JP3761155B2 - データ演算装置およびそれを用いる電子制御機器の調整方法 - Google Patents
データ演算装置およびそれを用いる電子制御機器の調整方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、実際の制御対象物の動作をデータ演算によって計測したりシミュレーションしたりして、電子制御機器などの開発、試験、検査などを行うためのデータ演算装置およびそれを用いる電子制御機器の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車には複数の電子制御ユニット(以下、「ECU」と略称する)が搭載され、エンジン制御など、各種の制御が電子的に行われている。新たに自動車を開発する際には、エンジンなどの制御対象の開発と、ECUなどの電子制御機器の開発とを並行して進めるようにしている。したがって、ECUなどを開発する段階では、制御対象であるエンジンなどが実際に存在しない段階から開発を進めなければならない。開発を効率的に進めるためには、制御対象の動作や挙動をシミュレーションする必要がある。
【0003】
図7は、従来からECUの開発時などにエンジンなどのシミュレーションを行うために用いられるHILS(Hardware In the Loop Simulation system)1の概略的な構成を示す。HILS1は、エンジン制御用のECU2に対し、制御対象となるエンジンの動作や挙動に代る擬似的な信号を発生し、ECU2の動作確認や試験・検査を行うために使用される。HILS1は、複数の入力ボード3,4,5と、モデル演算部6と、複数の出力ボード7,8,9とを備えている。複数の入力ボード3,4,5とモデル演算部6との間、またはモデル演算部6と複数の出力ボード7,8,9との間の接続状態を変えると、シミュレーションする対象物の動作や挙動を変化させることができ、汎用的なシミュレーションが可能である。
【0004】
各入力ボード3,4,5および各出力ポート7,8,9には、複数の入力ポートおよび複数の出力ポートがそれぞれ設けられる。モデル演算部6には、入力ポートに接続可能な入力側の接続部と、出力ポートに接続可能な出力側の接続部とが設けられる。HILS1では、入力ボード3,4,5の各入力ポートから入力したデータを、モデル演算部6で演算し、その結果を出力ボード7,8,9の各出力ポートに出力する。このようなHILS1では、入力ポート、モデル演算部6の入力、モデル演算部6の出力、出力ポートをそれぞれ必要に応じて設定するのは大変に手間のかかる作業であり、ポート数やモデル演算部6の入出力が多くなるほど煩雑になりやすく、設定状態が確認しにくくなる。
【0005】
入出力用のI/Oポートの相互接続を、パーソナルコンピュータなどが備えるGUI(Graphical User Interface)を利用して、マウスなどのドラッグ・アンド・ドロップ(drag and drop)手順で達成可能にする先行技術は、たとえば特開平8−241185号公報などに開示されている。この先行技術では、複数の試験要素をそれぞれアイコンで表示し、アイコン間を結ぶラインを引いて、ブロック図を作成するような要領で無線装置用試験システムを再構成可能にしている。複数のI/Oポートを備える試験要素に対応するアイコンには、複数のポートが表示され、各ポートに対してドラッグ・アンド・ドロップ操作を行えば、他のアイコンなどとの接続が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特開平8−241185号公報に開示されているような再構成の方法は、利用者にとって判りやすい。しかしながら、1つのアイコンのポート数が多くなると、たとえば多くの接続端子を有する半導体集積回路を実装する電子回路基板の配線図のように、接続作業や確認が困難になってしまう。前述のように、たとえば自動車のエンジンをシミュレーションするためのHILS1などでは、ポート数やモデル演算部6での入出力数が多くなるので、特開平8−241185号公報に開示されているような手法では、設定作業や確認が困難である。
【0007】
