JP2009015377A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体が自発的に盗難モードに移行可能な認証機能を実現して、盗難防止に係るユーザの操作負担を軽減しユーザビリティを向上させた情報処理装置を提供する。
【解決手段】エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116は、ラッチ解除ボタンの操作に伴う連動スイッチ123の操作信号によりユーザの正当性を確認しユーザ認証を行う。このユーザ認証でユーザの正当性が確認できないとき、無線通信デバイス120を起動して、コンピュータ10の位置情報(GPS情報)を正当なユーザに通知する。
【選択図】図4

Description

本発明は、携行が可能な情報処理装置に関する。
近年、ラップトップタイプまたはノートブックタイプの種々の携帯型パーソナルコンピュータが開発されている。この種のコンピュータは、そのコンピュータの不正使用を防止するために、ユーザ認証機能を有している。
ユーザ認証機能としては、BIOS(Basic Input Output System)パスワード機能が知られている。このBIOSパスワード機能は、コンピュータの電源投入時にユーザの正当性を確認するための認証処理を実行する機能である。コンピュータに予め登録されたBIOSパスワードとユーザによってタイプ入力されたパスワードとが一致しない限り、システムのブートアップ処理等を含む一切の操作が禁止される。よって、BIOSパスワード機能を設定しておくことにより、たとえコンピュータが盗難されても、そのコンピュータの不正使用を回避することができる。コンピュータにBIOSパスワード機能を設定した場合、コンピュータを起動しようとする度にパスワード入力が要求され、その都度、比較的面倒なパスワード入力操作が伴う。
また、上記盗難防止に関連する技術として、携帯型の無線端末において、ユーザからのメール着信または呼び出しにより置き忘れ機能を起動させ、位置データを予め登録されているアドレスへ報知することで、紛失した場合の発見を容易にしたシステム技術が存在した(特許文献1参照)。
しかしながら、この種、置き忘れ機能の起動は、ユーザ側から意識的に呼び出し操作を行うことが前提であり、ユーザ側から呼び出し操作を行わない限り位置データの取得はできないシステム機能であった。
特開2003−284154号公報
上述したように、従来の盗難防止機能に於いては、ユーザが意識的に所定の操作を行わない限り防止機能が働かず、従ってユーザ側から意識的に所定の操作を行う必要があり、これがユーザビリティの低下要因となっていた。
本発明は上述の事情を考慮してなされたもので、ユーザビリティの低下を招くことなく、盗難並びに不正使用を防止することが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、本体の電源を投入制御する電源投入操作手段と、前記電源投入操作手段の操作に伴う電源投入動作開始前においてユーザの正当性を確認する確認手段と、前記確認手段がユーザの正当性を確認しない状態で前記電源投入操作手段が操作されたことを認識する認識手段と、前記認識手段が前記認識をしたとき外部に通知を行う通知手段とを具備した情報処理装置を特徴とする。
本発明によれば、ユーザビリティの低下を招くことなく、盗難並びに不正使用を防止することが可能となる。
本発明は、装置本体が自発的に盗難モードに移行可能な認証機能を実現して、盗難防止に係るユーザの操作負担を軽減しユーザビリティを向上させたことを特徴とする。
本発明は、ユーザがパーソナルコンピュータ等の情報処理機器を使用する場合、通常の使用時に操作する、電源投入操作に伴う電源投入動作に至るまでの一連の操作の中で、一部の特徴的な操作若しくは行為によりユーザ認証を行う。さらに、このユーザ認証で正当性が確認されない場合、機器が自ら盗難モードに移行して、操作者に気付かれることなく、外部(例えば正当なユーザ)に通知を行う。
例えば、キーボードを配置したベースユニット(本体筐体)に、表示ユニット(表示部筐体)を回動自在に設けた可搬型のパーソナルコンピュータにおいて、使用時に表示ユニットを開き、キーボードを操作可能な状態にして、パワーボタンを操作する迄の一連の操作の中で、表示ユニットを開くときに操作するラッチの解除操作でユーザ認証を行う。具体例を数例挙げると、ラッチ解除ボタンを数回スライド操作して表示ユニットを開く操作によりユーザ認証を行う。若しくはラッチ解除ボタンをプッシュスイッチの操作桿に連動させて、ラッチ解除ボタンを押下操作した後、スライド操作することによりユーザ認証を行う。若しくはラッチ解除ボタンの近傍に操作スイッチを設けて、ラッチ解除ボタンのスライド操作時おけるスイッチ操作でユーザ認証を行う。ラッチ解除操作以外のユーザ認証手段として、例えば近距離無線機を携行したユーザを機器に搭載した無線機が認識してユーザ認証を行うことも可能である。または、キーボードの特定キーが押下された状態でパワーボタンが操作されたことを条件にユーザ認証を行うことも可能である。その他、例えば表示ユニットの解放操作時における、回動角、回動反復操作等によってユーザ認証を行うことも可能である。
このユーザ認証で正当なユーザを認識できたときは、通常の使用形態によるノーマルモードに移行し、正当なユーザを認識できない場合は、盗難モードに移行する。
ユーザ認証で正当なユーザを認識できず、盗難モードに移行した場合は、例えば・3G無線によりユーザに通知を行う、・機器の位置情報を無線によりユーザに通知する、・パワーボタンの操作を無効にする、・パワーボタンの操作を有効にしてBIOSパスワード機能に移行し、BIOSパスワード機能と指紋照合により正当なユーザを再度確認する等、種々の対応が可能である。
