JP2009021810A - 撮像装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の画像を相対的にシフトすることにより手ブレを補正する場合に、シフト後の画像間で互いに対応する画素が異なる色信号を出力する場合であっても、同色の色信号を用いてフレーム間可逆圧縮を行えるようにすること。
【解決手段】 フレーム間可逆圧縮を行う撮像装置であって、画像データを出力する撮像素子(12)と、手ブレ量を検出する手ブレ量検出回路(60)と、手ブレを相殺するように、現フレームの画像データと1フレーム前の画像データの画素の位置を相対的にシフトした後に、1フレーム前の画像データを前記現フレームの対応する画素と同じ色の画素値を持つように補間して、現フレームの画素値との差分を対応する画素毎に計算し、該差分を可逆圧縮することにより、現フレームの画像データを可逆圧縮する可逆圧縮回路(80)と、可逆圧縮された圧縮画像データと、手ブレ量とを関連づけて記憶する記憶手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は撮像装置及び画像処理方法に関し、更に詳しくは、手ブレによって少しずつずれて撮影された複数枚の画像を可逆圧縮して記録する撮像装置及び画像処理方法に関する。
従来より連続する複数枚の静止画信号を効率的に圧縮する方法として、MPEG−1、MPEG−2、MPEG−4などと言った方法が広く使用されている。しかし、これらの圧縮方法は符号量を大幅に削減する手段として非可逆圧縮を用いているため、復号化した際に元の画像を完全に復元することはできない。
連続する複数枚の静止画を効率的に可逆圧縮して保存する方法は、より高画質での電子手ブレ補正を目的としている技術の他に、業務用・医療用等のデータの改変が嫌われる分野での画像の圧縮方法としても必要とされている。
特許文献1では、先ず、映像信号がRGBの3原色成分で構成されている映像信号をXYZ成分に変換後、XYZ成分それぞれに対して、同一の画素値が続く信号平坦部とそれ以外の領域に分ける。そして、信号平坦部に対しては同じ画素値が続く範囲を記録し、それ以外の領域に対しては線形予測誤差変換を行った後で可変長符号化を行うことで可逆圧縮する方法が提案されている。
特開2005−045527号公報
しかしながら特許文献1の従来技術では、映像信号がRGBの3原色成分で構成されている場合に、XYZ成分に色信号を変換後、Xプレーン、Yプレーン、Zプレーン毎に可変長符号化を行う。そのため、ベイヤー配列で入力された映像信号のように隣接画素と色が異なる画像が連続して複数枚ある場合に可逆圧縮する方法については考慮されていない。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、本発明のフレーム間可逆圧縮を行う撮像装置は、各画素毎に異なる色の画素値を出力する撮像素子を用いて画像を撮影し、1フレーム分の画像データを出力する撮像手段と、前記撮像手段による前記画像の撮影時の手ブレ量を検出する手ブレ量検出手段と、前記検出した手ブレ量が示す手ブレを相殺するように、現フレームの画像データと1フレーム前の画像データの画素の位置を相対的にシフトするシフト手段と、前記シフト後に、前記1フレーム前の画像データを、前記現フレームの対応する画素と同じ色の画素値を持つように補間する補間手段と、前記現フレームの画素値と前記1フレーム前の補間された画素値との差分を対応する画素毎に計算し、該計算した差分を可逆圧縮することにより、前記現フレームの画像データを可逆圧縮する可逆圧縮手段と、前記可逆圧縮された圧縮画像データと、前記手ブレ量とを関連づけて記憶する記憶手段とを有する。
また、本発明のフレーム間可逆圧縮を行う画像処理方法は、各画素毎に異なる色の画素値を出力する撮像素子を用いて画像を撮影し、1フレーム分の画像データを取得する撮影工程と、前記撮影工程における前記画像の撮影時の手ブレ量を検出する手ブレ量検出工程と、前記検出した手ブレ量が示す手ブレを相殺するように、前記撮影工程で取得した現フレームの画像データと1フレーム前の画像データの画素の位置を相対的にシフトするシフト工程と、前記シフト後に、前記1フレーム前の画像データを、前記現フレームの対応する画素と同じ色の画素値を持つように補間する補間工程と、前記現フレームの画素値と前記1フレーム前の補間された画素値との差分を対応する画素毎に計算し、該計算した差分を可逆圧縮することにより、前記現フレームの画像データを可逆圧縮する可逆圧縮工程と、前記可逆圧縮された圧縮画像データと、前記手ブレ量とを関連づけて記憶する記憶工程とを有する。
