JP2009020908A - サービス提供システム、サービス提供プログラム、サービス提供方法、空気調和機および設備機器のコントローラ - Google Patents

サービス提供システム、サービス提供プログラム、サービス提供方法、空気調和機および設備機器のコントローラ Download PDF

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詔之 河合
Hiroyuki Ito
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Abstract

【課題】本発明の課題は、サービス利用者がサービスに供する設備機器の設定値などを変更したことによりサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できるサービス提供システム等を提供することにある。
【解決手段】サービス提供システム70,170は、対象量測定手段、設備機器関連データ取得手段5,105および非過失割合算出手段10,110を備える。対象量測定手段は、対象量を測定する。設備機器関連データ取得手段5,105は、設備機器61,62,63,161,162,163に関するデータを取得する。非過失割合算出手段10,110は、対象量と設備機器61,62,63,161,162,163に関するデータとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、サービスの対象となる対象量を設備機器の運転あるいは運転制御により増減させるサービスを行うサービス提供システム、サービス提供プログラム、サービス提供方法、空気調和機および設備機器のコントローラに関する。
カビの発育に適切な湿度範囲(およそ60%以上)と人が快適と感じる湿度範囲(およそ40%から60%の間)とに差があることを利用した防カビサービスが考案されている。具体的には、空気調和機(除湿機能を有するエアコンあるいは除湿機など)を用いて湿度を制御することにより防カビを行うというサービスである。
ところで、このようなサービスを行う場合、空気調和機が適切な設定湿度で正常に運転されていれば、カビの発生はほとんど防げると期待される。しかし、サービス利用者が何らかの理由で空気調和機の設定湿度をカビの発生しやすい条件に変更してしまうおそれがないとは言い切れない。このようなサービスに一般のエアコンなどを用いた場合、サービス提供者はサービス利用者が湿度設定を変更したことを知ることができない。このため、カビが発生してしまった場合、サービス提供者はこのサービスに対して責任を問われるおそれがある。また、ネットワークなどを用いて設定値を監視できたとしても、その設定値の変更がカビの発生に直接関係したのかを立証することは極めて難しいと思われる。
このようなトラブルの回避手段として有効であると思われる技術の一つに、サービス利用者に設定値を変更させない技術がある(例えば、特許文献1)。
特開2001−289491号公報(第2−3項、図1)
しかし、このような技術を用いると、サービス利用者の設定の自由を奪うことになり、サービス利用者にとって酷であると思われる。また、サービス提供者にとってもこのような技術的制限が設けられた空気調和機を販売するのは難しいと思われる。
本発明の課題は、サービス利用者がサービスに供する設備機器の設定値などを変更したことによりサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できるサービス提供システム、サービス提供装置、サービス提供プログラム、サービス提供方法、空気調和機および設備機器のコントローラを提供することにある。
請求項1に記載のサービス提供システムは、サービスの対象となる対象量を設備機器の運転あるいは運転制御により増減させるサービスを行うサービス提供システムであって、対象量測定手段、設備機器関連データ取得手段および非過失割合算出手段を備える。ここでは、全ての手段が一つの装置に設けられていてもよい。なお、ここにいうサービスとは、防カビサービスあるいは省エネルギー制御サービスなどである。また、ここにいう設備機器とは、空気調和機、除湿機、OA機器あるいは工場の生産装置などである。さらに、ここにいう対象量とは、湿度、電力あるいはガスなどである。対象量測定手段は、対象量を測定する。設備機器関連データ取得手段は、設備機器に関するデータ(以下「設備機器関連データ」という)を取得する。なお、ここにいう設備機器関連データとは、設備機器の設定値あるいはオン/オフ情報などである。非過失割合算出手段は、対象量測定手段により測定された対象量と、設備機器関連データ取得手段により取得された設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。
ここでは、対象量測定手段が、対象量を測定する。また、設備機器関連データ取得手段が、設備機器に関するデータを取得する。そして、非過失割合算出手段が、対象量測定手段により測定された対象量と、設備機器関連データ取得手段により取得された設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。このため、サービス利用者が設備機器の設定値を変更してサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、サービス利用者の損害額を非過失割合に基づいてサービス提供者とサービス利用者とで分配することができれば、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
