダを一方の方向にスライドでき、発射スイッチの押動操作を可能とする。
例えば、一対の解除ボタンが解除スライダの両翼から突出した状態では、本体に対して解除スライダが一方の方向にスライドできないように、阻止部材を発射スイッチと一対の解除ボタンの間に介在してよく、この状態、すなわち安全装置が機能している状態では、阻止部材が発射スイッチの力点と本体との間に介在されるので、発射スイッチの押動操作が阻止される。
一対の解除ボタンを互いに近接するように押動すると、相対的に阻止部材が移動して発射スイッチと一対の解除ボタンとの阻止関係を解除してよく、解除スライダを一方の方向にスライドできる。そして、解除スライダを一方の方向に完全にスライドすると、発射スイッチの力点と本体との間に阻止部材が介在されなくなるので、発射スイッチの押動操作が可能となる。
例えば、特許文献1によるペイントボールの発射用具は、リングにピンを連結した安全ピンを本体から引き抜く構成が容易な安全装置を提供している。一方、(4)の発明によるペイントボールの発射用具は、本体から安全ピンが突出しない安全装置を構成しているので、携帯に便利である。又、(4)の発明によるペイントボールの発射用具に備わる安全装置は、一対の解除ボタンを押さない限り、つまり一方の解除ボタンを押しただけでは、ペイントボールを発射できないので、落下させるなど不用意な操作に対して、ペイントボールの誤発射を防止できる。
(5) 前記シリンダーは、前記発射口に向けて開口して前記ペイントボールの直径以下に僅かに縮径した直円柱の貫通穴と、この貫通穴から前記接続部に向けて直円錐体に拡径して前記ペイントボールの発射位置を固定する保持穴と、を有する(3)又は(4)記載のペイントボールの発射用具。
例えば、直円柱の貫通穴の直径は、公差の範囲内でペイントボールの直径以下に僅かに縮径してよく、保持穴に保持されたペイントボールは、重量が軽く外周の摩擦抵抗で容易に脱落しない。シリンダーの保持穴は、一端の開口がペイントボールの直径以上に拡径しているのでペイントボールの保持が容易である。
(6) 前記本体は、前記圧縮コイルばねを介してピストン部材と対向して保持される円板を内部に備え、この円板は、前記ペイントボールの中心に向けて前記高圧ガスを通気させる第1通気手段と、前記ペイントボールの所定直径の円周に向けて前記高圧ガスを略均等の噴射力で通気させる第2通気手段と、を有する(3)から(5)のいずれかに記載のペイントボールの発射用具。
(6)の発明によるペイントボールの発射用具は、本体が円板を内部に備えている。円板は、圧縮コイルばねを介してピストン部材と対向して保持されている。そして、円板は、第1及び第2通気手段を有している。第1通気手段は、ペイントボールの中心に向けて高圧ガスを通気させる。第2通気手段は、ペイントボールの所定直径の円周に向けて、高圧ガスを略均等の噴射力で通気させる。
第1通気手段は円形開口であってよく、第2通気手段は、円形開口であってよく、外周に向けて切り欠かれた切り欠きであってもよい。ここで、ペイントボールの所定直径の円周に向けて、高圧ガスを略均等の噴射力で通気させる第2通気手段を円板に設けることにより、発射されたペイントボールの直進性が向上することが実証できた。発射されたペイントボールが回転しないことにより、ペイントボールの周囲に発生する空気抵抗の差による軌道変動が抑制されるためと考えられる。
(7) 前記ボンベキャップは、吊り下げ可能な吊り下げ穴を端部に有する(3)から(6)のいずれかに記載のペイントボールの発射用具。
(7)の発明によるペイントボールの発射用具は、吊り下げ穴を有しているので、壁などに吊り下げることができて咄嗟の場合に便利である。又、ストラップを介して、壁などに吊り下げることもできる。
(8) 前記本体は、合成樹脂製の内筒と、この内筒が内蔵される薄肉の金属外筒と、を備える(1)から(7)のいずれかに記載のペイントボールの発射用具。
(8)の発明によるペイントボールの発射用具は、合成樹脂製の内筒と、この内筒が内蔵される薄肉の金属外筒と、を備えて構成されているので軽量化できる。シリンダー及びボンベキャップを合成樹脂で構成すれば、更に軽量化できて好ましく、金属外筒はアルミニウム合金のパイプからなることが好ましい。
(9) 前記内筒は、中心線に沿って半分に分割された半円弧状の第1及び第2分割円筒で構成される(8)記載のペイントボールの発射用具。
