JP2009004983A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、制御プログラム及びデータバックアップシステム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、制御プログラム及びデータバックアップシステム Download PDF

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【課題】なるべくユーザの手間を掛けずにデジタルスチルカメラの画像データをバックアップする。
【解決手段】DSC(デジタルスチルカメラ)2からのダイレクト印刷機能に対応する画像形成装置1であって、記憶装置200が記憶する画像データ202をバックアップ保存する先の情報としての保存先情報201,43を、DSC2との接続時に収集する保存先情報収集手段として機能するダイレクト印刷通信部40を有する。収集された保存先情報は一時的にメモリに記憶される。ダイレクト印刷通信部40は、DSC2から設定可能な保有能力の問い合わせを受けると保存先情報を読み出して保有能力として通知し、保存先情報とともにダイレクト印刷の開始を要求されると、画像データを保存先情報に基づく保存先にバックアップ保存する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、制御プログラム及びデータバックアップシステムに関し、特に、デジタルスチルカメラの画像データをバックアップする技術に関する。
近年、SDカード、メモリスティック等の記憶媒体(メディア)を利用してデータを記憶するデジタルカメラ(以降は、主に「DSC」と記載する)等が広く使用されるようになった。ただし、上記メディアは、容量に制限があり、ある程度撮影すると、PC(パーソナルコンピュータ)やweb(インターネット等)上のデータ保管領域等にデータの退避を行うような使われ方が一般的である。ただし、ユーザの方でデータの退避を忘れた場合は、デジタルカメラはあるがデータの退避が行えず新たな写真が撮れなくなってしまうという問題点がある。
また、近年のDSCの普及により、撮像した画像をデジタルデータとして手軽に扱えるようになったが、その画像のデジタルデータを印刷する際は、いったんPCにデジタルデータを移してから印刷しなければならないなど、簡単とは言えないものがあった。そこでこの問題を解決するために、DSCとプリンタ(以降は、「PRT」と記載することがある)を直接接続して印刷を行う(以降は、「ダイレクト印刷」という)ための技術が開発され、また、実用化されている。中でも、ダイレクト印刷の一規格であるPictBridgeは、DSCとPRT間の通信規格等を定め、複数メーカ間のダイレクト印刷を可能にするものである。しかしながら、これらダイレクト印刷では、その目的とするところが異なるため、上述の問題点を解決することはできない。
本発明に関連する技術としては、特許文献1,2に記載の技術がある。特許文献1に記載の関連技術は、記録媒体の破損などにより画像データを消失してしまうことを効果的に防止することを目的とする電子カメラに関する技術である。また、特許文献2に記載の関連技術は、DPS(Digital Photo Solution for imaging Devices)規格に対応したDSCの画像データを印刷する画像形成装置において、印刷機能の充実を図ること等を目的とする技術である。
特開2002−190973号公報 特開2006−150914号公報
上述の問題点について、コンビニ等にあるプリンタ機器やオフィスにある共有プリンタなどで、簡単にデータの転送を可能とすることで、解決を図ることができると考えられる。この場合、ユーザは、データの退避が容易に行えない場所においても簡単にバックアップが行える。しかしながら、例えば、上記特許文献1に記載の関連技術は、デバイスの内蔵された固定メモリへの画像データのバックアップによるデータ誤操作防止機能に留まり、バックアップ先の退避エリアが限定されてしまうという欠点があった。
そこで本発明は、上記実情に鑑みて、なるべくユーザの手間を掛けずにデジタルスチルカメラの画像データをバックアップすることを可能にする画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、デジタルスチルカメラからのダイレクト印刷機能に対応する画像形成装置であって、前記デジタルスチルカメラが備える記憶手段が記憶する画像データをバックアップ保存する先の情報としての保存先情報を、前記デジタルスチルカメラとの接続時に収集する保存先情報収集手段と、収集された前記保存先情報を一時的に記憶する保存先情報一時記憶手段と、前記デジタルスチルカメラから設定可能な保有能力の問い合わせを受けると前記保存先情報一時記憶手段に記憶する前記保存先情報を読み出して前記保