JP2008543453A - 生体電位を決定するための電極及び方法 - Google Patents

生体電位を決定するための電極及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】単一センサポイントを有する単一誘導電極を取り付けるために普通には用いられる場所での動物或いは人間の皮膚に取り付けるのに適する一組の電極を提供する。
【解決手段】一組の電極の電極は、二つの線形独立方向を定めるために配置された少なくとも3つのセンサを有し、二つの方向の対応する電位差を感知することを可能にする。感知した電位差を表す信号は、有線単一センサ電極で得られた伝統的な電位に近い電位に変換されるための処理装置に無線或いは導体を介して送信することができる。また、方法も提供する。
【選択図】図4

Description

本発明は、動物或いは人間の皮膚に取り付けられた電極による表面電位の感知に関する。係る使用は、特に、心電図記録法(ECG)、脳波記録法(EEG)、筋電図記録法(EMG)を含む。
ECG、EEG、EMGを測定する場合、各々がセンサを有する複数の電極を動物或いは人間の患者の皮膚に取り付ける。各々の電極の各センサは、センサの直ぐ下の皮膚の比較的小さい領域−典型的には、直径が数mm−での電位を感知する。通常、導電性接触媒体をセンサと皮膚との間に用いる。感知した電位は、個々の導体を通して装置に伝えられ、装置は、感知した電位を、例えば、電極での電位間の差及びその一次結合を決定することによって、測定し、記録し、及び又は評価する。係るシステムは、監視及び診断目的で長い間使用されてきた。
米国特許第4,583,549号及び他のものは、前胸部ECG電極について解剖学的に正しい位置と一致するように複数のECG電極を位置決めした可撓性シートを含むECG電極パッドを開示する。
米国特許第5,724,984号は、中央センサセグメント及びいくつかの周辺センサセグメントを中央センサセグメントの周りに対称的に配置した電極を開示する。
米国特許第6,577,893号は、二つ或いはそれ以上の電極と感知した電極信号を送信するための無線送信機とを有する統合無線医療診断及び監視装置を開示する。
米国特許公開公報2002/0045836A1は、多数の細かい測定に基づいて標準ECG誘導を計算する方法を開示する。この方法は、一組のセンサを、標準ECG誘導に沿って長手方向軸を有する矩形に配置することに基づく。標準ECG誘導測定は、多くの前提に基づいて計算される。
米国特許第6,295,466B1号は、直交関係に配置された3つのセンサを含む電極を開示する。3つのセンサからの出力は、センサの場所での電界の変化の大きさを描くベクトルの大きさを見出すために組合わされる。しかしながら、標準ECG或いは電界の変化の方向に関する情報を提供しない。
ECG信号は、身体の中に血液を循環させる心筋の協調的活動と収縮によって生じる。ECG信号は、SAノードで始まり且つ心房心筋の収縮を起して、P波をもたらし、P波が心臓の中心線を下方に移動する。AVノード及びHisの束が活動され、それによって心室の活動が起される。まず、隔壁(二つの心室を分ける筋肉)が活動されて、信号が心臓の中心線を下方に移動するときにQ波をもたらす。次いで、心室の自由外側壁が活動されて、R波及びS波をもたらす。そこでは、活動は、心尖から中心線を上方に移動して、QRS群を完成させる。T波は、心室の外側壁の再分極によって生じ、実際には、心尖から中心線を垂直に移動するが、逆の信号極性により、心尖に向う下方移動のように見えるものをもたらす。そして、心室の遅発活動によって生じる小さいU波を見出すことができる。記録したECG信号の形状は、電極の場所及び記録の極性に依存する。
診断で用いられるECG信号は、身体の異なる部位間の生体電位の差を測定することによって生じる。ECG信号を記録及び又は形成するためのいくつかの異なる標準があるが、ここではこれらを説明しない。読者は、いずれかの基本的な医学教科書を参照されたい。以下では、アイントーベンの三角形[10]を形成する3つの標準誘導或いは肢誘導(I、II、III)を具体例として示す。従来より、肢誘導の電極配置は、右腕(RA)、左腕(LA)及び左脚(LL)である。いくつかの臨床的応用では、肢電極は、情報の損失なしに肢の近くの胴部に配置される[5]、[8]。
肢誘導は、3つの電極間で記録した電位差として定義される。特に、それらは:
Figure 2008543453
Figure 2008543453
Figure 2008543453
であり、ここでVXXは、電極XXで記録された電位である(式1)。
