JP2009009608A - ディスクの選別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、ディスクのサイズが変更された場合、キャンセル部の動作タイミングを変更しなくとも良いようにすること、を目的とする。
【解決手段】
ディスクが転がるガイドレールと、取り付け装置によって、前記ガイドレールと所定距離離れて配置され、かつ、少なくとも前記ガイドレールとの距離が変更可能であるゲージ装置と、前記ゲージ装置の下流に位置し、かつ、ゲージ装置の移動に連動して前記ガイドレールとの距離が変更可能である前記ディスクの検知センサと、を含むディスクの選別装置である。
【選択図】図3

Description

本発明は、硬貨、メダル等のディスクを機械的に真正ディスクと偽ディスクとに選別するディスクの選別装置に関する。
特に、パチスロ等のゲーム機に使用するディスク選別装置の改良に関する。
なお、本明細書で使用する「ディスク」は、通貨であるコイン、メダル、代用コイン及び、それらと類似のものを包含する。
従来のゲーム機に使用するディスク選別装置は、投入口、ゲージ部、キャンセル部、出口及びディスクカウント用のセンサがそれぞれ個別に設けられていた。(例えば、特許文献1参照)
特許第2742755号(図1〜図4。1頁〜6頁)。
図12を参照して従来のディスク選別装置200を説明する。
投入口201に投入された真正ディスクDは、傾斜するガイドレール202上を転がりつつ、ゲージ部203、キャンセル部204の順に通過し、出口205を通って貯留部(図示せず)に到達する。
ゲージ部203は、ガイドレール202と平行にゲージレール202が配置され、小径の偽ディスクD1はこのゲージレール206にガイドされずに倒れ、ガイドレール202から落下して振り分けられる。
キャンセル部204は、ゲーム開始に先立ってゲート板207によって閉じられる。
また、所定数のディスクCを受け入れた後などのゲーム機が真正ディスクを受け入れできないときにゲート板207が移動されてキャンセル部204が開かれ、ディスクDをキャンセル部204から落下させ、返却する。
具体的には、キャンセル部204の下流に位置するセンサ208がディスクDを検知しなくなったことをトリガーにしてゲート板207を移動させ、キャンセル部204を開放する。
この構造において、ゲーム者の要望に基づいてスムースにゲームを行うには、ディスクがスムースに転がる必要があるが、従来装置においては不十分であった。すなわち、ゲージ部203とキャンセル部204が直列配置されているため、投入口201から出口205までの経路が長くなってディスクの転がりがスムースでないないものであった。
また、複数種のディスクサイズに対処するため、ディスク通路の幅(ディスクの厚み方向)を広げた場合、ディスクが振動しながら転がるため、スムースに転がらないものであった。
別の問題において、前のディスクDがキャンセル部204に落下する途中に次のディスクDが来た時、後のディスクDが落下途中の前のディスクDの周面にガイドされてキャンセル部204で落下出来ずに出口205に達してしまう懸念がある。
すなわち、本来ゲーム者に返却されるべきディスクD2がゲーム機にポイントを評価されずに受け入れられてしまう、所謂「呑み込み」を生じる恐れがある。
これを防止するため、ディスクDがキャンセル部204において完全に落下した後、新たなディスクの受け入れを可能にする等の制御を追加せねばならない。
これらの追加制御により、ディスクの転がりが通常と僅かに異なった場合でも、呑み込みやカウントミスを生じることがある。
また別の問題において、ディスク選別装置200は、ゲージ部203をディスクDの大きさに合わせて設定する必要がある。しかし、従来のディスク選別装置200は、ディスクDの直径に合わせてゲージレール206とセンサ208をガイドレール202から所定距離離して位置調整するのみであった。
このため、ディスクDが小径から大径に変わった場合、キャンセル部204が開放位置に移動する途中に次のディスクが通過し、次のディスクDを受け入れてしまうという「呑み込み」を生じる恐れがある。
これを回避するため、従来は、ディスクDのサイズが変更された場合、センサ208がディスクを検知しなくなってからキャンセル部204を開放位置に復帰動作するまでの時間を調整することにより対処していた。
このため、ディスクサイズが変更になった場合、前記時間調整作業が必要であった。
本発明の第1の目的は、ディスクのサイズが変更された場合、キャンセル部の動作タイミングを変更しなくとも良いようにすることである。
本発明の第2の目的は、ディスク選別装置の受入口から出口までのディスクの動きをスムースにすることである。
本発明の第3の目的は、ディスクの「呑み込み」を防止することである。
この目的を達成するため、本発明は以下のように構成されている。
ディスクが転がるガイドレールと、取り付け装置によって、前記ガイドレールと所定距離離れて配置され、かつ、少なくとも前記ガイドレールとの距離が変更可能であるゲージ装置と、前記ゲージ装置の下流に位置し、かつ、ゲージ装置の移動に連動して前記ガイドレールとの距離が変更可能である前記ディスクの検知センサと、を含むディスクの選別装置である。