本発明の目的は、接続するポート数が多くなっても相互間の接続設定作業が容易であり、データ演算によるシミュレーションで電子制御機器などの調整を効率的に行うことができるデータ演算装置およびそれを用いる電子制御機器の調整方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、データ入力用に複数の入力ポートを備える入力部からの入力に基づいて内部演算部で演算を実行し、その演算結果をデータ出力用の複数の出力ポートを備える出力部から出力するデータ演算装置において、
内部演算部は、複数の入力ポートに接続可能な複数の入力端子と、複数の出力ポートに接続可能な複数の出力端子とを備え、
複数の入力ポート、複数の入力端子、複数の出力端子、および複数の出力ポートの順で、それぞれを接続部としてグループ化したリストを画面に表示するリスト表示手段と、
リスト表示手段に表示されているリストに対し、隣接するリストの接続部を指示して、ドラッグ・アンド・ドロップ操作による接続指示が可能な入力操作手段と、
入力操作手段によるドラッグ・アンド・ドロップ操作に応答して、接続指示の対象となっている隣接するリスト間の接続部同士を、ロジック的に接続するように制御する接続制御手段とを含むことを特徴とするデータ演算装置である。
【0009】
本発明に従えば、データ演算装置は、データ入力用に複数の入力ポートを備える入力部からの入力に基づいて内部演算部で演算を実行し、その演算結果をデータ出力用の複数の出力ポートを備える出力部から出力する。内部演算部は、複数の入力ポートに接続可能な複数の入力端子と、複数の出力ポートに接続可能な複数の出力端子とを備える。データ演算装置には、さらに、リスト表示手段と、入力操作手段と、接続制御手段とを含む。リスト表示手段は、複数の入力ポート、複数の入力端子、複数の出力端子、および複数の出力ポートの順で、それぞれを接続部としてグループ化したリストを画面に表示するので、多くの接続部が設けられても、処理の順序に従ってグループ化され、整理して判りやすく表示することができる。入力操作手段は、リスト表示手段に表示されているリストに対し、隣接するリストの接続部を指示して、ドラッグ・アンド・ドロップ操作による接続指示が可能であるので、多くの配線を指示する必要があっても、接続指示の操作を処理の流れに沿って行い、簡単に接続関係を構築していくことができる。接続制御手段は、入力操作手段によるドラッグ・アンド・ドロップ操作に応答して、接続指示の対象となっている隣接するリスト間の接続部同士を、ロジック的に接続するように制御するので、入力操作手段へのドラッグ・アンド・ドロップ操作に基づくロジック的な接続を確実に行うことができる。
【0010】
また本発明の前記リスト表示手段は、前記リストの表示で、接続済みの接続部と、未接続の接続部とを識別可能に表示することを特徴とする。
【0011】
本発明に従えば、接続済みと未接続とで色などを変えることによって、未接続の接続部が一目瞭然で判り、接続忘れの接続部を残したまま、データ演算装置として電子制御機器の調整などを行わないようにすることができる。
【0012】
また本発明の前記リスト表示手段は、前記リストの表示で、前記接続済みの接続部のうち、複数の他の接続部に接続される接続部を、単一の他の接続部に接続される接続部と識別可能に表示することを特徴とする。
【0013】
本発明に従えば、複数の接続部に接続している接続部を単一の接続部に接続している接続部と、色などを変えて識別可能に表示する。複数の接続部間を接続している場合、そのうちの2つの接続部間で接続状態を変えようとすると、他の接続部にも影響が及ぶので、1対1で接続している接続部と識別可能に表示して、複数接続されていることを意識させ、見逃さないようにすることができる。
【0014】
また本発明で、前記接続部は、前記入力操作手段によって、他の接続部ではなく、定数データに設定可能であり、
前記リスト表示手段は、特定の定数データに設定された接続部を、前記未接続の接続部および前記接続済みの接続部とは識別可能に表示することを特徴とする。
【0015】
本発明に従えば、定数データや時系列データなどの特定の定数データは、計測やシミュレーション動作のたびに変更することが多くなるので、他の接続部とは識別し、迅速に変更可能にして、効率的な設定を可能にすることができる。
