JP2008536349A - Mpeg映像ストリームにおいて完全な画像を構築するために必要なフレームの動的決定のための方法及び装置 - Google Patents

Mpeg映像ストリームにおいて完全な画像を構築するために必要なフレームの動的決定のための方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008536349A
JP2008536349A JP2007557026A JP2007557026A JP2008536349A JP 2008536349 A JP2008536349 A JP 2008536349A JP 2007557026 A JP2007557026 A JP 2007557026A JP 2007557026 A JP2007557026 A JP 2007557026A JP 2008536349 A JP2008536349 A JP 2008536349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
video stream
frames
dependency
gop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007557026A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008536349A5 (ja
JP5226325B2 (ja
Inventor
ジェイ. グールド、セオドア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NXP USA Inc
Original Assignee
NXP USA Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NXP USA Inc filed Critical NXP USA Inc
Publication of JP2008536349A publication Critical patent/JP2008536349A/ja
Publication of JP2008536349A5 publication Critical patent/JP2008536349A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5226325B2 publication Critical patent/JP5226325B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/44Processing of video elementary streams, e.g. splicing a video clip retrieved from local storage with an incoming video stream or rendering scenes according to encoded video stream scene graphs
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/434Disassembling of a multiplex stream, e.g. demultiplexing audio and video streams, extraction of additional data from a video stream; Remultiplexing of multiplex streams; Extraction or processing of SI; Disassembling of packetised elementary stream
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • H04N19/61Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding in combination with predictive coding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

MPEG映像ストリーム(60)における完全な画像を構築するために必要とされるフレームを動的に決定するための方法は、従属性ベクトル・モデルに従うMPEG映像ストリーム(80)におけるフレームの順序を復号化すること(70)を含む。従属性ベクトル・モデルは、いくつかのタイプのMPEGストリームで途切れずに動作する復号化順の映像ストリーム(80)に応じた従属性ベクトル(102)を決定するために構成される。方法は、従属性ベクトル・モデルに従って決定される従属性ベクトルに応じて両方向でのMPEGストリーム・フレームの正確な表現(131)実行することも含む。

Description

本開示は一般にMPEG映像ストリームに関連し、より詳細にはMPEG映像ストリームにおいて完全な画像を構築するために必要なフレームの動的決定に関連する。
MPEGは、国際標準化機構の作業部会である動画専門家集団(Moving Picture Experts Group)の略であり、この集団によって開発されたデジタル映像圧縮標準及びファイル形式の群の意味でもある。加えて、MPEGファイルは特定のハードウェア又はソフトウェアによって復号化される。
MPEG映像ストリームにおいて、映像データは時間変化をしない部位を除去されて録画され、従ってデータ・ストリームの圧縮率を増加する。この圧縮は、ストリームを順方向で再生することには役立ち、且つストリームを順方向で再生することを可能にするように設計されているが、ストリームを逆方向で再生しようとしたり、ストリームを任意の位置から再生しようとするときに困難が生じる。特にこの問題は、個人用映像レコーダ(PVR)への応用において生じる。PVRシステムはストリームを停止させたり、低速又は高速で再生したり、MPEGストリームを逆方向で再生できなくてはならない。これら全ての再生動作に対して、画像を正確に構築する能力が必要とされ、従って、映像ストリームの全ての従属性が必要とされる。
今日のほとんどのPVRはこれらの問題を非常に強引に、コンピュータによる集中的な方法で解決している。例えば、一つの既知の方法は、複数のフレームを巻き戻し、そのストリームを映像復号化装置に入力して、望ましくは妥当なストリームの水準に達することを含む。
従って、当該技術分野において問題を克服するためのMPEG映像ストリームの完全な画像を構築するために必要なフレームを決定するための方法を改善することが望ましい。
本開示の実施形態は例示する方法で図示されるが、添付された図面によって制限されない。添付された図面において、同じ参照番号は同じ要素を示す。
異なる図面における同一の参照番号の利用は、類似又は同一の事項を示す。当業者は、図面の要素が単純性及び明白性を目的として図示されており、縮尺どおりに描かれる必要が無いことも認識するであろう。例えば、図面のいくつかの要素の大きさは他の要素に比べて誇張されており、本発明の実施形態の理解を改善することに役立つ。
本開示の実施形態は映像ストリームの所与のフレームに対して従属性を決定するための従属性ベクトルを利用する。このような従属性ベクトルがどのように利用されて再生を単純にしているかを理解することは容易であるが、ベクトルを決定することはより困難である。本開示の実施形態により、個々のフレームが不規則なMPEGストリームから決定され且つ構築されることが可能になる。
