JP2009020677A - タスク遷移図表示装置、タスク遷移図表示用プログラム、タスク遷移図表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ソフトウェアの動作確認が容易な表示態様のタスク遷移図を表示することができるタスク遷移図表示装置、タスク遷移図表示用プログラム、タスク遷移図表示方法を提供する。
【解決手段】タスク遷移図により遷移状況が示される各監視対象タスクに対して、複数段階のタスクレベルのうちのいずれかを設定するタスクレベル設定部62と、ECU10によりソフトウェアが実行されているときに、各監視対象タスクが実行されたタイミングを検知し、該検知したタイミングを示すデータをタスク実行タイミングデータとして保持するタスク実行タイミングデータ保持基板11と、タスク実行タイミングデータに基づいて、監視対象タスクの遷移を前記タスクレベル毎に区別して表示したタスク遷移図を、ディスプレイ51に表示するタスクレベル遷移表示部61とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】タスク遷移図により遷移状況が示される各監視対象タスクに対して、複数段階のタスクレベルのうちのいずれかを設定するタスクレベル設定部62と、ECU10によりソフトウェアが実行されているときに、各監視対象タスクが実行されたタイミングを検知し、該検知したタイミングを示すデータをタスク実行タイミングデータとして保持するタスク実行タイミングデータ保持基板11と、タスク実行タイミングデータに基づいて、監視対象タスクの遷移を前記タスクレベル毎に区別して表示したタスク遷移図を、ディスプレイ51に表示するタスクレベル遷移表示部61とを備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、マルチタスク型のソフトウェア(少なくとも2つ以上のタスクを有するソフトウェア)実行時におけるタスクの遷移状況を示すタスク遷移図を表示するタスク遷移図表示装置に関する。
従来より、マルチタスク型のソフトウェアの実行状態を確認するために、各タスクの実行タイミングを監視して、タスク間の遷移状況を示すタスク遷移図をディスプレイに表示するようにしたタスク遷移図表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
そして、タスク遷移図の表示態様としては、例えば図8に示したように、複数のタスク(タスク1〜タスク5)について、横軸を時間軸tとして各タスクの実行タイミングを示すものが知られている。
ここで、図8に示したタスク遷移図では、表示するタスク(タスク1〜タスク5)と各タスクを表示する位置(縦軸における各タスクの表示位置)が固定されている。そのため、タスク遷移図によるタスクの遷移状況からソフトウェアの動作を確認する開発者等は、確認する必要があるタスクの遷移状況を、一覧表示されたタスクの中から取捨選択しながら視認しなければならず、デバッグ作業がし辛いという不都合があった。
特開平7−129430号公報
本発明は上記不都合を解消し、ソフトウェアの動作確認が容易な表示態様のタスク遷移図を表示することができるタスク遷移図表示装置、タスク遷移図表示用プログラム、タスク遷移図表示方法を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、本発明のタスク遷移図表示装置の第1の態様は、ディスプレイを有し、監視対象の情報処理装置で実行される少なくとも2以上のタスクを含むソフトウェアについて、該ソフトウェアが実行されたときのタスクの遷移状況を示すタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク遷移図表示装置であって、前記タスク遷移図により遷移状況が示される各監視対象タスクに対して、複数段階のタスクレベルのうちのいずれかを設定するタスクレベル設定部と、前記情報処理装置により前記ソフトウェアが実行されているときに、各監視対象タスクが実行されたタイミングを検知し、該検知したタイミングを示すデータをタスク実行タイミングデータとして保持するタスク実行タイミングデータ保持部と、前記タスク実行タイミングデータに基づいて、監視対象タスクの遷移を前記タスクレベル毎に区別して表示したタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスクレベル遷移表示部とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記タスクレベル設定部により、遷移を確認する必要があるタスクに対して、開発者等が視認し易いようにタスクレベルを設定することによって、ソフトウェアの動作確認に適した表示態様のタスク遷移図を、前記タスクレベル遷移表示部により前記ディスプレイに表示させることができる。
