JP2009022516A - 穿刺具、バイオセンサカートリッジ、吸引穿刺装置及びバイオセンサ測定装置 - Google Patents

穿刺具、バイオセンサカートリッジ、吸引穿刺装置及びバイオセンサ測定装置 Download PDF

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秀明 中村
Masao Karube
征夫 輕部
Masao Goto
正男 後藤
Tomoko Ishikawa
智子 石川
Toshihisa Osaki
寿久 大▲崎▼
Takahiko Kitamura
貴彦 北村
Shingo Kaimori
信吾 改森
Hiroto Nakajima
裕人 中嶋
Takeshi Fujimura
剛 藤村
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Abstract

【課題】減圧ポンプを不要にして必要最小量の採血を高効率に試料採取口に導ける穿刺具、バイオセンサカートリッジ、吸引穿刺装置及びバイオセンサ測定装置を得、装置の経済性・小型化を図りつつ、操作性の向上、穿刺負担の軽減、測定成功率の向上を図る。
【解決手段】穿刺用器具Nを挿通孔15から突出させた穿刺具本体11の前端面に弾性材料からなる吸盤13を設けた穿刺具100であって、吸盤13が、穿刺用器具Nの挿通される貫通孔23を軸線方向に穿設した軸部19と、軸部19の先端に連設され前面が凹面21aに形成されるとともに貫通孔23に通じて穿刺用器具Nを突出可能とする試料採取口25が凹面21aの中央に開口される吸着部21とを具備する。穿刺具本体11には挿通孔15と外部とを連通させる排気路27を形成し、排気路27には閉塞された凹面内部の加圧時に開き減圧時に閉じる逆流防止弁29を設けることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、突出させた穿刺用器具で穿刺して血液を採取する穿刺具、バイオセンサカートリッジ、吸引穿刺装置及びバイオセンサ測定装置に関する。
近年、採血により得られた血液を測定することによって各種疾患等の診断が可能となってきている。また、糖尿病患者の増加に伴い、日常の血糖値の変動を患者自身が採血によってモニターする自己血糖測定が推奨されている。これらの採血は、通常、穿刺用器具を備えた穿刺具を用いて行われる。穿刺具による穿刺は、痛みを伴うことから、苦痛、負担を小さくすることが好ましい。一方で穿刺が不十分であると、所定の血液量を採取できず測定に失敗する場合がある。そこで、血液の採取を良好にして測定成功率を高めるために、穿刺用器具で穿刺した後、ポンプ等の吸引手段を作動させて減圧し、穿刺孔から血液を吸い出す装置が提案された(例えば特許文献1,2参照)。
これらの装置では、まず、穿刺具を装置へ装填し、器具突出部に指先を押し当て、その開口を気密状態となるように封止する。次いで、開口から突出する穿刺用器具により指先を穿刺した後、この状態で吸引手段を作動させ、穿刺孔から血液を吸い出し採取する。これにより、穿刺による苦痛、負担を小さくしながら、十分な血液が得られるようにして、血液の測定成功率を高めることを可能としていた。
特願平10−183794号公報 特願平10−330057号公報
しかしながら、従来の穿刺具を使用する穿刺装置は、吸引手段を備え、穿刺後にこの吸引手段を作動させて減圧し、血液を吸い出すことにより血液の採取を良好にし、測定成功率を高めるようになされていたが、装置内全体を減圧するポンプを内蔵するため、装置が高価且つ大型となった。また、穿刺後、或いは穿刺前後に渡ってこの減圧ポンプを作動させなければならないため、操作が煩雑となり、測定を簡便に行えない問題があった。さらに、減圧ポンプにより装置内全体を減圧して吸引するため、採血量が増大する問題も包含していた。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、減圧ポンプを不要にして必要最小量の採血を高効率に試料採取口に導ける穿刺具及び吸引穿刺装置を提供し、もって、装置の経済性・小型化を図りつつ、操作性の向上、穿刺負担の軽減、測定成功率の向上を図ることを目的とする。また、係る穿刺具を一体に備えたバイオセンサカートリッジを提供し、もって、穿刺具によって採取された試料の反応部への供給を容易化することを目的とする。さらに、係るバイオセンサカートリッジを装填可能にして試料中の生体物質を測定するバイオセンサ測定装置を提供し、もって、短時間でしかも簡単に行える測定の実現を目的とする。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 穿刺用器具を挿通孔から突出させた穿刺具本体の前端面に弾性材料からなる吸盤を設け、
