JP2008540442A - 新規な化学化合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、hYAK3蛋白質を阻害するための新たに同定された化合物およびhYAK3活性に関連する疾患を治療する方法に関する。

Description

発明の分野
本発明は、hYAK3蛋白質を阻害するための新たに同定された化合物およびhYAK3活性に関連する疾患を治療する方法に関する。
発明の背景
多くのポリペプチド成長因子およびホルモンは、シグナル変換経路を介して、その細胞効果の媒介となる。これらのリガンドに対する細胞表面受容体から細胞内エフェクターへのシグナル変換は、しばしば、調節プロテインセリン/スレオニンキナーゼ(PSTK)およびホスファターゼによる特定蛋白質基質のリン酸化または脱リン酸化を伴う。セリン/スレオニンリン酸化は、多細胞生物におけるシグナル変換の主要なメディエーターである。受容体結合型、膜結合型および細胞内PSTKは、多くの細胞型において、細胞増殖、細胞分化およびシグナル伝達過程を調節する。
異常なプロテインセリン/スレオニンキナーゼ活性は、多くの病理、例えば、関節リウマチ、乾癬、敗血症性ショック、骨喪失、多くの癌および他の増殖性疾患に関与しているか、またはその疑いがある。したがって、セリン/スレオニンキナーゼおよびそれらが関与するシグナル変換経路は、薬物設計の潜在的な標的である。
PSTKのサブセットは、細胞周期の調節に関与する。これらは、サイクリン依存性キナーゼまたはCDKである(PeterおよびHerskowitz, Cell 1994: 79, 181-184)。CDKは、サイクリンと呼ばれる調節蛋白質に結合することによって活性化され、特定の細胞周期チェックポイントを介して細胞の通過を制御する。例えば、サイクリンEと複合体形成したCDK2は、細胞をG1からS期へ移行させる。CDKとサイクリンの複合体は、CDK4に結合し、阻害するp16(Serranoら, Nature 1993: 366, 704)のような低分子量蛋白質による阻害を受ける。p16における欠失または突然変異は、種々の腫瘍に関係している(Kambら, Science 1994: 264, 436-440)。したがって、細胞の増殖状態および該状態に関連する疾患は、CDKの活性およびその関連する調節分子に依存する。増殖の阻害が望まれる癌などの疾患において、CDKを阻害する化合物は、有用な治療剤でありうる。逆に言えば、CDKの活性化物質は、増殖強化が必要な場合、例えば、免疫欠損の治療において有用でありうる。
YAK1、CDKに対する配列相同性を有するPSTKは、当初、酵母において、cAMP依存性プロテインキナーゼPKAの不活化によって引き起こされる細胞周期停止のメディエーターとして同定された(Garrettら, Mol Cell Biol. 1991: 11, 4045-4052)。YAK1キナーゼ活性は、細胞周期が進行している酵母において低いが、細胞がS−G2移行前に停止したとき、著しく増加する。YAK1の発現増加は、PKAが不足した酵母細胞において増殖停止を引き起こす。したがって、YAK1は、酵母における細胞周期抑制物質として作用することができる。
発明者らの米国特許第6,323,318号は、hYAK3−2と名付けられた酵母YAK1の2つの新規なヒト相同物(1つは他方より20アミノ酸長い)を記載する。hYAK3−2蛋白質(あるいは、Blood, 1 May 2000, Vol 95, No. 9, pp2838において、REDK−LおよびREDK−Sと報告された)は、主に、核に局在する。hYAK−2蛋白質(以後、単に、hYAK3またはhYAK3蛋白質という)は、造血組織、例えば、骨髄および胎児肝臓に存在するが、そのRNAは、赤芽球またはエリトロポイエチン(EPO)−応答細胞においてのみ、有意なレベルで発現する。REDK cDNAの2つの形態は、別のスプライス産物であるようである。アンチセンスREDKオリゴヌクレオチドは、コロニー形成単位(CFU)−GM、CFU−GまたはCFU−GEMM数に影響を及ぼすことなく、ヒト骨髄細胞による赤芽球コロニー形成を促進する。CFU−Eおよび赤芽球バースト形成単位の最大数は増加し、CFU−Eは、最適に及ばないEPO濃度に対する感受性増加を示した。該データは、REDKがブレーキとして作用して、赤血球生成を妨げることを示す。かくして、hYAK3蛋白質の阻害剤は、その発現細胞の増殖を刺激することが予想される。より詳細には、hYAK3蛋白質の阻害剤は、限定するものではないが、貧血、腎不全または慢性疾患による貧血、例えば、自己免疫、HIVまたは癌による貧血、および薬物誘導性貧血、骨髄異形成症候群、再生不良性貧血および骨髄抑制、および血球減少症を包含するhYAK3活性に関連する赤芽球および造血系の疾患の治療または予防に有用である。
発明の概要
本発明は、式(I):
Figure 2008540442
[式中、
Rは、アリールおよび置換されたアリールから選択され;
Qは、
Figure 2008540442
(式中、
Aは、CR50およびNから選択され、
ここに、R50、G、KおよびLは、各々、独立して、水素、アミノ、アルキルアミン、置換されたアルキルアミン、ジアルキルアミン、置換されたジアルキルアミン、ヒドロキシ、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシ、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアミン、置換されたアリールアミン、ハロゲン、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、−C(O)OR10、−C(O)NR1112、オキソおよびシアノからなる群から選択され、
ここに、R10は、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、R11およびR12は、独立して、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、
但し、G、K、Lおよび、R50が存在するならば、R50のうち少なくとも1つは、水素ではない)
である]
で示される新規な化合物、および/またはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびプロドラッグに関する。
本発明は、治療上有効量の式(I)の化合物を哺乳動物に投与することを特徴とする、哺乳動物においてhYAK3を阻害する方法に関する。
本発明は、治療上有効量の式(I)の化合物を哺乳動物に投与することを特徴とする、限定するものではないが、腎不全または慢性疾患による貧血、例えば、自己免疫、HIVまたは癌による貧血、および薬物誘導性貧血、骨髄異形成症候群、再生不良性貧血および骨髄抑制、および血球減少症を包含するhYAK3の不均衡または不適当な活性によって引き起こされる赤芽球および造血系の疾患、を治療または予防する方法に関する。
本発明のさらなる態様において、本発明のhYAK3阻害化合物の新規な製法およびその調製において有用な新規な中間体が提供される。
本発明には、医薬担体および本発明の方法において有用な化合物を含む医薬組成物が包含される。
また、本発明には、本発明のhYAK3阻害化合物とさらなる活性成分を共同投与する方法も包含される。
詳細な記載
本発明は、上記式(I)の化合物に関する。
本発明の式(I)の化合物は、hYAK3活性を阻害する。
本発明の式Iの化合物のなかには、Aが窒素であるものが含まれる。
本発明の式(I)の化合物のなかには、式(II):
Figure 2008540442
[式中、
Rは、C−C12アリールおよび置換されたC−C12アリールから選択され;
Qは、
Figure 2008540442
(式中、
Aは、CR51およびNから選択され、
ここに、R51、X、YおよびZは、各々、独立して、水素、アミノ、アルキルアミン、置換されたアルキルアミン、ジアルキルアミン、置換されたジアルキルアミン、ヒドロキシ、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシ、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアミン、置換されたアリールアミン、ハロゲン、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜3個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜3個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、−C(O)OR10、−C(O)NR1112およびシアノからなる群から選択され、
ここに、R10は、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、R11およびR12は、独立して、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、
但し、X、Y、Zおよび、R51が存在するならば、R51のうち少なくとも1つは、水素ではない)
である]
で示される化合物、および/またはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびプロドラッグが包含される。
本発明の式IIの化合物のなかには、Aが窒素であるものが含まれる。
本発明の式(I)および(II)の化合物のなかには、Rが
Figure 2008540442
[式中、
は、水素、ハロゲン、−C1−6アルキル、置換された−C1−6アルキル、−SC1−6アルキル、置換された−SC1−6アルキル、−OC1−6アルキル、置換された−OC1−6アルキル、−NO、−S(=O)−C1−6アルキル、−OH、−CF、−CN、−COH、−OCFまたは−CO1−6アルキルであり;
およびRは、独立して、水素、ハロゲン、−C1−6アルキル、置換された−C1−6アルキル、C−C12アリール、シクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、−SC1−6アルキル、置換された−SC1−6アルキル、−OC1−6アルキル、置換された−OC1−6アルキル、−NO、−S(=O)−C1−6アルキル、−OH、−CF、−CN、−COH、−CO1−6アルキル、−NH、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−OCH(C=O)OH、−OCHCHOCH、−SONH
−S(O)NR4030(ここに、R30は、アルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、およびアリールから選択され、R40は、水素およびC−Cアルキルから選択される)、
−NR41C(O)R31(ここに、R31は、アリール、−Oアルキル、−Oアリール、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、置換されていてもよいアルキル、および−NR3233から選択され、ここに、R32およびR33は、アルキルおよびアリールから選択され、R41は、水素およびC−Cアルキルから選択される)、
−NR44S(O)34(ここに、R34は、水素、アルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、およびアリールから選択され、R44は、水素およびC−Cアルキルから選択される)、
−CONR4535(ここに、R35は、アルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、およびアリールから選択され、R45は、水素およびC−Cアルキルから選択される)、または
−NH(C=NH)CHである]
で示され;
Qは、
Figure 2008540442
[式中、
Aは、CR51およびNから選択され、
ここに、R51、X、YおよびZは、各々、独立して、水素、アミノ、アルキルアミン、置換されたアルキルアミン、ジアルキルアミン、置換されたジアルキルアミン、ヒドロキシ、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシ、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアミン、置換されたアリールアミン、ハロゲン、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜3個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜3個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、−C(O)OR10、−C(O)NR1112およびシアノからなる群から選択され、
ここに、R10は、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、R11およびR12は、独立して、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、
但し、X、Y、Zおよび、R51が存在するならば、R51のうち少なくとも1つは水素ではない]
で示される化合物、および/またはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびプロドラッグが包含される。
本発明の上記の式IおよびIIの化合物のなかには、Aが窒素であるものが包含される。
本発明の式(I)および(II)の化合物のなかには、Rが
Figure 2008540442
[式中、
R1は、ハロゲン、−C1−6アルキル、置換された−C1−6アルキル、−SC1−6アルキル、置換された−SC1−6アルキル、−OC1−6アルキル、置換された−OC1−6アルキル、−NO、−S(=O)−C1−6アルキル、−OH、−CF、−CN、−COHまたは−CO1−6アルキルであり;
R2およびR3は、独立して、水素、ハロゲン、−C1−6アルキル、置換された−C1−6アルキル、−SC1−6アルキル、置換された−SC1−6アルキル、−OC1−6アルキル、置換された−OC1−6アルキル、−NO、−S(=O)−C1−6アルキル、−OH、−CF、−CN、−COH、
−S(O)NR4030(ここに、R30は、アルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、およびアリールから選択され、R40は、水素およびC−Cアルキルから選択される)、
−NR41C(O)R31(ここに、R31は、アリール、−Oアルキル、−Oアリール、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、置換されていてもよいアルキル、および−NR3233から選択され、ここに、R32およびR33はアルキルおよびアリールから選択され、R41は、水素およびC−Cアルキルから選択される)、
−NR44S(O)34(ここに、R34は、水素、アルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、およびアリールから選択され、R44は、水素およびC−Cアルキルから選択される)、
−CONR4535(ここに、R35は、アルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、およびアリールから選択され、R45は、水素およびC−Cアルキルから選択される)、
−CO1−6アルキル、−NH、アルキルアミノ、ジアルキルアミノまたは−NH(C=NH)CHである]
で示され;
Qが
Figure 2008540442
[式中、
Aは、CR51およびNから選択され、
ここに、R51、X、YおよびZは、各々、独立して、水素、アミノ、アルキルアミン、置換されたアルキルアミン、ジアルキルアミン、置換されたジアルキルアミン、ヒドロキシ、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシ、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアミン、置換されたアリールアミン、ハロゲン、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜3個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜3個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、−C(O)OR10、−C(O)NR1112およびシアノからなる群から選択され、
ここに、R10は、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、R11およびR12は、独立して、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、
但し、X、Y、Zおよび、R51が存在するならば、R51のうち少なくとも1つは水素ではない]
で示される化合物、および/またはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびプロドラッグが包含される。
本発明の上記式IおよびIIの化合物のなかには、Aが窒素であるものが包含される。
本発明の式(I)および(II)の化合物のなかには、Rが
Figure 2008540442
[式中、
R1は、ハロゲン、−C1−6アルキル、置換された−C1−6アルキル、−SC1−6アルキル、置換された−SC1−6アルキル、−OC1−6アルキル、置換された−OC1−6アルキル、−NO、−S(=O)−C1−6アルキル、−OH、−CF、−CN、−COH、または−CO1−6アルキルであり;
R2およびR3は、独立して、水素、ハロゲン、−C1−6アルキル、置換された−C1−6アルキル、−SC1−6アルキル、置換された−SC1−6アルキル、−OC1−6アルキル、置換された−OC1−6アルキル、−NO、−S(=O)−C1−6アルキル、−OH、−CF、−CN、−COH、
−S(O)NR4030(ここに、R30は、アルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、およびアリールから選択され、R40は、水素およびC−Cアルキルから選択され、
−NR41C(O)R31(ここに、R31は、アリール、−Oアルキル、−Oアリール、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、置換されていてもよいアルキル、および−NR3233から選択され、ここに、R32およびR33は、アルキルおよびアリールから選択され、R41は、水素およびC−Cアルキルから選択される)、
−NR44S(O)34(ここに、R34は、水素、アルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、およびアリールから選択され、R44は、水素およびC−Cアルキルから選択される)、
−CONR4535(ここに、R35は、アルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、およびアリールから選択され、R45は、水素およびC−Cアルキルから選択される)、
−CO1−6アルキル、−NH、アルキルアミノまたは−NH(C=NH)CHである]
で示され;
Qが
Figure 2008540442
[式中、
Aは、CR51およびNから選択され、
ここに、R51、X、YおよびZは、各々、独立して、水素、アミノ、アルキルアミン、置換されたアルキルアミン、ジアルキルアミン、置換されたジアルキルアミン、ヒドロキシ、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシ、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアミン、置換されたアリールアミン、ハロゲン、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜3個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜3個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、−C(O)OR10、−C(O)NR1112およびシアノからなる群から選択され、
ここに、R10は、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、R11およびR12は、独立して、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、
但し、X、Y、Zおよび、R51が存在するならば、R51のうち少なくとも1つは水素ではない]
で示される化合物、および/またはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびプロドラッグが包含される。
本発明の上記式IおよびIIの化合物のなかには、Aが窒素であるものが包含される。
本発明の式(I)および(II)の化合物のなかには、Rが
Figure 2008540442
[式中、
R1は、ハロゲン、−C1−6アルキル、置換された−C1−6アルキル、−SC1−6アルキル、置換された−SC1−6アルキル、−OC1−6アルキル、置換された−OC1−6アルキル、−NO、−S(=O)−C1−6アルキル、−OH、−CF、−CN、−COHまたは−CO1−6アルキルであり;
R2およびR3は、独立して、水素、ハロゲン、−C1−6アルキル、置換された−C1−6アルキル、−SC1−6アルキル、置換された−SC1−6アルキル、−OC1−6アルキル、置換された−OC1−6アルキル、−NO、−OH、−CF、−CN、−COH、
−S(O)NR4030(ここに、R30は、アルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、およびアリールから選択され、R40は、水素およびC−Cアルキルから選択される)、
−NR41C(O)R31(ここに、R31は、アリール、−Oアルキル、−Oアリール、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、置換されていてもよいアルキル、および−NR3233から選択され、ここに、R32およびR33は、アルキルおよびアリールから選択され、R41は、水素およびC−Cアルキルから選択される)、
−NR34S(O)34(ここに、R34は、水素、アルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、およびアリールから選択され、R44は、水素およびC−Cアルキルから選択される)、
−CONR4535(ここに、R35は、アルキル、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、およびアリールから選択され、R45は、水素およびC−Cアルキルから選択される)、
−CO1−6アルキル、−NH、アルキルアミノまたは−NH(C=NH)CHである]
で示され、
Qが
Figure 2008540442
[式中、
Aは、CR51およびNから選択され、
ここに、R51、X、YおよびZは、各々、独立して、水素、アミノ、アルキルアミン、置換されたアルキルアミン、ジアルキルアミン、置換されたジアルキルアミン、ヒドロキシ、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシ、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアミン、置換されたアリールアミン、ハロゲン、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜3個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜3個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、−C(O)OR10、−C(O)NR1112およびシアノからなる群から選択され、
ここに、R10は、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、R11およびR12は、独立して、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、
但し、X、Y、Zおよび、R51が存在するならば、R51のうち少なくとも1つは、水素ではない]
で示される化合物、および/またはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびプロドラッグが包含される。
本発明の式IおよびIIの化合物のなかには、Aが窒素であるものが包含される。
本発明において有用な新規化合物のなかには、
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(4−モルホリニル)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
7−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−2(1H)−キノキサリノン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[2−(メチルアミノ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(ジメチルアミノ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−5−[(2−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(2−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−5−[(7−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
(5Z)−5−[(8−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン,トリフルオロアセテート塩;
(5Z)−2−[(2−クロロフェニル)アミノ]−5−[(8−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−5−[(5−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(2−ペンチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−2(1H)−キノリノン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(2−エチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[2−(メチルオキシ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[2−(ジメチルアミノ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(4−ヒドロキシ−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(3−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(1−メチルエチル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(メチルアミノ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
エチル−4−クロロ−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキシレート;
(5Z)−5−[(4−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(メチルオキシ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(1−ピペリジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(4−モルホリニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(8−フルオロ−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({4−[(3,3−ジメチルブチル)アミノ]−6−キノリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
エチル−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキシレート;
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボン酸;
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキサミド;
(5Z)−5−({4−[(2−シクロプロピルエチル)アミノ]−6−キノリニル}メチリデン)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(1−ピロリジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(ヒドロキシメチル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−N−メチル−3−キノリンカルボキサミド塩酸塩;
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−N,N−ジメチル−3−キノリンカルボキサミド;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(4−フェニル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
(5Z)−2−[(3−クロロ−2−ビフェニリル)アミノ]−5−[(4−フェニル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(4−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(1−メチルエチル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(4−エチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−キノリンカルボニトリル;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(4−ピリジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(3−ピリジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
エチル−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキシレート;
エチル−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボキシレート;
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキサミド トリフルオロアセテート;
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−モルホリニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}シクロブタンカルボキサミド;
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}シクロブタンカルボキサミド;
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボキサミド トリフルオロアセテート;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−4−オキソ−5−{[4−(1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}シクロブタンカルボキサミド;
エチル−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(ジメチルアミノ)−3−キノリンカルボキシレート;
エチル−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(メチルアミノ)−3−キノリンカルボキシレート;
エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(ジメチルアミノ)−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;
エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(メチルアミノ)−3−キノリンカルボキシレート;
エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;
エチル−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−ピリジニル)−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;
エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−ピリジニル)−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−ピリジニル)−3−キノリンカルボキサミド トリフルオロアセテート;
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−キノリンカルボン酸 トリフルオロアセテート;
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−キノリンカルボキサミド トリフルオロアセテート;
メチル−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−N−メチル−4−キノリンカルボキサミド トリフルオロアセテート;
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−N,N−ジメチル−4−キノリンカルボキサミド トリフルオロアセテート;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(4−モルホリニルカルボニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−6−キノリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(ジメチルアミノ)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({3−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−6−キノキサリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(2−メチルプロパノイル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−ピリジニル)−3−キノリンカルボキシレート;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(メチルオキシ)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(3−メチル−6−キノキサリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(3−フェニル−6−キノキサリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({3−[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]−6−キノキサリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({3−[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]−6−キノキサリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(フェニルアミノ)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[3−(4−モルホリニル)−6−キノキサリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}シクロブタンカルボキサミド;
(5Z)−5−[(3−アミノ−6−キノキサリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}−2−メチルプロパンアミド トリフルオロアセテート;
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−モルホリニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}−2−メチルプロパンアミド トリフルオロアセテート;
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}エタンスルホンアミド トリフルオロアセテート;
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−モルホリニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}エタンスルホンアミド トリフルオロアセテート;
エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(2−メチルプロパノイル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;
エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(2−メチルプロパノイル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;
エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(2−メチルプロパノイル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;および
エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート.
