JP2009015682A - 情報端末装置及び車載装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ムーブしたコンテンツを持ち出し、モバイル機器などで遠隔地にて利用している場合、家族などが家庭で元コンテンツの利用を希望しても、持ち出したコンテンツをムーブバックするまで利用することができなかった。また同じ記録媒体や記録手段同士で複数回コンテンツのムーブを行なう場合も、その都度、リムーバブルな記録媒体の着脱やコンテンツの移動が必要で、ユーザの利便性を損なっていた。
【解決手段】通信手段を有する車載装置で移動先記録媒体を使用し、コンテンツを再度移動先記録媒体より移動元記録媒体に戻す際に、移動元記録媒体のIDと、コンテンツのIDとを前記通信手段を用いて移動元記録媒体に通知し、移動元記録媒体に利用不可状態で保持された該コンテンツを利用可能とする。またその際に移動先記録媒体のコンテンツを利用不可状態で保存する。
【選択図】図1
【解決手段】通信手段を有する車載装置で移動先記録媒体を使用し、コンテンツを再度移動先記録媒体より移動元記録媒体に戻す際に、移動元記録媒体のIDと、コンテンツのIDとを前記通信手段を用いて移動元記録媒体に通知し、移動元記録媒体に利用不可状態で保持された該コンテンツを利用可能とする。またその際に移動先記録媒体のコンテンツを利用不可状態で保存する。
【選択図】図1
Description
本発明はデジタルデータによるコンテンツを記録再生する情報端末システムに係り、特に、車載装置等、遠隔地にコピーして持ち出すデジタルコンテンツの管理に関する。
近年、映像や音声などのデジタルデータの利用が普及し、携帯電話などのモバイル端末での利用も進んでいる。このようなデジタルデータは著作権者の利益が侵害されないようにコピー制御の仕組みがとられている。特に、映像や音楽の電子ファイル(以下、コンテンツと総称する)は、著作権保護の観点からコピー回数を制限する機能が採用されている。
この機能の特徴は、各コンテンツにコピーコントロール情報を付加するものである。このコピーコントロール情報の種類として、例えば、(1)コピー無制限の場合は「コピーフリー」、(2)一度だけコピー可能な場合は「コピーワンス」、(3)コピー不可の場合は「コピーネバー」、と呼ぶ付加情報がある。
(1)コピー無制限のコンテンツ、即ち、付加情報が「コピーフリー」の場合には、著作権についての制約がないものであると考えられ、特に本発明には関係がない。
(2)一度だけコピー可能なコンテンツ、即ち、付加情報として「コピーワンス」が付けられているコンテンツには、例えば、地上波デジタル放送のコンテンツがある。地上波デジタル放送では、コピーコントロール情報として、「コピーワンス(コピー1回まで)」の付加情報をつけたコンテンツを放送する。この放送されたコンテンツ(放送番組)は、一度だけコピー可能である。そして、例えば、ハードディスク内蔵DVD( Digital Versatile Disc )レコーダやハードディスクレコーダ等の記録再生装置に内蔵されたハードディスク(HDD)に記録すると、記録されたコンテンツには、「コピーネバー」即ち、コピー不可の付加情報が付けられている。
(3)コピー不可のコンテンツ、即ち、「コピーネバー」の付加情報が付いているコンテンツは、複製が禁止されている。このため、別の記録媒体(記憶媒体)にコピーする操作を行うと、移動元のコンテンツ(以下、元コンテンツと称する)が削除される。即ち、コピー不可のコンテンツをコピーした場合には、移動元のコンテンツを削除する「ムーブ」と呼ばれる方法でコンテンツがコピー先の記録媒体(記憶媒体)に移動する。
従来、大容量の記録媒体(例えば、ハードディスクレコーダ内蔵のHDD、等)から、小容量の記録媒体(例えば、メモリカード、等)へ移動(ムーブ)する場合には、デジタルデータの再エンコード処理が行われている。再エンコード処理は、一般的に、デジタルデータ(特に、画質及び音質)の劣化を伴う。
一度ハードディスクレコーダからメモリカードへムーブしたコンテンツは画質及び音質が劣化している。劣化したデータから、エンコード処理前の高画質若しくは高音質だった元コンテンツは既に削除されており、いったん失われた高画質及び高音質のデータを復元できない。
従って、いったん劣化したデジタルデータを再度ムーブし、メモリカードからハードディスクレコーダへコンテンツを戻した(ムーブバックした)場合には、劣化したコンテンツしか利用することができなかった。
この問題を解決するために、ムーブ時に、元コンテンツを削除せず、利用不可の状態で保存しておき、ムーブバック(再ムーブ)時には保存しておいた元コンテンツを利用可能とするコンテンツのコピー管理方法が提案されている(特許文献1参照。)。
上述の特許文献1の技術では、元コンテンツを再生するためには記録媒体を移動元の情報端末装置に接続し、コンテンツの再ムーブを行うムーブバック処理が必要であった。そのため、ムーブしたコンテンツが記録された記録媒体を持ち出し、モバイル機器などで遠隔地にて利用していた場合には、持ち出した記録媒体が戻ってくるまでは再ムーブできなかった。
従って、家族などが家庭で元コンテンツの利用を希望しても、持ち出したコンテンツが記録された記録媒体が手元に戻ってきて、移動元の情報端末装置に記録媒体を接続してムーブバックするまで利用することができなかった。
また、ムーブ、ムーブバック、若しくは再ムーブのように複数回出し入れを行う場合も、その度に記録媒体を出し入れする必要がありユーザの利便性を損なっていた。
本発明の目的は、上記のような問題を解決し、コンテンツの利用に関するユーザ利便性を向上させることである。
上記の目的を達成するため、本発明では、脱着可能な記録媒体を介してコンテンツを移動することが可能なコンテンツ入出力手段と、上記コンテンツの移動する時に、上記コンテンツに関する情報であるコンテンツ情報を記録及び管理するコンテンツ管理手段と、上記コンテンツ情報を利用可能及び利用不可能の状態で保持することが可能な記録手段と、情報端末装置の各手段を制御し、上記記録手段に保持されたコンテンツを上記記録媒体に移動し、上記記録媒体に移動した当該コンテンツを上記記録手段にて利用不可コンテンツとして保持し、少なくとも上記当該コンテンツのIDと上記記録媒体のIDとを上記コンテンツ管理手段にコンテンツライセンス情報として保持する制御手段とを有する上記情報端末装置において、無線通信によって外部ネットワークと接続可能な通信手段を有し、前記制御手段は前記通信手段が受信した、少なくとも前記記録媒体IDと、前記コンテンツIDから成るコンテンツライセンス情報から、前記コンテンツ管理手段に保持された利用不可コンテンツのコンテンツライセンス情報と一致するコンテンツを判別し、前記記録手段に保持された該コンテンツを利用可能とする。
即ち、本発明の情報端末装置は、脱着可能な記録媒体を介してコンテンツを移動することが可能なコンテンツ入出力手段と、コンテンツの移動する時に、コンテンツに関する情報であるコンテンツ情報を記録及び管理するコンテンツ管理手段と、コンテンツ情報を利用可能及び利用不可能の状態で保持することが可能な記録手段と、情報端末装置の各手段を制御し、記録手段に保持されたコンテンツを記録媒体に移動し、記録媒体に移動した当該コンテンツを記録手段にて利用不可コンテンツとして保持し、少なくとも当該コンテンツのIDと記録媒体のIDとをコンテンツ管理手段にコンテンツライセンス情報として保持する制御手段とを有する情報端末装置において、外部ネットワークと接続可能な通信手段を有し、制御手段は、通信手段が受信したコンテンツライセンス情報から、コンテンツ管理手段に保持された利用不可コンテンツのコンテンツライセンス情報と一致するコンテンツを判別し、記録手段に保持された利用不可コンテンツを利用可能とすることを特徴とする。
本発明の情報端末装置は、脱着可能な記録媒体を介してコンテンツを移動することが可能なコンテンツ入出力手段と、コンテンツの移動する時に、コンテンツに関する情報であるコンテンツ情報を記録及び管理するコンテンツ管理手段と、コンテンツ情報を利用可能及び利用不可能の状態で保持することが可能な記録手段と、情報端末装置の各手段を制御し、記録手段に保持されたコンテンツを記録媒体に移動し、記録媒体に移動した当該コンテンツを記録手段にて利用不可コンテンツとして保持し、少なくとも当該コンテンツのIDと記録媒体のIDとをコンテンツ管理手段にコンテンツライセンス情報として保持する制御手段とを有する情報端末装置において、情報端末装置の電源を管理する電源管理手段を有し、制御手段は、電源管理手段が判定する電源切断処理の開始を契機に、記録手段に保持されたコンテンツを記録媒体に移動し、記録手段の当該コンテンツを利用不可コンテンツとして保持し、コンテンツライセンス情報をコンテンツ管理手段に保持し、電源管理手段が判定する電源入力処理の開始を契機に記録媒体に保持された当該コンテンツを記録手段に移動し、記録媒体に当該コンテンツを利用不可コンテンツとして保持し、当該コンテンツのIDとコンテンツ管理手段にて保持された当該コンテンツのコンテンツライセンス情報と一致する場合は、記録媒体に保持された利用不可コンテンツを利用可能とし、一致しなかった場合は当該コンテンツを記録媒体にコピーすることを特徴とする。