前記吸盤が、
前記穿刺用器具の挿通される貫通孔を軸線方向に穿設した軸部と、
該軸部の先端に連設され前面が凹面に形成されるとともに前記貫通孔に通じて前記穿刺用器具を突出可能とする試料採取口が前記凹面の中央に開口される吸着部と、
を具備した穿刺具。
この穿刺具によれば、穿刺具本体の前端が血液採取部に押圧されると、吸盤吸着部の凹面が閉鎖されると同時に、吸着部、軸部が弾性変形し、凹面内部空間の空気が排出される。それと同時に、凹面中央部に開口された試料採取口から穿刺用器具が突出され、血液採取部を穿刺する。穿刺後には吸着部、軸部の弾性復元力によって穿刺用器具が血液採取部から抜かれるが、凹面内部空間は吸盤作用によって開放されずに減圧され、凹面が血液採取部に密着した状態となる。この減圧によって穿刺孔から吸引された血液が穿刺用器具近傍の試料採取口へ効率よく導かれる。
(2) 前記挿通孔と外部とを連通させる排気路が前記穿刺具本体に形成され、
該排気路には閉塞された前記凹面内部の加圧に応じ開き減圧に応じ閉じる逆流防止弁が設けられた(1)に記載の穿刺具。
この穿刺具によれば、穿刺具本体の前端が血液採取部に押圧されると、吸盤吸着部の凹面が閉鎖されると同時に、吸着部、軸部が弾性変形し、凹面内部空間が加圧される。この加圧空気は、試料採取口、貫通孔、挿通孔、排気路を通り、逆流防止弁から外部へ排出される。これにより、吸盤の血液採取部への押圧がスムースに可能となる。すなわち、吸盤周縁から排気がなされることによる吸盤の横滑りがなくなる。また、穿刺後には吸着部、軸部の弾性復元力によって穿刺用器具が血液採取部から抜かれ、凹面内部空間が減圧状態へ移行されるが、それと同時に逆流防止弁が排気路を閉鎖し、吸着部が吸盤作用によって血液採取部に密着状態となる。
(3) 前記試料採取口が、前記穿刺用器具の突出方向に向かって拡径されるテーパ形状で形成された(1)又は(2)に記載の穿刺具。
この穿刺具によれば、吸着部が弾性変形しても、テーパ形状で形成された試料採取口が穿刺用器具に接触し難くなり、試料採取口と穿刺用器具との間に試料を導入するための空隙が確保され易くなる。
(4) (1)〜(3)のいずれか1項に記載の穿刺具を用いる吸引穿刺装置であって、
装置本体と、
該装置本体に形成され前記穿刺具を軸線方向に移動自在に収容するとともに一端が前記吸盤を表出させる装置開口に連通する装填部と、
前記装置本体に設けられ該装填部の他端から前記穿刺具を押圧する付勢手段と、
該付勢手段を圧縮状態に保持する保持手段と、
該保持手段の保持を解除する穿刺ボタンと、
を具備した吸引穿刺装置。
この吸引穿刺装置によれば、穿刺ボタンが押され、保持手段による付勢手段の保持が解除されると、穿刺具が付勢手段によって押圧され、装置開口から表出される。装置開口から表出した穿刺具は、血液採取部を押圧・穿刺した直後に、吸盤によって血液採取部を減圧する。これにより、減圧ポンプや、穿刺後の減圧操作を不要にした吸引穿刺採血が可能となる。また、吸盤による自然な減圧が血液採取部に作用するので、必要最小量の採血が高効率に試料採取口に導かれ、採血量が必要以上に増大することがない。
(5) (1)〜(3)のいずれか一項に記載の穿刺具と、
センサ電極と電気的に接続するように形成され試料中の生体物質が供給される反応部を有するセンサチップと、
を備えることを特徴とするバイオセンサカートリッジ。
このバイオセンサカートリッジによれば、吸着部の吸盤作用によって凹面内部空間が減圧されることにより血液採取部から吸引した試料をセンサチップの反応部へ容易に供給可能となる。
(6) (5)に記載のバイオセンサカートリッジを装填可能にし、前記穿刺具の穿刺用器具を被検体に穿針して採取した試料中の生体物質を測定することを特徴とするバイオセンサ測定装置。
このバイオセンサ測定装置によれば、前述したバイオセンサカートリッジによって試料を採取して測定を行うので、穿刺から測定までを一連の動作として実施して、容易かつ確実に測定を行うことができる。
本発明に係る穿刺具によれば、穿刺用器具を挿通孔から突出させた穿刺具本体の前端面に吸盤を設け、吸盤が、穿刺用器具の挿通される貫通孔を穿設した軸部と、この軸部の先端に連設され前面が凹面に形成されるとともに貫通孔に通じて穿刺用器具を突出可能とする試料採取口が凹面の中央に開口される吸着部とを備えるので、吸着部の吸盤作用によって穿刺孔から血液を吸引でき、減圧ポンプを不要にして必要最小量の採血を高効率に試料採取口に導ける。この結果、穿刺具を使用する装置を安価且つ小型に製作でき、しかも、穿刺負担を軽減し、操作性、測定成功率を向上させることができる。