有能力として前記デジタルスチルカメラに通知するダイレクト印刷サーバ手段と、を有し、前記ダイレクト印刷サーバ手段は、前記デジタルスチルカメラから前記保存先情報とともにダイレクト印刷の開始を要求されると、前記画像データを前記保存先情報に基づく保存先にバックアップ保存することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、ネットワークへのアクセス手段を有し、前記ダイレクト印刷サーバ手段は、前記保存先情報に基づく保存先がネットワーク上にある場合、前記保存先情報に基づき前記アクセス手段を用いて、前記画像データをバックアップ保存することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、画像形成装置に着脱可能な記憶媒体へのアクセスを可能にするローカルインターフェースを有し、前記ダイレクト印刷サーバ手段は、前記保存先情報に基づく保存先が画像形成装置に着装された記憶媒体である場合、前記ローカルインターフェースを用いて、前記記憶媒体に前記画像データをバックアップ保存することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の画像形成装置において、前記保存先情報収集手段は、前記保存先情報を収集する収集元として、前記デジタルスチルカメラが備える前記記憶手段を少なくとも含むことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の画像形成装置において、前記保存先情報一時記憶手段に記憶されている前記保存先情報に基づく保存先の正常性を確認する保存先正常性確認手段を有し、前記ダイレクト印刷サーバ手段は、前記保存先正常性確認手段が正常性を確認することができた保存先のみの前記保存先情報を前記デジタルスチルカメラに通知することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、デジタルスチルカメラからのダイレクト印刷機能に対応する画像形成装置の制御方法であって、前記画像データをバックアップ保存する先の情報としての保存先情報を、前記デジタルスチルカメラとの接続時に収集し、収集された前記保存先情報を一時的に記憶し、前記デジタルスチルカメラから設定可能な保有能力の問い合わせを受けると前記保存先情報一時記憶手段に記憶する前記保存先情報を読み出して前記保有能力として前記デジタルスチルカメラに通知し、前記デジタルスチルカメラから前記保存先情報とともにダイレクト印刷の開始を要求されると、前記画像データを前記保存先情報に基づく保存先にバックアップ保存することを特徴とする画像形成装置の制御方法である。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の制御方法を画像形成装置に実行させることを特徴とする制御プログラムである。
請求項8記載の発明は、ダイレクト印刷機能に対応するデジタルスチルカメラと画像形成装置とが接続されたデータバックアップシステムであって、前記画像形成装置は、前記デジタルスチルカメラが備える記憶手段が記憶する画像データをバックアップ保存する先の情報としての保存先情報を、前記デジタルスチルカメラとの接続時に収集する保存先情報収集手段と、収集された前記保存先情報を一時的に記憶する保存先情報一時記憶手段と、前記デジタルスチルカメラから設定可能な保有能力の問い合わせを受けると前記保存先情報一時記憶手段に記憶する前記保存先情報を読み出して前記保有能力として前記デジタルスチルカメラに通知するダイレクト印刷サーバ手段と、を有し、前記ダイレクト印刷サーバ手段は、前記デジタルスチルカメラから前記保存先情報とともにダイレクト印刷の開始を要求されると、前記画像データを前記保存先情報に基づく保存先にバックアップ保存することを特徴とするデータバックアップシステムである。
本発明によれば、なるべくユーザの手間を掛けずにデジタルスチルカメラの画像データをバックアップすることを可能にする画像形成装置を提供することが可能となる。
以下、本発明を実施形態により説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を実施するための一例に過ぎず、本発明は、以下の実施形態に限定されて解釈されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
