JP2009017406A - 撮像装置及び光学機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】塵埃などの影響を低減し得る撮像装置および光学機器を提供する。
【解決手段】
光学系による像を撮像する撮像部(36)と、前記撮像部よりも前記光学系側に備えられ前記光学系から射出された光を透過させる透過部(32)とを備える撮像装置であって、前記透過部は、導電性と撥水性とを有する撮像装置(30)。
【選択図】図1
【解決手段】
光学系による像を撮像する撮像部(36)と、前記撮像部よりも前記光学系側に備えられ前記光学系から射出された光を透過させる透過部(32)とを備える撮像装置であって、前記透過部は、導電性と撥水性とを有する撮像装置(30)。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置に関し、光路中の部材に対する塵埃の付着を防止できる撮像装置に関する。
デジタル一眼レフカメラに代表される撮像装置を有する光学機器では、光路中の透光部材に塵埃が付着し、撮影された像に前記塵埃が写り込むという問題が発生する場合がある。
このような問題を解決するための従来技術としては、例えば特許文献1に開示されているものがある。このような従来技術は、表面に超撥水性の薄膜が形成された光学フィルタを有しており、前記表面への水分を伴っている塵埃の付着を低減するものである。
しかしながら、このような従来技術においては、光路中における光学フィルタ等の透光部材表面が、何らかの原因で帯電する場合がある。この場合、帯電により発生した静電力によって、塵埃が前記部材表面に引き寄せられて付着し、撮影された像に前記塵埃が写り込むという問題が発生していた。
特開2006−352836号公報
本発明の目的は、塵埃などの影響を低減し得る撮像装置及び光学機器を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置(30)は、
光学系による像を撮像する撮像部(36)と、
前記撮像部(36)よりも前記光学系側に備えられ前記光学系から射出された光を透過させる透過部(32)とを備える撮像装置(30)であって、
前記透過部(32)は、導電性と撥水性とを有する。
光学系による像を撮像する撮像部(36)と、
前記撮像部(36)よりも前記光学系側に備えられ前記光学系から射出された光を透過させる透過部(32)とを備える撮像装置(30)であって、
前記透過部(32)は、導電性と撥水性とを有する。
また、例えば、前記透過部(32)は、導電性を有する第1層(42)と、撥水性を有する第2層(44)とを含み、
前記第1層と前記第2層とは対向して備えられていてもよい。
前記第1層と前記第2層とは対向して備えられていてもよい。
例えば、前記第1層(42)は、前記第2層(44)よりも前記光学系側に備えられていてもよい。
例えば、前記第2層(44)は、前記第1層(42)よりも前記光学系側に備えられていてもよい。
例えば、前記透過部(32)は、導電性及び撥水性を有する層(46)を含んでもよい。
例えば、前記撥水性を有する第2層(44)もしくは、前記導電性及び撥水性を有する層(46)に、シリコン、フッ素及び炭素の少なくとも1つが含まれていてもよい。
例えば、前記透過部(32)は、前記光学系側の面の少なくとも一部に、凹凸(44a,46a)が形成されていてもよい。
例えば、前記透過部(32)は、前記光学系側の面の少なくとも一部の水滴接触角が115度以上であってもよい。
例えば、本願発明に係る撮像装置(30)は、入射光の周波数に応じて透過率が異なるフィルタ(34)及び、複屈折性を有するフィルタの少なくとも一方を有し、
前記フィルタは、前記透過部(32)と前記撮像部(36)との間に備えられていてもよい。
前記フィルタは、前記透過部(32)と前記撮像部(36)との間に備えられていてもよい。
例えば、前記フィルタ(34)は、前記透過部(32)と一体に備えられていてもよい。
例えば、本願発明に係る撮像装置(30)は、前記透過部(32)を振動させる振動部を含んでもよい。
本願発明に係る光学機器は、上記いずれかの撮像装置を備える。
なお上述の説明では、本発明をわかりやすく説明するために実施形態を示す図面の符号に対応づけて説明したが、本発明は、これに限定されるものでない。後述の実施形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替させてもよい。さらに、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像ユニットを備えたカメラに関する概略断面図、
図2は、図1に係る撮像ユニットにおける光学ローパスフィルタ付近の拡大断面図、
図3は、図2に係る光学ローパスフィルタの表面微細構造を示した拡大模式図、
