JP2009011539A - ゴルフスイングトレーニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】右利き用か左利き用かのいずれかの拘束部材を使用するものであって、安価で軽量で故障のないゴルフスイングトレーニング装置を提供する。
【解決手段】右利き用か左利き用のいずれか一方のもので、1個の変形しない軽量で安価な素材から成る拘束部材16に、右腕用へこみ部50と左腕用へこみ部52とを形成する。その拘束部材16を収容する収容部材18には、左腕の前腕を取付けるための左腕用前腕巻き付け部材14を縫製等で一体に固定する。拘束部材16を収容部材18に装着し、左腕用前腕巻き付け部材14に左腕を取付ける。右腕の前腕に取付けた右腕用前腕巻き付け部材12を接着部材48によって収容部材18に固定する。拘束部材16の右腕用へこみ部50に右腕を接合させ、拘束部材16の左腕用へこみ部52に左腕を接合させる。拘束部材16に右腕と左腕とを固定した状態でスイングを行うことで、右腕と左腕との適正な保持角度を体得できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルファーが練習時に使用してゴルフスイングを改良するためのゴルフスイングトレーニング装置に関するものである。
従来から、ゴルファーがゴルフを上達するためには、アドレス時のスタンスや、ゴルフクラブの適切な握りや、ゴルフクラブを握った際の両腕の前腕の角度や、スイング時の上体のひねりや、スイング時の足の運び等、幾つかの重要な項目の全て理想的なものに近づけなければならない。これらの全ての項目を理想なものに近づけることによって、ボールの飛距離を伸ばし、ボールの方向性を安定させることができる。
ボールの飛距離が出なかったり、ボールが左右に曲がったりするには種々の原因が考えられるが、その主な原因の一つに、ゴルフクラブを保持する両腕の前腕の保持角度がスイング時に変化することが分かっている。即ち、アドレス時や、テークバック時や、インパクト時や、フォロースルー時に、ゴルフクラブを保持する両腕の前腕の保持角度が一定に保てないために、正確なショットが打てないのである。
そこで、アドレス時からフォロースルー時までの一連のスイングの際に、ゴルフクラブを握った両腕の前腕を一定の保持角度に拘束し、一連のスイングの際に両腕の前腕を一定の保持角度に保持することを体に覚え込ませるためのゴルフスイングトレーニング装置が特許文献1に提供されている。この特許文献1のゴルフスイングトレーニング装置を図8乃至図10に基づいて説明する。
図8及び図9に示すように、ゴルフスイングトレーニング装置60は主に、右腕の前腕の手首に近い位置に巻きつけるための筒状の右腕用前腕巻き付け部材62と、左腕の前腕の手首に近い位置に巻きつけるための筒状の左腕用前腕巻き付け部材64と、それら両腕の前腕巻き付け部材62,64の間に備えるものであってそれら前腕巻き付け部材62,64を着脱自在に接着固定するための拘束ウエッジ66とから成る。前腕巻き付け部材62,64の筒状の外表面は、フック素材/ループ素材から成るファスナーの一方の素材であるループ素材で形成される。
拘束ウエッジ66は、図10に分解図で示すように、例えば右腕用前腕巻き付け部材62と合致する湾曲形状の第一支持部材68と、例えば左腕用前腕巻き付け部材64と合致する湾曲形状の第二支持部材70と、第一支持部材68に固定される第一連結部材72と、第二支持部材70に固定されるものであって前記第一連結部材72と連結固定するための第二連結部材74とを有する。拘束ウエッジ66は、更に、第一連結部材72と第二連結部材74との間に介在するものであって第一支持部材68と第二支持部材70との保持角度(傾斜角度)θ(図8及び図9参照)を調整するためのキー76と、キー76と第一連結部材72との間に備えられそれら両者を常に離間する方向に付勢するためのスプリング78と、スプリング78に抗してキー76を間に挟んで第一連結部材72と第二連結部材74とを固定するためのボルト80とナットを備えるノブ82とを有する。第一支持部材68の右腕用前腕巻き付け部材62と接触する面には、フック素材/ループ素材から成るファスナーのフック素材から成る接着部材84が取付けられている。第二支持部材70における左腕用前腕巻き付け部材64と接触する面には、フック素材/ループ素材から成るファスナーのフック素材から成る接着部材86が取付けられている。なお、2個の前腕巻き付け部材について、右腕用前腕巻き付け部材62と左腕用前腕巻き付け部材64としたが、これは説明を容易にするためであり、右腕用前腕巻き付け部材62に左腕を巻き付け、左腕用前腕巻き付け部材64に右腕を巻き付けても良いものである。
キー76は、第一支持部材68と第二支持部材70との間の距離(間隔)を調節すると共に、第一支持部材68と第二支持部材70との保持角度θを調節するためのものである。第一支持部材68と第二支持部材70との間の距離(間隔)を調節するために、キー76にはシャンク88が形成され、第二連結部材74にはシャンク88と係合するための溝90が形成されている。キー76にはシャンク88を貫通する貫通穴92が形成されており、第二連結部材74の溝90に合致する位置に溝90の長さ方向の長穴94が形成されている。前記ボルト80をキー76の貫通穴92と第二連結部材74の長穴94に通し、ボルト80とナット(ノブ82)によって、キー76を間に挟んだ状態で第一連結部材72と第二連結部材74とを固定する。この際、長穴94内におけるボルト80の位置を変えることによって、第一支持部材68と第二支持部材70との間の距離を調節することができる。