また本発明の情報端末装置は、脱着可能な記録媒体を介してコンテンツを移動することが可能なコンテンツ入出力手段を有する情報端末装置において、コンテンツの移動時に、コンテンツに関する情報を記録し管理するコンテンツ管理手段と、無線通信によって外部ネットワークと接続可能な通信手段と、情報端末装置を制御し、記録媒体のIDとコンテンツIDから成るコンテンツライセンス情報を、記録媒体に保持された当該コンテンツと対応付けられた記通信手段を介して送信し、コンテンツを利用不可コンテンツとして記録媒体に保持し、コンテンツ管理手段にて当該利用不可コンテンツに関するコンテンツライセンス情報を保持し、当該コンテンツ管理手段に保持された利用不可コンテンツのコンテンツIDと対応付けられ記録媒体に保持された移動元情報端末装置に対して、通信手段を介してコンテンツライセンス情報を請求し、移動元情報端末装置より当該コンテンツライセンス情報を受信した場合には、記録手段に保持された当該コンテンツを利用可能とする制御手段とを有することを特徴とする。
また本発明の情報端末装置は、更に、情報端末装置の電源を管理する電源管理手段を有し、制御手段は、情報端末装置を制御し、電源管理手段が判定する電源切断処理の開始を契機に、コンテンツライセンス情報を、記録媒体に保持された当該コンテンツと対応付けられた記通信手段を介して送信し、コンテンツを利用不可コンテンツとして記録媒体に保持し、コンテンツ管理手段にて当該利用不可コンテンツに関するコンテンツライセンス情報を保持し、電源管理手段が判定する電源入力処理の開始を契機に、コンテンツ管理手段に保持された利用不可コンテンツのコンテンツIDと対応付けられ記録媒体に保持された移動元情報端末装置に対して、通信手段を介してコンテンツライセンス情報を請求し、移動元情報端末装置より請求したコンテンツライセンス情報を受信した場合は、記録手段に保持された当該コンテンツを利用可能とすることを特徴とする。
また、本発明の車載装置は、脱着可能な記録媒体を介してコンテンツを移動することが可能なコンテンツ入出力手段を有する車載装置において、コンテンツの移動時に、コンテンツに関する情報を記録し管理するコンテンツ管理手段と、無線通信によって外部ネットワークと接続可能な通信手段と、移動体の電源状況と自車位置情報を取得する車両情報取得手段と、車載装置を制御し、車両情報取得手段が移動体の発動機と連動して電力供給される電源線からの電力供給停止と、自車位置情報に基づいて移動体が予め定められた特定の地点にあることの判定とを契機に、記録媒体のIDとコンテンツIDから成るコンテンツライセンス情報を、記録媒体に保持された当該コンテンツと対応付けられた移動元情報端末装置に通信手段を介して送信し、コンテンツを利用不可コンテンツとして記録媒体に保持し、コンテンツ管理手段にて当該利用不可コンテンツに関するコンテンツライセンス情報を保持し、車両情報取得手段が電源線からの電力供給開始と移動体が特定の地点にあることを判定したことを契機に、コンテンツ管理手段に保持された利用不可コンテンツのコンテンツIDに対応付けられた移動元情報端末装置に対して、通信手段を介してコンテンツライセンス情報を請求し、移動元情報端末装置より請求したコンテンツライセンス情報を受信した場合には、記録手段に保持された当該コンテンツを利用可能とすることを特徴とする。
本発明によれば、一度ムーブしたコンテンツを記録媒体を移動させることなく、通信によってムーブバックさせることが可能となり、ムーブ若しくはムーブバックに際してユーザ利便性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図6は本発明の第1の実施例を説明するための図である。図1は、車両等の移動体に設けられた通信手段を用いたコンテンツのムーブバックシステムの概念図である。図2は、コンテンツ設定を管理する記憶情報テーブルの一例を示す図である。図3は、図1の構成機器における動作の一例を説明するためのフローチャートである。図4は、本発明のシステム構成を説明するためのブロック図である。図5と図6は、それぞれ、本発明の処理動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図1〜図6によって説明する本発明の一実施例は、コンテンツのライセンス情報をムーブ若しくは再ムーブの際に付加し、移動(コピー)先の記録媒体に記録されたコンテンツのライセンス情報を、無線通信により、移動(コピー)元の記録媒体に通知することによって、移動元の記録媒体内の該当するコンテンツを再度利用可能にし、移動先の記録媒体では、コンテンツを利用不可とすることで、著作権保護を保ちつつ通信によるムーブを実施するものである。また、好ましくは、移動先の記録媒体は比較的小容量の記録媒体であり、画質若しくは音質が劣化された状態でムーブ(コピー)される。また、好ましくは、移動元の記録媒体は比較的大容量の記録媒体であり、画質若しくは音質を劣化せずにムーブ(コピー)可能である。
更に、コンテンツ本体をコピー及び削除しないため、ムーブの時間が早くなる。
図1によって、車載装置の通信手段を用いて、コンテンツのコピー管理方法を説明する。101は地上波テレビ放送を録画可能な情報端末装置、102は情報端末装置101に内蔵されたコピーワンスコンテンツ(付加情報として「コピーワンス」が付けられているコンテンツ)を保存した移動元記録媒体(記憶媒体)、103は移動元記録媒体102からコピー又は移動したコンテンツを保持し、ユニークなIDを保持するリムーバブルな記録媒体(記憶媒体)、104は車両等の移動体、105は移動体104に搭載され、記録媒体103のコンテンツ再生機能を有する車載装置、106はリムーバブルな記録媒体103に保持されたコンテンツ、107は車載装置105に接続された通信手段、108は移動体105に接続された通信手段107から情報端末装置101に向けて発信される記録媒体103に保持されたコンテンツライセンス情報、109は無線または有線通信で情報端末装置101と結合するネットワークである。
情報端末装置101は、例えば、HDDのように、内部に大容量記録媒体(記録媒体102)を持ち、コピーワンス等のコンテンツプロテクション仕様に準拠し、CPRM( Content Protection for Recordable Media )等のコンテンツ保護技術に対応している書込み可能な記録媒体を内蔵している。即ち、情報端末装置101は、例えば、地上波デジタルテレビ放送対応のHDDレコーダ等の記録再生装置である。
また、移動元記録媒体102は、例えば、情報端末装置101に内蔵されたHDDであり、少なくとも1つ乃至複数のコピーワンスコンテンツを記録し保存している。リムーバブルな記録媒体103は、例えば、メモリカード、フラッシュカード、等のメモリ系の記録媒体、若しくは、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、等のディスク系の記録媒体であり、映像記録再生装置、等の読み取り/書き込み(I/O)手段を備えた機器のI/O手段に脱着可能な記録媒体である。リムーバブル記録媒体は、広義には、ホットスワップやプラグアンドプレイが可能な外部ストレージも含む。また、通信手段107は、例えば、携帯電話、PDA( Personal Digital Assistant )、若しくは携帯型PC( Personal Computer )でも良い。なお、コンテンツライセンス情報108は、例えば、記録媒体ID(ID:識別子、識別名)及び当該コンテンツIDからなる。
図1において、移動元記録媒体102は、コンテンツを暗号化して記録し、対タンパ性を有するハードディスクドライブである。また、リムーバブルな記録媒体103は、メモリカード等の簡易な脱着により携帯可能なメモリ媒体である。
車載装置105は、カーナビ(カーナビゲーションシステム)若しくはAV( Audio Visual ;Audio Video )ユニットであり液晶ディスプレイ、スピーカ、イヤホンジャック等のコンテンツ再生環境を有し、リムーバブルな記録媒体103の読み取りドライブまたは、読み取りドライブとの接続手段を有する。
更に、車載装置105は、HDD等の記録手段を有する。当該HDDは、リムーバブルな記記録媒体103が保持するコンテンツをムーブ等で保持することが可能である。
