JP2009004882A - 無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サイズの大きいデータを送信する場合であっても伝送効率の良い無線通信を行うことができる無線通信装置を提供する。
【解決手段】送信データを変調して無線送信する無線通信装置において、送信データのデータサイズをデータサイズ判定部22により判定すると共に、伝送路の通信品質例えば等化誤差を等化器21により検出する。変調方式決定部23は、データサイズ判定部22で判定されたデータサイズと等化器21により検出された等化誤差に基いて送信データの変調方式を決定する。
【選択図】 図2
【解決手段】送信データを変調して無線送信する無線通信装置において、送信データのデータサイズをデータサイズ判定部22により判定すると共に、伝送路の通信品質例えば等化誤差を等化器21により検出する。変調方式決定部23は、データサイズ判定部22で判定されたデータサイズと等化器21により検出された等化誤差に基いて送信データの変調方式を決定する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、送信データを変調して無線送信する無線通信装置に係り、特に複数の変調方式の中から使用する変調方式を選択する無線通信装置に関する。
従来、例えばデジタル無線通信を行う無線通信装置では、高信頼性の通信を行うために、無線伝送路の通信品質に基づいて変調方式を切替える最適変調方式が採用されている(例えば、特許文献1参照。)。上記変調方式としては、例えば、(a)QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、(b)16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、(c)64QAM、(d)256QAM等が用いられる。
そして、上記各変調方式について、それぞれ無線伝送路の通信品質を例えば等化誤差等により検出し、その等化誤差に基づいて所要の通信品質を保ちつつ最大の伝送速度となる変調方式を選択することにより伝送効率の向上を図っている。
ここで、従来における最適変調方式を採用してTDD(Time Division Duplex)方式により無線通信を行う無線通信装置では、例えば図7に示すように各変調方式1〜4における伝送路の等化誤差テーブルを予め変復調部の制御部に作成しておき、伝送路の等化誤差を検出して上記等化誤差テーブルを参照し、最適な変調方式を選択する。
この場合、変調方式1〜4としては多値数の異なる変調方式、例えば、変調方式1としてはQPSK、変調方式2としては16QAM、変調方式3としては64QAM、変調方式4としては256QAMが用いられる。
上記多値数としては、例えばQPSKでは「4」であり、16QAMでは「16」であり、64QAMでは「64」であり、256QAMでは「256」である。
通常、変調方式の多値数が少ないほど低速であるが耐性が強く、変調方式の多値数が多いほど高速であるが耐性が弱い。このため通常、通信回線の品質が同一である場合には、変調方式の多値数が少ないほど誤り率が小さく、変調方式の多値数が多いほど誤り率が大きい。
上記図7に示す等化誤差テーブルでは、各変調方式毎に等化誤差の閾値がハッチングで示すように「0」〜「10」の範囲内でそれぞれ異なる値、例えば変調方式1では「9」〜「10」、変調方式2では「6」〜「8」、変調方式3では「4」〜「5」、変調方式4では「0」〜「3」に予め設定されている。
無線通信装置は、無線通信を行う際、受信データから各変調方式における等化誤差を取得し、上記等化誤差テーブルを参照して最適な変調方式を決定する。
以下、従来の無線通信装置における変調方式の決定動作について、図8に示すフローチャートを参照して説明する。無線通信装置は、受信データから各変調方式における等化誤差を取得し(ステップS1)、図7に示した等化誤差テーブルを参照し、まず、変調方式4における等化誤差が閾値範囲内か、つまり「0」〜「3」内かどうかを判定し(ステップS2)、閾値範囲内であれば変調方式4に決定する(ステップS3)。
上記ステップS2で変調方式4の等化誤差が閾値範囲内ではないと判定された場合は、変調方式3における等化誤差が閾値範囲(「4」〜「5」)内かどうかを判定し(ステップS4)、閾値範囲内であれば変調方式3に決定する(ステップS5)。
上記ステップS4で変調方式3の等化誤差が閾値範囲内ではないと判定された場合は、変調方式2における等化誤差が閾値範囲(「6」〜「8」)内かどうかを判定し(ステップS6)、閾値範囲内であれば変調方式2に決定する(ステップS7)。
