JP2008536366A - 周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器及びその設計方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器(FSS:Frequency Selective Surface)及びその設計方法に関する。本発明の周波数選択反射器は、誘電体層と、複数の単位セルとを備える。前記複数の単位セルは、前記誘電体層の上部に周期的に配列され、三角ポールと三角枝状のループとが互いに重ならないように結合する。また、本発明は、周波数選択反射器の単位セルを構成する際、方形ループを蛇行状に少なくとも1回曲げることにより、蛇行状に曲がった方形ループの長さを調整する、単位セルを構成するステップと、前記周波数選択反射器を幾何学的に同じ単位構造又は単位セルの配列で構成し、共振周波数をチューニングする、単位セルを配列するステップとを含む。

Description

本発明は、周波数選択反射器(FSS:Frequency Selective Surface)及びその設計方法に関し、より詳細には、所定の単一又は多重周波数帯域を遮断又は透過する周波数選択反射器のための空間周波数選択反射器及びその設計方法に関する。
周波数選択反射器とは、誘電体スラブ上に導体又はスロットが周期的に配列された構造を意味する。周波数選択反射器は、一種の空間フィルタであり、ある特定の周波数のみを透過又は反射させる特性を有する。
周波数選択反射器の応用分野は、アンテナのレードーム(radome)や、二重帯域反射板(dichroic reflector)や、反射配列レンズ(reflect array lens)などの比較的古典的な分野から、EMI保護(protection)、RCS(Radar Cross Section)の増大、電波探知回避(stealth)、AMC(Artificial Magnetic Conductor)などといった現代的な分野にいたるまで、幅広い範囲にわたっている。
このような周波数選択反射器において、単一周期に該当する構造を単位セル(unit cell)という。周波数選択反射器は、単位セルの幾何学的な形状、配列形態、及び配列周期や、使用された誘電体及び導体の材質特性などに応じた周波数応答特性の変化が激しい。一般的に、長方形や同心円などのように、形状は同一でありながら、大きさは互いに異なる構造が、単位セルとして幅広く利用されている。
このような従来の周波数選択反射器の一例として、「Bandpass Frequency Selective Surface(US5,384,575号、1995年1月24日)(以下、「第1先行技術」とする)」がある。前記第1先行技術は、ユーザの望む周波数帯域のみを透過させるために周波数選択反射器を用いたものであり、誘電体スロットの幅や全長などを変化させることにより、周波数選択反射器の共振周波数を調整することができる。
しかしながら、周波数選択反射器に用いられた単位セルを構成する導体の形状が長方形ループであり、このようなループの長さを変更する際に、単位セルの面積自体が変化してしまうという問題が存在する。
また、単位セルの面積を減らし、かつ所望の周波数帯域で共振する周波数選択反射器を設計する方法の一例として、フラクタル(fractal)構造のうち、ヒルベルト曲線として知られている構造を用いて単位セルを構成している「Convoluted array elements and reduced size unit cells for frequency−selective surfaces(IEEE PROCESSINGS−H,vol.138,no.1,February 1991,pp19−22,E.A.Parker and A.N.A.EI Sheikh)(以下、「第2先行技術」とする)」がある。しかしながら、前記第2先行技術では、周波数選択反射器に用いられた単位セルを構成する導体の形状として「渦巻き状の方形(convoluted square)」を使用しており、入射(垂直又は水平)偏波に応じて共振周波数が変化してしまうという問題が存在する。
すなわち、前述した従来の周波数選択反射器は、電磁波の偏波に応じて周波数選択特性が一定でなく、かつ多重帯域の周波数で電磁波を正確に遮断できないという問題がある。また、従来の周波数選択反射器は、単に導体又は開口面の長さなどを調整して遮断周波数をチューニングするため、設計の変更に伴う費用の増加をもたらすという問題がある。
そこで、本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、単位セルとして三角ポールと三角枝状のループとが互いに重ならないように結合した構造を用いることにより、電磁波の偏波に影響されることなく、多重遮断周波数帯域を簡便に調整することができる周波数選択反射器を提供することにある。