本発明によれば、複数の画像を相対的にシフトすることにより手ブレを補正する場合に、シフト後の画像間で互いに対応する画素が異なる色信号を出力する場合であっても、同色の色信号を用いてフレーム間可逆圧縮を行うことが可能になる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
図1は本実施の形態における撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態においては、本発明を短秒時露光で撮影された連続する複数枚の画像を合成して手ブレ補正を行う場合に適用するものとし、図1に示す撮像装置100は、そのような手ブレ補正を行う機能を有する。
図1において、10は被写体光学像を後述する撮像素子12上に結像させる撮像レンズである。12は結像した被写体光学像をアナログの電気信号に変換する撮像素子である。本実施の形態では図2に示すようなベイヤー配列のフィルタにより覆われており、各画素はフィルタの色に応じて、それぞれR、G、Bいずれかの色成分のアナログ信号を1回の撮像動作につき1フレーム分、出力する。14は撮像素子12から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器である。
16はD/A変換器、18はLCD等からなる画像表示部である。メモリ40に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器16を介してデジタルデータからアナログデータに変換され、画像表示部18により表示される。また、撮像素子12から画像信号を連続的に読み出し、制御回路50によりメモリ40に一旦画像信号を書込み、メモリ40から画像信号を読み出して画像表示部18に逐次表示することで、電子ビューファインダ(EVF)機能を実現することができる。
20はメモリカードやハードディスク等の記憶媒体であり、撮影された画像データ等は記憶媒体20に記録される。
30は画像処理回路であり、撮影あるいは記録された画像データに対して、画素補間処理や色変換処理等の現像処理やリサイズ処理など、所定の画像処理を行う。
40は撮影した画像データを一時的に格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像を格納するのに十分な記録容量を備えている。例えば、A/D変換器14から出力された画像データが制御回路50、画像処理回路30、可逆圧縮回路80を介して、あるいは、制御回路50を介して、直接メモリ40に書き込まれる。
50は制御回路であり、A/D変換器14、D/A変換器16、記憶媒体20、画像処理回路30、メモリ40、手ブレ量検出回路60、可逆圧縮回路80、補間値生成回路90へのデータフローを制御する。
60は手ブレ量検出回路であり、装置の手ブレ量を検出する。手ブレ量検出回路60は、手ブレ量として、光軸方向の回転ブレ角と水平垂直方向のブレ量とを出力する。
80は可逆圧縮回路であり、撮影された画像を可逆圧縮し、圧縮画像データを生成する。90は補間値生成回路であり、可逆圧縮回路80でフレーム間可逆圧縮を行う際に使用する、画素値の補間値を生成する。91は正弦波テーブルであり、回転ブレ発生時に補間値を生成するために使用する。
92は、例えば、モードダイアルスイッチなどのダイアルや、シャッターボタンなどのボタン等により構成される操作部で、例えば、撮影を指示したり、電源オフ、撮影モード、再生モード等の各機能モードを切り替え設定したりすることができる。93は、手ブレ量検出回路60で検出された手ブレ量に基づき、撮影した画像データの手ブレを補正する手ブレ補正回路である。
次に、本実施の形態における撮影して得た複数の画像データを可逆圧縮する方法について説明する。
図3は、本実施の形態における撮像から画像データの記録までの処理を示すフローチャートである。なお、本実施の形態では、上述したように、短秒時露光で複数枚(複数フレーム分)の画像を連続撮影し、撮影した複数枚の画像を、撮影時のブレを相殺するようにシフトしながら重ね合わせ合成する電子ブレ補正処理に本発明を適用するものとして説明する。なお、各画像を撮影する露光時間は、撮像素子12を駆動可能な時間内であって、各画像がブレの影響を受けない程度の時間に設定される。また、電子ブレ補正処理で合成に用いる画像枚数は、上述した露光時間と、測光データとに基づいて決められる。
先ず、ユーザーが操作部92に含まれるシャッターボタンを押下すると、撮像素子12を上述した、予め設定された短秒時間露光して得られた電荷を各画素から読み出し、A/D変換器14を介してデジタル信号を取得する(ステップS11)。得られたデジタル信号(原フレームの画像)が電子手ブレ補正処理に用いられる複枚数の画像の1枚目(1フレーム目)である場合には(ステップS12でYES)、一旦メモリ40に記録し、ステップS13へ進む。
