JP2008530870A - 通信システムでの改良された受信窓更新 - Google Patents

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Abstract

通信システムでの受信窓の見込み位置を追跡することにより、受信窓が適当な見込み位置から移動するのを防ぎ、それによって受信窓が誤った位置となる確率を低減することができる。例えば、受信窓は、受信ブロックのブロック番号を受信窓と比較するステップ、受信ブロックのブロック番号が受信窓外の場合、受信ブロックを破棄するステップ、受信ブロックのブロック番号が受信窓内の場合、受信ブロックを保持するステップ、および更新された受信窓を求めるステップであって、更新された受信窓は、順番に従って認められないブロック番号を有する受信ブロックを除外した、縮小されたサイズを有する、ステップによって更新することができる。

Description

背景
本発明は、通信システムおよび装置に関し、特に、受信窓が適当な見込み位置から移動するのを防ぎ、それによって位置が不正確になる確率を低減するように、受信窓の見込み位置を追跡するシステムおよび装置に関する。
デジタル通信システムは、GSM通信規格およびGSM/EDGEのようなその拡張版に準拠したセルラ無線電話システム等の時分割多重アクセス(TDMA)システム、ならびにIS−95、cdma2000、および広帯域CDMA(WCDMA)通信規格に準拠したセルラ無線電話システム等の符号分割多重アクセス(CDMA)システムを含む。デジタル通信システムは、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)規格に準拠したセルラ無線電話システム等のTDMAシステムとCDMAシステムとの「混合版」も含み、UMTSは、国際電気通信連合(ITU)のIMT−2000の枠組み内で欧州通信規格協会(ETSI)により開発中の第三世代(3G)モバイルシステムを規定する。第三世代移動体通信システム標準化団体(3GPP)がUMTS規格を公開している。本願は、説明を省くためにGSM/EDGEシステムを中心に取り上げているが、本願に述べられている原理が他のデジタル通信システムでも実施可能なことが理解されよう。
図1は、例えばGSMまたはGSM/EDGE通信システムとすることができる、移動体無線セルラ通信システム10を示す。無線ネットワークコントローラ(RNC)12、14が、例えば、無線アクセスベアラセットアップ、ダイバーシチハンドオーバ等を含む各種無線ネットワーク機能を制御する。より一般的には、各RNCは、適当な基地局(BS)を介して移動端末(MS)、遠隔端末、またはユーザ機器(UE)に/からの呼を指揮し、基地局および移動端末は、ダウンリンク(DL)(すなわち、基地局から移動端末へ、または順方向)チャネルおよびアップリンク(UL)(すなわち、移動端末から基地局へ、または逆方向)チャネルを通して互いに通信する。RNC12はBS16、18、20に結合されているように示され、RNC14はBS22、24、26に結合されているように示されている。各BSは、3G用語ではノードBであり、1つまたは複数のセルに分割できる地理的エリアにサービスを提供する。BS26は5つのアンテナセクタS1〜S5を有するものとして示されており、これは5つのアンテナセクタがBS26のセルを構成していると言える。BSは、通常、専用電話回線、光ファイバリンク、マイクロ波リンク等によって対応するRNCに結合される。RNC12、14は両方とも、移動通信制御局(MSC:mobile switching center)(図示せず)および/またはパケット無線サービスノード(図示せず)のような1つまたは複数のコアネットワークノードを通して公衆交換電話網(PSTN)、インターネット等の外部ネットワークに接続される。図1では、MS28、30が複数の基地局と通信している状態で示されている:MS28はBS16、18、20と通信し、MS30はBS20、22と通信する。RNC12とRNC14との間の制御リンクにより、BS20、22を介してのMS30への/からのダイバーシチ通信が可能になる。
GSMおよびGSM/EDGE通信システム向けのマルチメディアブロードキャストおよびマルチキャストサービス(MBMS)が、3GPPにより標準化されている。MBMSについては、特に、3GPP Technical Specification TS 43.246 ver.6.2.0 Technical Specification Group GSM/EDGE Radio Access Network;Multimedia Broadcast Multicast Service(MBMS)、GERAN、Stage 2(Release 6)(2005年1月)に述べられている。
