JP2009005046A - シンボル判定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】復調信号のシンボル判定をするシンボル判定装置を提供する。
【解決手段】RF回路12から出力された受信IF信号は、受信部20で受信される。周波数弁別器14は、受信した信号の周波数変化を振幅値の変化に変換し、アナログ復調信号を出力する。A/Dコンバータ200は、上述したアナログ復調信号をデジタル復調信号に変換する。周波数補正部22は、上述したデジタル復調信号から同期ワードを検出し、検出した同期ワードの受信パターンと、あらかじめ既知の固定パターンとして保持している同期ワードの固定パターンとを比較し、平均振幅値の差を周波数偏差補正値として算出し、上述したデジタル復調信号と周波数偏差補正値とを加算して、デジタル復調信号の周波数偏差を補正する。シンボル判定部202は、周波数偏差が補正されたデジタル復調信号からシンボルを判定し、PC24などの出力画面に出力する。
【選択図】図2
【解決手段】RF回路12から出力された受信IF信号は、受信部20で受信される。周波数弁別器14は、受信した信号の周波数変化を振幅値の変化に変換し、アナログ復調信号を出力する。A/Dコンバータ200は、上述したアナログ復調信号をデジタル復調信号に変換する。周波数補正部22は、上述したデジタル復調信号から同期ワードを検出し、検出した同期ワードの受信パターンと、あらかじめ既知の固定パターンとして保持している同期ワードの固定パターンとを比較し、平均振幅値の差を周波数偏差補正値として算出し、上述したデジタル復調信号と周波数偏差補正値とを加算して、デジタル復調信号の周波数偏差を補正する。シンボル判定部202は、周波数偏差が補正されたデジタル復調信号からシンボルを判定し、PC24などの出力画面に出力する。
【選択図】図2
Description
本発明は、復調信号のシンボル判定をするシンボル判定装置に関する。
たとえば、特許文献1〜6は、周波数偏差補正手段を備える受信装置を開示する。
特開平8−237317号公報
特開2007−13621号公報
特開平4−81137号公報
特開平10−164151号公報
特開2006−94245号公報
特開2000−349840号公報
本発明は、上述した背景からなされたものであり、受信信号の周波数偏差補正をさらに効果的に行うことにより、より正確にシンボルを判定可能としたシンボル判定装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる第1のシンボル判定装置は、受信信号を復調して、それぞれ所定のシンボルを示す複数の電圧値をとる復調信号として出力する復調信号であって、前記復調信号から得られるシンボルには、所定の同期ワードが含まれる復調手段と、前記復調信号から、前記同期ワードを検出する同期ワード検出手段と、前記検出された同期ワードに対応する復調信号の実際の電圧値と、前記同期ワードに対応して予め決められた復調信号の電圧値との差を検出する電圧差検出手段と、前記復調信号に対して、前記検出された電圧差を補償する補償手段と、前記電圧差が補償された復調信号から、前記シンボルを判定するシンボル判定手段とを有する。
好適には、前記受信信号は、周波数変調方式により変調され、前記復調信号は、前記受信信号を復調して、前記受信信号の周波数の変化に対応する電圧値をとる復調信号を出力し、前記電圧差検出手段は、検出された同期ワードに対応する復調信号の実際の周波数と、前記同期ワードに対応して予め決められた周波数との差を、前記電圧値として検出し、前記補償手段は、前記検出された電圧値に基づいて、前記復調信号の実際の周波数を、前記復調信号に対して予め定められた周波数と一致させるように補償する。
本発明にかかる第2のシンボル判定装置は、受信信号を復調して、それぞれ所定のシンボルを示す複数の電圧値をとる復調信号として出力する復調信号であって、前記復調信号から得られるシンボルには、所定の同期ワードが含まれる復調手段と前記復調信号から、前記同期ワードを検出する同期ワード検出手段と、前記検出された同期ワードに対応する復調信号の実際の電圧値と、前記同期ワードに対応して予め決められた復調信号の電圧値との差を検出する電圧差検出手段と、前記復調信号から前記シンボルを判定するための所定のシンボル判定しきい値であって、前記シンボル判定しきい値に対して、前記検出された電圧差を補償する補償手段と、前記復調信号から、前記電圧差が補償されたシンボル判定しきい値に基づいて、前記シンボルを判定するシンボル判定手段とを有する。