図4は、本発明の第2実施形態に係る撮像ユニットを備えたカメラに係る概略断面図、
図5は、本発明の第3実施形態に係る撮像ユニットを備えたカメラに係る概略断面図である。
第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像ユニットを備えたカメラに関する概略断面図、
図2は、図1に係る撮像ユニットにおける光学ローパスフィルタ付近の拡大断面図、
図3は、図2に係る光学ローパスフィルタの表面微細構造を示した拡大模式図、
図4は、本発明の第2実施形態に係る撮像ユニットを備えたカメラに係る概略断面図、
図5は、本発明の第3実施形態に係る撮像ユニットを備えたカメラに係る概略断面図である。
第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像ユニットを備えたデジタル一眼レフ型カメラに関する概略断面図であり、カメラボディ4の側断面を表している。カメラボディ4の筐体6には開口部8が形成されており、開口部8の周辺にはレンズマウント10が形成されている。撮影時には、開口部8を覆うように交換レンズ(不図示)が設置され、交換レンズによって導かれた撮影光が、筐体6内部に導入される。
カメラボディ4の筐体6内部には、クイックリターンミラー12,ファインダスクリーン14、ペンタプリズム16、接眼レンズ18、シャッタ20および撮像ユニット30等が具備してある。
撮像ユニット30は、透光膜32、光学ローパスフィルタ34および撮像素子36を有する。撮像素子36は、その交換レンズ側の表面に、撮影光を受光する受光面を有している。ローパスフィルタ34は、撮像素子36の受光面を覆うように、撮像素子36の前面に配置されている。ローパスフィルタ34は、撮像に際して偽色(色モアレ)の発生を防止する役割をする。なお、撮像ユニット30を構成する各部材については、撮影光が入射する面を前面とし、前面に対して撮影光の進行方向にある反対面を背面とする。
図2の拡大図に示すように、ローパスフィルタ34の前面には、透光膜32が形成されている。透光膜32は、以下に示すように導電性と撥水性を有しており、カメラボディ4内部に浮遊する塵埃が、ローパスフィルタ34前面に付着するのを防止している。
図3(A)〜図3(C)は、図2の破線で囲まれた部分の拡大模式図であり、ローパスフィルタ34表面に形成された透光膜32の表面構造のバリエーションを図示したものである。ただし、透光膜32としては、図3(A)〜図3(C)に示すバリエーションに限られず、撥水性と導電性を有している他の構造であってもよい。
図3(A)に示す透光膜32aは、微細構造を有する撥水層44と、導電性を有する導電層42とからなる2層構造である。撥水層44は、その背面がローパスフィルタ34と密着しており、前面には導電層42が形成されている。撥水層44の前面には、微細な凹凸44aが形成されており、表面が平滑な場合に比べて、極めて広い表面積を有している。
凹凸44aの大きさは、光学フィルタ特性への影響が大きくならないように十分に微細にすることが望ましく、凹凸44を微細にすることで、撥水性を向上させながら、撮影光の散乱を防止することができる。また、凹凸44aの構造としては、撥水層44の表面積をより増大させるものが好ましく、たとえばフラクタル構造であっても良い。
導電層42は、撥水層44の凹凸44aを埋めてしまわないように、撥水層44の前面に形成されている。導電層42は、完全な連続膜である必要はなく、例えば微細な孔を有していてもよいが、少なくとも層全体が立体的に繋がっていることが好ましい。導電層42の厚さとしては、撥水層44の凹凸44aを埋めてしまわない厚さであれば特に限定されないが、好ましくは1μm未満である。
導電層42を形成する物質としては、例えば、金属単体、合金等の導電性を有する物質を用いることができ、ITO膜のような透明導電膜であっても良い。導電層42の導電率は、例えば撥水層44の導電率より大きく、好ましくは10−5(1/Ωcm)以上、さらに好ましくは102(1/Ωcm)以上である。
このような2層構造である透光膜32aの表面は撥水性を有しており、透光膜32a表面における水滴接触角は、好ましくは90度より大きく、さらに好ましくは115度以上である。
撥水層44の形成方法としては、アルキルケテンダイマー溶液をローパスフィルタ34上にスピンコートした後乾燥させる方法や、フッ素系シランカップリング剤やフッ素含有ポリマーおよびこれらの混合溶液を、ローパスフィルタ34上にスピンコート成膜した後に、熱処理する方法等が挙げられる。凝固時等に凹凸44aを形成させる方法の他にも、例えばフッ素系樹脂膜やシリコン膜をローパスフィルタ上に形成したのち、ラビング等の物理的手法やエッチング等により、凹凸44aを形成しても良い。あるいは、ダイヤモンド・ライク・カーボンを、化学気相成長法やスパッタリング法により形成した後、エッチング等により凹凸44aを形成してもよい。