また、ベースユニット筐体にハードディスクドライブの装着機構を具備するパーソナルコンピュータにおいて、上記盗難モード下で、上記装着機構のカバーの取り外し(カバーを止めるネジの取り外し)、あるいは他の止めネジの取り外しが行われたとき、機器の位置情報を無線により正当なユーザに通知することも可能である。さらに上記装着機構からハードディスクドライブが取り外される以前に、ハードディスクドライブのデータを無効化することも可能である。
このように、通常の使用時に操作する、電源投入操作に至る一連の操作の中で、一部の特徴的な操作若しくは行為によりユーザ認証を行い、このユーザ認証で正当性が確認されない場合に、機器が自ら盗難モードに移行する機能を備えることにより、盗難防止に係るユーザの操作負担を軽減できユーザビリティを向上させることができる。
以下図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
まず、図1乃至図4を参照して、本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成について説明する。図1乃至図3は情報処理装置の外観構造を示し、図4は情報処理装置の内部構成要素を示す。この本発明の実施形態に係る情報処理装置は、バッテリ駆動可能な携帯型のノートブック型パーソナルコンピュータ10として実現されている。このコンピュータ10は、本体に対して動作電源を独立させた無線通信デバイス(3Gモジュール)を有し(図4に示す符号120参照)、コンピュータ10を電源オフ状態に維持したまま、電子メール等のデータ受信を可能にしている。さらに受信データを保存するとともにデータが受信されたことをユーザに通知する機能を有している。以下、この機能をNotification機能と称する。この実施形態では、機器の無線機能をすべて停止する操作スイッチを有し、このスイッチにより上記無線通信デバイスの動作電源がオフ状態にあるときであっても、上記した盗難モードへの移行時に、動作電源をオン状態にして、本コンピュータの所有者である正当なユーザに、盗難モードに移行した旨を通知する機能を実現している。
図1は、ディスプレイユニットを開いた状態におけるコンピュータ10を正面側から見た斜視図である。
本コンピュータ10の本体は、ベースユニット11と、ディスプレイユニット12とから構成される。ディスプレイユニット12には、LCD(Liquid Crystal Display)20から構成される表示装置が組み込まれており、そのLCD20の表示画面はディスプレイユニット12のほぼ中央に位置されている。
ディスプレイユニット12は、ヒンジ部(H)を介してベースユニット11に支持され、そのベースユニット11に対してベースユニット11の上面が露出される開放位置とベースユニット11の上面を覆う閉塞位置との間を回動自在に取り付けられている。ディスプレイユニット12は、ラッチ機構により、ベースユニット11に、閉じられた状態でロックされる。このラッチ機構は、ディスプレイユニット12に設けられたラッチ爪La、およびラッチ解除ボタンLbと、ベースユニット11に設けられた係止溝Lcとにより構成される。ディスプレイユニット12が閉じられた状態にあるとき、ラッチ解除ボタンLbをスライド操作してラッチ爪Laを係止溝Lcから解放することにより、ラッチが解除され、ディスプレイユニット12をベースユニット11から開くことができる。このラッチ解除ボタンLbの操作時においてユーザの正当性を確認することができる。具体例を挙げると、上記ラッチ解除ボタンLbを、押下操作することにより、スイッチオン状態となる連動スイッチ(図4に示す符号123参照)をディスプレイユニット12に内蔵し、この連動スイッチ(123)の操作信号をユーザの正当性を確認する確認信号(ユーザ認証信号)として用いることが可能である。このラッチ解除操作に伴う連動スイッチ(123)の操作信号によりユーザの正当性を確認する(ユーザ認証を行う)ことにより、パワーボタン14の電源オン操作に伴う電源投入動作に至る一連の操作の流れの中でのユーザ認証が可能となる。なお、このラッチ解除操作によるユーザ認証には、上記した連動スイッチの操作以外に、上述したような種々のスイッチ操作手段が適用可能である。
ベースユニット11は薄い箱形の筐体を有しており、その上面にはキーボード13、本コンピュータ10の本体を電源オン/オフするためのパワーボタン14およびタッチパッド15が配置されている。さらに、コンピュータ本体11の上面には、ユーザの指紋を検知するための指紋センサ16が配置されている。このコンピュータ本体11の上面に設けられた、例えばキーボード13の特定のキーを、上記したユーザ認証のためのスイッチ操作手段に代えて適用することも可能である。
図2は、ディスプレイユニット12を閉じた状態におけるコンピュータ10の外観を示す斜視図である。ディスプレイユニット12の背面には、サブディスプレイ21が配置されている。サブディスプレイ21は、Notification機能に関する各種ステータス情報の表示に使用される表示装置であり、例えば、電界強度、データ受信状態等を表示する。
また、ベースユニット11の後部には、複数の操作スイッチ22が設けられている。この複数の操作スイッチ22には、サブディスプレイ21の表示内容を制御するために使用される、例えばスクロール操作スイッチが含まれている。さらに、装置全体の無線通信機能を無効にする無線停止ボタンが含まれている。この複数の操作スイッチ22に含まれる無線停止ボタンがオン操作されることにより、ベースユニット11に内蔵された無線通信デバイス(3Gモジュール;図4に示す符号120参照)の電源供給が遮断される。この電源供給が遮断されている状態下において、本実施形態では、上記盗難モードに移行すると、強制的に上記無線通信デバイスへの電源供給が行われ、盗難モードに移行した旨のメッセージとして機器の位置情報が機器を所有する正当なユーザに通知される。
