JP2009003611A - 可搬式コンピュータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易且つ迅速に、情報の流出を防止することができる可搬式コンピュータ装置を提供する。
【解決手段】本実施形態の可搬式サーバシステムは、サーバ本体部10と電源部20とネットワーク部30の3つのユニットに分離されて搬送され、現地で組み立てられ使用される。本実施形態のサーバ本体部10には、本発明の特徴の一つであるハードディスクドライブを破壊するための機能破壊装置が設けられている。破壊スイッチ13は、この機能破壊装置を動作させるためのものである。この機能破壊装置を備えることにより、状況に応じて、機能破壊装置によりハードディスクドライブに液剤を注入して容易且つ迅速に、情報の流出を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、どこへでも持ち運んで、使用することができる可搬式コンピュータ装置に関するものである。
一般的にサーバは企業や官公庁(以下まとめて“組織”)内に設置され、空調環境や高セキュリティの下で管理されている。そして各クライアントマシンはLAN等のネットワークを介してサーバにアクセスし、様々なサービスを受けることができる。
一方、コンピュータが発達するに従い、コンピュータ無しでは業務を行うことができなくなってきており、これらサーバから提供されるサービスを組織外でも同様に受けたいという要望が高まっている。そのような要望に対しては、組織外からVPN(Virtual Private Network)等を利用してクライアントマシンをサーバに繋げることができるようになっている。
ところで、組織外からサーバにアクセスするような場合、セキュリティ面ではまだ完全に安全とは言えないと同時に業務(仕事)のパフォーマンスを上げようとすると相応のサーバ環境を現場に構築する必要がある。例えば、文献1(特表2004−530211)には、コンピュータと周辺機器を内部が緩衝材で保護されたキャリングケースに収めて搬送できるワークステーションが開示されており、組織外でポータブルオフィスとして機能させる技術が開示されている。また、文献2(特表2001−517840)にも独立型ワークステーションの技術が開示されており、ネットワークを介してセンターサーバと通信を行う技術も開示されている。これら可搬式のコンピュータ技術を利用することで組織外でのサーバサービスの提供を受けることが可能になる。
特表2004−530211号公報 特表2001−517840号公報
しかしながら、例えば紛争地帯のような情勢の安定していない地域にサーバを設置する場合や、一時的に行われる国際的なイベントを取り仕切るときに使用するサーバの場合を考えると、組織内のサーバとネットワークを介して接続するか・しないかを問わず、情報が漏れる、或いは盗まれるというセキュリティ面での問題がまだ残っている。
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、容易且つ迅速に、情報の流出を防止することができる可搬式コンピュータ装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る可搬式コンピュータ装置は、コンピュータ装置と当該コンピュータ装置を運搬するための保護ケースとの間に緩衝剤が備えられた可搬式コンピュータ装置であって、コンピュータ装置に、当該コンピュータ装置の機能を無効化する機能破壊手段を備えている。本発明によれば、機能破壊手段を備えることにより、可搬式コンピュータ装置の機能を迅速に無効化することができ、これにより情報の流出を防止することができる。
コンピュータ装置は、複数の機能毎に分離して構成され、該分離した構成毎に前記緩衝材を介して保護ケースに収められていることが望ましい。複数の機能毎に分離して構成することにより、搬送が容易になる。
機能破壊手段は、コンピュータ装置のうち、少なくとも記憶機能を無効化するためのものであることが望ましい。これにより、情報の流出を確実に防止することができる。
機能破壊手段は、コンピュータ装置の記憶機能を司る装置に液剤を注入するものであることが望ましい。これにより、記憶機能を司る装置を迅速且つ確実に動作不能な状態とすることができる。
記憶機能を司る装置がハードディスクドライブであるときには、液剤はハードディスクドライブの表面に形成された孔からハードディスクドライブ内に注入することが望ましい。これにより、新たに注入用の孔をあけることなく、容易にハードディスクドライブの磁気ディスクに記憶する情報を破壊することができる。
機能破壊手段は、高圧ガスのガス圧を用いて、液剤を注入するものであることが望ましい。これにより、電源を使えなくても、記憶を司る装置内に液剤を迅速に注入することができる。
