JP2008534837A - ターボ機械のためのダイアフラム及び翼 - Google Patents

ターボ機械のためのダイアフラム及び翼 Download PDF

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Abstract

軸流ターボ機械のためのダイアフラムにおいて、翼の列における隣接する静翼の外側シュラウドは、周方向で連続した荷重経路を形成するように周方向で互いに接触しているが、翼の内側シュラウド730は、ターボ機械の半径方向及び/又は軸方向に荷重を伝達するように向けられた接触面735,7351,743,744においてのみ互いに接触する。

Description

本発明は、タービンの分野、特にタービンにおいて使用されるタービン翼に関する。特に、しかしながら排他的にではなく、本発明は、高温において作動することができかつ作動温度の変化による翼列の歪みにより生ぜしめられるタービンにおける作動流体の漏れの減少を生じる、静翼のタービンダイアフラムを形成するための、タービン翼の配列に関する。本発明は特に蒸気タービンに適用可能である。
発明の背景
本質的に、蒸気タービンは蒸気におけるエネルギを、回転エネルギの形式の機械的エネルギに、次いで電気エネルギに変換する。タービン翼の、段と呼ばれる多数の列が、タービン軸を回転させるために使用される。それぞれの蒸気タービン段は交互に、定置の構成部材と回転する構成部材とから成る:定置の構成部材は、タービンのケーシングの内側に取り付けられたタービン翼の列であり、ここでは"静翼"と呼ばれる;回転する構成部材は、タービンロータに取り付けられたタービン翼の列であり、ここでは"動翼"と呼ばれる。
加圧された蒸気は、軸方向にタービンに流入し、まず静翼の列の翼面に衝突する。翼は、蒸気を動翼の列に向かって逸らせ、動翼自体も蒸気を再び軸方向へ逸らせ、逸らされた蒸気とは反対方向に移動する。これにより、タービンロータが回転し、蒸気が僅かに膨張する。静翼及び動翼の次の段はこのプロセスを繰り返す。このプロセスは、蒸気が完全に膨張させられるまでタービンを通じて継続する。
翼のそれぞれの連続する段は、タービンにおける翼の位置において予測される蒸気の圧力及び容積を扱うように最適化されており、蒸気は、タービン翼の連続する列を通過するに従って、連続的に圧力が低下させられる。
図1及び図2に示されているように、タービン静翼103,203は、タービンケーシング100,200に直接に又は別個のダイアフラム202に取り付けられていることができる。タービン段を構成した翼は、減衰を提供するように互いに結合されており、これにより、タービンを損傷するおそれのある振動を回避している。
図1を参照すると、翼が互いに接触するのを回避するために、静翼103と動翼105との間には小さな軸方向間隙が存在する。定置のケーシング100と回転する構成部材105,108との間、及びロータ101と定置の構成部材103,109との間にも小さな半径方向間隙が存在する。これらの間隙は、蒸気の漏れを回避するためにできるだけ小さく形成されなければならない。なぜならば、間隙を通る蒸気流は、翼列を通過せず、いかなる電力をも発生することができないからである。間隙を通過する蒸気の量を低減するために半径方向の間隙にはシーリングフィン104が設けられている。シーリングフィン104は、ロータ101、ケーシング100、又は翼103,105の端部に固定されている。
図1に示されているように、静翼103がケーシング100に取り付けられている場合、熱効果によるケーシング100のあらゆる歪みは、翼の端部109とロータ101との間の半径方向間隙に影響する。なぜならば、翼103の列がもはや正確な円を形成しないからである。このことは、ロータ101が回転している時に、タービン翼の端部109の幾つかをシーリングフィン104に接触させるおそれがあり、その結果、シーリングフィン104が損傷される。ケーシング100の歪みが除去されると、シーリングフィン104に対するこの損傷は、蒸気の増大した漏れを生ぜしめる。なぜならば、シーリングフィン104は、タービン翼の端部109とロータ101との間の半径方向間隙を通って蒸気が漏れるのを阻止することができないからである。
