JP2008536563A - インプラント留め具用抜出し防止機構 - Google Patents

Abstract

骨留め具（６０、１６０）がプレート穴内の保持機構（３０、１３０）を貫通して配置される際に、留め具（６０、１６０）の挿入の間、留め具（６０、１６０）のプレート（１２）に対する多軸性能を保持しながら、保持機構（３０、１３０）が、骨留め具（６０、１６０）を骨プレート（１２）に係合させる。留め具（６０、１６０）の頭部（６６、１６６）が、プレート（１２）に隣接して配置されると、頭部（６６、１６６）は、任意選択で保持機構（３０、１３０）内に受けられ、保持機構（３０、１３０）を拡張させて、保持機構（３０、１３０）をプレート（１２）と係止係合にしっかりと係合させ、骨留め具（６０、１６０）をプレート（１２）に対して定位置に係止させることができる。別の形態では、骨留め具（６０、１６０）の多軸性能は、骨留め具（６０、１６０）が最終的に保持機構（３０、１３０）内に配置されたときに保持されるか、または少なくとも部分的に保持される。

Description

骨プレート、及び他のインプラントを、骨または骨セグメントの隣接する骨部分に使用して、そうした骨部分を安定化させることができるものである。

インプラントを骨部分に係合させるために、留め具を使用することができる。留め具がインプラントから抜け出て、その下にある骨から抜け出ることを防止するために、骨留め具に隣接して、またはその周りでインプラントに係合させる様々な保持装置が開発されてきている。いくつかの保持装置は、骨スクリューが移動して保持装置と接触すると、骨スクリューと干渉する止めねじ、ワッシャ、アーム、またはフラップの形である。これらの保持装置は、留め具がインプラントから抜け出ることを防止するように、留め具を阻止する。

一態様によれば、骨留め具がインプラントの穴を貫通して配置される際に、留め具挿入の間、留め具のインプラントに対する多軸性能を保持しながら、骨留め具をインプラントに係合させる保持機構が提供される。留め具の頭部がインプラントに隣接して配置されると、この頭部は、任意選択で保持機構内に受けられ、その保持機構を拡張させて、保持機構をインプラントと係止係合にしっかりと係合させ、骨留め具をインプラントに対して定位置に係止させることができる。別の形態では、骨留め具のインプラントに対する多軸配置性能は、骨留め具が最終的に保持機構内に配置されたときに保持されるか、または少なくとも部分的に保持される。

別の態様によれば、中を貫通して配置される骨留め具のねじ付き輪郭と合致する雌ねじ付き内腔を含む、インプラント留め具用の保持機構が提供される。別の形態では、この内腔は、骨留め具が保持機構を貫通してねじ付けられる際に、骨留め具のねじの巻き間に嵌合するように寸法設定される。

他の態様では、骨留め具は、骨留め具頭部の、縦軸に直交する外側寸法よりも大きい、骨留め具の縦軸に直交する外側寸法を有するねじ付き輪郭を含む。インプラントに結合される保持機構は、骨留め具がその中を貫通して通ることが可能となるように構成される。

別の態様では、保持機構は、骨留め具がその下にある骨構造にねじ係合される際に、骨留め具のインプラントに対する多軸配置性能を保持しながら、骨留め具をインプラントに対して保持する。

別の態様によれば、骨留め具を受けるための穴を有するインプラントが提供される。この穴は、インプラントの上側表面と下側表面との間に延びる凹状側壁を含み、したがって、開口の最大寸法は、開口の、インプラント上側表面と下側表面との間の中央部分に沿っている。このインプラントは、穴に隣接し、インプラントの上側または下側表面の一方から穴の中央部分まで延びる対向する通路をさらに含む。

他の態様によれば、インプラント穴内で骨留め具を保持するように、インプラント穴の凹状表面輪郭に合致する凸状外側壁面輪郭を備えた保持機構が提供される。インプラント穴に隣接する通路によって、保持機構が、インプラント穴内でのその通常の留め具受け位置に対して９０度回転した挿入向きにある間に、インプラント穴内に挿入されることが可能となる。この回転向きでは、保持機構の壁は、通路と位置が並ぶ。保持機構は、この向きにおいて、保持機構の外側表面の最大寸法が、インプラント穴の最大寸法と位置が並ぶまで、通路を通ってインプラント穴内に誘導される。次いで、保持機構は９０度回転し、その結果、この保持機構は、インプラント穴内に据えられ、捕捉されることになる。保持機構とインプラント穴との合致した凹凸輪郭によって、保持機構がその留め具受け向きにある間、この保持機構がインプラント穴から遠位に、または近位に通り抜けることが防止される。この保持機構は、その外側表面がインプラント穴に隣接した対向する通路と位置が並ぶように、その挿入向きまで９０度回転させることによって、取り外されることができる。