本発明に係る吸引穿刺装置によれば、(1)〜(3)のいずれか1項に記載の穿刺具を用い、装置本体に形成され穿刺具を移動自在に収容するとともに吸盤を表出させる装置開口に連通する装填部と、装置本体に設けられ穿刺具を押圧する付勢手段と、付勢手段を圧縮状態に保持する保持手段と、保持手段の保持を解除する穿刺ボタンとを備えたので、吸盤によって血液採取部を減圧でき、装置に減圧ポンプを設ける必要がなく、穿刺後の減圧操作も不要となる。また、吸盤による自然な減圧にて必要最小量の採血を高効率に試料採取口に導け、採血量が必要以上に増大しない。この結果、装置を安価且つ小型に製作でき、しかも、穿刺負担を軽減し、操作性、測定成功率を向上させることができる。
本発明に係るバイオセンサカートリッジによれば、穿刺具によって採取された試料の反応部への供給を容易化できる。
本発明に係るバイオセンサ測定装置によれば、短時間でしかも簡単な測定を実現できる。
以下、本発明に係る具穿刺具、バイオセンサカートリッジ、吸引穿刺装置及びバイオセンサ測定装置の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る穿刺具の前端面を(a)、軸線と平行な断面を(b)に表した構成図、図2は吸着部の変形例を(a)、(b)で表した断面図である。
本実施の形態による穿刺具100は、穿刺具本体11と、吸盤13とに主要な構成が大別されてなる。略柱状に形成された穿刺具本体11には軸線方向に挿通孔15が穿設され、挿通孔15は穿刺用器具Nを挿通している。穿刺用器具Nは、不図示の基端が穿刺具本体11に固定されるとともに、挿通孔15に遊嵌され、穿刺具本体11の前端面から突出されている。この穿刺用器具Nとしては、例えば針、ランセット(lancet;槍状刀)針、カニューレ(cannula;套管)等が挙げられる。
穿刺用器具Nを挿通孔15から突出させた穿刺具本体11の前端面には吸盤13が同軸状に固着され、吸盤13は弾性材料からなる。この弾性材料としては、天然ゴム、合成ゴム、スポンジ、粘着性ゲル材料のいずれかを必須材料として含有する。合成ゴムとしては、少なくともシリコーンゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、スチレンブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、フッ素ゴムのいずれかを必須材料として含有することが好ましい。具体的には、シリコーン、ウレタン、アクリル、エチレン、スチレン等のポリマー単体若しくは共重合したポリマーからなるゴム若しくはスポンジ、ポリエチレン、及びポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート及びポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン及びパーフルオロアルコキシエチレンとポリフルオロエチレンの共重合体であるPFA等のフッ素樹脂などを利用できる。
吸盤13は、軸部19と、吸着部21とからなる。穿刺具本体11と略同一径で形成された柱状の軸部19には軸線方向に貫通孔23が穿設され、貫通孔23は挿通孔15と同軸に接続される。
軸部19の先端には円形状の吸着部21が連設され、吸着部21は前面が凹面21aに形成される。吸着部21は、外周縁に向かって徐々に肉薄に形成され、凹面21aが所謂すり鉢状内面となる。凹面21aの中央には試料採取口25が開口され、試料採取口25は貫通孔23に通じて穿刺用器具Nを突出可能としている。試料採取口25は、穿刺用器具Nの突出方向に向かって拡径されるテーパ形状で形成されている。これにより、吸着部21が弾性変形しても、テーパ形状で形成された試料採取口25が穿刺用器具Nに接触し難くなり、試料採取口25と穿刺用器具Nとの間に試料を導入するための空隙が確保され易くなるように構成されている。
軸部19の貫通孔23には挿通孔15から突出された穿刺用器具Nが挿通され、穿刺用器具Nは試料採取口25より奥側に先端が配置されている。つまり、通常時、穿刺用器具Nは試料採取口25から突出されていない。軸部19及び吸着部21は、上記した弾性材料からなることで軸線方向に圧縮変形可能となる。したがって、穿刺具本体11が血液採取部M(図4参照)に押圧されると、血液採取部Mからの反力によって、吸着部21及び軸部19が軸線方向に圧縮変形され、穿刺用器具Nの先端が試料採取口25から所定長で突出されるようになっている。ここで言う所定長とは、血液採取部Mから必要最小量の血液を得るために必要な穿刺深さを言う。