翼の端部とロータとの間の半径方向間隙を増大させる必要なく、ケーシングの上記歪みから、静翼、ひいてはシーリングフィン104を保護するために、静翼は、図2に示されたようにダイアフラムに取り付けられることができる。ダイアフラム202,203,204は通常、タービン軸の周囲に嵌合することができるように2つの半部としての、溶接された構造であり、外側リング202又は内側リング204は、半径方向歪みが最小限に抑制されかつこれにより翼203が正確な円を保つように十分な質量を備えている。ダイアフラムの外側リング202は、溝201においてタービンケーシング200の内面に取り付けられており、ダイアフラムの内側リング204はロータ207に設けられた溝205に嵌入している。ダイアフラムの内側リング204はロータ207に接触しておらず、それらの間に間隙を形成しているが、間隙を通る蒸気流を減じるために、ロータ207に設けられた溝205にはフィン付きシール206が設けられている。動翼209は、ダイアフラム202,203,204に設けられた静翼203に軸方向で隣接して位置決めされており、動翼根元部208によってロータに固定されている。動翼209の端部には動翼シュラウド部分210が設けられており、動翼シュラウド部分210とタービンケーシング200との間に間隙を形成している。この間隙には、間隙を通る蒸気流を減じるために別のフィン付きシールが設けられるであろう。
しかしながら、図3、図4及び図5に示されているようにダイアフラムの最近の設計は一層よりコンパクトである。図3に示された構成においては、静翼303は、外側リング302と内側リング309とを備えたコンパクトなダイアフラム302,303,309に取り付けられている。ダイアフラムの内側リング309とロータ301との間の間隙を通る蒸気流を減じるためにシール306Bが設けられている。動翼304は、ロータ301に取り付けられた翼根元部305を有している。動翼304の外側シュラウド307と、ダイアフラムの外側リング302の軸方向突出部310の内面との間の間隙には、シール306Aが設けられている。ダイアフラムの外側リング302の軸方向突出部310は、半径方向で、タービンケーシング300とダイアフラムの外側リング302との間に位置している。
ダイアフラムのこの設計は、有利なロータ構造、例えば、ドラムロータ及びT字形根元部固定形式の使用を可能にする。しかしながら、このことは、図4及び図5に示されたダイアフラム400,500の外側リング401,402と内側リング405,406との熱慣性が異なることを意味する。その結果、外側リング401,402及び内側リング405,406が、互いに異なる速度で加熱及び冷却される。
図4に示されているように、ダイアフラム400の外側リング及び内側リングは、ロータの周囲に位置決めされることができるように、403,407において2つの半部に分割されていなければならず、つまりダイアフラムをその直径に沿って分割している。温度差により生じる異なる熱膨張は、図5に誇張された形式で示されているように、ダイアフラムの2つの半部をゆがめさせるおそれがあり、これにより、半部は相俟って8の字形状又は楕円形を形成する。これは、円周の幾つかの領域において、固定部分が移動部分により接近し、これらの間の間隙を狭め、このことはしたがって、フィンが翼又はロータに接触した場合に損傷を生じるおそれがあり、上述のように漏れの永久的な増大を生ぜしめる。
したがって、本発明の目的は、増大した蒸気漏れ及びタービンへの損傷を生ぜしめる熱的歪みを生じるタービン翼の列を含むコンパクトなダイアフラムの問題を低減又は排除することである。
発明の概要
要するに、本発明は、軸流ターボ機械のためのタービンダイアフラムを提供し、この軸流ターボ機械において、隣接する静翼の外側シュラウドが、周方向に連続的な荷重経路を形成するように周方向で互いに接触しており、しかしながら、翼の内側シュラウドは、荷重を半径方向及び/又は軸方向に伝達するように向けられた接触面においてのみ互いに接触している。この構成は、内側シュラウドを通る周方向荷重経路を回避し、これにより、熱的歪みの前記問題を改善する。
この結果を一貫して達成するために、隣接する内側シュラウドの間にそれらの接触面において締りばめが存在することが必要であり、締りばめは、ターボ機械の作動温度範囲に亘って互いに接触したままであるように、シュラウドに十分なトルク力を提供しなければならない。
本発明の好適な実施形態において、荷重を半径方向に伝達するための接触面は、ダイアフラムが組み立てられた低温条件にある場合と、タービンの全ての作動条件を通じて、互いに接触するが、荷重を軸方向に伝達するための接触面は、ダイアフラムが作動温度に達した場合にだけ互いに接触する。
