JP2009021687A - リモコン信号受信装置及び該装置を備えた画像表示装置 - Google Patents

リモコン信号受信装置及び該装置を備えた画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リモコンから送信されたリモコンコード信号を受信する複数の受信部を備えた構成において、リモコン毎に専用の受信部を設けることなく、複数のリモコンからのリモコンコード信号を複数の受信部で同時に受信した場合であっても、複数のリモコンによる操作が交互に採用されユーザが意図しない動作を実行してしまうことを防止できるリモコン信号受信装置を提供する。
【解決手段】コード波形整形部12a〜12cは、受信したリモコンコード信号を波形整形し、整形結果を判定してコード波形整形部選択部13に出力する。コード波形整形部選択部13は、その整形結果に基づいてコード波形整形部12a〜12cを選択しCPU部14等に出力する選択手段131と、選択したコード波形整形部以外のコード波形整形部から入力されたリモコンコード信号を、所定期間だけ出力禁止にする出力制限手段132とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リモコン信号受信装置及び該装置を備えた画像表示装置に関し、より詳細には、リモコンから送信されたリモコンコード信号を受信して波形整形し、これをデコードするためのリモコン信号受信装置、及びそのリモコン信号受信装置を備えた画像表示装置に関する。
液晶テレビなどの画像表示装置では、一般に、画像表示装置を操作するためにリモコン(リモートコントローラ)を用いることができるようになっている。このため、画像表示装置では付属のリモコンからのリモコンコード信号を受信する受光部と、その受光部で受信したリモコンコード信号をデコードし、そのコードを解析して命令を実行するCPU(Central Processing Unit)などの制御部とが備えられている。
リモコンを操作するユーザは、表示画面の中心にリモコンの送光部を向けた状態で操作することが多い。近年、画像表示装置では表示画面が大型化してきており、それに伴って、ユーザがリモコンを操作したときに、表示画面の外側に設けられているリモコン受光部に対してリモコンコード信号が届きにくくなり、リモコンの操作性が悪くなってしまう。
このような問題を解決するために、表示画面の大型化に伴ってリモコン受光部を複数設けるようにした構成が採用されており、大型サイズの液晶テレビなどでは、複数の受光部に対してそのラインをオアで接続し1つのデコーダで処理する構成が採用されている。
リモコン受光部を複数設けた構成に関し、例えば特許文献1には、外来雑音の影響を受ける受光部が雑音源の近傍に設置されていても、雑音の影響を受けることなくリモコンコード信号を取り出すことを目的としたリモコン信号受信装置が開示されている。このリモコン信号受信装置では、リモコンからのリモコンコード信号を、複数のリモコン受光部のいずれかで受信し、それぞれの受信信号を別々のデコーダによりデコードする。このとき、デコーダは、リモコン受光部で受信した受信信号に含むアドレスコードを抽出する。このアドレスコードに基づいてデコード信号の有効または無効を示す有効・無効信号を生成する。そしてデコーダ選択部は、有効・無効信号が有効を示していれば、対応するデコーダのデコーダ信号を採用する。
一方で、画像表示装置が大画面化してくると、画面分割して複数のユーザ(視聴者)が同時に共有して使用することや、複数のユーザが個人毎に異なる映像設定等で使用することが要求される。この要求に対して1台の画像表示装置につき複数のリモコンが用意されることとなるが、個々のリモコン操作が他のリモコン操作に影響を与えるのは良くない。
特許文献2には、リモコン側に規定のID(IDentification)が設定されているものを用いて、複数台のリモコンで画面をシェアする多画面表示装置が開示されている。この技術により、個々のリモコン操作が他のリモコン操作に影響を与えることなく、1つの画像表示装置を複数のユーザが個別に操作すること、すなわち各リモコンで対応したIDの画面(ウィンドウ)を操作することが可能となっている。
特開2001−177879号公報 特開2000−270238号公報
しかしながら、リモコン信号受信装置において、特許文献2に記載の技術のごとく複数のリモコンをIDで識別する方法を採用した場合、各リモコンからのリモコンコード信号を受信後、デコードしてはじめてIDにより送信元のリモコンが識別可能となる。
従って、複数のリモコンが操作され、複数の受光部に各リモコンから同時にID付きリモコンコード信号が入ってきたときには、複数のリモコンの操作が交互に効くことにより、信号が途切れ、CPUで解析ができなくなったり、ユーザが意図しない動作を実行してしまう、という問題が生じる。
このような問題は、リモコン信号受信装置に複数の受光部を設けた場合であっても、個々のリモコン専用に受光部を設けない限り、同様に生じる。そして、上述した大画面化に伴うリモコンコード信号の未到達を防止するために結局、リモコン毎に複数の受光部を設ける必要が生じ、装置の大型化やコスト高となる。
さらに、リモコンコード信号がID付きのものでなく単に複数のリモコンで操作可能な装置であっても、このような問題は生じる。