標準的なMPEG映像ストリーム(IPBストリーム)に対して、従属性ベクトルは、映像ストリーム中のストリームの特定の点から発生した最後のIフレームまでを探すことによって決定される。ストリームのこの点においてIフレームのために、全ラインがイントラコード化され、完全な画像が表示される。そのフレームと現在のフレーム(Pフレーム)との間の逐次変化も必要とされる。
オープンなGOP(画像のグループ)の場合、決定は若干より困難になる。オープンなGOPが存在するとき、所与のIフレームの直後に発生するBフレームは、2つ前のIフレームまでの従属性を有する。このことにより、従属性ベクトルはこれらのBフレームに対してむしろ長くなる。簡単に説明できるように見えるが、ストリームにおけるフレームの位置以外で識別されないこの場合、実施形態は少し複雑である。一度決定されると、従属性ベクトルは生成することが妥当である程度に容易である。
最後の場合は、群を抜いて困難である。これはIスライス・ストリームの場合である。Iスライス・ストリームにおいて、ストリームの完全な画像のための絶対基準が存在しない。このような完全な基準は複数のPフレームによって決定される。全てのPフレームは、個々のインターコード化されたラインの配置を決定し、かつこれらの個々のインターコード化されたラインがどのように組み合わされて完全なフレームが構築されるかについて調査される。ほとんどのIスライスMPEGストリームは順番にイントラコード化されたPフレームを有するが、このような順序が必要とされていないことも再認識されなければならない。従って、従属性を決定するためのアルゴリズムは、完全なフレームが任意の離間したイントラコード化されたラインから構築される時期を決定することが出来なくてはならず、完全な従属性ベクトル決定は統合された公式を利用して成されなくてはならない。
図1はチャンネル1,2、からNまでの様々な構成を図示するブロック図10であり、構成は対応する参照番号12,14及び16各々に対応して指定される。チャンネルの様々な構成は、映像ストリームを生成するために適応され、更に当該技術分野で公知のように、参照番号28,34及び44によって各々指定される。図示されるように、参照番号12により指定されるチャンネル1は、各々参照番号18,20及び22として示されるように、複数の入力符号化装置(ENC1,ENC2,…,ENCN)を含む。入力符号化装置はマルチプレクサ24に結合されて、出力26で復号化順の映像ストリーム28に多重化される。言い換えると、符号化装置18,20及び22は映像ストリーム28として一つの映像プログラムを提供するように利用される。従って、各符号化装置は異なる量の映像ストリーム28を占有する映像を提供する。例えば、符号化装置18はメインの番組を提供するために利用され、符号化装置20はコマーシャル休憩を提供する。更に、符号化装置18は、対応する符号化された信号を提供するための第一群の設定を有し、符号化装置20は異なる符号化信号を提供するための符号化装置18の第一群の設定とは異なる第二群の設定を有する。
参照番号14によって指定されるチャンネル2に関して、入力符号化装置(ENCX)30は出力32を有し、出力32に復号化順の映像ストリーム34を提供する。参照番号16によって指定されるチャンネルNに関して、チャンネルは、各々参照番号36及び38によって指定される2つの入力符号化装置(ENCY,ENCZ)を含む。入力符号化装置はマルチプレクサ40に結合されて出力42で復号化順の映像ストリームに多重化される。言い換えると、符号化装置36及び38は映像ストリーム44として単一の映像番組出力を提供するために利用される。従って、チャンネル16に関して、各符号化装置(36,38)は異なる量の映像ストリーム44を占有する映像を提供する。符号化装置36は対応する符号化された信号を提供するための第一群の設定を有し、符号化装置38は異なる符号化信号を提供するための符号化装置36の第一群の設定とは異なる第二群の設定を有する。
符号化装置18,20,22,30,36及び38の一つ以上が異なる構成、すなわち、第二構成とは異なる第一構成、等を有することが可能である。情報制御システムが、チャンネル選択に依存して映像ストリームのチャンネル1,2、又はN(各々参照番号12,14及び16によって指定される)の任意の一つを受信することも可能である。更に、符号化装置18,20,22,30,36及び38のうちの一つ以上が、例えば映像信号入力に依存してリアルタイムで符号化装置の設定を変更するように構成され得る。
図2は、本開示の一実施形態に従うフレーム・プロセッサ52を組み込む情報制御システム50のブロック図である。情報制御システム50は復号化順の映像ストリームを入力58を介して受信する。入力58は、アンテナから入力54に受信される無線周波数(RF)信号から導出される。フロントエンド56はチューナ、復調装置、増幅器等、当該技術分野で公知のものを含む。これとは別に、入力58は例えばインターネット、コンピュータ・ネットワーク等の他の入力源から直接提供されてもよい。
フレーム・プロセッサ52は非圧縮の映像フレームを出力60に表示順に提供する。出力60はデジタル映像符号化装置62の入力である。デジタル映像符号化装置62は出力60に応答して、映像信号を出力64に提供する。映像信号は表示デバイス65で表示するのに適している。表示デバイス65は、CRT,LCD,プラズマ又は類似の任意の適切なディスプレイを含む。
フレーム・プロセッサ52は、ホスト・プロセッサ66と、デマルチプレクサ68と、映像復号化装置70と、記憶装置72とを備える。一実施形態において、ホスト・プロセッサ66は、本明細書で更に説明される本開示の一実施形態に従う、従属性ベクトル決定を実行するための実行可能なコンピュータ・コードを含む。これとは別に、従属性ベクトル決定を実行することは、他のプロセッサのタイプによる具体化、ハードウェアによる具体化、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせによる具体化でも可能である。
一実施形態においてホスト・プロセッサ66は、適切なバス67を介してデマルチプレクサ68と、映像復号化装置70と、記憶装置72とに結合されている。デマルチプレクサ68は信号ライン69を介して映像復号化装置70に結合されている。更に、デマルチプレクサ68は信号ライン71を介して記憶装置72に結合されている。信号ライン69及び71は信号バスも含む。他の実施形態も可能である。例えば、ホスト・プロセッサと、デマルチプレクサと、映像復号化装置と、記憶装置との一つ以上の間の結合は上記の説明と異なって構成されてもよい。
一実施形態に従って動作において、映像ストリームは入力58の信号に含まれて、デマルチプレクサ68に供給される。入力58の信号の映像ストリームの検出に応答して、デマルチプレクサ68は指標を生成する。指標は映像ストリームの従属性を検索するための一方法を提供する。指標は従属性を発見するために決定的に重要なものではないが、本開示の実施形態に従う方法及び装置を具体化する一つの方法を提供する。指標と映像ストリームとは記憶装置72に記憶される。記憶装置の割当と指標及び映像ストリームの信号のルーティングはホスト・プロセッサ66によって管理される。ホスト・プロセッサ66が要求すると、映像ストリームが記憶装置からコピーされてデマルチプレクサを通って、次に映像復号化装置70に転送される。映像復号化装置70は映像ストリームを解凍して、本明細書で更に説明されるように解凍された映像ストリームを表示順に並び替える。表示順に解凍された映像ストリームを並び替えることに続いて、映像復号化装置は映像ストリームを出力60に表示順に提供する。出力60はデジタル映像符号化装置62への入力である。
