JP2008545849A - 香料マイクロカプセル含有洗浄ワイプ、キット、及びその使用法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、洗浄基材、及び香料組成物を含むマイクロカプセルを含む、表面洗浄に好適な洗浄ワイプに関する。香料組成物中、少なくとも40%の香料原料が、250℃以下の沸点、1450以下のコバッツ指数値、又はそれらの組合せを有する。本発明はまた、(1)洗浄ワイプ、及びハンドルを含む洗浄用具を含む表面洗浄用洗浄キット、及び(2)洗浄ワイプで表面を接触する工程を含む、表面洗浄方法に関する。

Description

本発明は、硬質表面の洗浄に適したマイクロカプセル化香料組成物を含む洗浄ワイプ、該洗浄ワイプを含む洗浄キット、及びこれらの使用法に関する。
カプセル化香料を含む洗浄ワイプは、当該技術分野において周知である。例えば、国際公開番号WO01/73188号(ジボダン(Givaudan))には、発香性液体活性成分を含有するマイクロカプセルを表面に固着した使い捨て洗浄クロスが記載される。本クロスは、空気中への活性成分提供が長時間持続し、表面を拭いた際に香料が一気に能動的に移動する。欧州特許−A−1410753号(3M)には、繊維の三次元不織ウェブ、及び樹脂接着剤によりウェブに接着した芳香化物質を含有する10〜250マイクロメートルのマイクロカプセルを含む研磨剤入り洗浄物品が記載される。英国特許1374272号(ジョンソン・アンド・ジョンソン(Johnson & Johnson))には、吸収充填材及び破裂可能な香料カプセルを含む使い捨て洗浄パッドが記載される。該カプセルは、溶解時に香料を提供する水溶性シェルを有することができる。国際公開番号WO 00/27271号(本願出願人)には、水分活性化のカプセル化香料粒子を含有する洗浄パッドが記載される。該粒子はシクロデキストリン又は多糖類/ポリヒドロキシ細胞マトリックスでできており、好ましくはパッドの吸収層に組み込まれる。
先行技術における洗浄ワイプの1つの短所は、使用中のマイクロカプセルからの最適な香料提供をまだ提供していないことである。これは、マイクロカプセル中に含有される香料組成物が、マイクロカプセルから効果的に提供するよう設計されていないからである。マイクロカプセル中で使用するために香料組成物が特に開発された場合、最適な香料提供を達成できることが今では判明している。
それ故に、本発明の目的は、使用中におけるマイクロカプセルからの香料提供を改善した洗浄ワイプを提供することである。更に本発明の目的は、素早い香り強度効果(すなわち放香性)並びに長時間持続する香り効果(すなわち香り持続性)の両方を備える洗浄ワイプを提供することである。放香性は通常洗浄ワイプの使用中に使用後1〜15分まで経験され、一方長時間持続する香り効果は、通常使用後2〜5時間まで経験される。
第1の態様によると、本発明は表面洗浄に好適な洗浄ワイプに関し、前記洗浄ワイプは、
(a)洗浄基材、及び
(b)香料組成物を含むマイクロカプセル
を含み、
前記香料組成物中香料原料の少なくとも40%が、250℃以下の沸点、1450以下のコバッツ指数値、又はそれらの組合せを有することを特徴とする。
第2の態様によると、本発明は表面洗浄に好適な洗浄キットに関し、前記洗浄キットは、
(a)ハンドルを含む洗浄用具、及び
(b)本発明の洗浄ワイプ
を含む。
第3の態様によると、本発明は洗浄ワイプによる前記表面を接触する工程を含む、表面洗浄法に関する。
第4の態様によると、本発明は洗浄ワイプに用いるマイクロカプセルに関し、前記マイクロカプセルが、香料組成物中香料原料の少なくとも40%が、250℃以下の沸点、1450以下のコバッツ指数値、又はそれらの組合せを有することを特徴とする前記香料組成物を含む。
I.洗浄ワイプ
本発明による洗浄ワイプは、洗浄基材、及び香料組成物を含むマイクロカプセルを含む。本発明の洗浄ワイプは、好ましくは使い捨てである。使い捨てという用語により、ワイプは一回の洗浄作業、又は少数回(通常は3回未満)の洗浄作業のみの使用のために設計され、その後好ましくは廃棄されることを意味する。本発明の洗浄ワイプを、例えば硬質表面の乾式ダスティングに用いることができるが、好ましくは、床、シンク、バスタブ、浴室壁、ガラス、台所表面、車などの硬質表面の湿式洗浄用洗浄組成物と組合せて用いる。
本発明による洗浄ワイプは、ワイプを洗浄用具に取り付けるための1つ以上の補助的取り付け手段を更に含んでもよい。好適な取り付け手段は、(モップヘッド上のピン(1個又は複数個)に対応する)ワイプ中の1つ以上の突出部、フック又はループ式ファスナー、接着剤、ストラップ、又は当該技術分野において既知である任意のその他好適な取り付け手段、又はこれらの任意の組合せであるが、これらには限定されない。これには、取り付け手段の一部がワイプ上に置かれ、取り付け手段の対応する一部が洗浄用具のモップヘッドに置かれる、例えばボタン式などの取り付け手段も含まれる。
好ましい実施形態では、補助的取り付け手段は、洗浄用具のモップヘッドにワイプを取り付けることができる付着層である。付着層は、ワイプを用具のモップヘッドに付着させるのに洗浄基材が好適でない実施形態において必要である。付着層は、洗浄基材の上面を通して液体が流れるのを低減又は防ぐ手段としても機能することができ、更に基材との一体性を強化することもできる。付着層は、上記要件を満たす限りは、単層又は多層構造から成ってもよい。例えば溶融ブローされたフィルム及び繊維を含む積層構造、不繊布構造を用いることが好ましい。好ましい実施形態では、付着層はスパンボンドされているポリプロピレンである。付着層は洗浄基材の上面に付着し、洗浄基材の上面と同じ又は上面より大きい表面を有する。
ここでは洗浄ワイプをより詳細に説明する。
II.洗浄基材
本発明による洗浄ワイプは洗浄基材を含む。明らかに、洗浄基材の定義は取り付け手段又は付着層を含まない。洗浄基材は、好ましくは、不織繊維又は紙を含む。不織布という用語は、不織布産業協会(Association of the Nonwoven Fabric Industry)によって出版された「不織布維ハンドブック(Nonwoven Fabrics Handbook)」によって提供される一般に既知の定義に従って定義されるべきである。紙基材はEDANA(ISO9092−EN29092の注1)によって、質量基準で50%よりも多いその繊維含有量の基材が、300よりも大きな長さ対直径比を有する繊維(化学蒸解された植物繊維を除く)で作製され、及びより好ましくはまた、0.040g/cm3未満の密度を有するとして、定義されている。明らかに、不織布及び紙基材の両方の定義は織布若しくは布地又はスポンジを包含しない。
