JP2009016060A - 安全スイッチ - Google Patents

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Hiroaki Furukawa
裕明 古川
Akikazu Yorinaga
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Abstract

【課題】アクチュエータユニットの大型化及び重量増加を回避しつつ、作業者が区画領域内から簡単な操作で退出できる安全スイッチを提供すること。
【解決手段】アクチュエータユニット12と、スイッチ本体13からなる安全スイッチ11に関する。アクチュエータユニット12は、外側ハンドル14と内側ハンドル15と、スイッチ本体13と係合するアクチュエータとを備え、さらに内側ハンドル15と連動する押動部材が設けられている。一方、スイッチ本体13には前記アクチュエータと係合する回動カムと、その係合状態をロックするロックプレートと、そのロックを解除するロック解除ボタンが設けられている。内側ハンドル15を回動させることで、前記押動部材が前記ロック解除ボタンを押動してロックを解除しつつ、前記アクチュエータをスイッチ本体13から抜去することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、安全スイッチに関する。
従来から、搬送ラインや組立機械等の産業用機械(以下、単に「機械等」と記載する)は、様々な製品を製造する工場等で広く利用されている。このような機械等を作動させる場合、機械等の動作範囲を含む所定領域を金属製のフェンスやアクリル板等の安全柵で区画した区画領域として、機械等の動作範囲内に作業者を近づけないようにしている。このような安全柵には、メンテナンスや部材の供給のために作業者が出入出来るように、出入口となる扉体が設けられている。当該扉体には、施開錠するための安全スイッチが設けられ、作業者が区画領域内で作業をしている間は機械等の作動させないように、機械等の駆動を制御するようにしている。すなわち、安全スイッチが施錠状態の場合のみ、機械等を駆動させることが可能となる。
このような安全スイッチにおいて、作業者が区画領域内に誤って閉じ込められてしまった場合に、当該作業者が自らロックを解除して区画領域内から脱出できるように、安全柵の内側に配置されたハンドルを回転させるだけで、ロックを解除しつつ、アクチュエータの係合状態をも解除できる安全スイッチが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によれば、アクチュエータユニットには、スイッチ本体に設けられた係合部材と係合するための係合溝を備えた金属製のアクチュエータと、扉体の外面に設けられた外側操作手段である外側ハンドルと、安全柵の内側面に露出するように設けられた内側操作手段である内側ハンドルが備えられている。また、金属製のロック解除部材がアクチュエータを包むように形成されている。
このような構成では、作業者は安全柵の外面に設けられた外側ハンドルをスイッチ本体側に回動させることで、アクチュエータをスイッチ本体側に前進させてスイッチ本体と係合及びロックすることができる。このとき、外側ハンドルの逆操作によって容易にアクチュエータがスイッチ本体から引き抜かれないように、強い付勢手段で付勢された係合部材をアクチュエータの係合溝に嵌め込んでロックしている。一方、このような係合状態において、内側ハンドルをスイッチ本体とは反対側に回動させると、まずロック解除部材が係合溝を狭めるように摺動して、前記係合溝に係合している係合部材を押し出すようにしてロックを解除しつつ、アクチュエータがスイッチ本体から引き抜かれる。したがって、特許文献1に開示されている安全スイッチによれば、作業者は解除レバーを回動させる一動作で安全スイッチを開錠状態として、区画領域内から脱出することが可能となる。
欧州特許出願公開第1473427号明細書
ところが、特許文献1に開示された安全スイッチでは、アクチュエータに強力に付勢された係合部材をロック解除部材で係合溝から押し出す必要がある。そのため、ロック解除部材は高い強度が必要となることから、当該ロック解除部材を金属製とするとともに十分な厚みを与えて断面積を大きくし、強度を確保している。また、このように堅牢に形成されたロック解除部材を摺動させるための機構そのものも、係合部材の付勢力に抗して移動させるために金属製として堅牢に形成する必要がある。そのため、アクチュエータが大型化することはもちろんのこと、アクチュエータユニットの大型化及び重量増加を招き、強度の低い扉体や枠体に取り付けが出来なくなるという問題があった。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、アクチュエータユニットの大型化及び重量増加を回避しつつ、作業者が区画領域内から簡単な操作ですばやく退出できる安全スイッチを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、区画領域への出入口の扉体に取り付けられるアクチュエータユニットと、出入口の枠体に取り付けられるスイッチ本体からなる安全スイッチであって、前記アクチュエータユニットには、前記扉体の外面側に設けられた外側操作手段と、前記扉体の内面側に設けられた内側操作手段と、前記外側操作手段及び前記内側操作手段と連動して動作し、前記スイッチ本体側に向けて進退可能に形成されたアクチュエータと、を備え、前記スイッチ本体は、前記扉体を閉じた際に前記アクチュエータと対向する位置に設けられて前記アクチュエータが挿入される挿入口と、前記挿入口を介して挿入される前記アクチュエータと係合可能に形成され、かつこの係合状態にあるアクチュエータが前記挿入口より退出移動することによりその係合状態が解除されるよう形成された係合部材と、前記係合状態において、前記係合部材に係合して前記アクチュエータの抜けを阻止するロック機構と、押動されることで、前記ロック機構と前記係合部材との係合を解除可能に形成されたロック解除ボタンと、を備え、前記アクチュエータユニットは、前記内側操作手段の操作と連動して、前記スイッチ本体側に向けて進退可能に形成され、かつ前記ロック解除ボタンを押動可能に形成された押動部材を備え、前記内側操作手段は、前記内側操作手段を操作することにより、前記ロック解除ボタンを押動しつつ、前記アクチュエータを前記挿入口から抜去可能に形成され、前記アクチュエータと前記押動部材とが、異なる位置に配設されていることを備えたことを要旨とした。
