JP2008533587A - 電子文書作成オーサリングツールおよび電子文書作成方法 - Google Patents
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Abstract
電子文書作成オーサリングツール、前記電子文書の作成方法、コンピュータに前記電子文書作成方法の実行を指示するデータ記憶媒体およびコンピュータに前記電子文書の表示を指示するデータ記憶媒体。前記オーサリングツールは、1つ以上の表示ページを備えた電子文書用テンプレートを選択するためのテンプレートモジュールと、1つ以上のメディアファイルを、メディアファイル間の相互関係を選択して各表示ページに配置するためのコンテンツ管理モジュールと、各表示ページの電子ページファイルを作成するための生成モジュールと、前記各電子ページファイルを電子的に結合させて前記電子文書を作成するための結合モジュールとを備え、前記生成モジュールにおいて、前記メディアファイルは選択された前記相互関係に基づいて各電子ページファイルに埋め込まれ、前記各電子ページファイルは、前記各電子ページファイルに埋め込まれた前記メディアファイルと、前記各電子ページファイル内のその他のメディアファイルとの相互関係と、前記電子文書のその他の電子ページファイル内のその他のメディアファイルとの相互関係を規定する相互関係データを含むことを特徴とする。
【選択図】図2A
【選択図】図2A
Description
本発明は、広義には電子文書作成オーサリングツールおよび電子文書作成方法、コンピュータに電子文書作成方法の実行を指示するためのコンピュータコード手段を記憶したデータ記憶媒体およびコンピュータに電子文書の表示を指示するためのコンピュータコード手段を記憶したデータ記憶媒体に関する。
既存の電子書籍(eブック)は、基本的には電子形式に「書き換えられた」印刷書籍である。既存のeブックオーサリングツールは通常、ワープロ機能および画像等のオブジェクトをテキストフローに組み込むための簡単なインサートまたはインポート機能を備えている。したがって、現行のeブックは印刷書籍の特徴をそのまま有している。つまり、既存のeブックは、検索機能等のいくつかの元の機能を残したまま、ほとんど「直接的」に印刷メディアを電子メディアに変換したものである。
大体において、印刷書籍および電子書籍の魅力とは、その内容が読者に与える刺激であり、例えば読者の心中でその内容が視覚化されることである。しかしながら、既存のeブックやそれに関連するオーサリングツールは、今のところ、そのような一般的な書籍の魅力を大幅に向上させるまでに至っていない。この結果、多くの読者に印刷書籍の方が好まれている。なぜなら、印刷書籍の優れた携帯性、移動性および使いやすさに比較して、既存のeブックに追加された特徴はそれほど重要視されていないからである。
したがって、既存のeブックにおける上記短所のうちの少なくとも1つに対応したeブックおよびそれに関連するオーサリングツールを提供することが要求されている。
本発明の第1の観点によれば、電子文書を作成するためのオーサリングツールが提供される。前記オーサリングツールは、1つ以上の表示ページを備えた電子文書用テンプレートを選択するためのテンプレートモジュールと、1つ以上の異なるメディアファイルを、メディアファイル間の相互関係を選択して2つ以上の表示ページに配置するためのコンテンツ管理モジュールと、各表示ページの電子ページファイルを作成するための生成モジュールと、前記各電子ページファイルを電子的に結合させて頂点グリッドに基づく電子文書を作成するための結合モジュールとを備え、前記生成モジュールにおいて、各電子ページファイルは頂点グリッド構造を表現するデータを含み、前記メディアファイルは前記頂点グリッド構造の1つ以上の頂点にマップされて埋め込まれ、前記電子ページファイルは選択された前記相互関係を表現するデータをさらに含むことを特徴とする。
前記相互関係は、前記メディアファイル間の動的または静的な相互関係であってもよい。
前記動的相互関係は、トリガーイベントに基づく相互関係を含み、1つのメディアファイルに関連して発生する1つ以上のアクションがトリガーイベントに基づいて呼び出されてもよい。
前記トリガーイベントは、時間に基づくトリガーイベント、マウスクリックに基づくトリガーイベント、メディアファイルの検出またはメディアファイルの一部の検出に基づくトリガーイベントおよびキーストロークに基づくトリガーイベントからなる群の1つ以上を含んでいてもよい。
前記メディアファイルは、テキストファイル、ピクチャファイル、ビデオファイル、3Dグラフィックファイル、サウンドファイルおよびマルチメディアファイルからなる群のうちの1つ以上を含んでいてもよい。
本発明の第2の観点によれば、電子文書を作成するための方法が提供される。前記方法は、1つ以上の表示ページを備えた電子文書用テンプレートを選択する工程と、1つ以上の異なるメディアファイルを、メディアファイル間の相互関係を選択して2つ以上の表示ページに配置する工程と、各表示ページの電子ページファイルを作成する工程と、各電子ページファイルを電子的に結合させて頂点グリッドに基づく電子文書を作成する工程とを備え、前記各表示ページの電子ページファイルを作成する工程において、各電子ページファイルは頂点グリッド構造を表現するデータを含み、前記メディアファイルは前記頂点グリッド構造の1つ以上の頂点にマップされて埋め込まれ、前記電子ページファイルは選択された前記相互関係を表現するデータをさらに含むことを特徴とする。
本発明の第3の観点によれば、電子文書作成方法の実行をコンピュータに指示するためのコンピュータコード手段を記憶したデータ記憶媒体が提供される。前記方法は、1つ以上の表示ページを備えた電子文書用テンプレートを選択する工程と、1つ以上の異なるメディアファイルを、メディアファイル間の相互関係を選択して2つ以上の表示ページに配置する工程と、各表示ページの電子ページファイルを作成する工程と、各電子ページファイルを電子的に結合させて頂点グリッドに基づく電子文書を作成する工程とを備え、前記各表示ページの電子ページファイルを作成する工程において、各電子ページファイルは頂点グリッド構造を表現するデータを含み、前記メディアファイルは前記頂点グリッド構造の1つ以上の頂点にマップされて埋め込まれ、前記電子ページファイルは選択された前記相互関係を表現するデータをさらに含むことを特徴とする。
本発明の第4の観点によれば、電子文書の表示をコンピュータに指示するためのコンピュータコード手段を記憶したデータ記憶媒体が提供される。前記電子文書は、1つ以上の表示ページと、メディアファイル間の相互関係を選択して2つ以上の表示ページに配置された1つ以上の異なるメディアファイルと、各表示ページの電子ページファイルとを備え、前記電子ページファイルは頂点グリッド構造を表現するデータを含み、前記メディアファイルは前記頂点グリッド構造の1つ以上の頂点にマップされて埋め込まれ、前記電子ページファイルは選択された前記相互関係を表現するデータをさらに含み、前記各電子ページファイルが結合されることによって頂点グリッドに基づく電子文書が作成されることを特徴とする。
本発明を、添付の図面を参照しながら、非限定的な実施例によって説明する。
以下の記載では、一部において、コンピュータメモリ内のデータ操作のアルゴリズムおよび機能的または象徴的表現に関する明示的あるいは暗黙的な説明を行う。これらのアルゴリズムに関する記載および機能的または象徴的表現は、データ処理技術分野における当業者によって用いられる方法であり、最も効率的に彼らの作業の本質を他の当業者に説明するものである。ここでアルゴリズムとは、一般的に、所望の結果を導く一連の自己無撞着的なステップとして考えられる。これらのステップは、例えば記憶、転送、結合、比較および操作が可能な電気信号、磁気信号または光学信号等の物理量の物理的操作を必要とするステップである。