本発明において、内側シュラウドの互いに反対側のサイドエッジは、隣接するブレードの隣接する内側シュラウドの対応するサイドエッジに接触し、それぞれの反対側のサイドエッジは、突出した段部と、凹んだ段部と、突出した段部を凹んだ段部に接続する、面取りされた段部とを有しており、突出した段部は、個々のサイドエッジの互いに反対側の端部に設けられておりかつ、隣接するブレードの隣接する内側シュラウドの協働する凹んだ段部に突入するように構成されており、面取りされた段部は、隣接する内側シュラウド部分同士の間で荷重を軸方向に伝達するようにかつ、隣接する内側シュラウド部分同士の間の荷重の周方向伝達を回避するように働く接触面を有している。
好適には、内側シュラウド部分のそれぞれの互いに反対側のサイドエッジは平坦部分を有しており、突出した段部は、平坦部分に対して突出したサイドエッジの部分を有しており、凹んだ段部は、平坦部分に対してアンダカットされたサイドエッジの部分を有している。隣接する内側シュラウド部分の間で半径方向の力を伝達するために、平坦部分、突出した段部、及び凹んだ段部の接触面が半径方向で互いに当接するように配置されている。
別の態様において、本発明は、軸流ターボ機械における静翼の列において使用するための翼を提供し、この翼は:
a)半径方向で外側のシュラウド部分
b)翼エーロフォイル部分
c)このような翼の列における隣接する翼の隣接する内側シュラウド部分の対応するサイドエッジに接触するための2つの互いに反対側のサイドエッジを有する、半径方向で内側のシュラウド部分
を有しており、それぞれの反対側のサイドエッジは、突出した段部と、凹んだ段部と、突出した段部を凹んだ段部に接続させた面取りされた段部とを有しており、突出した段部は、個々のサイドエッジの互いに反対側の端部に位置しておりかつ、隣接するブレードの隣接する内側シュラウド部分の協働する凹んだ段部に突入するように構成されており、面取りされた段部は、ブレードの列における周方向に対して垂直に、隣接する内側シュラウド部分同士の間で力を伝達しかつ、隣接する内側シュラウド部分同士の間の周方向の荷重伝達を阻止するように配置されている。
有利には、本発明によれば、内側エッジにおいて隣接するブレードと相互に接続されることができるが、周方向の引張力及び圧縮力をこれらの隣接する翼に伝達しないタービン翼が提供される。これは、翼同士の間の接触を保ちながら各翼を周方向で自由に膨張させる構成によって達成される。例えば0.5mm未満の小さな周方向間隙を備えることにより、隣接する翼は、ダイアフラムを加熱又は冷却下でゆがめる引張力又は圧縮力をもはや伝達しない。翼は、ダイアフラムの外側リングへの固定により所定の位置に保持される。
本発明の別の態様は、以下の説明及び請求の範囲を読むことにより明らかになるであろう。
図面の簡単な説明
ここで添付の図面を参照しながら本発明の典型的な実施形態が説明されるが、これらの図面においては同じ参照符号は同じ又は同様の構成要素を示している。
図1は、ケーシングに取り付けられた静翼とロータに取り付けられた動翼との配列を示す、タービンの回転軸と一致する半径方向平面における部分的な断面図である;
図2は、大きなダイアフラムに取り付けられた静翼とロータに取り付けられた動翼との配列を示す、タービンの回転軸と一致する半径方向平面における部分的な断面図である;
図3は、コンパクトなダイアフラムに取り付けられた静翼とロータに取り付けられた動翼との配列を示す、タービンの回転軸と一致する半径方向平面における部分的な断面図である;
図4は、他のタービン構造から独立して示されたコンパクトなダイアフラムに取り付けられた静翼の列を示すタービンの回転軸に沿った端面図である;
図5は、図4と同様の図であるが、内側リングと外側リングとの異なる熱慣性による異なる温度におけるダイアフラムの内側リングと外側リングとによって生ぜしめられた歪みを生じている静翼の列を誇張した形式で示している;
図6は、本発明の好適な実施形態による隣接する3つのタービン翼の斜視図である;
図7a〜図7cは、本発明の好適な実施形態によるタービン翼の斜視図であり、それぞれの図は翼の異なる側を示している;
図8aは、ダイアフラムの外側リングに取り付けられた図6の3つの隣接するタービン翼の斜視図である;
図8bは、溶接が行われる前のダイアフラムの外側リングの内面に接触したタービン翼の内の1つの外側シュラウド部分を示した、図8aのB−B線に沿って見た部分的な断面図である;
図9a及び図9bは、加熱が行われる前(図9a)と加熱が行われた後(図9b)とにおける連結を示す、図6の隣接するタービン翼の内側シュラウド部分における段状エッジ連結の拡大断面図である;