また、前記複数段階のタスクレベルのうち、前記タスク遷移図に表示しない非表示タスクレベルを指定する非表示タスクレベル指定部を備え、前記タスクレベル遷移表示部は、前記非表示タスクレベル指定部により指定された非表示タスクレベルが設定されたタスクの遷移については、前記タスク遷移図に表示しないことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記非表示タスクレベル指定部により、前記ソフトウェアの動作確認に必要がないタスクに設定されたタスクレベルを、非表示タスクレベルに指定することができる。そして、これにより、前記ソフトウェアの動作確認に必要なタスクのみを対象とした、ソフトウェアの動作確認に適した表示態様のタスク遷移図を、前記タスクレベル遷移表示部により前記ディスプレイに表示させることができる。
また、前記タスクレベル遷移表示部は、各タスクの実行タイミングを実経過時間に応じて表示した前記タスク遷移図を、前記ディスプレイに表示することを特徴とする。
かかる本発明によれば、各タスクの実行時間を視認することができる表示態様の前記タスク遷移図を、前記タスクレベル遷移表示部により前記ディスプレイに表示させることができる。
また、前記タスクレベル遷移表示部は、各タスクの実行タイミングを固定間隔にて表示した前記タスク遷移図を、前記ディスプレイに表示することを特徴とする。
かかる本発明によれば、タスクの実行期間と停止期間の表示幅を固定幅とすることにより、前記タスク遷移図においてタスクの遷移を表示する時間範囲を拡大することができる。そのため、長時間におけるタスクの遷移を確認するのに適したタスク遷移図を、前記タスクレベル遷移表示部により前記ディスプレイに表示することができる。
また、前記タスク遷移図において、各タスクの実行タイミングを実経過時間に応じて表示する第1のタイミング表示形式と、各タスクの実行タイミングを固定間隔にて表示する第2のタイミング表示形式のいずれかを選択するタイミング表示形式選択部を備え、前記タスクレベル遷移表示部は、前記タイミング表示形式選択部により選択されたタイミング表示形式による前記タスク遷移図を、前記ディスプレイに表示することを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記タイミング表示形式選択部により、タスクの実行時間を確認したいときは前記第1のタイミング表示形式を選択し、また、長時間におけるタスクの遷移状況を確認したいときには前記第2のタイミング表示形式を選択することによって、動作確認の目的に応じた前記タスク遷移図を、前記タスクレベル遷移表示部により前記ディスプレイに表示させることができる。
また、本発明のタスク遷移図表示用プログラムの第1の態様は、ディスプレイを有するコンピュータにより、監視対象の情報処理装置で実行される少なくとも2以上のタスクを含むソフトウェアについて、該ソフトウェアが実行されたときのタスクの遷移状況を示すタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク遷移図表示用プログラムであって、前記コンピュータを、前記タスク遷移図により遷移状況が示される各監視対象タスクに対して、複数段階のタスクレベルのうちのいずれかを設定するタスクレベル設定部と、前記情報処理装置により前記ソフトウェアが実行されているときに、各監視対象タスクが実行されたタイミングを検知し、該検知したタイミングを示すデータをタスク実行タイミングデータとして保持するタスク実行タイミングデータ保持部と、前記タスク実行タイミングデータに基づいて、監視対象タスクの遷移を前記タスクレベル毎に区別して表示したタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスクレベル遷移表示部として機能させることを特徴とする。
かかる本発明のタスク遷移図表示用プログラムの第1の態様を、前記コンピュータに実行させることによって、上述した本発明のタスク遷移図表示装置の第1の態様における前記タスクレベル設定部、前記タスク実行タイミングデータ、及び前記タスクレベル遷移表示部を構成することができる。
また、本発明のタスク遷移図表示方法の第1の態様は、ディスプレイを有するコンピュータにより、監視対象の情報処理装置で実行される少なくとも2以上のタスクを含むソフトウェアについて、該ソフトウェアが実行されたときのタスクの遷移状況を示すタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク遷移図表示方法であって、前記コンピュータが、前記タスク遷移図により遷移状況が示される各監視対象タスクに対して、複数段階のタスクレベルのうちのいずれかを設定するタスクレベル設定ステップと、前記コンピュータが、前記情報処理装置により前記ソフトウェアが実行されているときに、各監視対象タスクが実行されたタイミングを検知し、該検知したタイミングを示すデータをタスク実行タイミングデータとして保持するタスク実行タイミングデータ保持ステップと、前記コンピュータが、前記タスク実行タイミングデータに基づいて、監視対象タスクの遷移を前記タスクレベル毎に区別して表示したタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスクレベル遷移表示ステップとを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記タスクレベル設定ステップにより、遷移を確認する必要があるタスクに対して、開発者等が視認し易いようにタスクレベルを設定することによって、ソフトウェアの動作確認に適した表示態様のタスク遷移図を、前記タスクレベル遷移表示ステップにより前記ディスプレイに表示させることができる。