請求項2に記載のサービス提供システムは、請求項1に記載のサービス提供システムであって、省エネルギー制御サービスの対象となるエネルギー量を設備機器の運転制御により減少させるサービスを行うサービス提供システムである。なお、ここにいうエネルギー量とは、電力量あるいはガス量などである。ここで、対象量測定手段は、設備機器の消費エネルギー量を測定する。設備機器関連データ取得手段は、設備機器関連データを取得する。非過失割合算出手段は、対象量測定手段により測定された設備機器の消費エネルギー量と、設備機器関連データ取得手段により取得された設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。
ここでは、対象量測定手段が、設備機器の消費エネルギー量を測定する。また、設備機器関連データ取得手段が、設備機器関連データを取得する。そして、非過失割合算出手段が、対象量測定手段により測定された設備機器の消費エネルギー量と、設備機器関連データ取得手段により取得された設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。このため、省エネルギー制御サービスにおいてサービス利用者が設備機器の設定値を変更してサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、サービス利用者の損害額を非過失割合に基づいてサービス提供者とサービス利用者とで分配することができれば、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
請求項3に記載のサービス提供システムは、請求項1または2に記載のサービス提供システムであって、設備機器関連データは、設備機器の設定値である。
ここでは、設備機器関連データ取得手段が、設備機器の設定値を取得する。このため、サービス提供者は、サービス利用者が設備機器の設定値を変更したかを確認することができる。
請求項4に記載のサービス提供システムは、請求項1に記載のサービス提供システムであって、防カビサービスの対象となる湿度を、除湿機能を有する空気調和機の運転により減少させるサービスを行うサービス提供システムである。なお、ここにいう除湿機能を有する空気調和機とは、除湿機能を有するエアコンあるいは除湿機などである。ここで、対象量測定手段は、湿度を測定する。設備機器関連データ取得手段は、空気調和機に関するデータ(以下「空調機関連データ」という)を取得する。非過失割合算出手段は、対象量測定手段により測定された湿度と、設備機器関連データ取得手段により取得された空調機関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。
ここでは、対象量測定手段が、湿度を測定する。また、設備機器関連データ取得手段が、空調機関連データを取得する。そして、非過失割合算出手段が、対象量測定手段により測定された湿度と、設備機器関連データ取得手段により取得された空調機関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。このため、防カビサービスにおいてサービス利用者が空気調和機の設定値を変更してサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、サービス利用者の損害額を非過失割合に基づいてサービス提供者とサービス利用者とで分配することができれば、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
請求項5に記載のサービス提供システムは、請求項4に記載のサービス提供システムであって、空調機関連データは、空気調和機の設定値あるいはオン/オフ情報である。
ここでは、設備機器関連データ取得手段が、空気調和機の設定値あるいはオン/オフ情報を取得する。このため、サービス提供者は、サービス利用者が設備機器の設定値を変更したか、あるいは、サービス利用者が空気調和機を利用しているかを確認することができる。
請求項6に記載のサービス提供システムは、請求項1から5のいずれかに記載のサービス提供システムであって、設定変更判定手段をさらに備える。設定変更判定手段は、サービス利用者による設備機器の設定の変更があったか否かを判定する。非過失割合算出手段は、設定変更判定手段においてサービス利用者による設備機器の設定の変更があったと判定された場合に、対象量測定手段により測定された対象量と、設備機器関連データ取得手段により取得された設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。
請求項7に記載のサービス提供システムは、請求項6に記載のサービス提供システムであって、超過判定手段をさらに備える。超過判定手段は、対象量測定手段により測定された対象量が所定の値を超過したか否かを判定する。非過失割合算出手段は、設定変更判定手段においてサービス利用者による設備機器の設定の変更があったと判定されると共に超過判定手段において対象量が所定の値を超過したと判定された場合に、対象量測定手段により測定された対象量と、設備機器関連データ取得手段により取得された設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。
請求項8に記載のサービス提供システムは、請求項7に記載のサービス提供システムであって、非過失割合算出手段は、対象量が所定の値を超過した時間帯(以下「超過時間帯」という)における対象量の積分値と、超過時間帯以外の時間帯における対象量の積分値とからサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。
請求項9に記載のサービス提供プログラムは、サービスの対象となる対象量を設備機器の運転あるいは運転制御により増減させるサービスを行うサービス提供プログラムであって、対象量測定ルーチン、設備機器関連データ取得ルーチンおよび非過失割合算出ルーチンを備える。対象量測定ルーチンは、対象量を測定する。設備機器関連データ取得ルーチンは、設備機器に関するデータ(以下「設備機器関連データ」という)を取得する。非過失割合算出ルーチンは、対象量測定ルーチンにおいて測定された対象量と、設備機器関連データ取得ルーチンにおいて取得された設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。