本発明にかかるシンボル判定装置によれば,受信信号の周波数偏差補正をさらに効果的に行うことにより、より正確にシンボルを判定することが可能となる。
〔本発明の背景〕
本発明の理解を助けるために、まず、本発明がなされるに至った背景を説明する。
図1は、FM受信機1の構成を示す図である。
図1に示すように、FM受信機1は、受信アンテナ10、RF回路12、周波数弁別器14、周波数制御回路16を含む。
RF回路12は、アンプ120、ミキサ122、局部発信回路124、帯域制限フィルタ(BPF;Band Pass Filter)126を含む。
以下、各図において、実質的に同一の構成部分には、同一の符号が付される。
本発明の理解を助けるために、まず、本発明がなされるに至った背景を説明する。
図1は、FM受信機1の構成を示す図である。
図1に示すように、FM受信機1は、受信アンテナ10、RF回路12、周波数弁別器14、周波数制御回路16を含む。
RF回路12は、アンプ120、ミキサ122、局部発信回路124、帯域制限フィルタ(BPF;Band Pass Filter)126を含む。
以下、各図において、実質的に同一の構成部分には、同一の符号が付される。
アンプ120は、受信アンテナ10を介して受信された受信信号を増幅し、ミキサ122に対して出力する。
ミキサ122は、アンプ120から入力される受信信号を、局部発信回路124から入力される局部発信信号と混合し、中間周波数(IF)帯域に周波数変換して、BPF126に対して出力する。
BPF126は、ミキサ122から入力される受信信号のうち、IF周波数成分のみを、周波数弁別器14に対して出力する。
ミキサ122は、アンプ120から入力される受信信号を、局部発信回路124から入力される局部発信信号と混合し、中間周波数(IF)帯域に周波数変換して、BPF126に対して出力する。
BPF126は、ミキサ122から入力される受信信号のうち、IF周波数成分のみを、周波数弁別器14に対して出力する。
周波数弁別器14は、BPF126から入力される受信信号の周波数の変化を、電圧の変化に変換し、FM復調信号として周波数制御回路16に対して出力する。
周波数制御回路16は、周波数弁別器14から入力される信号の平均値を、オフセット成分として検出して、周波数制御電圧を局部発信回路124に対して出力し、局部発信回路124の発信周波数の制御を行うことにより、受信周波数を補正する機能を実現することができる。
周波数制御回路16は、周波数弁別器14から入力される信号の平均値を、オフセット成分として検出して、周波数制御電圧を局部発信回路124に対して出力し、局部発信回路124の発信周波数の制御を行うことにより、受信周波数を補正する機能を実現することができる。
変調方式としてn値FSKを適用したデジタル通信システムの受信機においても、図1に示したFM受信機1に適用された発信周波数の制御を利用して、同様に受信周波数を補正する機能を実現することができる。
受信信号を直交検波して受信する場合は、たとえば、直交検波後の複素ベースバンド信号のシンボル点位相のずれを検出して、検出したずれの大きさに基づいて、局部発信回路周波数を制御して、受信周波数を補正することができる。
また、デジタル信号処理を用いれば、上述したシンボル点位相のずれの大きさに基づいて、複素ベースバンド信号の位相のずれを補正し、受信周波数を補正することも可能である。
受信信号を直交検波して受信する場合は、たとえば、直交検波後の複素ベースバンド信号のシンボル点位相のずれを検出して、検出したずれの大きさに基づいて、局部発信回路周波数を制御して、受信周波数を補正することができる。
また、デジタル信号処理を用いれば、上述したシンボル点位相のずれの大きさに基づいて、複素ベースバンド信号の位相のずれを補正し、受信周波数を補正することも可能である。
しかしながら、上述した局部発信回路周波数を制御する方法では、回路規模の増大や無線機生産に係る調整工数が増大する。また、直交検波を行う場合においても、回路規模が増大する。
以下に説明する第1のシンボル判定装置2および第2のシンボル判定装置8は、これらの不具合を解決し得るように改良されている。