主標準肢誘導のほかに、増高誘導とも呼ばれる単極肢誘導を、標準肢誘導と同じ3つの電位記録から計算することができる。一緒に、標準肢誘導と単極肢誘導とは、6つのベクトルで構成されたベクトルシステムを形成する。
Figure 2008543453
Figure 2008543453
Figure 2008543453
従来のECG記録では、ECG信号を、身体の二つの異なる部位での二つの電位間の差として記録する。電位差を、身体で“ゼロ電位”として取られる基準点に対して測定する。これは、信号が身体の単一共通点と常に関係していることを意味する。この基準点は、興味がある身体電位によって最小に影響される身体の部位に配置された単一部位及び又は電極であってもよいし、或いは基準点は、一つ或いはいくつかの電位及び又は電極であってもよい。この基準点への依存性は、単一電極の信号を、例えば無線で、非参照伝送線路にわたって送信することの可能性を制限する。普通には、これは、少なくとも二つの電極間の関係を、例えば、二つの電極を送信機に接続する一対の配線で、形成することができる場合にだけ可能である。
従来では、各センサは、センサを測定及び又は評価装置に接続する導体を有する。いくつかの電極及び対応する数の個々の導体により、導体を混同し且つセンサを装置の間違った入力に接続するリスクがある。取り付けられたそのような電極の一組を有する患者は、導体の長さによって患者の移動度が制限される。AC主電源によって駆動される装置では、患者の安全性を確保するために、電極をAC主電源から極端によく隔絶しなければならない。
患者の遠隔計測監視のために利用可能な最新システムでは、一組の電極を患者に取り付け、各電極を、導体を介して、患者が携帯する共通送信機に接続する。また、係るシステムは、患者の自由度及び移動度を制限する導体を有する。
[1]Erwin Kreyszig, "Advanced Engineering Mathematics", 1993, 7th ed., John Wiley & sons, Inc. New York. ISBN:0-471-59989-1 [2]Erik Sandoe, Bjame Sigurd, "Arrthymia Diagnosis and management", 1984, Fachmed AG, Germany, ISBN 3-905-598-00-0 [3]R.F. Schmidt, "Fundamentals of Neurophysiology", 1981, 3rd ed., Spinger Verlag, New York, ISBN 0-387-96147-x [4]S. Grimmes, O.G. Martinsen "Bioimpedance & Bioelectricity", 2000, Academic Press, London, ISBN 0-12-303260-1 [5]John G. Webster, "Medical instrumentation, Application and design", 1998, 3rd ed., John Wiley & sons Inc. ISBN:0-471-15368-0 [6]Josephe D. Bronzino, "The Biomedical Engineering Handbook", 1995, CRC Press Inc., ISBN:0-8493-8346-3 [7]F.B. Saches, C.D. Werner, K.Meyer-Waarden, O. Dosse, "Applications of the Visible Man Dataset in Electrocardiology: Calculation and Visualization of Body Surface Potential Maps of a Complete Heart Cycle", The National Library of Medicine, http://www.nlm.nih.gov/research/visible/vhpconf98/AUTHORS/SACHSE2/sachse2.htm [8]"Electrode Placement Guide", Cardiology, 2003, AMBU A/S [9]K.Sam Shanmugan, A.M. Breipohl "Random signals", 1988, John Wiley & sons Inc. New York, ISBN:0-471-61274-x [10]Einthoven W. "The different forms of the human electrocardiogram and their signification", Lancet 1912(1):853-861.
