JP2008539568A - 部分的に成形された導電構造の製造プロセス - Google Patents

部分的に成形された導電構造の製造プロセス Download PDF

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Abstract

【課題】担体基板(16)に部分的に成形された導電構造を製造するためのプロセス及び該プロセスにより形成された多層体を提供する。
【解決手段】導電構造の図形の磁気潜像は、磁化印刷フォーム(11)に導電構造の図形を規定するデジタルデータセットから形成され、磁気潜像は、磁気像点(11m)と非磁気像点とから形成され、導電面を有し、磁気像点(11m)により引き付けられる磁性粒子は、印刷フォーム(11)を用いて、磁気潜像により配置され、磁性粒子は、担体基板(16)に導電構造の図形を提供し、担体基板に固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、担体基板に部分的に成形された導電構造の製造プロセス及び該プロセスにより製造された多層体に関する。
担体基板に部分的に成形された導電構造を製造するために、凹版、スクリーン印刷又はフレキソ印刷により、担体基板、例えば、坦体膜に鉄粒子を含む分散剤を塗付することが知られている。
このプロセスの不都合な点は、鉄粒子を含む分散剤が、接触するラスタースクリーンローラ、スクリーン又はフレキソ印刷ブロック等の印刷機の全ての部品において大量の摩耗をもたらすことである。更に不都合な点は、導電構造のグラフィック形状の変更が工具交換を必要とし、これが多大な時間及び/又は経費を必要とすることである。
本発明の目的は、担体基板に部分的に成形された導電構造の製造プロセスの改良と、そのような導電構造を有する多層体の改良とを提供することである。
上記目的が担体基板に部分的に成形された導電構造の製造プロセスにより達成される本発明によると、磁気潜像が磁気像点と非磁気像点とから形成される導電構造の図形の磁気潜像は、磁化印刷フォームの導電構造の図形を規定するデジタルデータセットから形成され、導電面を有し、磁気像点により引き付けられる磁性粒子は、印刷フォームを用いて磁気潜像により配置され、磁性粒子は、担体基板に導電構造の図形を提供し、担体基板に固定される。
更に、上記目的は部分的に成形された導電構造を有する多層体により達成され、該多層体は、導電面を有する磁性粒子の層を有し、磁性粒子は、導電構造の図形に配置されている。
本発明に係るプロセスは時間及び経費を節約する。これにより、部分的に成形された導電構造の図形の変更を簡単に低費用で実行することが可能となる。導電構造の図形に関するデジタルデータセットは、例えば、電子カメラ又はスキャナのようなデジタル画像プロセス、又は、コンピュータ支援設計プログラムにより形成される。
デジタルデータセットは、「1」又は「0」の2進値を含むデジタル像点で構成され、この中で、2進値「1」は導電構造の図形に関連する像点を具象化し、2進値「0」は導電構造の図形に関連しない像点を具象化する。
デジタルデータセットはコンピュータでのさらなる利用のために提供される。
本発明に係るプロセスは、高速、低コスト、高柔軟性及び長寿命の印刷フォームによりより区別される。印刷結果に関係のある部品、例えば、従来型印刷機のラスタースクリーンローラ、スクリーン又はフレキソ印刷ブロックにおける摩耗は見られない。
磁気潜像と共に記載されている印刷フォームにより、印刷品質が同レベルに保たれたまま、多数のコピーを製造できる。従って、本発明によるプロセスは、部分的に成形された導電構造を有する大量生産商品の製造に特に適している。
本発明よると、更なる層、例えば、光学及び/又は電気機能層を備える多層体を製造することができる。部分的に成形された導電構造を製造するために担体層を形成する機能以外に、磁性粒子は、少なくとも部分的に更なる機能、例えば、磁気コード層としての機能を実行する。本発明は、例えば、電子ポリマーのユニットのような電気ユニットだけでなく複数層アンテナ体にコイル及び蓄電器を形成することができ、ここでは、導電構造を例えば接続電線、電極層又はこれらに似たもとすることができる。
更に有益な構成は従属項で説明される。
好ましくは、多層体を連続回転プロセスにより供給され且つ製造される担体膜とすることができる。
導電磁性粒子は導電構造を形成することができる。そのために、導電構造の抵抗が低い場合は、粒子は密集関係で配置されなければならない。
導電磁性粒子を軟性磁気コアと導電性のケーシングとから形成することができるため、磁性粒子の磁気的性質と電気的性質とを相互に別々に最善化することができる。
そのため、更に有益な構成では、磁性粒子は、第一の導電層により導電的に連結されている。その層は、外部電流を使用せずに還元剤を利用した金属層の形状で電気的に形成される。このようなプロセスは、持続的プロセスの形式であるため、特に適切である。このプロセスは、磁性粒子に関する裸の金属界面を必要とし、つまり、少なくとも磁性粒子の上部が露出している必要がある。更に、この目的のために有益なプロセスステップを更に以下に記載する。
第一の導電層を銅又は銀で形成することができる。好ましくは、第一導電層の厚さは40nmから70nmである。
磁性粒子には、少なくともそれらの表面に、電流を使用しない手順での電気化に特に適している材料、例えば、鉄、銅、ニッケル、金、錫、亜鉛またはこれらの合金が設けられている。
更に有益な構成においては、第一の導電層は第二の導電層により補強され、この第二の導電層は、外部電流を用いて電気的に塗布される低比抵抗の金属、例えば、アルミ、銅、ニッケル、銀又は金を備える。この金属層の電気的性質をガルバニック手順のパラメータにより幅広い範囲内で調整することができる。磁性粒子がそれらの密集した配列により導電構造をすでに形成している場合は、このプロセスで第一の導電層の塗布が省かれ、その代わりに、第二の導電層がすぐに塗布される。
従って、本発明に係るプロセスにより形成された導電構造を第一及び/又は第二の導電層により形成することができる。
フレーク状の磁性粒子が使用されることが好ましい。また、球状の磁性粒子を使用することができる。球状磁性粒子を球状パッキングでそれらの回転位置とは独立して密接に密集した関係で配置することができる。
更に有益な構成では、直径2μmから10μmの磁性粒子が使用され、好ましくは、直径2μmから4μmの磁性粒子が使用される。
更に、同じ画像解像度がデジタルデータセットと磁気潜像とに選択される。従って、デジタルデータセットの像点は、印刷フォーム上の磁気画像点と1:1の関係で関連している。
1:1の関係が成立しない場合、デジタルデータセットの画像解像度及び磁気潜像の画像解像度の指数、又は、その逆数値は整数となるように選択されることが好ましい。現代の画像処理プログラムがいずれの指数も選択可能であることは確かであるが、画像変換は、製造される構造の形状の品質に悪影響を与える像欠陥につながる。例えば、第一の画像解像度が300dpiを必要とし(1インチあたりのドット数または像点が1インチ=25.4mm)、第二の画像解像度が600dpiを必要とする場合、指定の商は2である。このため、同じ画像解像度がx方向及びy方向の両方に提供される場合、デジタルデータの像点は、磁気潜像の4つの像点に関連する。400/600の指数では、デジタルデータセットの1像点は、磁気潜像の2.25像点に対比関連する。しかしながら、整数の像点だけが表示され、これにより、磁気潜像は像欠陥を有する。
担体基板は、磁性粒子が粘着するプライマー層を有する。好ましくは、3μmから4μmの厚さのプライマー層が塗布される。
粉末状の磁性粒子を磁化印刷フォームに適用することができ、これにより、印刷フォーム上に形成された磁気潜像は可視化され、即ち、現像される。過剰な磁性粒子を剥ぎ取り又は吸引により取り除くことができる。ここで、印刷フォームの表面に接触する担体基板により磁性粒子を担体基板に転写することができる。しかしながら、担体基板の背面が印刷フォームの上面に向けられている場合、パウダー状の磁性粒子をプライマーでコーティングされた担体基板の上面に適用することができる。
担体基板を数マイクロメーターの担体膜とすることができる。担体膜の厚さが薄いという利点から、印刷フォームにより粒子に与えられる磁気力の弱体化効果を、粒子と印刷フォームとの間に担体膜により形成される隙間から無視することができる。
更に有益な構成では、磁気分散が利用されており、磁気粒子は分散中の分散相の形式で適用される。分散に対する分散相の比率は、2%から10%の重量で設定されることが好ましい。
磁性粒子をプライマーに固定させるためには、磁性粒子が圧力ローラーでプライマーの表面に押し込まれる。この製造ステップは、プライマーが加熱及び/又は初期分解される場合、簡略化される。磁性粒子が分散で結合している場合、プライマーの初期分解をもたらす分散剤を提供することができる。
しかしながら、磁気分散を直接担体基板に適用することもできる。前記したように、パウダー状の磁性粒子の適用に関連して、印刷フォームが磁気分散でコーティングされた後、磁気分散が担体基板上に転写される。
本発明の更なる構成では、分散中の固定された磁気粒子を再度可動させるために分散剤を初期分解又は取り除く必要があるとき、磁気分散でコーティングされた担体基板、好ましくは、担体膜が利用される。ここで磁性粒子は印刷フォームの磁気潜像により配向する。このような担体基板の事前コーティングは、磁性粒子を担体基板上に特に均一且つ高密度のパッキング関係で配置させるために有益である。
また、磁性粒子は、担体基板上の全面に磁気層として配置され、剥離層を用いて部分的に取り除くことができる。この場合、磁気層の剥離の間、担体基板と印刷フォームとの相対速度がゼロに等しくなるように、磁性印刷フォームがエンドレス循環ベルト状であることが好ましい。磁気層は、印刷フォームの磁気領域に配置されていない領域で分離される。その点において、磁気層と剥離層との接着力は、印刷フォームの磁気領域の磁気接着力より小さくなるように選択される。
担体基板に磁性粒子を固定させるために、溶媒がプライマー及び/又は分散剤から排出され、又は、プライマー及び/又は分散剤が溶融され、又は、プライマー及び/又は分散剤が硬化する。
プライマー及び/又は分散剤から形成された接着層の厚さは、磁性粒子の平均直径の0.5倍から1.5倍であり、好ましくは、0.5倍から0.8倍である。
第一又は第二の導電層をそれぞれ電気的に塗布する前に、磁性粒子の上部を露出させることができる。そのために、プライマー及び/又は分散剤を初期溶解する溶媒を利用することができる。もう一つの方法として、磁性粒子の上部をプライマー及び/又は分散剤の部分的熱除去により露出させることができる。また、磁性粒子の上部を露出させる機械的除去を提供することも可能である。
担体基板に固定された磁性粒子の接着層の厚さを磁性粒子の平均直径の50%から80%とすることができる。その点において、磁性粒子は、接着層からそれらの平均直径の5%から95%突出しており、好ましくは、40%から60%突出している。
上記プロセスに必要な磁化印刷フォームを回転印刷シリンダーの形式又はエンドレス循環印刷ベルトの形式とすることができる。好ましくは、エンドレス循環印刷ベルトとすることができ、これは連続回転プロセスで供給された担体基板が印刷ベルトとの接触面を形成し、ここでの担体基板と印刷ベルトとの相対速度がゼロに等しいからである。担体基板が印刷ドラムの一部の周りに延びる場合、同一の有益な機能が循環印刷ドラムでも実行される。
更に有益な構成では、本発明に係るプロセスの製造装置は、別の製造装置に連結されており、この別の製造装置は、前記製造装置の上流側及び/又は下流側に配置されている。担体基板を、例えば、複数の光学及び/又は電気機能層を有する多層膜体とすることができる。本発明に係るプロセスで導電構造に設けられた多層体は、ここで、以下の一つ以上の製造ステーションで完成させることができ、例えば、光学安全特性を備えるフィルム回路を形成するように更なる層を有することができる。
以下に、図面を参照して本願発明を更に詳細に記載する。
図1は、本発明に係るプロセスを行うための製造ステーション1を示す。該製造ステーションは、印刷装置10、洗浄ステーション20、乾燥ステーション30、ガルバニ浴槽40及び処理後ステーション50を備える。図3a乃至図3fは、製造ステーション1で実行されたプロセスステップの結果を示す概略図である。
より良い理解のために、図2a及び図2bは、部分的に成形された導電構造9fのデジタル画像9を示す。図2aに示された通り、この導電構造9fは、渦巻状に巻かれた導体トラックを備える。この導体トラックは、例えば、高周波信号を受信するためのアンテナを形成することができる。デジタル画像9をデジタルデータセットという形でコンピュータに保存することができる。
図2bは、図2aの一部を拡大して示す。デジタル画像9は、2進値「1」または「0」を有する像点から形成され、導電構造9fは、2進値「1」の像点9sから形成される。画像9の他の領域は、2進値「0」の像点9wから形成される。図2bに示された例では、円形の像点9s及び9wは、ラスタグリッド状に配置され、これにより、像点は、列及び行を形成し、隣接した像点は、共通の接触点を有する。しかしながら、像点を例えば楕円形、正方形または長方形の構成とすることもできると共に/又は隣接する像点間に間隔を形成することもできる。
印刷装置10は、書き込みヘッド12と消去ヘッド13とを備える回転磁化可能印刷ドラム11を有する。担体膜16は、それらに連続回転手順で送り込まれる。担体膜16は、印象ローラー11aにより印刷ドラム11に対し押し付けられる。
担体膜を、例えば、厚さ10μmから50μm、好ましくは、厚さ19μmから23μmのPET膜またはPOPP膜とすることができる。担体には、あらかじめ剥離層や保護ラッカー層等の層を塗布することができる。これらの剥離層と保護ラッカー層とを0.2μmから1.2μmの厚さとすることが好ましい。多層担体膜は、例えば、構造化された高分子半導体層のような光学的効果を作り出す装飾層及び電気機能層等の更なる層を有する。
図示の実施例中の印刷装置10の書き込みヘッド12は、磁気ヘッド12k(図3a参照)を有する。該磁気ヘッドは、印刷列に互いに並列の関係で配置され、電気制御装置(図1には示されていない。)により像点方法で動作する。この制御装置を、例えば、画像処理及び制御ソフトウェアを有するコンピュータとすることができ、そのメモリの中に部分的に成形された導電構造の画像線9f(図2a及び図2b参照)のデジタルデータセットが保存されている。
図3aに図示されたように、書き込みヘッド12は、回転印刷ドラム11の表面に磁気像点11mから形成された連続的な画像線を形成する。この場合、上記の図2bで識別された像点9s及び9wは、どの磁気ヘッド12kが作動したかに関する情報を提供し、即ち、作動とは、そこから電流が流れていることであり、これにより、作動磁気ヘッド12k’を構成する。その点に関して、作動磁気ヘッド12k’は、2進値「1」を含む像点9sと関連すると共に非作動磁気ヘッド12kは、2進値「0」を含む像点9wと関連する。
作動磁気ヘッド12k’は、印刷ドラムの表面のその影響領域で配置された要素磁石をその磁力線に沿って向け、これにより、鉄粉粒子のような磁性粒子を引き付けることのできる磁気像点11mを形成する。磁気ヘッド12k及び12k’は、間隔12aをおいて配置され、この間隔は、像点11mの中心間の間隔である。好ましくは、像点9s及び9w(図2b参照)は、それぞれその中心間の間隔を含み、これは、導電構造のデジタルデータセットの解像度と印刷装置の解像度とが同じであることを意味する。これにより、各像点9s(図2b参照)に対して一つだけの磁気像点11mが対応し、また、各像点9w(図2b参照)に対して一つだけの非磁気像点が対応する。マグネトグラフィック印刷装置の場合、例えば、600dpiの解像度に達することが可能であり、即ち、1インチあたり(1インチ=25.4mm)600像点を表すことが可能になる。このような解像度レベルでは、像点はおよそ40μm間隔で配置される。
回転後、印刷ドラム11の書き込みが完了している場合、書き込みヘッド12により実行されていた書き込み作業を終結させることができる。その後、印刷ドラム11上に書き込まれた磁気潜像を、以下に説明するように、坦体膜16上に繰り返し転写することができる。
印刷ドラム11上に新しい画像情報の種目を書き込むために、磁気像点11mを、消去ヘッド13を用いて再度消去することができる。この消去ヘッドは、印刷ドラム11の要素磁石を高周波励起により不規則位置に配置することができ、これにより、その後、印刷ドラム11は再度非磁性になる。
しかしながら、印刷ドラム11には、連続的に画像情報の種目が書き込まれている。つまり、印刷ドラム11の回転毎に、消去ヘッドは、線に関する方法で印刷ドラム11を非磁性化し、その後、書き込みヘッド12は、画像情報の種目を線に関する方法で印刷ドラム11に書き込む。
印刷ドラム11の表面に書き込みヘッド12により形成された磁気潜像は、印刷ドラム11の回転方向に書き込みヘッド12の下流に配置された現像剤機構14により可視化される。現像剤機構14は、供給容器14vを有し、その計量スロットから磁気分散14dが印刷ドラム11の表面に塗付される。また、現像剤機構14は、この計量スロットの下流に配置された除去装置14aを有する。好ましくは、磁気分散14dは、分散剤14b中で境界づけられる球状磁性粒子14kを含む。磁性粒子14kは導電面を有する。これらの直径は、2μmから10μmであり、好ましくは、2μmから4μmである。これらの中心を、鉄、ニッケルコバルト、鉄合金、又は磁性セラミックスで形成することができると共に、その導電性ケーシングを、鉄、銅、ニッケル、金、錫、亜鉛又はこれら物質の合金で形成することができる。磁気コアが導電性材料からできている場合は、導電性ケーシングを省くことができる。しかしながら、導電性コアを別の材料の導電性ケーシングで作ることも可能であり、これにより、例えば、高導電性の実現及び特定の電気化学的性質の形成が可能になる。分散剤14bは、水溶性の分散剤であることが好ましい。
上記指定の粒子直径で、最大の球状パッキングで、600dpiの印刷解像度が適用されるとき、4から20の磁性粒子を各像点それぞれに相対的に並列の関係で配置することができる。明確に説明すると、図3a乃至図3eにおいて、4つの磁性粒子14kのみが各像点11mに示されている。
磁気分散14dは、その粘着性に関して調整されると、磁性粒子14kを最適な方法で像点11m上に配置することができ、つまり、密度の高い球状パッキング状で、像点がない領域では、磁気分散14dは、除去装置14aにより再び印刷ドラム11から取り除かれる。図3bに示されているように、その後、磁性粒子14kは、磁気像点11mの領域だけに配置されており、磁性粒子は、その位置に磁気像点11mにより固定されると共に印刷ドラム11の表面に保存された磁気潜像を可視化させる。
磁気分散14dにより形成された可視画像は、ここで、担体膜16に転写される。そのために、坦体膜は、現像剤機構14の下側に位置する印刷ドラム11へその回転方向に沿って移動し、印象ローラー11aにより印刷ドラム11に対し押し付けられる。磁気分散14dが坦体膜16に付着し、残留物を残さずに磁気分散14dが印刷ドラム11から取り除かれるように、磁気分散14dは、その粘着性について調整される。そのために印象ローラー11aは加熱され、それにより、磁気分散14dの粘度は増加する、又は磁性粒子14kは他の適切な方法により担体膜上に固定される。一例として、印刷ドラム11を向いた担体膜16の面をプライマー、即ち、結合剤でさらにコーティングすることができる。図3cは、印刷ドラム11から分離される前に磁気分散14dによりコーティングされた担体膜16を示し、図3dはそれ以降を示す。
印刷された担体膜16は、ここで、洗浄ステーション20を通過し、磁性粒子14kの上面部は分散剤14bを含まない。分散剤を水溶性の分散剤14bとすることが好ましいため、分散剤を水槽中で環境に優しい方法で取り除くことができる。図3eは、洗浄ステーション20を離れた後の被覆担体膜16を示す。磁性粒子14kの上面部はここで露呈し、分散剤14bから突出する。
図示の実施例において、以下の乾燥ステーション30は、熱及び/又は紫外線を放つランプ30lを有し、分散剤14bはこれで硬化する。このような方法で磁性粒子14kは担体膜16上に固定される。硬化手順は、分散剤14bについて架橋反応を含み、これは紫外線により誘発される。一例として、水溶性高分子をこのような方法で硬化させることができる。
最後に、担体膜16はガルバニ浴槽40を通過する。最初の処理ステップとして、第一の導電層14mは、外部電流を利用せずに化学反応で磁性粒子14k上に沈澱する。第一の導電層は、このプロセスで特に良く沈澱する銅層又は銀層を含む。
より有益なところでは、導電層14mが40nmから70nmの層の厚さを有する。以下のような構成の硫酸銅浴を反応物質として使用することができる。
構成物質 比率
硫酸銅(II)5− 水和物 60−240g/l = 40−60g/l 銅
硫酸 40−100g/I
塩化物 (たとえば塩化ナトリウム) 30−150mg/I
外部電流を利用せずに沈澱した導電層14mは、ここで、外部電流により直流電気療法を施すことで補強され、これにより、第二の導電層14m’が形成され、例えば、導電性及び/又は機械的強度の向上に繋がる。第二の層14m’を第一の層14mの金属から構成される層とすることができる。しかしながら、別の金属を第二の層に用いることもできる。一例として、特に良好な伝導性または腐食作用への耐性を得るために、第一の層14m’に銀や金を使用することもできる。好ましくは、電流密度を最大5A/dm2までに設定する。図3fは、二つの層14m及び14m’を有する完成坦体膜16を示す。
担体膜16は、後処理ステーション50で中性化され、乾燥される。中性化は、ガルバニ浴槽の残留物を取り除く洗浄処理により行われる。そのために、フラッシングの実施及び有機酸の使用が可能である。
担体膜16及び/又は構造層に更なる層を適用するために、更なる製造工程を含むことができる。既に述べたように、担体膜16を、導電構造に加え、既に更なる機能及び/又は装飾層を有する多層膜とすることができる。上記したように塗布された部分的に成形された金属層を、例えば、有機半導体構造を相互に連結させ且つ装飾領域に埋め込まれた導体トラック、例えば、光学活性回折構造の形式とすることができる。
図4は、磁化性循環印刷ベルト111が印刷フォームとして提供されたマグネトグラフィック製造ステーションを示す。製造ステーション2は、マグネトグラフィック印刷装置110、乾燥ステーション30及びガルバニ浴槽40から形成されている。
印刷ベルト111の表面への磁気潜像の形成は、図1を参照して上記したように行われる。図5aは、上記印刷ドラム11(図3a)と同様に、印刷ベルト111の磁気像点11mの構成を示す。
担体膜16は、ここで、プライマー16pでコーティングされ、連続回転のプロセスにより印刷装置110に送り込まれる。この操作では、坦体膜は、輸送ローラー11tを用いて駆動される印象ローラー11aにより連続循環印刷ベルト111に対して押し付けられる。このような配置は、担体膜16と印刷ベルト111との間で表面接触を形成し、印刷ベルト111と担体膜16とは相対的に安定している。
プライマーを、3mm〜9mmの層厚で塗付されるエポキシ樹脂、アクリル樹脂又は放射架橋可能ラッカーとすることができる。層厚は、磁性粒子の平均直径の0.5倍〜1.5倍、又は、好ましくは、0.5倍〜0.8倍である。熱可塑性高分子のガラス転移温度は、磁性粒子エンクロージャの材質に依存して選択され、熱可塑性高分子のガラス転移温度を、適切なポリマーの選択に使用することができる。
図4に示された実施例では、プライマーでコーティングされていない担体膜16の面が印刷ベルト111に対向し、現像剤機構14は、担体膜16に塗付されたプライマー16pと接触する。
本実施例では、現像剤機構14の供給容器14vは、磁性粒子14kを含む磁性粉14pで充填されている。この配置では、担体膜16とプライマー16pとが磁性粒子14kと印刷ベルト111の表面との間に配置されているため、磁性粒子14kは、印刷ベルト111の表面には直接接触しないが、担体膜16とプライマー層との薄さから磁気潜像を形成する上で、品質的欠陥は見られない。このため、上記したように、担体膜16を更なる追加層を有する担体膜とすることができる。
過剰な磁性粒子は、ここで、プライマー16pの表面から吸引除去装置14a’により取り除かれる。図5bは、プライマー16pを有し、印刷ベルト111に配置された担体膜16と、磁性像点11mに対し垂直間隔を有し、プライマー16pの表面に配置された磁性粒子14kとを示す。
印象ローラー11aは、吸引除去装置14a’の下流に相対的に重なり合う関係で配置されており、ここで、磁性粒子14kをプライマー16pの表面に押し込む(図5cを参照)。磁性粒子14kがプライマーに押し込まれる動きは、例えば、印象ローラー11aを加熱することにより促進される。磁性粒子14kは、乾燥ステーション30において担体膜16上に永続的に固定される。図4に示された実施例では、乾燥ステーション30は印刷ベルト111の下流に配置されている。分散剤14dを用いた図1を参照して説明されたように、ランプ30lにより形成された紫外線または熱放射は、プライマーを乾燥及び/又は硬化させる。
ランプ30lが熱放射によりプライマーを乾燥させる加熱灯である場合は、図4に示されたように、印刷ベルト111の下流に設けられた乾燥ステーション30の配置は、印刷ベルト111の磁化を加熱により減衰させるために特に有利である。
図4に示された実施例は、以下のような方法で変更することができる。過剰な粒子が吸引により取り除かれた後、図4に示されてない追加の操業ステーションで、結果的に磁性粒子14kがプライマーの表面に沈下するまでプライマー16bを初期溶解及び/又は軟化させる。さらに、相対的に向かい合って配置された二つの印象ローラー11aの代わりに乾燥ステーション30が設けられ、また、上記の追加操業ステーションは、吸引除去装置14a’と乾燥ステーション30との間に配置される。
最後に、担体膜16は二段階のガルバニ浴槽40を通過し、この中でまず導電層14mが外部電流を使用しない処理で磁性粒子14kに沈澱し、その後、金属層14m′が外部電流を使用して塗布される。
図5dは、層14m及び14m’で覆われたプライマー層16p及び磁性粒子14kを有する完成坦体膜16を示す。
図6は、製造ステーション3を有する第三実施例を示し、この製造テーションは、印刷される坦体膜16の性質が図3を参照して上記した製造ステーション2と本質的に相違する。この点に関して、図7a乃至図7eは、各製造工程の結果を示す断面図である。
製造ステーション3は、マグネトグラフィック印刷装置210と、乾燥ステーション30と、ガルバニ浴槽40とを備える。上記した印刷装置110のように、印刷装置210は循環印刷ベルト211を有する。図7aに示されたように、磁性像点11mを印刷ベルト211で製造することができる。
図7bは、印刷ベルト211と接触し、既にプライマー16p及び磁気分散14dでコーティングされた担体膜16を示す。この場合、磁気分散14dで隣接する磁性粒子14kは、洗い落とせる分散剤を用いた密度の高い球状パッキングで単一の層に配置されることが好ましい。プライマーと磁気分散とで形成された粘着層の層厚は、約1*dから1.5*dであり、好ましくは、1.2*dから1.4*dである。ここで、dは磁性粒子14kの平均直径を示す。図7bに示されたように、第一に、磁性粒子14kは、印刷ベルト211の領域に配置されており、この領域には、磁気像点は形成されていない。過剰な磁性粒子14kは、ここで、印刷装置210に配置された現像剤機構214により取り除かれる。現像剤機構214には、洗浄ステーション214wと吸引除去装置214aとが設けられている。
プライマー16p及び磁気分散14dでコーティングされた担体膜16が現像剤機構214を通過すると、磁気分散14dの分散剤は、ここで、第一に洗浄ステーション214wから取り除かれる。これにより、磁性粒子14kは、ただ依然として磁気力により磁気像点11mの領域のそれらの位置に固定される。洗浄ステーション214wの下流に配置された吸引除去装置214aは、ここで、磁気像点11mの外側に沈澱している磁性粒子を取り除くことができる。図6cは、現像された担体膜16を示し、ここで、磁性粒子14kは、ただ依然として磁気像点11mの領域に存在している。
磁性粒子14kは、ここで、下流位置に配置された位置固定ステーション530により担体膜16に固定される。位置固定ステーション530は、通過水槽530bと乾燥装置530tとを備える。プライマー16pは、水槽530b中の溶媒により表面溶解しやすく、これにより、磁性粒子14kは、プライマー16pの表面に浸透する。硬膜剤の使用も可能で、これはプライマーと共に硬化層を形成する。該硬化層又は溶解された表面を有するプライマーは、熱放射及び紫外線により硬化する。このため、水槽530bの下流に配置された乾燥装置530tは、ランプ530lを有し、図6に示された実施例では、ランプ530lは、印刷ベルト111から離れて担体膜16の表面に配置されている。
位置固定ステーション530の後に配置されたガルバニ浴槽40と、後処理ステーション50とについては、図1及び図4に関する記載を参照する。
図7eは、プライマー層16pと、層14m及び14m’で覆われた磁性粒子14kとを有する完成担体膜16を示す。非常に生産性の高い印刷プロセスを適用された磁性粒子14kの層が連続回転プロセスで電気的に補強されるため、部分的に成形された導電構造は、この方法で形成され、これにより、寸法、材質選択、層の厚さ等の機能的条件に特に有益に適応できる。
上記の実施例は、本発明に係る部分的な解決法を含み、これらを更なる解決法を提供すために組み合わせることができる。一例として、本発明に係る解決策の原則から逸脱しない限り、印刷ドラムを印刷ベルト又は均等物に変えることができる。図1は、担体膜16と印刷ドラム11との線接触を含む。しかしながら、図4及び図6に示された他の二つの実施例のように、担体ベルト16を印刷ドラム11の周囲的部分に延ばし、表面接触を行うこともできる。
本発明に係る解決策の更なる変形例は、例えば、担体膜16に異なるコーティングを施すことである。担体膜16には、例えば、光学的効果をもたらす層が既に設けられている。しかしながら、この配置は、本発明のプロセスにより導電的に連結された領域を有する電気的機能層をも備えることができる。しかしながら、担体膜に、導電性構造の適用に続いて、更なる層を設けることができる。
すべての解決策は、高いレベルの柔軟性、高速処理、持続的また廉価な摩耗のない工程で区別され、一貫して高い品質の完成品を提供する。
本発明に係る工程を行うための製造ステーションの第一実施例を示す概略図である。 部分的に形成された導電性構造のデジタル画像の例を示す図である。 図2aにおける詳細IIbの拡大図である。 図3a乃至図3fは、図1の製造ステーションで実現されたプロセスステップの結果を示す概略断面図である。 本発明に係るプロセスを行うための製造ステーションの第二実施例を示す概略図である。 図5a乃至図5dは、図3の製造ステーションで実現されたプロセスステップの結果を示す概略断面図である。 本発明に係るプロセスを行うための製造ステーションの第三実施例を示す概略図である。 図7a乃至図7eは、図5の製造ステーションで実現さえたプロセスステップの結果を示す概略断面図である。
符号の説明
1・・・製造ステーション
2・・・製造ステーション
9・・・デジタル画像
9f・・・導電構造
9f・・・画像線
9s・・・像点
9w・・・像点
10・・・印刷装置
11・・・回転印刷ドラム
11a・・・印象ローラー
11m・・・像点
12・・・書き込みヘッド
12a・・・間隔
12k・・・磁気ヘッド
12k’・・・磁気ヘッド
12k’・・・作動磁気ヘッド
13・・・消去ヘッド
14・・・現像剤機構
14a・・・除去装置
14a’ ・・・吸引除去装置
14b・・・分散剤
14d・・・磁気分散
14k・・・磁性粒子
14m・・・第一の導電層
14m’・・・第二の導電層
14p・・・磁性粉
16・・・担体膜
16・・・担体ベルト
16p・・・プライマー
20・・・洗浄ステーション
30・・・乾燥ステーション
40・・・ガルバニ浴槽
50・・・処110・・・マグネトグラフィー印刷装置
210・・・マグネトグラフィー印刷装置
111・・・印刷ベルト
211・・・印刷ベルト
30l・・・ランプ
530・・・位置固定ステーション
530b・・・通過水槽
530t・・・乾燥装置

Claims (32)

  1. 担体基板(16)に部分的に成形された導電構造を製造するためのプロセスであって、
    前記導電構造の図形の磁気潜像は、磁化印刷フォーム(11、111、211)に前記導電構造の前記図形を規定するデジタルデータセットから形成され、
    前記磁気潜像は、磁気像点(11m)と非磁気像点とから形成され、
    導電面を有し、前記磁気像点(11m)により引き付けられる磁性粒子は、前記印刷フォーム(11、111、211)を用いて、前記磁気潜像により配置され、
    前記磁性粒子は、前記担体基板(16)に前記導電構造の前記図形を提供し、前記担体基板に固定されることを特徴とするプロセス。
  2. 直径2μmから10μmの磁性粒子(14k)が使用され、好ましくは直径2μmから4μmの磁性粒子が使用されることを特徴とする請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記磁性粒子(14k)は、球形パッキングで密集関係に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプロセス。
  4. 前記磁性粒子(14k)には、導電層(14m,14m’)が電気的に塗布されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプロセス。
  5. 前記磁性粒子は、還元剤を用いて外部電流を介さずに金属層という形式で電気的に塗布される第一の導電層(14m)により結合されていることを特徴とする請求項4に記載のプロセス。
  6. 第二の導電層(14m’)は、前記磁性粒子又は前記第一の導電層に電気的に沈澱することを特徴とする請求項4又は5に記載のプロセス。
  7. 前記担体基板(16)は、前記磁性粒子(14k)の塗布前に、プライマー(16p)によりコーティングされ、好ましくは、前記プライマーの層の厚さが3μmから4μmであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプロセス。
  8. 前記磁性粒子(14k)は、パウダー状に塗布されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のプロセス。
  9. 前記磁性粒子(14k)は、分散(14d)の分散相の形式で塗布され、好ましくは、前記分散(14d)に対する前記分散相(14b)の比率が重量の2%から10%であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のプロセス。
  10. 前記プライマー(16p)を初期溶解させる分散剤(14b)が使用されていることを特徴とする請求項9に記載のプロセス。
  11. 前記磁性粒子(14k)は、前記プライマー(16p)及び/又は前記分散剤(14b)から溶媒を取り除くことにより前記担体基板(16)に固定されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のプロセス。
  12. 前記磁性粒子(14k)は、前記プライマー(16p)及び/又は前記分散剤(24d)を溶融することにより前記担体基板(16)に固定されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のプロセス。
  13. 前記磁性粒子(14k)は、前記プライマー(16p)及び/又は前記分散剤(14b)を、特に、熱又は紫外線により硬化させることにより前記担体基板(16)に固定されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のプロセス。
  14. 前記プライマー(16p)及び/又は分散剤(14b)は接着層を形成し、該接着層の厚さは、前記磁性粒子(14k)の平均直径の0.5倍から1.5倍で、好ましくは0.5倍から0.8倍であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載のプロセス。
  15. 前記磁性粒子(14k)の上部は、前記第一の導電層(14m)及び/又は前記第二の導電層(14m’)の塗布前に露出していることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載のプロセス。
  16. 前記磁性粒子(14k)の前記上部を露出させるために、溶媒が使用され、該溶媒は、前記プライマー(16p)及び/又は前記分散剤(14b)を初期溶解させることを特徴とする請求項15に記載のプロセス。
  17. 前記磁性粒子(14k)の上部は、前記プライマー(16p)及び/又は前記分散剤(14b)の部分的な熱除去により露出していることを特徴とする請求項15に記載のプロセス。
  18. 前記磁性粒子(14k)は、前記磁化印刷フォーム(11,111,211)に塗布され、該磁化印刷フォームから前記担体基板(16)へ転写されることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか一項に記載のプロセス。
  19. 前記磁性粒子(14k)は、前記磁気潜像が前記担体基板(16)に塗布された前記磁性粒子(14k)と反対側の前記担体基板(16)の面に配置された状態で、前記担体基板(16)及び前記印刷フォーム(11,111,211)に塗布されていることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか一項に記載のプロセス。
  20. 前記磁性印刷フォームは、回転印刷シリンダー(11)形状であることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか一項に記載のプロセス。
  21. 前記磁性印刷フォームは、エンドレス循環印刷ベルト(111,211)形状であることを特徴とする請求項1乃至20のいずれか一項に記載のプロセス。
  22. 前記担体基板は、膜、特に、多層膜であることを特徴とする請求項1乃至21のいずれか一項に記載のプロセス。
  23. 前記プロセスは、連続回転プロセスであることを特徴とする請求項1乃至22のいずれか一項に記載のプロセス。
  24. 部分的に成形された導電構造を有する多層体であって、
    該多層体は、導電面を有し、前記導電構造の図形に配置された磁性粒子(14k)の層を有することを特徴とする多層体。
  25. 前記磁性粒子は、第一の導電層(14m)により結合され、好ましくは、前記第一の導電層(14m)の厚さが40nmから70nmであることを特徴とする請求項24に記載の多層体。
  26. 前記第一の導電層(14m)は、銅、ニッケル又は銀を備えることを特徴とする請求項25に記載の多層体。
  27. 前記多層体は、電気機能層の形式の第二の導電層(14m’)を有し、該第二の導電層は、前記磁性粒子(14k)及び/又は前記第一の導電層(14m)に電気的に塗布され、好ましくは、前記第二の導電層の厚さは、2μmから50μmであることを特徴とする請求項24乃至26のいずれか一項に記載の多層体。
  28. 前記第二の導電層(14m’)は、低比抵抗を有する金属、例えば、アルミニウム、銅、ニッケル、銀又は金を備えることを特徴とする請求項27に記載の多層体。
  29. 前記磁性粒子(14k)は、フレーク形状であることを特徴とする請求項24乃至28のいずれか一項に記載の多層体。
  30. 前記磁性粒子は接着層に埋め込まれ、該接着層の厚さは、前記磁性粒子(14k)の平均直径の50%から80%であることを特徴とする請求項24乃至29のいずれか一項に記載の多層体。
  31. 前記磁性粒子(14k)は、前記平均直径の5%から95%で前記接着層から突出し、好ましくは、40%から60%で突出することを特徴とする請求項30に記載の多層体。
  32. 前記磁性粒子(14k)は、軟性磁気コアと導電ケーシングとから形成され、好ましくは鉄、銅、ニッケル、金、錫、亜鉛又はこれら物質の合金のケーシングから形成されることを特徴とする請求項24乃至31のいずれか一項に記載の多層体。
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