が包含される。
本明細書中で使用される場合、「有効量」なる語は、例えば研究者または臨床医によって、調べられている組織、系、動物またはヒトの生物学的または医学的応答を顕現するであろう薬物または医薬の量を意味する。さらに、「治療上有効量」なる語は、かかる量を受けていない対応する対象と比べて、疾患、障害または副作用の改善された治療、治癒、予防または軽減、または疾患または障害の進行速度の減少をもたらすいずれかの量を意味する。該用語は、また、その範囲内に、正常な生理学的機能を増幅するのに有効な量を包含する。
式(I)の化合物は、本発明の医薬組成物中に含まれ、本発明の方法において使用される。
「アリール」なる語は、本明細書中で使用される場合、別記しない限り、1〜14個の炭素原子を含有し、かつ、1〜5個のヘテロ原子を含有していてもよい環状または多環状芳香環を意味し、但し、炭素原子の数が1の場合、該芳香環は少なくとも4個のヘテロ原子を含有し、炭素原子の数が2の場合、該芳香環は少なくとも3個のヘテロ原子を含有し、炭素原子の数が3の場合、該芳香環は少なくとも2個のヘテロ原子を含有し、炭素原子の数が4の場合、該芳香環は少なくとも1個のヘテロ原子を含有する。
「C−C12アリール」なる語は、本明細書中で使用される場合、別記しない限り、フェニル、ナフタレン、3,4−メチレンジオキシフェニル、ピリジン、ビフェニル、キノリン、ピリミジン、キナゾリン、チオフェン、チアゾール、フラン、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、インドール、インデン、ピラジン、1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾイミダゾール、ベンゾイミダゾール、ベンゾチオフェン、テトラヒドロベンゾチオフェンおよびテトラゾールを意味する。
「置換された」なる語は、本明細書中で使用される場合、別記しない限り、対象の化学基がアリール、
アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、オキソ;ヒドロキシ、アルコキシ オキソ、シアノ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルおよびアルコキシから選択される1以上の置換基によって置換されていてもよいC−C12アリール、トリフルオロメチル、−SONR2122、N−アシルアミノ、−CO20およびハロゲンから選択される1以上の置換基によって置換されたアリール、
アルキル、ドロキシ、アルコキシ、トリフルオロメチル、−SONR2122、アミノ、−CO20、N−アシルアミノおよびハロゲンから選択される1以上の置換基によって置換されたシクロアルキル、
アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、−SONR2122、アミノ、−CO20、トリフルオロメチル、N−アシルアミノおよびハロゲンから選択される1以上の置換基によって置換された1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、
アルキル、−COH、ヒドロキシル、C−C12アリール、アルコキシ、アミノおよびハロゲンから選択される1以上の置換基によって置換されたアルコキシ、
シクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜3個のヘテロ原子を含有するC−Cアルキルシクロアルキル、C−Cアルキル、−C(O)NHS(O)20、−(CHNR23S(O)20、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、−(CHNR2122、−C(O)NR2122、−S(O)NR2122、−(CHN(R20)C(O)20、−(CHN=C(H)R20、−C(O)R20、アシルオキシ、−SC−Cアルキル、アルキル、−OCF、アミノ、ヒドロキシ、アルキルアミノ、アセトアミド、アミノアルキル、アミノアルコキシ、アルキルアミノアルコキシ、ジアルキルアミノアルコキシ、アルコキシアルキルアミド、アルコキシC−C12アリール、C−C12アリール、C−C12アリールアルキル、ジアルキルアミノ、N−アシルアミノ、アミノアルキルN−アシルアミノ、−(CHC(O)OR20、−(CHS(O)23、ニトロ、シアノ、オキソ、ハロゲン、トリフルオロメチルオキシおよびトリフルオロメチルからなる群から選択される1以上の置換基を有することを意味し、ここに、gは、0〜6であり、nは、0〜2であり、R23は水素またはアルキルであり、各R20は、独立して、水素、アルキル、C−CアルキルオキシC−Cアルキル、C−CアルキルC(O)OC−Cアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノC−Cアルキル、アルキルアミノC−Cアルキル、ジアルキルアミノC−Cアルキル、−C(O)OH、アルコキシ、アリールオキシ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アリールアルキルアミノ、アリール;オキソ、ヒドロキシルおよびアルキルから選択される1以上の置換基によって置換されたアリール;オキソ、ヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシおよびアルキルから選択される1以上の置換基によって置換されていてもよいアリールC−Cアルキル;1〜4個のヘテロ原子を含有する−CHC(O)シクロアルキル、シクロアルキルC−Cアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキルで置換されたC−Cアルキル、シクロアルキル、オキソ、ヒドロキシルおよびアルキルから選択される1以上の置換基によって置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、オキソ、ヒドロキシルおよびアルキルから選択される1以上の置換基によって置換された1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、およびトリフルオロメチルから選択され、R21およびR22は、独立して、水素、アルキル;ヒドロキシ、アミノ、=NHおよび≡Nから選択される1以上の置換基によって置換されたC−Cアルキル、−S(O)アリール、−S(O)アルキル、C−C12アリール、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル;オキソ、ヒドロキシおよびアルキルから選択される1以上の置換基によって置換された1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、シクロアルキル;オキソ、ヒドロキシおよびアルキルから選択される1以上の置換基によって置換されたシクロアルキル;オキソ、ヒドロキシおよびアルキルから選択される1以上の置換基によって置換されていてもよいアリールC−Cアルキル;オキソ、ヒドロキシルおよびアルキルから選択される1以上の置換基によって置換されていてもよい1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルキルオキシC−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択される。
適当には、本明細書中のどこで使用されても、「置換された」なる語は、対象の化学基が示される置換基を1〜5個有することを意味する。適当には、本明細書中のどこで使用されても、「置換された」なる語は、対象の化学基が示される置換基を1〜3個有することを意味する。適当には、本明細書中のどこで使用されても、「置換された」なる語は、対象の化学基が示される置換基を1〜2個有することを意味する。
「シクロアルキル」なる語は、本明細書中で使用される場合、別記しない限り、非芳香族の不飽和または飽和の環状または多環状C−C12を意味する。
本明細書中で使用される場合、シクロアルキルおよび置換されたシクロアルキルの例は、シクロヘキシル、アミノシクロヘキシル、シクロブチル、アミノシクロブチル、4−ヒドロキシ−シクロヘキシル、2−エチルシクロヘキシル、プロピル4−メトキシシクロヘキシル、4−メトキシシクロヘキシル、4−カルボキシシクロヘキシル、シクロプロピル、アミノシクロペンチルおよびシクロペンチルを包含する。
「1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル」なる語および「1〜3個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル」なる語は、本明細書中で使用される場合、別記しない限り、1〜12個の炭素を含有し、かつ、(各々)1〜4個のヘテロ原子または1〜3個のヘテロ原子を含有する非芳香族の不飽和または飽和の環状または多環状環を意味し、但し、炭素原子の数が1の場合、該芳香環は少なくとも4個のヘテロ原子を含有し(「1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル」の場合だけ適用可能)、炭素原子の数が2の場合、該芳香環は少なくとも3個のヘテロ原子を含有し、炭素原子の数が3の場合、該非芳香環は少なくとも2個のヘテロ原子を含有し、炭素原子の数が4の場合、該非芳香環は少なくとも1個のヘテロ原子を含有する。
1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜3個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、および1〜3個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキルの例は、本明細書中で使用される場合、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジン、3−メチルアミノピロリジン、ピペラジン、テトラゾール、ヘキサヒドロジアゼピンおよびモルホリンを包含する。
「アシルオキシ」なる語は、本明細書中で使用される場合、−OC(O)アルキル(ここに、アルキルは上記のとおりである)を意味する。アシルオキシ置換基の例は、本明細書中で使用される場合、−OC(O)CH、−OC(O)CH(CHおよび−OC(O)(CHCHを包含する。
「N−アシルアミノ」なる語は、本明細書中で使用される場合、−N(H)C(O)アルキル(ここに、アルキルは上記のとおりである)を意味する。N−アシルアミノ置換基の例は、−N(H)C(O)CH、−N(H)C(O)CH(CHおよび−N(H)C(O)(CHCHを包含する。
「アリールオキシ」なる語は、本明細書中で使用される場合、−Oアリールを意味し、ここに、アリールは、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、トリフルオロメチル、アシルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、ヒドロキシ、−(CHC(O)OR25、−S(O)25、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された−OHからなる群から選択される1以上の置換基によって置換されていてもよいフェニル、ナフチル、3,4−メチレンジオキシフェニル、ピリジルまたはビフェニルであり、ここに、gは0−6であり、R25は水素またはアルキルであり、nは0−2である。アリールオキシ置換基の例は、本明細書中で使用される場合、フェノキシ、4−フルオロフェニルオキシおよびビフェニルオキシを包含する。
「ヘテロ原子」なる語は、本明細書中で使用される場合、酸素、窒素または硫黄を意味する。
「ハロゲン」なる語は、本明細書中で使用される場合、臭素、ヨウ素、塩素およびフッ素から選択される置換基を意味する。
本明細書中で使用される場合、「−(CH」「−(CH」などによって定義付けられるアルキル鎖を包含する全ての炭素鎖における「アルキル」なる語およびその派生語は、直鎖または分枝鎖の飽和または不飽和炭化水素鎖を意味し、別記しない限り、該炭素鎖は、1〜12個の炭素原子を含有する。
本明細書中で使用される場合、アルキルおよび置換されたアルキル置換基の例は、−CH、−CH−CH、−CH−CH−CH、−CH(CH、−CH−CH−C(CH、−CH−CF、−C≡C−C(CH、−C≡C−CH−OH、シクロプロピルメチル、−CH−C(CH−CH−NH、−C≡C−C、−C≡C−C(CH−OH、−CH−CH(OH)−CH(OH)−CH(OH)−CH(OH)−CH−OH、ピペリジニルメチル、メトキシフェニルエチル、−C(CH、−(CH−CH、−CH−CH(CH、−CH(CH)−CH−CH、−CH=CH、および−C≡C−CHを包含する。
「治療」なる語およびその派生語は、本明細書中で使用される場合、予防的および治療的療法を意味する。
本明細書中で使用される場合、記号
Figure 2008540442
で示される十字形交差二重結合は、該二重結合の周囲のZおよび/またはE立体化学を示す。言い換えれば、式IまたはIIの化合物は、該二重結合の周囲にZまたはE立体化学を有するか、または式IまたはIIの化合物は、該二重結合の周囲においてZおよびE立体化学の混合物であることができる。しかしながら、式IおよびIIにおいて、好ましい化合物は、Q基が結合する二重結合の周囲にZ立体化学を有する。
式IおよびIIの化合物は、本来、1の互変形態または互変形態の混合物において存在しうる。例えば、便宜上、式IおよびIIの化合物は、通常エキソ形として、すなわち、
Figure 2008540442
として、一の互変形態で表される。
しかしながら、当業者には、式IおよびIIの化合物がエンド形
Figure 2008540442
においても存在できることが容易に明らかである。
本発明は、全ての可能性のある互変形態を包含する。
本明細書中に記載されるある種の化合物は、1以上のキラル原子を含有することがあり、または2つのエナンチオマー、または2以上のジアステレオ異性体として存在することもできる。したがって、本発明の化合物は、エナンチオマー/ジアステレオ異性体ならびに精製したエナンチオマー/ジアステレオ異性体の混合物またはエナンチオマー的/ジアステレオ異性体的に富んだ混合物を包含する。また、本発明の範囲内には、上記式IまたはIIによって示される化合物の個々の異性体ならびにその完全または部分的に平衡化した混合物が包含される。本発明は、また、上記式によって示される化合物の個々の異性体を、1以上のキラル中心が反転したその異性体との混合物として包含する。さらに、可能性のある互変体の例は、ヒドロキシ置換基の代わりにオキソ置換基である。また、上記のように、全ての互変体および互変体混合物は、式IまたはIIの化合物の範囲内に包含される。
式(I)の化合物は、本発明の医薬組成物に含まれ、本発明の方法において使用される。−COOHまたは−OH基が存在する場合、徐放性またはプロドラッグ処方として用いるために、医薬上許容されるエステル、例えば、−COOHの場合、メチル、エチル、ピバロイルオキシメチルなど、−OHの場合、酢酸エステル、マレイン酸エステルなど、および溶解性または加水分解特性を修飾するための当業者に既知のエステルを用いることができる。
式IおよびIIの新規化合物は、下記のスキームI〜Vにおいて示されるように、または類似の方法によって調製される。ここに、「Q」および「R」置換基は各々、式IおよびIIに定義されるとおりであり、但し、「Q」および「R」置換基は、スキームI〜Vの工程を作用不能にするようないずれの置換基も有さない。出発物質の全てが市販品であるか、または当業者によって市販の出発物質から容易に調製できる。
一般的なスキーム
スキームI
Figure 2008540442
簡単に言うと、スキーム1において、式IIのアニリン誘導体(1当量)およびNH4SCN(約1.3当量)の酸(典型的には、4N−HCl)中混合物を約110℃で6時間熱還流する。冷却後、該混合物をHOで処理し(該工程は通常、固体を形成する)、次いで、真空下で乾燥させて式IIIの化合物を得る。
式IIIの化合物、ClCHCOH(1当量)およびAcONa(1当量)のAcOH中混合物を約110℃で約4時間熱還流する。該混合物を水上に注ぎ、それにより、典型的には固体が形成し、それをろ過によって単離する。該固体をMeOHなどの溶媒で洗浄して式IVの化合物を得る。
式IVの化合物、式Vのアルデヒド(1当量)、AcONa(3当量)のAcOH中混合物を約110℃で約10〜48時間熱還流する。冷却後、固体が形成するまで少量の水を加える。該固体をろ過し、MeOHなどの溶媒で洗浄し、次いで、真空下で乾燥させて式Iの標的生成物を得る。
スキームII
Figure 2008540442
簡単に言うと、スキーム2において、式Vのアルデヒド(1当量)、ローダニン(1当量)、酢酸ナトリウム(約3当量)および酢酸の混合物を約110℃で約48時間加熱する。反応混合物を室温に冷却して式VIIの生成物を得る。
次いで、エタノールなどの適当な溶媒中におけるVII(1当量)の室温懸濁液に、Hunig塩基(約2当量)を加え、次いで、ヨードメタン(約5当量)を加える。得られる懸濁液を室温で3.5時間攪拌してVIIIの化合物を得る。
VIII(1当量)およびMS4A粉末の混合物に、式IXのアミン(1〜2当量)およびエタノール(脱水)を加える。該混合物をマイクロ波(SmithSynthesizer−Personal Chemistry)により、約110℃で約1200秒間加熱する。精製後、式Iの所望の生成物が約20〜90%収率で得られる。
スキームIII
Figure 2008540442
簡単に言うと、スキームIIIにおいて、化合物Xをオキシ塩化リンまたは塩化チオニルなどの塩素化剤で処理してクロロ化合物XIを得ることができ、それをアミン、アルコールまたはチオールなどの求核試薬で処理して化合物XIIを得ることができる。テトラキストリフェニルホスフィノパラジウムなどのパラジウム触媒の存在下における化合物XIIとビニルスタンナン、例えば、トリブチルビニルスズとのカップリングにより、化合物XIIIを得、それを2,6−ルチジンなどの塩基の存在下、過ヨウ素酸ナトリウムなどのジヒドロキシル化試薬および四酸化オスミウムなどの酸化的開裂剤で処理してアルデヒドXIVを得ることができる。エタノールまたは酢酸などの溶媒中、ピペリジン、酢酸ナトリウムまたはモルホリンなどの塩基の存在下、マイクロ波反応器または密閉した容器中において110℃または150℃などの温度で加熱しながら、化合物XIVを適当に置換されたチアゾリジン−4−オンと縮合して、実施例Iの化合物を得る。
スキームIV
Figure 2008540442
簡単に言うと、スキームIVにおいて、化合物XVをアミン、アルコールまたはチオールなどの求核試薬で処理して化合物XVIを得ることができる。化合物XVIを有機リチウム試薬、例えば、ブチルリチウムで処理し、次いで、第三ホルムアミド、例えば、N,N−ジメチルホルムアミドを添加して化合物XVIIを得る。エタノールまたは酢酸などの溶媒中、ピペリジン、酢酸ナトリウムまたはモルホリンなどの塩基の存在下、マイクロ波反応器または密閉した容器中において110℃または150℃などの温度で加熱しながら、化合物XVIIを適当に置換したチアゾリジン−4−オンと縮合して、実施例Iの化合物を得る。
スキームV
Figure 2008540442
簡単に言うと、スキームVにおいて、化合物XVIIIをグリセロール、硫酸および3−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウムの混合物と共に加熱して化合物XIXを得、それをTHFまたはジエチルエーテルなどの溶媒中、水素化アルミニウムリチウムなどの水素化物源を用いて還元して、化合物XXを得る。次いで、化合物XXをアセトニトリルまたはジクロロメタンなどの適当な溶媒中、二酸化マンガンまたは重クロム酸ピリジニウムなどの酸化剤を用いて酸化させて、化合物XXIを得る。エタノールまたは酢酸などの溶媒中、ピペリジン、酢酸ナトリウムまたはモルホリンなどの塩基の存在下、マイクロ波反応器または密閉した容器中において110℃または150℃などの温度で加熱しながら、化合物XXIを適当に置換されたチアゾリジン−4−オンと縮合して、実施例Iの化合物を得る。
スキームI〜Vにおいて、R、X、ZおよびQの意味は式Iの定義通りである。
他の具体例において、本発明の付加的な化合物を合成することもでき、それにより、式Iの化合物をまず、スキーム1または2(またはその変更したもの)の工程によって調製し、かくして調製された式Iの化合物におけるQおよびR基をさらに、ルーチンな有機反応技術によって、異なるQおよびR基に変換する。
「共同投与」なる語およびその派生語は、本明細書中で使用される場合、本明細書に記載されるようなhYAK3阻害化合物の、および造血系の疾患、特に貧血の治療に有用であることが知られているEPOおよびその誘導体を包含するさらなる活性成分の同時投与またはいずれかの別個の連続的な投与方法を意味する。さらに、「活性成分」なる語は、本明細書中で使用される場合、造血系の疾患、特に貧血の治療の必要な患者に投与した場合に有益な特性を示すことが知られているいずれかの化合物または治療剤、およびhYAK3阻害化合物と組み合わせて投与した場合に有益な特性を示すことが知られているいずれかの化合物または治療剤を包含する。好ましくは、同時に投与しない場合、化合物は互いに接近した時間間隔で投与される。さらに、化合物が同じ投与形態で投与されるか否かは問題ではない。例えば、1の化合物を局所的に投与し、別の化合物を経口投与してもよい。
本発明の医薬上活性な化合物は、hYAK3阻害剤として活性なので、それらは、造血系の疾患、特に貧血の治療において治療的有用性を示す。
本発明の範囲内の医薬上活性な化合物は、必要とする哺乳動物、特に、ヒトにおいてhYAK阻害剤として有用である。
したがって、本発明は、造血系の疾患、特に貧血、およびhYAK阻害を必要とする他の病態の治療方法であって、有効量の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはプロドラッグを投与することを特徴とする方法を提供する。式(I)の化合物は、また、hYAK阻害剤として作用する能力のために、上記の病態を治療する方法を提供する。該薬物は、必要とする患者に、限定するものではないが、静脈内、筋内、経口、皮下、皮内および非経口を包含するいずれかの通常の投与経路によって投与されうる。
本発明の医薬上活性な化合物は、カプセル、錠剤または注射製剤などの便利な投与形に組み込まれる。固形または液体医薬担体が用いられる。固形担体は、澱粉、ラクトース、硫酸カルシウム二水和物、白土、シュークロース、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、アラビアゴム、ステアリン酸マグネシウムおよびステアリン酸を包含する。液体担体は、シロップ、ピーナツ油、オリーブ油、セーライン、および水を包含する。同様に、担体または希釈剤は、いずれかの放出遅延材料、例えば、単独で、またはワックスと共に用いるモノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルを包含しうる。固形担体の量は幅広く変動するが、好ましくは、投与単位あたり約25mg〜約1gである。液体担体を用いる場合、調製物は、シロップ、エリキシル、エマルジョン、ソフトゼラチンカプセル、滅菌注射液、例えば、アンプル、または水性もしくは非水性液体懸濁液の形態である。
医薬調製物は、必要により、錠剤形態のための混合、造粒、および圧縮、または適宜、材料を混合、充填および溶解して所望の経口または非経口製品を製造することをを含む薬化学者の通常の技術にしたがって調製される。
上記の医薬投与単位における本発明の医薬上活性な化合物の投与量は、有効な非毒性量であり、好ましくは、0.001〜100mg/kgの活性化合物、好ましくは、0.001〜50mg/kgから選択される。hYAK阻害剤を必要とするヒト患者を治療する場合、選択される投与量は、好ましくは1日に1〜6回、経口または非経口投与される。非経口投与の好ましい形態は、局所、直腸、経皮、注射および連続的な注入による投与を包含する。ヒトに投与するための経口投与単位は、好ましくは、0.05〜3500mgの活性化合物を含有する。より低い投与量の経口投与が好ましい。しかしながら、患者に安全かつ便利な場合、高投与量での非経口投与も使用することができる。
最適な投与量は、当業者によって容易に決定されることができ、使用される特定のhYAK阻害剤、調製物の強度、投与様式および病態の進行度によって変化するであろう。患者の年齢、体重、食事および投与時間を包含する治療されている特定の患者に依存する付加的な因子は、投与量の調整を必要にするであろう。
ヒトを包含する哺乳動物におけるhYAK阻害活性を誘導する本発明の方法は、かかる活性を必要とする対象への有効なhYAK阻害量の本発明の医薬上活性な化合物の投与を含む。
本発明は、また、hYAK阻害剤として有用な医薬の製造における式(I)の化合物の使用を提供する。
本発明は、また、療法において有用な医薬の製造における式(I)の化合物の使用を提供する。
本発明は、また、造血系の疾患、特に貧血の治療に有用な医薬の製造における式(I)の化合物の使用を提供する。
本発明は、また、式(I)の化合物および医薬上許容される担体を含むhYAK阻害剤として有用な医薬組成物を提供する。
本発明は、また、式(I)の化合物および医薬上許容される担体を含む造血系の疾患、特に貧血の治療に有用な医薬組成物を提供する。
本発明の化合物を本発明にしたがって投与する場合、許容されない毒物学的影響は予想されない。
さらに、本発明の医薬上活性な化合物は、さらなる活性成分、例えば、造血系の疾患、特に貧血を治療することが知られている他の化合物、またはhYAK阻害剤と組み合わせて使用した場合に有用性を有することが知られている化合物と共に投与することができる。
さらに工夫することなく、当業者は、上記の記載を用いて、本発明をその完全な範囲まで利用できると確信する。したがって、下記の実施例は、単なる例示であって、如何なる方法においても本発明の範囲を制限するものではないと解釈されるべきである。
説明を簡略化するために、実施例における化学式中の二重結合の周囲の位置化学は、表示が容易になるように固定されるものとして描く。しかしながら、当業者には、該化合物が本来、エキソ形として存在する場合、C=N(イミン)二重結合の周囲により熱力学的に安定な構造をとるであろうことは、容易に明らかであろう。さらに、化合物はエンド形において存在することもできる。上記のように、本発明は、エンドおよびエキソ形の両方ならびにエキソイミン結合の周囲の両方の位置異性体を意図する。さらに、C=C二重結合の周囲のEおよびZ異性体の両方が包含される。
実験詳細
実施例1〜86の化合物は、スキームI〜Vまたは類似の方法にしたがって容易に調製される。
実施例1
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(4−モルホリニル)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)7−ブロモ−2−クロロキノキサリン
7−ブロモ−2(1H)−キノキサリノン(Linda, P; Marino, G. Ric. Sci., Rend. Sez. A. [2] 1963, 3, 225-228の方法によって調製された)(0.900g,4.00mmol)の溶液をオキシ塩化リン(5.0mL)で処理した。一晩熱還流後、反応混合物を氷水中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮して、標題化合物をオフホワイト色固体として得た(0.905g,93%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.05 (s, 1 H) 8.34 (d, J=2.0 Hz, 1 H) 8.11 (d, J=9.0 Hz, 1 H) 8.05 (dd, J=8.9, 2.0 Hz, 1 H). MS(ES+) m/e 243/245 [M+H]+.