コンテンツ106は、例えば、情報端末装置101で記録した地上波デジタル放送の番組であり、リムーバブルな記録媒体103にムーブしたコンテンツである。
通信手段107は、車載装置105に接続され、データ通信が可能で、コンテンツ106に対応する情報端末装置101若しくは移動元記録媒体102の電子メールアドレスへ電子メール送信可能である。通信方式としては、PHS( Personal Handy-phone System )、PDC( Personal Digital Cellular )、GSM( Global System for Mobile Communications )、CDMA( Code Division Multiple Access )、W−CDMA( Wideband Code Division Multiple Access )、CDMA−2000、DSRC( Dedicated Short Range Communication )、WiMax( Worldwide Interoperability for Microwave Access )等の通信方式の少なくとも1つを有する通信装置である。
コンテンツライセンス情報108は前記記録媒体103の記録媒体ID、前記コンテンツ106のコンテンツIDとを有する。
ネットワーク109はセルラー網やIPネットワーク等で構成される通信網である。
図1の実施例において、リムーバブルな記録媒体103は、メモリカードやフラッシュカード等のメモリ媒体やポータブルHDDを着脱可能な携帯型音声動画再生装置でも良い。その場合、着脱可能なリムーバブルな記録媒体103を移動体104の車載装置105に接続して、上述の運用をしても良い。
また、車載装置105を用いず、直接移動体104の通信手段107と接続する運用でも良い。
更に、内蔵した記録媒体を備えた携帯型音声動画再生装置であって、その内蔵した記録媒体に情報端末装置101の移動元記録メディア102のコンテンツをムーブしたのであれば、車載装置105を用いず、直接移動体104の通信手段107と接続して運用することができる。
また図1の実施例では、移動元記録媒体102は、情報端末装置101に内蔵されていた。しかし、内蔵ではなく、情報端末装置101に接続された外付けの記憶装置でも良く、有線若しくは無線等の手段で家庭内LAN( Local Area Network )等に結合された記憶装置でも良い。
なお、記録媒体103、移動体104、車載装置105は、不正な情報取り出しを防ぐ対タンパ性を有しても良い。
図2は記録媒体102若しくは103に保持され、コンテンツ情報を管理する記憶情報テーブルの一例である。200は記憶情報テーブル、201はテレビ番組等の番組名であるコンテンツ名、202は各コンテンツに対して割り当てたID番号であるコンテンツID、203はコンテンツのコピー制御内容を記載したコピーコントロール情報、204はコンテンツを通信でムーブバックや再ムーブする場合にコンテンツライセンス情報を通知するあて先を示す移動元記録媒体の電子メールアドレス、205はコンテンツを通信でムーブバックや再ムーブする場合に移動元記録媒体に保持された利用不可コンテンツを解読するための移動元コンテンツ暗号鍵である。
図2において、コンテンツ名201は、記録された当該コンテンツの番組名やファイル拡張子から成る名称である。本図No.1〜No.4の例では、それぞれ、a.mpg(MPEG:Moving Pictures Experts Group )、b.wmv( Windows(登録商標) Media Video )、c.mp4( MPEG-4 )、d.rm( Real Video )としている。なお、その他の動画フォーマットでも良い。また上記の括弧内は各コンテンツ拡張子から判明する動画フォーマット名称である。
コンテンツID202は、各コンテンツに対して割り当てたID番号であり、各コンテンツと一意に対応する。
コピーコントロール情報203は、各コンテンツに設定されたコピーコントロール情報であり、コピー可否や回数を既定している。
電子メールアドレス204は、ムーブによって記録媒体に移動されたコンテンツに付加され、移動元記録媒体に対して通信によってコンテンツのライセンス情報の通知を可能とする。
移動元コンテンツ暗号鍵205は、移動元記録媒体がムーブ時に元コンテンツの利用不可化に際してコンテンツを暗号化した場合に追加される当該コンテンツの暗号解読鍵である。ただし、移動元で暗号化しなかった場合は付加されない。
例えば、図2において、コンテンツNo.1のコピーコントロール情報は、不可となっており、コピー禁止である。そのためコンテンツNo.1を別の記録媒体へコピーする場合はコピーと同時に元媒体のコンテンツを消去する「ムーブ」を行わなければならない。
コンテンツNo.1を、移動体105から情報端末装置101に戻す場合は、図2に記載の電子メールアドレス(a@b.c)に、コンテンツIDと移動元コンテンツ暗号鍵と移動先記録媒体IDを送る。電子メールを送信する移動体105側は、対象コンテンツを暗号化等により利用不可とする一方、電子メールを受信した情報端末装置101では、対象コンテンツを復号化するなどして連携する必要がある。
図3によって、図1と図2における構成機器の動作例を説明する。
図3において、予めユーザHが管理する情報端末装置101に保持されたコピー不可コンテンツが記録媒体103にムーブされ、当該記録媒体がユーザCの管理により持ち出され、移動体104に持ち込み車載装置105にて再生等を行っていた。ユーザCは、ユーザHの管理する情報端末装置101の所在地から離れた遠隔地に移動している。
図3において、予めユーザHが管理する情報端末装置101に保持されたコピー不可コンテンツが記録媒体103にムーブされ、当該記録媒体がユーザCの管理により持ち出され、移動体104に持ち込み車載装置105にて再生等を行っていた。ユーザCは、ユーザHの管理する情報端末装置101の所在地から離れた遠隔地に移動している。
その後、ユーザHは、ユーザCがムーブし持ち出したコンテンツを視聴したくなって、電話等の何らかの伝達手段によって、ユーザCにその旨を連絡した。ユーザCはその連絡を受けて、以下のような手順で、ユーザHの管理する情報端末101の記録媒体102に当該コンテンツのコンテンツライセンス情報を送信することにより、遠隔地のユーザHは、再び、ユーザCがムーブして持ち出したコンテンツを返却させ、元の画質、元の音質で当該コンテンツを視聴することができる。また、ユーザCは、持ち出したリムーバブルな記録媒体103で当該コンテンツを視聴できない状態となる。
ユーザCの操作により、図3の処理動作が開始される。
まず、ステップS301では、移動体105は、ユーザCより、ムーブバック開始の操作を受け、図2に示すような、コンテンツ情報を管理する記憶情報テーブルを参照し、ユーザCが指定するコンテンツに関する情報を取得する。この記憶情報テーブルは当該コンテンツが記録された、持ち出されたリムーバブルな記録媒体103に記録されている。
まず、ステップS301では、移動体105は、ユーザCより、ムーブバック開始の操作を受け、図2に示すような、コンテンツ情報を管理する記憶情報テーブルを参照し、ユーザCが指定するコンテンツに関する情報を取得する。この記憶情報テーブルは当該コンテンツが記録された、持ち出されたリムーバブルな記録媒体103に記録されている。
次にステップS302では、読み出したコンテンツ情報から、コピーコントロール情報203(図2参照)を取得し、ユーザ指定のコンテンツのコピーコントロール情報がコピー不可であるか否かを判定する。該当する場合は、ステップS303に進み、該当しない場合は、コピー不可のコンテンツが無いと判断し、処理を止める。
ステップS303では、情報管理テーブルから、該当するコンテンツの電子メールアドレス情報を取得し、ステップS304に進む。該当する電子メールアドレスが情報管理テーブルに無い場合には、処理を止める。
ステップS304では、該当する電子メールアドレスを取得し、かつ、リムーバブルな記録媒体103に記録されている当該コンテンツを暗号化することで利用不可とし、ステップ305に進む。
そして、ステップS305では、電子メールにコンテンツライセンス情報として、コンテンツID、記録媒体IDを送信して、処理を終了する。
これによって媒体を直接移動させることなく、また通信によってデータの大きなコンテンツそのものを移動させることなくコンテンツライセンス情報のみをムーブさせることが可能となる。
なお、移動先記録媒体IDは記録媒体103に記録されているIDであり、本発明の図面には記載していない。
また、電子メールにて送信する各種情報は、通信中の情報漏えい防止などを目的にDES( Data Encryption Standard )やAES( Advanced Encryption Standard )等により暗号化しても良い。さらに、別電子メールにて前記暗号解読で用いる暗号鍵情報を送信しても良い。
