JP2009013644A - 防御機構付き軸方向ピンタンブラー錠 - Google Patents

防御機構付き軸方向ピンタンブラー錠 Download PDF

Info

Publication number
JP2009013644A
JP2009013644A JP2007175867A JP2007175867A JP2009013644A JP 2009013644 A JP2009013644 A JP 2009013644A JP 2007175867 A JP2007175867 A JP 2007175867A JP 2007175867 A JP2007175867 A JP 2007175867A JP 2009013644 A JP2009013644 A JP 2009013644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
defense
magazine
key
tumbler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007175867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4628403B2 (ja
Inventor
Kei Sasaki
慶 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takigen Manufacturing Co Ltd filed Critical Takigen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2007175867A priority Critical patent/JP4628403B2/ja
Publication of JP2009013644A publication Critical patent/JP2009013644A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4628403B2 publication Critical patent/JP4628403B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

【課題】ピッキング操作が非常に困難であり、防御性能の高いピンタンブラー錠を提供する。
【解決手段】固定本体1の延長部1aに配置した防御マガジン23に位置決め溝16を形成し、キー18の延伸部19aに環状凹部30を形成し、延長部1aと防御マガジン23に駆動ピン孔25と防御ピン孔26を半径方向に形成し、駆動ピン孔25と防御ピン孔26には、キーコードに対応して長さを個別設定された防御ピン27と駆動ピン28を収容し、前記延伸部19aの外周面に防御ピン孔26に対面させて環状凹部30を形成し、キー18の最終差し込み位置において位置決め突起20を位置決め溝16の末端部より突出させる一方、駆動突起22を受動溝18に係合させ、環状凹部30の個別設定された深さに対応して、防御ピン27と駆動ピン28の当接点を回転マガジン23と前記延長部1aのシャーライン上に移動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、固定本体側のボトムピンとローター側のタンブラピンが軸方向に配置され、キーの筒状部外周面に操作段部が軸方向に形成された軸方向ピンタンブラー錠に関する。
固定本体。
固定本体の円筒状空洞部の底側にステーターを配置し、ステーターの中心部に軸受孔を軸方向に形成し、ステーターの前面より複数個のボトムピン孔を同一円周上に配置して軸方向に形成し、円筒状空洞部に回転可能にローターを収容したローターの後方部の施錠軸部を前記軸受孔に嵌挿し、ローターのマガジン部に複数個のタンブラーピン孔を軸方向に形成し、相連通する前記タンブラーピン孔とボトムピン孔に、キーコードに対応して長さを個別設定されたタンブラーピンとバネで前進付勢されたボトムピンを収容し、固定本体1の内向き段差部の背面にタンブラーピンの前端を当接させ、内向き段差部の内周面とローターの前端部外周面との間に環状キー孔を形成し、前記内向き段差部の内周面に前記環状キー孔に開口する位置決め溝を軸方向に形成し、ローターの前端部外周面に受動溝を軸方向に形成し、キーの筒状部の先端部外周面に、前記位置決め溝に嵌められる位置決め突起と前記タンブラーピンの前端を押す操作段部を形成し、前記筒状部の先端部内周面に前記受動溝に嵌められる駆動突起を設け、前記各操作段部に個別設定された深さに対応して、全てのタンブラーピンとボトムピンの当接点を、ステーターとマガジン部とのシャーライン上に移動させるようにした軸方向ピンタンブラー錠は既に知られている(特許文献1及び特許文献2参照)。
