JP2009004259A - 燃料電池ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池ケースにおいて、カバーの取付位置における位置決めをより容易に行うことである。
【解決手段】燃料電池ケース10は、燃料電池に固定される燃料電池取付構造体30と、燃料電池取付構造体30が取り付けられ、燃料電池を収容するケース本体32とを備える。燃料電池取付構造体30は、燃料電池のエンドプレート24,26に第1ボルト82で固定される座台34と、ケース本体32に固定される座板36と、座台34と座板36とを絶縁して一体化する絶縁基体38と、を含み、絶縁基体38は、第1ボルト82を挿入するボルト穴42が形成され、ケース本体32の外方に突出する首部44を有する。ケース本体32は、燃料電池取付構造体30の首部44を避ける開口60と、燃料電池取付構造体30の首部44を覆うカバー70と、を有し、カバー70は、フランジ74を有し、フランジ74は、ケース本体32の内面に固定される。
【選択図】図7

Description

本発明は、燃料電池ケースに係り、特に、燃料電池に固定される燃料電池取付構造体と、燃料電池取付構造体が取り付けられ、燃料電池を収容するケース本体と、を備える燃料電池ケースに関する。
燃料電池は、高効率と優れた環境特性を有する電池として近年脚光を浴びている。燃料電池は、一般的に、燃料ガスである水素に、酸化剤ガスである空気中の酸素を電気化学反応させて、電気エネルギを作りだしている。そして、水素と酸素とが電気化学反応した結果、水が生成される。
燃料電池の種類には、リン酸型、溶融炭酸塩型、固体電解質型、アルカリ型、固体高分子型等がある。この中でも、常温で起動しかつ起動時間が速い等の利点を有する固体高分子型の燃料電池が注目されている。このような固体高分子型の燃料電池は、移動体、例えば、車両等の動力源として用いられている。
固体高分子型の燃料電池は、複数の単セル、集電板、エンドプレート等を積層して組み立てられる。そして、燃料電池は、防塵や防水等を確保するために燃料電池ケースに収納される。ここで、例えば、特許文献1には、燃料電池のエンドプレートにボルトで締結されたマウント構造体で燃料電池を支持して、燃料電池を収納した燃料電池ケースが示されている。燃料電池が収納された燃料電池ケースは、例えば、フレーム等で車両のボディに固定される。
特開2006−179293号公報
ところで、上述したように、マウント構造体等の燃料電池取付構造体を取り付けるボルトは、燃料電池のエンドプレートに締結されるので、燃料電池ケースのケース本体には、短絡等を防止するためボルト等を覆うカバーが設けられる。そして、カバーは、ボルト等との接触を防止するため、ケース本体におけるカバーの取付位置に精度良く取り付けられることが求められる。そのため、ケース本体へのカバーの位置決めが難しく、燃料電池ケースの生産性が低下し、製造コストが大きくなるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、カバーの位置決めをより容易に行うことができる燃料電池ケースを提供することである。
本発明に係る燃料電池ケースは、燃料電池に固定される燃料電池取付構造体と、燃料電池取付構造体が取り付けられ、燃料電池を収容するケース本体と、を備え、燃料電池取付構造体は、燃料電池のエンドプレートに第1ボルトで固定される座台と、ケース本体に固定される座板と、座台と座板とを絶縁して一体化する絶縁基体と、を含み、絶縁基体は、第1ボルトを挿入するボルト穴が形成され、ケース本体の外方に突出する首部を有し、ケース本体は、燃料電池取付構造体の首部を避ける開口と、燃料電池取付構造体の首部を覆うカバーと、を有し、燃料電池を収納する燃料電池ケースであって、カバーは、フランジを有し、フランジは、ケース本体の内面に固定されることを特徴とする。
本発明に係る燃料電池ケースにおいて、フランジは、ケース本体の内面に溶接されて固定されることが好ましい。
本発明に係る燃料電池ケースにおいて、燃料電池取付構造体は、座板に設けられ、ケース本体に固定する第2ボルトを有することが好ましい。
上記のように本発明に係る燃料電池ケースによれば、カバーをケース本体に設けられた開口に嵌め込むことにより、カバーの位置決めをより容易に行うことができる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。図1は、燃料電池ケース10を示す図である。図1に示す燃料電池ケース10には、燃料電池20が収容されている。まず、燃料電池20について説明する。燃料電池20は、複数の単セル22や集電板等を積層した燃料電池スタックと、燃料電池スタックの両端に置かれるエンドプレート24,26とを含んで構成される。