図10は、タービン翼の完全なセットがタービンダイアフラムに挿入された時に連結部に作用する力を示す、図9bと同様の図である;
図11は、本発明の択一的な実施形態によるタービン翼の斜視図である。
好適な実施形態の詳細な説明
本発明の好適な実施形態によるタービン翼と、このようなタービン翼の列を含むダイアフラムとが、図6から図10までを参照にここで説明される。
図7a及び図7bは、本発明の好適な実施形態による1つのタービン翼700を示している。翼700は、金属ブロックから、3つの部分、すなわち外側シュラウド部分710と、翼部分720と、内側シュラウド部分730とに鍛造及び機械加工された1つの中実な部品として形成されている。
外側シュラウド部分710は、4つのエッジ面711,712,714,716を有する実質的に矩形又は平行四辺形の板として形成されている。外側シュラウド部分は、全ての翼がダイアフラムに組み立てられた時に、隣接する外側シュラウド部分710がリングを形成するように、タービンダイアフラムの周方向に湾曲させられており、前記リングの湾曲の中心はタービンの回転軸線と一致している。
外側シュラウド部分710の半径方向内側面713は、タービン通路の流れ面を形成している。タービンダイアフラムの製造中、外側シュラウド部分710の半径方向外側面715は、図8a及び図8bに示されているように及び後で説明するように、溶接によってダイアフラムの外側リング800の内方に突出したフランジ805に固定される。
外側シュラウド部分710の周方向に面したエッジ712,714は、概してタービンの軸方向に延びており、実質的に平面である。翼700がダイアフラムに組み立てられると、周方向に連続した荷重経路を形成するように、隣接するシュラウドのシュラウドエッジ712,714同士の間には周方向接触が形成されるが、以下で説明されるように、内側シュラウド部分730同士の間には周方向接触は生じない。外側シュラウド部分710の、軸方向に面した、周方向に延びたエッジ711,716も実質的に平面であり、これらのエッジの間の距離は、外側リング800と同じ軸方向幅である。
翼部分720は、外側シュラウド部分710を内側シュラウド部分730に結合するエーロフォイル721を含む。内側シュラウド部分730は、タービンダイアフラムの周方向に湾曲させられた実質的に矩形又は平行四辺形の板として形成されており、これにより、全ての翼がダイアフラムに組み立てられると、隣接する内側シュラウド部分730は、リングを形成し、このリングの湾曲の中心はタービンの回転軸線と一致する。組み立てられたタービンダイアフラムにおいて、外側シュラウド部分710の半径方向外側面740は、タービン通路の流れ面を形成し、半径方向内側面738は、ロータに対して、例えば、図3に示されたフィン306と同様に、ロータに取り付けられたシーリングフィンによってシールされる。
外側シュラウド部分710と同様に、内側シュラウド部分730は、実質的に平坦な、軸方向に面した、周方向に延びたエッジ741,742を有している。しかしながら、外側シュラウド部分710とは異なり、内側シュラウド部分730の、それぞれの周方向に面した、概して軸方向に延びたエッジは、突出した段部732,734と、相補的な凹んだ段部736,737と、突出した段部を凹んだ段部に接続した面取りされた段部743,744と、平坦部分731,733とを有している。平坦部分731,733は、シュラウドエッジの高さの半分を占め、内側シュラウド730の軸方向長さ全体に亘って延びており、凹んだ段部及び突出した段部の、半径方向外方に配置されている。突出した段部732,734は、シュラウドエッジの平坦部分731,733に対して突出したシュラウドエッジの部分を含むのに対し、凹んだ段部736,737が、平坦部分731,733に対してアンダカットされたシュラウドエッジの部分を含む。内側シュラウドの軸方向長さの半分は、突出した段部732,734によって占められており、これらの突出した段部は、内側シュラウドの、互いに反対側の、周方向に面したエッジにおいて、軸方向で互いに反対側の位置を占めている。同様に、凹んだ段部は、内側シュラウドの軸方向長さの残りの半分に亘って延びており、それぞれのシュラウドエッジにおいて、軸方向で互いに反対側の位置を占めている。これによって、翼がタービンダイアフラムに組み立てられると、それぞれの内側シュラウドの突出した段部732,734が、隣接する内側シュラウドの凹んだ段部736,737と係合し、これにより、以下でより詳しく説明するように、内側シュラウド同士の間に、摺動可能な膨張差接続を形成する。