ここでは、対象量測定ルーチンが、対象量を測定する。また、設備機器関連データ取得ルーチンが、設備機器関連データを取得する。そして、非過失割合算出ルーチンが、対象量測定ルーチンにおいて測定された対象量と、設備機器関連データ取得ルーチンにおいて取得された設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。このため、サービス利用者がサービスに供する設備機器の設定値を変更してサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、サービス利用者の損害額を非過失割合に基づいてサービス提供者とサービス利用者とで分配することができれば、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
請求項10に記載のサービス提供方法は、サービスの対象となる対象量を設備機器の運転あるいは運転制御により増減させるサービスを行うサービス提供方法であって、対象量測定ステップ、設備機器関連データ取得ステップおよび非過失割合算出ステップを備える。対象量測定ステップでは、対象量を測定する。設備機器関連データ取得ステップでは、設備機器に関するデータ(以下「設備機器関連データ」という)を取得する。非過失割合算出ステップでは、対象量測定ステップにおいて測定された対象量と、設備機器関連データ取得ルーチンにおいて取得された設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。
ここでは、対象量測定ステップで、対象量を測定する。また、設備機器関連データ取得ステップで、設備機器関連データを取得する。そして、非過失割合算出ステップで、対象量測定ステップにおいて測定された対象量と、設備機器関連データ取得ルーチンにおいて取得された設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。このため、サービス利用者がサービスに供する設備機器の設定値を変更してサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、サービス利用者の損害額を非過失割合に基づいてサービス提供者とサービス利用者とで分配することができれば、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
請求項11に記載の空気調和機は、湿度を制御することによってカビの発生を防止する防カビサービスに用いられる空気調和機であって、湿度測定手段、空気調和機運転データ記憶手段および非過失割合算出手段を備える。湿度測定手段は、湿度を測定する。空気調和機運転データ記憶手段は、空気調和機の運転データを記憶する。非過失割合算出手段は、湿度測定手段により測定された湿度と、空気調和機運転データ記憶手段に記憶された空気調和機の運転データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。
ここでは、湿度測定手段が、湿度を測定する。また、空気調和機運転データ記憶手段が、空気調和機の運転データを記憶する。そして、非過失割合算出手段が、湿度測定手段により測定された湿度と、空気調和機運転データ記憶手段に記憶された空気調和機の運転データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。このため、防カビサービスにおいてサービス利用者が空気調和機の設定値を変更してサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、サービス利用者の損害額を非過失割合に基づいてサービス提供者とサービス利用者とで分配することができれば、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
請求項12に記載の設備機器のコントローラは、設備機器の運転を制御することによって省エネルギーを行う省エネルギー制御サービスに用いられる設備機器のコントローラであって、消費エネルギー測定手段、設備機器運転データ記憶手段および非過失割合算出手段を備える。消費エネルギー測定手段は、設備機器の消費エネルギー量を測定する。設備機器運転データ記憶手段は、設備機器の運転データを記憶する。非過失割合算出手段は、消費エネルギー測定手段により測定された消費エネルギー量と、設備機器運転データ記憶手段に記憶された設備機器の運転データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。
ここでは、消費エネルギー測定手段が、設備機器の消費エネルギー量を測定する。また、設備機器運転データ記憶手段が、設備機器の運転データを記憶する。そして、非過失割合算出手段が、消費エネルギー測定手段により測定された消費エネルギー量と、設備機器運転データ記憶手段に記憶された設備機器の運転データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する。このため、省エネルギー制御サービスにおいてサービス利用者が設備機器の設定値を変更してサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、サービス利用者の損害額を非過失割合に基づいてサービス提供者とサービス利用者とで分配することができれば、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
請求項1に係るサービス提供システムでは、サービス利用者が設備機器の設定値を変更してサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、サービス利用者の損害額を非過失割合に基づいてサービス提供者とサービス利用者とで分配することができれば、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
