JP2009017952A - テーブル - Google Patents

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純 真鍋
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Abstract

【課題】飲食時に誤って飲食者の手や腕等がワインボトル等に当たってワインボトル等を倒したり、床上に落としたりすることがないテーブルを提供する。
【解決手段】天板1と、この天板1を下から支受する脚部2とを備えている。そして、上記天板1にボトル挿通穴11が穿設され、このボトル挿通穴11にワインボトル6を挿通可能にし、上記天板1と脚部2とのいずれか一方に、上記ボトル挿通穴11に挿通されたワインボトル6の少なくとも頭部6aを上記ボトル挿通穴11から突出させた状態でワインボトル6を保持するワインクーラー3を設け、このワインクーラー3に保持されたワインボトル6を冷却する氷4を備えている。
【選択図】図11

Description

本発明は、飲食店や家庭等で用いられるテーブルに関するものである。
従来から、飲食店等にあるテーブルには、ワインボトル等の各種ボトル類を置くための専用のスペースも、各種ボトル類を冷却する冷却手段を置くための専用のスペースもない。このため、飲食店等でワインや冷酒等を注文すると、店員等がワインボトルや、冷酒を入れたボトル等をテーブルまで運び、そのままテーブル上の適宜の場所に立てた状態で置いたり、ワインボトル等を、氷を入れたワインクーラー等に入れた状態でテーブルまで運び、そのままワインクーラー等をテーブル上の適宜の場所に置いたりすることがよく行われている。また、家庭等でも、同様のことが行われている。
しかしながら、上記のように、ワインボトルやワインクーラー等をテーブル上の適宜の場所に置く場合には、飲食時に誤って飲食者の手や腕等がワインボトルやワインクーラー等に当たり、ワインボトルやワインクーラーを倒してワインボトルからワインが流出したり、ワインクーラーから氷や水が流出したりするという問題や、ワインボトルを床上に落として割ったするという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、飲食時に誤って飲食者の手や腕等がワインボトル等の容器やワインクーラー等の冷却手段に当たってこれを倒したり、床上に落としたりすることがないテーブルの提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のテーブルは、天板と、この天板を下から支受する支受部とを備え、上記天板に容器挿通穴が穿設され、この容器挿通穴に、飲料もしくは食料を収容する収容容器を挿通可能にし、上記天板と支受部とのいずれか一方に、上記容器挿通穴に挿通された収容容器の少なくとも頭部を上記容器挿通穴から突出させた状態で上記収容容器を保持する保持手段を設け、この保持手段に保持された収容容器を冷却する冷却手段を備えたという構成をとる。
すなわち、本発明のテーブルでは、天板に穿設された容器挿通穴に(飲料もしくは食料を収容する)収容容器を挿通することにより、天板と支受部とのいずれか一方に設けた保持手段で、上記収容容器の少なくとも頭部が上記容器挿通穴から突出した状態で上記収容容器を保持することができる。したがって、飲食店等で飲料もしくは食料を注文し、店員等がテーブルまで運んできた飲料もしくは食料の収容容器を上記天板の容器挿通穴に挿通すれば、上記収容容器を保持手段で安定よく保持することができる。また、上記収容容器を保持手段で保持した状態では、上記収容容器の少なくとも頭部が上記容器挿通穴から突出しているため、飲食の際には上記収容容器を容器挿通穴から簡単に取り出すことができる。しかも、収容容器を天板の容器挿通穴に挿通しているため、飲食時に飲食者の手や腕等が収容容器に当たることがほとんどなく、また、誤って収容容器に当たった場合にも、収容容器が倒れることがない。さらに、冷却手段を天板の下側に配設等することにより、飲食時に飲食者の手や腕等が冷却手段に当たることもほとんどない。
また、本発明において、上記支受部の上部に、上記天板との間に所定の隙間をあけた状態で載置板が配設され、上記天板の容器挿通穴に対応する上記載置板の部分に上記保持手段が載置可能になっている場合には、天板の下側に保持手段を配設することができ、保持手段が飲食の邪魔にならない。
また、本発明において、上記天板の容器挿通穴の外周部から上記保持手段が下方に突設されている場合には、天板の下側に保持手段を配設することができ、保持手段が飲食の邪魔にならない。しかも、天板と保持手段とが一体化されているうえ、保持手段を載置するための載置板を省略することができるため、部品点数が減少し、組み立て作業に手間がかからない。