本発明のディスクの選別装置は、前記ゲージ装置)が取り付け装置を含み、前記取り付け装置が、ベースに設けたベース取り付け部と、前記ゲージ装置に設けたゲージ取り付け部とを含んでいることが好ましい。
本発明のディスクの選別装置は、前記ベース取り付け部が複数であることが好ましい。
本発明のディスクの選別装置は、前記ベース取り付け部が円錐形ピンであり、前記ゲージ取り付け部が嵌合孔と保持片とを含んでいることが好ましい。
本発明のディスクの選別装置は、前記検知センサが、前記ゲージ装置に取り付けられていることが好ましい。
本発明のディスクの選別装置は、前記ガイドレールが、湾曲部が金属であり、その他は樹脂であることが好ましい。
本発明は、ディスクが転がるガイドレールと、取り付け装置によって、前記ガイドレールと所定距離離れて配置されたゲージ装置と、前記ガイドレールの下流に位置し、所定の軸線回りに回動可能であり、かつ、前記軸線を中心とする曲率を有する弧状ガイド板と、前記弧状ガイド板の前記軸線の回りの回動位置を調整可能な位置調整装置を前記ゲージ装置の下流に位置し、かつ、ゲージ装置の移動に連動して前記ガイドレールとの距離が変更可能である前記ディスクの検知センサと、含むディスクの選別装置であることが好ましい。
請求項1の構成において、ゲージ装置のキャンセル片は、ディスクを受け入れないとき、移動装置によって非ガイド位置へ移動される。
そのため、真正ディスクはディスクの真偽を判定するゲージ装置でキャンセルされる。
したがって、ディスク真偽の判定部であるゲージ部において、真正ディスクのキャンセルも行うようにしたので、少なくともディスクの転がり経路を、従来のゲート部に相当する長さ分短縮できるので、ディスクの転がりがスムースになると共に選別装置が小型になる。
さらに、ディスクは、自重で倒れ、ガイドレールから外れることによりキャンセルされるので、ディスクに無理な力が加わらない。
結果として、ディスクは、スムース、かつ、素早くキャンセルされる。
また、ディスクはキャンセルされる場合、ガイドレールから垂直落下しないので、後続のディスクが落下途中のディスクに載って出口へ案内されない。
すなわち、「呑み込み」は発生しない。
本発明における、ゲージ装置が、前記ガイドレールに対し受け入れ許容最大径分離れて配置された大径ゲージと、前記大径ゲージの側方であって、かつ、前記ガイドレールに対し受け入れ許容最小径分離れて配置された小径ゲージと、を含み、小径ゲージがキャンセル片である構成において、大径ゲージに並置される小径ゲージは、ディスクを受け入れないとき、非ガイド位置へ移動装置によって移動される。
そのため、真正ディスクは、小径ゲージによって支えられないので、ゲージ装置においてガイドレールから外れて、キャンセルされる。
また、ディスクは、小径ゲージに支えられずに自重によってのみ倒れるので、その倒れ方に無理が無く、スムースに落下する。
ディスクサイズが変更された場合、取り付け装置によってゲージ装置の位置をそのサイズに適合する位置に変更する。
ゲージ装置の位置を適切に設定することにより、ディスクの移動がスムースになる。
また、ゲージ装置の移動に連動し、検知センサはガイドレールに対する位置が変更される。
すなわち、ガイドレールと検知センサの間隔が変更される。
このゲージ装置と検知センサとの間隔を適宜設定することにより、ゲージ装置が移動されたとき、検知センサの位置決めが自動的に行われる。
本発明において、取り付け装置がベースに設けたベース取り付け部と、ゲージ装置に設けたゲージ取り付け部とを含む構成において、ゲージ取り付け部をベース取り付け部に嵌め込むことにより取り付ける構成にした場合、ゲージ装置はワンタッチで取り付けでき、装着が容易である。
本発明において、ベース取り付け部が複数である構成において、ゲージ取り付け部を選択したベース取り付け部に嵌め込むことにより段階的にガイドレールと平行を保ったままゲージ装置の位置調整ができる構成にした場合、ベース取り付け部を予め所定のディスクサイズに合わせて配置することにより、ディスクサイズに対応し、ゲージ装置を適切な位置に取り付けることができる利点がある。
本発明において、ベース取り付け部が円錐形ピンであり、ゲージ取り付け部が嵌合孔と保持片とを含む構成において、嵌合孔を円錐形ピンにあてがって嵌め込むことによりワンタッチでゲージ装置を所定位置に取り付けることができる。
保持片は、円錐形ピンを押すことにより、嵌合孔の周壁とピンとを密着させ、ゲージ装置の位置ずれが発生しないようにしてある。
このため、ワンタッチの取り付け方式にも関わらず、ゲージ装置の位置が固定されるため、ディスクの選別が安定する利点がある。
本発明において、ゲージ装置に検知センサが取り付けられている場合、ゲージ装置の位置変更によって検知センサの位置も変更される。
結果として、ディスクサイズ変更時の調整を個別に行わずとも良く、ディスクサイズ変更時の調整作業が容易である。