図3には、ベースユニット11の底面一部の構造が示されている。ベースユニット11の底面には、ハードディスクドライブ(図4に示す符号115参照)を取り外し可能に収容する収容部のカバー(HDDカバー)24が螺子25a,25bにより螺子止めされた状態で設けられている。上記ハードディスクドライブをベースユニット11の収容部から取り外す際は、螺子25a,25bの螺合を解除しカバー24をベースユニット11から取り外すことにより、ハードディスクドライブの取り外しが可能となる。このハードディスクドライブの取り外しは、事前にプログラム割込みによるハードディスク取り外しの手続を必要とする。この手続自体は既存の技術であるが、本発明の他の実施形態では、上記した盗難モード下において、螺子25a,25bの螺合解除によるハードディスクドライブの取り外し操作が行われたとき、この操作を検知して、本コンピュータの所有者である正当なユーザに、盗難モードに移行した旨を通知する機能を実現している。
図4には、本コンピュータ10のシステム構成の一例が示されている。
本コンピュータ10は、第1および第2の2つのシステムと、無線通信デバイス120を備えている。
第1システムはオペレーティングシステムの制御の下に動作するように構成されたメインシステムであり、ベースユニット11内に設けられている。このメインシステム31は、本コンピュータ10の本体が電源オンされた時に動作する。このメインシステム31は、CPU111、ノースブリッジ112、主メモリ113、サウスブリッジ114、ハードディスクドライブ(HDD)115、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116、および電源回路117等を備えている。
CPU111は、本コンピュータ10の動作を制御するメインプロセッサである。このCPU111は、ハードディスクドライブ(HDD)115から主メモリ113にロードされる、オペレーティングシステムおよび各種アプリケーションプログラム/ユーティリティプログラムを実行する。アプリケーションプログラムとしては、電子メールの送信および受信を実行するためのメールソフトウェア(メーラー)などがある。CPU111はメーラーを実行することにより、メールサーバのような外部装置に電子メールを送信する処理および外部装置から電子メールを受信する処理を実行する。メーラーは、ハードディスクドライブ(HDD)115上の所定の記憶領域を受信トレイ領域として管理し、受信された電子メール群をその受信トレイ領域に格納する。
ノースブリッジ112は、CPU111のローカルバスとサウスブリッジ114との間を接続するブリッジデバイスである。また、ノースブリッジ112には、本コンピュータ10のメインディスプレイとして機能するLCD20を制御する表示コントローラ、および主メモリ113を制御するメモリコントローラも内蔵されている。
サウスブリッジ114は各種I/Oデバイスを制御するためのI/Oコントローラとして機能する。このサウスブリッジ114には、ハードディスクドライブ(HDD)115を制御するIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラおよびUSB(Universal Serial Bus)デバイスを制御するUSBホストコントローラも内蔵されている。サウスブリッジ114は、USBのようなシリアルバス、およびインタフェーススイッチ回路121を介して無線通信デバイス120に接続されている。さらに、サウスブリッジ114には、上記図1に示した指紋センサ(FPS)16が接続されるとともに、上述の第2のシステムとして機能するNotification制御システム32がUSBのようなシリアルバスを介して接続されている。
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116は、電源管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)13およびタッチパッド15などを制御するキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータであり、システム電源のオン/オフ状態に拘わらず常時所定の入出力処理を行う。エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116は、電源回路117と協同して、ユーザによるパワーボタン14の操作に応じ本コンピュータ10を電源オン/電源オフする。また、操作スイッチ22に含まれる無線停止ボタンがオン状態に設定されているときは、電源回路117からインタフェーススイッチ回路121を介して無線通信デバイス120に供給される動作用電源の電源供給路を常時遮断する。
このエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116には、上記したキーボード13、パワーボタン14、およびタッチパッド15の他に、電源投入操作前においてユーザの正当性を確認する確認手段を実現する操作スイッチ123が接続されている。本発明の第1実施形態では、図1に示したラッチ解除ボタンLbにより操作される連動スイッチが上記操作スイッチ123として接続されている。
さらにエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116には、上記操作スイッチ(連動スイッチ)123の操作信号を一定時間保持するステータスレジスタ(S−Reg)が設けられている。エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116は、パワーボタン14がオン操作されたとき、上記ステータスレジスタ(S−Reg)の内容をもとに、正当なユーザであるか否かを認識し、その認識結果に従い[ノーマルモード]若しくは[盗難モード]に移行する。具体例を挙げると、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116は、上記操作スイッチ(連動スイッチ)123が操作されたとき、その操作信号(”1”)を5秒間、ステータスレジスタ(S−Reg)に保持し、パワーボタン14がオン操作されたとき、上記ステータスレジスタ(S−Reg)の内容を参照して、操作信号(”1”)が保持されているとき、正当なユーザであることを認識し[ノーマルモード]へ移行する。この[ノーマルモード]では、自発的な盗難通知の手続が回避され、通常のシステム起動処理が実行される。また、パワーボタン14がオン操作されたとき、上記ステータスレジスタ(S−reg)に上記操作信号(”1”)が保持されていないとき(すなわちステータスレジスタ(S−reg)の値が”0”であるとき)、正当なユーザでないと認識し[盗難モード]に移行する。この[盗難モード]では、盗難モード信号(CP)を発生し、当該盗難モード信号(CP)により、パワーゲート(PG)122をスイッチオン制御して、上記無線停止ボタンの設定状態に拘わらず、無線通信デバイス120に動作用電源を供給し、無線通信デバイス120を起動して、本コンピュータの所有者である正当なユーザに、盗難モードに移行した旨を通知する。ここでは、盗難モードに移行した旨のメッセージとして、本コンピュータの位置情報を、無線通信により正当なユーザに通知する。
電源回路117は、バッテリ118、またはACアダプタ119を介して供給される外部電源を用いて、本コンピュータ10の各コンポーネントに供給すべき動作電源を生成する。本コンピュータ10が電源オフ状態の時も、EC/KBC116には電源回路117から動作電源が供給される。
第2のシステムとして機能するNotification制御システム32は、上述のNotification機能を実行する。このNotification制御システム32は、メインシステム31と独立して動作するように構成されている。本コンピュータ10が電源オフ状態の時、つまりメインシステム31が電源オフ状態である時も、Notification制御システム32には電源回路117から動作電源が供給される。Notification制御システム32はNotification機能を実行するための専用のシステムであり、その消費電力は、メインシステム31の消費電力よりも大幅に少ない。
Notification制御システム32は、Notification制御IC131と、上述のサブディスプレイ21と、記憶装置132とを備えている。Notification制御IC131はNotification制御システム32の動作を制御するためのプロセッサであり、例えば1チップマイクロコンピュータなどから構成されている。Notification制御IC131は、記憶装置132または内部メモリ201内に格納されたプログラムを実行する。このプログラムは、メールサーバのような外部装置から電子メールを受信するための電子メールソフトウェア(メーラー)を含んでいる。このメーラーは電子メールの受信に必要な最小限の機能モジュールから構成されている。Notification制御IC131は、USBのようなシリアルバスを介してメインシステム31内のサウスブリッジ114に接続されている。また、Notification制御IC131は、I2Cバスのようなシリアルバスを介してメインシステム31内のEC/KBC116にも接続されている。さらに、Notification制御IC131は、USBのようなシリアルバス、およびインタフェーススイッチ回路121を介して無線通信デバイス120に接続されている。Notification制御IC131は記憶装置132または内部メモリ201内に格納されたメーラーを実行して、外部装置から電子メール等のデータを受信する通信処理を実行する。
インタフェーススイッチ回路121はメインシステム31およびNotification制御システム32を選択的に無線通信デバイス120に接続するスイッチ回路である。インタフェーススイッチ回路121は、本コンピュータ10の本体の電源オフに応答してNotification制御システム32を無線通信デバイス120に接続し、また本コンピュータ10の本体の電源オンに応答してメインシステム31を無線通信デバイス120に接続する。このインタフェーススイッチ回路121のスイッチング動作は、Notification制御IC131によって制御される。
無線通信デバイス120は、例えば、3G Wireless WANのような無線通信規格に従って基地局との無線通信を実行する。3G Wireless WANは、携帯電話網のような広域無線ネットワークである。本コンピュータ10が電源オフ状態の時、つまりメインシステム31が電源オフ状態である時も、無線通信デバイス120には、電源回路117から動作用電源が供給される。ただし、操作スイッチ22に含まれる無線停止ボタンがオン状態に設定されているときは、上記盗難モードへの移行時を除いて上記動作用電源の供給が遮断される。盗難モードへの移行時においては、盗難モード信号(CP)によりスイッチオン制御されるパワーゲート(PG)122を介してバッテリ118から動作用電源が供給され、無線停止ボタンの設定状態に拘わらず動作モードとなる。
本コンピュータ10においては、メインシステム31およびNotification制御システム32がそれぞれ無線通信デバイス120に電気的に接続されており、これらメインシステム31およびNotification制御システム32によって無線通信デバイス120が共有される。この無線通信デバイス(3Gモジュール)120には、GPS(global positioning system)モジュールが付随して設けられ、例えば地図を表示するアプリケーションに連繋して地図上に現在位置を表示可能な機能を実現可能にしている。この実施形態では、盗難モード下に於いて、無線通信デバイス(3Gモジュール)120から本コンピュータを所有する正当なユーザに対して、GPSモジュールが測位した本コンピュータの現在位置情報を盗難メッセージとして通知する。