【0016】
また本発明で、前記リスト表示手段は、
1つのリストに含まれる複数の接続部を、複数の階層に分けて、最上位の階層でリスト表示を行い、
前記入力操作手段が接続済み接続部を指示した場合に、その接続先の接続部がリストに直接表示されていなければ、該最上位から該接続部に至るまで階層構造を展開表示して、該接続部に入力操作手段によって指示された接続部を合わせて表示することを特徴とする。
【0017】
本発明に従えば、多くの接続部を全部リストとして表示するのではなく、複数の階層に分けた最上位の階層を表示するので、判りやすく表示することができる。接続関係を確認する際には、階層構造を最上位から接続先の接続部まで合わせて表示するので、実際に設定されている接続関係を判りやすく確実に表示することができる。
【0018】
また本発明は、前記リスト表示手段に表示されているリストに対し、前記入力操作手段が未接続の接続部を指示するとき、予め定める基準に従って、接続先の候補となる接続部を選出する候補選出段をさらに含み、
リスト表示手段は、候補選出手段によって選出される接続先の候補となる接続部を、指示される接続部の近傍に表示することを特徴とする。
【0019】
本発明に従えば、利用者が未接続の接続部を入力操作手段で指示すると、接続先の候補が候補選出手段によって選出され、指示された接続部の近傍に表示されるので、利用者は候補の中から適切な接続部を指定して接続先を決定することができる。
【0020】
また本発明は、未接続の接続部に対し、予め定める基準に従って、接続先の候補となる接続部を、優先順位とともに選出する候補選出段をさらに含み、
前記接続制御手段は、未接続の接続部を、候補選出手段によって選出される接続先の候補のうちで最も優先順位の高い接続部に、接続するように制御することを特徴とする。
【0021】
本発明に従えば、未接続の接続部に対して、候補選出手段が選出する候補のうちで最も優先度が高い接続部に接続を行うので、利用者の作業量を低減することができる。
【0022】
また本発明で、前記接続部には、予め定める規則に従って名称を付すことが可能であり、
前記候補選出手段は、前記候補を、接続部に付されている名称の一致や類似性に基づいて選出することを特徴とする。
【0023】
本発明に従えば、利用者が接続部を命名する際に、適切な規則性を持たせておけば、未接続の接続部に対する接続先の候補の選出を適切に行うことができる。
【0024】
また本発明で、前記候補選出手段には、前記予め定める基準が関連性を示すファイルで設定されることを特徴とする。
【0025】
本発明に従えば、未接続の接続部に対し、接続先の候補を選出するための基準として、利用者が関連性を示すファイルを設定し、ファイルに基づいて候補となる接続部を選出させることができる。
【0026】
また本発明で、前記候補選出手段は、前記予め定める基準を、過去の接続記録に基づいて修正することを特徴とする。
【0027】
本発明に従えば、過去に接続された接続部に関する接続記録に基づいて、未接続の接続部への接続先となる候補の選出の基準を修正するので、利用者の接続の傾向を学習し、利用者の意図に近い候補を選出することができる。
【0028】
さらに本発明は、前述のいずれかに記載のデータ演算装置で制御対象の動作をシミュレーションするデータ演算を行い、
電子制御機器を調整することを特徴とするデータ演算装置を用いる電子制御機器の調整方法である。
【0029】
本発明に従えば、電子制御機器の開発や生産の過程で、制御対象をデータ演算装置で容易にシミュレーションし、適切な調整を行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態としてのデータ演算装置10の概略的なシステム構成を示す。データ演算装置10には、図7に示すHILS1と同様なHILS11が含まれ、ECU12の調整、検査、試験等を行う際に、制御対象のシミュレーションを行う。HILS11には、複数の入力ボード13,14,15と、モデル演算部16と、複数の出力ボード17,18,19とが含まれる。入力ボード13,14,15には、アナログ入力、パルス入力、デジタル入力などの入力信号の種類が異なるボードが含まれる。出力ボード17,18,19にも、アナログ出力、パルス出力、デジタル出力などの出力信号が異なるボードが含まれる。