この発明によれば、アクチュエータと押動部材を異なる位置に配設したので、アクチュエータの構造を簡易にできるとともに、押動部材の強度を確保するために押動部材を金属製としたり断面積を増したりする必要がない。したがって、アクチュエータユニットの大型化及び重量増加を抑制することができる。また、内側操作手段を操作するだけで、ロック機構と係合部材との係合状態を解除しつつ、アクチュエータを挿入口から抜去できる。つまり、作業者は、安全スイッチの施錠状態を一動作で解除することができる。したがって、作業者は安全柵の内側から簡単な操作をするだけですばやく退出できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の安全スイッチにおいて、前記押動部材と前記ロック解除ボタンは、いずれも前記アクチュエータユニットと前記スイッチ本体とが対向する面に設けられていることを備えたことを要旨とした。
この発明によれば、押動部材の動作距離を短くすることができる。したがって、押動部材によってロック解除ボタンを押動させることが容易となるとともに、ロックの解除を速やかに行える。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の安全スイッチにおいて、前記ロック解除ボタンは、前記スイッチ本体の表面に凹設されていることを要旨とした。この発明によれば、作業者が誤ってロック解除ボタンを押動してしまう虞を回避できる。
本発明によれば、アクチュエータユニットの大型化及び重量増加を回避しつつ、作業者が区画領域内から簡単な操作ですばやく退出できる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図10にしたがって説明する。
図1に示すように、安全柵で囲われた区画領域の出入口には、作業員の出入を規制するための扉体Dと、扉体Dに隣接して出入口を構成する枠体Wが設けられている。作業者は当該扉体D以外の場所からは、当該区画領域に出入りできないようになっている。
安全スイッチ11のアクチュエータユニット12は、扉体Dの外側面に取り付けられており、スイッチ本体13は枠体Wの外側面に取り付けられている。また、アクチュエータユニット12とスイッチ本体13は扉体Dを閉じた状態で、扉体Dと枠体Wの隙間と同じ隙間にて対向する位置に固定されている。その隙間は、扉体Dが開閉するのに必要な間隔に設定されている。なお、以下の説明において、アクチュエータユニット12及びスイッチ本体13の外側面とは、取り付け状態において扉体D及び枠体Wに接していない面を指し、アクチュエータユニット12及びスイッチ本体13の内側面(取付面)とは、取り付け状態において扉体D及び枠体Wに接している面を指すものとする。
まず、アクチュエータユニット12について図1〜図3を参照して説明する。
図1に示すように、アクチュエータユニット12のハウジング19は略四角箱状に形成されている。ハウジング19には、外側面から突出する外側ハンドル軸20が図示しない支持体により回動可能に支持されるとともに、内側面から突出する内側ハンドル軸26が図示しない支持体により回動可能に支持されている。外側ハンドル軸20の先端には外側操作手段としての外側ハンドル14が固定されており、内側ハンドル軸26の先端には内側操作手段としての内側ハンドル15が固定されている。内側ハンドル軸26は扉体Dに形成された貫通孔に挿通されており、内側ハンドル15は、扉体Dから安全柵の内側に突出している。外側ハンドル14及び内側ハンドル15は、角に丸みを持たせた略三角形状に形成されている。図3(a)に示すように、外側ハンドル軸20と内側ハンドル軸26は同軸上に配置されている。
図3(a)に示すように、外側ハンドル軸20の外側ハンドル14が連結されていない側の端面には、軸線に対して直角となるように端面20bが形成されている。同様に、内側ハンドル軸26の内側ハンドル15が連設されていない側の端面には、端面20bと同様に端面26bが形成されている。端面20bと端面26bとは対向するように配置されているが、外側ハンドル軸20と内側ハンドル軸26とは直接連結されていない。
図3(a)及び(b)に示すように、外側ハンドル軸20及び内側ハンドル軸26は、端面20b及び端面26bに開口する軸孔20a及び軸孔26aが設けられており、有底構造を有している。また、軸孔20aと軸孔26aには、略六角柱状に形成された六角シャフト34が挿通されている。六角シャフト34は、外側ハンドル軸20及び内側ハンドル軸26に設けられた図示しない支持体によって、軸孔20aと軸孔26aの内部に軸線周りに回動可能に支持されている。軸孔20a及び軸孔26aの形状は、その直径が六角シャフト34の最大長手方向の長さに対応する直径とされているとともに、対向する二辺が直線部分によって幅狭にされて略俵状をなしている。そして、その直線部分によって六角シャフト34の支持面が形成されている。したがって、六角シャフト34の当接面34a及び当接面34bは軸孔20a又は軸孔26aの直線部分と接するように形成されている。なお、六角シャフト34と、軸孔20a及び軸孔26aとの間には僅かな隙間を設けて遊びを持たせてある。