このような軸方向ピンタンブラー錠は、タンブラーピンの前端の約半分が環状キー孔に露出しているため、キーの筒状部を模した円筒体の外周面に、タンブラーピンの本数と同数のスライド部材を装備してあるピッキング用具が不正に作製されており、ローターに回転テンションをかけながら各スライド部材を軸方向に進退させることによって、解錠状態を作り出すことが行なわれている。
実公昭56−38123号公報 実公平7−21774号公報
本発明の課題は、ピッキング操作が非常に困難である防御機構付きピンタンブラー錠を提供する。
請求項1に係る発明の主たる特徴は、固定本体1の円筒状空洞部2の底側にステーター3を配置し、前記ステーター3の中心部に軸受孔4を軸方向に形成し、前記ステーター3の前面より複数個のボトムピン孔5を同一円周上に配置して軸方向に形成し、前記円筒状空洞部2にローター6を回転可能に収容し、前記ローター6の後方部の施錠軸部7を前記軸受孔4に嵌挿し、前記ローター6の中間部のマガジン部8に複数個のタンブラーピン孔9を軸方向に形成し、相連通する前記タンブラーピン孔9と前記ボトムピン孔5に、キーコードに対応して長さを個別設定されたタンブラーピン10とバネ12で前進付勢されたボトムピン11を収容し、前記固定本体1の内向き段差部13の背面に前記タンブラーピン10の前端を当接させ、前記内向き段差部13の内周面と前記ローター6の前端部14の外周面との間に環状キー孔15を形成し、前記内向き段差部13の内周面に前記環状キー孔15に開口する位置決め溝16を軸方向に形成し、前記ロータ6の前端部14の外周面に受動溝17を軸方向に形成し、キー18の筒状部19の先端部外周面に、前記位置決め溝16に嵌められる位置決め突起20と前記タンブラーピン14の前端を押す操作段部21を形成し、前記筒状部19の先端部内周面に前記受動溝17に嵌められる駆動突起22を設け、前記各操作段部21に個別設定された深さに対応して、全ての前記タンブラーピン10と前記ボトムピン11の当接点を前記ステーター3と前記マガジン部8とのシャーライン上に移動させるようにした軸方向ピンタンブラー錠において、
前記固定本体1に前記ローター6の前端部14の前方向に超えた延長部1aを形成し、前記キー18の筒状部19に固定本体1の前記延長部1aに対応して延伸部19aを形成し、前記延長部1aの円筒状空洞部2aに防御マガジン23を回転可能に配置し、前記防御マガジン23の中心部に円形状のキー挿通孔24を軸方向に形成し、前記タンブラーピン10の前端が当接する前記内向き段差部13を前記防御マガジン23の基端部分に形成し、前記位置決め溝16を前記防御マガジン23の内周面に形成し、前記延長部1aに複数個の駆動ピン孔25を半径方向に形成し、前記防御マガジン23に前記駆動ピン孔25に対応させて防御ピン孔26を半径方向に形成し、前記駆動ピン孔25と前記防御ピン孔26に、キーコードに対応して長さを個別設定された防御ピン27とバネ29で求心方向に付勢された駆動ピン28を収容し、キー18の前記延伸部19aの外周面に前記防御ピン孔26に対面させて環状凹部30を形成し、前記キー18の最終挿入位置において前記位置決め突起20を前記位置決め溝16の末端部より突出させる一方、前記駆動突起22を前記受動溝18に係合させ、前記環状凹部30に個別設定された深さに対応して、全ての前記防御ピン27と前記駆動ピン28の当接点を前記回転マガジン23と固定本体1の前記延長部1aとのシャーライン上に移動させるようにしたことである。