典型的な映像処理では、記憶装置は必要とされない。言い換えると、標準的な映像処理が復号化順に行われているとき、MPEGストリームは、入力又はインターフェイス58を介してフロントエンド56によって提供される。デマルチプレクサ68は、ホスト・プロセッサ66によって要求され、インターフェイス69を介して映像復号化装置70に配信される映像ストリームを見出す。映像復号化装置70はMPEGを復号化順に圧縮された映像ストリームとして解釈して、インターフェイス60を介して表示順にデジタル映像符号化装置62に出力する。
逆方向の映像処理に対して、最小の記憶装置及び蓄積レジスタが必要とされる。言い換えると、圧縮された映像ストリームを逆方向で復号化するとき、映像ストリームは記憶装置72から送られる。圧縮された映像ストリームが最近記憶装置に配置されたか又は番組を録画することによりその場所に配置されたかは、復号化にとって重要なことではない。ホスト・プロセッサ66は記憶装置72から指標を収集する。この指標は、どの映像フレームが映像復号化装置70によってデジタル映像符号化装置62に送られる必要があるかを判定するために利用される。ホスト・プロセッサ66は指標及び蓄積レジスタ73を利用して、圧縮された映像ストリームのどのセグメントが要求されて、本明細書で説明される方法を利用して適切な映像フレームを出力するか、を判定する。圧縮された映像ストリームのこれらセグメントは記憶装置72から取得され、デマルチプレクサ68を介して映像符号化装置70に渡される。どのように各ブロック(72,68及び70)が圧縮された映像ストリームを処理するかという詳細は、ホスト・プロセッサ66によって決定され、インターフェイス67を介して各ブロックに通信される。出力フレームを決定するプロセス及び映像ストリームを構築するために利用される圧縮された映像ストリームのセグメントは、映像ストリームの逆再生が要求される限り続く。
図3は圧縮された映像ストリーム80の連続した映像フレームを復号化順に示す図である。図3は映像ストリーム80を映像ストリーム100によって表される表示順でも図示する。圧縮された映像ストリーム80はフレームの列を含み、そのうちの8フレームが図示を単純化するために示される。8フレームは参照番号82〜96によって指定される。加えて、図示された8フレームの前後のフレームは3点リーダ「…」で指定される。特に映像ストリーム80において、フレーム82はIフレームを備え、フレーム84はBフレームを備え、フレーム86はPフレームを備え、フレーム88はBフレームを備え、フレーム90はPフレームを備え、フレーム92はBフレームを備え、フレーム94はPフレームを備え、フレーム96はBフレームを備える。
MPEG標準において、各フレームは、イントラフレーム(I)と、順方向予測(P)と、両方向予測(B)との3つのモードのうち1つに符号化される。Iフレームは、従属性を有しない完全に独立なフレームとして定義される。Iフレームにおいて、フレームの全マクロブロックはイントラフレーム・モード、すなわち予測を利用しないで符号化されなければならない。従って、Iフレームは他のフレームから独立して符号化される。Pフレームは前のアンカー・フレーム(I又はPフレーム)に基づく予測に従属する。Pフレームにおいて、フレームの各マクロブロックは順方向予測又はイントラフレーム・モードで符号化される。Bフレームは前及び次のI又はPフレームに従属する。各Bフレームは将来のフレームからのデータに従属する、すなわち、将来のフレームは、現在のBフレームが符(復)号化される前に符(復)号化されなければならないことに注意されたい。このため、符号化順は表示順と区別される。Bフレームにおいて、フレームの各マクロブロックは順方向、逆方向、又は双方向の予測で符号化される。一つの運動ベクトル(MV)は各順及び逆予測マクロブロックを指定するが、二つのMVは各双方向に指定されたマクロブロックを指定する。従って、各Pフレームは順方向運動ベクトル場と一つのアンカー・フレームとを有し、各Bフレームは順及び逆運動ベクトル場と二つのアンカー・フレームとを有する。
従って、MPEGはデータ・ストリームに符号化順で配置される符号化された映像データを必要とする。更に、アンカー・フレームはIフレーム又はPフレームを含む。いくつかのMPEGストリームにおいて、最小の映像フレームの内部参照セットを表す論理構造は、画像のグループ(GOP)と呼ばれる。GOPはGOPにおけるI,P又はBフレームの数を特定せず、GOPにおけるフレームの順序も特定しない。GOPの構造はストリームのデータの順序によって完全に決定される。GOPの大きさ及び構造を制限する規則が存在しないが、バッファの拘束条件が満たされるべきである。
図2及び図3を更に参照すると、映像復号化装置70がストリーム80の復号化順のフレームを、各フレームの従属性に応じて表示順のストリーム100に入れ替えている。特に、表示順の映像ストリーム100はフレームの列を含み、そのうちの8枚が図示を単純化するために示される。図示された8フレームの前後のフレームは3点リーダ「…」で指定される。ストリーム100の表示順の8フレームは、84と,82と,88と,86と,92と,90と,96と,94とを備える。入れ替えは圧縮された映像ストリームの復号化に応じて実施され、更に、符号化の性質によって判定されるように実施される。例えばフレーム88はIフレーム82とPフレーム86とに従属するBフレームである。
図4は、個々のフレームの相対的従属性及び絶対的従属性を図示する、復号化順の圧縮された映像ストリーム80の連続した映像フレームを示す図である。上記したように、圧縮された映像ストリーム80はフレーム列を含み、そのうちの8つが図示を単純化するために示される。8つのフレームは参照番号82〜96で指定される。加えて、図示された8フレームの前後のフレームは3点リーダ「…」で指定される。
相対的従属性は、従属性ベクトル102で示される。例えば、Pフレーム86はIフレーム82に相対的に従属する。Bフレーム92はPフレーム90とPフレーム86とに相対的に従属する。Pフレーム94はPフレーム0に従属する、等である。一方で、絶対的的従属性は、従属性ベクトル104で示される。例えば、Pフレーム86はIフレーム82に絶対的に従属する。Bフレーム92は、Pフレーム90及び86を介してIフレーム82に絶対的に従属する。Pフレーム94はPフレーム90に相対的に従属し、Pフレーム90は相対的にPフレーム86に従属し、Pフレーム86はIフレーム82に相対的に従属する。従って、絶対的従属性はIフレーム84に対する。フレーム88と90と96とは同様に、Iフレーム82に絶対的に従属する。しかし、Bフレーム84は、図示されるフレーム以外にも絶対的従属性と同様に相対的従属性も有することに注意されたい。Bフレーム84がIフレーム82の直後に配置されることにより、図示されたGOPはオープンなGOPが考えられ、従属性がGOPの外側に必要とされていることを意味する。