また、本発明の目的は、周波数選択反射器の単位セルとして用いられた蛇行状に曲がった方形ループ(meandrous square loop)の全長及びループの間隔などの幾何学的構造特性や、周波数選択反射器に採用された誘電体及び導体の電気的特性などの変化により、所定の周波数帯域を遮断又は透過させることができる周波数選択反射器の設計方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の一態様は、多重周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器(FSS:Frequency Selective Surface)であって、誘電体層と、該誘電体層の上部に周期的に配列され、三角ポールと三角枝状のループとが互いに重ならないように結合した単位セルとを備えることを特徴とする。
また、前記周波数選択反射器は、三角ポールの端部分と三角枝状のループの内側端部分とが互いに噛み合うことを特徴とする。
更に、前記周波数選択反射器は、隣り合う単位セルが幾何学的に噛み合うことを特徴とする。
なお、前記周波数選択反射器は、共振周波数を変化させるため、誘電体が全体的にコーティングされていることを特徴とする。
本発明の他の態様は、単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器(FSS:Frequency Selective Surface)であって、導体又は誘電体層で形成される蛇行状に曲がった方形ループと、導体又は誘電体からなる複数の単位セルとを備えることを特徴とする。
本発明の更なる態様は、単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器(FSS:Frequency Selective Surface)の設計方法であって、周波数選択反射器の単位セルを構成する際、方形ループを蛇行状に少なくとも1回曲げることにより、蛇行状に曲がった方形ループの長さを調整する、単位セルを構成するステップと、前記周波数選択反射器を幾何学的に同じ単位構造又は単位セルの配列で構成し、共振周波数をチューニングする、単位セルを配列するステップとを含むことを特徴とする。
更に、本発明の周波数選択反射器の構造は、単位セル内の蛇行状に曲がった方形ループの長さ及び間隔、単位セルの間隔、並びに、誘電体の厚さ及び誘電率(permittivity)などを変化させることにより、フィルタリング対象の周波数帯域(例えば、移動電話帯域1.81GHz、2.4GHz、ISM帯域など)の調整が可能である。すなわち、周波数選択反射器を構成する蛇行状に曲がった方形ループ、並びに、誘電体などの幾何学的な長さ、大きさ、位置、厚さ、材質などを調整することにより、所望の周波数帯域に対して遮断又は透過することを特徴とする。
本発明の他の目的及び長所は、下記の説明により理解することができ、本発明の実施形態により更に明確になるはずである。また、本発明の目的及び長所は、特許請求の範囲に示す手段及びその組み合わせにより実現可能であることを容易にわかるであろう。
本発明は、三角ポールと三角枝状のループとの静電容量を調整することにより、多重遮断周波数の微細チューニングを可能にする効果がある。
また、本発明は、ユーザの望む所定の周波数帯域に対する選択的遮断又は透過を許容することが可能である。しかも、単位セルの面積自体の変化がなくても、単位セルを構成する蛇行状に曲がった方形ループの長さ及び誘電体の厚さ、単位セルの間隔などを調整することにより、フィルタリング対象の周波数を調整することができる効果がある。
更に、本発明は、単位セルの面積も自在に調整可能であり、入射電磁波の偏波の変化にも影響されない優れた特性を有する効果がある。また、本発明は、室内の静寂又はその他の目的での移動電話の使用禁止のための周波数帯域の遮蔽、そして、無線LANの周波数帯域の外部漏れを防止し、企業情報の保護のための周波数帯域の遮蔽などといった様々な目的に利用可能という効果がある。
上述した目的、特徴、及び長所は、添付された図面に関する以下の詳細な説明により更に明確になるはずであり、それにより、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明の技術思想を容易に実施することができる。また、本発明の説明において、本発明に係る公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明確にする可能性があると判断される場合、その詳細な説明を省略する。以下、添付された図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。このとき、同じ参照符号は、同じ構成要素を表す。
図1は、本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器(FSS:Frequency Selective Surface)を示す図である。