上記ステップS6で変調方式2の等化誤差が閾値範囲内ではないと判定された場合は、変調方式1に決定する(ステップS8)。
上記のように従来の無線通信装置は、各変調方式における等化誤差を取得し、予め設定した等化誤差テーブルを参照して等化誤差の閾値から変調方式を決定する。
特開2004−140726号公報
上記従来の無線通信装置は、無線伝送路の通信品質に基づいて変調方式を決定し、所要の誤り率以下であることを満たしつつ伝送効率の良い無線通信を行うようにしている。
しかし、無線通信を行う場合、通信条件としては無線伝送路の通信品質の他、送信するデータの量、すなわちデータサイズも伝送効率に影響する。サイズの大きいデータを送信する場合に伝送速度の遅い変調方式を用いると、誤り率を小さくできるものの伝送時間が長くなる。
従来の無線通信装置は、変調方式を決定する際、無線伝送路の通信品質のみに基づいて変調方式を決定しており、データサイズについては全く考慮していないので、サイズの大きいデータを送信する場合に伝送効率が低下するという問題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、無線伝送路の通信品質及びデータサイズに基づいて変調方式を選択し、サイズの大きいデータを送信する場合であっても伝送効率の良い無線通信を行うことができる無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明に係る無線通信装置は、送信データを変調して無線送信する無線通信装置において、前記送信データのデータサイズを判定するデータサイズ判定部と、前記送信データの伝送路の通信品質を検出する通信品質検出部と、前記データサイズ判定部で判定したデータサイズと前記通信品質検出部で検出した通信品質に基いて前記送信データの変調方式を決定する変調方式決定部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、送信データのサイズ及び伝送路の通信品質を検出し、前記データサイズ及び通信品質に基づいて最適の変調方式を選択することにより、所要の誤り率以下であることを満たしつつ伝送効率の良い無線通信を行うことができ、サイズの大きいデータを送信する場合であっても伝送効率の良い無線通信を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
本実施形態に係る無線通信装置は、デジタル無線通信システムを用いている。このデジタル無線通信システムでは、例えばTDD(Time Division Duplex)方式によりデジタル無線通信が行われ、伝送される無線信号はフレーム構成を有している。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線通信装置の全体構成を示すブロック図である。
図1において、11aは受信用アンテナで、受信機12に接続される。また、11bは送信用アンテナで、送信機13に接続される。なお、上記受信用アンテナ11a及び送信用アンテナ11bは、共用器を用いて1つのアンテナを受信及び送信に兼用しても良い。
そして、上記受信機12及び送信機13は、モデム部14に接続される。このモデム部14は、受信機インターフェース15、信号増幅部16、変復調部17、制御部18により構成される。上記モデム部14の変復調部17は、例えばパーソナルコンピュータ等の端末装置19に接続される。
上記受信機12は、通信相手となる無線通信装置、例えば基地局等から送られてくる無線信号を受信用アンテナ11aにより受信し、その受信信号を受信機インターフェース15を介して変復調部17へ出力する。
上記変復調部17は、受信データを復調して端末装置19へ出力し、また、端末装置19から出力される送信データを変調し、信号増幅部16で増幅して送信機13へ送出する。送信機13は、信号増幅部16で増幅された送信データを送信アンテナ11bから相手の無線通信装置へ送信する。
上記変復調部17は、多値数が異なる複数の変復調方式を備え、制御部18によって切替え制御される。多値数が異なる変調方式としては、例えば、(a)QPSK、(b)16QAM、(c)64QAM、(d)256QAM等が用いられる。
上記制御部18は、通信相手の無線通信装置との回線接続時に送信側から送られてくるデータのサイズを判定すると共に、それぞれ異なる変調方式により変調された検査データから無線通信の伝送路の通信品質を検出し、上記データサイズ及び各変調方式の通信品質に基づいて変調方式を決定し、その変調方式を送信側の無線通信装置へ通知する。
図2は、上記変復調部17及び制御部18の主要部の構成例を示したもので、伝送路の通信品質を検出する手段として等化器21を用いた場合の例を示している。