図2に示すように、外側ハンドル軸20には、外側ハンドル軸20の外径面から円周方向外側に向けて、外側ハンドル軸20の軸線に対して直角となるように、平歯車21が立設されている。平歯車21は、外側ハンドル軸20の真上からスイッチ本体13とは反対側へ向けて90°の範囲に扇形をなすように設けられている。このような平歯車21の位置となる外側ハンドル14の位置を、外側ハンドル14の初期位置という。外側ハンドル14の初期位置において、外側ハンドル14の上方に位置する角に三角印14aが付されている。
外側ハンドル14の初期位置において、平歯車21の下方側の一方の縁端に当接するように、アクチュエータユニット12の内側面に位置するハウジング19の内面から停止突起21sが立設されている。また、外側ハンドル14を本体スイッチ側に90°回動させたときに、平歯車21の他方の縁端と当接するように、停止突起21sと同様に停止突起21eが立設されている。停止突起21s及び停止突起21eの高さは、押出部材27と接触しない高さとしてある。
外側ハンドル軸20及び平歯車21の上方には、略矩形板状のアクチュエータ23が配置されている。アクチュエータ23は、ハウジング19に対して、図示しない支持体により、内側面(図2において紙面)に沿って水平方向に往復動可能、かつ先端(図2において左端)がスイッチ本体13と対向する面19aに形成されたアクチュエータ突出孔24から出没可能に支持されている。アクチュエータ23は、スイッチ本体13側に配置された一方の先端の両角部に、スイッチ本体13側に向けて突出するように設けられたガイド部23bと、略矩形に打ち抜くようにして形成された係合孔23aとを備えている。また、アクチュエータ23の他方側の下面には、平歯車21と噛合するラック部25が形成されている。
図3(a)に示すように、内側ハンドル軸26には、内側ハンドル軸26の外径面から下方に向けて略矩形板状の押出部材27が立設されている。ここで、このような押出部材27の位置となる状態における内側ハンドル15の位置を、内側ハンドル15の初期位置という。内側ハンドル15の初期位置において、上方に位置する角に丸印15a(図3(a)参照)が付されている。
図2に示すように、押出部材27の下端部のスイッチ本体13側には、スイッチ本体13と対向する面とは反対側の面が円弧状をなした押出部28が、押出部材27に収納可能に設けられている。また、押出部28は、押出部材27に設けられた図示しない支持体によって、押出部材27から下方に向けて進退可能に支持されるとともに、図示しないばねによって押出部材27の下方に向けて付勢されている。
押出部材27のスイッチ本体13とは反対側の縁端に当接する位置に、アクチュエータユニット12の外側面に位置するハウジング19の内面から停止突起27sが立設されている。停止突起27sの高さは、平歯車21と接触しない高さとしてある。
押出部材27の下方には、押動部材29が設けられている。押動部材29は、本実施形態では略棒状に形成され、図示しない支持体によって、スイッチ本体13側へむけて移動可能に支持されている。押動部材29は、スイッチ本体13側の一端に円柱状に形成された押動部30を備えている。スイッチ本体13と対向する面19aには、ハウジング19を貫通するように押動部突出孔31が設けられており、押動部30が当該押動部突出孔31から突出しない位置に押動部材29は配置されている。また、押動部材29には、略中央から上方へ向けて突出する被押動部29aが設けられている。そして押出部28と被押動部29aは、当接するように配置されている。押動部材29は、他端側に連結されたばね32によって、スイッチ本体13とは反対側である反スイッチ本体側向けて付勢されているとともに、押動部材29の下方に配置されたばね33によって、上方へ向かって僅かに付勢されている。また、内側ハンドル軸26は図示しないばねによって、押動部材29の押動方向とは逆向き回転方向に付勢されている。
続けて、スイッチ本体13について図2及び図4を参照して説明する。
スイッチ本体13のハウジング38は略四角箱状に形成されている。スイッチ本体13は、アクチュエータユニット12と対向する面のうちアクチュエータ突出孔24と対向する位置には、ハウジング38を貫通するように挿入口39が設けられている。また、同様に押動部突出孔31と対向する位置に、ボタン孔65が貫設されている。
挿入口39の内側には、カム軸41によって回動可能に支持された係合部材としての回動カム40が配置されている。回動カム40には、係合溝40aが欠切されている。回動カム40の上方には、軸43によって回動可能に支持され、ばね42aによって回動カム40へ向けて付勢された係止部材42が設けられている。
回動カム40の下方には、円柱状のロッド44と、ロッド44と一体に形成されたロック部材本体45とが設けられている。ロッド44とロック部材本体45は、ばね49によって上方に位置する回動カム40に向かって付勢されているとともに、ロッド44の先端は回動カム40の周縁部に常に当接した状態となっている。ロッド44の下部には、操作ロッド48が一体となるように設けられており、図4(a)に示すように二組の接点57が連結されており、ON接点55とOFF接点56が図示しない支持体によって接点57とそれぞれ対向する位置に支持されてスイッチ部58を形成している。