同図に示すように、本発明に係る周波数選択反射器には、薄い誘電体層11の上部に、導体で構成された単位セル12が周期的に配列される。そして、薄い誘電体層11の下部及び単位セル12の上部は、誘電体コーティング層13からなる。このとき、単位セル12は、三角ポール(tri−pole)と三角枝状のループ(ternary tree shape loop)とが互いに重ならないように結合した構造であって、以下の実施形態で詳細に説明する。
一方、本発明に係る周波数選択反射器を設計し、周波数特性に関する実験のためのパラメータを定義する。同図において、hは誘電体層11の厚さを意味し、εは誘電体層11の比誘電率(relative permittivity)を意味し、hは誘電体コーティング層13の厚さを意味し、εは誘電体コーティング層13の比誘電率を意味し、tは単位セル12の導体部分の厚さを意味する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器の単位セルの配列構造を示す図であり、図3は、図2の単位セルの構成を詳細に示す図である。
図2に示すように、本発明に係る周波数選択反射器には、三角ポール21と三角枝状のループ22とが互いに重ならないように結合した単位セル12が誘電体層11の上部に周期的に配列される。このような本発明に係る周波数選択反射器は、三角ポール21と三角枝状のループ22とが結合することにより、電磁波の偏波に影響されない。
一方、周波数選択反射器は、三角ポール21のみを単位セルとして用いるか、三角枝状のループ22のみを単位セルとして用いることができる。しかし、図3のように、三角枝状のループ22の内部に三角ポール21が重ならないように配置された単位セル12を採用した場合、三角ポール21及び三角枝状のループ22の長さ、三角ポール21と三角枝状のループ22との間隔などの変化によって共振周波数特性が変化し、遮断周波数帯域を決定することができる。
図4は、図2の隣り合う単位セルを詳細に示す図である。同図の参照符号400は2つの単位セルの接合部分を拡大したものであって、1つの単位セルの端部分401が他の単位セルの曲がった部分402と正確に噛み合う。また、1つの単位セルにおいて、三角ポールの最端部分403と三角枝状のループの内側最端部分404とが正確に噛み合う。
一方、本発明に係る周波数選択反射器を設計し、周波数特性実験のためのパラメータを定義する。同図において、dyは2つの単位セルの中心距離における縦方向の距離、dxは2つの単位セルの中心距離における横方向の距離を意味する。gは単位セルの間隔、aは三角ポールの幅、wは三角枝状のループをなす導体の幅、bは三角枝状のループの幅、angleは2つの単位セルを結ぶ中心線が水平方向に対して傾いた角度、lは単位セルの中心から三角枝状のループの最端部分までの距離、lは単位セルの中心から三角ポールの最端部分までの距離、cは三角ポールと三角枝状のループとの間の距離を意味する。
このとき、単位セルの内部における構造の間隔c、c、c及び単位セルの間隔gは、最小値「0」から始まるようにする。このような間隔の最小値は、周波数選択反射器の設計工程のステップにおいて共振周波数の微細チューニングの可能範囲を広くする。
図5は、単位セルの構造に応じた周波数選択反射器の共振周波数特性を示すグラフであって、周波数選択反射器の単位セルが三角ポールの場合510、三角枝状のループの場合520、そして、本発明に係る三角ポールと三角枝状のループとを併せて用いた場合530の各々に対する共振周波数特性を示すグラフである。
本発明に係る周波数選択反射器の設計条件は、[表1]のとおりである。
Figure 2008536366
周波数選択反射器の単位セルが三角ポールの場合510、1つの共振周波数511が現れ、単位セルが三角枝状のループの場合520、2つの共振周波数521、522が現れる。反面、本発明に係る単位セルとして三角ポールと三角枝状のループとを併せて用いた場合530には、3つの共振周波数531、532、533が現れる。
同図に示すように、単位セルとして三角ポール又は三角枝状のループのみを用いた場合に比べ、本発明に係る単位セルを用いた場合、共振周波数が軒並み低下する。すなわち、三角ポールと三角枝状のループとの静電容量が増加し、全体的な共振周波数は低下する。このような特性は、単位セルの大きさをより小さくし、全体的な周波数選択反射器の大きさを減らすことができる長所を提供する。
上述のように、本発明に係る周波数選択反射器は、3つの共振周波数を発生させる。以下、第1実施形態において、前記3つの共振周波数のうち、三角枝状のループによって発生する1次共振周波数及び2次共振周波数を参照符号61及び62で表し、三角ポールによって発生する1次共振周波数を63で表す。
図6は、本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器の誘電体コーティング層の厚さに応じた共振周波数の変化を示すグラフである。
同図に示すように、本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器は、誘電体コーティング層の厚さhが増加するにつれ、共振周波数が急激に低下した後、緩やかに低下する。