隣接する内側シュラウド730の間の摺動可能な膨張差接続は、突出した段部732,734の半径方向外方に面した面735と、凹んだ段部736,737の半径方向内方に面した面7351(平坦なエッジ部分731,733のオーバハング面としても特徴付けられる)と、凹んだ段部と突出した段部との間の傾斜面を形成する面取りされた段部743,744の面とを含む、接触面を有している。これにより、タービンダイアフラムが完全に組み立てられた条件にある場合、あらゆる与えられた内側シュラウド730における接触面735は、隣接する内側シュラウドにおける接触面7351に半径方向で当接し、半径方向荷重を内側シュラウド同士の間で伝達する。さらに、タービンの作動温度において、あらゆる与えられた内側シュラウド730における面取りされた段部743,744も互いに当接し、荷重を内側シュラウド同士の間で、周方向に対して垂直に、すなわち概して軸方向に伝達する。しかしながら、内側シュラウド部分730の周方向に面した面733,734,736;731,732,737は互いに接触するのではなく、約0.1mm〜0.5mmの小さな間隙だけ分離されており、周方向又は接線方向での引張力又は圧縮力の伝達を阻止している。前述のように、周方向でのこれらの力の伝達により、ダイアフラムは、ロータの周囲の軸線対称性から外され、従来技術に関して言及された結果を生じる。したがって、前記小さな周方向間隙は、熱膨張を許容するために、隣接する内側シュラウド部分730同士の間に残されている。
本発明のこの実施形態において、設計は、翼700の完全な列、すなわち段が、ダイアフラムとして組み立てられた場合に、内部ねじれ力が、ダイアフラムへの翼の挿入時に翼のエーロフォイル部分721のたわみによって生ぜしめられるようになっている、ということが理解されるべきである。組み立てられた低温条件において、内部ねじれ力が、当接接触面735,7351を押し付けさせるように、配置されている。全ての当接接触面は、この当接接触面に作用する同じ大きさの内部ねじれ力を有するので、全ての隣接する内側シュラウドが係合接触しているときには、力の合計はゼロである。
更正するために、翼700の内側シュラウド部分730は、内側シュラウド部分が周方向/接線方向で接触しないように、すなわち、タービン軸線と一致する平面に対して垂直方向で内側シュラウド同士の間に認識可能な荷重伝達が存在しないように、隣接する内側シュラウド部分と連結するように適合されている。
タービンに組み込むための静翼700の列若しくは段を含むタービンダイアフラムを構成するために、翼700は、T字形の外側リング800に挿入される。外側シュラウド710の半径方向外側面715は、T字形外側リング800のステムを形成した半径方向内方へ突出したフランジ805の半径方向内側面808に当接する。外側シュラウド部分710とフランジ805との当接は、外側リング800の主要部分801と、翼700の連結された外側シュラウド部分710との間に2つの名目上円筒状のチャネル804を形成する。翼700を外側リング800内に固定するために、溶接ヘッドがチャネル804に挿入され、外側シュラウドは、知られているように、自動化された溶接プロセスにおいてフランジ805にすみ肉溶接される。
ダイアフラムが、上に詳述したように構成されると、ダイアフラムは、直径に沿って、外側リング800において2つの半円形の区分に切断される。翼700の外側シュラウド710は互いに固定されていないので、外側リング800は、2つの外側シュラウドが突き合わされる個所において切断される。これにより、タービンが組み立てられる場合にダイアフラムの2つの部分はタービンにおけるロータの周囲に配置されることができる。次いで、外側リング800の2つの半円形の区分は、例えば、知られているように、外側リング800の予め存在するボルト用フランジに強いボルトを挿入することによって再び互いに固定されることができ、外側シュラウドにおける完全な周方向荷重経路が復元される。