第一支持部材68と第二支持部材70との保持角度θを調節するために、キー76には複数の突条96が形成され、第一支持部材68には突条96と係合するもので突条96の数よりも多い数の係合溝98が形成される。キー76のシャンク88は第二連結部材74の溝90と係合しているため、キー76と第二連結部材74との角度は変わらない。キー76の複数の突条96が第一支持部材68の複数の係合溝98との係合位置を異なる位置にすることによって、第一支持部材68と第二支持部材70との連結角度を変えることができ、この結果、図8や図9に示す第一支持部材68と第二支持部材70との保持角度θを変えることができる。
ゴルフスイングトレーニング装置60を使用する場合には、ゴルファーの体の大きさ等に応じて、第一支持部材68と第二支持部材70との間の距離を調整すると共に、第一支持部材68と第二支持部材70との保持角度θを調整し、ボルト80とノブ82とで第一連結部材72と第二連結部材74を固定する。このゴルフスイングトレーニング装置60は、右利きのゴルファーでも左利きのゴルファーでもどちらでも対応できるものなので、ゴルファー毎に第一支持部材68と第二支持部材70との間の距離の調整と、第一支持部材68と第二支持部材70との保持角度θの調整を行う必要があった。第一支持部材68と第二支持部材70との距離の調整と保持角度θの調整を行った後、右腕の前腕を挿通した状態の右腕用前腕巻き付け部材62を拘束ウエッジ66の第一支持部材68の接着部材84に接合させて互いに固定させると共に、左腕の前腕を挿通した状態の左腕用前腕巻き付け部材64を拘束ウエッジ66の第二支持部材70の接着部材86に接合させて互いに固定させる。これによって、図8に示すように、ゴルフスイングトレーニング装置60にゴルファーの両腕の前腕を固定することができる。
練習時に、両腕の前腕をゴルフスイングトレーニング装置60に固定した状態でスイングすることで、アドレスの際もテークバックの際もインパクトの際もフォロースルーの際も、ゴルフクラブを保持する両腕の前腕の保持角度θが一定となる。このゴルフスイングトレーニング装置60では、両腕の前腕の保持角度θを一定に拘束された状態でスイングするので、ゴルファーは両腕の前腕の保持角度θを体で覚え、ゴルフスイングトレーニング装置60を外した場合でも、アドレスからフォロースルーまでの一連のスイングの際に、両腕の前腕の保持角度θを一定に保った状態でスイングすることができる。
特表平10−507109
この従来既知のゴルフスイングトレーニング装置60は、ゴルファーに応じて、第一支持部材68と第二支持部材70との相対的距離と相対的角度を変えることによって、右利きや左利きを問わず全てのゴルファーに適応できるようにしたものである。このように、全てのゴルファーに適応できるようにするために、拘束ウエッジ66は多数の部品から構成されている。部品点数が多いため、拘束ウエッジ66即ちゴルフスイングトレーニング装置60の製造コストは高いものとなっていた。また、部品点数が多いと、調整の際に部品の紛失や部品の損傷が発生するおそれがあった。
ゴルフスイングトレーニング装置60を購入した素人にとって、自分に合致する第一支持部材68と第二支持部材70との距離や、第一支持部材68と第二支持部材70と適正な保持角度θを自分で探すことはなかなか難しい。仮に、第一支持部材68と第二支持部材70との保持角度θを自分に合う角度であるとして自分勝手に設定したとしても、専門家の判断からすれば、保持角度θが合っていない場合が多い。素人が自分で設定した保持角度θが正しくない場合には、ゴルフスイングトレーニング装置60を使用してどれだけ練習しても、何ら練習した効果が上がらないだけでなく、フォームが崩れてしまうという欠点があった。
また、上達の域に未だ達していないゴルファーがゴルフスイングトレーニング装置60を使用すると、第一支持部材68と第二支持部材70との間に、互いに近接する方向と離間する方向とにスイング毎に繰り返し荷重がかかる。この繰り返しの荷重は、第一連結部材72と第二連結部材74とを連結するキー76の突条96に及ぶ。キー76の素材は合成樹脂(特許文献1にキー76等の素材は合成樹脂である旨記載されている)であり、しかもキー76の突条96の幅は狭いため、短時間で突条96が破損してしまうおそれがある。キー76の突条96の強度を得るために、拘束ウエッジ66の全ての部品を金属とすることも考えられるが、拘束ウエッジ66の重量が重くなるため、ゴルフスイングトレーニング装置には採用することができない。
このゴルフスイングトレーニング装置60では、第一支持部材68と第二支持部材70との間の距離を一定に保つために、ボルト80とノブ82との締付け力と、スプリング78による反発力(第一連結部材72とキー76とを押す力)とを利用している。しかし、第一連結部材72と第二連結部材74に接近したり離間したりする繰り返し荷重がかかるため、ボルト80とナットとの締付け力と、スプリング78による反発力とで、長穴94における所定の位置(第一支持部材68と第二支持部材70との間の距離を一定に保つ位置)にボルト80を保持することができず、長穴94におけるボルト80の位置がずれてしまうという欠点があった。