絶対的従属性は、各フレームに対して全フレームが表示されるまで従属性の連鎖が続くことにより決定される。圧縮された映像ストリーム80において、このことは完全にイントラコード化されたフレームであるIフレーム82で実施される。例えば、Pフレーム90はPフレーム86に従属し、Pフレーム86はIフレーム82に従属する。このことにより、Pフレーム90はIフレーム82に絶対的に従属する。
図5は、図の左から右へ時刻に応じて復号化順のIスライス映像ストリーム具体化の連続したPフレームの図である。図5は、映像ストリーム符号化装置の異なる構成の設定による従属性ベクトルを生成するための異なる要求の一例を図示する。Iスライス映像ストリームは、部分的にIフレームであるPフレームを含む映像ストリームを一般的に意味し、所与の数の部分的なIフレームを含むPフレームが完全なIフレームを生成するために必要とされる。典型的には、Iスライス・ストリームはいかなるIフレームをも含まない。図5に示されるように、フレーム105、106、107、108及び109は、部分的なIフレームを含むPフレームを表す。この例において、部分的なIフレームはIフレームの1/5を備える。更に図5に関連して、図示されたPフレームの間の参照番号111,113,115及び117によって指定される映像ストリームの部位において、(i)0個若しくは(ii)一つ以上のイントラコーディングの無い(すなわち部分的なIフレームが無い)(a)Bフレーム又は(b)Pフレームが存在する。従属性ベクトル119によって図示されるように、Pフレーム109はPフレーム108に相対的に従属し、更に従属性ベクトル121により示されるように、Pフレーム105に絶対的に従属する。
逆再生に対して、以下のように考える。所与のMPEGデータ・ストリームに対して、逆再生のゴールはフレーム・プロセッサの出力のフレームを逆方向で表示することである。符号化されていない映像に対して、解決策は、映像フレームを逆方向で送信する、という単純なものである。このような解決策の単純性は、以下の2つの性質に基づいている。各映像フレームのデータは自己完結しており、且つデータ・ストリームの配置と独立である。しかし、このような性質はMPEG符号化された映像データに対しては典型的には有効で無い。
逆再生復号化は、MPEG圧縮がフレームの順序変化(例えばMPEGビットストリームの出力の順序反転)に対して不変でないため困難である。更に、入力映像フレームの順序反転は、「逆」運動ベクトル場をもたらさない。また、全ストリームが容易に解凍されないような実質的な制限が存在し単純に逆方向に表示される。
図6は、本開示の一実施形態に従って利用される従属性ベクトル決定プロセス110のフロー図である。従属性ベクトル決定プロセス110は段階112から開始され、段階114に進む。段階114において、プロセスは表示されることを望むフレームを選択する。プロセスは次に、現在のフレームがBフレームであるかを決定する段階115に進む。フレームがBフレームで無い場合、次にプロセスは116に進み、フレームを評価する。一方で、所望のフレームがBフレームである場合、次にそのBフレームに相対的従属性のある第一アンカー・フレームが段階117で見出される。第一アンカー・フレームは、復号化順でBフレームのすぐ前のアンカー・フレームに対応するが、アンカー・フレームは所望のBフレームからa)0、b)1又はc)複数のBフレームだけ分離される。第一アンカー・フレームを見出すことに続いて、プロセスは段階119に続く。段階119において、復号化順の次のフレームが見出され、その後段階116へ続く。
段階116は、選択されたフレームの0個、1個又はそれ以上のイントラコード化された部位が発生する場所に基づいてマーキングされる蓄積バッファを決定することを含む、選択されたフレームの評価を実行する。蓄積バッファは、例えば蓄積レジスタ又はRAM73又は記憶装置72のようなフレーム・プロセッサ52内の任意の他の適切なメモリを含むことに留意されたい。Iフレームが選択され且つ/又は受信される場合、Iフレームの全部位がイントラコード化されるため、蓄積バッファは完全にマーキングされる。他の例において、部分的なIフレームを有するPフレームは、Iフレームのいくつかの部分を含む。Iフレームは全体的にイントラコード化されたフレームであることを思い出されたい。このような例において、蓄積バッファは部分的にIフレームを備えるPフレームのイントラコード化された部位に応じてマーキングされる。1/4のIフレーム成分を有するPフレームの場合、蓄積バッファの1/4が、PフレームのIフレーム成分を表す位置に対応してマーキングされる。同様にして、1/5のIフレームを有するPフレームの場合、蓄積バッファの1/5がPフレームのIフレーム成分を表す位置に対応してマーキングされる。映像ストリーム内のBフレームの発生に関連して、Bフレームはイントラコード化された部位を含まないので、評価は、蓄積バッファにマーキングが存在しないという結果をもたらす。
時には、映像ストリームのフレーム内のスライスの数が矛盾してもよいことに注意されたい。従って、異なるフレームに異なる数のスライスが存在することを補償するために、調整が必要とされる。必要であれば、そのような調整が段階118で実行される。そうでなければ、プロセスは段階120に進む。段階118において、必要であれば選択されたフレームの実際のスライス数が、異なる数のスライスまで拡大される。スライスの数はスライスの静的な数でもよいし、入力映像ストリームに基づいて動的に決定されてもよい。一様な数のスライスまでスライスの数を拡大することの更なる説明は図7に関連して提供され、以下で更に説明される。
更に図6を参照して、段階120において、クエリによって蓄積バッファの状態が、十分なイントラコード化されたスライスが蓄積され、したがって完全なフレーム又は画像を出力することが可能であることを示しているかどうかが判定される。十分性は、特定のフレーム・プロセッサの具体化の要件に従って判定される。すなわち、十分性は映像フレームにおける全スライスの所与の割合に等しい。一実施形態において、十分性は全スライスの9割(90%)程度の割合に対応する。繰り返すが、上記のように、十分性は、特定のフレーム・プロセッサの具体化の要件に従って判定される。
十分にイントラコード化されたスライスが蓄積されなかったという決定に応答して、プロセスは段階122に進む。段階122において、プロセスは評価されるべき映像ストリームにおいて、次のフレームを選択する。一実施形態において、復号化順の映像ストリームを順方向又は逆方向に表示するために、次に選択されるフレームは復号化順における前のフレームに対応する。プロセスは次に選択されたフレームと共に、次に段階116に続き、その後上で説明されたように続く。
段階120において、十分な数のイントラコード化されたスライスが見られるフレーム又は画像を完成するために蓄積されたという判定に応答して、プロセスは段階124に進む。段階124において、現在選択されているフレームが段階124で選択されたフレームに絶対従属するように決定され、プロセスは段階126で終了する。
図7は、本開示の実施形態に関連する映像スライスの拡大を示す図である。上記のように、時には映像ストリームのフレームが映像ストリームの様々なフレームの中の異なる数のスライスを含む、ということに留意されたい。すなわち、スライスの数は映像ストリームの画像の間で一様であることを保障されない。従って、調整が、異なるフレームの異なる数のスライスを保障するために必要とされる。