図7及び図10を参照すると、ダイアフラムが組み立てられた時に2つの隣接する内側シュラウド730に作用する力が、ここでさらに説明される。既述のように、ダイアフラムへの翼の組立中に、エーロフォイル721は、外側シュラウド部分に対する固有整合から僅かにねじられ、その結果、内側シュラウド部分は、接触面735,7351において互いに接触させられる。図10に示されているように、右側の内側シュラウド730の突出した段部734は、左側の内側シュラウドの協働する凹んだ段部737に突入し、凹んだ段部737によって形成された、半径方向内方に面した接触面7351は、突出した段部734の半径方向外方に面した接触面735に当接する。同様に、左側の内側シュラウドの突出した段部732(図7c)は、右側の内側シュラウドの協働する凹んだ段部736(図7b)に突入し、凹んだ段部736によって形成された、半径方向内方に面した接触面7351は、突出した段部732によって形成された、半径方向外方に面した接触面735に当接する。等しい反対向きの力Fが半径方向に、当接する接触面735,7351において作用し、翼700の列全体が組み立てられた場合にゼロの有効力を生ぜしめる。本質的に、タービンダイアフラムに組み立てられた場合、半径方向接触面735,7351における隣接するシュラウド同士の間に締りばめが存在する。このことは、シュラウドに十分なトルクを提供し、接触面735,7351がタービン作動中に互いに強く接触したままであることを保証する。
組み立てられた条件において、タービンが作動しておらず、翼700が大気温度である場合、面取りされた段部743,744は互いに接触していないことが理解されるべきである。これは、図9aに示されているように、隣接するシュラウドエッジの平坦部分731,733の間の間隙が比較的広いからである。しかしながら、加熱時には、シュラウドは膨張し、突出した段部734,735は、面取りされた段部743,744の面が互いに接触するまで、個々の協働する凹んだ段部736,737内へさらに延びる。このことは、突出した段部732,734が凹んだ段部736,737内へ完全に奥まで突入するのを阻止し、図9bに示されているように、シュラウド間に小さな間隙を保ち、内側シュラウドを介した周方向荷重経路が存在しないことを保証する。内側シュラウドのさらなる熱膨張は、当接する面取りされた接触面743,744における等しく反対向きの力を生ぜしめ、このことは、組み立てられた作動するタービンダイアフラムにおけるゼロの有効力に寄与する。面取りされた段部における力は、周方向/接線方向に対して垂直に作用する。
図11に示された、本発明の択一的な好適でない実施形態において、隣接する翼700aの内側シュラウド部分730a同士の間の膨張連結機構は、図6から図10に示されたものとは異なる。図6から図10までに関連して説明されたような好適な実施形態において、内側シュラウドの接触面735,7351は、組み立てられた時に、タービンの軸に対して半径方向で互いに接触しているが、面取りされた段部743,744は、タービンが作動温度に達し場合にのみ接触する。しかしながら、図11の択一的な実施形態において、半径方向の接触面は省略されており、ダイアフラムの組み立てられた低温条件における内側シュラウド730a同士の間の干渉接触は、内側シュラウドエッジの面取りされた段部7431及び7441の面において生じ、好適な実施形態の場合のように、隣接する翼の内側シュラウドエッジ同士の間に小さな周方向間隙を残している。このことはやはり、面取りされた段部7431,7441が概して軸方向で荷重に反応するので、周方向で内側シュラウド730aの間で力を伝達することを回避している。
図示したように、内側シュラウド部分730aの周方向に面したエッジ731a,733aにはそれぞれ、それぞれの周方向に面したエッジの軸方向長さの実質的に半分を占める突出した段部733aが設けられており、この突出した段部は、個々の周方向に面したエッジの軸方向で互いに反対側の端部に配置されている。それぞれの面取りされた段部7431,7441は、凹んだ段部731aと突出した段部733aとの間に傾斜面を形成している。面取りされた段部743,744のこれらの傾斜面は、タービンダイアフラムが組み立てられた場合に、実質的に軸方向に当接する関係で、隣接する内側シュラウドの面取りされた段部の面と接触する。
上の説明は、外側リング801への外側シュラウド710の溶接に言及しているが、T字形根元部形式の固定、又は同様のもの等の、ダイアフラムの外側リングに翼700を結合するその他の形式が利用可能である。
本発明のさらに別の実施形態において、膨張連結機構は、別のタイプのタービン、例えばガスタービンにおいて使用されることができる。さらに、本発明は、圧縮機における静翼にも適用可能である。
本発明は、タービンにおいて生じる広範囲の温度及び圧力、例えば150℃〜600℃及び5バール〜300バールに亘って使用されることができる。ここで述べられたタービン構成部材の製造において、鋼及び/又はニッケル合金又はその他の適切な材料が使用されることができる。