図7は、本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器の単位セルの間隔に応じた共振周波数の変化を示すグラフである。
同図に示すように、本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器は、単位セルの間隔gが拡大するにつれ、共振周波数の間隔が減少する。
図8は、本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器の三角ポールの幅に応じた共振周波数の変化を示すグラフである。
同図に示すように、本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器は、三角ポールの幅aが増加するにつれ、三角枝状のループによる1次共振周波数61及び2次共振周波数62の大きさが小さくなる。
図6〜図8のような結果に基づき、単位セル内の三角ポールと三角枝状のループとの静電容量を類推することにより、本発明に係る周波数選択反射器の遮断周波数を正確に予測することができる。
図9は、移動通信サービスの周波数帯域に応じて製作された本発明に係る周波数選択反射器の解析結果を示すグラフである。
同図の解析結果に対する設計パラメータは、[表2]のとおりである。このとき、タイプIは、誘電体コーティング層13がない場合であり、タイプIIは、誘電体コーティング層13の厚さhが1.6mmの場合である。
Figure 2008536366
一方、遮断対象の移動通信サービスの周波数帯域は、[表3]のとおりである。
Figure 2008536366
[表3]を参照すると、移動電話(セルラー)サービスの中心周波数は859MHz、個人携帯通信(PCS)サービスの中心周波数は1,810MHz、無線LANサービスの中心周波数は2,442MHzである。
図9に示すように、[表2]のパラメータを有する本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器はf(859MHz)、f(1,810MHz)、f(2,442MHz)の共振周波数を有し、このような共振周波数は、前記のような遮断する帯域の中心周波数と一致する。
図10は、誘電体コーティング層のない本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器の周波数特性の予測値及び実験値を示すグラフである。すなわち、上記[表2]のタイプIとして設計された本発明に係る周波数選択反射器の周波数特性の予測値及び実験値を比較した結果である。
同図の参照符号110は、誘電体コーティング層のない本発明に係る周波数選択反射器の周波数特性の予測値である。また、参照符号120(H,H)は、送受信アンテナの偏波が軒並み水平偏波(horizontal polarization)となっている場合における、本発明に係る周波数選択反射器の周波数特性の実験値であり、参照符号130(V,V)は、送受信アンテナの偏波が軒並み垂直偏波(vertical polarization)となっている場合における、本発明に係る周波数選択反射器の周波数特性の実験値である。
同図に示すように、上記[表2]のタイプIとして設計された本発明に係る周波数選択反射器の周波数特性の予測値は、実際に測定した実験値と比較的正確に一致する。したがって、図6〜図8のような解析結果を基に定められた遮断周波数に正確に共振する周波数選択反射器を設計することができる。
また、同図に示すように、本発明に係る周波数選択反射器は、電磁波の偏波に影響されない。
以下、本発明の第2実施形態に係る周波数選択反射器の設計方法を説明する。
図11は、本発明の第2実施形態に係る単一周波数フィルタリングのための周波数選択反射器の単位セルの配列を示す図である。
幾何学的に単位セルを構成する図形の長さが単位面積に対して最大限長くなるように設計(それは、長さが長くなるほど、共振周波数が低下するためである)するためには、ループの形状が複雑に曲がって互いに重なるようなことがあってはならない。
したがって、本発明の周波数選択反射器は、図11のように、蛇行状に曲がった方形ループ1110からなる単位セル1100の配列で構成される(幾何学的に同じ単位構造の配列である)。すなわち、単位セル1100内のループを長くするために(すなわち、共振周波数を下げるために)、方形ループを蛇行状に複数回曲げることにより、蛇行状に曲がった方形ループ1110によって単位セル1100を構成する。
そして、各単位セル1100は、蛇行状に曲がった方形ループ1110と、当該ループ1110を除いた部分1120とで構成される。
仮に、単位セル1100において、蛇行状に曲がった方形ループ1110が導体、残りの部分1120が誘電体の場合、本発明の周波数選択反射器は、帯域阻止フィルタ(bandstop filter)として動作し、蛇行状に曲がった方形ループ1110が誘電体、残りの部分1120が導体の場合、本発明の周波数選択反射器は、帯域通過フィルタ(bandpass filter)として動作する。