従って、使い捨て電極、点間で共通電圧の必要なしに身体の異なる点間の電位差を測定する方法、及び各電極からの感知した電位を表す信号の無線送信を可能にするシステムの要望がある。また、例えば生体電位の伝搬方向のような、電極の下の生体電位に関するより詳細な情報の要望がある。
本発明は、新しい種類の電極セット、ECG信号を測定するための新しい方法、及びECG信号を測定するための新しいシステムを提供することによってこの問題に対する解決策をもたらす。この発明の使い捨て電極の組は、単一センサ点を有する単一誘導電極を取り付けるために普通には用いられる場所で動物或いは人間の皮膚に取り付けられるために適する。
電極の組の各電極は、少なくとも3つのセンサ或いは感知点を含む。少なくとも3つのセンサは、二つの線形独立方向を定めるために配置される。このようにして、二つの方向の両方で電位差を測定することが可能である。感知した電位差を表す信号を、有線単一センサ電極で得られた従来の電位を近似する電位に変換するために処理装置に無線で或いは導体を介して送信することができる。変換のための方法の実施形態をこの明細書中に後で開示する。
本発明の方法では、基準場所での電位に対する各電極の場所での電位を、電極の各々の対のセンサ間の感知した電位差に基づき決定するか或いは推定する。電位差を、例えば、単一センサ点を有する単一誘導電極による従来のECG測定に対応する数値として決定することができるか、或いは電位を、大きさ(数値)及び方向、例えば感知した信号の伝搬方向を定める二つの座標を有するベクトル値として決定することができる。
一次元では、身体電位は、所定の伝搬速度で電極のセンサ点の下を通る伝搬信号と考えることができる。心筋活動からもたらされる動作電位が電極から“遠くに”設置されるにも関わらず、信号は、身体の残りの部分の体積導電率により電極の下を伝搬する。
電極の二つのセンサ点が互いに近接して配置される場合、センサ点は、両方とも同じ波を感知し、二つのセンサ点間の結果として得られる差は、小さく、且つ中心線方向の勾配は、センサ点間の距離が知られている場合に測定することができる。これによって、空間及び時間の分化を、移動する身体電位で行うことができる。この場合には、身体電位は、測定された信号の積分を介して推定することができる。積分は、移動する電位の大きさの概算をもたらす。
電極のセンサ点間の距離が大きいのでポテンシャル波全体が二つのセンサ点間に適合することができるならば、記録は、電極の下の信号の差(ディファレンシャル)ポテンシャル記録として機能しないが、全(フル)ポテンシャル記録として機能する。この場合には、積分を必要としない。
上記のように二つのセンサ点を用いることは、一次元空間について有効であり、二つのセンサ点を、センサ点の中心線がポテンシャル波の移動する方向に平行であるように、配置することができる。ポテンシャル波が中心線の方向とは異なる方向に移動する場合には、小さい電位差が測定され、且つポテンシャル波が二つのセンサ点の中心線に対して垂直に移動する場合には、センサ点は、実質的に同じ信号を感知し、且つ二つのセンサ点間の記録した差は、(ほとんど)ゼロである。従って、二つのセンサ点の配向は、結果として得られる記録振幅について重要である。
本発明は、各々の対のセンサの中心を通る線が少なくとも二つの線形独立方向、即ち、異なる方向を定めるように配置された少なくとも3つのセンサ或いはセンサ点を有する電極を提供する。好ましい実施形態では、少なくとも二つの線形独立方向は、互いに垂直である。測定は、時間のあらゆる瞬間における二次元勾配に対応する二次元ベクトルのベクトル座標を表す二つの対応する電位差を得るために二対のセンサを用いて行われる。
図1には、好ましくは可撓性材料である、キャリヤシート11と、キャリヤシート11の一方の側に3つのセンサ12、13、14と、を有する第1の電極10を示す。キャリヤシート11は、L字型の輪郭を有する。3つのセンサは、直径が数mmの大きさを有し、Ag/AgClのような、いかなる適当な種類のものであってもよい。電極は、電極を動物或いは人間の皮膚に取り付けるための適当な接着剤と、センサと皮膚との間に電気的接触をもたらすためのセンサの各々にゼリーのような導電性媒体と、を有する。センサ12及び13の中心間の直線は、センサ13及び14の中心間の直線に垂直である。二つのセンサ12及び13は、一対のセンサとして用いることができ、二つのセンサ13及び14は、他の一対のセンサとして用いることができ、センサ13は、両方の対に共通である。導体を、スナップタイプのような適当な方法でセンサの各々に接続することができる。
図2には、キャリヤシート21と4つのセンサ22、23、24、25とを有する同様の形態の第2の電極20を示す。キャリヤシート21は、十字形輪郭を有する。センサ22及び24の中心間の直線は、センサ23及び25の中心間の直線に垂直である。二つのセンサ22及び24は、一対のセンサとして用いることができ、二つのセンサ23及び25は、他の一対のセンサとして用いることができ、それゆえに、どのセンサも両方の対に共通ではない。