次に、本発明のタスク遷移図表示装置の第2の態様は、ディスプレイを有し、監視対象の情報処理装置で実行される少なくとも2以上のタスクを含むソフトウェアについて、該ソフトウェアが実行されたときのタスクの遷移状況を、いずれかのタスクから他のタスクへの移行を表すタスク移行線と、移行先のタスクから移行元のタスクへの復帰を表すタスク復帰線とにより示したタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク遷移図表示装置であって、前記タスク遷移図において、前記タスク移行線と前記タスク復帰線を共に表示する第1の線表示形式と、前記タスク移行線と前記タスク復帰線のうちのいずれか一方のみを表示する第2の線表示形式のいずれかを選択する線表示形式選択部と、前記線表示形式選択部により選択された線表示形式による前記タスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク状態遷移表示部とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、例えば、タスク間の遷移パターンが多く、前記第1の線表示形式による前記タスク遷移図とすると、前記タスク移行線と前記タスク復帰線の表示本数が多くなって、タスクの遷移状況が視認しづらいときに、前記第2の線表示形式による前記タスク遷移図とすることによって、前記タスク移行線又は前記タスク復帰線の表示を禁止することができる。そして、これにより、タスクの遷移状況を見易くした前記タスク遷移図を、前記タスク状態遷移表示部により前記ディスプレイに表示させることができる。
また、本発明のタスク遷移図表示用プログラムの第2の態様は、ディスプレイを有するコンピュータにより、監視対象の情報処理装置で実行される少なくとも2以上のタスクを含むソフトウェアについて、該ソフトウェアが実行されたときのタスクの遷移状況を、いずれかのタスクから他のタスクへの移行を表すタスク移行線と、移行先のタスクから移行元のタスクへの復帰を表すタスク復帰線とにより示したタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク遷移図表示用プログラムであって、前記コンピュータを、前記タスク遷移図において、前記タスク移行線と前記タスク復帰線を共に表示する第1の線表示形式と、前記タスク移行線と前記タスク復帰線のうちのいずれか一方のみを表示する第2の線表示形式とを選択する線表示形式選択部と、前記線表示形式選択部により選択された線表示形式による前記タスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク状態遷移表示部として機能させることを特徴とする。
かかる本発明のタスク遷移図表示用プログラムの第2の態様を、前記コンピュータに実行させることによって、上述した本発明のタスク遷移図表示装置の第2の態様における前記線表示形式選択部と、前記タスク状態遷移表示部とを構成することができる。
また、本発明のタスク遷移図表示方法の第2の態様は、ディスプレイを有するコンピュータにより、監視対象の情報処理装置で実行される少なくとも2以上のタスクを含むソフトウェアについて、該ソフトウェアが実行されたときのタスクの遷移状況を、いずれかのタスクから他のタスクへの移行を表すタスク移行線と、移行先のタスクから移行元のタスクへの復帰を表すタスク復帰線とにより示したタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク遷移図表示方法であって、前記コンピュータが、前記タスク遷移図において、前記タスク移行線と前記タスク復帰線を共に表示する第1の線表示形式と、前記タスク移行線と前記タスク復帰線のうちのいずれか一方のみを表示する第2の線表示形式とを選択する線表示形式選択ステップと、前記コンピュータが、前記線表示形式選択部により選択された線表示形式による前記タスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク状態遷移ステップとを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、例えば、タスク間の遷移パターンが多く、前記第1の線表示形式による前記タスク遷移図とすると、前記タスク移行線と前記タスク復帰線の表示本数が多くなって、タスクの遷移状況が視認しづらいときに、前記線表示形式選択ステップにより前記第2の線表示形式による前記タスク遷移図とすることによって、前記タスク移行線又は前記タスク復帰線の表示を禁止することができる。そして、これにより、タスクの遷移状況を見易くした前記タスク遷移図を、前記タスクレベル遷移表示ステップにより前記ディスプレイに表示させることができる。