図5は本発明の実施形態における盗難モードの判定並びに処理の手順を示すフローチャートであり、通常の使用時に操作する、パワーボタン14の操作による電源投入操作に至るまでの一連の操作の中で、一部の特徴的な操作若しくは行為によりユーザ認証を行う。このユーザ認証で正当性が確認されない場合、機器が自ら盗難モードに移行して、操作者に気付かれることなく、コンピュータ10を所有する正当なユーザに通知を行う。
ここで、上記図1乃至図5を参照して本発明の実施形態における盗難モードの判定処理について具体例を挙げて説明する。
第1実施形態;第1実施形態では、図1に示す操作スイッチ123をラッチ解除ボタンLbの操作に連動してスイッチオン制御される連動スイッチとし、ラッチ解除ボタンLbの操作に伴う連動スイッチ123の操作信号によりユーザの正当性を確認しユーザ認証を行う。このユーザ認証でユーザの正当性が確認できないとき、無線通信デバイス120を起動して、コンピュータ10の位置情報(GPS情報)を正当なユーザに通知する。
コンピュータ10を使用するユーザは、当該コンピュータ10を使用する際に、ディスプレイユニット12を開く。このとき、ラッチ機構のラッチ解除ボタンLbを操作する。このラッチ解除ボタンLbの操作時に、ラッチ解除ボタンLbを押下操作してからスライド操作したときは、コンピュータ10を使用するユーザが当該コンピュータ10を所有する正当なユーザであることを確認し、そのまま通常の使用形態(ノーマルモード)に移行する。
この場合のユーザの操作に伴う装置内部の動作は、ラッチ機構を操作してディスプレイユニット12を開くとき、ラッチ機構のラッチ解除ボタンLbを押下操作してからスライド操作することにより、ラッチ解除ボタンLbの押下操作に伴って連動スイッチ123がスイッチオンされ、この連動スイッチ123のスイッチオン信号がエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116に通知される(図5ステップS11)。
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116は、上記連動スイッチ123のスイッチオン信号(”1”)をノーマルモード/盗難モードの判定用フラグ値としてステータスレジスタ(S−Reg)に一定時間(例えば5秒間)保持する(ステップS12,S13,S15)。
上記ラッチ解除ボタンLbを押下操作した後、ディスプレイユニット12を開き、パワーボタン14を電源オン操作することによって、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116は、上記ステータスレジスタ(S−Reg)の内容(フラグ値)を参照し、ユーザ認証が為されているか否かを認識する(ステップS14,S16)。
ここで上記ステータスレジスタ(S−Reg)のフラグ値が”1”であるとき、ユーザ認証が為されたものと認識し、ノーマルモードに移行する。
一方、上記ステータスレジスタ(S−Reg)のフラグ値が”0”であるときは、ユーザ認証が為されていないと認識して盗難モードに移行し、盗難モード信号(CP)を発生して、パワーゲート(PG)122をスイッチオン制御し上記無線停止ボタンの設定状態に拘わらず無線通信デバイス120に動作用電源を供給して無線通信デバイス120を起動し、GPSで取得した本コンピュータの位置情報を、盗難モードに移行した旨のメッセージとして、本コンピュータ10の所有者である正当なユーザに通知する(ステップS17)。
このようにして、ユーザ認証で正当性が確認されない場合、コンピュータ10が自ら盗難モードに移行して、操作者(ユーザ)に気付かれることなく、コンピュータ10を所有する正当なユーザに通知を行う。
第2実施形態;第2実施形態では、正当なユーザが近距離無線通信機(無線機)を所有し、このユーザが所有する無線機と常時通信が可能な無線通信デバイスをコンピュータ10に具備して、近距離無線通信によりユーザ認証を行う。ここでは一例として、無線通信デバイス120が近距離無線通信機能を有し、ユーザが所有する近距離無線通信機との近距離無線通信を行うことによって、パワーボタン14の操作による電源投入操作に至るまでの一連の操作の中でユーザ認証を行う。
コンピュータ10を使用するユーザは、近距離無線通信器を携行し、当該コンピュータ10を使用する際に、ラッチ機構のラッチ解除ボタンLbを操作してディスプレイユニット12を開く。ユーザがパワーボタン14を操作する以前の一定時間内(例えば5秒内)に、無線通信デバイス120が、ユーザが携行する無線機との間で所定の通信プロトコルによりユーザ認証の通信を実行していた場合は、コンピュータ10を使用するユーザが当該コンピュータ10を所有する正当なユーザであることを確認し、そのまま通常の使用形態(ノーマルモード)に移行する。ユーザがパワーボタン14を操作する以前の一定時間内(5秒内)に、無線通信デバイス120が、ユーザが携行する無線機との間で所定の通信プロトコルによりユーザ認証の通信を実行していない場合は、無線通信デバイス120が、コンピュータ10の位置情報(GPS情報)を正当なユーザに通知する。
この場合のユーザの操作に伴う装置内部の動作は、ユーザがコンピュータ10を操作可能な位置に近づき、無線通信デバイス120が、ユーザが携行する無線機との間で所定の通信プロトコルにより通信を実行したとき、無線通信デバイス120からエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116に対してユーザ認証情報が通知される(ステップS11)。エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116は、このユーザ認証情報を、ノーマルモード/盗難モードの判定用フラグ値(”1”)としてステータスレジスタ(S−Reg)に一定時間(例えば5秒間)保持する(ステップS12,S13,S15)。