請求項2に係るサービス提供システムでは、省エネルギー制御サービスにおいてサービス利用者が設備機器の設定値を変更してサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、サービス利用者の損害額を非過失割合に基づいてサービス提供者とサービス利用者とで分配することができれば、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
請求項3に係るサービス提供システムでは、サービス提供者は、サービス利用者が設備機器の設定値を変更したかを確認することができる。
請求項4に係るサービス提供システムでは、防カビサービスにおいてサービス利用者が空気調和機の設定値を変更してサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、サービス利用者の損害額を非過失割合に基づいてサービス提供者とサービス利用者とで分配することができれば、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
請求項5に係るサービス提供システムでは、サービス提供者は、サービス利用者が設備機器の設定値を変更したか、あるいは、サービス利用者が空気調和機を利用しているかを確認することができる。
請求項9に係るサービス提供プログラムを実行すると、サービス利用者がサービスに供する設備機器の設定値を変更してサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、サービス利用者の損害額を非過失割合に基づいてサービス提供者とサービス利用者とで分配することができれば、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
請求項10に係るサービス提供方法を実施すると、サービス利用者がサービスに供する設備機器の設定値を変更してサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、サービス利用者の損害額を非過失割合に基づいてサービス提供者とサービス利用者とで分配することができれば、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
請求項11に係る空気調和機を利用すると、防カビサービスにおいてサービス利用者が空気調和機の設定値を変更してサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、サービス利用者の損害額を非過失割合に基づいてサービス提供者とサービス利用者とで分配することができれば、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
請求項12に係る設備機器のコントローラを利用すると、省エネルギー制御サービスにおいてサービス利用者が設備機器の設定値を変更してサービス提供者がサービス内容を履行できなかった場合に、サービス利用者の損害額を非過失割合に基づいてサービス提供者とサービス利用者とで分配することができれば、そのサービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
<第1実施形態>
第1実施形態では、防カビサービスを提供するためのシステムに関して説明する。
[防カビサービス]
防カビサービスは、除湿機を購入してもらった顧客に対してのみ行われる。いわゆる、除湿機の販売を促進するために行われるサービスである。このサービスおいては、サービス提供者とサービス利用者とで次のような契約が取り交わされる。
[契約]
「サービス利用者がサービス提供者から購入した除湿機が適切に使用されている(湿度が55%以下に保たれている。)にもかかわらずカビが発生した場合、あるいは、その除湿機が故障して3日以内に十分な修理サービスが受けられずにカビが発生した場合、サービス利用者がそのカビの駆除に費やした費用については10万円を上限としてサービス提供者がそれを負担する。ただし、カビが発生した場合に、サービス利用者がその除湿機を適切に使用していなかった事実(除湿機の設定が不適切であった、あるいは、除湿機を使用していなかったなど。)があったときは、除湿機の非過失割合を算出し、その非過失割合をカビ駆除費用に乗じて算出した費用についてはサービス利用者の負担とする。」
[防カビサービス提供システムのシステム構成]
図1には、本防カビサービス提供システム70のブロック図を示す。図1に示すように、本防カビサービス提供システム70は、負担額算出装置5、除湿機61,62,63およびネットワーク40から構成される。
[防カビサービス提供システム70のシステム構成要素]
(1)除湿機61,62,63
除湿機61,62,63は、第1住宅51、第2住宅52および第3住宅53に設けられる。ここで、除湿機61,62,63は、それぞれの住宅51,52,53の除湿を行う。また、この除湿機61,62,63には、カビ発生通報部81,82,83が設けられている。このカビ発生通報部81,82,83には、押しボタンが一つ設けられており、これを押すと、遠隔監視センター1に設けられている負担額算出装置5にその住宅51,52,53にカビが発生したことを通報する。さらに、この除湿機には、湿度計が設けられている。なお、この湿度計で測定されたデータはネットワーク40を介して遠隔監視センター1の負担額算出装置5に送信される。
(2)負担額算出装置5
負担額算出装置5は、遠隔監視センター1に設けられる。負担額算出装置5は、負担額決定ユニット90、非過失割合算出ユニット10、故障監視ユニット30、初期化監視ユニット20、運転情報データベース11および環境情報データベース12を備える。なお、このサービスでは、除湿機運転開始時(あるいは、初期化監視ユニット20がデータ取得をリセットした時)からカビ発生時までの間のデータに基づいてサービス提供者あるいはサービス利用者の負担額を算出する。