本発明の一実施形態を図1〜図7を参照して説明する。図1は本発明のタスク遷移図表示装置により、車両1に搭載されたECU(Electronic Control Unit,本発明の監視対象の情報処理装置に相当する)10で実行される車両制御プログラム(本発明の少なくとも2以上のタスクを含むソフトウェアに相当する)のタスク遷移図を表示する態様を示したものである。
図1を参照して、本実施の形態のタスク遷移図表示装置は、ECU10と接続されて、車両制御プログラムの実行時に各タスクの実行タイミングを検知し、各タスクの実行タイミングを示すタスク実行タイミングデータを保持するタスク実行タイミングデータ保持基板(本発明のタスク実行タイミングデータ保持部に相当する)11と、該タスク実行タイミングデータ保持基板11と通信ケーブル30を介して接続されたコンピュータ50とにより構成されている。
そして、コンピュータ50は、タスク実行タイミングデータ保持基板11に保持されたタスク実行タイミングデータに基づいて、車両制御プログラムに含まれる各タスクの遷移状況を示したタスク遷移図をディスプレイ51に表示する。
次に、図2はタスク実行タイミングデータ保持基板11で実行されるタスク遷移図表示用プログラムにより実現される機能ブロックと、コンピュータ50で実行されるタスク遷移図表示用プログラムにより実現される機能ブロックとを示した説明図である。
図2を参照して、タスク実行タイミングデータ保持基板11は、CPU(図示しない)やメモリ11b等により構成され、該CPUにタスク実行モニタープログラム11a(本発明のタスク遷移図表示用プログラムの一部を構成する)を実行させることにより、ECU10で実行される車両制御プログラム10aに含まれるタスクのうち、監視対象タスクとされたタスク1,タスク2,…,タスク5の実行タイミングが検知される。
そして、該検知されたタスク1,タスク2,…,タスク5の実行タイミングを示すタスク実行タイミングデータTm_datがメモリ11bに保持される。なお、タスク実行タイミングデータ保持基板11により、タスク1,タスク2,…,タスク5の実行タイミングを検知して、タスク実行タイミングデータTm_datをメモリ11bに保持する工程が、本発明のタスク遷移図表示方法におけるタスク実行タイミングデータ保持ステップに相当する。
また、コンピュータ50は、タスク遷移図表示用プログラムをCPU(図示しない)により実行することによって、タイミングチャート形式のタスク遷移図を表示するタスクレベル遷移表示部61と、該タイミングチャート形式のタスク遷移図で表示するタスクに対して、複数段階のタスクレベルを設定するタスクレベル設定部62と、非表示とするタスクレベルを指定する非表示タスクレベル指定部63と、タスクの実行タイミングの表示形式を選択するタイミング表示形式選択部64と、状態遷移形式のタスク遷移図を表示するタスク状態遷移表示部66と、該状態遷移形式のタスク遷移図の表示形式を切換える線表示形式選択部67として機能する。
なお、タスクレベル設定部62によるタスクレベルの設定、非表示タスクレベル指定部63による非表示タスクレベルの指定、タイミング表示形式選択部によるタイミング表示形式の選択、及び線表示形式選択部67による線表示形式の選択は、タスク遷移図を確認する開発者等による、ディスプレイ51に表示される選択・指定のメニュー画面でのキーボード52又はマウス53の操作に応じて行われる。
次に、図3(a),図3(b)を参照して、タスクレベル設定部62によりタスクレベルの設定が変更されたときに、タスクレベル遷移表示部61によりディスプレイ51に表示されるタスク遷移図の態様を説明する。
なお、タスクレベル設定部62により、監視対象タスクのタスクレベルを設定する工程が、本発明のタスク遷移図表示方法におけるタスクレベル設定ステップに相当する。また、タスクレベル遷移表示部61により、ディスプレイ51にタスク遷移図を表示する工程が、本発明のタスク遷移図表示方法におけるタスクレベル遷移表示ステップに相当する。
図3(a)は、タスク1をレベル1、タスク2,4をレベル2、タスク3,5をレベル3に設定した場合のタスク遷移図を示している。また、図3(b)は、タスク1,4をレベル1、タスク3をレベル2、タスク2,5をレベル3に設定した場合のタスク遷移図を示している。このように、各タスクのタスクレベルを変更することにより、タスク間の遷移をより視認し易い配置とすることができる。