その後、パワーボタン14を電源オン操作することによって、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116は、上記ステータスレジスタ(S−Reg)の内容(フラグ値)を参照し、ユーザ認証が為されているか否かを認識する(ステップS14,S16)。
ここで上記ステータスレジスタ(S−Reg)のフラグ値が”1”であるとき、ユーザ認証が為されたものと認識し、ノーマルモードに移行する。
一方、上記ステータスレジスタ(S−Reg)のフラグ値が”0”であるときは、ユーザ認証が為されていないと認識して無線通信デバイス120を盗難モードに移行させる。これにより無線通信デバイス120は、GPSで取得した本コンピュータの位置情報を、盗難モードに移行した旨のメッセージとして、本コンピュータ10の所有者である正当なユーザに通知する(ステップS17)。
このようにして、ユーザ認証で正当性が確認されない場合、コンピュータ10が自ら盗難モードに移行して、操作者(ユーザ)に気付かれることなく、コンピュータ10を所有する正当なユーザに通知を行う。
第3実施形態;第3実施形態では、キーボード(KB)13の特定のキーが操作されている状態でパワーボタン14がオン操作された(例えば予め設定したファンクションキーを押しながらパワーボタン14を操作した)ことを条件に、ユーザの正当性を確認しユーザ認証を行う。このユーザ認証でユーザの正当性が確認できないとき、無線通信デバイス120を起動して、コンピュータ10の位置情報(GPS情報)を正当なユーザに通知する。
コンピュータ10を使用するユーザは、当該コンピュータ10を使用する際に、ディスプレイユニット12を開き、キーボード13上の予め定められたキー(例えば特定ファンクションキー)を操作する。上記ファンクションキーを押しながらパワーボタン14を操作した状態を認識したとき、コンピュータ10を使用するユーザが当該コンピュータ10を所有する正当なユーザであることを確認して、そのまま通常の使用形態(ノーマルモード)に移行し、上記操作の条件を満たさないとき、コンピュータ10を使用するユーザが当該コンピュータ10を所有する正当なユーザでないことを確認して、盗難モードに移行する。
この場合のユーザの操作に伴う装置内部の動作は、ディスプレイユニット12を開き、キーボード13上の予め定められたキーを操作しながらパワーボタン14を操作したとき、このキー操作がエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116により検証される(ステップS11)。ここでパワーボタン14とともに操作されたキーが予め定められたキーであるとき、ノーマルモード/盗難モードの判定用フラグ値として、”1”をステータスレジスタ(S−Reg)に一定時間(例えば5秒間)保持する(ステップS12,S13,S15)。
その後、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116は、パワーボタン14のオン操作に伴い、上記ステータスレジスタ(S−Reg)の内容(フラグ値)を参照し、ユーザ認証が為されているか否かを認識する(ステップS14,S16)。
ここで上記ステータスレジスタ(S−Reg)のフラグ値が”1”であるとき、ユーザ認証が為されたものと認識し、ノーマルモードに移行して、システム電源の投入処理動作を開始する。
一方、上記ステータスレジスタ(S−Reg)のフラグ値が”0”であるときは、ユーザ認証が為されていないと認識して無線通信デバイス120を盗難モードに移行させる。これにより無線通信デバイス120は、GPSで取得した本コンピュータの位置情報を、盗難モードに移行した旨のメッセージとして、本コンピュータ10の所有者である正当なユーザに通知する(ステップS17)。
このようにして、ユーザ認証で正当性が確認されない場合、コンピュータ10が自ら盗難モードに移行して、操作者(ユーザ)に気付かれることなく、コンピュータ10を所有する正当なユーザに通知を行う。
上記した各実施形態は、盗難モードに移行した際に、コンピュータ10の位置情報を盗難モード移行時のメッセージとして正当なユーザに通知していたが、上述したように、例えば、BIOSパスワード機能に移行して、再度、ユーザ認証を行う手段等を適用することも可能である。さらには、オペレーティングシステムの立上げ後において、正常なプログラム処理を維持できない、例えばフリーズ状態等の処理ルーチンに移行させることも可能である。
第4実施形態;第4実施形態では、電源投入以前におけるキーボード(KB)13のキー操作によりユーザの正当性を確認しユーザ認証を行う。このユーザ認証でユーザの正当性が確認できないとき、無線通信デバイス120を起動して、コンピュータ10の位置情報(GPS情報)を正当なユーザに通知する。
コンピュータ10を使用するユーザは、当該コンピュータ10を使用する際に、ディスプレイユニット12を開き、キーボード13上の予め定められたキー操作を行う。このキー操作の後、パワーボタン14を操作する。上記キー操作が行われた後、パワーボタン14が操作されたときは、コンピュータ10を使用するユーザが当該コンピュータ10を所有する正当なユーザであることを確認し、そのまま通常の使用形態(ノーマルモード)に移行し、上記キー操作が行われずにパワーボタン14が操作されたときは、コンピュータ10を使用するユーザが当該コンピュータ10を所有する正当なユーザでないことを確認し、盗難モードに移行する。