吸着部21の凹面21aには複数の環状突起17が同心円状に突設され、環状突起17は吸着部21の押圧変形過程において、凹面21aを外周側から段階的に密閉状態として行く。つまり、血液採取部Mに対する密着性を押圧過程において確実に向上させることができる。また、減圧状態では、外部から中央へ流入する空気を多段的に遮断して密着性を向上させることができる。吸盤は、図1に示したように多数の環状突起17を形成する他、図2(a)に示す吸盤13Aのように、凹面21aの外周縁と、試料採取口25の周囲とに2つの環状突起17a,17bを形成してもよい。なお、図2(b)に示す吸盤13Bのように吸着部21の凹面21aは環状突起17を突設しない平坦なすり鉢面状としてもよい。
穿刺具本体11には排気路27が穿設され、排気路27は穿刺具本体11の半径方向に延在して、一端を挿通孔15に開口し、他端を穿刺具本体11の外周面で外部に開口している。つまり、排気路27は、挿通孔15と外部とを連通させている。この排気路27には逆流防止弁29が設けられ、逆流防止弁29は本実施の形態では穿刺具本体11の外周に開口する排気路27の出口近傍に形成されている。逆流防止弁29は、例えばシリコンなどの薄厚弾性シート片からなり、外周の一部が穿刺具本体11に固着され、排気路27の開口を塞いでいる。すなわち、逆流防止弁29は、排気路27から空気を排出する一方、外部から排気路27への外気の進入は阻止する。これにより逆流防止弁29は、閉塞された凹面21a内部の加圧に応じ開き、減圧に応じ閉じるように作動する。
このように、逆流防止弁29を備えた穿刺具100では、穿刺具本体11の前端が血液採取部Mに押圧されると、吸盤吸着部21の凹面21aが閉鎖されると同時に、吸着部21、軸部19が弾性変形し、凹面21aの内部空間が加圧される。この加圧空気は、試料採取口25、貫通孔23、挿通孔15、排気路27を通り、逆流防止弁29から外部へ排出される。これにより、吸盤13の血液採取部Mへの押圧がスムースに可能となる。また、吸盤周縁から排気がなされることによる吸盤13の横滑りがなくなる。穿刺具100は、穿刺後に、吸着部21、軸部19の弾性復元力によって穿刺用器具Nが血液採取部Mから抜かれ、凹面内部空間が減圧状態へ移行されるが、それと同時に逆流防止弁29が排気路27を閉鎖し、吸着部21が吸盤作用によって血液採取部Mに密着状態となる。
上記の穿刺具100は図3に示す吸引穿刺装置31に用いることができる。
図3は図1に示した穿刺具を使用する吸引穿刺装置の断面図である。
吸引穿刺装置31は、装置本体32と、装填部35と、付勢手段43と、保持手段47と、穿刺ボタン51とに主要な構成が大別されてなる。例えばペン型に形成された装置本体32には装填部35が形成され、装填部35は穿刺具100を軸線方向に移動自在に収容するとともに、一端が吸盤13を表出させる装置開口37に連通する。装填部35には装填開口が形成され、装填開口は穿刺具100を装填部35へ装填可能となる。装填開口には開閉自在なカバー39が設けられ、カバー39は装填開口を開閉する。
装置本体32にはコイルバネ等の付勢手段43が内設され、付勢手段43は装填部35の他端から押圧ブロック41を介して穿刺具100を押圧可能としている。押圧ブロック41にはスライド摘み45が固着され、スライド摘み45は装置本体32の外部に端部が表出して手指による押圧ブロック41のスライドを可能としている。押圧ブロック41には係止部49が形成され、係止部49は保持手段47の爪部に解除可能に係止される。保持手段47は、付勢手段43を圧縮した状態で押圧ブロック41の係止部49に係止する。穿刺ボタン51は、押下されることにより、保持手段47を支軸53回りに回転し、押圧ブロック41の移動規制を解除する。
穿刺具100は、穿刺具本体11の後部に、吸盤13と略同一外形の大径部33を付設してもよい。これにより、装填部35への装填性、移動性を良好にできる。このような大径部33を付設する構成では、この大径部33に導入血液の反応部、検知用電極等を設けることができる。すなわち、大径部33を付設した穿刺具100の全体は、穿刺用器具・センサチップ一体型穿刺具であるバイオセンサカートリッジとすることができる。
次に、穿刺具100を用いた吸引穿刺採血方法の手順を説明する。
