JP2009020414A - 二次元符号化装置、二次元符号復号化装置、二次元符号化方法及び二次元符号復号化方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】画素ブロックのサイズを大きくせずにコーディングレートを向上できる二次元符号化装置、二次元符号復号化装置、二次元符号化方法及び二次元符号復号化方法を提供する。
【解決手段】二次元符号化部16では、正の整数nよりも小さい0または正の整数mを複数設定し、n画素中m画素を明とする明暗の二次元パターンで構成された画素ブロックと2値情報とを関連付けるための関連付情報に基づき、上記2値情報を画素ブロックに割り付けた2値画像を生成する。この2値画像は、空間光変調器18により信号光とされて光記録媒体22にホログラムとして記録される。また、二次元符号復号化部28では、ホログラムからの回折光を受光した光検出器26の出力信号から上記2値画像を再生し、関連付情報に基づいて2値情報を復号する。
【選択図】図1
【解決手段】二次元符号化部16では、正の整数nよりも小さい0または正の整数mを複数設定し、n画素中m画素を明とする明暗の二次元パターンで構成された画素ブロックと2値情報とを関連付けるための関連付情報に基づき、上記2値情報を画素ブロックに割り付けた2値画像を生成する。この2値画像は、空間光変調器18により信号光とされて光記録媒体22にホログラムとして記録される。また、二次元符号復号化部28では、ホログラムからの回折光を受光した光検出器26の出力信号から上記2値画像を再生し、関連付情報に基づいて2値情報を復号する。
【選択図】図1
Description
本発明は、二次元符号化装置、二次元符号復号化装置、二次元符号化方法及び二次元符号復号化方法に関する。
ホログラム記録・再生においては、二値のデジタルデータ「0,1」等を例えば「明,暗」としてデジタル画像化した信号光をホログラムとして記録再生することによりデジタルデータの記録再生を行っている。
このようなホログラムの記録・再生に使用されるデジタル画像としては、1画素で1ビットのデジタルデータを表現するものがあったが、デジタルデータに応じて白(明)または黒(暗)の画素の並びに偏りが生じ、空間周波数が不安定となって、再生精度が低下する場合があった。
そこで、例えば下記特許文献1に記載されているように、複数の画素を二次元的に配列した画素ブロックの内の一部の画素を明とした明暗の二次元パターンによりデジタルデータを表現するものがある。本従来例によれば、明暗の画素を適宜に分散させ、空間周波数を安定化することができる。しかし、この場合、コーディングレートすなわち表現するビット数と画素数との割合を高くするには大きな画素ブロックが必要となり、二次元パターンとデジタルデータとを関連付けるルックアップテーブル(LUT)もサイズが大きいものが必要となる。なお、小さな画素ブロックでコーディングレートを上げるには、明画素の割合(白率)を高くする必要がある。
特開2001−75463号公報
本発明の目的は、画素ブロックのサイズを大きくせずに高いコーディングレートを実現できる二次元符号化装置、二次元符号復号化装置、二次元符号化方法及び二次元符号復号化方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の二次元符号化装置の発明は、正の整数nよりも小さい0または正の整数mを複数設定し、n画素中m画素を明とする明暗の二次元パターンで構成された画素ブロックと2値情報とを関連付ける関連付情報を格納する関連付情報格納手段と、前記2値情報を前記関連付情報に基づいて前記画素ブロックに割り付ける割付手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記mが、n/2以下の整数であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、前記mとして複数設定された0または正の整数が、相互の差が2以上となる組合せであることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項記載の発明において、前記nは、√nが4以下であることを特徴とする。
請求項5記載の二次元符号復号化装置の発明は、正の整数nよりも小さい0または正の整数mを複数設定し、n画素中m画素を明とする明暗の二次元パターンで構成された画素ブロックと2値情報とを関連付ける関連付情報を格納する関連付情報格納手段と、画素ブロックを受け付け、前記関連付情報に基づいて前記受け付けた画素ブロックに対応する2値情報を発生する2値情報発生手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6記載の二次元符号化方法の発明は、正の整数nよりも小さい0または正の整数mを複数設定し、n画素中m画素を明とする明暗の二次元パターンで構成された画素ブロックにより2値情報を表すことを特徴とする。