洗浄基材は、天然に存在する(変性又は非変性)繊維、並びに合成的に作られた繊維を含むことができる。天然繊維は、植物、動物、昆虫、または植物、動物、及び昆虫の副産物から生成され、さらに人によって変性、再生、または製造されることなく自然に入手可能な全ての繊維を包含する。好適な非変性/変性の天然起源の繊維の例には、綿、エスパルト草、バガス、ケンプ、亜麻、絹、羊毛、木材パルプ、化学的に変性された木材パルプ、黄麻、エチルセルロース、酢酸セルロース、及びこれらの組合せが挙げられる。本明細書で使用する時、「合成」とは、材料が、主として様々な人工材料から得られること、又は天然材料を更に変化させて得られることを意味する。本発明で有用な合成材料の非限定的な例として、アセテート繊維、アクリル繊維、セルロースエステル繊維、モダクリル繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリビニルアルコール繊維、レーヨン繊維及びこれらの組合せから成る群から選択されるものが挙げられる。適した合成材料の例として、アクリラン、クレスラン及びアクリロニトリル系繊維、オーロンなどのアクリル類、セルロースアセテート、アーネル及びアシーレ(acele)などのセルロースエステル繊維類、ナイロン類(例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610等)などのポリアミド類、フォルトレール、コデル、及びポリエチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維、ダクロンなどのポリエステル類、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン類、ポリ酢酸ビニール繊維類及びこれらの組合せが挙げられる。これらの及び他の好適な繊維並びにこれらから調製される不織は、リーデル(Riedel)、「不織結合方法及び材料(Nonwoven Bonding Methods and Materials)」、不織布ワールド(Nonwoven World)(1987);アメリカーナ百科事典(The Encyclopedia Americana)、第11巻、147〜153頁及び第26巻、566〜581頁(1984)に一般に記載される。適した合成材料には、中実な単一成分(即ち、化学的に同質の)繊維、多組成繊維(即ち、各繊維は1つより多くの種類の材料で構成されている)及び多成分繊維(即ち、より大きな繊維を製造するために、何らかの形で撚り合わされている2つ以上の別個の長繊維の種類を含む合成繊維)、並びにそれらの組合せを挙げることができる。このような2成分繊維は、芯−鞘(コア−シ−ス)構成又は並列構成を有することができる。本発明で使用するのに適した2成分(バイコンポーネント)繊維には、次のポリマーの組合せを有する芯/鞘繊維が挙げられる:ポリエチレン/ポリプロピレン、ポリエチルビニルアセテート/ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリエステル、ポリプロピレン/ポリエステル、コポリエステル/ポリエステルなど。本明細書で使用するのに特に適した2成分熱可塑性繊維は、ポリプロピレン又はポリエステルの芯と、より低い温度で融解するコポリエステル、ポリエチルビニルアセテート又はポリエチレンの鞘とを有するもの(例えば、ダナクロン(Danaklon a/s)及びチッソ社(Chisso Corp.)から入手可能なもの)である。これらのバイコンポーネント繊維は、同心又は偏心であり得る。本明細書で使用する時、用語「同心」及び「偏心」は、鞘が、バイコンポーネント繊維の断面積を通じて、均一又は不均一な厚さを有するか否かを指す。偏心のバイコンポーネント繊維は、より小さい繊維厚さで、より大きい圧縮強さを提供する際に望ましい。好ましいバイコンポーネント繊維は、約81%未満のポリエチレンテレフタレートの芯と、約51%未満のコポリオレフィンの鞘とを含むコポリオレフィンのバイコンポーネント繊維を含む。2成分繊維の量は、好ましくは、それが使用される材料の密度により変化される。
不織布を製造する方法は、当該技術分野において周知である。一般に、これらの不織布は気流積層(air-laying)、水流積層(water-laying)、融解吹込、共成形(coforming)、スパンボンディング又はカーディング法により製造することができ、これらの方法においては、繊維又はフィラメントは先ず長い糸から所望の長さに切断し、水又は空気流に通した後、繊維を取り込んだ空気又は水が通り抜けるスクリーン上に付着させる。得られる層は、その製造方法又は組成に関わらず、個々の繊維を一緒に固着させて自己維持型の基材を形成する数種類の結合操作のうち少なくとも1つの操作を受ける。本発明では、不織基材は空気交絡、水流交絡、熱接着、カーディング、ニードルパンチング、又は当該技術分野において既知のその他任意のプロセス、及びこれらのプロセスの組合せが挙げられるがこれらに限定されない種々のプロセスにより加工され得る。しかし、不織基材は熱可塑形状フィルムとして記載することもできる。
洗浄基材は、好ましくは水及び水性硬質表面洗浄組成物に対し、部分的又は完全な透過性を有する。
洗浄ワイプの洗浄基材は単層とすることが可能であるが好ましくは多層であり、上側及び下側層を含む。これらの層を互いに結合し、一体型構造を形成する。これらの層は、接着剤結合、熱結合、超音波結合などが挙げられるがこれらに限定されない様々な方法で固着できる。これらの層は、手で又は当該技術分野において既知の従来のライン変換する方法で組立てられて、洗浄基材を形成することができる。
本発明の好ましい実施形態によると、洗浄基材は吸収層及び所望により研磨層を含む。この洗浄基材は、特に床又はその他硬質表面の洗浄用に設計され、好ましくは床洗浄に好適な水性洗浄組成物と組合せて用いられる。