【0031】
HILS11では、入力ボード13,14,15の各入力ポートから入力したデータを、モデル演算部16で演算し、その結果を出力ボード17,18,19の各出力ポートに出力する。複数の入力ボード13,14,15の入力ポートとモデル演算部16の複数の入力側の接続部との間、またはモデル演算部16の複数の出力側の接続部と複数の出力ボード17,18,19の出力ポートとの間の接続状態を変えると、シミュレーションする対象物の動作や挙動を変化させることができる。入力ボード13,14,15と出力ボード17,18,19との間を接続する場合もある。HILS11を構成する複数の入力ボード13,14,15と、モデル演算部16と、複数の出力ボード17,18,19とは、計測ラック20に装着される。
【0032】
本実施形態のデータ演算装置10では、HILS11にパーソナルコンピュータ21などの汎用のコンピュータ装置を接続する。パーソナルコンピュータ21は、陰極線管(CRT)や液晶表示器(LCD)などによる画像表示が可能な表示装置22と、マウスなどのポインティングデバイスを含む入力装置23とを備えている。リスト表示手段としての表示装置22の画面には、後述するようなリスト24,25,26が、複数の入力ボード13,14,15と、モデル演算部16と、複数の出力ボード17,18,19とにそれぞれ対応して表示される。入力操作手段としての入力装置23のマウスなどのポインティングデバイスは、リスト24,25,26に対するドラッグ・アンド・ドロップ操作で、接続の指示を行うことができる。入力装置23からは、種々の機能の選択や切換を指示することもできる。接続の指示の結果は、接続制御手段としてのパーソナルコンピュータ21からインターフェイスケーブル27を介してHILS11に伝達され、複数の入力ボード13,14,15と、モデル演算部16と、複数の出力ボード17,18,19との間の接続状態が決定される。データ演算装置10は、ECU12が制御対象とする自動車用のエンジン28の動作や挙動をシミュレーションすることができる。
【0033】
本実施形態のデータ演算装置10では、データ入力用に複数の入力ポートを備える入力部である入力ボード13,14,15からの入力に基づいて、内部演算部であるモデル演算部16で演算を実行し、その演算結果をデータ出力用の複数の出力ポートを備える出力部である出力ボード17,18,19から出力する。モデル演算部16は、入力ボード13,14,15に備えられる複数の入力ポートに接続可能な複数の入力端子と、出力ボード17,18,19に備えられる複数の出力ポートに接続可能な複数の出力端子とを備える。表示装置22の画面には、複数の入力ポート、複数の入力端子、複数の出力端子、および複数の出力ポートの順で、それぞれを接続部としてグループ化したリストが表示される。
【0034】
図2は、図1の表示装置22の画面に表示されているリスト24,25,26の例を示す。図2(a)に示すように、各リスト24,25,26は、それぞれ入力ボード13,14,15と、モデル演算部16と、出力ボード17,18,19とに備えられる入力ポートIN0,IN1…と、モデル入力MIN0,MIN1…およびモデル出力MOUT0,MOUT1…と、出力ポートOUT0,OUT1…とを、それぞれ接続先とともにグループ化して表示している。リストで表示されている接続部のいずれか、たとえばリスト25のモデル入力MIN3をマウスで指示してリスト24の入力ポートIN0までドラッグ・アンド・ドロップ操作を行うと、図2(b)に楕円で囲って示すように、それぞれの接続部で、接続先としてそれぞれの相手が表示される。たとえば、リスト24の入力ポートIN0の接続先はモデル入力MIN3と表示され、リスト25のモデル入力MIN3の接続先は入力ポートIN0と表示される。
【0035】