請求項7記載の二次元符号復号化方法の発明は、正の整数nよりも小さい0または正の整数mを複数設定し、n画素中m画素を明とする明暗の二次元パターンで構成された画素ブロックと2値情報とを関連付けるための関連付情報を設定し、前記関連付情報に基づいて前記受け付けた画素ブロックに対応する2値情報を発生することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、画素ブロックのサイズを大きくせずに高いコーディングレートでデジタルデータを二次元符号により符号化することができる。
請求項2の発明によれば、mをn/2より大きくする場合に比べて、デジタルデータを二次元符号により表現した2値画像の白率を低く維持することができる。
請求項3の発明によれば、複数設定されたmの相互の差が1である場合に比べて、二次元符号である画素ブロック相互のパターンの差が大きくなり、パターンマッチングを行う際の誤判定を低減できる。
請求項4の発明によれば、√nを4より大きくする場合に比べて、使用するルックアップテーブルのサイズを小さくすることができる。
請求項5の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、画素ブロックのサイズを大きくせずに高いコーディングレートでデジタルデータを二次元符号により符号化した2値画像を復号化することができる。
請求項6の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、画素ブロックのサイズを大きくせずに高いコーディングレートでデジタルデータを二次元符号により符号化することができる二次元符号化方法を提供できる。
請求項7の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、画素ブロックのサイズを大きくせずに高いコーディングレートでデジタルデータを二次元符号により符号化した2値画像を復号化することができる二次元符号復号化方法を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
図1には、本発明にかかる二次元符号化装置及び二次元符号復号化装置を使用したホログラム記録・再生装置の一実施形態の構成例が示される。図1において、信号光をホログラムとして記録する際には、光源10からのコヒーレント光をレンズ12,14によって口径の広い平行光にし、空間光変調器18に入射させる。空間光変調器18は、例えば液晶パネルにより構成され、例えばコンピュータ等によって構成される二次元符号化部16が発生する2値画像を表示する。この2値画像は、nを正の整数、mを0または正の整数とし、n>mであるmを複数設定して、n画素中m画素を明とする明暗の二次元パターンで構成された、二次元符号である画素ブロックを配列して2値(0,1)のデジタルデータを表現した画像である。画素ブロックについては後述する。
空間光変調器18を通過した光は、2値画像の各画素の値に応じて強度変調されて信号光Sとなる。この信号光Sを、フーリエ変換レンズ20によってフーリエ変換し、光記録媒体22に照射する。また、参照光Rは、上記信号光Sと光軸を共通にして、その外側から光記録媒体22に照射される。これにより、光記録媒体22中でフーリエ変換後の信号光Sと参照光Rとが干渉して、光記録媒体22に信号光Sがホログラムとして記録される。
なお、上記空間光変調器18は透過型として記載されているが、反射型とすることもできる。
また、図1の例は、参照光Rと信号光Sとが同軸光学系により光記録媒体22に照射される、いわゆるコリニア方式であるが、光源10からのコヒーレント光を図示しないビームスプリッタ及び適宜な反射鏡により信号光Sとは別の光路を通過する参照光R’として光記録媒体22に照射する二光波方式としてもよい。
以上の工程により、光記録媒体22中でフーリエ変換後の信号光Sと参照光Rとが干渉して、光記録媒体22に信号光Sがホログラムとして記録される。
図2(a),(b)には、空間光変調器18に表示される画像の例が示される。図2(a)において、中央領域Aには2値画像が表示され、外周領域Bには参照光Rが透過する。また、図2(b)は、2値画像の一部の拡大図であり、後述する画素ブロックが配列された例が示される。