以下に説明する第1のシンボル判定装置2および第2のシンボル判定装置8は、これらの不具合を解決し得るように改良されている。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。
図2は、本発明に係る第1のシンボル判定装置2の構成を示す図である。
図2に示すように、第2の周波数偏差補正装置2は、受信アンテナ10、RF回路12、受信部20、PC24を含む。
受信部20は、周波数弁別器14、アナログ/デジタル(A/D)コンバータ200、周波数補正部22、シンボル判定部202、シンボル判定しきい値204を含む。
周波数補正部22は、データバッファ220、周波数偏差検出回路222、同期ワード検出部224、制御部226、加算回路228を含む。
図2に示すように、第2の周波数偏差補正装置2は、受信アンテナ10、RF回路12、受信部20、PC24を含む。
受信部20は、周波数弁別器14、アナログ/デジタル(A/D)コンバータ200、周波数補正部22、シンボル判定部202、シンボル判定しきい値204を含む。
周波数補正部22は、データバッファ220、周波数偏差検出回路222、同期ワード検出部224、制御部226、加算回路228を含む。
RF回路12は、受信アンテナ10を介して受信された受信信号の信号増幅および周波数変換等を行い、受信IF信号を、受信部20に出力する。
以下、受信部20が受信する受信IF信号の信号フレームフォーマットについて、
図3を用いて説明する。
図3は、受信IF信号の信号フレームフォーマット例を示す図である。
図3に示すように、信号フレームフォーマットは、同期ワード部30と情報信号部32で構成される。
以下、受信部20が受信する受信IF信号の信号フレームフォーマットについて、
図3を用いて説明する。
図3は、受信IF信号の信号フレームフォーマット例を示す図である。
図3に示すように、信号フレームフォーマットは、同期ワード部30と情報信号部32で構成される。
受信部20は、周波数弁別器14がRF回路12から入力される受信IF信号を受信し、受信した信号の周波数変化を振幅値の変化に変換し、変換したアナログ復調信号をA/Dコンバータ200に対して出力する。
以下、周波数偏差と周波数弁別器14の出力の関係について、図4を用いて説明する。
以下、周波数偏差と周波数弁別器14の出力の関係について、図4を用いて説明する。
図4は、周波数偏差と周波数弁別器14の出力における周波数偏差振幅値との関係を示す図であって、(A)は、周波数偏差がない場合の周波数弁別器14の出力を示し、(B)は、周波数偏差が+100Hzの場合の周波数弁別器14の出力を示し、(C)は、周波数偏差が−100Hzの場合の周波数弁別器14の出力を示す図である。
周波数弁別器14の出力は、送受信機関の周波数偏差がプラス方向にあると、図4(B)に示すように、図4(A)に示される周波数偏差がない場合の振幅値と比較して、プラス方向に振幅偏差が発生する。
一方、送受信機関の周波数偏差がマイナス方向にあると、図4(C)に示すように、図4に(A)に示される周波数偏差がない場合の振幅値と比較して、マイナス方向に振幅偏差が発生する。
このように、周波数偏差はFM検波器出力の振幅偏差として検出可能であり、振幅偏差を補正することで周波数偏差を補正することができる。
一方、送受信機関の周波数偏差がマイナス方向にあると、図4(C)に示すように、図4に(A)に示される周波数偏差がない場合の振幅値と比較して、マイナス方向に振幅偏差が発生する。
このように、周波数偏差はFM検波器出力の振幅偏差として検出可能であり、振幅偏差を補正することで周波数偏差を補正することができる。
A/Dコンバータ200は、周波数弁別器14から入力されるアナログ復調信号を受信し、デジタル信号に変換して、デジタル復調信号を加算回路228、データバッファ220、同期ワード検出部224に対して出力する。
同期ワード検出部224は、A/Dコンバータ200から入力されるデジタル復調信号から同期ワードを検出し、同期ワードを検出したと判断すると検出したことを制御部226に通知するための同期ワード検出信号を制御部226に対して出力する。
同期ワード検出部224は、A/Dコンバータ200から入力されるデジタル復調信号から同期ワードを検出し、同期ワードを検出したと判断すると検出したことを制御部226に通知するための同期ワード検出信号を制御部226に対して出力する。