図4は、上述した図1の実施例におけるシステム構成図である。
図1と同様の構成部品については同一符号を付し、説明を省略する。
図1と同様の構成部品については同一符号を付し、説明を省略する。
401は無線又は有線で車載手段との通信を可能とする通信装置、402は映像等のコンテンツを記録する記録手段、403は映像等のコンテンツを記録手段402から記憶媒体103へ入出力するためのコンテンツ入出力手段、404はムーブで出入力したコンテンツの利用可否を設定し管理するコンテンツ管理手段、405は情報端末装置を構成する各手段を制御する制御手段である。
図1の情報端末装置101は、図4の通信手段401、記録手段402、入出力手段403、コンテンツ管理手段404、及び、制御手段405で構成される。
コンテンツ管理手段404は、記録媒体103若しくは記録媒体102に記録されたコンテンツ情報を管理するための記憶情報テーブル(図2参照)に基づいてコンテンツ情報を管理し、必要に応じて記憶情報テーブルのコンテンツ情報を更新する。
また、406は無線又は有線で情報端末装置との通信を可能とする通信手段、407は映像等のコンテンツを記録する記録手段、408は映像等のコンテンツを記録手段407から記録媒体103へ入出力するためのコンテンツ入出力手段、409はムーブで出入力したコンテンツの利用可否を設定し管理するコンテンツ管理手段、410は車内センサなどから車両の現在情報を取得する車両情報取得手段、411は車両情報取得手段410で取得保持された自車位置情報、412は車両情報取得手段410で取得保持された車両状況、413は車載装置105を構成する各手段を制御する制御手段である。
図1の車載装置105は、図4の通信手段406、記録手段407、コンテンツ入出力手段408、コンテンツ管理手段409、車両情報取得手段410、制御手段413で構成される。また、車両情報取得手段410は、自車位置情報411と車両状況412とに自動車位置情報と車両状況を記録し、随時更新している。
コンテンツ管理手段409は、記録媒体103若しくは車載装置105のHDDに記録されたコンテンツ情報を管理するための記憶情報テーブル(図2参照)に基づいてコンテンツ情報を管理し、必要に応じて記憶情報テーブルのコンテンツ情報を更新する。
図4において、通信手段401及び406は、図1に示す通信手段107と同様のものであり、また、LAN( Local Area Network )等の有線ネットワークへの接続も可能である。記録手段402及び407は、HDDなどの大容量記録媒体、メモリなどの半導体メモリによる記録媒体である。コンテンツ入出力手段403及び408は、記録媒体103若しくは記録媒体103等の記録媒体を装着して読み書き可能なドライブである。また、コンテンツ入出力手段403及び408は、Bluetooth等のような無線若しくはUSB( Universal Serial Bus )やIEEE1394等による有線によって記録媒体のデータを送受する装置でも良い。
コンテンツ管理手段404及び409は、メモリ上に記憶されたプログラムであり、装置内コンテンツのID等をリスト化し図2に示すテーブルとして管理し、コンテンツをムーブした場合、該コンテンツを利用不可とし、再ムーブした場合は該コンテンツを利用可能とする。この時、ユーザから不正利用されないよう利用不可状態のコンテンツは暗号化するなどの著作権管理上の防衛措置も行う。
制御手段405及び413は、CPU( Central Processing Unit )等の演算装置で、メモリなどの記憶装置を内蔵し、記憶装置の一部またはいずれかに制御処理を実行するプログラムを保持している。
制御手段405は、記録手段402に記録されたコンテンツを、コンテンツ入出力手段403を介して記録媒体103にムーブする。その際、記録媒体103の容量がコンテンツの容量よりも少ない場合には、自動的にコンテンツを圧縮してムーブする。例えば、地上波デジタル放送のMPEG2−TS( Transport Stream )コンテンツの容量を削減するためにH.264( MPEG-4 Part10 Advanced Video Coding / ITU-T Rec.H.264 )などの高圧縮方式で再圧縮する。
同様に、制御手段413もまた、記録手段407に記録されたコンテンツを、コンテンツ入出力手段408を介して記録媒体103にムーブする際に、記録媒体103の容量がコンテンツの容量よりも少ない場合には、自動的にコンテンツを圧縮してムーブする。なお、車載装置105における制御手段413についての動作は、当該コンテンツを、移動元の情報端末装置101からムーブして持ち出した記録媒体103から、車載装置105に内蔵の記録手段(図1の実施例における車載装置105内蔵のHDD参照)407に、更にムーブして記録された場合である。
車両情報取得手段410は、図示しないCAN( Controller Area Network )、LIN( Local Interconnect Network )などのボディ系やパワートレイン系ネットワークを介して移動体104に設定されたセンサから、車両状況の情報を取得する。そして、車両情報取得手段410は、車両状況の情報を受け、車両情報取得手段410若しくは制御手段413内に予め保持している閾値などの設定情報を参照して、車両状況の判定を行い、車両状況412内の車両状況の情報を随時更新する。
例えば、車両情報取得手段410は、移動体104のエンジンと連動して電力が供給されるACC(アクセサリキー)のON/OFFの情報によって、移動体104が走行可能状態であるか否かを判別することができる。また例えば、車両情報取得手段410は、ワイパーが一定時間動作している情報を取得することによって、移動体104周囲の天候状況が雨天であると判別する。また車両情報取得手段410は、車速パルスの情報によって、移動体104の停止や高速走行等を判別する。
また車両情報取得手段410は、移動体104に搭載された位置情報検出センサ(例えば、GPS( Global Positioning System ))から、移動体104の位置情報を取得し、自車位置情報411内の自車位置情報を随時更新する。
図5及び図6は、図4の実施例における車載装置105のACC−ON/OFF機能に連動させて、本発明のムーブ及びムーブバック機能を実行する場合の一実施例の動作説明図である。図5は、車載装置105のACC−ONによって、移動体104が情報端末装置101にコンテンツライセンス情報を請求(要求)して獲得(取得)する手順を示すフローチャートである。また図6は、車載装置105のACC−OFFによって、移動体104が情報端末装置101にコンテンツライセンス情報を返却する手順を示すフローチャートである。
図5若しくは図6は、それぞれ、情報端末装置101、車載装置105の装置間の処理を示しており、同図を用いて車両情報取得手段410からのACC−ON/OFF情報取得時のコンテンツムーブ処理手順を説明する。
図5において、まずステップS500では、ユーザの操作により、ACC−ONとし、車載装置105を起動する。
そしてステップS501では、制御手段413は、車両情報取得手段410より車両状況412がACC−ONとなったことを認識し、コンテンツ管理手段409にONの認識に対応する指示を出す。コンテンツ管理手段409は、制御手段413からの指示に応答して、記録手段407に保持された利用不可状態のコンテンツ情報を読み出す。また、コンテンツ入出力手段408に記録媒体103が存在する場合には、利用不可状態のコンテンツと、そのコンテンツ情報を読み出し、各利用不可コンテンツの移動元電子メールアドレスを取得し、ステップS502に進む。記録媒体103が存在しない場合、及び、記録媒体103内に利用不可状態のコンテンツが無い場合には、処理を停止する。
ステップS502では、制御手段を413は、通信手段406により、コンテンツの移動元(即ち、電子メールアドレス宛)の情報端末装置101に、コンテンツライセンス情報108の要求(請求)を送信する。
ステップS503では、通信先の情報端末装置101は、通信手段406から送信された要求を通信手段401が受信し、受信した当該コンテンツのライセンス要求を制御手段405に出力する。制御手段405は、当該コンテンツが記録手段402若しくは記録媒体103に存在することを確認し、コンテンツ管理手段404に指示し、当該コンテンツを利用不可化する。
次に、ステップS504では、制御手段405は、当該コンテンツのコンテンツライセンス情報108を車載装置105に送信する。
そしてステップS504では、制御手段405は、コンテンツ管理手段404に、当該コンテンツが利用不可状態であることを記録し、当該コンテンツのコンテンツライセンス情報108を要求された車載装置105に、通信手段401を介して送信する。