次に、図1において、ホログラムの回折光から情報を再生する際には、光源10からのコヒーレント光を空間光変調器18により参照光Rのみとし、フーリエ変換レンズ20によってフーリエ変換し、光記録媒体22に照射する。この場合、図2に示された空間光変調器18の中央領域Aを透過する信号光Sを遮断し、参照光Rのみが外周領域Bを透過するように制御する。これによりホログラムから発生する回折光を逆フーリエ変換レンズ24で逆フーリエ変換し、光検出器26により受光する。回折光を受光した光検出器26の出力信号すなわち上記画素ブロックの画像データは、コンピュータ等により実現される二次元符号復号化部28に入力され、ホログラムに含まれている情報を取得する。
図3には、上記二次元符号化部16の一実施形態の構成例が示される。図3において、二次元符号化部16は、前処理部30及び二次元符号生成部32を含んで構成されている。
前処理部30は、中央処理装置(例えばCPUを用いることができる)及びCPUの処理動作を制御するプログラムを含んで実現され、2値のデジタルデータを受け取って、これに誤り補正ビットを付与したり、バーストエラーへの対策としてデータのビット列を分散させるインターリーブ処理等を行う。なお、本実施形態の二次元符号化装置としては、前処理部30を省略してもよい。
二次元符号生成部32は、二次元符号生成処理の対象である2値情報として前処理部30から上記処理後のデジタルデータを受け取り、明暗の二次元パターンで構成された画素ブロックを生成する。この二次元符号生成部32は、関連付情報格納部32aとパターン割付部32bとを含んで構成されている。
関連付情報格納部32aは、例えばCPUの作業メモリとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM)またはハードディスク装置等の磁気記憶装置その他のコンピュータが読み取り可能な記憶装置等により構成される。この関連付情報格納部32aは、例えばルックアップテーブルとして実現することができ、上記2値情報と画素ブロックとを関連付けるための関連付情報を格納する。
パターン割付部32bは、例えばCPU及びCPUの処理動作を制御するプログラムを含んで実現され、前処理部30から受け取った2値情報に対して、上記関連付情報に基づいて画素ブロックを割り付け、空間光変調器18に出力する。
なお、上記前処理部30及びパターン割付部32bは、専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよい。
図4(a),(b),(c),(d)には、画素ブロックの例が示される。上述したように、画素ブロックは、二次元配列したn画素中のm画素を明とした画像パターンである。本例では、n=9画素を3行3列に並べた画素ブロックとなっている。また、斜線を付した画素が暗画素を示し、斜線がない画素が明画素を示している。
図4(a)は、9画素中1画素が明(白)となった画素ブロック(n=9、m=1)の例であり、パターンの数はnCm=9C1=9通りである。また、図4(b)は、9画素中2画素が明(白)となった画素ブロック(n=9、m=2)であり、パターンの数は9C2=36通りである。また、図4(c)は、9画素中3画素が明(白)となった画素ブロック(n=9、m=3)であり、パターンの数は9C3=84通りである。また、図4(d)は、9画素中4画素が明(白)となった画素ブロック(n=9、m=4)であり、パターンの数は9C4=126通りである。このように、n画素(9画素)中の明となっている画素の数mを複数設定する。なお、n画素全てを暗(黒)とする画像パターン(m=0)を本実施形態の画素ブロックとして使用してもよい。
本実施形態では、Nビットの2値情報のそれぞれに、上記各画素ブロックが関連付けられる。この際、明となる画素の数mが複数設定されるので、mを単一の数とする場合に比べて、mの値を小さくすることができる。例えばN=6ビットの場合、26=64個の2値情報を各画素ブロックに関連付けるが、n=9のときにm=1,2及び3とすれば画素ブロックの数が129となり、6ビットの全ての2値情報を画素ブロックに関連付けることができる。このときのmの最大値は3であるが、m=3の画素ブロックに関連付けられる2値情報の数は(64−9C1−9C2=)19個とすることができる。一方、mを単一の数とする場合には、64個の2値情報を関連付けるために、m=3(9C3=84通り)が必要であり、m=3の画素ブロックに関連付けられる2値情報の数は64個となる。このため、mを単一の数とした方が2値情報を関連付ける画素ブロックの明となる画素数が多くなり、2値画像の白率(全画素中の明画素の割合)が高くなる。一般に、白率が高くなると画像に直流成分(0次成分)が多くなり、ホログラム記録の密度を高くすることが困難になる。