液剤は、磁性液剤、導電性液剤、接着液剤或いは化学溶剤であることが望ましい。これにより、迅速且つ容易に可搬式コンピュータ装置の機能を無効化することができ、情報の流出を防止することができる。
コンピュータ装置がサーバシステムであるときには、CPUを含むサーバ本体部と、安定化電源を有する電源部と、液晶表示部及びネットワーク機器を有するネットワーク部の3つに分離することが望ましい。これにより、可搬式サーバシステムの搬送が容易になり、且つ状況に応じて、迅速に、このサーバシステムの機能を無効化することができ、大量の情報を記憶しているサーバシステムから情報が流出するのを防止することができる。
本発明によれば、コンピュータ装置の機能を無効化する機能破壊手段を備えることにより、状況に応じて、容易且つ迅速に、情報の流出を防止することができる。
以下に、図面を参照して、本願に係る発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、以下では、本発明の可搬式コンピュータ装置が可搬式サーバシステムである場合について説明する。図1は本発明の一実施形態である可搬式サーバシステムの使用時の概略図であり、同図(a)はその可搬式サーバシステムの使用時の概略正面図、同図(b)はその可搬式サーバシステムの使用時の概略背面図、図2(a)はその可搬式サーバシステムの使用時の概略平面図、同図(b)はその可搬式サーバシステムの使用時の概略右側面図、図3はその可搬式サーバシステムの内部の構造を示す概略断面図、図4(a)はその可搬式サーバシステムのキャリングケースの概略正面図、同図(b)はそのキャリングケースの概略右側面図、同図(c)はそのキャリングケースの概略平面図、図5はその可搬式サーバシステムの概略ブロック図である。なお、図1では、図を簡略化するために、キャリングケースの蓋を締める締め金具は省略している。
本実施形態の可搬式サーバシステムは、複数の機能毎に分離して構成されている。本実施形態では、外部記憶装置のデータを管理したり、クライアントにサービスを提供したりするサーバ本体部10と、電源部20と、主として本サーバシステムをネットワークに接続するためのネットワーク部30の3つのユニットに分離されて搬送される。サーバ本体部10には、予備用のものを含む2台のサーバ本体11が配置されている。したがって、本サーバ本体部は、通常のサーバと同様に、各サーバを動作させるためのスイッチS2,S3、中央演算処理装置CPU、ハードディスクドライブDVD、フロッピー(登録商標)ディスクドライブFDD、ユーエスビーコネクタUSB、外部記憶装置(ハードディスクドライブ)100などを備えている。また、本実施形態のサーバ本体部10には、これらの他に、本発明の特徴の一つであるハードディスクドライブを破壊するための機能破壊装置を動作さる破壊スイッチ13が設けられている。サーバ本体部10正面の前面パネル10aには、図1(a)に示すように、デジタルビデオディスクドライブDVD、フロッピーディスクドライブFDD、ユーエスビーコネクタUSB、電源部10のON/OFFを操作するためのスイッチS1、各サーバのON/OFFを操作するための2つのスイッチS2,S3、USB機器を2台のサーバ本体のどちらに接続するのかを設定するためのUSB切替スイッチS4、ハードディスクドライブを破壊するための、表面に保護カバーが付いた破壊スイッチ13、各ユニットの温度や電圧等の異常を知らせるLEDランプ14等が配置されている。
電源部20は、サーバ本体部10やネットワーク部30に電源を供給するものである。電源部20には、通常のサーバシステムに必要な安定化電源や無停電電源装置の他に、各国の電源電圧が異なることを考慮して、200v−100v変換等の電圧変換器が配置されている。また、図1(b)に示すように、電源部20の裏面には、主ブレーカ21が設けられている。ネットワーク部30には、ルータやスイッチングハブなどの各種のネットワーク機器と、1U格納式の液晶モニタ31やマウス等が配置されている。ネットワーク部30の正面には、図1(a)に示すように、引出式の液晶モニタ31と、LANポートコネクタ32と、スイッチングハブのコネクタ33が配置されている。なお、LANポートコネクタ32は、図2(b)に示すように、側面にも設けられている。
各ユニットは個別に、図3に示すように、本発明の保護ケースであるキャリングケース40内に緩衝材45を介してキャリングケース40と一体的に構成されている。キャリングケース40は、図4に示すように、緩衝材を介して各ユニットを収納する本体部41と、蓋部42と、キャスタ部43と、取手部44とを備えている。本実施形態の可搬式サーバシステムは、サーバ本体部などの各ユニットがキャリングケースに収納されたままで搬送され、現地で組み立てられ使用される。本実施形態の可搬式サーバシステムを3つのユニットに分離したのは、各ユニットごとに、キャリングケースに収納した状態で、手荷物として飛行機に乗せることができる重さ・大きさとするためである。なお、図示していないが、本実施形態のキャリングケース40には、放熱のためのファンやスリットやフィルタなども設けられている。