MBMSは、移動端末(UE)への高速高品質ブロードキャスト伝送またはマルチキャスト伝送を提供する。MBMSの重要な特徴は、無線でのポイントツーマルチポイント(p−t−m)伝送を可能にすること、すなわち多くの端末が同じ伝送をリッスンできるようにすることによって、無線資源を効率的に利用することである。これにより、第3の無線リンク制御(RLC)モードである非継続モード(non-persistent mode)の(その他の2つのRLCモードである非確認応答モードおよび確認応答モードに加えての)導入が促される。これら3つのRLCモードについては、特に、3GPP TS 44.060 General Packet Radio Service (GPRS);Mobile Station(MS)−Base Station System(BSS) interface;Radio Link Control/Medium Access Control(RLC/MAC)protocol(Release 6)V6.10.0の第9章に述べられている。
非継続伝送モードは、GSM/EDGEパケットデータ(GPRSおよび拡張GPRS(EGPRS))の確認応答および非確認応答DL伝送モードに類似する。確認応答モードでは、ネットワークは、随時、どの無線リンク制御(RLC)ブロックがこれまで正しく受信され、どれが正しく受信されていなかったかを示す確認応答/否定確認応答(ACK/NACK)フィードバックメッセージを送信するように端末に要求することができ、端末がすべてのブロックを首尾良く受信したことが報告されるまで、すべてのブロックは再送信されなければならない。非確認応答モードでは、ACK/NACKフィードバックは可能でなく、各RLCブロックにつきただ1回の伝送試行が許され、初回試行後にブロックが正しく受信されない場合、端末はそのブロックを失ったとみなす。
非継続モードでは、RLCブロックは、GSM/EDGE非確認応答モードのように失われる可能性があるが、各RLCブロックにつき複数の伝送が可能であり、ネットワークは、所望であれば、GEM/EDGE確認応答モードのようにACK/NACKフィードバックを求めて端末をポーリングすることができる。端末をポーリングするか否かの自由、さらにはポーリングなしで再送信する自由により、非継続モードはMBMSのp−t−m伝送に対して非常に有用なものとなる。そうは言うものの、非継続モードに問題がないわけではない。
図1に示すような通信システムで伝送されるデータは、無線伝送に向けてRLCブロックに分割される。各RLCブロックは、特に、ブロックシーケンス番号(BSN)を含むヘッダを有する。各RLCブロック内のBSNは11ビットを使用して符号化される。すなわち、2048個の異なるBSN値を符号化することができる。多くの種類のデータ、特にMBMSデータは、2048個を超えるRLCブロックを必要とする。範囲0〜2047外のブロック番号を処理するために、ブロック番号Nは、モジュロ2048で従来通り符号化される(encoded as before modulo-2048)。ブロック番号Nをブロックシーケンス番号BSNから明白に導出できるようにするために、3つのRLC伝送モードに対して異なるルールが規格化される。
各RLCブロックヘッダは巡回冗長検査(CRC)値も含み、CRC値は、GPRSシステムおよびEGPRSシステムの両方において短く、わずか8ビットである。8ビットCRC値とは、ビットエラーが復号化されたブロックに一様に分布すると仮定して、ヘッダエラーが検出されない確率が1/256であることを意味する。検出されないヘッダエラーを有するRLCブロックは、誤ったBSNを有する可能性が高く、これは、非継続RLCモードならびに非確認応答RLCモードにおいてN0を誤って増大させる(かつその増大の度合いも大きいことが多い)恐れがある。N0とは、単に、すでに受信された最大ブロック番号Nよりも1つだけ大きく、ブロックシーケンス番号からブロック番号を導出するための「受信窓」の位置およびサイズを判断する際に使用される数である。N0の誤った増大は、多くの後続する(正しく受信される)ブロックのブロック番号の誤った解釈に繋がる可能性がある。
概要
本願は、GPRSおよびEGPRS受信窓の見込み位置(potential positions)を追跡し、受信窓が見込み位置から移動しないようにし、それによって受信窓の位置が不正確になる確率を低減し、従来の非確認応答RLCモードおよび非継続RLCモードでの問題を解決することができることを認める。
本発明の一態様では、無線リンク制御ブロックが非確認応答伝送モードおよび非継続伝送モードのうちの少なくとも一方に従って送信される通信システムの受信器において受信窓を更新する方法であって、各ブロックが各ブロック番号およびブロック番号を求められるようにする符号化されたヘッダ(an encoded header that enables the block number to be determined)を有し、受信器に送信されるブロックのブロック番号が受信器に既知の順番(sequence)を有する方法が提供される。この方法は、受信ブロックのブロック番号を受信窓と比較するステップと、受信ブロックのブロック番号が受信窓外の場合、受信ブロックを破棄するステップと、受信ブロックのブロック番号が受信窓内の場合、受信ブロックを保持するステップと、更新された受信窓を求めるステップであって、更新された受信窓は、順番に従って認められないブロック番号を有する受信ブロックを除外した、縮小されたサイズを有するステップと、を含む。