このように、表示装置22段に表示されているリスト24,25,26に対し、隣接するリスト24,25,26の接続部を指示して、ドラッグ・アンド・ドロップ操作による接続指示を入力装置23から行うことが可能である。入力装置23によるドラッグ・アンド・ドロップ操作に応答して、パーソナルコンピュータ20は、接続指示の対象となっている隣接するリスト間の接続部同士を、電気的に接続するように制御する。複数の入力ポート、複数の入力端子、複数の出力端子、および複数の出力ポートの順で、それぞれを接続部としてグループ化したリスト24,25,26を画面に表示するので、多くの接続部が設けられても、処理の順序に従ってグループ化され、整理して判りやすく表示することができる。各リスト24,25,26の接続部に対し、隣接するリスト24,25,26の接続部を指示して、ドラッグ・アンド・ドロップ操作による接続指示が可能であるので、多くの配線を指示する必要があっても、接続指示の操作を処理の流れに沿って行い、簡単に接続関係を構築していくことができる。
【0036】
また表示装置22へのリストでは、接続済みの接続部と、未接続の接続部とを識別可能に、たとえば色を変えて表示する。網線などをかけたり、ブリンクさせたりして識別可能に表示することもできる。接続済みと未接続とで色などを変えることによって、未接続の接続部が一目瞭然で判り、接続忘れの接続部を残したまま、データ演算装置10としてECU12の調整などを行わないようにすることができる。
【0037】
図3は、接続部同士の接続が1対1ではない場合を示す。図3(a)は、複数の出力ポートPortA,PortBが1つの入力ポートPortCに接続される場合を示す。図3(b)は、1つの出力ポートPortAが複数の入力ポートPortB,PortCに接続される場合を示す。図3(a)に示すような接続は、通常、避けられている。出力回路の形式がオープンコレクタやオープンドレイン等でない限り、例えば一方の出力ポートPortAがハイレベルを出力し、他方の出力PortBがローレベルを出力するときなどに出力の競合が起こるからである。したがって、このような接続が指定されるようなときは、エラー警報が行われるようにしておくことが好ましい。
【0038】
図3(b)に示すような接続は、通常行われている。ただし、複数接続している場合は、1対1で接続している接続部と識別して表示する方が好ましい。たとえば図3(b)の例で、入力ポートPortBで入力して使用するデータを、モデル演算の都合上、LSB(Least Significant Bit)を変更する必要が生じて、利用者が出力ポートPortAの入力時にLSBを変更したとする。その影響は、当然入力ポートPortCにも及ぶけれども、複数接続されていることを意識していないと、そのことを見逃してしまう可能性がある。複数の接続部間を接続している場合に、1対1で接続している接続部と識別可能に表示して、複数接続されていることを意識させ、見逃さないようにすることができる。
【0039】
図4は、接続部を入力ボード13,14,15やモデル演算部16や出力ボード17,18,19ではなく、システムが備えている時系列のデータや定数に設定する状態を示す。時系列データは、たとえばデータファイルの名称で設定する。このような特定のデータを接続している接続部としての入力ポートPortB,PortCなどは、他の接続部であるPortAなどと識別可能に表示したほうが好ましい。定数データや時系列データなどの特定のデータは、計測やシミュレーション動作のたびに変更することが多くなるので、他の接続部とは識別し、迅速に変更可能にして、効率的な設定を可能にすることができるからである。
【0040】
図5は、リスト表示で、1つのリスト24に含まれる複数の接続部を、複数の階層に分けて、最上位の階層でリスト表示を行い、マウス操作で接続済み接続部を指示した場合に、その接続先の接続部がリスト24に直接表示されていなければ、該最上位から該接続部に至るまで階層構造を展開表示する状態を示す。図5(a)はリスト24で最上位の階層として、複数の入力ボードB0,B1…の名称を入力ポートとして表示している状態を示す。このように、入力ボード13,14,15や出力ボード17,18,19が複数枚あるときは、各ボード毎にフォルダを設定して管理することができる。ただし、最上位の階層の表示では、ボード単位のリストであるので、接続の関係を確認する作業が大変になる。そこである接続済み接続部を指示すると、その接続先の接続部は、図5(b)に示すように、自動的に同じ行位置に表示し、もしフォルダに隠されているならフォルダを展開して表示するようにする。
