JP2008541723A - 改善された養魚方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、魚の養殖を改善するためのスピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩の使用、水産養殖魚の外部寄生生物による寄生の抑制、並びに養殖魚用製剤に関する。

Description

天然の水系における広範囲な乱獲により、魚数が減少するに至った。自然個体群を維持する割合で漁獲を行った場合、世界で消費される食用魚の需要が満たされないことは現在知られている。そのため、魚及び他の水生動物種を、一定の水圏内で管理された条件下で繁殖させる水産養殖産業が発展するに至った。これらの養殖場は、魚種及びそれが通常生育する環境に応じて、海水又は淡水中に設置することができる。魚は世界的に見ても主要なタンパク源であり、ゆえに水産養殖は食品生産のための非常に重要な手段であるといえる。更に、管理された環境中で魚を生育させるため、疾病を防止し繁殖を最適化するための手段を想定し易い。
寄生生物は、野生魚の集団にはほとんど見かけ上の損傷を引き起こさないが、養殖魚の場合では非常に深刻な疾病を引き起こすことがあり、病理学的変化、健康状態の悪化又は魚の市場価格の減少をもたらす。魚の寄生生物に関する知見が相当蓄積されたものの、魚の寄生生物についての知見とその駆除との間には未だに大きな隔たりが存在する。主要な寄生生物病の抑制の多くが未だ満足なものとは言い難く、更なる工夫が必要とされている。
ここ数十年間の水産養殖の進展の結果、寄生生物により生じる諸問題、並びに、水産養殖の発達及び生産性を制約する成長速度、飼料効率及び体重に対するそれらの重要性に対して、より大きな注意が払われるに至った。大量死によって生じる直接的な損害以外にも、寄生生物は魚の成長及び行動、他のストレス因子に対するそれらの抵抗性、捕食され易さなどに対して相当な影響を及ぼし、またそれらの存在により魚の市場価値も減少しうる。
寄生甲殻類は主要な病原微生物であり、それらが引き起こす疾病は相当の経済損失をもたらす。寄生甲殻類の中で最も重大な群は疑いもなく海シラミである。
海シラミとは、Lepeophtheirus属及びCaligus属に属する、外部寄生生物のカイアシ類(一種の甲殻類)の幾つかの種を指すのに用いられる用語であり、養殖魚に寄生して表皮に傷害を与えることにより疾病を引き起こし、重症の場合には浸透調節の不能又は二次感染による死をもたらす。Lepeophtheirus salmonisは、現在海水養殖される大西洋サケにおける最も深刻な病原微生物の一種として知られている。この種及びCaligus elongatusは、北半球で飼育されるサケ科の魚に対して経済的な影響を及ぼすものである。養殖魚又は天然魚に対して病原性を有する他のCaligids属としては、C.patulus、C.curtus、C.clemensi、C.rogercressey、C.teres、C.orientalis、C.epidemicus及びPseudocaligus apodusが挙げられる。
淡水魚の場合の最も一般的な成熟カイアシ類の寄生生物としては、Lernaea cyprinacea、Ergasilus sieboldi(及びその関連種)、Salmincola californiensis、S.edwardsii、Achtheres percarum、Tracheliastes maculates及びCaligus lacustrisが挙げられる。更に、Lernaea属のカイアシ類、並びにAchtheres属及びSalmincola属のカリムス幼生は鰓糸に付着し、上皮過形成を生じさせることにより、魚の大量死の間接的な原因ともなりうる。カイアシ類はまた、条虫やネマトーダなどの主要な魚寄生生物の中間宿主でもある。これらの寄生生物による損傷により、魚が死に至るか、又は魚生成物の市場価格が減少する事態が生じうる。最後に、カイアシ類はヒトに寄生して、コレラなどのヒトにおける重疾病を媒介しうる寄生生物の中間宿主ともなりうる。
淡水魚のその他の寄生生物としては、単生類吸虫(flukes又は扁形動物)、Protozoan寄生生物(例えばPiscinoodinium pillulare)及びHenneguya属が挙げられる。
ホルムアルデヒド、マラチオン及び天然化合物は、効果が弱いか又は治療限界が不適当である。外部寄生生物のカイアシ類に対して現在最も使用される治療剤として、ピレスロイドがある。ジフルベンズロン及びテフルベンズロンもまた頻繁に餌料に添加されて使用される。カルバリル及びジフルベンズロンは効果的であるが、それらの化合物は環境中において望ましくない毒性を呈するため、不適当である。エマメクチンベンゾアートは、イベルメクチン(アベルメクチン)と同じ薬剤の部類に属する。それは餌料中に添加され、海シラミの繁殖の全ての成長段階において効果的であると言われている。但しエマメクチンベンゾアートが対象外の動物に危害を与えうることを裏づける証拠が次々得られている。これらの問題点にもかかわらず、化学的な対処法は依然として駆除ストラテジーにおいて重要な役割を果たす。
本発明は、外部寄生生物であるカイアシ類を駆除するための新規な技術、及び改善された養魚方法を提供する。
本発明は水産養殖魚の外部寄生生物の寄生を抑制する方法であって、有効量の少なくとも1つのスピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩を水産養殖魚に投与することを含む方法に関する。
本発明はまた、養殖魚用餌料組成物1kgあたり1〜2500mgのスピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩を、上記組成物と共に含有する養殖魚用餌料製剤に関する。
発酵生成物A83543(別名スピノシン)には、Saccharopolyspora spinosaが産生する関連化合物のファミリー(スピノシン類)が含まれる。これらは、現在使用される有機合成された化合物(例えば合成ピレスロイド、有機リン酸エステル、有機塩素及びカルバミン酸エステル)とは対照的に、良好な安全性プロフィールを有する天然由来の発酵生成物であって、優れた殺虫活性を呈するとして公知である。したがって、「スピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩」と同じ語義範囲を有する「A83543化合物」の用語は、12員環を有する大環状ラクトンと融合した5,6,5−三環構造、中性糖(2N,3N,4N−トリ−O−メチルラムノース)及びアミノ糖(フォロサミン(forosamine))からなる成分を意味する。A83543の天然成分のファミリーは欧州特許出願第0375316号に開示されており、以下の一般式を有する一群の化合物が含まれる。
Figure 2008541723
式中、RはH又は
Figure 2008541723
から選択される基であり、R、R、R、R及びRは水素又はメチル基であるか、あるいはRが水素以外であるときはその酸付加塩であってもよい。
A83543発酵生成物に関連する化合物のファミリーには、個々の化合物A83543A、A83453B、A83543C、A83453D、A83543E、A83453F、A83543G、A83453H、A83543J、A83453L、A83543M、A83453N、A83543Q、A83453R、A83543S、A83453T、A83453U、A83543V、A83453W、A83453Yが含まれることが知られている。BoeckらはスピノシンA〜H及びJ及びその塩に関して、米国特許第5362634号、5496932号及び5571901号で開示している。Mynderseらは、米国特許第5202242号において、スピノシンL〜N、それらのN−デメチル誘導体及びその塩を開示している。Turnerらは、米国特許第5591606号、5631155号及び5767253号において、スピノシンQ〜T、それらのN−デメチル誘導体及びその塩を開示している。スピノシンK、O、P、U、V、W及びYに関しては、DeAmicis,C.V.らが、American Chemical Society’s Symposium Series:Phytochemicals for Pest Control (1997),Chapter 11“Physical and Biological Properties of Spinosyns:Novel Macrolide Pest−Control Agents from Fermentation”pp.146−154.において開示している。米国特許第6001981号ではスピノシン類の様々な合成誘導体が記載されており、また米国特許第6455504号では様々な合成類似体が記載されており、両方とも本願明細書に援用される。またスピノシン類の発酵生産及び単離に関する詳細及び合成誘導体の調製方法がこれらの参考文献に開示されている。
スピノシンA(A83543A)は、Saccharapolyspora spinosaの発酵液から単離、同定された最初のスピノシンである。その後の発酵液の解析により、S.spinosaの親株が多くのスピノシン類(A83543A〜J)を産生することが明らかとなった。スピノシンAと比較して、スピノシンB〜Jでは、フォロサミンの環構造上の選択された部位におけるアミノ基の置換パターン、及び中性糖の置換パターンの違いによって特徴づけられる。S.spinosaの菌株は、スピノシンA(〜85%)及びスピノシンD(〜15%)を主成分とするスピノシン混合物を産生する。これらの2種のスピノシンは、現在最も殺虫活性が強いものとして公知である。
更に注意すべきは、本発明における用語「スピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩」とは、個々のスピノシン成分(A83543A〜H、J〜W又はY)、個々のスピノシン成分のN−デメチル若しくはその他の誘導体、又はその塩、又はそれらの組み合わせであって、上記の参考文献での開示と整合するものを指すことである。上記したように、本願明細書では「A83543化合物」の用語は、個々のスピノシン成分、その誘導体若しくは塩、又はそれらの組み合わせを意味するものとして用いられる。
上記の各々の米国特許及び欧州特許出願では、スピノシン類及びその生理的に許容できる誘導体若しくは塩の、様々なタイプの製剤、寄生虫殺虫活性、並びに動物への投与方法及び農業生産への適用方法に関して記載している。
上記したスピノサド(スピノシンA及びスピノシンDを約85:15で含む混合物)製剤は、Dow AgroSciences社(9330 Zionsville Road,インディアナポリス,インディアナ州46268−1054,米国)及びElanco Animal Health社(Division of Eli Lilly and Company,P.O.Box 708,2001 W.Main Street,グリーンフィールド,インディアナ州46140,米国)から入手可能である。更に、S.spinosa及びその変異株は、Agricultural Research Service Patent Culture Collection(NRRL)National Center for Agricultural Utilization Research,ARS,USDA,1815 North University Street,ペオリア,イリノイ州,61604,U.S.A.に寄託されている(NRRL寄託番号18395、18537、18538、18539、18719、18720、18743、18823及び30141(米国特許第6455504号))。
作物に対する使用についてのスピノサドの評価において、特定の魚類及び水生生物に対するスピノサドのある一定の毒性作用を評価した。その方法論は、作物への散布の際の域外への飛散、並びに、処置が行われた領域への降雨の間及び後における、処置された領域からその周縁部に存在する標準的な水系への流出に関する経過を解析するものである。魚類及び水生生物に対するこれらの毒性効果から水中濃度が推定され、スピノサドの作物への使用からは水生生物種に対する危険性はほとんど生じないことが示された。
スピノシン類を反応させて塩を形成させてもよい。生理的に許容できる塩は、本発明の方法においても有用である。塩は、塩を調製する標準的な方法を使用して調製される。例えばスピノシンAを適当な酸で中和し、酸付加塩を形成させてもよい。スピノシン類の酸付加塩は特に有用である。適切な酸付加塩の代表的なものとして例えば、硫酸、塩酸、リン酸、酢酸、コハク酸、クエン酸、乳酸、マレイン酸、コール酸、フマル酸、パモ酸、グルタミン酸、ショウノウ酸、グルタル酸、グリコール酸、フタル酸、酒石酸、蟻酸、ラウリン酸、ステアリン酸、サリチル酸、メタン硫酸、ベンゼンスルホン酸、ソルビン酸、ピクリン酸、安息香酸、ケイ皮酸などの酸との反応によって生じた有機又は無機酸の塩が挙げられる。
本願明細書に記載の全ての比率、パーセンテージ及び部分は、特に明記しない限り「重量」に関するものである。
「駆除又は撲滅」の用語は、生存する外寄生カイアシ類又は他の外部寄生生物の数を減少させる意味として用い、その寄生生物には全ての段階(成虫、前成虫及びカリムス)のものが含まれる。減少の程度は、投与速度及び使用する活性成分にある程度依存する。
また、本願明細書で用いる「有効量」という用語は、処置された外部寄生生物の個体数の顕著な減少を生じさせるのに十分な量を意味する。
養魚に対するスピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩の使用により多くの改善がもたらされるが、このような改善全てが本発明の全ての実施態様において得られるというわけではない。しかし多くの例において、本発明の実施の結果、成長速度の増加、飼料効率の改善、肉質の改善、体重増加速度の改善、体重の改善がもたらされる。また本発明の実施により風味若しくは外観の改善、その他各種の利点が得られる。
「魚」とは、脊索動物門、尾索動物亜門、魚上綱に属するあらゆるメンバーを意味する。本発明は広範にわたるいかなる魚種に対しても適用できる。代表的な魚種として以下のものが挙げられる。
ナマズ
ブチナマズ(lctalurus punctatus)
ブラックブルヘッド(lctalurus melas)
イエローブルヘッド(lctalurus natalis)
ブラウンブルヘッド(lctalurus nebulosus)
コイ(Cyprinus carpio)
フナ(Carassius carassius)
マス
ニジマス(以前Salmo gairdneriと呼ばれていたが、現在はOncorhynchus mykissと呼ばれる)
ブラウントラウト(Salmo trutta)
カワマス(Salvelinus fontinalis)
サケ
大西洋サケ(Salmo salar)
ギンザケ(Oncorhynchus kisutch)
チヌークサーモン又はキングサモーン(Onorhynchus tshawytscha)
テンチ(Tinca tinca)
ローチ(Rutilus rutilus)
ハモ(Esox lucius)
カワカマス(Lucioperca lucioperca)
シタビラメ
ヒラメ
ブリ(Seriola quinqueradiata)
バス
コクチバス(Micropterus dolomieui)
オオクチバス(Micropterus salmoides)
ストライプドバス(Morone saxatilis)
サバヒー(Chanos chanos)
テラピア(Sarotherodon属)
テラピア(Tilapia属)
ボラ(Mugil cephalus)
ウナギ
アメリカウナギ(Anguilla rostrata)
ヨーロッパウナギ(Anguilla anguilla)
日本ウナギ(Anguillajaponicus)
タラ
大西洋タラ(Gadus morhua)
本発明を適用できる他の種は当業者にとって自明である。
水産養殖における物質送達の実際的な形式は、餌料中に添加することである。実際、市販の養殖魚用餌料は一般に標準化されているが、個々の魚種に適合するように特別に調合されることもある。通常、餌料は特定の魚種、成長段階及び当業者に公知の他の要因に応じて粉末状、粒子状、クランブル及びペレットの形態をとる。従って、本発明を実施する際、他の輸送経路を使用してもよいが、好適な輸送方法としては養殖魚用餌料(好ましくは栄養バランスのとれた養殖魚用餌料)の表面又は内部に取り込ませることである。すなわちスピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩を、周知の技術によって養殖魚用餌料中に分散させるか、又はその表面へ塗布する。
餌料という用語は通常、投餌される魚の日常の栄養要求を満たす生成物を指すのに用いられ、すなわち全ての必須栄養分を含むものである。一方「餌料原料」の用語は、完全餌料中に含まれる成分(例えばタンパク質若しくは魚油、又は必要なタンパク質及び油分)を含有し、適当なビタミン若しくはミネラルを含有しないものを指すのに用いる。栄養的にバランスの保たれた又は栄養的に完全な、というときは、完全餌料及び餌料原料が含まれる。
一般には魚油と称されるが、それはより正確な用語としてはおそらく脂質であり、両方の用語が交換可能に用いられる。
本発明の製剤は、United States Code of Federal Regulations,Title21,Section558で定義されるタイプA薬剤強化品と称される液状製剤又は乾燥濃縮製剤を構成するものとして使用できる。当業者に公知のように、タイプA薬剤強化品は他のタイプA薬剤強化品、タイプB薬剤強化餌料又はタイプC薬剤強化餌料の調製に使用できる(タイプB及びタイプCの両方はUnited States Code of Federal Regulations,Title21,Section558で定義される)。タイプA薬剤強化品の場合、活性成分は直接投与に適する濃度より高い濃度であって、その直接的な投与濃度となるまで希釈する必要がある。同様に、タイプB薬剤強化餌料は他のタイプB薬剤強化餌料又はタイプC薬剤強化餌料の調製に使用可能である。タイプB薬剤強化餌料は、タイプA薬剤強化品又は他のタイプB薬剤強化餌料を希釈することにより調製される。タイプC薬剤強化餌料は、更に混合又は希釈する必要がなく、直接投与に適している。
通常、液体タイプA薬剤強化品は、液状若しくは乾燥サプリメントに、又は最終的な餌料と混合してもよい。濃縮液としてのタイプA薬剤強化餌料又は液状のタイプB薬剤強化餌料は、ミキサー中のドリブルバーを通して、混合中のスプレー処理によって、又は当業者に公知の他の技術によって乾燥餌料に添加してもよい。濃縮液を餌料用液体サプリメントに混合してもよく、又は乾燥餌料上にスプレー処理してもよく、又は液状製剤の調製用に設計された通常の装置を用いて懸濁させてもよいと考えられる。
タイプB薬剤強化餌料は液状でも乾燥させてもよく、それはタイプA薬剤強化品とタイプC薬剤強化餌料(直接魚に供給される完全餌料)との間の中間体としての位置づけである。タイプB製剤は栄養分の相当量を含有し、ビタミン及び/又はミネラル及び/又は他の栄養成分を、製剤に対して25重量%以上で含有する。タイプB薬剤強化餌料中に含まれるカテゴリIの薬理活性成分の量は、最終餌料又はタイプC薬剤強化餌料の1日当たりの最大使用量の200倍を越えてはならない。カテゴリIとは、米連邦法典の連邦規則で用いられるそれらの活性成分の指定であり、そこでは各々の承認において、最低レベルでの使用の場合は休薬期間が必要とされない。
タイプB薬剤強化餌料の組成物は、生理的に許容できる希釈物から、タンパク質、ビタミン、ミネラル、アミノ酸又は他の栄養の成分を提供するために調整された従来の濃縮物まで、多岐にわたる形態で存在する。タイプB薬剤強化餌料は適切な希釈剤を伴う薬物の単純な混合物でもよく、その場合の主要な課題としては均質性、輸送中の分離及び化学的な安定性が挙げられる。
本発明のタイプA、タイプB及びタイプCの各々の薬剤強化品及び餌料は、公知技術のミキサー、ハンマーミル、ローラーミル、ペレットミル若しくはエクストルーダー、並びに本発明の製剤の調製に関連する機器及び技術を使用して製造される。かかる機器は全て市販されている。
養殖魚用餌料には、ウエット状、モイスト状、スチームペレット状及び押出加工された乾燥ペレット状など、幾つかの形態が存在する。しかしながら、通常の大量養殖においては、乾燥餌料及びセミモイスト(半生)餌料の2つの基本タイプが用いられる。これらの餌料は類似しているが、基本的な違いは、セミモイストペレットでは生魚及び漁業副産物の比率がより大きいために、最終生産物の水分量が多いということである。モイスト餌料は、新鮮な生魚及び副産物が定期的、それが経済的に利用できる沿岸地域の場合では有利である。若干の魚種においては、モイストペレットの物理的特性が魚の嗜好に適合することもある。しかしながら、かかる餌料が乾燥餌料よりも栄養的に優れているという証拠は存在しない。モイスト餌料では、餌料中の成分が中熱処理(火入れ)に供されるのみであるため、病原微生物が含まれる可能性も否定できない。モイスト餌料とは対照的に、乾燥餌料では熱処理が施されるため、病原微生物をほとんど含まない。またそれらは運搬、保存が容易である。優良な乾燥成分のバルクでの購入及び貯蔵が可能であり、それにより優良な原材料の連続供給が確実となる。必需品市場に流通する乾燥成分は、生の魚介製品よりも品質の定義が厳密であり、また定期的に供給されうる。それゆえ、魚介類の栄養に関する通常の知識を用い乾燥餌料の正確な配合が可能となる。乾燥餌料の大部分の栄養分は室温で安定であるため、乾燥餌料は貯蔵条件にもよるが凍結をせずとも一定期間(例えば十分換気された冷暗所で約3ヵ月)安全に保存可能である。今日広く用いられる乾燥餌料は、以下の3タイプに分類できる。
(1)スチームペレット餌料
(2)部分押し出しによる遅沈降性ペレット、及び
(3)膨張型の浮遊性ペレット。
手作業、又は自動給餌機による乾燥ペレットの給餌は、モイスト餌料の場合より非常に単純である。若干の魚種における乾燥餌料の許容性の問題は通常、適切な給餌技術及び水産養殖管理により解決できる。あるいは、乾燥餌料の摂取が困難である稚魚の場合、セミモイスト餌料から給餌を開始し、3〜5週以内に乾燥供給へと段階的に移行させてもよい。配合された乾燥養殖魚用餌料は、保形性及び水中での安定性のためにペレット化及び/又はクランブル化する必要がある。製剤はまた、望ましい物理的特性及び外観を有する必要があり、更に魚のサイズの違いに適合させるために適切なサイズを有する必要がある。崩壊し摂食されなかった餌料は水を汚染し、低酸素、高窒素及び有機廃棄物によるストレスを生じさせ、また成長及び健康に対する重大な影響を生じさせる。粉末を含まない、保形性の高い乾燥養殖魚用餌料を製造する際の重要な点としては、以下のものが挙げられる。(1)成分の物性
(2)成分の粒径
(3)押出し造粒機における調製時間及び温度
(4)スチーム供給の質
(5)型内の圧縮圧、及び
(6)篩い分け/グレーディング装置及び油脂噴霧装置の作業効率。
養殖魚用餌料は通常、給餌される目標水生生物の種類、及び意図する養殖システムに特異的な態様で製造される。
大部分の温暖な淡水養殖魚用餌料では植物由来のタンパク質及びエネルギー源が主に用いられ、冷水における海産養殖魚用餌料ではフィッシュミール及び他の漁業副産物が主に用いられるという違いもある一方で、地域的な違いも存在し、それはある地域で独自に利用できるものの最適な、及び/又は最少コストでの成分配合に影響を及ぼす。
現存する大部分のフィードミルでは、粗粒及び必要に応じて他の成分をハンマーミル、ローラーミル又は他の適切な手段により粉砕し、一定の仕様となるように成分を均一に混合し、更にペレットミル又はエクストルーダーで処理し、冷却して最終産物を得る。適切な処理の後に冷却、乾燥された餌料は更に袋詰めされるか、あるいは養殖場へのバルク輸送に供される。
水産養殖用餌料の場合、粒径は通常、適切な混合、ペレット化又は押出のために50ミクロン程度である。
マッシュ処理の条件設定及び調理工程は重要な要素であり、ペレット化されるか又は押し出成形されるか(又は両方の原理を使用するシステムであるか)に関わらず、澱粉をゼラチン化し、餌料の消化性及び水中での完全性維持を担保する必要がある。これにより餌料中の栄養分が動物により消費され、養殖が行われる水系の富栄養化因子又は潜在的な汚染物質に変化しないことが担保される。
通常、ペレット化は押出成形より低コストであり、また養殖している生物の種類及び性質、利用可能な成分の種類及び餌料製造業者の保有する資源などの様々な要素によっては費用効果的でありうる。
通常、養殖魚用餌料及び餌料原料に配合できる物質としてはフィッシュミール、フィッシュサイレージ(加水分解された魚)、植物性炭水化物(例えば小麦ミール、穀物ミール、大豆ミールなど)、魚油、植物油、着色剤、ビタミン、ミネラル、薬剤(例えば抗生物質、成長促進剤など)及び植物タンパク質、特にグルテンなどの貯蔵タンパク質が挙げられる。
これらの添加物質は、栄養組成物が添加された魚用バランス餌料の配合に有用であり、脂質含有量を増加させるために魚油又は植物油を使用できるため、脂質/タンパク質バランスの調整に有用であり、着色剤などを用いて養殖魚の肉を天然魚のそれに近づけることができ、それは特にサケの養殖にとって望ましく、又は抗生物質などを用いることで、餌料の供給を受ける生物の健康増進又は保護が可能となる。なお、生成物の外観、物理的強度及び脂質保持能力を向上させるためには、植物貯蔵タンパク質、特にグルテンの使用が望ましい。
上記のような添加物質を伴いつつ、本製品は餌料又は餌料原料1kg当たり1〜2500mgのスピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩を含有する、特にペレット形状又は粒状(例えば粉末状、グレイン状又はミール状)の餌料又は餌料原料として調製される。
典型的には、タンパク含量は乾燥重量で30〜60重量%、好ましくは35〜58重量%、より好ましくは40〜55重量%である。
本製品は好ましくは乾燥重量で8〜35重量%、好ましくは10〜30重量%の脂質含量である。
ビタミン、着色剤、薬剤及びミネラルは典型的には、本製品のごくわずかな部分のみを構成し、例えば乾燥固体重量に対して10重量%以下で含まれる。適当な添加量は、適切な投薬量と給餌を受ける魚における餌料の摂取速度から容易に算出できる。
例えば小麦澱粉などの、易消化性植物澱粉をはじめとする炭水化物は典型的には、生成物の乾燥重量に対して20重量%以下、好ましくは5〜15重量%で含まれる。
餌料中の水分含量は、乾燥餌料の場合は0.5〜10%重量、好ましくは2〜9重量%、特に好ましくは3〜8重量%である。ウエット餌料の場合、水分含量は10重量%超〜70%である。
本発明は更に、スピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩を含む本発明の製剤、並びに養殖魚用餌料を含有してなる固形餌料に関するものであり、その状態で魚に投与してもよく、又は養殖魚用餌料材料で希釈して完全餌料組成物を製造してもよい。
使用されるスピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩の量は、目的となる個別的な改善内容、魚種、魚齢及び水産養殖の当業者に公知の他の要因などよってそれぞれ異なる。通常、養殖魚用餌料中又はその表面上に、養殖魚用餌料1kgあたり1〜2500mgの濃度で存在させれば良好な結果が得られる。多くの場合、1kgあたり75〜2250mgの濃度範囲で十分である。
本発明を以下の実施例で例示する。
実施例1
大西洋サケにおける海シラミ寄生の治療用のスピノサド
スピノサドの治療効果を測定するため、大西洋サケ(Salmo salar)の、実験的に誘導したサケシラミ(Lepeophtherius salmonis)寄生法を以下に記す。
魚を循環水系に慣らし、海シラミを人工的に寄生させる。スピノサドを、投与量をそれぞれ変化させてトップコーティングさせた餌料を調製し、複数の魚群に投与する。魚を曝露開始後24日間飼育し、寄生度合を調査するために試験を行う。様々な投与量のスピノサドの有効性を測定し、費用/利益分析を行う。
スピノサドを標準的な大西洋サーモンの養殖用餌料に配合又はトップコーティングし、0含有、並びに250mg、750mg及び2250mg/kg餌料の3つの包含率において実験餌料を調製した(実験単位当たり30匹の大西洋サケを、4×2の実験計画にて行った)。試験開始前に、全ての試験魚を個別に標識し、体重、サイズを測定した。全ての大西洋サーモン(約150〜300g体重)の試験母集団に、実験的な寄生モデルによってL.salmonisを寄生させた。寄生生物を確実に寄生させた後、寄生させた大西洋サケを実験単位ごとに水槽へ移し、一定期間(7日)、指定の実験餌料を投与した。餌料を暗号化し、全ての試験関係者に対して餌料成分を隠した。曝露開始後約24日、サーモンを多量の麻酔で安楽死させ、海シラミを計数し、再集計のために回収して定着剤で保存し、サケの体重及び体長を測定した。海シラミの計数結果を解析して治療計画の有効性を決定し、また重量増加の結果を解析してサケの成長時における治療計画の影響の指標とした。
表1
4週間及び更に2週間スピノサドを投与した場合の平均体重増加
Figure 2008541723

製剤1
ブチナマズ用の基本餌料の組成
Figure 2008541723
1.微量元素ミックス(Zn:150、Fe:44、Mn:25、I:5、Cu:3、Se:0.25(単位:mg/kg餌料))は、Reisら、「Protein−to−energy ratios in production diets and growth and body composition to channel catfish」Aquaculture,77:21−27(1989)に従い調製した。

2.ビタミンプレミックスの組成を、チアミン,20;塩化コリン,2,000;ナイアシン,150;リボフラビン,20;ピリドキシン,20;葉酸,5;パントテン酸カルシウム,200;シアノコバラミン,0.06;レチノール(酢酸レチニル),4,000;オール−rac−α−トコフェロール,50;コレカルシフェロール,1,000,000IU/g,2;メナジオン,10;ビオチン,1;L−アスコルビン酸,100;エトキシキン(抗酸化剤),200(単位:mg/kg餌料)とした。

製剤2
チヌークサーモン用のセミモイストペレットの組成
Figure 2008541723
廃棄物及び混獲物の処理による
プレミックス1kg当たりの組成:ビタミンE,15,200IU;ビオチン158mg;ビタミンB12,4mg;葉酸,2200mg;イノシトール,52,800mg;メナジオン,1220mg;ナイアシン,29,500mg;D−パントテン酸,14,100mg;ピリドキシン,4100mg;リボフラビン,7040mg;チアミン,5720mg。
プレミックスの組成(単位mg・kg−1):I,1000;Mn,10,500;Zn,7450;Cu,1550;Se,160。

製剤3
大西洋サーモン用の浮遊ペレットの組成
Figure 2008541723
70%純度の粗タンパク質。
DM:乾燥品。

製剤4
ナイルテラピア用の浮遊ペレットの組成
Figure 2008541723
ビタミンプレミックス(mg/kg):チアミン,10;リボフラビン,20;ピリドキシン,10;コバラミン,2;レチノール,4;コレカルシフェロール,0.4;フィロキノン,80;葉酸,5;パントテン酸カルシウム,40;イノシトール,400;ナイアシン,150;トコフェロール,60;小麦粉,218.6;コリン,6000;アスコルビン酸,500。
微量元素プレミックス(単位:g/kg):NaCl,0.25;MgSO,3.75;KHPO,8;Ca(HPO),5;FeSO,0.72;(CHCHCOO)Ca.5HO,0.88;ZnSO.7HO,0.088;MnSO.4HO,0.040;CuSO.5HO,0.008;CoCl.6HO,0.00025;KIO6HO,0.00075;小麦粉,0.112。

製剤5〜8
サケ用の浮遊ペレットの組成
Figure 2008541723

Claims (20)

  1. 水産養殖魚における外部寄生生物の駆除方法であって、水産養殖された魚に有効量のスピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩を投与することを含んでなる方法。
  2. 前記スピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩がスピノサドである、請求項1記載の方法。
  3. 前記魚がナマズである、請求項1記載の方法。
  4. 前記魚がコイである、請求項1記載の方法。
  5. 前記魚がサケである、請求項1記載の方法。
  6. 前記魚がマスである、請求項1記載の方法。
  7. 前記魚がブリである、請求項1記載の方法。
  8. 前記魚がストライプドバスである、請求項1記載の方法。
  9. 水産養殖魚の生産改善方法であって、魚に1〜2500mg/kgのスピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩を含有する栄養調整された養殖魚用餌料を投与することを含んでなる方法。
  10. 前記スピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩を75〜2250mg/kg含有する養殖魚用餌料を使用する、請求項9記載の方法。
  11. 活性薬剤がスピノサドである、請求項10記載の方法。
  12. 前記魚がナマズである、請求項11記載の方法。
  13. 前記魚がコイである、請求項11記載の方法。
  14. 前記魚がサケである、請求項11記載の方法。
  15. 前記魚がマスである、請求項11記載の方法。
  16. 前記魚がブリである、請求項11記載の方法。
  17. 前記魚がストライプドバスである、請求項11記載の方法。
  18. 1〜2500mg/kgのスピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩を、養殖魚用餌料組成物と共に含有してなる製剤。
  19. 前記スピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩がスピノサドである、請求項18記載の製剤。
  20. 75〜2250mg/kgのスピノシン又はその生理的に許容できる誘導体若しくは塩を含有してなる、請求項18記載の製剤。
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