図4は図1に示した穿刺具を用いた吸引穿刺採血の手順を(a)〜(e)で表した動作説明図である。
この例では穿刺具100が吸引穿刺装置31によって押圧される場合を例に説明するが、穿刺具100は、この他、穿刺具本体11を手指で把持することによる単体で押圧されるものであってもよい。
穿刺具100を用いた吸引穿刺採血法では、図4(a)に示すように、吸引穿刺装置31の装置開口37を血液採取部Mに近づけ、装置開口37を血液採取部Mによって塞いだ状態で穿刺ボタン51を押下する。
穿刺ボタン51が押され、保持手段47による付勢手段43の保持が解除されると、穿刺具100が押圧ブロック41によって押圧され、装置開口37から表出される。装置開口37から表出した穿刺具100は、図4(b)に示すように、吸盤吸着部21の凹面21aが閉鎖されると同時に、図4(c)に示すように、吸着部21、軸部19が弾性変形し、凹面内部空間に残留した空気が矢印aで示す方向に流れ、試料採取口25、貫通孔23、挿通孔15、排気路27、逆流防止弁29から排出される。それと同時に、図4(d)に示すように、凹面中央部に開口された試料採取口25から穿刺用器具Nが突出され、血液採取部Mを穿刺する。
穿刺具100は、血液採取部Mを穿刺した直後に、図4(e)に示すように、吸着部21、軸部19の弾性復元力によって、穿刺用器具Nが血液採取部Mから抜かれるが、凹面内部空間は、逆流防止弁29が閉鎖されていることで、吸盤作用によって開放されずに減圧される。これにより、凹面21aが血液採取部Mに密着した状態となり、この減圧によって穿刺孔hから吸引された血液Bが穿刺用器具近傍の試料採取口25へ効率よく導かれる。
このように、穿刺具100を使用する吸引穿刺装置31では、減圧ポンプや、穿刺後の減圧操作を不要にした吸引穿刺採血が可能となる。また、吸盤13による自然な減圧が血液採取部Mに作用するので、必要最小量の採血が高効率に試料採取口25に導かれ、採血量が必要以上に増大することがない。
したがって、上記の穿刺具100によれば、穿刺用器具Nを挿通孔15から突出させた穿刺具本体11の前端面に吸盤13を設け、この吸盤13が、穿刺用器具Nの挿通される貫通孔23を穿設した軸部19と、この軸部19の先端に連設され前面が凹面21aに形成されるとともに貫通孔23に通じて穿刺用器具Nを突出可能とする試料採取口25が凹面21aの中央に開口される吸着部21とを備えるので、穿刺具本体11の前端が血液採取部Mに押圧されると、吸盤吸着部21の凹面21aが閉鎖されると同時に、吸着部21、軸部19が弾性変形し、凹面内部空間の空気が排出される。
それと同時に、凹面中央部に開口された試料採取口25から穿刺用器具Nが突出され、血液採取部Mを穿刺する。穿刺後には吸着部21、軸部19の弾性復元力によって穿刺用器具Nが血液採取部Mから抜かれるが、凹面内部空間は吸盤作用によって開放されずに減圧される。この減圧によって穿刺孔hから吸引された血液が穿刺用器具近傍の試料採取口25へ効率よく導かれる。つまり、減圧ポンプを不要にして必要最小量の採血を高効率に試料採取口25に導ける。この結果、穿刺具100のみによる吸引穿刺採血を可能にできる。また、穿刺具100を使用する装置を安価且つ小型に製作でき、しかも、穿刺負担を軽減し、操作性、測定成功率を向上させることができる。
次に、本発明に係る穿刺具の第2の実施の形態を説明する。
図5は逆流防止弁が異なる第2の実施の形態に係る穿刺具の前端面を(a)、軸線と平行な断面を(b)に表した構成図、図6は図5に示した穿刺具を用いた吸引穿刺採血の手順を(a)〜(e)で表した動作説明図である。なお、以下の各実施の形態においては、図1〜図4に示した部材、部位と同一の部材、部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この実施の形態による穿刺具200は、逆流防止弁55の構成が上記の穿刺具100と異なる。他は穿刺具100と同一構成であるのでその説明は省略する。
穿刺具本体11Aの排気路27には逆流防止弁55が設けられ、逆流防止弁55は挿通孔15から排気路27の外部開口へ向かって、徐々に縮径されて閉鎖される尖った先端部55aを有する。つまり、円錐チューブ形状に形成される。逆流防止弁55は、弾性材からなる薄膜で形成され、排気路27からの所定の圧力により、弾性変形してこの先端部55aが開口する。一方、この先端部55aは、外部からの空気の流入に対しては開口することなく阻止するように働く。つまり、逆流防止弁55は、外部方向からの空気の流れに対しては、先端部55aが閉鎖方向に変形する。