【0041】
たとえばモデル入力のMIN2が入力ボードB1の入力ポートIN4に接続されていれば、自動的に入力ボードB1のフォルダが展開表示され、その中の入力ポートIN4がMIN2の行に合わせて表示される。このようにすれば、接続部がフォルダの中に隠れているようなときでも、接続部を指示するだけで、どのボードのどの接続部に接続されているかを直ぐに知ることができる。また多くの接続部を全部リストとして表示するのではなく、複数の階層に分けた最上位の階層を表示するので、判りやすく表示することができる。なお、複数のポートを機能等に関してグループに分け、グループをポートとボードとの間の中間階層としてフォルダ化することもできる。さらに、ボードの枚数が多いときは、アナログやデジタルなど、取扱う信号などでボードをグループ化し、ボードのグループを最上位のフォルダとすることもできる。
【0042】
図6は、リスト表示されているリスト25に対し、未接続の接続部としてたとえばIN4を指示するとき、予め定める基準に従って、接続先の候補となる接続部MIN2,OUT4,OUT3を選出して、接続候補リストウインドウ29で近傍に表示している状態を示す。候補の選出は、候補選出手段としても機能するパーソナルコンピュータ21内で行われる。利用者が未接続の接続部を入力装置23を操作して指示すると、接続先の候補が選出され、指示された接続部の近傍に接続候補リストウインドウ29として表示されるので、利用者は候補の中から適切な接続部を入力装置23で指定して接続先を決定することができる。
【0043】
この機能では、複数の候補の選出を接続部の名前の類似性に基づいて行うことができる。例えばモデル演算部16の内部で、エンジン回転数を演算してその結果をパルスボード等の出力ボードから出力する場合、モデル演算部16のエンジン回転の出力ポートを「m_out_NE」、パルスボードの出力ポート名を「p_out_NE」と命名しておく。この「m_out_」や「p_out_」は、そのポートの属性を表現する接頭語として、この接頭語に続く大文字の部分で接続先を判断する。この場合は、「NE」の部分が同じ接続部を候補として選出し、接続候補ウインドウ29にリストアップする。この大文字部分を重複しないように定義して接続部を命名すれば、候補の検出をより確実に行うことができる。
【0044】
また、候補の選出のために、接続基準としての接続例をデータベースとして持ち、そのデータベースに従って接続先の候補を選出することも可能である。たとえば、「a_in_THR」の接続候補は「m_in_TA」であるという情報を、利用者が予めファイル等の形で入力しておく。候補選出手段としてのパーソナルコンピュータ21は、接続先の候補選出時にこのファイルの情報を読出して、候補をリストアップすることができる。
【0045】
また、利用者が候補情報をリストアップする代りに、過去の接続例を基にデータベースを作成したり、既に作成されているデータベースを修正することもできる。たとえば過去に、「a_in_THR」と「m_in_TA」とを接続していれば、自動的に「a_in_THR」の接続候補として「m_in_TA」が記憶される。次の機会に「a_in_THR」が未接続の状態であれば、この記憶情報を基に、「a_in_THR」の接続先の候補選出時に、「m_in_TA」が候補として選出され、接続候補ウインドウ29にリストアップされる。過去に接続された接続部に関する接続記録に基づいて、未接続の接続部への接続先となる候補の選出の基準を修正するので、利用者の接続の傾向を学習し、利用者の意図に近い候補を選出することができる。
【0046】