このとき、遮断対象の周波数帯域は、蛇行状に曲がった方形ループ1110の全長を変化(ループを曲げる回数に応じて全長を変化)させ、ループの間隔、単位セル1100の間隔、誘電体及び導体の電気的特性(材質、誘電率など)などを変化させることによって調整可能(共振周波数のチューニング)である。各単位セル1100内の蛇行状に曲がった方形ループ1110は、正確に左右対称の構造であって、入射電磁波の偏波に影響されない。すなわち、周波数選択反射器の単位セル1100を構成する蛇行状に曲がった方形ループ1110の長さ及び間隔、単位セル1100の間隔、そして、誘電体の厚さ及び誘電率(permittivity)などを変化させることにより、フィルタリング対象の周波数帯域の調整が可能である。
ここで、単位セル1100を構成する蛇行状に曲がった方形ループ1110が横方向及び縦方向に全て対称となるようにすることにより、共振周波数が入射偏波の変化に影響されないようにする。このとき、蛇行状に曲がった方形ループ1110の幅及びループ1110を曲げる回数を変化させることにより、単位セル1100の面積を調整することもできる。
同図の各単位セル1100は、図12及び図13に示すように構成可能である。図12及び図13の周波数選択反射器の単位セル1200、1300を帯域阻止フィルタとして設計する場合、図14は、周波数選択反射器の単位セル1200、1300(1400)の断面を示す。
図14の周波数選択反射器の単位セル1400は、共振周波数が中心の帯域阻止フィルタであって、蛇行状に曲がった方形ループ1410が導体、残りの部分1420、1430が誘電体の場合である。
同図に示すように、周波数選択反射器の単位セル1400が帯域阻止フィルタとして動作する場合、それは誘電体基板(ε)1420上の導体1410をエッチングして構成される。このとき、誘電体基板1420及び導体1410を、誘電体でコーティングすることもできる(誘電体層(ε)1430)。
仮に、周波数選択反射器の単位セル1400が帯域通過フィルタとして動作する場合には、誘電体基板(ε)1420と導体1410とが互いに入れ替わる。ただし、この場合も、誘電体コーティング層(ε)1430には変化がない。
何よりも、周波数選択反射器の単位セル1400の共振周波数を下げるためには、蛇行状に曲がった方形ループ1410を長くしなければならず(すなわち、ループを曲げる回数を多くしなければならない。もちろん、左右対称構造などの制約はあり得る。)、また、誘電体層(ε)1430のεを高くしなければならない。
以下、図12及び図13を参照して、周波数選択反射器の単位セル1200、1300についてより詳細に説明する。
図12において、参照符号「1200」は単位セル、「1210」は蛇行状に曲がった方形ループ、そして、「1220」は単位セル1200においてループ1210を除いた部分を意味する。
同図の単位セル1200において、蛇行状に曲がった方形ループ1210が導体、残りの部分1220(厳密には、図14の誘電体基板(ε)1420)が誘電体の場合、同図の周波数選択反射器の単位セル1200は、共振周波数が中心の帯域阻止フィルタとして動作する。逆に、同図の単位セル1200において、蛇行状に曲がった方形ループ1210が誘電体、残りの部分1220(厳密には、図14の誘電体基板(ε)1420に該当する部分)が導体の場合、同図の周波数選択反射器の単位セル1200は、共振周波数を中心に帯域通過フィルタとして動作する。ただし、周波数帯域の阻止又は通過のための周波数選択フィルタとして動作するいかなる場合でも、蛇行状に曲がった方形ループ1210以外の部分1220のうち、図14の誘電体コーティング層(ε)1430には変化がない。
上記図12の周波数選択反射器の単位セル1200を帯域阻止フィルタとして設計した場合、周波数選択反射器の共振周波数特性は、図15に示すとおりである。
図12に示すように、蛇行状に曲がった方形ループ1210を有する周波数選択反射器の単位セル1200は、単に方形ループを有する第1先行技術の単位セルの面積と同じ大きさの場合、ループ1210の長さが長くなるため、上記第1先行技術よりも共振周波数を下げることができる。したがって、仮に、同図の周波数選択反射器の単位セル1200が上記第1先行技術の単位セルと同じ共振周波数を有すると、単位セルの大きさはより縮小する。
図15では、上記図12の周波数選択反射器の単位セル1200を帯域阻止フィルタとして設計し、シミュレーション結果と実際に実験した結果とを互いに比較して示している。このとき、周波数選択反射器の単位セル1200を帯域阻止フィルタとして設計する際に用いられた詳細パラメータは、[表4]のとおりである。図15において、周波数選択反射器の帯域遮断中心周波数は、韓国国内PCS帯域の中心周波数1.81GHzに合わせられている。
Figure 2008536366