i)負担額決定ユニット90
負担額決定ユニット90は、故障監視ユニット30、非過失割合算出ユニット10および運転情報データベース11から得られる情報に基づいてサービス提供者あるいはサービス利用者の負担額を決定する。
ii)非過失割合算出ユニット10
非過失割合算出ユニット10は、カビが発生した場合にサービス利用者がその除湿機61,62,63を適切に使用していなかった事実があった場合に、運転情報データベース11および環境情報データベース12から得られる情報を利用して除湿機61,62,63の非過失割合を算出する。
iii)故障監視ユニット30
故障監視ユニット30は、除湿機61,62,63の故障を監視する。なお、故障監視ユニット30が除湿機61,62,63の故障を検知した後3日以内に修理サービスを行わずにサービス利用者宅51,52,53でカビが発生した場合は、そのカビ駆除費用はサービス提供者が全額負担しなければならない。
iv)初期化監視ユニット20
初期化監視ユニット20は、除湿機61,62,63のカビ発生通報部81,82,83に設けられるボタンが押されると、除湿機61,62,63の運転情報および除湿機61,62,63が設置されている住宅51,52,53の湿度情報の取得をリセットする。
v)運転情報データベース11
運転情報データベース11は、負担額算出装置5が除湿機61,62,63から受信する設定値情報およびオン/オフ情報を蓄積する。
vi)環境情報データベース12
環境情報データベース12は、負担額算出装置5が除湿機61,62,63から受信する住宅51,52,53の湿度情報を蓄積する。
(3)ネットワーク40
ネットワーク40は、負担額算出装置5と各住宅51,52,53の除湿機61,62,63とを接続する。
[防カビサービス提供システム70の接続形態]
それぞれの住宅51,52,53の除湿機61,62,63は、ネットワーク40に接続される。負担額算出装置5は、ネットワーク40に接続される。
[湿度測定開始からサービス利用者がカビの発生を通報するまでの流れ]
図2には、湿度測定開始からサービス利用者がカビ発生を通報するまでの流れを表すフローチャートを示す。
図2において、ステップS21では、除湿機61,62,63の湿度計が湿度計測を開始する。ステップS22では、カビ発生通報があったかを確認する。ステップS22の確認の結果、カビ発生通報がなかった場合は、ステップS22に戻る。ステップS22の確認の結果、カビ発生通報があった場合は、ステップS23で、初期化監視ユニット20が運転情報および湿度情報の取得に関してリセットを行う。そして、負担額算出装置5は、負担額決定処理Qを行う。
[処理Q:負担額決定の流れ]
図3には、負担額決定の流れを表すフローチャートを示す。
図3において、ステップS31では、サービス提供者が、サービス利用者からカビ駆除費用を取得して負担額算出装置5に入力する。ステップS32では、負担額決定ユニット90が、除湿機61,62,63の設定値が適切であったか、および、除湿機61,62,63の電源が切られていたかを確認する。ステップS32の確認の結果、除湿機61,62,63の設定値が適切であって、かつ、除湿機61,62,63の電源が切られていなかった場合は、ステップS34に移る。ステップS34では、負担額決定ユニット90が、サービス提供者に対してカビ駆除費用を全額負担すべきとのメッセージを表示する。ステップS32の確認の結果、除湿機61,62,63の設定値が不適切であった場合、あるいは、除湿機61,62,63の電源が切られていた場合は、ステップS33に移る。ステップS33では、非過失割合算出ユニット10が除湿機61,62,63の非過失割合を算出する。なお、この算出は、図4に示すグラフに基づいて行われる。そして、ステップS35では、負担額決定ユニット90が、その非過失割合をカビ駆除費用に乗じてサービス利用者の負担額を決定する。
[除湿機61,62,63の非過失割合の算出方法]
除湿機61,62,63の非過失割合の算出は、図4に示すグラフに基づいて行われる。非過失割合の算出が必要になるのは、除湿機61,62,63の電源が切られていた場合および除湿機61,62,63の設定値が適切でなかった場合である。図4(a)は、除湿機61,62,63の電源が切られていた場合を想定している。このとき、逸脱上限値を超えている時間帯における湿度の積分値をBとし、その以外の時間帯の積分値をAとする。このとき、除湿機61,62,63の非過失割合は、A/(A+B)で表される。つまり、これがサービス利用者の負担割合となる。一方、図4(b)は、除湿機61,62,63の設定値が適切でなかった場合を想定している。このときも逸脱上限値を超えている時間帯における湿度の積分値をBとし、それ以外の時間帯における湿度の積分値をAとする。このとき、除湿機61,62,63の非過失割合は、A/(A+B)で表される。つまり、これがサービス利用者の負担割合となる。
[防カビサービス提供システム70の特徴]
(1)
本防カビサービス提供システム70では、サービス利用者がその除湿機61,62,63を適切に使用せずに住宅51,52,53にカビが発生した場合、負担額算出装置5が、除湿機61,62,63の非過失割合を算出し、その除湿機61,62,63の非過失割合に基づいてサービス利用者の負担額を決定する。このため、サービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
(2)
本防カビサービス提供システム70では、除湿機61,62,63の設定値およびオン/オフ情報を取得することができる。このため、サービス提供者は、サービス利用者の除湿機61,62,63の使用状態を確認することができる。
<第1実施形態の変形例>
(1)