単セル22は、電解質膜と、触媒層と、ガス拡散層と、セパレータとを含んで構成される。このうち電解質膜と、触媒層と、ガス拡散層とを一体化したものは、一般的に、膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly:MEA)と呼ばれている。
電解質膜は、アノード極側で発生した水素イオンをカソード極側まで移動させる機能等を有している。電解質膜の材料は、化学的に安定であるフッ素系樹脂、例えば、パーフルオロカーボンスルホン酸のイオン交換膜が使用される。
触媒層は、アノード極側での水素の酸化反応やカソード極側での酸素の還元反応を促進する機能を有している。そして、触媒層は、触媒と触媒の担体とを含んで構成される。触媒は、反応させる電極面積を大きくするため、一般的に粒子状にして、触媒の担体に付着して使用される。触媒には、水素の酸化反応や酸素の還元反応について、小さい活性化過電圧を有する白金族元素である白金等が使用される。触媒の担体としては、カーボン材料、例えば、カーボンブラック等が使用される。
ガス拡散層は、燃料ガスである、例えば、水素ガスや、酸化剤ガスである、例えば、空気を触媒層に拡散させる機能や、電子を移動させる機能等を有している。そして、ガス拡散層には、導電性を有する材料であるカーボン繊維織布、カーボン紙等を使用することができる。そして、膜電極接合体は、電解質膜と、触媒層と、ガス拡散層とを積層し、ヒートプレス等することにより製造することができる。
セパレータは、膜電極接合体のガス拡散層に積層され、隣設する単セル22における燃料ガスと酸化剤ガスとを分離する機能を有している。また、セパレータは、隣設する単セル22を電気的に接続する機能を有している。セパレータには、燃料ガスや酸化剤ガスが流れるガス流路や、単セル22を冷却する、例えば、LLC(Long Life Coolant)や冷却水等の冷却媒体を流す冷却媒体流路等が形成されている。セパレータは、導電性を有する材料であるステンレス鋼等の金属材料や炭素材料等で形成することができる。
集電板は、積層される複数の単セル22で生じた直流電流を取り出す機能を有している。集電板には、導電性を有する材料であるステンレス鋼や銅等の金属材料や炭素材料等を使用することができる。また、集電板には、ステンレス鋼や銅等の金属シート材に金メッキを施して用いてもよい。
エンドプレート24,26は、燃料電池スタックの両端部に配置される。エンドプレート24,26は、例えば、ステンレス鋼等の金属材料により形成することができる。エンドプレート24,26には、燃料ガス、酸化剤ガス及び冷却媒体を供給するための供給口または排出するための排出口が設けられる。
次に、燃料電池ケース10について説明する。燃料電池ケース10は、燃料電池20に固定される燃料電池取付構造体30と、燃料電池取付構造体30が取り付けられ、燃料電池20を収容するケース本体32と、を備えている。
燃料電池取付構造体30は、ケース本体32に取り付けられ、燃料電池ケース10と燃料電池20との間を絶縁する機能を有している。また、燃料電池取付構造体30は、燃料電池20が加振されたときに振動を吸収する機能を有している。燃料電池取付構造体30は、例えば、一方のエンドプレート24の下面における一方の端と、一方のエンドプレート24の下面における他方の端と、他方のエンドプレート26の下面における略中央とを支持する位置に取り付けられる。このように、燃料電池20を3点支持することにより、燃料電池20のねじれ等を抑制し、積層された単セル22のずれによる冷却水の液漏れ等を防止することができる。勿論、他の条件次第では、燃料電池取付構造体30の配置は、上記配置に限定されることはない。
図2は、燃料電池取付構造体30の構成の一例を示す図であり、図2(A)は、燃料電池取付構造体30の平面図であり、図2(B)は、燃料電池取付構造体30の断面図である。燃料電池取付構造体30は、燃料電池20のエンドプレート24,26に第1ボルトで固定される座台34と、ケース本体32に固定される座板36と、座台34と座板36とを絶縁して一体化する絶縁基体38と、を含んで構成される。
座台34は、燃料電池20のエンドプレート24,26に当接するフランジ部と、第1ボルトを挿入する円筒部とを有している。また、座板36には、ケース本体32に固定する第2ボルト40が2箇所に設けられる。座台34と座板36とは、例えば、鉄合金やアルミニウム合金等の金属材料を用いて成形される。