このように、リモコン信号受信装置において、複数のリモコンが操作され、複数のリモコンコード信号を同時に複数の受光部で受信した場合には、信号が途切れてCPUで解析ができなくなったり、ユーザが意図しない動作を実行してしまう。さらに、上記特許文献1に示されるように、複数の受光部に入ってきた信号を別々にデコードしてそれを選択する構成を採用してデコードの成功率を高めた場合であっても、このような問題は避けられない。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたものであり、リモコンから送信されたリモコンコード信号を受信する複数の受信部を備えた構成において、リモコン毎に専用の受信部を設けることなく、複数のリモコンからのリモコンコード信号を複数の受信部で同時に受信した場合であっても、複数のリモコンによる操作が交互に採用されユーザが意図しない動作を実行してしまうことを防止することが可能なリモコン信号受信装置、及び該装置を備えた画像表示装置の提供を、その目的とする。
上述のごとき課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、リモコンから送信されたリモコンコード信号を受信する複数の受信部と、該複数の受信部のそれぞれに1つずつ接続され、該受信部で受信したリモコンコード信号の波形整形を行う複数のコード波形整形部と、該複数のコード波形整形部のなかから、デコードに使用すべきリモコンコード信号を出力したコード波形整形部を選択し、該選択したコード波形整形部からのリモコンコード信号を出力するコード波形整形部選択部と、を備えたリモコン信号受信装置であって、各コード波形整形部は、各受信部で受信したリモコンコード信号の波形整形が成功したか否かを判定し、該コード波形整形部選択部は、前記判定の結果に基づいて、前記デコードに使用すべきリモコンコード信号を出力した前記コード波形整形部を選択する整形部選択手段と、該選択したコード波形整形部以外のコード波形整形部から入力されたリモコンコード信号を、所定期間だけ出力禁止にする出力制限手段と、を有することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記コード波形整形部選択部は、リモコンコード信号を出力する度に、前記所定期間の計測をリセットすることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1または第2の技術手段において、前記所定期間は、前記リモコンから同一のリモコンコード信号を連続して発する間隔またはその連続期間に基づき、決定された期間であることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第2の技術手段において、前記コード波形整形部選択部が出力したリモコンコード信号をデコードするデコード処理部を備え、前記所定期間は、前記デコード処理部への出力処理期間に基づき決定された期間であることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1〜第4のいずれかの技術手段において、各コード波形整形部は、前記判定の結果が成功を示す場合にのみ、前記コード波形整形部選択部に対するリモコンコード信号の出力を行うことを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1〜第5のいずれかの技術手段において、前記コード波形整形部選択部が出力したリモコンコード信号をデコードするデコード処理部を備え、前記コード波形整形部、前記コード波形整形部選択部、及び前記デコード処理部は、前記コード波形整形部と前記コード波形整形部選択部とを含む第1の制御演算部と、前記デコード処理部を含む第2の制御演算部とに分離して構成され、前記第1の制御演算部と前記第2の制御演算部はそれぞれ個別に低消費電力モードで動作可能であって、前記第1及び第2の制御演算部が前記低消費電力モードで動作しているときに、前記第1の制御演算部が前記受信部からリモコンコード信号を受信した際、前記第1の制御演算部は低消費電力モードから通常動作モードに復帰するとともに、該リモコンコード信号の波形整形を開始し、該波形整形の結果に応じて前記第2の制御演算部に対して該第2の制御演算部を低消費電力モードから通常動作モードに復帰させるためのパルス信号を送信することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第6の技術手段において、前記第1の制御演算部は、前記低消費電力モードにおいて、前記受信部からリモコンコード信号を繰り返し連続して受信したときに、前記コード波形整形部による第1回目のリモコンコード信号を所定レベルまで正しく波形整形できたものと判断した場合には、該第1回目のリモコード信号の波形整形終了時に、前記パルス信号を送信し、前記第2の制御演算部は、前記パルス信号を受信することにより、前記低消費電力モードから通常動作モードへの復帰を開始することを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第1〜第7のいずれかの技術手段におけるリモコン信号受信装置を備えた画像表示装置である。
本発明によれば、リモコンから送信されたリモコンコード信号を受信する複数の受信部を備えたリモコン信号受信装置において、リモコン毎に専用の受信部を設けることなく、複数のリモコンからのリモコンコード信号を複数の受信部で同時に受信した場合であっても、複数のリモコンによる操作が交互に採用されユーザが意図しない動作を実行してしまうことを防止することが可能となる。
以下に説明する本発明に係るリモコン信号受信装置は、複数の受信部を備え、リモコンを用いて操作可能な様々な電子機器に組み込みその電子機器を操作するためのものである。このリモコン信号受信装置は、特に広範囲にリモコン受信部が複数配設される電子機器に有益となる。
このような電子機器としては、以下に各実施形態において説明するように例えば画像表示装置が適用できる。この画像表示装置では、付属された複数のリモコンからのリモコンコード信号を複数の受信部にて受信して、そのリモコンコード信号をデコードした結果に従って所定の動作を実行する。画像表示装置に本発明に係るリモコン信号受信装置を組み込む場合、その表示画面が大型であるほど有益となる。
本発明に係る画像表示装置としては、液晶テレビ等のテレビ装置や、パーソナルコンピュータ(PC)に接続してデータ表示を行うPCモニタ等のディスプレイなどが適用できる。また、画像の表示方式も、液晶表示方式に限らず、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electro Luminescence)、LED(Light Emitting Diode)表示装置など、様々なものが適用できる。
また、上述の受信部として、リモコン側から送信された赤外光を受光(受信)する受光部を例に挙げて説明する。赤外光による通信は、例えば日本国内であれば財団法人家電製品協会フォーマットや各メーカ独自の赤外線通信方式を採用すればよい。また、リモコン側の送信部とリモコン信号受信装置側の複数の受信部との間の通信には、赤外線通信方式以外にも、Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)、Zigbee等の無線PAN(Personal Area Network)など、他の無線通信方式を採用してもよい。また、以下の各実施形態においては、受光部の数を4つとした構成例を示すが、4つに限ることなく複数の受光部が備えられた構成において本発明を適用することができる。
(実施形態1)
図1は、本発明によるリモコン信号受信装置の1実施形態を説明するためのブロック図である。図1で例示するリモコン信号受信装置は、赤外光によるリモコンコード信号を(受信)するための複数の受光部(この例では第1〜第4の4つの受光部11a〜11d)を備えている。これにより、大型サイズの表示画面を備えた画像表示装置に対応できるようになっている。
そして各受光部11a〜11dに対しては、それぞれ受信したリモコンコード信号を波形整形する第1〜第4コード波形整形部12a〜12dが接続される。各コード波形整形部12a〜12dは、受光部11a〜11dから入力されたリモコンコード信号を、例えば1ビット毎に判定し、規格センタ値に整形する。そして整形した結果、各コード波形整形部12a〜12dからは、波形整形されたリモコンコード信号sd1〜sd4が出力される。
また各コード波形整形部12a〜12dは、上述の波形整形が成功したか否かを判定し、その判定結果が出力される。ここでは波形整形して得られたパルス信号のパルス幅やビット数(パルスの数)、もしくはコードによってはスタートビットの幅等を確認し、波形整形が成功したか失敗したかを判定するとよい。判定結果は、例えばコード出力判定信号se1〜se4として生成され出力される。
上記判定は単純に実行してもよいが、次に説明するように前回や前々回等のリモコンコード信号の波形整形結果なども考慮して実行することで、全ての受光部11a〜11dにノイズが入った場合でも最終的にデコードされるリモコンコード信号を途切れないようにすることができる。
実際、ユーザが任意のリモコンキーを操作したときに、リモコンからリモコンコード信号が送信されるが、このときリモコンキーの押圧操作が継続されれば、同じリモコンコード信号が繰り返し送信される。また電源をONにするための電源キーの操作時などでは、電源キーを押したときに少なくとも複数回、同一のリモコンコード信号が送出されるようになっている。連続して送信されるリモコンコード信号の送信間隔は、例えば135msや65msなどの所定値に設定されている。135msで送信される規格の場合、例えば160ms〜180ms程度の所定時間信号が途切れたときには、リモコンコード信号が途切れたものと判断される。つまり所定間隔で連続して送信されるリモコンコード信号が1つでもデコードできない場合には、通常ここでリモコン信号が途切れたものと判定されてしまう。
このようなリモコンコード信号の途切れを防止するために、例えば、まず上述のごとき判定により波形整形が失敗したと判定された場合には、受光部で連続して受信されたリモコンコード信号のうちの前回のリモコンコード信号の波形整形が成功したかどうかをさらに判定する。そして、この判定により波形整形が成功していた場合、さらに今回のリモコンコード信号のビット数を判定する。ここでビット数が所定条件の範囲内であれば、波形整形が成功したことを示すコード出力判定信号を生成し、コード出力判定信号を、前回のリモコンコード信号とともにコード波形整形部選択部13に出力する。
ここで、波形整形の判定結果が失敗となったときに前回のリモコンコード信号を出力させる場合に、その回数(連続して出力可能な回数)に制限をもたせるようにすることで、安全性を維持することができる。実際、例えばリモコンコード信号Aを受信中に、別のリモコンコード信号Bがキーオフ期間なしで連続して受信され、かつそのリモコンコード信号Bが正しく整形波形ができなかった場合に、リモコンコード信号Aを出力し続けることになり、ユーザの意図しない動作が実行される恐れが生じる。しかし、上記回数の制限(例えば連続して2回までに制限)をもたせることで、このような問題を回避することができる。
一方、前回のリモコンコードの波形整形に失敗していた場合、及び上記ビット数が所定条件の範囲内にない場合には、失敗したことを示すコード出力判定信号を生成し、それをコード波形整形部選択部13に出力するとよい。
このようにして、各コード波形整形部12a〜12dより出力されたリモコンコード信号sd1〜sd4及びそのコード出力判定信号se1〜se4は、コード波形整形部選択部13に入力する。なお受光部の数がn個の場合、各コード波形整形部からリモコンコード信号sd(n)及びコード出力判定信号se(n)が出力されることとなる。なお前回のリモコンコード信号や波形整形結果などの必要なデータはメモリに格納しておけばよく、また各コード波形整形部12a〜12dはコード波形整形部選択部13を利用して上記判定を実行してもよい。