また、本発明において、上記保持手段が、有底筒状体に形成され、内部に冷却手段としてブロック状の氷が収容されている場合には、保持手段の構造が簡単であり、かつ、冷却手段が安価である。
また、本発明において、上記有底筒状体の下部にブロック状の氷が収容され、この氷の上に、複数の穴が穿設された板状体が配設され、この板状体の穴が、所定の大きさの氷を通過させない大きさに形成されている場合には、上記板状体の下にある氷が所定の大きさにまで小さくならないと、上記板状体の穴を通ってその上側に移動できないため、上記収容容器を保持手段に挿入して板状体上に載置する際に、氷が邪魔にならない。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限られるものではない。
図1および図2は本発明のテーブルの一実施の形態を示している。図において、1は円盤状に形成された金属製(もしくは木製,プラスチック製)の天板であり、図3〜図5に示すように、その中央部に平面視円形のボトル挿通穴(容器挿通穴)11が穿設されているとともに、このボトル挿通穴11の外周部の上下両面に円環状の突条11aが突設されている。
2は上記天板1を支持する木製(もしくは金属製,プラスチック製)の脚部(支受部)であり、図6〜図9に示すように、天板1を支受,固定する四角形枠状の支受枠12と、この支受枠12の各角部から下方に向かって外拡がり傾斜状に延びる4本の脚13と、これら各脚13のうち、隣り合う脚13の下部同士を連結,固定する連結板14と、上記各脚13の上部から中央に向かって水平に延びる支受棒15(すなわち、各支受棒15の一端が各脚13の上部に固定され、他端が遊端となる片持ち状態で、各支受棒15が各脚13に支受されている)と、これら各支受棒15上に載置される載置板16(図9では、図示せず)とからなっている。そして、この載置板16と上記天板1との間には、後述するワインクーラー3を出し入れしうるスペースが形成されており、上記載置板16上にワインクーラー3が出し入れ自在に載置されている。
また、この実施の形態では、上記支受枠12に複数のビス挿通穴12aが上下貫通状に穿設されているとともに、これら各ビス挿通穴に対応する上記天板1の下面の部分にねじ穴(図示せず)が穿設されており、上記支受枠12の下からビス(図示せず)をビス挿通穴12aに挿通してねじ穴に螺合させることにより、天板1を支受枠12に支受,固定することができる。
上記ワインクーラー(保持手段であり、冷却手段でもある)3は、内部にブロック状の氷(冷却手段)4が収容された有底円筒状のケース(保持手段)5で構成されている(図11参照)。
上記の構成において、ワインボトル6(図1および図2参照)をテーブルに置く場合には、まず、図10に示すように、脚部2の載置板16上にワインクーラー3を、天板1のボトル挿通穴11(図5参照)の下側に位置させた状態で載置する。ついで、ワインボトル6を天板1のボトル挿通穴11に挿通してワインクーラー3のケース5内に挿入し、ケース5の底壁上に載置する(図11参照)。この状態では、ワインボトル6の頭部6aが天板1上に突出している。また、ワインクーラー3は天板1に隠れて見えない。
このように、上記実施の形態では、ワインボトル6を天板1のボトル挿通穴11に挿通することで、ワインボトル6をワインクーラー3で安定よく保持することができる。しかも、この保持状態でワインボトル6の頭部6aが天板1上に突出しているため、ワインを飲む場合には、ワインボトル6をボトル挿通穴11から簡単に取り出すことができる。さらに、ワインボトル6をボトル挿通穴11に挿通しているため、飲食時に飲食者の手や腕等がワインボトル6に当たることがほとんどなく、また、誤ってワインボトル6に当たった場合にも、ワインボトル6が倒れることがない。さらに、ワインクーラー3を天板1の下側にあるため、飲食時に飲食者の手や腕等がワインクーラー3に当たることもない。
図12は本発明のテーブルの他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図13および図14に示すように、天板1の下面に4本の脚18が固定されている。より詳しく説明すると、上記各脚18の上端鍔部18aに複数のビス挿通穴(図示せず)が上下貫通状に穿設されているとともに、これら各ビス挿通穴に対応する上記天板1の下面の部分にねじ穴(図示せず)が穿設されており、上記上端鍔部18aの下からビス(図示せず)をビス挿通穴に挿通してねじ穴に螺合させることにより、天板1の下面に各脚21を固定することができる。