以上で説明した方法では、候補を接続候補ウインドウ29などの別ウインドウ等に表示し、実際の接続は利用者の指示に委ねている。これを、パーソナルコンピュータ21などのシステム側で自動的に行うことも可能である。候補が複数あるときもあり得るので、候補の選出は優先順位を考慮して、優先順位が最高の接続部を選択する。たとえば、前述の名前の類似性に基づく選出では、一致する文字数の最も多い候補の優先順位を最高にする。利用者がファイルを作成して接続先を指定する場合は、優先順位は考慮する必要がない。候補になる1つだけを入力すればよいからである。過去の接続例を基準にする場合は、選択された回数が多い選択先を優先するようにする。複数の基準を組合わせて優先順位を求め、候補を選出することもできる。1つの基準だけで候補を選出するよりも、より有効な候補を選出することができる。未接続の接続部に対して、最も優先度が高い候補を接続先として接続を行うので、利用者の作業量を低減することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、データ演算装置は、データ入力用に複数の入力ポートを備える入力部からの入力に基づいて内部演算部で演算を実行し、その演算結果をデータ出力用の複数の出力ポートを備える出力部から出力して、計測やシミュレーションを行う。複数の入力ポート、複数の入力端子、複数の出力端子、および複数の出力ポートの順で、それぞれを接続部としてグループ化したリストを画面に表示し、隣接するリストの接続部を指示して、ドラッグ・アンド・ドロップ操作による接続指示が可能であるので、多くの接続部が対象となっても、処理の流れに沿って簡単に接続関係を構築していくことができる。
【0048】
また本発明によれば、接続済みと未接続とで色などを変えて、接続忘れの接続部を残したまま、データ演算装置として電子制御機器の調整などを行わないようにすることができる。
【0049】
また本発明によれば、複数の接続部に接続している接続部は、単一の接続部に接続している接続部に比べて、接続状態を変えようとする場合の影響が大きいので、利用者に、複数接続されていることを意識させ、見逃さないようにすることができる。
【0050】
また本発明によれば、計測やシミュレーション動作のたびに変更することが多くなる特定の定数データに接続する接続部を、他の接続部とは識別して効率的な設定を可能にすることができる。
【0051】
また本発明によれば、多くの接続部があっても、リストでは階層的に表示するので、判りやすく表示することができ、接続関係を確認する部分だけ、階層構造を最上位から接続先の接続部まで合わせて表示することができる。
【0052】
また本発明によれば、利用者が未接続の接続部を指示すると、接続先の候補が指示された接続部の近傍に表示されるので、利用者は候補の中から適切な接続部を選択して容易に接続先を決定することができる。
【0053】
また本発明によれば、未接続の接続部に対して自動的に接続を行うことができるので、利用者の作業量を低減することができる。
【0054】
また本発明によれば、利用者が接続部を命名する際に持たせる規則性に従って、未接続の接続部への接続先の候補の選出を適切に行うことができる。
【0055】
また本発明によれば、未接続の接続部への接続先の候補の選出を、利用者が設定する関連性を示すファイルに基づいて行わせることができる。
【0056】
また本発明によれば、過去の接続記録に基づいて、未接続の接続部への接続先となる候補の選出の基準を修正するので、利用者の意図に近い候補を選出することができる。
【0057】
さらに本発明によれば、電子制御機器の開発や生産の過程にデータ演算装置を利用し、制御対象をシミュレーションして、適切な調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態としてのデータ演算装置10の概略的なシステム構成を湿すブロック図である。
【図2】図1の実施形態で、リスト表示されている接続部間をドラッグ・アンド・ドロップ操作して、接続を行う状態を示す図である。
【図3】接続部同士の接続が1対1ではない場合を示す簡略化したブロック図である。
【図4】接続部を、システムが備えている時系列のデータや定数に設定する状態を示す簡略化したブロック図である。
【図5】図1の実施形態で、リスト表示を階層化して行う状態を示す図である。
【図6】図1の実施形態で、リスト表示とともに、未接続の接続部に対する接続先の候補を表示している状態を示す図である。
【図7】従来から用いられているデータ演算装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 データ演算装置
11 HILS
12 ECU
13,14,15 入力ボード
16 モデル演算部
17,18,19 出力ボード
21 パーソナルコンピュータ