ステップS505では、車載装置105の制御手段413は、コンテンツライセンス情報108を、通信手段406を介して獲得し、当該コンテンツを利用可能化すると共に、コンテンツ管理手段409に当該コンテンツが利用可能状態であることを記録し、処理を終了する。
次に図6において、まずステップS600では、ユーザの操作により、ACC−OFFとし、車載装置105を起動する。
ステップS601では、制御手段413は、車両情報取得手段410より車両状況412がACC−OFFとなったことを認識し、コンテンツ管理手段409にOFFの認識に対応する指示を出す。コンテンツ管理手段409は、制御手段413からの指示に応答して、記録手段407に保持された記憶情報テーブル200のコピー不可コンテンツ情報でかつ利用可能状態のコンテンツ情報を読み出す。更にまた、コンテンツ入出力手段408に記録媒体103が存在する場合には、コピー不可コンテンツ情報でかつ利用可能状態のコンテンツと、そのコンテンツ情報を読み出し、各利用可能コンテンツの移動元電子メールアドレスを取得し、ステップS602に進む。記録媒体103が存在しない場合、及び、記録媒体103内にコピー不可コンテンツでかつ利用可能状態のコンテンツが無い場合には、処理を停止する。
ステップS602では、制御手段413は、コンテンツ管理手段409に指示を出す。コンテンツ管理手段409は、当該コンテンツの記録された記録媒体中の記憶情報テーブルを更新することによって、電子メールアドレスが付属し移動元記録媒体が存在する当該コピー不可コンテンツを利用不可とする。
ステップS603では、制御手段413は、通信先媒体に当該コンテンツのコンテンツライセンス情報を、通信手段406を介して電子メールにて情報端末装置101に送信する。
ステップS604では、情報端末装置101は、車載装置105から送信されたコンテンツライセンス情報を、通信装置401を介して受信し、通信装置401から制御手段405に出力する。制御手段405は、受信したコンテンツライセンス情報(ライセンスの返却)を受けて、当該コンテンツを利用可能化とすることを、コンテンツ管理手段404に指示する。コンテンツ管理手段404は、当該コンテンツが利用可能状態となるように当該コンテンツが記録されている記録媒体の記憶情報テーブルを更新する。
以上の処理手順にてACC−ON/OFFに連動して自動的にコンテンツライセンス情報の送受がなされる。
上述の図5及び図6の実施例では、コンテンツのライセンス送受がなされる条件として車載情報取得手段410で取得した車両状況412がACC−ON/OFFとしている。しかし、上記条件に加えて自車位置情報411が予め登録してあった地点に自車両が位置すると判定したことを条件としても良い。
これはACC−ON/OFFという条件だけでは当該コンテンツのコンテンツライセンス情報108の送受が頻繁に発生する可能性があるためであり、情報端末装置101と車載装置間105でコンテンツを出入することを考慮すると、例えばコンビニエンスストアでの買い物の際に発生するACC−ON/OFFでコンテンツのライセンス情報108を送受する必要性は低く、例えば、情報端末装置101を設置した自宅の駐車場において移動体104をACC−ON/OFFされるのであればドライバによって記録媒体が脱着されコンテンツ移動を伴う利用可能性が比較的高くなるためである。
また、上述の実施例では、コンテンツに情報端末装置としてHDDレコーダなどの固定式装置を想定している。しかし、持ち運び可能な携帯電話やポータブルプレーヤであっても良い。この場合、記録媒体はメモリカードであり、ラジオやTV放送を記録したコンテンツが考えられる。また携帯電話であればGPS等の数メートル単位の位置判別や、非接触ICカードリーダによる数センチ単位の位置判別も可能となり、予め設定した位置への移動を検知したことを契機としてコンテンツをムーブしても良い。
また上述の図5、図6等の実施例では、コンテンツに付随した電子メールアドレスにて元コンテンツを有する情報端末装置を特定しコンテンツライセンスを送受している。しかし、電子メールでは、一般的に送信元の電子メールアドレスが送信先に通知されるため、元コンテンツを有する情報端末装置から車載装置へ電子メールを用いたコンテンツライセンス情報の送受が可能である。
また上述の実施例では、コンテンツに付随した電子メールアドレスにて元コンテンツを有する情報端末装置を特定し、コンテンツライセンス情報を送受している。しかし、通信方法としては上記電子メールで用いたSMTP( Simple Mail Transfer Protocol )だけでなくSMS( Short Message Service )やFTP( File Transfer Protocol )、また、独自の通信プロトコルを用いた通信でも良い。
上記した実施例で述べた利用不可状態とは、ユーザが利用時にコンテンツを選択できない状態、またはコンテンツが存在することを認識できない状態であり、特に記録媒体から直接データ読取等の行為によるコピーを防ぐためにコンテンツを暗号化しても良い。
なお、上述の図5及び図6の実施例では、電子メールの授受に、TCP/IP( Transmission Control Protocol / Internet Protocol )のような、通信プロトコルを採用しているため、互いの送信が、相手先に届いているかどうかが確認できている。しかし、更に、送受信の信頼性を向上させるため、コンテンツライセンス情報を送信した側(送信側)が、受信するべき側(受信側)からの応答を確認するようにして、所定時間内に応答が無ければ、ライセンスの移動をキャンセルするようにしても良い。更にまた、受信側があらためて別の電子メールを返すようにプログラムし、所定時間以内に送信側が受信確認することで、相互のライセンスの移動が完了するようにしても良い。
なお、本利用不可状態に関する上記の記述は以下の実施例についても同様とする。
上述の図1〜図6の実施例によれば、1度コンテンツをムーブした記録媒体を移動させることなく、通信によってムーブバックさせることが可能となり、ムーブ若しくはムーブバックに際してユーザ利便性を向上させることができる。特に車両のACCと連動してムーブを実施することによりユーザの車両乗降時にムーブ操作を忘れることなく実施することが可能となる。
図7〜図9によって、本発明の第2の実施例を説明する。図7は本発明の一実施例の情報端末装置の概念図、図8及び図9は情報端末装置の動作処理の一例である。
本発明の第2の実施例は、情報端末装置の電源ON/OFFを契機に記録されたコピー不可コンテンツのコンテンツライセンス情報を、移動可能な記録媒体にムーブする。そして、移動元(情報端末装置)の記録手段に保存されている当該コンテンツを利用不可とする。これによって、著作権の保護を確保し、コンテンツ持ち出し時の利便性を向上する。
図7において、701は地上波テレビ放送を録画可能な情報端末装置、702は情報端末装置701の電源状況を管理する電源管理手段、703は情報端末装置701を構成する各手段を制御する制御手段である。また、図4と同様の構成部品については同一符号を付す。
情報端末装置701は、内部に、例えば、HDD等の大容量記録媒体を持ち、コピー不可等のコンテンツプロテクション仕様に準拠し、CPRM等のコンテンツ保護技術に対応していることが望ましい。即ち、情報端末装置701は、例えば、HDDレコーダ等の記録再生装置である。
電源管理手段702は、情報端末装置701の電源状態を監視しON/OFFに伴って制御手段703に通知する。制御手段703は、CPU等の演算装置で、メモリなどの記憶装置を内蔵し、メモリの一部またはいずれかに制御処理を実行するプログラムを保持している。
制御手段703は、記録手段402に記録されたコンテンツを、コンテンツ入出力手段403を介して記録媒体103にムーブする。その際、記録媒体103の容量(若しくは、空き容量、又は記録可能容量)がコンテンツの容量よりも少ない場合には、自動的にコンテンツを圧縮してからムーブする。例えば、地上波デジタル放送のMPEG2−TS( Transport Stream )コンテンツの容量を削減するためにH.264などの高圧縮方式で再圧縮する。
図8及び図9は、図7の実施例における情報端末装置701の電源ON/OFF機能に連動させて、本発明のムーブ若しくはムーブバックの処理動作を実行する場合の一実施例の動作説明図である。
図8及び図9では、図7で示した情報端末装置701の構成要素である、電源管理手段702、制御手段703、記録手段402、コンテンツ入出力手段403、記録媒体103、及び、コンテンツ管理手段404の各手段間の処理を説明する。そうすることによって、電源ON/OFF時のコンテンツムーブ処理手順を説明している。