吸収層は、使用中に流体を吸収及び保持できるいかなる材料も備える。吸収層を上側層と下側層の間に挟むことが好ましい。通常は、吸収層は不織繊維性材料を含む。吸収層は、天然由来の繊維だけを含んでもよく、合成繊維だけを含んでもよく、又は天然由来の繊維と合成繊維との適合性のあるいかなる組合せを含んでもよい。本明細書で有用な繊維は、親水性でも、疎水性でもよく、又は親水性繊維と疎水性繊維両方の組合せでもよい。本明細書で使用する「親水性」という用語は、上に置かれた水性流体によって湿潤性になる表面を指すために使用される。親水性及び湿潤性は、通常、関わる流体及び固体表面の接触角及び表面張力により定義される。この点については、アメリカ化学会誌(the American Chemical Society)の出版物(1964年版権)、表題「接触角、湿潤性、及び接着(Contact Angle, Wettability, and Adhesion)」(ロバート・F・グールド(Robert F. Gould)編集)に詳細に説明されている。ある表面は、流体とその表面との間の接触角が90度未満のとき、又は流体が表面全体に自然に広がる傾向があるときのいずれかのときに、流体によって湿潤される(すなわち、親水性)といい、通常は両方の状態が共存する。逆に、ある表面は、接触角が90度より大きい場合及び流体が表面全体に自然に広がらない場合に、「疎水性」であるとされる。親水性繊維又は疎水性繊維の特定の選択は、洗浄基材に含まれる他の材料、例えば様々な吸収層に依存する。すなわち、繊維の性質は、洗浄基材が必要な流体の遅滞及び全体的な流体の吸収性を表すようなものである。本発明で使用するのに適した親水性繊維には、セルロース繊維、改質されたセルロース繊維、レーヨン、親水性ナイロン(ハイドロフィル(HYDROFIL)(登録商標))のようなポリエステル繊維が挙げられる。好適な親水性繊維はまた、例えば、ポリエチレン又はポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリアクリル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリウレタンなどから誘導された熱可塑性繊維を界面活性剤処理又はシリカ処理するなどして、疎水性繊維を親水性化することにより得ることもできる。適した木材パルプ繊維は、クラフト法及び亜硫酸法など、周知の化学的方法から得ることができる。針葉樹の吸収特性は上質であるので、これらの木材パルプ繊維を南部の針葉樹から誘導することが特に好ましい。これらの木材パルプ繊維はまた、砕木、リファイナーメカニカルプロセス、サーモメカニカルプロセス、ケミメカニカルプロセス、及びケミ・サーモメカニカルパルププロセスなど、機械的方法から得ることもできる。リサイクルした木材パルプ繊維又は二次木材パルプ繊維、並びに漂白した木材パルプ繊維及び無漂白木材パルプ繊維が使用できる。吸収層に用いる別の種類の親水性繊維は、化学的に剛性化されたセルロース繊維である。本明細書で使用する時、用語「化学的に剛性化されたセルロース繊維」は、乾燥状態及び水性状態の両方で繊維の剛性を高めるべく化学的な手段により剛性化されたセルロース繊維を意味する。こうした手段としては、例えば、繊維をコーティングする及び/又は繊維に染み込ませる化学的剛性化剤の添加を挙げることができる。また、こうした手段として、例えばポリマー鎖を架橋することにより、化学構造を変えることにより、繊維を剛性化することを挙げることができる。
吸収層は、好ましくは60g/m2〜300g/m2、より好ましくは80g/m2〜200g/m2、最も好ましくは90g/m2〜160g/m2の坪量を有する。それは好ましくは、70%〜90%の木材パルプ繊維又はその他のセルロース系材料、1%〜30%の結合剤、及び1%〜30%のバイコンポーネント繊維から構成される。
洗浄基材が上側層及び下側層を備える場合、それらのシートもまた、上記の吸収性材料のいずれを含んでもよく、又は性質において、非吸収性であるが流体透過性であってもよい。上側層及び/又は下側層が吸収性である場合、層は、典型的には吸収層より低い吸収性を有する。上側層及び下側層は、別個の層材料を備えてもよく、又は例えば吸収層の周囲に巻かれる同じ層材料の一部分であってもよい。更に、上側層及び下側層は、各々独立して単層構造体又は多層構造体を備えてもよく、また上側層及び/又は下側層と吸収層との間に追加の構成要素が含まれてもよい。
任意には、しかし好ましくは、研磨層は、洗浄中汚れた表面に接触する洗浄基材の一部であり、すなわち洗浄基材の下側層である。そのため、研磨層として有用な材料は、洗浄処理中に層がその完全性を保持するほど十分に耐久性でなければならない。加えて、洗浄基材が溶液との組合せにおいて用いられる時、研磨層は、液体及び汚れを吸収でき、それらの液体及び汚れを吸収層に渡すことができなくてはならない。これにより、研磨層が、洗浄される表面から更なる物質を継続的に取り除けることを確実にする。用具が、洗浄溶液と共に(即ち、湿潤状態で)用いられようと、又は洗浄溶液なしで(即ち、乾燥状態で)用いられようと、研磨層は、粒子状物質を取り除くことに加えてその他の機能、例えば洗浄される表面のつや出し、ダスティング、及びバフ研磨を促進する。研磨層は単層であっても、又は多層構造体であってもよく、汚れた表面の研磨及び粒子状物質の取り込みを促進するために、その層に一つ以上の切込みを入れても良い。この研磨層は、汚れた表面上を通る時、汚れ(及び用いられる時には洗浄溶液)と相互作用して、頑固な汚れを取れやすくし及び乳化し、並びにそれらが基材の吸収層の中に自由に通過できるようにする。研磨層は好ましくは、より大きい粒子状の汚れが、ワイプの吸収層の中に自由に移動し、及び取り込まれることを容易にする通り道を提供する開口(例えば、スリット)を含有する。粒子状物質のワイプの吸収層への移送を容易にするために、低密度構造体が研磨層として用いるのに好ましい。