本発明は、純粋に例として上に説明されており、請求の範囲に記載された発明の範囲において変更がなされることができる。本発明は、明細書において説明又は示唆された又は図面に示された又は示唆されたあらゆる個々の特徴、又はあらゆるこのような特徴のあらゆる組合せ、又は発明の均等物にまで拡大する、あらゆるこのような特徴又は組合せのあらゆる一般化にある。すなわち、本発明の広さ及び範囲は、上述の典型的な実施形態にいずれによっても制限されるべきではない。請求の範囲及び図面を含む明細書に開示されたそれぞれの特徴は、そうでないことが明らかに示されない限り、同じ、均等な又は類似の目的を果たす択一的な特徴によって交替されることができる。
明細書を通じた従来技術のあらゆる議論は、このような従来技術が広く知られている又はその分野における共通の一般的な知識の一部を形成することの容認ではない。
明細書及び請求の範囲を通じて、文脈が明らかにそうでないことを要求しない限り、"含む"及び同様の文言は、排他的な意味とは対照的に包含的に;すなわち、"含むが、限定されない"と解釈されるべきである。
ケーシングに取り付けられた静翼とロータに取り付けられた動翼との配列を示すタービンの回転軸と一致する半径方向平面における部分的な断面図である。 大きなダイアフラムに取り付けられた静翼とロータに取り付けられた動翼との配列を示すタービンの回転軸と一致する半径方向平面における部分的な断面図である。 コンパクトなダイアフラムに取り付けられた静翼とロータに取り付けられた動翼との配列を示すタービンの回転軸と一致する半径方向平面における部分的な断面図である。 他のタービン構造から独立して示されたコンパクトなダイアフラムに取り付けられた静翼の列を示すタービンの回転軸に沿った端面図である。 図4と同様の図であるが、内側リングと外側リングとの異なる熱慣性による異なる温度におけるダイアフラムの内側リングと外側リングとによって生ぜしめられた歪みを生じている静翼の列を誇張した形式で示している。 本発明の好適な実施型締による隣接する3つのタービン翼の斜視図である。 本発明の好適な実施形態によるタービン翼の斜視図であり、それぞれの図は翼の異なる側を示している。 ダイアフラムの外側リングに取り付けられた図6の3つの隣接するタービン翼の斜視図である。 溶接が行われる前のダイアフラムの外側リングの内面に接触したタービン翼の内の1つの外側シュラウド部分を示した、図8AのB−B線に沿って見た部分的な断面図である。 図9a及び図9bは、加熱が行われる前(図9a)と加熱が行われた後(図9b)とにおけるジョイントを示す、図6の隣接するタービン翼の内側シュラウド部分における段状エッジジョイントの拡大断面図である; 図10は、タービン翼の完全なセットがタービンダイアフラムに挿入された時にジョイントに作用する力を示す、図9bと同様の図である。 本発明の択一的な実施形態によるタービン翼の斜視図である。
符号の説明
100,200 タービンケーシング、 101 ロータ、 103,203 タービン静翼、 104 シーリングフィン、 105 動翼、 109 端部、 202 溝、 203 翼、 204 内側リング、 205 溝、 206 フィン付きシール、 207 ロータ、 209 動翼、 210 動翼シュラウド部分、 302 外側リング、 303 静翼、 302,303,309 ダイアフラム、 305 翼根元部、 306A,306B シール、 309 内側リング、 310 軸方向突出部、 400,500 ダイアフラム、 401,402 外側リング、 405,406 内側リング、 700 タービン翼、 710 外側シュラウド部分、 711,712,714,716 エッジ面、 713 半径方向内側面、 715 半径方向外側面、 720 翼部分、 721 エーロフォイル部分、 730 内側シュラウド部分、 731,733 平坦部分、 732,734 突出した段部、 735,7351 接触面、 736,737 凹んだ段部、 738 半径方向内側面、 741,742 エッジ、 743,744 段部、 800 外側リング、 804 チャネル、 805 フランジ、 808 半径方向内側面

Claims (15)

  1. 軸流ターボ機械における静翼の列において使用するための翼において、
    a)半径方向外側シュラウド部分と、
    b)翼エーロフォイル部分と、