本発明において、ガイドレールの湾曲部が金属であり、その他の部位が樹脂である構成において、ディスクは湾曲部においてガイドされて方向転換される。 この方向転換時、ディスクはその重量と遠心力によりガイドレールに押し付けられるため該ガイドレール部との接触圧力が高まる。
このため、ガイドレールが樹脂の場合、湾曲部の磨耗が大きい。耐磨耗性の樹脂を使用した場合、高価であるが、本発明は金属であるから安価である。
本発明において、ディスクが転がるガイドレールと、取り付け装置によって、前記ガイドレールと所定距離離れて配置されたゲージ装置と、前記ガイドレールの下流に位置し、所定の軸線回りに回動可能であり、かつ、前記軸線を中心とする曲率を有する弧状ガイド板と、前記弧状ガイド板の前記軸線の回りの回動位置を調整可能な位置調整装置を前記ゲージ装置の下流に位置し、かつ、ゲージ装置の移動に連動して前記ガイドレールとの距離が変更可能である前記ディスクの検知センサと、を含むディスクの選別装置である場合、弧状ガイドの位置が変わっても、ディスクが落下する位置の曲率は変わらない。
結果として、ディスクは毎回同じように弧状ガイド板に案内されるので、弧状ガイド板を適当な曲率に成型することによりディスクを毎回スムースに誘導できる利点がある。
ディスクが転がり、湾曲部が金属であり、その他は樹脂であるガイドレールと、取り付け装置によって、前記ガイドレールと所定距離離れて配置され、かつ、少なくとも前記ガイドレールとの距離が変更可能であるゲージ装置と、前記ゲージ装置の下流に位置し、かつ、ゲージ装置の移動に連動して前記ガイドレールとの距離が変更可能である前記ディスクの検知センサが前記ゲージ装置とを含み、前記ゲージ装置はが複数の円錐形ピンよりなる取り付け装置を含み、前記取り付け装置が、ベースに設けたベース取り付け部と、前記ゲージ装置に設けた嵌合孔と保持片とを含むゲージ取り付け部とを含むディスクの選別装置である。
ディスク選別装置1は、図1に示すように投入口2に投入されたディスクDをゲージ装置50で選別し、真正ディスクを出口3から排出し、偽ディスク及び受け入れしないディスクをキャンセル部4から排出する。
本発明にかかるディスクの選別装置1は、図2に示すように、ガイドレール40、ゲージ装置50(大径ゲージ60、小径ゲージ70)、キャンセル片80及びキャンセル片80の移動装置75(図5参照)を含んでいる。
ベース20は、その左端取り付け部20Lと右端取り付け部20Rがゲーム機の垂直壁(図示せず)に固定されている。
図6に示すように、ベース20は逆J形であって耐摩耗性の樹脂により一体成型されている。
図2及び6に示すように、ベース20には垂直面21A、湾曲面21B及び傾斜面21Cを含むディスク案内面21が形成されている。
垂直面21Aは、鉛直方向に伸びている。
傾斜面21Cは、図8に示すように、水平線に対し約70度傾いている。
湾曲面21Bは、垂直面21Aと傾斜面21Cを緩やかなカーブで接続し、かつ、傾斜面21C同様に水平線に対し約70度傾いている。
垂直面21Aの下端と湾曲面21Bの上端は、滑らかな曲面によって接続されている。ディスク案内面21は、ディスクDを入口2から出口3へ案内する機能を有していればよい。
したがって、ディスクDがスムースに移動するよう、摩擦抵抗を減少するため、ディスク案内面21に溝を形成することができる。
次にガイドレール40を説明する。
ガイドレール40は、ディスク案内面21に対し直角をなし、かつ、大部分において幅がディスクDの厚みより僅かに広く形成されている。
ガイドレール40は、垂直ガイドレール40A、弧状ガイドレール40B及び傾斜ガイドレール40Cを含んでいる。
傾斜ガイドレール40Cは、傾斜面21Cに相対位置し、ベース20と一体に成形され、図6において右下がりに傾斜し、ディスクDが重力で転がり落ちることができる。弧状ガイドレール40Bは、弧状ガイド面40Eを有する三日月形であって、ステンレス等の金属で作られ、スクリュウ41によって湾曲面21Bに相対してベース20に固定されている。
弧状ガイド面40Eは傾斜ガイドレール40Cに実質的に連続している。
垂直ガイドレール40Aは、ベース20と一体に成形され、垂直面21Aに相対位置し、弧状ガイド面40Eに実質的に連続している。
弧状ガイドレール40Bは、傾斜ガイドレール40C及び垂直ガイドレール40Aと一体に樹脂にて成形してもよい。
この場合、少なくとも弧状ガイドレール40Bの弧状ガイド面40Eに金属板等の耐摩耗性を有する材料で作った磨耗防止板を貼り付ける必要がある。
ディスクDは垂直ガイドレール40Aに沿って落下した後、弧状ガイドレール40Bの弧状ガイド面40Eで案内されて方向転換される。
弧状ガイド面40Eは、ディスクDの重量に加え遠心力を受けるため、ディスクDの接触圧が高まり、摩耗が早い。
しかし、少なくとも弧状ガイド面40Eが耐摩耗性材料の場合、磨耗を防止することができる。
ステンレスなどの金属を用いた場合、耐摩耗性を有する樹脂を使用するより安価である。
ガイドレール40は、投入口2に投入されたディスクDを出口3に案内する機能を有していればよい。
したがって、塵埃の付着によるディスクの転がり不良を防止するため、ガイドレール40の長手方向に溝を形成してもよい。