図3には、電極20と同様の形態であり、キャリヤシート31と、キャリヤシートに4つのセンサ32、33、34、35と、を有する第3の電極30を示す。キャリヤシート31は、円形輪郭を有する。更に、電極30は、キャリヤシート31に施された導電性ストリップ36と、導電性ストリップ36によって無線で送信されるべき外部装置からの信号を受信するための外部装置に導電性ストリップ36を接続するための端子37とを有し、次いで、導電性ストリップ36は、以下にさらに説明するように、送信アンテナとして動作する。アンテナ36及びコネクタ37は、電極が患者に取り付けられる場合に、患者の皮膚に電気的に接触しないように絶縁される。アンテナは、図示したもの以外のいかなる他の適当な形式を有してもよい。
図4には、図1の電極10と同様の形態の電極40を示す。電極40のキャリヤシート41は、キャリヤシート41の縁から延びる舌部42を有する。キャリヤシート41の導電体ストリップは、センサの各々から舌部まで延びていて、各導体の少なくとも端部分が暴露されて、電気的接触をセンサの各々に得ることができる。
また、図4には、電極40の舌部42を受けるためのスリット51の形態の開口部を有する無線送信機50を示す。送信機50は、電極40の舌部42の各々のコンタクトとの電気接触を確立するためのコンタクト(図示しないがそのように知られている)を有する。
図5は、舌部42をスリットに挿入した送信機50の側面図であり、電極40を、送信機の側面に近接して位置するように折り曲げ、好ましくは接着剤でそこに固定する。電極の暴露側は、電極を患者の皮膚に着脱可能に取り付けるための接着剤或いは他の適当な手段を有し、センサが皮膚に電気的に接触する。かくして、図示した形態では、電極40及び送信機50は、患者の皮膚に取り付けるのに適する。
図6には、図4の電極40と同様の形態の電極60を示す。しかしながら、シートは、シートの周囲に沿って延びていて且つ送信機50に接続された更なる導体ストリップ61を有し、その結果、導体ストリップ61は、アンテナとして作用する導体ストリップ61によって無線で送信されるべき送信機50からの電気信号を受信することができる送信アンテナである。
図4及び図6の実施形態では、アンテナ導体ストリップ61を含むキャリヤの導電体ストリップを絶縁して、電極が患者の皮膚に取り付けられるときに、患者の皮膚と電気的に接触しないようにする。
図7には、個々の無線送信機50に接続された複数の電極と、送信機から送信された信号を受信する無線受信機70と、を有するシステムを示す。電極及び送信機を所定の場所で患者の皮膚に取り付けることができる。送信機50は、感知した電位を表す信号を送信し、受信機70は、全ての送信機50から送信された信号を受信する。
例えば、単一センサを有する従来のECG電極を患者に取り付ける、医師或いは医療助手のような当業者は、患者の解剖学的構造に関して識別される所定の場所に電極を取り付ける。これらの場所は、同じ患者に対して行われた反復測定の比較及び異なる患者に対して行われた測定の比較を可能にする精度で決定される。同じ患者に対する反復測定は、例えば、測定間の短い間隔或いは長い間隔で行うことができ、また、違う要員によって行うこともできる。異なる患者に対して行われた測定は、例えば、統計的な目的に用いられる。高い診断価値を確保するために、電極を、毎回、所定の場所に高い精度で、即ち、患者の解剖学的構造に関して識別される処方限度内で且つ通常の技術者の精度で、取り付けることが重要である。
従って、本発明の電極は、単一センサを有する電極によって網羅することができる領域内にセンサが全てあるように十分小さい大きさを有し、単一センサが普通、患者の電位を感知するために用いられる。電極は、複数の電極を、いかなる電極も互いに重なり合うことなく、普通、電位を感知するために用いられるそれぞれの場所で患者の皮膚に取り付けうる大きさを有する。実際には、これは、センサが全て70mm或いはそれ以下の直径を有する円の周囲内にあることを意味する。図1、図2、図4及び図6には、係る円が破線で示され、また図3の円形電極は、係る円の周囲内にある。
本発明の機能
オペレータは、本発明の電極を、単一センサ点を有する電極を取り付けるためにECG装置のオペレータによって伝統的に選択される場所の各々に取り付ける。また、オペレータは、無線送信機が電極の一体部分でない場合には、無線送信機50を電極に取り付ける。これは、図8に示されており、一つの場所が基準場所Rとして選択され、他の一つの場所が第1の場所Aとして選択される。本発明の一形態による方法は、基準場所Rを参照して第1の場所Aの電位を決定し或いは推定する方法を記述する。普通、電極を、いくつかの更なる場所に取り付けて、それらの場所での電位を、基準場所Rを参照して決定すべきであるが、説明を簡単にするために、一つの係る場所Aだけを図8に示す。