b)7−ブロモ−2−(4−モルホリニル)キノキサリン
実施例1a)の化合物(5.00g;20.5mmol)およびモルホリン(1.80mL;20.5mmol)のメタノール(4.0mL)中溶液を攪拌し、Biotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃に20分間加熱した。真空下で濃縮し、CHClから再結晶化して、標題化合物を薄黄色結晶性固体として得た(5.75g,95%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.45 (s, 1 H) 7.76 (d, J=2.0 Hz, 1 H) 7.64 (d, J=8.6 Hz, 1 H) 7.38 (dd, J=8.7, 2.1 Hz, 1 H) 3.76 - 3.84 (m, 4 H) 3.67 - 3.71 (m, 4 H). MS(ES+) m/e 294/296 [M+H]+.
c)7−エテニル−2−(4−モルホリニル)キノキサリン
実施例1b)の化合物(0.362g;1.23mmol)、トリブチル(ビニル)スズ(0.395mL;1.35mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.014g;0.012mmol)のジオキサン(2.0mL)中溶液を攪拌し、Biotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃に20分間加熱した。真空下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中10−50%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(0.276g,93%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.51 (s, 1 H) 7.84 (d, J=8.6 Hz, 1 H) 7.66 (d, J=1.5 Hz, 1 H) 7.55 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H) 6.86 (dd, J=17.4, 10.9 Hz, 1 H) 5.92 (d, J=17.7 Hz, 1 H) 5.39 (d, J=11.1 Hz, 1 H) 3.83 - 4.01 (m, 4 H) 3.69 - 3.83 (m, 4 H). MS(ES+) m/e 242 [M+H]+.
d)3−(4−モルホリニル)−6−キノキサリンカルバルデヒド
実施例1c)の化合物(0.464g;1.92mmol)のジオキサン(6.0mL)および水(2.0mL)中溶液を四酸化オスミウム(0.482mL;t−BuOH中2.5%溶液;0.038mmol)、2,6−ルチジン(0.448mL;3.85mmol)および過ヨウ素酸ナトリウム(0.825g;3.85mmol)で処理した。周囲温度で30分間攪拌後、反応物を水でクエンチし、CHClで3回抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中10−60%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を薄黄色固体として得た(0.425g,91%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 10.16 (s, 1 H) 8.65 (s, 1 H) 8.16 (d, J=1.5 Hz, 1 H) 7.98 (d, J=8.4 Hz, 1 H) 7.89 (dd, J=8.4, 1.8 Hz, 1 H) 3.85 - 3.93 (m, 4 H) 3.78 - 3.85 (m, 4 H). MS(ES+) m/e 244 [M+H]+.
e)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(4−モルホリニル)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
実施例1d)の化合物(0.263g;1.01mmol)、2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン(0.245g;1.01mmol)およびピペリジン(0.100mL;1.01mmol)のエタノール(2.0mL)中溶液を攪拌し、Biotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃で30分間加熱した。次いで、反応混合物を冷却し、1M水性塩酸(5.0mL)中に注ぎ入れ、ろ過し、水で洗浄して、標題化合物を茶色固体として得た(0.421g;86%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.55 (s, 1 H) 7.88 (d, J=8.6 Hz, 1 H) 7.77 (s, 1 H) 7.72 (d, J=0.8 Hz, 1 H) 7.47 (dd, J=8.6, 1.3 Hz, 1 H) 7.39 (d, J=8.1 Hz, 2 H) 7.07 (t, J=8.1 Hz, 1 H) 4.78 (s, 1 H) 3.82 - 3.97 (m, 4 H) 3.74 - 3.81 (m, 4 H). MS(ES+) m/e 486 [M+H]+.
実施例2
7−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−2(1H)−キノキサリノン
a)7−エテニル−2(1H)−キノキサリノン
7−ブロモ−2(1H)−キノキサリノン(Linda, P; Marino, G. Ric. Sci., Rend. Sez. A. [2] 1963, 3, 225-228の方法によって調製された)(1.04g;6.22mmol)、トリブチル(ビニル)スズ(2.0mL;6.84mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.072g;0.062mmol)のジオキサン(10.0mL)中溶液を攪拌し、Biotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃に20分間加熱した。真空下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中20−50%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(1.05g,98%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.43 (s, 1 H) 8.12 (s, 1 H) 7.74 (d, J=8.3 Hz, 1 H) 7.48 (dd, J=8.3, 1.8 Hz, 1 H) 7.28 (d, J=1.8 Hz, 1 H) 6.84 (dd, J=17.7, 10.9 Hz, 1 H) 5.94 (d, J=17.7 Hz, 1 H) 5.43 (d, J=11.4 Hz, 1 H). MS(ES+) m/e 173 [M+H]+.
b)3−オキソ−3,4−ジヒドロ−6−キノキサリンカルバルデヒド
実施例2a)の化合物(0.075g;0.436mmol)のジオキサン(3.0mL)および水(1.0mL)中溶液を四酸化オスミウム(0.109mL;t−BuOH中2.5%溶液;0.009mmol)、2,6−ルチジン(0.101mL;0.871mmol)および過ヨウ素酸ナトリウム(0.186g;0.871mmol)で処理した。周囲温度で30分間攪拌後、反応を水でクエンチし、CHClで3回抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮して、標題化合物を薄黄色固体として得た(0.074g,98%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.70 (s, 1 H) 10.09 (s, 1 H) 8.31 (d, J=2.3 Hz, 1 H) 7.98 (d, J=8.1 Hz, 1 H) 7.80 (dd, J=8.1, 1.5 Hz, 1 H) 7.79 (s, 1 H). MS(ES+) m/e 175 [M+H]+
c)7−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−2(1H)−キノキサリノン
実施例2b)の化合物(0.067g;0.383mmol)、2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン(0.100g;0.383mmol)およびピペリジン(0.038mL;0.383mmol)のエタノール(2.0mL)中溶液を攪拌し、Biotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃で30分間加熱した。次いで、反応混合物を冷却し、1M水性塩酸(5.0mL)中に注ぎ入れ、ろ過し、水で洗浄して、標題化合物をオレンジ色固体として得た(0.129g;81%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.05 (s, 1 H) 12.45 (s, 1 H) 8.18 (d, J=2.3 Hz, 1 H) 7.83 (d, J=8.3 Hz, 1 H) 7.76 (s, 1 H) 7.58 (d, J=8.1 Hz, 2 H) 7.47 (dd, J=8.3, 1.5 Hz, 1 H) 7.37 (d, J=0.8 Hz, 1 H) 7.24 (t, J=8.1 Hz, 1 H). MS(ES+) m/e 417 [M+H]+.
実施例3
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[2−(メチルアミノ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)(5Z)−5−[(2−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
2−クロロ−6−キノリンカルバルデヒド(S. Inglis et. al., J. Med. Chem., 2004, 47(22), 5405;20mg,0.1mmol)、2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン(26mg,0.1mmol)およびピペラジン(0.010mL,0.1mmol)のエタノール(2.0mL)中溶液を攪拌し、Biotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃で30分間加熱した。次いで、反応混合物を冷却し、1M水性塩酸(5.0mL)中に注ぎ入れ、ろ過し、水で洗浄して、標題化合物を黄色固体として得た(18mg,40%)。
MS(ES+) m/e 433[M+H]+. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.15 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.04 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.89 (s, 1 H) 7.87 (s, 1 H) 7.76 (dd, J=8.84, 1.77 Hz, 1 H) 7.38 - 7.46 (m, 1 H) 7.12 (t, J=8.08 Hz, 1 H).
b)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[2−(メチルアミノ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
実施例3a)の化合物(10mg,0.023mmol)のMeOH(2mL)中溶液に、CHNH(MeOH中2.0M,2mL,4mmol)を加えた。混合物を5日間還流し、冷却し、HPLC(YMC HPLCカラム 75X30mmI.D. 水(0.1%TFA)中における0−100%アセトニトリル(0.1%TFA))によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(4mg,41%)。
MS(ES+) m/e 430 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.01 (s, 1 H) 9.82 (s, 1 H) 8.29 (d, J=9.35 Hz, 1 H) 7.95 - 8.07 (m, 2 H) 7.83 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.80 (s, 1 H) 7.57 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.24 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 7.05 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 3.10 (d, J=4.29 Hz, 3 H).
実施例4
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(ジメチルアミノ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)6−ブロモ−N,N−ジメチル−4−キノリンアミン
6−ブロモ−4−クロロキノリン(200mg,0.41mmol)(Ai Jeng Lin, J. Med. Chem, 1978, 21, 268の方法によって調製された)の乾燥MeOH(2.0mL)中溶液に、ジメチルアミン塩酸塩(67mg,0.82mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.14mL,0.82mmol)を加えた。混合物をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃で20分間加熱し、次いで冷却し、HOでクエンチした。得られた混合物をCHClによって抽出した。抽出物をMgSOで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(CHCl中0−10%MeOH)によって精製して、無色油を得た(130mg,62%)。
MS(ES+) m/e 252[M+H]+. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.61 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 8.17 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.87 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.66 (dd, J=8.97, 2.15 Hz, 1 H) 6.71 (d, J=5.31 Hz, 1 H) 2.93 - 3.02 (m, 6 H).
b)4−(ジメチルアミノ)−6−キノリンカルバルデヒド
実施例4a)の化合物(130mg,0.52mmol)の乾燥THF中溶液に、−78℃にて、n−BuLi(ヘキサン中1.6M,0.32mL,0.52mmol)、次いでDMF(0.080mL,1.04mmol)を加えた。混合物を室温まで温め、飽和NHClによってクエンチし、酢酸エチルで抽出した。抽出物をMgSOで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0−100%酢酸エチル)によって精製して、茶色固体を得た(40mg,40%)。
MS(ES+) m/e 201[M+H]+.
c)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(ジメチルアミノ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
実施例4b)の化合物(37.2mg,0.2mmol)のエタノール(2mL)中溶液に、2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン(52mg,0.2mmol)およびピペリジン(0.040mL,0.4mmol)を加えた。混合物を攪拌し、Biotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃で30分間加熱した。溶媒を真空下で除去した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CHCl中0−10%MeOH)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(25mg,38%)。
MS(ES+) m/e 443 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.54 (d, J=5.81 Hz, 1 H) 8.29 - 8.38 (m, 1 H) 7.90 - 8.02 (m, 2 H) 7.78 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.58 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.24 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 6.90 (d, J=5.81 Hz, 1 H) 3.15 (s, 6 H).
実施例5
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)4−クロロ−6−エテニルキノリン
6−ブロモ−4−クロロキノリン(4g;16.5mmol)、トリブチル(ビニル)スズ(4.8ml,16.5mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.190g;0.16mmol)のジオキサン(15.0mL)中溶液を攪拌し、Biotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃に20分間加熱した。真空下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0−100%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(2.5g,80%)。
MS(ES+) m/e 190 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.72 (d, J=4.55 Hz, 1 H) 8.02 - 8.13 (m, 2 H) 7.91 (dd, J=8.72, 1.89 Hz, 1 H) 7.47 (d, J=4.80 Hz, 1 H) 6.93 (dd, J=17.68, 10.86 Hz, 1 H) 5.95 (d, J=17.43 Hz, 1 H) 5.45 (d, J=11.12 Hz, 1 H).
b)4−クロロ−6−キノリンカルバルデヒド
実施例5a)の化合物(5.36g,28.35mmol)のジオキサン(15.0mL)および水(5.0mL)中溶液を四酸化オスミウム(7.1mL,t−BuOH中2.5%溶液,0.57mmol)、2,6−ルチジン(6.6mL,56.7mmol)および過ヨウ素酸ナトリウム(24.3g,113.4mmol)で処理した。周囲温度で2時間攪拌後、反応を水でクエンチし、CHClで2回抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0−100%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を白色固体として得た(4.5g,84%)。
MS(ES+) m/e 192 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 10.27 (s, 1 H) 8.93 (d, J=4.55 Hz, 1 H) 8.77 (s, 1 H) 8.19 - 8.34 (m, 2 H) 7.62 (d, J=4.80 Hz, 1 H)
c)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン塩酸塩
実施例5b)の化合物(200mg,1.05mmol)、2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン(272mg,1.05mmol)および1−メチルピペラジン(0.23mL,2.1mmol)のエタノール(2.0mL)中溶液を攪拌し、Biotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃で30分間加熱した。次いで、反応混合物を冷却し、1M水性塩酸(5.0mL)中に注ぎ入れ、ろ過し、水で洗浄して、標題化合物を黄色固体として得た(0.34g;65%)。
MS(ES+) m/e 498 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.10 (s, 1 H) 12.00 (s, 1 H) 8.80 (s, 1 H) 8.31 (s, 1 H) 8.22 (s, 1 H) 8.05 (s, 1 H) 7.97 (s, 1 H) 7.55 (d, J=1.52 Hz, 2 H) 7.35 (s, 1 H) 7.21 (s, 1 H) 4.24 (s, 2 H) 3.86 (s, 2 H) 3.16 - 3.54 (m, 4 H) 2.79 (s, 3 H).
実施例6
(5Z)−5−[(2−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)(2E)−N−(4−ブロモフェニル)−3−(エチルオキシ)−2−プロペンアミド
塩化(2E)−3−(エチルオキシ)−2−プロペノイル(5.0g,41mmol)を、4−ブロモアニリン(5.8g,34mmol)およびピリジン(11.3g,123mmol)のCHCl(50mL)中溶液に滴下した。混合物を周囲温度で一晩攪拌し続け、氷水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中50−100%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を薄黄色固体として得た(6.0g,65%)。
MS(ES+) m/e 271 [M+H]+.
b)6−ブロモ−2(1H)−キノリノン
実施例6a)の化合物(6.0g,22.2mmol)の濃HSO(30mL)中溶液を100℃で一晩加熱した。混合物を周囲温度に冷却し、氷水でクエンチした。沈殿物をろ過し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、標題化合物を白色固体として得た(4.8g,97%)。
MS(ES+) m/e 225 [M+H]+.
c)6−ブロモ−2−クロロキノリン
実施例6b)の化合物(3.0g,13mmol)のPOCl(25mL)中溶液を1時間還流した。混合物を周囲温度に冷却し、氷水でクエンチした。沈殿をろ過し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、標題化合物を黄色固体として得た(2.7g,85%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.06 (d, J=8.34 Hz, 1 H) 8.02 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.93 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 7.84 (dd, J=9.09, 2.27 Hz, 1 H) 7.44 (d, J=8.59 Hz, 1 H)
d)2−クロロ−6−キノリンカルバルデヒド
n−ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M,0.5mL,0.8mmol)を、実施例6c)の化合物(200mg,0.8mmol)の乾燥THF(5mL)中溶液に−78℃で加えた。混合物を−78℃で1時間攪拌し続け、次いで、DMF(76μL,0.98mmol)を加えた。生成物を周囲温度に昇温させ、飽和NHCl溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0−100%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を白色固体として得た(50mg,31%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 10.22 (s, 1 H) 8.38 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 8.30 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.25 (dd, J=8.59, 1.77 Hz, 1 H) 8.16 (d, J=9.35 Hz, 1 H) 7.54 (d, J=8.59 Hz, 1 H).
e)2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
N−(2,6−ジクロロフェニル)チオ尿素(103.7g;0.469mol)およびクロロ酢酸(48.8g;0.516mol)の氷酢酸(600mL)中懸濁液を攪拌し、2時間熱還流した。攪拌した混合物を40℃に冷却し、次いで、水(1L)で滴下処理し、その間、薄黄色沈殿物が形成した。次いで、懸濁液をろ過し、沈殿を水(1L)で洗浄して、標題化合物を黄色固体として得た(94.0g;79%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.10 (s, 2 H) 7.14 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 7.49 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 12.23 (s, 1 H).
f)(5Z)−5−[(2−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
実施例6d)の化合物(20mg,0.1mmol)、2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン(26mg,0.1mmol)、ピペリジン(10μL,0.1mmol)のエタノール(2mL)中混合物をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃に20分間加熱した。生成物を周囲温度に冷却し、真空下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン中0−10%メタノール)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(18mg,40%)。
MS(ES+) m/e 433 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.15 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.04 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.89 (s, 1 H) 7.87 (s, 1 H) 7.76 (dd, J=8.84, 1.77 Hz, 1 H) 7.38 - 7.46 (m, 1 H) 7.12 (t, J=8.08 Hz, 1 H)
実施例7
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(2−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)6−ブロモ−2−メチルキノリン
4−ブロモアニリン(1g,5.8mmol)、(2E)−2−ブテナール(412mg,5.8mmol)、トルエン(10mL)および6N HCl(20mL)の混合物を一晩還流した。水層を分離し、PH=7に中和し、酢酸エチルで抽出した。抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中における0−100%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(850mg,66%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.00 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.92 - 7.98 (m, 2 H) 7.77 (dd, J=8.97, 2.15 Hz, 1 H) 7.34 (d, J=8.34 Hz, 1 H) 2.77 (s, 3 H).
b)2−メチル−6−キノリンカルバルデヒド
標題化合物は、実施例6d)における方法にしたがって黄色固体として調製された(20%)。実施例7a)由来の化合物を実施例6c)由来の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 10.20 (s, 1 H) 8.33 (s, 1 H) 8.25 (d, J=8.34 Hz, 1 H) 8.17 - 8.20 (m, 2 H) 7.44 (d, J=8.34 Hz, 1 H) 2.84 (s, 3 H).
c)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(2−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例6f)における手法にしたがって、黄色固体として調製された(13%)。実施例7b)由来の化合物を実施例6d)由来の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.26 (s, 1 H) 7.80 - 8.05 (m, 3 H) 7.27 - 7.49 (m, 4 H) 6.99 (s, 1 H) 2.65 (s, 3 H)
実施例8
(5Z)−5−[(7−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オントリフルオロアセテート
a)エチル7−クロロ−6−キノリンカルボキシレートおよびエチル5−クロロ−6−キノリンカルボキシレート
4−アミノ−2−クロロ安息香酸(17.1g;0.1mol)、グリセロール(41.4g;0.45mol)、3−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム(45.0g;0.2mol)および75%水性硫酸(250mL)の溶液を攪拌し、100℃で3時間加熱し、次いで、140℃で1時間加熱した。混合物を60℃に冷却し、次いで、エタノールを加え、該溶液を60℃で一晩攪拌および加熱した。該溶液を蒸発させ、残渣を氷水混合液中に注ぎ入れ、次いで、飽和水性水酸化アンモニウムで塩基性化した。次いで、混合物を酢酸エチル(1L)で希釈し、ろ過して、炭化した物質を除去し、次いで、有機層を分離し、乾燥させ、蒸発させた。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン中40%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物の2つの異性体の混合物をオレンジ色油として得た(12.6g;53%)。エチル5−クロロ−6−キノリンカルボキシレート:1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ 1.37 (t, J=7.07 Hz, 3 H) 4.42 (q, J=7.24 Hz, 2 H) 7.79 (dd, J=8.59, 4.29 Hz, 1 H) 8.04 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.11 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.74 (m, 1 H) 9.09 (dd, J=4.29, 1.52 Hz, 1 H)。エチル7−クロロ−6−キノリンカルボキシレート: 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 1.37 (t, J=7.20 Hz, 3 H) 4.40 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 7.66 (dd, J=8.34, 4.29 Hz, 1 H) 8.19 (s, 1 H) 8.53 - 8.58 (m, 2 H) 9.04 (dd, J=4.17, 1.64 Hz, 1 H)。
b)(7−クロロ−6−キノリニル)メタノールおよび(5−クロロ−6−キノリニル)メタノール
実施例8a)の化合物(12.5g;0.053mol)の無水THF(200mL)中溶液を5℃に冷却し、次いで、水素化アルミニウムリチウム(2.0g;0.053mol)で徐々に処理した。該懸濁液を5℃で1.5時間攪拌し、次いで、酢酸エチル(50.0mL)および水(5.0mL)の連続添加によってクエンチした。懸濁液をろ過し、ろ液を乾燥させ、蒸発させ、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル,勾配 ヘキサン中10−50%酢酸エチル)によって精製して、(7−クロロ−6−キノリニル)メタノールおよび(5−クロロ−6−キノリニル)メタノールの3:1混合物を黄色油として得た(0.67g;7%)。さらなる溶出により、(7−クロロ−6−キノリニル)メタノールおよび(5−クロロ−6−キノリニル)メタノールの1:5混合物(3.3g;33%)を得た。(7−クロロ−6−キノリニル)メタノール: 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 4.74 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 5.69 (t, J=5.43 Hz, 1 H) 7.51 (dd, J=8.34, 4.29 Hz, 1 H) 8.03 (s, 1 H) 8.10 (s, 1 H) 8.39 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 8.88 (dd, J=4.17, 1.39 Hz, 1 H)。(5−クロロ−6−キノリニル)メタノール: 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 4.81 (d, J=5.81 Hz, 2 H) 5.65 (t, J=5.68 Hz, 1 H) 7.69 (dd, J=8.59, 4.04 Hz, 7 H) 7.99 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.07 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.61 (s, 1 H) 8.98 (dd, J=4.17, 1.64 Hz, 1 H)
c)7−クロロ−6−キノリンカルバルデヒド
実施例8b)の化合物(7/5−異性体の3:1混合物)(0.67g;3.5mmol)のアセトニトリル(50.0mL)中溶液を二酸化マンガン(1g)で処理し、室温で一晩攪拌した。該黒色懸濁液をセライトのパッドでろ過し、次いで、蒸発させて、標題化合物を灰色粉末として得た(0.454g;68%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.69 (dd, J=8.34, 4.04 Hz, 1 H) 8.22 (s, 1 H) 8.66 (s, 2 H) 9.08 (d, J=2.78 Hz, 1 H) 10.46 (s, 1 H)
d)(5Z)−5−[(7−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン,トリフルオロアセテート塩
2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン(261mg;1.0mmol)、実施例8c)の化合物(178mg;1.0mmol)およびピペリジン(0.12mL)のエタノール(2.0mL)中懸濁液を攪拌し、マイクロ波反応器中、150℃で20分間加熱した。混合物を冷却し、ろ過し、ろ液を蒸発させ、クロマトグラフィー(シリカゲル,勾配 ヘキサン中10−50%酢酸エチル)によって精製し、次いで、さらにクロマトグラフィー(ODSシリカゲル,水(0.01%TFA)中10−100%アセトニトリル)によって精製して、標題化合物をクリーム色固体として得た(16.8mg;4%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δppm 7.22 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 7.51 - 7.61 (m, 3 H) 8.00 (s, 1 H) 8.06 (s, 1 H) 8.24 (s, 1 H) 8.59 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 8.96 (dd, J=4.04, 1.26 Hz, 1 H) 13.16 (s, 1 H)
実施例9
(5Z)−5−[(8−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン,トリフルオロアセテート塩
a)エチル8−クロロ−6−キノリンカルボキシレート
4−アミノ−3−クロロ安息香酸(12.8g;0.069mol)、グリセロール(29.1g;0.316mol)、3−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム(29.8g;0.132mol)および75%水性硫酸(110mL)の溶液を攪拌し、100℃で3時間、次いで、140℃で1時間加熱した。混合物を60℃に冷却し、次いで、エタノールを加え、該溶液を60℃で一晩攪拌および加熱した。該溶液を蒸発させ、残渣を氷水混合物中に注ぎ入れ、次いで、飽和水性水酸化アンモニウムで塩基性化した。次いで、混合物を酢酸エチル(1L)で希釈し、ろ過して炭化した物質を除去し、次いで、有機層を分離し、乾燥させ、蒸発させた。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン中50%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(5.7g;35%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 1.38 (t, J=7.07 Hz, 3 H) 4.40 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 7.75 (dd, J=8.34, 4.29 Hz, 1 H) 8.27 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 8.66 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 8.68 (dd, J=8.46, 1.64 Hz, 1 H) 9.13 (dd, J=4.04, 1.77 Hz, 1 H)
b)(8−クロロ−6−キノリニル)メタノール
実施例9a)の化合物(4.7g;0.02mol)の無水THF(100mL)中溶液を0℃に冷却し、次いで、水素化アルミニウムリチウム(0.76g;0.02mol)で徐々に処理した。該懸濁液を0℃で1時間攪拌し、次いで、酢酸エチル(35.0mL)および水(2.0mL)の連続添加によってクエンチした。該懸濁液をろ過し、ろ液を乾燥させ、蒸発させて、標題化合物を黄色固体として得た(2.65g;68%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)ppm 4.70 (s, 2 H) 5.27 (s, 1 H) 7.64 (dd, J=8.21, 4.17 Hz, 1 H) 7.85 - 7.94 (m, 2 H) 8.45 (dd, J=8.34, 1.77 Hz, 1 H) 8.98 (dd, J=4.29, 1.77 Hz, 1 H)
c)8−クロロ−6−キノリンカルバルデヒド
実施例9b)の化合物(2.5g;12.9mmol)のアセトニトリル(100mL)中溶液を二酸化マンガン(3.7g)で処理し、室温で一晩攪拌した。該黒色懸濁液をセライトのパッドでろ過し、次いで、さらなる二酸化マンガン(3.7g)で処理し、再び、一晩攪拌した。該黒色懸濁液をセライトのパッドでろ過し、次いで、蒸発させ、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン中50%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を無色粉末として得た(1.2g;52%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δppm 7.81 (dd, J=8.21, 4.17 Hz, 1 H) 8.28 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 8.68 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 8.72 (dd, J=8.34, 1.77 Hz, 1 H) 9.18 (dd, J=4.17, 1.64 Hz, 1 H) 10.16 (s, 1 H). C10H6ClNO の計算値:%C, 62.68; %H, 3.16; %N, 7.31; 実測値:%C, 62.40; %H, 2.90; %N, 7.00.
d)(5Z)−5−[(8−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン,0.75トリフルオロアセテート塩
2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン(261mg;1.0mmol)、実施例9c)の化合物(178.5mg;0.93mmol)およびピペリジン(0.11mL)のエタノール(2.0mL)中懸濁液を攪拌し、マイクロ波反応器中、150℃で20分間加熱した。混合物を冷却し、直接、クロマトグラフィー(ODSシリカゲル,水(0.01%TFA)中における10−90%アセトニトリル)によって精製して、標題化合物を得た(145mg;33%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 7.25 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 7.58 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.67 (dd, J=8.08, 4.29 Hz, 1 H) 7.89 (s, 1 H) 8.06 (s, 1 H) 8.13 (d, J=1.26 Hz, 1 H) 8.62 (dd, J=8.34, 1.26 Hz, 1 H) 9.05 (dd, J=3.92, 1.39 Hz, 1 H) 13.08 (s, 1 H). C19H10Cl3N3OS.0.75 CF3CO2H の計算値:%C, 47.33; %H, 2.08; %N, 8.08; 実測値:%C, 47.60; %H, 2.01; %N, 8.04.
実施例10
(5Z)−2−[(2−クロロフェニル)アミノ]−5−[(8−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)エチル8−メチル−6−キノリンカルボキシレート
4−アミノ−3−メチル安息香酸(10.0g;0.0606mol)、グリセロール(27.0g;0.12mol)、3−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム(25.1g;0.272mol)および75%水性硫酸(100mL)の溶液を攪拌し、100℃で3時間、次いで、140℃で1時間加熱した。混合物を60℃に冷却し、次いで、エタノールを加え、該溶液を攪拌し、60℃で一晩加熱した。該溶液を蒸発させ、残渣を氷(500g)中に注ぎ入れ、次いで、飽和水性水酸化アンモニウムで塩基性化した。次いで、混合物をジクロロメタン(1L)で希釈し、ろ過して炭化した物質を除去し、次いで、有機層を分離し、乾燥させ、蒸発させた。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン中20%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物をクリーム色固体として得た(7.7g;59%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δppm 1.38 (t, J=7.07 Hz, 3 H) 2.76 (s, 3 H) 4.38 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 7.64 (dd, J=8.21, 4.17 Hz, 1 H) 8.07 (dd, J=2.02, 1.01 Hz, 1 H) 8.52 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 8.56 (dd, J=8.46, 1.89 Hz, 1 H) 9.04 (dd, J=4.17, 1.89 Hz, 1 H)
b)(8−メチル−6−キノリニル)メタノール
実施例10a)の化合物(7.0g;32.5mmol)の無水THF(150mL)中溶液を5℃に冷却し、次いで、水素化アルミニウムリチウム(0.76g;0.02mol)で徐々に処理した。該懸濁液を5℃で1時間攪拌し、次いで、酢酸エチル(50.0mL)および水(3.5mL)の連続添加によってクエンチした。該懸濁液をろ過し、ろ液を乾燥させ、蒸発させ、残渣を少量のジエチルエーテルでトリチュレートして、標題化合物を無色固体として得た(3.7g;66%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δppm 2.72 (s, 3 H) 4.66 (d, J=5.56 Hz, 2 H) 5.39 (t, J=5.68 Hz, 1 H) 7.51 (dd, J=8.21, 4.17 Hz, 1 H) 7.57 (s, 1 H) 7.71 (s, 1 H) 8.31 (dd, J=8.08, 1.77 Hz, 1 H) 8.88 (dd, J=4.29, 1.77 Hz, 1 H)
c)8−メチル−6−キノリンカルバルデヒド
実施例10b)の化合物(3.5g;0.020mmol)のアセトニトリル(150mL)中溶液を二酸化マンガン(5.0g)で処理し、室温で4時間攪拌した。該黒色懸濁液をセライトのパッドでろ過し、次いで、蒸発させて、標題化合物を無色粉末として得た(3.0g;88%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δppm 2.77 (s, 3 H) 7.68 (dd, J=8.21, 4.17 Hz, 1 H) 8.00 (d, J=1.01 Hz, 1 H) 8.49 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 8.59 (dd, J=8.34, 1.77 Hz, 1 H) 9.08 (dd, J=4.17, 1.89 Hz, 1 H) 10.15 (s, 1 H)
d)(5Z)−2−[(2−クロロフェニル)アミノ]−5−[(8−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン,0.75アセテート塩
2−[(2−クロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン(227mg;1.0mmol)、実施例10c)の化合物(171mg;1.0mmol)およびピペリジン(0.109mL)のエタノール(2.0mL)中懸濁液を攪拌し、マイクロ波反応器中、150℃で20分間加熱した。該混合物を冷却し、水中に注ぎ入れ、ろ過して黄色固体を得、それを酢酸から結晶化して標題化合物を得た(37.3mg;9%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δppm 2.71 (s, 3 H) 7.19 (d, J=8.34 Hz, 1 H) 7.23 (td, J=7.58, 1.52 Hz, 1 H) 7.39 (td, J=7.71, 1.26 Hz, 1 H) 7.56 (dt, J=8.15, 1.86 Hz, 2 H) 7.72 (s, 1 H) 7.80 (s, 1 H) 7.94 (d, J=1.26 Hz, 1 H) 8.44 (dd, J=8.34, 1.52 Hz, 1 H) 8.96 (dd, J=4.04, 1.77 Hz, 1 H) 12.75 (s, 1 H). C20H13Cl2N3OS . 0.75 C2H4O2 の計算値:%C, 60.77; %H, 4.03; %N, 9.89; 実測値;%C, 60.71; %H, 3.61; %N, 9.54
実施例11
(5Z)−5−[(5−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)5−クロロ−6−キノリンカルバルデヒド
実施例8b)の化合物(5/7−異性体の5:1混合物)(1.1g;5.7mmol)のアセトニトリル(50.0mL)中溶液を二酸化マンガン(1g)で処理し、室温で一晩攪拌した。該黒色懸濁液をセライトのパッドでろ過し、次いで、蒸発させて標題化合物を無色粉末として得た(0.85g;78%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 7.81 (dd, J=8.59, 4.29 Hz, 1 H) 8.10 (s, 2 H) 8.80 (dd, J=8.59, 1.52 Hz, 1 H) 9.13 (dd, J=4.29, 1.52 Hz, 1 H) 10.59 (s, 1 H)
b)(5Z)−5−[(5−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン(261mg;1.0mmol)、実施例11a)の化合物(171mg;1.0mmol)およびピペリジン(0.12mL)のエタノール(2.0mL)中懸濁液を攪拌し、マイクロ波反応器中、150℃で20分間加熱した。該混合物を冷却し、ろ過して黄色固体を得、それを音波処理を用いて温かい酢酸(5.0mL)で処理し、ろ過して、標題化合物を得た(40.2mg;9%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.23 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 7.57 (d, J=8.34 Hz, 2 H) 7.69 - 7.88 (m, 2 H) 8.00 - 8.24 (m, 2 H) 8.69 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 9.04 (dd, J=4.17, 1.39 Hz, 1 H) 13.18 (s, 1 H). C19H10Cl3N3OS requires: %C, 52.49; %H, 2.32; %N, 9.67; found: %C, 52.20; %H, 2.12; %N, 9.55.
実施例12
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(2−ペンチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例6f)の方法にしたがって、黄色固体として調製された(68%)。2−ペンチル−6−キノリンカルバルデヒドを2−クロロ−6−キノリンカルバルデヒドの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.00 (s, 1 H) 8.35 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.09 (d, J=1.26 Hz, 1 H) 7.99 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.88 (s, 1 H) 7.77 (dd, J=8.84, 1.77 Hz, 1 H) 7.58 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.46 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.24 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 2.90 (t, J=8.00 Hz, 2 H) 1.68 - 1.81 (m, 2 H) 1.24 - 1.38 (m, 4 H) 0.81 - 0.90 (m, 3 H)
実施例13
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−2(1H)−キノリノン
a)2−オキソ−1,2−ジヒドロ−6−キノリンカルバルデヒド
標題化合物は、実施例6d)に記載の方法にしたがって、黄色油として調製された(77%)。実施例6b)の化合物を実施例6c)の化合物の代わりに用いた。
MS(ES+) m/e 174 [M+H]+
b)6−((Z)−{2−[(2,6−ジクロロフェニル)メチリデン]−4−オキソ−1,3−チアゾリジン−5−イリデン}メチル)−2(1H)−キノリノン
標題化合物は、実施例6f)に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(40%)。実施例13a)の化合物を実施例6d)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 11.86 (s, 1 H) 7.85 - 8.06 (m, 1 H) 7.51 - 7.82 (m, J=8.72, 2.40 Hz, 2 H) 7.35 (s, 3 H) 7.21 - 7.30 (m, 1 H) 6.98 (s, 1 H) 6.50 (s, 1 H)
実施例14
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(2−エチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)2−エチル−6−キノリンカルバルデヒド
標題化合物は、実施例6d)に記載の方法にしたがって、茶色固体として調製された(31%)。6−ブロモ−2−エチルキノリンを実施例6c)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)δ ppm 10.22 (s, 1 H) 8.38 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 8.30 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.22 - 8.27 (m, 1 H) 8.11 - 8.19 (m, 1 H) 7.54 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 4.14 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 1.28 (t, J=7.07 Hz, 3 H).
b)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(2−エチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例6f)に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(43%)。実施例14a)の化合物を実施例6d)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.02 (s, 1 H) 8.85 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.26 (s, 1 H) 8.01 - 8.11 (m, 2 H) 7.90 (s, 1 H) 7.78 (dd, J=8.72, 1.89 Hz, 1 H) 7.59 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.25 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 2.81 (q, J=7.58 Hz, 2 H) 1.28 (t, J=7.58 Hz, 3 H)
実施例15
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[2−(メチルオキシ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)6−ブロモ−2−(メチルオキシ)キノリン
実施例6c)(100mg,0.82mmol)の乾燥MeOH(2mL)中溶液に、ナトリウムメトキシド(メタノール中25%,187μL,0.82mmol)を加えた。該混合物をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、100℃に30分間加熱し、次いで、周囲温度に冷却し、氷水でクエンチした。沈殿をろ過し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、標題化合物を白色固体として得た(30mg,31%)。
MS(ES+) m/e 239 [M+H]+
b)2−(メチルオキシ)−6−キノリンカルバルデヒド
標題化合物は、実施例6d)に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(30%)。実施例15a)の化合物を実施例6c)の化合物の代わりに用いた。
MS(ES+) m/e 188 [M+H]+
c)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[2−(メチルオキシ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例6f)の方法にしたがって、黄色固体として調製された(12%)。実施例15b)の化合物を実施例6d)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)δ ppm 8.10 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 7.93 - 7.99 (m, 2 H) 7.83 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 7.69 (dd, J=8.72, 1.89 Hz, 1 H) 7.47 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.22 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 7.01 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 4.16 (s, 3 H)
実施例16
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[2−(ジメチルアミノ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例6f)に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(48%)。ジメチルアミンをピペリジンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 8.39 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 8.01 (s, 1 H) 7.95 (br. s., 1 H) 7.82 (s, 1 H) 7.80 (s, 1 H) 7.58 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.39 (d, J=9.35 Hz, 1 H) 7.24 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 3.35 (s, 6 H)
実施例17
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(4−ヒドロキシ−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)エチル6−ブロモ−4−ヒドロキシ−3−キノリンカルボキシレート
4−ブロモアニリン(5.0g,29.6mmol)およびプロパン二酸ジエチル−(エチルオキシ)エテン(5.8mL,29.6mmol)のフェニルエーテル(50mL)中混合物を一晩還流した。生成物を冷却し、次いで、石油エーテル(200mL)を加えた。沈殿をろ過し、石油エーテルで洗浄し、真空下で乾燥させて、標題化合物を灰色固体として得た(5.3g,65%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 10.66 (d, J=13.89 Hz, 1 H) 8.36 (d, J=13.64 Hz, 1 H) 7.56 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.37 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 4.13 (q, J=7.07 Hz, 1 H) 1.24 (t, J=7.07 Hz, 3 H)
b)6−ブロモ−4−キノリノール
実施例17a)の化合物(2g,6.8mmol)のNaOH(6N,100mL)中混合物を一晩還流し、冷却し、ろ過した。ろ液を酸性化した。沈殿を収集し、フェニルエーテル中で2時間還流した。生成物を冷却し、次いで、石油エーテルを沈殿物が現れるまで加えた。該沈殿を収集し、石油エーテルで洗浄し、真空下で乾燥させて、標題化合物を白色固体として得た(1.2g,85%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 12.06 (br. s., 1 H) 8.16 (d, J=2.27 Hz, 1 H) 7.90 - 8.02 (m, 1 H) 7.79 (dd, J=8.84, 2.53 Hz, 1 H) 7.55 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 6.08 (d, J=7.33 Hz, 1 H)
c)4−ヒドロキシ−6−キノリンカルバルデヒド
水素化ナトリウム(鉱油中60%分散液,36mg,0.89mmol)を、実施例17b)の化合物(200mg,0.89mmol)のTHF(5mL)中溶液に0℃で加えた。該混合物を0℃で半時間攪拌し、次いで、−78℃に冷却した。N−ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M,0.55mL,0.89mmol)を滴下した。半時間後、DMF(69μL,0.89mmol)を加えた。生成物を周囲温度に昇温させ、飽和NHCl溶液によってクエンチし、酢酸エチルで抽出した。抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の0−100%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を白色固体として得た(40mg,28%)。MS(ES+) m/e 174 [M+H]+
d)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(4−ヒドロキシ−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例6f)に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(10%)。実施例17c)の化合物を実施例6d)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 8.12 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 7.98 (d, J=7.33 Hz, 1 H) 7.77 - 7.87 (m, 2 H) 7.66 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.58 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.25 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 6.14 (d, J=7.33 Hz, 1 H)
実施例18
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(3−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)6−ブロモ−3−メチルキノリン
標題化合物は、実施例7a)に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(23%)。2−メチル−2−プロペナールを(2E)−2−ブテナールの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)δ ppm 8.79 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.98 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.93 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.86 (s, 1 H) 7.73 (dd, J=8.97, 2.15 Hz, 1 H) 2.55 (s, 3 H)
b)3−メチル−6−キノリンカルバルデヒド
標題化合物は、実施例6d)に記載の手法にしたがって、白色固体として調製された(68%)。実施例18a)の化合物を実施例6c)の化合物の代わりに用いた。
MS(ES+) m/e 172 [M+H]+
c)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(3−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例6f)に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(10%)。実施例18b)の化合物を実施例6d)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.01 (s, 1 H) 8.80 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 8.21 (s, 1 H) 8.03 (dd, J=4.80, 3.79 Hz, 2 H) 7.89 (s, 1 H) 7.70 - 7.80 (m, 1 H) 7.54 - 7.62 (m, 2 H) 7.24 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 2.46 (s, 3 H)
実施例19
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(1−メチルエチル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)3−(1−メチルエチル)−6−キノリンカルバルデヒド
標題化合物は、実施例6d)に記載の手法にしたがって、白色固体として調製された(50%)。6−(ブロモメチル)−3−(1−メチルエチル)キノリンを実施例6c)の化合物の代わりに用いた。MS(ES+) m/e 200 [M+H]+
b)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(1−メチルエチル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例24に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(39%)。実施例19a)の化合物を実施例22d)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.02 (br. s., 1 H) 8.89 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.26 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 7.97 - 8.11 (m, 2 H) 7.88 (s, 1 H) 7.77 (dd, J=8.84, 1.77 Hz, 1 H) 7.58 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.24 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 3.03 - 3.23 (m, 1 H) 1.31 (d, J=7.07 Hz, 6 H)
実施例20
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(メチルアミノ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)6−ブロモ−N−メチル−4−キノリンアミン
実施例22a)の化合物(100mg,0.41mmol)およびメチルアミン(メタノール中2.0M,2mL,4mmol)の混合物をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、120℃に3時間加熱した。生成物を冷却し、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(塩化メチレン中0−10%メタノール)によって精製して、標題化合物を白色固体として得た(40mg,41%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)δ ppm 8.39 (d, J=5.81 Hz, 1 H) 8.04 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 7.80 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 7.67 (dd, J=8.84, 2.02 Hz, 1 H) 6.37 (d, J=5.81 Hz, 1 H) 3.02 (s, 3 H)
b)4−(メチルアミノ)−6−キノリンカルバルデヒド
標題化合物は、実施例6d)に記載の手法にしたがって、白色固体として調製された(66%)。実施例20a)の化合物を6−ブロモ−4−クロロキノリンの代わりに用いた。MS(ES+) m/e 187 [M+H]+
c)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(メチルアミノ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例24に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(41%)。実施例20a)の化合物を実施例22)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 8.37 - 8.56 (m, 2 H) 7.97 (br s, 1 H) 7.86 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.64 - 7.72 (m, 2 H) 7.55 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.20 (t, J=7.71 Hz, 1 H) 6.53 (d, J=4.80 Hz, 1 H) 2.96 (s, 3 H)
実施例21
エチル4−クロロ−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキシレート
a)エチル6−ブロモ−4−クロロ−3−キノリンカルボキシレート
実施例17a)の化合物(2.0g,6.8mmol)のPOCl(20mL)中混合物を一晩還流した。生成物を冷却し、氷水でクエンチし、酢酸エチルで希釈し、NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0−100%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を白色固体として得た(1.5g,72%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)δ ppm 9.22 (s, 1 H) 8.59 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.03 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.93 (dd, J=8.97, 2.15 Hz, 1 H) 4.53 (q, J=7.24 Hz, 2 H) 1.49 (t, J=7.20 Hz, 3 H)
b)エチル4−クロロ−6−エテニル−3−キノリンカルボキシレート
10mLのエチレングリコールジメチルエーテル/水=3/1中における実施例21a)の化合物(500mg,1.6mmol)、KCO(219mg,1.6mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(184mg,0.16mmol)およびトリエテニルボレートピリジン(191mg,0.8mmol)の混合物を85℃で1時間加熱した。生成物を冷却し、水でクエンチし、酢酸エチルによって抽出した。抽出物をMgSOで乾燥させ、ろ過し、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0−100%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を白色固体として得た(281mg,68%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)δ ppm 8.29 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 8.10 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.00 (dd, J=8.72, 1.89 Hz, 1 H) 6.96 (dd, J=17.68, 10.86 Hz, 1 H) 6.00 (d, J=17.68 Hz, 1 H) 5.51 (d, J=10.86 Hz, 1 H) 4.52 (q, J=7.24 Hz, 2 H) 1.48 (t, J=7.07 Hz, 3 H)
c)エチル4−クロロ−6−ホルミル−3−キノリンカルボキシレート
標題化合物は、実施例22c)に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(80%)。実施例21a)を実施例22b)の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)δ ppm 10.21 (s, 1 H) 9.25 (s, 1 H) 8.82 (d, J=1.26 Hz, 1 H) 8.24 (dd, J=8.59, 1.77 Hz, 1 H) 8.17 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 4.49 (q, J=7.24 Hz, 2 H) 1.45 (t, J=7.07 Hz, 3 H)
d)エチル4−クロロ−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキシレート
標題化合物は、実施例22d)に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(80%)。実施例21b)を実施例22c)の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.06 (br. s., 1 H) 9.16 (s, 1 H) 8.52 (s, 1 H) 8.20 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.92 - 8.05 (m, 2 H) 7.57 (dd, J=7.83, 3.03 Hz, 2 H) 7.17 - 7.29 (m, 1 H) 4.43 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 1.38 (t, J=7.07 Hz, 3 H)
実施例22
(5Z)−5−[(4−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)6−ブロモ−4−クロロキノリン
実施例17bの化合物(2g,8.9mmol)のPOCl(10mL)中溶液を一晩還流し、冷却し、氷水でクエンチした。沈殿を収集し、HOで洗浄し、真空下で乾燥させて、標題化合物を灰色固体として得た(1.8g,84%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 8.90 (d, J=4.80 Hz, 1 H) 8.37 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.07 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.03 (dd, J=8.84, 2.02 Hz, 1 H) 7.86 (d, J=4.55 Hz, 1 H)
b)4−クロロ−6−エテニルキノリン
実施例22a)の化合物(4.0g,16.5mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(190mg,0.16mmol)およびトリブチル(ビニル)スズ(4.8mL,16.5mmol)のジオキサン(10mL)中混合物をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃に40分間加熱した。生成物を真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(塩化メチレン中0−10%メタノール)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(2.5g,80%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)δ ppm 8.74 (d, J=4.80 Hz, 1 H) 8.13 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.10 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.94 (dd, J=8.84, 2.02 Hz, 1 H) 7.49 (d, J=4.55 Hz, 1 H) 6.95 (dd, J=17.68, 10.86 Hz, 1 H) 5.98 (d, J=17.43 Hz, 1 H) 5.48 (d, J=10.86 Hz, 1 H)
c)4−クロロ−6−キノリンカルバルデヒド
過ヨウ素酸ナトリウム(3.77g,17.6mmol)を、実施例22b)の化合物(835mg,4.4mmol)、2,6−ジメチルピリジン(1mL,8.8mmol)および四酸化オスミウム(t−ブタノール中2.5%,1.1mL,0.088mmol)のジオキサン/水=3:1(20mL)中溶液に加えた。生成物を周囲温度で1時間攪拌し続け、水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。抽出物をMgSOで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0−100%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を白色固体として得た(710mg,85%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)δ ppm 10.28 (s, 1 H) 8.95 (d, J=4.55 Hz, 1 H) 8.78 (s, 1 H) 8.29 (dd, J=8.84, 1.52 Hz, 1 H) 8.26 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.64 (d, J=4.80 Hz, 1 H)
d)(5Z)−5−[(4−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例6f)に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(32%)。実施例22c)の化合物を実施例6d)の化合物の代わりに用いた。酢酸ナトリウムをピペリジンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.08 (s, 1 H) 8.88 (d, J=4.80 Hz, 1 H) 8.39 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 8.18 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.03 (s, 1 H) 7.89 - 7.96 (m, 1 H) 7.83 (d, J=4.80 Hz, 1 H) 7.59 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.25 (t, J=8.08 Hz, 1 H)
実施例23
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(メチルオキシ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例24に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(22%)。KCOをピペリジンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.01 (br. s., 1 H) 8.78 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.29 (s, 1 H) 8.02 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.93 (s, 1 H) 7.72 - 7.85 (m, 1 H) 7.59 (d, J=8.34 Hz, 2 H) 7.25 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 7.09 (d, J=5.30 Hz, 1 H) 4.03 (s, 3 H)
実施例24
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(1−ピペリジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オントリフルオロアセテート
実施例22d)の化合物(20mg,0.046mmol)およびピペリジン(46μL,0.46mmol)のメタノール(2mL)中混合物をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃に30分間加熱した。生成物を濃縮し、分取HPLC(YMC 75 X 30mmカラム,水中0.1%TFAおよびアセトニトリル中0.1%TFA)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(11mg,49%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 8.64 (d, J=7.07 Hz, 1 H) 8.08 - 8.13 (m, 1 H) 7.99 - 8.05 (m, 2 H) 7.94 (s, 1 H) 7.60 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.27 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 7.20 (d, J=6.82 Hz, 1 H) 3.65 (br. s., 4 H) 1.55 - 1.66 (m, 6 H)
実施例25
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(4−モルホリニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例24に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(50%)。モルヒネをピペリジンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.06 (br. s., 1 H) 8.74 (d, J=4.80 Hz, 1 H) 8.06 (s, 1 H) 8.01 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.87 - 7.96 (m, 2 H) 7.59 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.26 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 7.04 (d, J=4.80 Hz, 1 H) 3.58 (s, 4 H) 3.09 (s, 4 H)
実施例26
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(8−フルオロ−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)5−クロロ−6−キノリンカルバルデヒド
実施例8b)の化合物(5/7−異性体の5:1混合物)(1.1g;5.7mmol)のアセトニトリル(50.0mL)中溶液を二酸化マンガン(1g)で処理し、室温で一晩攪拌した。該黒色懸濁液をセライトのパッドでろ過し、次いで、蒸発させて、標題化合物を無色粉末として得た(0.85g;78%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 7.81 (dd, J=8.59, 4.29 Hz, 1 H) 8.10 (s, 2 H) 8.80 (dd, J=8.59, 1.52 Hz, 1 H) 9.13 (dd, J=4.29, 1.52 Hz, 1 H) 10.59 (s, 1 H)
b)(5Z)−5−[(5−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン(261mg;1.0mmol)、実施例11a)の化合物(171mg;1.0mmol)およびピペリジン(0.12mL)のエタノール(2.0mL)中懸濁液を攪拌し、マイクロ波反応器中、150℃で20分間加熱した。該混合物を冷却し、ろ過して黄色固体を得、それを音波処理を用いて温かい酢酸(5.0mL)で処理し、ろ過して標題化合物を得た(40.2mg;9%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 7.23 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 7.57 (d, J=8.34 Hz, 2 H) 7.69 - 7.88 (m, 2 H) 8.00 - 8.24 (m, 2 H) 8.69 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 9.04 (dd, J=4.17, 1.39 Hz, 1 H) 13.18 (s, 1 H). C19H10Cl3N3OSの計算値: %C, 52.49; %H, 2.32; %N, 9.67; 実測値: %C, 52.20; %H, 2.12; %N, 9.55.
実施例27
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({4−[(3,3−ジメチルブチル)アミノ]−6−キノリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オントリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例24に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(44%)。3,3−ジメチル−1−ブタンアミンをピペリジンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.90 (br. s., 1 H) 13.12 (br. s., 1 H) 9.13 (s, 1 H) 8.74 (s, 1 H) 8.54 (d, J=7.07 Hz, 1 H) 7.95 (q, J=9.01 Hz, 2 H) 7.77 (s, 1 H) 7.58 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.25 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 6.89 (d, J=7.07 Hz, 1 H) 3.48 - 3.59 (m, 2 H) 1.52 - 1.69 (m, 2 H) 0.97 (s, 9 H)
実施例28
エチル6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキシレート
a)エチル6−ホルミル−3−キノリンカルボキシレート
16mLの溶媒(MeOH/THF=3/1)中における実施例22b)の化合物(800mg,3.0mmol)、トリエチルアミン(0.64mL,4.5mmol)および炭素上のパラジウム(10重量%,80mg)の混合物を周囲温度下で2時間、バルーン中における水素で水素化に付した。生成物をろ過し、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0−100%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を白色固体として得た(450mg,65%)。MS(ES+) m/e 230 [M+H]+
b)エチル6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキシレート
標題化合物は、実施例24に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(35%)。実施例28a)の化合物を実施例22d)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.06 (br. s., 1 H) 9.33 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 9.13 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 8.37 (s, 1 H) 8.17 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.00 (dd, J=8.97, 1.64 Hz, 1 H) 7.90 (s, 1 H) 7.58 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.25 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 4.42 (q, J=7.24 Hz, 2 H) 1.38 (t, J=7.07 Hz, 3 H)
実施例29
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボン酸
実施例28b)の化合物(20mg,0.04mmol)、NaOH(6N,2mL)およびMeOH(2mL)の混合物を一晩攪拌し続けた。生成物を酸性化した。沈殿を収集し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、標題化合物を黄色固体として得た(17mg,90%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.65 (br. s., 1 H) 13.09 (s, 1 H) 9.31 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 9.09 (s, 1 H) 8.37 (s, 1 H) 8.15 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.97 (dd, J=8.97, 1.64 Hz, 1 H) 7.90 (s, 1 H) 7.58 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.24 (t, J=8.08 Hz, 1 H)
実施例30
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキサミド
水酸化アンモニウム(1mL)を、実施例28の化合物(20mg,0.042mmol)のメタノール(1mL)中溶液に加えた。該混合物を一晩攪拌し続け、真空下で濃縮し、酸性化した。沈殿を収集し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、標題化合物を黄色固体として得た(20mg,98%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 9.30 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.91 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 8.19 (s, 1 H) 8.13 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.87 - 7.99 (m, 2 H) 7.58 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.24 (t, J=7.96 Hz, 1 H)
実施例31
(5Z)−5−({4−[(2−シクロプロピルエチル)アミノ]−6−キノリニル}メチリデン)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オントリフルオロアセテート
実施例22d)の化合物(48mg,0.11mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(58μL,0.33mmol)および2−シクロプロピルエタンアミン塩酸塩(38mg,0.33mmol)のメタノール(5mL)中混合物をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃に1時間加熱した。生成物を濃縮し、分取HPLC(YMC 75X30mmカラム,水中0.1%TFAおよびアセトニトリル中0.1%TFA)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(12mg,43%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.96 (br. s., 1 H) 13.12 (br. s., 1 H) 9.16 - 9.35 (m, 1 H) 8.75 (s, 1 H) 8.52 (d, J=7.07 Hz, 1 H) 7.88 - 8.05 (m, 2 H) 7.77 (s, 1 H) 7.57 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.24 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 6.94 (d, J=7.07 Hz, 1 H) 3.62 (q, J=6.57 Hz, 2 H) 1.60 (q, J=6.91 Hz, 2 H) 0.70 - 0.87 (m, 1 H) 0.32 - 0.47 (m, 2 H) 0.10 (q, J=4.72 Hz, 2 H)
実施例32
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(1−ピロリジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例24に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(72%)。ピロリジンをピペリジンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 14.00 (br. s., 1 H) 13.10 (br. s., 1 H) 8.62 (s, 1 H) 8.40 (d, J=7.33 Hz, 1 H) 8.01 (s, 1 H) 7.94 (s, 2 H) 7.59 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.25 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 6.77 (d, J=7.33 Hz, 1 H) 3.91 (br. s., 4 H) 2.00 (s, 4 H)
実施例33
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(ヒドロキシメチル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
LiAlH(THF中1.0M,82μL,0.082mmol)を、実施例28b)の化合物(20mg,0.041mmol)の乾燥THF(5mL)中溶液に加えた。混合物を2時間攪拌し続け、MeOHでクエンチし、真空下で濃縮し、分取HPLC(YMC 75X30mmカラム,水中0.1%TFAおよびアセトニトリル中0.1%TFA)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(11mg,65%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 8.82 (s, 1 H) 8.22 (s, 1 H) 7.70 - 8.09 (m, 3 H) 7.26 - 7.47 (m, 3 H) 6.98 (d, J=14.15 Hz, 1 H) 4.71 (s, 2 H)
実施例34
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−N−メチル−3−キノリンカルボキサミド塩酸塩
メチルアミン(メタノール中2.0M,2mL,4mmol)を実施例28b)の化合物(20mg,0.042mmol)の水(2mL)中溶液に加えた。該混合物を周囲温度で一晩攪拌し続け、濃縮し、酸性化した。沈殿を収集し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、標題化合物を黄色固体として得た(12mg,63%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 9.37 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 9.05 (s, 1 H) 8.98 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 8.26 (s, 1 H) 8.20 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.02 (dd, J=8.84, 1.52 Hz, 1 H) 7.94 (s, 1 H) 7.84 (br. s., 1 H) 7.59 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.25 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 2.85 (d, J=4.55 Hz, 3 H)
実施例35
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−N,N−ジメチル−3−キノリンカルボキサミド
実施例29の化合物(34mg,0.076mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(26μL,0.15mmol)、ジメチルアミン塩酸塩(6.2μL,0.076mmol)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(15mg,0.076mmol)の乾燥塩化メチレン(5mL)中混合物を周囲温度で一晩攪拌し続け、次いで、40℃に5時間加熱した。生成物を塩化メチレン(30mL)で希釈し、1N HCl、飽和NaHCOおよびブラインで順次洗浄した。有機層をMgSOで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(塩化メチレン中0−10%メタノール)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(14mg,40%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 8.94 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.60 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 8.19 (s, 1 H) 8.12 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.89 - 7.98 (m, 2 H) 7.58 (d, J=8.34 Hz, 2 H) 7.24 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 3.05 (s, 3 H) 2.99 (s, 3 H)
実施例36
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(4−フェニル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オントリフルオロアセテート
DME/HO=3/1(2mL)中における実施例22d)の化合物(20mg,0.046mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(2.2mg,0.0018mmol)、炭酸カリウム(38mg,0.28mmol)およびフェニルボロン酸(5.6mg,0.046mmol)の混合物をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、120℃に1時間加熱した。生成物を濃縮し、分取HPLC(YMC 75X30mmカラム,水中0.1%TFAおよびアセトニトリル中0.1%TFA)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(10mg,45%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 12.99 (br. s., 1 H) 9.01 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 8.17 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.01 (dd, J=8.84, 2.02 Hz, 1 H) 7.85 - 7.91 (m, 2 H) 7.68 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.59 - 7.66 (m, 2 H) 7.55 - 7.58 (m, 2 H) 7.48 (d, J=7.07 Hz, 2 H) 7.38 - 7.43 (m, 1 H) 7.23 (t, J=7.71 Hz, 2 H)
実施例37
(5Z)−2−[(3−クロロ−2−ビフェニリル)アミノ]−5−[(4−フェニル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オントリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例36に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(50%)。2当量のフェニルボロン酸を用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 12.67 (br. s., 1 H) 9.02 (d, J=4.55 Hz, 1 H) 8.16 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.99 (dd, J=8.84, 2.02 Hz, 1 H) 7.86 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 7.76 (s, 1 H) 7.69 (dd, J=5.94, 3.66 Hz, 1 H) 7.58 (d, J=4.55 Hz, 1 H) 7.42 - 7.53 (m, 5 H) 7.22 - 7.40 (m, 7 H)
実施例38
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(4−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)6−エテニル−4−メチルキノリン
臭化メチルマグネシウム(ジエチルエーテル中3.0M,0.42mL,1.26mmol)を、THF(2mL)およびNMP(0.2mL)中における実施例22b)の化合物(100mg,0.53mmol)、Fe(acac)(9.3mg,0.026mmol)の混合物に滴下した。該混合物を1時間攪拌し続け、1N HClによってクエンチし、酢酸エチルで抽出した。抽出物を飽和NaHCOおよびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0−100%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(50mg,56%)。MS(ES+) m/e 170 [M+H]+
b)4−メチル−6−キノリンカルバルデヒド
標題化合物は、実施例22c)に記載の手法にしたがって、白色固体として調製された(79%)。実施例38a)の化合物を実施例22b)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)δ ppm 10.22 (s, 1 H) 8.89 (d, J=4.55 Hz, 1 H) 8.53 (d, J=1.26 Hz, 1 H) 8.21 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.18 (dd, J=8.59, 1.77 Hz, 1 H) 7.35 (d, J=3.54 Hz, 1 H) 2.81 (s, 3 H).
c)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(4−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例24に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(41%)。実施例38b)の化合物を実施例22d)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.02 (br. s., 1 H) 8.79 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 8.38 (s, 1 H) 8.06 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.99 (s, 1 H) 7.75 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.58 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.42 (d, J=4.04 Hz, 1 H) 7.25 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 2.66 (s, 3 H)
実施例39
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(1−メチルエチル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例38に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(45%)。臭化イソプロピルマグネシウムを臭化メチルマグネシウムの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.02 (br. s., 1 H) 8.87 (d, J=4.55 Hz, 1 H) 8.51 (s, 1 H) 8.09 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.04 (s, 1 H) 7.77 (dd, J=8.72, 1.14 Hz, 1 H) 7.59 (d, J=8.34 Hz, 2 H) 7.48 (d, J=4.55 Hz, 1 H) 7.25 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 3.74 (qq, J=6.82 Hz, 1 H) 1.31 (d, J=6.82 Hz, 6 H)
実施例40
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(4−エチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例38に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(45%)。臭化エチルマグネシウムを臭化メチルマグネシウムの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.02 (br. s., 1 H) 8.83 (d, J=4.04 Hz, 1 H) 8.43 (s, 1 H) 7.95 - 8.18 (m, 2 H) 7.77 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.59 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.43 (d, J=4.04 Hz, 1 H) 7.25 (t, J=7.96 Hz, 1 H) 3.07 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 1.26 (t, J=7.07 Hz, 3 H)
実施例41
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−キノリンカルボニトリル
a)6−エテニル−4−キノリンカルボニトリル
実施例22b)の化合物(100mg,0.53mmol)、Zn(CN)(37mg,0.32mmol)、Pd(dba)(19.4mg,0.02mmol)、dppf(23.5mg,0.04mmol)およびZn(4mg,0.064mmol)のN,N−ジメチルアセトアミド(2mL)中混合物をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、180℃に5分間加熱した。生成物を冷却し、酢酸エチルで希釈し、NHOHおよびブラインで洗浄した。有機層をMgSOで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(塩化メチレン中0−10%メタノール)によって精製して白色固体を得た(70mg,73%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)δ ppm 8.98 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 8.16 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.06 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 8.01 (dd, J=8.84, 1.77 Hz, 1 H) 7.73 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 6.96 (dd, J=17.56, 10.99 Hz, 1 H) 6.04 (d, J=17.43 Hz, 1 H) 5.55 (d, J=10.86 Hz, 1 H)
b)6−ホルミル−4−キノリンカルボニトリル
標題化合物は、実施例22c)に記載の方法にしたがって、白色固体として調製された(59%)。実施例41a)の化合物を実施例22b)の化合物の代わりに用いた。
MS(ES+) m/e 183 [M+H]+
c)6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−キノリンカルボニトリル
標題化合物は、実施例6f)に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(14%)。実施例41b)の化合物を実施例6d)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.13 (s, 1 H) 9.13 (d, J=4.55 Hz, 1 H) 8.22 - 8.31 (m, 2 H) 8.17 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 8.05 (s, 1 H) 8.00 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.58 (d, J=8.34 Hz, 2 H) 7.24 (t, J=8.08 Hz, 1 H)
実施例42
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(4−ピリジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例37に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(24%)。4−ピリジニルボロン酸をフェニルボロン酸の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.02 (br. s., 1 H) 9.06 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 8.63 (d, J=4.80 Hz, 2 H) 8.21 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.94 - 8.00 (m, 1 H) 7.87 - 7.94 (m, 2 H) 7.68 (d, J=5.31 Hz, 2 H) 7.59 - 7.65 (m, 3 H) 7.33 (t, J=8.21 Hz, 1 H)
実施例43
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(3−ピリジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例37に記載の手法にしたがって、黄色固体として調製された(24%)。3−ピリジニルボロン酸をフェニルボロン酸の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 12.99 (br. s., 1 H) 9.02 (d, J=4.55 Hz, 1 H) 8.70 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 8.65 (dd, J=4.80, 1.52 Hz, 1 H) 8.18 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.93 - 8.03 (m, 2 H) 7.89 (s, 1 H) 7.85 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 7.66 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.61 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 7.38 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 7.17 (dd, J=7.71, 4.93 Hz, 1 H)
実施例44
エチル6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキシレート
a)エチル6−ブロモ−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキシレート
実施例21a)の化合物(200mg,0.64mmol)およびモルホリン(111mg,1.28mmol)のメタノール(2mL)中混合物をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、120℃に5分間加熱した。生成物を酢酸エチルで希釈し、1N HCl、飽和NaHCOおよびブラインで順次洗浄した。有機層をMgSOで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(塩化メチレン中0−10%メタノール)によって精製して、白色固体を得た(150mg,64%)。
MS(ES+) m/e 365 [M+H]+
b)エチル6−エテニル−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキシレート
標題化合物は、実施例22b)に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(70%)。実施例44a)の化合物を実施例22a)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)δ ppm 8.86 (s, 1 H) 8.09 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 8.04 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.89 (dd, J=8.84, 2.02 Hz, 1 H) 6.92 (dd, J=17.56, 10.99 Hz, 1 H) 5.92 (d, J=17.68 Hz, 1 H) 5.44 (d, J=11.12 Hz, 1 H) 4.48 (d, J=7.07 Hz, 2 H) 3.99 (t, J=4.29 Hz, 4 H) 3.36 (t, J=4.80 Hz, 4 H) 1.47 (t, J=7.07 Hz, 3 H)
c)エチル6−ホルミル−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキシレート
標題化合物は、実施例22c)に記載の方法にしたがって、白色固体として調製された(71%)。実施例44b)の化合物を実施例22b)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)δ ppm 10.10 (s, 1 H) 8.89 (s, 1 H) 8.59 (d, J=1.01 Hz, 1 H) 8.08 (dd, J=8.59, 1.52 Hz, 1 H) 8.05 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 4.43 (q, J=7.16 Hz, 2 H) 3.95 (t, J=4.80 Hz, 4 H) 3.34 (t, J=4.55 Hz, 3 H) 1.41 (t, J=7.20 Hz, 3 H)
d)エチル6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキシレート
標題化合物は、実施例22d)に記載の方法にしたがって、白色固体として調製された(24%)。実施例44c)の化合物を実施例22c)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.09 (s, 1 H) 8.83 (s, 1 H) 8.25 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 8.04 - 8.10 (m, 1 H) 7.97 - 8.03 (m, 1 H) 7.96 (s, 1 H) 7.52 - 7.62 (m, 2 H) 7.24 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 4.41 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 3.49 - 3.61 (m, 4 H) 3.07 - 3.18 (m, 4 H) 1.37 (t, J=7.20 Hz, 3 H)
実施例45
エチル6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボキシレート
標題化合物は、実施例44に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(70%)。1−メチルピペラジンをモルホリンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 12.59 (br. s., 1 H) 8.79 (s, 1 H) 8.12 (s, 1 H) 8.05 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.88 - 7.96 (m, 2 H) 7.55 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.22 (t, J=7.96 Hz, 1 H) 4.38 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 3.19 (s, 4 H) 2.31 (s, 4 H) 1.36 (t, J=7.07 Hz, 3 H)
実施例46
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキサミドトリフルオロアセテート
a)6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボン酸
NaOH(水中6N,2mL,12mmol)を、実施例44d)の化合物(50mg,0.09mmol)のメタノール(2mL)中溶液に加えた。該混合物を周囲温度で4時間攪拌し続け、1N HClで酸性化した。沈殿を収集し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、標題化合物を黄色固体として得た(40mg,85%)。
MS(ES+) m/e 429 [M+H]+
b)6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキサミドトリフルオロアセテート
1,1’−カルボニルジイミダゾール(30.7mg,0.19mmol)を実施例46a)の化合物(50mg,0.095mmol)のDMF(2mL)中溶液に加えた。該混合物を50℃に半時間加熱し、次いで、水酸化アンモニウム(2mL)を加えた。生成物を50℃で2時間維持し、真空下で濃縮し、分取HPLC(YMC 75X30mmカラム,水中0.1%TFAおよびアセトニトリル中0.1%TFA)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(15mg,29%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.08 (br. s., 1 H) 8.68 (s, 1 H) 8.23 (s, 1 H) 8.16 (s, 1 H) 8.01 - 8.06 (m, 1 H) 7.92 - 8.00 (m, 2 H) 7.84 (s, 1 H) 7.57 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.25 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 3.56 (s, 4 H) 3.21 (s, 4 H)
実施例47
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−モルホリニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}シクロブタンカルボキサミド
a)N−(3−アミノ−4−クロロフェニル)シクロブタンカルボキサミド
塩化シクロブチルカルボニル(3.64mL,31.9mmol)を、ジクロロメタン(30mL)中における4−クロロ−3−ニトロアニリン(5.00g,29.0mmol)およびピリジン(3.5mL,43.2mmol)の氷冷攪拌溶液にアルゴン下で滴下した。該混合物を室温に温め、1時間攪拌し、次いで、減圧下で溶媒を除去した。0.5M水性炭酸カリウム(10mL)およびメタノール(30mL)を加え、該混合物を0.5時間攪拌し、次いで、水(200mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出物を洗浄し(1M水性HCl、水、ブライン)、乾燥させ(MgSO)、減圧下で蒸発乾固した。メタノール(150mL)中における該粗アミドの溶液をRaney(登録商標)ニッケル(〜0.5g)と共に、1atmの水素下で18時間攪拌した。水素を除去後、該混合物をPTFEミクロ細孔フィルターによってろ過し、次いで、減圧下で蒸発させて、標題化合物を油として得た(6.52g,100%)。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δ 1.80 (m, 1H), 1.92 (m, 1H), 2.03-2.11 (m, 2H), 2.14-2.24 (m, 2H), 3.18 (m, 1H), 5.32 (s, 2H), 6.73 (dd, J = 8.6, 2.5 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 9.56 (s, 1H).
b)N−{4−クロロ−3−[(4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}シクロブタン−カルボキサミド
実施例47(a)の化合物(6.55g,29.0mmol)、2−(メチルチオ)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン(A. I. Khodair, J. Heterocyclic Chem., 2002, 39, 1153;5.30g,36.0mmol)およびエタノール(36mL)の混合物を18時間熱還流し、次いで、冷却した。該固体をろ過し、エタノールで洗浄し、乾燥させて、標題化合物を茶色固体として得た(8.33g,89%)。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6)δ 1.82 (m, 1H), 1.95 (m, 1H), 2.10 (m, 2H), 2.21 (m, 2H), 3.21 (m, 1H), 4.03 (s, 2H), 7.30 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.38 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.45 (s, 1H), 9.85 (s, 1H), 11.99 (br s, 1H)
c)N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−モルホリニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}シクロブタンカルボキサミド
標題化合物は、実施例22d)に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(11%)。実施例47(b)の化合物を2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オンの代わりに用い、モルホリンを酢酸ナトリウムの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 12.79 (br. s., 1 H) 9.95 (s, 1 H) 8.74 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.06 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 7.98 - 8.03 (m, 1 H) 7.86 - 7.94 (m, 2 H) 7.62 (d, J=2.27 Hz, 1 H) 7.43 - 7.50 (m, 1 H) 7.39 (dd, J=8.00, 4.00 Hz, 1 H) 7.03 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 3.52 - 3.60 (m, 4 H) 3.16 - 3.27 (m, 2 H) 3.02 - 3.13 (m, J=3.79 Hz, 4 H) 2.15 - 2.27 (m, 2 H) 2.04 - 2.13 (m, 2 H) 1.87 - 1.98 (m, 1 H)
実施例48
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}シクロブタンカルボキサミド
標題化合物は、実施例22d)に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(12%)。実施例47(b)の化合物を2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オンの代わりに用い、1−メチルピペラジンを酢酸ナトリウムの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δppm 9.93 (s, 1 H) 8.71 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 7.95 - 8.03 (m, 2 H) 7.84 - 7.92 (m, 2 H) 7.50 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.42 - 7.46 (m, 2 H) 7.01 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 3.16 - 3.24 (m, 1 H) 3.11 (br. s., 4 H) 2.36 (br. s., 4 H) 2.17 - 2.22 (m, 1 H) 2.15 (s, 3 H) 2.01 - 2.10 (m, 2 H) 1.86 - 1.96 (m, 1 H) 1.72 - 1.83 (m, 1 H)
実施例49
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボキサミドトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例46に記載の方法にしたがって、白色固体として調製された(50%)。実施例45の化合物を実施例44d)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.10 (br. s., 2 H) 10.06 (br. s., 3 H) 8.79 (s, 3 H) 8.30 (d, J=14.15 Hz, 2 H) 8.04 - 8.13 (m, 2 H) 7.98 (s, 1 H) 7.84 (dd, J=8.84, 1.52 Hz, 1 H) 7.71 (d, J=1.26 Hz, 1 H) 7.60 (d, J=8.34 Hz, 2 H) 7.25 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 3.52 (s, 4 H) 3.48 (s, 4 H) 2.92 (s, 3 H)
実施例50
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
標題化合物は、実施例22d)に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(30%)。ピペラジンを酢酸ナトリウムの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 8.71 (d, J=4.55 Hz, 1 H) 8.09 (s, 1 H) 7.98 (d, J=8.34 Hz, 1 H) 7.81 (br. s., 1 H) 7.70 (br. s., 1 H) 7.29 - 7.59 (m, 2 H) 6.86 - 7.22 (m, 2 H) 3.21 (br. s., 4 H) 3.05 (br. s., 4 H)
実施例51
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−4−オキソ−5−{[4−(1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}シクロブタンカルボキサミド
標題化合物は、実施例22d)に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(19%)。実施例47(b)の化合物を2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オンの代わりに用い、ピペラジンを酢酸ナトリウムの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 9.92 (s, 1 H) 8.70 (d, J=5.05 Hz, 1 H) 8.08 (s, 1 H) 7.97 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.84 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.74 (s, 1 H) 7.34 - 7.47 (m, 3 H) 7.01 (d, J=4.80 Hz, 1 H) 3.20 - 3.29 (m, 1 H) 3.17 (s, 3 H) 3.13 (br. s., 4 H) 2.89 (br. s., 4 H) 2.16 - 2.28 (m, 2 H) 2.03 - 2.14 (m, 2 H) 1.87 - 1.98 (m, 1 H) 1.78 (q, J=9.60 Hz, 1 H)
実施例52
エチル6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(ジメチルアミノ)−3−キノリンカルボキシレート
標題化合物は、実施例21d)に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(17%)。ジメチルアミンを酢酸ナトリウムの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.07 (br. s., 1 H) 8.84 (s, 1 H) 8.63 (s, 1 H) 7.96 - 8.05 (m, 2 H) 7.83 - 7.96 (m, 1 H) 7.58 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.25 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 4.36 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 3.44 (s, 6 H) 1.35 (t, J=7.07 Hz, 3 H)
実施例53
エチル6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(メチルアミノ)−3−キノリンカルボキシレート
標題化合物は、実施例21d)に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(52%)。メチルアミンを酢酸ナトリウムの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 12.99 (br. s., 1 H) 9.06 (br. s., 1 H) 8.82 (s, 1 H) 8.63 (d, J=1.26 Hz, 1 H) 7.92 (s, 1 H) 7.86 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.72 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.58 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.24 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 4.33 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 3.28 (d, J=5.05 Hz, 3 H) 1.34 (t, J=7.07 Hz, 3 H)
実施例54(GSK918678A, DC205761−110A1)
実施例54
エチル6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(ジメチルアミノ)−3−キノリンカルボキシレートトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例53に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(27%)。ジメチルアミンを酢酸ナトリウムの代わりに用い、実施例47(b)の化合物を2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 12.82 (br. s., 1 H) 9.98 (s, 1 H) 8.83 (s, 1 H) 8.56 (s, 1 H) 7.99 - 8.05 (m, 1 H) 7.91 - 7.97 (m, 2 H) 7.55 (d, J=2.27 Hz, 1 H) 7.44 - 7.49 (m, 1 H) 7.35 - 7.43 (m, 1 H) 4.36 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 3.35 (s, 6 H) 3.19 - 3.27 (m, 1 H) 2.16 - 2.28 (m, 2 H) 2.05 - 2.15 (m, 2 H) 1.88 - 2.01 (m, 1 H) 1.72 - 1.84 (m, 1 H)
実施例55
エチル6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(メチルアミノ)−3−キノリンカルボキシレート
標題化合物は、実施例52に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(41%)。メチルアミンを酢酸ナトリウムの代わりに用い、実施例47(b)の化合物を2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 12.74 (br. s., 1 H) 9.94 (s, 1 H) 9.04 (br. s., 1 H) 8.82 (s, 1 H) 8.62 (d, J=1.26 Hz, 1 H) 7.83 - 7.90 (m, 2 H) 7.76 (dd, J=8.84, 1.52 Hz, 1 H) 7.52 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.37 - 7.48 (m, 2 H) 4.32 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 3.28 (d, J=5.31 Hz, 3 H) 3.17 - 3.25 (m, 1 H) 2.16 - 2.29 (m, 2 H) 2.04 - 2.15 (m, 2 H) 1.86 - 1.99 (m, 1 H) 1.68 - 1.85 (m, 1 H)
実施例56
エチル6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキシレートトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例55に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(32%)。モルホリンをメチルアミンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 12.85 (br. s., 1 H) 9.92 (s, 1 H) 8.84 (s, 1 H) 8.23 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 7.99 - 8.11 (m, 2 H) 7.92 (s, 1 H) 7.62 (d, J=2.27 Hz, 1 H) 7.40 - 7.47 (m, 1 H) 7.35 (dd, J=8.84, 2.53 Hz, 1 H) 4.40 (q, J=7.24 Hz, 2 H) 3.50 - 3.62 (m, 4 H) 3.08 - 3.23 (m, 4 H) 2.13 - 2.26 (m, 2 H) 2.01 - 2.12 (m, 2 H) 1.84 - 1.97 (m, 1 H) 1.69 - 1.82 (m, 1 H) 1.36 (t, J=7.07 Hz, 3 H)
実施例57
エチル6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−ピリジニル)−3−キノリンカルボキシレートトリフルオロアセテート
a)エチル6−エテニル−4−(4−ピリジニル)−3−キノリンカルボキシレート
DME/HO=3/1(2mL)中における実施例21b)の化合物(180mg,0.69mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(32mg,0.0028mmol)、炭酸ナトリウム(219mg,2.07mmol)および4−ピリジニルボロン酸(340mg,2.77mmol)の混合物をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃に半時間加熱した。生成物を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中0−100%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(80mg,38%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 9.40 (s, 1 H) 8.63 - 8.91 (m, 2 H) 8.19 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.01 (dd, J=8.84, 2.02 Hz, 1 H) 6.74 (dd, J=17.68, 10.86 Hz, 1 H) 5.84 (d, J=17.43 Hz, 1 H) 5.40 (d, J=11.12 Hz, 1 H) 4.18 (q, J=7.24 Hz, 2 H) 1.09 (t, J=7.20 Hz, 3 H)
b)エチル6−ホルミル−4−(4−ピリジニル)−3−キノリンカルボキシレート
標題化合物は、実施例22c)に記載の方法にしたがって、白色固体として調製された(85%)。実施例57a)の化合物を4−クロロ−6−エテニルキノリン(実施例22b)の代わりに用いた。
MS(ES+) m/e 307 [M+H]+
c)エチル6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−ピリジニル)−3−キノリンカルボキシレートトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例22(d)に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(17%)。実施例57b)の化合物を実施例22c)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.01 (br. s., 1 H) 9.36 (s, 1 H) 8.60 (d, J=4.80 Hz, 2 H) 8.25 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.05 (dd, J=8.84, 1.77 Hz, 1 H) 7.85 (s, 1 H) 7.64 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.45 - 7.55 (m, 3 H) 7.35 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 4.09 (q, J=6.99 Hz, 2 H) 0.96 (t, J=7.07 Hz, 3 H)
実施例58
エチル6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−ピリジニル)−3−キノリンカルボキシレートトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例57c)に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(41%)。ジメチルアミンを酢酸ナトリウムの代わりに用い、実施例47(b)の化合物を2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 12.75 (br. s., 1 H) 10.00 (s, 1 H) 9.35 (s, 1 H) 8.61 (d, J=5.56 Hz, 1 H) 8.25 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.05 (dd, J=8.84, 1.77 Hz, 1 H) 7.81 (s, 1 H) 7.44 - 7.62 (m, 6 H) 4.09 (q, J=7.24 Hz, 2 H) 3.13 - 3.33 (m, 1 H) 2.17 - 2.29 (m, 2 H) 2.04 - 2.14 (m, 2 H) 1.87 - 1.99 (m, 1 H) 1.73 - 1.83 (m, 1 H) 0.96 (t, J=7.07 Hz, 3 H)
実施例59
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−ピリジニル)−3−キノリンカルボキサミドトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例46に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(70%)。実施例57の化合物を実施例44d)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.00 (br. s., 1 H) 9.04 (s, 1 H) 8.52 (d, J=5.30 Hz, 2 H) 8.21 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.92 - 8.03 (m, 2 H) 7.86 (s, 1 H) 7.64 (d, J=8.08 Hz, 3 H) 7.56 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 7.32 - 7.41 (m, 3 H)
実施例60
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−キノリンカルボン酸トリフルオロアセテート
a)6−エテニル−4−キノリンカルボン酸
NaOH(6N,0.5mL,3mmol)を、実施例41a)の化合物(200mg,1.1mmol)のメタノール(0.5mL)中溶液に加えた。該混合物をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃に5分間加熱した。生成物を中和した。沈殿を収集し、真空下で乾燥させて、標題化合物を灰色固体として得た(140mg,64%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.94 (br. s., 1 H) 9.00 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 8.64 (s, 1 H) 8.09 (s, 2 H) 7.93 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 6.99 (dd, J=17.68, 10.86 Hz, 1 H) 6.05 (d, J=17.43 Hz, 1 H) 5.47 (d, J=11.12 Hz, 1 H)
b)6−ホルミル−4−キノリンカルボン酸
標題化合物は、実施例22c)に記載の方法にしたがって、白色固体として調製された(64%)。実施例60a)の化合物を実施例22b)の化合物の代わりに用いた。
MS(ES+) m/e 203 [M+H]
c)6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−キノリンカルボン酸トリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例24に記載の方法にしたがって、白色固体として調製された(9%)。実施例60b)の化合物を実施例22d)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d ppm 14.01 (br. s., 1 H) 13.05 (br. s., 1 H) 9.08 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 8.96 (d, J=1.01 Hz, 1 H) 8.18 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.00 (d, J=4.55 Hz, 1 H) 7.89 - 7.97 (m, 2 H) 7.58 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.25 (t, J=8.08 Hz, 1 H)
実施例61
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−キノリンカルボキサミドトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例46b)に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(75%)。実施例60c)の化合物を実施例46a)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.03 (br. s., 1 H) 9.01 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 8.45 (s, 1 H) 8.28 (s, 1 H) 8.14 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.96 (s, 1 H) 7.91 (s, 1 H) 7.84 - 7.89 (m, 1 H) 7.64 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 7.58 (d, J=8.08 Hz, 1 H)
実施例62
メチル6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−キノリンカルボキシレートトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例61に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(46%)。メタノールを水酸化アンモニウムの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.11 (br. s., 1 H) 9.10 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 8.72 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 8.19 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.01 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 7.99 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 7.94 (s, 1 H) 7.60 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.25 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 3.75 (s, 3 H)
実施例63
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−N−メチル−4−キノリンカルボキサミドトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例61に記載の方法にしたがって、茶色固体として調製された(26%)。メチルアミンを水酸化アンモニウムの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.06 (br. s., 1 H) 8.99 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 8.74 (d, J=4.80 Hz, 1 H) 8.20 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 8.14 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.96 (dd, J=8.84, 1.77 Hz, 1 H) 7.92 (s, 1 H) 7.54 - 7.63 (m, 3 H) 7.25 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 2.62 (d, J=4.55 Hz, 3 H)
実施例64
6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−N,N−ジメチル−4−キノリンカルボキサミドトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例61に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(47%)。ジメチルアミンを水酸化アンモニウムの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.08 (br. s., 1 H) 9.00 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 8.16 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.94 - 8.02 (m, 2 H) 7.79 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 7.60 (d, J=8.08 Hz, 2 H) 7.53 (d, J=4.29 Hz, 1 H) 7.27 (t, J=8.21 Hz, 1 H) 2.85 (s, 3 H) 2.62 (s, 3 H)
実施例65
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(4−モルホリニルカルボニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オントリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例61に記載の方法にしたがって、灰色固体として調製された(70%)。モルホリンを水酸化アンモニウムの代わりに用いた。
MS(ES+) m/e 513 [M+H]
実施例66
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−6−キノリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オントリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例61に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(44%)。1−メチルピペラジンを水酸化アンモニウムの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm 13.08 (br. s., 1 H) 9.97 (br. s., 1 H) 9.04 (d, J=4.04 Hz, 1 H) 8.18 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.07 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 8.00 (s, 1 H) 7.88 (dd, J=8.97, 1.64 Hz, 1 H) 7.55 - 7.67 (m, 3 H) 7.27 (t, J=8.08 Hz, 1 H) 4.60 (br. s., 2 H) 3.53 - 3.69 (m, 2 H) 3.08 - 3.31 (m, 4 H) 2.84 (s, 3 H)
実施例67
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(ジメチルアミノ)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
モルホリンの代わりにジメチルアミンを用いることを除き、実施例1c)、1d)、1e)および1f)の手法にしたがって、標題化合物を黄色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d)δ ppm 8.80 (s, 1 H) 8.53 (s, 1 H) 7.88 (d, J=7.0 Hz, 2 H) 7.73 (s, 1 H) 7.39 (d, J=8.1 Hz, 2 H) 7.34 - 7.39 (m, 1 H) 7.09 (t, J=8.1 Hz, 1 H) 3.29 (s, 6 H).
実施例68
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({3−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−6−キノキサリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)2−(2−クロロエチル)−7−エテニルキノキサリン
1,2−ジメトキシエタン(21.0mL)および水(7.0mL)中における7−ブロモ−2(1H)−キノキサリノン(Linda, P; Marino, G. Ric. Sci. Rend., Ser. A. 1963, 3, 225-228の方法によって調製された)(3.00g;13.3mmol)、ビニルボロン酸無水物ピリジン錯体(1.60g;6.67mmol)、炭酸カリウム(1.84g;13.3mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(1.54g;1.33mmol)の溶液を85℃に一晩加熱した。周囲温度に冷却後、水を加え、反応混合物を酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。残渣をオキシ塩化リン(3.0mL)で処理し、一晩熱還流した。周囲温度に冷却後、水を加え、該溶液を固形NaHCOで中和し、反応混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン中0−20%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物と2−クロロ−7−エテニルキノキサリンの混合物を白色固体として得た。
MS(ES+) m/e 219 [M+H]+
b)[2−(7−エテニル−2−キノキサリニル)エチル]ジメチルアミン
モルホリンの代わりにジメチルアミンを用い、実施例1b)の化合物の代わりに実施例68a)の化合物を用いることを除き、実施例1c)の手法にしたがって、標題化合物を白色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.45 (s, 1 H) 7.78 (d, J=8.3 Hz, 1 H) 7.54 (s, 1 H) 7.22 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H) 5.78 - 5.96 (m, 1 H) 5.02 - 5.11 (m, 1 H) 4.94 - 5.01 (m, 1 H) 3.28 (s, 6 H) 2.81 - 2.90 (m, 2 H) 2.38 - 2.53 (m, 2 H). MS(ES+) m/e 228 [M+H]+
c)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({3−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−6−キノキサリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
実施例1d)の化合物の代わりに実施例68b)の化合物を用いることを除き実施例1e)および1f)の手法にしたがって、標題化合物を薄黄色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.6 (s, 1 H) 8.61 (s, 1 H) 7.68 (d, J=8.3 Hz, 1 H) 7.49 (d, J=8.3 Hz, 2 H) 7.41 (s, 1 H) 7.19 (dd, J=6.7, 1.4 Hz, 1 H) 7.16 (d, J=8.1 Hz, 1 H) 6.79 (t, J=7.5 Hz, 1 H) 3.20 (s, 6 H) 2.90 (t, J=7.2 Hz, 2 H) 2.53 (t, J=7.2 Hz, 2 H). MS(ES+) m/e 472 [M+H]+
実施例69
エチル6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(2−メチルプロパノイル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−ピリジニル)−3−キノリンカルボキシレート
a)N−(3−アミノ−4−クロロフェニル)−2−メチルプロパンアミド
イソ酪酸無水物(2.33mL,14.1mmol)を、4−クロロ−1,3−フェニレンジアミン(2.00g,14.0mmol)およびジクロロメタン(30mL)の攪拌混合物中に注入し、2時間攪拌し続けた。沈殿が形成されるまで、減圧下で溶媒を除去した。沈殿をろ過し、少量のジクロロメタンで洗浄し、乾燥させて、標題化合物を紫−白色粉末として得た(2.06g,69%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.26 (d, J=6.82 Hz, 6 H) 2.49 (septet, J=6.86 Hz, 1 H) 4.09 (s, 2 H) 6.61 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 7.12 (s, 1 H) 7.16 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.38 (d, J=2.27 Hz, 1 H)
b)N−{4−クロロ−3−[(4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}−2−メチルプロパンアミド
実施例69(a)の化合物(2.06g,9.71mmol)、2−(メチルチオ)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン(1.43g,9.71mmol)およびエタノール(10mL)の混合物を21時間熱還流し、次いで冷却し、ジクロロメタン(10mL)で希釈した。固体をろ過し、乾燥させて、標題化合物を固体として得た(2.12g,70%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.09 (d, J=6.82 Hz, 6 H) 2.57 (septet, J=6.82 Hz, 1 H) 4.03 (s, 2 H) 7.30 (dd, J=8.84, 2.02 Hz, 1 H) 7.38 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.45 (s, 1 H) 9.97 (s, 1 H) 11.99 (s, 1 H)
c)標題化合物は、実施例57c)に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(31%)。実施例69(b)の化合物を2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.72 (br. s., 1 H) 10.12 (s, 1 H) 9.32 (s, 1 H) 8.45 (d, J=5.81 Hz, 1 H) 8.24 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.08 (dd, J=8.84, 1.77 Hz, 1 H) 7.82 (s, 1 H) 7.46 - 7.55 (m, 2 H) 7.32 (d, J=5.81 Hz, 1 H) 4.07 (q, J=7.16 Hz, 2 H) 2.58 - 2.71 (m, 1 H) 1.11 (d, J=6.82 Hz, 6 H) 0.92 (t, J=7.07 Hz, 3 H)
実施例70
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(メチルオキシ)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)2−クロロ−7−エテニルキノキサリン
実施例2a)の化合物(0.850g;4.94mmol)のオキシ塩化リン(5.0mL)中溶液を一晩熱還流した。周囲温度に冷却後、水を加え、該溶液を固形NaHCOで中和し、反応混合物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン中0−20%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を白色固体として得た(0.169g,18%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.73 (s, 1 H) 8.06 (d, J=8.6 Hz, 1 H) 7.94 (d, J=1.8 Hz, 1 H) 7.91 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H) 6.92 (dd, J=17.7, 10.9 Hz, 1 H) 6.01 (d, J=17.7 Hz, 1 H) 5.52 (d, J=10.9 Hz, 1 H)
b)3−(メチルオキシ)−6−キノキサリンカルバルデヒド
実施例70a)の化合物(0.130g;0.682mmol)および炭酸カリウム(0.188g;1.36mmol)のメタノール(2.0mL)中懸濁液をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃で20分間照射した。冷却後、反応混合物をろ過し、真空下で濃縮した。ジオキサン(3.0mL)および水(1.0mL)中における該残渣の溶液に、四酸化オスミウム(t−BuOH中2.5%溶液;0.139g;0.014mmol)、過ヨウ素酸ナトリウム(0.583g;2.73mmol)および2,6−ルチジン(0.159mL;1.36mmol)を加えた。周囲温度で30分間攪拌後、水を加え、反応混合物をCHClで2回抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン中10−20%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を白色固体として得た(0.109g;85%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 10.2 (s, 1 H) 8.55 (s, 1 H) 8.32 (d, J=1.5 Hz, 1 H) 8.11 (d, J=8.7 Hz, 1 H) 8.04 (dd, J=8.4, 1.8 Hz, 1 H) 4.12 (s, 3 H)
c)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(メチルオキシ)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
実施例1e)の化合物の代わりに実施例70b)の化合物を用いることを除き、実施例1f)の手法にしたがって、標題化合物をベージュ色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.1 (s, 1 H) 8.63 (s, 1 H) 8.07 (d, J=8.6 Hz, 1 H) 7.94 (s, 1 H) 7.91 (d, J=1.3 Hz, 1 H) 7.73 (dd, J=8.7, 1.4 Hz, 1 H) 7.59 (d, J=8.1 Hz, 2 H) 7.25 (t, J=8.2 Hz, 1 H) 4.03 (s, 3 H)
実施例71
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)実施例70a)の化合物(0.100g;0.525mmol)および1−メチルピペラジン(0.116mL;1.05mmol)のメタノール(2.0mL)中溶液をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃で20分間照射した。冷却後、反応混合物を真空下で濃縮した。ジオキサン(3.0mL)および水(1.0mL)中における該残渣の溶液に、四酸化オスミウム(t−BuOH中2.5%溶液;0.107g;0.011mmol)、過ヨウ素酸ナトリウム(0.449g;2.10mmol)および2,6−ルチジン(0.122mL;1.05mmol)を加えた。周囲温度で30分間攪拌後、水を加え、反応混合物をCHClで2回抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン中60−100%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(0.086g;64%)。
MS(ES+) m/e 257 [M+H]+
b)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
実施例1e)の化合物の代わりに実施例71a)の化合物を用いることを除き、実施例1f)の手法にしたがって、標題化合物を黄色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.69 (s, 1 H) 7.83 (d, J=8.6 Hz, 1 H) 7.75 (s, 1 H) 7.67 (s, 1 H) 7.48 (dd, J=8.7, 1.6 Hz, 1 H) 7.44 (d, J=8.1 Hz, 2 H) 7.15 (t, J=8.1 Hz, 1 H) 3.81 - 3.88 (m, J=3.8 Hz, 4 H) 2.58 - 2.65 (m, 4 H) 2.38 (s, 3 H)
実施例72
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(3−メチル−6−キノキサリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)7−エテニル−2−キノキサリニル トリフルオロメタンスルホネート
実施例2a)の化合物(0.260g;1.51mmol)のCHCl(7.0mL)中溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.254mL;1.51mmol)およびトリエチルアミン(0.232mL;1.66mmol)を加えた。周囲温度で30分間攪拌後、該溶液をシリカゲル上に濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン中0−20%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を白色固体として得た(0.409g;89%)。
H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.71 (s, 1 H) 8.14 (d, J=9.3 Hz, 1 H) 7.99 (dd, J=6.5, 1.8 Hz, 1 H) 7.98 (s, 1 H) 6.93 (dd, J=17.6, 11.0 Hz, 1 H) 6.05 (d, J=17.4 Hz, 1 H) 5.56 (d, J=10.9 Hz, 1 H)
b)7−エテニル−2−メチルキノキサリン
実施例72a)の化合物(0.200g;0.657mmol)、トリメチルボロキシン(0.091mL;0.657mmol)、炭酸カリウム(0.273g;1.972mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.076g;0.066mmol)のジオキサン(2.0mL)中溶液をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃で30分間照射した。冷却後、該溶液をセライトでろ過し、次いで、CHClで洗浄した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン中10−30%酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を黄色固体として得た(0.073g;65%)。
MS(ES+) m/e 171 [M+H]+
c)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(3−メチル−6−キノキサリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
実施例1d)の化合物の代わりに実施例72b)の化合物を用いることを除き、実施例1e)および1f)の手法にしたがって、標題化合物を薄オレンジ色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.1 (s, 1 H) 8.87 (s, 1 H) 8.11 (d, J=8.6 Hz, 1 H) 8.05 (d, J=1.5 Hz, 1 H) 7.96 (s, 1 H) 7.87 (dd, J=8.7, 1.9 Hz, 1 H) 7.58 (d, J=8.1 Hz, 2 H) 7.25 (t, J=8.2 Hz, 1 H) 2.70 (s, 3 H).
実施例73
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(3−フェニル−6−キノキサリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
トリフェニルボロキシンをトリメチルボロキシンの代わりに用いることを除き、実施例72b)および72c)の手法にしたがって、標題化合物を黄色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.1 (s, 1 H) 9.60 (s, 1 H) 8.27 - 8.40 (m, 3 H) 8.15 - 8.23 (m, 2 H) 7.96 (m, 2 H) 7.60 (m, 4 H) 7.23 (t, J=8.2 Hz, 1 H).
実施例74
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({3−[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]−6−キノキサリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
2−(メチルアミノ)エタノールをモルホリンの代わりに用いることを除き、実施例1c)、1d)、1e)および1f)の手法にしたがって、標題化合物を黄色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.0 (s, 1 H) 8.73 (s, 1 H) 7.85 (s, 1 H) 7.84 (s, J=8.6 Hz, 1 H) 7.63 (d, J=1.0 Hz, 1 H) 7.58 (d, J=8.1 Hz, 2 H) 7.41 (dd, J=8.6, 1.0 Hz, 1 H) 7.24 (t, J=8.1 Hz, 1 H) 4.81 (s, 1 H) 3.75 (t, J=5.2 Hz, 2 H) 3.64 (t, J=4.5 Hz, 2 H) 3.19 (s, 3 H)
実施例75
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({3−[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]−6−キノキサリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)N−(7−エテニル−2−キノキサリニル)−N,N’,N’−トリメチル−1,2−エタンジアミン
実施例1b)の化合物(0.300g;1.23mmol)およびN,N’,N’−トリメチルエチレンジアミン(0.176mL;1.36mmol)のジオキサン(2.0mL)中溶液をBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃で20分間照射した。冷却後、トリブチル(ビニル)スズ(0.395mL;1.36mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド(3滴)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.014g;0.012mmol)を反応混合物に加え、それをさらにBiotageイニシエーターマイクロ波合成機中、150℃で20分間照射した。冷却後、該溶液をシリカゲル上に濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,CHCl中0−10%メタノール)によって精製して、標題化合物を薄黄色固体として得た(0.306g;97%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.39 (s, 1 H) 7.76 (d, J=8.3 Hz, 1 H) 7.57 (d, J=1.8 Hz, 1 H) 7.44 (dd, J=8.5, 1.9 Hz, 1 H) 6.80 (dd, J=17.6, 11.0 Hz, 1 H) 5.86 (d, J=16.9 Hz, 1 H) 5.33 (d, J=11.4 Hz, 1 H) 3.83 (t, J=7.2 Hz, 2 H) 3.23 (s, 3 H) 2.67 (t, J=7.2 Hz, 2 H) 2.39 (s, 6 H)
b)(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({3−[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]−6−キノキサリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
実施例75a)の化合物を実施例1d)の化合物の代わりに用いることを除き、実施例1e)および1f)の手法にしたがって、標題化合物をオレンジ色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.67 (s, 1 H) 7.83 (d, J=8.6 Hz, 1 H) 7.59 - 7.73 (m, 2 H) 7.46 - 7.56 (m, J=9.2, 6.2 Hz, 2 H) 7.39 - 7.45 (m, 1 H) 7.16 (t, J=8.2 Hz, 1 H) 3.78 - 3.89 (m, 2 H) 3.34 (s, 6 H) 3.20 (s, 3 H) 2.71 (t, J=7.6 Hz, 2 H)
実施例76
(5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(フェニルアミノ)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
アニリンをN,N’,N’−トリメチルエチレンジアミンの代わりに用いることを除き、実施例75a)および75b)の手法にしたがって、標題化合物を薄オレンジ色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.0 (s, 1 H) 10.1 (s, 1 H) 8.57 (s, 1 H) 7.93 (d, J=8.6 Hz, 2 H) 7.90 (s, 1 H) 7.86 (s, 1 H) 7.58 (d, J=8.1 Hz, 2 H) 7.50 (dd, J=8.1, 1.3 Hz, 1 H) 7.37 (t, J=7.7 Hz, 3 H) 7.25 (t, J=8.0 Hz, 1 H) 7.06 (t, J=7.3 Hz, 1 H)
実施例77
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[3−(4−モルホリニル)−6−キノキサリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}シクロブタンカルボキサミド
N−{4−クロロ−3−[(4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}シクロブタンカルボキサミド(実施例47b)を実施例1(a)の化合物の代わりに用いることを除き、実施例1f)の手法にしたがって、標題化合物を薄オレンジ色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.8 (s, 1 H) 9.93 (s, 1 H) 8.84 (s, 1 H) 7.89 (d, J=8.6 Hz, 1 H) 7.82 (s, 1 H) 7.68 (d, J=1.5 Hz, 1 H) 7.52 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H) 7.47 (s, 1 H) 7.45 (s, 1 H) 7.41 (dd, J=9.0, 2.1 Hz, 1 H) 3.73 (s, 8 H) 3.12 - 3.26 (m, 1 H) 2.14 - 2.25 (m, 2 H) 2.03 - 2.14 (m, 2 H) 1.86 - 1.99 (m, 1 H) 1.72 - 1.84 (m, 1 H)
実施例78
(5Z)−5−[(3−アミノ−6−キノキサリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
a)8−ブロモテトラゾロ[1,5−a]キノキサリン
実施例1b)の化合物(0.430g;1.77mmol)およびアジ化ナトリウム(0.138g;2.12mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5.0mL)中溶液を120℃に2時間加熱した。周囲温度に冷却後、水を加え、得られた沈殿をろ過によって収集し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、標題化合物を薄オレンジ色固体として得た(0.403g;91%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 9.58 (s, 1 H) 8.84 (d, J=2.0 Hz, 1 H) 8.20 (d, J=8.8 Hz, 1 H) 7.99 (dd, J=8.7, 2.1 Hz, 1 H)
b)8−エテニルテトラゾロ[1,5−a]キノキサリン
実施例78a)の化合物を実施例1c)の化合物の代わりに用いることを除き、実施例1d)の手法にしたがって、標題化合物をオフホワイト色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 9.51 (s, 1 H) 8.60 (d, J=1.8 Hz, 1 H) 8.25 (d, J=8.6 Hz, 1 H) 7.92 (dd, J=8.6, 1.8 Hz, 1 H) 6.97 (dd, J=17.6, 11.0 Hz, 1 H) 6.12 (d, J=17.4 Hz, 1 H) 5.63 (d, J=10.9 Hz, 1 H)
c)テトラゾロ[1,5−a]キノキサリン−8−カルバルデヒド
実施例78b)の化合物を実施例1d)の化合物の代わりに用いることを除き、実施例1e)の手法にしたがって、標題化合物を薄黄色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 10.3 (s, 1 H) 9.70 (s, 1 H) 9.14 (d, J=1.5 Hz, 1 H) 8.51 (d, J=8.6 Hz, 1 H) 8.38 (dd, J=8.5, 1.6 Hz, 1 H)
d)(5Z)−5−[(3−アミノ−6−キノキサリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
実施例78c)の化合物を実施例1e)の化合物の代わりに用いることを除き、実施例1f)の手法にしたがって、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,ヘキサン中10−100%酢酸エチル)によって精製後、標題化合物を薄オレンジ色固体として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.0 (s, 1 H) 8.29 (s, 1 H) 7.83 (s, 1 H) 7.81 (d, J=8.8 Hz, 1 H) 7.59 (d, J=8.3 Hz, 2 H) 7.55 (s, 1 H) 7.44 (dd, J=8.5, 0.6 Hz, 1 H) 7.25 (t, J=8.2 Hz, 1 H) 7.17 (s, 2 H). MS(ES+) m/e 416 [M+H]+
実施例79
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}−2−メチルプロパンアミドトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例49に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(35%)。実施例69(b)の化合物を2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.85 (br. s., 1 H) 10.21 (br. s., 1 H) 10.08 (s, 1 H) 8.83 (d, J=5.81 Hz, 1 H) 8.27 (s, 1 H) 8.11 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.04 (s, 1 H) 7.95 (dd, J=8.84, 1.26 Hz, 1 H) 7.45 - 7.54 (m, 1 H) 7.40 (dd, J=8.84, 2.53 Hz, 1 H) 7.29 (d, J=6.06 Hz, 1 H) 4.03 (br. s., 3 H) 3.14 - 3.65 (m, 5 H) 2.87 (s, 3 H) 2.52 - 2.62 (m, 1 H) 1.08 (d, J=6.82 Hz, 6 H)
実施例80
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−モルホリニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}−2−メチルプロパンアミドトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例79に記載の方法にしたがって、オレンジ色固体として調製された(20%)。モルホリンを1−メチルピペラジンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.87 (br. s., 1 H) 10.06 (s, 1 H) 8.73 (d, J=6.57 Hz, 1 H) 8.17 (s, 1 H) 8.02 - 8.10 (m, 2 H) 7.95 (s, 1 H) 7.59 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.45 - 7.49 (m, 1 H) 7.37 (dd, J=8.84, 2.27 Hz, 1 H) 7.22 (d, J=6.82 Hz, 1 H) 3.67 (br. s., 8 H) 2.54 - 2.63 (m, 1 H) 1.09 (d, J=6.82 Hz, 6 H)
実施例81
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}エタンスルホンアミドトリフルオロアセテート
a)1,1−ジメチルエチル (3−アミノ−4−クロロフェニル)カルバメート
ジ−t−ブチルジカルボネート(3.37g,15.4mmol)のジクロロメタン(8mL)中溶液を室温にて、2−クロロ−1,3−ベンゼンジアミン(2.00g,14.0mmol)のジクロロメタン(22mL)中攪拌懸濁液中に5分かけて加えた。48時間攪拌後、減圧下で溶媒を除去し、残渣をジクロロメタン(15mL)中でスラリー化し、次いで、ろ過し、20%ジクロロメタン/ヘキサンで洗浄し、乾燥させた。ろ液を減圧下で蒸発乾固させ、2:1 ヘキサン:エーテルからの再結晶化により、生成物の第2収穫を得た。両方の収穫物を合わせて、標題化合物を固体として得た(2.83g,83%)。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6 ) δ 1.46 (s, 9H), 5.25 (br s, 2H), 6.56 (dd, J = 8.7, 2.4 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.08 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 9.18 (s, 1H)
b)1,1−ジメチルエチル {4−クロロ−3−[(4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}カルバメート
実施例31(a)の化合物(1.75g,7.21mmol)、2−(メチルチオ)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン(1.27g,8.63mmol)およびエタノール(25mL)の混合物を24時間熱還流し、次いで冷却した。固体をろ過し、エタノールで洗浄し、乾燥させて、標題化合物を固体として得た(1.38g,56%)。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.47 (s, 9H), 4.03 (s, 2H), 7.14-7.25 (m, 2H), 7.33 (d, J = 8.6, 1H), 9.51 (s, 1H), 11.97 (br s, 1H)
c)2−[(5−アミノ−2−クロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン
実施例31(b)の化合物(0.200g,0.585mmol)のトリフルオロ酢酸(3mL)中溶液を室温で20分間攪拌し、次いで、減圧下で蒸発させた。残渣を水(20mL)中に溶解し、ろ過し、次いで、水性NaOHでpH7−8に調整した。2時間後に沈殿をろ過し、水で洗浄し、乾燥させて、標題化合物を薄オレンジ色粉末として得た(0.105g,74%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.99 (s, 2 H) 5.27 (s, 2 H) 6.19 (s, 1 H) 6.33 (d, J=6.57 Hz, 1 H) 7.05 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 11.84 (s, 1 H)
d)N−{4−クロロ−3−[(4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}エタンスルホンアミド
塩化エタンスルホニル(0.147mL,1.55mmol)のジオキサン(1mL)中溶液を、実施例81(c)の化合物(0.250g,0.830mmol)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(0.060g,0.540mmol)およびジオキサン(1mL)の攪拌混合物中に注入し、1時間攪拌し続けた。該混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出物を乾燥させ(MgSO)、減圧下で蒸発させた。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル,0−10% メタノール/クロロホルム)に付して、標題化合物を固体として得た(0.298g,87%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.19 (t, J=7.33 Hz, 3 H) 3.12 (q, J=7.33 Hz, 2 H) 4.04 (s, 2 H) 6.89 (d, J=2.27 Hz, 1 H) 6.97 (dd, J=8.72, 2.40 Hz, 1 H) 7.43 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 10.01 (s, 1 H) 12.01 (s, 1 H)
e)標題化合物は、実施例49に記載の方法にしたがって、茶色固体として調製された(24%)。実施例81(d)の化合物を2−(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.88 (br. s., 1 H) 10.23 (br. s., 1 H) 10.08 (s, 1 H) 8.85 (d, J=6.06 Hz, 1 H) 8.32 (s, 1 H) 8.12 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.05 (s, 1 H) 7.97 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 7.53 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 7.33 (d, J=6.32 Hz, 1 H) 7.05 (dd, J=8.59, 2.53 Hz, 1 H) 6.98 (d, J=2.53 Hz, 1 H) 3.53 (br. s., 8 H) 3.18 (q, J=7.33 Hz, 2 H) 2.90 (s, 3 H) 1.20 (t, J=7.33 Hz, 3 H)
実施例82
N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−モルホリニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}エタンスルホンアミドトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例81に記載の方法にしたがって、オレンジ色固体として調製された(17%)。モルホリンを1−メチルピペラジンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.88 (br. s., 1 H) 10.08 (s, 1 H) 8.73 (d, J=6.82 Hz, 1 H) 8.20 (s, 1 H) 8.06 (s, 2 H) 7.97 (s, 1 H) 7.51 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.24 (d, J=6.82 Hz, 1 H) 7.05 (dd, J=8.72, 2.65 Hz, 1 H) 6.98 (d, J=2.53 Hz, 1 H) 3.71 (s, 8 H) 3.17 (q, J=7.33 Hz, 2 H) 1.20 (t, J=7.33 Hz, 3 H)
実施例83
エチル6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(2−メチルプロパノイル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキシレートトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例56に記載の方法にしたがって、オレンジ色固体として調製された(11%)。実施例69(b)の化合物を実施例47(b)の化合物の代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.83 (br. s., 1 H) 10.02 (s, 1 H) 8.84 (s, 1 H) 8.24 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 8.05 - 8.10 (m, 1 H) 7.99 - 8.05 (m, 1 H) 7.92 (s, 1 H) 7.60 (d, J=2.02 Hz, 1 H) 7.42 - 7.46 (m, 1 H) 7.36 (dd, J=8.00, 4.00 Hz, 1 H) 4.40 (q, J=6.99 Hz, 2 H) 3.51 - 3.60 (m, 4 H) 3.12 - 3.22 (m, 4 H) 1.36 (t, J=7.07 Hz, 3 H) 1.07 (d, J=6.57 Hz, 6 H)
実施例84
エチル6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(2−メチルプロパノイル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキシレートトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例28に記載の方法にしたがって、茶色固体として調製された(5%)。実施例69(b)の化合物を2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.79 (br. s., 1 H) 10.03 (s, 1 H) 9.32 (d, J=2.27 Hz, 1 H) 9.09 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 8.37 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 8.16 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 8.00 (dd, J=8.72, 2.15 Hz, 1 H) 7.85 (s, 1 H) 7.39 - 7.51 (m, 3 H) 4.41 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 2.52 - 2.63 (m, 1 H) 1.38 (t, J=7.20 Hz, 3 H) 1.09 (d, J=6.82 Hz, 6 H)
実施例85
エチル6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(2−メチルプロパノイル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボキシレートトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例45に記載の方法にしたがって、黄色固体として調製された(5%)。実施例69(b)の化合物を2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.84 (br. s., 1 H) 10.05 (s, 1 H) 9.85 (br. s., 1 H) 8.90 (s, 1 H) 8.32 (s, 1 H) 8.12 (d, J=8.59 Hz, 1 H) 8.04 (s, 1 H) 7.91 (dd, J=8.84, 1.52 Hz, 1 H) 7.50 (d, J=9.09 Hz, 2 H) 7.40 (dd, J=12.00, 4.00 Hz, 1 H) 4.41 (q, J=7.07 Hz, 2 H) 3.34 - 3.49 (m, 8 H) 2.86 (s, 3 H) 2.54 - 2.62 (m, 1 H) 1.39 (t, J=7.07 Hz, 3 H) 1.08 (d, J=6.82 Hz, 6 H)
実施例86
エチル6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキシレートトリフルオロアセテート
標題化合物は、実施例28に記載の方法にしたがって、茶色固体として調製された(21%)。実施例47(b)の化合物を2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オンの代わりに用いた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.80 (br. s., 1 H) 9.93 (s, 1 H) 9.32 (d, J=1.77 Hz, 1 H) 9.11 (s, 1 H) 8.38 (d, J=1.52 Hz, 1 H) 8.17 (d, J=8.84 Hz, 1 H) 7.98 - 8.03 (m, 1 H) 7.86 (s, 1 H) 7.42 - 7.50 (m, 2 H) 4.42 (q, J=6.91 Hz, 2 H) 2.14 - 2.28 (m, 2 H) 2.02 - 2.14 (m, J=8.34, 8.34, 8.34 Hz, 2 H) 1.86 - 1.97 (m, 1 H) 1.70 - 1.84 (m, 1 H) 1.38 (t, J=7.07 Hz, 3 H)
実施例87 カプセル組成物
本発明を投与するための経口投与形態は、標準的なツーピースハードゼラチンカプセルに下記表Iに示される割合で材料を充填することによって製造される。
Figure 2008540442
実施例88 注射製剤組成物
本発明を投与するための注射形態は、1.5重量%の7−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−2(1H)−キノキサリノンを水中における10容量%のプロピレングリコール中で攪拌することによって製造される。
実施例89 錠剤組成物
シュークロース、硫酸カルシウム二水和物および下記表IIに示されるhYAK阻害剤を示される割合で、10%ゼラチン溶液と共に混合および造粒する。該含水顆粒をスクリーンし、乾燥させ、デンプン、タルクおよびステアリン酸と混合し、スクリーンし、打錠する。
Figure 2008540442
生物学的方法およびデータ
本発明の化合物は、hYAK3の阻害剤として活性であるので、それらは、限定するものではないが、貧血、腎不全または慢性疾患による貧血、例えば、自己免疫、HIVまたは癌による貧血、および薬物誘導性貧血、骨髄異形成症候群、再生不良性貧血および骨髄抑制、および血球減少症を包含するhYAK3活性に関連する疾患の治療において治療的有用性を示す。
基質リン酸化アッセイを下記の通りに行った。
燐アクセプターとしてミエリン塩基性蛋白質のSer164を用いるYAK3シンチレーション近接アッセイ
Ser164基質ペプチドの供給源:
ビオチン化したSer164、S164Aペプチド(LGGRDSRAGSPMARRKK−ahx−ビオチン−アミド)、Ser162がAla162に置換されたウシミエリン塩基性蛋白質(MBP)のC末端由来の配列をCalifornia Peptide Research Inc.(Napa, CA)から購入し、その純度をHPLCで測定した。164位置でリン酸化が起こる(上記Sでマークした)。該ペプチドの計算された分子量は、2166ダルトンであった。固体試料をDMSO中に10mMで溶解し、アリコートし、使用するまで−20℃で保管した。
酵素の供給源:
hYAK3:ヒトYAK3のアミノ酸残基124−526(米国特許第6,323,318号において、配列番号2のaa124−526)を含有するグルタチオン−S−トランスフェラーゼ(GST)−hYak3−His6をSf9細胞におけるバキュロウイルス発現系から、グルタチオンセファロース4Bカラムクロマトグラフィー、次いで、Ni−NTA−アガロースカラムクロマトグラフィーを用いて精製した。典型的には、65%以上の純度が達成される。試料を、50mM Tris、150mM NaCl、10%グリセロール、0.1% Triton、250mMイミダゾール、10mMメルカプトエタノール、pH8.0中において、使用するまで−80℃で保管した。
精製hYAK3のキナーゼアッセイ:
アッセイは、96ウェル(Costar,カタログNo.3789)または384ウェルプレート(Costar,カタログNo.3705)中において行われた。反応(10、20、25、または40μl容量において)混合物は、最終濃度25mMのHepesバッファー、pH7.4;10mM MgCl;10mMメルカプトエタノール;0.0025% Tween−20;1μM ATP、0.1μCiの[γ−33P]ATP;精製hYAK3(3.6−14ng/アッセイ;4nM最終濃度);および4μM Ser164ペプチドを含有した。DMSO中で滴定された化合物は、50μM〜0.2nMの濃度範囲で評価された。DMSOの最終的なアッセイ濃度は、5%を越えず、DMSOを含有しない対照と比べて、15%未満のYAK3活性喪失をもたらした。反応物を室温で2時間インキュベートし、PBS、pH7.4、150mM EDTAおよび0.1% Triton X−100中におけるストレプトアビジンシンチレーション近接ビーズ(Amersham Pharmacia Biotech,カタログNo.RPNQ0007またはAmersham Biosciences,カタログNo.RPQ0626)を添加することによって停止した。上記のアッセイ条件下、ATPに関するK(見かけ)は、7.2+/−2.4μMであると決定される。
化合物用量応答のデータを、データ換算式100(1−[(U1−C2)/(C1−C2)])で計算された%阻害として、化合物濃度に対してプロットした。ここに、Uは未知の値であり、C1は、DMSOに関して得られる平均対照値であり、C2は、0.05M EDTAに関して得られる平均対照値である。データを、y=((Vmaxx)/(K+x))によって表される曲線にフィットさせた。ここに、Vmaxは、上方漸近線であり、KはIC50である。各化合物の結果を、pIC50=−Log10(K)で算出されたpIC50として記録した。
実施例1の化合物は、上記のアッセイにおいて試験した結果、pIC50=8.9を有する。実施例2〜5の化合物は、上記のアッセイにおいて試験した結果、pIC50>7を有する。
本発明の有用性
式IまたはIIの化合物は、hYAK3蛋白質が関与する病態、特に、限定するものではないが、腎不全または慢性疾患による貧血、例えば、自己免疫、HIVまたは癌による貧血、および薬物誘導性貧血、骨髄異形成症候群、再生不良性貧血、骨髄抑制、および血球減少症を包含する赤芽球および造血系の疾患を治療または予防するのに有用である。
式IまたはIIの化合物は、造血系の疾患、特に貧血も治療に有用である。かかる貧血は、再生不良性貧血および骨髄異形成症候群を含む群から選択される貧血を包含する。かかる貧血は、また、貧血が癌、白血病およびリンパ腫からなる群から選択される原発性疾患の結果であるものを包含する。かかる貧血は、また、貧血が腎臓病、腎不全または腎障害からなる群から選択される原発性疾患の結果であるものを包含する。かかる貧血は、貧血が化学療法または放射線療法、特に、癌またはHIV感染のためのAZT治療のための化学療法の結果であるものを包含する。かかる貧血は、貧血が骨髄移植または幹細胞移植の結果であるものを包含する。かかる貧血は、また、新生児の貧血を包含する。かかる貧血は、また、ウイルス、真菌、細菌または寄生虫感染の結果であるものを包含する。
式IまたはIIの化合物は、また、正常な赤血球数を増加するために有用である。かかる増加は、種々の目的、特に、医学的目的、例えば、輸血に対する患者の準備および手術に対する患者の準備などの目的に望ましい。

Claims (18)

  1. 式(I):
    Figure 2008540442
    [式中、
    Rは、アリールおよび置換されたアリールから選択され;
    Qは、
    Figure 2008540442
    (式中、
    Aは、CR50およびNから選択され、
    ここに、R50、G、KおよびLは、各々、独立して、水素、アミノ、アルキルアミン、置換されたアルキルアミン、ジアルキルアミン、置換されたジアルキルアミン、ヒドロキシ、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシ、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアミン、置換されたアリールアミン、ハロゲン、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜4個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、−C(O)OR10、−C(O)NR1112、オキソおよびシアノからなる群から選択され、
    ここに、R10は、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、R11およびR12は、独立して、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、
    但し、G、K、Lおよび、R50が存在するならば、R50のうち少なくとも1つは、水素ではない)
    である]
    で示される化合物。
  2. 請求項1記載の式(I)の化合物の医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはプロドラッグ。
  3. Aが窒素である請求項1記載の化合物。
  4. 請求項3記載の式(I)の化合物の医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはプロドラッグ。
  5. 式(II):
    Figure 2008540442
    [式中、
    Rは、C−C12アリールおよび置換されたC−C12アリールから選択され;
    Qは、
    Figure 2008540442
    (式中、
    Aは、CR51およびNから選択され、
    ここに、R51、X、YおよびZは、各々、独立して、水素、アミノ、アルキルアミン、置換されたアルキルアミン、ジアルキルアミン、置換されたジアルキルアミン、ヒドロキシ、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシ、アルキル、置換されたアルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアミン、置換されたアリールアミン、ハロゲン、シクロアルキル、置換されたシクロアルキル、1〜3個のヘテロ原子を含有するシクロアルキル、1〜3個のヘテロ原子を含有する置換されたシクロアルキル、−C(O)OR10、−C(O)NR1112およびシアノからなる群から選択され、
    ここに、R10は、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、R11およびR12は、独立して、水素、C−Cアルキル、アリールおよびトリフルオロメチルから選択され、
    但し、X、Y、Zおよび、R51が存在するならば、R51のうち少なくとも1つは、水素ではない)
    である]
    で示される請求項1記載の化合物。
  6. 請求項5記載の式(II)の化合物の医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはプロドラッグ。
  7. Aが窒素である請求項5記載の化合物。
  8. 請求項7記載の式(II)の化合物の医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはプロドラッグ。
  9. (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(4−モルホリニル)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    7−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−2(1H)−キノキサリノン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[2−(メチルアミノ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(ジメチルアミノ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−5−[(2−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(2−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−5−[(7−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
    (5Z)−5−[(8−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン,トリフルオロアセテート塩;
    (5Z)−2−[(2−クロロフェニル)アミノ]−5−[(8−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−5−[(5−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(2−ペンチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−2(1H)−キノリノン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(2−エチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[2−(メチルオキシ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[2−(ジメチルアミノ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(4−ヒドロキシ−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(3−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(1−メチルエチル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(メチルアミノ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    エチル−4−クロロ−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキシレート;
    (5Z)−5−[(4−クロロ−6−キノリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(メチルオキシ)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(1−ピペリジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(4−モルホリニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(8−フルオロ−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({4−[(3,3−ジメチルブチル)アミノ]−6−キノリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
    エチル−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキシレート;
    6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボン酸;
    6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキサミド;
    (5Z)−5−({4−[(2−シクロプロピルエチル)アミノ]−6−キノリニル}メチリデン)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(1−ピロリジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(ヒドロキシメチル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−N−メチル−3−キノリンカルボキサミド塩酸塩;
    6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−N,N−ジメチル−3−キノリンカルボキサミド;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(4−フェニル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
    (5Z)−2−[(3−クロロ−2−ビフェニリル)アミノ]−5−[(4−フェニル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(4−メチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(1−メチルエチル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(4−エチル−6−キノリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−キノリンカルボニトリル;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(4−ピリジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(3−ピリジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    エチル−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキシレート;
    エチル−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボキシレート;
    6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキサミド トリフルオロアセテート;
    N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−モルホリニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}シクロブタンカルボキサミド;
    N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}シクロブタンカルボキサミド;
    6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボキサミド トリフルオロアセテート;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    N−{4−クロロ−3−[((5Z)−4−オキソ−5−{[4−(1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}シクロブタンカルボキサミド;
    エチル−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(ジメチルアミノ)−3−キノリンカルボキシレート;
    エチル−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(メチルアミノ)−3−キノリンカルボキシレート;
    エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(ジメチルアミノ)−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;
    エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(メチルアミノ)−3−キノリンカルボキシレート;
    エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;
    エチル−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−ピリジニル)−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;
    エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−ピリジニル)−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;
    6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−ピリジニル)−3−キノリンカルボキサミド トリフルオロアセテート;
    6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−キノリンカルボン酸 トリフルオロアセテート;
    6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−キノリンカルボキサミド トリフルオロアセテート;
    メチル−6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;
    6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−N−メチル−4−キノリンカルボキサミド トリフルオロアセテート;
    6−{(Z)−[2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−N,N−ジメチル−4−キノリンカルボキサミド トリフルオロアセテート;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[4−(4−モルホリニルカルボニル)−6−キノリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−6−キノリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン トリフルオロアセテート;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(ジメチルアミノ)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({3−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−6−キノキサリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(2−メチルプロパノイル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−ピリジニル)−3−キノリンカルボキシレート;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(メチルオキシ)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(3−メチル−6−キノキサリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−[(3−フェニル−6−キノキサリニル)メチリデン]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({3−[(2−ヒドロキシエチル)(メチル)アミノ]−6−キノキサリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−({3−[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]−6−キノキサリニル}メチリデン)−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    (5Z)−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−5−{[3−(フェニルアミノ)−6−キノキサリニル]メチリデン}−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[3−(4−モルホリニル)−6−キノキサリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}シクロブタンカルボキサミド;
    (5Z)−5−[(3−アミノ−6−キノキサリニル)メチリデン]−2−[(2,6−ジクロロフェニル)アミノ]−1,3−チアゾール−4(5H)−オン;
    N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}−2−メチルプロパンアミド トリフルオロアセテート;
    N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−モルホリニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}−2−メチルプロパンアミド トリフルオロアセテート;
    N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}エタンスルホンアミド トリフルオロアセテート;
    N−{4−クロロ−3−[((5Z)−5−{[4−(4−モルホリニル)−6−キノリニル]メチリデン}−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]フェニル}エタンスルホンアミド トリフルオロアセテート;
    エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(2−メチルプロパノイル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−モルホリニル)−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;
    エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(2−メチルプロパノイル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;
    エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(2−メチルプロパノイル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート;および
    エチル−6−{(Z)−[2−({2−クロロ−5−[(シクロブチルカルボニル)アミノ]フェニル}アミノ)−4−オキソ−1,3−チアゾール−5(4H)−イリデン]メチル}−3−キノリンカルボキシレート トリフルオロアセテート
    から選択される請求項1記載の化合物。
  10. 請求項9記載の化合物の医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはプロドラッグ。
  11. 請求項1記載の化合物、および/またはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはプロドラッグおよび医薬上許容される担体を含んでなる医薬組成物。
  12. 医薬上許容される担体または希釈剤および有効量の請求項1記載の式(I)の化合物および/またはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはプロドラッグを含む医薬組成物の製法であって、式(I)の化合物および/またはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはプロドラッグを医薬上許容される担体または希釈剤と会合させることを特徴とする方法。
  13. 治療上有効量の請求項1記載の式Iの化合物またはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはプロドラッグを哺乳動物に投与することを特徴とする、哺乳動物においてhYAK3を阻害する方法。
  14. 治療上有効量の請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはプロドラッグおよび1以上の医薬上許容される担体、希釈剤および賦形剤を哺乳動物に投与することを特徴とする、hYAK3活性によって引き起こされる赤血球および造血系の疾患を治療または予防する方法。
  15. 赤血球および造血系の疾患が貧血、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群、骨髄抑制、および血球減少症からなる群から選択される請求項14記載の方法。
  16. 治療上有効量の請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはプロドラッグおよび1以上の医薬上許容される担体、希釈剤および賦形剤を哺乳動物に投与することを特徴とする、貧血、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群、骨髄抑制、および血球減少症からなる群から選択される疾患を治療または予防する方法。
  17. 哺乳動物がヒトである請求項14記載の方法。
  18. 治療上有効量の
    a)請求項1記載の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはプロドラッグ、および
    b)EPOまたはその誘導体
    を哺乳動物に投与することを特徴とする、哺乳動物において造血系の疾患を治療する方法。
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