また、本実施形態のように、mの値を複数設定する場合には、画素数の少ない小さな画素ブロックで高い符号化率を実現することができる。例えば、n=9画素の画素ブロックの場合、8ビットの2値情報を関連付けることができる。すなわち、m=0,1,2,3,4のそれぞれのパターンの数の合計が256通りであるので、28=256個の2値情報を一つずつ関連付けることができる。このときの符号化率(コーディングレート=Nビット/n画素)は0.89と高い。一方、mを単一の数としたときに符号化率を0.89とするためには、例えばn=25、m=11(11C25=4457400)とし、22ビット(222=4194304)を25画素で表現するなど、画素ブロックサイズを大きくする必要がある。このため、関連付情報格納部32aを構成するルックアップテーブルの大きさも大きくする必要があり、二次元符号化部16の処理速度が低下する。このように、本発明によれば、小さな画素ブロックサイズで高い符号化率を実現できるため、関連付情報格納部32aを構成するルックアップテーブルの大きさを大きくする必要がない。このnの値としては、大きなルックアップテーブルを不要とするために、√nが4以下となるように設定するのが好適である。
上述したように、本実施形態においては、正の整数nよりも小さい0または正の整数mを複数設定し、n画素中m画素を明とする明暗の二次元パターンで構成された画素ブロックを2値情報に関連付けることにより、所望のデジタルデータを2値画像として表現するが、mの値はn/2以下とするのが好適である。これにより、2値画像の白率が高くなることを回避できる。
図5には、関連付情報格納部32aに格納された関連付情報の例が示される。図5では、N=8ビットの2値情報のそれぞれにn=9画素(3行3列)の画素ブロックを関連付けたルックアップテーブルとなっている。
上記関連付情報に基づき、二次元符号化部16が所望の2値情報に画素ブロックを割り付けることにより生成した2値画像は、例えば図2(b)に示されるように、画素ブロックを配列した画像となる。
図6には、上記二次元符号復号化部28の一実施形態の構成例が示される。図6において、二次元符号復号化部28は、サンプリング部34、輝度レベル抽出部36、復号部38及び後処理部40を含んで構成されている。
サンプリング部34は、適宜なサンプリング回路により構成され、光検出器26の出力信号(画素ブロックの画像データ)の輝度値をサンプリングする。この際、画像の歪み等のノイズの影響を低減するために、画素ブロックよりも高解像度でオーバーサンプリングするのが好適である。
輝度レベル抽出部36は、例えばCPU及びCPUの処理動作を制御するプログラムを含んで実現され、上記サンプリング部34の出力信号から、画素ブロックの各画素の輝度値を抽出する。これにより、画素ブロックの各画素の明暗を決定し、画素ブロックが配列された2値画像を再生する。この場合、2値画像中に予め埋め込まれていたマーカーを使用して画像の歪みを補正するのが好適である。
復号部38は、輝度レベル抽出部36から上記2値画像を受け取り、2値画像を構成する画素ブロックから2値情報を復号する。この復号部38は、関連付情報格納部38aと2値情報発生部38bとを含んで構成されている。
関連付情報格納部38aは、図5に示された関連付情報格納部32aと同様の構成であり、2値情報と画素ブロックとを関連付けるための関連付情報を格納する。なお、二次元符号生成部32と復号部38とが関連付情報格納部32aと関連付情報格納部38aのいずれかを共通に使用する構成としてもよい。この場合、いずれか一方が不要となる。
2値情報発生部38bは、例えばCPU及びCPUの処理動作を制御するプログラムを含んで実現され、上記関連付情報に基づいて画素ブロックに対応する2値情報を発生する。この場合、輝度レベル抽出部36から受け取った2値画像中の画素ブロックと、関連付情報格納部38aに格納されている画素ブロックとのパターンマッチングを行い、一致した画素ブロックに関連付けられた2値情報を関連付情報格納部38から読み出して出力する。
後処理部40は、例えばCPU及びCPUの処理動作を制御するプログラムを含んで実現され、分散されたビット列を元の並びに戻してデインターリーブ処理を行い、誤り補正を行って元のデジタルデータを再生する。なお、前処理部30を省略する場合には後処理部40も省略する。
また、上記輝度レベル抽出部36、2値情報発生部38b及び後処理部40は、専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよい。
ここで、画素ブロックのうち明となる画素数mとして複数設定された0または正の整数は、相互の差が2以上となる組合せであることが好適である。これにより、画素ブロック相互のパターンの差が大きくなり、2値情報発生部38bにおいてパターンマッチングを行う際の誤判定を低減できる。
また、上記2値情報発生部38bがパターンマッチング処理を行う際には、輝度レベル抽出部36で抽出した各画素ブロックの輝度の最大値及び最小値に基づいて関連付情報格納部38aに格納されている画素ブロックの輝度レベルを補正するのが好適である。
すなわち、輝度レベル抽出部36で抽出した各画素ブロックの輝度の最大値を明画素の輝度とし、最小値を暗画素の輝度として関連付情報格納部38aに格納されている画素ブロックの輝度レベルを補正する。
あるいは、上記輝度の最大値に所定の係数を掛けた値を明画素の輝度とし、最小値に所定の係数を掛けた値を暗画素の輝度として関連付情報格納部38aに格納されている画素ブロックの輝度レベルを補正してもよい。
図7(a),(b)には、輝度レベル抽出部36で抽出した各画素ブロックの輝度の最大値及び最小値に、それぞれ所定の係数を掛けた値により関連付情報格納部38aに格納されている画素ブロックの輝度レベルを補正したときに、再現されたデジタルデータのビットエラーレートの例が示される。なお、本例は、8ビットのデジタルデータに図5に示された9画素の画素ブロックを関連付けて生成した2値画像からデジタルデータを再生したときの結果である。また、上記ビットエラーレートは、2値情報発生部38bが行うパターンマッチング処理の誤判定率を表している。
図7(a)において、横軸が上記輝度の最大値に掛ける係数αであり、縦軸がビットエラーレートである。図7(a)によれば、係数αが0.6のときにビットエラーレートが最小となっていることがわかる。
図7(b)において、横軸が上記輝度の最小値に掛ける係数βであり、縦軸がビットエラーレートである。図7(b)によれば、係数βが1.2のときにビットエラーレートが最小となっていることがわかる。
従って、図7(a)、(b)に示された例においては、α=0.6、β=1.2として、関連付情報格納部38aに格納されている画素ブロックの明画素及び暗画素の輝度レベルにそれぞれ掛けて補正することにより、2値情報発生部38bが行うパターンマッチング処理の誤判定率を低くすることができる。なお、上記α及びβの値については、二次元符号化装置及び二次元符号復号化装置毎に適宜決定するのが好適である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
10 光源、12,14 レンズ、16 二次元符号化部、18 空間光変調器、20 フーリエ変換レンズ、22 光記録媒体、24 逆フーリエ変換レンズ、26 光検出器、28 二次元符号復号化部、30 前処理部、32 二次元符号生成部、32a 関連付情報格納部、32b パターン割付部、34 サンプリング部、36 輝度レベル抽出部、38 復号部、38a 関連付情報格納部、38b 2値情報発生部、40 後処理部。
Claims (7)
- 正の整数nよりも小さい0または正の整数mを複数設定し、n画素中m画素を明とする明暗の二次元パターンで構成された画素ブロックと2値情報とを関連付ける関連付情報を格納する関連付情報格納手段と、
前記2値情報を前記関連付情報に基づいて前記画素ブロックに割り付ける割付手段と、
を備えることを特徴とする二次元符号化装置。 - 請求項1記載の二次元符号化装置において、前記mは、n/2以下の整数であることを特徴とする二次元符号化装置。
- 請求項1または請求項2記載の二次元符号化装置において、前記mとして複数設定された0または正の整数は、相互の差が2以上となる組合せであることを特徴とする二次元符号化装置。
- 請求項1から請求項3のいずれか一項記載の二次元符号化装置において、前記nは、√nが4以下であることを特徴とする二次元符号化装置。
- 正の整数nよりも小さい0または正の整数mを複数設定し、n画素中m画素を明とする明暗の二次元パターンで構成された画素ブロックと2値情報とを関連付ける関連付情報を格納する関連付情報格納手段と、
画素ブロックを受け付け、前記関連付情報に基づいて前記受け付けた画素ブロックに対応する2値情報を発生する2値情報発生手段と、
を備えることを特徴とする二次元符号復号化装置。 - 正の整数nよりも小さい0または正の整数mを複数設定し、
n画素中m画素を明とする明暗の二次元パターンで構成された画素ブロックにより2値情報を表すことを特徴とする二次元符号化方法。 - 正の整数nよりも小さい0または正の整数mを複数設定し、
n画素中m画素を明とする明暗の二次元パターンで構成された画素ブロックと2値情報とを関連付けるための関連付情報を設定し、
前記関連付情報に基づいて前記受け付けた画素ブロックに対応する2値情報を発生することを特徴とする二次元符号復号化方法。
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