例えば、標準ECG測定の誘導Iの測定では、二つの電極を、即ち一つを右腕に、もう一つを左腕に、用いる。右腕の場所が上述した場所Aであり、左腕の場所が上述した基準場所Rである。標準ECG測定の誘導IIの測定について、二つの電極を、一つを右腕(第1の場所A)に、もう一つを左脚(基準場所R)に用いる。そして、誘導IIIの測定について、二つの電極を、一つを左腕(第1の場所A)に、もう一つを左脚(基準場所R)に、再び用いる。
一度電極を身体に取り付けたならば、本発明による方法の第1の実施形態では、以下のことを第1の場所Aで行う:
電位(VAr)を第1の基準場所で感知し、
電位(VAdirX)を第1の基準場所から第1の方向の場所で感知し、
第1の基準場所から第1の方向の場所の電位(VAdirX)と第1の基準場所の電位(VAr)との間の第1の電位差(VAdirX)-(VAr)を決定し、
第1の電位差を表す信号を送信し、電位(VAdirY)を第1の基準場所から第2の方向の場所で感知し、
第1の基準場所から第2の方向の場所の電位(VAdirY)と第1の基準照場所の電位(VAr)との間の第2の電位差(VAdirY)-(VAr)を決定し、且つ
第2の電位差を表す信号を送信する。
更なる場所の各々及び基準場所Rで、相当する操作を行う。受信機は、送信された信号を受信し、且つ基準場所(R)に対する第1の場所(A)の電位を、第1及び第2の電位差によって定められた第1のベクトルの大きさと第3及び第4の電位差によって定められた基準ベクトルの大きさとの間の差として決定する。
本発明の他の実施形態では、電極を、第1の場所での電極の線形独立方向が基準場所での電極の線形独立方向とほぼ同じであるように配置して且つ以下のことを第1の場所Aで行う:
電位(VAr)を第1の基準場所で感知し、
電位(VAdirX)を第1の基準場所からX方向の場所で感知し、
第1の基準場所からX方向の場所の電位(VAdirX)と第1の基準場所の電位(VAr)との間の第1の電位差(VAdirX)-(VAr)を決定し、
第1の電位差を表す信号を送信し、電位(VAdirY)を第1の基準場所からY方向の場所で感知し、
第1の基準場所からY方向の場所の電位(VAdirY)と第1の基準場所の電位(VAr)との間の第2の電位差(VAdirY)-(VAr)を決定し、且つ
第2の電位差を表す信号を送信する。
更なる場所の各々及び基準場所Rで、相当する操作を行う。受信機は、送信された信号を受信し、基準場所(R)に対する第1の場所(A)の電位を、第1の電位差と第3の電位差との間の第1の差、及び第2の電位差と第4の電位差との間の第2の差の合計として決定する。
好ましい実施形態では無線送信が好ましいが、また電気導体による有線送信を用いてもよい。
図8は、既知の距離DX及びDYの間隔を置いてそれぞれ配置された電極の二つのセンサ点間の差として生体電位を監視する本発明の基本概念を示す。これは、好ましくは互いに垂直な二つの線形独立方向X、Yで行われる。本発明の電極を、第1の場所A及び基準場所Rにそれぞれ取り付ける。第1の場所Aで各対のセンサの電位差を、局所基準電極(Vr)と方向電極(VAdirX或いはVAdirY)の各々との間の電位差として測定して以下のようになる:
Figure 2008543453
Figure 2008543453
各々の対のセンサの中心を通る線によって定められた二つの線形独立方向が互いに垂直である場合、二次元の信号の長さ或いは大きさを次の式として計算することができる:
Figure 2008543453
センサ点が電極の下を通過する信号の長さに関して互いにかなり離れている場合には、この大きさは、電極の下を通る信号の合計の大きさに比例する。更に、合計信号の大きさを、生理学的機能を識別するのに用いることができるばかりでなく、信号が発生された方向も、電極の場所に関して、例えば、信号が電極の方に移動するか或いは電極から離れるように且つどの方向に移動するかを、決定することができる。しかしながら、方向情報が用いられるべきであるならば、電極の配向が知られていることが重要である。
結果として得られた信号の合体の大きさ、例えば,二つの方向ベクトルの合計の長さは、移動する信号の方向に関する情報を有していない。3つの肢位置の各々に配置された電極によって測定されたベクトルの大きさから結果として得られるECG誘導を計算する場合、結果は、従来のECG誘導(I、II、III)の絶対値をシミュレートする。この特定な場合には、ベクトルの方向情報が用いられないところでは、本発明の電極の配向を知る必要がない。これは、電極を身体に取り付けるときに電極の適切な配向に対する必要条件を減じる。