本発明の別の態様では、無線リンク制御ブロックが非確認応答伝送モードおよび非継続伝送モードのうちの少なくとも一方に従って送信される通信システムの受信器において受信窓を更新するコンピュータプログラムを含むコンピュータ可読媒体であって、各ブロックが各ブロック番号およびブロック番号を求められるようにする符号化されたヘッダを有し、受信器に送信されるブロックのブロック番号が受信器に既知の順番を有する、コンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータプログラムは、プロセッサに、受信ブロックのブロック番号を受信窓と比較するステップと、受信ブロックのブロック番号が受信窓外の場合、受信ブロックを破棄するステップと、受信ブロックのブロック番号が受信窓内の場合、受信ブロックを保持するステップと、更新された受信窓を求めるステップであって、更新された受信窓は、順番に従って認められないブロック番号を有する受信ブロックを除外した、縮小されたサイズを有する、ステップと、を実行させる。
本発明のさらに別の態様では、無線リンク制御ブロックが非確認応答伝送モードおよび非継続伝送モードのうちの少なくとも一方に従って送信される通信システムの受信器であって、各ブロックが各ブロック番号およびブロック番号を求められるようにする符号化されたヘッダを有し、受信器に送信されるブロックのブロック番号が受信器に既知の順番を有する、受信器が提供される。受信器は、受信信号のサンプルを生成するように構成されるフロントエンドと、サンプルを処理するように構成されるプロセッサと、を含む。プロセッサは、受信ブロックのブロック番号を受信窓と比較するステップ、受信ブロックのブロック番号が受信窓外の場合、受信ブロックを破棄するステップ、受信ブロックのブロック番号が受信窓内の場合、受信ブロックを保持するステップ、および更新された受信窓を求めるステップであって、更新された受信窓は、順番に従って認められないブロック番号を有する受信ブロックを除外した、縮小されたサイズを有する、ステップにより、ブロックの受信窓を更新する。
本出願人による発明のいくつかの目的、特徴、および利点が、この説明を図面と併せて読むことにより理解されよう。
詳細な説明
上述したように、3つのRLC伝送モードの異なるルールが、ブロックシーケンス番号BSNからブロック番号Nを明白に導出できるようにするために規則化される。受信器に送信されるブロックのブロック番号は、受信器に既知の順番であることが理解されよう。
非確認応答モードの場合、BSNは常に、N0〜N0+2047の範囲を有する値として解釈され、ここで、N0はすでに受信された最大ブロック番号よりも1つ大きい数である。この範囲は通常、「受信窓」と呼ばれる。
確認応答モードの場合、BSNは常に、異なる受信窓、すなわち範囲N0〜N0+WS−1内の値として解釈され、ここで、N0はまだ確認応答がない最小ブロック番号Nであり、WSは設定可能窓サイズパラメータである。EGPRSシステムでは、WSは、ネットワークにより範囲64〜1024内の値に設定することができる。GPRSシステムでは、WSは常に64に設定される。
非継続モードの場合、BSNは常に、範囲N0−WS〜N0+2047−WS内の値として解釈され、ここで、N0は(1)WSにまだ確認応答のない最小ブロック番号Nを足した数および(2)すでに受信された最大ブロック番号よりも1つ大きい数、のうちの大きい方である。新しい最大ブロック番号が受信されるか、または古いブロックが確認応答されることから、受信窓をこうして進めることができる。
N0−WS〜N0−1の範囲内のブロック番号を有するブロックの再送信が可能である。この範囲外のBSNを有するブロックは破棄されるべきである。N0−WS未満のブロック番号Nを有する確認応答のないブロックは失われている。
非確認応答モードおよび非継続モードでは、N0モジュロ2048は、3GPP TS44.060 V6.10.0の第9章に述べられている受信状態変数V(R)に等しい。確認応答モードでは、N0モジュロ2048は、3GPP TS 44.060 V6.10.0の第9章に述べられている受信窓状態変数V(Q)に等しい。
上述したように、検出されなかったヘッダエラー、ひいては正しくないBSNを有するRLCブロックは、非確認応答RLCモードおよび非継続RLCモードにおいてN0を誤って増大させる恐れがあり、これは、多くの後続する(正しく受信される)ブロックのブロック番号の誤った解釈に繋がる可能性がある。この問題は確認応答モードでは存在しないことに留意することができる。