以上のように、このゴルフスイングトレーニング装置60では、破損等によって、第一支持部材68と第二支持部材70との傾斜角度も一定に保てず、固定力の弱さによって、第一支持部材68と第二支持部材70との間の距離を一定に保つことができないないという不具合があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、右利き用か左利き用かのいずれかの拘束部材を使用するものであって、安価で軽量で故障のないゴルフスイングトレーニング装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係わるゴルフスイングトレーニング装置は、スイングの際にゴルファーの左右の前腕を適正な位置関係に保持するためのゴルフスイングトレーニング装置であって、右腕の前腕か左腕の前腕のうちの一方に取付けるための第一前腕巻き付け部材と、右腕の前腕か左腕の前腕のうちの他方に取付けるための第二前腕巻き付け部材と、右腕の前腕が合致する形状の右側へこみ部と左腕の前腕と合致する形状の左側へこみ部とを形成するものであってスイング時に変形しないかほぼ変形しない素材から成る右利き用か左利き用のいずれか一方の利き腕用の拘束部材と、使用時に前記拘束部材を内部に収容する収容部材とから成り、使用時に前記収容部材を中央に位置させて前記収容部材と前記第一前腕巻き付け部材とを第一固定手段で固定した状態にすると共に前記収容部材と第二前腕巻き付け部材とを第二固定手段で固定した状態とすることを特徴とするものである。本発明は、前記拘束部材において、利き腕とは違う腕の前腕が合致する前記へこみ部に、利き腕とは違う腕の前腕の手首に近い位置の橈骨の湾曲部に合致する湾曲部を形成し、前記湾曲部は手首側に近づくにつれて徐々に利き腕側のへこみ部に近づくようにしたことを特徴とするものである。本発明は、前記拘束部材において、利き腕側の前腕が合致するへこみ部を前腕に沿った方向に直線状としたことを特徴とするものである。本発明は、前記拘束部材の素材を、発泡スチロールかコルクか木材か合成樹脂狩のいずれかとしたことを特徴とするものである。本発明は、前記第一前腕巻き付け部材の形状を、一方の開口部空間断面が相対的に広く他方の開口部空間断面が相対的に狭い筒状形状とし、開口部空間断面が相対的に広い側の端から開口部空間断面が相対的に狭い側に向かう途中までの前記第一前腕巻き付け部材に切れ目を形成し、前記第一前腕巻き付け部材に前記切れ目に対して直角方向に横断する舌状延長部を形成し、前記舌状延長部の自由端付近にフック素材/ループ素材から成るファスナーの一方の素材を取付け、前記第一前腕巻き付け部材の外表面をフック素材/ループ素材から成るファスナーの他方の素材としたことを特徴とするものである。本発明は、前記第一前腕巻き付け部材において開口部空間断面が相対的に狭い位置付近に伸縮素材からなる締付け部材の一端を取付け、前記締付け部材の他端付近に前記フック素材/ループ素材から成るファスナーの一方の素材を取付けたことを特徴とするものである。本発明は、前記第二前腕巻き付け部材の形状を、一方の開口部空間断面が相対的に広く他方の開口部空間断面が相対的に狭い筒状形状とし、開口部空間断面が相対的に広い側の端から開口部空間断面が相対的に狭い側に向かう途中までの前記第二前腕巻き付け部材に切れ目を形成し、前記第二前腕巻き付け部材に前記切れ目に対して直角方向に横断する舌状延長部を形成し、前記舌状延長部の自由端付近にフック素材/ループ素材から成るファスナーの一方の素材を取付け、前記第二前腕巻き付け部材の外表面をフック素材/ループ素材から成るファスナーの他方の素材としたことを特徴とするものである。本発明は、前記第二前腕巻き付け部材において開口部空間断面が相対的に狭い位置付近に伸縮素材からなる締付け部材の一端を取付け、前記締付け部材の他端付近に前記フック素材/ループ素材から成るファスナーの一方の素材を取付けたことを特徴とするものである。本発明は、前記第一固定手段が、フック素材/ループ素材から成るファスナーの一方の素材から成るものであって前記第一前腕巻き付け部材の外表面か前記収容部材の外表面のいずれか一方に取付けた部材と、フック素材/ループ素材から成るファスナーの他方の素材から成るものであって前記第一前腕巻き付け部材の外表面の素材か前記収容部材の外表面の素材のいずれか他方とから成り、前記第二固定手段が、前記収容部材と前記第二前腕巻き付け部材とを固定する縫製としたことを特徴とするものである。
従来のゴルフスイングトレーニング装置では、両腕の前腕間の保持角度θを保つために、複数の部品から成る拘束ウエッジを用いていた。これに対して本発明は、スイングによって変形することが無く、1個の塊から成る軽量で安価な素材で、右利き用か左利き用かのいずれかの拘束部材(従来の拘束ウエッジに相当する)を用いるものである。右利き用の拘束部材か左利き用の拘束部材のいずれかを使用することによって、部品点数が多い従来の拘束ウエッジと比べて、製造コストを大幅に低減することができる。また、部品点数が多いと、調整の際に部品の紛失や部品の損傷が発生するおそれがあったが、本発明では、拘束部材は1個の塊から構成されるので、従来のような部品の紛失や部品の損傷が発生するおそれが無い。
本発明に係わるゴルフスイングトレーニング装置によれば、右利き用の拘束部材も左利き用の拘束部材も、両腕の前腕を拘束部材の右腕側へこみ部と左腕側へこみ部とに合致させるだけで、両腕の前腕の保持角度を適正角度に保てるように、ゴルフの専門家が拘束部材の形状を設計したものである。従って、従来のように両腕の前腕の保持角度を適正な角度に調整する必要が無く、しかも調整した保持角度が果たして自分に合った適正な保持角度になっているかどうか分からないという不安は無い。即ち、本発明の拘束部材はそれ自体が右利き用の殆どの人や左利き用の殆どの人に対して、理想的な形状に作られており、何ら調整する箇所が無いので、調整の不安を抱くことがなく、安心して使用することができる。