本実施形態の可搬式サーバシステムを使用するときには、3つのユニットを収納した各キャリングケースの蓋部42を取り外し、例えば、図1に示すように、縦に積み重ねた状態で使用する。電源部が収納されたキャリングケースを下段に、サーバ本体部が収納されたキャリングケースを中段に、液晶モニタが配置されているネットワーク部が収納されたキャリングケースを上段に配置する。なお、3つのユニットは、横に並べて使用するようにしてもよい。
各ユニットを接続するための電源配線22やネットワークなどの配線は、図1(b)に示すように、各ユニットの背面側で行う。なお、図示していないが、本実施形態の可搬式サーバシステムは、通常のサーバシステムと同様に、クラアントとなる複数のコンピュータがネットワーク接続され、各クラアントに各種のサービスを提供する。このサーバシステムが提供する各種のサービスは、既知のものと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
次に、本発明の特徴の一つであるハードディスクドライブの機能破壊装置について説明する。まず、本実施形態の可搬式サーバシステムが搭載しているハードディスクドライブについて説明する。図6は本実施形態の可搬式サーバシステムが搭載しているハードディスクドライブの概略断面図である。本ハードディスクドライブ100は、図6に示すように、筺体部101と、筺体部内に収納された磁気ディクス部102と、磁気ディスク部102に対して磁気データを読み書きするための磁気ヘッド部103と、気圧変化や気温変化による筺体部の膨張・収縮を防止するための呼吸孔104と、呼吸孔104を封止するためのシール部105と、筺体部101内に入る塵や埃の侵入を除去するためのフィルタ部106とを備える。
図7は本実施形態の可搬式サーバシステムに搭載されたハードディスクドライブを破壊するための機能破壊装置の概略構成図、図8はその機能破壊装置の動作時の概略図である。本機能破壊装置50は、図7に示すように、液剤Aを収納するための液剤収納部51と、液剤収納部51に収納した液剤をハードディスクドライブ100内に注入するための、液剤収納部51と連通するノズル部52と、液剤収納部51に収納された液剤を排出するための高圧ガスが充填された高圧ガス収納部53と、液剤Aをハードディスクドライブ内に注入するための破壊スイッチである引抜ピン54とを備える。液剤収納部51とノズル部52とは、フレキシブルな連結用のパイプ部55で連結されている。また、本実施形態の機能破壊装置50のノズル部52は、ばね部材56により下方に附勢され、引抜ピン54により下方への移動が阻止されている。したがって、引抜ピン54を引き抜くことにより、ノズル部52は、ばね部材56の弾発力により下方に押し付けられる。また、本機能破壊装置50の液剤収納部51には、引抜ピン54の引き抜き操作により開放状態となる液剤用弁51aが設けられている。液剤用弁51aは、常時は閉状態となっており、引抜ピン54が引き抜かれると、開状態となり、液剤収納部51に収納した液剤はノズル部52に流れる。また、高圧ガス収納部53にも、引抜ピン54の引き抜き操作により開放状態となる高圧ガス用弁53aが設けられている。高圧ガス用弁53aも、常時は閉状態となっており、引抜ピン54が引き抜かれると、開状態となる。高圧ガス用弁53aが開状態になると、高圧ガスが液剤収納部51内に設けられた伸縮自在なガス収納部(不図示)に噴出し、このガス収納部を膨張させることにより、液剤収納部51に収納した液剤Aをノズル部52に押し出すことができる。
本機能破壊装置50は、図7に示すように、可搬式サーバシステムに搭載されているハードディスクドライブの呼吸孔のシール105上にノズル部52の先端が位置するように、また、引抜ピン54がサーバ本体部10の前面パネル10aの破壊スイッチ用の保護カバー内に位置するように、ハードディスクドライブと一体的にサーバ本体部内に設けられる。本機能破壊装置50を用いて、ハードディスクドライブを破壊するときには、引抜ピン(破壊スイッチ)54を引き抜くことにより、いつでも、瞬時に、ハードディスクドライブを破壊することができる。すなわち、引抜ピン54を引き抜くことにより、図8に示すように、ノズル部52の先端部が呼吸孔のシール部とフィルタ部とを突き破ってハードディスクドライブ内に挿入され、同時に、高圧ガス用弁と液剤用弁が共に開状態となり、高圧ガスが液剤収納部の伸縮自在なガス収納部に噴出され、ガス収納部の膨張により液剤収納部内に収納された液剤がノズル部を介して、ハードディスクドライブ内に注入される。