図2Aは、非確認応答RLCモードのこの問題を示す表である。3GPP TS44.060 V6.10.0の第9章に述べられているように、RLCブロックは、再送信なしで送信され、送信ブロックのブロック番号は連続した順番である。最初に受信するRLCブロックがブロック番号N=10000を有し、そのヘッダが、例えばCRCに基づいて正しく復号化されたと判断されたと仮定する。その場合、非確認応答モードのルールに従って、N0=10000であり(すなわち、すでに受信された最大ブロック番号よりも1つ大きい数)、受信窓は10000〜12047である。2番目に受信するRLCブロックはブロック番号N=10001(右端の列に示される)を有するが、そのヘッダは、例えば、ブロック番号N=10781(右から2番目の列に示される)であるように、誤って復号化され、エラーは検出されない。それでも、ルールに従ってN0=10001であり、受信窓は10001〜12048である。
3番目に受信するRLCブロックはブロック番号N=10003(右端の列に示される)を有し、ヘッダが正しく復号化されたと判断されるが、2番目のブロックのヘッダの誤った復号化により、N0=10782のように、N0が誤って増大されて、受信窓が10782〜12829に誤って位置している。このため、3番目のブロックのBSNは、誤った受信窓10782〜10782+2047中のどこかの番号として誤って解釈されることになる。例えば、図2Aに示すように、3番目のブロックの番号は10002+2048、すなわち12050と解釈される。
これはさらに、図2Aに示すように、4番目のブロックのN0を12051に誤って増大させ、4番目の正しく復号化されたと判断されるブロックヘッダのBSNは、範囲12051〜14098内のどこかの番号として誤って解釈されることになる。例えば、図2Aに示すように、4番目のブロックの番号は12051と解釈され、エラーは引き続き伝搬する。5番目のブロックはブロック番号N=10004を有するが、ブロック番号12052を有するものとして誤って解釈され、エラーは引き続き、その後の受信ブロックを通して伝搬していく。
したがって、単一エラーイベント後、場合によっては長く続くその後のブロック番号が誤って解釈される。これは、通信システムでのパケットデータ物理チャネルでの上位パケットデータユニット(PDU)の単方向転送をサポートするために2つの無線資源(RR)エンティティにより使用される物理接続であるテンポラリブロックフロー(TBF:temporary block flow)の全面的なシャットダウンを引き起こし得る。この接続が失われない場合であっても、検出されない単一のヘッダエラーにより、送信に長時間の中断があり得る。
同じ問題が非継続RLCモードでも発生し得るが、この危険性は、BSN範囲0〜2047の部分(WSパラメータの設定に応じて、最大でその半分)が、無効BSNとして解釈され、ブロックの即時破棄に繋がるため、わずかに低い。図2Bは、WS=512を有するが、その他は非確認応答モードの場合の例1(図2A)と同じ条件である非継続モードの場合の例を示す。図2Aと図2Bを比較すると、非確認応答RLCモードと非継続RLCモードのルールが異なることにより、受信窓のみが異なることが分かる。
以下により詳細に述べるように、すでに受信されたブロックに基づく許容される受信窓位置の追跡および受信窓の許容位置から移動の阻止により、受信窓が誤った位置となる確率が低減され、従来の非確認応答RLCモードおよび非継続RLCモードでの上記問題が解決される。以下の例は、GPRS通信システムおよびEGPRS通信システムの場合であるが、本発明はGPRSプロトコルおよびEGPRSプロトコルに従った通信システムに限定されないことが理解されよう。
許容される受信窓位置を追跡するに当たり、受信窓の許容される最大の新しい位置、すなわち、受信窓の許容上限を追跡するだけで十分であり、これは、MaxN0と呼ばれるパラメータである。次に、N0の更新を、非確認応答RLCモードおよび非継続RLCモードにおいて現実的な値、例えば、許容される最大の新しい受信窓位置中の最大値以下の値に制限することができる。
したがって、非確認応答RLCモードでは、RLCブロックは、Nが範囲N0〜MaxN0にある場合のみ破棄されず、これは、前のブロック番号に基づくサイズ、すなわち下限N0および上限MaxN0によって決まるサイズへの受信窓サイズの縮小と見ることができる。ネットワークが、適用される規格に明記されるように、すべてのブロック番号を使用して受信器に昇順に順番に送信する場合、パラメータMaxN0は受信窓の上限であるとともに、N0が取り得る最大の値である。これは、3GPP TS 44.060 V6.10.0ならびに他の通信規格の場合である。
非確認応答モードでの本発明の動作を図3Aに示す。図3Aは、図2Aに関連して上述した例と同じ条件での表である。図3Aには、示されるブロックのMaxN0値を示す列が含まれる。図2Aと図3Aとを比較して、図3Aでは、ブロックN=10001のみが失われることが分かる。
図3Aでは、ヘッダが正しく復号化されたと判断される限り、上限MaxN0は下限N0に等しく、CRCを通して、またはブロック番号Nが受信窓外にある場合に検出されるヘッダ復号化エラーの場合には、各受信ブロックにつき所定量(例では+1)だけ増分されることが分かる。示される例では、上限パラメータMaxN0の増分は+1であるが、MaxN0の増分は、特定の通信システムに従って他の量であってもよい。さらに、受信窓のサイズは、エラーが検出されない場合を除き、上限MaxN0に従って効率的に縮小される。