従来のゴルフスイングトレーニング装置では、上達の域に未だ達していないゴルファーが使用した場合に、2つの連結部材を連結しているキーに繰り返し荷重がかかり、キーが破損して両腕の保持角度を所定の角度に保てないおそれがあった。更に、繰り返し荷重がかかると、2つの連結部材の連結位置がずれて、2つの支持部材の間隔を一定に保持できないおそれがあった。これに対して、本発明に係わるゴルフスイングトレーニング装置によれば、両腕の前腕が接合する拘束部材は、繰り返し荷重によっても変形しない1個の塊から成っているので、破損することが無く、長期間にわたって常に安定した効果を達成することができる。
次に本発明を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るゴルフスイングトレーニング装置の分解斜視図、図2は図1のゴルフスイングトレーニング装置の組み立て状態を示す斜視図、図3は本発明のゴルフスイングトレーニング装置を両腕に取付けた状態を示す正面図である。図1及び図2に示すように、ゴルフスイングトレーニング装置10は主に、例えば右腕の前腕に巻きつけるための右腕用前腕巻き付け部材12と、左腕の前腕に巻きつけるための左腕用前腕巻き付け部材14と、それら右腕用前腕巻き付け部材12と左腕用前腕巻き付け部材14との間に備えられる拘束部材16と、その拘束部材16を包む収容部材18とから成る。右腕用前腕巻き付け部材12と左腕用前腕巻き付け部材14と収容部材18とは、若干の伸縮性を有する素材であって、外力によって形が自由に変形する柔軟な素材で形成するのが望ましい。それらの素材としては、例えばウエットススーツに使用する素材が考えられるが、必ずしもそれに限るものではない。
右腕用前腕巻き付け部材12は、筒状でテーパ形状をしている。筒状でテーパ形状とは、筒状の内部空間において、軸方向の一端の開口部空間の断面が相対的に小さく、軸方向の他端の開口部空間の断面が相対的に大きいことを意味する。右腕用前腕巻き付け部材12の筒状の外表面は、フック素材/ループ素材から成るファスナー(固定手段)のループ素材とする。フック素材/ループ素材から成るファスナーは、フック素材とループ素材とから成り、フック素材とループ素材とが接触すると、互いに接着(固定)した状態となるが、人が外力を加えることによってフック素材とループ素材との接着(固定)状態が解除されるものである。なお、本願で“ループ素材”は、ファスナーの“フック素材”が接着する素材のものであれば全ての素材を含むものとする。
右腕用前腕巻き付け部材12には、空間断面の大きい開口部側の端から空間断面の小さい開口部側に向けて、途中まで切れ目20を形成する。この切れ目20は軸方向途中までのものの方が、筒状の右腕用前腕巻き付け部材12に右腕を通すのに都合が良いためである。この右腕用前腕巻き付け部材12には、切れ目20を越えて切れ目20に直角方向に伸びる舌状延長部22が、切れ目20に沿って複数個(2個)形成されている。この舌状延長部22の自由端付近には、フック素材/ループ素材から成るファスナー(固定部材)のフックから成る接着部材24が取付けられている。右腕用前腕巻き付け部材12の空間断面の小さい開口部付近に、前記舌状延長部22と平行に配置したゴム等の伸縮素材から成る締付け部材26の一端を取付ける。この締付け部材26の自由端付近には、フック素材/ループ素材から成るファスナーのフックから成る接着部材28が取付けられている。
この右腕用前腕巻き付け部材12に右腕を取付ける場合には、先ず右腕を右腕用前腕巻き付け部材12に挿入し、その後、舌状延長部22で切れ目20を横断し、その舌状延長部22の接着部材24を右腕用前腕巻き付け部材12に接着する。その後、締付け部材26で右腕用前腕巻き付け部材12の空間断面の小さい開口部付近を締付け、その締付け部材26の接着部材28を右腕用前腕巻き付け部材12に接着する。この締付け部材26による右腕用前腕巻き付け部材12の締付けによって、右腕を右腕用前腕巻き付け部材12に強固に固定することができる。
左腕用前腕巻き付け部材14は、右腕用前腕巻き付け部材12と同様、筒状でテーパ形状をしている。左腕用前腕巻き付け部材14の筒状の外表面は、フック素材/ループ素材から成るファスナー(固定手段)のループ素材とする。左腕用前腕巻き付け部材14には、断面の大きい開口部側の端から断面の小さい開口部側に向けて、途中まで切れ目30を形成する。この切れ目30は軸方向途中までのものの方が、筒状の右腕用前腕巻き付け部材12に右腕を通すのに都合が良いためである。
この左腕用前腕巻き付け部材14には、切れ目30を越えて切れ目30に直角方向に伸びる舌状延長部32が、切れ目30に沿って複数個(2個)形成されている。この舌状延長部32の自由端付近には、フック素材/ループ素材から成るファスナー(固定部材)のフックから成る接着部材34が取付けられている。左腕用前腕巻き付け部材14の空間断面の小さい開口部付近に、前記舌状延長部32と平行に配置したゴム等の伸縮素材から成る締付け部材36の一端を取付ける。この締付け部材36の自由端付近には、フック素材/ループ素材から成るファスナーのフックから成る接着部材37が取付けられている。締付け部材36の上側を覆い被さるように、覆い部材38が収容部材18と左腕用前腕巻き付け部材14の一部に縫製等によって固定されている。覆い部材38における縫製箇所以外の箇所で締付け部材36の上側を覆い被さる箇所は、フック素材/ループ素材から成るファスナーのフックから成る接着部材39が取付けられている。覆い部材38を締付け部材36の上側に覆い被せた場合には、覆い部材38の自由端付近の接着部材39は、左腕用前腕巻き付け部材14に接着するように構成されている。