次に、図4を参照して、非表示タスクレベル指定部63により、非表示タスクレベルが指定されたときに、タスクレベル遷移表示部61によりディスプレイ51に表示されるタスク遷移図の態様について説明する。
図4は、タスクレベル1を非表示タスクレベルに指定した場合のタスク遷移図を示している。このように、確認する必要がないタスク(タスク1)について設定されたタスクレベル(レベル1)を非表示タスクレベルに指定することにより、確認する必要があるタスク(タスク2,タスク3,タスク4,タスク5)のみをタスク遷移図に表示させることができる。
次に、図5(a),図5(b)を参照して、タイミング表示形式選択部64により第1のタイミング表示形式が選択された場合に、タスクレベル遷移表示部61によりディスプレイ51に表示されるタスク遷移図の態様と、タイミング表示形式選択部64により第2のタイミング表示形式が選択された場合に、タスクレベル遷移表示部61によりディスプレイ51に表示されるタスク遷移図の態様について説明する。
図5(a)は、第1のタイミング表示形式が選択された場合のタスク遷移図を示しており、各タスクの実行タイミングが実時間間隔で示されている。すなわち、タスク1の表示間隔t14〜t15、タスク2の表示間隔t13〜t14,t15〜t16、タスク3の表示間隔t12〜t13,t16〜t17、…は、各タスクの実行時間に応じて変化する。この場合、開発者等は、タスク遷移図により各タスクの実行時間を確認することができる。
また、図5(b)は、第2のタイミング表示形式が選択された場合のタスク遷移図を示しており、各タスクの実行タイミングが一定の固定間隔で示されている。すなわち、タスク1の表示間隔t24〜t25、タスク2の表示間隔t23〜t24,t25〜t26、タスク3の表示間隔t22〜t23,t26〜t27、…は一定である。
この場合、他のタスクに比べて実行時間が極端に長いタスクがあるときに、タスク遷移図の表示範囲のほとんどが該実行時間が極端に長いタスクの表示で占められてしまう状態となることを回避することができる。そのため、各タスクの遷移タイミングのみを広い時間範囲で確認したいときに、便利である。
そして、開発者等は、タスク遷移図を確認する際の目的に応じて、タイミング表示形式選択部64により、各タスクの実行時間を確認したいときは図5(a)に示した第1のタイミング表示形式を選択し、各タスクの遷移タイミングのみを広い時間範囲で確認したいときには図5(b)に示した第2のタイミング表示形式を選択することができる。
次に、図6,図7(a),図7(b)を参照して、線表示形式選択部67により第1の線表示形式が選択された場合に、タスク状態遷移表示部66によりディスプレイ51に表示されるタスク遷移図の態様と、線表示形式選択部67により第2の線表示形式が選択された場合に、タスク状態遷移表示部66によりディスプレイ51に表示されるタスク遷移図の態様について説明する。
なお、線表示形式選択部67により、第1の線表示形式と第2の線表示形式のいずれかを選択する工程が、本発明のタスク遷移図表示方法における線表示形式選択ステップに相当する。また、タスク状態遷移表示部66により、ディスプレイ51にタスク遷移図を表示する工程が、本発明のタスク遷移図表示方法におけるタスク状態遷移表示ステップに相当する。
先ず、図6は第1の線表示形式が選択された場合のタスク遷移図を示しており、各タスク間の遷移が、あるタスクから他のタスクへの移行を示すタスク移行線91a,92a,93a,94aと、移行先のタスクから移行元のタスクへの復帰を示すタスク復帰線91b,92b,93b,94bの双方を用いて表示されている。
一方、図7(a),図7(b)はタスク移行線とタスク復帰線のうちのいずれか一方のみを表示する第2の線表示形式が選択された場合のタスク遷移図を示しており、図7(a)では、各タスク間の遷移がタスク移行線91a,92a,93a,94aのみを用いて表示され、タスク復帰線は表示されていない。
また、図7(b)では、各タスク間の遷移がタスク復帰線91b,92b,93b,94bのみを用いて表示され、タスク移行線は表示されていない。このように、タスク移行線とタスク復帰線のうちのいずれか一方のみを表示することによって、タスク間の遷移のパターンが多く、タスク移行線及びタスク復帰線の表示本数が多くなる場合に、タスク移行線又はタスク復帰線の表示を禁止して、タスク遷移図を見易くすることができる。
なお、本実施の形態では、図2に示したように、ECU10と接続したタスク実行タイミングデータ保持基板11により、本発明のタスク実行タイミングデータ保持部を構成したが、ECU10とコンピュータ50を直接接続し、コンピュータ50に、各タスクの実行タイミングを検知してタスク実行タイミングデータをメモリに保持するプログラムを実行させることによって、本発明のタスク実行タイミングデータ保持部の機能を実現させる等、他の構成により本発明のタスク実行タイミングデータ保持部の機能を実現してもよい。