また、逆流防止弁55は、上記した円錐チューブ形状の他、矩形状の薄片の一端同士を密接させ、その両側部を弾性薄膜で塞いだ合掌形状であってもよい。
穿刺具200を用いた吸引穿刺採血法では、図6(a)に示すように、吸盤13を血液採取部Mに近づけ、穿刺具200が押圧されると、図6(b)に示すように、吸着部21が閉鎖されると同時に、図6(c)に示すように、吸着部21、軸部19が弾性変形し、凹面内部空間に残留した空気が矢印aで示す方向に流れ、試料採取口25、貫通孔23、挿通孔15、排気路27、逆流防止弁55から排出される。それと同時に、図6(d)に示すように、凹面中央部に開口された試料採取口25から穿刺用器具Nが突出され、血液採取部Mを穿刺する。
穿刺具200は、血液採取部Mを穿刺した直後に、図6(e)に示すように、吸着部21、軸部19の弾性復元力によって、穿刺用器具Nが血液採取部Mから抜かれるが、凹面内部空間は、逆流防止弁55が閉鎖されていることで、吸盤作用によって開放されずに減圧される。これにより、凹面21aが血液採取部Mに密着した状態となり、この減圧によって穿刺孔hから吸引された血液Bが穿刺用器具近傍の試料採取口25へ効率よく導かれる。
このように、穿刺具200によれば、減圧ポンプや、穿刺後の減圧操作を不要にした吸引穿刺採血が可能となる。また、吸盤13による自然な減圧が血液採取部Mに作用するので、必要最小量の採血が高効率に試料採取口25に導かれ、採血量が必要以上に増大することがない。これに加え、逆流防止弁55が排気路27の内部に形成可能となるので、逆流防止弁55を他の物と接触し難くでき、逆流防止作用の動作信頼性を向上させることができる。
次に、本発明に係る穿刺具の第3の実施の形態を説明する。
図7は逆流防止弁が異なる第3の実施の形態に係る穿刺具を(a)、その変形例を(b)に表した構成図、図8は図7に示した穿刺具の弁開閉過程を(a)〜(c)で表した動作説明図である。
この実施の形態による穿刺具300は、吸盤13Aと穿刺具本体11Bとが上記の穿刺具100と異なる。吸盤13Aは、吸着部21と軸部57とからなる。
軸部57は、上記同様の弾性材料からなり、軸線方向両端が小径、軸線中央部が大径となったソロバン玉形状に形成される。軸部57の内部には鞘管59が形成され、鞘管59は内部貫通孔63の両端が穿刺具本体11Bの挿通孔15と、試料採取口25とに接続される。すなわち、鞘管59は、上記の貫通孔23と同様に、穿刺用器具Nを配置する。軸部57の内部には鞘管59を包囲する環状空間61が形成され、環状空間61は逆流防止弁65を介して外部へ開放可能となる。
穿刺具本体11Bにはバイパス路23aが形成され、バイパス路23aは一端が挿通孔15に接続されるとともに他端が環状空間61に接続される。
軸部57は、軸線方向に圧縮変形される。また、鞘管59も軸線方向中央部が大径部となり、軸線方向に圧縮変形可能となる。これら軸部57及び鞘管59が圧縮されることにより、環状空間61は容積が減少・復元されるようになっている。
軸部57には一対の逆流防止弁65が設けられ、逆流防止弁65は軸部57の直径方向両端に配置される。逆流防止弁65にはスリットが形成され、スリットは軸部57が軸線方向に圧縮変形されることで、図8に示すように開口部65aを形成する。この開口部65aは、軸部57が弾性復元力によって元の形状に復帰する過程で再び閉鎖されるように形成される。
なお、この穿刺具300は、図7(b)に示すように、軸部57と鞘管59との圧縮変形に伴って、逆流防止弁65と同様に開閉される副逆流防止弁65aを鞘管59に設けた穿刺具300Aとしてもよい。
穿刺具300を用いた吸引穿刺採血法では、図8(a)に示すように、吸着部21を血液採取部Mに近づけ、穿刺具300が押圧されると、図8(b)に示すように、吸着部21が閉鎖されると同時に、血液採取部Mから反力Fを受ける。この反力Fによって、吸着部21、軸部57は、dからDまで軸線方向に圧縮変形される。この圧縮変形により逆流防止弁65が開口され、凹面内部空間に残留した空気と、環状空間61の空気とが、逆流防止弁65の開口部65aから排出される。それと同時に、凹面中央部に開口された試料採取口25から穿刺用器具Nが突出され、血液採取部Mを穿刺する。
穿刺具300は、血液採取部Mを穿刺した直後に、図8(c)に示すように、吸着部21、軸部57の弾性復元力fによって、穿刺用器具Nが血液採取部Mから抜かれるが、凹面内部空間は、再び逆流防止弁65が閉鎖されていることで、吸盤作用によって開放されずに減圧される。この際、軸部57が復元することによる環状空間61の容積増大も減圧作用に寄与することとなる。これにより、凹面21aが血液採取部Mに密着した状態となり、この減圧によって穿刺孔hから吸引された血液Bが穿刺用器具近傍の試料採取口25へ効率よく導かれる。