図1は、本発明の実施形態に該当する画像形成装置の接続構成例を示す図である。画像形成装置1とDSC2は、ダイレクト印刷機能に対応し、USB(Universal Serial Bus)を介して接続され、DSC2内の記憶装置200(図3を参照して後述)内に格納されている画像データ202をバックアップ保存するデータバックアップシステムとして機能する。本実施形態の画像形成装置1は、ダイレクト印刷で使用するUSBホスト11、メモリカードインターフェース12、ネットワークインターフェース13を具備している。メモリカードインターフェース12は、画像形成装置1に着脱可能な記憶媒体として機能するメモリカード3を、画像形成装置1に着装するためのインターフェースである。また、メモリカード3は、画像データ202をバックアップ保存するための保存先に指定されることもある。また、ネットワークインターフェースは、画像形成装置1がネットワーク上のリモートの記憶領域にアクセスするためのアクセス手段として機能する。画像形成装置1は、他に図2に示す種々のハードウェアを有して構成されている。
図2は、画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、大きく分けて、コントローラ10と、操作部30と、FAX制御ユニット31と、プロッタ32と、スキャナ33と、その他ハードウェアリソース34と、を有し、画像データの入出力機能を複合して有する複合機である。コントローラ10は、制御装置であるCPU20と、プロセッサ用の作業メモリとして機能するMEM−P22と、後述する各種ローカルインターフェースと、がNB(North Bridge)21を介して接続されている。また、NB21は、特定用途向け制御回路として機能するASIC23とも接続されており、CPU20の制御をASIC23に伝える。ASIC23は、プロッタ32等の各種ハードウェアと接続される他、画像形成装置1の不揮発性の記憶手段として機能するHDD25と接続される。なお、ASIC23は、回路用の作業メモリとして機能するMEM−C24との接続を有していてもよい。
コントローラ10は、各種ローカルインターフェースを備え、接続される各種機器又はネットワークと通信を行う。ローカルインターフェースとしては、上述したUSBホスト11、メモリカードインターフェース12、ネットワークインターフェース13の他、シリアルインターフェース14、ワイヤレスUSBインターフェース15、IEEE802.11bインターフェース16、IEEE1394インターフェース17等であってもよく、これらはPCI−BUSによって接続される。なお、ローカルインターフェースは、これらに限定されることはなく多様なインターフェースでも対応可能である。また、接続の態様はPCI−BUSに限定されず、PCI−Express等でもよい。
HDD25には、画像形成装置1の全体動作を制御するオペレーションシステムや、図3ないし8を参照して詳述する本実施形態の動作を実現するための制御プログラムが格納されている。また、後述する保存先情報が格納されている場合もある。HDD25に格納されているデータバックアップのための制御プログラムは、図1に示すように画像形成装置1にDSC2が接続されるとCPU20により読み出され、MEM−P22上に展開される。展開される制御プログラム等のソフトウェアの構成と動作について図3を参照して説明する。
図3は、画像形成装置1のソフトウェア構成をDSC2内の記憶装置200に格納されている情報とともに示すブロック図である。記憶装置200は、具体的には内蔵メモリ、SDカード、メモリスティック等を用いることができる。また、本例では、記憶装置200は、DSC2で撮像された画像データ202に加えて、画像データ202をバックアップ保存する先の情報としての保存先情報201を保持する。かつ、本例では、画像形成装置1も、HDD25に保存先情報43を保持する。
画像形成装置1は、例えばオペレーションシステムの一機能として画像変換部41、画像描画部42を有し、データバックアップのための制御プログラムとしてダイレクト印刷通信部40を有する。また、SDカードドライバ44は、例えばメモリカード3にSDカードを使用した場合にメモリカードインターフェース12を操作するためにハードウェアとオペレーションシステムとの仲立ちをするソフトウェアである。同様にネットワークドライバ45は、ネットワークインターフェース13を操作するためにハードウェアとオペレーションシステムとの仲立ちをするソフトウェアである。
通常のダイレクト印刷時においては、ダイレクト印刷通信部40は、DSC2と所定のネゴシエーションをした後、画像データ202を受信し、後段の画像変換部41、画像描画部42に渡し、画像描画部42がプロッタ32で印刷する。
しかしながら、本実施形態においては、ダイレクト印刷通信部40は、ダイレクト印刷開始前に(DSC2と画像形成装置1との接続時等)、保存先情報201や保存先情報43を収集し、ダイレクト印刷の開始の要求に保存先が指定されている場合に、保存先の正常性確認を行って、保存先のドライバに対して画像データの書き込み(送信)を行う。
したがって、ダイレクト印刷通信部40は、ダイレクト印刷サーバ手段、保存先情報収集手段、保存先正常性確認手段として機能する。