ロック部材本体45には、アクチュエータユニット12側の側面から反対側の側面に向けて貫通するように、側面視略矩形の迂回孔46が設けられている。迂回孔46は、ロック部材本体45が上下に揺動しても、突起体60と接触しない大きさに設けられている。ロック部材本体45のアクチュエータユニット12とは反対側の側面には、コの字型に欠切されたロック部47が設けられている。
ロック部材本体45のロック部47が設けられた側には、ロック部材本体45に当接するようにロックプレート50が配置されている。ロックプレート50は、矩形板状の金属板をL字型に折り曲げるようにして形成されており、その一端がロック部材本体45へ向けて延びるように水平に配置されている。また、ロックプレート50の他端はスイッチ本体13の下方へ向けて延びるように垂直に配置されて、プレート被押動部50aを形成している。プレート被押動部50aにはロック軸51が連設されているとともに、ロックプレート50全体はロック軸51の周囲に配置されたばね54によってロック部材本体45に向けて付勢されている。ロック軸51のプレート被押動部50aと連結された側とは反対側の端部にはソレノイド52が連結されている。また、ロック軸51のストロークは、ロックプレート50がロック部47に係合可能な長さとしてある。
このように、ロッド44、ロック部材本体45、ばね49、ロックプレート50、ロック軸51、ソレノイド52、ばね54等により、ロック機構が形成されている。
スイッチ本体13のアクチュエータユニット12と対向する面の下部には、ハウジング38の内面から突出するように、先端部に開口を有する略円筒状の突起体60が設けられている。また、突起体60は、突起体60の内部にちょうどボタン孔65が位置するように形成されている。そして、ロック解除シャフト61が突起体60とボタン孔65とを挿通するとともに、突起体60の先端の開口はロック解除シャフト61の直径より僅かに大きい直径まで縮径されている。また、ボタン孔65の直径は、ロック解除シャフト61の直径より僅かに大きく形成されている。すなわち、ロック解除シャフト61は、突起体60の開口部とボタン孔65によって揺動可能に支持されている。
ロック解除シャフト61のアクチュエータユニット12側の一端には、ロック解除ボタン64が一体に設けられている。また、ロック解除シャフト61のロック解除ボタン64寄りにフランジ部63を設けるとともに、フランジ部63がばね62によってアクチュエータユニット12側へ付勢されている。そして、ロック解除シャフト61は、ロック解除ボタン64が、ボタン孔65に挿入されつつハウジング38から突出しない位置に保持されている。ロック解除シャフト61の他端には、プレート押動部69が設けられている。プレート押動部69は、プレート被押動部50aと対向する位置に配置されている。
ロック解除シャフト61の側面のうち、突起体60の縮径された部分と接する部分に、ロック解除シャフト61の直径方向に向けて孔70が凹設されている。孔70には、フランジを有した円柱状に形成されている係止部材66が揺動可能に保持されている。そして、ばね68によって直径方向外側に向けて付勢されている。なお、係止部材66を押し込み操作するための図示しない操作窓が、スイッチ本体13の外側面からハウジング38及びロック部材本体45を貫通するように設けられている。
このように、突起体60、ロック解除シャフト61、ばね62、フランジ部63、ロック解除ボタン64等により、ロック解除手段としての機構が形成されている。
次にスイッチ本体13の動作について、簡単に説明する。
図5(a)に示すように、アクチュエータ23と回動カム40とが係合していない状態では、回動カム40に設けられた係合溝40aが挿入口39に対向するように位置している。この状態では、カム軸41から回動カム40の外周面までの距離がもっとも長くなる部分が下方に位置して、ばね49に付勢されたロッド44及びロック部材本体45を下方に押し下げている。そして、ロックプレート50はばね54の付勢によってロック部材本体45の側面に当接させられている。
図5(b)に示すように、アクチュエータ23がアクチュエータユニット12側から挿入口39に挿入されると、まずアクチュエータ23の先端部のガイド部23bが係止部材42を上方に回動させるようにして押し上げて、回動カム40を回動可能にする。そして、さらにアクチュエータ23が挿入され、回動カム40が回動しながら係合溝40aとアクチュエータ23の係合孔23aとが係合する。このとき、カム軸41から回動カム40の外周面までの距離が短い部分が下方に位置する。そのため、ばね49の付勢によってロッド44及びロック部材本体45は、ロッド44の先端部と回動カム40が当接するように上方に移動する。そして、ロック部材本体45の側面に設けられたロック部47とロックプレート50の一方の先端部とが対向する位置までロック部材本体45が上昇したときに、ロックプレート50の当該先端部は、ばね54の付勢によってロック部47に挿入されるようにして係合する。
この状態では、ロック部47に係合したロックプレート50によって、ロック部材本体45及びロッド44が下方に移動することが規制される。そのため、回動カム40はロッド44に当接して回動が禁止され、アクチュエータ23を引き抜くことが出来なくなる。すなわち、アクチュエータ23と回動カム40の係合状態が解除できないようにすることで、スイッチ本体に進入したアクチュエータの抜けが機械的に阻止される。
なお、ここで係合状態とはロックプレート50とロック部47が当接するような状態のみならず、僅かな隙間をもってロック部材本体45の下方への移動をロックプレート50が規制している状態をも含む。
ここで、以下の説明において、ロック部47に係合したロックプレート50によって、ロック部材本体45及びロッド44が下方に移動することを規制することを、単に「ロック」という。