制御部18は、データサイズ判定部22及び変調方式決定部23を備えている。等化器21は、受信信号とトレーニングパターンとを乗算器211により乗算することで各変調方式における等化誤差の値を求めて変調方式決定部23へ出力する。この場合、等化器21は、送信側の無線通信装置から送られてくる検査データから各変調方式毎に伝送路の等化誤差を検出する。上記送信側の無線通信装置から送られてくる検査データを含む送信データのフォーマットについては詳細を後述する。
ここで、等化器21における等化アルゴリズムの一般的なものとして、RLS(Re cursive Least mean Square error)やLMS(Least Mean Square error)等で代表される平均2乗誤差最小化(MMSE:Minimum Mean Square Error)のアルゴリズムを用いることにより、等化の過程において送信信号と相関のある信号を抽出することができる。
上記データサイズ判定部22は、詳細を後述するように伝送データに含まれるメールサイズを検出して例えば「小」、「中」、「大」のどのサイズであるかを判定し、その判定結果を変調方式決定部23へ出力する。この場合、データサイズ判定部22は、例えば1kバイト(byte)未満のデータを「小」、60kバイト以上のデータを「大」、その中間、つまり1kバイト以上〜60kバイト未満のデータを「中」と判定する。
変調方式決定部23は、図3(a)〜(c)に示すように「小」、「中」、「大」のデータサイズ別に等化誤差テーブル25a〜25cを備え、データサイズ判定部22で判定されたデータサイズに従って等化誤差テーブル25a〜25cを選択し、この選択された等化誤差テーブル25a〜25cを参照し、等化器21で検出された各変調方式における等化誤差に基づいて変調方式を決定する。図3では、例えば変調方式1〜4の4つの変調方式の中から1つの変調方式を決定する場合の例を示し、例えば変調方式1としてQPSK、変調方式2として16QAM、変調方式3として64QAM、変調方式4として256QAMを用いている。上記変調方式1〜4は、多値数が少ないほど低速であるが耐性が強く、変調方式の多値数が多いほど高速であるが耐性が弱いという特性を有している。
図3(a)はデータサイズ「小」の場合の等化誤差テーブル25aを示し、変調方式1の閾値を「7」〜「10」、変調方式2の閾値を「4」〜「6」、変調方式3の閾値を「2」〜「3」、変調方式4の閾値を「0」〜「1」に設定している。
図3(b)はデータサイズ「中」の場合の等化誤差テーブル25bを示し、変調方式1の閾値を「9」〜「10」、変調方式2の閾値を「6」〜「8」、変調方式3の閾値を「3」〜「5」、変調方式4の閾値を「0」〜「2」に設定している。
図3(c)はデータサイズ「大」の場合の等化誤差テーブル25cを示し、変調方式1の閾値を「10」、変調方式2の閾値を「7」〜「9」、変調方式3の閾値を「5」〜「6」、変調方式4の閾値を「0」〜「4」に設定している。
上記のようにデータサイズ「小」の場合の等化誤差テーブル25aは、伝送路の通信品質が低下するに従って伝送速度が遅くても誤り率の小さい変調方式を選択する閾値の幅を大きく設定する。データサイズ「大」の場合の等化誤差テーブル25cは、伝送路の通信品質が向上するに従って誤り率が大きくても伝送速度の早い変調方式を選択する閾値の幅を大きく設定する。データサイズ「中」の場合の等化誤差テーブル25bは、データサイズ「小」の場合の等化誤差テーブル25aとデータサイズ「大」の場合の等化誤差テーブル25cの略中間に閾値を設定する。
次に上記実施形態におけるデータ伝送時の動作を図4に示すシーケンスに従って説明する。図4は、端末装置Aから端末装置B側にデータを送信する場合のシーケンスを示している。送信側の無線通信装置は、端末装置Aから送信データが変復調部に送られてくると(ステップA1)、まず、回線接続のためのデータを受信側の無線通信装置へ送信する(ステップA2)。
図5は送信側の無線通信装置から送信される送信データのデータフォーマットを示し、(a)は回線接続時のフォーマット、(b)はデータブロックのフォーマットを示している。
回線接続時におけるデータフォーマットは、図5(a)に示すように同期スロット31、データの変調方式を示す変復調情報32、送信データの全体のサイズを示すメールサイズ33、宛先34、回線検査データ35からなっている。回線検査データ35としては、複数の変調方式、例えば変調方式1(QPSK)により変調した検査データ35a、変調方式2(16QAM)により変調した検査データ35b、変調方式3(64QAM)により変調した検査データ35c、変調方式4(256QAM)により変調した検査データ35dを含んでいる。