1枚目の場合は、フレーム間可逆圧縮するために必要な直前の画像が無いので、可逆圧縮回路80でフレーム内可逆圧縮を行う(ステップS13)。
ここで、フレーム内可逆圧縮の方法について図2を参照しながら説明する。フレーム内可逆圧縮は、注目画素とそれに隣接する同色画素との画素値の差分を計算して、可逆符号化し、可逆圧縮することで行う。
具体的には、先ず、図2に示す画像の左上の画素R00の画素値はそのまま記録する。次に、画素R02とR00の画素値の差分を計算し、可逆圧縮回路80で可逆符号化し、可逆圧縮する。他の画素についても左隣りの同色画素との画素値の差分を画像全体に渡って計算する。なお、画素R20のように左隣りに同色画素が無い場合には、上隣りの同色画素である画素R00の画素値との差分を計算する。他の色の画素についても同様に処理を行う。
圧縮した画像データのヘッダには、フレーム内可逆圧縮を行ったことを示す情報を追加する(ステップS14)。そして、この圧縮した画像を記憶媒体20に記録し(ステップS23)、取得した画像の枚数が、電子ブレ補正処理に用いる予め設定した枚数に達したかどうかを判断し(ステップS24)、予め定められた枚数に達していたら、ステップS25に進む。
一方、予め定められた枚数にまだ達していなければ(ステップS24でNO)、ステップS11に戻って、再び撮像素子12を短秒時間露光して画像データを取得する。
一方、現フレームの画像が2枚目以降の場合には(ステップS12でNO)、手ブレ量検出回路60で直前(1フレーム前)の画像に対する撮影時のブレ量を検出し、画素毎に位置のずれを計算する(ステップS15)。画素の位置は回転行列により以下の式(1)により計算する。
X = sx + xcosθ - ysinθ
Y = sy + xsinθ + ycosθ …(1)
ただし、式(1)において、xは撮像素子12の中心を原点とした、注目画素の水平方向の位置(中心より左がマイナス、右がプラス)である。同様に、yは撮像素子12の中心を原点とした、注目画素の垂直方向の位置(中心より上がプラス、下がマイナス)である。また、sxは水平シフトブレ量、syは垂直シフトブレ量、θは回転ブレ角である。
一例として、図4を用いて、手ブレによる画素R22(注目画素)の位置のずれの計算方法を説明する。図4に示す例では、画素R22の撮像素子12の中心に対する水平方向の位置xは−1.5、水平方向の位置yは0.5である。また、ここでは、n+1枚目(フレーム目)の画像のn枚目(フレーム目)の画像に対する水平シフトブレ量sxが−1、垂直シフトブレ量syが1.5、回転ブレ角θが15度、XをR22_n+1_x、YをR22_n+1_yとする。この場合、上記式(1)から、以下の式(2)によりシフト後の位置を求めることができる。なお、R22_n+1_x、R22_n+1_yはそれぞれ、n+1枚目の画像の画素R22_n+1の、n枚目の画像におけるx座標、y座標を表す。
R22_n+1_x = sx + xcosθ - ysinθ
= -1 - 1.5*cos15° - 0.5*sin15°
= -2.578
R22_n+1_y = sy + xsinθ + ycosθ
= 1.5 - 1.5*sin15° + 0.5*cos15°
= 1.595 …(2)
上記式(2)中のsin15°及びcos15°は、補間値生成回路90が正弦波テーブル91から取得する。式(2)から、画素R22のn枚目の画像における画素は、中心からx方向に-2.578、y方向に1.595にある画素に対応することが分かる。従って、図4に示すように、n枚目の画素B11が、n+1枚目の画素R22に対応する。
シフト後、直前の画像と重ならない画素は(ステップS16でNO)、可逆圧縮回路80でフレーム内可逆圧縮する(ステップS17)。フレーム内可逆圧縮は、1枚目の画像をフレーム内可逆符号化した手順と同様にして隣接同色画素と画素値の差分を計算し、可逆符号化することで行う。
一方、直前の画像と重なる画素である場合には(ステップS16でYES)、フレーム間可逆圧縮を行う。
ベイヤー配列の場合、G画素と、R画素またはB画素では全画面に占める割合が異なるため、補間値生成回路90で計算する補間値の計算方法を、G画素と、R画素またはB画素とで変える。圧縮対象の画素がR画素またはB画素である場合には(ステップS18でYES)、直前の画像の画素値から計算される補間値との差分をとり、可逆圧縮回路80でフレーム間圧縮する。