制御部226は、同期ワード検出部224から入力される同期ワード検出信号が示すタイミングで、データバッファ220のデジタル復調信号を周波数偏差検出回路222に出力し、周波数偏差補正値を算出するようにデータバッファ220、周波数偏差検出回路222を制御する。
ここでデータバッファ220は、A/Dコンバータ200から入力されるデジタル復調信号のうち少なくとも同期ワード分の信号を蓄え得る容量をもつ。
たとえば、同期ワードが10シンボルでA/Dコンバータ200のサンプリング速度がシンボル速度の8倍であると仮定すると、データバッファ220のバッファサイズは10×8=80シンボル分以上必要となる。
ここでデータバッファ220は、A/Dコンバータ200から入力されるデジタル復調信号のうち少なくとも同期ワード分の信号を蓄え得る容量をもつ。
たとえば、同期ワードが10シンボルでA/Dコンバータ200のサンプリング速度がシンボル速度の8倍であると仮定すると、データバッファ220のバッファサイズは10×8=80シンボル分以上必要となる。
データバッファ220には、A/Dコンバータ200からデジタル復調信号が入力される度にデータが書き込まれ、バッファ容量が不足すると、古いデータから順次上書きして保存される。
周波数偏差検出回路222は、データバッファ220から入力されるデジタル信号に基づいて周波数偏差補正値を算出する。
以下、周波数偏差補正値の算出方法を図4, 図5, 図6, 図7, 図8を用いて説明する。
周波数偏差検出回路222は、データバッファ220から入力されるデジタル信号に基づいて周波数偏差補正値を算出する。
以下、周波数偏差補正値の算出方法を図4, 図5, 図6, 図7, 図8を用いて説明する。
図5は4値FSKシンボル振幅値と周波数偏位の対応関係を示す図である。
ここで、変調方式として4値FSKを適用したデジタル通信システムにおいて、図5に示すような周波数偏位と振幅値の関係で、図3で示すような信号フレームフォーマットの信号が送信されたものとする。
ここで、変調方式として4値FSKを適用したデジタル通信システムにおいて、図5に示すような周波数偏位と振幅値の関係で、図3で示すような信号フレームフォーマットの信号が送信されたものとする。
図6は4値FSK同期ワードのパターン例を示す図である。
図3で示すような信号フレームフォーマットの信号において、同期ワード部30は、既知の固定パターンであり、周波数偏差検出回路222は、たとえば、図6で示すような4値FSK同期ワードのパターンを、既知の固定パターンとして保持する。
図3で示すような信号フレームフォーマットの信号において、同期ワード部30は、既知の固定パターンであり、周波数偏差検出回路222は、たとえば、図6で示すような4値FSK同期ワードのパターンを、既知の固定パターンとして保持する。
図7は4値FSK同期ワードの受信パターン例を示す図である。
周波数偏差検出回路222は、同期ワード部30のデジタル復調信号を、図7に黒点(●)を付して示すような系列で受信した場合には、保持している同期ワード部30の既知の固定パターンと比較して、送信側と受信側の周波数偏差はないと判断する。
この場合の平均周波数偏差振幅値は0となる。
周波数偏差検出回路222は、同期ワード部30のデジタル復調信号を、図7に黒点(●)を付して示すような系列で受信した場合には、保持している同期ワード部30の既知の固定パターンと比較して、送信側と受信側の周波数偏差はないと判断する。
この場合の平均周波数偏差振幅値は0となる。
一方、図7に×印(×)を付して示すような系列で受信した場合には、周波数偏差検出回路222は、保持している同期ワード部30の既知の固定パターンと比較して、送信側と受信側の周波数偏差が350Hzで受信したと判断する。
この場合の平均周波数偏差振幅値は+1となる。
この場合の平均周波数偏差振幅値は+1となる。
周波数偏差検出回路222は、周波数偏差がない場合の平均振幅値と周波数偏差がある場合の平均振幅値の差を周波数偏差補正値として算出する。
たとえば送信側と受信側の周波数偏差が350Hzで受信した場合には、周波数偏差補正値は−1となる。
なお、ここであげた算出方法は4値FSKを適用したデジタル通信システムを例としたが、一例に過ぎず、FM、n値FSK等の周波数変調方式においても同様に適用できることは明らかである。
たとえば送信側と受信側の周波数偏差が350Hzで受信した場合には、周波数偏差補正値は−1となる。
なお、ここであげた算出方法は4値FSKを適用したデジタル通信システムを例としたが、一例に過ぎず、FM、n値FSK等の周波数変調方式においても同様に適用できることは明らかである。