回線接続後は、図5(b)に示すブロック単位でデータが送信される。図5(b)は1ブロックのデータフォーマットを示し、同期スロット41、データの変調方式を示す変復調情報42、1ブロックのデータサイズを示すブロックサイズ43、同期スロット44、データ45からなっている。データ45は、データ#1〜#nにそれぞれパケット番号等のDT(データ)パケットヘッダを付加してなる複数パケットのデータを含んでいる。
図4の説明に戻ると、データ受信側の無線通信装置は、送信側の無線通信装置から送られてくる信号を受信機12で受信し、モデム部14の受信機インターフェース15を介して変復調部17へ出力する。モデム部14は、受信データ中の宛先34を確認し、回線接続処理を行って回線応答を通信相手の無線通信装置へ送出する(ステップA3)。
また、このときモデム部14の制御部18は、受信データのメールサイズ33から伝送データのサイズを判定すると共に回線検査データ35中の検査データ35a〜35dから各変調方式1〜4における等化誤差を求め、上記データサイズ及び等化誤差に基づいて最適な変調方式を決定する。この最適変調方式を決定する処理動作については詳細を後述する。
上記制御部18において決定された変調方式は、上記ステップA3の回線応答時にデータ送信側の無線通信装置へ送られる。送信側の無線通信装置は、データ受信側の無線通信装置で決定した変調方式が送られてくると、変復調部にて上記変調方式を用いて送信データを変調し、図5(b)に示すデータフォーマットに従って同期スロット41,変復調情報42、ブロックサイズ43、同期スロット44等と共にデータ45をブロック単位で順次送信する(ステップA4−1〜A4−N)。受信側の無線通信装置は、送信側の無線通信装置から送られてくるデータを受信すると、この受信データを変復調部17にて変復調情報42に従って各ブロック毎に順次復調し、端末装置(B)19へ出力する(ステップA5−1〜A5−N)。尚、図示は省略するが、受信側の変復調部17では受信ブロックの誤り検出も行い、誤りがあったブロックについては送信側に再送を要求する。送信側では、再送要求があったブロックを再送する。
送信側の無線通信装置は、Nブロックの全データの送信を終了すると、受信側の無線通信装置との回線接続を解除し(ステップA6)、データの送信処理を終了する。
次に上記モデム部14の制御部18において、最適変調方式を決定する場合の処理動作を図6に示すフローチャートを参照して説明する。制御部18は、回線接続時の受信データ(図5(a))における回線検査データ35中の検査データ35a〜35dから各変調方式1〜4における等化誤差を図2に示す等化器21により順次求め(ステップB1)、変調方式決定部23へ出力する。
また、上記制御部18は、上記回線接続時の受信データのメールサイズ33を取得し、データサイズが「小」、「中」、「大」のどの大きさであるかを判定、すなわちデータサイズが1kバイト未満か60kバイト以上か、あるいはその中間であるかを判定し(ステップB2)、その判定結果を変調方式決定部23へ出力する。
変調方式決定部23は、データサイズ判定部22で判定されたデータサイズに従って図3(a)〜(c)に示す等化誤差テーブルを選択する(ステップB3)。すなわち、変調方式決定部23は、データサイズ判定部22で判定されたデータサイズが「小」であれば図3(a)に示す等化誤差テーブル25aを選択し、データサイズが「中」であれば図3(b)に示す等化誤差テーブル25bを選択し、データサイズが「大」であれば図3(c)に示す等化誤差テーブル25cを選択する。
次に変調方式決定部23は、上記データサイズに基づいて選択された等化誤差テーブルを使用し、上記ステップB2で取得した変調方式4における等化誤差が等化誤差テーブルの閾値内であるかどうかを判定する(ステップB4)。
例えばデータサイズが「小」で図3(a)に示す等化誤差テーブル25aが選択された場合は、変調方式4における等化誤差が閾値「0」〜「1」内かどうかを判定し(ステップB4)、閾値内であれば変調方式4に決定する(ステップB5)。上記ステップB4で、変調方式4における等化誤差が閾値「0」〜「1」内ではないと判定された場合は、変調方式3における閾値「2」〜「3」内かどうかを判定し(ステップB6)、閾値内であれば変調方式3に決定する(ステップB7)。
また、上記ステップB6で、変調方式3における等化誤差が閾値「2」〜「3」内ではないと判定された場合は、変調方式2における閾値「4」〜「6」内かどうかを判定し(ステップB8)、閾値内であれば変調方式2に決定する(ステップB9)。
上記ステップB8で、変調方式2における等化誤差が閾値「4」〜「6」内ではないと判定された場合は、変調方式1に決定する(ステップB10)。