22 表示装置
23 入力装置
24,25,26 リスト
29 接続候補リストウインドウ
Claims (11)
- データ入力用に複数の入力ポートを備える入力部からの入力に基づいて内部演算部で演算を実行し、その演算結果をデータ出力用の複数の出力ポートを備える出力部から出力するデータ演算装置において、
内部演算部は、複数の入力ポートに接続可能な複数の入力端子と、複数の出力ポートに接続可能な複数の出力端子とを備え、
複数の入力ポート、複数の入力端子、複数の出力端子、および複数の出力ポートの順で、それぞれを接続部としてグループ化したリストを画面に表示するリスト表示手段と、
リスト表示手段に表示されているリストに対し、隣接するリストの接続部を指示して、ドラッグ・アンド・ドロップ操作による接続指示が可能な入力操作手段と、
入力操作手段によるドラッグ・アンド・ドロップ操作に応答して、接続指示の対象となっている隣接するリスト間の接続部同士を、ロジック的に接続するように制御する接続制御手段とを含むことを特徴とするデータ演算装置。 - 前記リスト表示手段は、前記リストの表示で、接続済みの接続部と、未接続の接続部とを識別可能に表示することを特徴とする請求項1記載のデータ演算装置。
- 前記リスト表示手段は、前記リストの表示で、前記接続済みの接続部のうち、複数の他の接続部に接続される接続部を、単一の他の接続部に接続される接続部と識別可能に表示することを特徴とする請求項2記載のデータ演算装置。
- 前記接続部は、前記入力操作手段によって、他の接続部ではなく、定数データに設定可能であり、
前記リスト表示手段は、特定の定数データに設定された接続部を、前記未接続の接続部および前記接続済みの接続部とは識別可能に表示することを特徴とする請求項2または3記載のデータ演算装置。 - 前記リスト表示手段は、
1つのリストに含まれる複数の接続部を、複数の階層に分けて、最上位の階層でリスト表示を行い、
前記入力操作手段が接続済み接続部を指示した場合に、その接続先の接続部がリストに直接表示されていなければ、該最上位から該接続部に至るまで階層構造を展開表示して、該接続部に入力操作手段によって指示された接続部を合わせて表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のデータ演算装置。 - 前記リスト表示手段に表示されているリストに対し、前記入力操作手段が未接続の接続部を指示するとき、予め定める基準に従って、接続先の候補となる接続部を選出する候補選出段をさらに含み、
リスト表示手段は、候補選出手段によって選出される接続先の候補となる接続部を、指示される接続部の近傍に表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のデータ演算装置。 - 未接続の接続部に対し、予め定める基準に従って、接続先の候補となる接続部を、優先順位とともに選出する候補選出段をさらに含み、
前記接続制御手段は、未接続の接続部に、候補選出手段によって選出される接続先の候補のうちで最も優先順位の高い接続部を、接続するように制御することを特徴とする請求項5記載のデータ演算装置。 - 前記接続部には、予め定める規則に従って名称を付すことが可能であり、
前記候補選出手段は、前記候補を、接続部に付されている名称の一致や類似性に基づいて選出することを特徴とする請求項6または7記載のデータ演算装置。 - 前記候補選出手段には、前記予め定める基準が関連性を示すファイルで設定されることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のデータ演算装置。
- 前記候補選出手段は、前記予め定める基準を、過去の接続記録に基づいて修正することを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載のデータ演算装置。
- 請求項1〜10のいずれかに記載のデータ演算装置で制御対象の動作をシミュレーションするデータ演算を行い、
電子制御機器を調整することを特徴とするデータ演算装置を用いる電子制御機器の調整方法。
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