次に図3を参照してカバー30を説明する。
カバー30にカバー案内面31が形成されている。
カバー案内面31は、前記垂直面21A、湾曲面21B及び傾斜面21Cに相対するカバー垂直面31A、カバー湾曲面31B、カバー傾斜面31C及びカバー垂直ガイド31Dを有している。
カバー30は、その上端のオメガ字状の軸受32をベース20の上部に形成された軸22に係止し、ピボット運動可能に取り付けられている。
図7に示すように、カバー垂直面31A及びカバー湾曲面31Bには、垂直面21A及び湾曲面21Bとの距離が異なる第1案内面37Aと第2案内面37Bが形成されている。
なお、図7の(A)は、カバー30が大径ディスクに対応して設定された状態、(B)は、カバー30が小径ディスクに対応して設置された状態である。
図3に示すように、第1案内面37AはJ形であって、垂直ガイドレール40A及び湾曲ガイドレール40Bに沿うよう形成され、垂直面21A及び湾曲面21Bとの距離は、ディスクDの厚みよりも僅かに離れている。
第2案内面37Bは、直線状であって、の垂直ガイドレール40A及び湾曲ガイドレール40Bから遠い位置に形成され、垂直面21A及び湾曲面21Bに対し、第1案内面37Aよりも遠い位置に配置される。
図1に示すように、キャンセルボード33は、その上端がカバー30から突出するフック34によってカバー30の上端部に固定され、カバー30と一体にピボット運動可能である。
キャンセルボード33は、図8に示すように、断面横V形である。
キャンセルボード33の上端部とベース20との間に配置した圧縮スプリング35A、35Bによって、キャンセルボード33及びカバー30は、図8において反時計方向に回転力を与えられ、カバー30がベース20に近づくようにしている。
カバー30とベース20との間隔、すなわち、垂直面21Aとカバー垂直面31A、湾曲面21Bとカバー湾曲面31B及び傾斜面21Cとカバー傾斜面31Cとの間隔は、カバー30にねじ込んだスクリュウ36の先端を弧状ガイドレール40Bの側面に突き当てることにより、ディスクDの厚みよりも僅かに広くなるように設定される。
次にゲージ装置50を説明する。
ゲージ装置50は、図2及び図6に示すように、ほぼ台形状のゲージ板51と、小径ゲージ70を含んでいる。
ゲージ板51には、ガイド面52が形成されている。
ガイド面52は、左側面の垂直ガイド52Aと下面の傾斜ガイド52C、及び垂直ガイド52Aと傾斜ガイド52Cとを接続する湾曲ガイド52Bが形成されている。
垂直方向に伸びる垂直ガイド52Aは垂直ガイドレール40A及びカバー垂直ガイド31Dに相対し、ディスクDの直径よりも僅かに離れている。
湾曲ガイド52Bは、弧状ガイドレール40Bに相対し、ディスクDの直径よりも僅かに離れている。
傾斜して伸びる傾斜ガイド52Cは、傾斜ガイドレール40Cに相対し、かつ、平行に配置されている。
受け入れを許容するディスクDがスムースに通過できるよう、傾斜ガイドレール40Cと傾斜ガイド52Cの距離は、ディスクDの直径よりも僅かに離して配置されている。
この離した距離が、ゲージ板51のその位置でのディスクDの受け入れ許容最大径である。
すなわち、傾斜ガイド52Cは大径ゲージ60を兼ねている。
なお、本実施例において、この受け入れ許容最大径は小径ディスクに適応するゲージ板51の位置と、大径ディスクに適応するゲージ板51の位置においてそれぞれ設定される。
次に、図2及び6を参照してゲージ板51の取り付け装置53を説明する。
ゲージ板51は、取り付け装置53によりベース20の上部に取り付けられている。
取り付け装置53は、ベース20の取り付け部54とゲージ装置50の取り付け部55を含んでいる。
ゲージ装置50は、ベース取り付け部54にゲージ取り付け部55を係止することにより、ベース20にワンタッチで着脱可能に取り付けられる。
ベース取り付け部54は、左右一対配置されているが、同一構造であるので、同一符号を付してある。
ベース取り付け部54は、先端が円錐形であって基部が円柱状である第1保持ピン56Aがベース20に固定されている。
同様に形成した第2保持ピン56Bが傾斜ガイドレール40Cに対し45度傾斜する直線L上に所定の間隔で配置されている。
ゲージ取り付け部55は、前記第1ピン56A及び第2ピン56Bに相対し、ゲージ板51に形成した第1嵌合孔57Aと第2嵌合孔57B及び同一線上に配置された第3嵌合孔57C及び保持体58とを含んでいる。
第1から第3嵌合孔57A、57B、57Cは前記第1保持ピン56A及び第2保持ピン56Bの円柱部に密に填り合う直径に形成されている。
保持体58は、ゲージ板51と一体に片持ち状態に形成された保持片59である。
保持片59の先端は、第2嵌合孔57Bに挿入された第1保持ピン56A又は第2保持ピン56Bの周面に接触し、その弾力により押圧してゲージ板51の位置を保持する。
また、保持ピン56A及び56Bの側面に形成した溝56Cに保持片59の側面に形成したフック(図示せず)をフックし、ゲージ板51の脱落を防止する。
保持体58は、ゲージ板51をピン56A及び56Bに保持する機能を有していればよく、他の構造を採用することができる。