次に、図4を参照して、「保存先情報」の構成について説明する。図4は、保存先情報のデータ構成例を示す図である。図4に示す例では、図3に示した保存先情報201のデータ構成例を示している。図4に示すように、保存先情報には、保存の際に利用するインターフェースやプロトコルの種別に関する情報が含まれる。使用するプロトコルをあらかじめDSCとPRTで決めておけば、例えばHTTPプロトコルを使用するとして、HTTPプロトコルでWebサーバにデータを送信することができる。また、SMTPプロトコルを使用してメールで送信することとしてもよい。また、SMB、FTPなどのプロトコルを使用して自宅PCなドン直接データ送信をすることとしてもよい。
プロトコルの多くは接続時にアカウント、パスワードが必要なものが多くあるが、これらも「保存先情報」の一部に含ませる。認証のための情報をあらかじめ「保存先情報」に含ませておけば、ダイレクト印刷通信部40が、ダイレクト印刷開始前にこの認証のための情報を収集するので、プアなDSCのユーザインターフェースで認証のための情報の入力をするという煩雑な操作を行うことなくデータの送信が可能になるという効果がある。
また、画像データが機密情報である場合、ネットワークを経由して送信する際には第三者から盗聴される可能性が否定できない。この場合、セキュリティを担保するため、暗号/復号鍵情報をあらかじめ「保存先情報」に含ませる。上記認証のための情報を含ませる構成に係る効果と同様に、暗号化を用いた送信も容易になる。
また、格納先情報には、保存先を特定するための情報を格納する。例えば、保存先がネットワーク上の記憶領域である場合は、ネットワーク上のアドレス等の情報を格納する。したがって、本実施形態においては「保存先情報」に基づいて保存先が特定される。
なお、「保存先情報」は、複数の保存先についての情報を含ませる構成としてもよい。この場合、1つの「保存先情報」から1つの保存先が特定されるよう、筆頭の保存先を優先するよう優先順位をつける。
次に、図5ないし8を参照して、本実施形態の処理フローについて説明する。図5は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。図6は、図5に示す動作において、能力収集処理の流れを示すフローチャートである。また、図7は、図5に示す動作において、ダイレクト印刷処理の流れを示すフローチャートである。また、図8は、本実施形態の動作を示すシーケンス図である。
図5において、ダイレクト印刷通信部40は、まず、接続されたDSC2がダイレクト印刷機能を有するか否かのネゴシエーションを行うことによって、ダイレクト印刷が可能か否かを調べる(ステップS501)。本実施形態に示す例では画像形成装置1及びDSC2はともにダイレクト印刷対応機器であるので、次に、ダイレクト印刷通信部40は、DSC2と画像形成装置1の保存先情報を収集する(ステップS502,503)。収集した保存先情報は、保存先情報一時記憶領域に書き込みする。
そして、保存先情報一時記憶領域に書き込まれている保存先情報を読み出し、これに基づく保存先の正常性を確認し、確認結果を保存先情報一時記憶領域に書き込む(ステップS504)。したがって、保存先情報一時記憶領域には、正常性の確認が取れたもの、取れずに使用不可であるものの双方を含む。保存先の正常性の確認とは、例えば、保存先がメモリカード3である場合、メモリカード3がメモリカードインターフェース12に物理的に通信可能に着装されていることを確認するといった動作である。
次に、ダイレクト印刷通信部40は、ステップS506からステップS509に示す動作を、DSC2から切断指示が来るまでループで繰り返すが、同時に、ステップS505に示す動作を並行処理する。すなわち、保存先情報に基づく保存先の正常性を確認する処理を10秒おきに無限ループで繰り返し(ステップS505)、一方で並行処理で、DSCからのコマンド受信を待ち(ステップS506)、能力収集コマンド、ダイレクト印刷コマンド、切断コマンドの検出をする(ステップS507ないしステップS509)。DSC2から切断コマンドの受信があると、いずれのループも処理を終了する。
次に、能力収集コマンドを受信したとき(ステップS507/Yes)にダイレクト印刷通信部40が実行する能力集処理と、ダイレクト印刷コマンドを受信したとき(ステップS508/Yes)にダイレクト印刷通信部40が実行するダイレクト印刷処理と、について説明する。
本実施形態では、元々のダイレクト印刷の枠組みを利用して、ユーザはDSCの操作のみでDSCからの画像データの転送バックアップが可能である。ダイレクト印刷(本実施形態ではPictBridgeを利用するがこれに限定されない)では、DSCがPRTに接続されたのを契機に、DSCがPRTに設定可能な能力を問い合わせるチェックを行うが、本実施形態では、その際に画像形成装置1のダイレクト印刷通信部40がDSC2に、DSC2が保存先情報201を保持しているか否かの確認を行う。