請求項2に係る発明の主たる特徴は、固定本体1の円筒状空洞部2の底側にステーター3を配置し、前記ステーター3の中心部に軸受孔4を軸方向に形成し、前記ステーター3の前面より複数個のボトムピン孔5を同一円周上に配置して軸方向に形成し、前記円筒状空洞部2にローター6を回転可能に収容し、前記ローター6の後方部の施錠軸部7を前記軸受孔4に嵌挿し、前記ローター6の中間部のマガジン部8に複数個のタンブラーピン孔9を軸方向に形成し、相連通する前記タンブラーピン孔9と前記ボトムピン孔5に、キーコードに対応して長さを個別設定されたタンブラーピン10とバネ12で前進付勢されたボトムピン11を収容し、前記固定本体1の内向き段差部13の背面に前記タンブラーピン10の前端を当接させ、前記内向き段差部13の内周面と前記ローター6の前端部14の外周面との間に環状キー孔15を形成し、前記内向き段差部13の内周面に前記環状キー孔15に開口する位置決め溝16を軸方向に形成し、前記ロータ6の前端部14の外周面に受動溝17を軸方向に形成し、キー18の筒状部19の先端部外周面に、前記位置決め溝16に嵌められる位置決め突起20と前記タンブラーピン14の前端を押す操作段部21を形成し、前記筒状部19の先端部内周面に前記受動溝17に嵌められる駆動突起22を設け、前記各操作段部21に個別設定された深さに対応して、全ての前記タンブラーピン10と前記ボトムピン11の当接点を前記ステーター3と前記マガジン部8とのシャーライン上に移動させるようにした軸方向ピンタンブラー錠において、
前記固定本体1に前記ローター6の前端部14の前方向に超えた延長部1aを形成し、前記キー18の筒状部19に固定本体1の前記延長部1aに対応して延伸部19aを形成し、前記延長部1aの円筒状空洞部2aに防御マガジン23を回転可能に配置し、前記防御マガジン23の中心部に円形状のキー挿通孔24を軸方向に形成し、前記タンブラーピン10の前端が当接する前記内向き段差部13を前記防御マガジン23の基端部分に形成し、前記位置決め溝16を前記防御マガジン23の内周面に形成し、前記延長部1aに複数個の駆動ピン孔25を半径方向に形成し、前記防御マガジン23に前記駆動ピン孔25に対応させて防御ピン孔26を半径方向に形成し、前記駆動ピン孔25と前記防御ピン孔26に、キーコードに対応して長さを個別設定された防御ピン27とバネ29で求心方向に付勢された駆動ピン28を収容し、キー18の前記延伸部19aの外周面に前記防御ピン孔26に対面させて環状凹部30を形成し、前記キー18の最終挿入位置において、前記位置決め突起20を前記位置決め溝16に係合させる一方、前記駆動突起22を前記受動溝18に係合させ、前記環状凹部30に個別設定された深さに対応して、全ての前記防御ピン27と前記駆動ピン28の当接点を前記回転マガジン23と固定本体1の前記延長部1aとのシャーライン上に移動させるようにしたことである。
請求項1の発明に係る軸方向タンブラー錠では、所定のキーコードに従って操作段部21と環状凹部30を筒状部19と延伸部19aに形成してあるキー18を使用したときには、前記キー18の最終挿入位置において、各操作段部21の深さに対応して全てのタンブラーピン10とボトムピン11の当接点がステーター3とマガジン部8とのシャーライン上に移動する一方、環状凹部30の深さに対応して全ての防御ピン27と駆動ピン28の当接点が回転マガジン23と固定本体1の延長部1aとのシャーライン上に移動しており、このときにはキー18側の位置決め突起20が防御マガジン23側の位置決め溝16より突出している一方、キー18側の駆動突起22がローター6側の受動溝18に係合しているため、キー18を回転操作することによって、ローター6が同方向に回転させられ、施錠軸部7に装着した施錠部材による施解錠が実行される。
しかしながら、所定のキーコードに従って操作段部21と環状凹部30を形成してあるキー18を使用しないときには、前記キー18の最終挿入位置において、全てのタンブラーピン10とボトムピン11の当接点がステーター3とマガジン部8とのシャーライン上に移動しない一方、全ての防御ピン27と駆動ピン28の当接点が回転マガジン23と固定本体1の延長部1aとのシャーライン上に移動しないため、駆動突起22が受動溝18に係合していても、キー18によってローター6を回転させることができない。
上記したような従前のピッキング用具の使用によって、全てのタンブラーピン10とボトムピン11の当接点をステーター3とマガジン部8とのシャーライン上に移動させようとしても、防御マガジン23のキー挿通孔24に突出している防御ピン27によってピッキング用具の筒状体の挿入が阻止されるため、ピッキング用具はタンブラーピン10に真正面方向からアクセスすることができない。