フレームにおけるスライスの数が現在の評価を下回り、蓄積バッファがスライスの数で異なる場合、二つのうち小さいほうが大きい方の大きさに拡大されて、評価目的である一様な数のスライスをもたらす。図7において示されるように、スライスのより小さい数が参照番号130によって表される。参照番号132,134,136及び138は、蓄積バッファのスライス又はデータの位置を表す。図示されるように、表示130は表示131まで拡大される。
より詳細には、表現130の4スライス又はデータ位置(132,134,136及び138)は、表現131の7スライス又はデータ位置(140,142,144,147,148,150及び152)に拡大される。スライス132はスライス140とスライス142の一部に拡大される。スライス134はスライス142の一部の残りとスライス144とスライス146の一部とに拡大される。スライス136はスライス146の一部の残りとスライス148とスライス150の一部とに拡大される。最後に、スライス138はスライス150の一部の残りとスライス152とに拡大される。拡大はアップサンプリングの形態を備える。上に示されるように、スライスの一様な数は、スライスの静的な数であってもよく、映像ストリームに基づいて動的に決定されてもよい。
本開示の実施形態は、どのようにMPEG映像ストリームを互いに、特に逆方向で関連付けるかを決定するための連続的な方法を有利に提供する。加えて、本開示の実施形態は、映像ストリームにおいて完全な画像を構築するために必要なフレームの動的決定をするためのMPEG映像ストリームの局所的なコピーのみを必要とする。従って、実施形態は、どのようにフレームが互いに逆方向で関連するかを決定する目的の最少量の記憶装置のみを必要とする。本開示の実施形態は、映像ストリームの順又は逆再生における小さな飛びも提供する。
図8は、MPEG映像ストリームにおける表示順の表示フレームの相対コストのグラフ160を示す。一実施形態において、相対コストは開始フレームからそのフレームに絶対従属するフレームまでのバイト数を利用して決定又は計算される。Y軸162は相対コストを表し、棒170は復号順ストリーム164の各フレームの相対コストを表す。より詳細には、ストリーム164からの特定のフレームを表示するためのコストは、特定のフレームであるIフレームから更に離れて増加するということに留意されたい。また、例えばアンカー・フレームのコストは、Bフレーム86とPフレーム88とのコスト間の差によって示されるように、先行するBフレームよりも少ないということに留意されたい。この理由は、Bフレーム88の二重従属性のためであり、そのうちの一つがPフレーム86である。従って、Bフレーム88を表示するために、Pフレーム86の全要求はBフレーム88自身のデータに加えて重要である。
図9は、図8のグラフから導出される、表示順のMPEG映像ストリームにおいて、フレームを表示する相対コストの修正されたグラフを図示する。グラフ180は、グラフ160を取得し、各フレームに単純な差分を適用した(すなわち差分フィルタをかけた)結果である。言い換えると、特定のフレーム値はグラフ160のエントリの高さとグラフ160の前のエントリの高さとの間の差分で置き換えられたものである。全ての差分は規格化される。例えば、グラフ160のフレーム82の値はそこから差し引かれたフレーム84の値を有し、次に規格化されて新しい値を生成する。新しい値は図9のグラフ180におけるフレーム82の値として利用される。
図9を更に参照して、グラフ180は閾値184も含む。閾値184は一つの値が所与の範囲を超えるように決定される。閾値184は、入力ストリーム(例えば入力映像ストリーム188)に応じて動的に決定される。閾値184を知ることにより、映像ストリームの最適な接合が決定される。グラフ180に現れる大きな値の位置がストリーム内の接合点を配置する最適化された位置を識別する。表示ストリームにおいてフレームのコストを計算し、差分フィルタを適用し、閾値を決定することにより、逆再生のための接合点の選択又は決定がストリームに対して最適化される。
圧縮された映像ストリームを逆方向で再生するときに、映像フレーム復号化装置の具体化の制限のために、接合点が必要とされる。このような制限は利用される映像フレーム・プロセッサの詳細に依存し、従って閾値の決定を変える。しかし、全ての場合において、接合は決定されなければならない。例え、圧縮された映像ストリームを逆方向で再生するために必要になる所望のメモリ空間が、利用可能なメモリ空間よりも大きくても、接合(及び従って、対応する接合点)は、メモリ空間の最適な利用が成されることを保障するように構成されることを要する。
他の実施形態に従って、映像復号化装置の入力される接合セグメントの各々は、接合ヘッダで開始される。接合ヘッダは対応するセグメントのフレームの数を示す。しかし、複数のGOPに渡る接合セグメントから、問題が生じ得る。接合セグメントが二つ以上のGOPに渡る場合、従属性のリストは劇的に増加する。従って、本開示の方法は、接合セグメントがあるGOPから他のGOPへの境界を超えないことを必要とすることにより、従属性のリストを、特定のMPEG復号化システムの具体化の要求に従って選択される所与の大きさのパラメータ内に維持する。
加えて、フレームのコストを決定することは以下を含み得る。例えば、接合セグメントに外部フレームを加えることはシステムにいくつかの悪影響を与える。第一に、フレーム数の増加は映像復号化装置により多くのフレームを復号化をもたらす。このような実施形態において、映像復号化装置はシステムが表示しないBフレームを復号化しないので、このことはアンカー・フレームのみに適用する。しかし、このような最適化は本開示に従う実施形態に必要とされない。第二に、外部フレームは、外部データがシステムのハード・ドライブから検索されなければならなず、メモリを介してルーティングされなければならないことも意味する。従って一実施形態において、フレームのコストは送信パケット数に関連付けられ、送信パケット数は、所与の画像が正確に表示されるために必要な送信パケット数に対応する。ハード・ドライブ帯域が数多くのPVR動作のゲート因子であり、この実施形態の指標のマーキングの方法を利用して計算することが容易であるので、送信パケット数は利用される。
更に、GOPの大きさを計算することは以下を含む。例えば、一群のフレームが単一のIフレームに従属するとき、GOPの個別のフレームに対するコストは対応する個別のフレームのIフレームへの近接度に伴って減少する。しかし、次のGOPが発生したとき、フレームのコストは劇的に増大する。コストのこの特質を利用して、GOPの大きさが見出される。一実施形態において、個別のフレームのコストのアレイが生成される。アレイの大きさは決定的に重大ではないが、検出されたGOPよりも大きくなければならない。しかし、GOPの大きさはアレイが小さい場合に検出されるが、GOPの大きさの検出はアレイの大きさがGOPよりも大きくない限り保障されない。更に、GOPの大きさ検出は1X速度(すなわち、GOPの終点に達する前に接合ヘッダが無効になる)に対して決定的には重要で無いが、高速時に、全GOPの検出はより重要である。従って、コスト・アレイの結果は図8に示されるものに類似し、コスト値はアレイを通じて緩慢に増加する。加えて、図8におけるコストグラフの開始近傍で、コストが劇的に低下する点が存在することが見て取れる。コストの大幅な低下はGOPの端を示す。