また、上記ステップB3において、データサイズが「中」で図3(b)に示す等化誤差テーブル25bが選択された場合は、変調方式4における等化誤差が閾値「0」〜「2」内かどうかを判定し(ステップB4)、閾値内であれば変調方式4に決定する(ステップB5)。上記ステップB4で、変調方式4における等化誤差が閾値「0」〜「2」内ではないと判定された場合は、変調方式3における閾値「3」〜「5」内かどうかを判定し(ステップB6)、閾値内であれば変調方式3に決定する(ステップB7)。
上記ステップB6で、変調方式3における等化誤差が閾値「3」〜「5」内ではないと判定された場合は、変調方式2における閾値「6」〜「8」内かどうかを判定し(ステップB8)、閾値内であれば変調方式2に決定する(ステップB9)。
上記ステップB8で、変調方式2における等化誤差が閾値「6」〜「8」内ではないと判定された場合は、変調方式1に決定する(ステップB10)。
また、上記ステップB3において、データサイズが「大」と判断された場合は、図3(c)に示す等化誤差テーブル25cが選択され、上記の場合と同様に変調方式4→3→2→1の順に各変調方式の等化誤差が等化誤差テーブル25cの閾値と比較されて変調方式が決定される。
上記のように伝送するデータのサイズ及び各変調方式1〜4の等化誤差に基づいて変調方式を決定することにより、所要の誤り率以下であることを満たしつつ伝送効率の良い無線通信が可能な最適な変調方式を決定することができる。すなわち、データサイズが小さい場合には、伝送路の通信品質が低下するに従って伝送速度が遅くても誤り率の小さい変調方式を選択する閾値の幅を大きく設定することにより、誤り率の小さい変調方式を選択する確率が大きくなり、伝送路の通信品質が低い場合でも誤り率を小さくすることができる。この場合、データの伝送速度が遅くなるが、データサイズが小さいので、短時間でデータを伝送することができる。
また、データサイズが大きい場合には、伝送路の通信品質が向上するに従って誤り率が大きくても伝送速度の早い変調方式を選択する閾値の幅を大きく設定することにより、伝送速度の早い変調方式を選択する確率が大きくなり、データを効率的に伝送することができる。即ち、データサイズが大きい場合、通信品質が多少低下した環境においても、低い誤り発生率を期待して遅い伝送速度で送信するよりも速い伝送速度で送信し、誤りブロックを再送した方が、送信データが確達するまでに要するトータルの時間を短縮することができる。
なお、上記実施形態では、伝送路の通信品質を等化器を用いて検出する場合について示したが、その他、例えばRSSI(Received Signal Strength Indicator:受信信号強度)の測定値に基づくC/N値(Carrier energy /Noise ratio)により通信品質を求めるようにしても良い。
また、誤り訂正符号化及び誤り訂正復号により誤りを訂正する方式(FEC(Forward Error Correction)方式)を用いる通信方式においては、受信信号の変調方式とFEC前(誤り訂正前)のBER(Bit Error Rate:ビット誤り率)に基づいて換算されるC/N値を推定し、この換算C/N値から通信品質を求めるようにしても良い。
また、上記実施形態では、モデム部14において4つの変調方式を切替える場合について説明したが、変調方式の数は任意に設定し得るものである。
また、上記実施形態では、各変調方式1〜4における等化誤差を別個に検出する場合について示したが、その他、例えば1つの変調方式における等化誤差を検出し、この等化誤差から他の変調方式の等化誤差を推測するようにしても良い。この場合、各変調方式1〜4における等化誤差は略同じであると見なし、検出した1つの変調方式における等化誤差を他の変調方式の等化誤差として用いても良い。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
11a…受信用アンテナ、11b…送信アンテナ、12…受信機、13…送信機、14…モデム部、15…受信機インターフェース、16…信号増幅部、17…変復調部、18…制御部、19…端末装置、21…等化器、22…データサイズ判定部、23…変調方式決定部、25a〜25c…等化誤差テーブル。
Claims (1)
- 送信データを変調して無線送信する無線通信装置において、
前記送信データのデータサイズを判定するデータサイズ判定部と、
前記送信データの伝送路の通信品質を検出する通信品質検出部と、
前記データサイズ判定部で判定したデータサイズと前記通信品質検出部で検出した通信品質に基いて前記送信データの変調方式を決定する変調方式決定部と、
を備えることを特徴とする無線通信装置。
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