信号の移動方向を知りたい場合には、本発明の電極の配向を知らなければならない。図4の電極40は、電極の配向の可視表示として機能する舌部42を備えているので、これに特に適する。次いで、電極を、舌部42を所定の方向、例えば、上方或いは下方に延ばして配置することができる。他の場合には、電極は、身体の解剖学的部分に対する基準を含む可視表示手段を備えてもよい。例えば、電極は、身体図を備えてもよい。次いで、電極の配向を、電極を取り付ける患者の身体と同じように図式化した身体を向けるように、配置してもよい。このように、技術を有していない要員でも、失敗の可能性なしに、電極を適切に取り付けることが容易になる。
本発明の電極は、在来のECG電極のように患者の皮膚の標準化された場所に配置される。電極は、x及びy方向の信号を記録し且つ二つの信号を共通基準点と記録電極との間の差信号として、受信機に接続された監視装置に送信する。これは、在来のRF技術或いはデジタル送信技術(例えば、ブルートゥース、ジグビー、WIFI、WLAN、等)或いは他の適当な無線送信手段を用いて無線で送信することができる局所的に参照される信号を出す。これは、通常の3誘導ECG偏差を行うために各電極について2つの信号、従って3つの電極から6つの信号を出す。信号が送信された場合、信号を従来のECG誘導に変換することができる。
感知した電位差を伝統的なECG誘導(例えば、I、II、III、aVR、aVL、aVF)に変換する基本的な2種類の方法は、以下に説明するように考えられる。第1の種類の方法は、ベクトルの大きさに基づく。しかしながら、この明細書に記述されたような電極に基づく標準ECG誘導を推定する方法は、電位の方向情報を考慮に入れることによって改良することができることが解った。従って、第2の種類の方法は、測定した電位差のベクトルの個別のベクトル成分に基づく。第1の種類の方法では、センサの向きは、重要ではないが、第2の種類の方法では、センサの向きは、重要である。
1.各差の長さに基づく肢誘導
未処理信号長さに基づく方法:
例えば、
Figure 2008543453
時間積分信号長さに基づく方法:
例えば、
Figure 2008543453
時間積分ベクトルの大きさに基づく方法:
例えば、
Figure 2008543453
2.差の方向の大きさに基づく肢誘導
電極の同じ向き/方向に基づく方法:
例えば、
Figure 2008543453
電極の方向の大きさの積分に基づく方法:
例えば、
Figure 2008543453
方向の大きさの平均フィルタリングに基づく方法:
例えば、
Figure 2008543453
相当する計算は、他のECG誘導II、III、aVR、aVL及びaVFの各々を得るために行うことができる。
上記の式の利得は、通常、ユニティ(1)に設定することができる。これは真実である、何故ならば、ほとんどの場合には、ECG信号の実際の大きさが重要ではなく、関連するECG信号の全体的な形状及びタイミングが重要だからである。従って、ほとんどの場合には、利得を無視することができる。
上記の異なる方法は、異なる状況で用いることができる。先に示したように、各電極のセンサの間隔は、測定される信号に影響を及ぼす。間隔の影響は、図9で見ることができる。間隔が信号の長さよりも大きい場合、二つのセンサ間の差の測定は、電極の下を通る実際の信号を的確に表す。間隔が信号の長さよりも大きいならば、二つのセンサ間の差の測定は、センサを通る信号の差になる。
信号の長さは、異なる身体の特性によって、異なる人により異なるので、信号を、異なる人について異なるように解釈すべきである。例えば、検査を受けている人が比較的速い信号を有するならば、センサの下を通る信号は、比較的短く且つ信号全体がセンサ間に適合する。この場合には、差信号は、センサの下の実際の信号を表す。この場合には、用いられた方法の種類は、瞬間信号に基づく種類である。しかしながら、検査される人が比較的遅い信号を有するならば、センサの下を通る信号は、比較的長く且つ信号の一部分だけがセンサ間に適合する。この場合には、電極によって測定された差は、導関数を更に表す。従って、この場合には、用いられる方法の種類は、積分を用いる種類になる。
ある場合には、異なる方法の組合せを用いるのがよいと考えられることがある。例えば、瞬間信号に基づく方法は、積分に基づく方法と組合せることがある。二つの計算は、多くの異なる方法で組合せることがある。一つの例は、瞬間信号(Sinst)に基づく方法からの結果と積分された信号(Sint)に基づく結果との線形組合せである。
Figure 2008543453
この場合には、Kは0ないし1の間の定数である。積分されたデータがより重視される場合には、Kは小さい。瞬間データがより重視される場合には、Kは大きい。また、Kが時間の関数であると考えられることもあり、異なる信号を、時間の異なる点でより重く重み付ける。
特定の状況について最良の方法を選択する一つの方法は、上記方法で計算した結果として得られたECG信号を、同時に記録された“実際”のECG導関数と比較することである。例えば、この明細書による電極を、伝統的な電極と同様にある場所に取り付けることがある。伝統的な電極を、この明細書による電極によって測定された信号に基づき結果を計算するために用いた方法を“調整”するために用いることがある。本発明の方法により得られた肢誘導と伝統的な肢誘導との類似性の比較のために、同時記録の相関係数(rXY)を計算した。