図8及び図9においては、主に、図7の制御手段703が、情報端末装置701の処理動作を実行する。従って、特に記述しない限り、制御手段703が処理動作を実行している。
図8によって、情報端末装置701の電源OFF時のコンテンツ処理の一実施形態を説明する。
図8において、まずステップS800では、ユーザの操作により、電源OFFとする。これによって、電源のON/OFFを定期的に監視している電源管理手段702は、電源OFFとなったことを検知して、制御手段703に電源OFFとなったことを通知する。これによって、制御手段703は、ステップS801以下の処理動作を開始する。
ステップS801では、記録手段402からコンテンツ情報を取得する。このとき、コンテンツが無い場合は処理動作を終了する。コンテンツが存在した場合には、ステップS802に進む。
ステップS802では、更にコンテンツ入出力手段403に記録媒体103が存在するか否かを判定する。記録媒体103に存在しなければ、ステップS803に進む。存在する場合には、そのコンテンツ情報を読み出し、記録手段402から読み出したコンテンツ情報と比較する。そして、記録手段402にのみ存在するコンテンツの有無を判定する。記録手段402にのみ存在するコンテンツがある場合にはステップS803に進み、存在しない場合には処理動作を終了する。
ステップS803では、当該コンテンツ情報を読み出し、コピー不可コンテンツであるか否かを判定する。そして、コピー不可コンテンツでなければ、ステップS804(コンテンツを単純コピーして処理動作終了)に進む。また、コピー不可コンテンツであれば、ステップS805に進む。
ステップS805では、コンテンツ管理手段404に指示し、コンテンツ管理手段404によって、記録手段402の当該コンテンツを利用不可状態に変更する(記録手段402内の記憶情報テーブルの情報を更新)。
そして、ステップS806では、記録媒体103に同じコンテンツが利用不可状態で保持されていないか読み出し、保持されていなければステップS804(コンテンツを単純コピーして処理動作終了)に進む。保持されていた場合はステップS807に進む。
ステップS807では、当該コンテンツのコンテンツライセンス情報を移動し、記録媒体103の当該コンテンツを利用可能化し終了する(即ち、記録媒体103内の記憶情報テーブルの情報を更新する)。
なお、ステップS804では、記録手段402に記録されている当該コンテンツを記録媒体103にコピーする。
次に図9に情報端末装置701の電源ON時のコンテンツ処理を示す。
図9において、まずステップS900では、ユーザの操作により、電源ONとする。これによって、電源のON/OFFを定期的に監視している電源管理手段702は、電源ONとなったことを検知して、制御手段703に電源ONとなったことを通知する。これによって、制御手段703は、ステップS901以下の処理動作を開始する。
図9において、まずステップS900では、ユーザの操作により、電源ONとする。これによって、電源のON/OFFを定期的に監視している電源管理手段702は、電源ONとなったことを検知して、制御手段703に電源ONとなったことを通知する。これによって、制御手段703は、ステップS901以下の処理動作を開始する。
ステップS901では、コンテンツ入出力手段403に記録媒体103が存在する場合はそのコンテンツ情報を読み出す。このとき、コンテンツが無い場合は処理動作を終了する。コンテンツが存在した場合には、ステップS902に進む。
ステップS902では、更に記録手段402からコンテンツ情報を取得し、記記録媒体103から読み出したコンテンツ情報と比較する。そして、記録媒体103にのみ存在するコンテンツの有無を判定する。記録媒体103にのみ存在するコンテンツがある場合にはステップS903に進み、存在しない場合には処理動作を終了する。
ステップS903では、当該コンテンツ情報を読み出し、コピー不可コンテンツのであるか否かを判定する。そして、コピー不可コンテンツでなければステップS904(コンテンツを単純コピーして処理動作終了)に進む。また、コピー不可コンテンツであれば、ステップS905に進む。
ステップS905では、コンテンツ管理手段404に指示し、コンテンツ管理手段404によって、記録媒体103の当該コンテンツを利用不可状態に変更する(記録媒体103内の記憶情報テーブルの情報を更新)。
そして、ステップS906では、記録手段402に同じコンテンツが利用不可状態で保持されていないか読み出し、保持されていなければステップS904(コンテンツを単純コピーして処理動作終了)に進む。保持されていた場合はステップS907に進む。
記録手段402に同コンテンツが利用不可状態で保持されていないか読み出し、保持されていなければステップS904(コンテンツを単純コピーして処理動作終了)に進む。保持されていた場合はステップS907に進む。
ステップS907では、当該コンテンツのコンテンツライセンス情報を移動し、記録手段402の当該コンテンツを利用可能化し終了する(即ち、記録手段402内の記憶情報テーブルの情報を更新する)。
なお、ステップS904では、記録媒体103に記録されている当該コンテンツを記録手段402にコピーする。
上述の図7〜図9の実施例では、情報端末装置701として地上波テレビ放送を録画可能な装置又はHDDレコーダ等としているが、放送等でコンテンツを集積可能な端末であれば良く、インターネット経由で販売される動画コンテンツの取得が可能なPC( Personal Computer )であっても良い。
上述の図7〜図9の実施例に拠れば、情報端末装置においてリムーバブルな記録媒体若しくはモバイル利用メモリ媒体へのコンテンツの出入移動を自動的に実施することが可能となり、ユーザ利用時にコンテンツ移動によって待機させる機会が減少し、利便性が向上する。
図10〜図12によって、本発明の第3の実施例を説明する。図10は本発明の一実施例の概念図、図11及び図12は車載装置の動作処理の一例である。
本発明の第3の実施例は、車載装置のACC−ON/OFFを契機に記録されたコピー不可コンテンツのコンテンツライセンス情報を移動可能な記録媒体に移動する。そして、移動元(車載装置)の記録手段に保存されている当該コンテンツを利用不可とする。これによって、著作権の保護を確保し、持ち出したコンテンツの再ムーブ(ムーブバック)時の利便性を向上する。
図10において、1001は移動体104に搭載され、記録媒体103のコンテンツを再生する機能を有する車載装置、1002は車載装置1001を構成する各手段を制御する制御手段である。また、図4と同様の構成部品については同一符号を付す。
車載装置1001は、カーナビ(カーナビゲーションシステム)またはAV( Audio Visual ;Audio Video )ユニットであり液晶ディスプレイ、スピーカ、イヤホンジャック等のコンテンツ再生手段を有する。そして更に、記録媒体103の読み取りドライブ、若しくは、読み取りドライブとの接続手段を有する。
また、車載装置1001は、内部に、例えば、HDD等の記録手段を有し、記録媒体103が保持するコンテンツをムーブ等で保持することができる。
制御手段1002は、CPU( Central Processing Unit )等の演算装置で、メモリなどの記憶装置を内蔵し、記憶装置の一部またはいずれかに制御処理を実行するプログラムを保持している。制御手段1002は、記録手段407に記録されたコンテンツを、コンテンツ入出力手段408を介して記録媒体103にムーブする。その際に、記録媒体103の容量(若しくは、空き容量、又は記録可能容量)がコンテンツの容量よりも少ない場合は自動的にコンテンツを再圧縮してからムーブする。例えば、地上波デジタル放送のMPEG2−TS( Transport Stream )コンテンツの容量を削減するためにH.264などの高圧縮方式で再圧縮する。
図11及び図12は、図10における車載装置1001のACC−ON/OFF機能に連動させて、本発明のムーブ若しくはムーブバックの処理動作を実行する場合の一実施例の動作説明図である。
図11及び図12は、図10で示した車載装置1001の構成要素である、制御手段1002、記録手段407、コンテンツ入出力手段408、記録媒体103、コンテンツ管理手段409、車両情報取得手段410、自車位置情報411、車両状況412、及び、制御手段1002の各手段間の処理を説明する。そうすることによって、車両情報取得手段410からのACC−ON/OFF情報取得時のコンテンツムーブ処理手順を説明する。
図11及び図12においては、主に、図10の制御手段1002が、車載装置1001の処理動作を実行する。従って、特に記述しない限り、制御手段1002が処理動作を実行している。