第1実施形態では、負担額算出装置5が遠隔監視センター1に設けられていたが、負担額算出装置5は各住宅51,52,53に備えられていてもよい。
(2)
第1実施形態で用いたサービス利用者のカビ駆除費用の負担額の算出は一例であり、他の算出方法を用いてもよい。例えば、逸脱限界値から逸脱した部分だけをBとするなどである。
<第2実施形態>
第2実施形態では、省エネルギー制御サービスを提供するためのシステムに関して説明を行う。
[省エネルギー制御サービス]
この省エネルギー制御サービスは、省エネルギー能力に優れた空気調和機(空調コントローラを含む。)を購入してもらった顧客に対してのみ行われる。いわゆる、空気調和機の販売を促進するために行われるサービスである。このサービスおいては、サービス提供者とサービス利用者とで次のような契約が取り交わされる。
[契約]
「サービス利用者がサービス提供者から購入した空気調和機(空調コントローラを含む。)が契約書に記載している保証電力を超過した場合は、その超過分に関する費用についてはサービス提供者がそれを負担する。ただし、消費電力が保証電力を超過した場合に、サービス利用者が空気調和機の設定を変更した事実があったときは、空気調和機の非過失割合を算出し、その非過失割合を超過電力費用に乗じて算出した費用についてはサービス利用者の負担とする。」
なお、ここでは、空気調和機が冷房することを想定している。このため、設定値が下げられた場合に空気調和機の非過失割合が算出される。
[省エネルギー制御サービス提供システムのシステム構成]
図5には、本省エネルギー制御サービス提供システム170のブロック図を示す。図5に示すように、本省エネルギー制御サービス提供システム170は、負担額算出装置105、空調コントローラ181,182,183、空気調和機161,162,163およびネットワーク140から構成される。
[省エネルギー制御サービス提供システム170のシステム構成要素]
(1)空気調和機161,162,163
空気調和機161,162,163は、第1ビル151、第2ビル152および第3ビル153に設けられる。ここで、空気調和機161,162,163は、それぞれのビル151,152,153の空気調和を行う。
(2)空調コントローラ181,182,183
空調コントローラ181,182,183は、第1ビル151、第2ビル152および第3ビル153に設けられる。空調コントローラ181,182,183は、空気調和機161,162,163の運転を抑制制御して契約に規定される省エネルギーを達成するための装置である。また、この空調コントローラ181,182,183は、空気調和機161,162,163の運転データを遠隔監視センター101の負担額算出装置105に送信する。
(3)負担額算出装置105
負担額算出装置105は、遠隔監視センター101に設けられる。負担額算出装置105は、負担額決定ユニット120、非過失割合算出ユニット110、故障監視ユニット130、運転情報データベース111および電力料金データベース112を備える。なお、このサービスでは、消費電力の確認は、空気調和機161,162,163の運転終了時間毎に行われる。そして、運転開始時間から運転終了時間の間で超過電力が発生した場合は、負担額算出装置105がサービス提供者あるいはサービス利用者の負担額を算出する。
i)負担額決定ユニット120
負担額決定ユニット120は、故障監視ユニット130、非過失割合算出ユニット110および運転情報データベース111から得られる情報に基づいてサービス提供者あるいはサービス利用者の負担額を決定する。
ii)非過失割合算出ユニット110
非過失割合算出ユニット110は、サービス利用者が空気調和機の設定を変更した事実があった場合に、運転情報データベース111から得られる情報を利用して非過失割合を算出する。
iii)故障監視ユニット130
故障監視ユニット130は、空気調和機161,162,163の故障を監視する。なお、故障監視ユニット130が空気調和機161,162,163の故障を検知した場合であって、かつ、その故障によって消費電力が保証電力を超過した場合は、その故障期間における超過電力分の費用は、サービス提供者に負担義務が生じる。
iv)運転情報データベース111
運転情報データベース111は、負担額算出装置105が空気調和機161,162,163から受信する設定値情報を蓄積する。
v)電力料金データベース112
電力料金データベース112は、時間帯別の電力料金情報を有している。
(4)ネットワーク140
ネットワーク140は、負担額算出装置105と各ビル151,152,153の空調コントローラ181,182,183とを接続する。
[省エネルギー制御サービス提供システム170の接続形態]
それぞれのビル151,152,153の空気調和機161,162,163は、それぞれのビル151,152,153の空調コントローラ181,182,183に接続される。そして、それらの空調コントローラ181,182,183は、ネットワークに接続される。負担額算出装置105は、ネットワーク140に接続される。
[消費電力確認の流れ]
図6には、消費電力を確認する流れを表すフローチャートを示す。
図6において、ステップS1では、空気調和機161,162,163の運転を開始する。ステップS2では、空調コントローラ181,182,183が、消費電力の計測を開始する。このとき、空気調和機161,162,163の消費電力データはネットワーク140を介して負担額算出装置105に送信され、運転情報データベース111に蓄積される。ステップS3では、空気調和機161,162,163の運転を終了する。ステップS4では、空調コントローラ181,182,183が、消費電力の計測を終了する。そして、ステップS5では、負担額決定ユニット120が、単位時間当たりの消費電力が保証電力(単位時間当たり)を超過しているかを確認する。ステップS5の確認の結果、単位時間当たりの消費電力が保証電力を超過していない場合、負担額算出装置105は、処理を終了する。ステップS5の確認の結果、単位時間当たりの消費電力が保証電力を超過している場合、負担額算出装置105は、負担額決定処理Pを行う。