相互相関関数:
Figure 2008543453
相互共分散関数:
Figure 2008543453
相関係数:
Figure 2008543453
相関係数は、二つの線形従属信号間の類似性を評価するために用いることができる。一般的に言えば、相関係数は、信号が同じである場合には1に等しく、信号が互いに逆である場合には−1に等しい。相関係数は、かくして、類似性の尺度として用いることがある。
3つのセンサ及び個々のセンサとのボタン形接続を有する電極を示す図である。 図1におけるものと同様であるが、4つのセンサを有する電極を示す図である。 4つのセンサ及びアンテナとして用いるための導体ストリップを有する図2におけるものと同様の電極を示す図である。 3つのセンサ及び個々のセンサとのエッジ接続を有し、且つ無線送信機に接続可能なエッジコネクタを有する電極を示す図である。 図4の送信機に接続された電極を示す図である。 4つのセンサ及びアンテナとして用いる導体ストリップを有し、且つ無線送信機に接続された、電極を示す図である。 個々の無線送信機に接続された複数の電極と送信機から伝送された信号を受信する受信機とを有するシステムを示す図である。 本発明の測定原理を説明する図である。 電極のセンサ点間の間隔を変化させる効果を説明する図である。
符号の説明
40 電極
41 キャリヤシート
42 舌部
50 無線送信機
51 スリット

Claims (23)

  1. 少なくとも二つの使い捨て電極を含み、電極が動物或いは人間の皮膚の電位を感知するための種類のものである、一組の電極であって、少なくとも二つの使い捨て電極の各々が、
    キャリヤと、
    キャリヤによって支持され且つ各々の対のセンサの中心を通る線が少なくとも二つの線形独立方向を定めるように配置された少なくとも3つのセンサと、
    電極を動物或いは人間の皮膚に、センサを皮膚に電気的に接触させて、着脱可能に取り付けるための手段と、
    各々の感知した電位をセンサから外部装置に伝えるための外部装置との接続と、
    を含む、ことを特徴とする一組の電極。
  2. 少なくとも二つの電極の各々のセンサは、動物或いは人間の電位を感知するために通常用いられる単一センサを有する電極により網羅することができる領域内に全てあることを特徴とする、請求項1に記載の一組の電極。
  3. 少なくとも二つの電極の各々は、複数の電極を、電極のいずれもが互いに重なり合うことなく、電位を感知するために通常用いられる各々の場所で患者の皮膚に取り付ける大きさを有することを特徴とする、請求項1に記載の一組の電極。
  4. 少なくとも二つの電極の各々のセンサは、70mm或いはそれ以下の直径を有する円の周囲内に全て配置されることを特徴とする、請求項1に記載の一組の電極。
  5. 少なくとも二つの電極の各々の少なくとも二つの線形独立方向は、互いに垂直であることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の一組の電極。
  6. 少なくとも二つの電極の各々は、電極の所定の向きの可視表示を有することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の一組の電極。
  7. 少なくとも二つの電極の各々の可視表示は、身体の解剖学的部分を参照することを特徴とする、請求項5に記載の一組の電極。
  8. 請求項5或いは6に記載の一組の電極に適する電極。
  9. 動物或いは人間の皮膚の所定の場所での電位を感知するためのシステムであって、
    請求項1ないし6のいずれか一項に記載の一組の電極と、
    電極の数に等しい数の無線送信機と、
    を含み、
    各送信機は、感知した電位をセンサから受信し且つ感知した電位に対応する信号を送信するようになっている、ことを特徴とするシステム。
  10. 動物或いは人間の皮膚の所定の場所で電位を感知するための方法であって、
    請求項1ないし6のいずれか一項に記載の電極の組からの電極を、所定の場所の各々に、配置し、
    感知した電位をセンサから受信し且つ感知した電位を表す信号を送信するようになった無線送信機を電極の各々に接続し、
    各送信機から送信された信号を受信する、
    ことを含む、上記方法。
  11. 動物或いは人間の皮膚の基準場所(R)に対して動物或いは人間の皮膚の第1の場所(A)の電位を決定する方法であって、
    第1の場所(A)及び基準場所(R)の各々に電極を取り付ける段階であり、各電極が各々の対のセンサの中心を通る線が二つの線形独立方向を定めるように配置された少なくとも3つのセンサを有する、上記段階と、
    各電極のセンサの各々で皮膚の電位を感知する段階と、