この左腕用前腕巻き付け部材14に左腕を取付ける場合には、先ず左腕を左腕用前腕巻き付け部材14に挿入し、その後、舌状延長部32で切れ目30を横断し、その舌状延長部32の接着部材34を左腕用前腕巻き付け部材14に接着する。その後、締付け部材36で左腕用前腕巻き付け部材14の空間断面の小さい開口部付近を締付け、その締付け部材36の接着部材37を左腕用前腕巻き付け部材14に接着する。この締付け部材36による左腕用前腕巻き付け部材14の締付けによって、左腕を左腕用前腕巻き付け部材14に強固に固定することができる。更に、覆い部材38を締付け部材36の上側に覆い被せて左腕用前腕巻き付け部材14に接着することによって、拘束部材16と左腕の前腕とを強固に固定することができる。
収容部材18は、左腕用前腕巻き付け部材14に例えば縫製等の固定手段(第二固定手段)によって一体に固定されている。収容部材18は、一端閉鎖の筒状でテーパ形状(軸方向の一端の空間断面が小さく、軸方向の他端の空間断面が大きい形状)をしている。収容部材18の空間断面の小さい箇所と左腕用前腕巻き付け部材14の空間断面の小さい箇所とを縫製等の固定手段で固定し、収容部材18の空間断面の大きい箇所と左腕用前腕巻き付け部材14の空間断面の大きい箇所とを縫製等の固定手段(第二固定手段)で固定する。収容部材18の筒状の外表面は、フック素材/ループ素材から成るファスナーのループ素材とする。収容部材18と左腕用前腕巻き付け部材14とを縫製等によって一体に固定する場合に、互いに接合する箇所は、2つの部材(左腕用前腕巻き付け部材14と収容部材18)が重なり合う。このため、2つの部材が重なり合う箇所を、1つの部材のみから構成するようにしても良い。
収容部材18において、断面の小さい先端箇所は閉鎖端面40(図2)となっており、その反対側の空間断面の大きい箇所の端面は開口部42となっている。収容部材18には、開口部42を覆う舌状延長部44を有しており、その舌状延長部44にはフック/ループ構成のファスナーのフックから成る接着部材46が取付けられている。収容部材18には、前記左腕用前腕巻き付け部材14を一体に固定した位置と反対側の位置に、フック素材/ループ素材から成るファスナーのフックから成る接着部材(第二固定手段)48が取付けられている。右腕用前腕巻き付け部材12の外表面は、フック素材/ループ素材から成るファスナーのループ素材(第二固定手段)とし、右腕用前腕巻き付け部材12の外表面の素材と、ファスナーのフックから成る接着部材48とで、第二固定手段を構成する。
収容部材18の開口部42からその内部空間にかけて、図4乃至図7に示す拘束部材16を挿入する。収容部材18の内部空間に拘束部材16を挿入した後、舌状延長部44で収容部材18の開口部42を閉じ、舌状延長部44の先端付近に取付けた接着部材46を収容部材18の外表面に接合させて、舌状延長部44の接着部材46と収容部材18の外表面とを接着する。これによって、拘束部材16は収容部材18の内部に収容される。筒状の収容部材18は、その内部に拘束部材16を収容した状態においては、拘束部材16が軸方向に移動したりあるいは軸中心に回転したりすることが無いような寸法や形状に設定する。
次に、図4乃至図7に示す拘束部材16について説明する。拘束部材16は、ゴルフのスイング時に腕の力が加わっても変形しないかほぼ変形せず、しかも軽量で安価な素材から構成し、しかも1つの塊として形成される。変形しないかほぼ変形しないものであって軽量で安価な拘束部材16の素材としては、例えば、発砲スチロールやコルクや硬質ゴムや硬質スポンジや合成樹脂等が考えられるが、拘束部材16の素材としてはこれらに限るものではない。拘束部材16の素材としては、特に発砲スチロールが適している。拘束部材16の素材は、ゴルフのスイング時に腕の力が加わっても“変形しないかほぼ変形しないもの”としたが、“ほぼ変形しないもの”とは、スイング時に腕の力が加わった場合に、数ミリ程度の変形があるもの含むものとする。スイング時に腕の力が加わった場合に、両腕や右腕用前腕巻き付け部材12や左腕用前腕巻き付け部材14や収容部材18に、数ミリ程度の変形があることから、拘束部材16の素材を、スイング時に腕の力が加わった場合に“ほぼ変形しないもの”とし、数ミリ程度の変形があるものを含むものとする。
図4乃至図7に示すように、拘束部材16には、右前腕が間接的に接合するための右腕側へこみ部50と、左前腕が間接的に接合するための左腕側へこみ部52とが、その表面に形成されている。図7に示すように、右腕側へこみ部50も左腕側へこみ部52も、前腕と合致するために、断面の外表面は円弧形状となっている。即ち、右腕側へこみ部50に右腕の前腕が接合した(左腕側へこみ部52に右腕の前腕を受け入れた)場合に、右腕の前腕が拘束部材16に嵌合されて、右腕の前腕が拘束部材16に対して動かないように設定されている。同様に、左腕側へこみ部52に左腕の前腕が接合した(左腕側へこみ部52に左腕の前腕を受け入れた)場合に、左腕の前腕が拘束部材16に嵌合されて、左腕の前腕が拘束部材16に対して動かないように設定されている。図4に示すように、拘束部材16は収容部材18に挿入する挿入先端側は右腕側へこみ部50と左腕側へこみ部52との間の横幅が狭く、挿入先端側は横幅が広いものになっている。このため、右腕側へこみ部50と左腕側へこみ部52とは、楔形の配置となっている。