先ず、R画素またはB画素の補間値の計算方法を図5を用いて説明する。
手ブレによりn+1枚目の画像がn枚目の画像に対してずれ、式(2)を演算した結果、n+1枚目の画像の画素R22に対応するn枚目の画像の画素がB11であるとする。この場合、隣接するR画素がR00、R02、R20、R22であるので、画素R22に対応するn枚目の画像における補間値R’22_nは線形補間法で以下の式(3)により計算することができる。
R'22_n = { (2-dx)(2-dy)×R00 + dx(2-dy)×R02
+ (2-dx)dy×R20 + dx × dy × R22 } ÷ 4 …(3)
上記式(3)中、dxは画素R22の水平座標R22_n+1_xと、画素R00の水平座標R00_n_xの差分値、dyは画素R00の垂直座標R00_n_yと画素R22の垂直座標R22_n+1_yの差分値である。即ち、
dx = |R22_n+1_x - R00_n_x|
dy = |R22_n_y - R00_n+1_y| …(4)
である。計算された補間値R’22_nとn+1枚目の画像の画素R22の差分値を計算してフレーム間可逆圧縮する。
また、補間値R’22_nとの差分値を計算するのではなく、n+1枚目の画素R22との距離が最も近い画素であるn枚目の画素R20との差分値を計算してもよいし、手ブレ量を考慮せず、n枚目の画素R22との差分値を計算してもよい。
一方、圧縮対象の画素がG画素である場合には(ステップS18でNO)、直前の画像から計算される補間値との差分をとり、可逆圧縮回路80でフレーム間圧縮する。
ここで、G画素の補間値の生成方法を図6及び図7を用いて説明する。
手ブレによりn+1枚目の画像がn枚目の画像に対してずれ、式(2)を演算した結果、n+1枚目の画像の画素G23に対応するn枚目の画像の画素がB11であるとする。この場合、隣接するG画素がG01、G10、G12、G21であるので、G23に対応するn枚目の画像における補間値G’23_nは線形補間法で以下の手順で計算する。
ベイヤー配列ではR画素またはB画素は撮像面に格子状に配置されているのに対して、G画素はオフセット配置されている。そのためG画素の配置を格子状にして、G画素の補間値をR画素またはB画素の補間値の計算方法と同じ方法で計算するために、以下のようにする。まず、図6で示されたn枚目の画像を45°回転させ(図7)、画素G01、G10、G12、G21のそれぞれの位置(座標)G01_n_x(y)、G10_n_x(y)、G12_n_x(y)、G21_n_x(y)を計算する。ここでは、回転行列を用いて以下の式(5)により計算する。なお、下記式(5)中のG’01_n(x,y)は、n枚目の画像の画素G01を45°回転した場合のx座標、y座標を表す。G’10_n(x,y)、G’12_n(x,y)、G’21_n(x,y)も同様である。
G’01_n(x,y) = ( G01_n_x × cos45° - G01_n_y × sin45°,
G01_n_x × cos45° + G01_n_y × sin(45° )
= √2/2 ( G01_n_x - G01_n_y, G01_n_x + G01_n_y )
G’10_n(x,y) = √2/2 ( G10_n_x - G10_n_y, G10_n_x + G10_n_y )
G’12_n(x,y) = √2/2 ( G12_n_x - G12_n_y, G12_n_x + G12_n_y )
G’21_n(x,y) = √2/2 ( G21_n_x - G21_n_y, G21_n_x + G21_n_y ) …(5)
また、n+1枚目の画像を45°回転し、かつ手ブレ量を考慮した画素G23の位置G23_n+1を以下の式(6)で計算する。
G23_n+1(x,y)
= ( sx + xcos(θ+45°) - ysin(θ+45°), sy + xsin(θ+45°) + ycos(θ+45°) )
…(6)
上記式(6)中、式(1)と同様に、sxは水平シフトブレ量、syは垂直シフトブレ量、θは回転ブレ角である。d0、d1を以下の式(7)で定義すると
d0 = |G23_n+1_x − G’01_n_x|
d1 = |G23_n+1_y − G’01_n_y| …(7)
n+1枚目の画像の画素G23の位置G23_n+1_x(またはy)に対応するn枚目の画像の補間値G'23_nは線形補間法で以下の式(8)で計算される。
G'23_n = ( (√2-d0)(√2-d1) × G01_n + d0(√2-d1) × G12_n
+ (√2-d0) × d1 × G10_n + d0×d1×G21_n ) ÷2 …(8)