当該ロックを解除するには、通常ソレノイド52を作動させてロック軸51およびロックプレート50を後退させて、ロックプレート50とロック部47の係合状態を解除する。これにより、ロッド44およびロック部材本体45は上下に移動可能となり、回動カム40の回動が規制されなくなり、アクチュエータ23と回動カム40の係合状態を解除できるようになる。
また、図5(c)に示すようにロック解除ボタン64を押動してもロックを解除することができる。ロック解除ボタン64を押動すると、ロック解除シャフト61の他端に設けられたプレート押動部69によってプレート被押動部50aが押し下げられ、ロックプレート50が後退される。これにより、ロックプレート50とロック部47の係合状態が解除され、ロックが解除される。
一旦ロック解除ボタン64を押動させると、ばね68に付勢された係止部材66が突起体60に係合する。そして、ばね62の付勢によってロック解除シャフト61がアクチュエータユニット12側に移動されるのを規制する。つまり、一旦ロック解除ボタン64を押動した後は、もはや押動し続けなくてもロックプレート50を後退させた状態が維持される。そして、ロッド44およびロック部材本体45は上下に移動可能となり、回動カム40の回動が規制されなくなり、アクチュエータ23と回動カム40の係合状態を解除できるようになる。
この状態では、アクチュエータ23を回動カム40に係合させても、ロックプレート50はプレート押動部69に規制されて、ロック部47に係合することができない。すなわち、アクチュエータ23と回動カム40との係合状態をロックすることはできない。
突起体60と係合した係止部材66は、図示しない操作窓から指や工具で孔70に押し込むことができる。係止部材66を孔70に押し込むことで、ロック解除シャフト61はばね62の付勢によってアクチュエータユニット12側へ移動可能となり、ロックプレート50はロック部47に係合してロックできるようになる。
次にアクチュエータユニット12の動作について、図6〜図10を参照して説明する。図6〜図10において、外側ハンドル14を二点鎖線で、内側ハンドル15を点線で模式的に図示している。
図6に示すように、外側ハンドル14及び内側ハンドル15の初期状態において、平歯車21は外側ハンドル軸20の直上からスイッチ本体13とは反対側へ90°の範囲に位置するとともに、アクチュエータ23はアクチュエータ突出孔24から突出しない位置に収容されている。また、平歯車21と当接する停止突起21sによって、外側ハンドル14はスイッチ本体13とは反対側に向けて回動できないように規制されている。一方、押出部材27は内側ハンドル軸26の直下に位置している。内側ハンドル15は、当接する停止突起27sによって、スイッチ本体13側とは反対側に向けて回動できないように規制されている。押動部材29はばね32の付勢によって、押動部突出孔31から押動部30が突出しない位置に保持されている。そして、六角シャフト34の当接面34aは軸孔20aの直線部分に、当接面34bは軸孔26aの直線部分にそれぞれ当接している。
図7に示すように、外側ハンドル14をスイッチ本体13側に向けて90°回動させると、連設された外側ハンドル軸20及び平歯車21もスイッチ本体13側へ90°回動される。これにより、平歯車21と噛合するアクチュエータ23もスイッチ本体13側へ向けて前進する。この状態では、平歯車21の他端は停止突起21eに当接することから、それ以上外側ハンドル14をスイッチ本体13側へ向けて回動できないように規制される。
外側ハンドル14をスイッチ本体13側に回動させると、外側ハンドル軸20も同時に回動されるが、軸孔20aの直線部分と六角シャフト34の当接面34aとの当接状態が解除される方向への回動であるため、六角シャフト34は当該外側ハンドル14の操作によって回転しない。そのため、外側ハンドル軸20の回動によって内側ハンドル軸26は回動しない。この状態では、六角シャフト34の当接面34bは軸孔20a及び軸孔26aの直線部分に当接している。
一旦外側ハンドル14を回動させてアクチュエータ23と回動カム40が係合した後は、ロッド44及びロック部材本体45の移動がロックプレート50によって規制されていることから、アクチュエータ23と回動カム40との前記係合状態の解除ができないようにロックされる。したがって、外側ハンドル14の逆操作によってアクチュエータ23をスイッチ本体13から引き抜くことが出来ず、結果として作業者は扉体Dの開閉をすることができなくなる。また、図4(b)に示すように、ロッド44は上方へ移動した状態となるので、ON接点55と接点57は接触する。作業者が扉体Dの開閉をするには、ソレノイド52を作動させてロックを解除してから、外側ハンドル14を操作する。
続けて、前記アクチュエータ23と回動カム40が係合し、その係合状態の解除がロックされた状態で、安全柵の内側から作業者が内側ハンドル15を操作する場合について、アクチュエータユニット12の動作を説明する。
図8に示すように、内側ハンドル15をスイッチ本体13とは反対側に向けて僅かに回動させた状態では、同時に押出部材27がスイッチ本体13側へ、内側ハンドル軸26を中心にして回動される。そして、押出部材27の先端に設けられた押出部28によって、被押動部29aが押動される。すると、押動部材29全体はスイッチ本体13側へ向けて押動される。そして、先端に配置された押動部30は押動部突出孔31から突出するとともに、図5(c)に示すようにボタン孔65内のロック解除ボタン64を押動する。この動作によって、ロックプレート50は後退されてロックが解除される。
この状態では、内側ハンドル軸26の回動とともに、六角シャフト34の当接面34bは軸孔26aの直線部分から離れるように動作するため、六角シャフト34は内側ハンドル15の操作によって回動されない。