なお、図8若しくは図9と同様の処理動作に関しては同一のステップ番号を付しており、煩雑になる場合には、説明を省略する場合がある。
図11によって、車載装置1001におけるACC−OFF時のコンテンツ処理の一実施形態を説明する。
図11において、まずステップS1100では、ユーザの操作により、ACC−OFFとする。これによって、ACCのON/OFFを定期的に監視している車両情報取得手段410は、ACCの状態の変化を検知して、車両状況412のACC情報をACC−OFFに更新する。制御手段1002は、車両状況412内のACC情報を見て、ACC−OFFとなったことを認識し、図11のステップS1101以降の処理を開始する。
ステップS1101では、記録手段407から、コンテンツ情報を取得する。またこの時、コンテンツが無い場合は処理を終了する。
次に、図8で説明したステップS802からステップS807の手順を実施する。この場合、図7の構成要素を図10の構成要素に置き換えて解釈する。
以上のようにして、コピーネバーコンテンツのコンテンツ及びコンテンツライセンス情報を記録手段407から移動可能な記録媒体103に移動する。
次に、図12によって、車載装置1001におけるACC−ON時のコンテンツ処理の一実施形態を説明する。なお、図10と同様の処理動作に関しては同一のステップ番号を付す。
図12において、まずステップS1200では、ユーザの操作により、ACC−ONとする。これによって、ACCのON/OFFを定期的に監視している車両情報取得手段410は、ACCの状態の変化を検知して、車両状況412のACC情報をACC−ONに更新する。制御手段1002は、車両状況412のACC情報を見て、ACC−ONとなったことを認識し、図12のステップS1201以降の処理を開始する。
ステップS1201では、コンテンツ入出力手段408に記録媒体103が存在する場合は、そのコンテンツ情報を読み出す。またこの時、コンテンツが無い場合は処理を終了する。
次に、図9で説明したステップS902〜ステップS907の手順を実施する。この場合、図7の構成要素を図10の構成要素に置き換えて解釈する。
以上のようにして、コピーネバーコンテンツのコンテンツ及びコンテンツライセンス情報を移動可能な記録媒体103から記録手段407へ移す。
上述の図10〜図12の実施例では、コンテンツのコンテンツライセンス送受がなされる条件として、車載情報取得手段410で取得した車両状況412がACC−ONされたこと若しくはACC−OFFされたことを契機としている。しかし、上記条件に加えて、自車位置情報411が、予め登録してあった地点に自車両が位置すると判定したことを条件としても良い。
これは、ACC−ON/OFFという条件だけでは、記録手段407と記録媒体103間でコンテンツのムーブが頻繁に発生する可能性があるからである。例えば、記録媒体103を車外に持ち出す機会を考慮すると、例えば、コンビニエンスストアでの買い物の際に発生するACC−OFFでコンテンツを記録媒体103にムーブする必要性は低く、例えば、車載装置に予め登録した自宅駐車場におけるACC−ON/OFFであれば記録媒体の移動可能性が比較的高いからである。
上述の図10〜図12の実施例に拠れば、車載装置において、リムーバブルな記録媒体等、モバイル利用メモリ媒体へのコンテンツの出入移動を自動的に実施することが可能となり、ユーザ利用時にコンテンツ移動によって待機させる機会が減少し、利便性が向上する。
以上述べたように、本発明の一実施形態では、本発明では、無線通信によって外部ネットワークと接続可能な通信手段を有し、制御手段は、通信手段が受信した、少なくとも記録媒体IDとコンテンツIDから成るコンテンツライセンス情報から、コンテンツ管理手段に保持された利用不可コンテンツのコンテンツライセンス情報と一致するコンテンンツを判別し、記録手段に保持された当該コンテンツを利用可能とする。
また、本発明の一実施形態では、情報端末装置の電源を管理する電源管理手段を有し、制御手段は電源管理手段が判定する電源切断処理の開始を契機に、記録手段に保持されたコンテンツを記録媒体に移動し、その際に記録手段に当該コンテンツを利用不可コンテンツとして保持し、少なくとも当該コンテンツのIDと記録媒体のIDとをコンテンツ管理手段にてコンテンツライセンス情報として保持し、更に、電源管理手段が判定する電源入力処理の開始を契機に、記録媒体に保持されたコンテンツを記録手段に移動し、その際に記録媒体にて当該コンテンツを利用不可コンテンツとして保持し、当該コンテンツのIDと記録媒体のIDとがコンテンツ管理手段にて保持された当該コンテンツのコンテンツライセンス情報と一致する場合には、記録媒体に保持された利用不可コンテンツを利用可能とし、一致しなかった場合には当該コンテンツを記録媒体にコピーする。
また、本発明の一実施形態では、コンテンツの移動時に当該コンテンツに関する情報を記録し管理するコンテンツ管理手段と、情報端末装置の各手段を制御する制御手段と、無線通信によって外部ネットワークと接続可能な通信手段とを有し、更に制御手段は、少なくとも記録媒体IDと、コンテンツIDから成るコンテンツライセンス情報を、記録媒体に保持された当該コンテンツと対応付けられた移動元情報端末装置に通信手段を介して送信し、その際にコンテンツを利用不可コンテンツとして記録媒体に保持し、コンテンツ管理手段にて利用不可コンテンツに関するコンテンツライセンス情報を保持し、さらに、コンテンツ管理手段に保持された利用不可コンテンツのコンテンツIDと対応付けられ記録媒体に保持された移動元情報端末装置に対して、通信手段を介してコンテンツライセンス情報を請求し、移動元情報端末装置よりコンテンツライセンス情報を受信した場合は、記録手段に保持されたコンテンツを利用可能とする。
また、本発明の一実施形態では、情報端末装置の電源を管理する電源管理手段を有し、制御手段は電源管理手段が判定する電源切断処理の開始を契機に、少なくとも記録媒体IDとコンテンツIDから成るコンテンツライセンス情報を、記録媒体に保持された当該コンテンツと対応付けられた通信手段を介して送信し、その際にコンテンツを利用不可コンテンツとして記録媒体に保持し、コンテンツ管理手段にて利用不可コンテンツに関するコンテンツライセンス情報を保持し、更に、電源管理手段が判定する電源入力処理の開始を契機に、コンテンツ管理手段に保持された利用不可コンテンツのコンテンツIDと対応付けられ記録媒体に保持された移動元情報端末装置に対して、通信手段を介してコンテンツライセンス情報を請求し、移動元情報端末装置より当該コンテンツライセンス情報を受信した場合は、記録手段に保持された当該コンテンツを利用可能とする。
また、本発明の一実施形態では、コンテンツの移動時に当該コンテンツに関する情報を記録し管理するコンテンツ管理手段と、各手段を制御する制御手段と、無線通信によって外部ネットワークと接続可能な通信手段と、移動体(自車両)に関する情報として移動体の電源状況と自車位置情報を取得する車両情報取得手段とを有し、更に制御手段は、車両情報取得手段が移動体の発動機と連動して電力供給される電源線からの電力供給停止と、自車位置が予め定められた特定の地点であることを判定したことを契機に、少なくとも記録媒体IDとコンテンツIDから成るコンテンツライセンス情報を、記録媒体に保持された当該コンテンツと対応付けられた移動元情報端末装置に通信手段を介して送信し、その際に当該コンテンツを利用不可コンテンツとして記録媒体に保持し、コンテンツ管理手段にて当該利用不可コンテンツに関するコンテンツライセンス情報を保持し、更に、車両情報取得手段が電源線からの電力供給開始と自車(移動体)位置が予め定められた特定の地点であることを判定したことを契機に、コンテンツ管理手段に保持された利用不可コンテンツのコンテンツIDに対応付けられた移動元情報端末装置に対して、通信手段を介してコンテンツライセンス情報を請求し、移動元情報端末装置より当該コンテンツライセンス情報を受信した場合は、記録手段に保持された当該コンテンツを利用可能とする。
上述の図1〜図12の実施例では、デジタルデータのコンテンツを、地上波デジタル放送を受信した放送番組の映像コンテンツ(音声を含む)で説明した。しかし、本発明は、この実施例に関わるコンテンツに限らず、著作権法に関わるコンテンツすべてを含むことは言うまでもない。例えば、小説、小論文、その他の言語の著作物(絵本、図表、挿絵、イラスト、等を含む)、音楽の著作物、音楽の著作物(映像を含む)、舞踊又は無言劇の著作物、絵画、版画、彫刻その他の美術の著作物、及び、映画、写真、等の著作物のデジタルデータ、並びに、ゲームソフト、等のプログラムの著作物が該当する。
本発明は、著作物であるデジタルデータのコンテンツの特に映像情報に関わり、画質の劣化を伴うコンテンツのコピーに対して有効である。