更に端検出に役立つために、ホスト・プロセッサは端検出フィルタを利用することにより、コストの大幅な変化を見出すように構成される。処理の終わりに、コスト・アレイは、閾値量を下回るコストのアレイを含み、閾値量を上回る少なくとも一つのコストを有する。上記閾値量を発生させるコストはGOPの端に対応する。
本開示の実施例が、正確な逆方向のフレーム及び様々な速度が必要とされる、任意のPVRシステムにおいて利用される。全MPEG映像復号化装置はPVR型のアプリケーションで利用される必要があり、従来のセットトップ・ボックス環境、セルラーフォンのような小さなキャッシュ環境又は他のエンド・ユーザ・アプリケーションで発生するであろう。
これまでの明細書において、本開示は様々な実施形態を参照して記載されてきた。しかし、当業者は様々な修正及び変更が、以下の請求項で説明されるように本実施形態の範囲から逸脱せずに成されることに気づく。従って、明細書及び図面は制限という意味よりは図説と見なされるべきであり、全てのこのような修正は本実施形態の範囲に含まれることが意図される。例えば、本実施形態はセットトップ・ボックス、セルラーフォン、PDA、携帯映像プレーヤ、車載映像システム等に応用可能である。
利益、他の優位性、及び問題の解決策は特定の実施形態に関しては上に記載された。しかし、利益、優位性、問題の解決策、及び任意の利益、優位性又は解決策を思いつく又はより明白にする任意の要素は、全て又は任意の請求項の決定的に重要な、必要な、又は本質的な特徴又は要素として構成されない。本明細書で利用されるように、用語「備える」、「備えている」又はこれらの任意の他の活用形は、要素のリストがこれらの要素を含むだけでなく、明白にリストにあげられていない又は固有のプロセス、方法、物件、又は装置のような非排他的包含を含むことが意図されている。
当該技術分野で既知の映像ストリームを生成するためのチャンネルの様々な構成を示すブロック図。 本開示の一実施形態に従うフレーム・プロセッサを内蔵する情報制御システムのブロック図。 復号化順の圧縮された映像ストリームの連続した映像フレーム及び表示順の関連する映像ストリームの図。 個々のフレームの相対的従属性及び絶対的従属性を図示する、復号化順の圧縮された映像ストリームの連続した映像フレームを示す図。 復号化順のIスライス映像ストリーム実装の連続した映像フレームの図であって、映像ストリーム符号化装置の異なる構成設定による従属性ベクトルを生成するための異なる要求の一例を示す図。 本開示の一実施形態に従う、従属性ベクトル決定アルゴリズムのフロー図 本開示の他の実施形態に従う映像スライスの拡大を示す図。 表示順のMPEG映像ストリームにおける表示フレームの相対コストのグラフ。 図8のグラフから導出される、表示順のMPEG映像ストリームにおいて、フレームを表示する相対コストの修正されたグラフ。

Claims (20)

  1. MPEG映像ストリームにおける完全な画像を構築するために必要なフレームを動的に決定するための方法であって、
    複数のタイプのMPEG映像ストリームで継ぎ目なく動作するように復号化順の映像ストリームに応じた従属性ベクトルを決定するように構成される従属性ベクトル・モデルに従って、前記MPEG映像ストリームのフレームの順序を復号化すること、
    前記従属性ベクトル・モデルに従って決定される前記従属性ベクトルに応じて、両方向での前記MPEGストリームのフレームの正確な表現を実行すること
    を備える方法。
  2. 前記従属性ベクトル・モデルは前記従属性ベクトルを、完全にイントラコード化された画像が導出されるまで復号化順の映像ストリームを逆方向で再生することにより決定する、請求項1に記載の方法。
  3. 再生が
    前記復号化順の映像ストリームの現在のフレームをバッファに読み出すこと、
    現在のフレームの全ラインがイントラコード化されたかどうかクエリを出すこと
    を更に備え、
    前記現在のフレームの全ラインがイントラコード化された場合、前記現在のフレームを絶対従属フレームとして指定し、前記現在のフレームの全ラインがイントラコード化されない場合、前のフレームをバッファに読み出し、その後、前記前のフレームを現在のフレームとして前記クエリを出すことを繰り返すこと
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記復号化順の映像ストリームは、第一の個数のイントラコード化されたスライスを備える第一画像と、第二の個数のイントラコード化されたスライスを備える第二画像とを含み、前記第一の個数は前記第二の個数とは異なる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第一及び第二画像間のスライス数の変化を(i)前記第一画像の少数のスライスを前記第二画像の多数のスライスにアップサンプリングすること又は(ii)前記第二画像の少数のスライスを前記第一画像の多数のスライスにアップサンプリングすることによって合わせること
    を更に備える、請求項4に記載の方法。
  6. 復号化順の映像ストリームの画像間の複数のスライスが非一様である、請求項3に記載の方法。
  7. 前記復号化順の映像ストリームの画像間のスライス数の変化を合わせること
    を更に備える、請求項6に記載の方法。
  8. MPEGストリームの前記タイプは、(i)標準的なMPEG映像ストリームと、(ii)オープンな画像のグループ(GOP)と、(iii)Iスライス・ストリームとを備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記標準的なMPEG映像ストリームに対して、クローズ状態の画像のグループ(GOP)は、前記復号化順の映像ストリーム内のBフレームの発生の前に二つのアンカー・フレームが発生することを含み、前記二つのアンカー・フレームはIフレーム、Pフレーム、又はI及びPフレームを含む、請求項8に記載の方法。
  10. オープンな画像のグループ(GOP)に対して、前記オープンなGOPは前記復号化順の映像ストリーム内でIフレームの発生直後にBフレームが発生することを含み、前記Bフレームは前のGOP内で発生したアンカー・フレームに従属し、従って前記復号化順の映像ストリームの前のGOPへの従属性を生成する、請求項8に記載の方法。
  11. 前記Iスライス・ストリームに対して、前記Iスライス・ストリームは、100%イントラコード化された画像を生成するために必要な複数のPフレームを含み、各Pフレームは所与の割合のイントラコード化されたデータを含む、請求項8に記載の方法。
  12. Pフレームの数は5枚のPフレームから成る、請求項11に記載の方法。
  13. 前記従属性ベクトルを決定することは、相対的従属性と絶対的従属性とを含むMPEGフレームの従属性を決定することを備え、相対的従属性は、前記復号化順の映像ストリーム内で前に発生したアンカー・フレームに従属するアンカー・フレームを含み、更に絶対的従属性は、復号化順の映像ストリーム内で画像のグループ(GOP)のIフレームで終わる従属性を含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記GOPは様々な数のフレームに対応する様々な長さのGOPを含み、Iスライス映像ストリームGOPに対応するIフレームが無いGOPを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 表示順のMPEG映像ストリームにおいて、表示フレームの相対コストを決定すること、