絶縁基体38は、座台34と座板36とを絶縁して一体化する機能を有している。絶縁基体38には、例えば、絶縁性を有するゴム材料等を用いることができる。絶縁基体38は、第1ボルトを挿入するボルト穴42が形成され、ケース本体32の外方に突出する首部44を有している。また、絶縁基体38には、燃料電池ケース10の外側から水等が浸入するのを抑えるため、ケース本体32側に複数のシール部46、47、48が設けられる。シール部46は、絶縁基体38の外周に設けられ、シール部47は、絶縁基体38における首部44の外周に設けられ、シール部48は、第2ボルト40の外周に設けられる。シール部46、47、48は、絶縁基体38と一体として形成されてもよいし、Oリング等のシール材を設けてもよい。燃料電池取付構造体30は、例えば、座台34と座板36とが置かれた金型内に、絶縁基体38の原料である未加硫ゴムを射出して架橋させることにより一体として成形することができる。
ケース本体32は、燃料電池取付構造体30が取り付けられ、燃料電池20を収容する機能を有している。図3は、燃料電池20を収容するケース本体32を示す図である。ケース本体32は2つに分割されており、図3には、ケース本体32の下側部分を示している。ケース本体32には、フランジ部52が設けられ、フランジ部52には、上側部分と下側部分とをボルト等の締結部材で締結するための複数の締結孔54が設けられている。ケース本体32は、例えば、鉄合金やアルミニウム合金等の金属材料を用いて塑性加工等により成形することができる。勿論、ケース本体32は、2つに分割されることなく、一体として成形されてもよい。
ケース本体32の内面は、絶縁性を有するゴム材料や合成樹脂材料等が被覆されることが好ましい。ケース本体32の内面に絶縁材料が被覆されることにより、燃料電池ケース10と燃料電池20との絶縁性が確保できるからである。また、ケース本体32には、アース線等のケーブルを取り出すケーブル孔56が設けられる。
ケース本体32には、燃料電池取付構造体30の取付位置に補強材58が設けられることが好ましい。ケース本体32における燃料電池取付構造体30の取付位置に、燃料電池20の荷重が集中して負荷されるからである。燃料電池取付構造体30が、例えば、ケース本体32に3箇所取り付けられる場合には、3箇所の取付位置に燃料電池20の荷重が集中するため、3箇所の取付位置に補強材58を設けることによりケース本体32を補強することができる。補強材58には、鉄合金やアルミニウム合金等の金属材料で成形されたリブ等が用いられる。そして、補強材58は、ケース本体32と、例えば、溶接等で接合される。
ケース本体32には、燃料電池取付構造体30の首部44を避ける開口60が形成される。燃料電池取付構造体30が、例えば、ケース本体32に3箇所取り付けられる場合には、開口60は、ケース本体32に3箇所形成される。開口60は、例えば、略円形状または略多角形状に形成される。そして、ケース本体32に形成された開口60の近傍には、第2ボルト40を挿入するための第2ボルト穴62が、例えば、2箇所に設けられる。開口60や第2ボルト穴62は、一般的な金属材料の機械加工でケース本体32を穿孔して形成することができる。
ケース本体32には、燃料電池取付構造体30の首部44を覆うカバーが設けられる。カバー70を設けることにより、ケース本体32外側からケース本体32内側への水や塵等の侵入を防止することができる。また、燃料電池取付構造体30の首部44には、燃料電池20のエンドプレート24,26に締結される第1ボルトがボルト穴42に挿入されるため、カバーを設けることにより第1ボルトとの接触を防止することができる。
図4は、燃料電池取付構造体30の首部44を覆うカバー70を示す断面図である。カバー70は、燃料電池取付構造体30の首部44を収めるカバー本体72と、カバー本体72の周りに設けられるフランジ74と、を有している。また、フランジ74には、第2ボルト40を挿通するための第2ボルト穴76が2箇所に設けられる。カバー70には、鉄合金やアルミニウム合金等の金属材料を用いることができる。
カバー70は、例えば、鉄合金シートやアルミニウム合金シート等をプレス加工等の塑性加工で一体として成形されることが好ましい。カバー本体72とフランジ74とを別体で成形した後、カバー本体72とフランジ74とを溶接等で接合してカバー70を製造する場合よりも、製造コストを抑えることができる。また、カバー70を一体で成形することにより、カバー本体72とフランジ74との間に継ぎ目がなくなるため、継ぎ目から水等が侵入するのを防止することができる。