また、上述の図1〜図12の実施例では、通信手段を備えた移動体に搭載された車載装置若しくは、その車載装置に脱着可能なリムーバブルな記録媒体と、例えば自宅等の固定の場所情報端末装置との間での、コピーネバーコンテンツの授受であった。しかし、本発明は、上述の実施例に限定されるものではない。
例えば、移動体に搭載される車載装置ではなく、車載装置の替わりに携帯可能なポータブルタイプの音声動画再生装置であっても良い。このような音声動画再生装置は、車載装置を搭載した移動体に設けられた上述の実施例中の通信手段に接続して、上述の上述の実施例と同様に用いても良い。
また、例えば、移動体である必要は無く、例えば、自宅と別荘との間でコピーネバーコンテンツの授受を行う場合にも有効である。
また例えば、保養地や観光地とタイアップして、コピーネバーコンテンツの授受が可能な通信手段を備える、若しくはコピーネバーコンテンツの授受が可能な通信手段及び音声動画再生装置を備える保養地や観光地、又は保養地や観光地の共同施設若しくは宿泊設備と、自宅の情報端末装置との間であっても適用可能である。
101:情報端末装置、 102:移動元記録媒体、 103:リムーバブルな記録媒体、 104:移動体、 105:車載装置、 106:コンテンツ、 107:通信手段、 108:コンテンツライセンス情報、 109:ネットワーク、 200:記憶情報テーブル、 201:コンテンツ名、 202:コンテンツID、 203:コピーコントロール情報、 204:電子メールアドレス、 205:移動元コンテンツ暗号鍵、 401:通信手段、 402:記録手段、 403:コンテンツ入出力手段、 404:コンテンツ管理手段、 405:制御手段、 406:通信手段、 407:記録手段、 408:コンテンツ入出力手段、 409:コンテンツ管理手段、 410:車両情報取得手段、 411:自車位置情報、 412:車両状況、 413:制御手段、 701:情報端末装置、 702:電源管理手段、 703:制御手段、 1001:車載装置、 1002:制御手段。
Claims (5)
- 脱着可能な記録媒体を介してコンテンツを移動することが可能なコンテンツ入出力手段と、上記コンテンツの移動する時に、上記コンテンツに関する情報であるコンテンツ情報を記録及び管理するコンテンツ管理手段と、上記コンテンツ情報を利用可能及び利用不可能の状態で保持することが可能な記録手段と、情報端末装置の各手段を制御し、上記記録手段に保持されたコンテンツを上記記録媒体に移動し、上記記録媒体に移動した当該コンテンツを上記記録手段にて利用不可コンテンツとして保持し、少なくとも上記当該コンテンツのIDと上記記録媒体のIDとを上記コンテンツ管理手段にコンテンツライセンス情報として保持する制御手段とを有する上記情報端末装置において、
外部ネットワークと接続可能な通信手段を有し、
上記制御手段は、上記通信手段が受信した上記コンテンツライセンス情報から、上記コンテンツ管理手段に保持された利用不可コンテンツの上記コンテンツライセンス情報と一致するコンテンツを判別し、上記記録手段に保持された利用不可コンテンツを利用可能とすることを特徴とする情報端末装置。 - 脱着可能な記録媒体を介してコンテンツを移動することが可能なコンテンツ入出力手段と、上記コンテンツの移動する時に、上記コンテンツに関する情報であるコンテンツ情報を記録及び管理するコンテンツ管理手段と、上記コンテンツ情報を利用可能及び利用不可能の状態で保持することが可能な記録手段と、情報端末装置の各手段を制御し、上記記録手段に保持されたコンテンツを上記記録媒体に移動し、上記記録媒体に移動した当該コンテンツを上記記録手段にて利用不可コンテンツとして保持し、少なくとも上記当該コンテンツのIDと上記記録媒体のIDとを上記コンテンツ管理手段にコンテンツライセンス情報として保持する制御手段とを有する上記情報端末装置において、
上記情報端末装置の電源を管理する電源管理手段を有し、
上記制御手段は、上記電源管理手段が判定する電源切断処理の開始を契機に、上記記録手段に保持されたコンテンツを上記記録媒体に移動し、上記記録手段の当該コンテンツを利用不可コンテンツとして保持し、上記コンテンツライセンス情報を上記コンテンツ管理手段に保持し、上記電源管理手段が判定する電源入力処理の開始を契機に上記記録媒体に保持された当該コンテンツを上記記録手段に移動し、上記記録媒体に当該コンテンツを利用不可コンテンツとして保持し、当該コンテンツのIDと上記コンテンツ管理手段にて保持された当該コンテンツのコンテンツライセンス情報と一致する場合は、上記記録媒体に保持された利用不可コンテンツを利用可能とし、一致しなかった場合は当該コンテンツを上記記録媒体にコピーすることを特徴とする情報端末装置。 - 脱着可能な記録媒体を介してコンテンツを移動することが可能なコンテンツ入出力手段を有する情報端末装置において、
上記コンテンツの移動時に、上記コンテンツに関する情報を記録し管理するコンテンツ管理手段と、
無線通信によって外部ネットワークと接続可能な通信手段と、
上記情報端末装置を制御し、上記記録媒体のIDと上記コンテンツIDから成るコンテンツライセンス情報を、上記記録媒体に保持された当該コンテンツと対応付けられた記通信手段を介して送信し、上記コンテンツを利用不可コンテンツとして上記記録媒体に保持し、上記コンテンツ管理手段にて当該利用不可コンテンツに関するコンテンツライセンス情報を保持し、当該コンテンツ管理手段に保持された利用不可コンテンツのコンテンツIDと対応付けられ上記記録媒体に保持された移動元情報端末装置に対して、上記通信手段を介してコンテンツライセンス情報を請求し、上記移動元情報端末装置より当該コンテンツライセンス情報を受信した場合は、上記記録手段に保持された当該コンテンツを利用可能とする制御手段とを有することを特徴とする情報端末装置。 - 請求項3記載の情報端末装置において、更に、
上記情報端末装置の電源を管理する電源管理手段を有し、
上記制御手段は、上記情報端末装置を制御し、上記電源管理手段が判定する電源切断処理の開始を契機に、上記コンテンツライセンス情報を、上記記録媒体に保持された当該コンテンツと対応付けられた記通信手段を介して送信し、上記コンテンツを利用不可コンテンツとして上記記録媒体に保持し、上記コンテンツ管理手段にて当該利用不可コンテンツに関するコンテンツライセンス情報を保持し、上記電源管理手段が判定する電源入力処理の開始を契機に、上記コンテンツ管理手段に保持された利用不可コンテンツのコンテンツIDと対応付けられ上記記録媒体に保持された移動元情報端末装置に対して、上記通信手段を介してコンテンツライセンス情報を請求し、上記移動元情報端末装置より請求したコンテンツライセンス情報を受信した場合は、上記記録手段に保持された当該コンテンツを利用可能とすることを特徴とする情報端末装置。 - 脱着可能な記録媒体を介してコンテンツを移動することが可能なコンテンツ入出力手段を有する車載装置において、
上記コンテンツの移動時に、上記コンテンツに関する情報を記録し管理するコンテンツ管理手段と、
無線通信によって外部ネットワークと接続可能な通信手段と、
移動体の電源状況と自車位置情報を取得する車両情報取得手段と、
上記車載装置を制御し、上記車両情報取得手段が上記移動体の発動機と連動して電力供給される電源線からの電力供給停止と、上記自車位置情報に基づいて上記移動体が予め定められた特定の地点にあることの判定とを契機に、上記記録媒体のIDと上記コンテンツIDから成るコンテンツライセンス情報を、上記記録媒体に保持された当該コンテンツと対応付けられた移動元情報端末装置に上記通信手段を介して送信し、上記コンテンツを利用不可コンテンツとして上記記録媒体に保持し、上記コンテンツ管理手段にて当該利用不可コンテンツに関するコンテンツライセンス情報を保持し、上記車両情報取得手段が上記電源線からの電力供給開始と上記移動体が上記特定の地点にあることを判定したことを契機に、上記コンテンツ管理手段に保持された利用不可コンテンツのコンテンツIDに対応付けられた移動元情報端末装置に対して、上記通信手段を介してコンテンツライセンス情報を請求し、上記移動元情報端末装置より請求したコンテンツライセンス情報を受信した場合は、上記記録手段に保持された当該コンテンツを利用可能とすることを特徴とする車載装置。
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2007
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KR20140093805A (ko) * | 2013-01-17 | 2014-07-29 | 한국전자통신연구원 | 자동차 계기판 장치 및 자동차 계기판 제어 방법 |
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