図4乃至図7に示す拘束部材16は、右利きのゴルファー用のものである。右利き用の拘束部材16において、左腕側へこみ部52の最深へこみ位置は、横幅が広い位置から横幅が狭い位置に向かう70〜80%の長さはほぼ直線状に形成されている。しかし、左腕側へこみ部52の残り20〜30%の長さ(横幅が狭い位置に至るまでの長さ)は、徐々に右腕側へこみ部50に近づく湾曲した湾曲部54が形成されている。この湾曲部54の形状は、左の前腕の撓骨の手首に近い位置の湾曲形状に合わせたものである。一方、右腕側へこみ部50の最深へこみ位置は、横幅が広い位置から横幅が狭い位置に向けてほぼ直線状に形成されている。これは、右利きの人の場合、グリップを握る右手が左手よりやや前方に突出するので、右腕側へこみ部50の最深へこみ位置は、横幅が狭い位置付近で湾曲させる必要が無いからである。即ち、右の前腕の撓骨において、手首に近い湾曲形状箇所は拘束部材16に接触しないようにするのが望ましい。
ここで、右利きとは、図3に示すように、ゴルフクラブ56のグリップを握った場合、右手の親指が左手の親指の外側に被さる状態になる人のことをいう。右利き用の拘束部材16は、右利き用の1種類のものを作れば、その1種類の拘束部材16で右利きの殆どのゴルファーに適用することができる。これは、右腕の前腕の手首に近い内側位置と左腕の前腕の手首に近い内側位置との間隔は、男性や女性の相違に拘わらず、痩せた人や太った人の相違に拘わらず、腕の長い人や腕の短い人の相違に拘わらず、肩幅の広い人や肩幅の狭い人に拘わらず、ほぼ一定であることを発見したことによる。即ち、拘束部材16における幅の狭い位置での右腕側へこみ部50と左腕側へこみ部52との間隔を一定のものとして、全てのゴルファーに適応することができる。本発明のゴルフスイングトレーニング装置10では、拘束部材16における幅の狭い位置付近での前腕の保持(締付け手段26,36の位置での両腕の保持)が特に重要である。拘束部材16の腕方向の長さは、前腕の半分より少しだけ長い長さ(腕全体からすると短い長さ)であるため、肩幅の広さに相違があったとしても、拘束部材16における幅の広い位置での個人の左右の腕の間隔の誤差は少なく、この誤差はゴルフスイングトレーニング装置10の効果には大きな影響を与えるものではない。
よって、原則として、右利き用の1種類の標準タイプの拘束部材16を作れば、殆ど全ての標準の体形の右利きのゴルファーに適用することができる。このように、右利き用の拘束部材16も左利き用の拘束部材16も1種類のものでよいため、本願のゴルフスイングトレーニング装置10は非常に安価なものとなる。なお、体形が標準の大きさから外れている人もいることから、その体形の人のために1〜2種類の規格外の拘束部材16を作る場合も考えられるが、その規格外の拘束部材16であっても、標準タイプの拘束部材16と大きさは殆ど変わらないので、収容部材18は大きさを変える必要は無い。従って、右利き用の拘束部材16は、1種類かまたはもう1種類を準備すれば、全ての右利きの人に適応することができる。また、右利き用の拘束部材16の対称形のものを作れば、左利き用の拘束部材16とすることができる。
ここで、ゴルフスイングトレーニング装置10の使用方法について説明する。使用者が右利きの場合に、右利き用の拘束部材16を収容部材18の内部に装着して、舌状延長部44で収容部材18の開口部42を閉じ、舌状延長部44の接着部材46を収容部材18の外表面に接着させる。これによって、拘束部材16は収容部材18の内部に収容される。拘束部材16を収容部材18の内部に装着する際に、拘束部材16の左腕側へこみ部52を、左腕用前腕巻き付け部材14が固定してある方向に向けて装着する。
次に、左腕用前腕巻き付け部材14に左腕の前腕を挿入し、舌状延長部32の接着部材34を左腕用前腕巻き付け部材14の外表面に接触させる。これによって、左腕の前腕を左腕用前腕巻き付け部材14に固定することができる。更に、ゴム等の締め付け手段36を引っ張った状態にして、左腕用前腕巻き付け部材14における左手首に近い位置に巻き付けて、締め付け手段36に取付けた接着部材37を左腕用前腕巻き付け部材14に接着させる。この締め付け手段36によって、左腕用前腕巻き付け部材14と左腕の前腕との固定状態をより強固にすることができる。この左腕用前腕巻き付け部材14は、縫製(第二固定手段)等によって収容部材18に一体に固定されているので、左腕用前腕巻き付け部材14に固定された左腕の前腕は、収容部材18の内部に収容される拘束部材16と固定された状態となる。この際、左腕の前腕は、拘束部材16の左腕側へこみ部52の形状に合致する。