例えば、国際公開特許WO−A−0027271に開示されるように、多種多様の材料が研磨層で使用されるのに適している。特に、研磨層は、織布材及び不織材;孔あき成形熱可塑性フィルム、孔あきプラスチックフィルム及びハイドロフォーミングされた熱可塑性フィルムなどの高分子材料;多孔質発泡体;網状組織の発泡体;網状組織の熱可塑性フィルム;並びに熱可塑性スクリムを含んでもよい。適した織布材及び不織材は、天然繊維(例えば、木質繊維又は綿繊維)、ポリオレフィン類(例えば、ポリエチレン、特に高密度ポリエチレン、及びポリプロピレン)、ポリエステル類(例えば、ポリエチレンテレフタレート)、ポリイミド類(例えば、ナイロン)及び合成セルロース類(例えば、レーヨン(RAYON)(登録商標))並びにポリスチレン、それらのブレンド及びコポリマー類などの合成繊維、並びに天然繊維と合成繊維との組合せを含んでもよい。
研磨層は、少なくとも部分的に孔あき成形フィルムを含んでもよい。孔あき成形フィルムは、溶解性及び非溶解性微粒子を含む汚れを包含する水性洗浄液に対し、透過性を持つが吸収性は持たず、及び、液体を通過して戻したり洗浄される表面を再湿潤させる傾向が低いため、液体透過性研磨層として好ましい。従って、洗浄される表面に接触する成形フィルムの表面は乾燥したままであり、それにより、洗浄される表面に付く膜や筋が減少し、拭かれる表面を実質的に乾燥する。先細又はじょうご状の開口部を有する孔あき成形フィルム、つまり開口部下部末端の直径が開口部上部末端の直径を超えるフィルムは、洗浄基材が洗浄される表面にわたって移動する際、実際に吸引効果を示す。このことにより、洗浄される表面から、吸収層など洗浄基材の他の層への液体移動が促進される。更に、先細又はじょうご状の開口部では、一度吸収層などの他の層へ移動すれば、液体が、研磨層から洗浄される表面を通過して戻ることを防ぐ傾向が更に大きい。従って、先細又はじょうご状の開口部を有する孔あき成形フィルムが好ましい。好適な孔あき成形フィルムは、米国特許第3,929,135号、名称「先細の毛管を有する吸収性構造体(Absorptive Structures Having Tapered Capillaries)」(トンプソン(Thompson)、1975年12月30日発行);米国特許第4,324,246号、名称「汚れにくいトップシートを有する使い捨て吸収性物品(Disposable Absorbent Article Having A Stain Resistant Topsheet)」(ミューラン(Mullane)ら、1982年4月13日発行);米国特許第4,342,314号、名称「繊維様の特性を示す弾性プラスチックウェブ(Resilient Plastic Web Exhibiting Fiber-Like Properties)」(ラデル(Radel)ら、1982年8月3日発行);米国特許第4,463,045号、名称「無光沢の可視表面及び布様の触感を示す巨視的に伸張された三次元プラスチックウェブ(Macroscopically Expanded Three-Dimensional Plastic Web Exhibiting Non-Glossy Visible Surface and Cloth-Like Tactile Impression)」(アー(Ahr)ら、1984年7月31日発行);及び米国特許第5,006,394号、名称「多層ポリマー被膜(Multilayer Polymeric Film)」(ベアード(Baird)、1991年4月9日発行)に記載されている。本発明の好ましい液体透過性研磨層は、1つ以上の上記特許に記載される孔あき成形フィルムであり、オハイオ州シンシナティの本願出願人からドライウィーブ(DRI-WEAVE(登録商標))という生理用ナプキンとして販売されている。
親水性孔あき成形フィルムを洗浄基材の液体透過性研磨層として用いることができるが、硬質表面洗浄という状況では、液体が研磨層を通過して、及び洗浄される表面上に戻る傾向が小さくなることから、疎水性孔あき成形フィルムが好ましい。このことにより、膜や筋の付着、汚れ残留の減少、洗浄される表面の乾燥時間の短縮化という、全て硬質表面洗浄の非常に重要な観点において、洗浄性能を向上させる結果となる。本洗浄基材の液体透過性研磨層は、従って好ましくは、少なくとも一部は疎水性孔あき成形フィルムである。研磨層が2種以上の材料を含みうることも認識されている。
好ましい実施形態では、液体透過性研磨層は巨視的に伸張された三次元プラスチックウェブであり、好ましくは研磨層の下部表面上に突出部、又は表面段差を有し、使用中、洗浄される硬質表面に接触する。本明細書で使用する時、用語「巨視的に伸張された」は、三次元プラスチックウェブ、リボン、及びフィルムについて記載するために用いる場合、三次元成形構造の表面に一致させているウェブ、リボン、及びフィルムに関し、その両表面は前記成形構造の三次元パターンを示し、観察者の目とウェブ平面の間隔が垂直に約30cm(約12インチ)である場合、前記パターンが肉眼で容易に確認できる。このような巨視的に伸張されたウェブ、リボン、及びフィルムを、エンボス加工、すなわち成形構造が主として雄型の突出部を含むパターンを示す場合、デボス加工、すなわち成形構造が主としてメス型の毛細網状構造を示す場合、又は両タイプの成形構造体表面上に融解樹脂を直接押出成形することにより、前記成形構造の表面に一致させるのが典型的である。対照的に、用語「平面的」は、プラスチックウェブ、リボン、及びフィルムについて記載するために本明細書に用いる場合、巨視的なスケールで肉眼的に観察する時のウェブ、リボン、又はフィルム全体の状態を指す。この状況下で、平面的なウェブ、リボン、及びフィルムは、片側又は両側上に細かいスケールの表面段差を有するウェブ、リボン、及びフィルムを包含することができ、前記表面段差は、観察者の目とウェブ平面の間隔が垂直に約30cm(約12インチ)以上である場合、肉眼で容易に確認できない。表面段差は、当該技術分野において周知のフォトエッチング法によりプラスチックウェブ上に作られる。このようなウェブ及びその製造方法の詳細な説明は、アール(Ahr)らによる、1984年7月31日に発行され本願出願人に譲渡された米国特許番号第4,463,045号に開示され、この参照をもって本明細書に組み込まれる。アール(Ahr)らは、おむつ、生理用ナプキン、失禁用具などのトップシートとして用いる、表面段差を有する巨視的に伸張された三次元ウェブを開示する。アール(Ahr)らは、ウェブに艶消しされた外観を与え、おむつ、生理用ナプキンなどの着用者に対し、より布地の様な感触を与えることによりウェブの触感を向上することから、表面段差を有するウェブを好む。しかし、硬質表面洗浄という状況では、洗浄基材の外観及び触感はあまり重要ではない。表面段差を有する巨視的に伸張された三次元ウェブを含む液体透過性研磨層は、研磨層の性能改良をもたらす。表面段差がより研磨性がある表面をもたらし、よりよい洗浄性能と関連する。表面段差は、先細又はじょうご状の開口部との組合せにより、洗浄基材の洗浄、吸収、及び再湿潤性能の向上をもたらす。従って液体透過性研磨層は、好ましくは、先細又はじょうご状の開口部及び/又は表面段差を有する巨視的に伸張された三次元プラスチックウェブを含む孔あき成形フィルムを含む。三次元研磨層は、洗浄基材の粒子状物質をピックアップする性能を向上するため特に好ましい。