本実施形態では、PTP(Photo Transfer Protocol)プロトコルを使用して特定ファイルの有無を判断し、合った場合には当該ファイルの情報を読み出すことによって、保存先情報201を保持しているか否かの確認を行う動作を実現する構成を想定している。
画像形成装置1においても、同様に特定ファイル有無による判断により、保存先情報43が保持されているか否かの確認が行われる。そして、ダイレクト印刷通信部40が該当ファイルの読み出しを行い、双方の情報を併せて、保存先情報一時記憶領域として機能するMEM−P22に退避する。
なお、画像形成装置1のHDD25に記憶されている保存先情報43としては、オフィス環境などで共通的にデータ蓄積場所として配置されているようなイントラネット上のファイルサーバや、画像形成装置1に着脱可能な記憶媒体であるSDカード、USBメモリ、メモリスティックなどを、画像データのバックアップ保存先とするものが好ましい。また、DSC2の記憶装置200に記憶されている保存先情報201としては、HTTP、SMB、FTP、メール等の個人毎に送信設定が必要な情報を保持することが好ましい。
本来ダイレクト印刷機能は、通常印刷を行うことを目的としているため、用紙サイズの指定が可能となっているが、画像データのバックアップ保存では紙での出力は行わないため用紙サイズの指定は不要となる。そこで、印刷時に指定する用紙サイズパラメータを特殊な指定(マイナーコードでの指定)とすることで、ダイレクト印刷通信部40は、DSC2に保存先の通知を行う。なお、プロトコル的に可能であれば、送信終了確認を行ってより安全に使用することができる。
また、バックアップ済みのファイルに関して、ダイレクト印刷通信部40は、ファイル名を変えたりファイル内の情報を変更したりすることでバックアップされているファイルか否かを容易に判断可能とする。ダイレクト印刷通信部40は、バックアップ済みのファイルを容易に判断可能とする動作を行い、さらにユーザの指示により、DSC2内のバックアップ済みのファイルのみを一括消去する動作も行う。
上述した能力収集処理とダイレクト印刷処理について、さらに、図6ないし8に即して説明する。まず、図6を参照して、能力収集処理について説明する。能力収集処理は、DSC2が画像形成装置1に、設定可能な能力を問い合わせ、この問い合わせに対して画像形成装置1が応答する処理である。実際の処理の実行は、ダイレクト印刷通信部40が行う。
図6においては、能力収集処理の一例として、印刷可能な画質についてのパラメータである”quality”能力の収集処理が示されている(ステップS601ないし603)。ダイレクト印刷通信部40は、DSC2からquality能力について収集するようコマンドを受信する(ステップS601)と、HDD25等に格納されている設定可能なquality能力を収集し(ステップS602)、収集結果をDSC2に送信する(ステップS603)。
ところが、本実施形態においては、紙タイプや用紙サイズについてのパラメータである用紙サイズ能力の収集処理の場合、ダイレクト印刷通信部40は、DSC2から用紙サイズ能力を収集するようコマンドを受信すると(ステップS604)、保存先情報一時記憶領域から保存先情報を読み出して、用紙サイズ能力情報に保存先情報をレイアウトとして追加設定する(ステップS605)。そして、収集結果をDSC2に送信する(ステップS606)。このように収集した保存先情報をDSC2に送信するので、DSC2を操作するユーザは、DSC2内の記憶装置200に保持している保存先情報201だけでなく、画像形成装置1内に保持されている保存先情報43をも選択することが可能となる。
次に、図7を参照して、ダイレクト印刷処理について説明する。ダイレクト印刷処理は、DSC2がダイレクト印刷の開始の要求を画像形成装置1に発することによって始まる。ダイレクト印刷通信部40は、要求のコマンドを受信するとコマンドより指定レイアウトを収集する(ステップS701)。印刷用紙の指定が通常の用紙であれば、通常ダイレクト印刷処理を実行するが、用紙でない場合であって、保存先情報がレイアウトとして追加設定されていた場合、コマンドよりレイアウトを収集して保存先を読み出す(ステップS702ないしステップS704)。そして、画像データの保存先への書き込み、すなわち画像データのバックアップ保存処理へと移行する。
次に、図8のシーケンス図を参照して、能力収集処理とダイレクト印刷処理を含む本実施形態の動作について、さらに説明を加える。画像形成装置1とDSC2が物理的に接続されると、画像形成装置1は、DSC2にダイレクト印刷が可能か否かを問い合わせ、DSC2は、問い合わせに応答する。そして、画像形成装置1は、DSC2が保存先情報を保持しているか否かを調べ、保存先情報を収集し、DSCはこれに応答する(ステップS801)。なお、図8には図示しないが、画像形成装置1が保持する保存先情報についても収集する。