ヘッダ復号化が誤りであり、CRCを使用して検出されない場合、不正確なブロック番号(図3Aの例では10781)は、サイズ縮小受信窓との比較によって容易に検出されるため、誤って復号化されたヘッダを有するブロックは破棄されるか、または同様の意味合いで無視される。RLCブロックを追跡するために、受信窓の位置は、上限MaxN0を増分することによってさらに更新される。ヘッダが正しく復号化されたと判断されるとすぐに、MaxN0はN0の値に設定される。
こうして、CRCから検出不可能な復号化エラーをこのようにして検出することができ、パラメータMaxN0を、CRCの補完として、例えば所与のサイズのCRCからより低いエラー確率を得る方法として、見ることができることが理解されよう。
非継続モードでの本発明の動作を図3Bに示す。図3Bは、図2Bに関連して上述した例と同じ条件での表である。図3Bには、示されるブロックのMaxN0値を示す列および後述するような更新N0値を示す列が含まれる。図2Bと図3Bとを比較して、図3Bでは、ブロックN=10001のみが失われることが分かる。図3Bでは、ヘッダが検出されないエラーにより10781と誤って復号化されたブロックの直後に受信されたブロックであるN=10002を有するブロック以外のすべてのブロックで、MaxN0の値はN0の値と同じである。
非継続モードでの動作は、非確認応答モードでの動作と同様である。非継続モードでは、RLCブロックは連続した順番で送信され、場合によっては、例えば、3GPP TS 44.060 V6.10.0に従って再送信される。新しい各受信窓は下限N0−WS〜上限MaxN0であり、MaxN0はN0に許容される最大値として定義され、図3Bでは、図2Bと同様にWS=512である。非確認応答モードと同様に、ヘッダが正しく復号化されたと判断される限り、MaxN0はN0に等しく、CRCを通して、またはブロック番号Nが受信窓外にある場合に検出されるヘッダ復号化エラーの場合には、増分される(図3Bの例では+1)。
非継続モードでの動作は、正しいヘッダが復号化された場合にすぐにMaxN0がN0の値に設定されないという点で、非確認応答モードでの動作と異なる。これは、N0値、MaxN0値、および更新N0値の列を比較することによって分かる。その代わりに、N0は変更されないまま、すなわち増分されないまま残される。これは、対応する受信ブロックが再送信されて、正しく復号化される可能性があるためである。しかし、N0がMaxN0よりも大きくなった場合、MaxN0はすぐにN0に等しく更新される。このようにして、ヘッダが誤って復号化されたブロックであるブロックN=10001のみが、失われる。
本発明は、送信の中断を潜在的に引き起こす可能性のある受信窓位置が誤って更新される確率を低減する。この他に、受信窓位置の誤った更新は、非継続モードで増加的冗長性(IR:incremental redundancy)を使用する場合に性能を低下させる。受信窓の誤った更新は、IRメモリの使用可能データを消去するおそれがあり、かつ/または誤ったデータが記憶されることになる恐れがある。IR性能のこの低下の程度は、本発明を使用する場合に低減される。
これらの動作は、図1に示すような通信システムの移動端末またはUE内の適宜プログラムされたプロセッサ、特定用途向け集積回路、または他の論理回路によって実施することができる。
図4は、アンテナ402を通して無線信号を受信し、フロントエンド受信器(Fe RX)404で受信信号をダウンコンバートしてサンプリングするような、受信器400のブロック図である。出力されたサンプルは、Fe RX404からチャネル推定器および等化器406に供給され、チャネル推定器および等化器406は、無線チャネルのインパルス応答を推定し、例えば、受信信号の受信エコーを適宜処理することにより、可変チャネルを通しての信号伝搬の影響を補償する。推定器/等化器406の出力は、シンボルデコーダ408に提供され、シンボルデコーダ408は、情報、例えばデジタルデータを生成し、これはさらに、特定の通信システムに向けて適宜処理される。等化、チャネル推定、およびシンボル復号化の方法および装置は、当分野において周知である。デコーダ408は、有利には、上記動作および図5および図6に示される方法のうちのいずれか一方または両方を実施する、プログラムされたプロセッサである。
図5は、本発明の態様による非確認応答モードで受信窓を更新する方法のフローチャートである。方法は、RLCブロックを取得し(ステップ502)、ブロックヘッダを復号化する(ステップ504)ことで始まる。ブロックのCRCにより、正しく復号化されたことが示される場合(ステップ506でのYes)、ブロック番号Nが受信窓内にあるか否か、すなわち下限または上限に等しいか、または上限と下限との間にあるか否かが判断される(ステップ508)。ブロック番号が受信窓内にある場合、ブロック番号の既知の順番に従って許容されない(誤って)復号化されたブロック番号を有する受信ブロックを除外した、サイズ縮小受信窓が求められる(ステップ510)。