III.香料
本発明による洗浄ワイプはカプセル化香料組成物を含む。用語「香料組成物」は、1以上の香料原料を少なくとも0.1重量%含む組成物を意味するために用いる。周知であるように、香料は、通常、それぞれがにおい又は芳香を有する種々香料原料の混合物から成る。香料中の香料原料数は、一般に10種以上である。香料に用いられる香料原料の種類は非常に幅広く、原料は様々な化学的分類由来であるが一般には非水溶性油である。
香料原料は、沸点(B.P.)及びコバッツ指数値により特徴づけることができる。多くの香料成分の沸点は、例えば「香料及び風味料化学(Perfumeand Flavor Chemicals)(アロマケミカルズ(Aroma Chemicals))」(ステフェン・アークタンダー(Steffen Arctander)、著者により出版、1969年)に報告されている。コバッツ保持指数システムは、研究室間での物質同定のため、ガスクロマトグラフィー(GC)のデータを報告する精密な方法であり、例えばエリス・ホーウッド社(Ellis Horwood)から出版される「クロマトグラフィー保持指数(Chromatographic Retention Indices)」、V.パカコバ(V. Pacakova)及びL.フェルトル(L. Feltl)(1992年、ISBN0−13−772328−8)で説明される。それは、GCによる保持時間と化学同定との間の相関における機器パラメータの影響を除去するために使用される。多くの香料成分のコバッツ指数(KI又はI)値が報告されてきた。未知の物質のコバッツ指数値は次の等式により計算できる:
Figure 2008545849
式中、nはより小さいアルカン中の炭素原子数である。
Nはより大きいアルカン中の炭素原子数である。
t’(n)はより小さいアルカンの調整された保持時間である。
t’(N)はより大きいアルカンの調整された保持時間である。
この等式はGCカラムにおける特定の非極性固定相に当てはまることが指摘されている。上記の等式に基づき、直鎖アルカンのコバッツ指数は炭素原子の数の100倍に等しい。例えば、オクタンのKI値は800、デカンのKI値は1000、オクタノールのKI値は826であり、ヘキサデカノールのKI値は1626とされる。本明細書で用いられるKI値は、カラム(「DB−5カラム」と称される)における非極性固定相としてポリジメチルシロキサンを用いて決定される。
所望の香料提供特性を有する洗浄ワイプを提供するため、カプセル化香料組成物中の香料原料の少なくとも40重量%が、250℃以下の沸点、1450以下のコバッツ指数、又はそれらの組合せを有する必要があることが明らかになっている。好ましくは、カプセル化香料組成物中の香料原料の少なくとも50重量%が、250℃以下の沸点、1450以下のコバッツ指数、又はそれらの組合せを有する。好ましくは、40重量%〜90重量%、より好ましくは50重量〜80重量%、及び最も好ましくは70重量%〜80重量%のカプセル化香料組成物中の香料原料が、250℃以下の沸点、1450以下のコバッツ指数、又はそれらの組合せを有する。沸点の好ましい範囲は、100℃〜250℃である。コバッツ指数は、好ましくは800〜1450、より好ましくは900〜1400、及び最も好ましくは1000〜1350である。
250℃以下の沸点又は1450以下のコバッツ指数を有する香料原料は揮発性であり、従って、これらが破裂又は水溶液にふれて溶解する場合、(より高い沸点やコバッツ指数値を有する香料原料とは違って)容易にかつ徐々にマイクロカプセルから提供される。従って、このような香料原料を上記量含む香料組成物は、マイクロカプセル内に組み込まれて本発明の洗浄ワイプで用いられる場合、放香性及び香り持続性効果の両方をもたらす。
本明細書に用いるのに好適な香料原料の非限定例としては、これらに限定するものではないが、ヘキサナール、酪酸エチル、エチル−2−酪酸メチル、シス−3−ヘキセノール、イソアミルアセテートピーク、アミルアセテート、プレニルアセテート、マンザネート(manzanate)、α−ピネン、カンフェン、ベンズアルデヒド、β−ピネン、ジメトール(dimetol)、ミルセン、シス−3−ヘキセニルアセテート、オクタナール、ヘキシルアセテート、1,4−シネオール、p−シメン、フェニルアセトアルデヒド、メロナール(2,6−ジメチル−2−ヘプテナール)、トリメチルシクロヘキサノール、ジエチルマロネート、γ−テルピネン、ジヒドロミルセノール、アリルカプロエート、リグストラール、α−テルピノレン、テトラヒドロリナロール、テトラヒドロミルセノール、リナロール、メチルベンゾエート、リファローム(liffarome)、ノナナール、リーフアセタール(leaf acetal)、ローズオキシド(シス異性体)、ミルセノール、フェニルエチルアルコール、フェンチルアルコール、ジヒドロリナロール、イソシクロシトラール、1−テルピネオール、ジメチルベンジルカルビノール、シトロネラール、フルクトン(fructone)、メチルパンプルムース、2−ノネナール(アイリスアルデヒド)、カンファー、2,6−ノナジエノール、ベンジルアセテート、オキサン、イソボルネオール、アリルヘプトエート(allyl