[処理P:負担額決定の流れ]
図7には、負担額決定の流れを表すフローチャートを示す。
図7において、ステップS11では、負担額決定ユニット120が、超過電力量と電力料金データベース112から得られる電力料金とから超過電力費用を算出する。ステップS12では、故障監視ユニット130が、空気調和機161,162,163の故障を検知していたかを確認する。そして、ステップS12の確認の結果、故障監視ユニット130が故障を検知していた場合、ステップS15に移る。ステップS15では、負担額決定ユニット120が、サービス提供者に対して超過電力費用を全額負担すべきとのメッセージを表示する。ステップS12の確認の結果、故障監視ユニット130が故障を検知していなかった場合、ステップS13に移る。ステップS13では、負担額決定ユニット120は、設定値の変更があったかを確認する。ステップS13の確認の結果、設定値の変更がなかった場合、ステップS15に移る。ステップS15では、負担額決定ユニット120が、サービス提供者に対して超過電力費用を全額負担すべきとのメッセージを表示する。ステップS13の確認の結果、設定値の変更があった場合は、ステップS14に移る。ステップS14では、非過失割合算出ユニット110が、空気調和機161,162,163の非過失割合を算出する。なお、この算出は、図8に示すグラフに基づいて行われる。そして、ステップS16では、負担額決定ユニット120が、その非過失割合を超過電力費用に乗じてサービス利用者の負担額を算出する。
[空気調和機161,162,163の非過失割合の算出方法]
空気調和機161,162,163の非過失割合の算出は、図8に示すグラフに基づいて行われる。図8において、Aは、適切な設定値において消費された電力量をその時間帯で積分した積分値である。Bは、変更された設定値において消費された電力量をその時間帯で積分した積分値である。ここで、空気調和機161,162,163の非過失割合はA/(A+B)で表される。つまり、これが、サービス利用者の負担割合となる。
[省エネルギー制御サービス提供システム170の特徴]
(1)
本省エネルギー制御サービス提供システム170では、負担額算出装置105が、サービス利用者が空気調和機161,162,163の設定値を変更して消費電力が保証電力を超過した場合、空気調和機161,162,163の非過失割合を算出し、その空気調和機161,162,163の非過失割合を超過電力費用に乗じてサービス利用者の負担額を決定する。このため、サービス内容不履行により発生したサービス利用者の損害をサービス利用者とサービス提供者とで客観的に処理できる。
(2)
本省エネルギー制御サービス提供システム170では、空気調和機161,162,163の設定値を取得することができる。このため、サービス提供者は、サービス利用者が空気調和機161,162,163の設定値を変更したかを確認することができる。
<第2実施形態の変形例>
第2実施形態では、負担額算出装置105が遠隔監視センター101に設けられていたが、負担額算出装置105は各ビル151,152,153に備えられていてもよい。
防カビサービス提供システム70のブロック図。 湿度測定開始からサービス利用者がカビの発生を通報するまでの流れを表すフローチャート。 防カビサービス提供システム70における負担額決定の流れを表すフローチャート。 防カビサービス提供システム70における負担額の算出の基となるグラフ。 省エネルギー制御サービス提供システム170のブロック図。 消費電力確認の流れを表すフローチャート。 省エネルギー制御サービス提供システム170における負担額決定までの流れを表すフローチャート。 省エネルギー制御サービス提供システム170における負担額の算出の基となるグラフ。
符号の説明
1,101 遠隔監視センター
5,105 非過失割合算出機
10,110 非過失割合算出ユニット
11 除湿機の運転情報データベース
12 除湿機のある空間の環境情報データベース
20 初期化監視ユニット
30,130 故障監視ユニット
40,140 ネットワーク
51,52,53 住宅
61,62,63 除湿機
70 防カビサービス提供システム
81,82,83 カビ発生通報部
90,120 負担額決定ユニット
111 空気調和機の運転情報データベース
112 電力料金データベース
151,152,153 ビル
161,162,163 空気調和機
170 省エネルギー制御サービス提供システム
181,182,183 空調コントローラ

Claims (12)

  1. サービスの対象となる対象量を設備機器(61,62,63,161,162,163)の運転あるいは運転制御により増減させるサービスを行うサービス提供システムであって、
    前記対象量を測定する対象量測定手段と、
    前記設備機器に関するデータ(以下「設備機器関連データ」という)を取得する設備機器関連データ取得手段(5,105)と、
    前記対象量測定手段により測定された前記対象量と、前記設備機器関連データ取得手段により取得された前記設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する非過失割合算出手段(10,110)と、
    を備える、サービス提供システム(70,170)。
  2. 前記サービス提供システムは、省エネルギー制御サービスの対象となるエネルギー量を設備機器(161,162,163)の運転制御により減少させるサービスを行うサービス提供システム(170)であって、
    前記対象量測定手段は、前記設備機器の消費エネルギー量を測定し、
    前記設備機器関連データ取得手段(105)は、前記設備機器関連データを取得し、