図5の破線で示唆するように、サイズ縮小窓を求めるステップは、窓の下限パラメータN0を増分すること(ステップ512)、および窓の上限パラメータMaxN0をN0に等しく設定すること(ステップ514)を含み、フローは次のブロックのためにステップ502に戻る。ブロックのCRCにより、修正された復号化エラーが示される場合(ステップ506でのNo)、MaxN0は増分され(ステップ516)、フローは次のブロックのためにステップ502に戻る。ブロック番号Nが受信窓外にある場合(ステップ508でのNo)、ブロックは破棄されるか、または同様の意味合いで無視され(ステップ518)、MaxN0は増分され(ステップ516)、フローは次のブロックのためにステップ502に戻る。
図6は、本発明の別の態様による非継続モードでの受信窓のサイズを更新する方法のフローチャートである。方法は、RLCブロックを取得し(ステップ602)、ブロックヘッダを復号化する(ステップ604)ことで始まる。ブロックのCRCにより、正しく復号化されたことが示される場合(ステップ606でのYes)、ブロック番号Nが受信窓内にあるか否かが判断される(ステップ608)。ブロック番号が受信窓内にある場合(ステップ608でのYes)、ブロック番号の既知の順番に従って許容されない(誤って)復号化されたブロック番号を有する受信ブロックを除外した、サイズ縮小受信窓が求められる(ステップ610)。
図6の破線で示唆するように、サイズ縮小窓を求めるステップは、N0がMaxN0よりも大きいか否かを判断すること(ステップ612)を含むことができる。N0がMaxN0よりも大きい場合(ステップ612でのYes)、窓の上限MaxN0はN0に等しく設定され(ステップ614)、フローは次のブロックのためにステップ602に戻る。ブロックのCRCにより、修正された復号化エラーが示される場合(ステップ606でのNo)、MaxN0は増分され(ステップ616)、フローは次のブロックのためにステップ602に戻る。ブロック番号Nが受信窓外にある場合(ステップ608でのNo)、ブロックは破棄されるか、または同様の意味合いで無視され(ステップ618)、MaxN0は増分され(ステップ616)、フローは次のブロックのためにステップ602に戻る。N0がMaxN0以下である場合(ステップ612でのNo)、フローは次のブロックのためにステップ602に戻る。
上記手順は、例えば、送信器と受信器との間の通信チャネルの時変性(the time-varying nature)に応答して、必要に応じて繰り返して実行されることが理解されよう。理解を促すために、本発明の多くの態様について、例えば、プログラマブルコンピュータシステムの要素によって実行可能な一連の動作に関して説明した。専用回路(例えば、特殊機能を実行するように相互接続された離散論理ゲートまたは特定用途向け集積回路)、1つまたは複数のプロセッサにより実行されるプログラム命令、またはこれら両方の組み合わせにより、各種動作を実行できることが認められよう。本発明の実施形態を実施する無線受信器は、例えば、携帯電話、ページャ、ハンドセット、ラップトップコンピュータ、および他の移動端末等に含めることができる。
その上、本発明は、さらに、命令実行システム、装置、または機器(コンピュータベースのシステム、プロセッサ内蔵システム、または命令を媒体からフェッチして実行できる他のシステムなど)により使用される、またはこれらと関連して使用される適当な命令セットを記憶した任意の形態のコンピュータ可読記憶媒体内に全体的に具現されるものとみなすことができる。ここで使用する「コンピュータ可読媒体」は、命令実行システム、装置、または機器により使用される、またはこれらと関連して使用されるプログラムの収容、記憶、通信、伝搬、または移送を行うことができる任意の手段であることができる。コンピュータ可読媒体は、例えば、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、または半導体システム、装置、機器、または伝搬媒体であることができるが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体のより具体的な例(非排他的なリスト)としては、1つまたは複数のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、および光ファイバが挙げられる。
したがって、本発明は多くの異なる形態で具現することが可能であり、これらのすべてを上述したわけではなく、このような形態はすべて本発明の範囲内にあると考えられる。本発明の各種態様のそれぞれについて、このような任意の形態を、上記動作を実行するように「構成されるロジック」、または代替として、上記動作を実行する「ロジック」と呼ぶことができる。
「備える」および「備えている」なる用語は、本願において使用される場合、述べられている特徴、インテジャー(integers)、ステップ、構成要素の存在を特定し、1つまたは複数の他の特徴、インテジャー、ステップ、構成要素、またはその群の存在または追加を除外しない。