    c)半径方向内側シュラウド部分とが設けられており、該半径方向内側シュラウド部分が、このような翼の列における隣接する翼の隣接する内側シュラウド部分の対応するサイドエッジに接触するための、互いに反対側に位置した2つのサイドエッジを有しており、
    互いに反対側に位置したそれぞれのサイドエッジが、突出した段部と、凹んだ段部と、前記突出した段部と前記凹んだ段部とを接続した面取りされた段部とを有しており、前記突出した段部が、個々のサイドエッジの互いに反対側の端部に配置されておりかつ、隣接する翼の隣接する内側シュラウド部分の協働する凹んだ段部に突入するように構成されており、前記面取りされた段部が、翼の列において周方向に対して垂直に、隣接する内側シュラウド部分同士の間で力を伝達しかつ、隣接する内側シュラウド部分同士の間での周方向の荷重伝達を阻止するように配置されていることを特徴とする、軸流ターボ機械における静翼の列において使用するための翼。
  2. 前記内側シュラウド部分のそれぞれの反対側のサイドエッジが、さらに、平坦部分を有しており、前記突出した段部が、前記平坦部分に対して突出したサイドエッジの部分を含み、前記凹んだ段部が、前記平坦部分に対してアンダカットされたサイドエッジの部分を含む、請求項1記載の翼。
  3. 前記平坦部分と、前記突出した段部と、前記凹んだ段部との接触面が、翼の列において互いに半径方向で当接しかつこれにより隣接する内側シュラウド部分同士の間で半径方向の力を伝達するように配置されている、請求項2記載の翼。
  4. 前記翼が蒸気タービン翼である、請求項1から3までのいずれか1項記載の翼。
  5. 前記翼がガスタービン翼又は圧縮機翼である、請求項1から3までのいずれか1項記載の翼。
  6. 軸流ターボ機械のためのダイアフラムにおいて、翼の列における隣接する静翼の外側シュラウドが、周方向に連続した荷重経路を形成するように周方向で互いに接触しているが、翼の内側シュラウドは、ターボ機械の半径方向及び/又は軸方向で荷重を伝達するように向けられた接触面においてのみ互いに接触していることを特徴とする、軸流ターボ機械のためのダイアフラム。
  7. 隣接する内側シュラウド同士の間に、該内側シュラウドの接触面において締りばめが存在し、該締りばめが、ターボ機械の作動中に前記接触面が互いに接触したままであることを保証するために十分なトルク力を提供する、請求項6記載のダイアフラム。
  8. 荷重を半径方向に伝達するための接触面が、ダイアフラムが組み立てられた低温条件にある場合及びタービンの全ての作動条件を通じて互いに接触しているが、荷重を軸方向に伝達するための接触面が、ダイアフラムが作動温度に達した場合にのみ互いに接触する、請求項6又は7記載のダイアフラム。
  9. 前記内側シュラウドの互いに反対側のサイドエッジが、隣接する翼の隣接する内側シュラウドの対応するサイドエッジに接触しかつそれぞれの反対側のサイドエッジが、突出した段部と、凹んだ段部と、前記突出した段部を前記凹んだ段部に接続した面取りされた段部とを有しており、前記突出した段部が個々のサイドエッジの互いに反対側の端部に位置しておりかつ隣接する翼の隣接する内側シュラウドの協働する凹んだ段部に突入するように構成されており、面取りされた段部が、隣接する内側シュラウド部分同士の間で荷重を軸方向に伝達しかつ隣接する内側シュラウド部分同士の間の荷重の周方向の伝達を阻止するように働く接触面を含む、請求項6から8までのいずれか1項記載のダイアフラム。
  10. 前記内側シュラウド部分のそれぞれの反対側のサイドエッジが、さらに、平坦部分を含み、前記突出した段部が、前記平坦部分に対して突出したサイドエッジの部分を含み、前記凹んだ段部が、前記平坦部分に対してアンダカットされたサイドエッジの部分を含む、請求項9記載のダイアフラム。
  11. 平坦部分と、突出した段部と、凹んだ段部との接触面が、半径方向で互いに当接しかつこれにより隣接する内側シュラウド部分同士の間で半径方向の力を伝達するように配置されている、請求項10記載のダイアフラム。
  12. 請求項6から11までのいずれか1項記載の蒸気タービンダイアフラム。
  13. 請求項6から11までのいずれか1項記載のガスタービン又は圧縮機ダイアフラム。
  14. 請求項6から11までのいずれか1項記載のダイアフラムを含むタービン。
  15. 請求項6から11までのいずれか1項記載のダイアフラムを含む圧縮機。
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