上記式(8)で計算された補間値G’23_nとG23_n+1の差分値を計算して可逆符号化して、フレーム間可逆圧縮する。
また、補間値G’23_nとの差分値を計算するのではなく、n+1枚目の画像の画素G23に近接する、n枚目の画像の画素値G10_nとの差分値を計算してもよい。
また、n枚目の画像とn+1枚目の画像で重なる領域はフレーム内可逆圧縮とフレーム間可逆圧縮の両方を行い、圧縮画像データの符号量を比較し、符号量が少なくなる方を圧縮結果としてもよい。
全画素の処理が終了したら(ステップS21でYES)、最後に記憶媒体20に圧縮記録されたファイルのヘッダにブレ量を書き込む(ステップS22)。これにより、PC側ではフレーム間可逆圧縮された領域とフレーム内可逆圧縮された領域を識別して復号化することができる。その後、ステップS23に進み、上述した処理を行う。
また、手ブレ量検出回路60で検出された手ブレ量が示す手ブレを相殺するように、重ね合わせ合成する手ブレ補正を手ブレ補正回路93で行って、記憶媒体20に記録してもよい。
また、1枚目に撮影された画像をフレーム内可逆圧縮した結果と、2枚目以降に撮影された画像をフレーム間可逆圧縮ないしはフレーム内可逆圧縮した一連の結果を、1つのセットとして関連付けて記憶媒体20に記録する(ステップS25)。
上記の通り、本発明によれば、複数の画像を相対的にシフトすることにより手ブレを補正する場合に、シフト後の画像間で互いに対応する画素が異なる色信号を出力する場合であっても、同色の色信号を用いてフレーム間可逆圧縮を行うことが可能になる。
なお、上述実施形態では、電子手ブレ補正に本発明を適用する場合について説明したが、一般的に複数の一連の画像(例えば、連写画像や動画)を記録する場合に適用しても良い。その場合、例えば、連写画像の1枚目や、動画撮影を開始した直後の1フレーム目の画像をフレーム内可逆圧縮し、2枚目または2フレーム目以降の画像を、上述したように手ブレを補正しながらフレーム間可逆圧縮を行うようにする。
また、上記実施形態では撮像素子12がベイヤー配列のフィルタにより覆われている場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、他の配色のフィルタ(例えば補色系のフィルタ)により覆われている場合にも、本発明を適用することができる。配色が異なる場合、図5乃至図7を参照して説明したものと画素値の補間方法が異なるが、周辺の同色画素からの画素値を用いて補間すればよい。
本発明の実施の形態における撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における撮像素子の画素の色配列の一例を示す図である。 本発明の実施の形態において複数フレームを可逆圧縮する動作を表すフローチャートである。 シフトブレと回転ブレが同時に検出された場合の、位置ずれの計算方法を説明するための図である。 R画素またはB画素の補間値の算出方法を説明するための図である。 G画素の補間値の算出方法を説明するための図である。 G画素の補間値の算出方法を説明するための図である。
符号の説明
10 撮像レンズ
12 撮像素子
14 A/D変換器
16 D/A変換器
18 画像表示部
20 記憶媒体
30 画像処理回路
40 メモリ
50 制御回路
60 手ブレ量検出回路
80 可逆圧縮回路
90 補間値生成回路
91 正弦波テーブル
92 操作部
93 手ブレ補正回路
100 撮像装置

Claims (12)

  1. フレーム間可逆圧縮を行う撮像装置であって、
    各画素毎に異なる色の画素値を出力する撮像素子を用いて画像を撮影し、1フレーム分の画像データを出力する撮像手段と、
    前記撮像手段による前記画像の撮影時の手ブレ量を検出する手ブレ量検出手段と、
    前記検出した手ブレ量が示す手ブレを相殺するように、現フレームの画像データと1フレーム前の画像データの画素の位置を相対的にシフトするシフト手段と、
    前記シフト後に、前記1フレーム前の画像データを、前記現フレームの対応する画素と同じ色の画素値を持つように補間する補間手段と、
    前記現フレームの画素値と前記1フレーム前の補間された画素値との差分を対応する画素毎に計算し、該計算した差分を可逆圧縮することにより、前記現フレームの画像データを可逆圧縮する可逆圧縮手段と、
    前記可逆圧縮された圧縮画像データと、前記手ブレ量とを関連づけて記憶する記憶手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記現フレームの画像が前記1フレーム前の画像に関連しない場合に、前記現フレームの画像をフレーム内可逆圧縮する手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記現フレームの画像が前記1フレーム前の画像に関連しない場合とは、前記現フレームの画像が連写の1フレーム目の画像である場合と、動画撮影を開始したときの1フレーム目の画像である場合とを含むことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記記憶手段で記憶された、前記連写して得られた複数フレーム分の画像データを、前記手ブレ量が示す手ブレを相殺するように重ね合わせ合成する画像処理手段を更に有することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. フレーム内可逆圧縮を行うフレーム内可逆圧縮手段と、
    前記現フレームの画像信号を前記可逆圧縮手段により圧縮して得られた前記圧縮画像データの符号量と、前記フレーム内可逆圧縮手段により圧縮して得られた圧縮画像データの符号量とを比較する比較手段とを更に有し、
    前記記憶手段では、前記比較の結果、符号量が少ない圧縮画像データを記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記可逆圧縮手段は、前記1フレーム前の画像と前記現フレームの画像が重なる領域に対してはフレーム間可逆圧縮を行い、前記1フレーム前の画像と前記現フレームの画像が重ならない領域に対してはフレーム内可逆圧縮を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. フレーム間可逆圧縮を行う画像処理方法であって、
    各画素毎に異なる色の画素値を出力する撮像素子を用いて画像を撮影し、1フレーム分の画像データを取得する撮影工程と、
    前記撮影工程における前記画像の撮影時の手ブレ量を検出する手ブレ量検出工程と、
    前記検出した手ブレ量が示す手ブレを相殺するように、前記撮影工程で取得した現フレームの画像データと1フレーム前の画像データの画素の位置を相対的にシフトするシフト工程と、
    前記シフト後に、前記1フレーム前の画像データを、前記現フレームの対応する画素と同じ色の画素値を持つように補間する補間工程と、
    前記現フレームの画素値と前記1フレーム前の補間された画素値との差分を対応する画素毎に計算し、該計算した差分を可逆圧縮することにより、前記現フレームの画像データを可逆圧縮する可逆圧縮工程と、
    前記可逆圧縮された圧縮画像データと、前記手ブレ量とを関連づけて記憶する記憶工程と
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記現フレームの画像が前記1フレーム前の画像に関連しない場合に、前記現フレームの画像をフレーム内可逆圧縮する工程を更に有することを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 前記現フレームの画像が前記1フレーム前の画像に関連しない場合とは、前記現フレームの画像が連写の1フレーム目の画像である場合と、動画撮影を開始したときの1フレーム目の画像である場合とを含むことを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 前記記憶工程で記憶された、前記連写して得られた複数フレーム分の画像データを、前記手ブレ量が示す手ブレを相殺するように重ね合わせ合成する工程を更に有することを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. フレーム内可逆圧縮を行うフレーム内可逆圧縮工程と、
    前記現フレームの画像信号を前記可逆圧縮工程で圧縮して得られた前記圧縮画像データの符号量と、前記フレーム内可逆圧縮工程で圧縮して得られた圧縮画像データの符号量とを比較する比較工程とを更に有し、
    前記記憶工程では、前記比較の結果、符号量が少ない圧縮画像データを記憶することを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  12. 前記可逆圧縮工程では、前記1フレーム前の画像と前記現フレームの画像が重なる領域に対してはフレーム間可逆圧縮を行い、前記1フレーム前の画像と前記現フレームの画像が重ならない領域に対してはフレーム内可逆圧縮を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
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