上述した特定の実施形態は単なる例示にすぎず、決して限定としてみなされるべきではない。本発明の範囲は冒頭の特許請求の範囲によって決められ、特許請求の範囲内に入るすべての変形形態および均等物は、特許請求の範囲に包含されるものである。
通信システムを示す。 検出されないRLCブロックヘッダエラーによる問題を示す表である。 検出されないRLCブロックヘッダエラーによる問題を示す表である。 本発明の動作を示す表である。 本発明の動作を示す表である。 通信システムでの受信器のブロック図である。 本発明の態様による方法のフローチャートである。 本発明の態様による方法のフローチャートである。

Claims (21)

  1. 無線リンク制御ブロックが非確認応答伝送モードおよび非継続伝送モードのうちの少なくとも一方に従って伝送される通信システムの受信器において受信窓を更新する方法であって、各ブロックは各ブロック番号および該ブロック番号を求められるようにする符号化されたヘッダを有し、前記受信器に送信されるブロックの前記ブロック番号が前記受信器に既知の順番を有し、該方法は、
    受信ブロックの前記ブロック番号を受信窓と比較するステップと、
    前記受信ブロックの前記ブロック番号が前記受信窓外の場合、前記受信ブロックを破棄するステップと、
    前記受信ブロックの前記ブロック番号が前記受信窓内の場合、前記受信ブロックを保持するステップと、
    更新された受信窓を求めるステップであって、前記更新された受信窓は、前記順番に従って認められない前記ブロック番号を有する前記受信ブロックを除外した、縮小されたサイズを有するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記求めるステップは、前記ブロックのヘッダが正しく復号化されたと判断されるか否か、および前記ブロック番号が前記受信窓内にあるか否かに基づいて、前記受信ブロックのMaxN0パラメータを求めることを含み、前記受信窓のサイズは、前記MaxN0パラメータに基づいて縮小される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ブロックのヘッダが正しく復号化されたと判断され、かつ前記ブロック番号が前記受信窓内にある場合、前記MaxN0パラメータは、前の受信ブロックの前記ブロック番号に基づくN0パラメータに等しく設定され、前記ブロックのヘッダが誤って復号化されたと判断された場合、または前記ブロック番号が前記受信窓外にある場合、前記MaxN0パラメータは、前記順番に従って所定量だけ前記MaxN0パラメータを増分することによって求められる、請求項2に記載の方法。
  4. 前記MaxN0パラメータは1だけ増分される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ブロックのヘッダが正しく復号化されたと判断され、かつ前記ブロック番号が前記受信窓内にある場合、前の受信ブロックの前記ブロック番号に基づく前記N0パラメータが前記MaxN0パラメータよりも大きいか否かが判断され、前記N0パラメータが前記MaxN0パラメータよりも大きい場合、前記MaxN0パラメータはN0パラメータに等しく設定され、前記ブロックのヘッダが誤って復号化されたと判断された場合、または前記ブロック番号が前記受信窓外にある場合、前記MaxN0パラメータは、前記順番に従って所定量だけ前記MaxN0パラメータを増分することによって求められる、請求項2に記載の方法。
  6. 前記MaxN0パラメータは1だけ増分される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記ブロックのヘッダが正しく復号化されたと判断されるか否かは、前記ブロック中の巡回冗長情報に基づく、請求項2に記載の方法。
  8. 無線リンク制御ブロックが非確認応答伝送モードおよび非継続伝送モードのうちの少なくとも一方に従って伝送される通信システムの受信器において受信窓を更新するコンピュータプログラムを含むコンピュータ可読媒体であって、各ブロックは各ブロック番号および該ブロック番号を求められるようにする符号化されたヘッダを有し、前記受信器に送信されるブロックの前記ブロック番号が前記受信器に既知の順番を有し、前記コンピュータプログラムは、
    受信ブロックの前記ブロック番号を受信窓と比較するステップと、
    前記受信ブロックの前記ブロック番号が前記受信窓外の場合、前記受信ブロックを破棄するステップと、
    前記受信ブロックの前記ブロック番号が前記受信窓内の場合、前記受信ブロックを保持するステップと、
    更新された受信窓を求めるステップであって、前記更新された受信窓は、前記順番に従って認められない前記ブロック番号を有する前記受信ブロックを除外した、縮小されたサイズを有するステップと、
    を実行する、コンピュータ可読媒体。
  9. 前記コンピュータプログラムは、前記ブロックのヘッダが正しく復号化されたと判断されるか否か、および前記ブロック番号が前記受信窓内にあるか否かに基づいて前記受信ブロックのMaxN0パラメータを求めることによって前記求めるステップを実行し、前記受信窓のサイズは、前記MaxN0パラメータに基づいて縮小される、請求項8に記載のコンピュータ可読媒体。
  10. 前記ブロックのヘッダが正しく復号化されたと判断され、かつ前記ブロック番号が前記受信窓内にある場合、前記MaxN0パラメータは、前の受信ブロックの前記ブロック番号に基づくN0パラメータに等しく設定され、前記ブロックのヘッダが誤って復号化されたと判断された場合、または前記ブロック番号が前記受信窓外にある場合、前記MaxN0パラメータは、前記順番に従って所定量だけ前記MaxN0パラメータを増分することによって求められる、請求項9に記載のコンピュータ可読媒体。
  11. 前記MaxN0パラメータは1だけ増分される、請求項10に記載のコンピュータ可読媒体。
  12. 前記ブロックのヘッダが正しく復号化されたと判断され、かつ前記ブロック番号が前記受信窓内にある場合、前の受信ブロックの前記ブロック番号に基づく前記N0パラメータが前記MaxN0パラメータよりも大きいか否かが判断され、前記N0パラメータが前記MaxN0パラメータよりも大きい場合、前記MaxN0パラメータはN0パラメータに等しく設定され、前記ブロックのヘッダが誤って復号化されたと判断された場合、または前記ブロック番号が前記受信窓外にある場合、前記MaxN0パラメータは、前記順番に従って所定量だけ前記MaxN0パラメータを増分することによって求められる、請求項9に記載のコンピュータ可読媒体。
  13. 前記MaxN0パラメータは1だけ増分される、請求項12に記載のコンピュータ可読媒体。
  14. 前記ブロックのヘッダが正しく復号化されたと判断されるか否かは、前記ブロック中の巡回冗長情報に基づく、請求項9に記載のコンピュータ可読媒体。
  15. 無線リンク制御ブロックが非確認応答伝送モードおよび非継続伝送モードのうちの少なくとも一方に従って伝送される通信システムの受信器であって、各ブロックは各ブロック番号および該ブロック番号を求められるようにする符号化されたヘッダを有し、該受信器に送信されるブロックの前記ブロック番号が該受信器に既知の順番を有し、該受信器は、
    受信信号のサンプルを生成するように構成されるフロントエンドと、
    前記サンプルを処理するように構成されるプロセッサと、
    を備え、
    該プロセッサは、
    受信ブロックの前記ブロック番号を受信窓と比較するステップ、
    前記受信ブロックの前記ブロック番号が前記受信窓外の場合、前記受信ブロックを破棄するステップ、
    前記受信ブロックの前記ブロック番号が前記受信窓内の場合、前記受信ブロックを保持するステップ、および
    更新された受信窓を求めるステップであって、前記更新された受信窓は、前記順番に従って認められない前記ブロック番号を有する前記受信ブロックを除外した、縮小されたサイズを有するステップ
    により前記ブロックの受信窓を更新する、受信器。
  16. 前記求めるステップは、前記ブロックのヘッダが正しく復号化されたと判断されるか否か、および前記ブロック番号が前記受信窓内にあるか否かに基づいて、前記受信ブロックのMaxN0パラメータを求めることを含み、前記受信窓のサイズは、前記MaxN0パラメータに基づいて縮小される、請求項15に記載の受信器。
  17. 前記ブロックのヘッダが正しく復号化されたと判断され、かつ前記ブロック番号が前記受信窓内にある場合、前記MaxN0パラメータは前の受信ブロックの前記ブロック番号に基づくN0パラメータに等しく設定され、前記ブロックのヘッダが誤って復号化されたと判断された場合、または前記ブロック番号が前記受信窓外にある場合、前記MaxN0パラメータは、前記順番に従って所定量だけ前記MaxN0パラメータを増分することによって求められる、請求項16に記載の受信器。
  18. 前記MaxN0パラメータは1だけ増分される、請求項17に記載の受信器。
  19. 前記ブロックのヘッダが正しく復号化されたと判断され、かつ前記ブロック番号が前記受信窓内にある場合、前の受信ブロックの前記ブロック番号に基づく前記N0パラメータが前記MaxN0パラメータよりも大きいか否かが判断され、前記N0パラメータが前記MaxN0パラメータよりも大きい場合、前記MaxN0パラメータはN0パラメータに等しく設定され、前記ブロックのヘッダが誤って復号化されたと判断された場合、または前記ブロック番号が前記受信窓外にある場合、前記MaxN0パラメータは、前記順番に従って所定量だけ前記MaxN0パラメータを増分することによって求められる、請求項16に記載の受信器。
  20. 前記MaxN0パラメータは1だけ増分される、請求項19に記載の受信器。
  21. 前記ブロックのヘッダが正しく復号化されたと判断されるか否かは、前記ブロック中の巡回冗長情報に基づく、請求項16に記載の受信器。
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