図9に示すように、内側ハンドル15をさらに回動することで、押出部28は押動部材29の上方へ移動し、押出部28と被押動部29aとの係合状態が解除される。そのため、押動部材29はばね32の付勢によって押動部30が押動部突出孔31から突出しない位置に移動する。このとき、図5(c)に示すようにロック解除シャフト61は係止部材66によってロックプレート50を後退させた位置から移動しないように保持されている。すなわち、ロックは解除されたままとなる。
この状態では、六角シャフト34の当接面34aは軸孔26aの直線部分と、当接面34bは軸孔20aの直線部分と当接する状態となっている。
図10に示すように、内側ハンドル15をスイッチ本体13の反対側に向けて、さらに回動させると、六角シャフト34の当接面34aと当接する方向へ回動させることになる。そのため、六角シャフト34は軸孔26aの回動と同じ方向へ90°回動されることになる。さらに、六角シャフト34が回動すると、六角シャフト34の当接面34bは軸孔20aの直線部分に当接した状態から、当接方向へ回動させることとなる。そのため、軸孔20a及び外側ハンドル軸20は六角シャフト34の回動と同じ方向、つまりスイッチ本体13側の反対側へ回動されることになる。すると、外側ハンドル軸20に連設された平歯車21も回動され、既にロックが解除されたアクチュエータ23は、回動カム40との係合状態が解除されて、スイッチ本体13から抜去される。したがって、内側ハンドル15の回動と連動してアクチュエータ23がスイッチ本体13の挿入口39から抜去されることになる。
以上で、内側ハンドル15を操作してロック解除ボタン64を押動しつつ、アクチュエータ23を挿入口39から抜去する操作が完了される。
作業者が内側ハンドル15の操作終了後に手を離すと、内側ハンドル軸26はばねの付勢で操作方向と反対方向に回動するとともに、軸孔26aの直線部分と六角シャフト34の当接面34bが当接して停止する。その後、外側ハンドル14をスイッチ本体13側へ回動させてアクチュエータ23を前進させると同時に、内側ハンドル軸26はばねの付勢によって回動されて、内側ハンドル15の初期状態に戻る。その際、連動して押出部材27が内側ハンドル軸26の下方まで回動される前に、押出部28と押動部材29は一旦当接することになる。このとき、押出部28は当接する押動部材29によって押出部材27に収納されるように移動する。一方、押動部材29は押出部28によって僅かに下方へ押し下げられる。このため、押動部材29と押出部28が係合して、押出部材27が回動できなくなることがない。押出部材27が内側ハンドル軸26の下方まで回動されると、押出部28と押動部材29の当接状態が解除される。押出部28は図示しないばねの付勢によって押出部材27の下方に突出するとともに、押動部材29はばね33の付勢によって上方に移動して、押出部28と被押動部29aは当接した状態に戻る。
外側ハンドル14をスイッチ本体13とは反対側に回動させて、アクチュエータ23を後退させることで、図6に示す初期状態に戻る。
したがって、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)アクチュエータ23と回動カム40との係合状態のロックを解除するには、スイッチ本体13側の回動カム40とは異なる位置に備えられたロック解除ボタン64を押動する構成とした。また、ロック解除ボタン64を押動するのに必要な力は、ばね54の付勢に抗する力のみである。このため、押動部材29は、アクチュエータ23と一体に形成する場合に比較して、高い強度を確保する必要がない。したがって、アクチュエータ23の形状は簡素化されるとともに、押動部材29の大型化や重量増加を回避することができる。したがって、アクチュエータ23の大型化を回避するとともに、アクチュエータユニット12の大型化及び重量増加を抑制することができる。
(2)内側ハンドル15を回動させることで、連設された押動部材29がロック解除ボタン64を押動してロックを解除しつつ、アクチュエータ23と回動カム40との係合状態を解除してスイッチ本体13からアクチュエータ23を抜去できるようにした。このため、内側ハンドル15を回動させる一動作だけで、アクチュエータ23とスイッチ本体13との係合状態を解除することができる。すなわち、作業者は、安全スイッチ11の施錠状態を一動作で解除することができる。したがって、作業者は安全柵の内側から簡単な操作をするだけですばやく退出できる。
(3)アクチュエータ23をスイッチ本体13に向けて進退可能とするとともに、スイッチ本体13のアクチュエータユニット12と対向する面に挿入口39を設けた。このため、アクチュエータ23の動作距離が短くなり、内側操作手段の操作によってアクチュエータの挿抜がすばやく行える。
(4)スイッチ本体13のロック解除ボタン64を押動部材29によって押動するだけで、ロックを解除できるようにした。このため、アクチュエータユニット12に設けられるロック解除ボタン64を押動するための構造を簡素化して、アクチュエータユニット12を小型化及び軽量化できる。
(5)ロック部材本体45に設けられたロック部47に対して、直角にロックプレート50の先端を係合させてロックし、ロッド44の移動を規制してアクチュエータ23と回動カム40の係合解除を阻止するようにした。したがって、確実にロックできるとともに、ロックプレート50を後退させてロックを解除するのに必要な力を小さくできる。
(6)ロック解除シャフト61に係止部材66を設けて、ロック解除シャフト61でロックプレート50を後退させた状態を保持できるようにした。このため、一旦ロック解除ボタン64を押動した後は、ロック解除ボタン64を押動しつづけなくてもロックした状態を保持することができる。