導電層42の形成方法としては、撥水層44が形成された表面に、導電性を有する物質を、スピンコート法、メッキ法、蒸着法、スパッタリング法、ディッピング法等を用いて膜形成する方法が挙げられる。
ただし、導電層42および撥水層44の形成方法は、上述の方法に限定されず、他の方法を用いることも可能である。
上述のように、図3(A)に示す透光膜32aの表面は、撥水層44の微細な凹凸44aによって撥水性を有しており、かつ、導電層42によって導電性を有している。撥水性は、水分が関係する塵埃の付着を防止し、導電性は、静電力が関係する塵埃の付着を防止するため、撥水性と導電性の両方を有している透光膜32aは、その表面への塵埃の付着を効果的に防止することができる。さらに、透光膜32aを有する撮像ユニット30は、透光膜32aの塵埃付着防止効果によって、撮影される像に塵埃が写り込む現象を効果的に防止することができる。
図3(B)に示す透光膜32bは、微細構造と導電性の両方を有する混合層46からなり、単層構造である。混合層46は、その背面がローパスフィルタ34と密着しており、前面には凹凸46aが形成されている。凹凸46aの大きさおよび凹凸の構造は、透光膜32aの撥水膜44における凹凸44aと同様である。混合層46は、例えば、上述した透光膜32aの導電層42を形成する物質と同じ物質によって形成することができる。あるいは、混合層46は、上述した透光膜32aの撥水層44の材料に、金属単体、合金等の導電性を有する物質を所定量ドーピングしたものを用いて形成することもできる。
混合層46の導電率は、好ましくは10−5(1/Ωcm)以上、さらに好ましくは102(1/Ωcm)以上である。なお、導電層42の表面における水滴接触角は、好ましくは90度より大きく、さらに好ましくは115度以上である。
混合層46の形成方法としては、アルキルケテンダイマー、あるいはフッ素系シランカップリング剤、あるいはフッ素含有ポリマー等を含む溶液に、さらに金属単体、合金等の導電性を有する物質を所定量添加した混合溶液を、ローパスフィルタ上にスピンコート等した後、熱処理を行う方法が挙げられる。その他に、導電性を有する物質を、ローパスフィルタ上に、スピンコート法、メッキ法、蒸着法、スパッタリング法、ディッピング法等を用いて膜形成した後、ラビング等の物理的手法やエッチング等により、凹凸46aを形成しても良い。あるいは、ダイヤモンド・ライク・カーボンを、化学気相成長法やスパッタリング法により形成した後、エッチング等により凹凸46aを形成してもよい。
上述のように、図3(B)に示す透光膜32bの表面は、混合層46の微細な凹凸46aによって強い撥水性を有しており、かつ、混合層46によって導電性を有している。撥水性は、水分が関係する塵埃の付着を防止し、導電性は、静電力が関係する塵埃の付着を防止するため、撥水性と導電性の両方を有している透光膜32bは、その表面への塵埃の付着を効果的に防止することができる。
図3(C)に示す透光膜32cは、図3(A)に示す透光膜32aと同様に、導電性を有する導電層42と、微細構造を有する撥水層44との2層構造である。ただし、透光膜32cは、第1実施形態に係る透光膜32a対して、導電層42と撥水層44の位置関係が逆になっている。すなわち、透光膜32cの導電層42は、その背面がローパスフィルタ34と密着しており、前面には撥水層44が形成されている。
透光膜32cの導電層42および撥水層44の構造は、透光膜32aの導電層42および撥水層44と同様である。ただし、図3(C)に示すように、導電膜42は完全な連続膜であっても良く、またそれに対して、撥水膜44は連続膜であるとは限らず、導電層42上に不連続に分布していても良い。あるいは、図4(D)に示すように連続膜として構成することも可能である。
透光膜32cの導電層42および撥水層44は、透光膜32aの導電層42および撥水層44と同様の方法で形成することができる。すなわち、導電層42と撥水層44の形成順序を、透光膜32aの場合と逆にすることによって、透光膜32cを形成することができる。
上述のように、図3(C)および図3(D)に示す透光膜32cの表面は、撥水層44の微細な凹凸44aによって強い撥水性を有しており、かつ、表面近傍の導電層42が導電性を有しているために帯電しにくい。撥水性は、水分が関係する塵埃の付着を防止し、導電性は、静電力が関係する塵埃の付着を防止するため、撥水性と導電性の両方を有している透光膜32cは、その表面への塵埃の付着を効果的に防止することができる。
第1実施形態に係る透光膜32は、いずれのバリエーションにおいても導電性と撥水性の両方を有している。透光膜32の撥水性は、水分が関係する塵埃の付着を防止し、導電性は、静電力が関係する塵埃の付着を防止する。したがって、第1実施形態に係る撮像ユニット20は、透光膜32を有することによって、光学ローパスフィルタ等の前面に塵埃が付着することを効果的に防止し、撮影される像に塵埃が写り込む現象を防止することができる。