次に、右腕用前腕巻き付け部材12に右腕の前腕を挿入し、舌状延長部22の接着部材24を右腕用前腕巻き付け部材12の外表面に接触させる。これによって、右腕の前腕を右腕用前腕巻き付け部材12に固定することができる。更に、ゴム等の締め付け手段26を引っ張った状態にして、右腕用前腕巻き付け部材12における右手首に近い位置に巻き付けて、締め付け手段26に取付けた接着部材28を右腕用前腕巻き付け部材12に接着させる。この締め付け手段26によって、右腕用前腕巻き付け部材12と右腕の前腕との固定状態をより強固にすることができる。この右腕用前腕巻き付け部材12は、収容部材18とは別体に構成されているので、この右腕用前腕巻き付け部材12を収容部材18に取付けられた接着部材48に接合して接着させる。この接着部材48は、フック素材/ループ素材から成るファスナーのフック素材(第一固定手段)から成り、右腕用前腕巻き付け部材12はファスナー(固定手段)のループ素材(第一固定手段)から成るものとする。なお、ファスナー(固定手段)のフック素材から成る接着部材48を右腕用前腕巻き付け部材12に取付け、収容部材18をファスナー(固定手段)のループ素材から成るものとしても良い。接着部材48を使用するフック素材/ループ素材から成るファスナー(第一固定手段)は、スイング時に加えられる力では外れないように設定する。収容部材18に取付けられた接着部材48と右腕用前腕巻き付け部材12との接着(固定)によって、右腕用前腕巻き付け部材12に固定された右腕の前腕は、収容部材18の内部に収容された拘束部材16と固定された状態となる。この際、右腕の前腕は、拘束部材16の右腕側へこみ部50に合致するように、収容部材18の接着部材48と右腕用前腕巻き付け部材12とを接着させる。
図3に示すように、ゴルフスイングトレーニング装置10に右腕と左腕を取付けた状態では、右腕と左腕とが拘束部材16に固定された状態となる。このため、右腕と左腕にゴルフスイングトレーニング装置10を取付けた状態で練習を行うと、アドレス時でもテークバック時でもインパクト時でもフォロースルー時でも、ゴルフクラブ56を保持する両腕の前腕の保持角度θが一定の固定状態で、スイングをすることができる。このスイング時に両腕の前腕の保持角度θが一定に保たれるので、理想的なスイングを行えないゴルファーにとっては、スイングの際の至る所で両腕に拘束力がかかる。スイングの途中でこの拘束力を感じる時には、前腕の保持角度が理想状態になっていないことから、このゴルフスイングトレーニング装置10の使用者は、全てのスイング位置で拘束力が感じられないように練習を行う。練習の結果、ゴルフスイングトレーニング装置10からの拘束力が感じられないようになると、スイング時の前腕の保持角度θが理想的なものになったとみなされる。
本発明では、拘束部材16は、ゴルフのスイング等の人力による外力が加わって変形せず、しかも発泡スチロール等の安価で軽量な素材で、1つの塊として形成される。拘束部材16は外力が加わっても変形しないものであり、しかも部品を組み合わせて構成したものではなく、1つの塊から構成されるものなので、ゴルフスイングトレーニング装置10の使用時に拘束部材16に繰返し荷重がかかったとしても、拘束部材16は壊れることは無い。よって、本願のゴルフスイングトレーニング装置10は、長期間壊れること無く使用することが可能となる。拘束部材16は発泡スチロール等の軽量で安価な素材で形成するので、ゴルフスイングトレーニング装置10そのものを軽量で安価なものとすることができる。
図1に示すゴルフスイングトレーニング装置10においては、拘束部材16を包む収容部材18と左腕用前腕巻き付け部材14とが縫製(第二固定手段)によって予め一体に固定されており、一方、右腕用前腕巻き付け部材12は収容部材18や左腕用前腕巻き付け部材14とは別体に形成されて、接合によって接着できるもの(第一固定手段)を示した。これは、図2に示すように、収容部材18と左腕用前腕巻き付け部材14と右腕用前腕巻き付け部材12との3つの部材を接着した状態で、例えばゴルファーが転倒しそうになった際に、右手と左手とが離れる(右腕用前腕巻き付け部材12が収容部材18に取付けた接着部材48から離れる)ようにするためであり、転倒等の際にゴルファーの両手が自由に使えて、怪我をすることがないようにするためである。言い換えると、右手と左手とを離す方向に大きな力を加えることで、右手と左手とが自由になるように設定するためである。
なお、収容部材18と左腕用前腕巻き付け部材14とを縫製(第二固定手段)によって予め一体に固定したが、収容部材18と左腕用前腕巻き付け部材14とを別体にしておいても良い。しかし、左腕用前腕巻き付け部材14を収容部材18に対して別体にするとした場合には、収容部材18に左腕用前腕巻き付け部材14と着脱するための接着部材48を取付けなければならずコストアップになるため、左腕用前腕巻き付け部材14を収容部材18に予め一体に固定しておく方が望ましい。更に、収容部材18を中央に挟んで右腕用前腕巻き付け部材12と左腕用前腕巻き付け部材14との3体を固定状態としてスイングすることから、一方の左腕用前腕巻き付け部材14を収容部材18に予め一体に固定しておく方が便利である。
なお、前述の説明において、フック素材/ループ素材から成るファスナーのフック素材としたものをループ素材に置き換え、ループ素材としたものをフック素材に置き換えても良い。また、前述の説明では、左腕用前腕巻き付け部材14と収容部材18とを縫製等によって常時固定状態とし、右腕用前腕巻き付け部材12を収容部材18に対して着脱自在として説明したが、右腕用前腕巻き付け部材12を収容部材18と縫製等によって常時固定状態とし、左腕用前腕巻き付け部材14を収容部材18に対して着脱自在としても良い。更に、前述の説明では、第一固定手段や第二固定手段としたが、表現としての第一固定手段と第二固定手段とを入れ換えても良い。その上、前述の説明では、説明の便宜上から、右腕用前腕巻き付け部材12と左腕用前腕巻き付け部材14として、右腕と左腕とを特定して説明したが、右腕用前腕巻き付け部材12と左腕用前腕巻き付け部材14のいずれか一方を第一前腕巻き付け部材とし、いずれか他方を第二前腕巻き付け部材としても良い。