防御機構を構成している前記防御ピン27と本来のタンブラーピン10の配列方向は、前者が防御マガジン23の半径方向であるのに対して、後者がローター6の軸方向であり、90度位相の違った方向に配置されているため、同時に防御ピン27とタンブラーピン10にアクセスしてそれぞれを所定の距離だけ移動させるピッキング操作は非常に困難であり、請求項1の発明によれば、防御性能の高いピンタンブラー錠が得られる。
請求項2の発明に係る軸方向タンブラー錠では、所定のキーコードに従って操作段部21と環状凹部30を筒状部19と延伸部19aに形成してあるキー18を使用したときには、前記キー18の最終挿入位置において、各操作段部21の深さに対応して全てのタンブラーピン10とボトムピン11の当接点がステーター3とマガジン部8とのシャーライン上に移動する一方、環状凹部30の深さに対応して全ての防御ピン27と駆動ピン28の当接点が回転マガジン23と固定本体1の延長部1aとのシャーライン上に移動しており、このときにはキー18側の位置決め突起20が防御マガジン23側の位置決め溝16に係合している一方、キー18側の駆動突起22がローター6側の受動溝18に係合しているため、キー18を回転操作することによって、防御マガジン27とローター6が同方向に回転させられ、施錠軸部7に装着した施錠部材による施解錠が実行される。
しかしながら、所定のキーコードに従って操作段部21と環状凹部30を形成してあるキー18を使用しないときには、前記キー18の最終挿入位置において、全てのタンブラーピン10とボトムピン11の当接点がステーター3とマガジン部8とのシャーライン上に移動しない一方、全ての防御ピン27と駆動ピン28の当接点が回転マガジン23と固定本体1の延長部1aとのシャーライン上に移動しないため、位置決め突起20が位置決め溝16に係合し、駆動突起22が受動溝18に係合していても、キー18によって防御マガジン27とローター6を回転させることができない。
上記したような従前のピッキング用具の使用によって、全てのタンブラーピン10とボトムピン11の当接点をステーター3とマガジン部8とのシャーライン上に移動させようとしても、防御マガジン23のキー挿通孔24に突出している防御ピン27によってピッキング用具の筒状体の挿入が阻止されるため、ピッキング用具はタンブラーピン10に真正面方向からアクセスすることができない。
防御機構を構成している前記防御ピン27と本来のタンブラーピン10の配列方向は、前者が防御マガジン23の半径方向であるのに対して、後者がローター6の軸方向であり、90度位相の違った方向に配置されているため、同時に防御ピン27とタンブラーピン10にアクセスしてそれぞれを所定の距離だけ移動させるピッキング操作は非常に困難であり、請求項2の発明によれば、防御性能の高いピンタンブラー錠が得られる。
図1から図6に示した請求項1の発明の実施例と、図7から図12に示した請求項2の発明の実施例のいずれにおいても、固定本体1と別体に構成されたステーター3は固定本体1の後端空洞部に嵌め込まれ、半径方向の固定ビス31によって固定本体1に対して固定されている。固定本体1は取付け対象物例えば機器ボックスの扉32の取付孔33に前面側から嵌挿され、外周段差面34を扉32の前面に当接させた状態で、後端部の外周ねじ部35に螺合した六角ナット36によって扉32に締め付け固定されている。ステーター3の軸受孔4に嵌挿されたロータ6の施錠軸部7は、固定本体1の後面側に突出しており、施錠軸部7の後端角軸部37には施錠板38が嵌められ、施錠板38は六角ボルト39によって施錠軸部7に固着されている。防御マガジン23は別途手段によって前方移動を規制されている。
ボトムピン11を前進方向に付勢するバネ12は圧縮コイルバネで構成され、駆動ピン28を求心方向に付勢するバネ19も圧縮コイルバネで構成されている。ボトムピン孔5はステーター3を貫通しないように形成されているため、バネ12の末端部はボトムピン孔の底面で支持されている。駆動ピン孔25は固定本体1の延長部1aに貫通して形成されているため、駆動ピン孔25の開口端部にバネ支持部材40が嵌め込み固定されている。
防御ピン27は、45度間隔を置いて放射状に7本設けられているが、防御ピン27の配置角度と本数はこれに限定されるものではなく、要求される防御性能レベルに対応して増減することができる。タンブラーピン10は45度間隔を置いて同一円周上に7本設けられているが、これも適宜増減することができる。図示の各実施例では、タンブラーピン10は防御ピン27の真後ろの位置に配置されている。これによってタンブラーピン10へのピッキング操作が邪魔され、防御性能がその分だけ向上する。