このように、穿刺具300によれば、減圧ポンプや、穿刺後の減圧操作を不要にした吸引穿刺採血が可能となる。また、吸盤13Aによる自然な減圧が血液採取部Mに作用するので、必要最小量の採血が高効率に試料採取口25に導かれ、採血量が必要以上に増大することがない。これに加え、拡縮される環状空間61を軸部57内に設けたので、環状空間61の収縮後における容積増大に伴う減圧作用も血液の吸引作用に寄与させることができ、より大きな吸引効果を得ることができる。
なお、本発明に係る穿刺具は、上記した各実施の形態で例示した吸着部21の形状に限定されるものではなく、以下の種々の変形例で形成することができる。
図9は吸着部形状のバリエーションを(a)〜(e)で表した断面図である。
すなわち、図9(a)に示すように、試料採取口25の周縁に環状突起25aを突設し、その外側に環状凹部71を凹設するとともに、外周に肉厚の密着縁部73の延設された吸盤13Cを有する穿刺具100Aとしてもよい。この穿刺具100Aによれば、密着縁部73により密接面積を増大させ、空気の流入を生じ難くし、密着性を高めることができる。
図9(b)に示すように、試料採取口25の周縁に環状突起25aを突設し、その外側に環状凹部71より浅い環状凹部71aを凹設するとともに、外周に密着縁部73より延出長の短い密着縁部73aの延設された吸盤13Dを有する穿刺具100Bとしてもよい。
図9(c)に示すように、試料採取口25の周縁に環状突起25aを突設し、その外側に環状凹部71aよりさらに浅い環状凹部71bを凹設するとともに、外周に肉厚の密着縁部73の延設された吸盤13Eを有する穿刺具100Cとしてもよい。
図9(d)に示すように、試料採取口25の周縁に環状突起25aを突設し、その外側に環状凹部71より浅く傾斜面の長い環状凹部71cを凹設するとともに、外周に肉厚の密着縁部73aの延設された吸盤13Fを有する穿刺具100Dとしてもよい。
図9(e)に示すように、試料採取口25の周縁に環状突起25aを突設し、その外側に環状凹部71cより傾斜面の短い環状凹部71dを凹設するとともに、外周に肉厚の密着縁部73aの延設された吸盤13Gを有する穿刺具100Eとしてもよい。
次に、本発明に係るバイオセンサカートリッジについて説明する。
図10は、先に述べた穿刺具100を備えたバイオセンサカートリッジの縦断面を示した図である。なお、先の穿刺具100と同一の部分、部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。
このバイオセンサカートリッジ600は、穿刺用器具Nを有する穿刺具本体11と、この穿刺具本体11に一体的に形成されたセンサチップ610とを備える。
センサチップ610は、不図示の互いに対向する2枚の基板間にスペーサ層を挟装させた3層構造とされ、2枚の基板の一方の基板の対向する基板表面上にはセンサ電極612a、612bが設けられている。
センサ電極612a、612bは、穿刺具本体11の前端側(図8の上側)において互いに近接する方向へ折り曲げられ、所定間隔を保持して離間配置されている。
センサチップ610は、これらセンサ電極612a、612bが共に折り曲げられて折り重なる部分にかけて、これらのセンサ電極612a、612bと電気的に接続するように形成されて、吸盤13の試料採取口25を介して試料中の生体物質が供給される反応部614を備える。
反応部614におけるセンサ電極612a、612bの直上或いは近傍には、例えば酵素とメディエータを固定化し血液B中のグルコースと反応して電流を発生する試薬616が設けられている。従って、反応部614は、試料採取口25から導入された血液Bが、試薬616と生化学反応する部分となる。
なお、図8において、排気路27、逆流防止弁29及び押圧杆31(いずれも図1参照)は省略してある。
このバイオセンサカートリッジ600によれば、吸着部21の吸盤作用によって凹面内部空間が減圧されることにより血液採取部M(図2参照)から吸引した血液Bをセンサチップ610の反応部614へ容易に供給可能となる。
次に、本発明に係るバイオセンサ測定装置について説明する。
図11には、図10に示したバイオセンサカートリッジ600を用いたバイオセンサ測定装置700の構成が示されている。なお、先のバイオセンサカートリッジ600と同一の部分、部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。