また、本実施の形態では、図2に示したように、タイミングチャート形式のタスク遷移図をディスプレイ51に表示するタスクレベル遷移表示部61と、状態遷移形式のタスク遷移図をディスプレイ51に表示するタスク状態遷移表示部66の双方を備えた例を示したが、いずれか一方のみを備える場合にも本発明の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、図2に示したように、非表示タスクレベル指定部63とタイミング表示形式選択部64を備えた例を示したが、これらを備えない場合、或いはこれらのうちの一方のみを備える場合であっても、本発明の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、本発明の監視対象の情報処理装置として、車両に搭載されたECUを示したが、本発明の適用対象はこれに限られず、少なくとも2以上のタスクを含むソフトウェアが実行される情報処理装置であれば、本発明の適用が可能である。
1…車両、10…ECU、11…タスク実行タイミングデータ保持基板、30…通信ケーブル、50…コンピュータ、51…ディスプレイ、61…タスクレベル遷移表示部、62…タスクレベル設定部、63…非表示タスクレベル指定部、64…タイミング表示形式選択部、66…タスク遷移表示部、67…線表示形式選択部、91a,92a,93a,94a…タスク移行線、91b,92b,93b,94b…タスク復帰線
Claims (10)
- ディスプレイを有し、監視対象の情報処理装置で実行される少なくとも2以上のタスクを含むソフトウェアについて、該ソフトウェアが実行されたときのタスクの遷移状況を示すタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク遷移図表示装置であって、
前記タスク遷移図により遷移状況が示される各監視対象タスクに対して、複数段階のタスクレベルのうちのいずれかを設定するタスクレベル設定部と、
前記情報処理装置により前記ソフトウェアが実行されているときに、各監視対象タスクが実行されたタイミングを検知し、該検知したタイミングを示すデータをタスク実行タイミングデータとして保持するタスク実行タイミングデータ保持部と、
前記タスク実行タイミングデータに基づいて、監視対象タスクの遷移を前記タスクレベル毎に区別して表示したタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスクレベル遷移表示部とを備えたことを特徴とするタスク遷移図表示装置。 - 前記複数段階のタスクレベルのうち、前記タスク遷移図に表示しない非表示タスクレベルを指定する非表示タスクレベル指定部を備え、
前記タスクレベル遷移表示部は、前記非表示タスクレベル指定部により指定された非表示タスクレベルが設定されたタスクの遷移については、前記タスク遷移図に表示しないことを特徴とする請求項1記載のタスク遷移図表示装置。 - 前記タスクレベル遷移表示部は、各タスクの実行タイミングを実経過時間に応じて表示した前記タスク遷移図を、前記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のタスク遷移図表示装置。
- 前記タスクレベル遷移表示部は、各タスクの実行タイミングを固定間隔にて表示した前記タスク遷移図を、前記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のタスク遷移図表示装置。
- 前記タスク遷移図において、各タスクの実行タイミングを実経過時間に応じて表示する第1のタイミング表示形式と、各タスクの実行タイミングを固定間隔にて表示する第2のタイミング表示形式のいずれかを選択するタイミング表示形式選択部を備え、
前記タスクレベル遷移表示部は、前記タイミング表示形式選択部により選択されたタイミング表示形式による前記タスク遷移図を、前記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のタスク遷移図表示装置。 - ディスプレイを有するコンピュータにより、監視対象の情報処理装置で実行される少なくとも2以上のタスクを含むソフトウェアについて、該ソフトウェアが実行されたときのタスクの遷移状況を示すタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク遷移図表示用プログラムであって、前記コンピュータを、
前記タスク遷移図により遷移状況が示される各監視対象タスクに対して、複数段階のタスクレベルのうちのいずれかを設定するタスクレベル設定部と、
前記情報処理装置により前記ソフトウェアが実行されているときに、各監視対象タスクが実行されたタイミングを検知し、該検知したタイミングを示すデータをタスク実行タイミングデータとして保持するタスク実行タイミングデータ保持部と、