また、図示の各実施例のように防御ピン27を防御マガジン23の軸方向に沿って複数の異なる断面上に配置したときには、防御性能が格段に向上する。この防御ピン27の配置断面数は図示のものに限定されるものではなく、適宜増減することができる。
ローター6の中間部のマガジン部8は、防御マガジン23の後端部の拡径空洞部41に嵌め込まれている。キー18が防御マガジン23のキー挿通孔24から抜き取られている施錠状態では、ボトムピン11の前端部がタンブラピン孔9に入り込んでいるため、ロータ6はステーター3に対して回転不能に拘束されている。また、前記施錠状態では、駆動ピン28の内側端部が防御ピン孔26に入り込んでいるため、防御マガジン23は固定本体1の延長部1aに対して回転不能に拘束されている。
キー18は、筒状部19の軸方向の割溝部42に摘み板43を嵌め込み固定してなるものであり、キー18側の位置決め突起20と駆動突起22は、摘み板43の延長板部44の先端部の内縁部と外縁部に一体に形成されている。各操作段部21は半円筒形状に形成されており、筒状部19の先端面からの深さは、割り当てられたキーコードに従って変更されている。各環状凹部30は断面半円形状に形成され、延伸部19aの外周面からの深さは、割り当てられたキーコードに従って変更されている。
請求項1の発明の実施例では、位置決め突起20の軸方向長さが短く設定されているので、図2に示したようにキー18の最終挿入位置においては、位置決め突起20が防御マガジン23の位置決め溝16の末端部から突出して、前記マガジン部8と前記段差部13との間の逃げ空間45内に進入する一方、駆動突起22がローター6の受動溝18に係合している。そのため、摘み板42を介して与えた回転力は、ローター6のみに伝達される。
請求項2の発明の実施例では、位置決め突起20の軸方向長さが長く設定されているので、図8に示したようにキー18の最終挿入位置においては、位置決め突起20が防御マガジン23の位置決め溝16の末端部に係合する一方、駆動突起22がローター6の受動溝18に係合している。そのため、摘み板42を介して与えた回転力は、防御マガジン23とローター6の双方に伝達される。
請求項1の発明の実施例では、前記最終挿入位置においては、全てのタンブラーピン10とボトムピン11の当接点がステーター3とマガジン部8とのシャーライン上に移動しており、また、全ての防御ピン27と駆動ピン28の当接点が回転マガジン23と固定本体1の前記延長部1aとのシャーライン上に移動しているため、キー18を回すと、ローター6が固定本体1に対して回転させられる。このキー18の回転中、キー18の位置決め突起20が前記逃げ空間45内を空転し、防御マガジン23側の防御ピン27の先端部がキー18側の環状凹部30内を相対的に移動する。
請求項2の発明の実施例では、前記最終挿入位置においては、全てのタンブラーピン10とボトムピン11の当接点がステーター3とマガジン部8とのシャーライン上に移動しており、また、全ての防御ピン27と駆動ピン28の当接点が回転マガジン23と固定本体1の前記延長部1aとのシャーライン上に移動しているため、キー18を回すと、防御マガジン27とローター6が固定本体1に対して回転させられる。
請求項1の発明の一実施例に係る防御機構付き軸方向ピンタンブラー錠のキー抜取り状態の正面図である。 図1のA−A線断面図であり、キーは最終挿入位置にある。 図1のB−B線断面図であり、キーは最終挿入位置にある。 図2のC−C線断面図であり、キーは最終挿入位置にある。 図1の軸方向タンブラー錠に使用するキーの側面図であり、筒状部の先端部を一部切欠いて示してある。 図5のキーの背面図である。 請求項2の発明の一実施例に係る防御機構付き軸方向ピンタンブラー錠のキー抜取り状態の正面図である。 図7のD−D線断面図であり、キーは最終挿入位置にある。 図7のE−E線断面図であり、キーは最終挿入位置にある。 図8のF−F線断面図であり、キーは最終挿入位置にある。 図7の軸方向タンブラー錠に使用するキーの側面図であり、筒状部の先端部を一部切欠いて示してある。 図11のキーの背面図である。
符号の説明
1 固定本体
1a 固定本体の延長部
2 円筒状空洞部
3 ステーター
4 軸受孔
5 ボトムピン孔
6 ローター
7 施錠軸部
8 マガジン部
9 タンブラーピン孔
10 タンブラーピン
11 ボトムピン