heptoate)、イソメントン、メチルヘプチンカーボネート、エチルリナロール、メントール、テルピネン−4オール、メチルフェニルカルビニルアセテート、α−テルピネオール、エチルマルトール、メチルカビコール、デシルアルデヒド、サリチル酸メチル、ギ酸リナリル、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、シトロネロール、テトラヒドロリナリルアセテート、シトロネリルニトリル、ゲラニルニトリル、ネロール、グリコール酸アリルアミル、リナリルアセテート、ゲラニオール、ベンジルアセトン、カルボン、フェニルエチルアセテート、ウンデカベルトール、ベンジルプロピオネート、アニスアルデヒド、メチルフェニルカルビニルプロピオネート、ヒドロキシシトロネラール、チモール、アネトール、メチルオクチンカーボネート、インドール、イソボルニルアセテート、ウンデシルアルデヒド、ヴァードックス、ケイ皮アルコール、ノニルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、リナリルプロピオネート、ヘリオトロピン、シトロネリルアセテート、ブッコキシム(buccoxime)、アントラニル酸メチル、メチルラベンダーケトン、ネリルアセテート、テルピニルアセテート、メチルノニルアセトアルデヒド、オイゲノール、γ−ノナラクトン、ゲラニルアセテート、δ−ダマスコーン、メチルシンナメート、メチルオイゲノール、α−ダマスコーン、ダマセノン、バニリン、ラウリックアルデヒド、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シス-ジャスモン、ジフェニルオキシド、カロン(calone)1951、アントラニル酸ジメチル、β−ダマスコーン、フロールアセテート、フロールヒドラル、α−イオノンが挙げられる。
香料組成物が、柑橘系、レモン又は花の新鮮性をもたらすことが特に好ましい。柑橘系、レモン、又は花の香りは、通常洗浄性及び新鮮性に関する全体的な印象をもたらし、消費者により重要であると考えられる。柑橘系又はレモンの香りをマイクロカプセルから提供するために、香料組成物は好ましくは、シトロネラール、トランス−4−デセナール、デシルアルデヒド、ジヒドロミルセノール、ゲラニルニトリル、イソシクロシトラール、レモニル(lemonile)、メチルジヒドロジャスモネート、及びメチルノニルアセトアルデヒドの群から選択される香料原料を少なくとも1種含む。花の新鮮性は、シトロネロール、ブルゲノール(bourgenol)、シスジャスミン、リナロール、サリチル酸メチル、及びベンジルアセテートの群から選択される香料原料を少なくとも1種含む香料組成物によりもたらすことができる。
好ましくは10mg〜500mg量、より好ましくは20mg〜200mg量、更により好ましくは40mg〜100mg量、及び最も好ましくは50mg〜60mg量の香料組成物が、単一のワイプ上のマイクロカプセル内に含まれる。
IV.マイクロカプセル
香料又は他の材料の、通常直径1000ミクロン未満の小カプセル(又はマイクロカプセル)へのカプセル化は周知である。香料をカプセル化するための種々のタイプのマイクロカプセルが存在し、例えばポリマー粒子、シクロデキストリン/香料包接錯体、多糖類細胞マトリックスである。ある種の、壁又はシェルカプセルと呼ばれるカプセルが、本発明では好ましい。壁又はシェルカプセルは、不溶性物質、典型的にはポリマー材料の一般に球形状の中空シェルを含み、その中に香料活性物質が含まれる。
シェルカプセルを、コアセルベーション、界面重合、及び重縮合などシェルカプセル製造用の当業者が周知の様々な従来の方法を用いて、調製してもよい。コアセルベーションのプロセスは通常、コロイド状物質を材料の液滴表面上へ沈殿させることによる、一般に非水溶性物質のカプセル化を含む。コアセルベーションは、例えばゼラチンなど1種のコロイドを用いる単純法、又はゼラチンとアラビアゴム、又はゼラチンとカルボキシメチルセルロースなどの反対に荷電した2種あるいは場合により更なるコロイドを慎重に制御したpH、温度、及び濃度条件下で用いる複合法であってもよい。コアセルベーション法は、例えば米国特許2800458号、米国特許2800457号、英国特許929403号、欧州特許385534号、及び欧州特許376385号に記載される。しかし、材料及びプロセス工程に関して、種々変更が可能であると認識されている。
界面重合は、油相中に存在する少なくとも1種の油溶性壁形成材料と水相中に存在する少なくとも1種の水溶性壁形成材料との反応により、封入シェルを製造する。2種の壁形成材料間の重合反応が起こり、油相及び水相の境界面で共有結合を形成し、結果としてカプセル壁を形成する。本法により製造されるシェルカプセルの例は、ポリウレタンカプセルである。
重縮合は、所望のサイズのカプセルを製造するための適当な撹拌条件下で、非水溶性材料、例えば香料の、高分子材料の前縮合体水溶液中への分散液又はエマルションを形成する工程、及び酸触媒作用により前縮合体の縮合を引き起こす反応条件を調整することにより、結果として縮合体が溶液から分離され、分散した非水溶性材料の充填物を取り巻き、凝集性フィルム及び所望のマイクロカプセルを製造する工程を含む。重縮合法は、例えば米国特許3516941号、米国特許4520142号、米国特許4528226号、米国特許4681806号、米国特許4145184号、及び英国特許2073132号、及び国際公開番号WO 99/17871号に記載される。しかし、材料及びプロセス工程に関して、種々変更が可能であると認識されている。
マイクロカプセルのシェルを製造するのに好適な非限定的な材料例には、ユリアホルムアルデヒド、メラミンホルムアルデヒド、フェノールホルムアルデヒド、ゼラチン、ポリウレタン、ポリアミド、酪酸セルロース、酢酸セルロース、及び硝酸セルロースを含むセルロースエステル、エチルセルロースなどのセルロースエーテル、ポリメタクリレートが挙げられる。
その他のカプセル化法は、ベニータ(Benita)及びサイモン(Simon)編「マイクロカプセル化:方法及び産業への応用(MICROENCAPSULATION: Methods and Industrial Applications)」(マーセルデッカー社(Marcel Dekker, Inc.)1996年)に開示される。