    前記非過失割合算出手段(110)は、前記対象量測定手段により測定された前記設備機器の消費エネルギー量と、前記設備機器関連データ取得手段により取得された前記設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する、
    請求項1に記載のサービス提供システム(170)。
  3. 前記設備機器関連データは、前記設備機器の設定値である、
    請求項1または2に記載のサービス提供システム。
  4. 前記サービス提供システムは、防カビサービスの対象となる湿度を、除湿機能を有する空気調和機(61,62,63)の運転により減少させるサービスを行うサービス提供システム(70)であって、
    前記対象量測定手段は、湿度を測定し、
    前記設備機器関連データ取得手段(5)は、前記空気調和機に関するデータ(以下「空調機関連データ」という)を取得し、
    前記非過失割合算出手段(10)は、前記対象量測定手段により測定された前記湿度と、前記設備機器関連データ取得手段により取得された前記空調機関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する、
    請求項1に記載のサービス提供システム(70)。
  5. 前記空調機関連データは、前記空気調和機の設定値あるいはオン/オフ情報である、
    請求項4に記載のサービス提供システム(70)。
  6. 前記サービス利用者による前記設備機器の設定の変更があったか否かを判定する設定変更判定手段をさらに備え、
    前記非過失割合算出手段は、前記設定変更判定手段において前記サービス利用者による前記設備機器の設定の変更があったと判定された場合に、前記対象量測定手段により測定された前記対象量と、前記設備機器関連データ取得手段により取得された前記設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する、
    請求項1から5のいずれかに記載のサービス提供システム。
  7. 前記対象量測定手段により測定された前記対象量が所定の値を超過したか否かを判定する超過判定手段をさらに備え、
    前記非過失割合算出手段は、前記設定変更判定手段において前記サービス利用者による前記設備機器の設定の変更があったと判定されると共に前記超過判定手段において前記対象量が所定の値を超過したと判定された場合に、前記対象量測定手段により測定された前記対象量と、前記設備機器関連データ取得手段により取得された前記設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する、
    請求項6に記載のサービス提供システム。
  8. 前記非過失割合算出手段は、前記対象量が所定の値を超過した時間帯(以下「超過時間帯」という)における前記対象量の積分値と、前記超過時間帯以外の時間帯における前記対象量の積分値とからサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する、
    請求項7に記載のサービス提供システム。
  9. サービスの対象となる対象量を設備機器(61,62,63,161,162,163)の運転あるいは運転制御により増減させるサービスを行うサービス提供プログラムであって、
    前記対象量を測定する対象量測定ルーチンと、
    前記設備機器に関するデータ(以下「設備機器関連データ」という)を取得する設備機器関連データ取得ルーチンと、
    前記対象量測定ルーチンにおいて測定された前記対象量と、前記設備機器関連データ取得ルーチンにおいて取得された前記設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する非過失割合算出ルーチンと、
    を備える、サービス提供プログラム。
  10. サービスの対象となる対象量を設備機器(61,62,63,161,162,163)の運転あるいは運転制御により増減させるサービスを行うサービス提供方法であって、
    前記対象量を測定する対象量測定ステップと、
    前記設備機器に関するデータ(以下「設備機器関連データ」という)を取得する設備機器関連データ取得ステップと、
    前記対象量測定ステップにおいて測定された前記対象量と、前記設備機器関連データ取得ルーチンにおいて取得された前記設備機器関連データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する非過失割合算出ステップと、
    を備える、サービス提供方法。
  11. 湿度を制御することによってカビの発生を防止する防カビサービスに用いられる空気調和機であって、
    前記湿度を測定する湿度測定手段と、
    前記空気調和機の運転データを記憶する空気調和機運転データ記憶手段と、
    前記湿度測定手段により測定された前記湿度と、前記空気調和機運転データ記憶手段に記憶された前記空気調和機の運転データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する非過失割合算出手段と、
    を備える、空気調和機。
  12. 設備機器の運転を制御することによって省エネルギーを行う省エネルギー制御サービスに用いられる設備機器のコントローラであって、
    前記設備機器の消費エネルギー量を測定する消費エネルギー測定手段と、
    前記設備機器の運転データを記憶する設備機器運転データ記憶手段と、
    前記消費エネルギー測定手段により測定された前記消費エネルギー量と、前記設備機器運転データ記憶手段に記憶された前記設備機器の運転データとを利用してサービス提供者あるいはサービス利用者の非過失割合を算出する非過失割合算出手段と、
    を備える、設備機器のコントローラ。
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