(7)押動部30とロック解除ボタン64を、いずれも前記アクチュエータユニット12と前記スイッチ本体13とが対向する面に設けた。このため、押動部30がロック解除ボタン64を押動するための距離を短くすることができる。したがって、押動部材29によってロック解除ボタン64を押動させることが容易となるとともに、ロックの解除が速やかにできる。
(8)アクチュエータユニット12とスイッチ本体13の対向する面を近接させるようにした。このため、アクチュエータユニット12とスイッチ本体13の間に、作業者が指や工具を挿入してロック解除ボタン64を押動することが困難となる。したがって、作業者が誤ってロック解除ボタン64を押動してしまう虞を回避できる。
(9)ロック解除ボタン64は、前記スイッチ本体13の表面から凹むように保持されている。したがって、作業者が誤ってロック解除ボタン64を押動してしまう虞を回避できる。
(10)アクチュエータ23と、ロック解除ボタン64を押動する押動部材29と異なる位置に設けた。このため、押動部材29を金属製としたり断面積を増したりして、強度を確保する必要がない。したがって、アクチュエータの大型化を回避し、さらにアクチュエータユニットの大型化及び重量増加を抑制することができる。
(11)押出部28は、押出部材27に収納されるように移動可能に形成した。このため、押出部材27をスイッチ本体13側に位置する状態から、内側ハンドル軸26の下方に位置する状態に回動する際、押出部28が押動部材29に係合する虞がない。したがって、確実に内側ハンドル15を初期位置にもどすことができる。
(12)押動部材29は、押出部材27によって押動されることによって押動部突出孔31から突出してロック解除ボタン64を押動した後、アクチュエータ23が挿入口39から完全に抜去されるより前に、ばね32の付勢によって押動部材29の先端が押動部突出孔31から突出しない位置に移動するようにした。したがって、押動部材29がスイッチ本体13側に突出して扉体Dの開閉を妨げる虞を回避することができる。
(13)押出部材27に接する停止突起27sを設けて、押出部材27に連設された内側ハンドル15を、それ以上スイッチ本体13とは反対側に回動できないようにした。これにより、内側ハンドル15を回動させて、外側ハンドル軸20に連設された平歯車21を動作させてアクチュエータ23をスイッチ本体13に係合させることができない。したがって、内側ハンドル15はアクチュエータ23の引き抜き専用となり、扉体Dの内側から故意にアクチュエータ23を挿入する不正を防止できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 外側ハンドル14及び内側ハンドル15の形状は、四角形でも円形でもよく、レバー状に形成してもよい。
・ 停止突起21s,21eで平歯車21の回動を規制するほか、アクチュエータ23の進退範囲を規制してもよい。
・ 内側ハンドル15を回動させる角度は、ロックを解除する動作と、アクチュエータ23をスイッチ本体13から抜去する動作の全体で180°とすることに限られず、90°や45°にしてもよく、これに限定されない。すなわち、内側ハンドル15を回動させることで、ロックを解除しつつ、アクチュエータ23をスイッチ本体13から抜去できる角度であればよい。
・ ロックを解除するために必要な内側ハンドル15の回動角度と、アクチュエータ23をスイッチ本体13から抜去するために必要な内側ハンドル15の回動角度は、異なる角度に設定してもよい。
・ 押出部28は、押出部材27に固定されていてもよい。このように構成しても、押出部材27は、ばね33で付勢された押動部材29を押し下げつつ内側ハンドル軸26の下方まで回動される。そして、ばね33の付勢によって押動部材29は上方に移動し、押動部29aと押出部28が当接した状態となる。
・ アクチュエータ23を前後に移動させる手段は、平歯車21にかえてベルトを用いたり、歯車を組み合わせた機構としたりしてもよく、また電磁的な動力によって移動させる構成としてもよい。すなわち、外側ハンドル14及び内側ハンドル15の操作と連動して動作する構成であればよい。
・ アクチュエータ23と回動カム40は、回動カム40が垂直方向に回動するように設置することに限られない。例えば、アクチュエータ23を垂直方向に配置するとともに、回動カム40が水平に回動するように設けてもよく、またこれ以外の角度に配置してもよい。すなわち、アクチュエータ23と回動カム40が係合可能な状態であれば、どのような角度に配置してもよい。
・ 前述の実施形態のうち、押動部材29やロック部材本体45等は、永久磁石や電磁的な方法によって付勢してもよい。
・ スイッチ本体13は、ロックの解除のためにソレノイド52を動作させる構成のほか、ロックするためにソレノイド52を動作させる構成としてもよい。この場合は、ロックプレート50をアクチュエータユニット12とは反対側に向けて、ばねで付勢するとともに、ロックを解除するときにソレノイド52の動作を停止させればよい。その他の動作については同様である。
・ アクチュエータユニット12及びスイッチ本体13は、プラスチックやアルミニウムといった軽量な材料で製作することが望ましいが、どのような材質で形成してもよい。
・ アクチュエータユニット12を枠体Wに取り付け、スイッチ本体13を扉体Dに取り付けてもよい。
・ アクチュエータユニット12とスイッチ本体13の対向する面は、近接している必要はない。
・ ロックの解除及びアクチュエータ23の抜去は、外側ハンドル14及び内側ハンドル15の回動ではなく、その他の操作手段によってもよい。例えば、レバーを引いて操作するようにしてもよいし、単にスイッチとして電磁的な制御を行ってもよい。すなわち、一動作でスイッチ本体13側のロックを解除しつつ、アクチュエータ23をスイッチ本体13から抜去できる構成であればよい。