図6に示すように第1保持ピン56Aを第1嵌合孔57A、第2保持ピン56Bを第2嵌合孔57Bに嵌合した場合、ゲージ板51はガイドレール40との距離が近くなるため、小径ディスクの選別位置になる。
第1保持ピン56Aを第2嵌合孔57B、第2保持ピン56Bを第3嵌合孔57Cに嵌合した場合、ゲージ板51はガイドレール40との距離が遠くなるので、大径ディスクの選別位置になる。
すなわち、ゲージ板51は直線Lに沿って垂直ガイドレール40A、弧状ガイドレール40B及び傾斜ガイドレール40Cに対し、それぞれ同一量接近し、又は、離れる。
したがって、ゲージ板51の位置を変更した場合、ディスク通路62の幅(ディスクの直径方向)は、垂直部通路62A、湾曲部通路62B及び傾斜部通路62C全て同一に調整される。
取り付け装置53は、ゲージ装置50をベース20に取り付ける機能を有していればよい。
さらに、取り付け装置53は、ゲージ装置50の位置を選別対象ディスクに適合するよう変更する機能を有していることが好ましい。
したがって、取り付け装置53は、ゲージ装置50を三段階以上に位置調整可能にしたり、無段階に位置調整可能に構成することができる。
次に図6を参照してディスク通路62を説明する。
ディスク通路62は、ベース20のディスク案内面21、カバー30のカバー案内面31、ガイドレール40及びゲージ板52のガイド面52で囲まれた通路である。
ディスク通路62は、図2及び6において逆J形であり、投入口2からほぼ真下に伸びる垂直部通路62A、湾曲部通路62B及び右下がりの傾斜部通路62Cを含んでいる。
次に小径ゲージ70を説明する。
小径ゲージ70は傾斜部通路62Cに面して配置されている。
傾斜面21Cに、傾斜ガイドレール40C及び傾斜ガイド52Cに沿って矩形の窓71が形成されている。
図5に示すように、ベース20の裏面の窓71の両側に、軸受72A及び72Bが固定されている。
図8に示すように、軸受72Aと72Bには、それぞれ、傾斜面21Cに対し直角方向に平行に伸びる大径ベアリング溝73A、小径ベアリング溝73Bが形成してある。
小径ゲージ70は、板状であって両端部に円柱状の枢軸74が形成してある。
枢軸74は、傾斜ガイドレール40C及び傾斜ガイド52Cに平行に、かつ図8及び図10に図示するように大径ゲージ60の横に配置されている。
ここで、横とは、窓71を含む平面に対し直交する方向である。
小径ゲージ70の先端70Tは、枢軸74を中心とする円弧に形成されている。
この円弧により、小径ゲージ70を微調整装置86で位置調整しても、その先端70Tは、枢軸74から同一距離になるため、真正ディスクDを同一姿勢で案内することができる。
枢軸74を小径ベアリング溝73Bに挿入し、押さえ板(図示せず)で保持してピボット運動可能に構成してある。
これにより、枢軸74は傾斜ガイドレール40C及び大径ゲージ60である傾斜ガイド52Cと平行に配置されている。
小径ゲージ70の先端70Tは、窓71内において、傾斜面21Cを含む平面内の傾斜ガイド52Cの近く配置されている。
先端70Tの下縁70Uの位置は、受け入れを許容する最小ディスクの直径分、換言すると、受け入れを許容しない小径のディスクの直径分、傾斜ガイドレール40Cから離れて配置される。
この位置が、小径ゲージ70(キャンセル片80)のガイド位置である。
したがって、小径ゲージ70の先端70Tは大径ゲージ60の側方であって、直ぐ近くに配置されている。
真正ディスクDが傾斜ガイドレール40C上を転がるとき、その下端部側面は傾斜面21Cに支えられ、かつ、上端部側面は小径ゲージ70の先端70Tに支えられて出口3に達することができる。
ディスクDの直径が受け入れを許容しない小径の場合、ディスクDの上端部側面は先端70Tに支えられないので、図10に一点鎖線で示すように自重によって窓71内に倒れる。
結果として、ディスクDは、傾斜ガイドレール40Cから外れてキャンセル部4で落下する。
すなわち、小径ゲージ70は、キャンセル片80を兼ねている。
図2及び4に示すように、キャンセル片80のディスクの下流側端部からアーム81が突出し、その先端は、ストッパ82であって、窓71の下流端部の傾斜ガイドレール41Cに近接した位置で傾斜部通路62Cに進退する。
すなわち、キャンセル片80が非ガイド位置に移動されたとき、ストッパ82は傾斜部通路62Cに位置してディスクDの移動を強制的に阻止し、キャンセル部4においてキャンセルする。
また、ストッパ82は、キャンセル片80がガイド位置にある通常時は、先端が窓71内に位置して傾斜部通路62Cから退避している。
キャンセル片80は、ゲージ装置50の位置において真正ディスクDを傾斜ガイドレール40Cから外す機能を有していればよい。
ストッパ82は、必要条件ではないが、備えていることにより、ディスクのキャンセルが確実になり、より好ましい。
次に小径ゲージ70の移動装置75を説明する。
移動装置75は、アクチュエータ76とリンク機構77を含んでいる。
リンク機構77は、スライド板78とリンク77Aを含んでいる。
図5に示すように、スライド板78は、軸受72Aに沿って傾斜ガイドレール40Cに対し直交方向にスライド可能に支持されている。