12 バネ
13 内向き段差部
14 ローターの前端部
15 環状キー孔
16 位置決め溝
17 受動溝
18 キー
19 筒状部
19a 筒状部の延伸部
20 位置決め突起
21 操作段部
22 駆動突起
23 防御マガジン
24 キー挿通孔
25 駆動ピン孔
26 防御ピン孔
27 防御ピン
28 駆動ピン
29 バネ
30 環状凹部
31 固定ビス
32 扉
33 取付孔
34 外周段差面
35 外周ねじ部
36 六角ナット
37 後端角軸部
38 施錠板
39 六角ボルト
40 バネ支持部材
41 拡径空洞部
42 割溝部
43 摘み板
44 延長板部
45 逃げ空間

Claims (2)

  1. 固定本体1の円筒状空洞部2の底側にステーター3を配置し、前記ステーター3の中心部に軸受孔4を軸方向に形成し、前記ステーター3の前面より複数個のボトムピン孔5を同一円周上に配置して軸方向に形成し、前記円筒状空洞部2にローター6を回転可能に収容し、前記ローター6の後方部の施錠軸部7を前記軸受孔4に嵌挿し、前記ローター6の中間部のマガジン部8に複数個のタンブラーピン孔9を軸方向に形成し、相連通する前記タンブラーピン孔9と前記ボトムピン孔5に、キーコードに対応して長さを個別設定されたタンブラーピン10とバネ12で前進付勢されたボトムピン11を収容し、前記固定本体1の内向き段差部13の背面に前記タンブラーピン10の前端を当接させ、前記内向き段差部13の内周面と前記ローター6の前端部14の外周面との間に環状キー孔15を形成し、前記内向き段差部13の内周面に前記環状キー孔15に開口する位置決め溝16を軸方向に形成し、前記ロータ6の前端部14の外周面に受動溝17を軸方向に形成し、キー18の筒状部19の先端部外周面に、前記位置決め溝16に嵌められる位置決め突起20と前記タンブラーピン14の前端を押す操作段部21を形成し、前記筒状部19の先端部内周面に前記受動溝17に嵌められる駆動突起22を設け、前記各操作段部21に個別設定された深さに対応して、全ての前記タンブラーピン10と前記ボトムピン11の当接点を前記ステーター3と前記マガジン部8とのシャーライン上に移動させるようにした軸方向ピンタンブラー錠において、
    前記固定本体1に前記ローター6の前端部14の前方向に超えた延長部1aを形成し、前記キー18の筒状部19に固定本体1の前記延長部1aに対応して延伸部19aを形成し、前記延長部1aの円筒状空洞部2aに防御マガジン23を回転可能に配置し、前記防御マガジン23の中心部に円形状のキー挿通孔24を軸方向に形成し、前記タンブラーピン10の前端が当接する前記内向き段差部13を前記防御マガジン23の基端部分に形成し、前記位置決め溝16を前記防御マガジン23の内周面に形成し、前記延長部1aに複数個の駆動ピン孔25を半径方向に形成し、前記防御マガジン23に前記駆動ピン孔25に対応させて防御ピン孔26を半径方向に形成し、前記駆動ピン孔25と前記防御ピン孔26に、キーコードに対応して長さを個別設定された防御ピン27とバネ29で求心方向に付勢された駆動ピン28を収容し、キー18の前記延伸部19aの外周面に前記防御ピン孔26に対面させて環状凹部30を形成し、前記キー18の最終挿入位置において前記位置決め突起20を前記位置決め溝16より突出させる一方、前記駆動突起22を前記受動溝18に係合させ、前記環状凹部30に個別設定された深さに対応して、全ての前記防御ピン27と前記駆動ピン28の当接点を前記回転マガジン23と固定本体1の前記延長部1aとのシャーライン上に移動させるようにしたことを特徴とする防御機構付き軸方向ピンタンブラー錠。
  2. 固定本体1の円筒状空洞部2の底側にステーター3を配置し、前記ステーター3の中心部に軸受孔4を軸方向に形成し、前記ステーター3の前面より複数個のボトムピン孔5を同一円周上に配置して軸方向に形成し、前記円筒状空洞部2にローター6を回転可能に収容し、前記ローター6の後方部の施錠軸部7を前記軸受孔4に嵌挿し、前記ローター6の中間部のマガジン部8に複数個のタンブラーピン孔9を軸方向に形成し、相連通する前記タンブラーピン孔9と前記ボトムピン孔5に、キーコードに対応して長さを個別設定されたタンブラーピン10とバネ12で前進付勢されたボトムピン11を収容し、前記固定本体1の内向き段差部13の背面に前記タンブラーピン10の前端を当接させ、前記内向き段差部13の内周面と前記ローター6の前端部14