    表示順のMPEG映像ストリームにおいて、表示フレームの前記相対コストを修正するための差分フィルタを利用すること、
    閾値量を超える修正された相対コストを有するフレームに応じて、GOPの端を示す接合点を選択すること、
    更に備える、請求項1に記載の方法。
  16. 前記相対コストは、フレームの開始からそのフレームの絶対従属までのバイト数に応じて決定される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記従属性ベクトル決定は、(i)ハードウェアによる具体化、(ii)ソフトウェアによる具体化、又は(iii)ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによる具体化のうちの一つである、請求項1に記載の方法。
  18. 表示順の複数のフレームを備える画像のグループ(GOP)内の、フレームの相対的従属性を決定すること
    を更に備える、請求項1に記載の方法。
  19. 前記GOP内の前記フレームの絶対的な従属性を決定すること、
    を更に備える、請求項18に記載の方法。
  20. 情報制御システムであって、
    チャンネル選択の機能である復号化順の映像ストリームを備える映像ストリームを受信するための入力と、
    出力に対して表示順に非圧縮映像フレームの信号を提供するために前記復号化順の映像ストリームに応答するフレーム・プロセッサと、
    表示順の前記非圧縮映像フレームに応答して、表示デバイスで表示するために適する映像信号を提供するためのデジタル映像符号化装置と
    を備え、前記フレーム・プロセッサは請求項1に記載の方法を実行するように構成される、情報制御システム。
JP2007557026A 2005-02-24 2006-01-25 Mpeg映像ストリームにおいて完全な画像を構築するために必要なフレームの動的決定のための方法及び装置 Expired - Fee Related JP5226325B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/065,403 US7522667B2 (en) 2005-02-24 2005-02-24 Method and apparatus for dynamic determination of frames required to build a complete picture in an MPEG video stream
US11/065,403 2005-02-24
PCT/US2006/002645 WO2006091313A2 (en) 2005-02-24 2006-01-25 Method and apparatus for dynamic determination of frames required to build a complete picture in an mpeg video stream

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008536349A true JP2008536349A (ja) 2008-09-04
JP2008536349A5 JP2008536349A5 (ja) 2009-02-26
JP5226325B2 JP5226325B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=36912690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007557026A Expired - Fee Related JP5226325B2 (ja) 2005-02-24 2006-01-25 Mpeg映像ストリームにおいて完全な画像を構築するために必要なフレームの動的決定のための方法及び装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7522667B2 (ja)
JP (1) JP5226325B2 (ja)
KR (1) KR101238277B1 (ja)
CN (1) CN101427572B (ja)
WO (1) WO2006091313A2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9100702B2 (en) 2006-09-11 2015-08-04 Tivo Inc. Personal content distribution network
US8270819B2 (en) * 2006-10-31 2012-09-18 Tivo Inc. Performing trick play functions in a digital video recorder with efficient use of resources
JP5080584B2 (ja) 2006-10-31 2012-11-21 ティヴォ インク Dvrに補助的プログラム・データをダウンロードする方法と装置
CN101523911B (zh) 2006-10-31 2013-08-28 Tivo有限公司 用于将辅助节目数据下载到dvr的方法和装置
US8179976B2 (en) 2008-01-11 2012-05-15 Apple Inc. Control of video decoder for reverse playback operation
US8359612B2 (en) 2008-08-13 2013-01-22 Tivo Inc. Content distribution system using transportable memory devices
EP2425621A2 (en) * 2009-04-28 2012-03-07 Vubites India Private Limited Method and apparatus for splicing a compressed data stream
US9307261B2 (en) * 2012-08-13 2016-04-05 Hulu, LLC Splicing of video for parallel encoding
CN104243920B (zh) * 2014-09-04 2017-09-26 浙江宇视科技有限公司 一种基于基本流视频数据封装的图像拼接方法及装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004517569A (ja) * 2001-01-03 2004-06-10 ノキア コーポレイション ビデオ伝送におけるビットストリーム間の切換
JP2006527927A (ja) * 2003-06-19 2006-12-07 ノキア コーポレイション 漸進的デコーダリフレッシュに基づくストリーム切り換え

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5091782A (en) * 1990-04-09 1992-02-25 General Instrument Corporation Apparatus and method for adaptively compressing successive blocks of digital video
KR0128860B1 (ko) * 1993-07-16 1998-04-10 배순훈 저비트율의 영상전화 시스템의 부호화장치