本明細書で有用なシェルカプセル形成に好ましい方法は、重縮合であり、一般にアミノプラストカプセル体を生成する。アミノプラスト樹脂は、1つ以上のアミンと1つ以上のアルデヒド、一般にはホルムアルデヒドの反応生成物である。好適なアミンの非限定的な例として、尿素、チオ尿素、メラミン及びその誘導体、ベンゾグアナミン及びアセトグアナミン、及びアミンの組合せ物が挙げられる。ホルムアルデヒドに加え、好適な架橋剤(例えば、トルエンジイソシアネート、ジビニルベンゼン、ジアクリル酸ブタンジオールなど)も用いることができ、及び先行技術で記載される様に、二次壁ポリマーも、例えば無水物、及びそれらの誘導体、特に、国際公開番号WO 02/074430号に開示される無水マレイン酸のポリマー及びコポリマーを、必要に応じて用いることができる。
本発明で使用する好ましいシェルカプセルは、アミノプラストカプセル及びゼラチンカプセルである。これらのマイクロカプセルは、本発明の香料組成物との組合せで最適な性能をもたらす。更に、これらのマイクロカプセルは、同様に、更に記載するように水性洗浄組成物及び/又は洗浄用具との組合せで用いる場合にも最適な性能をもたらす。使用中、少なくともマイクロカプセルの一部が破裂し、それにより香料組成物を提供する。アミノプラストカプセルは、摩耗したときにもろく砕ける。ゼラチンカプセルは、水性洗浄組成物と接触すると少なくとも部分的に更に溶解し、香料組成物の漏出に至る。
シェルカプセルは一般に、1マイクロメートル〜100マイクロメートル、好ましくは40マイクロメートル〜90ミクロン、更により好ましくは50マイクロメートル〜80マイクロメートル、及び最も好ましくは60マイクロメートル〜70マイクロメートルの範囲内の平均直径を有する。粒径分布を、狭く、広く、又は多峰性にすることができる。粒径は、堀場(Horiba)LA−920粒径分析器、マルバーンマスターサイザー(Malvern Mastersizer)2000、又はブルックヘブン(Brookhaven)B1−XDC高解像度粒径分析器などの計器を用いて、一般的な光散乱法により測定する。
マイクロカプセルは洗浄基材全体に分散することができるが、好ましくは基材の下側表面(すなわち洗浄される表面に接触する面)、又は基材が多層の場合は下側層に付着させる。これにより、使用中のマイクロカプセルの破裂を促進するであろう。更により好ましくは、マイクロカプセルを洗浄基材上の、マイクロカプセルが最大の圧力を受ける及び/又は使用中摩耗する場所に配置する。本件は、同時係属の米国特許出願番号第60/685944(P&G案件CM2971FP)「マイクロカプセル含有洗浄ワイプ、キット、及びその使用法(A Cleaning wipe comprising microcapsules, a kit and a method of use thereof)」、(G.ジョーダン(G. Jordan)ら)、2005年5月31日出願、により詳細に説明する。
V.洗浄キット及び使用方法
本発明の洗浄ワイプは独立製品として用いることができるが、好ましくは特に床表面洗浄用の洗浄用具と組合せて用いる。従って本発明は、表面洗浄用洗浄キットも提供し、前記キットには、
(a)ハンドルを含む洗浄用具、及び
(b)上述した洗浄ワイプ
を含む。
好ましくは、キットは硬質表面洗浄に適した水性洗浄組成物を更に含む。更により好ましくは、キットは洗浄組成物を表面に提供することのできるデリバリーシステムを含む。極めて好ましい実施形態では、液体デリバリーシステムが用具のハンドルに設置され、洗浄組成物を収容する容器を含む。使用する際、洗浄組成物はまず表面上に適用される。表面は、次いで洗浄用具に取り付けられた洗浄ワイプで拭かれる。
硬質表面洗浄に通常用いられる任意の洗浄組成物を用いてもよい。本発明で用いるのに好適な洗浄組成物例は、国際公開番号WO 00/27271号(本願出願人に記載される。通常は、硬質表面洗浄組成物は、更に香料組成物を含む。香料組成物は、好ましくは洗浄組成物の0.005重量%〜0.20重量%量で存在する。しかし、マイクロカプセルによる香料提供が改良されているため、洗浄組成物中の香料組成物量を0.1%未満に減じることができる。驚くべきことに、マイクロカプセル中の香料組成物が組成物成分として洗浄組成物中の香料組成物と異なる、すなわち両香料組成物が異なる香りを放ち、異なる提供特性を有する場合、改良された香りの印象を達成できることも見出されている。
図1に示す好ましい洗浄用具は、スイッファーウェットジェット(Swiffer WetJet(登録商標))として本願出願人より市販されている。洗浄用具(1)は、旋回可能な結合部を介してモップヘッド(3)に取り付けられるハンドル(2)を含む。水性洗浄組成物を収容する液体デリバリーシステム(4)はハンドル(2)に取り付けられる。図1に示す様に、洗浄ワイプ(5)はモップヘッド(3)の下面に取り付けられる。
VI.実施例
ワイプ上マイクロカプセルの調製
以下の実施例は、香料マイクロカプセルを含む洗浄ワイプの調製について説明する。
実施例1−ミネソタ州ウッドベリーのアベカ社(Aveka, Inc.)のポリオキシメチレン尿素マイクロカプセル(香料組成物を86重量%含有)70mgを、綿棒を用いて、スイッファーウェットジェット(Swiffer WetJet(登録商標))パッド(プロクター・アンド・ギャンブル社(Procter & Gamble Company)より市販)のカフ内に均一に分散させる。側面部をそっとめくりカフ内部を露呈させることにより、カフを開けることができる。綿棒は、量を調節しカプセル破壊を最小にしてマイクロカプセルを設置するのに有効な方法であるとわかっている。カプセル添加後、接着剤又はホチキスによりカフをパッドに再度取り付ける。
実施例2−ポリオキシメチレン尿素マイクロカプセル6%水溶液を、実施例1に記載する香料マイクロカプセルを用いて調製する。この溶液1.3gをスイッファーウェットジェット(Swiffer WetJet(登録商標))パッド(プロクター・アンド・ギャンブル社(Procter & Gamble Company)より市販)のカフに沿って均一にピペットで移す。パッドを室温で一晩乾燥させる。
実施例3−ミネソタ州ウッドベリーのアベカ社(Aveka, Inc.)のポリオキシメチレン尿素マイクロカプセル(80%香料活性)62.5mgを、スイッファードライ(Swiffer Dry(登録商標))シート(本願出願人より市販)の一方の側面上へ、実施例に1に記載するように綿棒を用いて均一に分散させる。