バイオセンサ測定装置700は、前述したバイオセンサカートリッジ600が装填可能に形成され、装填したバイオセンサカートリッジ600のセンサ電極612a、612bに接続して採取された血液Bの情報を得る測定器710、及び装填したバイオセンサカートリッジ600を保護する保護キャップ712を有している。
測定器710は電源714、制御装置716、端子挿入部718及び表示部720を備え、これらが相互に接続されている。端子挿入部718にはバイオセンサカートリッジ600の後端部11b(図10参照)を挿入してバイオセンサカートリッジ600を固定保持するとともに、後端部11bにおいて露出しているセンサ電極612a、612bが電気的に接続されるようになっている。
このバイオセンサ測定装置700によれば、前述したバイオセンサカートリッジ600を装填することによって試料を採取して測定を行うので、穿刺から測定までを一連の動作として実施して、容易かつ確実に測定を行うことができる。
本発明に係る穿刺具の前端面を(a)、軸線と平行な断面を(b)に表した構成図である。 吸着部の変形例を(a)、(b)で表した断面図である。 図1に示した穿刺具を使用する吸引穿刺装置の断面図である。 図1に示した穿刺具を用いた吸引穿刺採血の手順を(a)〜(e)で表した動作説明図である。 逆流防止弁が異なる第2の実施の形態に係る穿刺具の前端面を(a)、軸線と平行な断面を(b)に表した構成図である。 図5に示した穿刺具を用いた吸引穿刺採血の手順を(a)〜(e)で表した動作説明図である。 逆流防止弁が異なる第3の実施の形態に係る穿刺具を(a)、その変形例を(b)に表した構成図である。 図7に示した穿刺具の弁開閉過程を(a)〜(c)で表した動作説明図である。 吸着部形状のバリエーションを(a)〜(e)で表した断面図である。 本発明に係るバイオセンサカートリッジの一実施の形態を示す断面図である。 本発明に係るバイオセンサ測定装置の一実施の形態を示す構成図である。
符号の説明
11 穿刺具本体
13 吸盤
15 挿通孔
19 軸部
21 吸着部
21a 凹面
23 貫通孔
25 試料採取口
27 排気路
29,55,65 逆流防止弁
31 吸引穿刺装置
32 装置本体
35 装填部
37 装置開口
43 付勢手段
47 保持手段
51 穿刺ボタン
100,200,300 穿刺具
600 バイオセンサカートリッジ
700 バイオセンサ測定装置
N 穿刺用器具

Claims (6)

  1. 穿刺用器具を挿通孔から突出させた穿刺具本体の前端面に弾性材料からなる吸盤を設け、
    前記吸盤が、
    前記穿刺用器具の挿通される貫通孔を軸線方向に穿設した軸部と、
    該軸部の先端に連設され前面が凹面に形成されるとともに前記貫通孔に通じて前記穿刺用器具を突出可能とする試料採取口が前記凹面に開口される吸着部と、
    を具備した穿刺具。
  2. 前記挿通孔と外部とを連通させる排気路が前記穿刺具本体に形成され、
    該排気路には閉塞された前記凹面内部の加圧に応じ開き減圧に応じ閉じる逆流防止弁が設けられた請求項1に記載の穿刺具。
  3. 前記試料採取口が、前記穿刺用器具の突出方向に向かって拡径されるテーパ形状で形成された請求項1又は請求項2に記載の穿刺具。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の穿刺具を用いる吸引穿刺装置であって、
    装置本体と、
    該装置本体に形成され前記穿刺具を軸線方向に移動自在に収容するとともに一端が前記吸盤を表出させる装置開口に連通する装填部と、
    前記装置本体に設けられ該装填部の他端から前記穿刺具を押圧する付勢手段と、
    該付勢手段を圧縮状態に保持する保持手段と、
    該保持手段の保持を解除する穿刺ボタンと、
    を具備した吸引穿刺装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の穿刺具と、
    センサ電極と電気的に接続するように形成され試料中の生体物質が供給される反応部を有するセンサチップと、
    を備えることを特徴とするバイオセンサカートリッジ。
  6. 請求項5に記載のバイオセンサカートリッジを装填可能にし、前記穿刺具の穿刺用器具を被検体に穿針して採取した試料中の生体物質を測定することを特徴とするバイオセンサ測定装置。
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