前記タスク実行タイミングデータに基づいて、監視対象タスクの遷移を前記タスクレベル毎に区別して表示したタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスクレベル遷移表示部として機能させることを特徴とするタスク遷移図表示用プログラム。 - ディスプレイを有するコンピュータにより、監視対象の情報処理装置で実行される少なくとも2以上のタスクを含むソフトウェアについて、該ソフトウェアが実行されたときのタスクの遷移状況を示すタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク遷移図表示方法であって、
前記コンピュータが、前記タスク遷移図により遷移状況が示される各監視対象タスクに対して、複数段階のタスクレベルのうちのいずれかを設定するタスクレベル設定ステップと、
前記コンピュータが、前記情報処理装置により前記ソフトウェアが実行されているときに、各監視対象タスクが実行されたタイミングを検知し、該検知したタイミングを示すデータをタスク実行タイミングデータとして保持するタスク実行タイミングデータ保持ステップと、
前記コンピュータが、前記タスク実行タイミングデータに基づいて、監視対象タスクの遷移を前記タスクレベル毎に区別して表示したタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスクレベル遷移表示ステップとを備えたことを特徴とするタスク遷移図表示方法。 - ディスプレイを有し、監視対象の情報処理装置で実行される少なくとも2以上のタスクを含むソフトウェアについて、該ソフトウェアが実行されたときのタスクの遷移状況を、いずれかのタスクから他のタスクへの移行を表すタスク移行線と、移行先のタスクから移行元のタスクへの復帰を表すタスク復帰線とにより示したタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク遷移図表示装置であって、
前記タスク遷移図において、前記タスク移行線と前記タスク復帰線を共に表示する第1の線表示形式と、前記タスク移行線と前記タスク復帰線のうちのいずれか一方のみを表示する第2の線表示形式のいずれかを選択する線表示形式選択部と、
前記線表示形式選択部により選択された線表示形式による前記タスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク状態遷移表示部とを備えたことを特徴とするタスク遷移図表示装置。 - ディスプレイを有するコンピュータにより、監視対象の情報処理装置で実行される少なくとも2以上のタスクを含むソフトウェアについて、該ソフトウェアが実行されたときのタスクの遷移状況を、いずれかのタスクから他のタスクへの移行を表すタスク移行線と、移行先のタスクから移行元のタスクへの復帰を表すタスク復帰線とにより示したタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク遷移図表示用プログラムであって、前記コンピュータを、
前記タスク遷移図において、前記タスク移行線と前記タスク復帰線を共に表示する第1の線表示形式と、前記タスク移行線と前記タスク復帰線のうちのいずれか一方のみを表示する第2の線表示形式とを選択する線表示形式選択部と、
前記線表示形式選択部により選択された線表示形式による前記タスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク状態遷移表示部として機能させることを特徴とするタスク遷移図表示用プログラム。 - ディスプレイを有するコンピュータにより、監視対象の情報処理装置で実行される少なくとも2以上のタスクを含むソフトウェアについて、該ソフトウェアが実行されたときのタスクの遷移状況を、いずれかのタスクから他のタスクへの移行を表すタスク移行線と、移行先のタスクから移行元のタスクへの復帰を表すタスク復帰線とにより示したタスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク遷移図表示方法であって、
前記コンピュータが、前記タスク遷移図において、前記タスク移行線と前記タスク復帰線を共に表示する第1の線表示形式と、前記タスク移行線と前記タスク復帰線のうちのいずれか一方のみを表示する第2の線表示形式とを選択する線表示形式選択ステップと、
前記コンピュータが、前記線表示形式選択部により選択された線表示形式による前記タスク遷移図を、前記ディスプレイに表示するタスク状態遷移表示ステップとを備えたことを特徴とするタスク遷移図表示方法。
Priority Applications (1)
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JP2007182370A JP2009020677A (ja) | 2007-07-11 | 2007-07-11 | タスク遷移図表示装置、タスク遷移図表示用プログラム、タスク遷移図表示方法 |
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