特に記載のない限り、以下の記載から明らかなように、本明細書の全体にわたり、「読み込む」、「埋め込む」、「作成する」、「表現する」、「インポートする」、「エクスポートする」、「動作する」、「生じさせる」、「呼び出す」等の用語を用いた考察は、コンピュータシステムまたは類似の電子デバイスのアクションおよびプロセスに言及するものである。コンピュータシステムまたは類似の電子デバイスとは、コンピュータシステム内の物理量として表現されるデータを操作して、該コンピュータシステムあるいはその他の情報記憶装置、情報伝達装置または表示装置内の物理量として同様に表現されるその他のデータに変換するものである。
本明細書では、前記方法を実行するための装置もまた開示されている。このような装置は、所定の目的のために特別に構成されたものであってもよいし、コンピュータに記憶されたコンピュータプログラムによって選択的に起動または再構成される汎用コンピュータまたはその他のデバイスを備えていてもよい。ここに提示するアルゴリズムおよび表示は元来、特定のコンピュータまたはその他の装置に関するものではない。種々の汎用装置をここに示す教示に基づくプログラムとともに用いることができる。あるいは、所定の方法の工程を実行するために特化された装置を用いることもまた可能である。従来の汎用コンピュータの構成は、以下の記載で説明する。
また、本明細書は、コンピュータプログラムを暗黙的に開示するものである。ここに記載する方法の各工程がコンピュータコードによって実行可能であることは、当業者にとって明らかである。コンピュータプログラムは、特定のプログラム言語およびその実施に限定されるものではない。本開示の教示は、種々のプログラム言語およびそのコーディングを用いて実行することができる。また、コンピュータプログラムは特定の制御フローに限定されるものではない。コンピュータプログラムには様々な変形例があり、本発明の趣旨および範囲を逸脱しない限り、様々な制御フローを用いることができる。
また、コンピュータプログラムの1つ以上の工程を、逐次的ではなく同時に実行してもよい。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能ないずれの媒体に記憶されていてもよい。コンピュータで読み取り可能な媒体の例としては、磁気ディスクや光学ディスク等の記憶装置、メモリーチップ、または汎用コンピュータと接続可能なその他の記憶装置が挙げられる。また、インターネットシステム等に組み込まれたハードワイヤード媒体、またはGSM移動電話システム等に利用される無線媒体等であってもよい。コンピュータプログラムは、このような汎用コンピュータに読み込まれて実行されると、好ましい方法の工程を実行するための装置となる。
図1は、本発明の一実施形態に基づく電子オーサリングツール200(図2)により設けられるグラフィックユーザインタフェース100を示す図である。
グラフィックユーザインタフェース100は、表示ウィンドウ102の上方および下方に配置される上部ツールバー104および下部ツールバー106を有するメインウィンドウ101を備えている。上部ツールバー104および下部ツールバー106は、複数のアイコン114を備えている。各アイコン114は、電子オーサリングツール200(図2)の各種モジュールによって実行される機能にアクセスするためのものである。アイコン114の操作によってコマンドが実行されると、そのアイコン114に対応したモジュールが呼び出され、認識可能な応答が表示ウィンドウ102に表示される。
図2Aおよび図2Bにおいて、電子オーサリングツール200は、ブック形式生成モジュール206、読み込み/書式設定モジュール208、コンテンツ管理モジュール210、アクション/イベント管理モジュール212、メディア埋め込み/ページ結合モジュール218、エクスポートモジュール220、インポートモジュール222、メディアフィルタリングモジュール232およびメディア表現モジュール234を有している。
電子オーサリングツール200は、PEMデータフォーマットの電子文書を提供する。電子オーサリングツール200は、先の段落に記載した適切なモジュールを用いることにより、オブジェクト(テキスト要素、ピクチャファイルおよびビデオファイル)間の相互関係を作成し、インタラクティブな電子文書を作成する。電子オーサリングツール200によってインポートされ、PEMデータフォーマットに変換される既存のデータファイルフォーマットは、その既存データファイルフォーマットの本来の特性以上の機能性を追加して組み込むことが可能である。追加される機能性は、その他のPEMデータオブジェクト、フィルタおよびサブコンテンツ層との相互関係を含み、ユーザによって電子文書内のオブジェクトに機能性が組み込まれる。電子オーサリングツール200によれば、電子文書のコンテンツに素早くアクセスするための高速マルチページツール等によって、情報提示をより効率的に簡単に行うことができる。これにより、コンピュータ処理のためのリソース量を少なくすることができる。
電子オーサリングツール200の1つ以上のモジュールを呼び出して、電子文書226の一部を作成する。例えば、テキストファイルおよびマルチメディアファイル、サウンドクリップおよびビデオクリップならびにピクチャ等の外部メディアファイル228を、作成中の各表示ページ110(図1)へ読み込んで埋め込むためには、読み込み/書式設定モジュール208が呼び出され、続いてメディア埋め込み/ページ結合モジュール218が呼び出される。ここで、読み込みおよび埋め込みが可能な外部メディア228の典型的な例としては、データ形式が”jpg”、”bmp”、”png”および”gif”である電子ピクチャファイル、データ形式が”doc”、”pdf”、”xml”、”html”、”txt”および”rtf”であるテキストファイル、データ形式が”avi”および”mpg”であるビデオファイル、データ形式が”wav”、”mp3”および”midi”であるサウンドファイル、さらにデータ形式が”3ds”および”x”である3Dアニメーションファイル等が挙げられる。
埋め込みは、マルチレイヤー方式で行われる。メディア表現モジュール234による制御を利用して、各層の透過度、オーバーレイ、レンダリング効果およびシェーディング効果を調整することができる。例えば第1のピクチャである第1の媒体に適用されるレンダリングのレベルを第1の層で制御し、例えば第2のピクチャである第2の媒体に適用されるレンダリングのレベルを第2の層で制御することにより、この2つの媒体は互いに「融合」したものとして認識される。
電子オーサリングツール200は、図23の概略図に示すコンピュータシステム2300に組み込むことができる。電子オーサリングツール200は、ソフトウェアとして組み込まれてもよく、例えばコンピュータシステム2300内で動作し、コンピュータシステム2300に実施形態の方法を実行するように指示するコンピュータプログラムであってもよい。
コンピュータシステム2300は、コンピュータモジュール2302、キーボード2304やマウス2306である入力モジュールと、表示装置2308やプリンタ2310である複数の出力装置とを備えている。
コンピュータモジュール2302は、適当な送受信装置2314を介してコンピュータネットワーク2312に接続され、例えばインターネットや、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)等のその他のネットワークシステムにアクセスできるようになっている。
実施例のコンピュータモジュール2302は、プロセッサ2318、ランダムアクセスメモリ(RAM)2320およびリードオンリーメモリ(ROM)2322を有している。また、コンピュータモジュール2302は、複数の入力/出力(I/O)インタフェースを有しており、これらは例えば表示装置2308へのI/Oインタフェース2324や、キーボード2304へのI/Oインタフェース2326等である。
コンピュータモジュール2302の構成要素は、一般的に、当該技術者において公知の方法により、相互連結バス2328を介して通信するようになっている。
アプリケーションプログラムは、一般的に、コンピュータシステム2300のユーザに提供される。これはCD−ROMやフラッシュメモリ等のデータ記憶媒体にエンコードされ、データ記憶装置2330の対応するデータ記憶媒体ドライブを用いて読み出される。アプリケーションプログラムは、プロセッサ2318で実行される際に読み出されて制御される。プログラムデータの一時記憶は、RAM2320を用いて行うことができる。
電子オーサリングツールのモジュールの使用方法を示す図1において、ブック形式生成モジュール206(図2)によって読み込まれたブックテンプレート108が表示ウィンドウ102に表示されている。ブックテンプレート108は、1つ以上の表示ページ110を備えている。ピクチャ112a、112bおよび112cは、読み込み/書式設定モジュール208(図2)によって、左側の表示ページ110に表示されている。ピクチャ112bおよび112cは、ピクチャ112aが存在する層よりも上の層に存在している。右側の表示ページ110には、走る人の動きをリアルタイムに段階的に示すマルチメディアファイル120(図2の読み込み/書式設定モジュール208によって呼び出される)が表示されている。この動きの各段階には、メディア表現モジュール234(図2A)によってそれぞれ異なるレベルの透過度が適用される。
ブックテンプレート108の全ての表示ページ110の全体的なレイアウトが決定すると、メディア埋め込み/ページ結合モジュール218(図2)が呼び出され、全てのメディアが各表示ページ110に埋め込まれた後、全ての表示ページ110が結合される。ここで、最後にエクスポートモジュール220(図2)を呼び出して電子文書226を完成させる。エクスポートモジュール220は、ブックテンプレート108の作成者がそのように設定した場合には、テキスト122を第三者によって編集可能にすることができる。例えば、完成した電子文書を読んでテキスト122にコメントを残すことができる。
上記のように、電子オーサリングツールは、テンプレート108を備えた電子文書を作成するためのメカニズムを提供する。テンプレートは、いくつかの表示ページ110を有し、ピクチャ112a、112bおよび11cや、マルチメディアファイル120等のメディア項目を各表示ページ110に配置することができる。
図2Aに、電子オーサリングツール200のメインプロセッシングプラットフォームおよび各プラットフォーム構成要素間のデータフローを示す。
電子オーサリングツール200のメインプラットフォームの構成要素は、コンテンツ編集クラスタ202および作成/結合クラスタ204を備えている。
コンテンツ編集クラスタ202は、ブック形式生成モジュール206、読み込み/書式設定モジュール208、コンテンツ管理モジュール210およびアクション/イベント管理モジュール212をさらに備えている。
作成/結合クラスタ204は、メディア埋め込み/ページ結合モジュール218をさらに備えている。
電子オーサリングツール200は、その他の構成要素として、エクスポートモジュール220、インポートモジュール222、メディアフィルタリングモジュール232(図2B)およびメディア表現モジュール234(図2B)をさらに有している。
ブック形式生成モジュール206、読み込み/書式設定モジュール208、コンテンツ管理モジュール210、アクション/イベント管理モジュール212、メディア埋め込み/ページ結合モジュール218、エクスポートモジュール220およびインポートモジュール222は、電子文書226を作成するためのものである。
メディアフィルタリングモジュール232(図2B)およびメディア表現モジュール234(図2B)は、電子文書226を表示するためのものである。
ブック形式生成モジュール206により、2つのオーサリングツールおよび文書レイアウトツールがユーザ224に提供される。
第1のオーサリングツールである文書テンプレート作成部により、ユーザ224は電子文書226の新規テンプレートを作成することができる。
ブック形式生成モジュール206の第2のオーサリングツールである文書テンプレート選択部により、ユーザ224はあらかじめ規定された電子テンプレートを選択することで、電子文書226の作成に専念することができる。文書テンプレート作成ツールによって作成された新規テンプレートは、文書テンプレート選択ツールにおいても利用可能である。
文書テンプレート選択ツールは、ユーザ224が主にレポート作成に関心がある時に特に有用である。これは、ユーザ224が電子文書226を作成している時に使用するレイアウトが、ブック形式生成モジュール206によって、最終的に作成された電子文書226にそのまま維持されるからである。したがって、ユーザ224は、完成した電子文書においてコンテンツの位置合わせが変わるかどうかを気にせずに、レポート作成に専念することができる。必要に応じて、文書テンプレート選択ツールは、ユーザ224が電子文書226の各ページのコンテンツの位置合わせや書式設定を行うのを支援するための逐次的ガイドを行ってもよい。
例えば、「詩」テンプレートは、ユーザ224が詩集を作成するための手引きをするものであり、「レシピ」テンプレートは、ユーザ224が簡単に料理マニュアルを作成するための手引きをするものである。
ブック形式生成モジュール206の文書レイアウトツールにより、ユーザ224はあらかじめ規定されたテンプレートを適宜変更することができる。
電子文書226のテンプレートが最終的に選択された時も、ユーザ224は、例えば電子文書226の各ページが次のページに続くように、ブック形式生成モジュール206を用いてさらに変更を行うことができる。
電子オーサリングツール200の読み込み/書式設定モジュール208は、異なるファイル形式の外部メディア228が電子オーサリングツール200に読み込まれた時に、これらの外部メディア228を電子オーサリングツール200に適合するファイル形式に変換する。階層、ダイナミックリンクおよびその他の組み込みメディア特性が追加され、特定の元のメディア特性が修正される。
階層は、オブジェクト、オブジェクト群、または同一オブジェクトの異なる部分が異なる階層を有するようにオブジェクトの一部に設けられる優先順位である。電子文書中の異なるオブジェクトに階層を適切に設けることによって、より効率的にリアルタイムでメディアプロセッシングを行うことができる。電子文書中の異なるオブジェクトに異なる階層を割り当てることにより、その異なるオブジェクト間に動的相互関係を生じさせることができる。例えば、第1のイメージに高次の階層を割り当て、第2のイメージに低次の階層を割り当てた場合は、第1のイメージの動きに対応して第2のイメージを動かすことができる。しかしながら、第2のイメージの動きに応じて第1のイメージを動かすことはできない。
ダイナミックリンクは、電子文書中のオブジェクトに埋め込まれる信号として機能し、いったん作動すると、あらかじめプログラムされた個々のイベントを生じさせる。ダイナミックリンクは、アクション/イベント管理モジュール212によって用いられる。図12〜図15を参照してその詳細を説明する。
組み込みメディア特性とは、電子文書にインポートされたオブジェクトの元のデータ構造に追加される特性である。例えば、アニメーション化された2Dメディアファイルは、新しいデータ構造の一部として「速度」特性を有していてもよい。こうすることにより、アニメーションメディアファイルが電子文書に埋め込まれると、そのアニメーション速度は、新しく組み込まれた「速度」特性によって制御される。
読み込み/書式設定モジュール208による元のメディア特性の修正について、別の例を挙げて説明する。データ形式が”bmp”である電子ピクチャファイルは、電子オーサリングツール200に読み込まれ、読み込み/書式設定モジュール208をパスした後は、データ形式”bmp”としては保持されずに、表面変調特性を有するテクスチャ形式として保持される。
このように、電子オーサリングツール200の読み込み/書式設定モジュール208は、データ形式が”jpg”、”bmp”、”png”および”gif”である電子ピクチャファイル、データ形式が”doc”、”pdf”、”xml”、”html”、”txt”および”rtf”であるテキストファイル、データ形式が”avi”および”mpg”であるビデオファイル、データ形式が”wav”、”mp3”および”midi”であるサウンドファイルならびにデータ形式が”3ds”および”x”である3Dアニメーションファイルを含む外部メディアを読み込み、これらの形式を電子オーサリングツール200に適合する形式に変換するためのメカニズムを提供する。
前述したように、外部テキストファイルおよび外部マルチメディアファイル228の埋め込みは、マルチレイヤー方式で行われる。ここでは、制御を利用して、各層の透過度、オーバーレイ、レンダリング効果およびシェーディング効果を調整することができる。読み込み/書式設定モジュール208は、各層を階層的に配置することによって、このマルチレイヤー機能を有効にする。さらに、読み込み/書式設定モジュール208は、各層に適用されるレンダリングおよび透過度に関するインデックスを提供する。
電子オーサリングツール200のコンテンツ管理モジュール210は、ユーザ224に対し、グラフィックユーザインタフェース230を提供する。グラフィックユーザインタフェース230により、ユーザ224は電子文書226に配置すべき外部メディア228を管理および配置することができる。
また、コンテンツ管理モジュール210により、ユーザ224は、テキストボックス、ドローイングパッドおよび3Dモデル等のその他のオブジェクトを追加し、これらのオブジェクトを所望の表示ページに配置することができる。
コンテンツ管理モジュール210によるその他の機能としては、ワードエラーチェック、変更の追跡、異なるテキストフォントサイズの選択、ブックマーク、テキスト位置合わせおよびピクチャズーミング等のテキスト編集ツールが挙げられる。これらのその他の機能は、ユーザ224が新規電子文書テンプレートを作成する時、または既存のテンプレートから電子文書を作成する時に利用することができる。
一般的に、ユーザ224が選択した電子文書テンプレートの各ページ上に外部メディア228を読み込んで配置する段階においては、ブック形式生成モジュール206、読み込み/書式設定モジュール208およびコンテンツ管理モジュール210が同時に呼び出される。
電子文書226に配置すべき外部メディア228を管理および配置した後は、ユーザ224は、電子文書226の全てのオブジェクト間の相互関係を作成することができる。この相互関係とは、例えば、電子文書226中の特定の単語が選択された時にビデオクリップを表示するというものである。このような相互関係は、アクション/イベント管理モジュール212によってもたらされ、完成した電子文書226において選択されたオブジェクトがインタラクティブになる。図12〜図15を参照して、アクション/イベント管理モジュール212をさらに詳細に説明する。
この段階において、電子文書226の各表示ページに配置された全ての読み込みメディア228は、表示ページから分離した状態のままであり、別のデータファイルとして存在している。電子オーサリングツール200のメディア埋め込み/ページ結合モジュール218を用いて、全ての表示ページコンテンツを電子文書226の各表示ページに埋め込んで結合させる。各表示ページコンテンツに対応する特性は、表示ページのそれぞれに固定される。
電子オーサリングツール200のエクスポートモジュール220により、ユーザは、電子オーサリングツール200をインストールした別のコンピュータで開いて編集できるデータファイル形式”pmb”で電子文書226を出力することができる。作成された各電子文書226は、いくつかの電子文書226に分離してもよいし、逆にいくつかの電子文書226を1つの電子文書226に結合してもよい。インポートモジュール222は、電子文書226を開くために用いられる。
図2Bは、電子オーサリングツール200(図2A)のメディアフィルタリングモジュール232およびメディア表現モジュール234の概略図である。
電子オーサリングツール200(図2A)のメディアフィルタリングツール232は、電子文書中の全てのコンテンツを走査し、電子文書中に存在する全てのコンテンツのうち、関連性のあるアクションおよびイベントを有するものがあるかどうかを確認する。メディアフィルタリングツール232が一致するものを発見しなかった時は、何のアクションも行わずに、電子文書の全てのコンテンツを単にパスさせる。アクションおよびイベントの概念は、図12〜図15および適当な実施例を参照して後述する。
電子オーサリングツール200(図2A)のメディア表現モジュール234は、レンダリング要素モジュール、視認性向上モジュールおよびページめくりモジュールの3つのモジュール(図示せず)をさらに有している。
レンダリング要素モジュールにより、ユーザは作成する電子文書に配置される全てのマルチメディアオブジェクトのレンダリングレベルの値を調節することができる。この点において、レンダリング要素モジュールは、例えば読み込まれたピクチャまたは電子外部マルチメディアのレンダリングを制御するカラーチャンネル(例えばアルファチャンネル)等のツールや、頂点/ピクセルシェーダ等の3次元グラフィックのレンダリングを制御するツールを提供する。これらのツールにより、ユーザは透過性を制御し、読み込まれた外部マルチメディアファイルにシェーディング効果をかぶせることができる。また、レンダリング要素モジュールは、外部マルチメディアファイルをリアルタイムで融合することができる。
メディア表現モジュール234の視認性向上モジュールにより、ユーザは電子文書中のテキストを拡大することができる。
メディア表現モジュール234のページめくりモジュールは、電子文書の各ページに適用され、実際の書籍のページめくりをシミュレートする。ページめくりモジュールによれば、低速単一ページめくりとマルチページめくりの2つのページめくり方式が利用可能である。
低速単一ページめくり方式は、電子文書を初めて読む時、つまり読者にとって各ページの詳細が重要であるかもしれない場合に利用される。
高速マルチページめくり方式は、特定の情報または特定のページを探し当てる時に用いられる。
図3は、電子文書情報を記憶するためにブック形式生成モジュール206(図2A)により設けられるブックデータ構造300の階層およびブック特性310の階層を示す図である。
ブックデータ構造300は、ブックページ302、ブック背表紙304、索引306およびトポロジー308等の電子文書情報を備えている。
ブック特性310は、寸法312、形状314、タイトル316、著者318、作成日320、ブック情報322、ページ数324および動き326等の電子文書情報を備えている。
各ブックページ302は、メディアオブジェクト328および埋め込みアプリケーション330をさらに備えている。メディアオブジェクト328は、2次元形状、3次元形状、テキスト、イメージ、テクスチャ、ビデオ、サウンド、音声、音楽、3次元背景、アニメーション、特殊効果、境界線、広告および制御を含んでいてもよい。埋め込みアプリケーション330は、例えばインターネットウェブブラウザや、2次元/3次元ビューワ等であり、それぞれインターネットをナビゲートしたり、2次元/3次元ファイルを開くために用いられる。メディアオブジェクト328および埋め込みアプリケーション330は、インタラクティブな電子文書を形成するために結合される層に存在している。
各ブックページ302は、例えばページID334、セッション336、ページ数338、寸法340、形状342、マージン344、テクスチャ/マテリアル346、層348および不透明度350等の電子文書情報を備えた特性332を有している。
図3および図4に示すように、電子文書情報に索引を付けることにより、電子文書情報の検索をより効率的かつ迅速に行うことができる。
図4Aおよび図4Bは、それぞれブック形式生成モジュール206(図2A)の使用例を示す図である。ブック形式生成モジュール206(図2A)は、ユーザが電子文書400にスクロールテンプレートを適用し、電子文書404にスライドカードテンプレートを適用し、電子文書408に「従来の」ブックテンプレートを適用するか、または電子文書412に直立型カレンダーテンプレートを適用する時に呼び出される。ブック形式モジュール206(図2A)は、電子文書400、404、408および412の各ページ402、406、410および414が次のページに進む速度を適宜変更することができる。ブック形式モジュール206(図2A)によって実行可能なその他の変更としては、図4A、4Cおよび4Dに示すように、各ページ402、410および414をめくる時のそれぞれの角度を調節することである。このような変更は、「リアルタイム」で行うことができる。既存の電子オーサリングツールでは、「リアルタイム」に変更を行うことは不可能である。
図4A〜図4Dに3次元電子文書400、404、408および412を示したが、電子オーサリングツール200(図2A)は、図4Eに示すような2次元電子文書416を作成することもできる。
図5A〜図5Cは、ブック形式生成モジュール206(図2A)の文書レイアウトツールが頂点ケージを利用して新規電子文書テンプレートを作成する様子または既存の電子文書テンプレートを修正する様子を示す図である。
図5Aは、電子文書テンプレート500の全フレーム506にわたって形成された頂点ケージ502を示す図である。頂点ケージ502は、全フレーム506の制御ポイント504を規定するものである。これにより、ユーザは、制御ポイント504で作業を行ってフレーム506の元の形状を変形させることができる。また、ブック形式生成モジュール206(図2)により、エッジ508および510を折り曲げて変更するシーケンスを実行することができる。
図5Bは、頂点ケージ514を用いて変形させた電子文書516の形状を示す図である。電子文書516のエッジ512上の制御ポイントで作業を行うことにより、異なる形状のエッジ512’を有する電子文書516’が得られる。
図5Cは、電子文書520の各部に任意のメッシュ構造を有する頂点ケージ518が作成される様子を示す図である。電子文書520のメッシュ構造は、ベース部524、支持部528およびページ表示セグメント530を備えている。電子文書520の各ページ526は、ページ表示セグメント530の中心に沿って設けられた中心軸522を有している。中心軸522の両端部は、ページ表示セグメント530に連結され、各ページ526が中心軸522の周囲を回転するようになっている。
図5A〜図5Cの頂点ケージ502、514および518は3次元的に作成したが、頂点ケージ502、514および518は2次元的にシミュレートしてもよい(図示せず)。
図6は、読み込み/書式設定モジュール208(図2A)が呼び出された時に用いられるアルゴリズム600のフローチャートを示す図である。ここでは、読み込まれた外部メディアを、電子オーサリングツール200(図2)に用いられるデータ形式に変更することを目的とする。
読み込み/書式設定モジュール208(図2A)は、ユーザがステップ602で外部メディアを読み込む時に呼び出される。ステップ604では、読み込まれた外部メディアが公知のファイル形式であるか、または未知のファイル形式であるかが確認される。公知のファイル形式は、基本要素形式または複合ファイル形式のファイルを含む。
基本要素形式の外部メディアは、”jpg”、”bmp”または”x”等の単一フォーマットのデータのみを有するファイルである。複合ファイル形式の外部メディアは、1つ以上の基本要素を組み込んだファイルである。
ステップ606で基本要素ファイル形式が検出されると、アルゴリズム600はステップ608へ進む。ステップ608では、基本要素ファイル形式はPEMデータオブジェクトに直接変換される。これは電子オーサリングツール200(図2A)で用いられるデータフォーマットである。ユーザは、ステップ620において、各PEMデータオブジェクトのコンテンツを修正するか、または1つ以上のPEMデータオブジェクトを電子文書に配置することができる。
また、ステップ606で複合ファイル形式が検出された場合は、アルゴリズム600はステップ610へ進む。ステップ610では、複合ファイル形式は例えば利用可能なアプリケーションプログラミングインタフェース(API)等の適当なインポータに送られる。このインポータは、ステップ612において複合ファイル形式が有効なデータフォーマットかどうかを確認する。複合ファイル形式が無効なデータフォーマットである場合には、ステップ614においてそのことがユーザに通知される。一方、複合ファイル形式が有効なデータフォーマットである場合には、ステップ616において、その複合ファイル形式が基本要素に分解される。
ステップ616の第1の出力は、基本要素ファイル形式である。各基本要素ファイル形式は、ステップ608において、対応するPEMデータオブジェクトに変換される。
ステップ616の第2の出力は、ステップ618に示すように、元の複合ファイル形式中のコンテンツの元の空間配置に関する情報である。コンテンツ情報の元の空間配置をアルゴリズム600で用いることにより、PEMデータオブジェクトを元の複合ファイル形式と同様の空間配置とすることができる。ステップ620では、ユーザの希望に応じて、元の空間配置を維持してもよいし、修正してもよい。
ステップ606で未知のファイル形式が検出された場合には、アルゴリズム600はステップ614に進み、ユーザに未知のファイル形式が検出されたことが通知される。
ステップ620が実行された後は、アルゴリズム600はステップ622で終了する。
図7に、各PEMデータオブジェクトに変換される基本要素ファイル形式を示す概略図700を示す。
グラフィックデータ702、テキストデータ706、ビデオ/オーディオデータ710および3次元モデル/アニメーションファイル714等の基本要素ファイル形式は、ステップ608(図6)において、読み込み/書式設定モジュール208(図2A)によってそれぞれイメージオブジェクト704、テキストオブジェクト808、ビデオ/オーディオオブジェクト712および3次元モデルオブジェクト716等のPEMデータオブジェクトに変換される。
元の基本要素ファイル形式と比較して、PEMデータオブジェクトには、アクションおよびイベントとともに3次元空間特性(例えばライティング効果やシェーディング効果)、階層、ダイナミックリンク等の特性を組み込むことができる。
例えば、”bmp”のグラフィックデータ702がイメージオブジェクト704に変換された後は、このイメージオブジェクト704はバンプマッピング、シャドーイングおよび3次元アニメーションを支援する機能を有するようになる。
図8に、基本要素ファイル形式に分解される複合ファイル形式802の概略図800を示す。
分解は、ステップ608(図6)において、読み込み/書式設定モジュール208(図2A)によって行われ、グラフィックデータ806、テキストデータ808、ビデオ/オーディオデータ810および書式設定データ812等の基本要素ファイル形式が作成される。
具体的には、インポータ804が分解を行う。インポータ804は、例えばそれぞれデータ形式が”pdt”、”ppt”、”doc”および”html”であるファイルを開くのに用いられるPDFインポータ804a、PPTインポータ804b、ワードインポータ804cおよびHTMLインポータ804d等の利用可能なAPIを備えている。
インポータ804がどのように機能するのかを説明するために、マイクロソフトのパワーポイント文書(データファイル形式”ppt”)等の複合ファイル形式の分解について説明する。マイクロソフトのパワーポイント文書は、イメージおよびテキスト等のコンテンツを有するスライドにより構成されている。イメージおよびテキストは、それぞれPPTインポータ804bによって、基本要素ファイル形式であるグラフィックデータ806およびテキストデータ808に分解される。イメージおよびテキストの空間配置は、書式設定データ812として記憶される。その後、グラフィックデータ806およびテキストデータ808はPEMデータオブジェクトに変換される。
図9は、読み込み/書式設定モジュール208(図2A)の一使用例について説明する図である。読み込み/書式設定モジュール208(図2A)によってピクチャが電子文書900に読み込まれた後、このピクチャは、電子文書900の表面形状に適合したテクスチャフォーマットに変換される。このようにして、形状を修正したピクチャ902’が得られる。修正部分904は、平坦な形状、つまり平面902を有するように規定してもよい。
図10は、コンテンツ管理モジュール210(図2A)によって電子文書の表示ページ1006にマルチメディアオブジェクトが配置された状態を示す図である。
図10において、コンテンツ管理モジュール210(図2A)により設けられるグラフィックユーザインタフェース1000は、少なくとも2つの表示ページ1006を含む電子文書1010を表示するために用いられる。コンテンツ管理モジュール210(図2A)は、オブジェクト指向の選択方法を用いて、これら2つの表示ページ1006上でオブジェクト1002、1004および1008を管理する。
オブジェクト1002、1004および1008は、それぞれ3次元モデル、ピクチャおよびテキストボックスである。オブジェクト1002、1004および1008は、それぞれ3次元空間において対応する深度(z)の層に存在している。
これらの層は階層的に配置され、ユーザがオブジェクト1002、1004および1008を選択して配置する際には、最も高次の層にあるオブジェクトが最初に選択される。ユーザは各層の順序を変更することができる。
図11は、コンテンツ管理モジュール210(図2A)により設けられるサブコンテンツ層1102を示す図である。サブコンテンツ層1102は、既存のブックオブジェクト(例えばテキストボックス、ピクチャおよびイメージ)に対してさらなるプログラミングを可能にするものである。図11に示すように、ユーザは、電子文書の表示ページ1100上の単語1104(「アルバム」)に、テキスト音声変換や、サブコンテンツ層1102上に存在するオーディオクリップの記録といった、一連の対応する機能をリンクさせておく。そして、単語1104が選択されると、サブコンテンツ層1102が出現する。このように、サブコンテンツ層1102は、ユーザに対し、電子文書のページ上の被選択オブジェクトに機能を関連付けるためのツールを提供する。
図12は、電子文書中のオブジェクト1202に関連付けられたアクション1204およびイベント1206を示す図である。アクション/イベント管理モジュール212(図2A)により、ダイナミックリンクを用いて、作成する電子文書中の全オブジェクト1202にアクション1204およびイベント1206を関連付けるための機能を提供するメカニズムを得ることができる。オブジェクト1202としては、ピクチャ、テキスト、ビデオ等のマルチメディアファイル、3Dモデルおよびダミーオブジェクトが挙げられる。アクション1204は、例えばビデオクリップの再生および停止といった、オブジェクト1202によって与えられる所定の一組の「アクション」であり、イベント1206によってその他のオブジェクト1202から呼び出される。例えばマウスポインタを用いたオブジェクト1202の選択や、ビデオ再生の終了といったイベント1206は、関連するアクション1204を別のオブジェクト1202に呼び出す一組のトリガーである。図12にアクション1204およびイベント1206の例を示すが、その他のアクション1204およびイベント1206を作成して所望のオブジェクト1204に関連付けてもよい。
図13は、アクション/イベント管理モジュール212(図2A)の使用例を説明する図である。オブジェクト1302すなわち「野生動物保護地区」という語句は、OnWordDetected()効果トリガー1206(図12)でイベントを生じさせるものとして定義することができる。ここで発生するイベントは、ピクチャ1304の表示である。マウスポインタでピクチャ1304が選択されると、OnMouseClick()効果トリガー1206(図12)は、ビデオ1308の再生を開始し、別のピクチャ1306を表示する。ビデオ1308が所定の時間で再生された後、OnTimer()効果トリガー1206(図12)が呼び出され、次の表示ページ1310が読み込まれる。このように、オブジェクト1302、1304、1306、1308および1310は、相互に作用し、インタラクティブかつダイナミックな電子文書を作成することができる。
図14は、メディアフィルタリングモジュール232(図2B)がアクション/イベント管理モジュール212(図2A)と連携して機能する様子を示す図である。メディアフィルタリングモジュール232(図2B)は、電子文書中の全てのコンテンツを走査し、これらのコンテンツのうち、関連性のあるアクションおよびイベントを有するものがあるかどうかを確認する。一致するものが発見されれば、関連するアクションおよびイベントが実行される。図14において、メディアフィルタリングモジュール232(図2B)は、テキスト文字列1406の全コンテンツをパスし、「雨」という単語であるオブジェクト1404が、関連するアクションおよびイベントを有していることを確認する。図14において、アクションおよびイベントは、白鳥のピクチャ1408の上に、雨を表現するマルチメディアファイル1402を読み込むことである。
図15は、アクション/イベント管理モジュール212(図2A)に用いられるアルゴリズム1500のフローチャートを示す図である。
アルゴリズム1500が1502で開始すると、アルゴリズム1500は、ユーザインタラクションイベント1506または非同期オブジェクトイベント1504の2つのイベントのいずれかが発生したかどうかを確認する。
ユーザインタラクションイベント1506は、ユーザからの入力であり、例えば電子文書中のオブジェクトの選択や、テキストのタイプ入力等である。
非同期オブジェクトイベント1504は、ユーザが関与しなくても自動的に実行されるあらかじめプログラムされたイベント、つまり「自己発生」イベントを有するオブジェクトの存在である。ビデオ1308(図13)は、非同期オブジェクトの一例である。ビデオ1308が所定の時間で再生された後、次の表示ページ710(図7)の読み込みが自動的に行われる。
ユーザインタラクションイベント1506が発生していれば、アルゴリズム1500はステップ1508において、電子文書中の全てのその他のオブジェクトにおけるイベントトリガーの有無を確認する。つまり、その他のオブジェクトのうち、この特定のユーザインタラクションに基づいて発生する関連イベントを有するものがあるかどうかを確認する。関連イベントがなければ、アルゴリズム1500はステップ1510からアルゴリズム1500の開始時点1502に戻り、イベント1504および1506の有無の確認を繰り返す。
一方、関連イベントがある場合には、アルゴリズム1500はステップ1510からステップ1512に進み、その関連イベントの対象オブジェクトを決定する。
対象オブジェクトがない場合は、ステップ1514でユーザにそのことが通知される。一方、対象オブジェクトがある場合は、ステップ1516において、その対象オブジェクトに関連する対応アクションを作動させる。対象オブジェクトは、電子文書中に存在するその他のオブジェクトであってもよいし、関連イベントを有するそのオブジェクト自身であってもよい。
ユーザインタラクションイベント1506の発生時において、前述のように、ユーザインタラクションイベント1506に関連するイベントは「自己発生」であるため、ステップ1506、1508および1510は不要である。アルゴリズムは、ステップ1512に進み、そのままステップ1514およびステップ1516で説明した同様のシーケンスに進めばよい。
ステップ1516の実行後、ユーザがアクション/イベントモジュール600(図6)を呼び出していれば、アルゴリズム1500は開始時点1502に戻る。そうでない場合は、アルゴリズム1500はステップ1518で終了する。
図16は、メディア表現モジュール234(図2B)の視認性向上モジュールによって拡大されたテキストを示す図である。視認性向上モジュールは、パラレルズーム1602、魚眼ズーム1604およびモジュラーズーム(図示せず)の3つの方法によってテキストの拡大を行う。
パラレルズーム1602は、マウスで選択された1つ以上の行1604の全てのテキストを拡大し、その拡大したテキストを新たな層に再表示する。
魚眼ズーム1606は、被選択テキストの中央部分1608の拡大率が最も高く、その他の部分の拡大率は中央部分から遠ざかるにつれて減少するようにテキストを拡大する。魚眼ズーム904が適用される被選択テキストの左右にある通常サイズのテキストと比較して、急激な変化が生じるわけではないため、拡大テキストの視認性が向上する。
モジュラーズームでは、選択されたパラグラフまたはユーザによってあらかじめ選択された領域のテキストが拡大される。
図17A〜図17Cは、メディア表現モジュール234(図2)の視認性向上モジュールを用いた魚眼ズームを示す図である。
図17Aに、電子文書1700の2つの表示ページ1702および1704を示す。頂点ケージ1706は、表示ページ1702および1704の両方に作成される。テキスト1708は、メディア埋め込み/ページ結合モジュール218(図2)によってページ1702および1704に埋め込まれている。
魚眼ズームを用いる時は、図17Bに示すように、マウスポインタ(図示せず)によって選択された点1710がズーム中心となる。点1710からの魚眼ズームの半径は調節可能である。頂点ケージ1706の点1710の周囲部分1712は、点1710からその部分1712の各端部までの距離に応じて変形する。変形率は、点1710から端部までの距離に反比例する。
魚眼ズームのもうひとつの方法は、点1710ではなく、頂点ケージ1706の行1714または列1716を魚眼ズームの中心とする方法である。
図17Dおよび図17Eは、魚眼ズームとパラレルズームとを組み合わせてテキスト拡大を行う方法を示す図である。行1717および1718は、魚眼ズームおよびパラレルズームを適用する箇所として確定される。テキストの各行に適用する拡大率は、行1717および1718から遠ざかるにつれて小さくなる。同一行の全てのテキストには同じ拡大率が適用される。
別のテキスト拡大方法(図示せず)は、電子文書の各ページを、メディア表現モジュール234(図2B)の視認性向上モジュールによって実行される「バーチャルカメラ」に近づけることである。ビューマトリクスとプロジェクションマトリクスとを用いて、電子文書近傍の「バーチャル」面上の点を決定する。この「バーチャル」面上の点は、ユーザがページ上のテキストを見る時の視認位置となる。このようにすると、視認位置とテキストとの間に距離が生じ、視認方向が生じる。テキストを拡大するには、ビューマトリクスとプロジェクションマトリクスの値を調節する。
図18Aは、作動中のメディア表現モジュール234(図2B)の高速マルチページめくり方式を示す図である。高速マルチページめくり方式は、特定の情報または特定のページを検索する時に用いられる。この高速マルチページめくり方式には、読み込み/書式設定モジュール208(図2A)と連携して機能する人工知能データフィルタが組み込まれており、これによって即時のページ認識に必要なページ上のキー情報が特定されると同時に不要な情報が切り捨てられる。この情報認識により、相当数のページを有する電子文書にアクセスするために必要な計算資源を少なくすることができる。
図18Bは、読み込み/書式設定モジュール208(図2A)の人工知能データフィルタに適用されるアルゴリズム1806のフローチャートを示す図である。
アルゴリズム1806は、電子文書の各ページが読み込まれる時に1808で開始する。
ステップ1810では、現在のページの情報が読み込まれる。ページは元の解像度1802(図18A)で走査され、例えば表題や目立った写真等の重要部分や、重要でない部分が確認される。
ステップ1812において、アルゴリズム1806は、電子文書を作成したユーザの手入力によって重要であるとマークされたオブジェクトがページ上にあるかどうかを確認する。そのような手入力によるマークがある場合には、アルゴリズム1806はステップ1828に進み、現在のページにページ重要度を付し、そのページ重要度に応じたページプレビューを作成する。このような手入力によるマークがない場合は、アルゴリズム1806はステップ1816に進む。
ステップ1816において、アルゴリズム1806は、色のコントラストおよび彩度が高い領域を保存する一方、色のコントラストが均一で彩度が低い領域を除去する。その後、各領域にインデックスを割り当てる。
ステップ1818では、割り当てられたインデックスをデフォルトインデックスと比較する。割り当てられたインデックスがデフォルトインデックスを上回る場合は、ステップ1820において高解像度1802(図18A)のプレビュー画面または低解像度1804(図18A)のプレビュー画面が表示されて記憶される。あるいは、低解像度(テストインデックスの値に基づく)のプレビュー画面が表示されて記憶される。一方で、割り当てられたインデックスがデフォルトインデックスを下回る場合には、模擬画面を用いてプレビュー画面が表示される。
ステップ1822において、アルゴリズムは、電子文書中の全ページについてプレビュー画面が作成されたかどうかを確認する。プレビュー画面がまだ作成されていないページがある時は、アルゴリズム1806は開始時点1808に戻る。そうでない場合は、アルゴリズム1806はステップ1824で終了する。
図19A〜図19Dは、メディア表現モジュール234(図2)のページめくりモジュールを用いて、頂点への重み付けによる電子文書の各表示ページ1902のめくり方を修正する方法を説明する図である。
表示ページ1902には頂点ケージ1904が作成されている。頂点(n1、w1)、(n2、w2)・・・(n16、w16)は、右側の表示ページ1902の頂点ケージ1904上に定められている(丸で囲まれた箇所)。
各頂点は、対応する「重み」を有している。各頂点に対応する「重み」は、右側の表示ページ1902のめくり方を規定するものである。
各頂点に「重み」を割り当てるひとつの方法は、関数
wx=f(hx)
(式中、wは割り当てられた「重み」であり、hはマウスポインタによって右側の表示ページ1902上にトレースされた軌跡(1906および1908)から頂点までの垂直距離(1910、1912、1914)である)を用いる方法である。下付き文字の「x」は、対象となる頂点(n1、w1)、(n2、w2)・・・(n16、w16)である。関数wx=f(hx)によって割り当てられた重みは、トレースされた軌跡1906および1908の長さからも影響を受ける。関数fは、ユーザの要求に応じて適宜変更可能である。
wx=f(hx)
(式中、wは割り当てられた「重み」であり、hはマウスポインタによって右側の表示ページ1902上にトレースされた軌跡(1906および1908)から頂点までの垂直距離(1910、1912、1914)である)を用いる方法である。下付き文字の「x」は、対象となる頂点(n1、w1)、(n2、w2)・・・(n16、w16)である。関数wx=f(hx)によって割り当てられた重みは、トレースされた軌跡1906および1908の長さからも影響を受ける。関数fは、ユーザの要求に応じて適宜変更可能である。
図19Bは、右側の表示ページ1902の頂点への重み付けを行うために軌跡1906を採用した場合に右側表示ページ1902がどのようにめくられるかを示す図である。図19Cは、右側の表示ページ1902の頂点への重み付けを行うために軌跡1908を採用した場合に右側表示ページ1902がどのようにめくられるかを示す図である。
図19Dは、全ての頂点に均等に重み付けが行われた場合に右側表示ページがどのようにめくられるかを示す図である。このとき、右側表示ページ1902は、関数
a=f(t)
(式中、aは回転角1916であり、tは経過時間である)に基づいてめくられる。経過時間は、コンピュータ画面の「毎秒フレーム数」(FPS)つまりコンピュータ画面上に画像が表示される速度に依存する。経過時間は、現在表示されているフレームとその前に表示されたフレームとの間の時間差である。例えば、コンピュータ画面に25FPSで画像が表示される時は、経過時間は0.04秒となる(1秒を25に分割)。
a=f(t)
(式中、aは回転角1916であり、tは経過時間である)に基づいてめくられる。経過時間は、コンピュータ画面の「毎秒フレーム数」(FPS)つまりコンピュータ画面上に画像が表示される速度に依存する。経過時間は、現在表示されているフレームとその前に表示されたフレームとの間の時間差である。例えば、コンピュータ画面に25FPSで画像が表示される時は、経過時間は0.04秒となる(1秒を25に分割)。
図19Eは、右側の表示ページ1902のめくり方を変更する別の方法を示す図である。この方法では、マウスポインタによって曲線状の軌跡1920が描かれ、右側表示ページ1902をめくる時の補間運動軌跡(interpolated motion flipping paths)1922が定められる。右側表示ページ1902がめくられる時は、右側表示ページ1902は、その端部が曲線状の軌跡1920を通るように幅1903の方向に湾曲する。1918は湾曲した右側表示ページ1902の側面を示す。
図20は、コンテンツ管理モジュール210(図2A)によって設けられるグラフィックユーザインタフェース2000を示す図である。図中、めくり形式の書籍である電子文書2002および折り畳み形式の書籍である電子文書2004が示されている。電子オーサリングツール200(図2A)により、ユーザは、マウスの「ドラッグアンドドロップ」操作だけで、めくり形式の電子文書2002のコンテンツを、折り畳み形式の電子文書2004に移すことができる。同様に、電子オーサリングツール200(図2A)により、ユーザは、マウスの「ドラッグアンドドロップ」操作だけで、めくり形式の電子文書2004のコンテンツを、折り畳み形式の電子文書2002に移すことができる。「ドラッグアンドドロップ」による移動は、電子オーサリングツール200(図2A)により、全てのページ構造およびページ情報を、ソースとなる電子文書2002または2004からコピー先の電子文書2004または2002にコピーすることによって行われる。
また、電子オーサリングツール200(図2A)は、作成した電子文書を保管しておくための視覚化された電子収納オブジェクトを作成する手段を提供する。図21および図22は、後述する2つの電子収納オブジェクトを示す図である。
図21に示すグラフィックユーザインタフェース2100に、電子ライブラリ2102として視覚化された電子収納オブジェクトを示す。電子ライブラリ2102は、作成した電子文書2106を格納する電子アーカイブとして機能する。電子文書2106の検索は、マウスポインタを用いて行うことができる。
図22に示すグラフィックユーザインタフェース2200に、電子テーブル2202として視覚化された電子収納オブジェクトを示す。電子テーブル2202は、作成した電子文書2204を置くための電子ホルダとして機能する。ここでは1つの電子文書2204しか表示していないが、複数の電子文書2204が電子テーブル2202に置かれていてもよい。電子文書2204の検索は、マウスポインタを用いて行うことができる。
当業者においては、上記開示を読解することにより、本発明の趣旨および範囲を逸脱しない限りにおいて本発明の各種変更および改変が可能であることを理解されたい。すべての変更および改変は、添付する請求項の範囲内において実施されるべきである。
Claims (12)
- 1つ以上の表示ページを備えた電子文書用テンプレートを選択するためのテンプレートモジュールと、
1つ以上のメディアファイルを、メディアファイル間の相互関係を選択して各表示ページに配置するためのコンテンツ管理モジュールと、
各表示ページの電子ページファイルを作成するための生成モジュールと、
前記各電子ページファイルを電子的に結合させて前記電子文書を作成するための結合モジュールとを備え、
前記生成モジュールにおいて、前記メディアファイルは選択された前記相互関係に基づいて各電子ページファイルに埋め込まれ、前記各電子ページファイルは、前記各電子ページファイルに埋め込まれた前記メディアファイルと、前記各電子ページファイル内のその他のメディアファイルとの相互関係と、前記電子文書のその他の電子ページファイル内のその他のメディアファイルとの相互関係を規定する相互関係データを含むことを特徴とする電子文書作成オーサリングツール。 - 請求項1のオーサリングツールにおいて、
前記相互関係は、前記メディアファイル間の動的および静的相互関係を含むことを特徴とする。 - 請求項2のオーサリングツールにおいて、
前記動的相互関係は、トリガーイベントに基づく相互関係を含み、1つのメディアファイルに関連して発生する1つ以上のアクションがトリガーイベントに基づいて呼び出されることを特徴とする。 - 請求項3のオーサリングツールにおいて、
前記トリガーイベントは、時間に基づくトリガーイベント、マウスクリックに基づくトリガーイベント、メディアファイルの検出またはメディアファイルの一部の検出に基づくトリガーイベントおよびキーストロークに基づくトリガーイベントからなる群の1つ以上を含むことを特徴とする。 - 請求項1〜4のいずれか1つのオーサリングツールにおいて、
前記メディアファイルは、テキストファイル、ピクチャファイル、ビデオファイル、3Dグラフィックファイル、サウンドファイルおよびマルチメディアファイルからなる群のうちの1つ以上を含むことを特徴とする。 - 1つ以上の表示ページを備えた電子文書用テンプレートを選択する工程と、
1つ以上のメディアファイルを、メディアファイル間の相互関係を選択して各表示ページに配置する工程と、
各表示ページの電子ページファイルを作成する工程と、
各電子ページファイルを電子的に結合させて前記電子文書を作成する工程とを備え、
前記各表示ページの電子ページファイルを作成する工程において、前記メディアファイルは選択された前記相互関係に基づいて各電子ページファイルに埋め込まれ、前記各電子ページファイルは、前記各電子ページファイルに埋め込まれた前記メディアファイルと、前記各電子ページファイル内のその他のメディアファイルとの相互関係と、前記電子文書のその他の電子ページファイル内のその他のメディアファイルとの相互関係を規定する相互関係データを含むことを特徴とする電子文書作成方法。 - 請求項6の方法において、
前記相互関係は、前記メディアファイル間の動的および静的相互関係を含むことを特徴とする。 - 請求項7の方法において、
前記動的相互関係は、トリガーイベントに基づく相互関係を含み、1つのメディアファイルに関連して発生する1つ以上のアクションがトリガーイベントに基づいて呼び出されることを特徴とする。 - 請求項8の方法において、
前記トリガーイベントは、時間に基づくトリガーイベント、マウスクリックに基づくトリガーイベント、メディアファイルの検出またはメディアファイルの一部の検出に基づくトリガーイベントおよびキーストロークに基づくトリガーイベントからなる群の1つ以上を含むことを特徴とする。 - 請求項6〜9のいずれか1つの方法において、
前記メディアファイルは、テキストファイル、ピクチャファイル、ビデオファイル、3Dグラフィックファイル、サウンドファイルおよびマルチメディアファイルからなる群のうちの1つ以上を含むことを特徴とする。 - 電子文書作成方法の実行をコンピュータに指示するためのコンピュータコード手段を記憶したデータ記憶媒体であって、前記方法は、
1つ以上の表示ページを備えた電子文書用テンプレートを選択する工程と、
1つ以上のメディアファイルを、メディアファイル間の相互関係を選択して各表示ページに配置する工程と、
各表示ページの電子ページファイルを作成する工程と、
各電子ページファイルを電子的に結合させて前記電子文書を作成する工程とを備え、
前記各表示ページの電子ページファイルを作成する工程において、前記メディアファイルは選択された前記相互関係に基づいて各電子ページファイルに埋め込まれ、前記各電子ページファイルは、前記各電子ページファイルに埋め込まれた前記メディアファイルと、前記各電子ページファイル内のその他のメディアファイルとの相互関係と、前記電子文書のその他の電子ページファイル内のその他のメディアファイルとの相互関係を規定する相互関係データを含むことを特徴とするデータ記憶媒体。 - 電子文書の表示をコンピュータに指示するためのコンピュータコード手段を記憶したデータ記憶媒体であって、前記電子文書は、
1つ以上の表示ページと、
各表示ページの電子ページファイルとを備え、
前記電子ページファイルにおいて、メディアファイルが選択された前記相互関係に基づいて各電子ページファイルに埋め込まれ、前記各電子ページファイルは、前記各電子ページファイルに埋め込まれた前記メディアファイルと、前記各電子ページファイル内のその他のメディアファイルとの相互関係と、前記電子文書のその他の電子ページファイル内のその他のメディアファイルとの相互関係を規定する相互関係データを含み、
前記各電子ページファイルが結合されることによって前記電子文書が作成されることを特徴とするデータ記憶媒体。
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