の外周面との間に環状キー孔15を形成し、前記内向き段差部13の内周面に前記環状キー孔15に開口する位置決め溝16を軸方向に形成し、前記ロータ6の前端部14の外周面に受動溝17を軸方向に形成し、キー18の筒状部19の先端部外周面に、前記位置決め溝16に嵌められる位置決め突起20と前記タンブラーピン14の前端を押す操作段部21を形成し、前記筒状部19の先端部内周面に前記受動溝17に嵌められる駆動突起22を設け、前記各操作段部21に個別設定された深さに対応して、全ての前記タンブラーピン10と前記ボトムピン11の当接点を前記ステーター3と前記マガジン部8とのシャーライン上に移動させるようにした軸方向ピンタンブラー錠において、
    前記固定本体1に前記ローター6の前端部14の前方向に超えた延長部1aを形成し、前記キー18の筒状部19に固定本体1の前記延長部1aに対応して延伸部19aを形成し、前記延長部1aの円筒状空洞部2aに防御マガジン23を回転可能に配置し、前記防御マガジン23の中心部に円形状のキー挿通孔24を軸方向に形成し、前記タンブラーピン10の前端が当接する前記内向き段差部13を前記防御マガジン23の基端部分に形成し、前記位置決め溝16を前記防御マガジン23の内周面に形成し、前記延長部1aに複数個の駆動ピン孔25を半径方向に形成し、前記防御マガジン23に前記駆動ピン孔25に対応させて防御ピン孔26を半径方向に形成し、前記駆動ピン孔25と前記防御ピン孔26に、キーコードに対応して長さを個別設定された防御ピン27とバネ29で求心方向に付勢された駆動ピン28を収容し、キー18の前記延伸部19aの外周面に前記防御ピン孔26に対面させて環状凹部30を形成し、前記キー18の最終挿入位置において、前記位置決め突起20を前記位置決め溝16に係合させる一方、前記駆動突起22を前記受動溝18に係合させ、前記環状凹部30に個別設定された深さに対応して、全ての前記防御ピン27と前記駆動ピン28の当接点を前記回転マガジン23と固定本体1の前記延長部1aとのシャーライン上に移動させるようにしたことを特徴とする防御機構付き軸方向ピンタンブラー錠。
JP2007175867A 2007-07-04 2007-07-04 防御機構付き軸方向ピンタンブラー錠 Expired - Fee Related JP4628403B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007175867A JP4628403B2 (ja) 2007-07-04 2007-07-04 防御機構付き軸方向ピンタンブラー錠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007175867A JP4628403B2 (ja) 2007-07-04 2007-07-04 防御機構付き軸方向ピンタンブラー錠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009013644A true JP2009013644A (ja) 2009-01-22
JP4628403B2 JP4628403B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=40354870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007175867A Expired - Fee Related JP4628403B2 (ja) 2007-07-04 2007-07-04 防御機構付き軸方向ピンタンブラー錠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4628403B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8393189B1 (en) 2011-12-14 2013-03-12 Sheng-Ting Lin Tubular lock and a key for the same
GB2497527A (en) * 2011-12-12 2013-06-19 Vance Lock Ind Co Ltd A tubular lock with at least one axial pin and at least one side pin, and a key for the same