また、支受部として、酒樽19が用いられており、酒樽19の天井板19a上に上記各脚18が載置されている。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
図15は本発明のテーブルのさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図16に示すように、ワインクーラー3の上端外周部に鍔部3aが突設されており、この鍔部3aが天板1の下面にビス止めもしくは溶接により(ビスもしくは溶接部は図示せず)固定されている。したがって、この実施の形態では、図1〜図11に示す実施の形態で用いた支受棒15および載置板16を用いていない。それ以外の部分は、図1〜図11に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図1〜図11に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。しかも、天板1とワインクーラー3とが一体化されているうえ、図1〜図11に示す実施の形態から支受棒15および載置板16を省略することができるため、部品点数が減少し、組み立て作業に手間がかからない。
図17は本発明のテーブルのさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図1〜図11に示す実施の形態において、天板1のボトル挿通穴11の内周面に、ワインボトル6の外周面に付着した水を水切りするゴム製,布製等の水切り材21が接着等により固定されている。
また、ワインクーラー3が多孔板(板状体)22により上下2室23,24に仕切られている。この多孔板22には小さな孔22aが多数穿設されており、氷4が収容された下室23内の氷4が小さくならないと、多孔板22の各孔22aを通り抜けて、冷水(冷却手段)7が溜まる上室24に流入しないようにしている。これにより、ワインボトル6をワインクーラー3のケース5内に挿入して多孔板22上に載置する際に、氷4が邪魔にならず、挿入しやすくなる。
なお、上記各実施の形態では、保持手段および冷却手段をワインクーラー3で兼用しているが、これに限定するものではなく、保持手段として、有底筒状のケースを用い、冷却手段として、氷4や冷水7等を収容する環状筒体を用い、この環状筒体を上記ケースの外周に配設してもよい。
また、上記各実施の形態では、テーブルにワインボトル6を置くようにしているが、ワイン以外の飲料を収容した収容容器を置くようにしてもよいし、食料を収容した収容容器を置くようにしてもよい。
本発明のテーブルの一実施の形態を示す側面図である。 上記テーブルの平面図である。 天板の側面図である。 上記天板の平面図である。 上記天板の断面図である。 脚部の側面図である。 上記脚部の平面図である。 上記脚部の底面図である。 上記脚部の斜視図である。 上記テーブルの作用を示す側面図である。 上記テーブルの作用を示す断面図である。 本発明のテーブルの他の実施の形態を示す側面図である。 天板の側面図である。 上記天板の底面図である。 本発明のテーブルのさらに他の実施の形態を示す側面図である。 上記テーブルの要部の断面図である。 本発明のテーブルのさらに他の実施の形態を示す要部の断面図である。
符号の説明
1 天板
2 脚部
3 ワインクーラー
4 氷
6 ワインボトル
6a 頭部
11 ボトル挿通穴

Claims (5)

  1. 天板と、この天板を下から支受する支受部とを備え、上記天板に容器挿通穴が穿設され、この容器挿通穴に、飲料もしくは食料を収容する収容容器を挿通可能にし、上記天板と支受部とのいずれか一方に、上記容器挿通穴に挿通された収容容器の少なくとも頭部を上記容器挿通穴から突出させた状態で上記収容容器を保持する保持手段を設け、この保持手段に保持された収容容器を冷却する冷却手段を備えたことを特徴とするテーブル。
  2. 上記支受部の上部に、上記天板との間に所定の隙間をあけた状態で載置板が配設され、上記天板の容器挿通穴に対応する上記載置板の部分に上記保持手段が載置可能になっている請求項1記載のテーブル。
  3. 上記天板の容器挿通穴の外周部から上記保持手段が下方に突設されている請求項1記載のテーブル。
  4. 上記保持手段が、有底筒状体に形成され、内部に冷却手段としてブロック状の氷が収容されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のテーブル。
  5. 上記有底筒状体の下部にブロック状の氷が収容され、この氷の上に、複数の穴が穿設された板状体が配設され、この板状体の穴が、所定の大きさの氷を通過させない大きさに形成されている請求項4記載のテーブル。
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