この場合のユーザの操作に伴う装置内部の動作は、ディスプレイユニット12を開き、キーボード13上の予め定められたキー操作が行われることによって、このキー操作がエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116により検証される(ステップS11)。ここで予め定められた登録されたキー入力操作であるとき、ノーマルモード/盗難モードの判定用フラグ値として、”1”をステータスレジスタ(S−Reg)に一定時間(例えば5秒間)保持する(ステップS12,S13,S15)。
その後、パワーボタン14を電源オン操作することによって、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116は、上記ステータスレジスタ(S−Reg)の内容(フラグ値)を参照し、ユーザ認証が為されているか否かを認識する(ステップS14,S16)。
ここで上記ステータスレジスタ(S−Reg)のフラグ値が”1”であるとき、ユーザ認証が為されたものと認識し、ノーマルモードに移行する。
一方、上記ステータスレジスタ(S−Reg)のフラグ値が”0”であるときは、ユーザ認証が為されていないと認識して無線通信デバイス120を盗難モードに移行させる。これにより無線通信デバイス120は、GPSで取得した本コンピュータの位置情報を、盗難モードに移行した旨のメッセージとして、本コンピュータ10の所有者である正当なユーザに通知する(ステップS17)。
このようにして、ユーザ認証で正当性が確認されない場合、コンピュータ10が自ら盗難モードに移行して、操作者(ユーザ)に気付かれることなく、コンピュータ10を所有する正当なユーザに通知を行う。
上記した各実施形態は、盗難モードに移行した際に、コンピュータ10の位置情報を盗難モード移行時のメッセージとして正当なユーザに通知していたが、上述したように、例えば、パワーボタン14の操作を無効化する手段、若しくはBIOSパスワード機能に移行して、再度、ユーザ認証を行う手段等を適用することも可能である。さらには、オペレーティングシステムの立上げ後において、正常なプログラム処理を維持できない、例えばフリーズ状態等の処理ルーチンに移行させることも可能である。
また、ユーザの認証手段においても、上記した各実施形態のユーザ認証手段以外に、例えば、複数の操作スイッチ22のいずれかのスイッチ操作によりユーザ認証を行う認証手段、若しくは指紋センサ16をエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116の管理下に置いて指紋センサ16によりユーザ認証を行う認証手段、ディスプレイユニット12の解放操作時における、回動角、回動反復操作等によってユーザ認証を行う認証手段等、種々のユーザ認証手段が適用可能であり、要は、パワーボタン14の操作に伴う電源投入動作に至るまでの一連の操作の中で、ユーザ認証を行うことができる認証手段であればよい。
第5実施形態;第5実施形態では、上記した第1乃至第4実施形態のいずれかによって、ユーザの正当性が確認されず、ユーザ認証が為されなかった場合に、例えばベースユニット11の底部に設けられたHDDカバー24が取り外し操作されたとき、無線通信デバイス120を起動して、コンピュータ10の位置情報(GPS情報)を正当なユーザに通知する。
ベースユニット11の底部には、図3に示すように、HDDカバー24が螺子12a,25bにより螺子止めされた状態で設けられている。ベースユニット11の収容部に収容されたハードディスクドライブ(HDD)115をベースユニット11の収容部から取り外す際は、螺子12a,25bの螺合を解除し、HDDカバー24をベースユニット11から取り外すことにより、ハードディスクドライブ(HDD)115の取り外しが可能となる。このハードディスクドライブ(HDD)115の取り外しは、事前にプログラム割込みによるハードディスク取り外しの手続を必要とする。この手続自体は既存の技術であるが、この実施形態では、上記した盗難モード下において、螺子12a,25bの螺合解除によるハードディスクドライブ115の取り外し操作が行われたとき、この操作を検知して、本コンピュータの所有者である正当なユーザに、盗難モードに移行した旨を通知する機能を実現している。
この第5実施形態では、例えば、上記螺子12a,25bが螺合状態にあるとき、グランド(GND)レベルの導電路が形成され、螺合が解除されたとき上記導電路がオープンとなる回路の信号を螺合解除検知信号としてエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116に入力することにより実現できる。この導電路は、例えば螺子12a,25bを導電接合部材として導電路に介挿する構成、若しくは螺子12a,25bの螺合/螺合解除によりスイッチ操作するスイッチ等により容易に実現可能である。
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116は、上記したユーザ認証によってユーザの正当性が確認されない状態にあるとき、上記導電路の信号がグランド(GND)レベルになると、盗難モード信号(CP)を発生して、パワーゲート(PG)122をスイッチオン制御し、無線停止ボタンの設定状態に拘わらず無線通信デバイス120に動作用電源を供給して無線通信デバイス120を起動し、GPSで取得した本コンピュータの位置情報を、盗難モードに移行した旨のメッセージとして、本コンピュータ10の所有者である正当なユーザに通知する。
このようにして、ユーザ認証で正当性が確認されない場合に、HDDカバー24の取り外し操作が行われたとき、コンピュータ10が自ら盗難モードに移行して、操作者(ユーザ)に気付かれることなく、コンピュータ10を所有する正当なユーザに盗難通知を行う。
上記した第5実施形態に於いて、例えば螺子12a,25bの螺合解除順序を予め定められたエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC116が管理する保持手段に登録しておき、螺子12a,25bの螺合解除順序が、予め登録された順序と異なる場合に限って上記通知を行うことも可能である。さらには、ユーザ認証が為されずにHDDカバー24の取り外し操作が行われたとき、ハードディスクドライブ(HDD)115のデータを消去若しくは無効化することも可能である。
