JP2008539644A - プログラマブル書込みトランザクションサイクルを有するi2cスレーブ装置 - Google Patents
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Abstract
一実施の形態によれば、通信プロトコルを実現するために用いられるシリアルデータ線及びクロック線を有するシリアルデータ転送バスを用いた通信システム(100,300)は、スレーブ装置出力バンクの順次又は同時のプログラマブルな更新を行う。通信システムは、二つ以上のスレーブ装置及び/又は出力ドライバ(350,360)の二つ以上のバンクを有する一つのスレーブ装置を有する。各スレーブ装置は、シリアルデータを受信し、シリアルデータからアセンブルしたデータを提供する。各スレーブ装置のプログラマブルレジスタ(380)は、一つ以上のスレーブ装置形態を選択するために通信プロトコルを用いてプログラムされる。二つ以上のスレーブ装置の各々及び/又は出力ドライバの二つ以上のバンクは、プログラマブルレジスタによって選択されたスレーブ装置形態の各々に基づいて、順次に又は二つ以上のスレーブ装置及び/又は出力ドライバの二つ以上のバンクの他方と調和しながら更新を行う。
Description
本発明は、一般に、通信装置及び方法に関し、特に、I2Cシリアルデータバスを用いてスレーブ装置出力バンクをプログラマブルに更新する方法及び装置に関する。
フィリップス社によって開発されたアイ・スクエアード・シー(I2C)バスによって、集積回路は、簡単な2方向2ワイヤバス(並びに電源及びグランド)を通じて互いに直接やりとりを行うことができる。装置は、バス上の二つのワイヤの各々と、データ通信用の一つのシリアルデータ線(SDA)と、装置間のデータ通信の制御及び同期用の他のシリアルクロック線(SCL)とに接続する。各装置は、他の装置の各々に並列接続され、バスラインの各々、SDA及びSCLは、バス上の全ての線のワイヤードアンドとして機能する。各装置の出力部は、オープンコレクタ/オープンドレイン装置として形成され、一つ以上のプルアップトランジスタは、バスが休止状態にある間にバス上で「ソフト」論理ハイ値を維持する。装置がバスへのアクセスを所望する場合、装置は、導通状態において接地電位になるオープンコレクタ/オープンドレイン装置を通じて、バスを論理ロー値にする。
I2バスに接続された各装置は、アドレスによって識別可能であり、送信機、受信機又はその両方として動作することができる。データ転送は、マスタ−スレーブ通信プロトコルを用いて行われる。マスタは、データ転送を開始するとともに転送を許可するためのクロック信号を発生する装置である。アドレス指定される任意の装置は、この転送のためのスレーブであると考えられる。データ転送を、データをスレーブに転送(ここでは、「書込み」と称する。)し又はデータをスレーブから要求(ここでは、「読出し」と称する。)するマスタによって開始することができる。例えば、表示スクリーンのような出力装置は、典型的には、データ転送を開始することができず、したがって、スレーブ装置としてのみ動作するよう形成される。それに対して、マイクロプロセッサは、典型的には、状況に応じてマスタ又はスレーブとして動作するよう形成される。
休止状態において、SDAバスラインとSCLバスラインは、両方とも論理ハイ状態(ここでは、「ハイ」又は「1の論理状態」と称する。)となる。マスタは、SCLラインがハイである間にSDAライン上での論理ロー状態(個々では、「ロー」又は「0の論理状態」と称する。)への遷移をアサートすることによってデータ転送を開始する。これは、開始(START)状態と称される。その後、マスタは、データ転送の同期を制御するためにSCLラインをトグリングする。データ値の変化は、SCLクロックがローであるときにSDAラインで生じ、SDAラインの状態は、SCLクロックがハイであるときのみ有効であると考えられる。