図9に示すように、スライド板78にベアリング溝73Bと平行に第1ガイド溝78A及び第2ガイド溝78Bが形成され、小径ゲージ70の端面のピン81が小径ディスクに対応する第2ガイド溝78Bに挿入されている。
図3及び図5に示すように、アクチュエータ76は、ベース20に固定されたソレノイド82、アーマチャー83及びアーマチャー83のリターンスプリング84を含んでいる。
アーマチャー83の先端にリンク77Aが固定され、リンク77Aの先端にスライド板78が固定されている。
したがって、ソレノイド82が励磁されない場合、アーマチャー83はリターンスプリング84によって突出されているので、リンク77Aを介してスライド板78が上方に引き上げられる。
これにより、ガイド溝78B及びピン81を介して小径ゲージ70は、図8において時計方向に移動され、小径ゲージ70の上面がベース20のストッパ20S(図3参照)に突き当たって図示の非ガイド位置に保持される。
結果として、真正ディスクDであっても、その上端部側面は小径ゲージ70によって支えられない。
したがって、ディスクDは窓71内に倒れ、そして、その下端周面は傾斜ガイドレール40Cから外れて自重によってキャンセル部4において落下する。
ソレノイド82が励磁されたとき、リンク機構77を介して小径ゲージ70は図8において反時計方向に回動され、スライド板78の下面76Uが調整スクリュウ79の先端に突き当たり、傾斜ガイドレール40Cから所定距離離れたガイド位置に移動され、保持される。
したがって、真正ディスクDは、その上端部側面が小径ゲージ70の先端70Tに支えられつつ出口3へ転がる。
受け入れを許容されない小径のディスクは、その上端部側面が先端70Tに支えられないので、自重で窓71に倒れ、傾斜ガイドレール40Cから外れて落下する。
受け入れを許容されない大径のディスクは、傾斜ガイドレール40Cと傾斜ガイド52Cとの間に詰まって転がり降りることができない。
移動装置75は、キャンセル片80をガイド位置と非ガイド位置に移動できる機能を有していればよい。
キャンセルボード33は、カバー30が図10において時計方向に動かされたとき、窓71から傾斜部通路62Cに進出し、その通路にジャムしているディスクDを押して傾斜ガイドレール40Cから落下させ、キャンセルする。
このカバー30の移動は、ゲーム機に装着されたキャンセルレバーの操作に連動するようリンクが構成される。
次に小径ゲージ70の位置微調整装置86を説明する。
図5に示すようにこの小径ゲージ位置微調整装置86は、傾斜ガイドレール40Cと小径ゲージ70の下縁70Uとの距離を微調整する機能を有している。
すなわち、スライド板78の下面78Uにベース20の下面にねじ込んだ位置調整スクリュウ79の先端が突き当たるように配置されている。
したがって、調整スクリュウ79がストッパである。
スライド板78は、リターンスプリング84によって調整スクリュウ79側に付勢され、許容誤差によって小径ゲージ70が遊動しないようにしている。
したがって、小径ゲージ70の先端70Tの下端70Uの位置は、調整スクリュウ77Aの先端位置によって決定される。
換言すれば、調整スクリュウ77Aのねじ込み量を変更することにより傾斜ガイドレール40Cと先端70Tとの距離を微調整することができる。
調整スクリュウ77Aは、ロックナット(図示せず)によりロックされる。
次に小径ゲージ70のゲージ位置調整装置90を説明する。
これは、ゲージ板51が取り付け装置53によって大きく位置調整されたとき、その位置に適合するよう小径ゲージ70の位置を変更するために用いられる。
小径ゲージ位置調整装置90は、図8に示すベアリング溝73A及び73Bである。
すなわち、枢軸74を第1ベアリング溝73Aに挿入替えし、かつ、調整スクリュウ77Aによってスライド板78の位置を変更し、新たなディスクサイズに適合する位置に小径ゲージ70をセットする。
なお、ディスクサイズが一種類の場合、小径ゲージ位置微調整装置86のみであってもよい。
大径ディスクと小径ディスクを選択して用いる場合、小径ゲージ位置微調整装置86と小径ゲージ位置調整装置90の両者をゲージ位置調整装置として装着することが好ましい。
次にディスクDの検知センサ92を図2及び図11を参照して説明する。
検知センサ92は、ゲージ板51の出口3側の端面から傾斜ガイドレール40Cに沿って伸びるステー93にスクリュー94によって固定されたブラケット95に固定されている。
すなわち、検知センサ92はディスクDの移動方向において、ゲージ装置50よりも下流に配置されている。
検知センサ92は、一対のアームが傾斜部通路62Cを挟んで投光部と受光部が対向している光電式である。
検知センサ92は、ディスクDが傾斜部通路62Cを転がるとき、ディスクDの上端部が光軸Rを遮ることを検知することによりディスクDを検知する。
検知センサ92は、前記構造から明らかなように、ゲージ板51と一体化され、一緒に位置調整される。
この構成により、ゲージ板51は線Lに沿って位置調整されるため、図11(実線が大径ディスク用、一点鎖線が小径ディスク用を表す)に示すように、ディスクサイズが変更された場合、検知センサ92は傾斜ガイドレール40Cに対し接近或いは離れるとともに、垂直ガイドレール40Aに対しても接近或いは離れる。
結果として、ディスクサイズが変わっても同一タイミングでディスクDは光軸Rを横切るので、検知センサ92の位置を個別に位置調整したり、検知タイミングの変更をしなくともい。
次に出口3から排出されたディスクDのガイド板96を説明する。
ガイド板96が装着された場合、ディスクDが落下するガイド板96の下端が実質的に出口になる。
ガイド板96は、傾斜部通路62Cの軸線L2に交差するようにストップ板97が形成されている。
図6に示すように、ガイド板96は、軸線L2に対し僅かに傾斜してベース20に固定され、かつ、弧状ガイド面98が形成されている。
この弧状ガイド面98は、出口3から所定距離離れて配置されている。
これにより、出口3から排出されたディスクDが、出口3と弧状ガイド面98との間で詰まることを防止している。
ガイド板96は、取り付け装置99によってベース20の側面に固定されている。
取り付け装置99は、ベース20の端面の弧状溝100とガイド板96の端部に形成した弧状フランジ101を含んでいる。
弧状溝100と弧状フランジ101とは弧状ガイド面98と共通の軸心を持つ弧状に形成されている。
また、弧状フランジ100の側壁には三個の係止孔102A、102B、102Cが前記軸を中心とする円弧上に配置してある。
ベース20に係止ピン103を有する片持ちレバー104が設けられている。
フランジ101を弧状溝100に密に挿入することでガイド板96にベース20の長手方向の移動が生じないようにし、かつ、係止ピン103を係止孔102A〜102Cの何れかに填め込むことにより、ガイド板96が軸回りに移動しないように取り付けてある。
この構成において、ガイド板96を軸線回りに回動させて係止ピン103を所定の係止孔102Aから102Cに填め込んだ場合、出口3から排出されるディスクDと弧状ガイド面98との位置関係は変わらない。
しかし、ガイド板96の下端部の位置が変わるので、これによりディスクDのホッパ等への供給位置を変更する。
ガイド板96を装着した場合、ガイド板96の下端部が出口になる。
したがって、出口3から排出されたディスクDとガイド板96との位置関係が変わらないので、ガイド板96での、ディスクDのスムースな動きを保つことができる。
次に本実施例の作用を説明する。
ゲージ板51は、図6に示すように小径ディスクに適応するよう取り付けられている。
すなわち、第1保持ピン56Aは第1嵌合孔57Aに、第2保持ピン56Bは第2嵌合孔57Bに挿入されている。
まず、ディスクDの受け入れ態勢にあり、かつ、真正ディスクDを投入口2に投入したケースを説明する。
すなわち、ソレノイド82が励磁されてアーマチャー83が引き下げられ、リンク77Aを介してスライド板78が同方向へ移動されて調整スクリュウ79の頂部にストップされている。
小径ゲージ70の先端70Tが図10に示すように真正ディスクDの上端部側面を案内するガイド位置に移動されている。
ディスクDは垂直面21A、カバー垂直面31A、垂直ガイドレール40A及び垂直ガイド52Aに案内されつつ落下する。
ディスクDはこの途上で湾曲面21Bとカバー湾曲面31Bとにガイドされて水平線に対し約70傾けられた後、弧状ガイドレール40B及び傾斜ガイドレール40C上を転がって出口3から弧状ガイド面98に達する。
ディスクDは弧状ガイド面98を滑り落ちて図示しないホッパに供給される。
ディスクDは、垂直部通路62A及び湾曲部通路62Bにおいて、図7(B)に示すようにその上下端部が垂直面21Aと湾曲面21Bとに接触し、中央部がカバー案内面30に近づく。
換言すると、ディスクDの中央部はベース20から離れる。
しかし、ディスクDの直径部は第2案内面37B側に位置しているため上下端が垂直面21Aと湾曲面21Bに接触せず、かつ、第1ガイド面37Aと案内面21との間隔はディスクDの厚みよりも僅かに大きい程度である。
結果、ディスクDは振動せずにスムースに進行できる。
この離れる距離は、直径が大きいディスクほど大きい。
したがって、大径のディスクDに合わせてこの垂直部通路62A及び湾曲部通路62Bのベース20とカバー30との距離を設定せねばならない。
小径ディスクの場合、湾曲部通路62Bの厚みが厚くなりすぎるため、ディスクDが振動しつつ移動したり、ディスクが重なったりして、スムースに進行しないことがある。
しかし、本発明の場合、図7(B)に示すように、小径のディスクDは、垂直面21A及び湾曲面21Bとの距離が小さい第1案内面37Aに案内されるので、ディスクが振動しつつ移動したり、二枚重なることがなく、スムースに垂直部通路62A及び湾曲部通路62Bを移動することができる。
大径のディスクの場合、ディスクDの直径部の上下端は第2案内面37Bに相対するので、垂直面21A及び湾曲面21Bに接することなく、かつ、第1ガイド面37Aと案内面21との間隔はディスクDの厚みよりも僅かに大きい程度である。
したがって、この場合もディスクDは前述同様にスムースに案内される。
また、ディスクDの上端部側面は小径ゲージ70の先端70Tによって支えられるため、傾斜ガイドレール40Cから落下しない。
ゲージ装置50を通過したディスクDは、検知センサ92によって検知された後、出口3から円弧ガイド面98に落下し、円弧ガイド面98の端部から図示しないホッパに落下する。
次に真正ディスクよりも大径のディスクDが投入されたケースを説明する。
垂直部通路62A及び湾曲部通路62Bを通過した大径ディスクDは、傾斜ガイドレール40Cと傾斜ガイド52Cにより挟まれて転がることができない、すなわち、傾斜部通路62Cで停止される。
この場合、カバー30及びキャンセルボード33を軸22を支点に回動させることにより、キャンセルボード33の下端部でディスクDを横方向に押しやり、傾斜ガイドレール40Cから外して落下させ、キャンセルする。
受け入れ許容範囲よりも小さい小径ディスクDの場合、傾斜ガイドレール40Cを転がるとき、その上端部側面が小径ゲージ70によって支えられないので窓71内に倒れる。
結果としてディスクDは傾斜ガイドレール40Cから外れて落下し、キャンセルされる。
さらに、ディスクDを受け入れしないとき、ソレノイド82が消磁され、リターンスプリング85によってアーマチャー83、リンク77A及びスライド板78が押し上げられ、小径ゲージ70が図8の非ガイド位置にある。
この状態において投入された真正ディスクDは、その上端部側面を小径ゲージ70の先端70Tによって案内されないので窓71に倒れて傾斜ガイドレール40Cから落下してキャンセルされる。
図1は、本発明の実施例の全体斜視図である。 図2は、本発明の実施例のカバーを取り外した正面上方からの分解斜視図である。 図3は、本発明の実施例の背面上方からの分解斜視図である。 図4は、本発明の実施例の正面図である。 図5は、本発明の実施例の背面図である。 図6は、本発明の実施例のカバーを取り外した正面図である。 図7は、図4におけるA−A断面図である。 図8は、図4におけるB−B断面図である。 図9は、図4におけるC―C断面図である。 図10は、図4におけるB−B断面における作用説明図である。 図11は、本発明の実施例の作用説明図である。 図12は、従来例の説明図である。
符号の説明
D ディスク
2 受入口
3 出口
37A 第1案内面
37B 第2案内面
40 ガイドレール
40A 垂直ガイドレール
40B 湾曲ガイドレール
40C 傾斜ガイドレール
50 ゲージ装置
53 取り付け装置
54 ベース取り付け部
55 ゲージ取り付け部
56A、56B 円錐形ピン
57A、57B、57C 嵌合孔
59 保持片
60 大径ゲージ
62A、62B 垂直部通路
62B 湾曲部通路
62C 傾斜部通路
70 小径ゲージ
74 枢軸
75 移動装置
79 ストッパ
80 キャンセル片
92 検知センサ
96 弧状ガイド板
99 位置調整装置

Claims (7)

  1. ディスク(D)が転がるガイドレール(40)と、
    取り付け装置(53)によって、前記ガイドレール(40)と所定距離離れて配置され、かつ、少なくとも前記ガイドレール(40)との距離が変更可能であるゲージ装置(50)と、
    前記ゲージ装置(50)の下流に位置し、かつ、ゲージ装置の移動に連動して前記ガイドレール(40)との距離が変更可能である前記ディスク(D)の検知センサ(92)と、
    を含むディスクの選別装置。
  2. 前記ゲージ装置(50)が取り付け装置(53)を含み、前記取り付け装置(53)が、ベース(20)に設けたベース取り付け部(54)と、前記ゲージ装置(50)に設けたゲージ取り付け部(55)とを含む請求項1のディスクの選別装置。
  3. 前記ベース取り付け部(54)が複数である請求項2のディスクの選別装置。
  4. 前記ベース取り付け部(54)が円錐形ピン(56A、56B)であり、前記ゲージ取り付け部(55)が嵌合孔(57A、57B、57C)と保持片(59)とを含む請求項2または3のディスクの選別装置。
  5. 前記検知センサ(92)が、前記ゲージ装置(50)に取り付けられている請求項1のディスクの選別装置。
  6. 前記ガイドレール(40)は、湾曲部(40B)が金属であり、その他は樹脂である請求項1のディスクの選別装置。
  7. ディスク(D)が転がるガイドレール(40)と、
    取り付け装置(53)によって、前記ガイドレール(40)と所定距離離れて配置されたゲージ装置(50)と、
    前記ガイドレールの下流に位置し、所定の軸線回りに回動可能であり、かつ、前記軸線を中心とする曲率を有する弧状ガイド板(96)と、
    前記弧状ガイド板(96)の前記軸線の回りの回動位置を調整可能な位置調整装置(99)を
    前記ゲージ装置(50)の下流に位置し、かつ、ゲージ装置の移動に連動して前記ガイドレール(40)との距離が変更可能である前記ディスク(D)の検知センサ(92)と、
    含むディスクの選別装置。
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