加算回路228は、A/Dコンバータ200から入力されるデジタル復調信号と周波数偏差検出回路222から入力される周波数偏差補正値を加算して周波数補正済みデジタル復調信号を出力する。
以上により、FM受信機では周波数偏差がないデジタル信号系列が得られるが、変調方式としてn値FSK等のデジタル変調方式に適用する場合にはシンボル判定が必要になる。
以上により、FM受信機では周波数偏差がないデジタル信号系列が得られるが、変調方式としてn値FSK等のデジタル変調方式に適用する場合にはシンボル判定が必要になる。
以下、シンボル判定方法について説明する。
シンボル判定部202は、加算回路228から入力される周波数補正済みデジタル復調信号をシンボル判定しきい値204に基づいてシンボル判定を行い、シンボル判定値をPC24に対して出力する。
たとえば、シンボル振幅値と周波数偏位が図5で示された関係であるとき、シンボル判定しきい値は、−2、0、+2であり、シンボル値は、+3、+1、−1、−3の4値に判定される。
PC24は、シンボル判定部202から入力されたシンボル判定値をPCなどの出力画面に表示する。
シンボル判定部202は、加算回路228から入力される周波数補正済みデジタル復調信号をシンボル判定しきい値204に基づいてシンボル判定を行い、シンボル判定値をPC24に対して出力する。
たとえば、シンボル振幅値と周波数偏位が図5で示された関係であるとき、シンボル判定しきい値は、−2、0、+2であり、シンボル値は、+3、+1、−1、−3の4値に判定される。
PC24は、シンボル判定部202から入力されたシンボル判定値をPCなどの出力画面に表示する。
〔第1のシンボル判定装置の全体動作〕
RF回路12から出力された受信IF信号は、受信部20で受信される。
周波数弁別器14は、受信した信号の周波数変化を振幅値の変化に変換し、アナログ復調信号を出力する。
A/Dコンバータ200は、上述したアナログ復調信号をデジタル復調信号に変換する。
周波数補正部22は、上述したデジタル復調信号から同期ワードを検出し、検出した同期ワードの受信パターンと、あらかじめ既知の固定パターンとして保持している同期ワードの固定パターンとを比較し、平均振幅値の差を周波数偏差補正値として算出し、上述したデジタル復調信号と周波数偏差補正値とを加算して、デジタル復調信号の周波数偏差を補正する。
シンボル判定部202は、周波数偏差が補正されたデジタル復調信号からシンボルを判定し、PC24などの出力画面に出力する。
このように、受信信号の周波数偏差を効果的に補正することにより、正確にシンボルを判定することが可能となる。
RF回路12から出力された受信IF信号は、受信部20で受信される。
周波数弁別器14は、受信した信号の周波数変化を振幅値の変化に変換し、アナログ復調信号を出力する。
A/Dコンバータ200は、上述したアナログ復調信号をデジタル復調信号に変換する。
周波数補正部22は、上述したデジタル復調信号から同期ワードを検出し、検出した同期ワードの受信パターンと、あらかじめ既知の固定パターンとして保持している同期ワードの固定パターンとを比較し、平均振幅値の差を周波数偏差補正値として算出し、上述したデジタル復調信号と周波数偏差補正値とを加算して、デジタル復調信号の周波数偏差を補正する。
シンボル判定部202は、周波数偏差が補正されたデジタル復調信号からシンボルを判定し、PC24などの出力画面に出力する。
このように、受信信号の周波数偏差を効果的に補正することにより、正確にシンボルを判定することが可能となる。
〔第2の実施形態〕
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
図8は、本発明に係る第2のシンボル判定装置8の構成を示す図である。
図8の第2のシンボル判定装置8は、図2の第1のシンボル判定装置2の周波数補正部22を周波数補正部80に置き換えた装置である。
また、周波数補正部80は、周波数補正部22の加算回路228を加算回路800に置き換えた装置である。
図8の第2のシンボル判定装置8は、図2の第1のシンボル判定装置2の周波数補正部22を周波数補正部80に置き換えた装置である。
また、周波数補正部80は、周波数補正部22の加算回路228を加算回路800に置き換えた装置である。