同一転送セッション内で一連のデータ転送を行うために複数のSTARTをアサートすることができる。一般に、各データ転送は、データ転送の指定された受取人からの承認を必要とする。データ転送を終了するために、ホストは、SCLクロックがハイである間にSDAライン上でのロー−ハイ遷移をアサートする。その後、任意の装置は、既に説明したように、SDAライン上でのハイ−ロー遷移をアサートすることによってマスタとしてのバスの制御を仮定することができる。言及を簡略にするために、ここでは、用語「アサート」を、特定の論理状態の実行又は実行の試みに対して用いる。論理ハイ状態の遷移の一例において、これは、典型的には、アサート装置によって強要されたプルダウン状態からバスを解放することによって与えられる。このような論理ハイ状態のアサートによって、バス上の上記プルアップ装置は、他の装置もプルダウン状態を強いられない場合にはバスを論理ハイ状態にする。
I2Cデータ転送の一般的なフォーマットは、I2Cバスを形成するSDAライン及びSCLライン上の信号を伴う。START状態(S)は、SCLラインがハイである間のSDAライン上の信号のハイ−ロー遷移に対応する。START後、ホストは、読出し/非書込みインジケータに続く通常は7ビットのアドレスを送信する。アドレス及びデータ転送の方向(R/W−)の送信後、ホストは、SDAラインを解放し、論理ハイレベルまでの上昇を許容する。スレーブ装置がアドレスを識別する場合、スレーブ装置は、バスをローにすることによって肯定応答信号(ACK)を送信する。したがって、ホストがSDAラインを解放するときにロー信号が存在しないことは、否定応答(NAK)であることを表す。アドレスが、SDAがローであることを通じて承認される場合、送信装置はデータを送信する。データ転送の方向が、ホストに対して「読出し」である場合、スレーブ装置が送信装置となる。データ転送の方向が、ホストに対して「書込み」である場合、マスタ装置が送信装置となる。送信装置は、SDAラインの制御を解放し、受信装置は、SDAラインの論理ロー値をアサートすることによってデータの受信を承認する。データが承認される場合、送信器は追加のデータを送信する。このプロセスは、データの全部が送信されるまで又は送信データアイテムが承認されなくなるまで継続する。その後、マスタは、START信号を再アサートすることができ、上記プロセスをくり返し、又は、このデータ転送セッションを終了するためにSTOP信号(P)をアサートすることができる。
上記インターフェースプロトコルを、種々の方法で実現することができる。I2Cインタフェースのプログラム又は設計のための開発時間を最小にするために、種々の汎用インタフェース案が公表されている。“Design Of A Behavioral (Register Transfer Level, RTL) Model Of The Inter-Integrated Circuit Or I2C-Bus Master-Slave Interface”, Master’s Thesis of Amrita Deshpande, University of New Mexico, 1999は、I2C装置で実現するためのI2Cマスタインタフェース及びスレーブインタフェースを開示し、参照によりここに組み込まれる。検証されたI2Cインタフェースを設けることによって、システム設計者は、I2C仕様及びプロトコルの詳細を指定する必要がない。この論文のマスタインタフェース及びスレーブインタフェースは、状態マシンに基づく。状態マシンに基づくシステム及び方法は、米国特許第6,799,233号に更に記載されており、参照によりここに組み込まれる。
本発明の種々の態様は、上記課題を指摘し及び解決するようにI2Cシリアルデータバスを用いてスレーブ装置出力バンクをプログラマブルに更新する方法及び装置を対象とする。
一実施の形態によれば、本発明は、通信プロトコルを実現するのに用いられるシリアルデータ線及びクロック線を有するI2Cシリアルデータ転送バスを用いる通信システムを対象とする。通信システムは、二つ以上のスレーブ装置を有し、各スレーブ装置は、シリアルデータ転送バスを用いてシリアルデータを受信するとともにシリアルデータからのアセンブルデータワードを提供する入力回路を有する。各スレーブ装置のプログラマブルレジスタは、一つ以上のスレーブ装置形態を選択するよう通信プロトコルを用いてプログラムされる。各スレーブ装置は、入力回路によって提供されたアセンブルデータワードを用いて出力ドライバを更新する出力ドライバの少なくとも一つのバンクを更に有する。二つ以上のスレーブ装置の各々は、プログラマブルレジスタによって選択された各スレーブ装置形態に基づいて、順次に又は二つ以上のスレーブ装置の他方と調和しながら出力ドライバを更新する。