図5は、ケース本体32にカバー70を取り付ける取付方法を示す図である。カバー70は、図5に示すように、ケース本体32の内側から取り付けられる。カバー本体72は、ケース本体32に形成された開口60に嵌め込まれる。そして、カバー70のフランジ74は、ケース本体32の内面に固定される。また、カバー70は、フランジ74に設けられた第2ボルト穴76がケース本体32に設けられた第2ボルト穴62と略一致するように取り付けられる。このように、カバー本体72をケース本体32の開口60に嵌め込んで、フランジ74をケース本体32の内面に当接させることにより、カバー70の位置決めをより容易に行うことができる。
カバー70のフランジ74は、ケース本体32の内面に溶接して固定されることが好ましい。フランジ74とケース本体32とを溶接して接合することにより、ボルト及びナット等で締結して固定するよりも、車両の振動等に対してより強固に固定することができる。フランジ74とケース本体32との溶接には、一般的に金属材料の溶接で使用されている溶接装置等を用いることができる。勿論、他の条件次第では、フランジ74とケース本体32との固定方法は、溶接に限定されることはない。
カバー70のフランジ74は、燃料電池取付構造体30の絶縁基体38に形成されたシール部46、47、48のシール位置を避けてケース本体32の内面に溶接されることが好ましい。フランジ74とケース本体32とを絶縁基体38のシール部46、47、48におけるシール位置を避けて溶接することにより、絶縁基体38のシール部46、47、48のシール位置と、フランジ74とケース本体32との溶接部の溶接位置とは重なり合わないので、シール部46、47、48のシール性能を更に向上させることができる。例えば、シール部46、47、48のシール位置をさけるため、フランジ74の外周がケース本体32の内面に溶接される。
図6は、カバー70が取り付けられたケース本体32を示す断面図であり、図6(A)は、図5のA−A断面図であり、図6(B)は、図5のB−B断面図である。図6(A)または図6(B)に示すように、カバー本体72がケース本体32に設けられた開口60に嵌め込まれて、フランジ74がケース本体32の内面と当接することにより、カバー70の位置決めがなされる。この時、フランジ74に設けられた第2ボルト穴76は、ケース本体32に設けられた第2ボルト穴62と略一致するように取り付けられる。そして、フランジ74の外周がケース本体32の内面と溶接されて溶接部80が形成されているので、シール部46、47、48と溶接部80とが重なり合うことを避けることができる。また、図6(B)に示すように、ケース本体32の外面にリブ等の補強材58が設けられて、補強材58のリブとカバー本体72との間に溶接棒が入らないためケース本体32の外側から溶接できない場合でも、カバー70のフランジ74をケース本体32の内側から溶接して固定するため、リブ等の補強材58が溶接の障害になることなく容易に溶接してカバー70を固定することができる。
次に、燃料電池ケース10に燃料電池20を取り付ける方法について説明する。
図7は、燃料電池20を燃料電池取付構造体30でケース本体32に取り付けた状態を示す断面図である。カバー70は、予め、上述したように、フランジ74がケース本体32の内面と溶接で固定され、ケース本体32に取り付けられている。まず、燃料電池取付構造体30の座台34に挿入された第1ボルト82を燃料電池20のエンドプレート24,26に締結し、燃料電池取付構造体30を燃料電池20に固定する。次に、カバー本体72に燃料電池取付構造体30の首部44を収容し、燃料電池取付構造体30の座板36に設けられた2つの第2ボルト40を、カバー70のフランジ74とケース本体32とに設けられた第2ボルト穴62、76に挿入する。そして、第2ボルト40とナット84とで、燃料電池20に固定された燃料電池取付構造体30をケース本体32に固定する。ここで、カバー70のフランジ74とケース本体32と溶接部80は、燃料電池取付構造体30の絶縁基体38に設けられたシール部46、47、48を避けて形成されているので、絶縁基体38とフランジ74との間に置かれたシール部46、47、48のシール性をより向上させることができる。これにより、燃料電池20に固定された燃料電池取付構造体30がケース本体32に取り付けられ、燃料電池20が燃料電池ケース10に収容される。
以上、上記構成によれば、燃料電池取付構造体を覆うカバーはフランジを有しており、フランジはケース本体の内面に固定されるため、ケース本体の内側からケース本体の開口にカバーを嵌め込んで取り付けることができる。そのため、ケース本体の外面にカバーを取り付ける場合よりも、カバーの位置決めを、より精度良く、より容易に行うことができる。また、カバーは、ケース本体の開口に嵌め込んでケース本体に取り付けられるので、ケース本体の外面にカバーを取り付ける場合よりも、取付治具等を小型化することができる。このように、カバーの取付位置の位置決めがより容易になることで、燃料電池ケースの生産性が更に向上し、製造コストが低減する。
上記構成によれば、カバーのフランジはケース本体の内面に溶接して固定されるため、ボルト及びナット等でケース本体に締結して固定するよりも、車両の振動等に対してより強固に固定することができる。そして、カバーのフランジの外周がケース本体の内面に溶接されるため、燃料電池ケースの外側から内側に水等が侵入することを抑えることができる。また、ケース本体の外面に補強材が設けられている場合においても、ケース本体の内側からケース本体の開口にカバーを嵌め込んで取り付けることにより補強材が溶接によるカバー取り付けの障害とならず、カバーをケース本体に容易に溶接して固定することができる。
上記構成によれば、カバーのフランジは、燃料電池取付構造体のシール部を避けてケース本体と溶接されるため、燃料電池取付構造体のシール部と、カバーとケース本体との溶接部とが重なることを抑えることができる。このように、燃料電池取付構造体のシール部が設けられるシール位置と、カバーとケース本体との溶接部が設けられる溶接位置とは重なり合わないので、燃料電池取付構造体のシール部におけるシール性能をより向上させることができる。
上記構成によれば、カバーはプレス加工等の塑性加工で一体として成形されることにより、例えば、カバー本体とカバーのフランジとを溶接等で接合してカバーを製造する場合よりも燃料電池ケースの製造コストを更に低減することができる。また、一体として成形されたカバーは、カバー本体とカバーのフランジとの間に継ぎ目が生じないので、水等に対するシール性をより高めることができる。
本発明の実施の形態において、燃料電池ケースを示す図である。 本発明の実施の形態において、燃料電池取付構造体の構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態において、燃料電池を収容するケース本体を示す図である。 本発明の実施の形態において、燃料電池取付構造体の首部を覆うカバーを示す断面図である。 本発明の実施の形態において、ケース本体にカバーを取り付ける取付方法を示す図である。 本発明の実施の形態において、カバーが取り付けられたケース本体を示す断面図である。 本発明の実施の形態において、燃料電池を燃料電池取付構造体でケース本体に取り付けた状態を示す断面図である。
符号の説明
10 燃料電池ケース、20 燃料電池、22 単セル、24,26 エンドプレート、30 燃料電池取付構造体、32 ケース本体、34 座台、36 座板、38 絶縁基体、40 第2ボルト、42 ボルト穴、44 首部、46,47,48 シール部、52 フランジ部、54 締結孔、56 ケーブル孔、58 補強材、60 開口、62,76 第2ボルト穴、70 カバー、72 カバー本体、74 フランジ、80 溶接部、82 第1ボルト、84 ナット。

Claims (3)

  1. 燃料電池に固定される燃料電池取付構造体と、
    燃料電池取付構造体が取り付けられ、燃料電池を収容するケース本体と、
    を備え、
    燃料電池取付構造体は、
    燃料電池のエンドプレートに第1ボルトで固定される座台と、
    ケース本体に固定される座板と、
    座台と座板とを絶縁して一体化する絶縁基体と、
    を含み、
    絶縁基体は、第1ボルトを挿入するボルト穴が形成され、ケース本体の外方に突出する首部を有し、
    ケース本体は、
    燃料電池取付構造体の首部を避ける開口と、
    燃料電池取付構造体の首部を覆うカバーと、
    を有し、
    燃料電池を収納する燃料電池ケースであって、
    カバーは、フランジを有し、
    フランジは、ケース本体の内面に固定されることを特徴とする燃料電池ケース。
  2. 請求項1に記載の燃料電池ケースであって、
    フランジは、ケース本体の内面に溶接されて固定されることを特徴とする燃料電池ケース。
  3. 請求項1または2に記載の燃料電池ケースであって、
    燃料電池取付構造体は、座板に設けられ、ケース本体に固定する第2ボルトを有することを特徴とする燃料電池ケース。
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