一方、上記図12の周波数選択反射器の単位セル1200の蛇行状に曲がった方形ループ1210の幅及びループ1210を曲げる回数を変化させることにより、図13に示すように、周波数選択反射器の単位セル1200の面積を調整することができる。すなわち、蛇行状に曲がった方形ループ1210の幅及びループ1210を曲げる回数をより多くすることにより、周波数選択反射器の単位セル1200の大きさを減らすことができる。したがって、仮に、図13の周波数選択反射器の単位セル1300が上記図12の単位セル1200と同じ大きさを有すると、共振周波数をより下げることができる。
図13において、参照符号「1300」は単位セル、「1310」は蛇行状に曲がった方形ループ、そして、「1320」は単位セル1300においてループ1310を除いた部分を意味する。
同図の周波数選択反射器の単位セル1300は、上記図12の周波数選択反射器の単位セル1200と同じ共振周波数を維持しつつ、単位セルの大きさをより小さく構成したものである。すなわち、同図の周波数選択反射器の単位セル1300は、上記図12の周波数選択反射器の単位セル1200と同じ形状を維持しつつ、蛇行状に曲がった方形ループ1310の幅がより縮小し、更にもう一回曲がった形状330を有する。こうすることにより、同図の周波数選択反射器の単位セル1300の大きさを、上記図12の周波数選択反射器の単位セル1200より小さく構成することができる。仮に、同図の周波数選択反射器の単位セル1300の大きさと、上記図12の周波数選択反射器の単位セル1200の大きさとが同じであれば、同図の周波数選択反射器の単位セル1300は、上記図12の周波数選択反射器の単位セル1200よりも共振周波数を下げることができる。
図13の単位セル1300も、蛇行状に曲がった方形ループ1310が導体、残りの部分1320(厳密には、図14の誘電体基板(ε)1420)が誘電体の場合、図13の周波数選択反射器の単位セル1300は、共振周波数が中心の帯域阻止フィルタとして動作する。逆に、図13の単位セル1300において、蛇行状に曲がった方形ループ1310が誘電体、残りの部分1320(厳密には、図14の誘電体基板(ε)1420に該当する部分)が導体の場合、図13の周波数選択反射器の単位セル1300は、共振周波数を中心に帯域通過フィルタとして動作する。ただし、周波数帯域阻止又は通過のための周波数選択フィルタとして動作するいかなる場合でも、蛇行状に曲がった方形ループ1310以外の部分1320のうち、図14の誘電体コーティング層(ε)1430には変化がない。
上記図13の周波数選択反射器の単位セル1300を帯域阻止フィルタとして設計した場合、周波数選択反射器の共振周波数特性は、図16に示すとおりである。
同図では、上記図13の周波数選択反射器の単位セル1300を帯域阻止フィルタとして設計し、シミュレーション結果と実際に実験した結果とを互いに比較して示している。このとき、周波数選択反射器の単位セル1300を帯域阻止フィルタとして設計する際に用いられた詳細パラメータは、[表5]のとおりである。図16も、周波数選択反射器の帯域遮断中心周波数は、韓国国内PCS帯域の中心周波数1.81GHzに合わせられている。
Figure 2008536366
上記図15及び図16から明らかなように、本発明の周波数選択反射器の周波数特性が実際に測定したデータとも比較的よく一致しており、実際の設計においても有効であることを確認することができる。
以上、本発明は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内で様々な置換、変形、及び変更が可能であるため、上述した実施形態及び添付された図面により限定されるものではない。
図1は、本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器(FSS:Frequency Selective Surface)の断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器の単位セルの配列構造を示す図である。 図3は、図2の単位セルの構成を詳細に示す図である。 図4は、図2の隣り合う単位セルを詳細に示す図である。 図5は、単位セルの構造に応じた周波数選択反射器の共振周波数特性を示すグラフである。 図6は、本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器の誘電体コーティング層の厚さに応じた共振周波数の変化を示すグラフである。 図7は、本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器の単位セルの間隔に応じた共振周波数の変化を示すグラフである。 図8は、本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器の三角ポールの幅に応じた共振周波数の変化を示すグラフである。 図9は、移動通信サービスの周波数帯域に応じて製作された本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器の解析結果を示すグラフである。 