本発明の上記その他の態様はまた、以下の説明から明白となるであろう。

次に、本発明の原理の理解を促すために、図面に示した実施形態を参照し、特定の用語を使用して同実施形態を説明する。とはいえ、それによって本発明の範囲が限定されるものではないことを理解されたい。例示の装置におけるどのようなかかる変更形態及びさらなる改変形態も、また、本明細書に記載の本発明の原理のかかるさらなる応用も、本発明が関連する技術分野の当業者には、通常想起されるものとして企図される。

図１及び図７には、骨インプラント１０の一部分が、上側表面１５と下側表面１６との間の開口に延びる穴（ホール）１４を有するプレート１２の形で示される。本明細書では、下側表面１６とは、プレート１２が取り付けられるべきその下の骨構造に接して、または隣接して配置可能なプレート１２の表面を指す。穴１４は、上側表面１５と下側表面１６との間に延びる壁面１８によって画定される。例示の実施形態の壁面１８は、凹状に湾曲しており、上側表面１５と下側表面１６との間の、穴１４の中央部分１９に沿って位置するどの位置においても、最大開口寸法２０を画定する。穴１４の、上側及び下側表面１５、１６に隣接する寸法は、図７に示すように保持機構３０がその留め具受け向きにあるときに、保持機構３０が開口１４を貫通して遠位に、または近位に通り抜けることを防止するように、最大穴寸法２０よりも小さくなっている。

プレート１２は、その中に穴１４に隣接して形成された受け通路２６をさらに含み、この受け通路は、保持機構３０を穴１４内に配置しやすくするように適合される。通路２６は、穴１４の周りで互いに対向して配置され、上側表面１５から穴１４の中央部分１９まで延びる。通路２６は、プレート１２内に陥凹して、穴１４の壁面１８に不連続部を形成する。これらの不連続部によって、穴１４の残る部分の周りの壁１８によって画定される開口寸法よりも大きい開口寸法がもたらされる。

図２及び図６は、プレート１２の穴１４内に配置可能な保持機構３０を示す。保持機構３０は、穴１４及び保持機構３０を貫通して配置されることになる骨留め具６０（図７及び８）を受けて、プレート１２をその下にある骨構造に固定する。保持機構３０は、プレートと骨留め具との間に延び、プレートに係合して、留め具がプレートから抜け出ることを防止する。例示の実施形態では、保持機構３０は、外側表面３２と、上側端部４０と下側端部４２との間に延びる内腔（ボア、孔）３４とを含む円筒状（筒状）の本体を備えたブッシュの形である。内腔３４は、少なくとも一部には、雌ねじ付き輪郭３６が中に形成された内側壁面４４によって画定される。上側及び下側端部４０、４２は、保持機構３０が穴１４内に配置されたときに、隣接するプレート１２の上側及び下側表面１５、１６に対して同一平面でも、または陥凹していてもよい。別の実施形態では、端部４０、４２の一方、または両方とも、隣接する上側または下側表面１５、１６から外方に突き出す。内腔３４は、そこを貫通する留め具を配置しやすくするように、上側及び下側端部４０、４２に隣接してフレア状に広げられてもよい。

図３〜図５は、保持機構３０をプレート穴１４内に配置する一技術の各ステップを示す。図７に示すように、穴１４は、留め具６０と保持機構３０の内腔３４とが、穴１４内に配置されたときにそこに沿って位置が並ぶ中央軸線６１を含む。図３では、保持機構３０は、挿入向きまで９０度回転し、したがって、内腔３４は、軸線６１に対して横向きに向いている。保持機構３０は、この挿入向きで穴１４内に誘導され、したがって、外側表面３２は通路２６内に受けられる。保持機構３０は、外側表面３２が、壁面１８の通路２６の終端部に沿って、またはそこに隣接して壁面１８と接触する結果、保持機構３０がもはや進むことができなくなるまで、通路２６を穴１４内へと遠位に進む。次いで、保持機構３０は、図４の矢印５０によって示すように回転し、図５に示す留め具受け向きとなることができる。留め具受け向きでは、内腔３４は、中央軸線６１と概ね位置が並び、骨留め具６０を受けるように、プレート１２の上側及び下側表面１５、１６に向かって開口する。保持機構３０は、留め具の、穴１４内での変動可能な角度での配置に対応するように、穴１４内で回動することができるが、固定係合もまた企図される。

保持機構３０を挿入するための他の技術もまた企図される。例えば、保持機構は、挿入のために、収縮、またはその他の形で寸法が低減した形状で配置もしくは形成され、その後、プレート穴内に配置するために解放または拡張されることができる。保持機構３０はまた、プレート穴内に圧力嵌めされてもよい。さらに別の形態では、保持機構３０は、プレート穴内で互いに組み立てられる、または配置される多数の構成要素として設けられてもよい。

保持機構３０と、プレート１２の穴１４を画定する壁面１８との間の境界面は、互いに近接した関係で配置されるように形成された曲線表面として示される。隣接する表面同士には、曲線表面、直線表面、または曲線表面と直線表面の組合せによって画定された凹凸表面、球形表面、角表面、ならびに少なくとも留め具６０が貫通して配置されたときに、保持機構３０をプレート１２と係合した状態で適切に維持する他のどのような表面形状及び表面構成も含めて、様々な形態が企図される。

保持機構３０が、その留め具受け向きでプレート穴１４内に配置された後、骨留め具６０は、保持機構３０中を進んで、プレート１２をその下にある骨構造に固定することができる。一実施形態では、留め具６０は、ねじ付き輪郭６４が沿った軸部６２と、軸部６２の近位端に拡大頭部６６とを含む骨スクリューである。例示の実施形態では、頭部６６は、留め具６０の縦軸に直交する幅７２を含み、この幅７２は、ねじ付き輪郭６４の外側頂部間のねじ幅７０よりも小さい。別の実施形態では、頭部６６の幅７２は、ねじ幅７０と同じか、またはそれよりも大きい。

使用時には、保持機構３０は、上記で論じた技術のいずれかを用いてプレート１２の穴１４内に配置される。留め具６０は、穴１４の上から位置が並べられ、したがって、留め具６０の遠位端は、保持機構３０の内腔３４内に挿入されることができる。留め具６０は、保持機構３０中を、ねじ付き輪郭６４が保持機構３０の雌ねじ付き輪郭３６とねじ係合してねじ進むことができる。このように係合されると、保持機構３０は、矢印５０の方向に十分に回転して、外側表面３２の通路２６と位置が並ぶことが防止される。したがって、保持機構３０は、プレート穴１４内で留め具６０と共に移動不可能に捕捉される。さらに、保持機構３０は、留め具６０が、頭部６６が内腔３４内にある状態で据えられていないときでも、留め具６０をプレート１２に対して軸線方向に拘束する。保持機構３０は、留め具６０がプレート１０を貫通して配置され、その下にある骨構造内に打ち込まれる際に、留め具６０の多角度配置性能を可能とするように、穴１４内で回動することができる。

留め具６０は、頭部６６が内腔３４内に、保持機構３０の内側壁面４４と接触して受けられるまで、図８の矢印５２によって示すようにその下にある骨構造内にさらに打ち込まれることができる。留め具６０の挿入の間、保持機構３０が回転することを防止するために、保持機構３０は、その回転を防止する打込み器具または第２の器具によって係合されることができる。保持機構３０は、かかる係合を容易にする凹部または他の機構（ｆｅａｔｕｒｅ）を備えることができる。保持機構３０はまた、留め具挿入の間、その位置を維持するように拡張してプレート穴と係合することもできる。

頭部６６の幅７２は、内側壁面４４によって形成される開口に対して、保持機構３０を拡張させ、その結果、外側表面３２がプレート１２の壁面１８と接触するように寸法設定されることができる。保持機構３０の拡張は、内側壁面４４と外側表面３２との間に延びるスロット（溝、細長穴、溝穴）３８によって促進される。

雌ねじ付き輪郭３６を設けることによって、ねじ付き輪郭６４の幅７０を、幅７０が内腔３４中に嵌合するように求められた場合よりも大きくすることが可能となる。ねじ付き輪郭６４によって、プレート１０内の穴１４の寸法が最小限に抑えられ、プレート１０の相対的な材料低減を低減させ、強度の増大を実現し、かつ／または、相対的な強度の損失なく、プレートの寸法低減を可能としながら、骨物質内へのより大きいてこ作用（ｐｕｒｃｈａｓｅ）が実現される。

別の実施形態では、雌ねじ付き輪郭のない保持機構３０が提供される。ここではむしろ、少なくとも内腔３４に隣接する上側端部４０と下側端部４２との間の高さが、ねじ付き輪郭６４のねじ間の間隔内で嵌合するように寸法設定される。したがって、留め具６０は、内腔３４によって設けられる開口よりも大きいねじ幅７０を有していても、上記のように挿入されることができる。

頭部６６が内腔３４内にあるとき、保持機構３０は拡張して、穴１４周りの壁面１８に接触し、留め具６０がプレート１２から抜け出ることを防止することができる。留め具６０は、補修または他の目的で、保持機構３０からねじ抜くことによって取り外されることができる。

図９には、別の実施形態の保持機構１３０が、外側表面１３２と、上側端部１４０と下側端部１４２との間に延びる内腔１３４とを含む円筒形本体を備えたブッシュの形で示される。内腔１３４は、少なくとも一部には、雌ねじ付き輪郭１３６が中に形成された内側壁面１４４によって画定される。上側及び下側端部１４０、１４２は、保持機構１３０が穴１４内に配置されたときに、隣接するプレート１２の上側及び下側表面１５、１６に対して同一平面でも、または陥凹していてもよい。別の実施形態では、端部１４０、１４２の一方、または両方とも、隣接する上側または下側表面１５、１６から外方に突き出す。保持機構１３０は、本明細書にて論じたどのような形でも、プレート穴内に配置されることができる。

保持機構１３０が、その留め具受け向きでプレート穴１４内に配置された後、骨留め具１６０は、保持機構１３０中を進んで、プレート１２をその下にある骨構造に固定することができる。一実施形態では、留め具１６０は、ねじ付き輪郭１６４が沿った軸部１６２と、軸部１６２の近位端に拡大頭部１６６とを含む骨スクリューである。例示の実施形態では、頭部１６６は、遠位にテーパが付いて円錐台形を成す、留め具１６０の縦軸周りに延びる外側表面１７２を含む。外側表面１７２に沿った頭部１６６の外側幅は、ねじ付き輪郭１６４の外側頂部間のねじ幅よりも小さい。

留め具１６０は、保持機構１３０中を、ねじ付き輪郭１６４が保持機構１３０の雌ねじ付き輪郭１３６とねじ係合してねじ進むことができる。このように係合されると、保持機構１３０は、プレート穴１４内で留め具１６０と共に移動不可能に捕捉され、保持機構１３０は、留め具１６０をプレート１２に対して軸線方向に拘束する。保持機構１３０は、留め具１６０がプレート１０を貫通して配置され、その下にある骨構造内に打ち込まれる際に、留め具１６０の多角度配置性能を可能とするように、穴１４内で回動することができる。

留め具１６０は、頭部１６６が内腔１３４内に受けられるまで、その下にある骨構造内にさらに打ち込まれることができる。外側表面１７２は、保持機構１３０の内側壁面１４４に接触する。壁面１４４及び外側表面１７２のテーパ角度は、頭部１６６が内腔１３４内に据えられたときに、骨スクリュー１６０を保持機構１３０内に係止させる係止構成を実現するように構成されることができる。

別の実施形態では、頭部１６６は、内側壁面１４４によって形成される開口に対して、保持機構１３０を拡張させ、その結果外側表面１３２が、プレート１２の壁面１８と接触するように寸法設定されることができる。保持機構３０と同様に、保持機構１３０の拡張は、スロット（図示せず）によって促進されることができ、このスロットは、内側壁面１４４と外側表面１３２との間に延びる。

さらに別の実施形態では、頭部１６６の外側表面１７２のテーパ角度と、内側壁面１４４のテーパ角度とは、互いに合致しないものではない。したがって、頭部１６６は、内腔１３４内に据えられたときに、保持機構３０内に係止されない。しかし、頭部１６６は、内側壁面１４４と接触して保持機構１３０を拡張させ、その結果外側表面１３２が、プレート１２の壁面１８と接触するように寸法設定されることができる。保持機構３０と同様に、保持機構１３０の拡張は、スロット（図示せず）によって促進されることができ、このスロットは、内側壁面１４４と外側表面１３２との間に延びる。

インプラント１０は、インプラントを骨に固定することが求められる場合に、どのような整形外科用インプラントも備えることができることを理解されたい。骨プレート１２の形では、このプレートは、骨留め具をいくつでも受けられるように、穴をいくつでも含むことができ、こうしたプレート穴は、プレートに沿ってどのような構成にも配置されることができる。プレートの他の穴は、穴１４と同一であってよく、または、細長スロット形状、線形形状、もしくは、プレートの上側表面に隣接する球状凹部など、穴１４に関して上記で論じたもの以外の様々な形状を含むこともできる。骨留め具は、他の穴の１つまたは複数内に配置されることができ、１つまたは複数の抜出し防止装置が、他の穴の１つまたは複数のいずれにも設けられることができる。骨留め具はまた、固定向き、及び変動可能な角度向きを含めて、プレートに対して様々な向きに配置されることができる。さらに、プレートは、企図される特定のインプラント植込み位置に適合された様々な長さ、形状、及び湾曲を含むことができる。プレート１２は、特定の位置でのインプラント植込みを容易にする、スパイク、隆起、椎体間スペーサ、または他の構成要素など、プレートが係合されるべき１つまたは複数の骨構造に係合する、またはそれらの間に配置される他の構造を含むことができる。

保持機構３０、１３０は、前頸椎用に成形され、寸法設定されたプレートを用いた用途、ならびに脊椎の頭部、胸部、腰部、及び／または仙骨部分を含めた、脊椎の他の領域用の脊椎プレートを用いた用途を有し得ることが企図される。保持機構３０、１３０は、脊椎の前部、斜部、前外側部、外側部、及び後部部分を含めた、脊椎の様々な位置に取り付けるように適合された脊椎プレートと共に使用されることができる。保持機構３０、１３０は、脊椎外科手術において使用される骨プレート以外の骨プレートの用途も有し得ることがさらに企図される。また、プレート穴のいずれのものも、またはそれらの組合せも、留め具の抜出しを防止する他の保持装置を備えることができ、または、保持装置が全くなくてもよいことが企図される。

本発明を図面及び前述の説明で詳細に説明してきたが、これらは例示的なものであり、特徴を限定するものではないことを考慮されたい。本発明の趣旨の範囲内に含まれるあらゆる変更及び改変が保護されることが求められる。

骨プレートの一部分の斜視図である。 骨留め具用の保持機構の斜視図である。 図２の保持機構が、図１の骨プレートの穴の方に配置される様子を示す斜視図である。 プレート穴に据えられる前の、骨プレートの穴内にブッシュ配置された保持機構を示す斜視図である。 骨留め具が中を貫通して通ることが可能となるように、プレート穴内に据えられた保持機構を示す斜視図である。 保持機構の別の斜視図である。 骨留め具が保持機構内に据えられた、プレート及び保持機構の断面図である。 骨プレートに対して変動可能な角度に向いた保持機構内に据えられた骨留め具を示す斜視図である。 プレート、及び別の実施形態の保持機構、及び保持機構内に据えられた骨留め具の断面図である。

Claims (20)

1. 骨構造に取付け可能なインプラントであって、中央軸線の周りに延びる壁面を有する穴を含み、前記壁面が、前記インプラントの上側表面及び下側表面の間で凹状に湾曲する、インプラントと、
   第１の端部及び第２の端部の間に延びる本体、当該本体を貫通する内腔を含む、保持機構であって、前記本体が、前記第１の端部及び第２の端部の間で凸状に湾曲した外側表面を含み、前記保持機構が、前記内腔の周りでねじ付き輪郭が中に形成された内側壁面をさらに含む、保持機構と、
   前記保持機構の前記内腔を貫通して配置可能な留め具であって、前記ねじ付きの前記内腔に係合可能な雄のねじ付き軸部を含み、当該ねじ付き軸部の近位端に、筒形の前記本体を前記穴の周りの前記壁面に接して拡張させるように、前記内側壁面と接触して配置可能な頭部を含む、留め具とを備える、インプラントシステム。
2. 前記頭部が第１の幅を画定し、前記ねじ付き軸部が前記第１の幅よりも小さい第２の幅を画定し、前記第２の幅が前記ねじの外径である、請求項１に記載のシステム。
3. 前記頭部が第１の幅を画定し、前記ねじ付き軸部が前記第１の幅よりも大きい第２の幅を画定し、前記第２の幅が前記ねじの外径である、請求項１に記載のシステム。
4. 前記内側壁面が、前記第１の幅よりも小さい第３の幅を含む、請求項３に記載のシステム。
5. 前記本体が、前記内側壁面及び前記外側壁面の間に延びるスロットを含む、請求項４に記載のシステム。
6. 前記留め具が前記本体を貫通して配置されたときに、前記留め具の前記ねじ付き輪郭が、前記本体の前記雌ねじにねじ係合する、請求項３に記載のシステム。
7. 前記内腔が、前記インプラントの前記上側表面から前記下側表面へとテーパが付けられる、請求項１に記載のシステム。
8. 前記留め具の前記頭部が、前記テーパ付き内腔内に嵌合するようにテーパが付けられる、請求項７に記載のシステム。
9. 骨構造に取付け可能なインプラントであって、中央軸線に沿って前記インプラントの上側表面及び下側表面の間に延びる穴を含む、インプラントと、
   第１の端部及び第２の端部の間に延びる筒形の本体、当該本体を貫通する内腔を含み、前記穴内にある保持機構であって、前記本体が、前記内腔の周りに延びる内側壁面内に雌ねじ付き輪郭をさらに含む、保持機構と、
   ねじ付き軸部、及び前記ねじ付き軸部の近位端の頭部を含む留め具であって、前記ねじ付き軸部が前記内腔を貫通して配置されるときに、前記ねじ付き軸部が、前記保持機構の前記雌ねじ付き輪郭にねじ係合する、留め具とを備える、インプラントシステム。
10. 前記頭部がねじ付きでなく、前記内腔内に受けられるときに、前記保持機構の前記内側壁面に係合するように寸法設定される、請求項９に記載のシステム。
11. 前記保持機構の前記本体が、前記本体の前記内側壁面及び外側表面の間に延びるスロットを含み、前記頭部が前記内腔内で前記内側壁面と接触して配置されたときに、前記スロットによって、前記本体の半径方向の拡張が可能となる、請求項１０に記載のシステム。
12. 前記インプラントが、前記穴に隣接し、且つ当該穴の中央部分と連通した１対の通路を含み、
    前記保持機構の前記本体が、前記第１の端部及び前記第２の端部の間で凸状に湾曲した外側表面を含み、前記保持機構の挿入向きにおいて、前記内腔が前記軸部に横向きに延び、前記通路が前記本体の前記外側表面を受け、それによって、前記挿入向きにおいて、前記本体が前記穴の前記中央部分内に通ることが可能となり、前記保持機構が、前記穴内で、前記内腔が前記軸部に沿って延びる留め具受け向きへとさらに移動可能である、請求項９に記載のシステム。
13. 前記インプラントの前記穴が、前記上側表面及び下側表面の間で凹状に湾曲した壁面を含み、前記穴の前記中央部分が、前記インプラント内の前記穴の最大寸法を画定する、請求項１２に記載のシステム。
14. 前記頭部が第１の幅を含み、前記ねじ付き軸部が、前記第１の幅よりも大きい第２の幅を画定するねじ付き輪郭を含む、請求項９に記載のシステム。
15. 前記筒形の前記本体が、前記第１の端部及び第２の端部の間で、凸状に湾曲した外側表面を含む、請求項９に記載のシステム。
16. 前記穴が、前記インプラントの前記上側表面及び下側表面の間で、凹状湾曲を有する壁面によって画定され、前記凹状湾曲が、前記本体の前記外側表面の前記凸状湾曲に従う、請求項１５に記載のシステム。
17. 前記インプラントが骨プレートである、請求項９に記載のシステム。
18. 脊椎プレートを脊柱に沿って係合させる方法であって、
    少なくとも１つの穴、当該少なくとも１つの穴内に配置された保持機構を含む、前記プレートを、少なくとも１つの椎骨に沿って配置するステップと、
    前記留め具が前記少なくとも１つの椎骨に係合されるときに、骨留め具のねじ付き軸部を、前記保持機構の内側内腔を貫通してねじ係合させるステップと、
    前記留め具の近位端にある無ねじの頭部が前記保持機構内に据えられたときに、前記保持機構を、前記頭部を用いて半径方向に拡張させるステップとを含む、方法。
19. 前記留め具が前記少なくとも１つの椎骨に係合されたときに、前記保持機構を前記プレート穴内で回動させるステップをさらに含む、請求項１８に記載の方法。
20. 前記少なくとも１つの穴内で、前記保持機構を用いて、前記骨留め具を軸線方向に拘束するステップをさらに含む、請求項１８に記載の方法。

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