CN1128098A (zh) * 1993-07-30 1996-07-31 英国电讯有限公司 图象数据编码
CN1085466C (zh) * 1993-09-14 2002-05-22 株式会社金星社 图象解码器中包括半象素单元运动补偿装置的b帧处理装置
US20030079228A1 (en) * 2001-10-23 2003-04-24 Shu Lin Searching for frames to perform a trick mode
US7787746B2 (en) * 2001-10-23 2010-08-31 Thomson Licensing Fast motion trick mode using non-progressive dummy bidirectional predictive pictures
US6738980B2 (en) * 2001-11-15 2004-05-18 Industrial Technology Research Institute Methods and systems for video streaming with VCR functionality
EP1377040A1 (en) * 2002-06-19 2004-01-02 STMicroelectronics S.r.l. Method of stabilizing an image sequence

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004517569A (ja) * 2001-01-03 2004-06-10 ノキア コーポレイション ビデオ伝送におけるビットストリーム間の切換
JP2006527927A (ja) * 2003-06-19 2006-12-07 ノキア コーポレイション 漸進的デコーダリフレッシュに基づくストリーム切り換え

Also Published As

Publication number Publication date
KR101238277B1 (ko) 2013-03-04
WO2006091313A3 (en) 2008-08-14
US7522667B2 (en) 2009-04-21
WO2006091313A2 (en) 2006-08-31
KR20070104920A (ko) 2007-10-29
JP5226325B2 (ja) 2013-07-03
CN101427572B (zh) 2011-12-14
CN101427572A (zh) 2009-05-06
US20060188016A1 (en) 2006-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5226325B2 (ja) Mpeg映像ストリームにおいて完全な画像を構築するために必要なフレームの動的決定のための方法及び装置
US8275247B2 (en) Method and apparatus for normal reverse playback
US7342967B2 (en) System and method for enhancing performance of personal video recording (PVR) functions on hits digital video streams
US20080019445A1 (en) Image Coding Device, Image Decoding Device, Image Coding Program, And Image Decoding Program
US8699569B2 (en) Motion picture encoding device and method, motion picture decoding device and method, motion picture recording device, program, and data structure
JP4664406B2 (ja) 動画像復号化装置、半導体装置、映像機器および動画像復号化方法
US8437408B2 (en) Decoding with reference image stored in image memory for random playback
US8009741B2 (en) Command packet system and method supporting improved trick mode performance in video decoding systems
KR101122898B1 (ko) 비디오 스트림 내의 유효 진입점 시그널링
US20110116722A1 (en) Coded stream reproduction device and coded stream reproduction method
JP2008067026A (ja) Mpegデコーダ及びmpegエンコーダ
US20060203917A1 (en) Information processing apparatus with a decoder
JP2010041354A (ja) 動画像符号化方法、符号化装置及び符号化プログラム
EP2642764A2 (en) Transcoding a video stream to facilitate accurate display
TWI493976B (zh) 視頻信號處理方法和系統
US8189115B2 (en) Image device to reverse play with minimal time delay and a method thereof
JP2009284208A (ja) 動画像符号化装置及び動画像記録装置
US20070133951A1 (en) Offspeed playback in a video editing system of video data compressed using long groups of pictures
US20060245735A1 (en) Image recording device and method for driving image recording device
JP4197184B2 (ja) 映像復号装置、映像再生装置、映像復号方法、及び映像再生方法
US7012961B2 (en) Method and apparatus for decoding image having format for digital camcorder
JP2004350152A (ja) 映像再生装置および映像再生方法
JP2003087732A (ja) 映像再生装置
JP3657855B2 (ja) 画像復号装置及び画像復号方法
KR20100060416A (ko) 영상저장장치 및 영상저장방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120814

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120821

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120918

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees