JP2009021164A - 表示装置及び表示装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示品位が良好であり、且つ、信頼性の向上及び長寿命化が可能な表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】配線基板100のアクティブエリアにおいて、マトリクス状の画素のそれぞれに備えられた自発光素子60と、各画素を分離する隔壁70と、を備えたアレイ基板10を備え、
アレイ基板10は、さらに、自発光素子60から隔離され配線基板100の主面100Aから所定の高さを有する支持体110を備えたことを特徴とする。
【選択図】図4A

Description

この発明は、表示装置及び表示装置の製造方法に係り、特に、所定の開口パターンを有する蒸着マスクを介した蒸着工程を経て形成される自発光素子を備えた表示装置及びその製造方法に関する。
近年、平面表示装置として、有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置が注目されている。この有機EL表示装置は、自発光素子である有機EL素子を備えていることから、視野角が広く、バックライトを必要とせず薄型化が可能であり、消費電力が抑えられ、且つ応答速度が速いといった特徴を有している。これらの特徴から、有機EL表示装置は、液晶表示装置に代わる、次世代平面表示装置の有力候補として注目を集めている。
有機EL素子は、画素回路などとともにアレイ基板に備えられ、陽極と陰極との間に発光機能を有する有機化合物を含む有機活性層を保持して構成されている。しかしながら、このような有機EL素子に用いられる材料、特に、有機活性層を構成する材料には、水分や酸素により劣化しやすいものが含まれる。このため、有機EL素子は、アレイ基板に対向配置された封止基板により、不活性ガス雰囲気中あるいは真空中で気密に封止されている。
有機EL表示装置としては、有機EL素子で発生した光をアレイ基板側から外部に取り出す下面発光(ボトムエミッション)方式、及び、有機EL素子で発生した光を封止基板側から外部に取り出す上面発光(トップエミッション)方式がある。
このような有機EL素子の製造工程において、低分子系の有機化合物からなる有機活性層を形成する工程においては、蒸着源から飛散した材料源を蒸着する蒸着法を適用可能である(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−323888号公報
カラー表示可能な有機EL表示装置を実現するための代表的な方法として、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色にそれぞれ発光する複数種類の色画素を配置する方法が挙げられる。これらの各色画素にそれぞれ配置される有機活性層(特に、発光層)の形成方法として、表示素子領域に対応した開口パターンを有する蒸着マスクを介して低分子系の有機化合物を蒸着するマスク蒸着法が適用可能である。
有機EL素子の形成プロセスは、例えば、以下の通りである。まず、各画素に第1電極を形成する。この第1電極を形成した領域が発光する表示素子領域に相当する。この第1電極の周囲には、画素間を分離するために第1電極よりも高い(厚い)隔壁が形成される。続いて、表示素子領域に対応した開口パターンを有する蒸着マスクを配置する。このような状態で蒸着用のチャンバーにて、蒸着マスクを介して材料源を蒸着することにより、第1電極上に有機活性層が形成される。材料源が蒸着される領域は、ほぼ開口パターンと同等の大きさになるが、蒸着面すなわち第1電極の表面から蒸着マスクまでの距離によっては、開口パターンよりも広い領域となる。隔壁は、蒸着マスクを保持し、第1電極と一定の距離を保ちつつ、隣接する別の色画素の表示素子領域と分離する機能を持つ。続いて、有機活性層を覆うように第2電極を形成することにより、有機EL素子が形成される。このような有機EL素子は、第1電極と第2電極との間に電流を流すことにより発光し、電流量に応じて発光量(輝度)が調整される。
このようなマスク蒸着法を適用する場合、蒸着マスクに部分的な突起があると、蒸着マスクを隔壁に近接ないし接触させたときに、この突起が隔壁に接触して隔壁の上面(すなわち第2電極が配置される面)を損傷してしまうことがある。また、蒸着マスクを配置する際に、蒸着マスクと隔壁の上面との間に異物が挟持されてしまった場合にも、同様の問題が生ずるおそれがある。このような損傷は、隔壁上面の平滑性を損なうことになる。このため、後に形成される第2電極は、隔壁の上面にも配置されるが、損傷を受けた部分にピンホールが形成され、隔壁のカバレッジ不良を招くことがある。
すなわち、本来、第2電極は隔壁を全体的に覆うように形成されるが、損傷箇所は起伏が大きいため、第2電極によって十分に覆われないことがある。つまり、隔壁の一部が第2電極から露出することになる。
隔壁は、一般に樹脂材料をパターニングすることによって形成される。このような樹脂材料は、性質上、若干の透湿性を有している場合がある。このため、第2電極のピンホールから水分が浸入し、隔壁内に拡散していく現象が発生し得るモードがある。一方、有機EL素子は、水分や酸素によって劣化が加速される性質を持っており、水分浸入によって輝度の低下を招き、時間の経過に伴って正常輝度で発光しなくなるという事態が生じることがある。つまり、第2電極のピンホール周辺の画素においては、他の画素よりも有機EL素子の劣化が急速に進行し、発光輝度にムラが生ずることにつながる。
一方で、第2電極のピンホールから各部に含まれる水分やガス成分、特に樹脂材料に含まれる水分が外部に発散する現象が発生し得るモードもある。この場合には、正常な画素において、時間の経過に伴って次第に劣化していく一方で、ピンホール周辺の画素においては、劣化の度合いが小さく、発光輝度にムラが生ずることがある。
この発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、表示品位が良好であり、且つ、信頼性の向上及び長寿命化が可能な表示装置及び表示装置の製造方法を提供することにある。
この発明の第1態様による表示装置は、
配線基板のアクティブエリアにおいて、マトリクス状の画素のそれぞれに備えられた自発光素子と、各画素を分離する隔壁と、を備えた第1基板と、
前記第1基板の前記自発光素子側に対向して配置された第2基板と、を備え、
前記第1基板は、さらに、前記自発光素子から隔離され前記配線基板の主面から所定の高さを有する支持体を備えたことを特徴とする。
この発明の第2態様による表示装置の製造方法は、
アクティブエリアにおいて、マトリクス状の画素のそれぞれに配置された第1電極と、前記第1電極が配置された表示素子領域から隔離され所定の高さを有する支持体と、を備えた配線基板を用意する工程と、
前記表示素子領域に対応した開口パターンを有する蒸着マスクを前記支持体に載置し、前記蒸着マスクを介して発光機能を有する有機化合物を含む材料を前記第1電極上に蒸着して有機活性層を形成する工程と、
前記蒸着マスクを除去して、前記有機活性層上に第2電極を形成する工程と、
を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、表示品位が良好であり、且つ、信頼性の向上及び長寿命化が可能な表示装置及び表示装置の製造方法を提供することが可能となる。
以下、この発明の一実施の形態に係る表示装置及び表示装置の製造方法について図面を参照して説明する。なお、この実施の形態では、表示装置として、自己発光型表示装置、例えばトップエミッション方式の有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置を例にして説明する。
図1に示すように、有機EL表示装置1は、アレイ基板(第1基板)10と、このアレイ基板10に対向して配置された封止基板(第2基板)20と、を備えている。このような構成の有機EL表示装置1は、画像を表示する略多角形状のアクティブエリア12を有している。アクティブエリア12は、マトリクス状に配置された複数の画素PXによって構成されており、図1に示した例では、長方形状に形成されている。また、図1では、カラー表示タイプの有機EL表示装置1を例に示しており、アクティブエリア12は、複数種類の色画素、例えば3原色に対応した赤色画素PXR、緑色画素PXG、及び、青色画素PXBによって構成されている。これらのアレイ基板10と封止基板20とは、アクティブエリア12を囲むように枠状に配置されたシール材30により貼り合せられている。
各画素PX(R、G、B)は、画素回路40及びこの画素回路40によって駆動制御される表示素子60を備えている。図2に画素回路40の一例を示すが、他の構成の画素回路を適用しても良いことは言うまでもない。
図2に示すように、画素回路40は、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第3スイッチSW3、第4スイッチSW4、蓄積容量素子CSなどを備えて構成されている。第1スイッチSW1は、表示素子60に供給する電流量を制御する機能を有している。第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3は、サンプル・ホールドスイッチとして機能する。第4スイッチ素子SW4は、第1スイッチSW1から表示素子60への駆動電流の供給を制御する機能を有している。蓄積容量素子CSは、第1スイッチSW1のゲートーソース間の電位を保持する機能を有している。
第1スイッチSW1は、電源線Pと第4スイッチSW4との間に接続されている。第1スイッチSW1のゲート電極は第2スイッチSW2に接続されている。第4スイッチSW4は、第1スイッチSW1と表示素子60との間に接続されている。第4スイッチSW4のゲート電極は、第1ゲート線GL1に接続されている。
第2スイッチSW2は、信号線SLと第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4との間に接続されている。第3スイッチSW3は、第1スイッチSW1と第2スイッチSW2との間に接続されている。第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3のゲート電極は、第2ゲート線GL2に接続されている。
これらの第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第3スイッチ素子SW3、及び、第4スイッチSW4は、例えば薄膜トランジスタによって構成され、その半導体層は、ここではポリシリコンによって形成されている。
このような回路構成の場合、第2ゲート線GL2からオン信号が供給されたのに基づいて第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3がオンとなり、信号線SLを流れる電流に応じて電源線Pから電流が第1スイッチSW1を流れ、また、第1スイッチSW1を流れる電流に応じて蓄積容量素子CSが充電される。そして、第1ゲート線GL1からオン信号が供給されたのに基づいて第4スイッチSW4がオンとなり、蓄積容量素子CSで保持した容量に応じた電流が第1スイッチSW1を介して第4スイッチSW4を流れる。これにより、表示素子60に所定の輝度に応じた電流が供給される。
表示素子60は、自発光素子である有機EL素子60(R、G、B)によって構成されている。すなわち、赤色画素PXRは、主に赤色波長に対応した光を出射する有機EL素子60Rを備えている。緑色画素PXGは、主に緑色波長に対応した光を出射する有機EL素子60Gを備えている。青色画素PXBは、主に青色波長に対応した光を出射する有機EL素子60Bを備えている。
各種有機EL素子60(R、G、B)は、基本的に同一構成であり、例えば、図3に示すように、配線基板100上に配置されている。なお、配線基板100は、ガラス基板やプラスチックシートなどの絶縁性の支持基板101の上に、アンダーコート層102、ゲート絶縁膜103、層間絶縁膜104を備える他に、画素回路40や各種配線などを備えて構成されたものとする。そして、層間絶縁膜104の表面が配線基板100の主面100Aに相当する。これらのアンダーコート層102、ゲート絶縁膜103、及び、層間絶縁膜104は、酸化シリコン膜や窒化シリコン膜などの無機系材料によって形成されている。図3に示した例では、有機EL素子60と配線基板100との間に平坦化膜105が介在している。この平坦化膜105は、絶縁性の樹脂材料を用いてパターニングすることにより形成されている。
有機EL素子60は、各画素PXに独立島状に配置された第1電極61と、第1電極61に対向して配置され複数の画素PXに共通の第2電極62と、これらの第1電極61と第2電極62との間に保持された有機活性層63と、によって構成されている。
第1電極61は、平坦化膜105の上に配置され、陽極として機能する。この第1電極61は、平坦化膜105に形成されたコンタクトホールを介して第4スイッチSW4に接続されている。トップエミッション方式の場合、第1電極61は、反射層を含んでいることが望ましい。
有機活性層63は、第1電極61上に配置され、少なくとも発光層を含んでいる。この有機活性層63は、発光層以外の層として、例えば、ホール輸送層、ホール注入層、ブロッキング層、電子輸送層、電子注入層、バッファ層などを含んでも良いし、またこれらを機能的に複合した層を含んでもよい。発光層は、赤、緑、または青に発光する発光機能を有する有機化合物によって形成される。このような有機活性層63は、低分子系の材料を用いて蒸着法などのドライプロセスを経て形成可能である。
第2電極62は、有機活性層63を覆うように配置され、陰極として機能する。この第2電極62は、アクティブエリア12の周囲に配置されコモン電位、ここでは接地電位を供給する図示しない第2電極電源線に接続されている。このような第2電極は、トップエミッション方式の場合、光透過性を有する導電材料により形成されている。
また、アレイ基板10は、アクティブエリア12において、各画素PX(R、G、B)を分離する隔壁70を備えている。隔壁70は、第1電極61の周縁を覆うように格子状またはストライプ状に配置されている。このような隔壁70は、絶縁性の樹脂材料を用いてパターニングすることによって形成されている。また、隔壁70は、有機活性層63とともに、第2電極62によって覆われている。
封止基板20は、アレイ基板10の有機EL素子60側に対向するように配置されている。そして、封止基板20は、その周縁部21に塗布されたシール材30によりアレイ基板10と貼り合わせられている。これにより、有機EL素子60は、気密なスペースに封止される。トップエミッション方式の場合、封止基板20の内面(すなわちアレイ基板10と対向する面)には、周縁部21とアクティブエリア12と間に乾燥剤DAが配置されている。また、アレイ基板10の外面(すなわち支持基板101の有機EL素子60が配置される面とは反対側の面)には、偏光板などの光学素子ODが配置されている。
上述したような有機EL表示装置において、アレイ基板10は、有機EL素子60(もしくは、第1電極61が配置された領域に相当する表示素子領域)から隔離されているとともに配線基板100の主面100Aから所定の高さを有する支持体を備えている。以下に、支持体の構成についてより詳細に説明する。
《第1実施形態》
第1実施形態に係る有機EL表示装置においては、図4Aに示すように、配線基板100の主面100Aに配置された支持体110は、主面100Aから隔壁70の頂点(上面)70Tまでの高さH1よりも高い高さH2を有している。第1構成例に係る支持体110は、複数の層を積層した積層体によって構成されている。
すなわち、図4Aに示した第1構成例では、支持体110は、配線基板100の上に配置された第1樹脂層111と、第1樹脂層111に積層された第2樹脂層112と、第2樹脂層112に積層された第3樹脂層113と、によって構成されている。
第1樹脂層111は、平坦化膜105と同一層の樹脂層であり、配線基板100の上に成膜された樹脂材料をパターニングすることにより形成可能である。また、この第1樹脂層111においては、有機EL素子60(もしくは表示素子領域PD)と支持体110との間に溝G1が形成されている。つまり、樹脂材料のパターニングにより、支持体110を構成する第1樹脂層111と、有機EL素子60の下地層として機能する平坦化膜105とが同時に形成されるとともに、第1樹脂層111と平坦化膜105とが互いに分離される。
第2樹脂層112は、隔壁70と同一層の樹脂層であり、平坦化膜105及び第1樹脂層111の上に成膜された樹脂材料をパターニングすることにより形成可能である。また、この第2樹脂層112においては、有機EL素子60(もしくは表示素子領域PD)と支持体110との間に溝G2が形成されている。つまり、樹脂材料のパターニングにより、支持体110を構成する第2樹脂層112と、隔壁70とが同時に形成されるとともに、第2樹脂層112と隔壁70とが互いに分離される。
第3樹脂層113は、第2樹脂層112の上に成膜された樹脂材料をパターニングすることにより形成可能である。この第3樹脂層113は、隔壁70から分離された第2樹脂層112の上に島状に配置されている。
このような第1構成例の支持体110によれば、第1樹脂層111及び第2樹脂層112において、それぞれ形成された溝G1及びG2によって、平坦化膜105及び隔壁70とは物理的に切り離された状態となり、有機EL素子60もしくは表示素子領域PDから隔離することが可能となる。つまり、ここでの「隔離」とは、樹脂材料からなる層を介して支持体110と有機EL素子60もしくは表示素子領域PDとが繋がっていない状態に相当する。
このような支持体110を備えた配線基板100において、有機EL素子60の形成プロセスは、以下の通りである。まず、図4Aに示すように、第1電極61と、表示素子領域PDから隔離された支持体110とを備えた配線基板100を用意する。続いて、図4Bに示すように、表示素子領域PDに対応した開口パターンOPを有する蒸着マスクMを支持体110に載置し、蒸着マスクMを介して発光機能を有する有機化合物を含む材料を第1電極61の上に蒸着して有機活性層63を形成する。ここで適用される蒸着マスクMは、金属あるいは同等の性質を持った基材に開口パターンを形成したものである。続いて、図4Cに示すように、蒸着マスクMを除去して、有機活性層63の上に第2電極62を形成する。このような工程により、有機EL素子60が形成される。
この形成プロセスにおいて、支持体110は、表示素子領域PDにおける最高の高さつまり配線基板100の主面100Aから隔壁70の上面70Tまでの高さH1よりも高い高さH2を有している。このため、支持体110は、蒸着マスクMが支持体110に接触するように載置されたとしても、表示素子領域PDからは離間した状態で蒸着マスクMを支持する。つまり、隔壁70の上面70Tと蒸着マスクMとの間には、支持体110の高さH2と表示素子領域PDの高さH1との差分に相当するスペースが形成される。
したがって、蒸着マスクMが直接隔壁70に接触することがなく、隔壁70の損傷を防止することが可能となる。また、蒸着マスクMが支持体110に接触したことにより、支持体110が損傷を受け、この支持体110を覆う第2電極62にピンホールが形成されたとしても、支持体110と有機EL素子60とを繋ぐ水分のパスがない。
例えば、図4D及び図4Eに示すように、支持体110が損傷を受け、第2電極62にピンホールPHが形成されたとする。このピンホールPHを介して浸入した水分は、支持体110において、第3樹脂層113、第2樹脂層112、第1樹脂層111へと順次移動するが、溝G1及びG2によって有機EL素子60側への移動が阻止される。当然のことながら、有機EL素子60の周辺の樹脂材料に含まれる水分等の支持体110への移動も阻止される。このため、ピンホールPHの周辺の画素の有機EL素子60であっても、他の画素の有機EL素子と同等の発光特性を維持することが可能となる。
一方、図5A及び図5Bに示したような比較例では、隔壁70が損傷を受け、第2電極62にピンホールPHが形成された場合には、ピンホールPHを介して浸入した水分は、隔壁70から有機EL素子60に移動し、特に、有機活性層63にダメージを与える。このため、有機EL素子60において、ピンホールPHに近接する部分から劣化し、他の画素の有機EL素子よりも発光特性が低下してしまう場合がある。一方で、有機EL素子60の周辺の樹脂材料に含まれる水分等はピンホールPHから外部に発散されやすくなる。このため、有機EL素子60において、ピンホールPHに近接する部分での劣化が進行しにくく、他の画素の有機EL素子よりも良好な発光特性が維持される場合もある。
このように、第1実施形態によれば、支持体110から浸入した水分の有機EL素子60への移動、及び、有機EL素子60周辺の樹脂材料から拡散した水分の支持体110への移動が抑制され、局所的な画素での有機EL素子60の特性変化を防止することが可能となる。
第1構成例においては、支持体110は、複数の樹脂層を積層した積層体によって構成したが、この例に限らず、導電層を含んでいても良い。このとき、支持体110は、各画素に有機EL素子60を形成するのに必要な絶縁層や導電層と同一の層を含むことが望ましい。これにより、支持体110を形成するためのプロセスが大幅に増えることがなく、製造コストの増大を抑制することが可能となる。
図6A乃至図6Cに示した第2構成例では、支持体110は、配線基板100の上に配置された第1樹脂層111と、第1樹脂層111に積層された第2樹脂層112と、第2樹脂層112に積層された第3樹脂層113と、によって構成されている。また、この支持体110は、第1樹脂層111と第2樹脂層112との間、及び、第2樹脂層112と第3樹脂層113との間の少なくとも一方に配置された防水層114を備えている。
図6Aに示した例では、防水層114は、第1樹脂層111と第2樹脂層112との間に配置されている。図6B及び図6Cに示した例では、防水層114は、第2樹脂層112と第3樹脂層113との間に配置されている。防水層114は、第1樹脂層111または第2樹脂層112の表面を改質するなどの水分の透過率を低減させる処理を施すことにより、第1樹脂層111または第2樹脂層112の表面に形成しても良いし、低透水性の金属膜などを別個に形成しても良い。
この第2構成例においては、第1樹脂層111は、平坦化膜105と同一層の樹脂層であり、配線基板100の上に成膜された樹脂材料をパターニングすることにより形成可能である。また、この第1樹脂層111においては、有機EL素子60(もしくは表示素子領域PD)と支持体110との間に溝を介することなく平坦化膜105と一体的に形成されている。つまり、支持体110と有機EL素子60(もしくは表示素子領域PD)とは、樹脂材料からなる層を介して繋がっている。
第2樹脂層112は、隔壁70と同一層の樹脂層であり、第1樹脂層111の上に成膜された樹脂材料をパターニングすることにより形成可能である。また、この第2樹脂層112において、図6A及び図6Bに示した例では、有機EL素子60(もしくは表示素子領域PD)と支持体110との間に溝G2が形成されている。つまり、支持体110を構成する第2樹脂層112と、隔壁70とが互いに分離されている。
一方、図6Cに示した例では、第2樹脂層112において、有機EL素子60(もしくは表示素子領域PD)と支持体110との間に溝を介することなく隔壁70と一体的に形成されている。つまり、支持体110と有機EL素子60(もしくは表示素子領域PD)とは、樹脂材料からなる層を介して繋がっている。
第3樹脂層113は、第2樹脂層112の上に成膜された樹脂材料をパターニングすることにより形成可能である。この第3樹脂層113は、隔壁70から分離された第2樹脂層112の上に島状に配置されている。
このような第2構成例の支持体110によれば、図6B及び図6Cに示した例のように、第2樹脂層112とこの第2樹脂層112の上に島状に配置された第3樹脂層113との間に防水層114を備えたことにより、有機EL素子60もしくは表示素子領域PDから隔離することが可能となる。また、図6Aに示した例のように、支持体110は、第1樹脂層111と第2樹脂層112との間に防水層114を備えるとともに、第2樹脂層112において形成された溝G2により、有機EL素子60もしくは表示素子領域PDから隔離することが可能となる。したがって、第1構成例と同様の効果が得られる。
図7に示した第3構成例では、支持体110は、配線基板100の上に島状に配置された単一の樹脂層によって構成されている。この支持体110は、平坦化膜105や隔壁70とは異なるプロセスにより一括して形成されたものであり、配線基板100の上に成膜された樹脂材料をパターニングすることにより形成可能である。
このような第3構成例の支持体110によれば、配線基板100の上において独立しているため、平坦化膜105及び隔壁70とは物理的に切り離された状態となり、有機EL素子60もしくは表示素子領域PDから隔離することが可能となる。すなわち、樹脂材料からなる層を介して支持体110と有機EL素子60もしくは表示素子領域PDとが繋がっていない。したがって、第1構成例と同様の効果が得られる。
上述した第1実施形態において、特に、第1構成例及び第2構成例のように、3層の積層体によって支持体110を構成する場合、支持体110を構成する第2樹脂層112の上に島状に配置された第3樹脂層113は、第2樹脂層112よりも低透水性の樹脂材料を用いて形成してもよい。第2樹脂層112がハード・レジン・コート(HRC)からなる場合、第3樹脂層113は、例えばポリイミドによって形成される。また、第3構成例のように、単一の樹脂層によって支持体110を構成する場合には、支持体110をポリイミドなどの低透水性の樹脂材料によって形成しても良い。また、このような樹脂層は、表示素子領域PDの形成条件とは分離して水分を吸収しにくい独自材料を選択することも可能である。