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4833791U (ja) * 1971-08-30 1973-04-23
JPS5885057U (ja) * 1982-05-31 1983-06-09 タキゲン製造株式会社 軸方向ピンタンブラ錠

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4833791U (ja) * 1971-08-30 1973-04-23
JPS5885057U (ja) * 1982-05-31 1983-06-09 タキゲン製造株式会社 軸方向ピンタンブラ錠

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2497527A (en) * 2011-12-12 2013-06-19 Vance Lock Ind Co Ltd A tubular lock with at least one axial pin and at least one side pin, and a key for the same
GB2497527B (en) * 2011-12-12 2013-10-30 Vance Lock Ind Co Ltd A tubular lock with at least one positioning assembly and multiple side positioning assemblies
US8393189B1 (en) 2011-12-14 2013-03-12 Sheng-Ting Lin Tubular lock and a key for the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP4628403B2 (ja) 2011-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2551273C2 (ru) Замковый механизм
JP4704935B2 (ja) シリンダ錠装置及び係合解除機構
US7073358B1 (en) Self-locking cable lock
CN1683734B (zh) 圆筒锁
JP2007528461A (ja) ユニバーサル式錠シリンダ
JP2006257650A (ja) シリンダ錠及びシリンダ錠の取付構造。
CA2954358C (en) Hoop lock with dual locking
KR20080043356A (ko) 자동차 로크 기구용 해제 가능한 로크
JP2016056534A (ja) 扉のポップアウト型ロックハンドル装置
JP2009041243A (ja) シリンダ錠装置
EP2406442B1 (en) Disc tumbler cylinder lock and key combination
JP4628403B2 (ja) 防御機構付き軸方向ピンタンブラー錠
WO2014148994A8 (en) Cylinder lock and key combination with a dual tumbler assembly and a key therefore
CN104948022B (zh) 高强度u型密码锁
JP2007239265A (ja) シリンダ錠
JP4512922B2 (ja) シリンダ錠
US6408662B1 (en) Locking device with key-operated lock
EP2865825B1 (en) Cylinder lock arrangement
KR100342755B1 (ko) 잠금 장치
JP2007247336A (ja) 可変式ピンシリンダ錠及びシリンダ番号の変更方法
EP2169151B1 (en) Safety lock
JP4403395B2 (ja) シリンダ錠
JP2008240274A (ja) シリンダ錠
JP2543463Y2 (ja) シリンダ錠
JP4700508B2 (ja) シリンダ錠

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100625

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees