JP2008534737A - 改良された短接触時間fccプロセス - Google Patents
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Abstract
本発明は、留出油およびガソリンの収率を向上するための短接触時間(SCT)の流動接触分解(FCC)プロセスに関する。SCT FCCプロセスは、FCC転化プロセスの実行を、多環芳香族種の段間分子分離と組合わせる。その際、接触ボトムの分離、並びに分離された飽和分および1環/2環芳香族を含むストリームのFCC装置へのリサイクルは、ガソリンおよび他の留出油の収率を増大し、一方ボトム収率を低減する。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
本発明は、留出油およびガソリンの収率を向上するための短接触時間(SCT)の流動接触分解(FCC)プロセスに関する。より詳しくは、SCT FCCプロセスは、FCC転化プロセスの実行を、多環芳香族種の段間分子分離と組合わせる。その際、FCCUボトムの分離、並びに分離された飽和分および1環/2環芳香族を含むストリームのFCC装置へのリサイクルは、ガソリンおよび他の留出油の収率を増大し、一方ボトム収率を低減する。
より高価値の生成物への石油原料の転化は、流動接触分解(FCC)およびコーキングなどの石油プロセスにとって重要である。FCCプロセスにおいては、高分子量の原料は、流動化触媒粒子と、FCC装置のライザー反応器において接触される。原料および触媒の間の接触は、所望の生成物のタイプによって制御される。原料の接触分解においては、温度および接触時間などの反応器条件が、制御されて、所望の生成物が最大にされ、軽質ガスおよびコークなどのあまり望ましくない生成物の形成が最小にされる。
FCC反応器における触媒および原料の間の接触は、典型的には、数秒程度であることから、分解プロセスの効率を支配する重要因子は触媒である。FCCプロセスの触媒は、周知であり、非晶質または結晶質のいずれかであってもよい。FCC反応器に入る触媒は、典型的には、スチーム、分解過程中に生成される炭化水素ガス、またはそれらのある組合わせを用いて流動化される。触媒および原料の反応により、多量のガス状炭化水素、およびコークデポジットを有する廃触媒が生成される。気/固混合物は、分離装置(典型的にはサイクロン)へ送られ、そこで廃触媒は、ガスから分離される。ガスは、次いで処理されて、所望の炭化水素が回収され、廃触媒は、再生に送られる。
原料および触媒の間の短い接触時間のために、原料の条件はまた、重要である。原料注入のタイプは、FCC反応器によって製造される生成物群に影響を及ぼすことがある。原料が、ガス状炭化水素に分解するのに二つの経路がある。即ち、触媒的および熱的な経路である。FCC装置における熱分解は、一般に、望ましくない。何故なら、このタイプの分解は、コークに加えて、メタンなどの軽質ガスの生成をもたらすことがあるからである。短接触時間FCCプロセスは、より重質の原料を取扱うために開発されている。これらの短接触時間は、ガソリン収率の向上、並びにコークおよびドライガスメークの低減を、これらのより重質の原料からもたらすことができる。
SCT FCCは、非選択的反応を低減し、望ましくない水素移動反応を抑制し、およびより高価値の生成物群を得る手段として、広く実施されている。原料の高い転化は、一部分には、反応器の温度、触媒の活性、触媒の循環速度、またはそれらのある組み合わせなどの反応パラメーターを制御することによる。SCT FCCプロセスに対する近年の改良は、触媒および機器に集中している。SCT FCCプロセスを改良するための一方法には、FCC触媒幕を形成し、次いで原料と接触される工程が含まれる。他の改良には、二重ライザーなどの機器の改良が含まれる。更に他の改良は、プロセス改造に向けられる。
既存の触媒を用い、かつFCC装置自体への大規模な改造を必要とすることなく、実施されることができるSCT FCCプロセスの改良が、依然として必要である。
本発明の一実施形態は、流動接触分解方法に関し、前記方法は、
(a)炭化水素原料を、再生触媒と、接触時間5秒未満を含む短接触時間の分解条件下で作動する流動接触分解反応器において接触させ、分解生成物が形成される工程、
(b)分解生成物を触媒から分離する工程、
(c)分離された分解生成物を分留域に送り、分解生成物から、ボトムストリームを分離する工程、
(d)ボトムストリームを分離域へ送り、ボトムストリームを、飽和分および1環/2環芳香族を含むストリーム、並びに3環以上を有する芳香族を主に含むストリームに分離する工程、および
(e)飽和分および1環/2環芳香族を含むストリームを、工程(a)の炭化水素原料と組み合わせて、組み合わせ原料が形成され、組み合わせ原料を、工程(a)の触媒と接触させる工程
を含む。
(a)炭化水素原料を、再生触媒と、接触時間5秒未満を含む短接触時間の分解条件下で作動する流動接触分解反応器において接触させ、分解生成物が形成される工程、
(b)分解生成物を触媒から分離する工程、
(c)分離された分解生成物を分留域に送り、分解生成物から、ボトムストリームを分離する工程、
(d)ボトムストリームを分離域へ送り、ボトムストリームを、飽和分および1環/2環芳香族を含むストリーム、並びに3環以上を有する芳香族を主に含むストリームに分離する工程、および
(e)飽和分および1環/2環芳香族を含むストリームを、工程(a)の炭化水素原料と組み合わせて、組み合わせ原料が形成され、組み合わせ原料を、工程(a)の触媒と接触させる工程
を含む。
他の実施形態は、流動分解方法に関し、前記方法は、
(a)炭化水素原料を、再生触媒と、接触時間5秒未満を含む短接触時間の分解条件下で作動する流動接触分解反応器において接触させ、分解生成物が形成される工程、
(b)分解生成物を触媒から分離する工程、
(c)分離された分解生成物を分留域に送り、分解生成物から、ボトムストリームを分離する工程、
(d)ボトムストリームを分離域へ送り、ボトムストリームを、飽和分および1環/2環芳香族を含むストリーム、並びに3環以上を有する芳香族を主に含むストリームに分離する工程、および
(e)飽和分および1環/2環芳香族を含むストリームを工程(a)へ送る工程であって、ここで炭化水素原料、並びに飽和分および1環/2環芳香族を含むストリームは、別々に、再生触媒と接触される工程
を含む。
(a)炭化水素原料を、再生触媒と、接触時間5秒未満を含む短接触時間の分解条件下で作動する流動接触分解反応器において接触させ、分解生成物が形成される工程、
(b)分解生成物を触媒から分離する工程、
(c)分離された分解生成物を分留域に送り、分解生成物から、ボトムストリームを分離する工程、
(d)ボトムストリームを分離域へ送り、ボトムストリームを、飽和分および1環/2環芳香族を含むストリーム、並びに3環以上を有する芳香族を主に含むストリームに分離する工程、および
(e)飽和分および1環/2環芳香族を含むストリームを工程(a)へ送る工程であって、ここで炭化水素原料、並びに飽和分および1環/2環芳香族を含むストリームは、別々に、再生触媒と接触される工程
を含む。
従来のFCCプロセスには、ライザー反応器および再生装置が含まれる。その際、石油原料は、流動化分解触媒粒子の床を含むライザーの反応域に注入される。触媒粒子は、典型的にはゼオライトを含み、かつ新規触媒粒子、触媒再生装置からの触媒粒子、またはそれらのある組み合わせであってもよい。不活性ガス、炭化水素蒸気、スチーム、またはそれらのある組み合わせであってもよいガスは、通常、リフトガスとして用いられて、高温の触媒粒子の流動化が補助される。
原料に接触した触媒粒子は、生成物蒸気、およびストリッピング可能な炭化水素(同様にコーク)を含む触媒粒子を製造する。触媒は、廃触媒粒子として反応域を出て、分離域において、反応器流出物から分離される。廃触媒粒子を反応器流出物から分離するための分離域は、サイクロンなどの分離装置を用いてもよい。廃触媒粒子は、スチームなどのストリッピング剤を用いて、ストリッピング可能な炭化水素をストリッピングされる。ストリッピングされた触媒粒子は、次いで、再生域へ送られ、そこでいかなる残存する炭化水素も、ストリッピングされ、かつコークが除去される。再生域においては、コーク化触媒粒子は、酸化媒体(通常、空気)と接触され、コークは、650℃〜760℃などの高温で酸化(燃焼)される。再生触媒粒子は、次いで、ライザー反応器へ送り戻される。