加算回路800は周波数偏差検出回路222から入力される周波数偏差補正値とシンボル判定しきい値204から入力されるシンボル判定しきい値を加算して
補正済みシンボル判定しきい値を出力する。
シンボル判定部202は、A/Dコンバータ200から入力されるデジタル復調信号を補正済みシンボル判定しきい値に基づいてシンボル判定を行い、シンボル判定値をPC24に対して出力する。
PC24は、シンボル判定部202から入力されたシンボル判定値をPCなどの出力画面に表示する。
補正済みシンボル判定しきい値を出力する。
シンボル判定部202は、A/Dコンバータ200から入力されるデジタル復調信号を補正済みシンボル判定しきい値に基づいてシンボル判定を行い、シンボル判定値をPC24に対して出力する。
PC24は、シンボル判定部202から入力されたシンボル判定値をPCなどの出力画面に表示する。
〔第2のシンボル判定装置の全体動作〕
RF回路12から出力された受信IF信号は、受信部20で受信される。
周波数弁別器14は、受信した信号の周波数変化を振幅値の変化に変換し、アナログ復調信号を出力する。
A/Dコンバータ200は、上述したアナログ復調信号をデジタル復調信号に変換する。
周波数補正部22は、上述したデジタル復調信号から同期ワードを検出し、検出した同期ワードの受信パターンと、あらかじめ既知の固定パターンとして保持している同期ワードの固定パターンとを比較し、平均振幅値の差を周波数偏差補正値として算出し、シンボル判定するための所定のシンボル判定しきい値204と周波数偏差補正値とを加算して、シンボル判定しきい値204を補正する。
RF回路12から出力された受信IF信号は、受信部20で受信される。
周波数弁別器14は、受信した信号の周波数変化を振幅値の変化に変換し、アナログ復調信号を出力する。
A/Dコンバータ200は、上述したアナログ復調信号をデジタル復調信号に変換する。
周波数補正部22は、上述したデジタル復調信号から同期ワードを検出し、検出した同期ワードの受信パターンと、あらかじめ既知の固定パターンとして保持している同期ワードの固定パターンとを比較し、平均振幅値の差を周波数偏差補正値として算出し、シンボル判定するための所定のシンボル判定しきい値204と周波数偏差補正値とを加算して、シンボル判定しきい値204を補正する。
シンボル判定部202は、上述したデジタル復調信号から、周波数偏差が補正されたシンボル判定しきい値204に基づいて、シンボルを判定し、PC24などの出力画面に出力する。
このように、第2のシンボル判定装置8では、シンボル判定しきい値204を補正することにより、正確にシンボルを判定することが可能となり、シンボル判定結果は第1のシンボル判定装置2の構成を利用した場合の結果と同じになる。
このように、第2のシンボル判定装置8では、シンボル判定しきい値204を補正することにより、正確にシンボルを判定することが可能となり、シンボル判定結果は第1のシンボル判定装置2の構成を利用した場合の結果と同じになる。
図9は、周波数偏差に対するBER(BER;Bit Error Rate)のシミュレーション結果を示す図である。
横軸は周波数偏差△f(Hz)、縦軸はBERを示し、CNR(CNR;Carrier to Noise Ratio)=15dB時のグラフである。
シミュレーションの条件として、第1のシンボル判定装置2または第2のシンボル判定装置8において、図5の4値FSKシンボル振幅値と周波数偏位の対応関係を適用したものである。グラフより、本発明により良好に周波数偏差を補正できることがわかる。
横軸は周波数偏差△f(Hz)、縦軸はBERを示し、CNR(CNR;Carrier to Noise Ratio)=15dB時のグラフである。
シミュレーションの条件として、第1のシンボル判定装置2または第2のシンボル判定装置8において、図5の4値FSKシンボル振幅値と周波数偏位の対応関係を適用したものである。グラフより、本発明により良好に周波数偏差を補正できることがわかる。
1・・・FM受信機1
10・・・受信アンテナ
12・・・RF回路
120・・・アンプ
122・・・ミキサ
124・・・局部発信回路
126・・・BPF
14・・・周波数弁別器
16・・・周波数制御回路
2・・・第1のシンボル判定装置
20・・・受信部
200・・・A/Dコンバータ
202・・・シンボル判定部
204・・・シンボル判定しきい値
22・・・周波数補正部
220・・・データバッファ
222・・・周波数偏差検出回路