(9)の発明によるペイントボールの発射用具は、内筒が、第1及び第2分割円筒で構成されるので組み立てが容易となる。金属外筒は、シリンダーに接続する第1外筒と、ボンベキャップに接続する第2外筒とに分割してよく、更に組み立てが容易となる。
(9) 前記内筒は、中心線に沿って半分に分割された半円弧状の第1及び第2分割円筒で構成される(8)記載のペイントボールの発射用具。
(9)の発明によるペイントボールの発射用具は、内筒が、第1及び第2分割円筒で構成されるので組み立てが容易となる。金属外筒は、シリンダーに接続する第1外筒と、ボンベキャップに接続する第2外筒とに分割してよく、更に組み立てが容易となる。
(10) 直径が略3cm及び全長が略18cm以上、略20cm以下の筒状に形成された(1)から(9)のいずれかに記載のペイントボールの発射用具。
例えば、携帯される伸縮可能な特殊警棒は、最も縮めた全長が略17cmである。ここで、(10)の発明によるペイントボールの発射用具は、その全長が好ましくは、略18cm以上、略20cm以下であってよく、より好ましくは、略18cmであってよく、17cmに近似することが携帯する上で最も好ましい。全長が17cmより短くなると、本体を把持することが容易でなくなると考えられる。
(11) 総重量が200g以下である(1)から(10)のいずれかに記載のペイントボールの発射用具。
例えば、ガスボンベの重量は、32gである。ここで、(11)の発明によるペイントボールの発射用具は、その実質的な重量が168g以下の軽量の発射用具を実現できる。
本発明によるペイントボールの発射用具は、筒形に形成される本体の一方の端部にペイントボールが発射されるシリンダーを設け、この本体の他方の端部からペイントボールを発射させるガスボンベを装着し、本体の外周に設けられたトリガーを操作してペイントボールを発射させる簡易な構造とすることにより、ペイントボールの発射用具を小型軽量にできる。又、本発明によるペイントボールの発射用具は、携帯に便利である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明によるペイントボールの発射用具(以下、発射用具と略称する)の一実施形態を示す斜視外観図である。図2は、前記実施形態による発射用具の正面図である。図3は、前記実施形態による発射用具の平面図である。図4は、前記実施形態による発射用具の縦断面図であり、図2のA−A矢視断面図である。図5は、前記実施形態による発射用具の横断面図であり、図2のB−B矢視断面図である。
図6は、前記実施形態による発射用具に備わるトリガーの横断面図であり、安全装置が発射スイッチの押動操作を阻止している状態図である。図7は、前記実施形態による発射用具に備わるトリガーの横断面図であり、安全装置が解除された状態図である。図8は、前記実施形態による発射用具の縦断面図であり、安全装置が発射スイッチの押動操作を阻止している状態図である。図9は、前記実施形態による発射用具の縦断面図であり、安全装置が解除された状態図である。図10は、前記実施形態による発射用具の縦断面図であり、ペイントボールが発射された状態図である。
最初に本発明による発射用具の構成を説明する。図1から図5において、発射用具10は、本体1、中空のシリンダー2、及び収容部3を備えている。本体1は、トリガー4を設けている。シリンダー2は、本体1の一方の端部に配置され、ペイントボール2pを保持している。収容部3は、本体1の他方の端部に配置され、高圧ガスが充填されたガスボンベ3gが装着されている。
図1から図5において、発射用具10は、本体1、シリンダー2、及び収容部3を同軸上に直列配置した筒状に形成されている。発射用具10は、トリガー4を操作して高圧ガスを噴射させて、ペイントボール2pを発射することができる。
図4又は図5において、本体1は、通路11、圧縮コイルばね12、筒状のピストン部材13、及びロックピン14を有している。通路11は、シリンダー2と収容部3とを連通しており、ガスボンベ3gの高圧ガスが噴射される。
図4又は図5において、通路11は、本体1の軸方向に貫通しており、一方の開口がシリンダー2に保持されたペイントボール2pで封止されている。又、通路11の他方の開口は、収容部3に装着されたガスボンベ3gで封止されている。ガスボンベ3gが開封されると、高圧ガスが通路11内に噴射されて、ペイントボール2pを発射できる。
図4又は図5において、圧縮コイルばね12は、通路11に配置されている。圧縮コイルばね12は、本体1の軸方向に伸縮できるように通路11に配置されている。圧縮コイルばね12は、突先13aを設けるピストン部材13をそのばね弾性力で瞬間移動させるべく機能する。
図4又は図5において、ピストン部材13は、突先13aを一方の端部に設けており、圧縮コイルばね12に付勢されて、突先13aがガスボンベ3gの頭部の封板g1を圧壊できる。ピストン部材13は、略円筒状に形成されており、一方の端部の中心に先端が鋭利にカットされた突先13aを設けている。ピストン部材13の外周には、ロックピン14の先端部14aに係止する、切り欠かれた段差13bを設けている。ピストン部材13の内部は空洞となっており、この空洞に圧縮コイルばね12の一部が収容されている。
図4又は図5において、通路11の内部には、軸方向に延びるレール11rが設けられている。一方、ピストン部材13の外周には、レール11rに案内される溝(図示せず)が設けられている。そして、ピストン部材13が通路11の内部で回転することを防止できる。したがって、ピストン部材13は、通路11に規制されて進退運動のみが許容される。
図4に示されるように、通常は、ロックピン14の先端部14aがピストン部材13の段差13bに係止して、突先13aがガスボンベ3gの頭部の封板g1から離間した状態を維持している。この待機状態では、圧縮コイルばね12が圧縮されている。そして、発射スイッチ41を押動操作すると、ロックピン14がピストン部材13の段差13bから解除されて、ピストン部材13をガスボンベ3gに向けて付勢できる。つまり、突先13aがガスボンベ3gの頭部の封板g1を圧壊できる(図5参照)。
図4において、ロックピン14の先端部14aは、ピストン部材13の外周に設けられた段差13bに係止している。そして、突先13aがガスボンベ3gの頭部の封板g1から離間した状態を維持できる。ロックピン14の基端部14bは、トリガー4に連結している。
図4又は図5において、シリンダー2は、接続部21と発射口22を有している。接続部21は、本体1の一方の端部に着脱自在に接続できる。発射口22は、接続部21と相反する向きに開口されており、ペイントボール2pが発射される(図10参照)。
図4又は図5において、収容部3は、ボンベキャップ31を有している。ボンベキャップ31は、ガスボンベ3gの底部側を密封可能に着脱できる。トリガー4は、揺動可能な発射スイッチ41を有している。発射スイッチ41を押動操作することにより、ロックピン14をピストン部材13の段差13bから解除できる。
図4又は図5において、収容部3には、移動したピストン部材13が停止する停止壁32をガスボンベ3gの頭部の周囲に形成しており、ピストン部材13の停止位置が規定される。ピストン部材13が停止壁32で停止されたときに、圧縮コイルばね12がそのばね圧を残すように構成されている。
図4又は図5において、シリンダー2の接続部21には、雄ねじ部21mが設けられている。本体1の一方の端部には、雌ねじ部1fが設けてられている。そして、シリンダー2を本体1に着脱自在に螺合できる。シリンダー2の外径と本体1の外径とは、略一致するように形成されている(図1から図3参照)。シリンダー2の接続部21と本体1の一方の端部との間には、リング状のパッキン1pを設けて気密封止されている。
同様に、図4又は図5において、ボンベキャップ31には、雄ねじ部31mが設けられており、本体1の他方の端部には、雌ねじ部3fが設けられている。そして、ボンベキャップ31を本体1に着脱自在に螺合できる。ボンベキャップ311の外径と本体1の外径とは、略一致するように形成されている(図1から図3参照)。ボンベキャップ31と本体1の一方の端部との間には、リング状のパッキンp2を設けられており、気密封止されている。ボンベキャップ31は、高圧ガスが噴射されたときのガスボンベ3gの反動を抑止すべく機能する。
図1から図5において、発射用具10は、発射スイッチ41の押動操作を阻止する安全装置5を更に備えている。安全装置5は、解除スライダ51と一対の解除ボタン52a・52bを有している。解除スライダ51は、発射スイッチ41の両翼を囲うように配置されており、本体1の軸方向にスライドできる。一対の解除ボタン52a・52bは、解除スライダ51の両翼に相反する向きに配置されている。
図1から図5において、発射用具10は、一対の解除ボタン52a・52bを互いに近接するように押動すると、解除スライダ51を一方の方向にスライドでき、発射スイッチ41の押動操作を可能としている。