得られた保存先情報に基づく保存先がネットワーク上の保存領域である場合、ダイレクト印刷通信部40は、保存先のサーバに対してpingを発して、正常性を確認する。また、保存先が画像形成装置1に着脱可能な記憶媒体である場合、ダイレクト印刷通信部40は、保存先メディアに対してテストデータの書き込みを行い、正常に書き込みが行われるか否かを確認することによって、正常性を確認する(ステップS802)。
DSC2から画像形成装置1に対して設定可能な能力の問い合わせがあると、ダイレクト印刷通信部40は、問い合わせに対して応答する(ステップS803)。なお、図8においては、前述のquality能力に加えて日付印刷能力の問い合わせについても例示するが、これらはもちろん一例であって、本発明の構成を限定するものではない。
本実施形態では、紙タイプの能力収集の問い合わせがあると、ダイレクト印刷通信部40は、問い合わせに対して、紙タイプに、保存先情報一時記憶領域に記憶されている保存先情報に基づく保存先(複数の可能性がある)を追加し、保有能力としてDSC2に通知する(ステップS804)。保存先は、前述のように優先順位をつけて通知してもよい。また、デフォルトの保存先を設定して通知してもよい。
また、ダイレクト印刷通信部40は、画像形成装置1の状態(本実施形態においてはダイレクト印刷可能である状態)をDSC2に通知する(ステップS805)。この通知を受けて、DSC2が備える表示画面(図示せず)では、画面が変化してダイレクト印刷をユーザが設定可能になる。
そして、ダイレクト印刷通信部40は、DSC2から用紙サイズの追加設定に保存先情報が含まれているダイレクト印刷の開始の要求を受信すると(ステップS806)、DSC2から画像データ202を収集し(ステップS807)、保存先がネットワーク上にある場合、ネットワークへのアクセス手段として機能するネットワークドライバ45を用いて、保存先サーバに対してデータを書き込み(ステップS808)、DSC2の保持する画像データ202のバックアップ保存を実行する。
上記実施形態によれば、画像形成装置のみを介してバックアップをしているので、なるべくユーザの手間を掛けずにデジタルスチルカメラの画像データをバックアップすることを可能になる。また、保存先情報に認証に必要な情報を含めることで、保存先へのアクセスに認証が必要な場合であっても、デジタルスチルカメラによる操作を必要とせず円滑なバックアップが可能である。
また、事前に正常性確認を行い正常にデータ転送が可能な場合のみ、データの保存先として選択できるよう構成しているので、デジタルスチルカメラで視覚的にかつ厳密にユーザに保存先の通知をすることができる。また、正常性確認を接続時に行うよう構成する場合、ダイレクト印刷で使用するシーケンスに影響なく操作をすることができる。また、一定時間おきに正常性確認を行うよう構成する場合、デジタルスチルカメラを接続した後に保存先の記憶媒体やネットワークと接続しても、デジタルスチルカメラの再接続を必要とすることなく使用することができる。
本発明の実施形態の、装置接続構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の、ハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の、ソフトウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の、保存先情報のデータ構成例を示す図である。 本発明の実施形態の、動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の、能力収集処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の、ダイレクト印刷処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の、動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 DSC(デジタルスチルカメラ)
3 メモリカード
10 コントローラ
11 USBホスト
12 メモリカードインターフェース
13 ネットワークインターフェース
20 CPU
22 MEM−P
25 HDD
32 プロッタ
40 ダイレクト印刷通信部
43 保存先情報
200 記憶装置
201 保存先情報
202 画像データ

Claims (8)

  1. デジタルスチルカメラからのダイレクト印刷機能に対応する画像形成装置であって、
    前記デジタルスチルカメラが備える記憶手段が記憶する画像データをバックアップ保存する先の情報としての保存先情報を、前記デジタルスチルカメラとの接続時に収集する保存先情報収集手段と、