    各電極の対応する対のセンサで感知した対の電位間の少なくとも二つの差を表す信号を送信する段階と、
    送信された信号を受信する段階と、
    受信した信号に基づき第1の場所(A)での電位を基準場所(R)に対して決定する段階と、
    を含む、上記方法。
  12. 動物或いは人間の生体電界の瞬間振幅を表すパラメータを決定する段階を更に含む、請求項10に記載の方法。
  13. 動物或いは人間の生体電界の瞬間極性を表すパラメータを決定する段階を更に含む、請求項10に記載の方法。
  14. 動物或いは人間の生体電界の伝搬の瞬間方向を表すパラメータを決定する段階を更に含む、請求項10に記載の方法。
  15. 動物或いは人間の皮膚上の基準場所(R)に対して第1の場所(A)での電位を決定する方法であって、
    請求項1ないし6のいずれか一項に記載の一組の電極からの電極を第1の場所(A)及び基準場所(R)の各々に取り付ける段階を含み、
    第1の場所(A)にて:
    第1の基準場所の電位(VAr)を感知し、
    第1の基準場所から第1の方向の場所の電位(VAdirX)を感知し、
    第1の基準場所から第1の方向の場所の電位(VAdirX)と第1の基準場所の電位(VAr)との間の第1の電位差(VAdirX)−(VAr)を決定し、
    第1の基準場所から第2の方向の場所の電位(VAdirY)を感知し、
    第1の基準場所から第2の方向の場所の電位(VAdirY)と第1の基準場所の電位(VAr)との間の第2の電位差(VAdirY)−(VAr)を決定し、
    第1及び第2の電位差を表す信号を送信し、
    基準場所(R)にて:
    第2の基準場所の電位(VRr)を感知し、
    第2の基準場所から第3の方向の場所の電位(VRdirX)を感知し、
    第2の基準場所から第3の方向の場所の電位(VRdirX)と第2の基準場所の電位(VRr)との間の第3の電位差(VRdirX)−(VRr)を決定し、
    第2の基準場所から第4の方向の場所の電位(VRdirY)を感知し、
    第2の基準場所から第4の方向の場所の電位(VRdirY)と第2の基準場所の電位(VRr)との間の第4の電位差(VRdirY)−(VRr)を決定し、
    第3及び第4の電位差を表す信号を送信し、
    送信された信号を受信し、
    第1、第2、第3、及び第4の電位差に基づいて基準場所(R)に対する第1の場所(A)の電位を決定する、
    段階を含む、上記方法。
  16. 基準場所(R)に対する第1の場所(A)の電位は、瞬間の第1及び第2の電位差によって定義された第1のベクトルの大きさと瞬間の第3及び第4の電位差によって定義された基準ベクトルの大きさとの間の差に基づく、請求項14に記載の方法。
  17. 基準場所(R)に対する第1の場所(A)の電位は、積分された第1及び第2の電位差によって定義された第1のベクトルの大きさと積分された第3及び第4の電位差によって定義された基準ベクトルの大きさとの間の差に基づく、請求項14に記載の方法。
  18. 基準場所(R)に対する第1の場所(A)の電位は、瞬間の第1及び第2の電位差によって定義された第1のベクトルの積分された大きさと瞬間の第3及び第4の電位差によって定義された基準ベクルの積分された大きさとの間の差に基づく、請求項14に記載の方法。
  19. 第1の場所に配置された電極及び基準場所に配置された電極は、第1の場所(A)の電極によって定義された二つの線形独立方向(X,Y)が基準場所(R)の電極の二つの線形独立方向(X,Y)とほぼ同じであるように向けられることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
  20. 基準場所(R)に対する第1の場所(A)の電位を、
    第1の電位差と第3の電位差との間の第1の差と、
    第2の電位差と第4の電位差との間の第2の差と、
    の合体として決定することを特徴とする、請求項18に記載の方法。
  21. 基準場所(R)に対する第1の場所(A)の電位を、
    第1の電位差の積分と第3の電位差の積分との間の第1の差と、
    第2の電位差の積分と第4の電位差の積分との間の第2の差と、
    の合体として決定することを特徴とする、請求項18に記載の方法。
  22. 基準場所(R)に対する第1の場所(A)の電位を、
    第1の電位差の移動平均と第3の電位差の移動平均との間の第1の差と、
    第2の電位差の移動平均と第4の電位差の移動平均との間の第2の差と、
    の合体として決定することを特徴とする、請求項18に記載の方法。
  23. 請求項9ないし21のいずれか一項に記載の方法の受信段階及び計算段階を行うマイクロプロセッサを含むシステム。
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