本実施形態で使用する液剤Aは、磁性液剤、導電性液剤、接着液剤或いは化学溶剤である。磁性液剤とは、磁気を帯びた液剤であり、ハードディスクドライブ内に注入するだけで、ハードディスクドライブの磁気ディスク部に記憶したデータを破壊することができる。なお、磁性液剤としては、市販されている磁性流体を用いることもできる。磁性流体は、固体の磁性体と同様、磁界に反応する液剤であり、この磁性流体が硬磁性体であれば、この磁性流体をハードディスクドライブ内に注入することにより、磁気ディスク部に記憶したデータを破壊することができる。
液剤として導電性液剤を用いる場合、ハードディスクドライブ内に液剤を注入した後、ハードディスクドライブの端子に電圧を印加して端子間をショートさせることにより、磁気ディスク部に記憶したデータを破壊することができる。
液剤として接着液剤を用いる場合、ハードディスクドライブ内に液剤を注入した後、その接着液剤が固化することにより、ハードディスクドライブを動作不能とすることができる。
液剤として化学溶剤を用いる場合、ハードディスクドライブ内に液剤を注入することによって、ディスク表面に形成されている磁性膜(表面被膜部)を化学的に溶解し、磁気ディスク部に記憶したデータを破壊することができ、情報の流出を防止することができる。
なお、ハードディスクドライブ内に注入する液剤Aの量は、ハードディスクドライブの内部全体に充填することができる量であることが望ましい。少なくとも、磁気ディスク部が液剤に浸る位の量を注入することが望ましい。
上記の本実施形態によれば、持ち運びや現地での組み立てが容易で、且つ、緊急事態が生じたときには、液剤として磁性液剤や接着液剤や化学溶剤を用いることにより、電源が供給されていない状態でも、ハードディスクドライブに記憶したデータを迅速・確実に破壊することができる。したがって、内乱や戦争が起こっている海外の危険地域でサーバシステムを設置して各種のサービスを提供する場合でも、情報の漏洩を確実に防止することができる。
また、本実施形態によれば、落としても壊れないように堅牢に製造されているハードディスクドライブを、筺体から取り外すことなく、容易に、且つ迅速・確実に破壊することができる。
尚、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、可搬式コンピュータ装置が可搬式サーバシステムである場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、可搬式コンピュータ装置は、パーソナルコンピュータ装置等であってもよい。
また、上記の実施形態では、機能破壊装置が記憶装置であるハードディスクドライブを破壊する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものでなはなく、機能破壊装置はCPUやDVD等を破壊するものであってよい。
また、上記の実施形態では、ハードディスクドライブがサーバ本体部に配置されている場合について説明したが、ハードディスクドライブは、ネットワークに接続されているネットワークハードディスクであってもよい。また、この場合のネットワークハードディスクはネットワーク部に収納してもよい。
また、上記の実施形態では、可搬式サーバシステムを3つのユニットに分離する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、2つ或いは4つ以上のユニットに分離するようにしてもよい。更に、どのユニットに何を配置するかも、本実施形態に限定されるものではない。例えば、外部記憶装置や破壊スイッチは、ネットワーク部に配置してもよい。
また、上記の実施形態では、高圧ガスを用いて液剤をハードディスクドライブ内に注入する場合について説明したが、高圧ガスの代わりに、他の機構、例えば電源により、アクチュエータとポンプ機構を作動させて液剤を注入するようにしてもよい。さらに、本実施形態では、自動で液剤を流し込む場合について説明したが、例えば、ハードディスクドライブの呼吸孔をキャリングケースの外側から見えるように配置し、液剤を充填したシリンダーガン(ポンプ機能を用いたもの)等を用いて、手動で、呼吸孔からハードディスクドライブ内に液剤を注入するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、ハードディスクドライブに一つの孔(呼吸孔)が形成されている場合について説明したが、ハードディスクドライブによっては、複数の孔があけられているものもある。例えば、ハードディスクドライブのなかには、ハードディスクドライブを組み立てた後に、必要な情報を磁気ディスク部に書き込むための孔が呼吸穴とは別個に設けられているものがある。このような場合には、呼吸孔ではなく、この孔にノズル部を挿入してハードディスクドライブを破壊するようにしてもよい。