次に、構成を補足しつつ、本発明による発射用具の動作又は作用を説明する。図8から図10において、発射スイッチ41は、「てこ」の原理を応用したシーソースイッチでよく、支点Qを中心に揺動できる。ここで、支点Qは、本体1の外周から隆起した凸部1tの横方向に貫通する第1係止穴と、発射スイッチ41の両翼から突出した一対のフランジ41t・41tに設けられた第2係止穴と、第1及び第2係止穴を軸支するビス(図示せず)とで構成されている。図1には、このビスのねじ部と螺合するナット1nが見えている。
図8から図10において、発射スイッチ41の一方の端部を作用点としてよく、ロックピン14の基端部14bと回動可能に連結している。発射スイッチ41の他方の端部を力点としてよく、発射スイッチ41の他方の端部を押動操作すると、発射スイッチ41の一方の端部が持ち上げられる。
図8から図10において、ロックピン14の基端部14bは、一対の棒状の突出片(図示せず)が両翼から突出するようにT字状に形成されている。一方、発射スイッチ41の一方の端部の底面には、前記一対の突出片の底面側から係合する一対の鉤片41s・41sが設けられている。発射スイッチ41の他方の端部を押動操作すると、一対の鉤片41s・41sがロックピン14を引き上げて、ロックピン14の先端部14aがピストン部材13の段差13bから引き上げられる(解除される)。
図8から図10において、発射スイッチ41の他方の端部には、初期の状態に復帰させる圧縮コイルばね1sが設けてられている。圧縮コイルばね1sに代えて、板ばねなどの付勢部材を使用してもよい。発射スイッチ41の他方の端部には、押動操作するときの滑りを防止するために、筋目ローレット41nが形成されている(図1参照)。
次に、本発明による安全装置の動作又は作用を説明する。図6において、一対の解除ボタン52a・52bが解除スライダ51の両翼から突出した状態では、本体1に対して一対の解除ボタン52a・52bが一方の方向にスライドできないように、一対の阻止部材41a・41bを発射スイッチ41と一対の解除ボタン52a・52bの間に介在している。一対の阻止部材41a・41bは、発射スイッチ41の上面から本体1の外周に向かって突出している。
図6又は図8に示された状態では、すなわち、安全装置5が機能している状態では、一対の阻止部材41a・41bが発射スイッチ41の力点と本体1との間に介在されるので、発射スイッチ41の押動操作が阻止される。
図7において、一対の解除ボタン52a・52bを互いに近接するように押動すると、相対的に一対の阻止部材41a・41bが移動して、発射スイッチ41と一対の解除ボタン52a・52bとの阻止関係が解除される。つまり、一対の解除ボタン52a・52bに設けられた一対の凹部52c・52dが一対の阻止部材41a・41bに移動するので、発射スイッチ41と一対の解除ボタン52a・52bとの阻止関係が解除される。
図7及び図9に示されるように、解除スライダ51を一方の方向に完全にスライドすると、発射スイッチ41の力点と本体1との間に一対の阻止部材41a・41bが介在されなくなるので、発射スイッチ41の押動操作が可能となる。
なお、図6又は図7において、安全装置5には、一対の解除ボタン52a・52bを互いに離反する方向に付勢する圧縮コイルばね52sが設けられている。又、安全装置5には、解除スライダ51をスライドしたときに、一方の停止位置と他方の停止位置をそのクリック感で規定する一対のピン52p・52pが設けられている。更に、安全装置5には、解除スライダ51をその内部でスライド可能に案内するガイド板53を、本体1に固定している。
本発明によるペイントボールの発射用具は、本体から安全ピンが突出しない安全装置を構成しているので、携帯に便利である。又、本発明によるペイントボールの発射用具に備わる安全装置は、一対の解除ボタンを押さない限り、つまり一方の解除ボタンを押しただけでは、ペイントボールを発射できないので、落下させるなど不用意な操作に対して、ペイントボールの誤発射を防止できる。
続いて、本発明による発射用具の特徴的な構成及び作用を説明する。図10において、シリンダー2は、発射口22に向けて開口して、ペイントボール2pの直径以下に僅かに縮径した直円柱の貫通穴2aと、貫通穴2aから接続部21に向けて直円錐体に拡径してペイントボール2pの発射位置を固定する保持穴2bと、を有している。