    収集された前記保存先情報を一時的に記憶する保存先情報一時記憶手段と、
    前記デジタルスチルカメラから設定可能な保有能力の問い合わせを受けると前記保存先情報一時記憶手段に記憶する前記保存先情報を読み出して前記保有能力として前記デジタルスチルカメラに通知するダイレクト印刷サーバ手段と、を有し、
    前記ダイレクト印刷サーバ手段は、
    前記デジタルスチルカメラから前記保存先情報とともにダイレクト印刷の開始を要求されると、前記画像データを前記保存先情報に基づく保存先にバックアップ保存することを特徴とする画像形成装置。
  2. ネットワークへのアクセス手段を有し、
    前記ダイレクト印刷サーバ手段は、
    前記保存先情報に基づく保存先がネットワーク上にある場合、前記保存先情報に基づき前記アクセス手段を用いて、前記画像データをバックアップ保存することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 画像形成装置に着脱可能な記憶媒体へのアクセスを可能にするローカルインターフェースを有し、
    前記ダイレクト印刷サーバ手段は、
    前記保存先情報に基づく保存先が画像形成装置に着装された記憶媒体である場合、前記ローカルインターフェースを用いて、前記記憶媒体に前記画像データをバックアップ保存することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記保存先情報収集手段は、
    前記保存先情報を収集する収集元として、前記デジタルスチルカメラが備える前記記憶手段を少なくとも含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記保存先情報一時記憶手段に記憶されている前記保存先情報に基づく保存先の正常性を確認する保存先正常性確認手段を有し、
    前記ダイレクト印刷サーバ手段は、
    前記保存先正常性確認手段が正常性を確認することができた保存先のみの前記保存先情報を前記デジタルスチルカメラに通知することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. デジタルスチルカメラからのダイレクト印刷機能に対応する画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像データをバックアップ保存する先の情報としての保存先情報を、前記デジタルスチルカメラとの接続時に収集し、
    収集された前記保存先情報を一時的に記憶し、
    前記デジタルスチルカメラから設定可能な保有能力の問い合わせを受けると前記保存先情報一時記憶手段に記憶する前記保存先情報を読み出して前記保有能力として前記デジタルスチルカメラに通知し、
    前記デジタルスチルカメラから前記保存先情報とともにダイレクト印刷の開始を要求されると、前記画像データを前記保存先情報に基づく保存先にバックアップ保存することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  7. 請求項6記載の制御方法を画像形成装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
  8. ダイレクト印刷機能に対応するデジタルスチルカメラと画像形成装置とが接続されたデータバックアップシステムであって、
    前記画像形成装置は、
    前記デジタルスチルカメラが備える記憶手段が記憶する画像データをバックアップ保存する先の情報としての保存先情報を、前記デジタルスチルカメラとの接続時に収集する保存先情報収集手段と、
    収集された前記保存先情報を一時的に記憶する保存先情報一時記憶手段と、
    前記デジタルスチルカメラから設定可能な保有能力の問い合わせを受けると前記保存先情報一時記憶手段に記憶する前記保存先情報を読み出して前記保有能力として前記デジタルスチルカメラに通知するダイレクト印刷サーバ手段と、を有し、
    前記ダイレクト印刷サーバ手段は、
    前記デジタルスチルカメラから前記保存先情報とともにダイレクト印刷の開始を要求されると、前記画像データを前記保存先情報に基づく保存先にバックアップ保存することを特徴とするデータバックアップシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010164663A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム
JP2011024084A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及びプログラム

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