他の実施の形態によれば、本発明は、通信プロトコルを実現するのに用いられるシリアルデータ線及びクロック線を有するI2Cシリアルデータ転送バスを用いる通信システムを対象とする。通信システム用のスレーブ装置は、シリアルデータ転送バスを用いてシリアルデータを受信するとともにシリアルデータからのアセンブルデータワードを提供する入力回路を有する。スレーブ装置のプログラマブルレジスタは、一つ以上のスレーブ装置形態を選択するよう通信プロトコルを用いてプログラムされる。スレーブ装置は、入力回路によって提供されたアセンブルデータワードを用いて出力ドライバを更新する出力ドライバの少なくとも二つのバンクを更に有する。少なくとも二つのスレーブ装置の各々は、プログラマブルレジスタによって選択された各スレーブ装置形態に基づいて、順次に又は少なくとも二つのスレーブ装置の他方と調和しながら出力ドライバを更新する。
更に別の実施の形態によれば、本発明は、スレーブ装置の出力ドライバの少なくとも二つのバンクを更新するためのI2C通信システムのスレーブ装置の方法を対象とする。方法は、出力ドライバの少なくとも二つのバンクを順次更新するか並列に更新するかを指定するために通信プロトコルを用いたスレーブ装置のレジスタのプログラミングを伴う。シリアルデータは、シリアルデータ転送バスを用いて受信され、一つ以上のデータワードにアセンブルされる。出力ドライバの少なくとも二つのバンクは、アセンブルされた一つ以上のデータワードを用いて更新され、各バンクは、プログラムされたレジスタに基づいて、他のバンクに対して順次に又は並列に更新する。
他の実施の形態によれば、本発明は、I2Cスレーブ装置の出力ドライバの少なくとも二つのバンクを用いて一つ以上のデータワードを書き込むコンピュータ実行可能な命令を有するコンピュータ読出し可能媒体を対象とする。コンピュータ実行可能な命令は、出力ドライバの少なくとも二つのバンクの各々が出力ドライバの少なくとも二つのバンクの他方に対して順次更新するか並列に更新するかを指定するために、I2C通信プロトコルを用いてスレーブ装置のレジスタをプログラミングするステップを伴う。一つ以上のデータワードは、I2Cスレーブ装置内で、受信したシリアルデータからI2C通信プロトコルを用いてアセンブルされる。出力ドライバの少なくとも二つのバンクは、一つ以上のアセンブルデータワードを用いて更新され、各バンクは、プログラムされたレジスタに基づいて、他のバンクに対して順次又は並列に更新する。
本発明の上記要約は、本発明の各実施の形態及び各実現を説明することを意図するものではない。本発明の利点及び実現は、詳細な説明、特許請求の範囲及び添付図面を参照することによって、本発明の完全の理解のために明らかになる。
本発明を、添付図面に関連して本発明の種々の実施の形態の詳細な説明を考察することによって理解することができる。
本発明が種々の変更及び変形に従う間、その詳細を、図面中で例示して示すとともに詳細に説明する。しかしながら、本発明が記載した特定の実施の形態に限定されるものでないことを理解すべきである。それに対して、添付した特許請求の範囲によって規定された発明の範囲内にある全ての変更、等価物及び変形をカバーすることを意図する。
本発明は、一般に、アイ・スクエアード・シー(I2C)シリアルデータバスを用いてスレーブ装置出力バンクをプログラマブルに更新する方法及び装置に適用可能である。本発明は、アイ・スクエアード・シー(I2C)シリアルデータ通信バスに特に有利であることがわかり、システム管理バス(SMバス)アーキテクチャ及び/又はプロトコル又は他のシリアルデータ通信システムのような他のバス及び通信プロトコルにも有利である。説明のために、本発明を、スレーブ装置に対する通信を制御するマスタ装置を有するI2Cに関連して説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
マスタは、I2CバスアーキテクチャのI2Cスレーブとの通信を制御する。I2Cスレーブは、携帯電話、PDA及びスマートホンからLCD TV、医療機器、ゲーム及び他のアプリケーションまでの範囲の分野において種々のアプリケーションを見つける。I2Cスレーブの特定のアプリケーションは、汎用入力/出力(GPIO)装置としてのものである。このタイプの装置において、入力部又は出力部として用いることができる複数の多機能ピンが存在する。入力部として用いる場合、これらのピンは、典型的には、モニタされる所定の信号の状態を表す。