図10において、直円柱の貫通穴2aの直径は、公差の範囲内でペイントボール2pの直径以下に僅かに縮径してよく、保持穴2bに保持されたペイントボール2pは、重量が軽く外周の摩擦抵抗で容易に脱落しない。又、シリンダー2の保持穴2bは、一端の開口がペイントボール2pの直径以上に拡径しているので、ペイントボール2pの保持が容易である。
図2又は図10において、本体1は、円板15を内部に備えている。円板15は、圧縮コイルばね12を介してピストン部材13と対向して保持されている。そして、円板15は、第1及び第2通気手段となる円形開口15a・15bを有している。第1通気手段となる円形開口15aは、ペイントボール2pの中心に向けて高圧ガスを通気させる。第2通気手段となる円形開口15bは、ペイントボール2pの所定直径の円周に向けて、高圧ガスを略均等の噴射力で通気させる。
図2又は図10において、ペイントボール2pの所定直径の円周に向けて、高圧ガスを略均等の噴射力で通気させる第2通気手段を円板15に設けることにより、発射されたペイントボール2pの直進性が向上することが実証できた。発射されたペイントボール2pが回転しないことにより、ペイントボール2pの周囲に発生する空気抵抗の差による軌道変動が抑制されるためと考えられる。
図1において、ボンベキャップ31は、吊り下げ可能な吊り下げ穴31hを端部に有している。発射用具10は、吊り下げ穴31hを有しているので、壁などに吊り下げることができて、咄嗟の場合に便利である。又、ストラップを介して、壁などに吊り下げることもできる。
図9において、本体1は、合成樹脂製の内筒1cと、内筒1cが内蔵される薄肉の金属外筒1dと、を備えている。発明による発射用具10は、合成樹脂製の内筒1cと、内筒1cが内蔵される薄肉の金属外筒1dと、を備えて構成されているので軽量化できる。シリンダー2及びボンベキャップ31を合成樹脂で構成すれば、更に軽量化できて好ましく、金属外筒1dは、アルミニウム合金のパイプからなることが好ましい。例えば、発射用具10を総重量が200g以下の軽量にすることも可能である。
更に、図9において、内筒1cは、中心線に沿って半分に分割された半円弧状の第1及び第2分割円筒1a・1bで構成されている。発明による発射用具10は、内筒1cが、第1及び第2分割円筒1a・1bで構成されるので組み立てが容易となる。金属外筒1dは、シリンダー2に接続する第1外筒c1と、ボンベキャップ31に接続する第2外筒c2とに分割してよく、更に組み立てが容易となる(図1参照)。
本発明によるペイントボールの発射用具10は、略筒状に形成されており、トリガー4を操作して高圧ガスを噴射させてペイントボール2pを発射させる(図10参照)。先端が開口された棒状の押し出しジグ(図示せず)を用いて、圧縮コイルばね12を圧縮すれば、初期の状態に復帰でき、次の発射に対応できる(図1参照)。
例えば、ペイントボールは、直径が約17mmの市販のペイントボールを使用できる。又、ガスボンベは、全長×胴径が約64mm×約18mmの市販のガスカートリッジを使用できる。
本実施の形態によるペイントボールの発射用具は、トリガーを除く外径が約3cmの円筒状に形成されてよく、全長が約18cmに形成されてよく、片手で把持できる程度に小型化しているので、逃走者又は逃走車両が遠くに行かない内に、ペイントボールを発射することも可能である。本実施の形態によるペイントボールの発射用具は、約15mの有効射程距離を確保できる。
本発明によるペイントボールの発射用具は、筒形に形成される本体の一方の端部にペイントボールが発射されるシリンダーを設け、この本体の他方の端部からペイントボールを発射させるガスボンベを装着し、本体の外周に設けられたトリガーを操作してペイントボールを発射させる簡易な構造とすることにより、ペイントボールの発射用具を小型軽量にできる。又、本発明によるペイントボールの発射用具は、携帯に便利である。