第2実施形態
第2実施形態
図4は、本発明の第2実施形態に係る撮像装置を備えたカメラに関する概略断面図である。第2実施形態に関するカメラは、撮像ユニット60が第1実施形態の撮像ユニット30と異なる以外は、第1実施形態に関するカメラと同様である。
第2実施形態に係る撮像ユニット60では、光学ローパスフィルタ34とシャッタ20との間に、カバーガラス62が配置されている。カバーガラス62は、保持部材によって周辺を保持されており、撮像素子36とカバーガラス62との間に密封空間64を形成している。このような構成とすることにより、密封空間64の内部には塵埃が侵入せず、密封空間64内部に存在するローパスフィルタ34等の表面には塵埃が付着するおそれがほとんどない。
カバーガラス62の前面には、透光膜32が形成されている。第2実施形態に係る透光膜32は、第1実施形態で示した透光膜32と同様であり、図3(A)〜図3(C)に例示されたバリエーションを有する。また、第2実施形態の透光膜32の形成方法についても、第1実施形態と同様である。ただし、第1実施形態ではローパスフィルタ34上に透光膜32を形成するのに対して、第2実施形態ではカバーガラス62上に透光膜32を形成する。
第2実施形態に係る透光膜32は、第1実施形態において詳述したように、撥水性と導電性の両方を有している。したがって、透光膜32の表面は、撥水性によって水分が関係する塵埃の付着を防止することができ、それと同時に、導電性によって静電力が関係する塵埃の付着も防止することができる。さらに、透光膜32を有する撮像ユニット60は、透光膜32の塵埃付着防止効果によって、撮影される像に塵埃が写り込む現象を防止することができる。また、第2実施形態に係る透光膜32は、ローパスフィルタ34上に直接成膜する必要がないため、成膜条件に関する制約が少なく、また、製造時における成膜不良に関連する部材コストの上昇を抑制することができる。
第3実施形態
第3実施形態
図5は、本発明の第3実施形態に係る撮像ユニット70を備えたカメラに関する概略断面図である。第3実施形態では、撮像ユニット60に、塵埃捕獲部材72が取り付けられている。また、撮像ユニット60の透光膜32に、導線74が接続されている。ただし、その他の構成は、第1実施形態と同様である。
塵埃捕獲部材72は、図5に示すように、透光膜32の周辺を囲うように配置されている。塵埃捕獲部材72は、たとえば粘着テープを有しており、粘着テープの粘着面によって、透光膜32近傍の空間に浮遊する塵埃を捕獲できるようになっている。このように第3実施形態では、塵埃捕獲部材72によって透光膜32に接近する塵埃を減少させることができるため、透光膜32への塵埃の付着をより効果的に防止することができる。なお、塵埃捕獲部材72としては、粘着テープを有するものに限られず、集塵フィルタを有するものや、静電力によって塵埃を捕獲するものであっても良い。
また、第3実施形態に係る透光膜32には、図5に示すように、導線74が接続されている。導線74の一端は、透光膜32中の導電性を有する部分、すなわち図3における導電層42や混合層46に接続されている。それに対して、導線74の他の一端は、カメラボディ6のフレーム部6aに接続されている。このように、第3実施形態に係る透光膜32は、カメラボディ6のフレーム部6aと、導線74によって導通しているため、透光膜表面が蓄積するのを、さらに効果的に防止することができる。
第3実施形態に係る透光膜32は、第1実施形態において詳述したように、撥水性と導電性の両方を有している。撥水性は、水分が関係する塵埃の付着を防止し、導電性は、静電力が関係する塵埃の付着を防止するため、撥水性と導電性の両方を有している透光膜32は、撮像ユニット前面への塵埃の付着を効果的に防止することができる。さらに、透光膜32を有する撮像ユニット70は、透光膜32の塵埃付着防止効果によって、撮影される像に塵埃が写り込む現象を防止することができる。
また、第3実施形態に係る撮像ユニット70は、塵埃捕獲部材72を有しており、透光膜32等への塵埃の付着をさらに効果的に防止することができる。また、第3実施形態に係る透光膜32は、カメラボディ6のフレーム部6aと導通しているため極めて帯電しづらく、静電力が関係する塵埃の付着をより効果的に防止することができる。
その他の実施形態
その他の実施形態
透光膜32は、第1および第3実施形態においては、光学ローパスフィルタ34上に形成されており、第2実施形態おいては、カバーガラス62上に形成されている。しかし、透光膜32を形成する部材は、これに限られず、例えば、赤外線カットフィルタ等の上に形成されていても良い。また、撮像ユニットを構成する複数の光学部材の表面に、透光膜32が形成されていても良い。いずれの場合においても、透光膜32は、塵埃の付着を効果的に防止することができる。