上記した第5実施形態は、HDDカバー24の取り外し操作に限らず、ベースユニット11若しくはディスプレイユニット12の他のビス止め構造部分に適用可能である。
なお、本発明は上記した実施形態のみに留まらず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の適用が可能であり、例えば上記した実施形態を適宜組み合わせた構成であってもよい。
本発明の実施形態に係る情報処理装置の外観構成を示す斜視図。 上記実施形態に係る情報処理装置の外観構成を示す斜視図。 上記実施形態に係る情報処理装置の外観構成を示す斜視図。 上記実施形態に係る情報処理装置の内部構成を示すブロック図。 上記実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
10…コンピュータ、11…ベースユニット、12…ディスプレイユニット、13…キーボード(KB)、14…パワーボタン、15…タッチパッド、16…指紋センサ、17…、18…、19…、20…LCD、21…サブディスプレイ、22…複数の操作スイッチ、24…HDDカバー、25a,25b…螺子、31…メインシステム、32…Notification制御システム、111…CPU、112…ノースブリッジ、113…主メモリ、114…サウスブリッジ、115…ハードディスクドライブ(HDD)、116…エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)、117…電源回路、118…バッテリ118、120…無線通信デバイス(3Gモジュール)、121…インタフェーススイッチ回路、122…パワーゲート(PG)、123…操作スイッチ(連動スイッチ)、H…ヒンジ、La…ラッチ爪、Lb…ラッチ解除ボタン、Lc…係止溝、123…連動スイッチ、。

Claims (10)

  1. 本体の電源を投入制御する電源投入操作手段と、
    前記電源投入操作手段の操作に伴う電源投入動作開始前においてユーザの正当性を確認する確認手段と、
    前記確認手段がユーザの正当性を確認しない状態で前記電源投入操作手段が操作されたことを認識する認識手段と、
    前記認識手段が前記認識をしたとき外部に通知を行う通知手段と
    を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通知手段は、前記本体の位置情報を予め設定した通知先に通知する無線通信手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記確認手段は、前記本体の予め定められた機構部の操作に伴い、ユーザの正当性を確認することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記確認手段は、前記本体の近傍位置においてユーザとの間で近距離無線通信を行う近距離無線通信手段を具備し、前記近距離無線通信手段の通信によりユーザの正当性を確認することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記機構部は、ラッチ機構若しくはキー入力機構若しくは操作スイッチ機構若しくは回動機構若しくは指紋認証機構であり、前記確認手段は、前記ラッチ機構のラッチ解除操作、若しくは前記キー入力機構のキー操作、若しくは前記操作スイッチ機構のスイッチ操作、若しくは前記回動機構の回動操作、若しくは指紋認証機構の指紋照合をもとにユーザの正当性を確認することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記認識手段は、ユーザの正当性を確認しない状態で前記電源投入操作手段が操作されたことを認識したとき、前記本体の電源投入に伴うプログラム処理の実行を妨げる内部処理を行う手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  7. 前記本体の取り外し可能なハードウェア部分が取り外し操作されたことを検知する検知手段をさらに具備し、前記認識手段は、前記認識をしたとき、前記検知手段の検知信号をもとに前記通知手段を起動する手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  8. 前記本体は、螺子止めを解除することにより取り外し可能なカバーを有し、前記検知手段は前記カバーの螺子止め解除を検知することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記確認手段は、前記本体の使用時における、前記電源投入操作手段の操作に伴う電源投入に至るまでの設定時間内におけるユーザ操作の中でユーザの正当性を確認し、ユーザの正当性が確認されたときノーマルモード、ユーザの正当性が確認されないとき盗難モードを示すフラグを設定する手段を具備し、
    前記認識手段は、前記電源投入操作手段が操作されたとき、前記確認手段が設定した前記フラグの内容をもとに、前記ノーマルモード若しくは前記盗難モードを認識し、前記盗難モードを認識したとき、前記通知手段を起動することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  10. 前記フラグが盗難モードを示しているとき、前記電源投入操作手段の操作を無効にする処理手段、若しくは前記電源投入操作に伴うプログラムの起動を抑止する処理手段をさらに具備したことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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