本発明によるペイントボールの発射用具の一実施形態を示す斜視外観図である。 前記実施形態によるペイントボールの発射用具の正面図である。 前記実施形態によるペイントボールの発射用具の平面図である。 前記実施形態によるペイントボールの発射用具の縦断面図であり、図2のA−A矢視断面図である。 前記実施形態によるペイントボールの発射用具の横断面図であり、図2のB−B矢視断面図である。 前記実施形態によるペイントボールの発射用具に備わるトリガーの横断面図であり、安全装置が発射スイッチの押動操作を阻止している状態図である。 前記実施形態によるペイントボールの発射用具に備わるトリガーの横断面図であり、安全装置が解除された状態図である。 前記実施形態によるペイントボールの発射用具の縦断面図であり、安全装置が発射スイッチの押動操作を阻止している状態図である。 前記実施形態によるペイントボールの発射用具の縦断面図であり、安全装置が解除された状態図である。 前記実施形態によるペイントボールの発射用具の縦断面図であり、ペイントボールが発射された状態図である。
符号の説明
1 本体
2 シリンダー
2p ペイントボール
3 収容部
3g ガスボンベ
4 トリガー
5 安全装置
10 発射用具(ペイントボールの発射用具)

Claims (11)

  1. トリガーを設ける本体と、
    この本体の一方の端部に配置されてペイントボールを保持する中空のシリンダーと、
    前記本体の他方の端部に配置されて高圧ガスが充填されたガスボンベが装着される収容部と、を備え、
    前記トリガーを操作して前記高圧ガスを噴射させて前記ペイントボールを発射させる略筒状に形成されたペイントボールの発射用具。
  2. 前記本体、前記シリンダー、及び前記収容部は、同軸上に直列配置されている請求項1記載のペイントボールの発射用具。
  3. 前記本体は、前記シリンダーと前記収容部とを連通して前記高圧ガスが噴射される通路と、この通路に配置される圧縮コイルばねと、この圧縮コイルばねに付勢されて前記ガスボンベの頭部の封板を圧壊する突先を一方の端部に設ける筒状のピストン部材と、前記突先が前記ガスボンベの頭部の封板から離間した状態を維持できるように先端部が前記ピストン部材の外周に設けられた段差に係止し、基端部が前記トリガーに連結するロックピンと、を有し、
    前記シリンダーは、前記本体の一方の端部に着脱自在に接続する接続部と、この接続部と相反する向きに開口されて前記ペイントボールが発射される発射口と、を有し、
    前記収容部は、前記ガスボンベの底部側を密封可能に着脱するボンベキャップを有し、
    前記トリガーは、押動操作することにより前記ロックピンを前記ピストン部材の段差から解除する揺動可能な発射スイッチを有する請求項1又は2記載のペイントボールの発射用具。
  4. 前記発射スイッチの押動操作を阻止する安全装置を更に備え、
    この安全装置は、前記発射スイッチの両翼を囲うように配置されて前記本体の軸方向にスライド可能な解除スライダと、この解除スライダの両翼に相反する向きに配置される一対の解除ボタンと、を有し、
    前記一対の解除ボタンを互いに近接するように押動すると、前記解除スライダとの連結を解除して当該解除スライダを一方の方向にスライドでき、前記発射スイッチの押動操作を可能とする請求項3記載のペイントボールの発射用具。
  5. 前記シリンダーは、前記発射口に向けて開口して前記ペイントボールの直径以下に僅かに縮径した直円柱の貫通穴と、この貫通穴から前記接続部に向けて直円錐体に拡径して前記ペイントボールの発射位置を固定する保持穴と、を有する請求項3又は4記載のペイントボールの発射用具。
  6. 前記本体は、前記圧縮コイルばねを介してピストン部材と対向して保持される円板を内部に備え、
    この円板は、前記ペイントボールの中心に向けて前記高圧ガスを通気させる第1通気手段と、前記ペイントボールの所定直径の円周に向けて前記高圧ガスを略均等の噴射力で通気させる第2通気手段と、を有する請求項3から5のいずれかに記載のペイントボールの発射用具。
  7. 前記ボンベキャップは、吊り下げ可能な吊り下げ穴を端部に有する請求項3から6のいずれかに記載のペイントボールの発射用具。
  8. 前記本体は、合成樹脂製の内筒と、この内筒が内蔵される薄肉の金属外筒と、を備える請求項1から7のいずれかに記載のペイントボールの発射用具。
  9. 前記内筒は、中心線に沿って半分に分割された半円弧状の第1及び第2分割円筒で構成される請求項8記載のペイントボールの発射用具。
  10. 直径が略3cm及び全長が略18cm以上、略20cm以下の筒状に形成された請求項1から9のいずれかに記載のペイントボールの発射用具。
  11. 総重量が200g以下である請求項1から10のいずれかに記載のペイントボールの発射用具。
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