・ 挿入口39は、アクチュエータユニット12とスイッチ本体13が対向する面に形成しなくてもよい。例えば、アクチュエータ23をリング状に形成し、アクチュエータユニット12の外側面から突出するように形成するとともに、スイッチ本体13の外側面に設けられた挿入口39に挿入されるようにしてもよい。
・ 押動部30とロック解除ボタン64を、いずれも前記アクチュエータユニット12と前記スイッチ本体13が対向する面に設けなくてもよい。例えば、押動部材29をリング状に形成し、アクチュエータユニット12の外側面から突出するように形成するとともに、スイッチ本体13の外側面に設けられたロック解除ボタンを押動するようにしてもよい。
・ 本安全スイッチは、スライド開閉式の扉に適用してもよい。このような扉に取り付けても、内側ハンドルを回動させるだけでロックを解除することができる。
・ アクチュエータ23はスイッチ本体13に向かって進退可能に形成されなくてもよい。
例えば回動開閉式の扉体の場合、アクチュエータユニット12の内側面に、アクチュエータ23を安全柵の内側へ向けて垂直に突出するように固定し、枠体Wに取り付けられたスイッチ本体13の外側面に挿入口39を形成する。この場合、扉体Dを閉めると、アクチュエータ23が挿入口39に挿入され、回動カム40と係合しロックされる。また、内側ハンドル15の操作によって、ロックを解除できる構成とする。このように構成しても、安全柵の内側から内側ハンドル15を操作しながら、扉体Dを押し開けることができる。
また、同様にしてスライド開閉式の扉体にも適用が可能である。すなわち、アクチュエータ23を面19aからスイッチ本体13に向けて突出した状態に固定する。この場合、扉体Dは左右にスライドするように開閉されることから、内側ハンドル15の操作によってロックを解除した後は、そのまま左右に扉体Dをスライドさせてアクチュエータ23をスイッチ本体13から抜去すればよい。
これによれば、アクチュエータ23を外側ハンドル14及び内側ハンドル15と連動して進退可能に形成する必要がなく、アクチュエータユニット12の構造をより簡略化及び
軽量化することができる。
安全スイッチの取付け状態を示す斜視図。 安全スイッチの構造を示す模式断面正面図。 (a)はアクチュエータユニットの構造を示す模式断面平面図、(b)はA−A視断面図。 (a)及び(b)は接点の模式図。 (a)〜(c)はスイッチ本体の動作を示す模式断面正面図。 アクチュエータユニットの動作を示す模式断面正面図。 アクチュエータユニットの動作を示す模式断面正面図。 アクチュエータユニットの動作を示す模式断面正面図。 アクチュエータユニットの動作を示す模式断面正面図。 アクチュエータユニットの動作を示す模式断面正面図。
符号の説明
11…安全スイッチ、12…アクチュエータユニット、13…スイッチ本体、14…外側操作手段としての外側ハンドル、15…内側操作手段としての内側ハンドル、20…外側ハンドル軸、23…アクチュエータ、26…内側ハンドル軸、27…押出部材、29…押動部材、30…ボタン押動部、32…ばね、39…挿入口、40…係合部材としての回動カム、44…ロッド、45…ロック部材本体、47…ロック部、50…ロックプレート、58…スイッチ部、61…ロック解除シャフト、64…ロック解除ボタン、66…係止部材、D…扉体、W…枠体。

Claims (3)

  1. 区画領域への出入口の扉体に取り付けられるアクチュエータユニットと、出入口の枠体に取り付けられるスイッチ本体からなる安全スイッチであって、
    前記アクチュエータユニットには、
    前記扉体の外面側に設けられた外側操作手段と、
    前記扉体の内面側に設けられた内側操作手段と、
    前記外側操作手段及び前記内側操作手段と連動して動作し、前記スイッチ本体側に向けて進退可能に形成されたアクチュエータと、を備え、
    前記スイッチ本体は、
    前記扉体を閉じた際に前記アクチュエータと対向する位置に設けられて前記アクチュエータが挿入される挿入口と、
    前記挿入口を介して挿入される前記アクチュエータと係合可能に形成され、かつこの係合状態にあるアクチュエータが前記挿入口より退出移動することによりその係合状態が解除されるよう形成された係合部材と、
    前記係合状態において、前記係合部材に係合して前記アクチュエータの抜けを阻止するロック機構と、
    押動されることで、前記ロック機構と前記係合部材との係合を解除可能に形成されたロック解除ボタンと、を備え、
    前記アクチュエータユニットは、
    前記内側操作手段の操作と連動して、前記スイッチ本体側に向けて進退可能に形成され、かつ前記ロック解除ボタンを押動可能に形成された押動部材を備え、
    前記内側操作手段は、前記内側操作手段を操作することにより、前記ロック解除ボタンを押動しつつ、前記アクチュエータを前記挿入口から抜去可能に形成され、
    前記アクチュエータと前記押動部材とが、異なる位置に配設されていることを特徴とする安全スイッチ。
  2. 前記押動部材と前記ロック解除ボタンは、いずれも前記アクチュエータユニットと前記スイッチ本体とが対向する面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の安全スイッチ。
  3. 前記ロック解除ボタンは、前記スイッチ本体の表面に凹設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の安全スイッチ。
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