また、本発明の液剤は、磁性液剤、導電性液剤、接着液剤、化学溶剤に限定されるものではなく、ハードディスクドライブが記憶する磁気データを破壊することができるもの、あるいはハードディスクドライブを動作不能とするものであれば、どのような液剤であってもよい。
また、本発明の記憶を司る装置は、ハードディスクドライブに限られるものではなく、液剤を注入することができる記憶装置であれば、どのようなものであってよい。例えば、バックアップ用の磁気テープやICメモリ等であってもよい。
以上説明したように、本発明は、コンピュータ装置の機能を無効化する機能破壊手段を備えることにより、状況に応じて、容易且つ迅速に、情報の流出を防止することができる。したがって、本発明は、大量のデータを扱う可搬式サーバシステムに適用することができる。
図1は本発明の一実施形態である可搬式サーバシステムの使用時の概略図であり、同図(a)はその可搬式サーバシステムの使用時の概略正面図、同図(b)はその可搬式サーバシステムの使用時の概略背面図である。 図2(a)は本実施形態の可搬式サーバシステムの使用時の概略平面図、同図(b)はその可搬式サーバシステムの使用時の概略右側面図である。 図3は本実施形態の可搬式サーバシステムの内部の構造を説明するための概略断面図である。 図4(a)は本実施形態の可搬式サーバシステムのキャリングケースの概略正面図、同図(b)はそのキャリングケースの概略右側面図、同図(c)はそのキャリングケースの概略平面図である。 図5は本実施形態の可搬式サーバシステムの概略ブロック図である。 図6は本実施形態の可搬式サーバシステムが搭載しているハードディスクドライブの概略断面図である。 図7は本実施形態の可搬式サーバシステムに搭載されたハードディスクドライブを破壊するための機能破壊装置の概略構成図である。 図8は機能破壊装置の動作時の概略図である。
符号の説明
10 サーバ本体部
10a 前面パネル
11 サーバ本体
12 外部記憶装置
13 破壊スイッチ
20 電源部
21 主ブレーカ
22 電源配線
30 ネットワーク部
31 液晶モニタ
32 LANポートコネクタ
33 スイッチィングハブのコネクタ
40 キャリングケース
41 本体部
42 蓋部
43 キャスタ部
50 機能破壊装置
51 液剤収納部
51a 液剤用弁
52 ノズル部
53 高圧ガス収納部
53a 高圧ガス用弁
54 引抜ピン
55 パイプ部
56 ばね部材
100 ハードディスクドライブ
101 筺体部
102 磁気ディスク部
103 磁気ヘッド部
104 呼吸孔
105 シール部
106 フィルタ部

Claims (8)

  1. コンピュータ装置と当該コンピュータ装置を運搬するための保護ケースとの間に緩衝剤が備えられた可搬式コンピュータ装置であって、
    前記コンピュータ装置に、当該コンピュータ装置の機能を無効化する機能破壊手段を備えたことを特徴とする可搬式コンピュータ装置。
  2. 前記コンピュータ装置は、複数の機能毎に分離して構成され、該分離した構成毎に前記緩衝材を介して前記保護ケースに収められていることを特徴とする請求項1記載の可搬式コンピュータ装置。
  3. 前記機能破壊手段は、前記コンピュータ装置のうち、少なくとも記憶機能を無効化するためのものであることを特徴とする請求項1又は2記載の可搬式コンピュータ装置。
  4. 前記機能破壊手段は、前記コンピュータ装置の記憶機能を司る装置に液剤を注入するものであることを特徴とする請求項3記載の可搬式コンピュータ装置。
  5. 前記記憶機能を司る装置はハードディスクドライブであり、前記液剤は前記ハードディスクドライブの表面に形成された孔から前記ハードディスクドライブ内に注入することを特徴とする請求項4記載の記憶装置破壊方法。
  6. 前記機能破壊手段は、高圧ガスのガス圧を用いて、液剤を注入するものであることを特徴とする請求項4又は5記載の可搬式コンピュータ装置。
  7. 前記液剤は、磁性液剤、導電性液剤、接着液剤或いは化学溶剤であることを特徴とする請求項4、5又は6記載の可搬式コンピュータ装置。
  8. 前記コンピュータ装置は、サーバシステムであり、CPUを含むサーバ本体部と、安定化電源を含む電源部と、液晶表示部及びネットワーク機器を含むネットワーク部の3つに分離されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の可搬式コンピュータ装置。
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