これにより、溝G1及びG2や防水層114を適用しなくても、支持体110を有機EL素子60もしくは表示素子領域PDから隔離することが可能となる。
《第2実施形態》
第2実施形態に係る有機EL表示装置においては、図8Aに示すように、配線基板100の主面100Aに配置された支持体110は、主面100Aから隔壁70の頂点(上面)70Tまでの高さH1と同等以下の高さH2を有している。第1構成例に係る支持体110は、複数の層を積層した積層体によって構成され、高さH1と同等の高さH2を有している(H1=H2)。
すなわち、図8Aに示した第1構成例では、支持体110は、配線基板100の上に配置された第1樹脂層111と、第1樹脂層111に積層された第2樹脂層112と、によって構成されている。
第1樹脂層111及び第2樹脂層112は、第1実施形態の第1構成例と同様に構成されている。すなわち、第1樹脂層111においては、有機EL素子60(もしくは表示素子領域PD)と支持体110との間に溝G1が形成されている。また、第2樹脂層112においては、有機EL素子60(もしくは表示素子領域PD)と支持体110との間に溝G2が形成されている。
このような第1構成例の支持体110によれば、第1樹脂層111及び第2樹脂層112において、それぞれ形成された溝G1及びG2によって、平坦化膜105及び隔壁70とは物理的に切り離された状態となり、有機EL素子60もしくは表示素子領域PDから隔離することが可能となる。
このような支持体110を備えた配線基板100において、有機EL素子60の形成プロセスは、以下の通りである。まず、図8Aに示すように、第1電極61と、表示素子領域PDから隔離された支持体110とを備えた配線基板100を用意する。続いて、図8Bに示すように、表示素子領域PDに対応した開口パターンOPを有するとともにスペーサMSを備えた蒸着マスクMを支持体110に載置し、蒸着マスクMを介して発光機能を有する有機化合物を含む材料を第1電極61の上に蒸着して有機活性層63を形成する。続いて、図8Cに示すように、蒸着マスクMを除去して、有機活性層63の上に第2電極62を形成する。このような工程により、有機EL素子60が形成される。
この形成プロセスにおいて、支持体110は、表示素子領域PDにおける最高の高さつまり配線基板100の主面100Aから隔壁70の上面70Tまでの高さH1と同等以下の高さH2を有している一方で、蒸着マスクMが表示素子領域PDの高さH1と支持体110の高さH2との差分以上の高さH3を有するスペーサMSを備えている。
このため、支持体110は、蒸着マスクMに設けられたスペーサMSが支持体110に接触するように載置されたとき、表示素子領域PDからは離間した状態で蒸着マスクMのスペーサMSを支持する。つまり、隔壁70の上面70Tと蒸着マスクMとの間には、スペーサMSの高さ分に相当するスペースが形成される。
したがって、蒸着マスクMが直接隔壁70に接触することがなく、隔壁70の損傷を防止することが可能となる。また、蒸着マスクMが支持体110に接触したことにより、支持体110が損傷を受け、この支持体110を覆う第2電極62にピンホールが形成されたとしても、支持体110と有機EL素子60とを繋ぐ水分のパスがない。
例えば、図8Dに示すように、支持体110が損傷を受け、第2電極62にピンホールPHが形成されたとする。このピンホールPHを介して浸入した水分は、支持体110において、第2樹脂層112、第1樹脂層111へと順次移動するが、溝G1及びG2によって有機EL素子60側への移動が阻止される。当然のことながら、有機EL素子60の周辺の樹脂材料に含まれる水分等の支持体110への移動も阻止される。このため、ピンホールPHの周辺の画素の有機EL素子60であっても、他の画素の有機EL素子と同等の発光特性を維持することが可能となる。
このように、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、支持体110から浸入した水分の有機EL素子60への移動、及び、有機EL素子60周辺の樹脂材料から拡散した水分の支持体110への移動が抑制され、局所的な画素での有機EL素子60の特性変化を防止することが可能となる。
第1構成例においては、支持体110は、複数の樹脂層を積層した積層体によって構成したが、この例に限らず、導電層を含んでいても良い。このとき、支持体110は、各画素に有機EL素子60を形成するのに必要な絶縁層や導電層と同一の層を含むことが望ましい。これにより、支持体110を形成するためのプロセスが大幅に増えることがなく、製造コストの増大を抑制することが可能となる。
図9に示した第2構成例では、支持体110は、配線基板100の上に配置された第1樹脂層111と、第1樹脂層111に積層された第2樹脂層112と、によって構成されている。また、この支持体110は、第1樹脂層111と第2樹脂層112との間に配置された防水層114を備えている。
第1樹脂層111、第2樹脂層112、及び、防水層114は、第1実施形態の第2構成例と同様に構成されている。すなわち、第2樹脂層112においては、有機EL素子60(もしくは表示素子領域PD)と支持体110との間に溝G2が形成されている。
このような第2構成例の支持体110によれば、図6Aに示した例のように、第1樹脂層111と第2樹脂層112との間に防水層114を備えるとともに、第2樹脂層112において形成された溝G2により、有機EL素子60もしくは表示素子領域PDから隔離することが可能となる。したがって、第1構成例と同様の効果が得られる。
図10に示した第3構成例では、支持体110は、配線基板100の上に島状に配置された単一の樹脂層によって構成されている。この支持体110は、配線基板100の上に成膜された樹脂材料をパターニングすることにより形成可能である。
このような第3構成例の支持体110によれば、配線基板100の上において独立しているため、平坦化膜105及び隔壁70とは物理的に切り離された状態となり、有機EL素子60もしくは表示素子領域PDから隔離することが可能となる。すなわち、樹脂材料からなる層を介して支持体110と有機EL素子60もしくは表示素子領域PDとが繋がっていない。したがって、第1構成例と同様の効果が得られる。