性能評価方法
試験1:室内香り評価を、寸法2.134m(長さ)×2.743m(幅)×2.743m(高さ)(7ft×9ft×9ft)の標準格付け室内のビニル製床材上で実施する。スイッファーウェットジェット(Swiffer WetJet(登録商標))パッドを、スイッファーウェットジェット(Swiffer WetJet(登録商標))用具のモップヘッドに取り付ける。比較例Aでは、通常の未処理洗浄パッド(スイッファーウェットジェット(Swiffer WetJet(登録商標))キットと共に市販されている)を用いる。実施例1は、上述の香料マイクロカプセル付き洗浄パッドである。スイッファーウェットジェット(Swiffer WetJet(登録商標))キットと共に市販されている液体製品溶液を、ビニル床全体に均一に12秒間噴霧する。液体製品溶液は、0.06%の香料組成物(カプセル化香料組成物の組成と異なる)を含有する。部屋の1角の外縁へ向かって開始し、床を前後の動きで床表面全体が拭かれるまでモップ拭きをする。洗浄しにくい領域をシミュレートするため、製品溶液を部屋の中央で更に3秒間噴霧し、噴霧した領域上を5回前後して拭う。
室内のモップ拭きの後、モップを室内から持ち去りドアを閉める。特定の時点で格付け専門家が入室し、以下の香り強度に従って格付けする。
Figure 2008545849
試験2:室内香り評価を、寸法2.134m(長さ)×2.743m(幅)×2.743m(高さ)(7ft×9ft×9ft)の標準格付け室内のビニル製床材上で実施する。スイッファードライ(Swiffer Dry(登録商標))シートを、スイッファー(Swiffer Dry(登録商標))用具に取り付ける。比較例Bでは、スイッファードライ(Swiffer Dry(登録商標))レモンの香りシート(本願出願人より市販)を用いる。スイッファードライ(Swiffer Dry(登録商標))レモンの香りシートは、5mgの香料組成物を含む。実施例3は、上述の香料マイクロカプセルを含むスイッファードライ(Swiffer Dry(登録商標)洗浄シートである。
室内の表面全体にわたり、前後法で床をモップ拭きする。モップ拭き後モップを室内から持ち去り、室内の香り強度を、上述と同じ評価尺度を用いて特定の時点で格付けする。
性能試験結果
以下のデータ表は、本発明による洗浄ワイプを用いることによる室内香り効果を示す。
Figure 2008545849
Figure 2008545849
本発明の洗浄ワイプと用いるのに好ましい洗浄用具の斜視図。

Claims (18)

  1. 表面洗浄に好適な洗浄ワイプであって、
    (a)洗浄基材、及び
    (b)香料組成物を含むマイクロカプセル
    を含み、前記香料組成物中香料原料の少なくとも40%が、250℃以下の沸点、1450以下のコバッツ指数値、又はそれらの組み合わせを有することを特徴とする、前記洗浄ワイプ。
  2. 前記香料組成物中香料原料の少なくとも50%が、250℃以下の沸点、1450以下のコバッツ指数値、又はそれらの組み合わせを有する、請求項1に記載する洗浄ワイプ。
  3. 前記沸点が100℃〜250℃、及び前記コバッツ指数値が900〜1450である、請求項1又は2のいずれか一項に記載の洗浄ワイプ。
  4. 前記マイクロカプセルがアミノプラスト又はゼラチンから選択されるシェルを有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗浄ワイプ。
  5. 前記マイクロカプセルの平均直径が1マイクロメートル〜100マイクロメートルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗浄ワイプ。
  6. 前記マイクロカプセルの平均直径が40マイクロメートル〜90マイクロメートルである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗浄ワイプ。
  7. 前記香料組成物10mg〜500mgを前記マイクロカプセル中に含有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗浄ワイプ。
  8. 前記基材が不織繊維を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の洗浄ワイプ。
  9. 表面洗浄に好適な洗浄キットであって、
    (a)ハンドルを含む洗浄用具、及び
    (b)請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗浄ワイプ
    を含む、前記洗浄キット。
  10. 前記洗浄キットが水性洗浄組成物を更に含む、請求項9に記載の洗浄キット。
  11. 前記水性洗浄組成物が0.005%〜0.20%の香料組成物を含む、請求項10に記載の洗浄キット。
  12. 前記マイクロカプセル中の前記香料組成物、及び前記水性洗浄組成物中の前記香料組成物が組成物成分として異なる、請求項10に記載の洗浄キット。
  13. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗浄ワイプによる前記表面を接触する工程を含む表面洗浄方法。
  14. 前記洗浄ワイプが
    洗浄用具に取り付けられる、請求項13に記載の表面洗浄方法。
  15. 前記洗浄用具が水性洗浄組成物を提供するシステムを含み、前記方法が前記洗浄組成物を前記表面に提供する工程を含む、請求項14に記載の表面洗浄方法。
  16. 柑橘系、レモン、又は花の香りが前記マイクロカプセルから発散される、請求項13〜15のいずれか一項に記載の表面洗浄方法。
  17. 洗浄ワイプに用いるマイクロカプセルであって、前記マイクロカプセルが香料組成物を含み、前記香料組成物中の香料原料の少なくとも40%が、250℃以下の沸点、1450以下のコバッツ指数値、又はそれらの組み合わせを有することを特徴とするマイクロカプセル。
  18. 前記マイクロプセルが
    アミノプラスト又はゼラチンから選択されるシェルを有する、請求項17に記載のマイクロカプセル。
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