224・・・同期ワード検出部
226・・・制御部
228・・・加算回路
24・・・PC
3・・・受信IF信号の信号フレームフォーマット例
30・・・同期ワード部
32・・・情報信号部
8・・・第2のシンボル判定装置
80・・・周波数補正部
800・・・加算回路
10・・・受信アンテナ
12・・・RF回路
120・・・アンプ
122・・・ミキサ
124・・・局部発信回路
126・・・BPF
14・・・周波数弁別器
16・・・周波数制御回路
2・・・第1のシンボル判定装置
20・・・受信部
200・・・A/Dコンバータ
202・・・シンボル判定部
204・・・シンボル判定しきい値
22・・・周波数補正部
220・・・データバッファ
222・・・周波数偏差検出回路
224・・・同期ワード検出部
226・・・制御部
228・・・加算回路
24・・・PC
3・・・受信IF信号の信号フレームフォーマット例
30・・・同期ワード部
32・・・情報信号部
8・・・第2のシンボル判定装置
80・・・周波数補正部
800・・・加算回路
Claims (1)
- 受信信号を復調して、それぞれ所定のシンボルを示す複数の電圧値をとる復調信号として出力する復調信号であって、前記復調信号から得られるシンボルには、所定の同期ワードが含まれる復調手段と、
前記復調信号から、前記同期ワードを検出する同期ワード検出手段と、
前記検出された同期ワードに対応する復調信号の実際の電圧値と、前記同期ワードに対応して予め決められた復調信号の電圧値との差を検出する電圧差検出手段と、
前記復調信号に対して、前記検出された電圧差を補償する補償手段と、
前記電圧差が補償された復調信号から、前記シンボルを判定するシンボル判定手段と
を有するシンボル判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007163535A JP2009005046A (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | シンボル判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007163535A JP2009005046A (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | シンボル判定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009005046A true JP2009005046A (ja) | 2009-01-08 |
Family
ID=40320959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007163535A Pending JP2009005046A (ja) | 2007-06-21 | 2007-06-21 | シンボル判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009005046A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011023969A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Japan Radio Co Ltd | 周波数補正装置及びその制御方法 |
WO2024041387A1 (zh) * | 2022-08-23 | 2024-02-29 | 华为技术有限公司 | 一种信号处理电路、信号处理方法及电子设备 |
-
2007
- 2007-06-21 JP JP2007163535A patent/JP2009005046A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011023969A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Japan Radio Co Ltd | 周波数補正装置及びその制御方法 |
WO2024041387A1 (zh) * | 2022-08-23 | 2024-02-29 | 华为技术有限公司 | 一种信号处理电路、信号处理方法及电子设备 |
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