I2Cスレーブの特定のアプリケーションは、汎用入力/出力(GPIO)装置としてのものである。このタイプの装置において、入力部又は出力部として用いることができる複数の多機能ピンが存在する。出力部として構成する場合、これらの装置を、例えば、多数の発光ダイオード(LED)を駆動するためにシステムで用いることができる。これら出力部は、バンクに分割され、I2Cバスを通じて個別にプログラムされる。8ビットのバンクは、一つのI2C WRITEトランザクションによってプログラムされる。バンクのデータは、WRITEサイクルの終了時に、すなわち、ACKNOWLEDGEクロックサイクルとも称される9番目のクロックサイクルで更新される。時々、アプリケーションは、全てのバンクが1ワードごとではなく同時に更新されることを要求する。これは、I2C STOP状態において全てのWRITEサイクルの終了時に全てのバンクを更新することによって行われる。提案された特徴によって、更新のためにどのイベントを用いるかを制御するプログラマブルビットに基づいて、いずれかのイベントでバンクを更新することができる。このビットを、I2Cバスを通じてプログラムすることができる。
一実施の形態によれば、通信プロトコルを実現するのに用いられるシリアルデータ線及びクロック線を有するシリアルデータ転送バスを用いた通信システムが、スレーブ装置出力バンクを順次又は同時にプログラマブルに更新する。通信システムは、二つ以上のスレーブ装置及び/又は出力ドライバの二つ以上のバンクを有する一つのスレーブ装置を有する。各スレーブ装置は、シリアルデータを受信し、シリアルデータからのアセンブルデータワードを提供する。各スレーブ装置のプログラマブルレジスタは、一つ以上のスレーブ装置形態を選択するよう通信プロトコルを用いてプログラムされる。二つ以上のスレーブ装置の各々及び/又は出力ドライバの二つ以上のバンクは、プログラマブルレジスタによって選択された各スレーブ装置形態に基づいて、順次に又は二つ以上のスレーブ装置及び/又は出力ドライバの二つ以上のバンクの他方と調和しながら更新する。
一実施の形態において、本発明は、I2Cバスを通じて制御ビットをプログラムすることによってスレーブ装置出力バンクを順次又は同時にプログラマブルに更新する。例えば、表1は、本発明によるスレーブ装置に設けることができるプログラマブルレジスタの一例である。表1は、デフォールトセッティングとしてレジスタにプログラムした8ビットワードを示す。6個の最上位ビット及び最下位ビットはまだ割り当てられていない。出力変更(OCH)に割り当てられたビットに1の論理値を割り当てる。
表1に示すモード選択レジスタのOCHビットは、スレーブ装置の出力ドライバがSTOP又はACKNOWLEDGEクロックパルスで更新されるか否かを決定するのに用いられる。
OCH=0:STOPコマンドでの出力更新
OCH=1:ACKNOWLEDGEクロックサイクルでの出力更新
OCH=0:STOPコマンドでの出力更新
OCH=1:ACKNOWLEDGEクロックサイクルでの出力更新
表1に示すようにOCH=1であるとき、個々のレジスタはACKNOWLEDGEサイクルで更新され、それに対して、OCH=0であるとき、全てのレジスタは、STOPコマンドで更新される。一実施の形態によれば、通信プロトコルを実現するのに用いられるシリアルデータ線及びクロック線を有するシリアルデータ転送バスを用いる通信システムは、スレーブ装置出力バンクのプログラマブルな更新を、ACKNOWLEDGEクロックサイクルで順次に又はSTOPコマンドで同時に行う。
スレーブ装置を、汎用入力/出力(GPIO)装置、符号化/復号(CODEC)装置又は他のスレーブ装置として構成することができる。通信システムは、I2C,SMバス及び/又はシリアル通信しように従うことができる。
図1は、本発明の実施の形態によるスレーブ装置出力バンクを順次又は同時にプログラマブルに更新するデータ通信システム100のブロック図である。SDAライン110及びSCLライン120は、I2Cデータバス125として配置される。マスタ装置130及びスレーブ装置140は、I2Cデータバス125に取り付けられる。マスタ装置130は、SCLライン120及びSDAライン110にそれぞれ電気的に接続されたクロック接続134及びデータ接続132を用いてI2Cデータバス125に電気的に接続される。
スレーブ装置140は、SCLライン120及びSDAライン110にそれぞれ電気的に接続されたクロック接続144及びデータ接続142を用いてI2Cデータバス125に電気的に接続される。マスタ装置130は、スレーブ装置140を指定し(152)、例えば、順次又は同時に更新を行うために特定のモードで動作するようスレーブ装置をプログラムする(154)。
スレーブ装置140は、例えば、スレーブ装置140の動作モードを指定するレジスタにビットを配置することによってプログラム154を受信する(162)。マスタ装置130は、I2Cデータバス125を通じてシリアルデータをスレーブ装置140に送信し(156)、スレーブ装置は、シリアルデータを受信し(164)、シリアルデータを、例えば、スレーブ装置140による出力に望ましい一つ以上のワードに変換する。スレーブ装置140は、図3を参照して更に説明するように、プログラミング154に基づいて一つ以上のワード166を順次又は同時に書き込む。
図2は、本発明の実施の形態によるスレーブ装置出力バンクを順次又は同時にプログラマブルに更新するデータ通信システムのシリアルデータストリーム200の図である。図2に示すシリアルデータストリーム200は、I2C通信プロトコルに適合する。スレーブアドレス202は、I2Cバス上でマスタによって送信されるSTART状態222に続く。スレーブアドレス202にREAD/WRITEビット210が続き、その次には、スレーブ装置からのACKNOWLEDGE信号212が続く。図2において、READ/WRITE信号210を、マスタからスレーブへの書込みを表す論理0として示す。第1のデータバイト204、第2のデータバイト206及び第3のデータバイト208は、マスタ装置によって送信され、各データバイト204,206,208には、スレーブ装置からの各ACKNOWLEDGE214,216,218が続く。
各データバイト204,206,208を、スレーブ装置においてワードにアセンブルすることができ、これを、例えば、2進化10進法(BCD)LEDディスプレイを駆動するためにスレーブ装置の出力ドライバに提供することができる。本発明によれば、スレーブ装置は、各ACKNOWLEDGE214,216,218に応答して出力ドライバを順次更新することができ、又は、スレーブ装置は、STOP状態220に応答して出力ドライバを同時に更新することができる。
図3は、本発明によるプログラマブル出力バンク書込みを行うシステム300のブロック図である。スレーブ装置320は、I2Cバス310に接続される。図3に示すスレーブ装置320は、GPIO装置として、最初のLEDディスプレイ330から最後のLEDディスプレイ340に結合される。最初のLEDディスプレイ330から最後のLEDディスプレイ340までの間に点で示すように、任意の個数のディスプレイをスレーブ装置320によって駆動することができる。各LEDディスプレイ330〜340は、専用の出力ドライバ350〜360によってそれぞれ駆動される。本例において、4ビットワード352,354は、LEDディスプレイ330,340をそれぞれ更新するために出力ドライバ350,360によって用いられる。4ビットワード352,354を、同一ワードにすることができ、繰り返すことができ、又は異なるワードとすることができる。
スレーブ装置320は、図2に示すようなシリアルデータをI2Cバス310から受信する。本例で図示したスレーブ装置320の回路390は、データ入力回路370及びプログラマブルレジスタ380を有する。例えば、プログラマブルレジスタ380を、上記表1のモード選択レジスタと同様に規定することができる。入力回路370は、I2Cバス310を用いてシリアルデータを受信するとともに、シリアルデータからアセンブルデータワード352,354を出力ドライバ350,360の少なくとも二つのバンクに供給する。
プログラマブルレジスタ380は、I2Cバス310の通信プロトコルを用いて、一つ以上のスレーブ装置形態を選択するようプログラムされる。出力ドライバ350,360の少なくとも二つのバンクは、入力回路370から供給されるアセンブルデータワードを受信し、出力ドライバ350,360の少なくとも二つのバンクの各々は、プログラマブルレジスタ380によって選択されたスレーブ装置形態に基づいて、順次に又は出力ドライバ350,360の少なくとも二つのバンクの他方と調和しながら出力ドライバ350,360を更新する。
図4は、本発明の実施の形態によるスレーブ装置出力バンクのプログラマブルな更新を順次又は同時に行う方法400のフローチャートである。方法400は、GPIO装置のようなスレーブ装置を伴い、スレーブ装置は、プログラマブルレジスタによって選択されたスレーブ装置形態に基づいて、順次に又は出力ドライバの少なくとも二つのバンクの他方と調和しながらスレーブ装置の出力ドライバの少なくとも二つのバンクを更新する。この方法は、例えば、スレーブ装置のレジスタを用いることによって特定の形態のスレーブ装置をプログラミングする(410)。スレーブ装置の出力ドライバを順次に更新するか並列に更新するかを指定するために、プログラミングを、I2C通信プロトコルを用いて実行することができる。シリアルデータは、I2Cバスのようなシリアルデータ転送バスを用いて受信され(420)、一つ以上のデータワードにアセンブルされる(430)。出力ドライバの少なくとも二つのバンクは、アセンブルされた一つ以上のデータワードを用いて更新され(440)、各バンクは、プログラミング410に基づいて、他のバンクに対する更新を順次に又は並列に行う(440)。方法400を実施するスレーブ装置としてのGPIOの使用は、説明のみのためであり、制約のためのものではない。
図5は、本発明の他の実施の形態による複数のスレーブ装置のプログラマブルな更新を順次又は同時に行う方法500のフローチャートである。説明のために、方法500も、I2Cバス上のGPIOスレーブ装置に関連して説明するが、これに限定されるものではない。
例えば、二つ以上のスレーブ装置をI2Cバスに接続することができる。各スレーブ装置は、I2Cバスを用いてシリアルデータを受信するとともにシリアルデータからアセンブルデータワードを形成する入力回路を有する。各スレーブ装置のプログラマブルレジスタは、通信プロトコルを用いて一つ以上のスレーブ装置形態を選択するようプログラムされる(510)。シリアルデータは、I2Cバスを用いて受信され(520)、データワードにアッセンブルされる(530)。各スレーブ装置は、アセンブルデータワードを用いて出力ドライバを更新する(540)。二つ以上のスレーブ装置の各々は、プログラミング510によって選択された各スレーブ装置形態に基づいて、順次に又は二つ以上のスレーブ装置の他方と調和しながら出力ドライバを更新する。
ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はその組合せを、ここで説明するようなI2Cシリアルデータバスを用いてスレーブ送致出力バンクをプログラマブルに更新する種々の実施の形態を実施するのに用いることができる。本発明に関連して用いられるマスタ装置の機能は、説明したI2Cマスタ装置に存在してもよく、又は、シリアルデータ通信システム100に取り付けられたスタンドアローン又はネットワーク化されたコンピュータに存在してもよい。図1に示すシリアルデータ通信システム100は、本発明の動作を実施するためにそのような通信システム、コンピュータ又は他のコンピュータ実行装置との通信に用いることができる構造の一例である
本発明によるプログラミングを実行するのに適した図1のマスタ装置130の例は、典型的には、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び/又は読出し専用メモリ(ROM)の一部の変形に結合した中央処理装置(CPU)を有する。ROMを、プログラマブルROM(PROM)やイレーザブルPROMのようなプログラム記憶用の他の記憶媒体とすることもできる。プロセッサは、制御信号、通信信号等を提供するために入力/出力(I/O)回路及び/又は他のバスを通じて他の内部素子及び外部素子とやり取りを行うことができる。
マスタ装置130は、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、DC−ROMドライブ、及び情報を読出し及び/又は記憶することができるDVDのような他のハードディスクを含む一つ以上のデータ記憶装置を有することもできる。一実施の形態において、状態マシンを用いてI2Cバス上でスレーブ/マスタインタフェースをコツ減するソフトウェアを、CD−ROM、ディスケット、又は携帯型で情報を記憶することができる他の形態の媒体に記憶し及び分配することができる。これら記憶媒体を、CD−ROMドライブ、ディスクドライブ等の装置に挿入し及び当該装置から読み出すことができる。ソフトウェアを、インターネットのようなネットワークを通じて電気的にダウンロードするようにデータ信号を通じて演算装置に送信することもできる。さらに、既に説明したように、本発明に関連する機能を実行するソフトウェアを、ROMのような演算装置の内部メモリに格納することもできる。
コンピュータ読出し可能なプログラムコードを有する結果的に得られるあらゆる(一つ以上の)プログラムを、記憶装置や送信装置のような一つ以上のコンピュータ利用可能な媒体内で実行することができ、これによって、本発明によるコンピュータプログラム又は製品を形成する。ここで用いるような用語「コンピュータ読出し可能媒体」、「製品」、「コンピュータプログラム」又は他の同様な用語は、あらゆる記憶装置のようなあらゆるコンピュータ読出し可能な媒体又はあらゆる送信装置で永久に又は一時的に存在するコンピュータプログラムを含むことを意図する。
(添付した特許請求の範囲、要約書及び図面を含む)本明細書で開示した各形態を、特に説明しない限り同一、等価又は同様な目的で体感することができる。したがって、特に説明しない限り、開示した各形態は、等価の又は同様な形態の一例に過ぎない。
したがって、種々の実施の形態を、I2Cシリアルデータバスを用いてスレーブ装置出力バンクをプログラマブルに更新する本発明の実現例として説明した。本発明は、これまで説明した特定の例に制限されるものと考えるべきではない。本発明を適用することができる種々の変更、等価のプロセス及び種々の構造は、本発明の範囲内である。例えば、I2Cシリアルデータバスを用いたスレーブ装置出力バンクのプログラマブルな更新の実施の形態を、SMバスや他のバス配置のような共通バス上の装置間で通信を行う同様に構成された1方向又は2方向インタフェースを用いて実施することができる。そのような変形を、添付した特許請求の範囲で適正に説明するような請求の範囲に記載されている発明の一部と考えることができる。
Claims (5)
- 通信プロトコルを実現するのに用いられるシリアルデータ線及びクロック線を有するI2Cシリアルデータ転送バスを用いた通信システムにおいて、前記シリアルデータ転送バスを用いてシリアルデータを受信するとともに前記シリアルデータからアセンブルデータワードを提供する入力回路と、一つ以上のスレーブ装置形態を選択するために前記通信プロトコルを用いてプログラムされたプログラマブルレジスタと、前記入力回路によって提供されたアセンブルデータワードを受信する出力ドライバの少なくとも二つのバンクとを具え、前記出力ドライバの少なくとも二つのバンクの各々が、前記プログラマブルレジスタによって選択された前記スレーブ装置形態に基づいて、順次に又は前記出力ドライバの少なくとも二つのバンクの他方と調和しながら出力ドライバを更新するスレーブ装置。
- 請求項1記載のスレーブ装置において、前記スレーブ装置が、汎用入力/出力装置として構成されることを特徴とするスレーブ装置。
- 請求項1記載のスレーブ装置において、前記出力ドライバの少なくとも二つのバンクが、調整された書込みに対して前記スレーブ装置形態が選択されるときに1クロックサイクル内で更新することを特徴とするスレーブ装置。
- 請求項1記載のスレーブ装置において、前記出力ドライバの少なくとも二つのバンクの各々が、順次の書込みに対して前記スレーブ装置形態が選択されるときに前記入力回路からの肯定応答信号に応答して、前記出力ドライバを更新することを特徴とするスレーブ装置。
- 請求項1記載のスレーブ装置において、前記出力ドライバの少なくとも二つのバンクの各々が、調整された書込みに対して前記スレーブ装置形態が選択されるときにI2Cバスの停止状態に応答して、前記出力ドライバを更新することを特徴とするスレーブ装置。
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