コード波形整形部選択部13は、これらのコード波形整形部12a〜12dのなかから、デコードに使用すべきリモコンコード信号を出力したコード波形整形部を、上記判定結果に基づき選択し、選択したコード波形整形部からのリモコンコード信号を後述のCPU部14に出力する整形部選択手段(以下、選択手段という)131を有する。この例では、上記選択をコード出力判定信号se1〜se4に基づき実行する。
上記構成により、複数の受光部11a〜11dのうち、いくつか受光部にノイズが入ったとしても、1つの受光部にさえノイズが入らなければ正しく波形整形を行うことができ、デコードの成功率を高めることができる。さらに前回のリモコンコード信号を採用するなどすることで、全ての受光部11a〜11dにノイズが入った場合でもリモコンコード信号を途切れないようにすることができる。
また各コード波形整形部12a〜12dは、上記判定結果が成功を示す場合にのみ、コード波形整形部選択部13に対するリモコンコード信号の出力を行うよう構成することが好ましい。
本発明の主たる特徴として、コード波形整形部選択部13は、選択手段131で選択したコード波形整形部以外のコード波形整形部から入力されたリモコンコード信号を、所定期間だけ出力禁止にする出力制限手段132を有するものとする。この出力制限手段132については詳細に後述する。
またリモコン信号受信装置は、選択手段131により選択したリモコンコード信号の出力先となるデコード処理部を備える。デコード処理部は、CPU部14で例示している。CPU部14は、コード波形整形部選択部13より出力されたリモコンコード信号をデコードする処理、デコード結果を解析する処理、並びに解析したコードに従う処理を実行する。これらの処理を実行するCPU部14は、本実施形態のリモコン信号受信装置を組み込む画像表示装置に具備される後段の制御部に対し、コードに従う処理の命令を発する構成となる。上述したように、CPU部14で例示するデコード処理部は、デコード結果を出力する段階までの処理を少なくとも実行できればよく、また解析結果を出力する段階までの処理を実行するように構成してもよい。
図2は、図1のリモコン信号受信装置におけるコード波形整形部選択部の構成例を論理回路として示した図で、図3は、図2のコード波形整形部選択部における出力制限処理を詳細に説明するためのタイミングチャートである。図2では論理回路として図示しているが、当然ソフトウェアにより同様の処理を実行するよう構成してもよい。
図2で例示するコード波形整形部選択部13は、各コード波形整形部12a〜12dに対し、出力されたsd(n)及びse(n)を入力するAND素子13aと、AND素子からの出力と後述の出力禁止信号sde(n)の否定とを入力とするAND素子13bとを有する。さらに、コード波形整形部選択部13は、4つのAND素子13bからの4つの出力信号sdo(n)を入力とするOR素子13cを備え、このOR素子13cからの出力がCPU部14への入力となるよう構成されている。
sde(n)は、選択手段131で選択したコード波形整形部以外のコード波形整形部から入力されたリモコンコード信号を出力禁止にするための出力禁止信号である。またコード波形整形部選択部13はタイマバッファ(TimerBuffer)13dを備え、出力禁止信号sde(n)はタイマバッファ13dにより所定期間だけAND素子13bに出力されるよう構成されている。すなわち、コード波形整形部選択部13はタイマバッファ13dにより、出力禁止信号を出力する期間が所定期間だけに限るように構成されている。
ここで、se(n)を、初期値「0」、OK時には「1」、NG時には「0」にすることで、AND素子13aは、se(n)が「1」のときにsd(n)のコードを出力させることができる。さらにsde(n)を、初期値0とし、sdo(n以外)が入ってきたときに「1」、タイマバッファ13dでタイムアウトしたときに「0」にすることで、sde(n)が「1」のときにAND素子13bに入力されたAND素子13aからの信号を遮断することができる。このような入出力を行うタイマバッファ13dは、上述の出力制限手段132の一例となる。
図3を参照して、第1受光部11aでリモコンコード信号を正常に受信し、そのわずか後に第2受光部11bでリモコンコード信号を正常に受信した場合を例に挙げて、図2のコード波形整形部選択部13における出力制限処理を詳細に説明する。
まず、第1受光部11aで受信したリモコン信号は正常に波形整形され、第1コード波形整形部12aからのリモコンコード信号sd1及びコード出力判定信号se1が入力され、第1コード波形整形部12aに対するAND素子13aの出力はリモコンコード信号sd1となる。このときsdo1〜sdo4はいずれも出力されておらず、タイマバッファ13dの出力であるsde1等のsde(n)は、初期値またはタイムアウト後に相当するため「0」のままである。従って、第1コード波形整形部12aに対するAND素子13bから出力される出力信号sdo1は、AND素子13aの出力のまま、すなわちリモコンコード信号sd1のまま(信号20)となる。
その後、第2コード波形整形部12bからのリモコンコード信号sd2(信号30)が対応するAND素子13aに入力され、正常であるためそのまま対応するAND素子13bに入力される。しかし、sdo1の出力によりタイマバッファ13dは、sdo2〜sdo4に対してタイムアウトするまで「1」を出力するため、第2コード波形整形部12bに対するAND素子13bの出力は、sdo2の否定である「0」とのANDとなり、sdo2は「0」となる。このようにして、sde1がsde2より若干先に入ったとき、sde2が遮断される。
なお、第3,4受光部11c,11dで第1受光部11aより後に正常なリモコンコード信号を受信した場合などもその出力が禁止されることとなる。つまり、受光部nの信号がCPU部14へ一度出力された場合には、sdo(n)をトリガーに他の受光部の出力を禁止する信号sde(n)を出力する。
このような禁止信号の出力処理はタイムアウトするまで実行され、その間、第1コード波形整形部12aからの正常なリモコンコード信号sd1が信号21,22のようにOR素子13cに出力され、CPU部14に出力されることとなる。
またタイマバッファ13dを、信号が入る度に、すなわちsdo(n)が「1」となる度に、カウント更新するよう構成しておくことが好ましい。このように、コード波形整形部選択部13がリモコンコード信号を出力する度に所定期間の計測をリセットすることで、連続する一連の信号を他の受光部からの信号を挟むことなくCPU部14へ出力することができる。
所定期間の値及び信号の送信間隔等によって異なるが1または複数回のタイムアウト後は、リモコンコード信号sd2がリモコンコード信号sd1より速く処理されるタイミングが生じるか、あるいはリモコンコード信号sd2のみが受信されるタイミングが生じるので、リモコンコード信号sd2がCPU部14に出力できる。
このように、本実施形態では、複数のリモコンからのリモコンコード信号を複数の受光部で同時に受信した場合であっても、出力を開始した受光部が次にコードを出力するまでタイマにより期限を設けて、出力可能な受光部を出力したもの(例えば出力を開始したもの)に限定しているため、複数のリモコンによる信号が交互に採用され、余計なタイミングで動作が途切れてしまうことを防止することができる。結果として、ユーザが意図しない動作を実行してしまうことを防止することが可能となる。またリモコンコード信号にIDが含まれていた場合も、CPU部14で解析できるためリモコンを識別できる。またこの構成においては、リモコン毎に専用の受光部を設ける必要もない。
また本実施形態における処理は、リモコンから送信されるリモコンコード信号が、表と裏とを1セットとして複数サイクル出力される方式であっても適用できる。このとき、コード波形整形部選択部13または各コード波形整形部12a〜12dが、あるいはそれらが協働して、リモコンから送信された表と裏とをセットとするリモコンコード信号の表裏が一致しているかどうかを判定するとよい。
(実施形態2)
図4は、図2のコード波形整形部選択部における出力制限処理の一例を説明するためのタイミングチャートであり、本発明の他の実施形態を説明するための図である。この実施形態は、上記実施形態1における所定期間の設定に特徴があり、他の部分は実施形態1と同様である。
図4を参照して、第1受光部11aでリモコンコード信号Aを正常に受信し、そのわずか後に第2受光部11bでリモコンコード信号Bを正常に受信した場合を例に挙げて、図3のコード波形整形部選択部13における出力制限処理の一例を説明する。この例では、信号A,Bは、それぞれリモコンA,Bから、送信間隔135msで3つ連続で送信される48ビットの信号であるものとする。
まず従来技術では、図4のようにsd1とsd2に異なるコードがタイミングを変えて入ってきたとき、CPU部は、Aコード→Bコード→Aコード→Bコード→Aコード→Bコードの順にコードを受け取ることとなる。この場合、CPU部はAコードとBコードが交互に入るため、スムーズな処理が実行できない。
例えばリモコンAのボリュームアップキーを長押しした場合、CPU部は、最初は少しずつ音量を上げるが、ある程度の時間、同じキーが押されていた場合には音量を上げるペースを上げるなどの処理を行うが、途中でリモコンBのコードが採用されるとこのような処理が実行できなくなる。また電源キーの場合、コードの途中に別のコードが混ざるので、一度電源キーを離したと判断して、電源がON/OFFと連続で効いてしまうなどが考えられる。
これに対し、本実施形態では、実施形態1で説明したように、受光部nの信号がCPU部14へ一度出力されたときに、sdo(n)をトリガーに他の受光部の出力を禁止する信号sde(n)を出力する。さらに本実施形態でも、コード波形整形部選択部13がリモコンコード信号を出力する度に所定期間の計測をリセットしている。
図4のケースでは、まず信号Aの最初のパルスの到来によりsdo1がOR素子13cに出力されるとともに、タイマバッファ13dが、第2(〜第4)のコード波形整形部12b(〜12d)に対するAND素子13bへsde2(〜sde4)として「1」を出力する。すなわち、この信号sdo1の信号をトリガーとしてsde(1以外)が1になり、他の信号は遮断される。タイマバッファ13dはそれと同時にカウントを開始し所定時間だけ計測する。
さらに本実施形態では、所定期間を同一のリモコンコード信号の連続して発する間隔(送信間隔)に基づき、すなわちCPU部14で例示したデコード処理部で設定されている受信間隔に基づき、決定された期間としている。この例では135msより大きい値である160ms間の限定期間を設けるように、所定期間を設定している。
従って、1〜3回目まではタイマがリモコンコード信号Aと同じ135ms間隔で更新され、4回目は160msで更新されるため、CPU部14は、Aコード→Aコード→Aコード→Bコードの順にコードを受け取ることができる。このような所定期間の設定を採用し、sde(n)をタイマバッファ13dを通しその一定の期間持続させることで、リモコンキーを一度押してから離すまでそのコードをCPU部14が受け取るので、一つの受光部のみを有効にすることができる。従って、複数の受光部に別々のコードが入ってきたときに、コードが途切れ、ユーザの意図しない動作を実行してしまうことを防ぐことが可能となる。
また、他の形態として、所定期間を、リモコンから同一のリモコンコード信号を連続して発する連続期間(連続する総期間を指し、この例では上記送信間隔の3倍)に基づき、すなわちCPU部14で例示したデコード処理部で設定されている連続受信間隔に基づき、決定された期間とすることでも、同様の効果が得られる。信号A,Bの例では、135ms×3=405msより大きい値の限定期間を設けるとよい。なおこの形態においては、コード波形整形部選択部13がリモコンコード信号を出力する度に所定期間の計測をリセットしなくてもよい。
(実施形態3)
図5は、図2のコード波形整形部選択部における出力制限処理の他の例を説明するためのタイミングチャートであり、本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。この実施形態は、上記実施形態1における所定期間の設定に特徴があり、他の部分は実施形態1と同様である。
まず従来技術では、図4のようにsd1とsd2に異なるコードがタイミングを変えて入ってきたとき、出力コードが重なってしまうためCPU部で上手く受信できない。
これに対し、本実施形態では、実施形態1で説明したように、受光部nの信号がCPU部14へ一度出力されたときに、sdo(n)をトリガーに他の受光部の出力を禁止する信号sde(n)を出力する。さらに本実施形態でも、コード波形整形部選択部13がリモコンコード信号を出力する度に所定期間の計測をリセットしている。
図5のケースでは、まず信号Aの最初のパルスの到来によりsdo1がOR素子13cに出力されるとともに、タイマバッファ13dが、第2(〜第4)のコード波形整形部12b(〜12d)に対するAND素子13bへsde2(〜sde4)として「1」を出力する。すなわち、この信号sdo1の信号をトリガーとしてsde(1以外)が1になり、他の信号は遮断される。タイマバッファ13dはそれと同時にカウントを開始し所定時間だけ計測する。
さらに本実施形態では、所定期間を、sdo(n)の出力期間に基づき、すなわちCPU部14で例示したデコード処理部への出力処理期間に基づき、決定された期間としている。この例では80ms間の限定期間を設けるように、所定期間を設定している。
従って、毎回タイマがsdo(n)の出力間隔と同じ80ms間隔で更新されるため、CPU部14は、Aコード→Aコード→Bコード→Bコードの順にコードを受け取ることができる。このようにタイマの設定値をCPU部14への出力処理期間にすることにより、CPU部14に出力中に、他の受光部のコードが重なることを防ぐことができる。
なおここで例示しているように、リモコンコード信号をそのまま出力する場合にはこの期間はビット幅の可変により可変となるが或る程度余裕を持たせた値(想定しうる最大値など)にすることで、設定は可能である。また、例えば一連の同一リモコンコード信号を変換してから出力する場合にはこの期間は常に一定として取り扱える。
(実施形態4)
図6は、本発明によるリモコン信号受信装置のさらに他の実施形態を説明するための図である。本実施形態のリモコン信号受信装置は、上述した実施形態1〜3におけるコード波形整形部12a〜12d、コード波形整形部選択部13及びCPU部14を第1,第2の2つの制御演算部にて構成したときに、波形整形〜デコード(及び解析等)の処理を確実に実行できるようにする構成を実現するものである。
本実施形態では、複数の受光部11a〜11dに接続されるコード波形整形部12a〜12dと、コード波形整形部12a〜12dから出力されたコード出力判定信号se(n)に基づいてCPU部14でデコードすべきリモコンコード信号sd(n)を出力したコード波形整形部12a〜12dを選択するコード波形整形部選択部13と、コード波形整形部選択部13から出力されたリモコンコード信号をデコード(及び解析・実行処理等)の処理を行うCPU部14とが、第1CPU101で例示する第1制御演算部と第2CPU102で例示する第2制御演算部とに別れて構成されている。ここでは、第1CPU101は、第1〜第4コード波形整形部12a〜12dとコード波形整形部選択部13とを備え、第2CPU102はCPU部14を備えている。
受光部11a〜11d、コード波形整形部12a〜12d、コード波形整形部選択部13、及びCPU部14は、上記の各実施形態で説明した機能を備えるもので、上記実施形態1〜3を本実施形態に適用することができる。
本実施形態のリモコン信号受信装置は、低消費電力モードにて動作する。例えばリモコン信号受信装置が備えられた画像表示装置では、一般に、装置自身を低消費電力モードに移行させることで装置の低消費電力化を図るようになっている。このような低消費電力モードでは、リモコンコード信号を受信してデコードを行うリモコン信号受信装置も低消費電力モードに移行する。この場合、第1CPU101と第2CPU102は共に低消費電力モードに移行し、この状態ではデコードができなくなっている。
各CPU101,102が低消費電力モードから通常動作モードに復帰する場合は、いずれかの受光部11a〜11dに入ってきた波形信号(リモコンコード信号を含む)をトリガーとして、各CPU101,102が低消費電力モードから通常動作モードに復帰する。例えば、画像表示装置は、低消費電力モードのときにリモコンの電源キーが押されることにより、低消費電力モードから通常動作モードに復帰するようになっている。このような電源キーの操作によるリモコンコード信号は、例えば2回連続して送信される。つまり第1CPU101と第2CPU102は、それぞれ個別に低消費電力で動作し、入力されるパルス信号をトリガーとして個別に低消費電力モードから通常動作モードに復帰する。
このときに、最初のリモコンコード信号で第1CPU101が復帰を開始するが、復帰に時間がかかり、最初のリモコンコード信号の波形信号を取り逃してしまう。そして2回目のリモコンコード信号で波形を整形し、コード波形整形部選択部13から波形整形したリモコンコード信号を第2CPU102に出力する。このとき第2CPU102は、第1CPU102からの出力信号により復帰を開始するが、この場合にも復帰に時間がかかり、リモコンコード信号を正しくデコードできなくなってしまう。
このような問題を解消するために本実施形態では、第1CPU101では、受光部11a〜11dに入ってきた第1回目のリモコンコード信号の波形をある程度正しく整形することができた場合に、第2CPU102に対して第2CPU102を復帰させるためのパルス信号を出力させるようにする。“ある程度正しく”とは、所定レベルにまで正しく波形整形できることを意味する。所定レベルの条件は予め定めておく。例えばビット数やパルス幅の許容範囲を定めておき、その許容範囲内の誤差で波形整形された場合には、所定レベルにまで正しく整形できたものと判断することができる。
図7は、図6のリモコン信号受信装置における低消費電力モードからの復帰処理例を説明するための図で、第1CPUの任意コード波形整形部で整形される波形信号を上段に示し、第1CPUからの出力パルス信号を下段に示すものである。ここでは第1受光部11aからの波形信号を例として説明する。
図7において、第1受光部11aから第1CPU101に波形信号が入ってきたときに、その波形信号の先頭のタイミングt1にて、第1CPU101が低消費電力モードから通常動作モードへの復帰を開始する。そして同時に第1コード波形整形部11aにおいて波形信号の波形整形を行う。このとき第1CPU101は復帰中であるため正しく波形整形を行うことができない。しかしながらある程度正しいコード波形を整形することができた場合には、1回目の波形信号の最後のタイミングt2で、第2CPU102を低消費電力モードから通常動作モードに復帰させるためのパルス信号(WAKE UPパルス)を第2CPU102に対して出力する。このWAKE UPパルスはリモコンコード信号とは関係のない(混同しない)パルス信号として設定される。
そしてコード波形整形部11aでは、2回目の波形信号の入力時(タイミングt3)には通常動作モードに復帰しているため、その波形信号を正しい波形に整形することができる。そして2回目の波形信号が整形されると、その波形信号による正しいリモコンコード信号を第2CPU102に対して出力することができる(タイミングt4)。
第2CPU102は、上記第1CPU101から出力されたWAKE UPパルスによって低消費電力モードから通常動作モードへの復帰を開始する。そして第1CPU101から正しいリモコンコード信号が出力されるタイミングt4の時点では復帰動作が完了しているため、第1CPU101から出力されたリモコンコード信号を正しくデコードすることができる。
上記のようにコード波形整形からデコードまでの処理を2つのCPUで実行させるようすることで、これらCPUの動作よる消費電力を低減させることができるようになる。例えば受光部に入ってきたノイズが、通常動作モードに復帰すべき波形信号とみなされた場合には、CPUは復帰動作を行う必要が生じる。このときに本実施形態のように2つのCPUによって処理させることで、ノイズが入るたびに通常動作モードに復帰する処理系を削減させることができ、消費電力を低減させることができる。
つまり、正しいリモコンコード信号ではなくノイズが入ってきたときにも第1CPU101は通常動作モードに復帰するが、この時点ではまだ第2CPU102は低消費電力モードのままである。そして第1CPU101では、通常はそのノイズを正しく波形整形できないため、第2CPU102を復帰させるためのWAKE UPパルスを出力することなく、第2CPU102を低消費電力モードのまま維持させることができる。特に複数の受光部を持つ構成ではノイズが入りやすくなるため、本実施形態の構成が有効となる。そして本例の構成では、第1CPU101の消費電力は、第2CPU102の消費電力に比べて少ないため、上記の低消費電力化の効果が大きくなる。
以下に本実施形態の構成により得られる低消費電力化の効果の一例を示す。
1)第1CPUの消費電力(通常動作モード10MHzの場合)
通常動作モード 6mA ・・・ a
低消費電力モード 0.0007mA ・・・ b
2)第2CPUの消費電力(通常動作モード10MHzの場合〉
通常動作モード 15mA ・・・ c
低消費電力モード 0.110mA ・・・ d
3)従来の構成(1つのCPUによる構成)による消費電力
ノイズによるCPUの復帰時 15mA ・・・ e
ノイズのない環境での低消費電力モード 0.110mA・・・ f
上記本実施形態の例では、例えばノイズにより第1CPUが復帰すると、消費電力は、6.110mA(=a+d)となり、従来のeより少ない。また本実施形態の構成で、ノイズのない環境での低消費電力モードでは、0.1107mA(=b+d)となり、従来のfと殆ど変わらない。
つまり低消費電力モード時の消費電力に関して、ノイズのない環境下での消費電力は、本実施形態の構成は、1つのCPUによる構成と比較して+0.00007mAとほとんど変化していないが、ノイズが常に入る環境(入り易い環境)では、約8.9mA(15mA−6.11mA)消費電力を低減させることが可能となる。
さらに本実施形態の構成によれば、コード波形整形部12a〜12d及びコード波形整形部選択部13を備えた第1CPU101と、リモコンコード信号をデコード(及び解析等)の処理を行うCPU部14を備えた第2CPU102とを別々のデバイスとして作成し、これらを接続した構成を備えているため、仕様変更などに低コストで対応することができ、汎用性を備えることができる。例えば受光部の数の仕様変更が生じたときに、第1CPU101を置き換えることで仕様変更に対応することができる。つまり本実施形態の構成により、仕様変更が容易であり、かつ第2CPU102などの共通部品を異なる仕様間の共通部品として用いることができるため、装置の汎用性を向上させることができる。
また、本実施形態は、第1CPU101と第2CPUとを物理的に1つのデバイスに内蔵した場合にも適用できる。例えばデュアルコアプロセッサのようなデバイスの内部でも、上記WAKE UPパルスは有効となる。
本発明によるリモコン信号受信装置の1実施形態を説明するためのブロック図である。 図1のリモコン信号受信装置におけるコード波形整形部選択部の構成例を論理回路として示した図である。 図2のコード波形整形部選択部における出力制限処理を詳細に説明するためのタイミングチャートである。 図2のコード波形整形部選択部における出力制限処理の一例を説明するためのタイミングチャートであり、本発明の他の実施形態を説明するための図である。 図2のコード波形整形部選択部における出力制限処理の他の例を説明するためのタイミングチャートであり、本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。 本発明によるリモコン信号受信装置のさらに他の実施形態を説明するための図である。 図6のリモコン信号受信装置における低消費電力モードからの復帰処理例を説明するための図である。
符号の説明
11a…第1受光部、11b…第2受光部、11c…第3受光部、12a…第1コード波形整形部、12b…第2コード波形整形部、12c…第3コード波形整形部、12d…第4コード波形整形部、13…コード波形整形部選択部、13a,13b…AND素子、13c…OR素子、13d…タイマバッファ、14…CPU部、131…選択手段、132…出力制限手段。

Claims (8)

  1. リモコンから送信されたリモコンコード信号を受信する複数の受信部と、
    該複数の受信部のそれぞれに1つずつ接続され、該受信部で受信したリモコンコード信号の波形整形を行う複数のコード波形整形部と、
    該複数のコード波形整形部のなかから、デコードに使用すべきリモコンコード信号を出力したコード波形整形部を選択し、該選択したコード波形整形部からのリモコンコード信号を出力するコード波形整形部選択部と、
    を備えたリモコン信号受信装置であって、
    各コード波形整形部は、各受信部で受信したリモコンコード信号の波形整形が成功したか否かを判定し、
    該コード波形整形部選択部は、前記判定の結果に基づいて、前記デコードに使用すべきリモコンコード信号を出力した前記コード波形整形部を選択する整形部選択手段と、該選択したコード波形整形部以外のコード波形整形部から入力されたリモコンコード信号を、所定期間だけ出力禁止にする出力制限手段と、を有することを特徴とするリモコン信号受信装置。
  2. 請求項1に記載のリモコン信号受信装置において、
    前記コード波形整形部選択部は、リモコンコード信号を出力する度に、前記所定期間の計測をリセットすることを特徴とするリモコン信号受信装置。
  3. 請求項1または2に記載のリモコン信号受信装置において、
    前記所定期間は、前記リモコンから同一のリモコンコード信号を連続して発する間隔またはその連続期間に基づき、決定された期間であることを特徴とするリモコン信号受信装置。
  4. 請求項2に記載のリモコン信号受信装置において、
    前記コード波形整形部選択部が出力したリモコンコード信号をデコードするデコード処理部を備え、
    前記所定期間は、前記デコード処理部への出力処理期間に基づき決定された期間であることを特徴とするリモコン信号受信装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1に記載のリモコン信号受信装置において、
    各コード波形整形部は、前記判定の結果が成功を示す場合にのみ、前記コード波形整形部選択部に対するリモコンコード信号の出力を行うことを特徴とするリモコン信号受信装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1に記載のリモコン信号受信装置において、
    前記コード波形整形部選択部が出力したリモコンコード信号をデコードするデコード処理部を備え、
    前記コード波形整形部、前記コード波形整形部選択部、及び前記デコード処理部は、前記コード波形整形部と前記コード波形整形部選択部とを含む第1の制御演算部と、前記デコード処理部を含む第2の制御演算部とに分離して構成され、
    前記第1の制御演算部と前記第2の制御演算部はそれぞれ個別に低消費電力モードで動作可能であって、前記第1及び第2の制御演算部が前記低消費電力モードで動作しているときに、前記第1の制御演算部が前記受信部からリモコンコード信号を受信した際、前記第1の制御演算部は低消費電力モードから通常動作モードに復帰するとともに、該リモコンコード信号の波形整形を開始し、該波形整形の結果に応じて前記第2の制御演算部に対して該第2の制御演算部を低消費電力モードから通常動作モードに復帰させるためのパルス信号を送信することを特徴とするリモコン信号受信装置。
  7. 請求項6に記載のリモコン信号受信装置において、
    前記第1の制御演算部は、前記低消費電力モードにおいて、前記受信部からリモコンコード信号を繰り返し連続して受信したときに、前記コード波形整形部による第1回目のリモコンコード信号を所定レベルまで正しく波形整形できたものと判断した場合には、該第1回目のリモコード信号の波形整形終了時に、前記パルス信号を送信し、
    前記第2の制御演算部は、前記パルス信号を受信することにより、前記低消費電力モードから通常動作モードへの復帰を開始することを特徴とするリモコン信号受信装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1に記載のリモコン信号受信装置を備えた画像表示装置。
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