図10は、誘電体コーティング層のない本発明の第1実施形態に係る周波数選択反射器の周波数特性の予測値及び実験値を示すグラフである。 図11は、本発明の第2実施形態に係る単一周波数フィルタリングのための周波数選択反射器の単位セルの配列を示す図である。 図12は、本発明の第2実施形態に係る単一周波数フィルタリングのための周波数選択反射器の単位セルの詳細構造を示す図である。 図13は、本発明の第2実施形態に係る単一周波数フィルタリングのための周波数選択反射器の単位セルの詳細構造を示す図である。 図14は、本発明の第2実施形態に係る帯域阻止機能を有する単一周波数フィルタリングのための周波数選択反射器の単位セルの断面を示す図である。 図15は、本発明の第2実施形態に係る、図12の単一周波数フィルタリングのための周波数選択反射器の単位セルで構成された空間フィルタの共振周波数特性を示す図である。 図16は、本発明の第2実施形態に係る、図13の単一周波数フィルタリングのための周波数選択反射器の単位セルで構成された空間フィルタの共振周波数特性を示す図である。

Claims (26)

  1. 多重周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器であって、
    誘電体層と、
    該誘電体層の上部に周期的に配列され、三角ポールと三角枝状のループとが互いに重ならないように結合した単位セルと、
    を備えることを特徴とする多重周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  2. 前記三角ポールの端部分と前記三角枝状のループの内側端部分とが互いに噛み合うことを特徴とする請求項1に記載の多重周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  3. 隣り合う単位セルが幾何学的に噛み合うことを特徴とする請求項1に記載の多重周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  4. 前記三角ポールの外面と前記三角枝状のループの内面とが互いに平行であることを特徴とする請求項1に記載の多重周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  5. 前記三角ポール及び前記三角枝状のループの長さが調整されることにより、共振周波数がチューニングされることを特徴とする請求項1に記載の多重周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  6. 前記三角ポールの幅が調整されることにより、共振周波数がチューニングされることを特徴とする請求項1に記載の多重周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  7. 前記三角ポールと前記三角枝状のループとの間隔が調整されることにより、共振周波数がチューニングされることを特徴とする請求項1に記載の多重周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  8. 共振周波数を変化させるため、誘電体が全体的にコーティングされていることを特徴とする請求項1に記載の多重周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  9. 単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器であって、
    導体又は誘電体層で形成される蛇行状に曲がった方形ループと、
    導体又は誘電体層からなる複数の単位セルと、
    を備えることを特徴とする単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  10. 前記単位セルにおいて、前記蛇行状に曲がった方形ループが導体であり、当該ループを除いた部分が誘電体である場合、
    前記周波数選択反射器が、帯域阻止フィルタとして動作することを特徴とする請求項9に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  11. 前記単位セルにおいて、前記蛇行状に曲がった方形ループが誘電体であり、当該ループを除いた部分が導体である場合、
    前記周波数選択反射器が、共振周波数を含む帯域通過フィルタとして動作することを特徴とする請求項9に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  12. 前記単位セルの前記方形ループを複数回曲げて前記単位セル内のループを長くすることにより、前記単位セルの大きさが変化することなく、同じ単位セルの大きさを維持しつつ、共振周波数を下げることができることを特徴とする請求項9に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  13. 前記単位セルの前記方形ループの幅を縮小し、複数回曲げて前記単位セル内のループを長くすることにより、同じ共振周波数を維持しつつ、前記単位セルの大きさを減らすことができることを特徴とする請求項12に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  14. 前記単位セルの前記蛇行状に曲がった方形ループが、