本明細書に記載される接触分解プロセスに適切な炭化水素原料には、221℃(430°F)〜566℃(1050°F)の範囲で沸騰する天然および合成炭化水素質油(ガス油など);566℃(1050°F)超で沸騰する物質を含む重質炭化水素質油;重質および抜頭石油原油;石油常圧蒸留ボトム;石油減圧蒸留ボトム;ピッチ、アスファルト、ビチューメン、他の重質炭化水素残油;タールサンド油;シェール油;石炭液化プロセスから誘導される液体生成物、ナフサ、およびそれらの混合物が含まれる。
FCC触媒は、非晶質(例えば、シリカ−アルミナ)、結晶質(例えば、ゼオライトを含むモレキュラーシーブ)、またはそれらの混合物であってもよい。好ましい触媒粒子は、(a)非晶質の多孔質固体酸母材(アルミナ、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネシア、シリカ−ジルコニア、シリカ−トリア、シリカ−ベリリア、シリカ−チタニア、シリカ−アルミナ−希土類など)、および(b)ゼオライト(フォージャサイトなど)を含む。母材は、三元組成物を含むことができる。シリカ−アルミナ−トリア、シリカ−アルミナ−ジルコニア、マグネシア、およびシリカ−マグネシア−ジルコニアなどである。母材はまた、共ゲルの形態であってもよい。シリカ−アルミナは、特に、母材として好ましく、アルミナ10〜40重量%を含むことができる。記載されるように、助触媒が添加されることができる。
主な触媒ゼオライト成分には、ゼオライトYに親近構造であるゼオライトが含まれる。これらには、希土類水素などのイオン交換形態、および超安定(USY)形態が含まれる。ゼオライトは、結晶子サイズ0.1〜10ミクロン、好ましくは0.3〜3ミクロンの範囲にあってもよい。ゼオライト成分および母材の無水物基準での相対濃度は、幅広く変化してよく、ゼオライト含有量は、乾燥複合物の1〜100、好ましくは10〜99、より通常には10〜80重量%の範囲である。
触媒粒子中のゼオライト成分の量は、一般に、触媒の全重量を基準として1〜60重量%、好ましくは5〜60重量%、より好ましくは10〜50重量%の範囲であろう。記載されるように、触媒は、典型的には、複合物中に含まれる触媒粒子の形態にある。粒子の形態にある場合には、触媒粒径は、直径10〜300ミクロンの範囲であり、平均粒子直径は60ミクロンであろう。スチーム中での人為的な不活性化後の母材物質の表面積は、≦350m2/g、好ましくは50〜200m2/g、より好ましくは50〜100m2/gであろう。触媒の表面積は、用いられるゼオライトおよび母材成分のタイプおよび量などによるであろうものの、それは、通常、500m2/g未満、好ましくは50〜300m2/g、より好ましくは50〜250m2/g、最も好ましくは100〜250m2/gであろう。
分解触媒にはまた、制限指数(特許文献1(ハーグ(Haag)ら)に定義される)1〜12を有する中間細孔ゼオライトの形態の更なる触媒が含まれてもよい。適切な中間細孔ゼオライトには、ZSM−5、ZSM−11、ZSM−12、ZSM−22、ZSM−23、ZSM−35、ZSM−48、ZSM−57、SH−3およびMCM−22が、単独または組み合わせで含まれる。好ましくは、中間細孔ゼオライトはZSM−5である。
短接触時間は、炭化水素原料が、5秒間未満で、分解触媒に接触するであろうことを意味する。好ましくは、短接触時間の反応工程においては、炭化水素原料は、1〜5秒間で分解触媒に接触するであろう。
短接触時間の反応工程は、いかなる既知のプロセスをも用いて達成されることができる。例えば、一実施形態においては、近接して結合されたサイクロン系は、触媒を、効果的に、反応炭化水素から分離して、分解反応を抑える。例えば、特許文献2(タメラ(Tammera)ら)(エクソン)を参照されたい。その詳細な説明は、参照により本明細書に援用される。
短接触時間は、他の実施形態においては、クエンチ流体を、反応器のライザー部分に直接に注入することによって達成されることができる。クエンチ流体は、適切な場所に注入されて、分解反応を1秒未満に抑える。例えば、特許文献3(マウレオン(Mauleon)ら)を参照されたい。その詳細な説明は、参照により本明細書に援用される。クエンチ流体として好ましくは、水、またはスチーム、若しくは注入の条件下で蒸発可能ないかなる炭化水素などの例であり、より詳しくは、コーキングまたはビスブレーキングからのガス油、接触サイクル油、および重質芳香族溶剤、同様に重質溶剤で抽出されるある脱れき留分である。
更に他の実施形態においては、短接触時間は、下降流反応器系を用いて達成されることができる。下降流反応器系においては、触媒および炭化水素の間の接触時間は、ミリ秒範囲の低さであることができる。例えば、特許文献4(バーソリック(Bartholic))、特許文献5(クレス(Cress))、特許文献6(ガルティエ(Galtier)ら)を参照されたい。その詳細な説明は、参照により本明細書に援用される。非常に短い接触時間はまた、原料を、特許文献4(バーソリック(Bartholic))(参照により本明細書に援用される)に開示される触媒幕と接触させることによって、達成されることができる。
短接触時間の条件には、ライザーの出口温度482℃〜621℃(900〜1150°F)、圧力0〜100psig(101〜790kPa)、および滞留時間1〜5秒が含まれる。
ライザーから出る分解生成物および触媒は、典型的には、サイクロンを通って送られて、分解生成物が触媒から分離される。分離された分解生成物は、次いで、分留域へ送られる。従来の分留には、蒸留カラムの使用が含まれる。蒸留プロセスにおいては、分解生成物は、通常、軽質および中間留出油(軽質オレフィンを含む)およびナフサ(ガソリンに混合するのに適切な留分を含む)に分離される。他の留出油には、軽質サイクル油などの生成物が含まれる。通常、ガス状生成物は、カラムの頂部から、オーバーヘッドとして除去される。分留域からのボトムは、より重質の沸点成分であり、343℃超の沸点を有する。これらのボトムは、分離域へ送られる。
分離域には、溶剤抽出、薄膜分離、および液体クロマトグラフィーを含む既知の分離技術の使用が含まれる。分離域の目的は、第一の留分における飽和分および1環/2環芳香族を、第二の留分における3環+芳香族から分離することである。分離からの二つの留分の間には、いくらかの重複部分が存在するであろうことがあり得る。第一の留分における(飽和分+1環/2環芳香族)の濃度は、25重量%〜85重量%の範囲であり、残りは、3環+芳香族および他の極性種である。用語「飽和分」とは、飽和環化合物、同様にパラフィンおよびイソパラフィンを意味する。この第一の留分は、新規原料と結合されるか、または別々に反応器に注入されるかいずれかである。3環以上を有する芳香族を主に含む第二の留分は、プロセスからの正味ボトムストリームである。「主に」とは、3環+芳香族および極性種の濃度が、ストリームの75重量%超、好ましくは95重量%超であることを意味する。
飽和分および1環/2環芳香族を、3環+芳香族から分離する一手段は、溶剤抽出である。好ましい溶剤には、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、n−メチルピロリドン(NMP)、フェノール、およびフルフラール、特にはジメチルスルホキシドが含まれる。溶剤抽出プロセスは、選択的に、芳香族成分をエキストラクト相に溶解し、一方よりパラフィン質の成分をラフィネート相に残す。ナフテンは、エキストラクト相およびラフィネート相の間に分配される。溶剤/油比、抽出温度、および抽出されるべきストリームと溶剤との接触方法を制御することによって、エキストラクト相およびラフィネート相の間の分離の程度が制御されることができる。NMPを用いて抽出プロセスを行う際には、水が、抽出溶剤に、1〜10体積%の範囲の量で添加されてもよい。例えば、抽出塔への抽出溶剤は、水3〜10体積%、好ましくは水4〜7体積%を含む。一般に、抽出塔への原料は、塔の底部で加えられ、(抽出/水)溶剤の混合物は、頂部で加えられ、原料および抽出溶剤は、向流流れで接触される。添加された水を含む抽出溶剤は、抽出塔が溶剤抽出のための複数のトレーを含む場合には、異なるレベルで注入されてもよい。抽出溶剤に添加された水を用いることにより、低品質原料の使用が可能となり、一方ラフィネートのパラフィン含有量、およびエキストラクトの3環+の多環化合物含有量が最大にされる。溶剤抽出の条件には、溶剤/油比0.5〜5.0、好ましくは1〜3、および抽出温度40℃〜120℃、好ましくは50℃〜100℃が含まれる。
飽和分および1環/2環芳香族を分離するための他の手段は、クロマトグラフィーである。クロマトグラフィーは、特定のクロマトグラフィー技術として、混合物の成分を、一つ以上の特性に基づいて分離するのに用いられる。混合物の試料は、クロマトグラフィー媒体、または母材を含むクロマトグラフィーカラムの頂部に入れられる。これにより、混合物が分別されることができる。用いられてもよい異なるクロマトグラフィー技術があるものの、FCCプロセスにおける高処理量の要求を含む実際的な理由から、好ましいクロマトグラフィー方法は、模擬移動床(SMB)液体クロマトグラフィーである。これは、商業規模で適用されてもよく、特許文献7(ブロウトン(Broughton)ら)に記載される。固定高圧充填カラムの入口および出口孔を周期的に切替えることによって、SMBは、実際の移動床における固体吸着剤および炭化水素ストリームの向流流れに近づく。SMBの概念の種々の実施形態は、何年にもわたって考案されている。この用途の充填シリカカラムの場合には、「ラフィネート」ストリームは、飽和分および1環/2環芳香族が濃縮され、一方「エキストラクト」は、主に、3環+芳香族および極性分が濃縮される。適切な脱着剤ストリームは、より低沸点の単環または2環芳香族(290℃未満の最終沸点を有する)である。SMB分離プロセスの原料は、初留点343℃超を有する、高温の分留装置ボトムストリームである。
飽和分および1環/2環芳香族の分離を行うための他の分離技術は、薄膜分離である。パーベーパレーションまたはパーストラクション方式で作動する高分子薄膜が用いられて、芳香族が透過物相に濃縮され、飽和分リッチ残留物が製造されてもよい。高度な芳香族透過物は、次いで、更に、例えば第二の「機能化」薄膜システムを用いて分離される。その際、単環および2環芳香族種は、優先的に除去され、飽和分リッチ残留物に混合される。新規原料と混合されるか、またはライザー反応器において別々に再分解されるかのいずれかである。高分子薄膜は、高圧運転に必要な安定性を示す多孔質金属またはセラミック上に担持されてもよい。
ここで、本発明の実施形態を例示する図1を引用して、FCC反応器10には、ライザー12およびストリッパー14が含まれる。新規原料は、ライン16を通って、ライザー12の18として示される底部部分へ供給される。新規原料は、再生装置20からの流動化高温触媒と接触する。これは、再生触媒直立管22、スライドバルブ24、およびJ−曲がり部26を通ってライザー12に接続される。ライザー12からの廃触媒は、反応器10に入り、そこで廃触媒は、サイクロン(示されない)により、生成物蒸気から分離される。廃触媒は、次いで、ストリッパー14、廃触媒直立管28、スライドバルブ30、および廃触媒J−曲がり部32を通って、更なる生成物をストリッピングされ、再生装置20へ戻される。生成物蒸気は、ライン34を通って反応器10を出て、蒸留装置である分留装置40へ導かれる。分留装置40は、反応器10からの生成物をC4−ガス留分に分離する。これは、ライン42を通って分留装置40を出る。分留装置からの他の留分は、ナフサ留分44である。これは、ガソリンなどの燃料として用いられるか、または燃料に混合されてもよい。分留装置40からの更なるカットは、軽質サイクル油46である。分留装置40からのボトムは、ライン48を通って、分離装置50へ送られる。分離装置50は、ボトムを、パラフィンおよび1環/2環芳香族リッチストリーム、並びに3環+芳香族リッチストリームに分離する。パラフィンおよび1環/2環芳香族リッチストリームは、ライン54を通ってリサイクルのために送られ、その際それは、新規原料16と組合される。3環+芳香族リッチストリームは、ライン52を通って除去される。ライン54のリサイクルストリームは、図1に、新規原料と組み合わされものとして示される。リサイクルストリームは、しかし、別個に、ライザー12へ加えられてもよい。
本発明を、更に、次の実施例によって説明する。
この実施例は、短接触時間のFCC反応器に関する。ライザーにおける蒸気滞留時間は、3〜4秒の範囲にある。商業モニター試験期間中に収集されたプロセス性能データを用いて、FCCモデルのソフトウェアプログラムが調整され、基準ケース運転を表された。選ばれた原料材の試験結果を表1に列記する。
市販の平衡触媒の特性を、表2に列記する。これらの原料および触媒の特性を用いて、FCCモデルのソフトウェアが、既存の装置形態および運転条件に対する基準生成物収率群を発現させるのに用いられた。これらを、表3に列記する。
本発明を実証するために、モデルの分離工程を、分留装置のボトムに対して、ジメチルスルホキシド(DMSO)100体積%を用いて運転して、3環芳香族40重量%、4環芳香族85重量%、および極性分85重量%が除去された。定常状態では、抽出へのボトムストリームの速度は、新規原料の30重量%であり、ラフィネート/エキストラクト(重量)比1.3では、ライザーへの全原料速度の増大は17%である。比較の基準は、一定のコーク収率であった。
より劣質の品質(新規に対して)の原料の供給速度をより高くすることにより、本方法は、触媒/油比の減少になった。熱バランスは、再生装置において、部分燃焼から全燃焼条件へ切替え、それにより触媒温度が42゜F(6℃)昇温されることによって達成された。空気ブロアの速度は、37.9から43.7MSCFMへ増大された。ライザーの頂部温度は、基準のコーク収率に見合うように、10゜F(−12℃)減少された。ライザーの蒸気速度は、滞留時間が対応して減少するに伴い、基準ケースに対して単に7%増大した。原料の予熱加熱炉が使用可能である場合には、原料温度は、再生装置の温度への影響をより少なくして上げられていることができるであろう。熱統合は、ラフィネートの温度を、全原料と330゜F(166℃)で混合するように増大すると考えられた。
表3を引用して、比較収率は、ボトム収率の劇的な減少(30相対%)を示し、343℃−転化率は、82重量%から、本発明の87.3重量%へ増大する。ラフィネートの再分解は、軽質サイクル油収率の25(相対)%の増大、およびガソリン収率の3(相対)%の増大をもたらした。軽質ガスの収率は、僅かにより高いドライガス(5相対%)、LPGオレフィンの小さな増大、しかしLPG飽和分の減少(8相対%)で比較できる。
ガソリンのオクタン価品質は、本発明の場合には、僅かに低く、(R+M)/2は、88から87.9へ減少される。逆に、セタン価品質は、増分で、0.8CIだけ増大される。ボトムストリームの芳香族性は、実質的に増大され、芳香族炭素の含有量は、70.9から83.3重量%へ上昇され、API比重は、−2.3から−9.7へ減少される。
この実施例は、高い基準221℃−転化率レベルの場合でさえ、分解可能な分子は、343℃+ボトムストリームに残り、これは、分離されて、新規原料に対してリサイクルされる場合には、より軽質のより価値の高い生成物への転化率を押上げることができることを実証する。この事象は、本発明に関して、この実施例におけると同じモデル構造を用いて分析されている一連のSCT FCC装置に、適用可能と判断される。
モデルはまた、ボトム収率を押下げる単純に増大する強度パラメーターが、過分解によるガソリン収率の損失、およびコーク収率の増大をもたらすことを実証している。本発明の方法により、FCCのコーク収率は、正味ボトム収率の大きな減少と共に、一定に保たれることができる。この基本概念の種々の変形は、本発明の範囲内にあり得る。例えば、触媒処方の修正、プロセス変数の調整(例えば、触媒の循環、ライザーの頂部温度等)は、本発明を、工場特有の適用のために最適化するのに用いられてもよい。ボトムストリームの溶剤抽出に対する代替法(選択的分子分離技術など)は、エキストラクトの好ましい効率比[3R+芳香族/(飽和分+1R芳香族+2R芳香族)]の目標10〜20をもたらしてもよい。上記の実施例は、ラフィネートを新規原料と混合することに基づくものの、いくつかの場合には、ラフィネートを、新規原料の上流または下流のいずれかの別の場所でリサイクルすること、若しくは潜在的には、ラフィネートを、ライザー内の同じ高さにある原料注入リングに配置された一つ以上のインジェクターに分離することが好都合であってもよい。
Claims (14)
- (a)炭化水素原料を、再生触媒と、接触時間5秒未満を含む短接触時間の分解条件下で作動する流動接触分解反応器において接触させ、分解生成物を形成する工程;
(b)前記分解生成物を前記触媒から分離する工程;
(c)分離された前記分解生成物を分留域に送り、前記分解生成物から、ボトムストリームを分離する工程;
(d)前記ボトムストリームを分離域へ送り、前記ボトムストリームを、飽和分および1環/2環芳香族を含むストリーム、並びに3環以上を有する芳香族を主に含むストリームに分離する工程;および
(e)前記飽和分および1環/2環芳香族を含むストリームを、前記工程(a)の炭化水素原料と組み合わせて、組み合わせ原料を形成し、前記組み合わせ原料を、前記工程(a)の触媒と接触させる工程
を含むことを特徴とする流動接触分解方法。 - (a)炭化水素原料を、再生触媒と、接触時間5秒未満を含む短接触時間の分解条件下で作動する流動接触分解反応器において接触させ、分解生成物を形成する工程;
(b)前記分解生成物を前記触媒から分離する工程;
(c)分離された前記分解生成物を分留域に送り、前記分解生成物から、ボトムストリームを分離する工程;
(d)前記ボトムストリームを分離域へ送り、前記ボトムストリームを、飽和分および1環/2環芳香族を含むストリーム、並びに3環以上を有する芳香族を主に含むストリームに分離する工程;および
(e)飽和分および1環/2環芳香族を含む前記ストリームを前記工程(a)へ送り、そこで前記炭化水素原料、並びに飽和分および1環/2環芳香族を含む前記ストリームを、別々に前記再生触媒と接触させる工程
を含むことを特徴とする流動分解方法。 - 前記触媒は、非晶質、結晶質またはそれらの混合物であることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
- 前記非晶質触媒は、シリカ−アルミナであることを特徴とする請求項3に記載の方法。
- 前記結晶質触媒は、ゼオライトYに親近構造のゼオライトであることを特徴とする請求項3に記載の方法。
- 前記触媒は、制限指数1〜12を有する中間細孔ゼオライトである添加剤を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
- 前記短接触時間の条件は、ライザーの出口温度482℃〜621℃、圧力0〜100psig(101〜790kPa)、および滞留時間1〜5秒を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
- 前記分離域は、溶剤抽出、薄膜分離または液体クロマトグラフィーを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
- 前記分離域は、溶剤抽出を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
- 前記溶剤抽出の溶剤は、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、n−メチルピロリドン、フェノールおよびフルフラールよりなる群から選択される少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
- 前記液体クロマトグラフィーは、模擬移動床液体クロマトグラフィーであることを特徴とする請求項8に記載の方法。
- 前記薄膜分離は、担持高分子薄膜を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
- 飽和分および1環/2環芳香族を含む前記ストリームは、飽和分および1環/2環芳香族25〜85重量%を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
- 3環以上を有する芳香族を主に含む前記ストリームは、3環以上を有する芳香族75重量%超を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
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