上述した第2実施形態において、特に、第1構成例及び第2構成例のように、2層の積層体によって支持体110を構成する場合、支持体110を構成する第1樹脂層111の上に島状に配置された第2樹脂層112は、第1樹脂層111よりも低透水性の樹脂材料を用いて形成してもよい。第1樹脂層111がハード・レジン・コート(HRC)からなる場合、第2樹脂層112は、例えばポリイミドによって形成される。また、第3構成例のように、単一の樹脂層によって支持体110を構成する場合には、支持体110をポリイミドなどの低透水性の樹脂材料によって形成しても良い。
これにより、溝G1及びG2や防水層114を適用しなくても、支持体110を有機EL素子60もしくは表示素子領域PDから隔離することが可能となる。
上述した第2実施形態においては、第1乃至第3構成例のいずれも支持体110は、高さH1と同等の高さH2を有している(H1=H2)。図11に示した第4構成例では、支持体110は、高さH1よりも低い高さH2を有している(H1>H2)。この支持体110は、配線基板100の上に配置された第1樹脂層111によって構成されている。この第1樹脂層111は、平坦化膜105と同一層の樹脂層であり、配線基板100の上に成膜された樹脂材料をパターニングすることにより形成可能である。また、この第1樹脂層111においては、有機EL素子60(もしくは表示素子領域PD)と支持体110との間に溝G1が形成されている。つまり、第1樹脂層111と平坦化膜105とが互いに分離されている。このため、支持体110を有機EL素子60もしくは表示素子領域PDから隔離することが可能となる。
なお、この第4構成例に対しては、高さH1と高さH2との差分よりも大きな高さを有するスペーサMSを備えた蒸着マスクMを適用することにより、蒸着マスクMと表示素子領域PDとの接触を防止することが可能となる。
《支持体の配置パターン》
図12に示すように、支持体110は、アクティブエリア12の外側に配置されても良い。このようなアクティブエリア12の外側は、画素のレイアウトの制約を受けにくいため、比較的大きなサイズの支持体110を形成しやすい。また、画素とは十分に離れているため、たとえ支持体110が損傷を受けたとしても、各画素の有機EL素子60への影響は少ない。
一方で、支持体110は、アクティブエリア12に配置されても良い。アクティブエリア12においては、大きなサイズの支持体110を形成することは難しいが、微細なサイズの支持体110を必要な密度で形成しやすい。また、支持体110の周囲を溝で囲む、有機EL素子60の周囲を溝で囲む、あるいは、支持体110が防水層や低透水性の樹脂材料からなる層を含むことにより、支持体110と有機EL素子60とを隔離することができる。このため、支持体110が損傷を受けたとしても、各画素の有機EL素子60への影響は少ない。
図2に示したように、各画素PXは、有機EL素子60が配置される表示素子領域、及び、この表示素子領域以外の領域、ここでは画素回路40が配置される回路領域を有している。アクティブエリア12に支持体110を配置する場合、このような回路領域が支持体110を配置するための領域として利用可能である。
トップエミッション方式の場合、表示素子領域も回路領域として活用することができ、表示素子領域をより大きく確保することができる。その場合には、表示素子領域に重複しなかった回路領域や各種配線が形成された領域を、回路領域として理解すれば、本発明の範囲を逸脱しない。すなわち、アクティブエリア12に支持体を配置する場合、支持体110は、表示素子領域以外の領域を利用して配置すれば良い。なお、プロセス上の配慮から、支持体110が配置された部分と、各種スイッチや各種配線との重複部分などの位置を調整することも可能である。
支持体110は、各画素PXに配置されても良い。図13に示した例では、赤色画素PXR、緑色画素PXG、青色画素PXBが行方向に並んで配置されており、それぞれの画素PX(R、G、B)が画素回路40を備えている。各画素PX(R、G、B)の画素回路40は、行方向に並んで配置されている。このような画素回路40が並んだ行方向に延在する領域は、支持体110を配置可能な回路領域に相当する。そして、ここでは、支持体110は、各画素PX(R、G、B)の画素回路40にそれぞれ重なるように配置されている。
また、支持体110は、n画素おき(但し、nは正の整数)に配置されても良い。図14に示した例では、赤色画素PXR、緑色画素PXG、青色画素PXBが繰り返しこの順序で行方向に並んで配置されている。そして、ここでは、支持体110は、行方向に、1画素おきに配置されている。また、図15に示した例では、支持体110は、行方向に、2画素おきに配置されている。なお、このような場合、列方向においても同様に、支持体110は、n画素おきに配置されても良い。また、図14及び図15に示した例では、支持体110は、規則性を持って配置されているが、ある程度非規則性を高め、回路領域内において少なくとも一部の領域ではランダムに配置してもよい。
さらに、支持体110は、複数の画素に跨って配置されても良い。図16に示した例では、赤色画素PXR、緑色画素PXG、青色画素PXBが行方向に並んで配置されている。そして、ここでは、支持体110は、行方向に延在して3画素分の長さを持って配置されている。
なお、2画素分の長さを持つ支持体110をn画素おきに配置したり、ランダムに配置したりしても良い。また、図16に示した例よりもさらに長い支持体110を配置しても良い。この場合、各種配線の上に支持体110を配置することも可能である。さらに、1画素分の長さを持つ支持体110を2つの画素に跨るように配置しても良い。
このような支持体110は、略円錐状、略円柱状、略角錐状、または、略角柱状に形成される。さらには、支持体110は、平面的にみて(つまり配線基板の主面と平行な断面が)楕円状のものや、直線状のものや、曲線状のものであってもよい。
上述した構成の支持体110の高さH2は、蒸着マスクMを支持体110に載置したときに、蒸着マスクMと隔壁70の上面70Tとの間に空隙が形成されるように設定される。例えば、第1実施形態においては、蒸着マスクMは、支持体110によって保持され、しかも、隔壁70の上面70Tとの間で空隙を持って配置されることになる。また、第2実施形態においては、蒸着マスクMは、そのスペーサMSにより支持体110によって保持され、しかも、隔壁70の上面70Tとの間で空隙を持って配置されることになる。
このとき、蒸着マスクMの撓み分だけ隔壁70に近接するが、1μm以下に保持できるように、支持体110の高さ及び配置、スペーサMSの高さ及び配置、さらには蒸着マスクMの厚さ及び材料を選択可能である。蒸着マスクMの厚さが100μm〜500μm程度であれば、100μm〜500μm程度の間隔で支持体110を配置することにより、撓み量は1μm以下と期待できる。このため、赤色画素、緑色画素、及び、青色画素のセット(RGBセット)サイズが200μm□程度であれば、高さが1μm程度の支持体110をRGBセット単位に配置することで十分に効果的といえる。
なお、蒸着マスクの上の突起(バリ)や異物、隔壁の上面の異物などの大きさを統計的にみて、蒸着マスクと隔壁との間の空隙量を調整することは可能であるが、過大にすると色画素毎に塗り分けるべき有機活性層が混じる混色現象を引き起こす可能性があり、1μm以下が目安と考えてよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、有機EL素子を形成する過程の蒸着工程において、適用される蒸着マスクが表示素子領域の隔壁に接触しないように蒸着マスクを支持する支持体を備えている。また、支持体は、有機EL素子周囲と水分拡散の経路を分離して構成されている。
この支持体は、隔壁の形成工程と同一工程で少なくともその一部を形成する方法や独自に配置する方法などを適用することができる。また、この支持体は、隔壁などと要求される加工性などが異なるため、透湿性の低い材料を選定して構成することも可能である。さらに、支持体が防水層を含むように構成することも可能である。
蒸着マスクによるダメージは、支持体に限定して発生するが、損傷部分から浸透・拡散した水分は、有機EL素子に到達しないため、水分に起因する劣化加速を抑制することが可能である。このため、表示装置として使用した場合、時間の経過に伴い、一部の画素の有機EL素子が全体の輝度低下よりも早く劣化して非発光状態(滅点)となることを防ぐことができる。また、有機EL素子周辺に含まれる水分が損傷部分から発散されることもないため、表示装置として使用した場合、時間の経過に伴い、一部の画素の有機EL素子が全体の輝度低下よりも遅く劣化することによる表示バランスの低下も防ぐことができる。
このように、蒸着マスクの突起や異物などによる隔壁へのダメージを抑制することができ、これによって引き起こされる第2電極や表面保護層の段切れ(ピンホールなど)発生を抑制し、水分の影響による局所的な有機EL素子の劣化を防止することが可能となる。したがって、経時変化による画素の輝度低下や非点灯化を抑制、同様の画素の多量発生による表示装置としての使用不可現象の発生を防止、ひいては信頼性の高い表示デバイスを提供できる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
例えば、上述した実施の形態では、上述した実施の形態においては、上面発光方式の有機EL表示装置を例に説明したが、下面発光方式の有機EL表示装置においても、上述した構成を採用することが可能である。
図1は、この発明の一実施の形態に係る有機EL表示装置の構成を概略的に示す図である。 図2は、図1に示した有機EL表示装置において画素を構成する表示素子及び画素回路の一例を示す図である。 図3は、上面発光方式の有機EL表示装置におけるアクティブエリアの構造を概略的に示す断面図である。 図4Aは、第1実施形態に係る有機EL表示装置に適用可能な第1構成例を説明するための断面図である。 図4Bは、図4Aに示した第1構成例における有機活性層の蒸着工程を説明するための図である。 図4Cは、図4Aに示した第1構成例における第2電極の形成工程を説明するための図である。 図4Dは、図4Aに示した第1構成例において支持体上の第2電極にピンホールが形成された状態を示す平面図である。 図4Eは、図4Dに示したピンホールからの水分の浸入経路を説明するための図である。 図5Aは、比較例において隔壁上の第2電極にピンホールが形成された状態を示す平面図である。 図5Bは、図5Aに示したピンホールからの水分の浸入経路を説明するための図である。 図6Aは、第1実施形態に係る有機EL表示装置に適用可能な第2構成例を説明するための断面図である。 図6Bは、第1実施形態における他の第2構成例を説明するための断面図である。 図6Cは、第1実施形態における他の第2構成例を説明するための断面図である。 図7は、第1実施形態に係る有機EL表示装置に適用可能な第3構成例を説明するための断面図である。 図8Aは、第2実施形態に係る有機EL表示装置に適用可能な第1構成例を説明するための断面図である。 図8Bは、図8Aに示した第1構成例における有機活性層の蒸着工程を説明するための図である。 図8Cは、図8Aに示した第1構成例における第2電極の形成工程を説明するための図である。 図8Dは、図8Aに示した第1構成例において支持体上の第2電極にピンホールが形成された状態でのピンホールからの水分の浸入経路を説明するための図である。 図9は、第2実施形態に係る有機EL表示装置に適用可能な第2構成例を説明するための断面図である。 図10は、第2実施形態における第3構成例を説明するための断面図である。 図11は、第2実施形態における第4構成例を説明するための断面図である。 図12は、アクティブエリア外に配置した支持体を概略的に示す平面図である。 図13は、アクティブエリア内において、各画素に配置した支持体を概略的に示す平面図である。 図14は、アクティブエリア内において、1画素おきに配置した支持体を概略的に示す平面図である。 図15は、アクティブエリア内において、2画素おきに配置した支持体を概略的に示す平面図である。 図16は、アクティブエリア内において、複数の画素に跨って配置した支持体を概略的に示す平面図である。
符号の説明
PX(R、G、B)…画素 PD…表示素子領域
M…蒸着マスク OP…開口パターン MS…スペーサ
1…有機EL表示装置 10…アレイ基板 12…アクティブエリア 20…封止基板 30…シール材 40…画素回路 60(R、G、B)…有機EL素子(表示素子;自発光素子) 61…第1電極 62…第2電極 63…有機活性層 70…隔壁
100…配線基板 100A…主面 101…支持基板 105…平坦化膜
110…支持体 111…第1樹脂層 112…第2樹脂層 113…第3樹脂層 114…防水層 G1…溝 G2…溝

Claims (25)

  1. 配線基板のアクティブエリアにおいて、マトリクス状の画素のそれぞれに備えられた自発光素子と、各画素を分離する隔壁と、を備えた第1基板と、
    前記第1基板の前記自発光素子側に対向して配置された第2基板と、を備え、
    前記第1基板は、さらに、前記自発光素子から隔離され前記配線基板の主面から所定の高さを有する支持体を備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記支持体は、単一の樹脂層によって構成されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記支持体は、複数の層を積層した積層体によって構成されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記支持体は、少なくとも前記隔壁と同一の層を含むことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記支持体は、前記隔壁よりも低透湿性の樹脂層を含むことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記支持体は、防水層を含むことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  7. 前記支持体は、前記配線基板の主面から前記隔壁の頂点までの高さより高い高さを有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  8. 前記支持体は、前記配線基板上に配置された第1樹脂層と、前記第1樹脂層に積層され前記隔壁と同一層の第2樹脂層と、前記第2樹脂層に積層された第3樹脂層と、によって構成され、
    前記第1樹脂層及び前記第2樹脂層において、前記自発光素子と前記支持体との間に溝が形成されたことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記支持体は、前記配線基板上に配置された第1樹脂層と、前記第1樹脂層に積層され前記隔壁と同一層の第2樹脂層と、前記第2樹脂層に積層された第3樹脂層と、前記第1樹脂層と前記第2樹脂層との間及び前記第2樹脂層と前記第3樹脂層との間の少なくとも一方に配置された防水層と、によって構成されたことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  10. 前記第2樹脂層において、前記自発光素子と前記支持体との間に溝が形成されたことを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記支持体は、前記配線基板上に配置された第1樹脂層と、前記第1樹脂層に積層され前記隔壁と同一層の第2樹脂層と、前記第2樹脂層に積層された第3樹脂層と、によって構成され、
    前記第3樹脂層は、前記第2樹脂層よりも低透水性の樹脂材料を用いて形成されたことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  12. 前記支持体は、前記配線基板の主面から前記隔壁の頂点までの高さと同等以下の高さを有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  13. 前記支持体は、前記配線基板上に配置された第1樹脂層と、前記第1樹脂層に積層され前記隔壁と同一層の第2樹脂層と、によって構成され、
    前記第1樹脂層及び前記第2樹脂層において、前記自発光素子と前記支持体との間に溝が形成されたことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  14. 前記支持体は、前記配線基板上に配置された第1樹脂層と、前記第1樹脂層に積層され前記隔壁と同一層の第2樹脂層と、前記第1樹脂層と前記第2樹脂層との間に配置された防水層と、によって構成されたことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  15. 前記第2樹脂層において、前記自発光素子と前記支持体との間に溝が形成されたことを特徴とする請求項14に記載の表示装置。
  16. 前記支持体は、前記配線基板上に配置された第1樹脂層によって構成され、
    前記第1樹脂層において、前記自発光素子と前記支持体との間に溝が形成されたことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  17. 前記支持体は、前記アクティブエリアの外側に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  18. 前記支持体は、前記アクティブエリアに配置されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  19. 前記支持体は、各画素に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  20. 前記支持体は、n画素おき(但し、nは正の整数)に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  21. 前記支持体は、複数の画素に跨って配置されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  22. 前記支持体は、略円錐状、略円柱状、略角錐状、または、略角柱状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  23. アクティブエリアにおいて、マトリクス状の画素のそれぞれに配置された第1電極と、前記第1電極が配置された表示素子領域から隔離され所定の高さを有する支持体と、を備えた配線基板を用意する工程と、
    前記表示素子領域に対応した開口パターンを有する蒸着マスクを前記支持体に載置し、前記蒸着マスクを介して発光機能を有する有機化合物を含む材料を前記第1電極上に蒸着して有機活性層を形成する工程と、
    前記蒸着マスクを除去して、前記有機活性層上に第2電極を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする表示装置の製造方法。
  24. 前記支持体は、前記表示素子領域よりも高い高さを有し、前記表示素子領域から離間した状態で前記蒸着マスクを支持することを特徴とする請求項23に記載の表示装置の製造方法。
  25. 前記支持体は、前記表示素子領域と同等以下の高さを有し、前記表示素子領域から離間した状態で前記蒸着マスクに設けたスペーサを支持することを特徴とする請求項23に記載の表示装置の製造方法。
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