また、本発明に係る撮像ユニットは、透光膜32を振動させる振動装置を、さらに有していてもよい。透光膜32の振動装置としては、例えば透光膜32が形成されたカバーガラスの表面もしくは近傍に圧電素子を設置し、当該圧電素子を振動させるものが挙げられる。上記のような振動装置を有する撮像ユニットは、たとえ透光膜上に塵埃が付着したとしても、前記振動によって当該塵埃を容易に除去できる。したがって、振動装置をさらに有する本発明に係る撮像ユニットは、撮影される像に塵埃が写り込む現象を、さらに効果的に防止することができる。
なお、上述の実施形態では、本発明に係る撮像ユニット32を、スチールカメラに適用した例を示したが、本発明はスチールカメラに限定されず、スチールカメラ以外の他の光学機器に適用しても良い。
4… カメラボディ
6… 筐体
30… 撮像ユニット
32… 透光膜
34… 光学ローパスフィルタ
36… 撮像素子
42… 導電層
44… 撥水層
46… 混合層
62… カバーガラス
6… 筐体
30… 撮像ユニット
32… 透光膜
34… 光学ローパスフィルタ
36… 撮像素子
42… 導電層
44… 撥水層
46… 混合層
62… カバーガラス
Claims (12)
- 光学系による像を撮像する撮像部と、
前記撮像部よりも前記光学系側に備えられ前記光学系から射出された光を透過させる透過部とを備える撮像装置であって、
前記透過部は、導電性と撥水性とを有することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載された撮像装置であって、
前記透過部は、導電性を有する第1層と、撥水性を有する第2層とを含み、
前記第1層と前記第2層とは対向して備えられていることを特徴とする撮像装置。 - 請求項2に記載された撮像装置であって、
前記第1層は、前記第2層よりも前記光学系側に備えられていることを特徴とする撮像装置。 - 請求項2に記載された撮像装置であって、
前記第2層は、前記第1層よりも前記光学系側に備えられていることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載された撮像装置であって、
前記透過部は、導電性及び撥水性を有する層を含むことを特徴とする撮像装置。 - 請求項2又は請求項5に記載された撮像装置であって、
前記撥水性を有する第2層もしくは、前記導電性及び撥水性を有する層に、シリコン、フッ素及び炭素の少なくとも1つが含まれていることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1から請求項6までの何れか1項に記載された撮像装置であって、
前記透過部は、前記光学系側の面の少なくとも一部に、凹凸が形成されていることを特徴とする撮像装置。 - 請求項7に記載された撮像装置であって、
前記透過部は、前記光学系側の面の少なくとも一部の水滴接触角が115度以上であることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1から請求項8までの何れか1項に記載された撮像装置であって、
入射光の周波数に応じて透過率が異なるフィルタ及び、複屈折性を有するフィルタの少なくとも一方を有し、
前記フィルタは、前記透過部と前記撮像部との間に備えられていることを特徴とする撮像装置。 - 請求項9に記載された撮像装置であって、
前記フィルタは、前記透過部と一体に備えられていることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1から請求項10までの何れか1項に記載された撮像装置であって、
前記透過部を振動させる振動部を含むことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1から請求項11までの何れか1項に記載された撮像装置を備えたことを特徴とする光学機器。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2306234A2 (de) | 2009-10-02 | 2011-04-06 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der Angewandten Forschung e.V. | Optischer Aliasfilter, Pixelsensoranordnung und digitale Aufnahmevorrichtung |
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2007
- 2007-07-06 JP JP2007178927A patent/JP2009017406A/ja active Pending
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