本発明に係るゴルフスイングトレーニング装置の分解斜視図である。 図1のゴルフスイングトレーニング装置の組み立て状態を示す斜視図である。 図2のゴルフスイングトレーニング装置を両腕に取付けた状態を示す正面図である。 本発明のゴルフスイングトレーニング装置に使用する拘束部材の斜視図である。 図4のA方向正面図である。 図4のB方向側面図である。 図6のC−C船断面図である。 従来既知のゴルフスイングトレーニング装置をゴルファーに装着した状態を示す正面図である。 図8のゴルフスイングトレーニング装置の主要構成部材を分解した正面図である。 図8のゴルフスイングトレーニング装置に使用する拘束ウエッジの分解斜視図である。
符号の説明
10 ゴルフスイングトレーニング装置
12 右腕用前腕巻き付け部材
14 左腕用前腕巻き付け部材
16 拘束部材
18 収容部材
22 舌状延長部
24 接着部材
26 締付け部材
28 接着部材
32 舌状延長部
34 接着部材
36 締付け部材
38 接着部材
44 舌状延長部
46 接着部材
48 接着部材
50 右腕用へこみ部
52 左腕用へこみ部
54 湾曲部

Claims (9)

  1. スイングの際にゴルファーの左右の前腕を適正な位置関係に保持するためのゴルフスイングトレーニング装置であって、右腕の前腕か左腕の前腕のうちの一方に取付けるための第一前腕巻き付け部材と、右腕の前腕か左腕の前腕のうちの他方に取付けるための第二前腕巻き付け部材と、右腕の前腕が合致する形状の右側へこみ部と左腕の前腕と合致する形状の左側へこみ部とを形成するものであってスイング時に変形しないかほぼ変形しない素材から成る右利き用か左利き用のいずれか一方の利き腕用の拘束部材と、使用時に前記拘束部材を内部に収容する収容部材とから成り、使用時に前記収容部材を中央に位置させて前記収容部材と前記第一前腕巻き付け部材とを第一固定手段で固定した状態にすると共に前記収容部材と第二前腕巻き付け部材とを第二固定手段で固定した状態とすることを特徴とするゴルフスイングトレーニング装置。
  2. 前記拘束部材において、利き腕とは違う腕の前腕が合致する前記へこみ部に、利き腕とは違う腕の前腕の手首に近い位置の橈骨の湾曲部に合致する湾曲部を形成し、前記湾曲部は手首側に近づくにつれて徐々に利き腕側のへこみ部に近づくようにしたことを特徴とする請求1記載のゴルフスイングトレーニング装置。
  3. 前記拘束部材において、利き腕側の前腕が合致するへこみ部を前腕に沿った方向に直線状としたことを特徴とする請求1記載のゴルフスイングトレーニング装置。
  4. 前記拘束部材の素材を、発泡スチロールかコルクか木材か合成樹脂狩のいずれかとしたことを特徴とする請求1乃至3記載のゴルフスイングトレーニング装置。
  5. 前記第一前腕巻き付け部材の形状を、一方の開口部空間断面が相対的に広く他方の開口部空間断面が相対的に狭い筒状形状とし、開口部空間断面が相対的に広い側の端から開口部空間断面が相対的に狭い側に向かう途中までの前記第一前腕巻き付け部材に切れ目を形成し、前記第一前腕巻き付け部材に前記切れ目に対して直角方向に横断する舌状延長部を形成し、前記舌状延長部の自由端付近にフック素材/ループ素材から成るファスナーの一方の素材を取付け、前記第一前腕巻き付け部材の外表面をフック素材/ループ素材から成るファスナーの他方の素材としたことを特徴とする請求4記載のゴルフスイングトレーニング装置。
  6. 前記第一前腕巻き付け部材において開口部空間断面が相対的に狭い位置付近に伸縮素材からなる締付け部材の一端を取付け、前記締付け部材の他端付近に前記フック素材/ループ素材から成るファスナーの一方の素材を取付けたことを特徴とする請求5記載のゴルフスイングトレーニング装置。
  7. 前記第二前腕巻き付け部材の形状を、一方の開口部空間断面が相対的に広く他方の開口部空間断面が相対的に狭い筒状形状とし、開口部空間断面が相対的に広い側の端から開口部空間断面が相対的に狭い側に向かう途中までの前記第二前腕巻き付け部材に切れ目を形成し、前記第二前腕巻き付け部材に前記切れ目に対して直角方向に横断する舌状延長部を形成し、前記舌状延長部の自由端付近にフック素材/ループ素材から成るファスナーの一方の素材を取付け、前記第二前腕巻き付け部材の外表面をフック素材/ループ素材から成るファスナーの他方の素材としたことを特徴とする請求4記載のゴルフスイングトレーニング装置。
  8. 前記第二前腕巻き付け部材において開口部空間断面が相対的に狭い位置付近に伸縮素材からなる締付け部材の一端を取付け、前記締付け部材の他端付近に前記フック素材/ループ素材から成るファスナーの一方の素材を取付けたことを特徴とする請求7記載のゴルフスイングトレーニング装置。
  9. 前記第一固定手段が、フック素材/ループ素材から成るファスナーの一方の素材から成るものであって前記第一前腕巻き付け部材の外表面か前記収容部材の外表面のいずれか一方に取付けた部材と、フック素材/ループ素材から成るファスナーの他方の素材から成るものであって前記第一前腕巻き付け部材の外表面の素材か前記収容部材の外表面の素材のいずれか他方とから成り、前記第二固定手段が、前記収容部材と前記第二前腕巻き付け部材とを固定する縫製としたことを特徴とする請求項4記載のゴルフスイングトレーニング装置。
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