    上下左右の対称構造であって、共振周波数が入射電磁波の偏波に影響されないことを特徴とする請求項12に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  15. 前記周波数選択反射器が、
    前記誘電体コーティング層の誘電率が高いほど、共振周波数を下げることができることを特徴とする請求項14に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  16. 前記単位セルにおいて、前記蛇行状に曲がった方形ループを除いた部分が、
    誘電体コーティング層を含むことを特徴とする請求項10に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  17. 前記周波数選択反射器が、
    前記誘電体コーティング層の誘電率が高いほど、共振周波数を下げることができることを特徴とする請求項16に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器。
  18. 単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器の設計方法であって、
    周波数選択反射器の単位セルを構成する際、方形ループを蛇行状に少なくとも1回曲げることにより、蛇行状に曲がった方形ループの長さを調整する、単位セルを構成するステップと、
    前記周波数選択反射器を幾何学的に同じ単位構造又は単位セルの配列で構成し、共振周波数をチューニングする、単位セルを配列するステップと、
    を含むことを特徴とする単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器の設計方法。
  19. 前記単位セルにおいて、前記蛇行状に曲がった方形ループが導体であり、前記ループを除いた部分が誘電体である場合、
    前記周波数選択反射器が、帯域阻止フィルタとして動作することを特徴とする請求項18に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器の設計方法。
  20. 前記単位セルにおいて、前記蛇行状に曲がった方形ループが誘電体であり、当該ループを除いた部分が導体である場合、
    前記周波数選択反射器が、帯域通過フィルタとして動作することを特徴とする請求項18に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器の設計方法。
  21. 前記単位セルの前記方形ループを複数回曲げて前記単位セル内のループを長くすることにより、前記単位セルの大きさが変化することなく、同じ単位セルの大きさを維持しつつ、共振周波数を下げることができることを特徴とする請求項18に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器の設計方法。
  22. 前記単位セルの前記方形ループの幅を縮小し、複数回曲げて前記単位セル内のループを長くすることにより、同じ共振周波数を維持しつつ、前記単位セルの大きさを減らすことができることを特徴とする請求項21に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器の設計方法。
  23. 前記単位セルの前記蛇行状に曲がった方形ループが、
    上下左右の対称構造であって、共振周波数が入射電磁波の偏波に影響されないことを特徴とする請求項18に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器の設計方法。
  24. 前記周波数選択反射器が、
    前記蛇行状に曲がった方形ループの長さが長いほど、共振周波数を下げることができることを特徴とする請求項23に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器の設計方法。
  25. 前記単位セルにおいて、前記蛇行状に曲がった方形ループを除いた部分が、
    誘電体コーティング層を含むことを特徴とする請求項19に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器の設計方法。
  26. 前記周波数選択反射器が、
    前記誘電体コーティング層の誘電率が高いほど、共振周波数を下げることができることを特徴とする請求項25に記載の単一周波数帯域フィルタリングのための周波数選択反射器の設計方法。
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